JP5144981B2 - 空気入りタイヤの製造方法及び空気入りタイヤ - Google Patents

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Description

この発明は、インナーライナ内面上に帯状の吸音部材からなる吸音層を配設してなる空気入りタイヤの製造方法及び空気入りタイヤに関する。
リム組みされ車両に取り付けられた空気入りタイヤは、車両の走行中にトレッド部が路面の凹凸に衝接して振動することによって、タイヤ内腔に充填された空気の空洞共鳴を生ずる。この空洞共鳴は、いわゆるロードノイズの主原因であり、その共鳴周波数の多くは180〜300Hzの範囲内に存在する。ロードノイズは、車室内に伝達されるに当たり、他の周波数帯域の騒音とは異なり、鋭く高いピーク値を取るため、車室内の乗員にとって耳障りな騒音となる。
かかる空洞共鳴を抑制し、ロードノイズを低減するため、特許文献1には、リムと、リムに接着される空気入りタイヤとがなすタイヤ内腔に、スポンジ材を用いた非リング状の吸音用の帯状シートをタイヤ周方向に固定するとともに、前記帯状シートは、タイヤの内腔の全体積V1に対する比率V2/V1を、0.4%以上とした体積V2を有し、しかも前記スポンジ材は、比重が0.005〜0.06、かつ前記帯状シートのタイヤ内腔に向く面を、凹凸面とするとともに、前記凹凸面は、突起状の凸部と窪み状の凹部とが、タイヤ周方向、又はタイヤ軸方向に位置を揃えることなく点在させ凹凸を繰り返すことを特徴とする空気入りタイヤとリムとの組立体が提案されている。
従来、このようにインナーライナ内面上に少なくとも1枚の帯状の吸音部材からなる吸音層を全周にわたって配設してなる空気入りタイヤを製造するにあたっては、図9(a)、(b)に示すように、平面形状が矩形の帯状の吸音部材113を、成型ドラムDの外周面上に巻き回すとともに、この吸音部材113の長手方向の端部115を相互に突き合わせたり、重ね合わせたりすることにより前記吸音層111を形成する工程と、同成型ドラムの外周面上に、当該吸音層111を介してインナーライナ部材やチェーファ部材、ビードリング、プライコードをゴム被覆してなるカーカスプライ等の他のタイヤ構成部材を順次に積層してグリーンケースを成型する工程と、このグリーンケースをブラダ等を用いてトロイド状に拡張し、図9(c)に示すようなグリーンタイヤ119を成型する工程とを含む製造方法が用いられていた。
特許第3622957号明細書
しかしながら、かかる方法によれば、グリーンケースを拡張する際に、インナーライナ内面上の吸音層111が当該拡張に追随しきれず、図9(c)に示すように、吸音部材113の長手方向の端部115間を接合してなる接合部120が解放されてしまうという問題があった。これにより、インナーライナ内面上で吸音層111が在る領域と無い領域とで拡張時のタイヤ構成部材の変形量が異なり、その結果、タイヤのバランスやユニフォミティの悪化、プライコードの波打ち等が生じ、品質にばらつきが出ることが問題であった。
また、インナーライナ内面上に帯状の吸音部材からなる吸音層を配設してなる空気入りタイヤでは、吸音層111を構成するにあたって、平面形状が矩形の帯状の吸音部材113の端部115を、接合部120にて相互に重ね合わせて接合するが、当該接合部120の質量が局所的に大きくなり、すなわち吸音層111の質量が周方向にわたって不均一となることからユニフォミティが悪化するおそれがあった。
したがって、この発明は、これらの問題点を解決することを課題とするものであり、その目的は、インナーライナ内面上に全周にわたって吸音層を具えてなる空気入りタイヤを製造するにあたって、グリーンケースを拡張する際に生ずる、インナーライナ内面上の吸音層の接合部の解放を抑制することにより、一定の品質を確保し得る空気入りタイヤの製造方法を提供することにあり、また、この発明の他の目的は、ロードノイズの有効なる低減を前提に、従来に比べてユニフォミティに優れた空気入りタイヤを提供することすることにある。
