JP7148584B2 - 車両前部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両前部構造に関するものである。
従来、自動車のエンジンルームは、ボンネットフード(「ボンネット」あるいは「フード」とも言われている。)によって開閉可能に覆われている。そのボンネットフードを開ける場合は、まず、運転席の前方等に配置されたボンネットオープンレバーを操作して、ボンネットフードを上昇させる。次に、ボンネットフードとグリルとの間の隙間から指を挿入してラッチレバーを操作することで、ボンネットフードを開けることが可能になっている(例えば、特許文献1参照)。
国際公開第2012/160793号
特許文献1の車両の前部車体構造では、ボンネットオープンレバーを操作して、ボンネット(2)を上昇させた際に、ボンネット(2)とグリル(6)との間の隙間が狭く、その中側にあるラッチ(22)の操作部がどこにあるのか分かり難い構造になっている。
このため、ユーザーは、ボンネット(2)とグリル(6)との間の隙間からエンジンルーム側に指を入れて、手探りでラッチ(22)の操作部を探して操作しなければならなかった。このように、特許文献1の車両の前部車体構造のラッチ(22)の操作部や、従来の自動車のラッチレバーの操作部は、操作部の位置が分り難く操作し難いという問題点があった。
本発明は、このような観点から創案されたものであり、ラッチレバーの位置を認識し易くすることができる車両前部構造を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明は、車両のボンネットフードに取り付けられるフードプロテクタと、前記ボンネットフードのロックを解除するラッチレバーと、を備えた車両前部構造であって、前記フードプロテクタは、前記ボンネットフードの前端下部から垂下する立壁と、前記ラッチレバーの操作部を露出させるために前記立壁に形成された開放部と、を有し、前記立壁は、前記開放部に近づくにつれて車両後方となるように傾斜する傾斜部を有し、前記傾斜部の前記操作部側の端部は、前記操作部よりも後方に位置することを特徴とする。
本発明によれば、ラッチレバーの位置を認識し易くすることができる車両前部構造を提供することができる。また、本発明の車両前部構造は、フードラッチが車両の左右中央部から左右のどちらかにずれて配置される構造において、特に有効である。
本発明の実施形態に係る車両前部構造を示す要部斜視図である。 図1のII-II拡大断面図である。 フードプロテクタが設置されたボンネットフードの前端部を下方から見た底面図である。 フードプロテクタの設置状態を示す図であり、前側下方から見た要部拡大斜視図である。 ボンネットオープンレバーを操作してボンネットフードを上昇させたときの状態を示す要部拡大正面図である。
図1~図5を参照して、本発明の実施形態に係る車両前部構造100を説明する。実施形態において、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
なお、本発明の実施形態では、「前」は車両1のフロント側、「後」は車両1のリア側、「上」は鉛直上方側、「下」は鉛直下方側、「左右」は車両1の車幅方向側とする。
<車両>
まず、本発明の実施形態に係る車両前部構造100を説明する前に、本発明が適用される車両1について説明する。
図1に示すように、車両1は、車体の前部に、モータルーム11を開閉するボンネットフード2を備えた自動車であればよく、その形式・種類は特に限定されない。
以下、車両1の一例として、乗用車の場合を例に挙げて説明する。
<車両前部構造>
図2または図3に示すように、車両前部構造100は、ボンネットフード2と、ストライカ23と、フードプロテクタ3と、ラッチ作動機構4、ラッチレバー41と、グリル5と、を車体前部に備えている。
<モータルーム>
図1に示すように、モータルーム11は、走行モータやエンジン等が収納される収容空間である。モータルーム11は、車体の前部に形成されている。モータルーム11の周辺には、上方に配置されたボンネットフード2と、前側に配置されたグリル5と、左右に配置されたフロントフェンダ12と、後側に配置されたカウルトップ(図示省略)及び隔壁(図示省略)と、が配置されている。
