JP7043388B2 - カッティングヘッド付きプリンタ - Google Patents

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Description

本発明は、カッティングヘッド付きプリンタに関する。
従来から、記録媒体に画像を印刷するとともに、記録媒体を切断するカッティングヘッド付きプリンタが知られている。多くのカッティングヘッド付きプリンタには、印刷時およびカッティング時に記録媒体を移動させるための駆動ローラおよびピンチローラが設けられている。駆動ローラは、記録媒体を搬送するために回転するローラであり、一般的には、プラテンに埋設されている。ピンチローラは駆動ローラに対向するように設けられ、記録媒体を駆動ローラとともに挟むことによって押さえている。このようなカッティングヘッド付きプリンタで印刷後にカッティングを行おうとすると、ピンチローラが印刷済みの画像に接触して、例えば画像が損傷するなどの不具合が起きる場合がある。そこで、特許文献1には、記録媒体の両端を押さえるサイドピンチローラと、記録媒体の中央部を押さえる中央ピンチローラとを備え、カッティング時には、サイドピンチローラを記録媒体に当接させるとともに中央ピンチローラを記録媒体に当接させないように構成されたカッティングヘッド付きプリンタが開示されている。
上記のように、多くのカッティングヘッド付きプリンタでは、印刷が先に行われ、カッティングが印刷の後に行われる。しかし、カッティングを先に行うことができるカッティングヘッド付きプリンタも知られている。例えば、特許文献2には、印刷よりもカッティングを先に行うカッティングヘッド付きプリンタが開示されている。特許文献2に記載のカッティングヘッド付きプリンタは、インクの乾燥待ちによる待ち時間の低減を1つの目的としている。特許文献2に開示されたカッティングヘッド付きプリンタでは、印刷がカッティングの後に行われるため、インクの乾燥待ちが不要である。このように、カッティングヘッド付きプリンタにおいては、カッティングを印刷よりも先に行いたいというニーズが存在する。
特許第4855510号公報 特開2013-159079号公報
特許文献2に開示されたようなカッティングヘッド付きプリンタにおいて、カッティングを印刷よりも先に行う場合、特許文献1に開示されているように中央のピンチローラを記録媒体から離間させると、カッティング時の記録媒体の移動が不安定になるおそれがあり、それによりカット品質が低下するおそれがある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、印刷よりもカッティングを先に行う場合のカット品質を向上させることができるカッティングヘッド付きプリンタを提供することである。
ここに開示するカッティングヘッド付きプリンタは、記録媒体が載置される載置面を備えた支持台と、前記載置面上に載置された前記記録媒体を第1搬送方向および前記第1搬送方向の逆方向である第2搬送方向に搬送する搬送装置と、前記載置面に対向するように設けられた印刷ヘッドと、前記載置面に対向するように設けられたカッティングヘッドと、制御装置とを備える。
前記搬送装置は、一対のサイドピンチローラと、センターピンチローラと、駆動ローラと、駆動機構と、ローラ移動機構とを備えている。前記一対のサイドピンチローラは、前記載置面の前記第1搬送方向に直交する方向の両端部に対して対向するように設けられている。前記センターピンチローラは、前記一対のサイドピンチローラの間に設けられ、前記載置面に対向している。前記駆動ローラは、前記サイドピンチローラおよび前記センターピンチローラに対向するように前記支持台に設けられ、少なくとも一部が前記載置面に露出している。前記駆動機構は、前記駆動ローラを前記第1搬送方向および前記第2搬送方向に回転させる。前記ローラ移動機構は、前記センターピンチローラを前記駆動ローラに接近または離反させる。前記サイドピンチローラは、前記載置面に載置された前記記録媒体を前記駆動ローラとともに挟むように構成されている。前記ローラ移動機構は、前記載置面に載置された前記記録媒体を前記駆動ローラとともに挟む第1位置と、前記駆動ローラから離間する第2位置とに前記センターピンチローラを移動させる。
前記制御装置は、データ保管部と、モード設定部と、ローラ位置制御部とを備えている。前記データ保管部には、印刷データとカッティングデータとのうちの少なくとも一方を含む作業データが保管される。前記モード設定部は、印刷を実行した後にカッティングを実行する第1作業モードと、カッティングを実行した後に印刷を実行する第2作業モードとのうちのいずれの作業モードで印刷およびカッティングを実行するかを設定する。前記ローラ位置制御部は、前記ローラ移動機構を制御して、作業モードが前記第1作業モードに設定された場合にはカッティング中に前記センターピンチローラを前記第2位置に配置し、作業モードが前記第2作業モードに設定された場合にはカッティング中に前記センターピンチローラを前記第1位置に配置する。
上記カッティングヘッド付きプリンタによれば、カッティングが印刷よりも先に行われる第2作業モードの場合には、カッティング中、センターピンチローラは、記録媒体に当接する第2位置に配置され、サイドピンチローラとともに記録媒体を押さえる。これにより、カッティング中の記録媒体の移動が安定する。よって、かかるカッティングヘッド付きプリンタによれば、第2作業モードにおけるカッティング品質を向上させることができる。
一実施形態に係るカッティングヘッド付きプリンタの正面図である。 インクジェットヘッドおよびカッティングヘッドの正面図である。 インクジェットヘッドおよびカッティングヘッドの正面図である。 一実施形態に係るカッティングヘッド付きプリンタの制御系のブロック図である。 一実施形態に係るカッティングヘッド付きプリンタの一部を示す斜視図である。 一実施形態に係るプラテンの周辺構造を示す斜視図である。 一実施形態に係るサイドピンチローラユニットを示す斜視図である。 一実施形態に係るセンターピンチローラユニットを示す斜視図である。 一実施形態に係るセンターピンチローラユニットを示す側面図である。 一実施形態に係るセンターピンチローラユニットを示す正面図である。 一実施形態に係るセンターピンチローラ移動機構および回転手段を示す斜視図である。 一実施形態に係るカッティングヘッド付きプリンタの一部を示す正面図である。 一実施形態に係るセンターピンチローラユニットの周辺構造を示す正面図である。 一実施形態に係るセンターピンチローラユニットの周辺構造を示す一部断面図である。 一実施形態に係るセンターピンチローラユニットの周辺構造を示す一部断面図である。 一実施形態に係るセンターピンチローラユニットの周辺構造を示す一部断面図である。 一変形例に係るカッティングヘッド付きプリンタの制御系のブロック図である。
以下、図面を参照しながら、一実施形態に係るカッティングヘッド付きインクジェットプリンタ100(以下、プリンタ100とする。)について説明する。図1に示すように、本実施形態に係るプリンタ100は、記録媒体5に対して印刷および切断(カッティング)が可能なプリント&カット機である。
