JP7087711B2 - パウチおよびその製造方法 - Google Patents
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Description
以下、本発明の第1実施形態に係るパウチについて、図面を参照しながら説明する。図1は本実施形態に係るパウチの正面図であり、図2は本実施形態に係るパウチの背面図であり、図3は図1に示されるパウチの各構成要素の寸法を説明するための正面図であり、図4は図1に示されるパウチの各構成要素の寸法を説明するための背面図である。図5は本実施形態に係る他の開封開始手段を示す図であり、図6は本実施形態に係る他の第1開封誘導線の形状を示す図であり、図7は本実施形態に係るパウチに用いられる包装材料の断面図である。図8および図9は本実施形態に係る他のパウチの背面図であり、図10および図12~図14は本実施形態に係る他のパウチの正面図である。図11は図10に示されるパウチの背面図であり、図15は本実施形態に係るパウチを開封したときの様子を表す模式図であり、図18~図19は図1に示されるパウチの製造工程を模式的に示す図であり、図20および図21は図10に示されるパウチの製造工程を模式的に示す図であり、図22および図23は図12に示されるパウチの製造工程を模式的に示す図である。
図1に示されるパウチ10-1は、内容物Cを収容する収容空間を有している。内容物Cとしては、特に限定されないが、例えば、外用鎮痛消炎剤等の経皮浸透性薬剤を含有する貼付薬、虫用忌避剤パッチ、健康食品等の食品、緑茶等のティーバック等が挙げられる。
端部シール部17~20は、おもて面11を構成する包装材料30の一部と裏面12を構成する包装材料30の一部を互いに接合した部分である。端部シール部17~20は、包装材料30同士を熱融着することによって形成されている。
開封開始手段21、22は、開封の際の起点として機能するものである。開封開始手段21は端部シール部19に形成され、開封開始手段22は端部シール部20に形成されている。端部シール部19、20に開封開始手段21、22を形成することにより、端部シール部19側および端部シール部20側のいずれの側からパウチ10-1を容易に開封することができる。開封開始手段21の内縁21Aと開封開始手段21の内縁22Aの間を繋ぐ仮想線ILは、パウチ10-1の幅方向DR1に沿っている。
第1開封誘導線23は、おもて面11に形成されている。図1においては、第1開封誘導線23は、おもて面11に形成されているが、おもて面の代わりに、裏面に形成されていてもよい。すなわち、第1開封誘導線は、おもて面または裏面に形成されていればよい。
第1傾斜線部23A、23Bは、仮想線ILに対してそれぞれ傾斜しているとともに仮想線ILとそれぞれ交差している。また、第1傾斜線部23A、23Bは、パウチ10-1の第1端部13に向けて互いの間隔が狭くなるように形成されている。このような第1傾斜線部23A、23Bを形成することにより、開封開始手段21から開封した場合には、おもて面11の破断線を第1傾斜線部23Aで第1端部13側に引き上げることができ、また開封開始手段22から開封した場合においても、おもて面11の破断線を第1傾斜線部23Bで第1端部13側に引き上げることができる。
凸状線部23Cは、第1傾斜線部23Aと第1傾斜線部23Bの間に位置している。凸状線部23Cは、パウチ10-1の第2端部14側に向けて凸状となっている。凸状線部23Cにおける最も第2端部14側の位置23C1は、仮想線ILよりも第2端部14側に位置している。これにより、開封した際に、おもて面11に大きな凹みを形成することができるので、おもて面11と裏面12に大きな段差を形成することができる。