前記の目的を達成するため、第1の発明は、インナーライナ内面上に全周にわたって吸音層を具えてなり、該吸音層は、少なくとも1枚の帯状の吸音部材の長手方向の端部を相互に接合してなり、前記吸音部材が、織布、不織布または編布からなる空気入りタイヤの製造方法において、長手方向の端縁がそれぞれ、幅方向に対して15度以上85度以下の範囲で傾斜する前記吸音部材を、成型ドラムの外周面上に巻き回すとともに、前記端部を前記成型ドラムの周方向に相互に重ね合わせてゴム系接着剤を使用して接合することにより、前記吸音層を形成する工程と、前記成型ドラムの外周面上に、前記吸音層を介してタイヤ構成部材を順次に積層しグリーンケースを成型する工程と、前記グリーンケースを拡張する工程と、を含むことを特徴とする空気入りタイヤの製造方法である。かかる構成を採用することにより、吸音層を製品タイヤのインナーライナ内面上に直接貼り付ける場合に比べて容易かつ正確に配設することができる。また、吸音部材の長手方向の端部を成型ドラムの周方向に重ね合わせて接合してなる接合部の前記周方向への延在距離を、当該接合部の面積を同一に維持しつつ大きくすることができるので、グリーンケースを拡張したときの当該接合部に加わる引張応力は、より広範囲に分散される。したがって、グリーンケースの拡張時に吸音部材の接合部が解放するおそれがない。
さらに、前記吸音部材の厚さは、1mm以上50mm以下であることが好ましい。
しかも、相互に重ね合わせ接合された前記2つ端部の端縁は、相互に平行であることが好ましい。
前記の目的を達成するため、第2の発明は、インナーライナ内面上に帯状の吸音部材からなる吸音層を配設してなる空気入りタイヤにおいて、前記吸音部材は、織布、不織布または編布からなり、前記吸音層は、前記吸音部材の長手方向の端部をタイヤ周方向に相互に重ね合わせ、ゴム系接着剤を使用して接合してなる少なくとも1個所の接合部を有し、前記接合部にて、前記吸音部材の長手方向の端縁は、それぞれ、前記吸音部材の幅方向に対して15度以上85度以下の範囲で傾斜していることを特徴とする空気入りタイヤである。かかる構成を採用することにより、吸音部材の端部を傾斜させない場合に比べ、接合部のタイヤ周方向への延在距離を大きくすることができるので、接合部の重量分布をタイヤ周方向に分散させることができる。
さらに、前記吸音層の厚さは、1mm以上50mm以下であることが好ましい。
しかも、前記接合部にて、前記2つの端部の端縁は、相互に平行であることが好ましい。
第1発明によれば、インナーライナ内面上に吸音層を配設してなる空気入りタイヤを製造するにあたって、グリーンケースを拡張する際に吸音層を構成する吸音部材の端部間の接合を維持することができ、一定の品質を確保し得る空気入りタイヤの製造方法を提供することができる。また、第2発明によれば、吸音層の接合部に集中する質量をタイヤ周方向に分散することができるので、従来に比べてユニフォミティに優れた空気入りタイヤを提供することができる。
以下、図面を参照しつつ、第1発明の実施の形態を説明する。ここで、図1は、この発明に従う空気入りタイヤ(以下「タイヤ」という。)の製造に用いる、後述する吸音部材をそれぞれ示す図であり、(a)は平面図、(b)は背面図、(c)は側面図であり、図2(a)〜(c)はそれぞれ、この発明のタイヤの製造方法を説明するための図であり、図3は、この発明に従う製造方法により製造されたタイヤのタイヤ幅方向断面を示す断面図であり、図4は、この発明の製造方法がもたらす、吸音層の接合部の解放抑制効果を説明するための図であり、(a)は、この発明のタイヤの製造方法を用いて構成された吸音層の接合部を示し、(b)は、従来のタイヤの製造方法を用いて構成された吸音層の接合部を示すものである。
