JP7108398B2 - 衣類乾燥機 - Google Patents

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Description

本発明は、回転するドラムに衣類を収容して乾燥させる衣類乾燥機に関する。
従来、衣類乾燥機には、衣類を収容するドラムに温風等の乾燥風を循環して、衣類の乾燥を行っている。ドラムから排出された排気は排気ダクトを通って熱交換機に導入される。通常、熱交換器の上流側には、乾燥風に混入するリント(糸屑)を捕集するフィルタが設けられている。
特開2016-107025号公報 特開2013-123444号公報
しかしながら、乾燥風には、リントだけでなく、衣類から外れたボタンやホック等の固形状の異物が紛れ込むこともあり、該異物がフィルタに入り込んで該フィルタを損傷するという問題がある。
また、特許文献1には、排気ダクトにスリットを有する複数のフィンを設け、各フィンをそれぞれドラム側に傾斜させることにより、異物をドラム内に戻すという構成が開示されている。
しかしながら、排気ダクトには、衣類の乾燥性能を維持するために、ある程度の開口面積が必要とされる。このため、排気ダクトの開口面積よりも小さい異物はフィルタに入り込むおそれがある。
また、特許文献2には、フィルタ部の内面に当接して回動するリント捕集体を備えた衣類乾燥機において、リント捕集体が乾燥用空気の流れの方向に対して所定の角度で交差する螺旋形状部を有しており、該螺旋形状部に乾燥用空気を受けてフィルタ部側へ付勢される構成が記載されている。
しかしながら、フィルタ部から剥離したリントは、リント貯蔵部にそのまま送られるため、該リント貯蔵部の容積を十分に確保するのが難しいという問題がある。
本発明は、前記従来の問題を解決し、リント捕集用のフィルタにボタン等の異物が進入することを防止できるようにすることを一の目的とし、また、捕集されたリントを貯蔵するリント貯蔵部の容積を低減できるようにすることを他の目的とする。但し、上記の2つの目的を同時に達成する必要はなく、いずれか一方の目的を達成できればよい。
前記一の目的を達成するため、本発明は、排気口と、フィルタを含むリント除去装置との間に、固形状の異物を選別する異物分離部材を備える構成とする。また、前記他の目的を達成するため、本発明は、フィルタから剥離され捕集されたリントを圧縮して蓄積する構成とする。
具体的に、本発明は、衣類乾燥機を対象とし、次のような解決手段を講じた。
すなわち、その衣類乾燥機は、衣類を投入する投入口を有する筐体と、開口部を投入口に向けた状態で筐体内に支持され、開口部を貫通する軸回りに回転するドラムと、ドラムの後部と連通し、該ドラムに空気を流入させる給気口と、ドラムから空気を流出させる排気口と、給気口及び排気口を循環する空気の流れを発生させる送風装置と、排気口から流出する空気中のリントを除去するフィルタを有するリント除去装置と、を備え、循環する空気から固形状異物を分離する異物分離部材が、前記排気口と前記リント除去装置との間に設けられている。
これによれば、排気口とリント除去装置との間に設けられ、固形状異物と空気とを分離する異物分離部材を備えているため、空気に混入した固形状異物を該異物分離部材によって分離して、該固形状異物がリント除去装置に流入することを防止できるので、リント捕集用のフィルタにボタン等の異物の進入を防止することができる。
前記異物分離部材は、リント除去装置の外部に向かって傾斜する傾斜面を有する異物分離板であってもよい。
これによれば、異物分離板の外部に傾斜する傾斜面によって、固形状異物のリント捕集用フィルタへの進入をより確実に防ぐことができる。
前記異物分離板は、互いに間隔をおいて階段状に複数設けられていてもよい。
これによれば、異物分離板が互いに間隔をおいて複数設けられていることから、風量の低下を抑えることができる。
前記異物分離板における下方側の上端部は、その上方の下端部よりも後方に位置するように設けられていてもよい。
これによれば、異物分離板の上に固形状異物が落下したとしても、異物分離板の下方側の上端部がその上方の下端部よりも後方に位置するので、固形状異物が異物分離板の隙間からフィルタ上に落下することを防ぐことができる。
前記排気口には、その側部に側面流入開口部が設けられており、異物分離板の上端の傾斜面における最上端部は、側面流入開口部の前方側の端面よりも後方に位置してもよい。
これによれば、固形状異物が、排気口の側部に設けられた側面流入開口部から進入したとしても、異物分離板の最上端部が側面流入開口部の前方側の端面よりも後方に位置するので、固形状異物がフィルタ上に落下することを防ぐことができる。
前記フィルタは、空気の流路を横切るように横長に配置されており、リント除去装置は、フィルタの表面に残るリントを剥離し、剥離されたリントを蓄積するリントボックスに搬送するリント搬送具を有していてもよい。
