JP7136628B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、空気入りタイヤに関する。
車両が荒れた路面を走行するときや路面の継ぎ目を通過するときなどに生じるタイヤ接地面からの振動によってタイヤ内部の空気による空洞共鳴音が発生することが知られている。空洞共鳴音は、車室内の騒音の原因となることから、空洞共鳴音を抑制することが行われている。
例えば特許文献1には、板状部材に複数の貫通孔とタイヤ周方向に延びる複数のスリットとを形成すると共に複数のスリットにタイヤ幅方向に延びる複数の円筒状の支持部材を挿通した後に、スリットに支持部材が挿通された板状部材をトレッド部のタイヤ内面に取り付けて、空洞共鳴音を抑制するようにした空気入りタイヤが開示されている。
特開2017-202790号公報
しかしながら、前記特許文献1に記載のものは、板状部材に複数の貫通孔や複数のスリットを形成すると共にスリットに複数の支持部材を挿通させ、その後に板状部材をトレッド部のタイヤ内面に取り付けるものであり、タイヤ製造時の生産性の低下を引き起こし得る。
そこで、本発明は、空洞共鳴音を抑制すると共に生産性の向上を図ることができる空気入りタイヤを提供することを課題とする。
本発明は、トレッド部のタイヤ内面に接合されて取り付けられてタイヤ周方向に延びるスポンジからなる吸音部材と、前記吸音部材のタイヤ径方向内面に接合されて取り付けられてタイヤ周方向に延びる布とを備えている空気入りタイヤを提供する。
本発明によれば、タイヤ接地面からの振動によって生じるタイヤ内部の空気の振動による音がスポンジからなる吸音部材を通過するときに低減されると共に布を通過するときに低減されるので、タイヤ接地面からの振動によって生じるタイヤ内部の空気の振動による音が共鳴してタイヤ内部に発生する空洞共鳴音を抑制することができる。布は、糸を組み合わせて形成される開口部を有することから、音が開口部を通過するときに音を低減することができ、空洞共鳴音を抑制することができる。また、音が布を通過するときには布自体の振動を引き起こして音を低減させることができ、空洞共鳴音を抑制することができる。
さらに、布は、糸を組み合わせて表面に凹凸が形成されることから、タイヤ接地面からの振動によって生じるタイヤ内部の空気の振動による音が吸音部材及び布を通過して放射状に伝播される際に、布のタイヤ径方向内面に形成される凹凸によって音を低減することができ、空洞共鳴音をさらに抑制することができる。
加えて、タイヤ製造時に、トレッド部のタイヤ内面にスポンジからなる吸音部材と布とを取り付けるだけで、空洞共鳴音を抑制することができるので、比較的容易に製造することができ、生産性の向上を図ることができる。
前記布は、織物からなる布であることが好ましい。
本構成によれば、織物からなる布は、たて糸とよこ糸を組み合わせて開口部が形成されると共に表面に凹凸が形成されることから、空洞共鳴音を抑制することができる。織物からなる布はまた、開口部のサイズを適宜変更することができ、空洞共鳴音を有効に抑制することが可能である。
前記布は、たて糸とよこ糸がそれぞれタイヤ周方向及びタイヤ幅方向に対して45度傾斜するように配置された織物からなる布であることが好ましい。
本構成によれば、たて糸とよこ糸がそれぞれタイヤ周方向及びタイヤ幅方向に対して45度傾斜するように配置されるので、タイヤ接地時にタイヤ内面が屈曲変形や捩れ変形する場合に、たて糸とよこ糸を追従して変形させることができ、タイヤ接地面からの振動によってタイヤ内部に発生する空洞共鳴音を有効に抑制することができる。
前記吸音部材は、トレッド部のタイヤ内面にタイヤ周方向全体に亘って取り付けられていることが好ましい。
本構成によれば、吸音部材がトレッド部のタイヤ内面においてタイヤ周方向の一部に取り付けられる場合に比して、空洞共鳴音を有効に抑制することができる。
前記布は、吸音部材のタイヤ径方向内面にタイヤ周方向全体に亘って取り付けられていることが好ましい。
本構成によれば、吸音部材のタイヤ径方向内面にタイヤ周方向の一部に布が取り付けられる場合に比して、空洞共鳴音を有効に抑制することができる。
