JP7085696B2 - ダンプトラック - Google Patents

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Description

本発明は、非常ブレーキシステムを備えるダンプトラックに関する。
自律式のダンプトラックには、非常時に車輪を制動する非常ブレーキシステムが搭載されている。非常ブレーキシステムは、例えば、ソレノイドバルブを開放することによって、アキュームレータに蓄圧された作動油を油圧ブレーキ装置に供給する。
このような非常ブレーキシステムは使用頻度が少ないので、コンタミネーション等の影響でソレノイドバルブのスプールが固着する可能性がある。このような技術的課題を解決する技術として、例えば特許文献1には、車体が停止している際にパーキングブレーキを作動させることによって、ソレノイドバルブの固着を防止したダンプトラックが開示されている。
特許第5838255号公報
しかしながら、非常ブレーキシステムを作動させるタイミングと、土砂などを荷台へ積み込むタイミングとが重なると、以下の課題を生じる可能性がある。まず、フロント及びリアの非常ブレーキシステムの両方を作動させた状態で積み込みが行われると、車体に過度の衝撃が負荷される。一方、フロント及びリアの非常ブレーキシステムの両方が同時に解除されると、積込時の衝撃や慣性力によって車体が逸走する可能性がある。
本発明は、上記した実状に鑑みてなされたものであり、その目的は、非常ブレーキシステムの作動テストを、適切なタイミングで実施可能なダンプトラックを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、サスペンションを介して前輪及び後輪を回転自在に支持する車体フレームと、倒伏位置及び起立位置の間で起伏可能に前記車体フレームに支持された荷台と、前記サスペンションに負荷される圧力を検出するストラット圧力センサと、作動油を圧送する油圧ポンプと、前記前輪及び前記後輪それぞれを個別に制動する前輪用非常ブレーキシステム及び後輪用非常ブレーキシステムと、前記前輪用非常ブレーキシステム及び前記後輪用非常ブレーキシステムの動作を制御する制御装置と、を備えるダンプトラックにおいて、前記前輪用非常ブレーキシステム及び前記後輪用非常ブレーキシステムは、前記油圧ポンプから供給される作動油を蓄圧する前輪用アキュームレータ及び後輪用アキュームレータと、前記前輪用アキュームレータ及び前記後輪用アキュームレータから供給される作動油によって作動する前輪用ブレーキ装置及び後輪用ブレーキ装置と、前記前輪用アキュームレータ及び前記後輪用アキュームレータから前記前輪用ブレーキ装置及び前記後輪用ブレーキ装置に至る作動油の流路を開閉する前輪用ソレノイドバルブ及び後輪用ソレノイドバルブとを個別に備え、前記制御装置は、前記ダンプトラックが停止しているか否かを判断し、前記荷台が前記倒伏位置か否かを判断し、前記ストラット圧力センサによって検出される圧力に基づいて、前記荷台への積み込みが完了したか否かを判断し、前記ダンプトラックが停止し、前記荷台が前記倒伏位置であり、且つ前記荷台への積み込みが完了したと判断した場合に、前記前輪用ソレノイドバルブの開閉に伴う前記前輪用ソレノイドバルブの二次圧力を測定することによって、前記前輪用非常ブレーキシステムが正常に作動するか否かをテストするフロントテスト処理と、前記後輪用ソレノイドバルブの開閉に伴う前記後輪用ソレノイドバルブの二次圧力を測定することによって、前記後輪用非常ブレーキシステムが正常に作動するか否かをテストするリアテスト処理とを交互に行うことを特徴とする。
本発明によれば、非常ブレーキシステムの作動テストを、適切なタイミングで実施することができる。なお、上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本実施形態に係るダンプトラックの側面図である。 ダンプトラックに搭載される油圧ブレーキシステムの回路図である。 ダンプトラックに搭載される制御装置のブロック図である。 積込処理のフローチャートである。 フロントテスト処理のフローチャートである。 リアテスト処理のフローチャートである。 積込処理中におけるストラット圧の推移、ロードダンプブレーキの状態、フロントソレノイドの状態、リアソレノイドの状態を示す図である。
本発明に係るダンプトラックの実施形態について、図面を用いて説明する。図1は、本実施形態に係るダンプトラック1の側面図である。なお、本明細書中の前後左右は、特に断らない限り、ダンプトラック1に搭乗して操作するオペレータの視点を基準としている。
