JP7234962B2 - 転舵装置およびそれが設けられたステアリングシステム - Google Patents

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Description

本発明は、車両に搭載されてその車両の1つの車輪を転舵する転舵装置、および、その転舵装置を複数備えたステアリングシステムに関する。
最近では、例えば、下記特許文献に記載されたような転舵装置、つまり、電動モータが発生させる力によって、1つの車輪を独立して転舵させる転舵装置(以下、「単輪独立転舵装置」という場合がある)が検討されている。
特開2013-103665号公報
単輪独立転舵装置では、転舵位置を検出するためのセンサを設ける必要がないことを理由に、車輪の転舵位置と電動モータの動作位置とが整合していることを条件に、電動モータの動作位置に基づいて、その動作位置に応じた車輪の転舵を実現するようにすることが可能である。しかしながら、何等かの原因で、電動モータの動作位置と車輪の転舵位置との間にズレが生じることがあり得る。このようなズレを解消するための処理を実行可能とすれば、単輪独立転舵装置の実用性は向上する。本発明は、そのような実情に鑑みてなされたものであり、実用性の高い単輪独立転舵装置を提供すること、および、その単輪独立転舵装置を複数備えた実用性の高いステアリングシステムを提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明の転舵装置は、
それぞれが転舵可能な複数の車輪を備える車両に配備されて、それら複数の車輪のうちの1つを独立して転舵する転舵装置であって、
駆動源としての電動モータと、その電動モータの動作を車輪の転舵動作に変換する動作変換機構と、その電動モータへの供給電流を制御することでその電動モータの動作位置に応じた車輪の転舵を実現させるコントローラとを備え、
前記コントローラが、
前記電動モータの動作位置が直進状態位置に維持されているときの前記電動モータへの供給電流に基づいて検出された前記電動モータの動作位置と車輪の転舵位置とのズレを解消すべく、前記直進状態位置の設定を変更する基準変更処理を実行するように構成される。
また、本発明のステアリングシステムは、
前記本発明の転舵装置が、車両が備える3以上の車輪の各々に対して設けられたステアリングシステムであって、
前記3以上の車輪のうちの1つに対して設けられた転舵装置において前記電動モータへの供給電流が設定電流以上であり、かつ、前記3以上の車輪のうちの残りの各々に対して設けられた転舵装置において前記電動モータへの供給電流が設定電流未満である場合に、前記3以上の車輪のうちの前記1つに対して設けられた転舵装置において、前記電動モータの動作位置と車輪の転舵位置との間にズレが生じていると認定し、
前記3以上の車輪のうちの前記1つに対して設けられた転舵装置において、前記ズレを解消すべく、前記直進状態位置の設定を変更する基準変更処理を実行するように構成される。
本発明の転舵装置によれば、上記基準変更処理を実行可能とされていることで、車輪の転舵位置と電動モータの動作位置とのズレを、容易に解消することができる。また、本発明のステアリングシステムによれば、1の転舵装置の電動モータへの供給電流を、他の転舵装置の電動モータへの供給電流と比較することで、当該1の転舵装置において電動モータの動作位置と車輪の転舵位置との間にズレが生じていることを簡便に認定でき、かつ、その認定に基づいて、当該1の転舵装置におけるそのズレを容易に解消することができる。その結果、本発明の転舵装置,ステアリングシステムは、実用性の高いものとなる。
発明の態様
上記電動モータの動作位置は、例えば、その電動モータが回転型モータの場合には、モータ軸の回転角度位置、すなわち、電動モータのモータ回転角を意味する。同様に、車輪の転舵位置は、簡単に言えば、車輪の転舵角を意味する。さらに言えば、電動モータの動作位置は、車両が直進している状態における動作位置である直進状態位置からの動作量と考えてもよく、車輪の転舵位置は、車両が直進している状態の転舵位置である直進状態位置からの回転角度量と考えてもよい。車輪の転舵位置についての直進状態位置、および、電動モータの直進状態位置は、それぞれが基準であり、それらが互いに整合するように設定されることで、電動モータの動作位置を制御することで、車輪の転舵位置を適切に制御することが可能である。
コントローラによる基本的な制御は、車輪が転舵されるべき転舵位置に対応する電動モータの動作位置である目標動作位置を決定し、その目標動作位置に対する実際の電動モータの動作位置の偏差である動作位置偏差に基づいて、前記電動モータへの供給電流を決定するようにすればよい。車輪が転舵されるべき転舵位置である目標転舵位置、若しくは、上記目標動作位置は、例えば、運転者によるステアリング操作に基づいて決定すればよい。具体的には、動作位置偏差に基づいて、フィードバック制御則に従って、電動モータへの供給電流を決定すればよい。例えば、直進状態位置からある転舵量だけ転舵された場合において、そのときの転舵位置を維持するためには、車輪を直進状態位置に戻そうとする力(「セルフアライニング力」と考えることができる)に対抗する力を車輪に付与するような電流を電動モータに供給することが望ましく、言い換えれば、ステアリング操作の程度が変化していない場合においても、車輪の転舵位置を目標転舵位置に維持するために必要な維持電流が電動モータに供給されるこことが望ましいのである。そのためには、上記フィードバック制御則に従った供給電流の決定式における積分項のゲインを適正化すればよい。
