JP7215143B2 - 洗浄水タンク装置 - Google Patents

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Description

開示の実施形態は、洗浄水タンク装置に関する。
従来、手動での洗浄操作と自動での洗浄操作との両方に対応した洗浄水タンク装置が知られている。
たとえば、特許文献1には、フラップ式の排水弁体に対して手動用のチェーンと電動用のチェーンとが接続された洗浄水タンク装置が開示されている。この洗浄水タンク装置によれば、手動による洗浄操作が行われた場合には手動用のチェーンが引き上げられ、電動による洗浄操作が行われた場合には電動用のチェーンが引き上げられることで、排水弁体を引き上げて洗浄動作を開始させることができる。
米国特許出願公開第2008/0072369号明細書
しかしながら、排水口を上下動により開閉する直動式の排水弁体を備える洗浄水タンク装置に対して上述した従来技術を適用した場合、手動用チェーンおよび電動用チェーンのうち一方のチェーンが他方のチェーンに干渉するおそれがある。また、排水弁体の上下動をガイドするガイド部に手動用チェーンまたは電動用チェーンが干渉するおそれもある。このような干渉が生じると、洗浄動作が正常に行われなくなるおそれがある。
実施形態の一態様は、上記に鑑みてなされたものであって、手動での洗浄操作および自動での洗浄操作の両方に対応しつつ、洗浄動作を適切に実行することができる洗浄水タンク装置を提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係る洗浄水タンク装置は、便器に供給される洗浄水を貯留する洗浄水タンクの内部に配置され、前記洗浄水タンクの排水口を開閉する排水弁体と、前記排水弁体の上下動をガイドする筒状のガイド部と、前記ガイド部の側面に設けられた少なくとも1つの開口とを備える排水弁装置と、前記排水弁体に設けられた被接続部に下端が接続され、手動引上部に上端が接続される細長状の手動用接続部と、前記被接続部に下端が接続され、電動引上部に上端が接続される細長状の電動用接続部とを備え、前記手動用接続部の一部が第1筒部材によって覆われ、前記電動用接続部の一部が第2筒部材によって覆われる。
手動用接続部および電動用接続部をそれぞれ第1筒部材および第2筒部材で覆うことで、手動用接続部および電動用接続部の弛みを抑制することができる。これにより、手動用接続部および電動用接続部は、絡まりにくくなり、ガイド部の開口への入り込みを生じ難くなる、すなわち、手動用接続部および電動用接続部の干渉が生じ難くなる。したがって、手動での洗浄操作および自動での洗浄操作の両方に対応しつつ、洗浄動作を適切に実行することができる。
前記第1筒部材および前記第2筒部材のうち少なくとも一方の上端は、前記ガイド部の上端よりも上方に位置していてもよい。これにより、ガイド部に形成された開口に第1筒部材または第2筒部材が入り込みにくくなることから、手動用接続部または電動用接続部と開口との干渉を抑制することができる。
前記第1筒部材および前記第2筒部材のうち一方の長さは、前記開口の上下幅よりも長くてもよい。このように構成することで、ガイド部に形成された開口に第1筒部材または第2筒部材が入り込むことをより確実に抑制することができる。
前記第1筒部材および前記第2筒部材のうち一方の下端は、前記洗浄水タンクにおける死水水位よりも上方に位置していてもよい。これにより、死水水位の変動を抑えることができる。
前記第1筒部材および前記第2筒部材のうち一方の下端は、前記第1筒部材および前記第2筒部材のうち一方が設けられる前記手動用接続部および前記電動用接続部のうち一方における前記被接続部に接続される下端側接続部材に接していてもよい。また、前記第1筒部材および前記第2筒部材のうち他方の下端は、前記第1筒部材および前記第2筒部材のうち一方の下端よりも上方に位置していてもよい。このように構成することで、第1筒部材と第2筒部材との干渉を抑制することができる。
