JP7008572B2 - 二輪車用タイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、二輪車用タイヤ(以下、単に「タイヤ」とも称する)に関し、詳しくは、トレッド部に形成されたブロック状の陸部の改良に係る二輪車用タイヤ、特には自動二輪車用タイヤに関する。
一般に、砂地や泥濘地等の不整地での走行を目的とした、不整地走行用の二輪車用タイヤには、トレッド部に複数のブロックを配したブロックパターンが採用されている。このようなタイヤにおいて所望の性能を得るために、様々なトレッドパターンが提案されている。
例えば、特許文献1には、その外面がトレッド面をなすトレッドを備えており、このトレッドが、本体と、この本体から半径方向略外向きに突出する複数のブロックとを備えており、少なくとも一つの上記ブロックが、その側面に棒状に延びる突起を備えている不整地走行用のモーターサイクルタイヤが開示されている。
特開2017-121895号公報(特許請求の範囲等)
しかしながら、モトクロスなどの用途に用いられる二輪車用タイヤにおいては、走行時におけるトラクション性能のさらなる向上が求められていた。
そこで本発明の目的は、走行時におけるトラクション性能のさらなる向上を図った二輪車用タイヤを提供することにある。
本発明者らは鋭意検討した結果、下記構成とすることにより上記課題を解決できることを見出して、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、環状に形成されたトレッド部を備える二輪車用タイヤにおいて、
前記トレッド部に複数の陸部が形成され、該複数の陸部が、該トレッド部のタイヤ赤道上に配置されたセンター陸部と、該センター陸部のタイヤ幅方向外側に配置されたミドル陸部と、該ミドル陸部のタイヤ幅方向外側に配置されたショルダー陸部と、を含み、前記複数の陸部のうちの少なくとも一部について、該陸部のタイヤ周方向端に位置する角部の全体に段差部が設けられており、平面視において、該段差部の上縁部の形状が前記角部の形状と同一であって、かつ、該段差部が設けられている陸部の、該段差部までの高さをh1、該段差部から該陸部の上面までの高さをh2としたとき、該段差部から該陸部の上面までの高さh2と、該段差部までの高さh1との比h2/h1が、0.13~0.32の範囲であることを特徴とするものである。
本発明においては、前記段差部が、少なくとも前記センター陸部に設けられていることが好ましい。
本発明によれば、走行時におけるトラクション性能のさらなる向上を図った二輪車用タイヤを実現することが可能となった。
本発明の二輪車用タイヤの一例を示す部分斜視図である。 図1中のA-A線に沿う部分断面図である。 段差部を設けた陸部の他の具体例に係る平面図である。 段差部を設けた陸部のさらに他の具体例に係る平面図である。 本発明の二輪車用タイヤの他の例を示す部分斜視図である。 図5中のB-B線に沿う部分断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1に、本発明の二輪車用タイヤの一例の部分斜視図を示す。図示するように、本発明の二輪車用タイヤ1は、環状に形成されたトレッド部10を備えており、トレッド部10には、複数のブロック状の陸部からなるトレッドパターンが形成されている。図示するタイヤにおけるトレッドパターンは、タイヤ赤道CLを軸とする線対称のパターンであり、このタイヤにおいては、回転方向は指定されない。
図示するように、本発明のタイヤにおいて、トレッド部10における複数の陸部には、トレッド部のタイヤ赤道CL上に配置されたセンター陸部11Cと、センター陸部11Cのタイヤ幅方向外側に配置されたミドル陸部11Mと、ミドル陸部11Mのタイヤ幅方向外側に配置されたショルダー陸部11Sと、が含まれる。
