JP7211333B2 - 電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、電子機器に関する。
電子機器としての電力変換装置は、直流の電力の大きさの変換、直流から交流への電力の変換、交流から直流への電力の変換、交流の周波数の変換等の用途に用いられる。電力変換装置は、電力の変換のために用いられるスイッチング素子を有している。そして、スイッチング素子が動作するときには、電力変換装置の内部においてノイズが生じることになる。そのため、このノイズが、電力変換装置の外部に配置された機器に影響を与えないようにする工夫がなされている。
例えば、特許文献1の電子機器においては、シールド材としての筐体の内部に発生したノイズが、出力ラインに接続される外部機器に放出されることを防ぐ工夫がなされている。具体的には、この電子機器においては、筐体の外部に取り付けられた出力端子台にフィルタコンデンサが設けられており、このフィルタコンデンサが出力ラインと接続されている。
特開2012-135175号公報
特許文献1の電子機器におけるフィルタコンデンサ等によって示される、ノイズの放出を防止するための電子部品としてのコンデンサを用いる場合には、次の課題があることが判明した。すなわち、電子部品としてのコンデンサを用いる場合には、ノイズの伝搬を低減する効果は、コンデンサに生じる等価直列インダクタンス(寄生インダクタンス)及び等価直列抵抗の影響、コンデンサを出力ラインに接続するための配線のインピーダンスによる影響等を受けやすいことが判明した。特に、電子部品としてのコンデンサによると、例えば、数MHz以下の周波数のノイズに対しては効果が得られる一方、数十MHz以上又は数百MHz以上の周波数のノイズに対しては効果がそれほど得られないことが判明した。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたもので、ノイズの伝搬を低減する効果を高めることができる電子機器を提供しようとして得られたものである。
本発明の第1態様は、
電気回路が形成された回路基板(3)と、
前記回路基板を収容し、グラウンド(G)に接地されるとともに前記回路基板のグラウンド(G1)が接続された金属筐体(2)と、
前記金属筐体の内部から外部に突出し、前記回路基板の入力端子(33)又は出力端子(34)を外部と接続するための外部接続端子(4)と、
前記金属筐体と前記外部接続端子との間に少なくとも一部が配置され、前記金属筐体と前記外部接続端子とを絶縁する、絶縁性を有する絶縁材料によって構成された絶縁体(5)と、を備え、
前記金属筐体には、前記外部接続端子と対向する状態で、前記金属筐体の本体部(21)から前記金属筐体の内方(D1)又は外方(D2)に向けて延出された筐体延出部(22)が形成されており、
前記絶縁体の少なくとも一部は、前記外部接続端子と前記筐体延出部との間に配置されており、
前記外部接続端子は、前記回路基板の前記出力端子を外部と接続するためのものであり、
前記外部接続端子、前記筐体延出部及び前記絶縁体によって、前記回路基板に設けられたスイッチング素子(32A)の動作を受けて発生するノイズ(N)が前記外部接続端子を介して前記金属筐体の外部へ伝搬することを抑制する疑似コンデンサ(10)が形成されている、電子機器。
本発明の第2態様は、
電気回路が形成された回路基板(3)と、
前記回路基板を収容し、グラウンド(G)に接地されるとともに前記回路基板のグラウンド(G1)が接続された金属筐体(2)と、
前記金属筐体の内部から外部に突出し、前記回路基板の入力端子(33)又は出力端子(34)を外部と接続するための外部接続端子(4)と、
前記金属筐体と前記外部接続端子との間に少なくとも一部が配置され、前記金属筐体と前記外部接続端子とを絶縁する、絶縁性を有する絶縁材料によって構成された絶縁体(5)と、を備え、
前記金属筐体には、前記外部接続端子と対向する状態で、前記金属筐体の本体部(21)から前記金属筐体の内方(D1)又は外方(D2)に向けて延出された筐体延出部(22)が形成されており、
前記絶縁体の少なくとも一部は、前記外部接続端子と前記筐体延出部との間に配置されており、
前記筐体延出部は、前記回路基板に設けられたスイッチング素子の動作を受けて発生する磁束(M)が交差する状態で、前記金属筐体の前記本体部から前記金属筐体の内方に向けて延出されている、電子機器にある。
本発明の第3態様は、
電気回路が形成された回路基板(3)と、
前記回路基板を収容し、グラウンド(G)に接地されるとともに前記回路基板のグラウンド(G1)が接続された金属筐体(2)と、
前記金属筐体の内部から外部に突出し、前記回路基板の入力端子(33)又は出力端子(34)を外部と接続するための外部接続端子(4)と、