図1に示すように、本実施形態に係るダンプトラック1は、車体フレーム2と、車体フレーム2の前部の左右両端にサスペンション3Sを介して回転可能に支持された一対の前輪3と、車体フレーム2の後部の左右両端にサスペンション4Sを介して回転可能に支持された一対の後輪4と、車体フレーム2上に起伏可能に支持された荷台5と、ダンプトラック1を操作するオペレータが搭乗するキャブ6とを主に備える。
一対の前輪3は、ステアリング操作によって舵角が変わる操舵輪である。一対の後輪4は、走行モータ54R、54L(図3参照)の駆動力が伝達されて回転する駆動輪である。なお、ダンプトラック1は、一対の後輪4それぞれに独立して駆動力を伝達するために、一対の走行モータ54R、54Lを備える。
ダンプトラック1は、一対の前輪3及び一対の後輪4それぞれを支持するサスペンション3S、4Sに負荷される圧力(以下、「ストラット圧」と表記する。)を検出し、検出結果を示す検出信号を制御装置40(図3参照)に出力するサスペンションセンサ(ストラット圧力センサ)51R、51L、52R、52L(図3参照)を備える。サスペンションセンサ51Rは右の前輪3のサスペンション、サスペンションセンサ51Lは左の前輪3のサスペンション、サスペンションセンサ52Rは右の後輪4のサスペンション、サスペンションセンサ52Lは左の後輪4のサスペンションに対応する。
走行モータ54R、54Lには、車速センサ55R、55L(図3参照)が搭載されている。車速センサ55R、55Lは、ダンプトラック1の走行速度として検出し、検出結果を示す車速信号を制御装置40に出力する。より詳細には、車速センサ55R、55Lは、走行モータ54R、54Lの回転速度を、ダンプトラック1の走行速度として検出すればよい。車速センサ55R、55Lには、例えば、ホール効果を利用して磁界を検出するホール素子を採用することができる。
荷台5は、ホイストシリンダ7の伸縮によって、車体フレーム2の後部のヒンジピン8を中心として、上下方向に起伏する。ホイストシリンダ7は、一端が車体フレーム2に接続され、他端が荷台5に接続され、油圧ポンプ11(図2参照)から作動油の供給を受けて伸縮する。より詳細には、荷台5は、図1に実線で示す倒伏位置と、図1に破線で示す起立位置との間で起伏可能に構成されている。
倒伏位置は、ホイストシリンダ7が収縮したときの荷台5の位置である。荷台5が倒伏位置のとき、油圧ショベルなどによって荷台5に土砂などを積み込むことが可能である。一方、起立位置は、ホイストシリンダ7が伸長したときの荷台5の位置である。荷台5を倒伏位置から起伏位置に回動させると、荷台5に積み込まれた土砂が放土される。ダンプトラック1は、基準位置(例えば、倒伏位置)に対する荷台5の角度を検出し、検出結果を示す検出信号を制御装置40に出力する角度センサ53(図3参照)を備える。
キャブ6は、車体フレーム2の前端のデッキ9上の左端に配置されている。キャブ6は、ダンプトラック1を操作するオペレータが搭乗する運転室を形成している。そして、キャブ6の内部には、ダンプトラック1を動作させるための操作装置(アクセルペダル、ブレーキペダル、ホイストペダル、ステアリング、レバー、スイッチなど)が配置されている。キャブ6に搭乗したオペレータが操作装置を操作することによって、ダンプトラック1が走行(加速、制動)し、荷台5が起伏する。
図2は、ダンプトラック1に搭載される油圧ブレーキシステム10の回路図である。油圧ブレーキシステム10は、油圧ポンプ11によって圧送される作動油によって前輪3及び後輪4を制動する。油圧ポンプ11は、エンジン(図示省略)の駆動力が伝達されて回転し、作動油タンク37に貯留された作動油を圧送する。油圧ブレーキシステム10は、フットブレーキシステム12と、前輪用非常ブレーキシステム13と、後輪用非常ブレーキシステム14と、ロードダンプブレーキ(補助ブレーキ)15とを主に備える。
フットブレーキシステム12は、キャブ6に搭乗するオペレータによるブレーキペダルの踏み込み操作に従って、前輪3及び後輪4を制動する。フットブレーキシステム12は、アキュームレータ16、17と、チェックバルブ18、19とを主に備える。
アキュームレータ16、17は、チェックバルブ18、19を通じて油圧ポンプ11から供給される作動油を蓄圧する。そして、オペレータがブレーキペダルを踏み込むと、アキュームレータ16に蓄圧された作動油がシャトルバルブ20を通じて前輪用ブレーキ装置21に供給され、アキュームレータ17に蓄圧された作動油がシャトルバルブ22、23を通じて後輪用ブレーキ装置24に供給される。