実施形態の一態様に係る洗浄水タンク装置は、前記手動用接続部に固定され、前記第1筒部材が上方へ移動した際に前記第1筒部材の上端に当接する第1当接部材と、前記電動用接続部に固定され、前記第2筒部材が上方へ移動した際に前記第2筒部材の上端に当接する第2当接部材とを備えていてもよい。これにより、第1筒部材および第2筒部材が浮力により上方に移動することによって手動用接続部および電動用接続部が露出することを抑制することができる。
実施形態の一態様によれば、手動での洗浄操作および自動での洗浄操作の両方に対応しつつ、洗浄動作を適切に実行することができる。
図1は、水洗大便器装置の構成の一例を示す全体斜視図である。 図2は、洗浄水タンク装置の内部構成の一例を示す模式図である。 図3は、排水弁装置の断面図である。 図4は、排水弁体における被接続部の周辺を拡大して示した断面図である。
以下、添付図面を参照して、本願の開示する洗浄水タンク装置の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
<1.水洗大便器装置の全体構成>
まず、本実施形態に係る洗浄水タンク装置を含む水洗大便器装置の全体構成について図1を参照して説明する。図1は、水洗大便器装置の構成の一例を示す全体斜視図である。
なお、本明細書においては、鉛直上向き方向を「上方」、鉛直下向き方向を「下方」と記載する。また、便器2に正対した使用者からみて便器2の手前側を「前方」、奥側を「後方」、右側を「右側方」、左側を「左側方」と記載する。
図1に示すように、水洗大便器装置1は、便器2と、洗浄水タンク装置3とを備える。便器2は、たとえば陶器製の洋式大便器であり、ボウル部21と、このボウル部21の下部に連通する排水トラップ管路22とを備える。ボウル部21には、便器2の内部に形成された導水路(図示せず)から供給される洗浄水を吐水する吐水口23が形成され、吐水口23から吐水された洗浄水は、旋回しながら下降してボウル部21を洗浄するようになっている。排水トラップ管路22は、ボウル部21に貯留される洗浄水の溜水面W0よりも下方に一端側の開口部が設けられ、他端側の開口部は、排水ソケット(図示せず)を介して床下の排出管(図示せず)に接続される。
洗浄水タンク装置3は、便器2の後方側の上面に配置され、便器2に供給される洗浄水を貯水する。なお、洗浄水タンク装置3は、便器2と一体的に形成されたもの(所謂ワンピース型)であってもよい。
<2.洗浄水タンク装置の内部構成>
次に、洗浄水タンク装置3の内部構成について図2を参照して説明する。図2は、洗浄水タンク装置3の内部構成の一例を示す模式図である。
図2に示すように、洗浄水タンク装置3は、上方が開放された洗浄水タンク30と、洗浄水タンク30の上部に設置される上蓋35とを備える。
洗浄水タンク30の底部31には、便器2の導水路(図示せず)と連通する排水口32が形成されており、洗浄水タンク装置3内の洗浄水は、かかる排水口32から便器2の導水路(図示せず)へ供給されるようになっている。
洗浄水タンク装置3は、洗浄水タンク30の内部に、給水装置4と、排水弁装置5とを備える。
給水装置4は、洗浄水タンク装置3の内部に洗浄水を供給するための装置である。具体的には、給水装置4は、外部の給水源(図示せず)に接続される給水管41と、この給水管41の上端部に取り付けられ、給水管41から給水される洗浄水の吐水と止水とを切り替える給水バルブ42と、洗浄水タンク装置3内の水位の変動に応じて上下動することによって給水バルブ42による吐水と止水を切り替えるフロート43とを備える。
洗浄水タンク装置3内の洗浄水が便器2へ排出されると、洗浄水の水位が低下し、これに伴ってフロート43が下降することで給水バルブ42が開放される。これにより、給水装置4から洗浄水タンク装置3への給水が開始される。一方、給水装置4からの給水によって洗浄水タンク装置3内の水位が上昇すると、水位の上昇に伴ってフロート43が上昇することによって給水バルブ42が閉じられる。これにより、給水装置4から洗浄水タンク装置3への給水が停止する。