前記金属筐体と前記外部接続端子との間に少なくとも一部が配置され、前記金属筐体と前記外部接続端子とを絶縁する、絶縁性を有する絶縁材料によって構成された絶縁体(5)と、を備え、
前記金属筐体には、前記外部接続端子と対向する状態で、前記金属筐体の本体部(21)から前記金属筐体の内方(D1)又は外方(D2)に向けて延出された筐体延出部(22)が形成されており、
前記絶縁体の少なくとも一部は、前記外部接続端子と前記筐体延出部との間に配置されており、
前記筐体延出部は、前記金属筐体の前記本体部に形成された貫通穴(211)に連通された中心穴(221)を有する筒形状に形成されており、
前記外部接続端子は、前記貫通穴内及び前記中心穴内に連続して挿通されており、
前記絶縁体は、一定の厚みを有して、前記貫通穴及び前記中心穴に連続して配置されている、電子機器にある。
本発明の第4態様は、
電気回路が形成された回路基板(3)と、
前記回路基板を収容し、グラウンド(G)に接地されるとともに前記回路基板のグラウンド(G1)が接続された金属筐体(2)と、
前記金属筐体の内部から外部に突出し、前記回路基板の入力端子(33)又は出力端子(34)を外部と接続するための外部接続端子(4)と、
前記金属筐体と前記外部接続端子との間に少なくとも一部が配置され、前記金属筐体と前記外部接続端子とを絶縁する、絶縁性を有する絶縁材料によって構成された絶縁体(5)と、を備え、
前記金属筐体には、前記外部接続端子と対向する状態で、前記金属筐体の本体部(21)から前記金属筐体の内方(D1)又は外方(D2)に向けて延出された筐体延出部(22)が形成されており、
前記絶縁体の少なくとも一部は、前記外部接続端子と前記筐体延出部との間に配置されており、
前記外部接続端子における、前記絶縁体の少なくとも一部を介して前記筐体延出部と対向する部位は、前記外部接続端子の中心軸線と平行な軸部(44)と、前記軸部よりも拡径した拡径部(45)又は円板部(46)とを有する、電子機器にある。
前記電子機器においては、金属筐体に筐体延出部が形成されるとともに、絶縁体の少なくとも一部が外部接続端子と筐体延出部との間に配置されている。そして、外部接続端子、筐体延出部及び絶縁体によって、外部機器から電子機器へ外部接続端子を介して伝搬するノイズ、又は電子機器から外部機器へ外部接続端子を介して伝搬するノイズを低減する疑似コンデンサが形成される。
この疑似コンデンサを利用したノイズ低減構造は、電子部品としてのコンデンサを用いずに実現されるものであり、コンデンサに特有の等価直列インダクタンス及び等価直列抵抗をなくすことができる。また、コンデンサの接続に用いられる配線をなくすことができる。これらのことにより、電子部品としてのコンデンサによってはノイズの伝搬を低減する効果が得られなかった高い周波数のノイズに対しても、ノイズの伝搬を低減する効果を得ることができる。
前記電子機器においては、ノイズの伝搬を低減するコンデンサを廃止する以外にも、ノイズの伝搬を低減するための、電子部品としてのコンデンサを併用してもよい。この場合には、疑似コンデンサとコンデンサとの併用により、ノイズを低減する効果がより多く得られることがある。
それ故、前記電子機器によれば、ノイズの伝搬を低減する効果を高めることができる。
なお、本発明の第1~第4態様において示す各構成要素のカッコ書きの符号は、実施形態における図中の符号との対応関係を示すが、各構成要素を実施形態の内容のみに限定するものではない。
図1は、実施形態1にかかる、電力変換装置の内部を模式的に示す平面図である。 図2は、実施形態1にかかる、電力変換装置の内部を模式的に示す正面図である。 図3は、実施形態1にかかる、電力変換装置において疑似コンデンサを形成するときの概略的な電気構成図である。 図4は、実施形態1にかかる、電力変換装置の外部接続端子及び筐体延出部の周辺を示す断面図である。 図5は、実施形態1にかかる、電力変換装置の外部接続端子及び筐体延出部の周辺を示す斜視断面図である。 図6は、実施形態1にかかる、他の電力変換装置の外部接続端子及び筐体延出部の周辺を示す斜視断面図である。 図7は、実施形態2にかかる、電力変換装置の外部接続端子及び筐体延出部の周辺を示す断面図である。 図8は、実施形態2にかかる、他の電力変換装置の外部接続端子及び筐体延出部の周辺を示す断面図である。 図9は、実施形態2にかかる、他の電力変換装置の外部接続端子及び筐体延出部の周辺を示す断面図である。 図10は、実施形態2にかかる、他の電力変換装置の外部接続端子及び筐体延出部の周辺を示す断面図である。 図11は、実施形態2にかかる、他の電力変換装置の外部接続端子及び筐体延出部の周辺を示す断面図である。 図12は、実施形態3にかかる、電力変換装置の外部接続端子及び筐体延出部の周辺を示す斜視断面図である。 図13は、実施形態3にかかる、他の電力変換装置の外部接続端子及び筐体延出部の周辺を示す斜視断面図である。