そして、前輪用ブレーキ装置21及び後輪用ブレーキ装置24は、作動油が供給されることによって前輪3及び後輪4を制動する。前輪用ブレーキ装置21及び後輪用ブレーキ装置24の制動力は、ブレーキペダルの踏込量が多いほど大きくなる。また、オペレータがブレーキペダルの踏み込みをやめると、前輪用ブレーキ装置21及び後輪用ブレーキ装置24による制動が解除される。
前輪用非常ブレーキシステム13は、制御装置40による制御に従って前輪3を制動する。前輪用非常ブレーキシステム13は、前輪用アキュームレータ25と、チェックバルブ26と、前輪用ソレノイドバルブ27と、圧力センサ28とを主に備える。前輪用非常ブレーキシステム13は、制御装置40から前輪用ソレノイドバルブ27に制御電圧が印加されている間だけ前輪3の制動を解除する、所謂「ネガティブブレーキ」である。
前輪用アキュームレータ25は、チェックバルブ26を通じて油圧ポンプ11から供給される作動油を蓄圧する。前輪用ソレノイドバルブ27は、制御装置40による制御に従って、前輪用アキュームレータ25から前輪用ブレーキ装置21に至る作動油の流路を開閉する。圧力センサ28は、前輪用アキュームレータ25から出力される作動油の圧力(前輪用ソレノイドバルブ27の一次圧力)を検出し、検出結果を示す検出信号を制御装置40に出力する。
制御装置40から制御電圧が印加されていないとき、前輪用ソレノイドバルブ27は流路を開放する。これにより、シャトルバルブ20を通じて前輪用アキュームレータ25から前輪用ブレーキ装置21に作動油が供給され、前輪用非常ブレーキシステム13によって前輪3が制動される。一方、制御装置40から制御電圧が印加されているとき、前輪用ソレノイドバルブ27は、前輪用アキュームレータ25から前輪用ブレーキ装置21に至る流路を閉塞し、前輪用ブレーキ装置21を作動油タンク37に連通させる。これにより、前輪用アキュームレータ25から前輪用ブレーキ装置21に作動油が供給されず、前輪用ブレーキ装置21から作動油タンク37に作動油が還流する。その結果、前輪用非常ブレーキシステム13による前輪3の制動が解除される。
後輪用非常ブレーキシステム14は、制御装置40による制御に従って後輪4を制動する。後輪用非常ブレーキシステム14は、後輪用アキュームレータ29と、チェックバルブ30と、後輪用ソレノイドバルブ31と、圧力センサ32とを主に備える。後輪用非常ブレーキシステム14は、制御装置40から後輪用ソレノイドバルブ31に制御電圧が印加されている間だけ後輪4の制動を解除する、所謂「ネガティブブレーキ」である。
後輪用アキュームレータ29は、チェックバルブ30を通じて油圧ポンプ11から供給される作動油を蓄圧する。後輪用ソレノイドバルブ31は、制御装置40による制御に従って、後輪用アキュームレータ29から後輪用ブレーキ装置24に至る作動油の流路を開閉する。圧力センサ32は、後輪用アキュームレータ29から出力される作動油の圧力(後輪用ソレノイドバルブ31の一次圧力)を検出し、検出結果を示す検出信号を制御装置40に出力する。
制御装置40から制御電圧が印加されていないとき、後輪用ソレノイドバルブ31は流路を開放する。これにより、シャトルバルブ22、23を通じて後輪用アキュームレータ29から後輪用ブレーキ装置24に作動油が供給され、後輪用非常ブレーキシステム14によって後輪4が制動される。一方、制御装置40から制御電圧が印加されているとき、後輪用ソレノイドバルブ31は、後輪用アキュームレータ29から後輪用ブレーキ装置24に至る流路を閉塞し、後輪用ブレーキ装置24を作動油タンク37に連通させる。これにより、後輪用アキュームレータ29から後輪用ブレーキ装置24に作動油が供給されず、後輪用ブレーキ装置24から作動油タンク37に作動油が還流する。その結果、後輪用非常ブレーキシステム14による後輪4の制動が解除される。
ロードダンプブレーキ15は、制御装置40による制御に従って後輪4をロックする。ロードダンプブレーキ15は、例えば、荷台5に土砂を積み込むときあるいは荷台5の土砂を放土するときに、車体が動かないように作動される。ロードダンプブレーキ15は、アキュームレータ33と、ロードダンプブレーキ用ソレノイドバルブ34とを主に備える。アキュームレータ33は、油圧ポンプ11から供給される作動油を蓄圧する。ロードダンプブレーキ用ソレノイドバルブ34は、制御装置40による制御に従って、アキュームレータ33から後輪用ブレーキ装置24に至る作動油の流路を開閉する。