以下の説明では、左、右、上、下とは、プリンタ100の正面にいる作業者から見た左、右、上、下をそれぞれ意味することとする。また、プリンタ100から上記作業者に近づく方を前方、遠ざかる方を後方とする。図面中の符号F、Rr、L、R、U、Dは、それぞれ前、後、左、右、上、下を表す。図面中の符号Xは、記録媒体5の搬送方向を表す。本実施形態では、搬送方向Xは前後方向である。図面中の符号Yは走査方向を表す。走査方向Yは、搬送方向Xと直交する方向である。本実施形態では、走査方向Yは、左右方向である。ただし、上記方向は便宜的に定めたものに過ぎず、限定的に解釈すべきものではない。
記録媒体5は、例えば、記録紙である。ただし、記録媒体5は、記録紙に限定されない。例えば、記録媒体5には、PVC、ポリエステルなどの樹脂材料から形成されたシート、台紙と台紙上に積層されかつ粘着剤が塗布された剥離紙とからなるシール材、アルミや鉄等から形成された金属板、ガラス板、木材板等が含まれる。本明細書において「切断」、「カッティング」とは、記録媒体5の厚み方向の全体を切断する場合(例えば、シール材の台紙および剥離紙の両方を切断する場合)と、記録媒体5の厚み方向の一部を切断する場合(例えば、シール材の台紙は切断せず、剥離紙のみを切断する場合)とが含まれる。
図1に示すように、プリンタ100は、本体100aと、脚11と、操作パネル12と、記録媒体5が載置されるプラテン16と、インクジェットヘッド20と、カッティングヘッド30と、ヘッド移動機構40と、搬送装置55と、制御装置50とを備えている。本体100aは、走査方向Yに延びたケーシングを有する。脚11は、本体100aを支持するものであり、本体100aの下面に設けられている。操作パネル12は、例えば本体100aの右側の前面に設けられている。ただし、操作パネル12の位置は特に限定されない。操作パネル12は、例えば、作業者が印刷や切断に関する操作を行うものである。図示は省略するが、操作パネル12には、例えば、解像度、インクの濃さなどの印刷に関する情報や、印刷中や切断中のプリンタ100のステータスなどが表示される表示部、および、印刷や切断に関する情報を入力するための入力部などが備えられている。
プラテン16は、記録媒体5への印刷および記録媒体5の切断を行う際、記録媒体5を支持する支持台である。プラテン16は、記録媒体5が載置される載置面16a(図2A参照)を備えている。ここでは、載置面16aは、プラテン16の上面である。記録媒体5への印刷および記録媒体5の切断は、プラテン16上で行われる。プラテン16は走査方向Yに延びている。プラテン16の上方には、走査方向Yに延びるガイドレール15が配置されている。
インクジェットヘッド20は、プラテン16に載置された記録媒体5に印刷を行う。インクジェットヘッド20は、プラテン16の載置面16aに対向するように設けられている。インクジェットヘッド20は、走査方向Yに移動可能に構成されている。図2Aに示すように、インクジェットヘッド20は、キャリッジ21と、インクを吐出する複数のノズル(図示せず)を有する記録ヘッド22と、を備えている。ここでは、5つの記録ヘッド22がキャリッジ21に支持されている。5つの記録ヘッド22は、互いに異なる5つの色、例えば、イエロインク、マゼンタインク、シアンインク、ブラックインク、ホワイトインクを吐出する。ただし、記録ヘッド22の個数は5個に限定されない。また、記録ヘッド22が吐出するインクの色も何ら限定されない。キャリッジ21は、ガイドレール15に支持されている。キャリッジ21は、ガイドレール15に対し、走査方向Yに移動自在に係合している。
カッティングヘッド30は、プラテン16に載置された記録媒体5を切断する。カッティングヘッド30は、プラテン16の載置面16aに対向するように設けられている。カッティングヘッド30は、走査方向Yに移動可能に構成されている。図2Aに示すように、カッティングヘッド30は、キャリッジ31と、ソレノイド32と、カッター33とを備えている。キャリッジ31には、ソレノイド32を介してカッター33が取り付けられている。ソレノイド32は、制御装置50(図1参照)によって制御される。ソレノイド32がON/OFFされると、カッター33は上下方向に移動して記録媒体5に接触し、あるいは記録媒体5から離反する。キャリッジ31は、ガイドレール15に支持されている。キャリッジ31は、ガイドレール15に対し、走査方向Yに移動自在に係合している。
ヘッド移動機構40は、プラテン16に載置された記録媒体5に対して、インクジェットヘッド20のキャリッジ21およびカッティングヘッド30のキャリッジ31を相対的に走査方向Yに移動させる機構である。ヘッド移動機構40は、キャリッジ21およびキャリッジ31を走査方向Yに移動させる。ヘッド移動機構40の構成は特に限定されないが、ここでは、図1に示すように、ヘッド移動機構40は、プーリ41と、プーリ42と、無端状のベルト43と、キャリッジモータ44とを備えている。プーリ41は、ガイドレール15の左端側に設けられている。プーリ42は、ガイドレール15の右端側に設けられている。ベルト43は、プーリ41とプーリ42とに巻き掛けられている。ベルト43は、キャリッジ31(図2A参照)の背面上部に固定されている。右側のプーリ42には、キャリッジモータ44が接続されている。ただし、キャリッジモータ44は、左側のプーリ41に接続されていてもよい。ここでは、キャリッジモータ44が駆動して、プーリ42が回転することで、プーリ41とプーリ42との間においてベルト43が走行する。これにより、キャリッジ31は走査方向Yに移動する。キャリッジモータ44は、制御装置50に制御される。
図2Aに示すように、キャリッジ21の左側部分には、磁石によって構成される連結部材24が設けられている。キャリッジ31の右側部分には、磁石によって構成される連結部材34が固定されている。連結部材24は、カッティングヘッド30の連結部材34に対し、着脱自在に連結する。本実施形態では、連結部材24および連結部材34は、磁力を利用するものである。ただし、連結部材24および連結部材34は磁力を利用するものに限られず、係合部材等の他の構成を備えたものであってもよい。キャリッジ21の右側には、L字状に形成された受け金具25が設けられている。
図2Aに示すように、プラテン16の左方および右方には、それぞれ左サイドフレーム7Lおよび右サイドフレーム7Rが配置されている。ガイドレール15は、左サイドフレーム7Lおよび右サイドフレーム7Rに支持されている。右サイドフレーム7Rには、インクジェットヘッド20を待機位置にロックするためのロック装置35が設けられている。ロック装置35は、受け金具25に引っ掛けられる受け金具36と、受け金具36をロック位置(図2B参照)と非ロック位置(図2A参照)との間で移動させるロック用ソレノイド37(図3参照)とを備えている。ロック用ソレノイド37は、制御装置50によって制御される。