前記布は、吸音部材に縫い付けられていてもよい。
本構成によれば、布を吸音部材に縫い付ける糸によって吸音部材のタイヤ径方向内面にも凹凸を形成することができるので、タイヤ接地面からの振動によって生じるタイヤ内部の音が放射状に伝播される際に音をさらに低減させることができ、空洞共鳴音をさらに抑制することができる。
前記吸音部材は、タイヤ径方向内面にタイヤ周方向に離間して配置されてタイヤ径方向内側に突出する複数の凸部を備えていてもよい。
本構成によれば、吸音部材のタイヤ径方向内面にタイヤ周方向に離間して配置された複数の凸部によって吸音部材及び吸音部材に取り付けられる布のタイヤ径方向内面に凹凸を形成することができるので、タイヤ接地面からの振動によって生じるタイヤ内部の音が放射状に伝播される際に音をさらに低減させることができ、空洞共鳴音をさらに抑制することができる。
本発明に係る空気入りタイヤによれば、空洞共鳴音を抑制すると共に生産性の向上を図ることができる。
本発明の第1実施形態に係る空気入りタイヤの縦断面図である。 本発明の第1実施形態に係る空気入りタイヤの横断面図である。 タイヤ内面に取り付けられる吸音部材及び布を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る空気入りタイヤの縦断面図である。 本発明の第2実施形態に係る空気入りタイヤの横断面図である。 タイヤ内面に取り付けられる吸音部材及び布を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る空気入りタイヤの変形例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る空気入りタイヤの縦断面図、図2は、本発明の第1実施形態に係る空気入りタイヤの横断面図である。図1及び図2に示すように、本発明の第1実施形態に係るゴム製の空気入りタイヤ1は、ホイール2に組み付けられてホイール2と共に車輪を構成するものであり、環状に形成されている。空気入りタイヤ1のタイヤ内面1aとホイール2のリム部2aの外面とによってタイヤ内部(内腔)8が円環状に形成されている。
空気入りタイヤ1は、図2に示すように、タイヤ径方向外側に位置して路面に接するトレッド部3と、タイヤ径方向内側に位置してホイール2のリム部2aに組み付けられる両側のビード部4と、トレッド部3と両側のビード部4との間にそれぞれ位置してタイヤ径方向に延びる両側のサイドウォール部5とを備える。
空気入りタイヤ1は、両側のビード部4間に図示しないカーカスが設けられると共に、前記カーカスのタイヤ内面側にタイヤ内面1aを構成する図示しないインナーライナが設けられている。前記インナーライナは、空気圧を保持するためのものであり、空気の透過を防ぐゴムで形成されている。
本実施形態では、空気入りタイヤ1のタイヤ内面1aに、具体的にはトレッド部3のタイヤ内面1aにタイヤ周方向に延びる吸音部材10が取り付けられると共に、吸音部材10のタイヤ径方向内面にタイヤ周方向に延びる布20が取り付けられている。
図3は、タイヤ内面に取り付けられる吸音部材及び布を示す図である。図3では、吸音部材及び布をタイヤ内面に取り付ける前の状態で示している。吸音部材10及び布20はそれぞれ、タイヤ内面1aにタイヤ周方向全体に亘ってタイヤ周方向に延びるように形成されている。布20は、吸音部材10のタイヤ径方向内面にタイヤ周方向全体に亘って取り付けられ、図3に示すように、吸音部材10のタイヤ径方向内面全体に取り付けられている。
吸音部材10及び布20はそれぞれ好ましくは、タイヤ周方向全体に亘ってタイヤ周方向に延びるように形成されるが、タイヤ周方向の一部にタイヤ周方向に延びるように形成することも可能である。また、布20は好ましくは、吸音部材10のタイヤ径方向内面にタイヤ周方向全体に亘って取り付けられるが、吸音部材10のタイヤ径方向内面にタイヤ周方向の一部に取り付けることも可能である。