<ボンネットフード>
図1に示すように、ボンネットフード2は、モータルーム11を開閉する蓋部材である。ボンネットフード2は、後端部に設置されたフードヒンジ(図示省略)を中心として前開き形式のものから成る。図2に示すように、ボンネットフード2は、フード上面を形成するフードスキン21と、フードスキン21の下面側に設置された補強用のフードフレーム22と、フードフレーム22に取り付けられたストライカ23と、を備えている。ボンネットフード2の周縁部は、フードスキン21のフランジ部21aをヘミング加工でフードフレーム22の周縁を包み込むように内側方向へ折り曲げて、さらに、接合部2aを溶接してフードスキン21と、フードフレーム22と、を一体化させている。
図2に示す接合部2aは、フードスキン21とフードフレーム22とを溶接した際に形成された溶接ビードを示している。接合部2aは、フードプロテクタ3の横壁部3aの前端部に形成された凸部3jに対向配置されている。
<フードスキン>
フードスキン21は、ボンネットフード2の上側表面を形成するアウタパネルである。フードスキン21は、例えば、1枚の薄い圧延鋼板から成る。図2に示すように、フードスキン21の前端のフランジ部21aと、グリル5の上端との間には、隙間S1が形成されている。このため、ボンネットフード2の前端部とグリル5との間は、隙間S1が形成されていることで、ボンネットフード2を閉めた際に、ボンネットフード2の前端がグリル5に当たらないようになっている。その隙間S1は、車両1が走行中に走行風aが流入する流入口となっている。
<フードフレーム>
フードフレーム22は、ボンネットフード2のモータルーム11の内面側に配置されたインナパネルである。フードフレーム22は、例えば、各所に補強部(図示省略)が形成された薄い圧延鋼板から成る。
<ストライカ>
図2に示すように、ストライカ23は、ラッチ作動機構4のラッチレバー41のストライカロック部41bに係止される被係止部材である。ストライカ23は、フードフレーム22に固定されたストライカベース23aと、ストライカベース23aに突設された略U字形状のストライカ本体23bと、で構成されている。
<フードプロテクタ>
フードプロテクタ3は、モータルーム11内のエンジンの熱により熱くなったボンネットフード2を開閉操作する際に、操作者の指を熱から保護する部材である。また、図3に示すように、ストライカ23は、ユーザーがラッチレバー41を操作するときに、指を、操作部41aを操作可能な位置(開放部3c)に導くためのガイド部材としての機能も有している。フードプロテクタ3は、例えば、車幅方向に延設された樹脂製の部材から成る。フードプロテクタ3は、車両1のボンネットフード2の前端下部に固定具(図示省略)によって取り付けられている。フードプロテクタ3は、横壁部3aと、立壁部3bと、開放部3cと、段差部3dと、ガイド部3eと、縦面3fと、傾斜部3gと、凸R形状面3hと、凹R形状面3iと、凸部3j(図2参照)と、を有している。図2に示すように、フードプロテクタ3は、水平な横壁部3aと、略垂直な立壁部3bと有し、縦断面視して略逆L字状に形成されている。
図2及び図3に示すように、横壁部3aは、フードフレーム22の前端部下面に沿って車幅方向に水平に延設された部位である。横壁部3aは、車幅方向に適宜な間隔で配置された固定具(図示省略)によってフードフレーム22の前端下面に固定されている。図2に示すように、横壁部3aの前端部には、縦断面視して、半円状に膨らんで形成された凸部3jを有している。
凸部3jは、フードスキン21のフランジ部21aに設けられた接合部2aに隙間S2を介して対向配置されている。隙間S2は、フランジ部21aの厚さや、横壁部3aの厚さよりも小さく形成されているので、走行風aが入り難く、風圧を受け難い構造に成っている。このため、車両1は、走行中に、フードスキン21とグリル5との間の隙間S1から入り込んだ走行風が隙間S2内に流れ込むことで、風切り音が発生するのを抑制することができる。
フードプロテクタ3は、横壁部3aの前端に、横壁部3aの下面から下方向に膨らんだ凸部3jを有していることで、ラッチレバー41の操作部41aを操作する際に、フードスキン21とグリル5との間から差し込んだ指及び爪の手触り感がよい。凸部3jは、横壁部3aの下面から下方向に高さH1膨らんだ断面視して半円状の小さな突起に形成されているので、操作部41aを手探りで探す際に、指先や爪が引っ掛かるのを防止可能になっている。
