JP7099860B2 - 自動車用ドアのサッシュ構造 - Google Patents

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Description

本発明はドアのサッシュと窓ガラスとの間をシールするランチャンネルを備えた自動車用ドアのサッシュ構造に関する。
従来から、ドアのサッシュと窓ガラスとの間の隙間をシールするために、サッシュにはランチャンネルが配置されている。
たとえば、特許文献1では、窓ガラスを閉めた状態で、窓ガラスの縁部を囲む断面略コ字形状のレール部における外壁部分が、窓枠とは別体で、取付け可能なモールで構成されている。そして、窓枠にモールを取付けられることで形成される断面略コ字形状のレール部内に、ランチャンネルが配置される。
特許3869260号
ところで、特許文献1のサッシュ構造では、モールとランチャンネルが別部品で構成されているため、取付け作業が煩雑で、作業工数が掛かってしまうという問題を抱えている。
本発明は、前述の点に鑑みてなされたものであり、簡潔な作業で、作業工数を掛けずにモールとランチャンネルとを窓枠に取付けることができる自動車用ドアのサッシュ構造を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、窓枠内に配置される窓ガラスと、該窓枠を構成し、該窓ガラスの縁部を囲むレール部と、該レール部の外壁を構成するモールと、該レール部の内壁を構成する窓枠本体と、該レール部内に配置されるランチャンネルと、を備えた自動車用ドアのサッシュ構造において、一体に構成された前記モールと前記ランチャンネルとを具備し、前記窓枠本体に対して、車両の内側から外側へ向かう方向に沿った車内外方向に沿って車外側から車内側へ取付けられるモール組立体と、前記窓枠本体から前記モールが取付け可能に立設する片持ち梁形状を有する外側梁部と、該窓枠本体から立設する片持ち梁形状を有する内側梁部と、前記ランチャンネルに配置され、該内側梁部に対して係止可能な保持手段と、を備え、該保持手段は、前記モールを該外側梁部に取付け終えた仮止めの状態で、該内側梁部の先端縁と車内外方向に対向する該ランチャンネルの部位に配置されるガイド係止部を備え、該ガイド係止部は、該仮止めの状態の該ランチャンネルに対して、該モールを取付ける方向への取付け力の入力によって、該内側梁部の先端縁に当接しつつ、該ランチャンネルを取付け完了位置へ誘導する方向に傾斜し、前記ランチャンネルは、前記レール部の底部分を構成する底部と、該レール部の内壁部分を構成する内壁部との間に復元付勢部を備え、該復元付勢部は、取付完了位置で前記底部と前記内壁部との間に付勢保持される角部弾性体と、該角部弾性体と前記底部を繋ぐ底側撓み部と、該角部弾性体と前記内壁部を繋ぐ内壁側撓み部と、を備え、前記底側撓み部及び前記内壁側撓み部は、前記ランチャンネルのほかの部分よりも薄肉であることを特徴とする。
このような構成によれば、車両の内側から外側へ向かう方向に沿った車内外方向に沿って、車外側から車内側へ窓枠本体にモール組立体を取付けるという1工程で、モールとランチャンネルとを取付けることができる。これによって、簡潔な作業で、作業工数を掛けずにモールとランチャンネルとを窓枠に取付けることができる。
本発明によれば、簡潔な作業で、作業工数を掛けずにモールとランチャンネルとを窓枠に取付けることができる自動車用ドアのサッシュ構造を提供することができる。
本実施形態に係るサッシュ構造が設置される車体を示す側面図である。 本実施形態に係るサッシュ構造(モール組立体の取付けが完了した状態)を示す図1のII-II線に沿った断面図である。 モール組立体を窓枠本体に取り付ける取付け開始の状態を示す図1のII-II線に沿った断面図である。 モール組立体のモールを外側梁部に取付ける様子を示す図1のII-II線に沿った断面図である。 モール組立体のモールが外側梁部に取付けられた仮止めの状態の様子を示す図1のII-II線に沿った断面図である。 ガイド面が内側梁部の端縁に当接する様子を示す図1のII-II線に沿った断面図である。 ガイド面が内側梁部の端縁を摺動し、乗り上げる様子を示す図1のII-II線に沿った断面図である。
本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。同一の構成要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
まず、本実施形態の自動車用ドアのサッシュ構造1が設置される車両Sについて説明する。
図1に示すように、車両Sには、その車体S1の側面後方に、乗員が車両Sに乗降するための後席開口部が開口している。そして、後席開口部には、後席開口部を開閉可能に、後席ドアS2が設置されている。
後席ドアS2は、その上半分がドア窓10に設定され、下半分がドア本体S3に設定されている。