図2に、図1中のA-A線に沿う部分断面図を示す。図示するように、本発明のタイヤ1においては、トレッド部に形成された複数の陸部のうちの少なくとも一部、図示する例ではセンター陸部11Cについて、その陸部のタイヤ周方向端に位置する角部111a,111bのうちの少なくとも一部、図示する例では両側の全体に、段差部12a,12bが設けられている。また、本発明においては、図示するように、段差部12a,12bが設けられている陸部11Cの、段差部12a,12bまでの高さをh1、段差部12a,12bからこの陸部11Cの上面までの高さをh2としたとき、h1>h2を満足する点が重要である。複数の陸部のうちの少なくとも一部について、その陸部のタイヤ周方向端に位置する角部のうちの少なくとも一部に段差部を設けたことで、接地面におけるエッヂ成分を増やすことができるので、これによりトラクション性能を向上することができる。
図示するように、センター陸部11Cに上記段差部12a,12bを設けることで、主として直進走行時におけるトラクション性能を向上できる。また、ミドル陸部11Mやショルダー陸部11Sに上記段差部12a,12bを設けることで、主として旋回時におけるトラクション性能を向上できる。よって、上記段差部12a,12bは、センター陸部11C、ミドル陸部11Mおよびショルダー陸部11Sのいずれかに設けてもよく、いずれか2箇所の組合せに設けてもよく、すべてに設けてもよい。好適には、上記段差部12a,12bは、少なくともセンター陸部11Cに設けるものとする。
本発明において、段差部12a,12bは、段差部12a,12bが設けられている陸部11Cの、段差部12a,12bまでの高さをh1、段差部12a,12bからこの陸部11Cの上面までの高さをh2としたとき、h1>h2を満足することが必要である。高さh1,h2が上記関係を満足しない場合、走行時において段差部が接地しなくなるので、エッジ効果が得られず、トラクション性能の向上効果が得られない。トラクション性能の向上効果をより良好に得る観点から、これら高さh2と高さh1との比h2/h1は、0.13~0.32の範囲であることが好ましく、0.17~0.27の範囲であることがより好ましい。
段差部の具体的な寸法については、配置する陸部の形状や寸法に合わせて適宜決定することができ、特に制限されるものではないが、例えば、段差部12a,12bからこの陸部11Cの上面までの高さh2は、2~4mmの範囲とすることができる。高さh2が小さすぎても大きすぎても、段差部を設ける効果が十分得られないおそれがある。また、陸部11Cのうち段差部12a,12bを除いた部分のタイヤ周方向長さw1は、例えば、15~20mmの範囲とすることができ、段差部12a,12bのタイヤ周方向長さw2は、例えば、2~4mmの範囲とすることができる。タイヤ周方向長さw1が小さすぎると、段差部を設ける効果が十分得られないおそれがあり、タイヤ周方向長さw2が小さすぎても、段差部を設ける効果が十分得られないおそれがある。
また、段差部は、図示するように、陸部11Cのタイヤ周方向端に位置する角部111a,111bのうちの両方に設ける場合に限られず、一方に設けてもよい。例えば、陸部11Cのタイヤ周方向端に位置する角部111a,111bのうちの一方である角部111aのみに上記段差部12aを設けた場合、本発明のタイヤを回転方向指定として、角部111aが設けられている側が走行時に先に接地するような方向に装着すればよい。また、陸部11Cのタイヤ周方向端に位置する角部111a,111bについて、タイヤ周方向に隣り合う陸部11Cごとに交互に上記段差部12a,12bを設けた場合、すなわち、角部111aのみに上記段差部12aを設けた陸部11Cと、角部111bのみに上記段差部12bを設けた陸部11Cとをタイヤ周方向に交互に配置した場合、本発明のタイヤは回転方向を指定せずに使用することができる。
図3に、段差部を設けた陸部の他の具体例に係る平面図を示す。段差部は、図1に示すように、陸部11Cのタイヤ周方向端に位置する角部111a,111bの全体に設ける場合に限られず、図3に示すように、陸部11C’のタイヤ周方向端に位置する角部111c,111dの一部に段差部12c,12dとして設けてもよく、この場合も、トラクション性能の向上効果を得ることができる。また、陸部のタイヤ周方向端に位置する角部のうちの両方の一部に段差部を設ける場合、角部における段差部のそれぞれの配置領域が異なっていてもよく、陸部ごとに段差部のそれぞれの配置領域を変えてもよく、特に制限されない。
