JP7056382B2 - 車両の前部構造 - Google Patents
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Description
この発明は、エンジンルームの上方を開閉可能に覆うボンネットの下方に、エンジンの上方を開閉可能に覆う蓋部を備えた保温カバーを設けた車両の前部構造に関する。
エンジンの次回運転時の暖機早期化等を目的とし、エンジンの熱を保温するためにエンジン上面から側部にかけて保温カバーで覆う構造が知られている(特許文献1参照)。
特許文献1の保温カバー(30)は、エンジンの上方を覆うとともに、エンジンよりも後方かつ、ボンネットの車体への枢着部よりも前方に枢着された回動可能な蓋部としての上部保温カバー(33)を備えている。
ところで、特許文献1のように、エンジンの上方を開閉可能に覆う蓋部を備えた保温カバーは、該保温カバーに覆われたエンジン部品の交換やメンテナンス等の際に蓋部を開けた状態に保つために該蓋部をボンネット等に係止する係止手段等を備えた機構も知られている。
しかしながら、ボンネットと、保温カバーの蓋部とでは、閉動作時の回動変位に相対的なずれが生じるため、ボンネットと蓋部とが係止手段によって互いに係止された状態において、万一、蓋部を閉じ忘れる等して開いた状態のままボンネットを閉じようとした場合には、その途中で蓋部が係止手段を介してボンネットに過度に引張られるなどして破損することが懸念される。
上述した特許文献1には、このような懸念に対する対策について言及されていない。
上述した特許文献1には、このような懸念に対する対策について言及されていない。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたもので、保温カバーに備えた蓋部を閉める前にボンネットを閉めようとしても該蓋部が破損することなく、ボンネットと蓋部とを確実に閉めることができる車両の前部構造の提供を目的とする。
この発明は、エンジンルームの上方を開閉可能に覆うボンネットの下方に、エンジンの上方を開閉可能に覆う蓋部を備えた保温カバーが設けられた車両の前部構造であって、上記蓋部を、車両前後方向における、上記ボンネットのヒンジ支点の側と同じ端部側にヒンジ支点を設け、かつ、上記ボンネットとは独立して開閉可能な構造とし、上記蓋部には、該蓋部が開時において上記ボンネットに係止されるとともに、上記ボンネットの閉動作に連動して係止が外れる係止手段を備えたものである。
上記構成によれば、ボンネット閉動作に連動して係止手段の係止が外れることで、保温カバーに備えた蓋部が破損することなく、ボンネットと共に確実に閉めることができる。
この発明の態様として、上記係止手段は、上記ボンネットの全開状態から該全開状態の開度に対して中間開度付近で係止が外れる構成としたものである。
上記構成によれば、ボンネットの閉動作時に、ボンネットをある程まで開度が低くなるまで傾けてから、或いは、全閉状態に達する直前の開度まで傾ける前に、係止手段の係止が外れることで蓋部に大きな負荷が作用することを抑制できる。
この発明の態様として、上記蓋部と上記ボンネットは、上記係止手段によって橋渡しされる上記両部材間の橋渡し距離が、上記係止手段が上記ボンネットに係止時よりも該ボンネットから外れる時に広くなる位置関係にあり、上記橋渡し距離が広くなるに伴って、上記蓋部により上記係止手段を前方に引くことで上記ボンネットに対する係止が外れる構成としたものである。
上記構成によれば、係止手段によって橋渡しされる上記両部材間の橋渡し距離が、上記係止手段が上記ボンネットに係止時よりも該ボンネットから外れる時に広くなり、これに伴って、上記蓋部により上記係止手段を前方に引くことを利用して、ボンネットの閉動作時に、該ボンネットに対する係止手段の係止を自動的に外すことができる。
この発明の態様として、上記係止手段は、上記ボンネット側に備えた被係止部に係止する係止部材と、該係止部材を先端に備え、少なくとも上記橋渡し距離を有するとともに可撓性を有して上記蓋部から延出する延出部材とで構成され、上記被係止部は、前方側が開放する開放部が形成されたものである。
上記構成によれば、上記被係止部の開放部に対する、係止部の相対位置変化を利用する簡単な構造によって、上記蓋部の保持を自動的に外すことができる。
