JP7215364B2 - ワイヤーハーネス - Google Patents

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Description

本開示は、ワイヤーハーネスに関する。
ワイヤーハーネスにおいて、高い保護性能が必要な部分には、粘着テープとは異なる保護部材が設けられる。このような保護部材として、例えば、特許文献1に記載のシート、特許文献2に記載のコルゲートチューブなどが挙げられる。
特開2007-128797号公報 特開2000-261932号公報
ワイヤーハーネスに粘着テープとは異なる保護部材が取付けられる際、結束用の粘着テープと保護部材との持ち替え作業が発生する。
そこで、保護性能の高い保護部が設けられつつ、結束用の粘着テープとの持ち替え作業がなるべく生じない技術を提供することを目的とする。
本開示のワイヤーハーネスは、電線と、前記電線の長手方向に沿った少なくとも一部の領域に設けられたテープ巻保護部と、を備え、前記テープ巻保護部は、粘着テープが前記電線の周囲に螺旋状に巻かれた螺旋巻部を含み、前記螺旋巻部が設けられた部分において前記粘着テープが2層よりも多層となるように巻かれている、ワイヤーハーネスである。
本開示によれば、保護性能の高い保護部が設けられつつ、結束用の粘着テープとの持ち替え作業が生じにくい。
図1は実施形態1にかかるワイヤーハーネスを示す斜視図である。 図2は実施形態1にかかるワイヤーハーネスを示す縦断面図である。 図3は実施形態2にかかるワイヤーハーネスを示す縦断面図である。 図4は実施形態3にかかるワイヤーハーネスを示す縦断面図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のワイヤーハーネスは、次の通りである。
(1)電線と、前記電線の長手方向に沿った少なくとも一部の領域に設けられたテープ巻保護部と、を備え、前記テープ巻保護部は、粘着テープが前記電線の周囲に螺旋状に巻かれた螺旋巻部を含み、前記螺旋巻部が設けられた部分において前記粘着テープが2層よりも多層となるように巻かれている、ワイヤーハーネスである。螺旋巻部が設けられた部分において粘着テープが2層よりも多層となるように巻かれていることによって、テープ巻保護部の保護性能が高い。テープ巻保護部は、粘着テープによって形成可能である。これらより、保護性能の高い保護部が設けられつつ、結束用の粘着テープとの持ち替え作業が生じにくい。
(2)前記テープ巻保護部は、第1テープ巻保護部を含み、前記第1テープ巻保護部における前記螺旋巻部は、前記粘着テープが前記粘着テープの幅寸法の2分の1より大きい領域が順次重なって巻かれたオーバーラップ巻部であってもよい。これにより、一の螺旋巻部によって粘着テープが2層よりも多層となる。
(3)前記第1テープ巻保護部は、前記電線の長手方向に沿って前記第1テープ巻保護部における一方端部に設けられた端部巻部をさらに有し、前記端部巻部において、粘着テープが同じ位置に複数層巻かれており、前記オーバーラップ巻部における巻始め部分が前記端部巻部の外周側に重なっていてもよい。これにより、第1テープ巻保護部における一方端部の厚みを厚くすることができる。
(4)前記電線の端部に設けられたコネクタをさらに備え、前記端部巻部は、前記第1テープ巻保護部のうち前記電線の長手方向に沿って前記コネクタに最も近い位置に設けられていてもよい。これにより、第1テープ巻保護部のうちコネクタに近い位置にある一方端部の厚みを厚くすることができる。
(5)前記テープ巻保護部は、第2テープ巻保護部を含み、前記第2テープ巻保護部における前記螺旋巻部は複数層重なっていてもよい。これにより、螺旋巻部が設けられた部分が簡易に2層よりも多層になる。
(6)前記第2テープ巻保護部における各層の前記螺旋巻部は、前記粘着テープ同士が重ならないように螺旋状に巻かれていてもよい。これにより、各層の螺旋巻部において粘着テープが隙間無く小径で巻かれることができる。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示のワイヤーハーネスの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
[実施形態1]
以下、実施形態1に係るワイヤーハーネスについて説明する。図1は実施形態1にかかるワイヤーハーネス10を示す斜視図である。図2は実施形態1にかかるワイヤーハーネス10を示す縦断面図である。