前述した電子機器にかかる好ましい実施形態について、図面を参照して説明する。
<実施形態1>
本形態の電子機器は、図1~図3に示すように、直流電力の大きさを変換する電力変換装置1、換言すればDC-DCコンバータを構成する。電力変換装置1は、回路基板3、金属筐体2、外部接続端子4及び絶縁体5を備える。回路基板3は、スイッチング素子32Aが用いられた電気回路を有する。金属筐体2は、回路基板3を収容しており、グラウンドGに接地されている。金属筐体2には、回路基板3のグラウンドG1が接続されている。
図4及び図5に示すように、外部接続端子4は、金属筐体2の内部から外部に突出しており、回路基板3の出力端子34を外部と接続するために用いられる。絶縁体5は、金属筐体2と外部接続端子4との間に一部が配置されており、金属筐体2と外部接続端子4とを絶縁する。金属筐体2には、外部接続端子4と対向する状態で、金属筐体2の本体部21から金属筐体2の内方D1に向けて延出された筐体延出部22が形成されている。絶縁体5の一部は、外部接続端子4と筐体延出部22との間に配置されている。
以下に、本形態の電力変換装置1について詳説する。
(電力変換装置1)
図3に示すように、本形態の電力変換装置1は、回路基板3の電気回路によって、車両に搭載された電池61の直流電圧V1を、車両に搭載されたバッテリー62、小電力機器63等に用いられる直流電圧V2に変換するものである。電池61は、ハイブリッド車、電気自動車等を駆動するモータに使用される数百ボルトの電圧を有するものである。バッテリー62は数ボルトから数十ボルト程度の電圧を有するものであり、小電力機器63等は、数ボルトから数十ボルト程度の電圧を利用するものである。電力変換装置1の回路基板3の出力端子34には、外部機器としてのバッテリー62、小電力機器63等が接続される。
電力変換装置1は、回路基板3におけるスイッチング素子32A等の動作を受けて発生するノイズNが、外部接続端子4に接続された外部機器としてのバッテリー62、小電力機器63等へ伝搬することを防止する構造を有する。具体的には、電力変換装置1においては、外部接続端子4、筐体延出部22及び絶縁体5によって、ノイズNが外部接続端子4を介して金属筐体2の内部から外部へ伝搬することを抑制する疑似コンデンサ10が形成されている。
図4に示すように、疑似コンデンサ10は、外部接続端子4及び金属筐体2を一対の電極として用いるとともに、絶縁体5の一部を誘電体として用いて構成されている。図4においては、一対の電極として用いられる外部接続端子4及び金属筐体2の各部分を二点鎖線Fによって示す。
疑似コンデンサ10の静電容量C[F]は、絶縁体5の誘電率をε[F/m]、外部接続端子4と金属筐体2とが対向して形成された一対の電極の対向面積をS[m2]、外部接続端子4と金属筐体2との間に配置された、誘電体を構成する絶縁体5の厚みt2をd[m]としたとき、C=ε・S/dによって表される。外部接続端子4と金属筐体2とによる一対の電極の対向面積は、外部接続端子4の外周及び本体部21の貫通穴211の間の対向面積と、外部接続端子4の外周及び筐体延出部22の中心穴221の間の対向面積との和となる。
本形態においては、疑似コンデンサ10の静電容量Cをできるだけ大きくするために、外部接続端子4と金属筐体2とが対向する面積を増やす一方、絶縁体5の厚みt2を小さくする。ただし、外部接続端子4と金属筐体2とが対向する面積は、外部接続端子4、及び金属筐体2における、外部接続端子4の周囲が大きくなり過ぎない限度において大きくする。また、絶縁体5の厚みt2は、絶縁性を確保することができる限度において小さくする。
図1及び図3に示すように、スイッチング素子32Aのスイッチング動作によって、通電及び通電の遮断が行われる配線の部分には、電圧(又は電流)の大きな変化が生じ、スイッチング動作によって生じる磁界に大きな変化が生じる。この磁界の変化がノイズNとなって発生する。そして、回路基板3の出力端子34から外部接続端子4へ重畳するノイズNは、疑似コンデンサ10、金属筐体2及び回路基板3のグラウンドG1を経由して回路基板3に戻る。これにより、外部接続端子4に重畳するノイズNが低減され、ノイズNが外部接続端子4を経由して金属筐体2の内部から外部へ伝搬することが防止される。
図3には、電力変換装置1において疑似コンデンサ10を形成するときの概略的な電気構成図を示す。金属筐体2の内部には、回路基板3が収容されている。回路基板3の入力端子33には、入力側の外部接続端子4Aが配線を介して接続されており、回路基板3の出力端子34には、出力側の外部接続端子4が内部配線401を介して接続されている。金属筐体2には、入力側の外部接続端子4Aが挿通される貫通穴と、出力側の外部接続端子4が挿通される貫通穴211とが形成されている。入力側の外部接続端子4Aは、絶縁体を介して金属筐体2と絶縁されている。