車輪の転舵位置と電動モータの動作位置とのズレを認定する場合、例えば、電動モータの動作位置が直進状態位置に維持されていると推定されているとき、若しくは、維持されているときのその電動モータへの供給電流が設定電流以上である場合に、そのズレが生じていると認定すればよい。車輪の転舵位置が直進状態位置にあるときには、上記セルフアライニングトルクは小さく、電動モータへの供給電流も小さい。そのことに基づき、車輪の転舵位置を直進状態位置に位置させるべく電動モータの動作位置を直進状態位置に位置させたときに、比較的大きな電流が電動モータに供給されていれば、上記ズレが生じていると認定するのである。
上記基準変更処理は、車両が直進状態にあるときに電動モータへの電流の供給を停止し、電流の供給が停止された状態での電動モータの動作位置が直進状態位置となるように、その直進状態位置の設定を変更するようにして行えばよい。簡単に言えば、上述のセルフアライニングトルクを利用して車輪の転舵位置を直進状態位置に維持させ、そのときの電動モータの動作位置を直進状態位置として設定するのである。その場合、電動モータへの電流の供給を停止した時点から、電動モータの動作位置が設定量以上変化し、かつ、現時点において電動モータの動作位置の変化速度が設定速度以下であることを条件として、直進状態位置の設定を変更するようにすることが、より適切な処理が実行されるという観点から、望ましい。
実施例の転舵装置を含んで構成された車両用車輪配設モジュールを示す斜視図である。 図1に示す車輪配設モジュールが各車輪に対して搭載された車両の構成、すなわち、車両が有する複数の車輪に対してそれぞれ設けられた複数の実施例の転舵装置を含んで構成された実施例のステアリングシステムを示す模式図である。 ステアリングシステムにおいて実行される転舵制御プログラムのフローチャートである。 ステアリングシステムにおいて実行される直進認定/ズレ検出プログラムのフローチャートである。 モータ回転角基準変更処理プログラムのフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態として、本発明の実施例である転舵装置、および、ステアリングシステムを、図を参照しつつ詳しく説明する。なお、本発明は、下記実施例の他、前記〔発明の態様〕に記載された形態を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の形態で実施することができる。
[A]転舵装置および車両用車輪配設モジュールのハード構成
実施例の転舵装置は、図1に示す車両用車輪配設モジュール10(以下、単に、「モジュール10」という場合がある)に組み込まれている。モジュール10は、タイヤ12aが装着されたホイール12bを車体に配設するためのモジュールである。ホイール12b自体を車輪と考えることができるが、本実施例においては、便宜的に、タイヤ12aが装着されたホイール12bを車輪12と呼ぶこととする。
本モジュール10は、車輪回転駆動装置としての車輪駆動ユニット14を有している。車輪駆動ユニット14は、ハウジング14aと、ハウジング14aに内蔵された駆動源としての電動モータおよびその電動モータの回転を減速する減速機(ともに図示を省略する)と、ホイール12bが取り付けられるアクスルハブ(図では隠れて見えない)とを有している。車輪駆動ユニット14は、ホイール12bのリムの内側に配置されるものであり、いわゆるインホイールモータユニットと呼ばれるものである。車輪駆動ユニット14は、よく知られた構造のものであるため、それについてのここでの説明は省略する。
本モジュール10は、マクファーソン型サスペンション装置(「マクファーソンストラット型」とも呼ばれる)を含んで構成されている。このサスペンション装置において、車輪駆動ユニット14のハウジング14aは、車輪を回転可能に保持するとともに車体に対しての上下動が許容されたキャリアとして、さらに言えば、ハウジング14aは、後に説明する転舵装置におけるステアリングナックルとして機能し、車体に対する上下動が許容される。したがって、サスペンション装置は、サスペンションアームであるロアアーム16と、車輪駆動ユニット14のハウジング14aと、ショックアブソーバ18と、サスペンションスプリング20とを含んで構成されている。
サスペンション装置自体は一般的な構造のものであるため、簡単に説明すれば、ロアアーム16は、いわゆるLアームと呼ばれる形状のものであり、基端部が車両前後方向において2つの部分に分かれており、その基端部において、第1ブッシュ22,第2ブッシュ24を介して、アーム回動軸線LLのまわりに回動可能に、車体のサイドメンバー(図示を省略)に支持されている。ロアアーム16の先端部は、第1ジョイントであるアーム連結用ボールジョイント26(以下、「第1ジョイント26」という場合がある)を介して、車輪駆動ユニット14のハウジング14aの下部に回動可能に連結されている。
