JP7118702B2 - レンズ装置、撮像装置、カメラシステム、補正値決定方法およびプログラム - Google Patents

レンズ装置、撮像装置、カメラシステム、補正値決定方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、レンズ装置、撮像装置、カメラシステム、補正値決定方法およびプログラムに関する。
従来、エクステンダー(リアコンバージョンレンズ)を用いたときの位相差方式のオートフォーカス(以下、AF)の精度を高める方法が提案されている。特許文献1では、エクステンダー装着時のピント補正値として、エクステンダー未装着時のレンズ単体のピント補正値にエクステンダーの倍率を乗じた値を使用する撮像装置が開示されている。
特開2016-90815号公報
図10は、位相差AFで使用される光束AF瞳と撮像光束との関係を示している。図10(a)~図10(c)はそれぞれ、エクステンダーが未装着である場合、1.4倍エクステンダーが装着された場合、2.0倍エクステンダーが装着された場合を示している。図11は、撮像レンズの球面収差を示している。実線は撮像光束の波長(約530nm)における球面収差であり、破線はAF光束の波長(約700nm)における球面収差を示している。図11(a)~図11(c)はそれぞれ、図10(a)~図10(c)に対応している。位相差AFで使用される光束は、エクステンダーの倍率が高くになるにつれて光軸から遠くなる。特に、2.0倍エクステンダーが装着された場合、撮像光束自体が細くなり、位相差AFでは図10(c)に示されるように撮像光束の外周部分の光束が使用される。図11において、位相差AFにおいて使用される部分を丸で示している。外周部分の光束は球面収差の大きい部分を通過した光束であるため、エクステンダー装着後の位相差AFでは、エクステンダー未装着時の場合に比べて、物体距離、ズームおよび製造誤差などによる球面収差変動の影響を受けやすくなる。
図12は、撮像面後方に球面収差が変動した場合の検出ピント位置、MTFピーク位置、ピント補正値(検出ピント位置とMTFピーク位置との差分)の変化を表している。エクステンダーが未装着である場合および1.4倍エクステンダーが装着された場合、位相差AFでは球面収差の小さい部分を通過した光束を使用するため、検出ピント位置は大きく変動しない。また、MTFピーク位置は、撮像面後方に移動する。そのため、ピント補正値は負の値になる。一方、2.0倍エクステンダーが装着された場合、検出ピント位置がMTFピーク位置の変化に対して大きく正の方向へ変動するため、ピント補正値は正の値をとる。
エクステンダーの装着時と未装着時でピント補正値の正負が逆転した場合、特許文献1のように、未装着時のピント補正値に基づいて算出された装着時のピント補正値を使用すると、逆補正となり、大きくピントがずれてしまう。これを防ぐための対応策として、レンズ装置または撮像装置に装着時のピント補正値を記憶させてもよいが、製造誤差などは装置ごとに測定する必要があるため、測定設備が必要になり、コストが高くなってしまう。
本発明は、エクステンダー装着時のピントズレを低減可能なレンズ装置、撮像装置、カメラシステム、補正値決定方法およびプログラムを提供することを目的とする。
本発明の一側面としてのレンズ装置は、焦点検出光学系を備え、位相差方式による焦点検出処理を行う焦点検出手段と、該焦点検出手段による焦点検出処理の結果に基づいて、焦点調節手段の駆動を制御する制御手段とを備える撮像装置に対して、エクステンダー光学系を含むエクステンダーを介して着脱可能であるレンズ装置であって、前記焦点調節手段を含む撮像光学系と、前記制御手段が前記焦点検出処理の結果を補正する際に使用される第1補正値を決定する決定手段と、第1情報と第2情報との関係を判定する判定手段とを有し、前記第1情報は前記焦点検出光学系の瞳の径または該瞳の径に対応するF値を示し、前記第2情報は前記撮像光学系と前記エクステンダー光学系とを含む光学系の瞳の径または該瞳の径に対応するF値を示し、前記エクステンダーを介して前記レンズ装置が前記撮像装置に装着された場合、前記決定手段は前記判定手段の判定結果に基づいて前記第1補正値を決定することを特徴とする。
また、本発明の他の側面としての撮像装置は、焦点調節手段を含む撮像光学系を有するレンズ装置が、エクステンダー光学系を含むエクステンダーを介して着脱可能である撮像装置であって、焦点検出光学系を備え、位相差方式による焦点検出処理を行う焦点検出手段と、前記焦点検出手段による焦点検出処理の結果に基づいて前記焦点調節手段の駆動を制御する制御手段とを有し、前記制御手段は、前記エクステンダーを介して前記レンズ装置が前記撮像装置に装着された場合、前記焦点検出光学系の瞳の径または該瞳の径に対応するF値を示す第1情報と、前記撮像光学系と前記エクステンダー光学系とを含む光学系の瞳の径または該瞳の径に対応するF値を示す第2情報と、の関係を判定するとともに、該判定の結果に基づいて、前記焦点検出処理の結果を補正する際に使用される第1補正値を決定することを特徴とする。
また、本発明の他の側面としてのカメラシステムは、レンズ装置と、エクステンダーと、該エクステンダーを介して前記レンズ装置が着脱可能な撮像装置とを有するカメラシステムであって、前記レンズ装置は、焦点調節手段を含む撮像光学系と、制御手段が焦点検出処理の結果を補正する際に使用される第1補正値を決定する決定手段と、第1情報と第2情報との関係を判定する判定手段を有し、前記エクステンダーはエクステンダー光学系を有し、前記撮像装置は、焦点検出光学系を備え、位相差方式による前記焦点検出処理を行う焦点検出手段と、該焦点検出手段による前記焦点検出処理の結果に基づいて、前記焦点調節手段の駆動を制御する前記制御手段とを有し、前記第1情報は前記焦点検出光学系の瞳の径または該瞳の径に対応するF値を示し、前記第2情報は前記撮像光学系と前記エクステンダー光学系とを含む光学系の瞳の径または該瞳の径に対応するF値を示し、前記エクステンダーを介して前記レンズ装置が前記撮像装置に装着された場合、前記決定手段は前記判定手段の判定結果に基づいて前記第1補正値を決定することを特徴とする。
また、本発明の他の側面としての決定方法は、焦点検出光学系を備え、位相差方式による焦点検出処理を行う焦点検出手段と、該焦点検出手段による焦点検出処理の結果に基づいて、焦点調節手段の駆動を制御する制御手段とを備える撮像装置に、前記焦点調節手段を含む撮像光学系を有するレンズ装置がエクステンダー光学系を含むエクステンダーを介して装着された場合に、前記制御手段が前記焦点検出処理の結果を補正する際に使用される第1補正値を決定する決定方法であって、前記焦点検出光学系の瞳の径または該瞳の径に対応するF値を示す第1情報を取得するステップと、前記撮像光学系と前記エクステンダー光学系とを含む光学系の瞳の径または該瞳の径に対応するF値を示す第2情報を取得するステップと、前記第1情報と前記第2情報との関係を判定するステップと、前記判定するステップの判定結果に基づいて、前記第1補正値を決定するステップとを有することを特徴とする。