第1基準線部23D、23Eは、仮想線ILと略平行な線である。図1に示される第1基準線部23Dは第1傾斜線部23Aと凸状線部23Cに接続されており、第1基準線部23Eは第1傾斜線部23Bと凸状線部23Cに接続されている。第1基準線部23D、23Eを形成することにより、凸状線部23Cの位置を目視で確認しやすくなる。第1基準線部23D、23Eの長さL3(図3参照)は、特に限定されないが、例えば、10mm以上50mm以下となっていてもよい。
第2開封誘導線24は、おもて面11および裏面12のうち第1開封誘導線23が形成されていない面に形成されている。第1開封誘導線23はおもて面11に形成されているので、図2に示されるように第2開封誘導線24は裏面12に形成されている。なお、第1開封誘導線は裏面に形成されている場合には、第2開封誘導線はおもて面に形成される。
第2傾斜線部24A、24Bは、仮想線ILに対してそれぞれ傾斜しているとともに仮想線ILとそれぞれ交差している。また、第2傾斜線部24A、24Bは、パウチ10-1の第1端部13に向けて互いの間隔が狭くなるように形成されている。このような第2傾斜線部24A、24Bを形成することにより、開封開始手段21から開封した場合には、裏面12の破断線を第2傾斜線部24Aで第1端部13側に引き上げることができ、また開封開始手段22から開封した場合においても、裏面12の破断線を第2傾斜線部24Bで第1端部13側に引き上げることができる。
第2基準線部24Cは、仮想線ILと略平行な線である。このような第2基準線部24Cを形成することにより、第2基準線部24Cに沿って裏面12を引き裂くことができる。第2基準線部24Cの長さL5(図4参照)は、特に限定されないが、例えば、50mm以上250mm以下となっていてもよい。
基材層31は、特に限定されず、例えば、延伸プラスチックフィルムやセロファン等のプラスチックフィルムまたは紙等が挙げられる。延伸プラスチックフィルムとしては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)等のポリエステル、ナイロン6、ナイロン6・6、ナイロン12、ナイロン6・66共重合体(Ny)等のポリアミド、またはポリプロピレン(PP)等からなるフィルムが挙げられる。また、基材層は、単層構造であってもよいが、2層以上の多層構造であってもよい。基材層が多層構造の場合、基材層間には接合層が介在していてもよい。
シーラント層32は、端部シール部17~20を形成するためのものである。シーラント層32は、ポリエチレン(PE)やポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリエステルエーテル等のシール性を有する樹脂から構成することができる。シーラント層32は無延伸であることが好ましい。シーラント層32は、単層構造であってもよく、または多層構造であってもよい。
インキ層33は、色材およびバインダ樹脂を含む層である。インキ層33を形成することにより、パウチ10-1に絵柄を形成することができる。本明細書における「絵柄」とは、特に限定されず、例えば、図、文字、模様、パターン、記号、柄、マーク等を広く含む。
色材は、特に限定されず、公知の顔料や染料を用いることができ、所望の色に合わせて適宜選択する。
バインダ樹脂としては、例えば、あまに油、きり油、大豆油、炭化水素油、ロジン、ロジンエステル、ロジン変性樹脂、シェラック、アルキッド樹脂、フェノール系樹脂、マレイン酸樹脂、天然樹脂、炭化水素樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ酢酸系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、(メタ)アクリル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、エポキシ系樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、アミノアルキッド系樹脂、ニトロセルロース、エチルセルロース、塩化ゴム、環化ゴム、(メタ)アクリレート化合物の重合体、または、これらの混合物が挙げられる。