排水弁装置5は、排水口32の上部に設けられ、排水口32を開放または閉鎖することによって洗浄水タンク装置3から便器2への排水を開始または停止させる。かかる排水弁装置5の構成の一例について図3をさらに参照して説明する。図3は、排水弁装置5の断面図である。
図2および図3に示すように、排水弁装置5は、本体部51と、排水弁体52と、ガイド部53と、調整筒54と、オーバーフロー管55とを備える。
図3に示すように、本体部51は、排水口32に差し込まれる排水筒511と、排水筒511よりも上方に形成され、排水弁体52が着座する弁座512と、弁座512から排水筒511に向かって縮径する縮径部513を備える。
また、本体部51は、排水口32の中心に対して同心円状に並んだ複数の柱部514を備える。複数の柱部514は、弁座512の外方において互いに間隔をあけて配置される。
排水弁体52は、本体部51における複数の柱部514の内側に配置される。排水弁体52は、フロート521と、シール部522と、壁部523とを備える。
フロート521は、空気が貯留される内部空間を有しており、水位に連動して上下動する。シール部522は、フロート521の下部外周部に取り付けられ、フロート521が下降した場合に、本体部51における弁座512に当接することによって排水口32を塞ぐ。壁部523は、フロート521の上部外周部に設けられ、フロート521の上面よりも高い位置まで延在する。かかる壁部523の周面には、複数の開口524が形成される。
ガイド部53は、本体部51における複数の柱部514の上部に取り付けられる円筒状の部材であり、複数の柱部514よりも上方に延在し、排水弁体52の上下動をガイドする。ガイド部53の周面には、複数の開口531が形成される。
調整筒54は、排水弁体52における壁部523の内側に取り付けられる円筒状の部材であり、壁部523に形成された複数の開口524を塞ぐ。
調整筒54は、フロート521の浮力調整機能を有しており、フロート521の上面との間に形成される貯水空間に洗浄水が貯まることでフロート521の錘となり、洗浄水タンク30内の水位に対する排水弁体52の高さ位置を変化させることができる。これにより、フロート521に対して調整筒54が取り付けられた場合と取り外された場合とで、排水弁体52により排水口32が閉じられるタイミングを異ならせることができる。
なお、排水弁体52がその可動範囲の最下位置、具体的には、排水口32を塞ぐ位置に配置された状態において、ガイド部53に形成される複数の開口531は、調整筒54によって部分的に塞がれた状態となる。
排水弁体52は、フロート521の上面に被接続部56を備える。被接続部56には、後述する手動用接続部および電動用接続部が接続される。
オーバーフロー管55は、本体部51の側方において本体部51と一体的に設けられる。オーバーフロー管55は、円筒状に形成され、上端開口551から流入した洗浄水を本体部51の縮径部513に形成された下端開口552から流出させる。下端開口552から流出した洗浄水は、排水口32から洗浄水タンク30の外部へ排出される。これにより、洗浄水タンク30から洗浄水が溢れることを防止することができる。
図2に示すように、洗浄水タンク装置3は、洗浄水タンク30の内部に、手動引上部6と、電動引上部7と、手動用接続部8と、電動用接続部9とを備える。
手動引上部6は、洗浄水タンク30の外側面に設けられたハンドル61と、ハンドル61に基端部が接続され、洗浄水タンク30内に延出する略L字状の手動用レバー62とを備える。手動用レバー62は、ハンドル61の回動操作によって、たとえば、図中の手前側へと揺動する。
手動用レバー62の先端部は、排水弁装置5の上方に位置する。手動用レバー62の先端部には、後述する手動用接続部8が接続される。
電動引上部7は、オーバーフロー管55の上部に取り付けられる駆動部71と、駆動部71により駆動する電動用レバー72とを備える。駆動部71は、図示しないリモコン等から送信される信号に従って動作し、電動用レバー72を揺動させる。電動用レバー72の先端部は、排水弁装置5の上方に位置する。電動用レバー72の先端部には、後述する電動用接続部9が接続される。