ショックアブソーバ18は、下端部が、車輪駆動ユニット14のハウジング14aに固定的に支持され、上端部が、アッパサポート28を介して、車体のタイヤハウジングの上部に支持されている。サスペンションスプリング20の上端部も、アッパサポート28を介して車体のタイヤハウジングの上部に支持されており、サスペンションスプリング20の下端部は、ショックアブソーバ18にフランジ状に設けられたロアサポート18aによって支持されている。つまり、サスペンションスプリング20とショックアブソーバ18とは、ロアアーム16と車体との間に、互いに並列的に配設されているのである。
本モジュール10は、ブレーキ装置を有しており、そのブレーキ装置は、ホイール12bとともにアクスルハブに取り付けられて車輪12とともに回転するディスクロータ30と、そのディスクロータ30を跨ぐようにして車輪駆動ユニット14のハウジング14aに保持されたブレーキキャリパ32とを含んで構成されている。詳しい説明は省略するが、このブレーキキャリパ32は、摩擦部材としてのブレーキパッドと、電動モータを有してその電動モータの力でブレーキパッドをディスクロータ30に押し付けることで車輪12の回転を止めるためのブレーキアクチュエータとを有しており、当該ブレーキ装置は、いわゆる電動モータの発生させる力に依存して制動力を発生させる電動ブレーキ装置とされているのである。
さらに、本モジュール10は、本発明の実施例である転舵装置34を有している。転舵装置34は、左右1対の車輪12のうちの片方のみを他方とは独立して転舵するための単輪独立転舵装置であり、概ね、先に説明したようにステアリングナックルとして機能する車輪駆動ユニット14のハウジング14a(以下、転舵装置34の構成要素として扱う場合には、「ステアリングナックル14a」という場合がある。)と、ロアアーム16の基端部に近い位置においてロアアーム16に配設された転舵アクチュエータ36と、その転舵アクチュエータ36とステアリングナックル14aとを連結するタイロッド38とを含んで構成されている。
転舵アクチュエータ36は、駆動源としての電動モータである転舵モータ36aと、転舵モータ36aの回転を減速する減速機36bと、転舵モータ36aの減速機36bを介した回転によって回動させられてピットマンアームとして機能するアクチュエータアーム36cとを含んで構成されている。タイロッド38の基端部は、第2ジョイントであるロッド基端部連結用ボールジョイント40(以下、「第2ジョイント40」という場合がある)を介して、アクチュエータアーム36cに連結され、タイロッド38の先端部は、第3ジョイントであるロッド先端部ボールジョイント42(以下、「第3ジョイント42」という場合がある)を介して、ステアリングナックル14aが有するナックルアーム14bに連結されている。
本転舵装置34においては、上記アッパサポート28の中心と、第1ジョイント26の中心とを結ぶ線が、キングピン軸線KPとなる。転舵モータ36aを動作させることで、図に太矢印で示すように、転舵アクチュエータ36が有するアクチュエータアーム36cは、アクチュエータ軸線ALまわりに回動し、その回動がタイロッド38によって伝達されてステアリングナックル14aはキングピン軸線KPまわりに回動させられる。つまり、図に太矢印で示すように、車輪12が転舵されるのである。このような構造から、本転舵装置34では、アクチュエータアーム36c,タイロッド38,ナックルアーム14b等を含んで、転舵モータ36aの回転動作を車輪12の転舵動作に変換する動作変換機構44を備えているのである。
転舵装置34は、転舵アクチュエータ36がロアアーム16に配設されている。そのため、モジュール10の車体への組み付け作業を簡便に行うことが可能となる。端的に言えば、ロアアーム16の基端部を車体のサイドメンバーに取り付け、アッパサポート28を車体のタイヤハウジングの上部に取り付けることで、当該モジュール10を車両に搭載することができるのである。つまり、本モジュール10は、車両に対する搭載性において優れたモジュールとされているのである。
モジュール10は、例えば、図2に模式的に示すように、車両の前後左右4つの車輪12の各々に対して配置することができる。車輪12の転舵に関して言えば、この車両では、4つのモジュール10の各々の転舵装置34は、個別に、コントローラである転舵電子制御ユニット(以下、「転舵ECU」と略す場合があり、図では、「S-ECU」と示されている。)50によって制御される。具体的には、各モジュール10の転舵装置34の転舵モータ36aの制御が、つまり、転舵モータ36aへの供給電流の制御が、転舵ECU50によって行われる。したがって、転舵ECU50をも含んで転舵装置34が構成されていると考えることができるのである。ちなみに、転舵ECU50は、CPU,ROM,RAM等を有するコンピュータ、転舵モータ36aの駆動回路(例えば、転舵モータ36aがブラシレスDCモータである場合にはインバータである)等を含んで構成されている。