吸音部材10は、タイヤ周方向に延びるようにシート状に形成されている。吸音部材10は、多孔質体であるスポンジから形成され、合成樹脂等を発泡させた連続気泡又は独立気泡を含むものである。スポンジからなる吸音部材10は好ましくは、比重が0.021g/cm以上0.027g/cm以下のものが用いられる。吸音部材10として、例えばポリウレタン系のスポンジを用いることができるが、種々のスポンジを用いることができる。吸音部材10は、接着剤又は両面テープなどの適宜の接合手段を用いてタイヤ内面1aに取り付けられる。
吸音部材10は、空気入りタイヤ1のタイヤ幅方向最大幅であるタイヤ幅の30%以上70%以下のタイヤ幅方向長さを有するように形成されている。吸音部材10のタイヤ幅方向長さをタイヤ幅の30%より小さくすると空洞共鳴音の低減効果が小さくなる一方、タイヤ幅の70%より大きくするとサイドウォール部5のタイヤ内面1aに取り付けられてタイヤ内面1aから剥離するおそれがある。
布20は、タイヤ周方向に延びるようにシート状に形成されている。布20は、たて糸21とよこ糸22を交差して織られた織物から形成されている。布20は好ましくは、たて糸21とよこ糸22がそれぞれタイヤ周方向及びタイヤ幅方向に対して45度傾斜するように配置された織物から形成される。布20として、平織物、綾織物、朱子織物などの織物からなる布を用いることができる。
布20は、たて糸21とよこ糸22を組み合わせて四角形状の開口部23を有すると共にたて糸21とよこ糸22とによって表面に凹凸を有するように形成されている。布20を構成するたて糸21とよこ糸22として、天然繊維や化学繊維を用いることができる。布20は、接着剤、両面テープ又は超音波接着などの適宜の接合手段を用いて吸音部材10に固定して取り付けられる。
このようにして構成される空気入りタイヤ1を製造する際には、先ず、金型内で加硫成形してタイヤ1が製造されると共にスポンジからなる吸音部材10と織物からなる布20とがそれぞれ形成される。次に、布20が、吸音部材10に固定して取り付けられる。そして、布20が取り付けられた吸音部材10が、加硫成形されたタイヤ1のタイヤ内面1aに取り付けられて空気入りタイヤが製造される。
吸音部材10と布20とは、それぞれ略平面状に形成した後に布20を吸音部材10に取り付け、その後にタイヤ内面1aに取り付けることで環状または略環状に形成される。吸音部材10と布20とを、それぞれ環状に形成した後に布20を吸音部材10に取り付け、その後にタイヤ内面1aに取り付けて環状に形成することも可能である。
本実施形態では、布20として、たて糸とよこ糸がそれぞれタイヤ周方向及びタイヤ幅方向に対して45度傾斜するように配置された織物が用いられているが、たて糸とよこ糸がそれぞれタイヤ周方向及びタイヤ幅方向に対して45度とは異なる角度で傾斜するように配置された織物や、たて糸とよこ糸がそれぞれタイヤ周方向及びタイヤ幅方向に平行に配置された織物などを用いることも可能である。布20として、織物が用いられているが、編物、平打組物などの組物、網、レースなどを用いることも可能である。
本実施形態ではまた、吸音部材10と布20とは、布20が取り付けられた1つの吸音部材10をタイヤ内面1aに取り付けることで環状または略環状に形成されているが、布がそれぞれ取り付けられて分割された複数の吸音部材をタイヤ内面に取り付けて環状または略環状に形成することも可能である。
このように、本実施形態に係る空気入りタイヤ1は、トレッド部3のタイヤ内面1aに取り付けられてタイヤ周方向に延びるスポンジからなる吸音部材10と、吸音部材10のタイヤ径方向内面に取り付けられてタイヤ周方向に延びる布20とを備えている。
これにより、タイヤ接地面からの振動によって生じるタイヤ内部8の空気の振動による音がスポンジからなる吸音部材10を通過するときに低減されると共に布20を通過するときに低減されるので、タイヤ接地面からの振動によって生じるタイヤ内部8の空気の振動による音が共鳴してタイヤ内部8に発生する空洞共鳴音を抑制することができる。布20は、糸を組み合わせて形成される開口部23を有することから、音が開口部23を通過するときに音を低減することができ、空洞共鳴音を抑制することができる。また、音が布20を通過するときには布自体の振動を引き起こして音を低減させることができ、空洞共鳴音を抑制することができる。