制御装置40から制御電圧が印加されているとき、ロードダンプブレーキ用ソレノイドバルブ34は流路を開放する。これにより、シャトルバルブ23を通じてアキュームレータ33から後輪用ブレーキ装置24に作動油が供給され、ロードダンプブレーキ15によって後輪4が制動される。一方、制御装置40から制御電圧が印加されていないとき、ロードダンプブレーキ用ソレノイドバルブ34は、アキュームレータ33から後輪用ブレーキ装置24に至る流路を閉塞し、後輪用ブレーキ装置24を作動油タンク37に連通させる。これにより、アキュームレータ33から後輪用ブレーキ装置24に作動油が供給されず、後輪用ブレーキ装置24から作動油タンク37に作動油が還流する。その結果、ロードダンプブレーキ15による後輪4の制動が解除される。
前輪用ブレーキ装置21は、フットブレーキシステム12及び前輪用非常ブレーキシステム13に共通して用いられる。また、後輪用ブレーキ装置24は、フットブレーキシステム12、後輪用非常ブレーキシステム14、及びロードダンプブレーキ15に共通して用いられる。一例として、前輪用ブレーキ装置21はディスクブレーキであり、後輪用ブレーキ装置24は湿式多板式である。
また、油圧ブレーキシステム10は、前輪用ブレーキ装置21に供給される作動油の圧力を検出し、検出結果を示す検出信号を制御装置40に出力する圧力センサ35を備える。前輪用非常ブレーキシステム13が作動しているとき、圧力センサ35は、前輪用ソレノイドバルブ27の二次圧力を検出する。
さらに、油圧ブレーキシステム10は、後輪用ブレーキ装置24に供給される作動油の圧力を検出し、検出結果を示す検出信号を制御装置40に出力する圧力センサ36を備える。後輪用非常ブレーキシステム14が作動しているとき、圧力センサ36は、後輪用ソレノイドバルブ31の二次圧力を検出する。また、ロードダンプブレーキ15が作動しているとき、圧力センサ36は、ロードダンプブレーキ用ソレノイドバルブ34の二次圧力を検出する。
図3は、ダンプトラック1に搭載される制御装置40のブロック図である。制御装置40は、サスペンションセンサ51R、51L、52R、52L、角度センサ53、及び圧力センサ28、32、35、36から出力される検出信号、及び車速センサ55R,55Lから出力される車速信号に基づいて、ホイストシリンダ7、走行モータ54R、54L、及び各ソレノイドバルブ27、31、34を制御する。また、制御装置40は、通信I/F44を通じて外部装置(例えば、管理サーバ、油圧ショベルなど)と相互通信が可能な構成となっている。
走行モータ54R、54Lは、左右一対の後輪4それぞれを駆動する。より詳細には、走行モータ54R、54Lは、エンジンの駆動力が伝達されて発電機(図示省略)が発電した電力によって回転駆動する。これにより、ダンプトラック1が走行(加速)する。
制御装置40は、手動運転モードと自律運転モードとに切換可能に構成されている。手動運転モードは、キャブ6に搭乗するオペレータの操作に従ってダンプトラック1を動作させるモードである。自律運転モードは、通信I/F44を通じて外部装置から受信した指示に従ってダンプトラック1を動作させるモードである。手動運転モード及び自律運転モードの切り換えは、例えば、キャブ6に設置された操作装置に対するオペレータの操作によって行われる。
制御装置40は、手動運転モードのときに、操作装置に対するオペレータの操作に従ってダンプトラック1を動作させると共に、アキュームレータ16、17に作動油を蓄圧させる。一方、制御装置40は、自律運転モードのときに、通信I/F44を通じて受信した指示に従ってダンプトラック1を動作させると共に、各アキュームレータ25、29、33に作動油を蓄圧させる。
通信I/F44を通じて受信する指示としては、例えば、目的地へ向けてダンプトラック1を走行させる走行指示、油圧ショベル等によって荷台5に土砂を積み込ませる際にロードダンプブレーキ15を作動させる積込指示、荷台5に積み込まれた土砂を放土する放土指示などが挙げられる。
制御装置40は、走行指示を受信した場合に、ダンプトラック1を目的地へ向けて走行させ、目的地でダンプトラック1を停止させる。制御装置40は、予定されたタイミングでダンプトラック1を制動させる際、走行モータ54R、54Lを電気ブレーキとして動作させる。一方、制御装置40は、予期しないタイミング(例えば、ダンプトラック1が定められた経路から所定の距離外れた場合、衝突の危険を検知した場合など)でダンプトラック1を制動させる際、前輪用非常ブレーキシステム13及び後輪用非常ブレーキシステム14を作動させる。
また、制御装置40は、積込指示を受信した場合に、図4を参照して後述するブレーキテストを実行する。また、制御装置40は、放土指示を受信した場合に、ホイストシリンダ7を伸長させて、荷台5に積み込まれた土砂を放土する。