手動用接続部8は、手動引上部6と排水弁体52とを接続する。かかる手動用接続部8は、手動用レバー62の揺動により上方に引き上げられることで、排水弁体52を上方に引き上げる。また、電動用接続部9は、電動引上部7と排水弁体52とを接続する。かかる電動用接続部9は、電動用レバー72の揺動により上方に引き上げられることで、排水弁体52を上方に引き上げる。
ここで、手動用接続部8および電動用接続部9の具体的構成について図4をさらに参照して説明する。図4は、排水弁体52における被接続部56の周辺を拡大して示した断面図である。
図2および図4に示すように、手動用接続部8は、鎖81と、上端側接続部材82と、下端側接続部材83とを備える。鎖81は、金属製の輪が複数つなぎ合わさって形成される細長状の部材である。上端側接続部材82は、たとえばフックであり、鎖81の上端部に取り付けられる。上端側接続部材82は、手動用レバー62の先端部に設けられた複数の取付穴63のいずれかに取り付けられることで、手動引上部6と鎖81とを接続する。下端側接続部材83は、たとえばホグリングであり、鎖81の下端部に取り付けられる。下端側接続部材83は、フロート521の上面に設けられた被接続部56に形成された取付穴561に取り付けられることで、排水弁体52と鎖81とを接続する。
電動用接続部9は、鎖91と、上端側接続部材92と、下端側接続部材93とを備える。鎖91は、鎖81と同様、金属製の輪が複数つなぎ合わさって形成される細長状の部材である。上端側接続部材92は、たとえばフックであり、鎖91の上端部に取り付けられる。上端側接続部材92は、電動用レバー72の先端部に設けられた取付穴(図示せず)に取り付けられることで、電動引上部7と上端側接続部材92とを接続する。下端側接続部材93は、たとえばフックであり、鎖91の下端部に取り付けられる。下端側接続部材93は、手動用接続部8の下端側接続部材83に接続されることで、下端側接続部材83を介して排水弁体52と鎖91とを接続する。
このように、実施形態に係る排水弁装置5は、手動引上部6および電動引上部7に手動用接続部8および電動用接続部9を介して接続されており、手動引上部6を用いた手動による洗浄操作が行われた場合には手動用接続部8が引き上げられ、電動引上部7を用いた電動による洗浄操作が行われた場合には電動用接続部9が引き上げられることで、排水弁体52を引き上げて洗浄動作を開始させることができる。
一方、手動用接続部8および電動用接続部9は、いずれも被接続部56に接続されるため、手動用接続部8および電動用接続部9の鎖81,91同士が絡まるおそれがある。また、鎖が1つである場合と比較して、ガイド部53に形成された開口531に鎖81,91が入り込んで引っ掛かる可能性も高い。このような鎖81,91の干渉が生じると、洗浄動作が正常に行われなくなるおそれがある。
そこで、実施形態に係る洗浄水タンク装置3では、図4に示すように、手動用接続部8の一部を第1筒部材101で覆うとともに、電動用接続部9の一部を第2筒部材102で覆うこととした。これにより、手動用接続部8および電動用接続部9、具体的には鎖81,91の弛みが抑制されるため、鎖81,91は互いに絡まりにくくなり、また、ガイド部53の開口531にも入り込み難くなる。すなわち、鎖81,91の干渉が生じ難くなる。したがって、実施形態に係る洗浄水タンク装置3によれば、手動での洗浄操作および自動での洗浄操作の両方に対応しつつ、洗浄動作を適切に実行することができる。
また、第2筒部材102の上端は、ガイド部53の上端よりも上方に位置する。図4では、排水弁体52が可動範囲の最下位置に配置された状態を示しているが、第2筒部材102の上端は、排水弁体52が可動範囲の最上位置に配置された状態においてもガイド部53の上端よりも上方に位置することは言うまでもない。