さらに、布20は、糸21,22を組み合わせて表面に凹凸が形成されることから、タイヤ接地面からの振動によって生じるタイヤ内部8の空気の振動による音が吸音部材10及び布20を通過して放射状に伝播される際に、布20のタイヤ径方向内面に形成される凹凸によって音を低減することができ、空洞共鳴音をさらに抑制することができる。
加えて、タイヤ製造時に、トレッド部3のタイヤ内面1aにスポンジからなる吸音部材10と布20とを取り付けるだけで、空洞共鳴音を抑制することができるので、比較的容易に製造することができ、生産性の向上を図ることができる。
タイヤ内部8の空気の振動による音が放射状に伝播される際、リム部2aによって一部反射され、タイヤ接地面からの振動によって生じるタイヤ内部8の空気の振動による音は、タイヤ接地面から放射状に拡がる音の他、リム部2aから反射される音も含まれる。そして、タイヤ接地面からの振動によってタイヤ内部8の空気の振動による音が放射状に伝播される際にも、吸音部材10及び布20によって音が低減させることができ、空洞共鳴音を抑制することができる。
また、布20は、織物からなる布であることにより、織物からなる布20は、たて糸21とよこ糸22を組み合わせて開口部23が形成されると共に表面に凹凸が形成されることから、空洞共鳴音を抑制することができる。織物からなる布20はまた、開口部23のサイズを適宜変更することができ、空洞共鳴音を有効に抑制することが可能である。
また、布20は、たて糸21とよこ糸22がそれぞれタイヤ周方向及びタイヤ幅方向に対して45度傾斜するように配置された織物からなる布であることにより、たて糸21とよこ糸22がそれぞれタイヤ周方向及びタイヤ幅方向に対して45度傾斜するように配置されるので、タイヤ接地時にタイヤ内面が屈曲変形や捩れ変形する場合に、たて糸21とよこ糸22を追従して変形させることができ、タイヤ接地面からの振動によってタイヤ内部8に発生する空洞共鳴音を有効に抑制することができる。
また、吸音部材10は、トレッド部3のタイヤ内面1aにタイヤ周方向全体に亘って取り付けられることにより、吸音部材10がトレッド部3のタイヤ内面1aにおいてタイヤ周方向の一部に取り付けられる場合に比して、空洞共鳴音を有効に抑制することができる。
また、布20は、吸音部材10のタイヤ径方向内面にタイヤ周方向全体に亘って取り付けられることにより、吸音部材10のタイヤ径方向内面にタイヤ周方向の一部に布20が取り付けられる場合に比して、空洞共鳴音を有効に抑制することができる。
本実施形態では、布20は、接着剤、両面テープ又は超音波接着などの適宜の接合手段を用いて吸音部材10に固定して取り付けられるが、布20を、縫付装置などを用いて吸音部材10に縫い付けるようにすることも可能である。
かかる場合、布20を吸音部材10に縫い付ける糸によって吸音部材10のタイヤ径方向内面にも凹凸を形成することができるので、タイヤ接地面からの振動によって生じるタイヤ内部8の音が放射状に伝播される際に音をさらに低減させることができ、空洞共鳴音をさらに抑制することができる。
図4は、本発明の第2実施形態に係る空気入りタイヤの縦断面図、図5は、本発明の第2実施形態に係る空気入りタイヤの横断面図、図6は、タイヤ内面に取り付けられる吸音部材及び布を示す図である。第2実施形態に係る空気入りタイヤは、第1実施形態に係る空気入りタイヤと、吸音部材の形状が異なること以外は同様であるので、同様の構成については説明を省略する。
第2実施形態に係る空気入りタイヤ1´についても、図4から図6に示すように、トレッド部3と、両側のビード部4と、両側のサイドウォール部5とを備え、トレッド部3のタイヤ内面1aにタイヤ周方向に延びる吸音部材10´が取り付けられると共に、吸音部材10´のタイヤ径方向内面にタイヤ周方向に延びる布20が取り付けられている。