(入力側の外部接続端子4A)
本形態の疑似コンデンサ10は、出力側の外部接続端子4及び絶縁体5を用いて形成されている。一方、疑似コンデンサ10は、入力側の外部接続端子4A、金属筐体2から外部接続端子4Aの周りに延出された筐体延出部及び絶縁体を用いて形成されていてもよい。この場合には、疑似コンデンサ10によって、入力側の外部接続端子4Aを経由して電力変換装置1の外部から内部へ伝搬するノイズNを低減することができる。また、疑似コンデンサ10は、入力側の外部接続端子4A及び筐体延出部が形成された部位と、出力側の外部接続端子4及び筐体延出部22が形成された部位との両方に形成されていてもよい。
(グラウンドG)
図3に示すように、回路基板3のグラウンドG1、及び外部機器としてのバッテリー62、小電力機器63等の各グラウンドG2は、金属筐体2と共通のグラウンドGに接続されている。回路基板3のグラウンドG1は、配線を介して金属筐体2に接続されている。回路基板3のグラウンドG1は、図2に示すように、回路基板3を金属筐体2に取り付けるための取付部35を介してグラウンドGに接続されている。また、回路基板3のグラウンドG1は、回路基板3から金属筐体2に接続される配線を介してグラウンドGに接続されていてもよい。
回路基板3のグラウンドG1は、疑似コンデンサ10を形成する筐体延出部22にできるだけ近い位置に配置することができる。この構成により、ノイズNが、外部接続端子4及び疑似コンデンサ10から金属筐体2を経由して回路基板3へ迅速に戻るようにすることができる。
(金属筐体2)
図1及び図2に示すように、金属筐体2は、導電性を有しており、アルミニウム、アルミニウム合金等のアルミニウム材料によって構成されている。金属筐体2は、回路基板3等を内部に収容して保護するために用いられる。金属筐体2は、2つに分割された筐体部品20によって構成されている。2つの筐体部品20は、内部に回路基板3を収容し、筐体部品20同士の間の隙間が封止された状態で、ビス等によって組み合わされている。
図2及び図5に示すように、金属筐体2の本体部21は、回路基板3の板面301と対向する底部23と、底部23の外縁において底部23から起立する側壁部24とを有する。金属筐体2の本体部21とは、金属筐体2における筐体延出部22以外の部分のことをいう。回路基板3の板面301とは、面積が最も大きい表面のことをいう。金属筐体2の底部23は、金属筐体2における、面積が最も大きい表面を形成する。金属筐体2には、底部23と平行な状態で、外部接続端子4が配置される台座部が形成されていてもよい。
金属筐体2には、外部接続端子4を挿通させるための貫通穴211が形成されている。本形態の貫通穴211は、金属筐体2の底部23に形成されている。貫通穴211は、金属筐体2の台座部に形成されていてもよい。金属筐体2の本体部21は、グラウンド(アース)Gに接地されており、グラウンドGの電位は0Vとなっている。
(筐体延出部22)
図4及び図5に示すように、筐体延出部22は、金属筐体2の貫通穴211の周縁において、外部接続端子4の周囲の半周以上の範囲において、外部接続端子4に対向して形成されている。外部接続端子4の周囲とは、中心軸線Oの周りの外部接続端子4の外周側のことをいう。本形態の筐体延出部22は、外部接続端子4の周囲の全周に形成されている。この構成により、疑似コンデンサ10の静電容量Cを適切に確保することができる。本形態の筐体延出部22は、金属筐体2の貫通穴211に連通された中心穴221を有する筒形状に形成されている。中心穴221は、貫通穴211に連続して形成されている。貫通穴211及び筐体延出部22の中心穴221は、円形状の穴として形成されている。
図2に示すように、本形態の筐体延出部22は、金属筐体2における、回路基板3の板面301と対向する底部23に対して直交する状態で形成されている。外部接続端子4の中心を通る中心軸線Oは、金属筐体2の底部23に対して直交している。換言すれば、筐体延出部22は、金属筐体2における、最も広い面積を有する底部23に対して直交して、側壁部24と平行な状態で形成されている。そのため、金属筐体2の筐体部品20をダイキャスト等の工法によって成形する際に、成形型から筐体部品20が離型される方向に沿って筐体延出部22を形成することができ、筐体部品20に筐体延出部22の形状を追加することが容易である。