このように、第2筒部材102の上端が常にガイド部53の上端よりも上方に位置するように第2筒部材102の長さを設定することにより、ガイド部53に形成された開口531に第2筒部材102が入り込むことを抑制することができる。したがって、鎖91と開口531との干渉を抑制することができる。
なお、上端がガイド部53の上方に位置される筒部材は、必ずしも第2筒部材102であることを要さず、第1筒部材101であってもよい。
また、第2筒部材102のうち一方の長さは、ガイド部53に形成された開口531の上下幅よりも長い。このため、ガイド部53に形成された開口531に第2筒部材102が入り込むことをより確実に抑制することができる。
また、第2筒部材102の下端は、洗浄水タンク30における死水水位DWLよりも上方に位置する。これにより、第2筒部材102は、閉弁時において洗浄水に水没することがないため、死水水位DWLの変動を抑えることができる。
また、第1筒部材101の下端は、手動用接続部8において被接続部56に接続される下端側接続部材83に接している。一方、第2筒部材102の下端は、第1筒部材101の下端よりも上方に位置する。具体的には、第2筒部材102の下端は、第1筒部材101の上端よりも上方に位置する。これにより、第1筒部材101と第2筒部材102との干渉を抑制することができる。また、第1筒部材101の長さを短くすることで、閉弁時における第1筒部材101の水没による死水水位DWLへの影響を小さくすることができる。
ここでは、排水弁体52に対して調整筒54が設けられる場合の例を示したが、排水弁体52に調整筒54が設けられない場合、第1筒部材101の長さは、ガイド部53における開口531の上下幅よりも長くなるように設定されてもよい。また、第1筒部材101の長さは、第1筒部材101の上端が常にガイド部53の上端よりも上方に位置するように設定されてもよい。
また、排水弁装置5は、第1当接部材111と、第2当接部材121と、第3当接部材122とを備える。第1当接部材111は、第1筒部材101よりも大径の円板状部材であり、手動用接続部8の鎖81に固定され、第1筒部材101が上方へ移動した際に第1筒部材101の上端に当接する。このように、第1当接部材111を鎖81に設けることで、第1筒部材101が浮力により上方に移動することによって鎖81が露出することを抑制することができる。
上述したように、第1筒部材101の下端は、下端側接続部材83に当接する。すなわち、第1筒部材101は、第1当接部材111と下端側接続部材83とによって移動が規制される。第1筒部材101が下端側接続部材83に当接している状態における第1筒部材101の上端と第1当接部材111との間のクリアランスは、鎖81の一輪分よりも短い距離に設定される。これにより、第1筒部材101の上端と第1当接部材111との間あるいは第1筒部材101の下端と下端側接続部材83との間から鎖81がはみ出て鎖91に絡まったりガイド部53の開口531に入り込んだりすることを抑制することができる。
第2当接部材121は、第2筒部材102よりも大径の円板状部材であり、電動用接続部9の鎖91に固定され、第2筒部材102が上方へ移動した際に第2筒部材102の上端に当接する。このように、第2当接部材121を鎖91に設けることで、第2筒部材102が浮力により上方に移動することによって鎖91が露出することを抑制することができる。第3当接部材122は、第2筒部材102よりも大径の円板状部材であり、電動用接続部9の鎖91に固定され、第2筒部材102が下方へ移動した際に第2筒部材102の下端に当接する。
このように、第2筒部材102は、第2当接部材121と第3当接部材122とによって移動が規制される。第2筒部材102が第3当接部材122に当接している状態における第2筒部材102の上端と第2当接部材121との間のクリアランスは、鎖91の一輪分よりも短い距離に設定される。これにより、第2筒部材102の上端と第2当接部材121との間あるいは第2筒部材102の下端と第3当接部材122との間から鎖91がはみ出て鎖81に絡まったりガイド部53の開口531に入り込んだりすることを抑制することができる。