金属箔層35は、パウチ10-1にガスバリア性を付与するためのものである。金属箔層35を構成する金属として、酸素および水蒸気等の透過を抑制するガスバリア性や可視光および紫外線等の透過を抑制する遮光性の点から、アルミニウム、鉄、銅、錫、またはこれらの合金等を使用できる。
本明細書における「接合層」とは、接着層のみならず、アンカーコート層を含む概念である。接合層34、36としては、押出ラミネート法(サンドイッチラミネート法)で用いられるアンカーコート層やドライラミネート法に用いられる接着層が挙げられる。
図2に示されるパウチ10-1の第2開封誘導線24は、第2基準線部24Cを有しているが、図8に示されるパウチ10-2のように第2開封誘導線24は、第2基準線部を有していなくともよい。この場合、第2傾斜線部24Aと第2傾斜線部24Bは、離間している。
このようなパウチ10-1は、以下のようにして製造することができる。まず、包装材料30を巻いた原反ロール71を用意する(図16(A)参照)。包装材料30には、予め、レーザーによって長さ方向DR3に延びた第1開封誘導線23および第2開封誘導線24が形成されている。
以下、本発明の第2実施形態に係るパウチについて、図面を参照しながら説明する。図24は本実施形態に係るパウチの正面図であり、図25は図24に示されるパウチの背面図であり、図26は図24に示されるパウチの各構成要素の寸法を説明するための正面図であり、図27は図24に示されるパウチの各構成要素の寸法を説明するための背面図である。図28は本実施形態に係るパウチを開封したときの様子を示す図であり、図29は本実施形態に係るパウチの製造工程に用いられる包装材料の平面図である。なお、図24~図29において、図1等と同じ符号が付されている部材は、図1等で示した部材と同じものであるので、説明を省略するものとする。
図24および図25に示されるパウチ10-8は、パウチ10-1と同様に、おもて面11に連続線状の第1開封誘導線101が形成されており、裏面12に第2開封誘導線102が形成されているが、第1開封誘導線101および第2開封誘導線102は、第1開封誘導線23および第2開封誘導線24とは線の配置が異なっている。なお、図24においては、第1開封誘導線101は、おもて面11に形成されているが、おもて面の代わりに、裏面に形成されていてもよい。すなわち、第1開封誘導線は、おもて面または裏面に形成されていればよい。
第1開封誘導線101は、基材層を貫通し、かつシーラント層を貫通しない線である。包装材料が基材層とシーラント層の間に金属箔層をさらに備える場合、金属箔層は収容空間のバリア性を保つものであるので、第1開封誘導線101は金属箔層を貫通していないことが必要である。第1開封誘導線101はレーザーで形成することが可能である。
第1傾斜線部101A、101Bは、仮想線ILに対してそれぞれ傾斜しているとともに仮想線ILとそれぞれ交差している。また、第1傾斜線部101A、101Bは、パウチ10-8の第1端部13に向けて互いの間隔が広くなるように形成されている。このような第1傾斜線部101A、101Bを形成することにより、開封開始手段21から開封した場合には、おもて面11の破断線を第1傾斜線部101Aで第2端部14側に引き下げることができ、また開封開始手段22から開封した場合においても、おもて面11の破断線を第1傾斜線部101Bで第2端部14側に引き下げることができる。
凸状線部101Cは、第1傾斜線部101Aと第1傾斜線部101Bの間に位置している。凸状線部101Cは、パウチ10-8の第1端部13側に向けて凸状となっている。凸状線部101Cにおける最も第1端部13側の位置101C1は、仮想線ILよりも第1端部13側に位置している。これにより、開封した際に、おもて面11と裏面12に大きな段差を形成することができる。