ワイヤーハーネス10は、車両に搭載されて電気部品同士を電気的に接続するための配線部材である。ワイヤーハーネス10は、電線12とテープ巻保護部20とを備える。
電線12は、芯線の周囲に絶縁被覆が形成された被覆電線である。芯線は、銅、アルミニウム、銅合金、アルミニウム合金により形成されている。芯線は、単一の線材によって形成されていてもよいし、複数の素線が撚り合わされた集合線であってもよい。絶縁被覆は、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、フッ素樹脂等の樹脂によって形成されている。この電線は、電気信号或は電力等を伝送する役割を有している。
ワイヤーハーネス10は少なくとも1本の電線12を備えていればよい。ここではワイヤーハーネス10は複数の電線12を備える。複数の電線12は、全て同じ外径であってもよいし、異なる外径のものを含んでいてもよい。電線12の端部には、コネクタC(図3参照)が設けられていてもよい。
コネクタCは樹脂製のハウジングに電線12の端部が収容されたものである。例えば、電線12の端部には端子が接続される。当該端子がハウジングに形成されたキャビティに収容保持される。コネクタCが相手側コネクタと接続される際、コネクタCにおける端子が相手側コネクタにおける端子と接続される。
複数の電線12は途中で分岐したりしつつ、各端部がそれぞれ所定のハウジングに収められる。これにより、ワイヤーハーネス10は車両における電線12の配線形態に応じた形状に形成される。
テープ巻保護部20は、電線12の長手方向に沿った少なくとも一部の領域に設けられている。テープ巻保護部20は螺旋巻部22を含む。螺旋巻部22は、粘着テープTが電線12の周囲に螺旋状に巻かれた部分である。
ここで一続きにつながった粘着テープTが電線12へ巻かれる巻き方について説明する。
電線12への一続きにつながった粘着テープTの巻き方は、電線12の長手方向に沿って固着領域がずれながら粘着テープTが巻かれる巻き方と、電線12の長手方向に沿って固着領域がずれずに粘着テープTが巻かれる巻き方とに大別される。前者の場合、電線12に巻かれた粘着テープTは電線12の長手方向に沿って位置をずらしながら電線12の周囲を周回し、螺旋状を呈する。後者の場合、電線12に巻かれた粘着テープTは電線12の長手方向に沿った一定位置で電線12の周囲を周回し、渦巻状を呈する。以下、本明細書では、前者の巻き方は螺旋巻きと称され、後者の巻き方は一定位置巻きと称される。
さらに螺旋巻きは、粘着テープTが電線12の周りを一周より多く周回したときに幅方向の一部が重なる巻き方と、粘着テープTが電線12の周りを一周より多く周回したときに幅方向に重ならない巻き方とに大別される。前者の場合、電線12の長手方向に沿って粘着テープT間の隙間が生じなくなることによって、保護性、止水性などに優れる。また粘着テープT同士が重なる分、粘着テープTが巻かれた部分の太さが太くなる。後者の場合、粘着テープTの使用量を押さえつつ、広範に巻かれることができる。また粘着テープT同士が重ならない分、粘着テープTが巻かれた部分の太さが細くなる。以下、本明細書では、前者の巻き方はオーバーラップ巻きと称され、後者の巻き方はノンラップ(non-lap)巻きと称される。またオーバーラップ巻きにおいて、先に巻かれた部分の全幅に対して、後に巻かれた部分が重なる幅の割合は、ラップ代と称される。例えば、オーバーラップ巻きには、粘着テープTの幅の半分が重ねられるハーフラップ巻き等が含まれる。ハーフラップ巻きにおけるラップ代は2分の1である。ノンラップ巻きには、粘着テープT間が電線の長手方向に隙間をあけた荒巻きなどが含まれる。なお、粘着テープTの重なりの観点で見ると、ノンラップ巻きは、ラップ代が0である巻き方である。また上記一定位置巻きは、粘着テープTの幅の全部が重ねられる巻き方であり、ラップ代が1である巻き方である。このため、一定位置巻きは、オールラップ(all-lap)巻きと称されてもよい。
上記螺旋巻部22は粘着テープTが螺旋巻きで巻かれた部分である。このようにここで説明される巻き方で巻かれた部分は、その巻き方によって巻かれた巻部ととらえることができる。例えば、一定位置巻きで巻かれた部分は一定位置巻部ととらえることができる。
なお、一続きにつながった粘着テープTが電線12へ巻かれる際、上記巻き方が適宜組み合わされてもよいことは言うまでもない。