なお、第3当接部材122は、下端側接続部材93に接続される鎖91の一輪よりも上方において鎖91に固定される。このように、下端側接続部材93に接続される鎖91の一輪分を第2筒部材102から露出させて自由度を確保することで、下端側接続部材93と鎖91との絡まりを抑制することができる。
上述してきたように、実施形態に係る洗浄水タンク装置3は、排水弁装置5と、細長状の手動用接続部8と、細長状の電動用接続部9とを備える。排水弁装置5は、便器2に供給される洗浄水を貯留する洗浄水タンク30の内部に配置され、洗浄水タンク30の排水口32を開閉する排水弁体52と、排水弁体52の上下動をガイドする筒状のガイド部53と、ガイド部53の側面に設けられた少なくとも1つの開口531とを備える。細長状の手動用接続部8は、排水弁体52に設けられた被接続部56に下端が接続され、手動引上部6に上端が接続される。細長状の電動用接続部9は、被接続部56に下端が接続され、電動引上部7に上端が接続される。また、実施形態に係る洗浄水タンク装置3は、手動用接続部8の一部が第1筒部材101によって覆われ、電動用接続部9の一部が第2筒部材102によって覆われる。
手動用接続部8および電動用接続部9をそれぞれ第1筒部材101および第2筒部材102で覆うことにより、手動用接続部8および電動用接続部9の弛みが抑制されるため、手動用接続部8および電動用接続部9は互いに絡まりにくくなり、また、ガイド部53の開口531にも入り込み難くなる。このように、手動用接続部8および電動用接続部9の干渉が生じ難くなることから、手動での洗浄操作および自動での洗浄操作の両方に対応しつつ、洗浄動作を適切に実行することができる。
また、第1筒部材101および第2筒部材102のうち少なくとも一方の上端は、ガイド部53の上端よりも上方に位置する。これにより、ガイド部53に形成された開口531に第1筒部材101または第2筒部材102が入り込むことを抑制することができる。したがって、手動用接続部8または電動用接続部9と開口531との干渉を抑制することができる。
また、第1筒部材101および第2筒部材102のうち一方の長さは、ガイド部53の開口531の上下幅よりも長い。このため、ガイド部53に形成された開口531に第1筒部材101または第2筒部材102が入り込むことをより確実に抑制することができる。
また、第1筒部材101および第2筒部材102のうち一方の下端は、洗浄水タンク30における死水水位DWLよりも上方に位置する。これにより、死水水位DWLの変動を抑えることができる。
また、第1筒部材および第2筒部材のうち一方の下端は、第1筒部材および第2筒部材のうち一方が設けられる手動用接続部および電動用接続部のうち一方における被接続部に接続される下端側接続部材に接しており、第1筒部材および第2筒部材のうち他方の下端は、第1筒部材および第2筒部材のうち一方の下端よりも上方に位置する。これにより、第1筒部材101と第2筒部材102との干渉を抑制することができる。
また、実施形態に係る洗浄水タンク装置は、第1当接部材と、第2当接部材とを備える。第1当接部材は、手動用接続部に固定され、第1筒部材が上方へ移動した際に第1筒部材の上端に当接する。第2当接部材は、電動用接続部に固定され、第2筒部材が上方へ移動した際に第2筒部材の上端に当接する。これにより、第1筒部材101および第2筒部材102が浮力により上方に移動することによって手動用接続部8および電動用接続部9が露出することを抑制することができる。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 水洗大便器装置
2 便器
3 洗浄水タンク装置
4 給水装置
5 排水弁装置
6 手動引上部
7 電動引上部
30 洗浄水タンク
51 本体部
52 排水弁体
53 ガイド部
101 第1筒部材
111 第1当接部材
102 第2筒部材
121 第2当接部材
122 第3当接部材