第1基準線部101D、101Eは、仮想線ILと略平行な線である。図24に示される第1基準線部101Dは第1傾斜線部101Aと凸状線部101Cに接続されており、第1基準線部101Eは第1傾斜線部101Bと凸状線部101Cに接続されている。第1基準線部101D、101Eを形成することにより、凸状線部101Cの位置を目視で確認しやすくなる。第1基準線部101D、101Eの長さL7(図26参照)は、特に限定されないが、例えば、10mm以上50mm以下となっていてもよい。
第2開封誘導線102は、おもて面11および裏面12のうち第1開封誘導線101が形成されていない面に形成されている。第1開封誘導線101はおもて面11に形成されているので、第2開封誘導線102は裏面12に形成されている。なお、第1開封誘導線は裏面に形成されている場合には、第2開封誘導線はおもて面に形成される。
第2傾斜線部102A、102Bは、仮想線ILに対してそれぞれ傾斜しているとともに仮想線ILとそれぞれ交差している。また、第2傾斜線部102A、102Bは、パウチ10-8の第1端部13に向けて互いの間隔が広くなるように形成されている。このような第2傾斜線部102A、102Bを形成することにより、開封開始手段21から開封した場合には、裏面12の破断線を第2傾斜線部102Aで第2端部14側に引き下げることができ、また開封開始手段22から開封した場合においても、裏面12の破断線を第2傾斜線部102Bで第2端部14側に引き下げることができる。
第2基準線部102Cは、仮想線ILと略平行な線である。このような第2基準線部102Cを形成することにより、第2基準線部102Cに沿って裏面12を引き裂くことができる。第2基準線部102Cの長さL9(図27参照)は、特に限定されないが、例えば、50mm以上250mm以下となっていてもよい。
図25に示されるパウチ10-8の第2開封誘導線102は、第2基準線部102Cを有しているが、第2開封誘導線102は、第2基準線部を有していなくともよい。この場合、第2傾斜線部102Aと第2傾斜線部102Bは、離間している。
このようなパウチ10-8は、原反ロール111とは異なる原反ロールを用いることによって製造される。
11…おもて面
12…裏面
13…第1端部
14…第2端部
15…第3端部
16…第4端部
17~20…端部シール部
21、22…開封開始手段
21A、22A…内縁
23、101…第1開封誘導線
23A、23B、101A、101B…第1傾斜線部
23C、101A…凸状線部
23D、23E、101D、101E…第1基準線部
24、102…第2開封誘導線
24A、24B、102A、102B…第1傾斜線部
24C、102C…第2基準線部
30、41、42、103…包装材料
31…基材層
32…シーラント層
41…再開封性手段
71、91、92、111…原反ロール
IL…仮想線
IL1…第1仮想線
IL2…第2仮想線
Claims (11)
- おもて面および裏面を有し、かつ少なくとも基材層とシーラント層を含む包装材料を用いて形成されたパウチであって、
第1端部と、
前記第1端部とは反対側の第2端部と、
前記第1端部と前記第2端部との間にそれぞれ延びる第3端部および第4端部と、
前記第3端部および前記第4端部にそれぞれ形成された端部シール部と、
前記端部シール部のそれぞれに形成され、かつ切込みまたは切欠きからなる開封開始手段と、
前記おもて面または前記裏面に形成された連続線状の第1開封誘導線と、
前記おもて面および前記裏面のうち前記第1開封誘導線が形成されていない面における前記開封開始手段間に形成された連続線状の第2開封誘導線と、を備え、
前記第1開封誘導線および前記第2開封誘導線が、それぞれ、前記基材層を貫通し、かつ前記シーラント層を貫通しない線であり、
前記第1開封誘導線が、前記パウチの前記第1端部側に向けて互いの間隔が狭くなるように前記開封開始手段の内縁間を繋ぐ仮想線に対してそれぞれ傾斜し、かつ前記仮想線とそれぞれ交差する2本の第1傾斜線部と、前記第1傾斜線部間に位置し、かつ前記パウチの前記第2端部側に向けて凸状となる凸状線部とを有し、