図3に例示するように、この発明のタイヤの製造方法に従い製造されたタイヤ1は、慣例に従い、トレッド部2と、このトレッド部2の両側部からタイヤ径方向内側に延びる一対のサイドウォール部3と、各サイドウォール部3のタイヤ径方向に設けられ、図示しないリムに嵌合される一対のビード部4とでタイヤ本体部5を構成している。このタイヤ本体部5の内部には、各ビード部に埋設したビードコア6、6間にトロイド状に延びてタイヤ本体部5の骨格構造をなす、例えばラジアル構造のカーカス7と、このカーカス7のクラウン域の外周側に位置し、トレッド部2を補強するベルト8とが配設されている。また、タイヤ本体部5の内面側には空気不透過性のインナーライナ10が配設されている。
そして、インナーライナ10の内面上に全周にわたって、少なくとも1枚の帯状の吸音部材からなる吸音層11が配設されており、これにより、タイヤ内腔で生じた空洞共鳴に伴う充填空気の振動エネルギを、吸音層11を構成する多孔質材料の内部振動エネルギに変換し、そして熱エネルギとして消費させ、空洞共鳴音の低減を達成している。
ここで、吸音層11を構成する多孔質材料には、ゴムや合成樹脂を発泡させてなる、連続気泡若しくは独立気泡を有する発泡材料、又は動物繊維、植物繊維、合成繊維等を絡み合わせて一体化した織布、不織布、編布等を用いることができる。多孔質材料として例えば合成ゴムを用いると吸音層11に優れた耐熱性及び耐水性も付与することができ、エーテル系のポリウレタンフォームを用いると発泡材料が加水分解しにくいという特性も付与することができる。なお、吸音層11は、加硫成型時の圧力と熱に耐え得るものである必要がある。
タイヤ本体部5に吸音層11を構成するにあたっては、先ず、図1(a)〜(c)に示す形状を有する吸音部材13を準備する。この吸音部材13は、帯状であり、図1(b)に示すように矩形断面を有する。さらに、その長手方向の端縁14は幅方向に対して所定の角度θをもって傾斜するものである。なお、ここでいう吸音部材13の「長手方向」とは、図1(a)中に矢印Lで示す方向と平行な方向であり、吸音部材13の「幅方向」とは、吸音部材13の長手方向に直交する、図1(a)中に矢印Wで示す方向と平行な方向である。このような形状の吸音部材13は、ロール状に巻き付けた矩形断面を有する多孔質材料から、カッター等で斜めに切り出して形成してなるものでもよく、又は予め多孔質材料を図1に示す形状に成形してなるものでもよい。吸音層11を1枚の吸音部材13から構成する場合、吸音部材13は、以下の工程で後述の成型ドラムDに巻き回した際に、長手方向の端部15を接合して環状となる長さである必要がある。
次いで、図2(a)に示すように、上記吸音部材13を、成型ドラムDの外周面上の所定位置に巻き回すとともに、吸音部材13の長手方向の端部15を成型ドラムDの周方向に相互に重ね合わせ、ゴム系接着剤等を用いて接合し、吸音層11を形成する。
次に、吸音層11を介して、慣例の製造方法に従い、成型ドラムDの外周面上にインナーライナ部材やチェーファ部材、ビードリング、プライコードをゴム被覆してなるカーカスプライ等の他のタイヤ構成部材を順次に積層して図2(b)に模式的に示すグリーンケース17を成型する。
そして、慣例の製造方法に従い、このグリーンケース17をブラダ等を用いてトロイド状に拡張し、図2(c)に示すようなグリーンタイヤを成型し、所定の加硫・仕上げ工程を経て、インナーライナ10の内面上に全周にわたって吸音層11を具えてなる図3に示すタイヤ1が完成する。なお、このグリーンケース17の拡張は、上述のようにブラダを用いて行う他、グリーンケース17の内面に直接気体圧を付与したり、グリーンケース17の内面側に機械的に拡径可能な中子を設け、この中子を拡径したりして行うこともでき、また、これらの方法に限定されるものではない。