この発明によれば、保温カバーに備えた蓋部を閉める前にボンネットを閉めようとしても該蓋部が破損することなく、ボンネットと蓋部とを確実に閉めることができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を詳述する。
図中、矢印Fは車両前方を示し、矢印Rは車両右側を示し、矢印Lは車両左側を示し、矢印Uは車両上方を示すものとする。
図中、矢印Fは車両前方を示し、矢印Rは車両右側を示し、矢印Lは車両左側を示し、矢印Uは車両上方を示すものとする。
まず、本実施形態の車両の前部構造の前提構造について主に図1、図2を用いて説明する。
車両の前部のエンジンルームの上方には、該エンジンルームを開閉可能に覆うボンネット1(「フード」とも称する)が配設されている。
ボンネット1は、アウタパネル1a(図1参照)と、その下側に位置するインナパネル1b(図2参照)とを備え、両パネル間1a,1bに内部空間1s(図4参照)が適宜構成されるようにアウタパネル1aの端部を折返して金属板のインナパネル1bの端部を挟み、両者を一体として構成している。さらに、インナパネル1bの下面(エンジンを臨む側の面)には、その中央部にインシュレータ1c(図2参照)を備えている。
このボンネット1は、その後端部の左右両サイドにおいて、ボディ側に固定されたボンネット1用のヒンジブラケット2にヒンジ3を介して回動自在に支持されている。これにより、ボンネット1は、該ボンネット1を回動自在に支持する、左右一対のボディ側の支持部4(以下、「ボンネット枢着部4」と称する)を支点として開閉可能に構成されている。
また、本実施形態の車両の前部構造には、ボンネット1を開状態に保持するボンネットステー5(「ボンネット支持ロッド」とも称する)を備えている。このボンネットステー5は、例えば、鋼製の丸棒部材に折り曲げ加工を施すことで形成される。
なお、ボンネット1は、前端部下面に設けられたストライカ6を介して、シュラウドパネル8Pの上端の車幅方向の中央部に取り付けられたラッチ機構7(図2参照)に係止可能とされている。
ボンネット1の下方には、エンジン上部から側方にかけて覆う、上壁部34、前壁部(8)、後壁部13、および左右両側の側壁部11,12から構成されるエンジンの保温構造としての保温カバー10を備えている。
上記保温カバー10は、カバー本体部20と、該カバー本体部20に対して開閉可能に取り付けられ、エンジンを覆う蓋部30とを備えている。
カバー本体部20は、車両左右各側においてエンジンの側方を覆うカバー本体右側壁部21およびカバー本体左側壁部22(図1参照)と、エンジンの後方を覆うカバー本体後壁部23と、前壁部としてのシュラウド8を備えている。
ここで、図1に示すように、上述のシュラウド8は、熱交換器としてのラジエータやコンデンサを覆うシュラウドパネル8Pと、シュラウドパネル8Pの上部に位置するシュラウドアッパメンバ8Mとで構成している。シュラウドパネル8Pは、図2に示すように、上辺部8Uと下辺部8Lと、これら上下の各辺部8U,8Lを上下方向に連結する左右のサイド辺部8S,8Sとを略方形枠状に一体形成したものである。上辺部8Uの上面車幅方向中央部には、ボンネット1の前端部下面に設けられたストライカ6を係止するラッチ機構7が設けられている(図2参照)。
シュラウドアッパメンバ8Mは、車幅方向に延び、その車幅方向の両サイドは、車幅方向外側程後方に延び、エプロンを介してヒンジピラーに連結されている。
シュラウドアッパメンバ8Mは、車幅方向に延び、その車幅方向の両サイドは、車幅方向外側程後方に延び、エプロンを介してヒンジピラーに連結されている。
また図1、図2に示すように、カバー本体右側壁部21は、エンジンの右側方(車両右側におけるエンジンの側方)の全体を覆うように配設しておらず、エンジンの右側方の車両前後方向における前側略半分に相当する領域のみを覆うように配設されており、後側略半分に相当する領域には、縦壁状のエンジンマウントブラケット90を配設している。
保温カバー10におけるカバー本体部20と、エンジンマウントブラケット90とは、図示省略するが、例えば、エンジンに対して左右両サイドに配設され、車両前後方向に延びる閉断面を構成する不図示の左右一対のフロントサイドフレーム等のボディにボルト等により取付け支持されている。
図1、図2に示すように、蓋部30は、天面を構成する上壁部34と、車両左右各側においてエンジンの側方上部を覆う蓋部右側壁部31(図2参照)および蓋部左側壁部32と、エンジンの後方上部を覆う蓋部後壁部33とを備えている。