図2Aに示すように、インクジェットヘッド20による印刷を行う際には、受け金具36が非ロック位置に設定される。カッティングヘッド30のキャリッジ31が右方に移動し、連結部材34と連結部材24とが接触すると、キャリッジ31とキャリッジ21とが連結される。その結果、インクジェットヘッド20は、カッティングヘッド30と共に左右方向に移動可能となる。一方、カッティングヘッド30によるカッティングの際には、図2Bに示すように、インクジェットヘッド20が待機位置に位置付けられ、ロック装置35の受け金具36がロック位置に設定される。これにより、インクジェットヘッド20の移動が阻止される。キャリッジ31が左方へ移動すると、連結部材34と連結部材24とが離反し、キャリッジ31とキャリッジ21との連結が解除される。その結果、インクジェットヘッド20が待機位置に待機した状態で、カッティングヘッド30が左右方向に移動可能となる。
搬送装置55は、プラテン16の載置面16a上に載置された記録媒体5を搬送方向Xに移動させる機構である。搬送装置55は、ここでは、前方および後方に記録媒体5を搬送する。以下では、搬送方向Xのうち前方のことを第1搬送方向X1とも言う。また、搬送方向Xのうち後方のことを第2搬送方向X2とも言う。第2搬送方向X2は、第1搬送方向X1の逆方向である。搬送装置55は、インクジェットヘッド20およびカッティングヘッド30よりも後方(第2搬送方向X2側)に設けられている。図4に示すように、搬送装置55は、グリットローラ57と、フィードモータ58(図3参照)と、サイドピンチローラユニット60と、センターピンチローラユニット70と、第1保持シャフト80と、回転手段81と、センターピンチローラ移動機構85と、を備えている。
図4に示すように、グリットローラ57は、プラテン16に設けられている。各グリットローラ57は、上部がプラテン16の載置面16aに露出するようにプラテン16に埋設されている。本実施形態では、プリンタ100は、8個のグリットローラ57を備えている。なお、グリットローラ57の個数は8個に限定されない。グリットローラ57は、走査方向Yに並列している。図5に示すように、一部のグリットローラ57は、後述するサイドピンチローラ62の下方に配置されている。一部のグリットローラ57は、サイドピンチローラ62との間に記録媒体5を挟み込む。他の一部のグリットローラ57は、後述するセンターピンチローラ72の下方に配置されている。他の一部のグリットローラ57は、センターピンチローラ72との間に記録媒体5を挟み込む。フィードモータ58(図3参照)は、グリットローラ57に接続されている。フィードモータ58は、複数のグリットローラ57を第1搬送方向X1または第2搬送方向X2に回転させ、それにより記録媒体5を搬送方向Xに搬送する。フィードモータ58は、制御装置50に制御される。グリットローラ57とサイドピンチローラ62との間およびグリットローラ57とセンターピンチローラ72との間に記録媒体5が挟まれた状態で、フィードモータ58が駆動してグリットローラ57が回転すると、記録媒体5は搬送方向Xに搬送される。
図6に示すように、サイドピンチローラユニット60は、サイドピンチローラ62と、第1保持部材64とを備えている。サイドピンチローラユニット60は、プラテン16の載置面16a(図5参照)より上方に配置されている。本実施形態では、プリンタ100は、2つのサイドピンチローラユニット60を備えている。サイドピンチローラユニット60は、走査方向Yに並列している。一対のサイドピンチローラ62は、載置面16aの走査方向Yの両端部に対して対向するように設けられている。サイドピンチローラ62は、記録媒体5の走査方向Yの端部を上から押さえる。図5に示すように、サイドピンチローラ62は、グリットローラ57と上下方向で対向するように、グリットローラ57の上方に配置されている。サイドピンチローラ62は、例えば、ゴムから形成されている。第1保持部材64は、サイドピンチローラ62を回転可能に支持する。第1保持部材64は、サイドピンチローラ62を上下方向に移動可能に支持する。
図6に示すように、第1保持部材64は、本体部65と、腕部66と、第1軸67Aと、第2軸67Bと、ねじりコイルばね68と、を備えている。本体部65は、側面視で略U字形状に形成された凹部65Aを備えている。凹部65Aには、後述する第1保持シャフト80(図4参照)が取り付けられる。本体部65には、腕部66を回転可能に支持する第1軸67Aが設けられている。本体部65には、上下方向に延びる開口65Bが形成されている。
図6に示すように、腕部66の右側面66Rには、右方に突出する第1突出部66Aが設けられている。第1突出部66Aは、開口65Bに挿入される。腕部66の左側面66Lには、左方に突出する第2突出部66Bが設けられている。第2突出部66Bは、開口65Bに挿入される。第1突出部66Aおよび第2突出部66Bは、開口65B内を上下方向に移動することができる。このため、記録媒体5の厚みに応じて、サイドピンチローラ62を上下方向に移動させることができる。腕部66には、サイドピンチローラ62が収容される開口66Hが形成されている。サイドピンチローラ62を回転可能に支持する第2軸67Bは、開口66Hを跨るようにして腕部66に設けられている。
図6に示すように、ねじりコイルばね68は、第1軸67Aに巻き掛けられている。ねじりコイルばね68は、腕部66に係止している。ねじりコイルばね68は、腕部66を下方に向けて付勢する。本実施形態では、2つのねじりコイルばね68が設けられているが、ねじりコイルばね68の個数はこれに限定されない。
図7に示すように、センターピンチローラユニット70は、センターピンチローラ72と、第2保持部材74とを備えている。センターピンチローラユニット70は、プラテン16(図1参照)より上方に配置されている。センターピンチローラユニット70は、一対のサイドピンチローラユニット60、60の間に設けられ、プラテン16の載置面16aに対向している。本実施形態では、プリンタ100は、6つのセンターピンチローラユニット70を備えているが、センターピンチローラユニット70の個数はこれに限定されない。センターピンチローラユニット70は、走査方向Yに並列している。センターピンチローラ72は、記録媒体5を上から押さえる。図5に示すように、センターピンチローラ72は、グリットローラ57と上下方向で対向するように、グリットローラ57の上方に配置されている。センターピンチローラ72は、例えば、ゴムから形成されている。第2保持部材74は、センターピンチローラ72を回転可能に支持する。第2保持部材74は、センターピンチローラ72を上下方向に移動可能に支持する。
図7に示すように、第2保持部材74は、本体部75と、腕部76と、第1軸77Aと、第2軸77Bと、ねじりコイルばね78と、を備えている。図7に示すように、本体部75は、側面視で略U字形状に形成された凹部75Aを備えている。凹部75Aには、後述する第1保持シャフト80(図4参照)が取り付けられる。本体部75には、腕部76を回転可能に支持する第1軸77Aが設けられている。本体部75には、上下方向に延びる開口75Bが形成されている。
図7に示すように、腕部76の右側面76Rには、右方に突出する第1突出部76Aが設けられている。第1突出部76Aは、開口75Bに挿入される。腕部76の左側面76Lには、左方に突出する第2突出部76Bが設けられている。第2突出部76Bは、開口75Bに挿入される。第1突出部76Aおよび第2突出部76Bは、開口75B内を上下方向に移動することができる。このため、記録媒体5の厚みに応じて、センターピンチローラ72を上下方向に移動させることができる。腕部76には、センターピンチローラ72が収容される開口76Hが形成されている。センターピンチローラ72を回転可能に支持する第2軸77Bは、開口76Hを跨るようにして腕部76に設けられている。