図1に示すように、筐体延出部22は、回路基板3に設けられたスイッチング素子32Aのスイッチング動作を受けて発生する磁束Mが交差する状態で、金属筐体2の本体部21から金属筐体2の内方D1に向けて延出されている。この構成により、筐体延出部22によって金属筐体2の内部に生じる放射ノイズを遮蔽し、この放射ノイズが外部接続端子4に影響を及ぼしにくくすることができる。そのため、外部接続端子4から金属筐体2の外部へノイズがより伝搬しにくくすることができる。
より具体的には、スイッチング素子32Aのスイッチング動作時には、スイッチング素子32Aによって導通されるリード部の周囲に磁界が発生する。この磁界の磁束Mは、金属筐体2の筐体延出部22の形成方向、換言すれば外部接続端子4の中心軸線Oの方向Dに対して交差する方向に生じる。本形態においては、スイッチング素子32Aの動作に伴って発生する磁束Mは、筐体延出部22の形成方向に直交する方向に向けられる。
(外部接続端子4)
図1及び図4に示すように、外部接続端子4は、回路基板3の出力端子34に対して、バスバー等の内部配線401を介して接続されている。そして、外部接続端子4における、金属筐体2の外部に配置される部位には、外部配線402を接続するための接続部42が形成されている。外部接続端子4の接続部42は、金属筐体2の外表面から外方D2に突出して配置されている。
外部接続端子4における、貫通穴211及び中心穴221に挿通される挿通部41は、円形状の断面を有する丸軸状に形成されている。外部接続端子4の挿通部41は、貫通穴211内及び中心穴221内に連続して挿通されている。外部接続端子4及び絶縁体5は、金属筐体2の本体部21に形成された貫通穴211内、及び筐体延出部22の中心穴221内に挿通されている。
本形態の外部接続端子4の挿通部41の先端411は、筐体延出部22の延出先端222よりも先端側に位置する。換言すれば、金属筐体2内に配置された外部接続端子4の挿通部41の先端411は、金属筐体2内に配置された筐体延出部22の延出先端222よりも突出している。この構成により、外部接続端子4に、回路基板3から引き出されたバスバー等の内部配線401を接続することが容易である。
また、図6に示すように、筐体延出部22には、外部接続端子4の挿通部41の先端411に接続されたバスバー等の内部配線401が配置される切欠き部223が形成されていてもよい。切欠き部223の形成によって、外部接続端子4と筐体延出部22との絶縁が確保される。
(絶縁体5)
図4及び図5に示すように、絶縁体5は、絶縁性を有する樹脂材料によって構成されており、外部接続端子4を、金属筐体2との間で絶縁した状態で、外部接続端子4を金属筐体2に取り付けるために用いられる。絶縁体5は、金属筐体2の本体部21に外方D2から配置される取付基部51と、取付基部51から突出して形成された筒状部52とを有する。筒状部52は、貫通穴211内及び中心穴221内に連続して配置される部分である。換言すれば、筒状部52は、疑似コンデンサ10を形成するときの誘電体となる部分であり、外部接続端子4の外周と、金属筐体2の本体部21の貫通穴211の内周及び筐体延出部22の中心穴221の内周との間に挟まれる部分である。本形態の筒状部52は円筒部として形成されている。
取付基部51には、絶縁体5を金属筐体2の本体部21に固定するために用いられる挿通穴511が形成されている。絶縁体5は、挿通穴511に挿通されたネジ512が金属筐体2の本体部21に形成されためねじ部212に締め付けられて、金属筐体2に取り付けられる。
また、図4に示すように、外部接続端子4の外周には係止部43を形成し、取付基部51には、係止部43に係止されて、絶縁体5に対する外部接続端子4の位置決めをする位置決め部513を形成してもよい。外部接続端子4が絶縁体5から位置ずれしないようにするための係止部43及び位置決め部513は、外部接続端子4と絶縁体5とが接触する種々の箇所に形成してもよい。また、外部接続端子4は、絶縁体5を成形するときのインサート部品とし、絶縁体5をインサート成形する際に絶縁体5に一体的に配置してもよい。
絶縁体5の筒状部52は一定の厚みt2に形成されている。この構成により、疑似コンデンサ10を形成する誘電体の厚みを小さく維持することが容易であり、疑似コンデンサ10の静電容量を効果的に増加させることができる。本形態の筒状部52は、外部接続端子4の外周と、本体部の貫通穴211の内周及び筐体延出部22の中心穴221の内周とに倣って円筒形状に形成されている。
図4に示すように、絶縁体5における、外部接続端子4と筐体延出部22との間に配置される部位の厚みt2、換言すれば筒状部52の厚みt2は、筐体延出部22の厚みt1よりも小さい。この構成により、疑似コンデンサ10の誘電体を構成する筒状部52の厚みt2を小さくし、疑似コンデンサ10の静電容量Cを大きくすることができる。厚みt1,t2が均一でない場合には、厚みt1,t2は厚みの平均値とすればよい。筒状部52の厚みt2は、例えば、0.3~2mmの範囲内にすることができる。