制御装置40は、CPU(Central Processing Unit)41、ROM(Read Only Memory)42、及びRAM(Random Access Memory)43を備える。制御装置40は、ROM42に格納されたプログラムコードをCPU41が読み出して実行することによって、後述する処理を実現する。RAM43は、CPU41がプログラムを実行する際のワークエリアとして用いられる。
但し、制御装置40の具体的な構成はこれに限定されず、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)などのハードウェアによって実現されてもよい。
図4は、積込処理のフローチャートである。図5は、フロントテスト処理のフローチャートである。図6は、リアテスト処理のフローチャートである。図7は、積込処理中におけるストラット圧の推移、ロードダンプブレーキ15の状態、前輪用ソレノイドバルブ27(フロントソレノイド)の状態、後輪用ソレノイドバルブ31(リアソレノイド)の状態を示す図である。
積込処理は、例えば、油圧ショベルで土砂を4回積み込む処理である。そして、制御装置40は、油圧ショベルによる土砂の積み込みの合間に、前輪用非常ブレーキシステム13及び後輪用非常ブレーキシステム14が正常に動作するか否かを確認する。制御装置40は、例えば、通信I/F44を通じて積込指示を受信したタイミングで積込処理を開始する。
まず、制御装置40は、車速センサ55R,55Lから出力される車速信号に基づいて、ダンプトラック1が停止しているか否かを判断する(S11)。また、制御装置40は、角度センサ53から出力される検出信号に基づいて、荷台5が倒伏位置か否かを判断する(S12)。
そして、制御装置40は、ダンプトラックが停止し且つ荷台5が倒伏位置だと判断した場合に(S11:Yes&S12:Yes)、ロードダンプブレーキ15を作動させる(S13)。すなわち、制御装置40は、ロードダンプブレーキ用ソレノイドバルブ34に制御電圧を印加する。これにより、後輪4が制動される。
次に、制御装置40は、油圧ショベルによる荷台5への1回目の土砂の積み込みが行われるまで(S14:No)、ステップS15以降の処理の実行を待機する。荷台5への土砂の積み込みは、例えば、サスペンションセンサ51R、51L、52R、52Lから出力される検出信号に基づいて検出される。制御装置40は、例えば図7に示すように、単位時間(例えば、1秒)当たりのストラット圧の変化量がΔP(例えば、200[kPa])以下である状態がΔT(例えば、10秒)間継続した場合に、1回目の積み込みが完了したと判断する。
次に、制御装置40は、1回目の積み込みが完了したと判断した場合に(S14:Yes)、油圧ショベルによる荷台5への2回目の土砂の積み込みが行われるまで(S15:No)、ステップS16以降の処理の実行を待機する。制御装置40は、例えば図7に示すように、単位時間(例えば、1秒)当たりのストラット圧の変化量がΔPを超えてからΔT(例えば、5秒)後に、2回目の積み込みが完了したと判断する。
次に、制御装置40は、2回目の積み込みが完了したと判断した場合に(S15:Yes)、図5に示すフロントテスト処理を実行する(S16)。フロントテスト処理は、前輪用ソレノイドバルブ27の開閉に伴う前輪用ソレノイドバルブ27の二次圧力を測定することによって、前輪用非常ブレーキシステム13が正常に作動するか否かをテストするための処理である。
まず、制御装置40は、前輪用ソレノイドバルブ27への制御電圧の印加を停止して、前輪用ソレノイドバルブ27を開放する(S31)。次に、制御装置40は、前輪用ソレノイドバルブ27の二次圧力が第1閾値(例えば、18MPa)以上になるか、通信I/F44を通じて走行指示を受信するか、前輪用ソレノイドバルブ27を開放してから閾値時間が経過するまで(S32~S34)、以降の処理の実行を待機する。
制御装置40は、圧力センサ35から出力される検出信号に基づいて、前輪用ソレノイドバルブ27の二次圧力が第1閾値以上になったと判断した場合に(S32:Yes)、前輪用ソレノイドバルブ27が適切に開放されたと判断する。次に、制御装置40は、前輪用ソレノイドバルブ27に制御電圧を印加して、前輪用ソレノイドバルブ27を閉塞する(S35)。次に、制御装置40は、圧力センサ35から出力される検出信号に基づいて、前輪用ソレノイドバルブ27の二次圧力が第2閾値(例えば、1.5MPa)未満になったと判断した場合に(S36:Yes)、フロントテスト処理を終了する。そして、制御装置40は、図4のステップS17以降の処理を実行する。