図8に示すように、腕部76には、後述する偏心カム88(図4参照)と接触可能な係止部79が形成されている。係止部79は、センターピンチローラ72より後方に設けられている。係止部79は、センターピンチローラ72に向けて斜め上方に延びる。係止部79は、腕部76の後部から後斜め上方に延びる第1部分79Aと、第1部分79Aの上端から前斜め上方に延びる第2部分79Bとを含む。図9に示すように、係止部79の左端79Lは、正面視でセンターピンチローラ72の左端72Lより右方に位置する。係止部79の右端79Rは、正面視でセンターピンチローラ72の右端72Rより左方に位置する。本実施形態では、係止部79の走査方向Yの中心79Cと、センターピンチローラ72の走査方向Yの中心72Cとは一致する。係止部79は、例えば、亜鉛ダイキャスト製である。
図9に示すように、ねじりコイルばね78は、第1軸77Aに巻き掛けられている。ねじりコイルばね78は、係止部79より左方に配置されているが、係止部79より右方に配置されていてもよい。ねじりコイルばね78は、腕部76に係止している。ねじりコイルばね78は、腕部76を下方に向けて付勢する。ねじりコイルばね78の応力は、サイドピンチローラユニット60において用いられるねじりコイルばね68の応力より小さい。本実施形態では、1つのねじりコイルばね78が設けられているが、ねじりコイルばね78の個数はこれに限定されない。
図10に示すように、第1保持シャフト80は、走査方向Yに延びる。図11に示すように、第1保持シャフト80は、ガイドレール15より下方に配置されている。図12に示すように、第1保持シャフト80は、後述するフレーム部材18より下方に配置されている。第1保持シャフト80は、プラテン16より上方に配置されている。図13に示すように、第1保持シャフト80は、断面形状が矩形状である。図11に示すように、第1保持シャフト80は、サイドピンチローラユニット60およびセンターピンチローラユニット70を保持する。より詳細には、サイドピンチローラユニット60の第1保持部材64の本体部65に形成された凹部65Aを第1保持シャフト80に係合させる。センターピンチローラユニット70の第2保持部材74の本体部75に形成された凹部75Aを第1保持シャフト80に係合させる。サイドピンチローラユニット60およびセンターピンチローラユニット70は、走査方向Yにおいて取り付け位置を変えることができるように、第1保持シャフト80に対して摺動可能に設けられている。よって、記録媒体5の走査方向Yの幅がプラテン16の載置面16aの幅よりも狭い場合には、一対のサイドピンチローラ62の一方または両方を載置面16aの中央側に移動させ、サイドピンチローラ62の走査方向Yの位置を記録媒体5に合わせることができる。これにより、サイドピンチローラ62は、記録媒体5の走査方向Yの両端部に対向する位置に配置され、記録媒体5の両端部を押さえることができる。
図1に示すように、回転手段81は、プラテン16の右方に配置されている。図10に示すように、回転手段81は、第1保持シャフト80を図10の矢印R1方向および矢印R2方向に回転させる。回転手段81は、ローディングレバー82と、リンク機構84とを備えている。ローディングレバー82は、リンク機構84の前端に設けられている。リンク機構84の後端は、第1保持シャフト80と接続している。ローディングレバー82を図10の矢印U1の方向に押し下げると、第1保持シャフト80は図10の矢印R1の方向に回転する。これにより、サイドピンチローラ62およびセンターピンチローラ72をグリットローラ57(図4参照)に対して接近させることができる。作業者は、プラテン16に記録媒体5を載置した後に、ローディングレバー82を図10の矢印U1の方向に押し下げることによって、記録媒体5をサイドピンチローラ62およびセンターピンチローラ72とグリットローラ57との間に挟み込む。一方、ローディングレバー82を図10の矢印U2の方向に押し上げると、第1保持シャフト80は図10の矢印R2の方向に回転する。これにより、サイドピンチローラ62およびセンターピンチローラ72をグリットローラ57に対して離反させることができる。作業者は、印刷終了後や切断処理が完了した後に、ローディングレバー82を図10の矢印U2の方向に押し上げることによって、記録媒体5をプラテン16から取り外すことができる。
図10に示すように、センターピンチローラ移動機構85は、第1保持シャフト80より上方に配置されている。センターピンチローラ移動機構85は、センターピンチローラ72をグリットローラ57に接近または離反させるように構成されている。より詳しくは、センターピンチローラ移動機構85は、プラテン16の載置面16aに載置された記録媒体5を対向するグリットローラ57とともに挟む位置(以下、挟持位置とも言う)にセンターピンチローラ72を移動させる。また、センターピンチローラ移動機構85は、グリットローラ57から離間する位置(以下、離間位置とも言う)に、センターピンチローラ72を移動させる。センターピンチローラ移動機構85は、第2保持シャフト90と、偏心カム88と、モータ92と、第1支持部材93と、第2支持部材94と、第3支持部材95と、を備えている。
図10に示すように、第2保持シャフト90は、走査方向Yに延びる。図13に示すように、第2保持シャフト90は、ガイドレール15より下方に配置されている。第2保持シャフト90は、ガイドレール15の前端15Aより後方に配置されている。第2保持シャフト90は、プラテン16より上方に配置されている。第2保持シャフト90は、第1保持シャフト80と平行に配置されている。第2保持シャフト90は、第1保持シャフト80より上方に配置されている。第2保持シャフト90は、第1保持シャフト80より前方に配置されている。第2保持シャフト90は、センターピンチローラ72より後方に配置されている。第2保持シャフト90は、センターピンチローラユニット70の第2軸77Bより後方に配置されている。第2保持シャフト90は、断面形状が円形状である。第2保持シャフト90は、偏心カム88を保持する。第2保持シャフト90は、金属材料から形成されている。
図14に示すように、偏心カム88は、第2保持部材74の係止部79と接触可能に形成されている。偏心カム88が係止部79と接触することによってセンターピンチローラ72を上方に移動させることができる。即ち、偏心カム88が係止部79と接触することにより係止部79が上方に押し上げられる。係止部79は腕部76に形成されているため、腕部76は第1軸77Aを中心に図13の矢印K1の方向に回転する。これにより、腕部76に設けられた第2軸77Bに回転可能に支持されているセンターピンチローラ72が上方に移動し、センターピンチローラ72はグリットローラ57から離反する(図14参照)。偏心カム88は、グリットローラ57の上方に配置されている。偏心カム88は、ガイドレール15の前端15Aより後方に配置されている。図13に示すように、第2保持シャフト90が回転していないときには、偏心カム88と第2保持部材74とは接触していない。