ドア窓10は、窓枠11と、窓枠11内を昇降可能に配置される窓ガラス12とを備えている。
そして、ドア窓10の窓枠11を構成しつつ、窓ガラス12の昇降をガイドするものが、本実施形態のサッシュ構造1である。
なお、本実施形態のサッシュ構造1では、後席ドアS2における窓枠11の上辺部分11aについて説明する。
窓枠11は、図2に示すように、窓枠本体20と、モール組立体30と、ドアシール40とを備えている。また、窓枠11には、窓枠本体20と、モール組立体30とによって、レール部13が構成されている。
レール部13は、枠内外方向の枠内側に向かって開口する断面略コ字形状に形成され、窓ガラス12の縁部を囲むとともに、昇降する窓ガラス12をガイドする。
なお、枠内外方向とは、窓枠11の内側から外側へ向かう方向に沿った方向である。たとえば、本実施形態に示される窓枠の上辺部分11aでは、枠内外方向は車両上下方向に相当し、窓枠11の前辺部分11b、および後辺部分11cでは、車両前後方向に相当する。
窓枠本体20は、サッシュインナ21とサッシュアウタ22とを備えている。
サッシュインナ21は、曲げ加工によって、断面略V字形状に湾曲する板状部材で構成され、内部に形成されるV溝20aが、車内外方向の車外側に向かって開口するように配置されている。
なお、車内外方向とは、車両Sの車内側から車外側へ向かう方向に沿った方向である。たとえば、本実施形態に示される後席ドアS2では、車内外方向は車幅方向に相当し、車両後部を開閉するテールゲート(図示せず)では、車内外方向は車両前後方向に相当し、天井部を開閉するサンルーフ(図示せず)では、車内外方向は車両上下方向に相当する。
また、サッシュインナ21は、V字形状の開口部分における枠内外方向の枠外側の開口縁に、インナ外側接合しろ21aが配置され、V字形状の開口部分における枠内外方向の枠内側の開口縁が、インナ内側接合しろ21bに設定されている。
インナ外側接合しろ21aは、平板状の部材からなり、スポット溶接等の接合手段を用いて、サッシュインナ21における枠内外方向の枠外側の開口縁に設置されている。
サッシュアウタ22は、アウタ外側接合しろ22aと、レール内壁部22bと、収容壁部22cと、アウタ内側接合しろ22dとを備え、1枚の平板状の部材をこれら4つの部位に屈曲することで、断面略W字形状に形成されている。
アウタ外側接合しろ22aは、平板形状を備え、車内外方向に沿いつつ、水平に配置され、後述する外側梁部23を構成している。
レール内壁部22bは、平板形状を備え、アウタ外側接合しろ22aの車内外方向車内側端縁から窓ガラス12の板面に沿って延設され、レール部13の内壁部分を構成している。つまり、レール部13の内壁を窓枠本体20が構成している。
収容壁部22cは、平板形状を備え、レール内壁部22bの下縁から車内外方向の車内側へ斜めに延設されている。
アウタ内側接合しろ22dは、平板形状を備え、収容壁部22cの枠内外方向の枠内側端縁から、車内外方向の車外側に向かって延設され、後述する内側梁部24を構成している。また、アウタ内側接合しろ22dは、収容壁部22cとともに、断面略V字形状の収容凹部20bを構成している。
収容凹部20bは、窓枠本体20にモール組立体30を取付けた状態で、後述するガイド係止部33aが収容される。
また、アウタ内側接合しろ22dには、係合部22eが設けられている。
係合部22eは、アウタ内側接合しろ22dに開口する矩形孔を形成する孔縁で構成されている。
また、サッシュアウタ22は、サッシュインナ21のV字形状の開口部分を閉じるように、V溝20a内に配置されている。そして、アウタ外側接合しろ22aとインナ外側接合しろ21aとは、スポット溶接等の接合手段を用いて接合され、接合された部位が外側梁部23に設定される。
さらに、アウタ内側接合しろ22dとインナ内側接合しろ21bとは、スポット溶接等の接合手段を用いて接合され、接合された部位が内側梁部24に設定される。
加えて、外側梁部23と内側梁部24とは、外側梁部23が、窓枠本体20から車内外方向に沿って車内側から車外側に向かって立設し、内側梁部24が、外側梁部23に倣って、窓枠本体20から車内外方向に沿って車内側から車外側に向かって立設している。そして、外側梁部23と内側梁部24とは、互いの間隔が端縁に行くに従って、枠内外方向に外側へ僅かに拡がるように構成されている。たとえば、本実施形態では、外側梁部23と内側梁部24とのなす角が、20度程度になるように設定されている。
このように、窓枠本体20は、サッシュアウタ22とサッシュインナ21とによって、断面略A字形状に形成されている。
外側梁部23は、窓枠本体20から後述するモール31が取付け可能に立設する片持ち梁形状を有し、レール部13の底部分を構成する。