図4に、段差部を設けた陸部のさらに他の具体例に係る平面図を示す。図示するように、段差部を設ける陸部11C’’は、タイヤ周方向端に位置する角部111e,111fが曲線状に形成されているようなものであってもよく、この場合も、角部111e,111fに段差部12e,12fを設けることでエッヂ成分を増やすことができるので、トラクション性能の向上に寄与できる。
本発明において、上記段差部は、図示するように一段で設ける場合に限られず、二段以上で形成してもよい。この場合、二段以上の段差部が設けられている陸部の、最も下方の段差部までの高さをh1とし、この最も下方の段差部からこの陸部の上面までの高さ、すなわち、二段以上の段差部の高さの総和をhnとしたとき、h1>hnを満足するものとする。これにより、本発明に係る、エッヂ成分の増加によるトラクション性能向上の効果を得ることができるものとなる。
また、図2に示すように、上記段差部12a,12bは、偶部13a,13bがR形状となるよう形成することが好ましい。これにより、陸部11Cにおいて、偶部13a,13bからの欠けの発生を抑制することができる。
本発明においては、上記段差部を設けた点が重要であり、これにより本発明の所期の効果を得ることができる。本発明においては、センター陸部11C、ミドル陸部11Mおよびショルダー陸部11Sの段差部以外の構成については、従来技術に基づき適宜決定することができ、特に制限されるものではない。また、本発明においては、トレッド部10に、センター陸部11C、ミドル陸部11Mおよびショルダー陸部11Sに加えて、他の陸部を有していてもよく、他の陸部を有する場合には、他の陸部に上記段差部を設けてもよい。
例えば、タイヤ周方向において複数にて配置されるセンター陸部11C、ミドル陸部11Mおよびショルダー陸部11Sは、それぞれ異なる形状および寸法を有していてもよい。図示する例では、センター陸部11Cは、略矩形状を有する陸部111Cと、略矩形状を有しタイヤ赤道上にタイヤ周方向に沿って凹部を有する陸部112Cとからなる。また、ミドル陸部11Mは、略矩形状を有し、中央部に輪郭線と相似形の突出部を有し、この突出部の輪郭線に沿ってサイプが刻まれた形状を有する。さらに、ショルダー陸部11Sは、略五角形状を有し、中央部に輪郭線と相似形の凹部を有する。
図5に、本発明の二輪車用タイヤの他の例の部分斜視図を示す。図示する本発明の二輪車用タイヤ2は、環状に形成されたトレッド部20を備えており、トレッド部20には、複数のブロック状の陸部からなるトレッドパターンが形成されている。図示するタイヤにおけるトレッドパターンは、左右非対称のパターンであり、このタイヤにおいても、回転方向は指定されない。
図示するトレッド部20における複数の陸部には、トレッド部のタイヤ赤道CL上に配置されたセンター陸部21Cと、センター陸部21Cのタイヤ幅方向外側に配置されたミドル陸部21Mと、ミドル陸部21Mのタイヤ幅方向外側に配置されたショルダー陸部21Sと、が含まれる。
図6に、図5中のB-B線に沿う部分断面図を示す。図示するタイヤ2においても、トレッド部に形成された複数の陸部のうちの少なくとも一部、図示する例ではセンター陸部21Cについて、その陸部のタイヤ周方向端に位置する角部211a,211bのうちの少なくとも一部、図示する例では両側の全体に、段差部22a,22bが設けられている。また、図示するように、段差部22a,22bが設けられている陸部21Cの、段差部22a,22bまでの高さをh1、段差部22a,22bからこの陸部21Cの上面までの高さをh2としたとき、h1>h2を満足する。ここで、陸部21Cの上面とは、突出部24を有する場合であっても、突出部24の上面ではなく陸部21C自体の上面を意味する。この場合も、複数の陸部のうちの少なくとも一部について、その陸部のタイヤ周方向端に位置する角部のうちの少なくとも一部に段差部を設けたことで、接地面におけるエッヂ成分を増やすことができるので、これによりトラクション性能を向上することができる。
この場合においても、上記段差部22a,22bは、センター陸部21C、ミドル陸部21Mおよびショルダー陸部21Sのいずれかに設けてもよく、いずれか2箇所の組合せに設けてもよく、すべてに設けてもよい。好適には、上記段差部22a,22bは、少なくともセンター陸部21Cに設けるものとする。