図13に示すように、偏心カム88は回転中心89Cと外周面89Kとの距離が全周に亘って一定ではない。偏心カム88は、回転中心89Cと外周面89Kとの距離が徐々に長くなる第1部分89Xと、回転中心89Cと外周面89Kとの距離が第1部分89Xの距離より長くかつ一定である第2部分89Yとを含む。偏心カム88は、第2保持部材74の係止部79と第1部分89Xにおいて接触した後、第2保持部材74と第2部分89Yにおいて接触するように構成されている。
図13に示すように、偏心カム88は、第1部材89Aと第2部材89Bとを備えている。第1部材89Aは、第2保持シャフト90が挿入される挿入孔89Hを有する。第1部材89Aは、第2保持シャフト90と一体となって回転する。第1部材89Aは、金属材料から形成されている。第1部材89Aと第2保持シャフト90は、例えば、ネジによって互いに固定されている。第2部材89Bは、樹脂材料から形成されている。第2部材89Bは、第2保持部材74の係止部79と接触可能に設けられている。第2部材89Bには、凹部89BXが形成されており、凹部89BXに第1部材89Aの凸部89AXを嵌め込むことによって、第2部材89Bは第1部材89Aに取り付けられている。
図10に示すように、モータ92は、ベルト92Bを介して第2保持シャフト90の右端部に接続している。モータ92およびベルト92Bは、プラテン16より右方に配置されている。モータ92およびベルト92Bは、プラテン16より左方に配置されていてもよい。この場合、モータ92は、ベルト92Bを介して第2保持シャフト90の左端部に接続させるとよい。モータ92は、制御装置50(図3参照)に制御される。モータ92を駆動して、ベルト92Bが走行することによって第2保持シャフト90が回転する。図13に示すように、第2保持シャフト90を図13の矢印H1の方向に回転させることによって、偏心カム88を第2保持部材74の係止部79に対して接触させることができる。一方、第2保持シャフト90を図13の矢印H2の方向に回転させることによって、偏心カム88を第2保持部材74の係止部79に対して離反させることができる。
なお、上述した実施形態ではモータ92の駆動力はベルト92Bを介して第2保持シャフト90に伝達されていたが、これに限定されない。第2保持シャフト90に直接的にモータ92を接続してもよい。
図4に示すように、ガイドレール15の下部には、フレーム部材18が設けられている。フレーム部材18は、走査方向Yに延びる。図12に示すように、フレーム部材18は、ガイドレール15に当接する突出部18Aと、ガイドレール15に当接しない凹部18Bとを備えている。フレーム部材18の突出部18Aの左端と右端との間に偏心カム88が配置される。図15に示すように、フレーム部材18は、ガイドレール15が固定される本体フレーム19にネジ14によって固定されている。フレーム部材18は、上下方向に延びる縦壁18Kと、縦壁18Kの下端から後斜め下方に延びる傾斜壁18Lとを備えている。なお、図13に示すように、傾斜壁18Lは、偏心カム88の後方には設けられていない。傾斜壁18Lは、グリットローラ57の上方には設けられていない。傾斜壁18Lは、センターピンチローラ72の下方への移動を阻止する部材である。即ち、傾斜壁18Lは、センターピンチローラ72の下方にグリットローラ57が位置せずかつ第1保持シャフト80が図15の矢印R1の方向に回転したときに、第2保持部材74の係止部79と接触する。このため、第2保持部材74の腕部76は、第1軸77Aを中心にして図15の矢印K2の方向に回転することができない。このため、第1保持シャフト80が図15の矢印R1の方向に回転しても、センターピンチローラ72は下方へ移動しない。即ち、センターピンチローラ72とグリットローラ57とは接触しない。
図11に示すように、第1支持部材93、第2支持部材94および第3支持部材95は、第2保持シャフト90を支持する。第1支持部材93、第2支持部材94および第3支持部材95は、フレーム部材18に取り付けられている。第1支持部材93は、偏心カム88の左方に配置されている。第2支持部材94は、偏心カム88の右方に配置されている。第3支持部材95は、センターピンチローラユニット70とサイドピンチローラユニット60との間に配置されている。
図3に示すように、制御装置50は、記録媒体5への印刷および記録媒体5の切断を制御する装置である。制御装置50の構成は特に限定されない。制御装置50は、例えばマイクロコンピュータである。マイクロコンピュータのハードウェアの構成は特に限定されないが、例えば、I/Fと、CPUと、ROMと、RAMと、記憶装置と、を備えている。図1に示すように、制御装置50は、本体100aの内部に設けられている。ただし、制御装置50は本体100aの内部に設けられていなくてもよい。例えば、制御装置50は、本体100aの外部に設置されたコンピュータなどであってもよい。この場合、制御装置50は、有線または無線を介して本体100aと通信可能に接続されている。制御装置50は、インクジェットヘッド20、ソレノイド32、ロック用ソレノイド37、キャリッジモータ44、フィードモータ58、およびモータ92と電気的に接続され、それらの動作を制御している。
図3に示すように、制御装置50は、データ保管部50aと、モード設定部50bと、ローラ位置制御部50cと、印刷制御部50dと、カッティング制御部50eとを備えている。制御装置50は、その他の制御部を備えていてもよいが、ここでは説明を省略する。
データ保管部50aは、作業データを保管する。作業データは、印刷データとカッティングデータとのうちの少なくとも一方を含んでいる。プリンタ100は、データ保管部50aに保管された作業データに基づいて、印刷またはカッティングを実行する。プリンタ100は、作業データに印刷データだけが含まれる場合には、印刷だけを実行する。プリンタ100は、作業データにカッティングデータだけが含まれる場合には、カッティングだけを実行する。プリンタ100は、作業データに印刷データとカッティングデータの両方が含まれる場合には、印刷およびカッティングを実行する。
モード設定部50bは、印刷およびカッティングを行う際の作業モードを設定する。モード設定部50bは、第1作業モードと第2作業モードとのうちのいずれの作業モードで印刷およびカッティングを実行するかを設定する。第1作業モードは、印刷を実行した後にカッティングを実行する作業モードである。第2作業モードは、カッティングを実行した後に印刷を実行する作業モードである。本実施形態では、モード設定部50bは、作業データ中に印刷データがカッティングデータよりも先に書き込まれている場合には、作業モードを第1作業モードに設定する。また、モード設定部50bは、作業データ中にカッティングデータが印刷データよりも先に書き込まれている場合には、作業モードを第2作業モードに設定する。