本車両は、4つの車輪12にそれぞれ対応する4つの転舵装置34を含んで構成される実施例のステアリングシステムが搭載されていると考えることができる。実施例のステアリングシステムは、いわゆるステアバイワイヤ型のステアリングシステムであり、その構成要素として、運転者のステアリング操作を受け付けるための操作装置52を有している。操作装置52は、ステアリング操作部材としてのステアリングホイール54と、そのステアリングホイール54の回転角である操作角をステアリング操作部材の操作量として検出するためのステアリングセンサ56と、ステアリングホイール54に操作反力を付与する反力付与装置58と、当該操作装置52のコントローラである操作電子制御ユニット(以下、「操作ECU」と略す場合があり、図では、「O-ECU」と示されている。)60とを有している。各転舵ECU50,操作ECU60は、CAN(car area network or controllble area network)62に接続されており、そのCAN62を介して互いに通信可能とされている。
[B]ステアリングシステムの制御
i)転舵制御
転舵装置34の転舵ECU50は、運転者のステアリング操作に応じた転舵位置ψに車輪12を転舵するための転舵制御を実行する。詳しく言えば、ステアリングセンサ56の検出に基づくステアリングホイール54の操作角、すなわち、ステアリング操作位置δを、ステアリング操作の程度として、CAN62を介して操作ECU60から入手し、その入手したステアリング操作位置δに基づいて、車輪12において実現させるべき転舵位置ψである目標転舵位置ψ*を決定し、車輪の転舵位置ψがその目標転舵位置ψ*となるように、転舵モータ36aへの供給電流Iを制御する。ステアリング操作位置δは、車両を直進させるための位置である直進状態位置を基準としたその直進状態位置からの位置変化量、すなわち、ステアリング操作量と考えることできる。また、転舵位置は、いわゆる転舵角と同義であり、車両が直進状態において位置させられるべき位置である直進状態位置からの位相変位量、すなわち、転舵量と考えることができる。なお、ステアリング操作位置δに代えて、ステアリング操作の程度として、ステアリングホイール54に運転者が加えるトルク、すなわち、ステアリング操作力を採用し、そのステアリング操作力に基づいて目標転舵位置ψ*を決定するようにしてもよい。なお、詳しい説明は省略するが、例えば、自動運転によって車輪12を転舵する場合には、転舵ECU50が、自動運転システム側からの情報によって目標転舵位置ψ*を取得し、その取得した目標転舵位置ψ*に基づいて車輪12を転舵するようにすればよい。
目標転舵位置ψ*に対する実際の転舵位置ψの偏差である転舵位置偏差Δψに基づいて、車輪12を目標転舵位置ψ*に転舵させる若しくは維持させるために必要なアクチュエータ36の力である必要転舵トルクTqを決定すればよいのであるが、本転舵装置34では、実際の転舵位置ψを検出するための転舵位置センサを有していないため、車輪12の転舵位置ψと転舵モータ36aの動作位置との間に特定の関係があることを利用して、転舵モータ36aの動作位置に基づいて、必要転舵トルクTqを決定する。転舵モータ36aの動作位置は、転舵モータ36aが回転型のモータであるため、モータ軸の角度位置、すなわち、モータ回転角θである。一方で、モータの動作位置は、モータの動作量、詳しくは、モータの動作位置の基準動作位置からの変化量と考えることができ、モータ回転角θは、基準モータ回転角θ0からの変位角と考えることができる。モータ回転角θは、360°を超えて累積され、また、基準動作位置である基準モータ回転角θ0は、車両を直進状態とするための位置である直進状態位置である直進状態モータ回転角に設定されている。
本転舵装置34では、転舵ECU50は、目標転舵位置ψ*に基づいて、モータ回転角θの目標である目標モータ回転角θ*を決定する。一方で、転舵モータ36aには、自身への電流供給における相の切換えのためにモータ回転角センサ(例えば、ホールIC,レゾルバ等である)を有しており、転舵ECU50は、このモータ回転角センサの検出に基づいて、基準モータ回転角θ0を基準とした現時点のモータ回転角θである実モータ回転角θを把握している(当該車両のイグニッションスイッチがOFF状態とされていても、モータ回転角センサ,転舵ECU50には、実モータ回転角θを把握するだけの微少電流が供給されるようになっている)。転舵ECU50は、動作位置偏差として、目標モータ回転角θ*に対するモータ回転角θの偏差であるモータ回転角偏差Δθを求め、このモータ回転角偏差Δθ(=θ*-θ)に基づいて、次式に従って、必要転舵トルクTqを決定する。
Tq=GP・Δθ+GD・(dΔθ/dt)+GI・∫Δθdt
上記式は、モータ回転角偏差Δθに基づくフィードバック制御則に従った式である。第1項,第2項,第3項は、それぞれ、比例項,微分項,積分項であり、GP,GD,GIは、それぞれ,比例ゲイン,微分ゲイン,積分ゲインである。