(回路基板3)
図1及び図2に示すように、回路基板3は、基板部31と、基板部31に設けられた各種の電子部品32とによって構成されている。電子部品32は、直流電圧V1,V2を変換する電力変換部品321、回路基板3の入力端子33と電力変換部品321の入力側とに接続された入力フィルタ322、及び電力変換部品321の出力側と回路基板3の出力端子34とに接続された出力フィルタ323を有する。回路基板3には、電子部品32によって電気回路としての電力変換回路が形成されている。回路基板3の電子部品32の一つとしてのスイッチング素子32Aは、IGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)、MOS-FET(MOS型の電界効果トランジスタ)等によって構成される。
(作用効果)
本形態の電力変換装置1においては、金属筐体2に筐体延出部22が形成されるとともに、絶縁体5の一部としての筒状部52が外部接続端子4と筐体延出部22との間に配置されている。そして、外部接続端子4、筐体延出部22及び絶縁体5によって、電力変換装置1から外部機器としてのバッテリー62、小電力機器63等へ外部接続端子4を介して伝搬するノイズNを低減する疑似コンデンサ10が形成されている。
この疑似コンデンサ10を利用したノイズ低減構造は、電子部品としてのコンデンサを用いずに実現されるものであり、コンデンサに特有の等価直列インダクタンス及び等価直列抵抗をなくすことができる。また、コンデンサの接続に用いられる配線をなくすことができる。これらのことにより、電子部品としてのコンデンサによってはノイズNの伝搬を低減する効果が得られなかった高い周波数のノイズNに対しても、ノイズNの伝搬を低減する効果が得られる。
疑似コンデンサ10は、金属筐体2、外部接続端子4及び絶縁体5を利用したものであり、一般的な電子部品としてのコンデンサと異なり、例えば、数十MHz以上又は数百MHz以上の高周波帯のノイズNを効果的に低減させることができる。疑似コンデンサ10は、例えば、10MHz以上の高周波帯のノイズNを低減することができる。
また、疑似コンデンサ10は、電力変換装置1を構成する際に必要となる、金属筐体2、外部接続端子4及び絶縁体5を利用しており、新たに別の部品を追加することなく形成することができる。そのため、疑似コンデンサ10は、電力変換装置1を構成する部品の簡単な構造の変更によって形成することができる。
それ故、電力変換装置1によれば、電力変換装置1を構成する部品の簡単な構造の変更によって、ノイズNの伝搬を低減する効果を高めることができる。
<実施形態2>
本形態は、金属筐体2の筐体延出部22、外部接続端子4等の形成の仕方が、実施形態1の場合と異なる電力変換装置1について示す。
図7に示すように、筐体延出部22は、金属筐体2の本体部21から金属筐体2の外方D2へ延出して形成されていてもよい。この場合にも、筐体延出部22は、金属筐体2の本体部21の貫通穴211の周縁に形成することができる。この場合には、金属筐体2の外形が大きくなる一方、金属筐体2の内部のスペースを増やすことができる。
また、図8に示すように、筐体延出部22は、金属筐体2の本体部21から金属筐体2の内方D1及び外方D2へ延出して形成されていてもよい。この場合には、筐体延出部22の延出長さを長くすることができ、疑似コンデンサ10の静電容量Cを大きくすることができる。この場合にも、筐体延出部22は、金属筐体2の本体部21の貫通穴211の周縁に形成することができる。
また、図9に示すように、外部接続端子4は、外部接続端子4の中心軸線Oと平行な軸部44と、軸部44よりも拡径した拡径部45とを有していてもよい。軸部44は、金属筐体2の本体部21の貫通穴211及び筐体延出部22の中心穴221に挿通される。拡径部45は、貫通穴211及び中心穴221の外部に配置される。この場合には、拡径部45と筐体延出部22の延出先端222との間に絶縁体5の取付基部51の一部514が挟まれる。そして、拡径部45及び取付基部51の一部514を、疑似コンデンサ10を形成するための誘電体として利用することができる。この構成により、疑似コンデンサ10の静電容量Cを増加させることができる。
また、図10に示すように、外部接続端子4は、軸部44と、軸部44よりも外径が大きい円板部46とによって形成してもよい。この場合には、円板部46と筐体延出部22の延出先端222との間に絶縁体5の一部515が挟まれる。そして、円板部46及び絶縁体5の一部515を、疑似コンデンサ10を形成するための誘電体として利用することができる。これによっても、疑似コンデンサ10の静電容量Cを増加させることができる。