すなわち、この発明の構成上の主な特徴は、上記製造方法において、特に吸音層11を構成するにあたって、長手方向の端縁14が幅方向に対して傾斜する形状を有する吸音部材13を用い、さらに、インナーライナ部材を成型ドラムDの外周面上に巻き回すのに先立って、吸音部材13を成型ドラムDの外周面上に巻き回すとともに、その長手方向の端部15を成型ドラムDの周方向に相互に重ね合わせ接合することである。
これによれば、吸音層を製品タイヤのインナーライナ内面上に直接、手等で貼り付ける場合に比べて容易かつ正確に配設することができる。また、吸音部材13の長手方向の端部15を成型ドラムDの周方向に重ね合わせて接合してなる接合部の前記周方向への延在距離を、当該接合部の面積を同一に維持しつつ大きくすることができる。すなわち、従来の方法に従い、図4(b)に示すように平面が矩形形状である帯状の吸音部材113を成型ドラムDの周方向(タイヤ周方向)に重ね合わせて接合し吸音層111を構成すると、接合部の面積はS2となるとともに該接合部のタイヤ周方向の長さはL2となる。一方、この発明に従い、図4(a)に示すように、吸音部材13の長手方向の端縁14を幅方向に対して傾斜させることにより、接合部の面積S1は同一(S1=S2)に維持されたまま、該接合部のタイヤ周方向の長さL1は大きくなる(L1>L2)。したがって、グリーンケース17を拡張したときの当該接合部に加わる引張応力は、より広範囲に分散され、グリーンケース17の拡張時に吸音部材13の接合が解放するおそれがない。
また、図1(a)に示すように、吸音部材13の長手方向のそれぞれの端縁14は、吸音部材13の幅方向に対して傾斜していればよいが、その傾斜角度θは、15度以上85度以下の範囲であることが好ましい。吸音部材13の幅方向に対する端縁14の傾斜角度θが、15度未満であると、グリーンケース17の拡張時における接合部の解放抑制効果が十分でなく、85度を超えると、吸音部材13の端部15が極端に先細となることから、これら端部15を相互に重ね合わせることが製造上困難になるおそれがあるからである。
さらに、吸音部材13の厚さdは、1mm以上50mm以下であることが好ましい。これによれば、優れた吸音効果を発揮させることができ、併せて、吸音層11の割れ、ちぎれ、剥離等を未然に防ぐことができる。その厚みdが1mm未満では、吸音効果が不足気味となり、50mmを超えると重量の増加に起因して、高速回転時の遠心力による変形が大きくなって、剥離等の発生のおそれが高くなる。
しかも、図4(a)に示すように、相互に重ね合わせ接合された2つ端部15の端縁14は、相互に平行であることが好ましい。これによれば、グリーンケース17の拡張時に接合部に加わる引張張力を均一に分散させることができるので、接合部の解放抑制効果をより高めることができる。しかも、接合部のタイヤ幅方向にわたる質量分布を一様とすることができるので、ユニフォミティを向上させることができる。
なお、上述したところは、第1発明の実施形態の一部を示したにすぎず、この発明の趣旨を逸脱しない限り、これらの構成を相互に組み合わせたり、種々の変更を加えたりすることができる。例えば、吸音層11は、長手方向の端縁14が幅方向に対して傾斜してなる複数枚の帯状の吸音部材13を用いて構成することもできる。
次いで、図面を参照しつつ、第2発明の実施の形態を説明する。ここで、図5は、この発明に従う代表的なタイヤのタイヤ幅方向断面を示す断面図であり、図6は、この発明に従うタイヤから後述する吸音層を抜き出した状態を示す概略図であり、図7(a)は、図6に示す吸音層の接合部の展開図であり、図7(b)は、図7(a)に示す接合部の側面図であり、図8は、この発明に従う他のタイヤから後述する吸音層を抜き出した状態を示す概略図である。