また、外側梁部23は、インナ外側接合しろ21aにおける車内外方向の車内側の端部が、外梁係合突起23aに設定されている。つまり、外梁係合突起23aは、車内外方向の車内側に向かって突出している。
内側梁部24は、外側梁部23に倣って、窓枠本体20から立設する片持ち梁形状を有している。
また、内側梁部24は、インナ内側接合しろ21bの端縁が、アウタ内側接合しろ22dの端縁よりも、車内外方向における車外側へ僅かに突出するように、サッシュアウタ22とサッシュインナ21とが重ねられつつ、接合されている。つまり、内側梁部24の端縁は、後述のガイド係止部33aの傾斜に沿った階段形状を備えている。
モール組立体30は、モール31とランチャンネル32とを備え、窓枠本体20に対して、車内外方向に沿って車外側から車内側へ取付けられる。
モール31は、可撓性を有する樹脂材で形成され、モール本体31a、およびモール取付け手段31bを備えている。
また、モール31は、モール取付け手段31bを介して、外側梁部23の先端部分に取付けられる。
モール本体31aは、レール部13の外壁部分を構成している。また、モール本体31aは、車内外方向における外面が、窓枠11、および車両Sの意匠部分を構成している。
モール取付け手段31bは、モール本体31aの車内外方向における内面に配置され、モール弾性梁31ba、モール係止爪31bb、係止爪弾接条31bc、弾接条31bd、モール支持梁31be、および湾曲支持部31bfを備えている。
モール弾性梁31baとモール支持梁31beは、モール本体31aの車内外方向における車内側の面から車内外方向における車内側へ、平行に立設されている。
モール弾性梁31baとモール支持梁31beとの間隔は、外側梁部23が挿嵌可能な寸法に設定されている。
モール弾性梁31baは、その先端に、モール係止爪31bb、および係止爪弾接条31bcを備えるとともに、枠内外方向における枠内側の面(モール支持梁31beに対向する面)に、一対の弾接条31bdを備えている。
モール係止爪31bbは、車内外方向の車外側に向かう方向、および枠内外方向の枠外側に向かう方向(モール31が外側梁部23から脱落する方向)に、外梁係合突起23aと係合可能に屈曲する鉤爪形状を備えている。
係止爪弾接条31bcは、可撓性を有し、枠内外方向の枠内側と、車内外方向の車内側とに向かって立設する片持ち梁形状を備えている。また、係止爪弾接条31bcは、モール弾性梁31baの先端部における、モール係止爪31bbの近傍に配置されている。
弾接条31bdは、可撓性を有し、枠内外方向の枠内側と、車内外方向の車外側とに向かって立設する片持ち梁形状を備えている。
モール支持梁31beは、枠内外方向における枠外側の面(モール弾性梁31baに対向する面)が、枠内外方向の枠外側に向かって突出するように湾曲する曲面からなる湾曲支持部31bfを備えている。
このようなモール取付け手段31bの構成によって、モール31を外側梁部23に取付けた状態で、一対の弾接条31bdは、その先端が、外側梁部23の枠内外方向における枠外側の面に当接しつつ、撓む。そして、弾接条31bdの撓み反力(復元力)によって、モール31が枠内外方向における枠外側へ付勢され、湾曲支持部31bfが外側梁部23の枠内外方向における枠内側の面に当接するとともに、モール係止爪31bbが外梁係合突起23aに対して、車内外方向の車外側に係合する。
また、モール31を外側梁部23に取付けた状態で、係止爪弾接条31bcは、その先端が、サッシュインナ21の枠内外方向の枠外側の面に当接しつつ、撓む。そして、係止爪弾接条31bcの撓み反力(復元力)によって、モール31が枠内外方向における枠外側へ付勢され、モール係止爪31bbが外梁係合突起23aに対して、枠内外方向の枠外側にも係合する。
なお、係止爪弾接条31bcの撓み反力が、モール係止爪31bbに対してより強く作用し、モール係止爪31bbが外梁係合突起23aとより強く係合するように、係止爪弾接条31bcの配置される位置が設定されている。
このような係止爪弾接条31bc、および弾接条31bdの撓み反力(復元力)によって、モール係止爪31bb、およびモール31が、枠内外方向の枠外側へ付勢保持される。
これによって、枠内外方向のガタ付きを解消しつつ、モール31が外側梁部23に取付けられる。また、ドア開閉時の振動、不用意な振動等によって、モール係止爪31bbが外梁係合突起23aから脱落することを防止する。
ランチャンネル32は、ゴム等の可撓性と弾力性を有する弾性材で形成されており、加硫時に接合する等によって、モール31と一体に形成される。つまり、モール31とランチャンネル32とは、一部品で構成されている。
また、ランチャンネル32は、窓枠11に取付けられた状態で、レール部13内に収容される。
さらに、ランチャンネル32は、外壁部32a、底部32b、および内壁部32cを備えている。そして、ランチャンネル32は、底部32bと内壁部32cとが略直線状に配置され、レール部13内には、折り曲げて収容される。