図2に示すように、立壁部3bは、横壁部3aの後端から僅かに斜め後側下方に傾けて垂下した縦壁部位である。フードプロテクタ3とグリル5との間には、流入口(隙間S1)から流入した走行風aが横壁部3a及び立壁部3bに沿って流れて、下方のラジエータ(図示省略)の方向(矢印a方向)に流れる流路Aが形成されている。
また、立壁部3bは、操作部41aを操作する際に、フードスキン21とグリル5との間から差し込んだ指を、操作部41aを操作可能な開放部3cに誘導できるガイド部3eに案内する壁の役目も果たす。図3に示すように、立壁部3bには、開放部3cと、段差部3dと、ガイド部3eと、縦面3fと、傾斜部3gと、凸R形状面3hと、凹R形状面3iと、が形成されている。
開放部3cは、ユーザーが指でラッチレバー41の操作部41aを操作するときに、指を開放部3c内に入れることで、操作部41aを操作することが可能となる位置の目印となる箇所である。開放部3cは、立壁部3bにおいて、ラッチレバー41の前方に位置する箇所に形成された切欠溝から成る。ユーザーは、運転席の前方のボンネットオープンレバー(図示省略)を操作して、ボンネットフード2を上昇させた際に、ボンネットフード2とグリル5との間の隙間S1(図5参照)から指を挿入して開放部3c内に入れれば、ラッチレバー41を操作可能になる。開放部3cは、ラッチレバー41の操作部41aを露出させるために立壁部3bに切欠形成されている。
図3に示すように、段差部3dは、開放部3c内の右寄りの位置に段差状に形成された部位である。段差部3dは、操作部41aを操作可能な位置(開放部3c)から右側の隣接位置に連続形成されている。このため、段差部3dは、ユーザーがラッチレバー41を操作する指を僅かに左側の開放部3c内に移動させれば、操作部41aを操作可能になることを指の感触でわかるようにした目印の役目を果たす。
<ガイド部>
ガイド部3eは、ボンネットオープンレバー(図示省略)の操作で上昇したボンネットフード2と、グリル5との間の隙間S1から挿入した指をラッチレバー41の操作部41aを操作可能な位置にある開放部3cに導くためのガイド面である。ガイド部3eは、立壁部3bに形成された縦面3fと、傾斜部3gと、凸R形状面3hと、凹R形状面3iと、開放部3cと、によって構成されている。ガイド部3eは、操作部41aの操作方向の上流側(図4の右側(車幅方向の左側))に操作方向に沿って延設されている。
<縦面>
図4及び図5に示すように、ガイド部3eの縦面3fは、車幅方向に沿って形成されて上下方向にほぼ平らに形成された面である。縦面3fは、凸R形状面3hから立壁部3bの左端部に亘って形成されている。
<傾斜部>
傾斜部3gは、ラッチレバー41を操作するユーザーが指をガイド部3eの表面の左端部側から開放部3cの方向(矢印b方向)に滑らせた際に、右側近傍に開放部3cがあることを指が当接する感触でわかるようにした目印である。傾斜部3gの操作部41a側の端部は、操作部41aよりも、後方の位置に配置されている。傾斜部3gは、開放部3cに近づくにつれて車両後方となるように傾斜している。このため、ユーザーは、縦面3fに沿って指を滑らせると、傾斜部3gによって操作部41aよりも後方側に指が誘導される。そのため、指が自然に操作部41aに当接する。
<凸R形状面>
図3及び図4に示すように、凸R形状面3hは、車両前方側に凸状となるように湾曲した面から成る。凸R形状面3hは、傾斜部3gの前端部(左端部)と、縦面3fとの間に形成されて、ユーザーが指をガイド部3eの左端部側から開放部3cの方向(矢印b方向)に滑らせた際に、指が引っ掛からないようにしている。凸R形状面3hは、底面視して、後側に突出している凹R形状面3iに対して、開放部3cの反対側(左側)の位置に形成されて、開放部3cから比較的近傍な位置に形成されている。
<凹R形状面>