図5に例示するように、この発明のタイヤ1は、慣例に従い、トレッド部2と、このトレッド部2の両側部からタイヤ径方向内側に延びる一対のサイドウォール部3と、各サイドウォール部3のタイヤ径方向に設けられ、図示しないリムに嵌合される一対のビード部4とでタイヤ本体部5を構成している。このタイヤ本体部5の内部には、各ビード部に埋設したビードコア6、6間にトロイド状に延びてタイヤ本体部5の骨格構造をなす、例えばラジアル構造のカーカス7と、このカーカス7のクラウン域の外周側に位置し、トレッド部2を補強するベルト8とが配設されている。また、タイヤ本体部5の内面側には空気不透過性のインナーライナ10が配設されている。
また、インナーライナ10の内面上に全周にわたって、少なくとも1枚の帯状の吸音部材からなる吸音層11が配設されており、これにより、タイヤ内腔で生じた空洞共鳴に伴う充填空気の振動エネルギを、吸音層11を構成する多孔質材料の内部振動エネルギに変換し、そして熱エネルギとして消費させ、空洞共鳴音の低減を達成している。
ここで、吸音層11は多孔質材料からなり、この多孔質材料として、ゴムや合成樹脂を発泡させてなる、連続気泡若しくは独立気泡を有する発泡材料、又は動物繊維、植物繊維、合成繊維等を絡み合わせて一体化した織布、不織布、編布等を用いることができる。多孔質材料として例えば合成ゴムを用いると吸音層11に優れた耐熱性及び耐水性も付与することができ、エーテル系のポリウレタンフォームを用いると発泡材料が加水分解しにくいという特性も付与することができる。
そして、この発明の構成上の主な特徴は、図6に示すように、吸音層11は、吸音部材13の長手方向の端部をタイヤ周方向に相互に重ね合わせて接合してなる少なくとも1個所の接合部20を有し、しかも、図6及び7に示すように、接合部20にて、吸音部材13の長手方向の端縁14はそれぞれ、吸音部材13の幅方向に対して傾斜していることである。なお、ここでいう吸音部材13の「長手方向」とは、タイヤ幅方向に直交する方向であり、吸音部材13の「幅方向」とは、タイヤ幅方向と平行する方向である。
これによれば、吸音部材13の端縁14を傾斜させない場合に比べ、接合部20のタイヤ周方向への延在距離、すなわち吸音部材13の端部15がタイヤ周方向にそれぞれ重なる部分を大きくすることができるので、接合部20の重量分布をタイヤ周方向に分散させることができることから、従来に比べユニフォミティを向上させることができる。
また、図7(a)に示すように、吸音部材13の長手方向のそれぞれの端縁14は、吸音部材13の幅方向に対して傾斜していればよいが、その傾斜角度θは、15度以上85度以下の範囲であることが好ましい。吸音部材13の幅方向に対する端縁14の傾斜角度θが、15度未満であると、ユニフォミティ向上効果が十分でないおそれがあるからであり、85度を超えると、吸音部材の端部が極端に先細となることから、これら端部を相互に重ね合わせることが製造上困難になるからである。
さらに、図7(b)に示すように、吸音層11の厚さdは、1mm以上50mm以下であることが好ましい。これによれば、優れた吸音効果を発揮させることができ、併せて、吸音層11の割れ、ちぎれ、剥離等を未然に防ぐことができる。その厚みが1mm未満では、吸音効果が不足気味となり、50mmを超えると重量の増加に起因して、高速回転時の遠心力による変形が大きくなって、剥離等の発生のおそれが高くなる。
しかも、図7(a)に示すように、接合部20にて、2つ端部15の端縁14は、相互に平行であることが好ましい。これによれば、接合部20の幅方向にわたる質量分布を一様とすることができるので、より一層ユニフォミティを向上させることができる。