これによれば、フィルタ上に堆積したリントを自動的に清掃することができる。
前記異物分離板の下方で且つリント除去装置の外側に配設された異物収納部をさらに備え、異物分離板の傾斜面は異物収納部に向かって傾斜していてもよい。
これによれば、異物分離板によって分離された固形状異物を、リント除去装置の外側に配設された異物収納部に収納することができる。
前記フィルタは、ドラムの回転軸と交差する方向に延び且つ長手方向に垂直な方向の断面が円弧状であり、リント除去装置は、フィルタの内部に設けられ、長手方向と一致する回転軸を有すると共にその周縁部がフィルタの内面と当接する螺旋状の羽根を有するリント搬送具と、前記リント搬送具をその一端側で駆動する搬送用モータと、前記リント搬送具の羽根の回転により前記フィルタから剥離され搬送されることにより、前記リント搬送具の他端側から軸方向に押し出されるリントを蓄積するリントボックスとを含み、前記フィルタと前記リントボックスとの間には、該リントボックスに向かうに連れて開口径が小さくなるリント圧縮部が設けられるとともに、前記リント搬送具の他端が、軸支されていない状態で前記リント圧縮部に挿入されていてもよい。
これによれば、フィルタとリントボックスとの間に該リントボックスに向かうに連れて開口径が小さくなるリント圧縮部が設けられているため、フィルタから剥離されてリントボックスに蓄積されるリントの体積を低減できるので、リントボックスの容積を削減することができる。このため、衣類乾燥機の筐体に配設するリントボックスの設計が容易となる。
また、衣類乾燥機は、衣類を投入する投入口を有する筐体と、開口部を投入口に向けた状態で筐体内に支持され、開口部を貫通する軸回りに回転するドラムと、ドラムの開口部の下端側に配設され、ドラムから空気を流出させる排気口と、ドラムの内部及び排気口を循環する空気の流れを発生させる送風装置と、排気口から流出する空気中のリントを除去するフィルタを有するリント除去装置とを備え、フィルタは、ドラムの回転軸と交差する方向に延び且つ長手方向に垂直な方向の断面が円弧状であり、リント除去装置は、フィルタの内部に設けられ、長手方向と一致する回転軸を有すると共にその周縁部がフィルタの内面と当接する螺旋状の羽根を有するリント搬送具と、前記リント搬送具をその一端側で駆動する搬送用モータと、前記リント搬送具の羽根の回転により前記フィルタから剥離され搬送されることにより、前記リント搬送具の他端側から軸方向に押し出されるリントを蓄積するリントボックスとを含み、前記フィルタと前記リントボックスとの間には、該リントボックスに向かうに連れて開口径が小さくなるリント圧縮部が設けられるとともに、前記リント搬送具の他端が、軸支されていない状態で前記リント圧縮部に挿入されている
これによれば、フィルタとリントボックスとの間に該リントボックスに向かうに連れて開口径が小さくなるリント圧縮部が設けられているため、フィルタから剥離されてリントボックスに蓄積されるリントの体積を低減できるので、リントボックスの容積を削減することができる。このため、衣類乾燥機の筐体に配設するリントボックスの配設位置等の設計が容易となる。
前記リント搬送具の羽根の周縁部は、リント圧縮部の内面と間隔をおいて設けられていてもよい。
これによれば、リント搬送具の羽根によって剥離されて搬送されるリントが、リント圧縮部の内面と羽根との間に詰まりにくくなる。
一方、前記リント搬送具の羽根の周縁部は、リント圧縮部の内面と当接していてもよい。
これによれば、リント搬送具の羽根によって剥離されて搬送されるリントが、リント圧縮部の内面上に残存することがない。
前記リント圧縮部の内面には、リントボックス側に延びる少なくとも1本の突起部が設けられていてもよい。
これによれば、リント搬送具の羽根によって剥離されて搬送されるリントは、リント圧縮部の内面に設けられ且つリントボックス側に延びる突起部によって、リントボックスに向かう方向性を与えられる。このため、圧縮されたリントをリントボックスに確実に搬送することができる。
前記突起部はリント搬送具の羽根の角度に対して垂直な方向に設けられていてもよい。
これによれば、搬送されるリントは螺旋状の羽根に対して垂直な方向に力を受けるため、リントが力を受ける方向に突起部を設けているので、リントをより確実に搬送することができる。
前記異物分離部材は、リント除去装置の外部に向かって傾斜する傾斜面を有する少なくとも1つの異物分離板であり、異物分離板は複数の場合に、互いに間隔をおいて階段状に設けられており、互いに隣接する異物分離板同士の間には、当該異物分離板同士を接続するリブ、又は上段の異物分離板の下面から下段の異物分離板の上面に延びる突起部が設けられていてもよい。
これによれば異物分離板同士を接続するリブ、又は上段の異物分離板の下面から下段の異物分離板の上面に延びる突起部によって、異物分離板の上下の隙間からの固形状異物の進入を防ぐことができる。