蓋部右側壁部31、蓋部左側壁部32および蓋部後壁部33は、夫々上壁部34の右縁、左縁、後縁から下方にスカート状に延びている。そして上壁部34は、その上面がボンネット1の形状に対応して、後部から前方に向けて徐々に程低くなるように緩やかに傾斜して形成している(図1参照)。
蓋部30の下端周縁、すなわち、上壁部34の前下縁と、蓋部後壁部33、蓋部右側壁部31および蓋部左側壁部32の各下縁とには、これら下端から平面視で外側へ延びるフランジ部38が一体形成されている(図3参照)。
ここで、右側壁部11は、図1、図2に示すように、蓋部右側壁部31およびカバー本体右側壁部21によって、左側壁部12は、図1に示すように、蓋部左側壁部32およびカバー本体左側壁部22によって、後壁部13は、図1、図2に示すように、蓋部後壁部33およびカバー本体後壁部23によって、何れも縦壁状に構成している。
上述のカバー本体部20および蓋部30は、何れも合成樹脂製の外皮部材14と、当該外皮部材14の内面に一体的に配設された保温部材15とを備えている。
保温部材15は、保温効果に加えて吸音効果を有するように例えば、グラスウール材やウレタン材等から形成されており、配設対象の外皮部材14の内面の適宜の部位にクリップ等により取り付けられている。
保温部材15は、保温効果に加えて吸音効果を有するように例えば、グラスウール材やウレタン材等から形成されており、配設対象の外皮部材14の内面の適宜の部位にクリップ等により取り付けられている。
蓋部30は、カバー本体後壁部23の上端から車幅方向に間隔を隔てた左右両サイドに、左右一対のヒンジ35(図1参照)を介して回動自在に支持されている。
これにより、蓋部30は、該蓋部30を回動自在に支持する、カバー本体後壁部23における左右一対の支持部36(以下、「蓋部枢着部36」と称する)を支点として枢着されている。
蓋部枢着部36は、ボンネット1の後端に位置するボンネット枢着部4と同じ、保温カバー10の後端部側に設けられ、車両側面視においてボンネット枢着部4に対して車両前方かつ、若干下方にずらした位置に設けられている。
図1、図2に示すように、蓋部30の周縁、すなわち、蓋部30の下縁部に設けた各フランジ部38の下面等、該蓋部30が閉時にカバー本体部20およびエンジンマウントブラケット90との対向縁部には、ラバー部材から成る舌片状のシール部材70が取り付けられており、蓋部30は、閉時においてシール部材70を介してカバー本体部20およびエンジンマウントブラケット90に弾性支持される。
図1、図2に示すように、上述した蓋部30には、ボンネットステー5によって開状態に保持されたボンネット1側の被係止部62(図2参照)に対して係止することで該蓋部30を開状態に保持する係止手段40を備えている。
以下では、上述した前提構造に対して、係止手段40および被係止部62等を備えた本実施形態の車両の前部構造について図1~図4を用いて説明する。
図2~図4に示すように、係止手段40は、ボンネット1と蓋部30との間に橋渡しされ、蓋部30側から延出する可撓性を有する長尺部材としての帯状のバンド41と、ボンネット1側に係止する係止部材51とで構成される。
なお、長尺部材は、帯状のバンド41に限らず、例えば、紐やチェーンを採用してもよく、ボンネット1と蓋部30との間を繋ぐことが可能な強度や長さを有するものであれば特に限定しない。
以下では、上述した前提構造に対して、係止手段40および被係止部62等を備えた本実施形態の車両の前部構造について図1~図4を用いて説明する。
図2~図4に示すように、係止手段40は、ボンネット1と蓋部30との間に橋渡しされ、蓋部30側から延出する可撓性を有する長尺部材としての帯状のバンド41と、ボンネット1側に係止する係止部材51とで構成される。
なお、長尺部材は、帯状のバンド41に限らず、例えば、紐やチェーンを採用してもよく、ボンネット1と蓋部30との間を繋ぐことが可能な強度や長さを有するものであれば特に限定しない。
図3、図4に示すように、係止部材51は、直線状に延ばしたバンド41と同一直線上に配置した状態で、バンド41の長手方向に一致する方向に長手方向を有するとともに、車幅方向に短手方向を有する正面視矩形状の板状に形成される。係止部材51は、ボンネット1側に備えた被係止部62に係止する枠状の係止枠部52と、把持部53と、バンド41の先端側(長さ方向の一端側)に取り付けられるバンド取付け枠部54とを、この順に長手方向に沿って樹脂成形により一体に形成している。以下、係止部材51の長手方向のうち、係止枠部52側を係止部材51の前方とし、バンド取付け枠部54側を係止部材51の後方として説明する。