また、本発明の他の側面としてのプログラムは、上記決定方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、エクステンダー装着時のピントズレを低減可能なレンズ装置、撮像装置、カメラシステム、補正値決定方法およびプログラムを提供することができる。
本発明の実施形態に係るカメラシステムの構成図である。 実施例1の補正値決定方法を示すフローチャートである。 瞳径Φafと瞳径Φextとの関係を示す図である。 実施例2の補正値決定方法を示すフローチャートである。 F値FafとF値Fextとの関係を示す図である。 実施例3の補正値決定方法を示すフローチャートである。 実施例4の補正値決定方法を示すフローチャートである。 実施例5の補正値決定方法を示すフローチャートである。 実施例6の補正値決定方法を示すフローチャートである。 AF瞳と撮像光束の関係を示す図である。 球面収差を示す図である。 ピント補正値の変化を表す表である。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
図1は、本発明の実施形態に係るカメラシステム1の構成図である。カメラシステム1は、レンズ装置100、エクステンダー200および撮像装置300を有する。レンズ装置100およびエクステンダー200は、撮像装置300に着脱可能に構成されている。本実施形態では、エクステンダー200は、エクステンダー光学系201を有し、レンズ装置100と撮像装置300との間に装着されている。
レンズ装置100は、フォーカシングに際して移動するフォーカスレンズ群101を含む撮像光学系101aを有する。図1では、フォーカスレンズ群101のみが示されているが、レンズ装置100はズームレンズ群や他のレンズを有していてもよい。また、レンズ装置100は、レンズ制御手段102およびフォーカスレンズ駆動手段103を有する。レンズ制御手段102は、CPUと、CPUが実行するプログラムを格納するメモリ(記憶手段)102aを含み、レンズ装置100の全体の動作を制御する。また、レンズ制御手段102は、カメラ制御手段301からの要求に応じて、フォーカスレンズ駆動手段103を介してフォーカスレンズ群101の駆動を制御する。レンズ制御手段102は、カメラ制御手段301で検出された焦点検出結果を補正する際に使用される補正値(第1補正値)を決定する決定手段としての機能を有する。また、その決定に際して必要な、焦点検出光学系302aの瞳の径に関する情報(第1情報)と、撮像光学系101aとエクステンダー光学系201とを含む光学系の瞳の径に関する情報(第2情報)との関係を判定する判定手段としての機能を有する。
撮像装置300は、カメラ制御手段301、位相差AFシステム(焦点検出手段)302、ハーフミラー303、サブミラー304、ペンタプリズム305および接眼レンズ306を有する。
撮像光学系101aおよびエクステンダー光学系201を通過した被写体光は、ハーフミラー303により反射光と透過光に光路分割される。ハーフミラー303で反射された光は、ペンタプリズム305および接眼レンズ306を介して撮影者の眼に導かれる。これにより、撮影者は、被写体像を観察することができる。ハーフミラー303を透過した光は、サブミラー304で反射され、位相差AFシステム302に入射する。位相差AFシステム302は、焦点検出光学系302aを備え、入射した光を使用して、焦点検出処理を行う。焦点検出処理とは、すなわち、レンズ装置100のみ、又は、レンズ装置100とエクステンダー200によって形成される像の結像位置を検出する処理である。
カメラ制御手段301は、CPUと、CPUが実行するプログラムを格納するメモリ301aを含み、撮像装置300の全体の動作を制御する。カメラ制御手段301は、レンズ制御手段102からピント補正値を取得し、取得したピント補正値を用いてフォーカスレンズ群101の駆動を制御する。具体的には、まず、位相差AFシステム302による焦点検出処理の結果である検出ピント位置をレンズ制御手段102から取得した補正値を用いて補正し、補正したピント位置に応じたフォーカスレンズ群101の駆動量を算出する。次に、算出された駆動量に基づいて、レンズ制御手段102にフォーカスレンズ駆動手段103を介してフォーカスレンズ群101の駆動を制御させる。
図2を参照して、エクステンダー200がレンズ装置100と撮像装置300との間に装着された場合のピント補正値の決定方法について説明する。図2は、レンズ制御手段102により実行される本実施例の補正値決定方法を示すフローチャートである。
ステップS001では、レンズ制御手段102は、撮像装置300に取り付けられている状態のレンズ装置100にエクステンダー200が装着されているかどうかを判定する。エクステンダー200が装着されている場合、ステップ002に進み、装着されていない場合、ステップS012に進む。
ステップS002では、レンズ制御手段102は、カメラ制御手段301から焦点検出光学系302aの瞳径(位相差AFシステム302による焦点検出処理に使用するAF光束が通過するAF瞳の外接円の直径)Φafを取得する。
ステップS003では、レンズ制御手段102は、撮像光学系101aおよびエクステンダー光学系201を含む光学系の瞳径(撮像光束の外接円の直径)Φextを取得する。
ステップS004では、レンズ制御手段102は、瞳径Φafおよび瞳径Φextが以下の条件式(1)を満たすかどうかを判定する。
Φaf>Φext×0.8 (1)
瞳径Φafおよび瞳径Φextが条件式(1)を満たす場合、すなわち、焦点検出処理において球面収差が大きい部分を通過した光束が使用されている場合、ステップS005に進み、条件式(1)を満たさない場合、ステップS006に進む。なお、本実施例では、条件式(1)において、瞳径Φextに乗じる係数を0.8としているが、本発明はこれに限定されない。係数aは、0.5以上1.1以下であることが好ましい。
ステップS005では、レンズ制御手段102は、まず、メモリ102aからエクステンダー200が装着された場合の設計上のピント補正値BPdes_extを取得する。次に、レンズ制御手段102は、取得したピント補正値BPdes_extをピント補正値BPextとしてカメラ制御手段301に送信する。
ステップS006では、レンズ制御手段102は、メモリ102aからレンズ装置100のみが装着されている場合の製造誤差に基づくピント補正値BPerrorを取得する。