段の異物分離板の突起部と下段の異物分離板との間には、針状の異物が進入しない程度の隙間が設けられていてもよい。
これによれば、針状の異物が進入し難くなると共に、突起部の下部と異物分離板との間に設けた隙間によって、リントが突起部に掛かり難くなる。その結果、リント詰まりによる乾燥風の圧力損失の増大を防ぐことができる。
前記異物分離板における突起部と対向する領域には、切り欠き部が設けられていてもよい。
このようにすると、突起部の下部には、リントがより一層掛かり難くなる。
前記異物分離部材と該異物分離部材の後方の隔壁との間の領域には、空気を流す風路が設けられていてもよい。
これによれば、乾燥風の風路の全体の圧力損失を低減することができる。
前記隔壁は排気口の下側に位置し、隔壁における排気口の下側部分には、リント除去装置の上方に庇状に張り出す円弧状リブが設けられていてもよい。このように、リント除去装置の上方に庇状に張り出す円弧状リブを設けることにより、排気口を通過した固形状異物のリント除去装置への進入をより一層抑えることができる。
前記リント除去装置の後方には、給気口と連通する吸気口が設けられており、排気口と異物分離部材との間に、延伸方向が鉛直方向又は吸気口の方向に揃うように並設された複数の異物除外板をさらに備えていてもよい。
これによれば、排気口と異物分離部材との間に設けられた複数の異物除外板によって、排気口と異物分離部材との隙間からの固形異物の進入を防ぐことができる。その上、複数の異物除外板の延伸方向が鉛直方向に揃っていれば、当該複数の異物除外板の製造が容易となる。また、複数の異物除外板の延伸方向が吸気口の方向に揃っていれば、固形異物の異物分離部材側へのスムーズな跳ね除けと乾燥風の圧力損失の低減とを両立することができる。
本発明によれば、リント捕集用のフィルタに固形状異物が進入することを防止することができる。また、リント貯蔵部の容積を低減することができる。
図1は本発明の第1の実施形態に係る衣類乾燥機を示す右側面断面図である。 図2は本発明の第1の実施形態に係る衣類乾燥機の循環風路を模式的に表した機能ブロック図である。 図3は本発明の第1の実施形態に係る衣類乾燥機を構成する排気ダクト、異物分離板及びリント除去装置の構成を示す部分的な斜視図である。 図4は本発明の第1の実施形態に係る衣類乾燥機を構成するドラム、排気ダクト、異物分離板及びリント除去装置の構成を示す部分的な断面斜視図である。 図5は本発明の第1の実施形態に係る衣類乾燥機を構成する排気ダクト、リント除去装置、リント圧縮部及びリントボックスの構成を示す部分的な断面図である。 図6は本発明の第1の実施形態に係る衣類乾燥機を構成するリント搬送具及びリント圧縮部の断面構成を拡大した部分斜視図である。 図7は本発明の第1の実施形態に係る衣類乾燥機を構成するリント搬送具及びリント圧縮部の一変形例の断面構成を拡大した部分断面図である。 図8は本発明の第1の実施形態に係る衣類乾燥機を構成する排気ダクトからリント除去装置までの乾燥空気と固形状異物との各流通経路を模式的に示した部分断面図である。 図9は本発明の第1の実施形態に係る衣類乾燥機を構成する異物分離板の構成上の特徴を説明する部分断面図である。 図10は本発明の第2の実施形態に係る衣類乾燥機を構成する排気ダクト、異物分離板及びリント除去装置の構成を示す部分的な斜視図である。 図11は本発明の第2の実施形態に係る衣類乾燥機を構成する異物分離板を示す斜視図である。 図12は図11のXII-XII線における断面図である。 図13は本発明の第2の実施形態に係る異物分離板の一変形例を示す部分的な斜視図である。 図14は本発明の第2の実施形態に係る異物分離板の他の変形例を示す斜視図である。 図15は本発明の第2の実施形態に係る衣類乾燥機を構成する排気ダクトと異物分離板との間の風路を示す部分的な斜視図である。 図16は図15のXVI-XVI線における断面図である。 図17は本発明の第2の実施形態に係る衣類乾燥機を構成する異物除外板を示す斜視図である。 図18は本発明の第2の実施形態に係る衣類乾燥機を構成する異物除外板の一変形例を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物又はその用途を制限することを意図しない。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1及び図2は第1の実施形態に係る衣類乾燥機の構成を示している。図1は衣類乾燥機の右側面の断面構成を示し、図2は衣類乾燥機における乾燥用空気の循環風路を模式的に表している。図1及び図2に示すように、本実施形態に係る衣類乾燥機1は、空気循環型の乾燥機であり、空気を循環させながら乾燥空気5を生成し、生成した乾燥空気5よって衣類の乾燥を行う。衣類乾燥機1は、ほぼ直方体状の筐体10を有し、該筐体10の前面のやや上部に、衣類を出し入れする投入口11が形成されている。投入口11にはヒンジ(図示せず)を介して扉14が取り付けられており、投入口11は、扉14によって開閉される。