係止枠部52は、その正面視中央部に厚み方向に貫通し、ボンネット1側の被係止部62の挿通を許容する貫通孔52aを有する枠状(閉環状)に形成され、その前端側に、被係止部62に係止可能に車幅方向に円柱状に延びる係止部52bを備えている。
バンド取付け枠部54は、その正面視中央部が厚み方向に貫通するとともに、その後端側に、車幅方向に延びる円柱状の枢軸部54aを備え、枢軸部54aをバンド41の先端側の環状部43に挿通することによってバンド41の先端部に取り付けられている。
把持部53は、係止部材51の車幅方向の中央位置にて長手方向に沿って直線状に延びるとともに、係止枠部52とバンド取付け枠部54とを一体に連結する連結杆55と、該連結杆55に対して車幅方向の両サイドに間隔を隔てて互いに平行に配設され、バンド取付け枠部54側から係止枠部52の手前まで片持ち状に延びる左右一対のレバーとしての弾性杆56とを備えている。
一対の弾性杆56は、その前方への突出方向の先端部(前部)に、後述する格納部80側へ係止可能に車幅方向外側に突出する格納部係止爪57がそれぞれ形成されるとともに、係止部材51の一方の面(詳しくは、係止部材51を被係止部62に係止した状態において(図3参照)略車両前方を向く面)から突出する摘み片58がそれぞれ形成されている。
一対の弾性杆56は、前部(突出方向の先端部)が、一対の摘み片58を使用者が指で摘んで車幅方向内側(連結杆55に近接する側)に付勢することで撓み変形(弾性変形)可能に形成されている。
ここで図3、図4に示すように、係止部材51を係止するボンネット1側に備えた上記被係止部62は、ボンネット1に取り付けたクリップ60の一部として備えている。
クリップ60は図4に示すように、ボンネット1に形成したクリップ取付け孔9に取り付けるボンネット取付け部61と、上記被係止部62とで樹脂成形により一体に形成されている。クリップ取付け孔9は、ボンネット1の前部かつ車幅方向中央位置(クリップ取り付け位置)にて、インシュレータ1cおよびインナパネル1bに貫通形成した貫通孔である。
クリップ60は図4に示すように、ボンネット1に形成したクリップ取付け孔9に取り付けるボンネット取付け部61と、上記被係止部62とで樹脂成形により一体に形成されている。クリップ取付け孔9は、ボンネット1の前部かつ車幅方向中央位置(クリップ取り付け位置)にて、インシュレータ1cおよびインナパネル1bに貫通形成した貫通孔である。
ボンネット取付け部61は、クリップ取付け孔9への差込み方向を向く矢印形状に形成され、クリップ取付け孔9に差し込み可能な差込み部63と、該差込み部63の基端部(被係止部62側)から鍔状(吸盤状)に張り出した張出し部64とで一体に形成され、差込み部63をクリップ取付け孔9に差し込んだ状態で、差込み部63と張出し部64とでインシュレータ1cおよびインナパネル1bを挟み込むようにしてボンネット1に取り付けられる。
上記被係止部62は、クリップ60をクリップ取付け孔9に取り付けた状態において、インシュレータ1cからボンネット1の前端側に向けて先端が突き出すフック状に形成されている。
この被係止部62について、ボンネット1が全閉時における被係止部62の姿勢に基づいて図4を用いて説明する。
被係止部62は、突出方向の基部側が、インシュレータ1cと離間する下方向に延びるとともに、基部側よりも先端側が、先端に向けて徐々に前方(ボンネット1の先端側)に向けて延びており、車両側面視でC環状に形成されている。
被係止部62は、突出方向の基部側が、インシュレータ1cと離間する下方向に延びるとともに、基部側よりも先端側が、先端に向けて徐々に前方(ボンネット1の先端側)に向けて延びており、車両側面視でC環状に形成されている。
詳しくは、被係止部62の先端部62aは、ボンネット取付け部61(張出し部64)に対して車両下方に離間しており、被係止部62とボンネット取付け部61との間には、車両側面視でこれら被係止部62とボンネット取付け部61とによって囲まれた内部空間62sが構成されている。
この内部空間62sの前方には、前方側に向けて開放する開放部65を備えている。被係止部62の内部空間62sと開放部65とは、共に係止部52bを挿通可能に形成しているが、開放部65は内部空間62sよりも車両上下方向の幅が小さく形成されている。