本実施形態では、吸音部材10´は、タイヤ周方向に延びるようにシート状に形成され、略平板状に形成される基部11と、タイヤ径方向内面にタイヤ径方向内側に突出する複数の凸部12とを備えている。複数の凸部12は、タイヤ周方向に離間して配置され、好ましくはタイヤ周方向に等間隔に離間して配置される。複数の凸部12はそれぞれ、タイヤ幅方向に延び、タイヤ幅方向から見て略半円状に形成されると共に内部にタイヤ幅方向に貫通する円形状の空洞部13が形成されている。
吸音部材10´の凸部12は、タイヤ幅方向から見て略半円状に形成されているが、タイヤ幅方向から見て略三角状や略矩形状などの他の形状に形成することも可能である。また、吸音部材10´の凸部12には、円形状の空洞部13が形成されているが、矩形状などの他の形状の空洞部を形成するようにしてよく、あるいは、図7に示すように空洞部を形成しないようにすることも可能である。
本実施形態に係る空気入りタイヤ1´についても、トレッド部3のタイヤ内面1aに取り付けられてタイヤ周方向に延びるスポンジからなる吸音部材10´と、吸音部材10´のタイヤ径方向内面に取り付けられてタイヤ周方向に延びる布20とが備えられ、空洞共鳴音を抑制すると共に生産性の向上を図ることができる。
また、吸音部材10´は、タイヤ径方向内面にタイヤ周方向に離間して配置されてタイヤ径方向内側に突出する複数の凸部12を備えることにより、タイヤ周方向に離間して配置された複数の凸部12によって吸音部材10´及び吸音部材10´に取り付けられる布20のタイヤ径方向内面に凹凸を形成することができるので、タイヤ接地面からの振動によって生じるタイヤ内部8の音が放射状に伝播される際に音をさらに低減させることができ、空洞共鳴音をさらに抑制することができる。
また、吸音部材10´の凸部12には、タイヤ幅方向に貫通する空洞部13が形成されることにより、タイヤ接地面からの振動によって生じるタイヤ内部8の空気の振動による音がスポンジからなる吸音部材10´を通過するときに空洞部13の内面における乱反射によって減衰させることができ、空洞共鳴音をさらに抑制することができる。
本発明は、例示された実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計上の変更が可能である。
1、1´ 空気入りタイヤ
3 トレッド部
4 ビード部
5 サイドウォール部
10、10´ 吸音部材
11 基部
12 凸部
13 空洞部
20 布
21 たて糸
22 よこ糸

Claims (7)

  1. トレッド部のタイヤ内面に接合されて取り付けられてタイヤ周方向に延びるスポンジからなる吸音部材と、
    前記吸音部材のタイヤ径方向内面に接合されて取り付けられてタイヤ周方向に延びる布と
    を備えている、空気入りタイヤ。
  2. 前記布は、織物からなる布である、
    請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記布は、たて糸とよこ糸がそれぞれタイヤ周方向及びタイヤ幅方向に対して45度傾斜するように配置された織物からなる布である、
    請求項2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記吸音部材は、トレッド部のタイヤ内面にタイヤ周方向全体に亘って取り付けられている、
    請求項1から請求項3の何れかに記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記布は、前記吸音部材のタイヤ径方向内面にタイヤ周方向全体に亘って取り付けられている、
    請求項4に記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記布は、前記吸音部材に縫い付けられている、
    請求項1から請求項5の何れか1項に記載の空気入りタイヤ。
  7. 前記吸音部材は、タイヤ径方向内面にタイヤ周方向に離間して配置されてタイヤ径方向内側に突出する複数の凸部を備えている、
    請求項1から請求項6の何れか1項に記載の空気入りタイヤ。
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