筐体10の内部には、その開口部を投入口11と対向させた状態で、例えば2個のローラ(図示せず)で支持され、前後方向に延びる軸回りにベルト(図示せず)によって回転され、投入された衣類を攪拌するドラム12が配設されている。
筐体10における投入口11の下部には、排気ダクト(排気口)16が設けられており、その下流側(すなわち下部)には、リント(糸屑)を捕集するフィルタを有するリント除去装置18が配設されている。該リント除去装置18の下流側でドラム12の下方には、熱交換器22が配設されている。熱交換器22によって加熱された空気は、送風ファン24によって、ドラム12の背面の給気口26から内部の衣類に送られる。衣類から放出された水分を含んだ高湿度の空気は、ドラム12の前面から排気ダクト16及びリント除去装置18を通って排出され、熱交換器22によって露点以下にまで冷却されて除湿される。
なお、図1においては、本発明の適用対象を衣類乾燥機1としたが、これに限られず、本発明は、洗濯乾燥機にも適用が可能である。また、ドラム12の回転駆動用にベルトを用いたが、モータの回転軸でドラムの回転軸を直接に駆動するDDモータ方式であってもよい。また、乾燥空気の生成及び除湿に熱交換器22を用いたが、乾燥機本体に温風を生成するヒータを備えたヒータ方式を用いてもよい。
次に、図3~図8を参照しながら、リント除去装置及びその上流側に配設された異物分離板について説明する。図3は排気ダクト16、異物分離板17及びリントボックス21を拡大して示し、図4はドラム12、排気ダクト16、異物分離板17及びリント除去装置18の断面構成を拡大して示している。ここでの断面方向は前後方向である。また、図5は排気ダクト16、リント除去装置18、リント圧縮部20及びリントボックス21を拡大して示し、ここでの断面方向は横方向である。図6及び図7はリント搬送具18b及びリント圧縮部20の断面構成を拡大して示している。図8は排気ダクト16からリント除去装置18までの乾燥空気と固形状異物との各流通経路を模式的に示した断面構成を拡大して示し、ここでの断面方向は前後方向である。
図3及び図4に示すように、排気ダクト16とリント除去装置18との間、具体的には、リント除去装置18の上側部分には、例えばボタンのような固形状異物と乾燥用空気とを分離する、互いに間隔をおいた階段状の複数の異物分離板17が設けられている。ここ
で、互いに間隔をおいた階段状の複数の異物分離板17は、異物分離部材の一例である。
リント除去装置18には、長手方向に対して垂直な方向の断面が円弧状であるリント捕集用のフィルタ18aが内蔵されている。また、図4及び図5に示すように、フィルタ18aの内面には、捕集したリントを剥離するスクリュー(螺旋)状の羽根18dを有するリント搬送具18bが設けられている。リント搬送具18bは、搬送用モータ28により駆動され、フィルタ18aに捕集されたリントを該フィルタ18aから剥離すると共に、リントを収容して蓄積するリントボックス21に搬送する。ここで、リント搬送具18bの羽根18dとフィルタ18aとの接触面には、例えば、ゴム片又は短毛のブラシ等のリントとの摩擦係数が大きい部材を設けてもよい。リントボックス21は、衣類乾燥機1の本体に脱着自在に取り付けられており、蓄積したリントを簡便に廃棄することができる。
ここで、図5に示すように、フィルタ18aとリントボックス21との間には、該リントボックス21に向かうに連れて開口径が小さくなる円錐状のリント圧縮部20が設けられている。さらに、リント搬送具18bにおけるリントボックス21側の端部は、リント圧縮部20に挿入され、その羽根18dの径も徐々に小さくなるように設けられている。なお、リント搬送具18bにおける羽根18dの周縁部は、リント圧縮部20の内面とは、間隔が空いていてもよく、また、当接していてもよい。羽根18dとリント圧縮部20の内面との間に間隔を設けると、羽根18dによって搬送されるリントが、リント圧縮部20の内面と羽根18dとの間に詰まりにくくなる。一方、羽根18dをリント圧縮部20の内面に当接すると、羽根18dによって搬送されるリントの、リント圧縮部20の内面上への残存を抑止することができる。
また、図6に示すように、リント圧縮部20内面には、リントボックス21側に延びる少なくとも1本の線状の突起部20aが設けられていてもよい。このようにすると、羽根18dによって搬送されるリントに対して、リント圧縮部20の内面に設けられた線状の突起部20aによって、リントボックス21に向かう方向性を与えることができる。これにより、圧縮されたリントをリントボックス21に確実に搬送することができる。さらには、図7に示すように、一変形例として、該突起部20aは、羽根18dの角度に対して垂直な方向に設けられていてもよい。このようにすると、螺旋状の羽根18dによって搬送されるリントは、該羽根18dに対して垂直な方向に力を受ける。従って、リントが力を受ける方向に沿って突起部20aを設けているので、リントをより確実に搬送することが可能となる。