外壁部32aは、モール本体31aの車内外方向における車内側の面と一体に、枠内外方向に沿って配置されている。そして、外壁部32aは、ランチャンネル32が窓枠11に取付けられた状態で、モール本体31aとともに、レール部13の外壁部分を構成する。また、外壁部32aは、車内外方向における車内側の面に、外壁弾性片32aaを備えている。
外壁弾性片32aaは、車内側の面の枠内外方向における枠内側の端縁に、車内外方向における車内側と、枠内外方向における枠外側とに向かって延設される。そして、外壁弾性片32aaは、昇降する窓ガラス12の車内外方向における車外側の面に弾接し、窓ガラス12のガタ付きを抑制する。
底部32bは、モール支持梁31beと一体に、車内外方向に沿って配置されている。そして、底部32bは、ランチャンネル32が窓枠11に取付けられた状態で、外側梁部23とともに、レール部13の底部分を構成する。また、底部32bは、枠内外方向における枠内側の面に、底弾性片32baを備えている。
底弾性片32baは、枠内側の面の車内外方向における車内側の端縁に、車内外方向における車外側と、枠内外方向における枠内側とに向かって延設される。そして、底弾性片32baは、昇降する窓ガラス12の端面に弾接し、窓ガラス12を支える。
内壁部32cは、底部32bの車内外方向における車内側の端縁から延設されている。そして、内壁部32cは、ランチャンネル32が窓枠11に取付けられた状態で、サッシュアウタ22のレール内壁部22bとともに、レール部13の内壁部分を構成する。また、内壁部32cと底部32bとの継ぎ目部分には、復元付勢部32dが設けられている。
復元付勢部32dは、ランチャンネル32をレール部13内に収容する際に、折れ曲がりやすいように構成されている。また、復元付勢部32dは、底側撓み部32daと、内壁側撓み部32dbと、角部弾性体32dcとを備え、略π字形状を呈している。
底側撓み部32daは、平板形状を備え、底部32bと角部弾性体32dcとを繋いでいる。そして、底側撓み部32daを中心にして、モール31が枠内外方向(図の上下方向)に揺動する。
内壁側撓み部32dbは、平板形状を備え、内壁部32cと角部弾性体32dcとを繋いでいる。そして、内壁側撓み部32dbを中心にして、ランチャンネル32の内壁部32cが車内外方向(図の左右方向)に揺動する。
底側撓み部32daと、内壁側撓み部32dbは、撓み変形しつつ、復元力を底部32b、および内壁部32cに伝えるために、ランチャンネル32の他の部位よりも薄肉に設定されている。
角部弾性体32dcは、レール部13の底部分と内壁部分との間のレール角部13aの形状に倣って弾性変形しつつ、レール角部13a内に収容される。また、角部弾性体32dcは、底側撓み部32da、および内壁側撓み部32dbよりも厚肉に設定されている。
そして、ランチャンネル32を取付ける際に、底側撓み部32daと内壁側撓み部32dbとが折れ曲がりつつ、角部弾性体32dcが弾性変形することで、ランチャンネル32がレール部13の内面に沿って設置される。
復元付勢部32dをこのような構成とすることで、モール31が上下に揺動した場合に、内壁部32c側への影響を小さくできるため、係止突起33abと係合部22eとの係合が安定する。また、内壁部32cが左右に揺動した場合に、内壁部32c側への影響を小さくできるため、モール係止爪31bbと外梁係合突起23aとの係合が安定する。
また、内壁部32cは、車内外方向における車外側の面に、内壁弾性片32caを備えている。
内壁弾性片32caは、車内外方向における車外側の面の、枠内外方向における枠内側の端縁に、車内外方向における車外側と、枠内外方向における枠外側とに向かって延設される。そして、内壁弾性片32caは、昇降する窓ガラス12の車内外方向における車内側の面に弾接し、窓ガラス12のガタ付きを抑制する。また、内壁部32cは、内壁弾性片32caの裏側(車内外方向における車内側の面)に、保持手段33を備えている。
保持手段33は、内側梁部24に対して係止可能に構成され、ガイド係止部33aと、係止リップ33bと、内壁側弾接条32cbとを備えている。
ガイド係止部33aは、モール31を外側梁部23に取付け終えた仮止めの状態(図5参照)で、内側梁部24の先端縁24aと車内外方向に対向するランチャンネル32の部位に配置されている。そして、ガイド係止部33aは、取付け完了状態(図2参照)において、収容凹部20b内に収容される。また、ガイド係止部33aは、ガイド面33aaと、係止突起33abとを備えている。
ガイド面33aaは、モール31を外側梁部23に取付け終えた仮止めの状態(図5参照)のランチャンネル32に対して、モール31を取付ける方向(車内外方向)への取付け力の入力によって、内側梁部24の先端縁に当接する位置に設定されている。