図2に示すように、係止手段40に備えたバンド41は、その長さ方向の基端部(他端部)がボンネット1側のクリップ取り付け位置に対応して蓋部30の前部かつ車幅方向中央部に取り付けられている。
図3、図4に示すように、蓋部30における、このバンド取付け部37は、蓋部30の前側フランジ部38fの内面(下面)側かつ後部に設けられ、バンド41の長さ方向の基端部に形成した環状部42に挿通した状態で該基端部を回動自在に軸支可能に車幅方向に延びるバンド軸支部37aを備えている。
バンド41は、その長さ方向の先端部(一端部)についても基端部と同様に環状部43が形成されており、この環状部43に係止部材51のバンド取付け枠部54に形成した枢軸部54aを挿通することで、該枢軸部54aを回動軸としてバンド41の長さ方向の先端部に対して係止部材51を回動自在に取り付けている。
また上述したように、係止手段40の係止部52bをボンネット1側の被係止部62に係止した状態において、係止手段40は、図3、図4に示すように、蓋部30の内面側に設けたバンド取付け部37から一旦、該蓋部30の前側フランジ部38fの先端(前端)を経由してから被係止部62に向かうように取回されている。すなわち、バンド取付け部37から蓋部30の先端(前側フランジ部38f)へ向かうバンド41は、蓋部30の先端を折返し点44として方向転換され、被係止部62まで前下後上状に傾斜して直線状に延出している。
このような蓋部30の先端の折返し点44を経由した、蓋部30側のバンド取付け部37からボンネット1側の被係止部62までの距離は、バンド41の長さと係止部材51の長手方向長さとを合算した距離に略相当し、このうち、蓋部30の前端に位置するバンド41の折返し点44からボンネット1側の被係止部62までの距離が、両部材1,30間を橋渡す距離La(以下、「橋渡し距離La」と称する)に相当する(図4参照)。
図1、図2に示すように、蓋部30は、上述した係止手段40をボンネット1側の被係止部62に係止することによって、ボンネットステー5によって全開開度で傾いた姿勢(全開状態)に保たれたボンネット1に、略上端が吊り下げられた状態となり、このとき該蓋部30も同様に全開開度で傾いた姿勢(全開状態)に保持される。
ここで、ボンネット1の全開開度は、ボンネット1を開けてエンジンルームを覗き込む等エンジンルームの上方に頭を前方から差入れた人がボンネット1に頭打ちしない頭打ち回避開度と、車両前方から人の手が開状態のボンネット1の上端に届く手届き開度との双方を満たす開度範囲を満たすように設定している。
具体的に本実施形態では、ボンネット1の全開開度を約47度に設定している。
具体的に本実施形態では、ボンネット1の全開開度を約47度に設定している。
同様に、蓋部30の全開開度についてもカバー開度が頭打ち回避開度と手届き開度の双方を考慮した範囲を満たす開度となるように設定されおり、本実施形態では、約70度に設定している。
すなわち、係止手段40のバンド41の長さは、蓋部30が頭打ち回避開度と手届き開度の双方を満たす開度で全開開度のボンネット1に止される橋渡し距離Laとなるように設定される。
またこのように、ボンネット1と蓋部30とが共に全開開度のとき、図4に示すように、係止部52bは、被係止部62の内部空間62sにおける、開放部65に対して後方に離間した後端位置、すなわち被係止部62の基部側にて該被係止部62にしっかりと係止される(図4参照)。
ところで、係止手段40は、ボンネット1の閉動作に連動して該ボンネット1側の被係止部62との係止が外れる構成としている。
ボンネット1と蓋部30は、係止手段40によって橋渡しされる上記両部材1,30間の橋渡し距離Laが、被係止部62に対して係止部52bが係止時よりも外れる時に広くなる位置関係に設定している。
両部材1,30のこのような位置関係の設定により、ボンネット1が、係止部52bが被係止部62から外れる所定の開度(以下、「係止解除開度」と称する)に近付くに従って、前方への変位量(回動変位のうち車両前方への変位成分)がボンネット1よりも蓋部30の方が相対的に大きくなり、これに起因して橋渡し距離La(被係止部62と折返し点44とを最短で結ぶ距離)は、係止手段40における、ボンネット1と蓋部30とを直線状に繋ぐ部分の長さよりも広くなる。すなわち、橋渡し距離Laは、係止部52bを被係止部62によって係止し続けることができない距離まで広くなる。