前述したように、本発明において、段差部は、段差部22a,22bが設けられている陸部21Cの、段差部22a,22bまでの高さをh1、段差部22a,22bからこの陸部21Cの上面までの高さをh2としたとき、h1>h2を満足することが必要である。高さh1,h2が上記関係を満足しない場合、走行時において段差部が接地しなくなるので、エッジ効果が得られず、トラクション性能の向上効果が得られない。高さh1,h2、陸部21Cのうち段差部22a,22bを除いた部分のタイヤ周方向長さw1、および、段差部22a,22bのタイヤ周方向長さw2の好適条件や、段差部を設ける部位等の条件は、前述したとおりである。また、図6に示す例でも、上記段差部22a,22bは、偶部23a,23bがR形状となるよう形成されている。
なお、この場合、陸部21Cの上面からの突出部24の突出高さh3は、例えば、0.5~2mmの範囲とすることができ、陸部21Cの上面に刻まれたサイプ25の深さd1は、例えば、1.5~2.5mmの範囲とすることができる。
また、この場合も、タイヤ周方向において複数にて配置されるセンター陸部21C、ミドル陸部21Mおよびショルダー陸部21Sは、それぞれ異なる形状および寸法を有していてもよい。図示する例では、センター陸部21Cは、略矩形状を有し、中央部に輪郭線と相似形の突出部24を有し、突出部24の輪郭線に沿ってサイプが刻まれているとともに、さらに、この突出部24がセンター陸部21Cのタイヤ幅方向中間点においてサイプにより分割された形状を有する。また、ミドル陸部11Mは、略矩形状を有し、中央部に輪郭線と相似形の突出部を有し、この突出部の輪郭線に沿ってサイプが刻まれた形状を有する。さらに、ショルダー陸部11Sは、略五角形状を有し、中央部に輪郭線と相似形の突出部を有し、この突出部の輪郭線に沿ってサイプが刻まれた形状を有する。
本発明のタイヤにおいては、タイヤの内部構造や部材配置、使用する材料等については、常法に従い構成することができ、特に制限されるものではない。
例えば、本発明のタイヤは、少なくとも1枚のカーカスプライを骨格とし、トレッド部のタイヤ半径方向両側に順次配設されたサイドウォール部およびビード部を有する。カーカスプライは、比較的高弾性のテキスタイルコードを互いに平行に配列させて形成される。カーカスプライの枚数は、1枚でも2枚でもよく、3枚以上でもかまわない。カーカスプライの両端部は、ビード部において、ビードコアの周りにタイヤ内側から外側に折り返して係止しても、両側からビードワイヤで挟み込んで係止してもよく、いずれの固定方法を用いてもよい。
本発明のタイヤ1において、トレッド部におけるカーカスプライのタイヤ半径方向外側には、少なくとも1枚のベルト層を配置することができる。ベルト層は、例えば、タイヤ周方向に螺旋状に巻回されたゴム被覆コードからなるスパイラルベルトとすることができる。ベルト層を構成する補強材としては、ナイロン繊維、芳香族ポリアミド(商品名:ケブラー)、スチール等が挙げられる。中でも、芳香族ポリアミドやスチールは、高温時においても伸長せずにトレッド部分の膨張を抑制することができる補強材である。
また、本発明のタイヤにおいて、ビードコアのタイヤ半径方向外側にはビードフィラーを配置することができ、タイヤの最内層にはインナーライナーを配置することができる。
さらにまた、本発明のタイヤにおいては、トレッド部を、トレッド表面側のキャップゴムとトレッド底面側のベースゴムとからなる2層構造として、キャップゴムとベースゴムとの硬度が異なるものとしてもよい。トレッドゴムを硬度の異なるキャップゴムとベースゴムとの2層構造とすることで、路面のコンディションに応じて、硬いキャップゴムと軟らかいベースゴムとの組み合わせ、または軟らかいキャップゴムと硬いベースゴムとの組み合わせ、といったようにブロック全体の剛性を変えることなく、必要な特性の確保が可能となる。なお、キャップゴムおよびベースゴムの硬度は、常法に従い、ゴム組成物やその充填剤を適宜選択することで調整することができる。
本発明のタイヤは、泥濘地を含む不整地での使用を目的としたモトクロス用のタイヤ等に好適に用いることができる。本発明のタイヤは、特に、リアタイヤとして好適である。