前記第2開封誘導線が、前記第1端部側に向けて互いの間隔が狭くなるように前記仮想線に対してそれぞれ傾斜し、かつ前記仮想線とそれぞれ交差する2本の第2傾斜線部を有し、
前記凸状線部における最も前記第2端部側の位置が、前記仮想線よりも前記パウチの前記第2端部側に位置しており、
前記第2傾斜線部が、前記第1傾斜線部と対応する位置に形成されている、パウチ。 - おもて面および裏面を有し、かつ少なくとも基材層とシーラント層を含む包装材料を用いて形成されたパウチであって、
第1端部と、
前記第1端部とは反対側の第2端部と、
前記第1端部と前記第2端部との間にそれぞれ延びる第3端部および第4端部と、
前記第3端部および前記第4端部にそれぞれ形成された端部シール部と、
前記端部シール部のそれぞれに形成され、かつ切込みまたは切欠きからなる開封開始手段と、
前記おもて面または前記裏面に形成された連続線状の第1開封誘導線と、
前記おもて面および前記裏面のうち前記第1開封誘導線が形成されていない面における前記開封開始手段間に形成された連続線状の第2開封誘導線と、を備え、
前記第1開封誘導線および前記第2開封誘導線が、それぞれ、前記基材層を貫通し、かつ前記シーラント層を貫通しない線であり、
前記第1開封誘導線が、前記パウチの前記第1端部側に向けて互いの間隔が広くなるように前記開封開始手段の内縁間を繋ぐ仮想線に対してそれぞれ傾斜し、かつ前記仮想線とそれぞれ交差する2本の第1傾斜線部と、前記第1傾斜線部間に位置し、かつ前記パウチの前記第1端部側に向けて凸状となる凸状線部とを有し、
前記第2開封誘導線が、前記第1端部側に向けて互いの間隔が広くなるように前記仮想線に対して傾斜し、かつ前記仮想線とそれぞれ交差する2本の第2傾斜線部を有し、
前記凸状線部における最も第1端部側の位置が、前記仮想線よりも前記包装体の前記第1端部側に位置しており、
前記第2傾斜線部が、前記第1傾斜線部と対応する位置に形成されている、パウチ。 - 前記第1開封誘導線が、前記第1傾斜線部と前記凸状線部に接続され、かつ前記仮想線と略平行な第1基準線部をさらに有する、請求項1または2に記載のパウチ。
- 再封性手段をさらに備え、前記開封開始手段および前記第1開封誘導線がそれぞれ前記再封性手段よりも前記第1端部側に位置している、請求項1ないし3のいずれか一項に記載のパウチ。
- 前記第2開封誘導線が、前記第2傾斜線部に接続され、かつ前記仮想線と略平行な連続線状の第2基準線部をさらに有する、請求項1ないし4のいずれか一項に記載のパウチ。
- 前記おもて面および前記裏面のうち前記第1開封誘導線が形成されていない面において、前記仮想線と平行の第1方向の引裂伝播抵抗が、前記第1方向と直交する第2方向の引裂伝播抵抗よりも小さい、請求項1ないし5のいずれか一項に記載のパウチ。
- 内容物が収容されている、請求項1ないし6のいずれか一項に記載のパウチ。
- 少なくとも基材層とシーラント層を含むとともに、前記基材層を貫通し、かつ前記シーラント層を貫通しない長さ方向に延びる連続線状の第1開封誘導線を有する包装材料を巻いた原反ロールを用意する工程と、
前記原反ロールから前記包装材料を巻き出し、前記包装材料の前記長さ方向に沿って前記包装材料を半切または半折する工程と、
半切または半折した包装材料同士を前記シーラント層が対向するように重ね合わせた状態で、前記包装材料を熱融着して、前記長さ方向に延びる第1シール部と、所定間隔で前記包装材料の幅方向に延びる複数の第2シール部を形成して、密封された複数の袋体を連続的に得る工程と、
前記袋体を得る工程中に、前記包装材料間に内容物を充填する工程と、
それぞれの前記第2シール部の所定位置に切込みまたは切欠きからなる開封開始手段を形成する工程と、
前記袋体を個片化する工程と、を備え、