また、ガイド面33aaは、取付け力の入力によって、内側梁部24の先端縁に当接した状態から、ランチャンネル32を取付け完了位置へ誘導する方向に傾斜する傾斜面で構成されている(図6参照)。つまり、ガイド面33aaは、取付け力の入力によって、内側梁部24の先端縁に当接した状態において、車内外方向における車内側に面しつつ、枠内外方向における枠内側に面する傾斜面で構成されている。
係止突起33abは、ガイド係止部33aの車内外方向における車外側の端縁(外縁)の部位に形成される断面略くさび形状の突起で構成されている。そして、係止突起33abは、くさび形状の先端部分が、枠内外方向における枠外側に面した係合部22eによる係合が可能に構成されている。
なお、取付け完了状態において、折曲げられたランチャンネル32には、元の直線状の形状に戻ろうとする復元力が働く(図2参照)。ガイド係止部33aが、ランチャンネル32を取付け完了位置へ誘導する方向へ傾斜しているため、ランチャンネル32の復元力によって、係止突起33abは、内側梁部24の板面に食い込む方向に付勢される。このような働きによって、係止突起33abは内側梁部24に設けられた係合部22eに対して、より強く係止され、取付け状態が安定する。
係止リップ33bは、可撓性を備え、内壁弾性片32caの基部から車内外方向における車内側に向かって湾曲する略鉤爪形状に形成されている。また、係止リップ33bは、その先端部分が、モール31を外側梁部23に取付け終えた仮止めの状態(図5参照)で、内側梁部24の先端縁24aとガイド係止部33aとの間を遮ることなく、係止突起33abの先端部分と重なるように、形状、および寸法が設定されている。つまり、係止リップ33bは、車内外方向にガイド係止部33aの一部と重なりつつ、内側梁部24の先端縁24aとガイド係止部33aとの間を遮らないように設定されている。
また、係止リップ33bは、モール31を取付ける方向(車内外方向)への取付け力の入力によって、内側梁部24の枠内外方向における枠内側の面に乗り上げつつ、撓み変形する(図7参照)。そして、係止リップ33bの撓み変形の復元力によって、係止リップ33bの先端が、内側梁部24の枠内側の面(裏面)に押付けられ、この際に生じる摩擦によって、係止リップ33bが裏面に係止される。つまり、モール組立体30の取付けが完了した取付け完了状態において、係止リップ33bは、係止突起33abとともに内側梁部24を表裏で狭持する。
内壁側弾接条32cbは、可撓性を有する方持ち梁形状を備え、内壁部32cの車内側に面した部位から、枠内外方向の枠内側と、車内外方向の車内側とに向かって立設している。
また、内壁側弾接条32cbは、ガイド面33aaと復元付勢部32dとの間に配置されている。このような部位に配置することで、モール31を外側梁部23に取付け終えた仮止めの状態で、内壁側弾接条32cbは、内側梁部24の先端縁24aとガイド係止部33aとの間を遮らない場所に位置する。このため、内壁側弾接条32cbを設けることで、ランチャンネル32の組付け作業性を損なうことはない。
さらに、ランチャンネル32を取付ける際には、内壁側弾接条32cbは、サッシュアウタ22におけるレール内壁部22bから収容壁部22cに架けての部位に、当接しつつ、撓む。そして、内壁側弾接条32cbの撓み反力(復元力)が、復元付勢部32dの復元力と合わさり、係止突起33abが係合部22eに対してより強く係合する。
これによって、ランチャンネル32の組付け完了後には、係止突起33abと係合部22eとをより強固に係合させることができる。
ドアシール40は、窓枠本体20におけるサッシュインナ21の車体パネル14に面した部位に配置される。また、ドアシール40は、押出成形によって、サッシュインナ21から車体パネル14に向かって突出する断面略D字形状を有する中空の筒状部材で構成されている。そして、後席ドアS2を閉めた状態で、サッシュインナ21と車体パネル14との間に狭持されることで、シールする。
次に、モール組立体30の取付け手順について説明する。
まず、図3に示すように、モール組立体30を窓枠本体20の車内外方向における車外側に配置する。次に、モール弾性梁31baとモール支持梁31beの間に、外側梁部23を差込みつつ、モール本体31aを車内外方向における車外側から車内側へ押込む。
なお、モール31が、上辺部分11aと前辺部分、および後辺部分とは別で構成される場合には、図4に示すように、モール31を傾げつつ、押込むことが可能である。
また、前辺部分11b、上辺部分11a、および後辺部分11cが一体に形成された場合には、モール31を傾げられないため、モール弾性梁31baを撓ませつつ、モール31を押込む。
次に、図5に示すように、モール本体31aがさらに押込まれ、モール係止爪31bbが外梁係合突起23aを乗越えると、モール弾性梁31baが、復元力(撓み反力)によって、元の形状に戻ろうとする。これによって、モール係止爪31bbが外梁係合突起23aに係合し、モール31が外側梁部23に取付けられる(仮止めの状態)。
