JP7000765B2 - 車両の走行制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の走行制御装置に関し、さらに詳しくは、車線内部分的自動走行システムにおける操舵オーバーライド機能に関する。
運転者の負担軽減、安全運転支援を目的とした種々の技術、例えば、車間距離制御システム(AdaptiveCruiseControlSystem:ACCS)、車線維持支援システム(LaneKeepingAssistanceSystem:LKAS)などが実用化されている。さらに、これらをベースにした「車線内部分的自動走行システム(PartiallyAutomatedIn-laneDrivingSystem:PADS)」の実用化や国際規格化が進められている。
このような走行制御システムは、作動中における運転者の強制介入によって手動運転に切替わるオーバーライド機能を備えている。例えば、特許文献1には、操舵目標制御量に基づいて操舵制御を行う際の制御ゲインを可変設定する制御ゲイン設定手段を備え、運転者による運転操作介入時の制御ゲインの値を運転操作非介入時の値よりも小さく設定し、且つ、運転操作介入時における自車旋回時の制御ゲインの値を自車非旋回時の値よりも大きく設定するようにした走行制御装置が開示されている。
特開2016-97827号公報
ところで、図4に示すように、PADS作動中に、機器の故障や異常によりACCシステムに機能失陥が発生した場合は(61)、失陥発生と同時にACC機能が停止され、ACC機能停止とLKA機能停止のための操舵引継要求が運転者に通知され(62)、LKA縮退制御モードに移行するように設定されている。通知から数秒経過後にLKA縮退制御が開始し(63)、LKA縮退制御の終了、運転者への操舵引継がなされる(64)。
このようなシステムにおいて、例えば、LKA機能により車線中央付近51cに経路追従するために、左右いずれかの自動操舵中に、ACCシステムに機能失陥が発生した場合、LKA機能停止までの間にLKA縮退制御モードが入るため、LKA縮退制御中に運転者がハンドルの切り増しなど修正操舵を加えると、過度の順操舵が行われる虞がある。
さらに、機能停止・引継要求通知に慌てた運転者が、過度の操舵(操舵オーバーライド)を行う虞もある。また、過度の操舵オーバーライドと、操舵に対する修正操舵を繰り返す虞もある。
本発明は、上記のような実状に鑑みてなされたものであり、その目的は、ACC機能失陥時のLKA縮退制御への移行過程における過度な操舵オーバーライドを防止できる車両の走行制御装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、
自車走行レーンおよび該走行レーンを走行する他車を認識する周囲認識機能と自車運動状態を取得する機能を含む環境状態推定部と、
前記環境状態推定部に取得される情報に基づいて目標経路を生成する経路生成部と、
前記目標経路に自車を追従させるべく速度制御および操舵制御を行う車両制御部と、
を備えた車両の走行制御装置であって、
自車走行レーンに先行他車がいない場合は目標車速に従って定速走行を行い、先行他車がいる場合は所定車間距離を維持して追従走行を行うACC機能と、
前記目標経路への追従制御により自車走行レーン内の走行を維持するLKA機能と、
運転者の操舵介入によって前記LKA機能を停止させる操舵オーバーライド機能と、
前記ACC機能の失陥時に、前記LKA機能の停止と操舵引継を運転者に通知し、前記LKA機能の縮退制御を行う機能と、
を有するものにおいて、
前記ACC機能の失陥時に、前記LKA機能を停止させる前記操舵介入の判定基準となる操舵トルクまたは操舵角のオーバーライド閾値を、前記ACC機能の正常動作時よりも大きい値に変更する機能を有することを特徴とする。
本発明に係る車両の走行制御装置によれば、ACC機能失陥時に機能停止と操舵引継が通知されLKA機能の縮退制御が行われる間、操舵オーバーライド閾値が正常動作時よりも大きい値に変更されるので、運転者の過操舵によるオーバーライドと、それに起因する車線逸脱や修正操舵の反復を防止でき、円滑な操舵引継を行う上で有利である。