ステップS007では、レンズ制御手段102は、以下の式(2)を用いてピント補正値BPextを算出し、算出されたピント補正値BPextをカメラ制御手段301に送信する。
BPext=BPdes_ext+α×BPerror (2)
なお、係数αは、テンダー倍率またはテンダー倍率の2乗とすればよい。また、本実施例では、式(2)のように、ピント補正値BPerrorに係数αを乗じた値をピント補正値BPdes_extに加算しているが、加算値(α×BPerror)はあらかじめメモリ102aに保存されていてもよい。
ここで、エクステンダー200が装着された場合のピント補正値BPextの算出方法について具体的な数値を用いて説明する。図3は、瞳径Φafと瞳径Φextとの関係を示す図である。図3(a)および図3(b)はそれぞれ、1.4倍エクステンダー装着時および2.0倍エクステンダー装着時の関係を示している。
図3(a)において、瞳径Φafは12.2、瞳径Φextは17.6である。すなわち、瞳径Φafと瞳径Φextは条件式(1)を満たさないため、焦点検出処理において球面収差が大きい光束が使用されていないと判定される。そのため、レンズ制御手段102は、製造誤差に基づくピント補正値BPerrorを取得し、式(2)を用いて算出されたピント補正値BPextをカメラ制御手段301に送信する。
図3(b)において、瞳径Φafは12.2、瞳径Φextは12である。すなわち、瞳径Φafと瞳径Φextは条件式(1)を満たすため、焦点検出処理において球面収差が大きい光束が使用されていると判定される。そのため、レンズ制御手段102は、製造誤差に基づくピント補正値BPerrorを取得せず、設計値であるピント補正値BPdes_extをピント補正値BPextとしてカメラ制御手段301に送信する。
ステップS008では、レンズ制御手段102は、まず、カメラ制御手段301から、ピント補正値BPextを用いて補正された検出ピント位置に基づくフォーカスレンズ群101の駆動量を取得する。次に、レンズ制御手段102は、取得したフォーカスレンズ群101の駆動量に基づいて、フォーカスレンズ駆動手段103を介してフォーカスレンズ群101の駆動を制御する。
ステップS012では、レンズ制御手段102は、あらかじめ計測された、レンズ装置100のみが装着されている場合の製造誤差に基づくピント補正値BPerrorを取得する。
ステップS013では、レンズ制御手段102は、以下の式(3)を用いて、レンズ装置100のみが装着されている場合のピント補正値BPmasterを算出し、算出されたBPmasterをカメラ制御手段301に送信する。
BPmaster=BPdes_master+BPerror (3)
なお、BPdes_masterは、レンズ装置100のみが装着された場合の設計上のピント補正値である。
ステップS014では、レンズ制御手段102は、まず、カメラ制御手段301から、ピント補正値BPmasterを用いて補正された検出ピント位置に基づくフォーカスレンズ群101の駆動量を取得する。次に、レンズ制御手段102は、取得したフォーカスレンズ群101の駆動量に基づいて、フォーカスレンズ駆動手段103を介してフォーカスレンズ群101の駆動を制御する。
以上説明したように、本実施例では、焦点検出光学系302aの瞳の径に関する情報および撮像光学系101aとエクステンダー光学系201とを含む光学系の瞳の径に関する情報に基づいて、焦点検出処理の結果に対する補正値を変更する。これにより、エクステンダー装着時のピントズレを低減可能である。
本実施例では、図2のステップS007やステップS013において、レンズ装置100のみが装着されている場合の製造誤差に基づくピント補正値を使用しているが、本発明はこれに限定されない。製造誤差に基づくピント補正値とレンズ装置100のみが装着されている場合の設計上のピント補正値とを合わせた値BPtanを使用してもよい。
また、本実施例では、図2のフローはレンズ装置100内で実行されているが、撮像装置300内で実行されてもよい。
図4を参照して、エクステンダー200がレンズ装置100と撮像装置300との間に装着された場合のピント補正値の決定方法について説明する。図4は、レンズ制御手段102により実行される本実施例の補正値決定方法を示すフローチャートである。
ステップS101では、レンズ制御手段102は、撮像装置300に取り付けられている状態のレンズ装置100にエクステンダー200が装着されているかどうかを判定する。エクステンダー200が装着されている場合、ステップ102に進み、装着されていない場合、ステップS112に進む。
ステップS102では、レンズ制御手段102は、カメラ制御手段301から焦点検出光学系302aの瞳の径に関する情報であるF値Fafを取得する。F値Fafは、位相差AFシステム302による焦点検出処理に使用するAF光束が通過するAF瞳の外接円に基づいて算出される。
ステップS103では、レンズ制御手段102は、撮像光学系101aおよびエクステンダー光学系201を含む光学系の瞳の径に関する情報であるF値Fextを取得する。F値Fextは、撮像光束の外接円に基づいて算出される。
ステップS104では、レンズ制御手段102は、F値FafおよびF値Fextが以下の条件式(4)を満たすかどうかを判定する。
af<Fext×1.2 (4)
F値FafおよびF値Fextが条件式(4)を満たす場合、すなわち、焦点検出処理において球面収差が大きい部分を通過した光束が使用されている場合、ステップS105に進み、条件式(4)を満たさない場合、ステップS106に進む。なお、本実施例では、条件式(4)において、F値extに乗じる係数を1.2としているが、本発明はこれに限定されない。係数aは、0.9以上2.0以下であることが好ましい。
ステップS105では、レンズ制御手段102は、まず、メモリ102aからエクステンダー200が装着された場合の設計上のピント補正値BPdes_extを取得する。次に、レンズ制御手段102は、取得したピント補正値BPdes_extをピント補正値BPextとしてカメラ制御手段301に送信する。
ステップS106では、レンズ制御手段102は、メモリ102aからレンズ装置100のみが装着されている場合の製造誤差に基づくピント補正値BPerrorを取得する。
ステップS107では、レンズ制御手段102は、上述した式(2)を用いてピント補正値BPextを算出し、算出されたピント補正値BPextをカメラ制御手段301に送信する。
ここで、ピント補正値BPextの算出方法について具体的な数値を用いて説明する。図5は、F値FafとF値Fextとの関係を示す図である。図5では、AF瞳の外接面は一点破線、撮像光束の外接円は破線で示されている。図5(a)および図5(b)はそれぞれ、1.4倍エクステンダー装着時および2.0倍エクステンダー装着時の関係を示している。