また、図4に示すように、リント除去装置18の前面を覆うカバー体18cには、その内面に異物収納部19が設けられている。本実施形態においては、各異物分離板17に、異物収納部19に向かって傾斜する傾斜面が設けられている。排気ダクト16から固形状異物が流入した場合には、流入した固形状異物は、異物分離板17の傾斜面に沿って異物収納部19に導かれる。
また、図4に示すように、フィルタ18a及びリント搬送具18bは、フィルタ18aの外側に設けられた異物収納部19を形成するカバー体18cから脱着自在に取り出すことができる。また、カバー体18cの異物収納部19からは、収納された異物を容易に除去することができる。
本実施形態によると、図8に示すように、例えば、排気ダクト16の上方から乾燥空気5と共に、固形状異物がリント除去装置18の上方に流入した場合には、互いに間隔をおいた階段状の複数の異物分離板17によって、該固形状異物をリント除去装置18の外側に配置された異物収納部19に導くことができる(異物経路6)。これにより、フィルタ18aの固形状異物による損傷を防止することができる。その上、各異物分離板17同士
の間には、乾燥空気5が十分に流通可能な、換言すれば、空気の流通量が極端に減じない程度の隙間が設けられている。すなわち、異物分離板17には、乾燥空気5が流入するための面積が確保されているため、風量の低下が抑制されるので、衣類乾燥機1の乾燥性能を損なうことがない。
次に、図9を参照しながら、本実施形態に係る異物分離板17の構成上の特徴について説明する。図9に示すように、異物分離板17における下方側の上端部a1は、その上方の下端部a2よりも後方に位置するように設けられている。これにより、異物分離板17の上に固形状異物が落下したとしても、当該異物分離板17の下方側の上端部がその上方の下端部よりも後方に位置するため、固形状異物が異物分離板17の隙間からリント除去装置18、すなわちフィルタ18aの上に落下することを防ぐことができる。
また、図9に示すように、排気ダクト16には、その側部に複数の側面流入開口部16aが設けられている。ここで、異物分離板17の上端の傾斜面における最上端部b1は、側面流入開口部16aの前方側の端面b2よりも後方に位置するように設けられている。これにより、固形状異物が、排気ダクト16の側部に設けられた側面流入開口部16aから進入したとしても、異物分離板17の最上端部b1が側面流入開口部16aの前方側の端面b2よりも後方に位置するので、固形状異物のリント除去装置18、すなわちフィルタ18aの上への落下を防止することができる。
(異物分離部材の各変形例)
上述した第1の実施形態においては、異物分離部材を、互いに間隔をおいた階段状の複数の板状部材として構成している。
しかし、本発明に係る異物分離部材は板状に限られない。例えば、1つの板状部材に代えて、複数の円柱部材を一の面内で互いに間隔をおいて保持した筏(いかだ)状又は簀の子(すのこ)状に構成してもよい。
また、異物分離部材を板状に構成する場合であっても、各異物分離板17に対して、複数の空孔を設けてもよい。
いずれの変形例においても、異物分離部材における開口面積を拡大する構成である。但し、各異物分離部材の上面に設ける隙間及び開口部の寸法は、想定する固形状異物を貫通させない寸法とする必要がある。
(第2の実施形態)
以下、本発明の第2の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図10は第2の実施形態に係る衣類乾燥機の構成を示している。図10は第1の実施形態に係る衣類乾燥機1における図3と対応する部分斜視図である。第2の実施形態において、第1の実施形態で説明した構成部材と同一の構成部材には同一の符号を付すことにより説明を省略する。
図10に示すように、本実施形態に係る衣類乾燥機1は、第1の実施形態に係る衣類乾燥機1とは、第1に、異物分離板17Aの構成が異なっている。
第2の相違点は、異物分離板17Aの後方であって、排気ダクト16の垂直面の下側に位置する隔壁30と排気ダクト16の垂直面との間に設けられた、異物分離板17A側(前方側)、すなわちリント除去装置18の上方に庇状に張り出す円周状リブ32である。さらに、円弧状リブ32の下方で異物分離板17Aの後方には、圧力損失を増大しない程
度の十分な容量を持つ乾燥風(乾燥空気)の風路が設けられている。
第3の相違点は、隔壁30に設けられた複数の異物除外板33である。
なお、リント除去装置18における左側部分でその後方側に、給気口26(図1を参照。)と連通する吸気口35が設けられている。