また、制御装置40は、前輪用ソレノイドバルブ27の二次圧力が第1閾値以上になる前に走行指示を受信した場合に(S32:No&S33:Yes)、前輪用ソレノイドバルブ27に制御電圧を印加して、前輪用ソレノイドバルブ27を閉塞する(S37)。次に、制御装置40は、圧力センサ35から出力される検出信号に基づいて、前輪用ソレノイドバルブ27の二次圧力が第2閾値未満になったと判断した場合に(S38:Yes)、受信した走行指示に従ってダンプトラック1の走行を開始する(S39)。
なお、ステップS33で走行指示を受信した場合とは、既定の回数(たとえば4回)の積み込みを実行する前にダンプトラック1の走行が指示された場合である。そこで、制御装置40は、図4のステップS17以降の処理を実行せずに、積込処理を終了する。
さらに、制御装置40は、前輪用ソレノイドバルブ27の二次圧力が第1閾値以上になる前で且つ走行指示を受信する前に、閾値時間が経過した場合に(S32:No&S33:No&S34:Yes)、前輪用非常ブレーキシステム13の異常を報知する(S40)。報知の方法としては、例えば、通信I/F44を通じて管理サーバに異常を通知してもよいし、キャブ6に設置されたディスプレイ(図示省略)に情報を表示してもよい。
なお、ステップS34で閾値時間が経過した場合とは、前輪用ソレノイドバルブ27への制御電圧の印加を停止しても、前輪用ソレノイドバルブ27が流路を開放できない(すなわち、前輪用非常ブレーキシステム13が作動しない)場合である。そこで、制御装置40は、図4のステップS17以降の処理を実行せずに、積込処理を終了する。
次に図4に戻って、制御装置40は、フロントテスト処理が正常に終了した場合に、油圧ショベルによる荷台5への3回目の土砂の積み込みが行われるまで(S17:No)、ステップS18以降の処理の実行を待機する。ステップS17の判断基準は、ステップS15と同様であってもよい。
次に、制御装置40は、3回目の積み込みが完了したと判断した場合に(S17:Yes)、図6に示すリアテスト処理を実行する(S18)。リアテスト処理は、後輪用ソレノイドバルブ31の開閉に伴う後輪用ソレノイドバルブ31の二次圧力を測定することによって、後輪用非常ブレーキシステム14が正常に作動するか否かをテストするための処理である。すなわち、制御装置40は、ステップS16、S18において、フロントテスト処理及びリアテスト処理を交互に実行する。
まず、制御装置40は、前輪用ソレノイドバルブ27への制御電圧の印加を停止して、前輪3を制動する(S51)。前輪3が制動されたことは、圧力センサ35によって検出される前輪用ソレノイドバルブ27の二次圧力が第1閾値以上であることによって確認できる。次に、制御装置40は、ロードダンプブレーキ用ソレノイドバルブ34への制御電圧の印加を停止して、ロードダンプブレーキ15による後輪4の制動を解除する(S52)。後輪4の制動が解除されたことは、圧力センサ36によって検出されるロードダンプブレーキ用ソレノイドバルブ34の二次圧力が第2閾値未満であることによって確認できる。
次に、制御装置40は、後輪用非常ブレーキシステム14に対して、図5のステップS31~S40と同様の処理を実行する。リアテスト処理で実行されるステップS31~S40の処理は、フロントテスト処理で説明した処理と概ね共通する。以下、図5との相違点のみを説明する。
まず、制御装置40は、ステップS31において、後輪用ソレノイドバルブ31への制御電圧の印加を停止して、後輪用ソレノイドバルブ31を開放する。また、制御装置40は、ステップS32、S36、S38において、圧力センサ36から出力される検出信号に基づく後輪用ソレノイドバルブ31の二次圧力と、第1閾値或いは第2閾値とを比較する。さらに、制御装置40は、ステップS35、S37において、後輪用ソレノイドバルブ31に制御電圧を印加して、後輪用ソレノイドバルブ31を閉塞する。
次に、制御装置40は、リアテスト処理におけるステップS31~S40の処理が正常に終了した場合に(S36:Yes)、ロードダンプブレーキ用ソレノイドバルブ34に制御電圧を印加して、ロードダンプブレーキ15を作動させる(S53)。ロードダンプブレーキ15が作動したことは、圧力センサ36によって検出されるロードダンプブレーキ用ソレノイドバルブ34の二次圧力が第1閾値以上であることによって確認できる。
さらに、制御装置40は、前輪用ソレノイドバルブ27に制御電圧を印加して、前輪用非常ブレーキシステム13による前輪3の制動を解除する(S54)。前輪3の制動が解除されたことは、圧力センサ35によって検出される前輪用ソレノイドバルブ27の二次圧力が第2閾値未満であることによって確認できる。そして、制御装置40は、リアテスト処理を終了して、図4のステップS19以降の処理を実行する。