螺旋巻部22が設けられた部分において、粘着テープTが2層よりも多層となるように巻かれている。ここで螺旋巻部22が設けられたすべての部分において粘着テープTが2層よりも多層である必要はない。つまり、螺旋巻部22が設けられた部分において、粘着テープTが2層よりも多層となるように巻かれている部分が一部に存在していれば、粘着テープTが2層以下に巻かれた部分も存在していてもよい。
本例におけるテープ巻保護部20は、第1テープ巻保護部20が設けられている。第1テープ巻保護部20における螺旋巻部22は、粘着テープTが順次重なって巻かれたオーバーラップ巻部22である。本例におけるオーバーラップ巻部22において、粘着テープTの幅寸法の2分の1より大きい領域が重なっている。つまりオーバーラップ巻部22において、ラップ代が2分の1よりも大きく、1よりも小さい。
ここで、オーバーラップ巻部22における巻き始め部分と巻き終わり部分を除く中間領域について考える。ラップ代が3分の2の場合、中間領域におけるすべての部分で、粘着テープTが3層となる。これに対して、ラップ代が2分の1よりも大きく、3分の2よりも小さい場合、中間領域において粘着テープTが2層の部分と3層の部分とが混在する。より詳細には、ラップ代が2分の1よりも大きく、3分の2よりも小さい場合、中間領域において粘着テープTが2層の部分と3層の部分とが相互に隣り合って螺旋状に延びる。
ラップ代と、中間領域における粘着テープTの層との関係は次のように一般化される。すなわち、nを2以上の整数とする。ラップ代がn分の(n-1)であると、中間領域におけるすべての部分で、粘着テープTがn層となる。ラップ代がn分の(n-1)よりも大きく、(n+1)分のnよりも小さいと、中間領域において粘着テープTがn層の部分と(n+1)層の部分とが相互に隣り合って螺旋状に延びる。従って、ラップ代がn分の(n-1)より大きいと、中間領域における少なくとも一部で、粘着テープTがn層よりも多層となる。
図2に示す螺旋巻部22は、オーバーラップ巻部22におけるラップ代が5分の4である場合の例である。もちろんオーバーラップ巻部22におけるラップ代は、これに限定されるものではなく、適宜設定可能である。ラップ代は、例えば粘着テープTの厚みとテープ巻保護部20における仕上がり厚み(電線12側の内面から外面までの厚み)とに鑑みて設定されてもよい。具体的には、粘着テープTの厚みが0.1ミリメートルであり、テープ巻保護部20における仕上がり厚みが0.5ミリメートルである場合に、ラップ代を図2に示す5分の4とすることによって、オーバーラップ巻部22の必要な仕上がり厚みが得られる。
テープ巻保護部20における仕上がり厚みは特に限定されるものではないが、例えば0.5ミリメートル以上であってもよい。また例えば1.0ミリメートル以上であってもよい。
<実施形態1の効果等>
以上のように構成されたワイヤーハーネス10によると、螺旋巻部22が設けられた部分において粘着テープTが2層よりも多層となるように巻かれていることによって、テープ巻保護部20の保護性能が高い。テープ巻保護部20は、粘着テープTによって形成可能である。これらより、保護性能の高い保護部が設けられつつ、結束用の粘着テープTとの持ち替え作業が生じにくい。
また第1テープ巻保護部20における螺旋巻部22が、オーバーラップ巻部22であり、そのラップ代が2分の1よりも大きいため、一の螺旋巻部22によって粘着テープTが2層よりも多層となる。
[実施形態2]
実施形態2に係るワイヤーハーネスについて説明する。図3は実施形態2にかかるワイヤーハーネス110を示す縦断面図である。なお、本実施の形態の説明において、これまで説明したものと同様構成要素については同一符号を付してその説明を省略する。以下の実施形態についても同様である。
ワイヤーハーネス110は、第1テープ巻保護部120が端部巻部24をさらに有している点で実施形態1にかかるワイヤーハーネス10とは異なる。
端部巻部24は、電線12の長手方向に沿って第1テープ巻保護部120における一方端部に設けられている。端部巻部24において、粘着テープTが同じ位置に複数層巻かれている。従って端部巻部24は、一定位置巻部である。
第1テープ巻保護部120における螺旋巻き部122はオーバーラップ巻部122である。当該オーバーラップ巻部122における巻始め部分は、端部巻部24の外周側に重なっている。オーバーラップ巻部122における巻始め部分は端部巻部24の幅方向中央よりも第1テープ巻保護部120における他方端部側から始まっている。