ローラ位置制御部50cは、センターピンチローラ移動機構85、より詳しくはモータ92を制御して、センターピンチローラ72の上下方向の移動を制御する。ローラ位置制御部50cは、モード設定部50bで設定された作業モードに対応してカッティング中のセンターピンチローラ72の位置を制御する。ローラ位置制御部50cは、作業モードが第1作業モードに設定された場合には、カッティング中、センターピンチローラ72を離間位置に配置する。また、ローラ位置制御部50cは、作業モードが第2作業モードに設定された場合には、カッティング中、センターピンチローラ72を挟持位置に配置する。
印刷制御部50dは、印刷動作を制御する。印刷制御部50dは、キャリッジモータ44の駆動を制御することで、プーリ42の回転、および、ベルト43(図1参照)の走行を制御する。これにより、印刷制御部50dは、インクジェットヘッド20およびカッティングヘッド30の走査方向Yへの移動を制御する。印刷制御部50dは、フィードモータ58の駆動を制御してグリットローラ57の回転を制御する。これにより、プラテン16に載置された記録媒体5の搬送方向Xへの移動を制御する。制御装置50は、インクジェットヘッド20がインクを吐出するタイミングやインクの吐出量等を制御する。これらの制御により、印刷制御部50dは、記録媒体5に対して画像の印刷を行う。
カッティング制御部50eは、カッティング動作を制御する。カッティング制御部50eは、ソレノイド32を制御することで、カッター33の上下方向の移動やカッター33の圧力を制御する。また、カッティング制御部50eは、キャリッジモータ44の駆動を制御することでカッティングヘッド30の走査方向Yへの移動を制御する。カッティング制御部50eは、フィードモータ58の駆動を制御して、プラテン16に載置された記録媒体5の搬送方向Xへの移動を制御する。これらの制御により、カッティング制御部50eは、記録媒体5に対してカッティングを行う。
以下では、作業データに印刷データとカッティングデータの両方が含まれている場合にプリンタ100が行う作業について説明する。まず、作業データの取り込みと作業モードの設定について説明し、次いで記録媒体5のセットについて説明する。その後、印刷およびカッティングが第1作業モードで実行される(印刷が先に行われ、カッティングが後に行われる)場合と、第2作業モードで実行される(カッティングが先に行われ、印刷が後に行われる)場合とについて、それぞれ説明する。
作業データは、例えば、プリンタ100に接続された外部コンピュータ等からデータ保管部50aに、実行指示とともに送信される。データ保管部50aは、ここでは、実行すべき作業データを一時的に保管する。
モード設定部50bでは、データ保管部50aに保管された作業データに基づく印刷およびカッティングを実行する際の作業モードが設定される。作業データに印刷データとカッティングデータとが含まれている場合、作業データ中には、一方のデータが先に書き込まれ、他方のデータが後に書き込まれている。プリンタ100は、作業データ中に印刷データがカッティングデータよりも先に書き込まれている場合には、作業モードを第1作業モードに設定する。また、モード設定部50bは、作業データ中にカッティングデータが印刷データよりも先に書き込まれている場合には、作業モードを第2作業モードに設定する。言い換えれば、作業データに書き込まれた順番通りに印刷およびカッティングを実行するように決定する。
記録媒体5のプリンタ100へのセットは、作業者によって行われる。図4に示すように、プラテン16に記録媒体5を載置するときには、サイドピンチローラ62およびセンターピンチローラ72は、グリットローラ57から離反している。プラテン16において記録媒体5の位置合わせが完了すると、作業者はローディングレバー82を図10の矢印U1の方向に押し下げる。これにより、第1保持シャフト80は、図10の矢印R1の方向に回転する。ここで、第1保持シャフト80には、第1保持部材64および第2保持部材74が保持されているため、第1保持部材64および第2保持部材74も図10の矢印R1の方向に回転し、サイドピンチローラ62およびセンターピンチローラ72がグリットローラ57に接近する。これにより、記録媒体5は、サイドピンチローラ62とグリットローラ57との間およびセンターピンチローラ72とグリットローラ57との間に挟まれる(図13参照)。
(第1作業モードの場合)
作業データに基づいて第1作業モードが設定された場合には、印刷が先に行われ、その後にカッティングが行われる。印刷は、第1搬送方向X1に間欠的に記録媒体5を搬送しながら行われる。印刷の前には、インクジェットヘッド20とカッティングヘッド30とが連結される。印刷においては、プリンタ100は、キャリッジモータ44を制御してインクジェットヘッド20を走査方向Yに走行させながら、インクジェットヘッド20を制御してインクを吐出させる。記録媒体5のうちインクジェットヘッド20の下方の部分に対して印刷が完了すると、記録媒体5は第1搬送方向X1に搬送される。これらの動作を繰り返して行うことにより、記録媒体5への画像の印刷が完了する。
印刷中、センターピンチローラ72は、挟持位置に配置されている。印刷中、センターピンチローラ72は、対向するグリットローラ57とともに記録媒体5を挟んでいる。センターピンチローラ72は、走査方向Yに関してインクジェットヘッド20の印刷エリア内に設けられている。しかし、センターピンチローラ72は、インクジェットヘッド20よりも第2搬送方向X2側に設けられており、印刷中に画像に接触することはない。
第1作業モードでは、印刷が完了すると、記録媒体5を切断するために記録媒体5を第2搬送方向X2に移動させる必要がある。このとき、センターピンチローラ72とグリットローラ57との間に記録媒体5を挟んだ状態で記録媒体5を第2搬送方向X2に移動させてしまうと、センターピンチローラ72が印刷された画像上を移動することになり、画質に影響を与えるおそれがある。このため、制御装置50は、印刷が完了するとモータ92を駆動して第2保持シャフト90を図13の矢印H1の方向に回転させる。これにより、偏心カム88も矢印H1の方向に回転し、偏心カム88が第2保持部材74の係止部79を押し上げる。これにより、図14に示すように、センターピンチローラ72が上方に移動し、センターピンチローラ72がグリットローラ57から離反する。なお、第2保持シャフト90を回転させてもサイドピンチローラ62は上方に移動しないため、記録媒体5はサイドピンチローラ62とグリットローラ57とに挟まれたままである。その後、グリットローラ57を駆動して、記録媒体5を引き戻し、記録媒体5の切断処理を開始する。
カッティングは、第1搬送方向X1および第2搬送方向X2に記録媒体5を搬送しながら行われる。カッティングの前には、インクジェットヘッド20とカッティングヘッド30とが分離される。印刷においては、プリンタ100は、キャリッジモータ44を制御してカッティングヘッド30を走査方向Yに走行させるとともに、記録媒体5を第1搬送方向X1および第2搬送方向X2に移動させる。これにより、カッター33が記録媒体5に対して二次元的に移動し、記録媒体5はカッティングデータのカット線に沿って切断される。