図3または図4に示すように、凹R形状面3iは、車両前方側に凹状となるように湾曲した面から成る。凹R形状面3iは、傾斜部3gの開放部3c側の隣接した位置に形成されている。凹R形状面3iは、傾斜部3gの後端部に形成されて、底面視して、操作部41aよりも後方の位置に形成されている。このため、ユーザーが指をガイド部3eの表面の左端部側から開放部3cの方向(矢印b方向)にスライドさせた際に、凹R形状面3iを乗り越えれば、開放部3c内に移動できることを指の感触でわかるようにした目印の役目を果たす。凸R形状面3hの半径R1は、凹R形状面3iの半径R2よりも大きい(R1>R2)。このように、傾斜部3gの左側に凸R形状面3hを形成し、傾斜部3gの右側に凹R形状面3iを形成していることで、ユーザーが指をガイド部3eの表面をスライドさせた際に、違和感なくガイド部3eの表面上をスライドさせることができる。
<ラッチ作動機構>
ラッチ作動機構4は、ボンネットフード2のストライカ23をラッチレバー41のストライカロック部41bで、ロックしたり、解除したりするための装置である。ラッチ作動機構4は、ロック装置(図示省略)と、ラッチベース42と、ラッチレバー41と、支軸43と、ばね部材44と、ケーブル45等を備えて構成されている。
ロック装置(図示省略)は、ストライカ23の噛み合いをロックする装置である。
ラッチレバー41は、ボンネットフード2をロックしているロックを解除するための操作部材である。ラッチレバー41は、立壁部3bの後方に配置されている。
ラッチベース42は、ラジエータサポート6にボルト固定された板部材である。
支軸43は、ラッチレバー41と、ラッチレバー41を回動自在に軸支する軸である。
ばね部材44は、ラッチレバー41をストライカ23に係止させる方向に付勢する圧縮コイルばねである。
図3に示すように、ケーブル45は、一端が運転席の前方等に配置されたボンネットオープンレバー(図示省略)に接続され、他端がラッチレバー41に接続されて、ボンネットオープンレバー(図示省略)の動きをラッチレバー41に伝達するための部材である。
<グリル>
図2に示すように、グリル5は、走行風aをモータルーム11内に取り込んで、その走行風aをラジエータ(図示省略)に向かって流れるようにするためのフロントグリルである。グリル5は、アウタ部材51と、アウタ部材51の後側に設けられたインナ部材52と、から構成されている。グリル5は、バンパー(図示省略)の上面にボルト(図示省略)によって固定されている。
≪作用≫
本発明の実施形態に係る車両前部構造100は、基本的には以上のように構成されるものであり、次に、図1~図5を参照して、その作用を説明する。
図1に示すボンネットフード2を開ける場合は、まず、運転席の前方等に配置されたボンネットオープンレバー(図示省略)を操作する。すると、ボンネットオープンレバー(図示省略)によって引っ張られた図3に示すケーブル45は、ストライカ23に噛み合ってストライカ23をロックしていたロック装置(図示省略)を解除する。
図4に示すストライカ23は、ボンネットフード2と共に上昇してラッチレバー41のストライカロック部41bに係止して、図5に示すボンネットフード2が僅かに上昇した位置の状態を保持する。次に、ユーザーは、ボンネットフード2とグリル5との間の隙間S1から指をさし込む。すると、ユーザーの指は、立壁部3bに突き当たる。ユーザーは、立壁部3bに突き当たった指を、立壁部3bに沿って後面側に移動させて、立壁部3bの後面(ガイド部3e)を図5に示すように、左端部側から開放部3c側方向(矢印b方向)にスライドさせる。
すると、ユーザーの指は、まず初めに、凸R形状面3hに当接する。ユーザーは、指が凸R形状面3hに当接することで、開放部3cの右側近傍にあることを指の感触でわかる。ユーザーは、さらに、ガイド部3eの表面を操作部41aがある方向(矢印b方向)に指をスライドさせると、傾斜部3g、凹R形状面3iに摺接して、操作部41aを操作可能な開放部3c内に誘導させることができる。指を開放部3c内に移動させると、指でラッチレバー41を操作して、ボンネットフード2を開けることができる。
また、図4に示すように、ユーザーが立壁部3bの後面を、右側から開放部3c側方向(矢印c方向)にスライドさせた場合は、指が段差部3dに当接する位置までスライドさせることで、開放部3cが隣接した位置にあることを把握することができる。そして、さらに、右側方向(矢印c方向)にスライドさせれば、操作部41aを操作可能な開放部3c内に移動させてラッチレバー41を操作することが可能になる。