図5(a)において、F値Fafは8、F値Fextは5.6である。すなわち、F値FafとF値Fextは条件式(4)を満たさないため、焦点検出処理において球面収差が大きい光束が使用されていないと判定される。そのため、レンズ制御手段102は、製造誤差に基づくピント補正値BPerrorを取得し、式(2)を用いて算出されたピント補正値BPextをカメラ制御手段301に送信する。
図5(b)において、F値Fafは8、F値Fextは8である。すなわち、F値FafとF値Fextは条件式(4)を満たすため、焦点検出処理において球面収差が大きい光束が使用されていると判定される。そのため、レンズ制御手段102は、製造誤差に基づくピント補正値BPerrorを取得せず、設計値であるピント補正値BPdes_extをピント補正値BPextとしてカメラ制御手段301に送信する。
ステップS108では、レンズ制御手段102は、まず、カメラ制御手段301から、ピント補正値BPextを用いて補正された検出ピント位置に基づくフォーカスレンズ群101の駆動量を取得する。次に、レンズ制御手段102は、取得したフォーカスレンズ群101の駆動量に基づいて、フォーカスレンズ駆動手段103を介してフォーカスレンズ群101の駆動を制御する。
ステップS112では、レンズ制御手段102は、あらかじめ計測された、レンズ装置100のみが装着されている場合の製造誤差に基づくピント補正値BPerrorを取得する。
ステップS113では、レンズ制御手段102は、上述した式(3)を用いて、レンズ装置100のみが装着されている場合のピント補正値BPmasterを算出し、算出されたBPmasterをカメラ制御手段301に送信する。
ステップS114では、レンズ制御手段102は、まず、カメラ制御手段301から、ピント補正値BPmasterを用いて補正された検出ピント位置に基づくフォーカスレンズ群101の駆動量を取得する。次に、レンズ制御手段102は、取得したフォーカスレンズ群101の駆動量に基づいて、フォーカスレンズ駆動手段103を介してフォーカスレンズ群101の駆動を制御する。
以上説明したように、本実施例では、焦点検出光学系302aの瞳の径に関する情報および撮像光学系101aとエクステンダー光学系201とを含む光学系の瞳の径に関する情報に基づいて、焦点検出処理の結果に対する補正値を変更する。これにより、エクステンダー装着時のピントズレを低減可能である。
本実施例では、図4のステップS107やステップS113において、レンズ装置100のみが装着されている場合の製造誤差に基づくピント補正値を使用しているが、本発明はこれに限定されない。製造誤差に基づくピント補正値とレンズ装置100のみが装着されている場合の設計上のピント補正値とを合わせた値BPtanを使用してもよい。
また、本実施例では、図4のフローはレンズ装置100内で実行されているが、撮像装置300内で実行されてもよい。
図6を参照して、エクステンダー200がレンズ装置100と撮像装置300との間に装着された場合のピント補正値の決定方法について説明する。図6は、レンズ制御手段102により実行される本実施例の補正値決定方法を示すフローチャートである。
ステップS201からステップS204までの処理はそれぞれ、図2のステップS001からステップS004までの処理と同様であるため、これらのステップの詳細な説明は省略する。
ステップS205では、レンズ制御手段102は、メモリ102aからレンズ装置100のみが装着されている場合の製造誤差に基づくピント補正値BPerrorを取得する。
ステップS206では、レンズ制御手段102は、以下の式(5)を用いてピント補正値BPextを算出し、算出されたピント補正値BPextをカメラ制御手段301に送信する。
BPext=BPdes_ext+α×BPerror (5)
なお、係数αは、0より大きく、後述する係数αより小さくなるように設定されている。また、本実施例では、式(5)のように、ピント補正値BPerrorに係数αを乗じた値をピント補正値BPdes_extに加算しているが、加算値(α×BPerror)はあらかじめメモリ102aに保存されていてもよい。
ステップS207では、レンズ制御手段102は、あらかじめ計測された、レンズ装置100のみが装着されている場合の製造誤差に基づくピント補正値BPerrorを取得する。
ステップS208では、レンズ制御手段102は、以下の式(6)を用いてピント補正値BPextを算出し、算出されたピント補正値BPextをカメラ制御手段301に送信する。
BPext=BPdes_ext+α×BPerror (6)
本実施例では、式(6)のように、ピント補正値BPerrorに係数αを乗じた値をピント補正値BPdes_extに加算しているが、加算値(α×BPerror)はあらかじめメモリ102aに保存されていてもよい。
ここで、実施例1で説明した図3を用いて、エクステンダー200が装着された場合のピント補正値BPextの算出方法について説明する。
図3(a)において、瞳径Φafは12.2、瞳径Φextは17.6である。すなわち、瞳径Φafと瞳径Φextは条件式(1)を満たさないため、焦点検出処理において球面収差が大きい光束が使用されていないと判定される。そのため、レンズ制御手段102は、式(6)を用いて算出されたピント補正値BPextをカメラ制御手段301に送信する。
図3(b)において、瞳径Φafは12.2、瞳径Φextは12である。すなわち、瞳径Φafと瞳径Φextは条件式(1)を満たすため、焦点検出処理において球面収差が大きい光束が使用されていると判定される。そのため、レンズ制御手段102は、式(5)を用いて算出されたピント補正値BPextをカメラ制御手段301に送信する。
ステップS209、ステップS212からステップS214までの処理はそれぞれ、図2のステップS008、ステップS012からステップS014までの処理と同様であるため、詳細な説明は省略する。
以上説明したように、本実施例では、焦点検出光学系302aの瞳の径に関する情報および撮像光学系101aとエクステンダー光学系201とを含む光学系の瞳の径に関する情報に基づいて、焦点検出処理の結果に対する補正値を変更する。これにより、エクステンダー装着時のピントズレを低減可能である。
本実施例では、製造誤差に基づくピント補正値BPerrorに乗ずる係数を2種類としているが、本発明はこれに限定されない。ステップS204の分岐を増やした場合、それに対応した係数を設定すればよい。設定される複数の係数の1つは、0であってもよい。
また、本実施例では、図6のステップS206、ステップS208やステップS213において、レンズ装置100のみが装着されている場合の製造誤差に基づくピント補正値を使用しているが、本発明はこれに限定されない。製造誤差に基づくピント補正値とレンズ装置100のみが装着されている場合の設計上のピント補正値とを合わせた値BPtanを使用してもよい。