531 開口

Claims (5)

  1. 便器に供給される洗浄水を貯留する洗浄水タンクの内部に配置され、前記洗浄水タンクの排水口を開閉する排水弁体と、前記排水弁体の上下動をガイドする筒状のガイド部と、前記ガイド部の側面に設けられた少なくとも1つの開口とを備える排水弁装置と、
    前記排水弁体に設けられた被接続部に下端が接続され、手動引上部に上端が接続される細長状の手動用接続部と、
    前記被接続部に下端が接続され、電動引上部に上端が接続される細長状の電動用接続部と
    を備え、
    前記手動用接続部の一部が第1筒部材によって覆われ、前記電動用接続部の一部が第2筒部材によって覆われており、
    前記第1筒部材および前記第2筒部材のうち少なくとも一方の上端は、前記ガイド部の上端よりも上方に位置する、洗浄水タンク装置。
  2. 便器に供給される洗浄水を貯留する洗浄水タンクの内部に配置され、前記洗浄水タンクの排水口を開閉する排水弁体と、前記排水弁体の上下動をガイドする筒状のガイド部と、前記ガイド部の側面に設けられた少なくとも1つの開口とを備える排水弁装置と、
    前記排水弁体に設けられた被接続部に下端が接続され、手動引上部に上端が接続される細長状の手動用接続部と、
    前記被接続部に下端が接続され、電動引上部に上端が接続される細長状の電動用接続部と
    を備え、
    前記手動用接続部の一部が第1筒部材によって覆われ、前記電動用接続部の一部が第2筒部材によって覆われており、
    前記第1筒部材および前記第2筒部材のうち一方の長さは、前記開口の上下幅よりも長い、洗浄水タンク装置。
  3. 便器に供給される洗浄水を貯留する洗浄水タンクの内部に配置され、前記洗浄水タンクの排水口を開閉する排水弁体と、前記排水弁体の上下動をガイドする筒状のガイド部と、前記ガイド部の側面に設けられた少なくとも1つの開口とを備える排水弁装置と、
    前記排水弁体に設けられた被接続部に下端が接続され、手動引上部に上端が接続される細長状の手動用接続部と、
    前記被接続部に下端が接続され、電動引上部に上端が接続される細長状の電動用接続部と
    を備え、
    前記手動用接続部の一部が第1筒部材によって覆われ、前記電動用接続部の一部が第2筒部材によって覆われており、
    前記第1筒部材および前記第2筒部材のうち一方の下端は、前記第1筒部材および前記第2筒部材のうち一方が設けられる前記手動用接続部および前記電動用接続部のうち一方における前記被接続部に接続される下端側接続部材に接しており、前記第1筒部材および前記第2筒部材のうち他方の下端は、前記第1筒部材および前記第2筒部材のうち一方の下端よりも上方に位置する、洗浄水タンク装置。
  4. 便器に供給される洗浄水を貯留する洗浄水タンクの内部に配置され、前記洗浄水タンクの排水口を開閉する排水弁体と、前記排水弁体の上下動をガイドする筒状のガイド部と、前記ガイド部の側面に設けられた少なくとも1つの開口とを備える排水弁装置と、
    前記排水弁体に設けられた被接続部に下端が接続され、手動引上部に上端が接続される細長状の手動用接続部と、
    前記被接続部に下端が接続され、電動引上部に上端が接続される細長状の電動用接続部と
    を備え、
    前記手動用接続部の一部が第1筒部材によって覆われ、前記電動用接続部の一部が第2筒部材によって覆われており、
    前記手動用接続部に固定され、前記第1筒部材が上方へ移動した際に前記第1筒部材の上端に当接する第1当接部材と、
    前記電動用接続部に固定され、前記第2筒部材が上方へ移動した際に前記第2筒部材の上端に当接する第2当接部材と
    を備える、洗浄水タンク装置。
  5. 前記第1筒部材および前記第2筒部材のうち一方の下端は、前記洗浄水タンクにおける死水水位よりも上方に位置する、請求項1~の何れか一つに記載の洗浄水タンク装置。
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