図11に本実施形態に係る異物分離板17Aの斜視図を示す。図11に示すように、異物分離板17Aは、互いに上下方向に隣接する分離板同士の上側の分離板から下側の分離板に向かって延びる複数の突起部17aを有している。具体的には、これらの突起部17aは、上段の異物分離板17Aの前方部の下面からその下段の異物分離板17Aの上面の後部に延びるように設けられている。この突起部17aにより、異物分離板17A同士の隙間からリント除去装置18への固形異物の進入を抑止することができる。この場合、空気抵抗を小さくするため、各突起部17aの厚さは小さい方が好ましい。
図12に、異物分離板17Aとその突起部17aにおける前後方向の断面構成を示す。図12に示すように、突起部17aは、例えば、その基部(上部)から先端部(下端部)に向かって前後方向の幅が漸減するように形成されていてもよい。このようにすると、突起部17aへのリントの引っ掛かりを抑制できると共に、乾燥風の圧力損失を低減することができる。
さらに、突起部17aの先端部と、該突起部17aと対向する下段の異物分離板17Aの後端部との間には、リントの引っ掛かりを抑制する隙間17bを設けてもよい。さらには、この隙間17bは、針状の異物50が進入しない程度の間隔としてもよい。ここで、針状の異物50とは、例えば、金属若しくは樹脂等からなる下着用のワイヤ、金属若しくは樹脂等からなるヘアピン、又は木製の楊枝等が挙げられる。これらの針状の異物50は、楊枝のように、軽量の場合には、図8に示した異物経路(矢印6)からの乾燥風の乱流によって、異物分離板17A同士の隙間からリント除去装置18に進入する場合が想定される。従って、隙間17bの寸法を針状の異物50が進入しない程度に設定すると、針状の異物50の進入を抑制できる上に、突起部17aの下部とその下段の異物分離板17Aとの間に設けた隙間bによって、リントが当該突起部17aに引っ掛かり難くなる。その結果、リント詰まりによる乾燥風の圧力損失の増大を防ぐことができる。
図13に、図11及び図12に示した異物分離板17Aの一変形例を示す。図13に示すように、本変形例として、下段の異物分離板17Aにおける突起部17aと対向する領域に、例えば、切り欠き部17cが設けられていてもよい。このようにすると、固形状異物の進入を抑制しながら、リントの堆積をより一層抑制することができる。
図14は異物分離板17の他の変形例である異物分離板17Bを表している。図14に示すように、本変形例に係る異物分離板17Bは、突起部17aに代えて、例えば、上下方向に隣接する異物分離板17B同士を接続する複数のリブ17dが設けられている。このようにしても、このリブ17dにより、異物分離板17B同士の隙間からリント除去装置18への固形異物の進入を抑止することができる。なお、この場合も、空気抵抗を小さくするため、各リブ17dの厚さは小さい方が好ましい。ここで、互いに間隔をおいた階段状で、且つ、突起部17a又は接続されたリブ17dを設けた複数の異物分離板17A、17Bは、異物分離部材の一例である。
ところで、図3及び図4に示す第1の実施形態に係る異物分離板17においても、上下方向に隣接する異物分離板17同士を接続する複数のリブは設けられているが、配設されるリブの本数が2、3本程度と少ないため、固形状異物の進入の抑止効果は弱く、主に当
該分離板17の補強用リブとして機能する。
図15は本実施形態に係る異物分離板17A及びリント除去装置18を含む要部の構成を示し、図16は図15のXVI-XVI線における断面構成を示している。図15及び図16に示すように、異物分離板17Aの後方には、排気ダクト16の垂直面の下側に隔壁30が配設されている。この隔壁30と排気ダクト16の垂直面との間には、異物分離板17A側、すなわちリント除去装置18の上方に張り出す円弧状リブ32が設けられている。このリント除去装置18の上方に張り出す円弧状リブ32によって、排気ダクト16を通過した固形状異物のリント除去装置18への進入を阻止することができる。
このとき、図16に示すように、円弧状リブ32の前端部は、異物分離板17Aにおける最上段の分離板の後端部よりも前方に位置するように配置されてもよい。さらに、異物分離板17Aにおける最上段の分離板の後端部と隔壁30との間隔は、排気ダクト16を通過した固形状異物を通さない程度の間隔とするのが好ましい。
その上、最上段の異物分離板17Aの後端部と隔壁30との隙間から下方(下流側)に位置する乾燥風の風路34は、隔壁30を後方側にずらせて配置されると共に、複数の異物分離板17Aが下方に向かって前方に傾斜して配置されるため、リント除去装置18に向かって拡がる構成となる。この構成により、固形状異物がリント除去装置18に進入し難くなる上に、風路34における圧力損失の低減化を図ることができる。
図17は図10に示した異物除外板33の詳細な平面構成を示している。図17に示すように、本実施形態に係る異物除外板33は、排気ダクト16の下側の隔壁30、例えば、上述した円弧状リブ32の下側の隔壁30における異物分離板17A側(前方側)の表面上に複数枚が並設されている。複数の異物除外板33は、それぞれ長さと幅との比率が大きい板状であって、その延伸方向が吸気口35(図10を参照。)の方向に揃うように斜めに並設されている。各異物除外板33は、例えば、その幅を1mm~3mm程度とし、その高さを10mm~35mm程度とし、互いの間隔を5mm~10mm程度としてもよい。