そして、モール31を外側梁部23に取付けた状態(仮止めの状態)では、弾接条31bdは、その先端が、外側梁部23の枠内外方向における枠外側の面に当接しつつ、撓む。そして、弾接条31bdの撓み反力(復元力)によって、モール31が枠内外方向における枠外側へ付勢され、湾曲支持部31bfが外側梁部23の枠内外方向における枠内側の面に当接する。
また、仮止めの状態では、係止爪弾接条31bcの撓み反力(復元力)によって、モール31の先端部が、枠内外方向の枠外側へ付勢され、モール係止爪31bbが外梁係合突起23aと係合する。
なお、モール31の取付けを終えた仮止めの状態では、窓枠11の上辺部分では、ランチャンネル32が、自重によって底部32bからしなりつつ、垂下し、内側梁部24の先端に、ガイド係止部33aのガイド面33aaが対向している。
次に、図6に示すように、モール31を取付ける方向と同様の方向(図における左側)へランチャンネル32を押し付けると、ガイド面33aaが内側梁部24の先端を摺動し、内壁部32cが、車内外方向における車内側へ移動しつつ、枠内外方向における枠外側へ移動する。
さらに、ランチャンネル32を同じ方向へ押し付けると、図7に示すように、ランチャンネル32は、復元付勢部32dが弾性変形し、係止突起33abが、内側梁部24の枠内外方向における枠外側の面に乗り上げるとともに、係止リップ33bが、内側梁部24の枠内外方向における枠内側の面に乗り上げる。
そしてさらに、ランチャンネル32を同じ方向へ押し付けると、図2に示すように、ガイド係止部33aが収容凹部20bへ収容されるとともに、ランチャンネル32の各部が、レール部13内に収まる。
以上で、ランチャンネル32の取付け作業が完了する。
なお、ランチャンネル32の押し付けを終える(取付け力の入力を止める)と、復元付勢部32dが弾性変形に対して、元の形状に戻ろうとする復元力によって、底部32bが、車内外方向における車外側と、枠内外方向における枠外側とへ押し出される。これによって、モール係止爪31bbが外梁係合突起23aに押し付けられ、係合するとともに、底部32bが外側梁部23の枠内外方向における枠内側の面に押し付けられる。
つまり、モール31は、復元付勢部32dの復元力によって、車外側へ押されることで、車内外方向に対するガタ付きが解消される。また、モール31は、弾接条31bd、および係止爪弾接条31bcの復元力によって、枠外側へ押されることで、枠内外方向に対するガタ付きが解消される。
このように、車内外方向のガタ付き、および枠内外方向のガタ付きの両方のガタ付きが解消されることによって、ドアを開閉する際に、モール31がガタ付くことによる異音の発生は抑えられている。
また、ランチャンネル32は、復元付勢部32dの復元力によって、内壁部32cが、車内外方向における車内側と、枠内外方向における枠内側とへ押し付けられる。そして、ガイド係止部33aが、収容凹部20bに収容されるとともに、係止突起33abが内側梁部24の枠内外方向における枠外側の面に押し付けられて、係合部22eに係合し、保持される。
このように、係止突起33abが係合部22eに係合することによって、ランチャンネル32がレール部13内に保持される。
さらに、係止リップ33bが、撓み変形の復元力によって、その先端が、内側梁部24の枠内側の面(裏面)に押付けられ、この際に生じる摩擦によって、係止リップ33bが裏面に係止される。
以上説明したように、本実施形態における自動車用ドアのサッシュ構造1は、車内外方向に沿って、車外側から車内側へ窓枠本体20にモール組立体30を取付けるという1工程で、モール31とランチャンネル32とを取付けることができる。これによって、簡潔な作業で、作業工数を掛けずにモール31とランチャンネル32とを窓枠11に取付けることができる。
また、外側梁部23にモール31を取付け終えた仮止めの状態において、ガイド係止部33aが、内側梁部24の先端縁に面しつつ、外側梁部23が立設する方向に対して斜めに面する。これによって、ランチャンネル32を窓枠本体20に取付ける際に、モール31を外側梁部23に取付ける方向と同じ方向に、ランチャンネル32を窓枠本体20へ押込むことで、保持手段33が内側梁部24に係合し、ランチャンネル32を窓枠本体20に取付けることができる。これによって、簡潔な作業で、作業工数を掛けずにモール31とランチャンネル32とを窓枠11に取付けることができる。
ガイド係止部33aが、車内外方向における車外側の端縁(外縁)に、係止突起33abを備えたことによって、モール31を外側梁部23に取付ける方向と同じ方向へ、ランチャンネル32を窓枠本体20に押込む動作で、ガイド係止部33aが内側梁部24の先端に当接して、ランチャンネル32を取付け完了位置に誘導するとともに、係止突起33abが係合部22eに係合する。これによって、車内外方向における車外側から車内側への押込む1動作で、保持手段33が内側梁部24に係合し、ランチャンネル32を窓枠本体20に取付けることができる。