必要転舵トルクTqと転舵モータ36aへの供給電流Iとは、特定の関係にある。詳しくは、必要転舵トルクTqが転舵モータ36aの発揮する力に依存しているため、必要転舵トルクTqと供給電流Iとは、概ね比例関係にある。そのことに従って、転舵ECU50は、決定された必要転舵トルクTqに基づいて、転舵モータ36aへの供給電流Iを決定し、その電流Iを、転舵モータ36aに供給する。
車輪12が転舵された状態で車両が走行しているときには、当該モジュール10にはサスペンションジオメトリに基づくセルフアライニングトルク、つまり、車輪12を直進状態位置に位置させようとする力が作用する。したがって、車輪12を目標転舵位置ψ*に維持するためには、何某かの電流Iを転舵モータ36aに供給する必要がある。以下、この電流Iを、維持電流という場合があることとする。必要転舵トルクTqを決定するための上記式に積分項が存在し、積分ゲインGIを適正な値に設定することで、上記式に従って必要転舵トルクTqを決定すれば、車輪12を目標転舵位置ψ*に維持するための維持トルクが自ずと決定される。したがって、その維持トルクにより、維持電流も自ずと決定されることになる。
なお、上述のように、必要転舵トルクTqを介してモータ回転角偏差Δθに基づいて間接的に供給電流Iを決定してもよいが、必要転舵トルクTqを用いることなく、下記式に従って、モータ回転角偏差Δθに基づいて、直接的に、供給電流Iを決定してもよい。
I=GP’・Δθ+GD’・(dΔθ/dt)+GI’・∫Δθdt
上記式におけるGP’,GD’,GI’は、それぞれ,比例ゲイン,微分ゲイン,積分ゲインである。
ii)車輪の転舵位置と転舵モータのモータ回転角とのズレとそれへの対処
先に説明したように、車輪12の転舵位置ψと、転舵モータ36aの動作位置であるモータ回転角θとは、それぞれの直進状態位置を整合させるようにして対応付けられている。言い換えれば、車輪12が直進状態位置に位置するときに、モータ回転角θが基準モータ回転角θ0に位置するように、モータ回転角θに対する直進状態位置が設定されている。そして、転舵ECU50は、モータ回転角センサの検出によって、基準モータ回転角θ0を基準とした現時点のモータ回転角θである実モータ回転角θを把握している。
ところが、何等かの原因で、車輪12の転舵位置ψとモータ回転角θとの関係がズレることがあり得る。例えば、上述のように、イグニッションスイッチがOFF状態とされていても、転舵ECU50は、実モータ回転角θを把握しているが、整備,メンテナンス等によって転舵ECU50,モータ回転角センサへの電流供給が完全に断たれた場合には、再度電流が供給されても、転舵ECU50は、実モータ回転角θを見失うことになる。詳しく言えば、本転舵装置34では、比較的大きな減速比の減速機36bが採用されているため、転舵モータ36aの1回転に対して車輪12の転舵位置ψが数°しか変化しない。その一方で、モータ回転角センサは、転舵モータ36aの360°内の角度位置しか特定できず、転舵ECU50は、その特定された角度位置と、設定されている基準モータ回転角θ0とに基づいて、実モータ回転角θを積算している。そのため、電流の供給が遮断された後に再度電流が供給された場合、現在位置している360°内において基準モータ回転角θ0を設定するしかない。例えば、電流の供給が遮断されている間に、車輪12がある程度動かされると、転舵モータ36aが360°を超えて回転させられてしまう。転舵モータ36aが360°を超えて回転させられた場合には、実モータ回転角θを適正に把握することができなくなってしまい、その結果、車輪12の転舵位置ψとモータ回転角θとの間にズレが発生してしまうのである。ちなみに、この車輪12の転舵位置ψとモータ回転角θとのズレは、モータ回転角θの基準となる基準モータ回転角θ0の直進状態位置からのズレと考えてもよい。
車輪12の転舵位置ψとモータ回転角θとの間に上記ズレが生じている場合、そのズレの原因に拘わらず、例えば、車両を直進させるために、車輪12の転舵位置ψを直進状態位置に維持させるべく、転舵モータ36aのモータ回転角θを直進状態位置に位置させても、実際の転舵位置ψは、直進状態位置とならない。簡単に言えば、直進状態位置から車輪12が転舵されたままで車両が直進してしまうことになり、タイヤ12aの摩耗が助長されることとなる。これは一例ではあるが、車輪12の転舵位置ψとモータ回転角θとの間のズレは、このような問題を引き起こす。
そこで、本転舵装置34では、車輪12の転舵位置ψとモータ回転角θとのズレを解消すべく、モータ回転角θの基準である基準モータ回転角θ0を再設定するための処理、別の言い方をすれば、モータ回転角θについての直進状態位置の設定を変更する基準変更処理を行うようにされている。
基準変更処理は、車輪12の転舵位置ψとモータ回転角θとのズレが生じている場合、車両が直進していると認定されたことを条件に、転舵ECU50によって、上述の転舵制御に代えて実行される。詳しく説明すれば、転舵ECU50は、まず、車両が直進している状態において、上記ズレが生じたままで、実モータ回転角θを取得し、その実モータ回転角θを、再設定前のモータ回転角θについての直進状態位置である再設定前直進モータ回転角θMに設定する。そして、転舵モータ36aへの供給電流Iを0とする。すなわち、転舵モータ36aへの電流Iの供給を停止する。