また、本実施例では、図6のフローはレンズ装置100内で実行されているが、撮像装置300内で実行されてもよい。
図7を参照して、エクステンダー200がレンズ装置100と撮像装置300との間に装着された場合のピント補正値の決定方法について説明する。図7は、レンズ制御手段102により実行される本実施例の補正値決定方法を示すフローチャートである。
ステップS301からステップS304までの処理はそれぞれ、図4のステップS101からステップS104までの処理と同様であるため、これらのステップの詳細な説明は省略する。
ステップS305では、レンズ制御手段102は、メモリ102aからレンズ装置100のみが装着されている場合の製造誤差に基づくピント補正値BPerrorを取得する。
ステップS306では、レンズ制御手段102は、以下の式(7)を用いてピント補正値BPextを算出し、算出されたピント補正値BPextをカメラ制御手段301に送信する。
BPext=BPdes_ext+α×BPerror (7)
なお、係数αは、0より大きく、後述する係数αより小さくなるように設定されている。また、本実施例では、式(7)のように、ピント補正値BPerrorに係数αを乗じた値をピント補正値BPdes_extに加算しているが、加算値(α×BPerror)はあらかじめメモリ102aに保存されていてもよい。
ステップS307では、レンズ制御手段102は、メモリ102aからレンズ装置100のみが装着されている場合の製造誤差に基づくピント補正値BPerrorを取得する。
ステップS308では、レンズ制御手段102は、以下の式(8)を用いてピント補正値BPextを算出し、算出されたピント補正値BPextをカメラ制御手段301に送信する。
BPext=BPdes_ext+α×BPerror (8)
本実施例では、式(8)のように、ピント補正値BPerrorに係数αを乗じた値をピント補正値BPdes_extに加算しているが、加算値(α×BPerror)はあらかじめメモリ102aに保存されていてもよい。
ここで、実施例2で説明した図5を用いて、エクステンダー200が装着された場合のピント補正値BPextの算出方法について説明する。
図5(a)において、F値Fafは8、F値Fextは5.6であり、条件式(4)を満たさないため、焦点検出処理において球面収差が大きい光束が使用されていないと判定される。そのため、レンズ制御手段102は、式(8)を用いて算出されたピント補正値BPextをカメラ制御手段301に送信する。
図5(b)において、F値Fafは8、F値Fextは8であり、条件式(4)を満たすため、焦点検出処理において球面収差が大きい光束が使用されていると判定される。そのため、レンズ制御手段102は、式(7)を用いて算出されたピント補正値BPextをカメラ制御手段301に送信する。
ステップS309、ステップS312からステップS314までの処理はそれぞれ、図4のステップS108、ステップS112からステップS114までの処理と同様であるため、詳細な説明は省略する。
以上説明したように、本実施例では、焦点検出光学系302aの瞳の径に関する情報および撮像光学系101aとエクステンダー光学系201とを含む光学系の瞳の径に関する情報に基づいて、焦点検出処理の結果に対する補正値を変更する。これにより、エクステンダー装着時のピントズレを低減可能である。
本実施例では、製造誤差に基づくピント補正値BPerrorに乗ずる係数を2種類としているが、本発明はこれに限定されない。ステップS204の分岐を増やした場合、それに対応した係数を設定すればよい。設定される複数の係数の1つは、0であってもよい。
また、本実施例では、図7のステップS306、ステップS308やステップS313において、レンズ装置100のみが装着されている場合の製造誤差に基づくピント補正値を使用しているが、本発明はこれに限定されない。製造誤差に基づくピント補正値とレンズ装置100のみが装着されている場合の設計上のピント補正値とを合わせた値BPtanを使用してもよい。
また、本実施例では、図7のフローはレンズ装置100内で実行されているが、撮像装置300内で実行されてもよい。
図8を参照して、エクステンダー200がレンズ装置100と撮像装置300との間に装着された場合のピント補正値の決定方法について説明する。図8は、レンズ制御手段102により実行される本実施例の補正値決定方法を示すフローチャートである。
ステップS401からステップS403までの処理はそれぞれ、図2のステップS001からステップS003までの処理と同様であるため、これらのステップの詳細な説明は省略する。
ステップS404では、レンズ制御手段102は、メモリ102aからレンズ装置100のみが装着されている場合の製造誤差に基づくピント補正値BPerrorを取得する。
ステップS405では、レンズ制御手段102は、以下の式(9)を用いてピント補正値BPextを算出し、算出されたピント補正値BPextをカメラ制御手段301に送信する。
BPext=BPdes_ext+(1-Φaf/Φext)×BPerror (9)
ここで、実施例1で説明した図3を用いて、エクステンダー200が装着された場合のピント補正値BPextの算出方法について説明する。
図3(a)において、瞳径Φafは12.2、瞳径Φextは17.6である。レンズ制御手段102は、製造誤差に基づくピント補正値BPerrorを取得し、式(9)を用いて算出されたピント補正値BPextをカメラ制御手段301に送信する。
図3(b)において、瞳径Φafは12.2、瞳径Φextは12である。レンズ制御手段102は、製造誤差に基づくピント補正値BPerrorを取得し、式(9)を用いて算出されたピント補正値BPextをカメラ制御手段301に送信する。
ステップS406、ステップS412からステップS414までの処理はそれぞれ、図2のステップS008、ステップS012からステップS014までの処理と同様であるため、詳細な説明は省略する。
以上説明したように、本実施例では、焦点検出光学系302aの瞳の径に関する情報および撮像光学系101aとエクステンダー光学系201とを含む光学系の瞳の径に関する情報に基づいて、焦点検出処理の結果に対する補正値を変更する。これにより、エクステンダー装着時のピントズレを低減可能である。
本実施例では、図8のステップS405において、レンズ装置100のみが装着されている場合の製造誤差に基づくピント補正値を使用しているが、本発明はこれに限定されない。製造誤差に基づくピント補正値とレンズ装置100のみが装着されている場合の設計上のピント補正値とを合わせた値BPtanを使用してもよい。
また、本実施例では、図8のフローはレンズ装置100内で実行されているが、撮像装置300内で実行されてもよい。