また、取付け完了状態において、折曲げられたランチャンネル32には、元の直線状の形状に戻ろうとする復元力が働いている。このため、ガイド係止部33aが、ランチャンネル32を取付け完了位置へ誘導する方向へ傾斜していることから、ランチャンネル32の復元力によって、係止突起33abは、係合部22eに食い込む方向に付勢される。これによって、係止突起33abは係合部22eに対して、より強く係合し、取付け状態が安定する。
係止リップ33bが、車内外方向にガイド係止部33aの一部と重なりつつ、内側梁部24の先端縁24aとガイド係止部33aとの間を遮らないように設定されていることによって、ランチャンネル32の取付け不良(誤組付)の発生を抑制しつつ、係止力を増強することができる。これによって、取付け状態をより安定させることができる。
また、取付け完了状態において、内側梁部24の先端縁24a、内側梁部24と係止突起33abとの係合状態、およびガイド係止部33aが収容凹部20bに収容される様子が、係止リップ33bによって覆い隠される。これによって、取付け完了状態における見栄えが向上し、外観性を高めることができる。
内側梁部24を窓枠本体20から車内外方向に沿って車内側から車外側に向かって立設する外側梁部23に倣って立設することで、外側梁部23と内側梁部24とを設けることによって、ドア窓10の開口面積が狭くなる割合を小さくすることができる。
内側梁部24の端縁が、ガイド係止部33aの傾斜に沿った階段形状を備えることで、ガイド係止部33aの傾斜との組合わせによって、より効果的にランチャンネル32を取付け完了位置に誘導することができる。
また、内側梁部24は、サッシュアウタ22とサッシュインナ21とを接合する際の溶接しろに設定できる。そして、溶接することによって、サッシュアウタ22とサッシュインナ21との間の段差が均されて面に近づくため、ガイド性能が向上する。
本実施形態では、復元付勢部32dの復元力によって、モール31が、外側梁部23に係合した状態で、取付け完了位置に付勢保持されている。これによって、モール係止爪31bbと外梁係合突起23aとの係合を保持しつつ、モール31のガタ付きを解消することができる。
また、復元付勢部32dの復元力によって、係止突起33abが係合部22eに付勢保持されている。これによって、係止突起33abと係合部22eとの係合を保持しつつ、ランチャンネル32のガタ付きを解消することができる。
このように、復元付勢部32dの復元力を利用するという比較的単純な構成で、ドア開閉時の振動、不用意な振動等に対して、取付け状態をより安定させることができる。
なお、本実施形態のサッシュ構造1では、昇降する窓ガラス12をガイドしているが、これに限定されるものではない。たとえば、嵌め殺しされる窓ガラスの周囲を支える構造として採用することも可能である。
また、本実施形態のサッシュ構造1は、窓枠11の上辺部分11aを構成しているが、上辺部分11aに限定されるものではない。たとえば、窓枠11の前辺部分11b、および後辺部分11cにも採用が可能である。そして、前辺部分11b、および後辺部分11cと上辺部分11aとを一体に構成することも可能である。
本実施形態のサッシュ構造1を窓枠11の前辺部分11b、および後辺部分11cにも採用した場合にも、車内外方向の外側から内側へ取付ける取付け方向は、本実施形態の上辺部分11aと同様である。このため、前辺部分11b、後辺部分11c、および上辺部分11aを一体に構成することによって、取付け作業性をさらに向上させることができる。
また、本実施形態では、係止突起33abが内側梁部24との摩擦によって板面上に係止される係止構造となっているが、このような係止構造に限定されるものではない。たとえば、外側梁部23の外梁係合突起23aのように、内側梁部24の一部を切り起こす等して、突起を形成し、この突起にランチャンネル32の係止突起33abを係止させる構成とすることも可能である。このような構成としても、本実施形態と同様の作用効果が得られる。
さらに、本実施形態では、窓枠本体20は、サッシュインナ21とサッシュアウタ22との2部材で構成され、サッシュインナ21とサッシュアウタ22の各端縁に設定された各接合しろ21a、21b、22a、22dを接合することで、外側梁部23と内側梁部24とを構成しているが、このような形態に限定されるものではない。たとえば、1枚の板状部材で窓枠本体20を構成してもよい。この場合は、板状部材を折曲げ、両端縁に設定される接合しろを重ねて内側梁部を構成するとともに、外側梁は、ヘミング加工等によって、板状部材を折返して構成することで、本実施形態と同様の断面形状を備えた窓枠本体を形成することができる。