また、図11に示すように、外部接続端子4を、軸部44と円板部46とを用いて形成する場合には、円板部46の先端には、中心軸線Oの方向Dに平行に屈曲する屈曲部47を形成してもよい。この場合には、円板部46と筐体延出部22の延出先端222との間に絶縁体5の一部515が挟まれるとともに、屈曲部47と筐体延出部22の外周面224との間に絶縁体5の他の一部516が挟まれる。そして、円板部46及び屈曲部47、並びに絶縁体5の一部515及び他の一部516を、疑似コンデンサ10を形成するための誘電体として利用することができる。この構成により、疑似コンデンサ10の静電容量Cをより増加させることができる。
また、図示は省略するが、外部接続端子4が軸部44及び拡径部45を有する場合には、筐体延出部22を、拡径部45の外周に対向する位置に形成することもできる。また、疑似コンデンサ10の静電容量Cを増加させるために、外部接続端子4及び筐体延出部22の形状を適宜変形することができる。
本形態の電力変換装置1における、その他の構成、作用効果等については、実施形態1の場合と同様である。また、本形態においても、実施形態1に示した符号と同一の符号が示す構成要素は、実施形態1の場合と同様である。
<実施形態3>
本形態は、実施形態1,2とは異なる種々の工夫をした電力変換装置1について示す。
図12に示すように、疑似コンデンサ10は、複数の外部接続端子4と、複数の外部接続端子4と対向するとともに複数の外部接続端子4を囲う筐体延出部22と、複数の外部接続端子4と筐体延出部22との間に配置された絶縁体5の一部とによって形成されていてもよい。複数の外部接続端子4は、互いに電圧が異なる出力端子34を外部機器としてのバッテリー62、小電力機器63等へ接続するものとしてもよい。
また、図示は省略するが、外部接続端子4を用いた疑似コンデンサ10は、金属筐体2における別々の箇所に2つ以上形成されていてもよい。
また、図13に示すように、外部接続端子4は、角形状の断面に形成されていてもよい。筐体延出部22は、外部接続端子4の全周ではなく、周方向の一部にのみ形成されていてもよい。換言すれば、筐体延出部22は、筒形状ではない壁形状に形成されていてもよい。ただし、筐体延出部22は、外部接続端子4の中心軸線Oの周りの半周分以上の範囲に形成することが好ましい。
また、図示は省略するが、筐体延出部22は、金属筐体2の本体部21の側壁部24を利用して形成されていてもよい。換言すれば、筐体延出部22は、側壁部24を利用して筒形状に形成されていてもよい。この場合には、筐体延出部22が金属筐体2において占めるスペースを小さくすることができる。
本形態の電力変換装置1における、その他の構成、作用効果等については、実施形態1の場合と同様である。また、本形態においても、実施形態1に示した符号と同一の符号が示す構成要素は、実施形態1の場合と同様である。
電子機器は、ノイズNの伝搬を低減する必要があれば、電力変換装置1以外のものとしてもよい。また、電力変換装置1は、DC-DCコンバータ以外のものとしてもよい。
本発明は、各実施形態のみに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲においてさらに異なる実施形態を構成することが可能である。また、本発明は、様々な変形例、均等範囲内の変形例等を含む。さらに、本発明から想定される様々な構成要素の組み合わせ、形態等も本発明の技術思想に含まれる。
1 電力変換装置(電子機器)
10 疑似コンデンサ
2 金属筐体
22 筐体延出部
3 回路基板
30 電気回路
4 外部接続端子
5 絶縁体

Claims (7)

  1. 電気回路が形成された回路基板(3)と、
    前記回路基板を収容し、グラウンド(G)に接地されるとともに前記回路基板のグラウンド(G1)が接続された金属筐体(2)と、
    前記金属筐体の内部から外部に突出し、前記回路基板の入力端子(33)又は出力端子(34)を外部と接続するための外部接続端子(4)と、
    前記金属筐体と前記外部接続端子との間に少なくとも一部が配置され、前記金属筐体と前記外部接続端子とを絶縁する、絶縁性を有する絶縁材料によって構成された絶縁体(5)と、を備え、
    前記金属筐体には、前記外部接続端子と対向する状態で、前記金属筐体の本体部(21)から前記金属筐体の内方(D1)又は外方(D2)に向けて延出された筐体延出部(22)が形成されており、
    前記絶縁体の少なくとも一部は、前記外部接続端子と前記筐体延出部との間に配置されており、
    前記外部接続端子は、前記回路基板の前記出力端子を外部と接続するためのものであり、