以下、本発明を、実施例を用いてより詳細に説明する。
(実施例1)
図1,2に示すような、環状に形成されたトレッド部を備え、トレッド部に複数の陸部が形成された実施例1の自動二輪車用タイヤを作製した。図示するように、トレッド部には、タイヤ赤道上に配置されたセンター陸部、そのタイヤ幅方向外側に配置されたミドル陸部、および、そのタイヤ幅方向外側に配置されたショルダー陸部が設けられていた。また、センター陸部には、そのタイヤ周方向端に位置する角部のうちの両側の全体に段差部が設けられており、段差部が設けられている陸部の、段差部までの高さh1と、段差部からこの陸部の上面までの高さh2とは、h1>h2を満足していた。さらに、この段差部は、偶部がR形状となるよう形成されていた。
(従来例1)
センター陸部に段差部を設けなかった以外は実施例1と同様にして、従来例1のタイヤを作製した。
(実施例2)
図5,6に示すような、環状に形成されたトレッド部を備え、トレッド部に複数の陸部が形成された実施例2の自動二輪車用タイヤを作製した。図示するように、トレッド部には、タイヤ赤道上に配置されたセンター陸部、そのタイヤ幅方向外側に配置されたミドル陸部、および、そのタイヤ幅方向外側に配置されたショルダー陸部が設けられていた。また、センター陸部には、そのタイヤ周方向端に位置する角部のうちの両側の全体に段差部が設けられており、段差部が設けられている陸部の、段差部までの高さh1と、段差部からこの陸部の上面までの高さh2とは、h1>h2を満足していた。さらに、この段差部は、偶部がR形状となるよう形成されていた。
(従来例2)
センター陸部に段差部を設けなかった以外は実施例2と同様にして、従来例2のタイヤを作製した。
各実施例および従来例の供試タイヤをモトクロス用自動二輪車のリアタイヤとして装着して、テストライダーによる走行試験を行い、走行時におけるトラクション性能をフィーリングにより評価した。その結果、実施例1,2の供試タイヤにおいては、それぞれ従来例1,2の供試タイヤと比較して、走行時におけるトラクション性能が向上していることが確かめられた。
1,2 二輪車用タイヤ
10,20 トレッド部
11C,21C センター陸部
11M,21M ミドル陸部
11S,21S ショルダー陸部
11C’,11C’’ 陸部
12a,12b,12c,12d,12e,12f,22a,22b 段差部
13a,13b,23a,23b 偶部
24 突出部
25 サイプ
111a,111b,111c,111d,111e,111f,211a,211b 角部
111C 略矩形状を有する陸部
112C 略矩形状を有しタイヤ赤道上にタイヤ周方向に沿って凹部を有する陸部
CL タイヤ赤道
h1 段差部が設けられている陸部の、段差部までの高さ
h2 段差部からこの陸部の上面までの高さ
h3 陸部の上面からの突出部の突出高さ
d1 陸部の上面に刻まれたサイプの深さ
w1 陸部のうち段差部を除いた部分のタイヤ周方向長さ
w2 段差部のタイヤ周方向長さ

Claims (2)

  1. 環状に形成されたトレッド部を備える二輪車用タイヤにおいて、
    前記トレッド部に複数の陸部が形成され、該複数の陸部が、該トレッド部のタイヤ赤道上に配置されたセンター陸部と、該センター陸部のタイヤ幅方向外側に配置されたミドル陸部と、該ミドル陸部のタイヤ幅方向外側に配置されたショルダー陸部と、を含み、前記複数の陸部のうちの少なくとも一部について、該陸部のタイヤ周方向端に位置する角部の全体に段差部が設けられており、平面視において、該段差部の上縁部の形状が前記角部の形状と同一であって、かつ、該段差部が設けられている陸部の、該段差部までの高さをh1、該段差部から該陸部の上面までの高さをh2としたとき、該段差部から該陸部の上面までの高さh2と、該段差部までの高さh1との比h2/h1が、0.13~0.32の範囲であることを特徴とする二輪車用タイヤ。
  2. 前記段差部が、少なくとも前記センター陸部に設けられている請求項1記載の二輪車用タイヤ。
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