カッティング中、印刷後の画像の一部は、複数のグリットローラ57が並ぶライン上を通過する場合がある。しかし、第1作業モードでは、カッティング中、センターピンチローラ72は、離間位置に配置されている。よって、センターピンチローラ72は、印刷後の画像に接触することはない。カッティング中、記録媒体5は、サイドピンチローラ62によってのみ上方から押さえられている。サイドピンチローラ62は、走査方向Yに関して印刷エリア外に設けられている。よって、サイドピンチローラ62も、印刷後の画像に接触することはない。
記録媒体5の切断処理が完了すると、作業者はローディングレバー82を図10の矢印U2の方向に押し上げる。これにより、第1保持シャフト80は、図10の矢印R2の方向に回転する。これにより、サイドピンチローラ62がグリットローラ57から離反し、プラテン16から記録媒体5を取り外すことができる。なお、制御装置50は、切断処理が完了した後にモータ92を駆動して第2保持シャフト90を図14の矢印H2の方向に回転させる。これにより、偏心カム88も矢印H2の方向に回転し、偏心カム88が係止部79から離反する。これにより、センターピンチローラ72が下方に移動する。
(第2作業モードの場合)
第2作業モードが設定された場合には、カッティングが先に行われ、その後に印刷が行われる。第2作業モードには、例えば、印刷された画像の乾燥を待つ必要がない、あるいは、インクの吸収による記録媒体5の膨張収縮がカッティングに影響を与えない等の利点がある。そのため、第2作業モードによる印刷およびカッティングが望まれる場合がある。
第2作業モードによるカッティング作業そのものは、第1作業モードの場合と概ね同じように行われる。ただし、第2作業モードでは、カッティングの際に、センターピンチローラ72が挟持位置に配置される。第2作業モードでは、カッティング中、センターピンチローラ72は、対向するグリットローラ57とともに記録媒体5を挟んでいる。第2作業モードでは、カッティングの際にはまだ記録媒体5に印刷がされていない。そこで、印刷された画像を避けるためにセンターピンチローラ72を離間位置に移動させる必要がない。
第2作業モードでは、カッティングの後に印刷が行われる。印刷の前には、記録媒体5が第2搬送方向X2に引き戻される。第2作業モードによる印刷作業は、第1モードによるものと同じである。即ち、印刷中、記録媒体5は間欠的に第1搬送方向X1に搬送され、その間、センターピンチローラ72は挟持位置に配置される。印刷は、センターピンチローラ72およびサイドピンチローラ62がグリットローラ57とともに記録媒体5を挟んだ状態で行われる。印刷後に記録媒体5をプリンタ100から取り外す作業は、第1作業モードの場合と同様である。
以上のように、本実施形態に係るプリンタ100によれば、印刷がカッティングよりも先に行われる第1作業モードの場合には、カッティング中、センターピンチローラ72は、記録媒体5から離間する離間位置に退避され、印刷後の画像に接触しない。これにより、印刷後の画像が損傷する等の不具合を避けることができる。カッティング中には、それぞれプラテン16の左右の端部に対向するように設けられ、印刷エリアには接触しない一対のサイドピンチローラ62だけが記録媒体5を押さえる。一方、カッティングが印刷よりも先に行われる第2作業モードの場合には、カッティング中、センターピンチローラ72は、記録媒体5に当接する挟持位置に配置され、サイドピンチローラ62とともに記録媒体5を押さえる。これにより、記録媒体5の搬送方向Xへの移動が安定する。
このように、本実施形態に係るプリンタ100によれば、印刷とカッティングの実施順を考慮して、カッティングが先に行われる場合には、カッティング中にセンターピンチローラ72を挟持位置に位置したままにすることができる。それにより、カッティング中の記録媒体5の移動が安定する。よって、印刷よりもカッティングを先に行う場合のカット品質を向上させることができる。
また、本実施形態では、印刷およびカッティングは、作業データ中に書き込まれた順に実施される。かかる構成によれば、印刷およびカッティングの順番が自動で設定されるため、作業者によるプリンタ100の操作が不要である。
なお、本実施形態に係る搬送装置55の機械装置としての利点は、例えば、以下のようなものである。
本実施形態のプリンタ100では、回転手段81が第1保持シャフト80を回転させることによって、サイドピンチローラ62およびセンターピンチローラ72をグリットローラ57に対して接近させることができる。これにより、サイドピンチローラ62とグリットローラ57との間およびセンターピンチローラ72とグリットローラ57との間に記録媒体5を挟み込むことができる。よって、印刷時には、搬送方向Xへの記録媒体5の送りを安定させることができる。さらに、モータ92が第2保持シャフト90を回転させることによって、偏心カム88を第2保持部材74に対して接触させることができる。これにより、センターピンチローラ72を上方に移動させることができる。この結果、サイドピンチローラ62とグリットローラ57との間に記録媒体5を挟み込みながら、センターピンチローラ72とグリットローラ57とによって記録媒体5を挟み込まないことができる。よって、第1作業モードの場合、引き戻しから切断時には、サイドピンチローラ62によって記録媒体5を移動させつつ、印刷済みの画像にセンターピンチローラ72が接触するのを防ぐことができる。
本実施形態のプリンタ100によれば、偏心カム88は、回転中心89Cと外周面89Kとの距離が全周に亘って一定ではない。これにより、偏心カム88と第2保持部材74との接触および離反を容易に実現することができる。
本実施形態のプリンタ100によれば、偏心カム88は、回転中心89Cと外周面89Kとの距離が徐々に長くなる第1部分89Xと、回転中心89Cと外周面89Kとの距離が第1部分89Xの距離より長くかつ一定である第2部分89Yとを含む。そして、偏心カム88は、第2保持部材74と第1部分89Xにおいて接触した後、第2保持部材74と第2部分89Yにおいて接触する。これにより、第2保持部材74と偏心カム88との接触が滑らかに行われ、異音の発生や第2保持部材74に過度な荷重が加わることが抑制される。
本実施形態のプリンタ100によれば、第1部材89Aおよび第2保持シャフト90は金属材料から形成されているため、これらを強固に固定することができる。また、第2保持部材74と接触する第2部材89Bは樹脂材料から形成されているため、耐久性に優れる。
本実施形態のプリンタ100によれば、偏心カム88が係止部79を押し上げることによって、センターピンチローラ72を上方に移動させる。このように、偏心カム88が係止部79と接触して係止部79を押し上げるという簡単な構成によって、センターピンチローラ72を上方に移動させることができる。
本実施形態のプリンタ100によれば、係止部79の左端79Lは、正面視でセンターピンチローラ72の左端72Lより右方に位置する。係止部79の右端79Rは、正面視でセンターピンチローラ72の右端72Rより左方に位置する。これにより、センターピンチローラ72を比較的小さい力で持ち上げることができる。
本実施形態のプリンタ100によれば、係止部79の走査方向Yの中心79Cと、センターピンチローラ72の走査方向Yの中心72Cとは一致する。これにより、センターピンチローラ72をより小さい力で持ち上げることができる。