このように、本発明は、図1、図3あるいは図4に示すように、車両1のボンネットフード2に取り付けられるフードプロテクタ3と、ボンネットフード2のロックを解除するラッチレバー41と、を備えた車両前部構造100であって、フードプロテクタ3は、ボンネットフード2の前端下部から垂下する立壁部3bと、ラッチレバー41の操作部41aを露出させるために立壁部3bに形成された開放部3cと、を有し、立壁部3bは、開放部3cに近づくにつれて車両後方となるように傾斜する傾斜部3gを有し、傾斜部3gの操作部41a側の端部は、操作部41aよりも後方に位置する。
かかる構成によれば、本発明の車両前部構造100は、ラッチレバー41の操作部41aを露出させるために、フードプロテクタ3に開放部3cを形成したことで、ラッチレバー41の位置を認識し易くして、ラッチレバー41を操作し易くすることができる。立壁部3bは、開放部3cに近づくにつれて車両後方となるように傾斜する傾斜部3gを有し、傾斜部3gの操作部41a側の端部は、操作部41aよりも後方に位置するので、ユーザーの手をラッチレバー41の操作部41aへスムースに誘導できる。そのため、ユーザーは、ボンネットフード2の開操作を容易に行うことができる。
また、図3及び図4に示すように、傾斜部3gは、開放部3c側に設けられ、車両前方側に凹状となるように湾曲した凹R形状面3iと、開放部3cと反対側に設けられ、車両前方側に凸状となるように湾曲した凸R形状面3hと、を有する。
かかる構成によれば、ガイド部3eは、傾斜部3gの開放部3c側に凹R形状面3iを有し、傾斜部3gの開放部3cの反対側に凸R形状面3hを有していることで、ガイド部3eの表面を指で摺動させる際に、違和感なくスライドさせることができる。また、フードプロテクタ3は、凹R形状面3iと凸R形状面3hとを有していることで、周辺部品との干渉を回避して、設置スペースを効率よく使用することが可能である。
また、図4に示すように、凸R形状面3hの半径R1は、凹R形状面3iの半径R2よりも大きい(R1>R2)。
かかる構成によれば、凸R形状面3hは、半径R1を凹R形状面3iの半径R2よりも大きく形成したことで、指をスライドさせたときの手当たりがよく、スムースに指をラッチレバー41の操作部41a側に誘導させることができる。
[変形例]
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、前記実施形態では、図1に示すように、ガイド部3eを開放部3cの左側に配置し、段差部3dを開放部3cの右側に配置した場合を説明したが、ガイド部3eを開放部3cの右側に配置し、段差部3dを開放部3cの左側に配置してもよい。
1 車両
2 ボンネットフード
3 フードプロテクタ
3b 立壁
3c 開放部
3d 傾斜部
3e ガイド部
3h 凸R形状面3h
3i 凹R形状面3i
4 ラッチ作動機構
41 ラッチレバー
41a 操作部
100 車両前部構造
R1 凸R形状面の半径
R2 凹R形状面の半径

Claims (3)

  1. 車両のボンネットフードに取り付けられるフードプロテクタと、前記ボンネットフードのロックを解除するラッチレバーと、を備えた車両前部構造であって、
    前記フードプロテクタは、前記ボンネットフードの前端下部から垂下する立壁部と、前記ラッチレバーの操作部を露出させるために前記立壁部に形成された開放部と、を有し、
    前記立壁部は、前記開放部に近づくにつれて車両後方となるように傾斜する傾斜部を有し、
    前記傾斜部の前記操作部側の端部は、前記操作部よりも後方に位置する
    ことを特徴とする車両前部構造。
  2. 前記傾斜部は、
    前記開放部側に設けられ、車両前方側に凹状となるように湾曲した凹R形状面と、
    前記開放部と反対側に設けられ、車両前方側に凸状となるように湾曲した凸R形状面と、
    を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両前部構造。
  3. 前記凸R形状面の半径R1は、前記凹R形状面の半径R2よりも大きい(R1>R2)
    ことを特徴とする請求項2に記載の車両前部構造。
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