なお、上述したところは、第2発明の実施形態の一部を示したにすぎず、この発明の趣旨を逸脱しない限り、これらの構成を相互に組み合わせたり、種々の変更を加えたりすることができる。例えば、吸音部材13の長手方向の端部15を接合してなる接合部20は、図8に示すように複数個であってもよく、また図示は省略するが、吸音層11は、タイヤ周方向に不連続に配設されていてもよい。
次に、この発明に従うタイヤを試作し性能評価を行ったので、以下に説明する。
実施例1のタイヤは、タイヤサイズが215/45R17のラジアルタイヤであり、トレッド部直下のインナーライナの内周面上に、繊度が6dtex、厚さが14mm、幅が100mmのポリエチレンテレフタレート(PET)不織布を吸音層として配設してなる。吸音層は、長手方向の端縁が幅方向に対して60度傾斜する、帯状の吸音部材の両端部間を、図6及び7に示すように接合してなる接合部を有する。また、接合部の2つ端縁は相互に平行である。
実施例2のタイヤは、接合部にて、吸音部材の長手方向の端部が幅方向に対して30度傾斜していることを除いて、実施例1のタイヤと同一の構成を有するタイヤである。
実施例3のタイヤは、吸音層の配設位置、大きさが異なることを除いて、実施例1のタイヤと同一の構成を有するタイヤである。この実施例3のタイヤの吸音層は、サイドウォール部直下のインナーライナ内面上にそれぞれ配設され、吸音層の幅は、それぞれ50mmである。
実施例4のタイヤは、吸音層の配設位置、大きさが異なることを除いて、実施例2のタイヤと同一の構成を有するタイヤである。この実施例4のタイヤの吸音層は、サイドウォール部直下のインナーライナ内面上にそれぞれ配設され、吸音層の幅は、それぞれ50mmである。
比較のため、吸音層を有していないことを除いて、実施例1〜4のタイヤと同一の構成を有する従来例1のタイヤ、吸音層の接合部にて吸音部材の長手方向の端縁が幅方向に対して傾斜していないことを除いて、実施例1及び2のタイヤと同一の構成を有する比較例1のタイヤ、吸音層の接合部にて吸音部材の長手方向の端縁が幅方向に対して傾斜していないことを除いて、実施例3及び4のタイヤと同一の構成を有する比較例2のタイヤについても併せて試作した。
前記各供試タイヤを、サイズ17×7JJのリムに装着してタイヤ車輪とし、このタイヤ車輪にテスト車両に取り付け、空気圧210kPa(相対圧)及びタイヤ負荷荷重3.92kNを適用し、速度60km/hの条件下でアスファルト路面を走行した際の室内騒音を測定した。この測定結果を周波数分析し、230kHz付近に見られるピークの音圧レベルにより空洞共鳴の抑制効果を評価した。その評価結果を表1に示す。なお、表中の評価結果は、吸音層を有しない従来例1の音圧レベルに対する、吸音層を配設した比較例1及び比較例2の空洞共鳴抑制効果をそれぞれ100としたときの指数比で表しており、数値が大きいほど空洞共鳴の抑制効果が大きい。
また、前記各供試タイヤを、サイズ17×7JJのリムに装着してタイヤ車輪とし、このタイヤ車輪に内圧210kPa(相対圧)を適用した状態にてRFV値(ラジアルフォースバリエーション値)をそれぞれ測定し、吸音層を設けていない従来例1のタイヤの値を100として各供試タイヤを指数評価した。その評価結果を表1に示す。なお、表中のユニフォミティの数値は、何れも小さいほどユニフォミティが良好であることを示している。
Figure 0005144981
表1に示す結果から、吸音層を設けた何れのタイヤにおいて、空洞共鳴抑制効果が確認された。また、吸音層の接合部にて吸音部材の長手方向の端縁を幅方向に対して傾斜させることにより、ユニフォミティが向上し、さらにその傾斜角度が大きいほど、ユニフォミティは一層向上することが確認された。