端部巻部24における粘着テープTと、オーバーラップ巻部122における粘着テープTとは、分離していてもよい。つまり、端部巻部24が巻き終わった時点で一端粘着テープTが切断されたのち、改めてオーバーラップ巻部122が巻き始められてもよい。この場合、端部巻部24からオーバーラップ巻部122に移る部分を設けずに済む。
端部巻部24における粘着テープTと、オーバーラップ巻部122における粘着テープTとは、一続きであってもよい。この場合、端部巻部24が巻き終わった時点で、粘着テープTを切断せずに済む。端部巻部24における粘着テープTと、オーバーラップ巻部122における粘着テープTとが一続きである場合、端部巻部24における巻き終わり部分からオーバーラップ巻部122における巻き始め部分に移る部分は、なるべく短い周回数であることが好ましく、例えば、1周よりも短い周回数であってもよいし、半周よりも短い周回数であってもよい。
端部巻部24は、第1テープ巻保護部120のうち電線12の長手方向に沿ってコネクタCに最も近い位置に設けられている。この際、端部巻部24のうちコネクタC側の縁部とコネクタCとの電線12の長手方向に沿った間隔は、特に限定されるものではなく適宜設定可能である。例えば、端部巻部24のうちコネクタC側の縁部とコネクタCとの間隔は0ミリメートル以上、10ミリメートル以下であってもよい。ここでコネクタC側の縁部とコネクタCとの間隔が0ミリメートルである場合は、端部巻部24とコネクタCとが接触している場合である。
端部巻部24の周回数は、2周以上であれば特に限定されるものではなく、適宜設定可能である。例えば端部巻部24の周回数は、3周以上であってもよいし、5周以上であってもよいし、10周以上であってもよい。端部巻部24の周回数は例えば粘着テープTの厚みとテープ巻保護部120の仕上がり厚みとに鑑みて設定されてもよい。具体的には、粘着テープTの厚みが0.1ミリメートルであり、テープ巻保護部120の仕上がり厚みが1.0ミリメートルである場合に、端部巻部24の周回数を図3に示す例のように10周とすることができる。この場合、オーバーラップ巻部122のラップ代は、10分の9とすることによって、端部巻部24の仕上がり厚みと、オーバーラップ巻部122の仕上がり厚みとが同じ程度となる。
コネクタCにおいて電線12が延出する面を電線延出面とする。通常、電線延出面はキャビティの開口がある面である。電線延出面は方形又は方形に近い形状に形成される。端部巻部24の仕上がり厚みは、電線延出面のうち短辺方向に沿った寸法と同じであってもよいし、それよりも大寸であってもよいし、小寸であってもよい。また端部巻部24の仕上がり厚みは、電線延出面のうち長辺方向に沿った寸法と同じであってもよいし、それよりも大寸であってもよいし、小寸であってもよい。
<実施形態2の効果等>
本例におけるワイヤーハーネス110によっても、実施形態1にかかるワイヤーハーネス10と同様の効果を得ることができる。さらに本例におけるワイヤーハーネス110によると、端部巻部24が設けられているため、第1テープ巻保護部120における一方端部の厚みを厚くすることができる。端部巻部24がコネクタC側に設けられているため、第1テープ巻保護部120のうちコネクタCに近い位置にある一方端部の厚みを厚くすることができる。これにより車両においてワイヤーハーネス110を組付ける際、コネクタCを把持して移動させる途中にエッジ等があっても、コネクタCから延出する電線12を当該エッジ等から保護することができる。

[実施形態3]
実施形態3に係るワイヤーハーネスについて説明する。図4は実施形態3にかかるワイヤーハーネス210を示す縦断面図である。
本例は、テープ巻保護部が第2テープ巻保護部30である事例である。第2テープ巻保護部30における螺旋巻部32は複数層重なっている。
第2テープ巻保護部30における各層の螺旋巻部32は、粘着テープT同士が重ならないように螺旋状に巻かれている。従って、第2テープ巻保護部30における各層の螺旋巻部32はノンラップ巻部である。以下では、厚み方向に沿って接触しつつ重なり合う2つの層のうち内側の螺旋巻部32の層を内側層とし、外側の螺旋巻部32の層を外側層とする。
内側層における粘着テープTと、外側層における粘着テープTとは、分離していてもよい。つまり、内側層が巻き終わった時点で一端粘着テープTが切断されたのち、改めて外側層が巻き始められてもよい。この場合、内側層と外側層とを同じ巻き方で巻くことができる。これにより、内側層と外側層とにおいて螺旋の向きをそろえることができる。