転舵モータ36aへの電流Iの供給を停止すると、アクチュエータ36が転舵トルクを発生しなくなり、車輪12の転舵位置ψは、セルフアライニングトルクによって、直進状態位置に位置させられることになる。転舵ECU50は、実モータ回転角θの再設定前直進モータ回転角θMからの変化量であるモータ回転角変化量dθを監視し、そのモータ回転角変化量dθが、閾変化量dθTH 以上となり、かつ、実モータ回転角θの変化速度であるモータ回転角変化速度dθ/dtが、閾変化速度(dθ/dt)TH 以下となったことを条件として、そのときの実モータ回転角θを、基準モータ回転角θ0に設定する。つまり、モータ回転角θの直進状態位置をその基準モータ回転角θ0と一致させるようにして、モータ回転角θの直進状態位置の設定の変更が行われるのである。ちなみに、上記条件は、転舵モータ36aの動作位置が設定量以上変化し、かつ、転舵モータ36aの動作位置の変化速度が設定速度以下であることを意味し、簡単に言えば、モータ回転角θが充分に変化しかつその変化が止まっていることを意味する。
上記ズレの検出は、例えば、車両が直進していると認定されている場合において、上記転舵制御によって転舵モータ36aに供給されている電流Iが、設定電流I0以上であるか否かによって行えばよい。上記ズレが生じている場合、転舵モータ36aのモータ回転角θが直進状態位置としての基準モータ回転角θ0とされていても、車輪12の転舵位置ψは直進状態位置からは外れており、そのことに起因するセルフアライニングトルクに対抗するために、ある程度の必要転舵トルクTqを発生させるべく、転舵モータ36aには、ある程度の電流Iが供給されている。したがって、その供給電流Iが設定電流I0以上となっている場合に、上記ズレが生じていると判定すればよい。
上記ズレの検出は、例えば、転舵ECU50が、上記転舵制御においてステアリングホイール54の操作位置δに基づいて決定される目標モータ回転角θ*が直進状態位置に決定され、かつ、実モータ回転角θがその直進状態位置に維持されていることを条件に、自身が決定する転舵モータ36aへの供給電流Iに基づいて行うことができる。
本ステアリングシステムは、前後左右4つの車輪12に対応して4つの転舵装置34を備えており、それら4つの転舵装置34が、操作装置52のコントローラである操作ECU60によって統括制御される。本ステアリングシステムでは、操作ECU60が、ステアリング操作に関する情報に頼らずに、各転舵装置34から送信される転舵モータ36aへの供給電流Iの情報に基づいて、当該車両が直進していると認定して、言い換えれば、各転舵装置34の転舵モータ36aのモータ回転角θが直進状態位置に維持されていると推定して、各転舵装置34における車輪12の転舵位置ψと転舵モータ36aのモータ回転角θとの間のズレを検出するようにされている。
詳しく説明すれば、操作ECU60は、4つの転舵装置34の3つ以上のものの各々における転舵モータ36aへの供給電流Iが、上記設定電流I0未満である場合に、車両が直進していると認定する。そして、その認定の下、4つの転舵装置34の1つにおける転舵モータ36aへの供給電流Iが、上記設定電流I0以上である場合に、その1つの転舵装置34において、転舵モータ36aのモータ回転角θと車輪12の転舵位置ψとの間にズレが生じていると認定する。操作ECU60は、上記ズレが生じている転舵装置34の転舵ECU50に、上記ズレが生じている旨の情報、および、車両が直進していると認定した旨の情報を送信し、その転舵ECU50は、それらの情報に基づいて、そのズレを解消すべく、モータ回転角θについての直進状態位置の設定を変更する上記基準変更処理を行うようにされている。
なお、上記実施例の転舵装置34,ステアリングシステムでは、上記ズレの検出、および、車両が直進状態であることの認定は、転舵モータ36aへの供給電流Iに基づいて行われるようにされていたが、先に説明したように、転舵モータ36aへの供給電流Iと上記必要転舵トルクTqとは特定の関係にあるため、供給電流Iに代えて、転舵制御において決定される必要転舵トルクTqに基づいて、上記ズレの検出、および、車両が直進状態であることの認定を行ってもよい。具体的には、ある転舵装置34において、モータ回転角θが直進状態位置に維持されているときの必要転舵トルクTqが設定トルク以上である場合に、上記ズレが生じていると認定し、3つ以上の転舵装置34の各々における必要転舵トルクTqが設定トルク未満である場合に、当該車両が直進していると認定することが可能である。
iii)制御フロー
本ステアリングシステムにおいて、上記転舵制御,上記基準変更処理は、各転舵ECU50が、それぞれ、転舵制御プログラム,モータ回転角基準変更処理プログラムを実行することによって行われ、上記車両の直進認定、および、各転舵装置34における車輪12の転舵位置ψとモータ回転角θとのズレの検出は、操作ECU60が、直進認定/ズレ検出プログラムを実行することによって行われる。以下に、それらのプログラムに従った処理について、順次、簡単に説明する。