車両の走行制御システムを示す概略図である。 車両の外界センサ群を示す概略的な平面図である。 車両の走行制御システムを示すブロック図である。 ACC機能失陥時のLKA縮退制御を示す概略平面図である。 ACC機能失陥時の過操舵防止制御の例を示す概略平面図である。 ACC機能失陥時の過操舵防止制御の他の例を示す概略平面図である。 ACC機能失陥時の過操舵防止制御を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1において、本発明に係る走行制御システムを備えた車両1は、エンジンや車体など一般的な自動車の構成要素に加え、従来運転者が行っていた認知・判断・操作を車両側で行うために、車両周囲環境を検知する外界センサ21、車両情報を検知する内界センサ22、速度制御および操舵制御のためのコントローラ/アクチュエータ群、車間距離制御のためのACCコントローラ14、車線維持支援制御のためのLKAコントローラ15、および、それらを統括し、経路追従制御を実施するための自動運転コントローラ10を備えている。
速度制御および操舵制御のためのコントローラ/アクチュエータ群は、操舵制御のためのEPS(電動パワーステアリング)コントローラ31、加減速度制御のためのエンジンコントローラ32、ESP/ABSコントローラ33を含む。ESP(登録商標;エレクトロニックスタビリティプログラム)はABS(アンチロックブレーキシステム)を包括してスタビリティコントロールシステム(車両挙動安定化制御システム)を構成する。
外界センサ21は、自車線51および隣接車線52を画定する道路上の区分線5s,5c、自車周辺にある他車両や障害物、人物などの存在と相対距離を画像データや点群データとして自動運転コントローラ10に入力するための複数の検知手段からなる。
例えば、図2に示すように、車両1は、前方検知手段211,212としてミリ波レーダ(211)およびカメラ(212)、前側方検知手段213および後側方検知手段214としてLIDAR(レーザ画像検出/測距)、後方検知手段215としてカメラ(バックカメラ)を備え、自車両周囲360度をカバーし、それぞれ自車前後左右方向所定距離内の車両や障害物等の位置と距離、区分線位置を検知できるようにしている。
内界センサ22は、車速センサ、ヨーレートセンサ、加速度センサなど、車両の運動状態を表す物理量を計測する複数の検知手段からなり、図3に示すように、それぞれの測定値は、自動運転コントローラ10、ACCコントローラ14、LKAコントローラ15、および、EPSコントローラ31に入力される。
自動運転コントローラ10は、環境状態推定部11、経路生成部12、および、車両制御部13を含み、以下に記載されるような機能を実施するためのコンピュータ、すなわち、プログラム及びデータを記憶したROM、演算処理を行うCPU、前記プログラム及びデータを読出し、動的データや演算処理結果を記憶するRAM、および、入出力インターフェースなどで構成されている。
環境状態推定部11は、GPS等の測位手段24を用いて自車の絶対位置を取得し、外界センサ21に取得される画像データや点群データなどの外界データに基づいて自車線51および隣接車線52の区分線位置、他車位置および速度を推定する。また、内界センサ22に計測される内界データより自車の運動状態を取得する。
経路生成部12は、環境状態推定部11で推定された自車位置から到達目標までの目標経路を生成する。また、地図情報23を参照し、環境状態推定部11で推定された隣接車線の区分線位置、他車位置および速度、自車の運動状態に基づいて、車線変更における自車位置から到達目標地点までの目標経路を生成する。
車両制御部13は、経路生成部12で生成された目標経路に基づいて目標車速および目標舵角を算出し、定速走行または車間距離維持・追従走行のための速度指令をACCコントローラ14に送信し、経路追従のための舵角指令をLKAコントローラ15経由でEPSコントローラ31に送信する。
なお、車速は、EPSコントローラ31およびACCコントローラ14にも入力される。車速により操舵トルクが変わるため、EPSコントローラ31は、車速毎の操舵角-操舵トルクマップを参照して操舵機構41にトルク指令を送信する。エンジンコントローラ32、ESP/ABSコントローラ33、EPSコントローラ31により、エンジン42、ブレーキ43、操舵機構41を制御することで、車両1の縦方向および横方向の運動が制御される。
(車線内部分的自動走行システムの概要)
次に、高速道路で先行車に追従しながら単一車線内を走行することを想定して、車線内部分的自動走行システム(PADS)の概要を説明する。
車線内部分的自動走行(PADS走行)は、自動運転コントローラ10とともにACCSを構成するACCコントローラ14およびLKASを構成するLKAコントローラ15が共に作動している状態で実行可能となる。