このように、排気ダクト16の下方の側壁30に複数の異物除外板33を配置することにより、乾燥風によって流されてリント除去装置18に進入してしまう固形状異物を異物分離板17A側に跳ね除けることができる。
本実施形態においては、各異物除外板33を、乾燥風を遮らない形状として構成し配置している。また、各異物除外板33の板厚を小さくすることにより、乾燥風の圧力損失を低限している。
図18に本実施形態に係る異物除外板33の一変形例の正面構成を示している。図18に示すように、本変形例に係る異物除外板33Aは、それぞれの長軸の延伸方向が鉛直方向に揃うように並設されている。
また、本変形例においては、隔壁30の排気ダクト16側の周縁部に、排気ダクト16側を薄くし、異物除外板33A側を厚く(上部を薄く下部を厚く)する傾斜面33aを設けている。この傾斜面33aにより、各異物除外板33Aにおける排気ダクト16側に、水平な端面が形成されなくなる。その結果、隔壁30の排気ダクト16側の周縁部に生じる固形状異物及びリントの引っ掛かりを防止することができる。本変形例の場合は、各異物除外板33Aが、その長軸が鉛直方向に揃うように並設されており、その製造が比較的容易となる。
なお、本実施形態に係る異物除外板33、33Aは、図15に示すように、上述した円弧状リブ32を設けていれば、必ずしも設ける必要はない。すなわち、円弧状リブ32と、異物除外板33、33Aとは、少なくとも一方を設ければよい。
また、第2の実施形態においても、適用対象を衣類乾燥機1としたが、これに限られず、洗濯乾燥機にも適用が可能である。また、ドラムの回転駆動用にベルトを用いたが、モータの回転軸でドラムの回転軸を直接に駆動するDDモータ方式であってもよい。また、乾燥空気の生成及び除湿に熱交換器を用いたが、乾燥機本体に温風を生成するヒータを備えたヒータ方式を用いてもよい。
1 衣類乾燥機
10 筐体
11 投入口
12 ドラム
16 排気ダクト(排気口)
16a 側面流入開口部
17、17A、17B 異物分離板(異物分離部材)
17a 突起部
17b 隙間
17c 切り欠き部
17d リブ
18 リント除去装置
18a フィルタ
18b リント搬送具
18c カバー体
18d 羽根
19 異物収納部
20 リント圧縮部
20a 突起部
21 リントボックス
22 熱交換器
24 送風ファン(送風装置)
26 給気口
28 搬送用モータ
30 隔壁
32 円弧状リブ
33、33A 異物除外板
34 風路

Claims (19)

  1. 衣類を投入する投入口を有する筐体と、
    開口部を前記投入口に向けた状態で前記筐体内に支持され、前記開口部を貫通する軸回りに回転するドラムと、
    前記ドラムの後部と連通し、該ドラムに空気を流入させる給気口と、
    前記ドラムから空気を流出させる排気口と、
    前記給気口及び排気口を循環する空気の流れを発生させる送風装置と、
    前記排気口から流出する空気中のリントを除去するフィルタを有するリント除去装置と、
    を備え、
    循環する空気から固形状異物を 分離する異物分離部材が、前記排気口と前記リント除去装置との間に設けられている衣類乾燥機。
  2. 請求項1に記載の衣類乾燥機において、
    前記異物分離部材は、前記リント除去装置の外部に向かって傾斜する傾斜面を有する異物分離板である衣類乾燥機。
  3. 請求項2に記載の衣類乾燥機において、
    前記異物分離板は、互いに間隔をおいて、階段状に複数設けられている衣類乾燥機。
  4. 請求項3に記載の衣類乾燥機において、
    前記異物分離板における下方側の上端部は、その上方の下端部よりも後方に位置するように設けられている衣類乾燥機。
  5. 請求項2~4のいずれか1項に記載の衣類乾燥機において、
    前記排気口には、その側部に側面流入開口部が設けられており、前記異物分離板の上端の傾斜面における最上端部は、前記側面流入開口部の前方側の端面よりも後方に位置する衣類乾燥機。
  6. 請求項1~5のいずれか1項に記載の衣類乾燥機において、
    前記フィルタは、空気の流路を横切るように横長に配置されており、
    前記リント除去装置は、前記フィルタの表面に残るリントを剥離し、剥離されたリントを蓄積するリントボックスに搬送するリント搬送具を有している衣類乾燥機。
  7. 請求項2~5のいずれか1項に記載の衣類乾燥機において、
    前記異物分離板の下方で且つ前記リント除去装置の外側に配設された異物収納部をさらに備え、
    前記異物分離板の傾斜面は、前記異物収納部に向かって傾斜している衣類乾燥機。