さらに、この発明にかかるタイヤの製造方法の効果を確かめるため、吸音層を構成する吸音部材の形状及び配設位置が異なる複数種類のグリーンケース1〜12を各10本ずつ試作し、以下の実験を行ったので説明する。なお、何れもタイヤサイズが215/45R17のラジアルタイヤ用のグリーンケースである。
グリーンケース1は、図1(a)〜(c)に示す形状を有し、繊度が6dtex、厚さが14mm、幅が100mmの帯状のポリエチレンテレフタレート(PET)不織布からなる吸音部材を、成型ドラムの外周面上に巻き回すとともに、該吸音部材の長手方向の端部を成型ドラムの周方向に相互に重ね合わせ接合することにより吸音層を形成し、同成型ドラムの外周面上に、該吸音層を介してタイヤ構成部材を順次に積層し成型してなる。なお、吸音層は、製品タイヤのトレッド部に対応するインナーライナ内面上に配設してなる。また、吸音部材の長手方向の端縁の、幅方向に対する傾斜角度は85度である。さらに、吸音層の接合部の2つの端縁は相互に平行している。
グリーンケース2は、吸音部材の長手方向の端縁の、幅方向に対する傾斜角度が60度であることを除いて、グリーンケース1と同一の構成を有する。
グリーンケース3は、吸音部材の長手方向の端縁の、幅方向に対する傾斜角度が30度であることを除いて、グリーンケース1と同一の構成を有する。
グリーンケース4は、吸音部材の長手方向の端縁の、幅方向に対する傾斜角度が15度であることを除いて、グリーンケース1と同一の構成を有する。
グリーンケース5は、吸音部材の長手方向の端縁の、幅方向に対する傾斜角度が5度であることを除いて、グリーンケース1と同一の構成を有する。
グリーンケース6は、吸音層を、製品タイヤのサイドウォール部に対応するインナーライナ内面上に配設することを除いて、グリーンケース1と同一の構成を有する。
グリーンケース7は、吸音層を、製品タイヤのサイドウォール部に対応するインナーライナ内面上に配設することを除いて、グリーンケース2と同一の構成を有する。
グリーンケース8は、吸音層を、製品タイヤのサイドウォール部に対応するインナーライナ内面上に配設することを除いて、グリーンケース3と同一の構成を有する。
グリーンケース9は、吸音層を、製品タイヤのサイドウォール部に対応するインナーライナ内面上に配設することを除いて、グリーンケース4と同一の構成を有する。
グリーンケース10は、吸音層を、製品タイヤのサイドウォール部に対応するインナーライナ内面上に配設することを除いて、グリーンケース5と同一の構成を有する。
比較として、吸音部材の長手方向の端縁が幅方向に対して傾斜していないことを除いて、グリーンケース1〜5と同一の構成を有するグリーンケース11と、吸音部材の長手方向の端縁が幅方向に対して傾斜していないことを除いて、グリーンケース6〜10と同一の構成を有するグリーンケース12も併せて試作した。
これらグリーンケース1〜12をブラダを用いてタイヤ赤道面における拡張率が60%となるようにそれぞれ拡張させ、そのときに吸音層の接合部が解放されるか否かを確認し評価した。その評価結果を表2に示す。表中の値は、吸音層の接合部が解放したグリーンケースの本数を示しており、その数が小さいほど吸音層の接合部が解放し難いことを示すものである。
Figure 0005144981
表2に示す結果から、吸音部材の長手方向の端縁を幅方向に対して傾斜させることにより、グリーンケース拡張時において接合部の解放が抑制されることが確認された。
以上の説明から明らかなように、第1発明により、グリーンケースを拡張する際にも吸音層を構成する吸音部材の長手方向の端部間の接合を維持することにより、一定の品質を確保し得る空気入りタイヤの製造方法を提供することが可能となり、また、第2発明によりインナーライナ内面上に帯状の吸音部材からなる吸音層を配設してなる空気入りタイヤにおいて、ロードノイズの有効なる低減を前提に、従来に比べてユニフォミティに優れた空気入りタイヤを提供することが可能となった。