図9を参照して、エクステンダー200がレンズ装置100と撮像装置300との間に装着された場合のピント補正値の決定方法について説明する。図9は、レンズ制御手段102により実行される本実施例の補正値決定方法を示すフローチャートである。
ステップS501からステップS503までの処理はそれぞれ、図4のステップS101からステップS103までの処理と同様であるため、これらのステップの詳細な説明は省略する。
ステップS504では、レンズ制御手段102は、メモリ102aからレンズ装置100のみが装着されている場合の製造誤差に基づくピント補正値BPerrorを取得する。
ステップS505では、レンズ制御手段102は、以下の式(10)を用いてピント補正値BPextを算出し、算出されたピント補正値BPextをカメラ制御手段301に送信する。
BPext=BPdes_ext+(1-Fext/Faf)×BPerror (10)
ここで、実施例2で説明した図5を用いて、エクステンダー200が装着された場合のピント補正値BPextの算出方法について説明する。
図5(a)において、F値Fafは8、F値Fextは5.6である。レンズ制御手段102は、製造誤差に基づくピント補正値BPerrorを取得し、式(10)を用いて算出されたピント補正値BPextをカメラ制御手段301に送信する。
5Bにおいて、F値Fafは8、F値Fextは8である。レンズ制御手段102は、製造誤差に基づくピント補正値BPerrorを取得し、式(10)を用いて算出されたピント補正値BPextをカメラ制御手段301に送信する。
ステップS506、ステップS512からステップS514までの処理はそれぞれ、図4のステップS108、ステップS112からステップS114までの処理と同様であるため、詳細な説明は省略する。
以上説明したように、本実施例では、焦点検出光学系302aの瞳の径に関する情報および撮像光学系101aとエクステンダー光学系201とを含む光学系の瞳の径に関する情報に基づいて、焦点検出処理の結果に対する補正値を変更する。これにより、エクステンダー装着時のピントズレを低減可能である。
本実施例では、図9のステップS505において、レンズ装置100のみが装着されている場合の製造誤差に基づくピント補正値を使用しているが、本発明はこれに限定されない。製造誤差に基づくピント補正値とレンズ装置100のみが装着されている場合の設計上のピント補正値とを合わせた値BPtanを使用してもよい。
また、本実施例では、図9のフローはレンズ装置100内で実行されているが、撮像装置300内で実行されてもよい。
各実施例で説明した条件式に基づいてレンズ制御手段102が、演算により第1補正値を決定する方法について説明したが、第1補正値の決定方法はこれに限られない。例えば、瞳径Φafと瞳径Φextより定まる値aと、それに対応する第1補正値とを関連付けたテーブルを記憶しておき、レンズ制御手段102が当該テーブを参照して第1補正値を決定してもよい。
各実施例で説明した処理を撮像装置300内で実行してもよいと述べたが、その場合、制御手段301が、焦点検出光学系302aの瞳の径に関する情報と、撮像光学系101aとエクステンダー光学系201とを含む光学系の瞳の径に関する情報との関係を判定する判定手段としての機能を有する。また、制御手段301は、第1補正値を決定するための決定手段としての機能を有する。また、撮像装置300は、第1補正値を算出するために、装着されたレンズ装置100から、第2補正値、または、第2補正値および第3補正値を取得する。レンズ装置100とエクステンダー200とを含む光学系の瞳の径に関する情報は、レンズ装置100が算出したものでもよいし、レンズ装置100とエクステンダー200のそれぞれから取得した光学系の情報に基づいて制御手段301が算出したものでもよい。
[その他の実施例]
本発明は、上述の実施例の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
100 レンズ装置
101 フォーカスレンズ群(焦点調整手段)
102 レンズ制御手段(決定手段)
200 エクステンダー
300 撮像装置
301 制御手段
302 位相差AFシステム(焦点検出手段)

Claims (19)

  1. 焦点検出光学系を備え、位相差方式による焦点検出処理を行う焦点検出手段と、該焦点検出手段による焦点検出処理の結果に基づいて焦点調節手段の駆動を制御する制御手段とを備える撮像装置に対して、エクステンダー光学系を含むエクステンダーを介して着脱可能であるレンズ装置であって、
    前記焦点調節手段を含む撮像光学系と、
    前記制御手段が前記焦点検出処理の結果を補正する際に使用される第1補正値を決定する決定手段と、
    第1情報と第2情報との関係を判定する判定手段とを有し、
    前記第1情報は前記焦点検出光学系の瞳の径または該瞳の径に対応するF値を示し、前記第2情報は前記撮像光学系と前記エクステンダー光学系とを含む光学系の瞳の径または該瞳の径に対応するF値を示し、
    前記エクステンダーを介して前記レンズ装置が前記撮像装置に装着された場合、前記決定手段は前記判定手段の判定結果に基づいて前記第1補正値を決定することを特徴とするレンズ装置。
  2. 前記エクステンダーを介さずに前記レンズ装置が前記撮像装置に装着された場合に前記制御手段が前記焦点検出処理の結果を補正する際に使用される第2補正値を記憶する記憶手段を更に有し、
    前記決定手段は、前記第2補正値に基づいて前記第1補正値を決定することを特徴とする請求項1に記載のレンズ装置。
  3. 前記エクステンダーを介さずに前記レンズ装置が前記撮像装置に装着された場合に前記制御手段が前記焦点検出処理の結果を補正する際に使用される第2補正値と、前記エクステンダーを介して前記レンズ装置が前記撮像装置に装着された場合に前記制御手段が前記焦点検出処理の結果を補正する際に使用される第3補正値とを記憶する記憶手段を有し、
    前記焦点検出光学系の瞳の径をΦaf、前記撮像光学系と前記エクステンダー光学系とを含む光学系の瞳の径をΦext、前記第1補正値をBPext、前記第2補正値をBPtan、前記第3補正値をb、係数をαとするとき、
    前記判定手段がΦaf<Φext×a(0.5≦a≦1.1)なる条件式を満たすと判定した場合、前記決定手段はBPext=b+α×BPtan(0<α)なる式を用いて前記第1補正値を決定し、
    前記判定手段がΦaf>Φext×aなる条件式を満たすと判定した場合、前記決定手段はBPext=bなる式を用いて前記第1補正値を決定することを特徴とする請求項1または2に記載のレンズ装置。