図3にフローチャートを示す転舵制御プログラムは、転舵ECU50によって、短い時間ピッチ(例えば、数m~数十msec)で繰り返し実行される。このプログラムに従った処理では、まず、ステップ1(以下、「S1」と略す。他のステップも同様である)において、ステアリングホイール54の操作位置δが取得され、続くS2において、取得された操作位置δに基づいて、車輪12の転舵位置ψの制御目標となる目標転舵位置ψ*が決定され、S3において、決定された目標転舵位置ψ*に基づいて、モータ回転角θの制御目標となる目標モータ回転角θ*が決定される。
次のS4において、現時点での転舵モータ36aのモータ回転角である実モータ回転角θが、モータ回転角センサの検出に基づいて取得され、S5において、目標モータ回転角ψ*に対する実モータ回転角θの偏差であるモータ回転角偏差Δθが決定される。次のS6において、決定されたモータ回転角偏差Δθに基づき、フィードバック制御則に関する上述の式に従って、アクチュエータ36が発生させるべき転舵トルクである必要転舵トルクTqが決定され、S7において、決定された必要転舵トルクTqに基づいて、転舵モータ36aに供給すべき電流である供給電流Iが決定される。そして、S8において、決定された供給電流Iについての情報が、CAN62を介して、操作ECU60に送られ、S9において、その決定された供給電流Iが、転舵モータ36aに供給される。
図4にフローチャートを示す直進認定/ズレ検出プログラムは、操作ECU60によって、ある程度の時間(例えば、5~10分)を置いて、繰り返し実行される。そのプログラムに従った処理では、まず、S21において、ブレーキシステム(図示省略)からの情報に基づく車両走行速度(以下、「車速」という場合がある)vが、設定車速v0以上であるか否かが判定される。車速vが設定車速v0未満の場合には、充分なセルフアライニングトルクが得られないために、当該プログラムは終了させられる。
車速vが設定車速v0以上の場合には、S22において、左前輪12に対して設けられた転舵装置34において決定されている転舵モータ36への供給電流Iである左前輪供給電流IFLが、上記設定電流I0未満であるか否かが判定され、左前輪供給電流IFLが設定電流I0未満である場合には、S23において、初期値が0である左前輪12に対する直進カウンタCFLの値が1とされる。S22,S23と同様の処理が、S24~S29において、右前輪12,左後輪12,右後輪12のそれぞれの供給電流IFR,IRL,IRRに対して繰り返される。
続くS30において、左前輪12,右前輪12,左後輪12,右後輪12のそれぞれのの直進カウンタCFL,CFR,CRL,CRRが合計されて、カウンタ計CTOTALが求められる。次のS31において、カウンタ計CTOTALが3以上であるか否かが判定され、カウンタ計CTOTALが3以上である場合には、S32において、当該車両が直進している旨の認定情報が、各転舵ECU50に送信される。車両が直進しているとの認定がなされた場合には、S33において、直進カウンタCFL,CFR,CRL,CRRのいずれかの値が0であるか否かが判定される。直進カウンタCFL,CFR,CRL,CRRのいずれかの値が0である場合には、そのいずれかに相当する車輪12の転舵装置34において、車輪12の転舵位置ψと転舵モータ36aのモータ回転角θとの間に上述のズレが生じていると認定される。言い換えれば、上記ズレが生じている車輪12が認定される。そして、S34において、その転舵装置34の転舵ECU50に、上記ズレが生じている旨の情報が送信される。
車両が直進状態ではない場合,いずれの車輪12に対して設けられた転舵装置34においても上記ズレが生じていないと認定された場合、および、いずれかの車輪12に対して上記ズレが生じていると認定された場合も、S35において、直進カウンタCFL,CFR,CRL,CRRの値が0にリセットされて、当該プログラムの実行が終了させられる。
図5にフローチャートを示すモータ回転角基準変更処理プログラムは、操作ECU60から、当該車両が直進している旨の情報、および、自身が制御する転舵装置34において上記ズレが生じている旨の情報を受信したことを条件に、転舵ECU50によって、上述の転舵制御プログラムに代えて、短い時間ピッチ(例えば、数m~数十msec)で繰り返し実行される。
モータ回転角基準変更処理プログラムに従う処理では、まず、S41において、実モータ回転角θが取得される。次のS42において、初期処理回避フラグFSの値が“1”であるか否かが判定される。初期処理回避フラグFSは、初期値が“0”であり、当該プログラムの実行が初回ではない場合に、値が“1”とされるフラグである。初期処理回避フラグFSの値が“0”である場合には、S43において、初期処理回避フラグFSの値が“1”とされ、S44において、再設定前直進モータ回転角θMが、取得された実モータ回転角θとされる。S42において初期処理回避フラグFSの値が“1”ではないと判定された場合には、S43,S44の処理はスキップされる。