このように、橋渡し距離Laが広がるに伴って、蓋部30は、係止部材51を被係止部62に対して前方に引くテンションをバンド41に対して作用させることができ、このテンションを利用して被係止部62に対する係止部52bの係止を開放部65を通じて外す構成としたものである。
具体的には、図5中に仮想線で示すように、ボンネット1と蓋部30とが共に全開開度のとき、係止部52bは上述したように、被係止部62にその内部空間62sの後端において係合された状態となる(図4参照)。
その状態からボンネット1の閉動作に連動して係止手段40を介して蓋部30の閉動作も行われる(すなわち開度が小さくなっていく)。このとき、係止部52bは、被係止部62に係合された状態で内部空間62sにおいてその後端から被係止部62の内縁(上線)に沿って前方(被係止部62の先端部62a側)にスライドしていき、図6中に実線で示すように、ボンネット1が係止解除開度に達したときに、係止部52bは図5に示すように、開放部65を通じて被係止部62から外れる。
ここで、ボンネット1が係止解除開度のとき、係止部材51が被係止部62から外れるという構成は、上述したように、ボンネット1と蓋部30との位置関係、すなわち、ボンネット1と蓋部30との閉動作時における、夫々の回動変位の相対的なズレを利用したものである。
詳しくは、例えば、両部材1,30の枢着部4,36の相対的なレイアウトの違いや回動半径(枢着部4,36と被係止部62とを結ぶ各距離)の違い、さらには、被係止部62における開放部65の形成位置等、被係止部62の形状や、橋渡し距離La(係止手段40の長さや被係止部62のボンネット1への取付け位置)等に基づいて具現化することができる。
本実施形態において、ボンネット1の閉動作時に全開開度(例えば、47度)に対して約半分の開度である中間開度またはその付近で係止が外れる構成としており、ボンネット1の係止解除開度を約30度に設定している。なお、このときの蓋部30の係止解除開度は約40~45度に設定している。
続いて係止解除開度の設定理由について詳述する。
蓋部30は、係止部52bがボンネット1側の被係止部62から外れた後は、該ボンネット1とは独立して自重落下することにより閉動作が行われる。このため、上述した本実施形態のボンネット1と蓋部30との位置関係の下でボンネット1の係止解除開度を、仮に中間開度付近よりも大きい開度に設定した場合には、その分、蓋部30が独立して閉動作(自重落下)する変位量が大きくなるため、図5中にて一点鎖線で示すように蓋部30が全閉時に、カバー本体部20から受ける衝撃が大きくなることが懸念される。
蓋部30は、係止部52bがボンネット1側の被係止部62から外れた後は、該ボンネット1とは独立して自重落下することにより閉動作が行われる。このため、上述した本実施形態のボンネット1と蓋部30との位置関係の下でボンネット1の係止解除開度を、仮に中間開度付近よりも大きい開度に設定した場合には、その分、蓋部30が独立して閉動作(自重落下)する変位量が大きくなるため、図5中にて一点鎖線で示すように蓋部30が全閉時に、カバー本体部20から受ける衝撃が大きくなることが懸念される。
一方、使用者は、ボンネット1が全閉状態となるまで完全に閉じる手前の開度(例えば、約20度)まで傾けた状態から、それまで保持していたボンネット1から手を放して該ボンネット1を自重落下させたり、軽く押さえつけるなどして、ボンネット1の自重落下の衝撃を利用してストライカ6をラッチ機構7へ係合させる等してボンネット1を全閉させることがしばしば行われる。
このような状況において、上述したボンネット1と蓋部30との位置関係の下でボンネット1の係止解除開度を、仮に中間開度付近よりも小さい開度に設定した場合には、蓋部30は、使用者がボンネット1から手を放す時点で係止部52bがボンネット1側の被係止部62から外れずに、ボンネット1が自重落下する途中で被係止部62から外れることを余儀なくなれるため、係止部52bを被係止部62から安定して外すことが困難になることが懸念される。
よって、ボンネット1の係止解除開度を、蓋部30が自重落下したときに受ける衝撃を許容できる上限開度よりも小さくかつ、ボンネット1の全閉直前において使用者がボンネット1の支持を解除し始める開度(ボンネット支持解除開度)よりも大きくなる範囲を満たすように上述した値(例えば、約30度)に設定している。