  4. 前記エクステンダーを介さずに前記レンズ装置が前記撮像装置に装着された場合に前記制御手段が前記焦点検出処理の結果を補正する際に使用される第2補正値と、前記エクステンダーを介して前記レンズ装置が前記撮像装置に装着された場合に前記制御手段が前記焦点検出処理の結果を補正する際に使用される第3補正値とを記憶する記憶手段を有し、
    前記焦点検出光学系の瞳の径をΦaf、前記撮像光学系と前記エクステンダー光学系とを含む光学系の瞳の径をΦext、前記第1補正値をBPext、前記第2補正値をBPtan、前記第3補正値をb、係数をα、α(0<α<α)とするとき、
    前記判定手段がΦaf<Φext×a(0.5≦a≦1.1)なる条件式を満たすと判定した場合、前記決定手段はBPext=b+α×BPtanなる式を用いて前記第1補正値を決定し、
    前記判定手段がΦaf>Φext×aなる条件式を満たすと判定した場合、前記決定手段はBPext=b+α×BPtanなる式を用いて前記第1補正値を決定することを特徴とする請求項1または2に記載のレンズ装置。
  5. 前記記憶手段は、前記エクステンダーを介して前記レンズ装置が前記撮像装置に装着された場合に、前記制御手段が前記焦点検出処理の結果を補正する際に使用される第3補正値を記憶し、
    前記焦点検出光学系の瞳の径をΦaf、前記撮像光学系と前記エクステンダー光学系とを含む光学系の瞳の径をΦext、前記第1補正値をBPext、前記第2補正値をBPtan、前記第3補正値をbとするとき、前記決定手段はBPext=b+(1-Φaf/Φext)×BPtanなる式を用いて前記第1補正値を決定することを特徴とする請求項2に記載のレンズ装置。
  6. 前記エクステンダーを介さずに前記レンズ装置が前記撮像装置に装着された場合に前記制御手段が前記焦点検出処理の結果を補正する際に使用される第2補正値と、前記エクステンダーを介して前記レンズ装置が前記撮像装置に装着された場合に前記制御手段が前記焦点検出処理の結果を補正する際に使用される第3補正値とを記憶する記憶手段を有し、
    前記焦点検出光学系の瞳の径に対応するF値をFaf、前記撮像光学系と前記エクステンダー光学系とを含む光学系の瞳の径に対応するF値をFext、前記第1補正値をBPext、前記第2補正値をBPtan、前記第3補正値をb、係数をαとするとき、
    前記判定手段がFaf>Fext×a(0.9≦a≦2.0)なる条件式を満たすと判定した場合、前記決定手段はBPext=b+α×BPtan(0<α)なる式を用いて前記第1補正値を決定し、
    前記判定手段がFaf<Fext×aなる条件式を満たすと判定した場合、前記決定手段はBPext=bなる式を用いて前記第1補正値を決定することを特徴とする請求項1または2に記載のレンズ装置。
  7. 前記エクステンダーを介さずに前記レンズ装置が前記撮像装置に装着された場合に前記制御手段が前記焦点検出処理の結果を補正する際に使用される第2補正値と、前記エクステンダーを介して前記レンズ装置が前記撮像装置に装着された場合に前記制御手段が前記焦点検出処理の結果を補正する際に使用される第3補正値とを記憶する記憶手段を有し、
    前記焦点検出光学系の瞳の径に対応するF値をFaf、前記撮像光学系と前記エクステンダー光学系とを含む光学系の瞳の径に対応するF値をFext、前記第1補正値をBPext、前記第2補正値をBPtan、前記第3補正値をb、係数をα、α(0<α<α)とするとき、
    前記判定手段がFaf>Fext×a(0.9≦a≦2.0)なる条件式を満たすと判定した場合、前記決定手段はBPext=b+α×BPtanなる式を用いて前記第1補正値を決定し、
    前記判定手段がFaf<Fext×aなる条件式を満たすと判定した場合、前記決定手段はBPext=b+α×BPtanなる式を用いて前記第1補正値を決定することを特徴とする請求項1または2に記載のレンズ装置。
  8. 前記記憶手段は、前記エクステンダーを介して前記レンズ装置が前記撮像装置に装着された場合に、前記制御手段が前記焦点検出処理の結果を補正する際に使用される第3補正値を記憶し、
    前記焦点検出光学系の瞳の径に対応するF値をFaf、前記撮像光学系と前記エクステンダー光学系とを含む光学系の瞳の径に対応するF値をFext、前記第1補正値をBPext、前記第2補正値をBPtan、前記第3補正値をbとするとき、前記決定手段はBPext=b+(1-Fext/Faf)×BPtanなる式を用いて前記第1補正値を決定することを特徴とする請求項2に記載のレンズ装置。
  9. 焦点調節手段を含む撮像光学系を有するレンズ装置が、エクステンダー光学系を含むエクステンダーを介して着脱可能である撮像装置であって、
    焦点検出光学系を備え、位相差方式による焦点検出処理を行う焦点検出手段と、
    前記焦点検出手段による焦点検出処理の結果に基づいて前記焦点調節手段の駆動を制御する制御手段とを有し、
    前記制御手段は、前記エクステンダーを介して前記レンズ装置が前記撮像装置に装着された場合、前記焦点検出光学系の瞳の径または該瞳の径に対応するF値を示す第1情報と、前記撮像光学系と前記エクステンダー光学系とを含む光学系の瞳の径または該瞳の径に対応するF値を示す第2情報と、の関係を判定するとともに、該判定の結果に基づいて、前記焦点検出処理の結果を補正する際に使用される第1補正値を決定することを特徴とする撮像装置。
  10. 前記制御手段は、前記エクステンダーを介さずに前記レンズ装置が前記撮像装置に装着された場合に前記制御手段が前記焦点検出処理の結果を補正する際に使用される第2補正値を前記レンズ装置から取得するとともに、該第2補正値に基づいて前記第1補正値を決定することを特徴とする請求項9に記載の撮像装置。
  11. 前記制御手段は、前記エクステンダーを介さずに前記レンズ装置が前記撮像装置に装着された場合に前記制御手段が前記焦点検出処理の結果を補正する際に使用される第2補正値と、前記エクステンダーを介して前記レンズ装置が前記撮像装置に装着された場合に前記制御手段が前記焦点検出処理の結果を補正する際に使用される第3補正値とを前記レンズ装置から取得し、
    前記焦点検出光学系の瞳の径をΦaf、前記撮像光学系と前記エクステンダー光学系とを含む光学系の瞳の径をΦext、前記第1補正値をBPext、前記第2補正値をBPtan、前記第3補正値をb、係数をαとするとき、
    前記制御手段は、Φaf<Φext×a(0.5≦a≦1.1)なる条件式を満たすと判定した場合、BPext=b+α×BPtan(0<α)なる式を用いて前記第1補正値を決定し、Φaf>Φext×aなる条件式を満たすと判定した場合、BPext=bなる式を用いて前記第1補正値を決定することを特徴とする請求項9または10に記載の撮像装置。