  8. 請求項1~5のいずれか1項に記載の衣類乾燥機において、
    前記フィルタは、前記ドラムの回転軸と交差する方向に延び且つ長手方向に垂直な方向の断面が円弧状であり、
    前記リント除去装置は、
    前記フィルタの内部に設けられ、長手方向と一致する回転軸を有すると共にその周縁部が前記フィルタの内面と当接する螺旋状の羽根を有するリント搬送具と、
    前記リント搬送具をその一端側で駆動する搬送用モータと、
    前記リント搬送具の羽根の回転により前記フィルタから剥離され搬送されることにより、前記リント搬送具の他端側から軸方向に押し出されるリントを蓄積するリントボックスと
    を含み、
    前記フィルタと前記リントボックスとの間には、該リントボックスに向かうに連れて開口径が小さくなるリント圧縮部が設けられるとともに、前記リント搬送具の他端が、軸支されていない状態で前記リント圧縮部に挿入されている衣類乾燥機。
  9. 衣類を投入する投入口を有する筐体と、
    開口部を前記投入口に向けた状態で前記筐体内に支持され、前記開口部を貫通する軸回りに回転するドラムと、
    前記ドラムの開口部の下端側に配設され、前記ドラムから空気を流出させる排気口と、
    前記ドラムの内部及び排気口を循環する空気の流れを発生させる送風装置と、
    前記排気口から流出する空気中のリントを除去するフィルタを有するリント除去装置とを備え、
    前記フィルタは、前記ドラムの回転軸と交差する方向に延び且つ長手方向に垂直な方向の断面が円弧状であり、
    前記リント除去装置は、
    前記フィルタの内部に設けられ、長手方向と一致する回転軸を有すると共にその周縁部が前記フィルタの内面と当接する螺旋状の羽根を有するリント搬送具と、
    前記リント搬送具をその一端側で駆動する搬送用モータと、
    前記リント搬送具の羽根の回転により前記フィルタから剥離され搬送されることにより、前記リント搬送具の他端側から軸方向に押し出されるリントを蓄積するリントボックスと
    を含み、
    前記フィルタと前記リントボックスとの間には、該リントボックスに向かうに連れて開口径が小さくなるリント圧縮部が設けられるとともに、前記リント搬送具の他端が、軸支されていない状態で前記リント圧縮部に挿入されている衣類乾燥機。
  10. 請求項8又は9に記載の衣類乾燥機において、
    記リント搬送具の羽根の周縁部は、前記リント圧縮部の内面と間隔をおいて設けられている衣類乾燥機。
  11. 請求項8又は9に記載の衣類乾燥機において、
    記リント搬送具の羽根の周縁部は、前記リント圧縮部の内面と当接している衣類乾燥機。
  12. 請求項8~11のいずれか1項に記載の衣類乾燥機において、
    前記リント圧縮部の内面には、前記リントボックス側に延びる少なくとも1本の突起部が設けられている衣類乾燥機。
  13. 請求項12に記載の衣類乾燥機において、
    前記突起部は、前記リント搬送具の羽根の角度に対して垂直な方向に設けられている衣類乾燥機。
  14. 請求項1~8のいずれか1項に記載の衣類乾燥機において、
    前記異物分離部材は、前記リント除去装置の外部に向かって傾斜する傾斜面を有する少なくとも1つの異物分離板であり、
    前記異物分離板は複数の場合に、互いに間隔をおいて階段状に設けられており、
    互いに隣接する異物分離板同士の間には、当該異物分離板同士を接続するリブ、又は上段の異物分離板の下面から下段の異物分離板の上面に延びる突起部が設けられている衣類乾燥機。
  15. 請求項14に記載の衣類乾燥機において、
    前記上段の異物分離板の突起部と、前記下段の異物分離板との間には、針状の異物が進入しない程度の隙間が設けられている衣類乾燥機。
  16. 請求項14又は15に記載の衣類乾燥機において、
    前記異物分離板における前記突起部と対向する領域には、切り欠き部が設けられている衣類乾燥機。
  17. 請求項1~8、14~16のいずれか1項に記載の衣類乾燥機において、
    前記異物分離部材と該異物分離部材の後方の隔壁との間の領域には、空気を流す風路が設けられている衣類乾燥機。
  18. 請求項17に記載の衣類乾燥機において、
    前記隔壁は、前記排気口の下側に位置し、
    前記隔壁における前記排気口の下側部分には、前記リント除去装置の上方に庇状に張り出す円弧状リブが設けられている衣類乾燥機。
  19. 請求項17又は18に記載の衣類乾燥機において、
    前記リント除去装置の後方には、前記給気口と連通する吸気口が設けられており、
    前記排気口と前記異物分離部材との間に、延伸方向が鉛直方向又は前記吸気口の方向に揃うように並設された複数の異物除外板をさらに備えている衣類乾燥機。
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