加えて、本実施形態では、外側梁部23と内側梁部24とは、互いの間隔が端縁に行くに従って、枠内外方向に外側へ僅かに拡がるように構成されているが、このような形態に限定されるものではない。たとえば、外側梁部23と内側梁部24とを平行に配置し、互いの間隔が一定となるように構成することも可能である。このような構成としても、本実施形態と同様の作用効果が得られる。
1 自動車用ドアのサッシュ構造
11 窓枠
12 窓ガラス
13 レール部
20 窓枠本体
21a、21b、22a、22d 接合しろ
23 外側梁部
24 内側梁部
24a 先端縁
30 モール組立体
31 モール
32 ランチャンネル
32d 復元付勢部
33 保持手段
33a ガイド係止部
33ab 係止突起
33b 係止リップ

Claims (6)

  1. 窓枠内に配置される窓ガラスと、
    該窓枠を構成し、該窓ガラスの縁部を囲むレール部と、
    該レール部の外壁を構成するモールと、
    該レール部の内壁を構成する窓枠本体と、
    該レール部内に配置されるランチャンネルと、
    を備えた自動車用ドアのサッシュ構造において、
    一体に構成された前記モールと前記ランチャンネルとを具備し、前記窓枠本体に対して、車両の内側から外側へ向かう方向に沿った車内外方向に沿って車外側から車内側へ取付けられるモール組立体と、
    前記窓枠本体から前記モールが取付け可能に立設する片持ち梁形状を有する外側梁部と、
    該窓枠本体から立設する片持ち梁形状を有する内側梁部と、
    前記ランチャンネルに配置され、該内側梁部に対して係止可能な保持手段と、
    を備え、
    該保持手段は、
    前記モールを該外側梁部に取付け終えた仮止めの状態で、該内側梁部の先端縁と車内外方向に対向する該ランチャンネルの部位に配置されるガイド係止部を備え、
    該ガイド係止部は、
    該仮止めの状態の該ランチャンネルに対して、該モールを取付ける方向への取付け力の入力によって、該内側梁部の先端縁に当接しつつ、該ランチャンネルを取付け完了位置へ誘導する方向に傾斜し、
    前記ランチャンネルは、
    前記レール部の底部分を構成する底部と、該レール部の内壁部分を構成する内壁部との間に復元付勢部を備え、
    該復元付勢部は、
    取付完了位置で前記底部と前記内壁部との間に付勢保持される角部弾性体と、
    該角部弾性体と前記底部を繋ぐ底側撓み部と、
    該角部弾性体と前記内壁部を繋ぐ内壁側撓み部と、
    を備え、
    前記底側撓み部及び前記内壁側撓み部は、前記ランチャンネルのほかの部分よりも薄肉である
    ことを特徴とする自動車用ドアのサッシュ構造。
  2. 前記ガイド係止部は、
    車内外方向における車外側の端縁に、前記内側梁部の板面部分に係止可能な係止突起を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の自動車用ドアのサッシュ構造。
  3. 前記窓枠本体は、
    少なくとも1つの板状部材を屈曲して構成され、
    前記内側梁部の端縁は、
    該板状部材の端縁に設定された接合しろを、ガイド係止部の傾斜に沿ってずらして重ねることで、階段形状を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の自動車用ドアのサッシュ構造。
  4. 前記ランチャンネルの前記復元付勢部は、
    弾性変形しつつ、該レール部内に組付けられ、
    前記モールは、
    前記窓枠本体に組付けられた状態で、該復元付勢部の復元力によって、車内外方向外側へ向かって付勢され、前記外側梁部に係合した状態で取付け完了位置に付勢保持される
    ことを特徴とする請求項1に記載の自動車用ドアのサッシュ構造。
  5. 前記ランチャンネルの前記復元付勢部は、
    略π字形状である
    ことを特徴とする請求項1に記載の自動車用ドアのサッシュ構造。
  6. 前記モールは、
    該モールを構成するモール本体の車内外方向における車内側の面から車内外方向における車内側へ立設するモール弾性梁を備え、
    該モール弾性梁は、
    その先端に、モール係止爪及び係止爪弾性条を備えつつ、
    該モール弾性梁の枠内外方向における枠内側の面に、車内外方向における車外側に向かって立設する弾接条を備え、
    前記外側梁部は、
    車内外方向の車内側の端部に前記モール係止爪と係合可能な外梁係合突起を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の自動車用ドアのサッシュ構造。
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