本実施形態のプリンタ100によれば、第1支持部材93は、第2保持シャフト90を支持し、かつ、偏心カム88の左方かつフレーム部材18に取り付けられている。第2支持部材94は、第2保持シャフト90を支持し、かつ、偏心カム88の右方かつフレーム部材18に取り付けられている。これにより、偏心カム88を介して第2保持シャフト90に加わる第2保持部材74の反力によって第2保持シャフト90が撓むことが抑制される。即ち、センターピンチローラ72をより確実に上方に移動させることができる。
本実施形態のプリンタ100によれば、フレーム部材18は、センターピンチローラ72の下方にグリットローラ57が位置せずかつ第1保持シャフト80が回転したときに、第2保持部材74と接触してセンターピンチローラ72の下方への移動を阻止する傾斜壁18Lを備えている。このように、センターピンチローラ72の下方にグリットローラ57が位置しないときには、フレーム部材18によってセンターピンチローラ72が記録媒体5に接触することを防止することができる。
(変形例)
上記した実施形態は、他の好適な変形例によって実施することもできる。例えば、1つの好適な変形例では、作業モードは、作業者によって選択される。本変形例は、この相違点を除けば、上記した実施形態と共通である。そこで、以下の変形例の説明では、上記した実施形態と共通の部材には共通の符号を付し、重複する記載は省略または簡潔化する。
図16は、本変形例に係るプリンタ100の制御系のブロック図である。図16に示すように、本変形例では、制御装置50は、モード入力部50fを備えている。モード入力部50fは、第1作業モードおよび第2作業モードのうちの1つの作業モードを入力可能に構成されている。モード入力部50fは、例えば、操作パネル12等に作業モードの選択画面を表示させる。本変形例では、モード設定部50bは、作業モードを、モード入力部50fに入力された作業モードに設定する。
かかるモード入力部50fおよびモード設定部50bによれば、作業データ作成時の想定とは異なる順序で印刷およびカッティングを行うことが可能である。よって、作業データ作成時の想定とは異なる順序で印刷およびカッティングを行いたい場合に、作業データを修正する必要がない。なお、モード設定部50bは、例えば、作業データ中に書き込まれた順に印刷およびカッティングを行う設定を基本とし、モード入力部50fでそれが変更された場合のみ、作業モードを変更するように構成されていてもよい。
以上、本発明の好適な実施形態について説明した。しかし、上述の実施形態および変形例は例示に過ぎず、本発明は他の種々の形態で実施することができる。
例えば、上記した実施形態では、サイドピンチローラ62とセンターピンチローラ72とは、作業者がローディングレバー82を操作することにより同時に記録媒体5に当接された。そして、センターピンチローラ72だけが必要なときに上昇し、記録媒体5から離反した。しかし、サイドピンチローラ62およびセンターピンチローラ72を移動させる機構は、このようなものに限定されない。サイドピンチローラ62およびセンターピンチローラ72は、それぞれ個別の移動機構によって個別に移動されてもよい。また、サイドピンチローラ62およびセンターピンチローラ72の移動機構は、走査方向Yに延びる回動軸を中心にサイドピンチローラ62とセンターピンチローラ72を回動させる機構でなくてもよい。例えば、サイドピンチローラ62およびセンターピンチローラ72は、単純に上下方向に移動されてもよい。サイドピンチローラ62およびセンターピンチローラ72を移動させる機構は、特に限定されない。
その他、ここに記載された実施形態は、特に言及されない限り、本発明を限定しない。
5 記録媒体
16 プラテン(支持台)
20 インクジェットヘッド(印刷ヘッド)
30 カッティングヘッド
50 制御装置
50a データ保管部
50b モード設定部
50c ローラ位置制御部
50f モード入力部
55 搬送装置
57 グリットローラ(駆動ローラ)
58 フィードモータ(駆動機構)
62 サイドピンチローラ
72 センターピンチローラ
85 センターピンチローラ移動機構(ローラ移動機構)
100 カッティングヘッド付きインクジェットプリンタ

Claims (3)

  1. 記録媒体が載置される載置面を備えた支持台と、
    前記載置面上に載置された前記記録媒体を第1搬送方向および前記第1搬送方向の逆方向である第2搬送方向に搬送する搬送装置と、
    前記載置面に対向するように設けられた印刷ヘッドと、
    前記載置面に対向するように設けられたカッティングヘッドと、
    制御装置と、
    を備え、
    前記搬送装置は、
    前記載置面の前記第1搬送方向に直交する方向の両端部に対して対向するように設けられた一対のサイドピンチローラと、
    前記一対のサイドピンチローラの間に設けられ、前記載置面に対向するセンターピンチローラと、
    前記サイドピンチローラおよび前記センターピンチローラに対向するように前記支持台に設けられ、少なくとも一部が前記載置面に露出した駆動ローラと、
    前記駆動ローラを前記第1搬送方向および前記第2搬送方向に回転させる駆動機構と、
    前記センターピンチローラを前記駆動ローラに接近または離反させるローラ移動機構と、
    を備え、
    前記サイドピンチローラは、前記載置面に載置された前記記録媒体を前記駆動ローラとともに挟むように構成され、
    前記ローラ移動機構は、前記載置面に載置された前記記録媒体を前記駆動ローラとともに挟む第1位置と、前記駆動ローラから離間する第2位置とに前記センターピンチローラを移動させ、
    前記制御装置は、
    印刷データとカッティングデータとのうちの少なくとも一方を含む作業データが保管されるデータ保管部と、
    印刷を実行した後にカッティングを実行する第1作業モードと、カッティングを実行した後に印刷を実行する第2作業モードとのうちのいずれの作業モードで印刷およびカッティングを実行するかを設定するモード設定部と、
    前記ローラ移動機構を制御して、作業モードが前記第1作業モードに設定された場合にはカッティング中に前記センターピンチローラを前記第2位置に配置し、作業モードが前記第2作業モードに設定された場合にはカッティング中に前記センターピンチローラを前記第1位置に配置するローラ位置制御部と、
    を備えている、
    カッティングヘッド付きプリンタ。
  2. 前記モード設定部は、作業データ中に印刷データがカッティングデータよりも先に書き込まれている場合には作業モードを前記第1作業モードに設定し、作業データ中にカッティングデータが印刷データよりも先に書き込まれている場合には作業モードを前記第2作業モードに設定する、
    請求項1に記載のカッティングヘッド付きプリンタ。
  3. 前記制御装置は、前記第1作業モードおよび前記第2作業モードのうちの1つの作業モードを入力可能に構成されたモード入力部を備え、
    前記モード設定部は、作業モードを前記モード入力部に入力された作業モードに設定する、
    請求項1に記載のカッティングヘッド付きプリンタ。
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