内側層における粘着テープTと、外側層における粘着テープTとは、一続きであってもよい。この場合、内側層が巻き終わった時点で粘着テープTを切断せずに済む。内側層における粘着テープTと、外側層における粘着テープTとが一続きである場合、内側層と外側層とにおいて螺旋の向きが逆となる。また外側層における巻き始め部分は内側層における巻き終わり部分に重なる。
図4に示す例では、各層の螺旋巻部32は粘着テープT同士の間に隙間が生じないようにノンラップ巻きされている。各層の螺旋巻部32は粘着テープT同士の間に隙間が生じるようにノンラップ巻きされていてもよい。この場合、内側層の隙間と、外側層の隙間とが重ならないことが好ましい。つまり内側層の隙間の外側に外側層の粘着テープTが位置し、内側層の隙間を外側層の粘着テープTが覆うことが好ましい。
第2テープ巻保護部30における螺旋巻部32の層数は、特に限定されるものではなく、適宜設定可能である。例えば螺旋巻部32の層数は、3層以上であってもよいし、5層以上であってもよいし、10層以上であってもよい。螺旋巻部32の層数は例えば粘着テープTの厚みと第2テープ巻保護部30の仕上がり厚みとに鑑みて設定されてもよい。具体的には、粘着テープTの厚みが0.1ミリメートルであり、第2テープ巻保護部30の仕上がり厚みが0.5ミリメートルである場合に、螺旋巻部32の層数を図3に示す例のように5層とすることができる。
<実施形態3の効果等>
本例におけるワイヤーハーネス210によっても、実施形態1にかかるワイヤーハーネス10と同様に、保護性能の高い保護部が設けられつつ、結束用の粘着テープTとの持ち替え作業が生じにくいとの効果を得ることができる。さらにワイヤーハーネス210によると、螺旋巻部32が複数層重なっているため、螺旋巻部32が設けられた部分が簡易に2層よりも多層になる。
また第2テープ巻保護部30における各層の螺旋巻部32は、粘着テープT同士が重ならないように螺旋状に巻かれているため、各層において粘着テープTが隙間無く小径で巻かれることができる。
なお、上記各実施形態及び各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組み合わせることができる。例えば一のワイヤーハーネスに第1テープ巻保護部20、120及び第2テープ巻保護部30のうち複数が設けられていてもよい。
10、110、210 ワイヤーハーネス
12 電線
20、120 第1テープ巻保護部(テープ巻保護部)
22、122 螺旋巻部(オーバーラップ巻部)
24 端部巻部
30 第2テープ巻保護部(テープ巻保護部)
32 螺旋巻部
C コネクタ
T 粘着テープ

Claims (3)

  1. 電線と、
    前記電線の長手方向に沿った少なくとも一部の領域に設けられたテープ巻保護部と、
    を備え、
    前記テープ巻保護部は、粘着テープが前記電線の周囲に螺旋状に巻かれた螺旋巻部を含み、
    前記螺旋巻部が設けられた部分において前記粘着テープが2層よりも多層となるように巻かれており、
    前記テープ巻保護部は、第1テープ巻保護部を含み、
    前記第1テープ巻保護部における前記螺旋巻部は、前記粘着テープが前記粘着テープの幅寸法の2分の1より大きい領域が順次重なって巻かれたオーバーラップ巻部であり、
    前記第1テープ巻保護部は、前記電線の長手方向に沿って前記第1テープ巻保護部における一方端部に設けられた端部巻部をさらに有し、
    前記端部巻部において、粘着テープが同じ位置に複数層巻かれており、
    前記オーバーラップ巻部における巻始め部分が前記端部巻部の外周側に重なっており、
    前記電線の端部に設けられたコネクタをさらに備え、
    前記端部巻部は、前記第1テープ巻保護部のうち前記電線の長手方向に沿って前記コネクタに最も近い位置に設けられている、ワイヤーハーネス。
  2. 請求項に記載のワイヤーハーネスであって、
    前記テープ巻保護部は、第2テープ巻保護部を含み、
    前記第2テープ巻保護部における前記螺旋巻部は複数層重なっている、ワイヤーハーネス。
  3. 請求項に記載のワイヤーハーネスであって、
    前記第2テープ巻保護部における各層の前記螺旋巻部は、前記粘着テープ同士が重ならないように螺旋状に巻かれている、ワイヤーハーネス。
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