第1の発明に従う空気入りタイヤの製造に用いる、後述する吸音部材をそれぞれ示す図であり、(a)は平面図、(b)は背面図、(c)は側面図である。 (a)〜(c)はそれぞれ、第1発明の空気タイヤの製造方法を説明するための図である。 第1発明に従う製造方法により製造された空気タイヤのタイヤ幅方向断面を示す断面図である。 第1発明の製造方法がもたらす、吸音層の接合部の解放抑制効果を説明するための図であり、(a)は、この発明の空気タイヤの製造方法を用いて構成された吸音層の接合部を示し、(b)は、従来のタイヤの製造方法を用いて構成された吸音層の接合部を示すものである。 第2の発明に従う代表的な空気入りタイヤのタイヤ幅方向断面を示す断面図である。 第2発明に従う空気入りタイヤから後述する吸音層を抜き出した状態を示す概略図である。 (a)は、図6に示す吸音層の接合部の展開図であり、(b)は、図7(a)に示す接合部の側面図である。 第2発明に従う他の空気入りタイヤから後述する吸音層を抜き出した状態を示す概略図である。 従来技術に従う空気入りタイヤの製造方法を説明するための図である。
符号の説明
1 タイヤ
2 トレッド部
3 サイドウォール部
4 ビード部
5 タイヤ本体部
6 ビードコア
7 カーカス
8 ベルト
10 インナーライナ
11 吸音層
13 吸音部材
14 吸音部材の長手方向の端縁
15 吸音部材の長手方向の端部
17 グリーンケース
19 グリーンタイヤ
20 接合部

Claims (6)

  1. インナーライナ内面上に全周にわたって吸音層を具えてなり、該吸音層は、少なくとも1枚の帯状の吸音部材の長手方向の端部を相互に接合してなり、前記吸音部材が、織布、不織布または編布からなる空気入りタイヤの製造方法において、
    長手方向の端縁がそれぞれ、幅方向に対して15度以上85度以下の範囲で傾斜する前記吸音部材を、成型ドラムの外周面上に巻き回すとともに、前記端部を前記成型ドラムの周方向に相互に重ね合わせてゴム系接着剤を使用して接合することにより、前記吸音層を形成する工程と、
    前記成型ドラムの外周面上に、前記吸音層を介してタイヤ構成部材を順次に積層しグリーンケースを成型する工程と、
    前記グリーンケースを拡張する工程と、を含むことを特徴とする空気入りタイヤの製造方法。
  2. 前記吸音部材の厚さは、1mm以上50mm以下である、請求項1記載の空気入りタイヤの製造方法
  3. 相互に重ね合わせ接合された前記2つ端部の端縁は、相互に平行である、請求項1又は2に記載の空気入りタイヤの製造方法。
  4. インナーライナ内面上に帯状の吸音部材からなる吸音層を配設してなる空気入りタイヤにおいて、
    前記吸音部材は、織布、不織布または編布からなり、
    前記吸音層は、前記吸音部材の長手方向の端部をタイヤ周方向に相互に重ね合わせ、ゴム系接着剤を使用して接合してなる少なくとも1個所の接合部を有し、
    前記接合部にて、前記吸音部材の長手方向の端縁は、それぞれ、前記吸音部材の幅方向に対して15度以上85度以下の範囲で傾斜していることを特徴とする空気入りタイヤ。
  5. 前記吸音層の厚さは、1mm以上50mm以下である、請求項に記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記接合部にて、前記2つの端部の端縁は、相互に平行である、請求項4又は5に記載の空気入りタイヤ。
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