再び図4に戻って、制御装置40は、リアテスト処理が正常に終了した場合に、油圧ショベルによる荷台5への4回目の土砂の積み込みが完了したか否かを判断する(S19)。ステップS19の判断基準は、ステップS15と同様であってもよい。
そして、制御装置40は、荷台5への4回目の積み込みが完了したと判断した場合に(S19:Yes)、ロードダンプブレーキ15を解除して、走行指示を受信するまで待機する(S20)。
上記の実施形態によれば、例えば以下の作用効果を奏する。
上記の実施形態によれば、油圧ショベルによって繰り返し実行される積み込みの合間に、フロントテスト処理(S16)及びリアテスト処理(S18)を実行する。これにより、前輪3及び後輪4の両方が制動された状態で荷台5への積み込みが行われることがないので、車体フレーム2に過度の衝撃が負荷されるのを防止できる。
また、上記の実施形態によれば、ロードダンプブレーキ15を作動させた状態で前輪用ソレノイドバルブ27を開閉して、前輪用非常ブレーキシステム13の作動テストをする。また、前輪用非常ブレーキシステム13を作動させた状態で後輪用ソレノイドバルブ31を開閉して、後輪用非常ブレーキシステム14の作動テストをする。これにより、前輪3及び後輪4の制動が同時に解除されることがないので、積込時の衝撃や慣性力によってダンプトラック1が逸走することを防止できる。
なお、油圧ショベルによる1回目の積み込みは、ダンプトラック1が完全に停止する前に開始される場合がある。また、油圧ショベルによる4回目の積み込みが終了すると、ダンプトラック1は直ちに次の目的地に移動する可能性がある。
そこで上記の実施形態では、4回行われる積み込みのうち、2回目及び3回目の積み込みの間にフロントテスト処理を実行し、3回目及び4回目の積み込みの間にリアテスト処理を実行する。これにより、車体フレーム2が安定した状態でフロントテスト処理及びリアテスト処理を実行することができる。
また、上記の実施形態では、フロントテスト処理及びリアテスト処理の実行中に走行指示を受信した場合に(S33:Yes)、すなわち、前輪用ソレノイドバルブ27あるいは後輪用ソレノイドバルブ31の少なくともいずれか一方を開放中に、開放中の前輪用ソレノイドバルブ27及び後輪用ソレノイドバルブ31を直ちに閉塞させて(S37)、積込処理を終了する。これにより、規定回数の積み込みを実行する前に走行指示を受信した場合に、ダンプトラック1の走行をスムーズに開始することができる。
さらに、上記の実施形態では、前輪用ソレノイドバルブ27及び後輪用ソレノイドバルブ31への制御電圧の印加を停止しても二次圧力が第1閾値以上にならない場合に(S34:Yes)、前輪用非常ブレーキシステム13及び後輪用非常ブレーキシステム14の異常を報知して(S40)、積込処理を中止する。これにより、前輪用非常ブレーキシステム13及び後輪用非常ブレーキシステム14が正常に動作しない状態でダンプトラック1が自律走行するのを防止できる。
なお、ステップS14、S15、S17、S19における積込完了の判定基準は一例であって、これに限定されない。また、ステップS14、S15、S17、S19では、4つのサスペンションセンサ51R、51L、52R、52Lの一部で検出されたストラット圧に基づいて積込判定を行ってもよいし、4つのサスペンションセンサ51R、51L、52R、52Lで検出されたストラット圧の平均値に基づいて積込判定を行ってもよい。平均値を用いることにより、荷台5の中央からずれた位置に土砂が積み込まれた場合でも、適切に積込判定を行うことができる。
また、上記の実施形態では、自律走行モードの場合にのみ前輪用非常ブレーキシステム13及び後輪用非常ブレーキシステム14が作動し得る例を説明したが、前輪用非常ブレーキシステム13及び後輪用非常ブレーキシステム14の作動条件は前述の例に限定されない。他の例として、制御装置40は、手動走行モードのときに衝突の危険性を検知した場合に、フットブレーキシステム12のアシストとして、前輪用非常ブレーキシステム13及び後輪用非常ブレーキシステム14を作動させてもよい。
上述した実施形態は、本発明の説明のための例示であり、本発明の範囲をそれらの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。当業者は、本発明の要旨を逸脱することなしに、他の様々な態様で本発明を実施することができる。
1 ダンプトラック
2 車体フレーム
3 前輪
4 後輪
5 荷台
6 キャブ
7 ホイストシリンダ
8 ヒンジピン
9 デッキ
10 油圧ブレーキシステム
11 油圧ポンプ
12 フットブレーキシステム