また図7に示すように、係止手段40は、不使用時には、蓋部30の内面(下面)に設けられた格納部80に格納される。以下、格納部80について主に図3、図6、図7を用いて説明するが、蓋部30を閉時のときの姿勢に基づいて説明する。
格納部80は、蓋部30の内面の前部における、バンド取付け部37の後方位置かつ車幅方向中央位置に配設している(図2参照)。
係止手段40は、係止部材51が、一対の摘み片58が下方に突出するとともに係止部52bが前方を向く姿勢で蓋部30の内面に対向するように格納部80に対して取り外し可能に格納することができる。そして、格納部80には、このような係止部材51の正面視外周を取り囲むように蓋部30の内面から下方へ立設する縦壁状の格納壁部81を備えている。
係止手段40における、係止部材51を含めた先端側部分(図7参照)は、格納壁部81によって、その正面視内側に構成される格納空間80s(図6参照)に嵌め込まれた状態で格納される。
格納壁部81は、前方から後方に沿って、係止部材51の長手方向における係止枠部52、把持部53およびバンド取付け枠部54の夫々を格納する前側格納壁部82、中間格納壁部83、後側格納壁部84に区分けして構成される。
図3、図6に示すように、前側格納壁部82に備えた左右の各側壁、および後側格納壁部84に備えた左右の各側壁には、蓋部30の内面に対してバンド41の厚みに相当する高さで下方へ嵩上げした状態で係止部材51を支持可能な係止部材支持台85が、該蓋部30の内面に対して下方へ立設されている。
そして、前側格納壁部82および後側格納壁部84の夫々に備えた左右一対の係止部材支持台85は、共にバンド41の幅に相当する間隔を隔てて立設されている。
また図3に示すように、前側格納壁部82に備えた前壁82aの車幅方向中央部は、蓋部30の内面と同じ高さになるように凹んだ凹部82bが形成されており、この凹部82bについても、バンド41の幅に相当する幅に形成されている。
これにより図7に示すように、格納部80は、その格納空間80sの上下方向の上側の領域に、上記凹部82bを介して格納部80の前方から格納空間80sに取り込んだバンド41の先端側部分41Fを配置可能に構成するとともに、格納空間80sの下側の領域に、該バンド41の先端側部分41Fに対して係止部材51を枢軸部54aを支点として折り返して下方から配置可能に構成している。このとき、バンド41の先端側部分41Fは、前側格納壁部82および後側格納壁部84の各左右一対の係止部材支持台85間の領域に配置されるとともに、係止部材51は、係止部材支持台85に支持された状態で格納される。
さらに図3、図6、図7に示すように、左右一対の中間格納壁部83の下端(下方への突出方向の先端部)には、車幅方向内側へ突出し、格納部80に格納した係止手段40を下方から抑える押さえ片86が形成されている。
図7に示すように、この押さえ片86を係止部材51の格納部係止爪57(図3、図7参照)に係合することで、格納空間80sに上下各側に折り重ね合うようにして格納した係止部材51とバンド41の先端側部分41Fとを押さえ片86によって下方からまとめて押さえ込むようにして保持することができる。
そして、係止手段40を格納空間80sに格納する、又は格納状態から取り出す際には、左右一対の摘み片58を摘んで弾性杆56をレバーのように車幅方向内側に撓み変形させることで容易に係脱することができる。
上述したように、本実施形態の車両の前部構造は、エンジンルームの上方を開閉可能に覆うボンネット1の下方に、エンジンの上方を開閉可能に覆う蓋部30を備えた保温カバー10が設けられた車両の前部構造であって、蓋部30を、車両前後方向における、ボンネット1の前後方向におけるヒンジ支点としてのボンネット枢着部4の側と同じ後端部側に蓋部枢着部36(ヒンジ支点)を設け(図1参照)、かつ、ボンネット1とは独立して開閉可能な構造とし(図1、図2参照)、蓋部30には、該蓋部30が開時においてボンネット1に係止されるとともに(図1~図4参照)、ボンネット1の閉動作に連動して係止が外れる係止手段40を備えたものである(図6参照)。
上記構成によれば、蓋部30を係止手段40によって、開状態のボンネット1に係止することで、蓋部30も開状態に保持することができる。そして、ボンネット1の閉動作の前に係止手段40(係止部52b)をボンネット1側(被係止部62)から外し、その後、蓋部30を閉め忘れるという、使用者による、蓋部30の閉動作が不注意等の理由により適切に行われなかった場合においても、ボンネット1閉時に、ボンネット1閉動作に連動して係止手段40の係止が外れることで、蓋部30がボンネット1の閉動作時の回動軌道に拘束された閉動作を強いられることで破損することがなく、該ボンネット1の回動軌道とは独立した回動軌道により確実に閉じることができる。