  12. 前記制御手段は、前記エクステンダーを介さずに前記レンズ装置が前記撮像装置に装着された場合に前記制御手段が前記焦点検出処理の結果を補正する際に使用される第2補正値と、前記エクステンダーを介して前記レンズ装置が前記撮像装置に装着された場合に前記制御手段が前記焦点検出処理の結果を補正する際に使用される第3補正値とを前記レンズ装置から取得し、
    前記焦点検出光学系の瞳の径をΦaf、前記撮像光学系と前記エクステンダー光学系とを含む光学系の瞳の径をΦext、前記第1補正値をBPext、前記第2補正値をBPtan、前記第3補正値をb、係数をα、α(0<α<α)とするとき、
    前記制御手段は、Φaf<Φext×a(0.5≦a≦1.1)なる条件式を満たすと判定した場合、BPext=b+α×BPtanなる式を用いて前記第1補正値を決定し、Φaf>Φext×aなる条件式を満たすと判定した場合、BPext=b+α×BPtanなる式を用いて前記第1補正値を決定することを特徴とする請求項9または10に記載の撮像装置。
  13. 前記制御手段は、前記エクステンダーを介して前記レンズ装置が前記撮像装置に装着された場合に前記制御手段が前記焦点検出処理の結果を補正する際に使用される第3補正値を前記レンズ装置から取得し、
    前記焦点検出光学系の瞳の径をΦaf、前記撮像光学系と前記エクステンダー光学系とを含む光学系の瞳の径をΦext、前記第1補正値をBPext、前記第2補正値をBPtan、前記第3補正値をbとするとき、
    前記制御手段は、BPext=b+(1-Φaf/Φext)×BPtanなる式を用いて前記第1補正値を決定することを特徴とする請求項10に記載の撮像装置。
  14. 前記制御手段は、前記エクステンダーを介さずに前記レンズ装置が前記撮像装置に装着された場合に前記制御手段が前記焦点検出処理の結果を補正する際に使用される第2補正値と、前記エクステンダーを介して前記レンズ装置が前記撮像装置に装着された場合に前記制御手段が前記焦点検出処理の結果を補正する際に使用される第3補正値とを前記レンズ装置から取得し、
    前記焦点検出光学系の瞳の径に対応するF値をFaf、前記撮像光学系と前記エクステンダー光学系とを含む光学系の瞳の径に対応するF値をFext、前記第1補正値をBPext、前記第2補正値をBPtan、前記第3補正値をb、係数をαとするとき、
    前記制御手段は、Faf>Fext×a(0.9≦a≦2.0)なる条件式を満たすと判定した場合、BPext=b+α×BPtan(0<α)なる式を用いて前記第1補正値を決定し、Faf<Fext×aなる条件式を満たすと判定した場合、BPext=bなる式を用いて前記第1補正値を決定することを特徴とする請求項9または10に記載の撮像装置。
  15. 前記制御手段は、前記エクステンダーを介さずに前記レンズ装置が前記撮像装置に装着された場合に前記制御手段が前記焦点検出処理の結果を補正する際に使用される第2補正値と、前記エクステンダーを介して前記レンズ装置が前記撮像装置に装着された場合に前記制御手段が前記焦点検出処理の結果を補正する際に使用される第3補正値とを前記レンズ装置から取得し、
    前記焦点検出光学系の瞳の径に対応するF値をFaf、前記撮像光学系と前記エクステンダー光学系とを含む光学系の瞳の径に対応するF値をFext、前記第1補正値をBPext、前記第2補正値をBPtan、前記第3補正値をb、係数をα、α(0<α<α)とするとき、
    前記制御手段は、Faf>Fext×a(0.9≦a≦2.0)なる条件式を満たすと判定した場合、BPext=b+α×BPtanなる式を用いて前記第1補正値を決定し、Faf<Fext×aなる条件式を満たすと判定した場合、BPext=b+α×BPtanなる式を用いて前記第1補正値を決定することを特徴とする請求項9または10に記載の撮像装置。
  16. 前記制御手段は、前記エクステンダーを介して前記レンズ装置が前記撮像装置に装着された場合に、前記制御手段が前記焦点検出処理の結果を補正する際に使用される第3補正値を前記レンズ装置から取得し、
    前記焦点検出光学系の瞳の径に対応するF値をFaf、前記撮像光学系と前記エクステンダー光学系とを含む光学系の瞳の径に対応するF値をFext、前記第1補正値をBPext、前記第2補正値をBPtan、前記第3補正値をbとするとき、
    前記制御手段は、BPext=b+(1-Faf/Fext)×BPtanなる式を用いて前記第1補正値を決定することを特徴とする請求項10に記載の撮像装置。
  17. レンズ装置と、エクステンダーと、該エクステンダーを介して前記レンズ装置が着脱可能な撮像装置とを有するカメラシステムであって、
    前記レンズ装置は、焦点調節手段を含む撮像光学系と、制御手段が焦点検出処理の結果を補正する際に使用される第1補正値を決定する決定手段と、第1情報と第2情報との関係を判定する判定手段を有し、
    前記エクステンダーはエクステンダー光学系を有し、
    前記撮像装置は、焦点検出光学系を備え、位相差方式による前記焦点検出処理を行う焦点検出手段と、該焦点検出手段による前記焦点検出処理の結果に基づいて前記焦点調節手段の駆動を制御する前記制御手段とを有し、
    前記第1情報は前記焦点検出光学系の瞳の径または該瞳の径に対応するF値を示し、前記第2情報は前記撮像光学系と前記エクステンダー光学系とを含む光学系の瞳の径または該瞳の径に対応するF値を示し、
    前記エクステンダーを介して前記レンズ装置が前記撮像装置に装着された場合、前記決定手段は前記判定手段の判定結果に基づいて前記第1補正値を決定することを特徴とするカメラシステム。
  18. 焦点検出光学系を備え、位相差方式による焦点検出処理を行う焦点検出手段と、該焦点検出手段による焦点検出処理の結果に基づいて焦点調節手段の駆動を制御する制御手段とを備える撮像装置に、前記焦点調節手段を含む撮像光学系を有するレンズ装置がエクステンダー光学系を含むエクステンダーを介して装着された場合に、前記制御手段が前記焦点検出処理の結果を補正する際に使用される第1補正値を決定する決定方法であって、
    前記焦点検出光学系の瞳の径または該瞳の径に対応するF値を示す第1情報を取得するステップと、
    前記撮像光学系と前記エクステンダー光学系とを含む光学系の瞳の径または該瞳の径に対応するF値を示す第2情報を取得するステップと、
    前記第1情報と前記第2情報との関係を判定するステップと、
    前記判定するステップの判定結果に基づいて、前記第1補正値を決定するステップとを有することを特徴とする決定方法。
  19. 請求項18に記載の決定方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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