13 前輪用非常ブレーキシステム
14 後輪用非常ブレーキシステム
15 ロードダンプブレーキ(補助ブレーキ)
16,17,33 アキュームレータ
25 前輪用アキュームレータ
29 後輪用アキュームレータ
18,19,26,30 チェックバルブ
20,22,23 シャトルバルブ
21 前輪用ブレーキ装置
24 後輪用ブレーキ装置
27 前輪用ソレノイドバルブ
31 後輪用ソレノイドバルブ
34 ロードダンプブレーキ用ソレノイドバルブ
28,32,35,36 圧力センサ
37 作動油タンク
40 制御装置
41 CPU
42 ROM
43 RAM
44 通信I/F
51R,51L,52R,52L サスペンションセンサ(ストラット圧力センサ)
53 角度センサ
54R,54L 走行モータ
55R,55L 車速センサ

Claims (5)

  1. サスペンションを介して前輪及び後輪を回転自在に支持する車体フレームと、倒伏位置及び起立位置の間で起伏可能に前記車体フレームに支持された荷台と、前記サスペンションに負荷される圧力を検出するストラット圧力センサと、作動油を圧送する油圧ポンプと、前記前輪及び前記後輪それぞれを個別に制動する前輪用非常ブレーキシステム及び後輪用非常ブレーキシステムと、前記前輪用非常ブレーキシステム及び前記後輪用非常ブレーキシステムの動作を制御する制御装置と、を備えるダンプトラックにおいて、
    前記前輪用非常ブレーキシステム及び前記後輪用非常ブレーキシステムは、
    前記油圧ポンプから供給される作動油を蓄圧する前輪用アキュームレータ及び後輪用アキュームレータと、
    前記前輪用アキュームレータ及び前記後輪用アキュームレータから供給される作動油によって作動する前輪用ブレーキ装置及び後輪用ブレーキ装置と、
    前記前輪用アキュームレータ及び前記後輪用アキュームレータから前記前輪用ブレーキ装置及び前記後輪用ブレーキ装置に至る作動油の流路を開閉する前輪用ソレノイドバルブ及び後輪用ソレノイドバルブとを個別に備え、
    前記制御装置は、
    前記ダンプトラックが停止しているか否かを判断し、
    前記荷台が前記倒伏位置か否かを判断し、
    前記ストラット圧力センサによって検出される圧力に基づいて、前記荷台への積み込みが完了したか否かを判断し、
    前記ダンプトラックが停止し、前記荷台が前記倒伏位置であり、且つ前記荷台への積み込みが完了したと判断した場合に、前記前輪用ソレノイドバルブの開閉に伴う前記前輪用ソレノイドバルブの二次圧力を測定することによって、前記前輪用非常ブレーキシステムが正常に作動するか否かをテストするフロントテスト処理と、前記後輪用ソレノイドバルブの開閉に伴う前記後輪用ソレノイドバルブの二次圧力を測定することによって、前記後輪用非常ブレーキシステムが正常に作動するか否かをテストするリアテスト処理とを交互に行うことを特徴とするダンプトラック。
  2. 請求項1に記載のダンプトラックにおいて、
    前記油圧ポンプから供給される作動油によって前記後輪を制動する補助ブレーキを備え、
    前記制御装置は、前記ダンプトラックが停止し、前記荷台が前記倒伏位置であり、且つ前記荷台への積み込みが完了したと判断した場合に、
    前記補助ブレーキを作動させた状態で、前記フロントテスト処理を行い、
    前記補助ブレーキを解除し且つ前記前輪用非常ブレーキシステムを作動させた状態で、前記リアテスト処理を行うことを特徴とするダンプトラック。
  3. 請求項1に記載のダンプトラックにおいて、
    前記制御装置は、一対の前記前輪及び一対の前記後輪それぞれの前記サスペンションに負荷される圧力の平均値が閾値以上に達してから所定の時間が経過したことによって、前記荷台への積み込みが完了したと判断することを特徴とするダンプトラック。
  4. 請求項1に記載のダンプトラックにおいて、
    前記制御装置は、前記ダンプトラックが停止し且つ前記荷台が前記倒伏位置だと判断した後で、前記荷台への積み込みが完了したと2回以上判断した場合に、前記フロントテスト処理及び前記リアテスト処理を交互に行うことを特徴とするダンプトラック。
  5. 請求項1に記載のダンプトラックにおいて、
    前記制御装置は、前記前輪用ソレノイドバルブあるいは前記後輪用ソレノイドバルブの少なくともいずれか一方を開放中に前記ダンプトラックを走行させる指示を取得した場合に、開放中の前記前輪用ソレノイドバルブ及び前記後輪用ソレノイドバルブを閉塞させることを特徴とするダンプトラック。
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