この発明の態様として、係止手段40は、ボンネット1の全開状態から該全開状態の開度に対して中間開度付近で係止が外れる構成としたものである(図5、図6参照)。
上記構成によれば、ボンネット1の閉動作時に、ボンネット1をある程まで開度が低くなるまで傾けてから、或いは、全閉状態に達する直前の開度(ボンネット支持解除開度)まで傾ける前に、係止手段40の係止が外れることで蓋部30に大きな負荷が作用することを防ぐことができる。
この発明の態様として、ボンネット1と蓋部30とは、係止手段40によって橋渡しされる両部材1,30間の橋渡し距離Laが、係止手段40がボンネット1に係止時よりも該ボンネット1から外れる時に広くなる位置関係にあり、橋渡し距離Laが広くなるに伴って、蓋部30により係止部材51を前方に引くことでボンネット1に対する係止が外れる構成としたものである(図6参照)。
上記構成によれば、係止手段40によって橋渡しされる両部材1,30間の橋渡し距離Laが、係止手段40がボンネット1に係止時よりも該ボンネット1から外れる時に広くなり、これに伴って、保温カバー10により係止部材51を前方に引くことを利用して、係止手段40は、ボンネット1を閉める際に、ボンネット1に対する係止を自動的に外すことができる。
この発明の態様として、係止手段40は、ボンネット1側に備えた被係止部62に係止する係止部材51と、該係止部材51を先端に備え、該係止部材51の長手方向長さと合算したとき少なくとも橋渡し距離Laを有するとともに可撓性を有して蓋部30から延出するバンド41(延出部材)とで構成され(図3、図4、図6参照)、被係止部62は、前方側が開放する開放部65が形成されたものである(図4、図6参照)。
上記構成によれば、被係止部62の開放部65に対する、係止部52bの相対位置変化を利用する簡単な構造によって、蓋部30の保持を自動的に外すことができる。
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではなく様々な実施形態で形成することができる。
1…ボンネット
10…保温カバー
4…ボンネット枢着部(ボンネットのヒンジ支点)
30…蓋部
36…蓋部枢着部(保温カバーのヒンジ支点)
40…係止手段
41…バンド(延出部材)
51…係止部材
62…被係止部
65…開放部
La…橋渡し距離
10…保温カバー
4…ボンネット枢着部(ボンネットのヒンジ支点)
30…蓋部
36…蓋部枢着部(保温カバーのヒンジ支点)
40…係止手段
41…バンド(延出部材)
51…係止部材
62…被係止部
65…開放部
La…橋渡し距離
Claims (4)
- エンジンルームの上方を開閉可能に覆うボンネットの下方に、エンジンの上方を開閉可能に覆う蓋部を備えた保温カバーが設けられた車両の前部構造であって、
上記蓋部を、車両前後方向における、上記ボンネットのヒンジ支点の側と同じ端部側にヒンジ支点を設け、かつ、上記ボンネットとは独立して開閉可能な構造とし、
上記蓋部には、該蓋部が開時において上記ボンネットに係止されるとともに、上記ボンネットの閉動作に連動して係止が外れる係止手段を備えた
車両の前部構造。 - 上記係止手段は、上記ボンネットの全開状態から該全開状態の開度に対して中間開度付近で係止が外れる構成とした
請求項1に記載の車両の前部構造。 - 上記蓋部と上記ボンネットは、上記係止手段によって橋渡しされる上記両部材間の橋渡し距離が、上記係止手段が上記ボンネットに係止時よりも該ボンネットから外れる時に広くなる位置関係にあり、上記橋渡し距離が広くなるに伴って、上記蓋部により上記係止手段を前方に引くことで上記ボンネットに対する係止が外れる構成とした
請求項1又は2に記載の車両の前部構造。 - 上記係止手段は、上記ボンネット側に備えた被係止部に係止する係止部材と、
該係止部材を先端に備え、少なくとも上記橋渡し距離を有するとともに可撓性を有して上記蓋部から延出する延出部材とで構成され、
上記被係止部は、前方側が開放する開放部が形成された
請求項3に記載の車両の前部構造。
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