S45において、転舵モータ36aへの供給電流Iが0に決定される。つまり、転舵モータ36aへの電流Iの供給が停止される。続くS46において、今回以前の当該プログラムの実行において取得された実モータ回転角θに基づいて、転舵モータ36aへの電流Iの供給が停止した後の実モータ回転角θの変化量であるモータ回転角変化量dθが特定される。次のS47,S48において、それぞれ、モータ回転角変化量dθが閾変化量dθTH 以上であるか否かが、実モータ回転角θの変化速度であるモータ回転角変化速度dθ/dtが、閾変化速度(dθ/dt)TH 以下であるか否かが判定される。モータ回転角変化量dθが閾変化量dθTH 以上であり、かつ、モータ回転角変化速度dθ/dtが、閾変化速度(dθ/dt)TH 以下である場合には、S49において、直進状態位置の設定を変更すべく、現時点での実モータ回転角θが基準モータ回転角θ0として設定され、S50において、初期処理回避フラグFSの値が“0”にリセットされる。そして、S51において、上述の転舵制御を再開すべき旨の決定がなされる。
S47においてモータ回転角変化量dθが閾変化量dθTH 未満であると判定された場合、若しくは、S48においてモータ回転角変化速度dθ/dtが閾変化速度(dθ/dt)TH を超えていると判定された場合には、S49~S51の処理はスキップされて当該プログラムの1回の実行が終了させられる。
10:車両用車輪配設モジュール 12:車輪 14:車輪駆動ユニット 14a:ハウジング〔ステアリングナックル〕 34:転舵装置 36:転舵アクチュエータ 36a:転舵モータ〔電動モータ〕〔駆動源〕 36b:減速機 36c:アクチュエータアーム 38:タイロッド 44:動作変換機構 50:転舵電子制御ユニット〔コントローラ〕 52:操作装置 54:ステアリングホイール〔ステアリング操作部材〕 56:ステアリングセンサ 60:操作電子制御ユニット 62:CAN

Claims (6)

  1. それぞれが転舵可能な複数の車輪を備える車両に配備されて、それら複数の車輪のうちの1つを独立して転舵する転舵装置であって、
    駆動源としての電動モータと、その電動モータの動作を車輪の転舵動作に変換する動作変換機構と、その電動モータへの供給電流を制御することでその電動モータの動作位置に応じた車輪の転舵を実現させるコントローラとを備え、
    前記コントローラが、
    前記電動モータの動作位置が直進状態位置に維持されているときの前記電動モータへの供給電流に基づいて検出された前記電動モータの動作位置と車輪の転舵位置とのズレを解消すべく、前記直進状態位置の設定を変更する基準変更処理を実行するように構成された転舵装置。
  2. 前記コントローラが、
    車輪が転舵されるべき転舵位置に対応する電動モータの動作位置である目標動作位置を決定し、その目標動作位置に対する実際の前記電動モータの動作位置の偏差である動作位置偏差に基づいて、前記電動モータへの供給電流を決定するように構成された請求項1に記載の転舵装置。
  3. 前記ズレが、
    前記電動モータの動作位置が直進状態位置に維持されているとき、若しくは、維持されていると推定されているときの前記電動モータへの供給電流が設定電流以上である場合に認定されるものである請求項1または請求項2に記載の転舵装置。
  4. 前記コントローラが、前記基準変更処理において、
    車両が直進状態にあるときに前記電動モータへの電流の供給を停止し、電流の供給が停止された状態での前記電動モータの動作位置が前記直進状態位置となるように、直進状態位置の設定を変更するように構成された請求項1ないし請求項3のいずれか1つに記載の転舵装置。
  5. 前記コントローラが、前記基準変更処理において、
    前記電動モータへの電流の供給を停止した時点から前記電動モータの動作位置が設定量以上変化し、かつ、現時点において前記電動モータの動作位置の変化速度が設定速度以下であることを条件として、前記直進状態位置の設定を変更するように構成された請求項4に記載の転舵装置。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれか1つに記載の転舵装置が、車両が備える3以上の車輪の各々に対して設けられたステアリングシステムであって、
    前記3以上の車輪のうちの1つに対して設けられた転舵装置において前記電動モータへの供給電流が設定電流以上であり、かつ、前記3以上の車輪のうちの残りの各々に対して設けられた転舵装置において前記電動モータへの供給電流が設定電流未満である場合に、前記3以上の車輪のうちの前記1つに対して設けられた転舵装置において、前記電動モータの動作位置と車輪の転舵位置との間にズレが生じていると認定し、
    前記3以上の車輪のうちの前記1つに対して設けられた転舵装置において、前記ズレを解消すべく、前記直進状態位置の設定を変更する基準変更処理を実行するように構成されたステアリングシステム。
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