前記原反ロールにおいて、前記第1開封誘導線は、前記包装材料の幅方向の半分の領域である第1領域内に形成されており、前記第1開封誘導線は、前記包装材料の前記長さ方向に延びる第1端部側に向けて互いの間隔が狭くなるように前記開封開始手段の内縁間を繋ぐ仮想線となる前記第1領域内の第1仮想線に対してそれぞれ傾斜し、かつ前記第1仮想線とそれぞれ交差する2本の第1傾斜線部と、前記第1傾斜線部間に位置し、かつ前記包装材料の前記長さ方向に延びる前記第1端部とは反対側の第2端部側に向けて凸状となる凸状線部とを有し、前記凸状線部における最も前記第2端部側の位置が、前記第1仮想線よりも前記第2端部側に位置する、パウチの製造方法。 - 前記原反ロールにおける前記包装材料は、少なくとも基材層とシーラント層を含むとともに、前記基材層を貫通し、かつ前記シーラント層を貫通しない長さ方向に延びる第2開封誘導線をさらに有し、前記第2開封誘導線は、前記包装材料の幅方向の半分の領域のうち前記第1開封誘導線が形成されていない第2領域内に形成されており、かつ前記第2開封誘導線が、前記包装材料の前記長さ方向に延びる前記第2端部側に向けて互いの間隔が狭くなるように前記開封開始手段の内縁間を繋ぐ仮想線となる前記第2領域内の第2仮想線に対してそれぞれ傾斜し、かつ前記第2仮想線とそれぞれ交差する連続線状の2本の第2傾斜線部を有し、前記第2傾斜線部が前記長さ方向に沿って前記包装材料を半切または半折して前記包装材料同士を重ね合わせたときに前記第1傾斜線部と重なるように形成されている、請求項8に記載のパウチの製造方法。
- 少なくとも基材層とシーラント層を含むとともに、前記基材層を貫通し、かつ前記シーラント層を貫通しない長さ方向に延びる連続線状の第1開封誘導線を有する包装材料を巻いた原反ロールを用意する工程と、
前記原反ロールから前記包装材料を巻き出し、前記包装材料の前記長さ方向に沿って前記包装材料を半切または半折する工程と、
半切または半折した包装材料同士を前記シーラント層が対向するように重ね合わせた状態で、前記包装材料を熱融着して、前記長さ方向に延びる第1シール部と、所定間隔で前記包装材料の幅方向に延びる複数の第2シール部を形成して、密封された複数の袋体を連続的に得る工程と、
前記袋体を得る工程中に、前記包装材料間に内容物を充填する工程と、
それぞれの前記第2シール部の所定位置に切込みまたは切欠きからなる開封開始手段を形成する工程と、
前記袋体を個片化する工程と、を備え、
前記原反ロールにおいて、前記第1開封誘導線が、前記包装材料の幅方向の半分の領域である第1領域内に形成されており、かつ前記第1開封誘導線が、前記包装材料の前記長さ方向に延びる第1端部側に向けて互いの間隔が広くなるように前記開封開始手段の内縁間を繋ぐ仮想線となる前記第1領域内の第1仮想線に対してそれぞれ傾斜し、かつ前記第1仮想線とそれぞれ交差する2本の第1傾斜線部と、前記第1傾斜線部間に位置し、かつ前記包装材料の前記長さ方向に延びる前記第1端部側に向けて凸状となる凸状線部とを有し、前記凸状線部における最も前記第1端部側の位置が、前記第1仮想線よりも前記第1端部側に位置する、パウチの製造方法。 - 前記原反ロールにおける前記包装材料は、少なくとも基材層とシーラント層を含むとともに、前記基材層を貫通し、かつ前記シーラント層を貫通しない長さ方向に延びた第2開封誘導線をさらに有し、前記第2開封誘導線は、前記包装材料の幅方向の半分の領域のうち前記第1開封誘導線が形成されていない第2領域内に形成されており、かつ前記第2開封誘導線が、前記包装材料の前記長さ方向に延びる第1端部側に向けて互いの間隔が広くなるように前記開封開始手段の内縁間を繋ぐ仮想線となる前記第2の領域内の第2仮想線に対してそれぞれ傾斜し、かつ前記第2仮想線とそれぞれ交差する連続線状の2本の第2傾斜線部を有し、前記第2傾斜線部が前記長さ方向に沿って前記包装材料を半切または半折して包装材料同士を重ね合わせたときに前記第1傾斜線部と重なるように形成されている、請求項10に記載のパウチの製造方法。
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