    前記外部接続端子、前記筐体延出部及び前記絶縁体によって、前記回路基板に設けられたスイッチング素子(32A)の動作を受けて発生するノイズ(N)が前記外部接続端子を介して前記金属筐体の外部へ伝搬することを抑制する疑似コンデンサ(10)が形成されている、電子機器。
  2. 電気回路が形成された回路基板(3)と、
    前記回路基板を収容し、グラウンド(G)に接地されるとともに前記回路基板のグラウンド(G1)が接続された金属筐体(2)と、
    前記金属筐体の内部から外部に突出し、前記回路基板の入力端子(33)又は出力端子(34)を外部と接続するための外部接続端子(4)と、
    前記金属筐体と前記外部接続端子との間に少なくとも一部が配置され、前記金属筐体と前記外部接続端子とを絶縁する、絶縁性を有する絶縁材料によって構成された絶縁体(5)と、を備え、
    前記金属筐体には、前記外部接続端子と対向する状態で、前記金属筐体の本体部(21)から前記金属筐体の内方(D1)又は外方(D2)に向けて延出された筐体延出部(22)が形成されており、
    前記絶縁体の少なくとも一部は、前記外部接続端子と前記筐体延出部との間に配置されており、
    前記筐体延出部は、前記回路基板に設けられたスイッチング素子の動作を受けて発生する磁束(M)が交差する状態で、前記金属筐体の前記本体部から前記金属筐体の内方に向けて延出されている、電子機器。
  3. 電気回路が形成された回路基板(3)と、
    前記回路基板を収容し、グラウンド(G)に接地されるとともに前記回路基板のグラウンド(G1)が接続された金属筐体(2)と、
    前記金属筐体の内部から外部に突出し、前記回路基板の入力端子(33)又は出力端子(34)を外部と接続するための外部接続端子(4)と、
    前記金属筐体と前記外部接続端子との間に少なくとも一部が配置され、前記金属筐体と前記外部接続端子とを絶縁する、絶縁性を有する絶縁材料によって構成された絶縁体(5)と、を備え、
    前記金属筐体には、前記外部接続端子と対向する状態で、前記金属筐体の本体部(21)から前記金属筐体の内方(D1)又は外方(D2)に向けて延出された筐体延出部(22)が形成されており、
    前記絶縁体の少なくとも一部は、前記外部接続端子と前記筐体延出部との間に配置されており、
    前記筐体延出部は、前記金属筐体の前記本体部に形成された貫通穴(211)に連通された中心穴(221)を有する筒形状に形成されており、
    前記外部接続端子は、前記貫通穴内及び前記中心穴内に連続して挿通されており、
    前記絶縁体は、一定の厚みを有して、前記貫通穴及び前記中心穴に連続して配置されている、電子機器。
  4. 電気回路が形成された回路基板(3)と、
    前記回路基板を収容し、グラウンド(G)に接地されるとともに前記回路基板のグラウンド(G1)が接続された金属筐体(2)と、
    前記金属筐体の内部から外部に突出し、前記回路基板の入力端子(33)又は出力端子(34)を外部と接続するための外部接続端子(4)と、
    前記金属筐体と前記外部接続端子との間に少なくとも一部が配置され、前記金属筐体と前記外部接続端子とを絶縁する、絶縁性を有する絶縁材料によって構成された絶縁体(5)と、を備え、
    前記金属筐体には、前記外部接続端子と対向する状態で、前記金属筐体の本体部(21)から前記金属筐体の内方(D1)又は外方(D2)に向けて延出された筐体延出部(22)が形成されており、
    前記絶縁体の少なくとも一部は、前記外部接続端子と前記筐体延出部との間に配置されており、
    前記外部接続端子における、前記絶縁体の少なくとも一部を介して前記筐体延出部と対向する部位は、前記外部接続端子の中心軸線と平行な軸部(44)と、前記軸部よりも拡径した拡径部(45)又は円板部(46)とを有する、電子機器。
  5. 前記外部接続端子及び前記絶縁体は、前記金属筐体の前記本体部に形成された貫通穴(211)内に挿通されており、
    前記筐体延出部は、前記貫通穴の周縁において、前記外部接続端子の周囲の半周以上の範囲において、前記外部接続端子に対向して形成されている、請求項1~4のいずれか1項に記載の電子機器。
  6. 前記絶縁体における、前記外部接続端子と前記筐体延出部との間に配置される部位の厚み(t2)は、前記筐体延出部の厚み(t1)よりも小さい、請求項1~のいずれか1項に記載の電子機器。
  7. 前記電子機器は、前記回路基板の前記電気回路によって、直流電力の大きさを変換する電力変換装置(1)を構成している、請求項1~のいずれか1項に記載の電子機器。
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