車線内部分的自動走行システム作動と同時に、自動運転コントローラ10(経路生成部12)は、外界センサ21を通じて環境状態推定部11に取得される外界情報(車線、自車位置、自車走行車線および隣接車線を走行中の他車位置、速度)、および、内界センサ22に取得される内界情報(車速、ヨーレート、加速度)に基づいて、単一車線内目標経路および目標車速を生成する。
自動運転コントローラ10(車両制御部13)は、自車位置と自車の運動特性、すなわち、車速Vで走行中に操舵機構41に操舵トルクTが与えられた時に生じる前輪舵角δによって、車両運動により生じるヨーレートγと横加速度(dy/dt)の関係から、Δt秒後の車両の速度・姿勢・横変位を推定し、Δt秒後に横変位がytとなるような舵角指令をLKAコントローラ15経由でEPSコントローラ31に与え、Δt秒後に速度Vtとなるような速度指令をACCコントローラ14に与える。
車線内部分的自動走行中は、外界センサ21により自車線前方の先行車両および自車線の車線区分線を認識し、生成した目標経路に自車が追従するように常時監視している。
(ACC、EPS、ESP/ABS、LKA、エンジン制御との関係)
ACCコントローラ14、LKAコントローラ15、EPSコントローラ31、エンジンコントローラ32、および、ESP/ABSコントローラ33は、自動操舵とは無関係に独立して作動するが、車線内部分的自動走行機能(PADS)の作動中は、自動運転コントローラ10からの指令入力でも作動可能になっている。
ACCコントローラ14からの減速指令を受けたESP/ABSコントローラ33は、アクチュエータに油圧指令を出し、ブレーキ43の制動力を制御することで車速を制御する。また、ACCコントローラ14からの加減速指令を受けたエンジンコントローラ32は、アクチュエータ出力(スロットル開度)を制御することで、エンジン42にトルク指令を与え、駆動力を制御することで車速を制御する。
ACC機能(ACCS)は、外界センサ21としてのミリ波レーダ211、ACCコントローラ14、エンジンコントローラ32、ESP/ABSコントローラ33等のハードウエアとソフトウエアの組合せで機能する。
すなわち、先行車がいない場合は、クルーズコントロールセット速度を目標車速として定速走行し、先行車に追いついた場合(先行車速度がクルーズコントロールセット速度以下の場合)には、先行車速度に合わせて、設定されたタイムギャップ(車間時間=車間距離/自車速)に応じた車間距離を維持しながら先行車に追従走行する。
LKA機能(LKAS)は、外界センサ21(カメラ212,215)に取得される画像データに基づき、自動運転コントローラ10の環境状態推定部11で車線区分線と自車位置を検知し、車線中央を走行できるように、LKAコントローラ15およびEPSコントローラ31により操舵制御を行う。
すなわち、LKAコントローラ15からの舵角指令を受けたEPSコントローラ31は、車速-操舵角-操舵トルクのマップを参照して、アクチュエータ(EPSモータ)にトルク指令を出し、操舵機構41が目標とする前輪舵角を与える。
車線内部分的自動走行機能(PADS)は、以上述べたようなACCコントローラ14による縦方向制御(速度制御、車間距離制御)とLKAコントローラ15による横方向制御(操舵制御、車線維持走行制御)を組み合わせることにより実施される。
(オーバーライド機能)
車線内部分的自動走行機能(PADS)作動中において、縦方向制御システム(ACCS)、横方向制御システム(LKAS)の何れも運転者によるオーバーライドが可能になっている。
縦方向制御システム(ACCS)は、運転者のアクセルペダル操作によるエンジントルク要求、または、ブレーキペダル操作による減速度要求が、それぞれのオーバーライド閾値以上の場合にオーバーライドされる。これらのオーバーライド閾値は、車両の加減速特性、走行状態に応じて設定される。
横方向制御システム(LKAS)は、運転者の手動操舵34による操舵トルクがオーバーライド閾値以上の場合にオーバーライドされる。この操舵介入によるオーバーライド閾値は、車両の操舵特性、走行状態に応じて設定される。
操舵オーバーライドは、運転者が進路変更や障害物回避の意図をもって操舵を行った、あるいは、LKA制御に反する意図をもって操舵(逆操舵)を行ったと判断される操舵トルクをハンドル操作によって与えた場合に、LKA制御を中止し、運転者の手動操舵による走行に移行するものである。
ところで、図4に示すように、車線内部分的自動走行機能(PADS)作動中に、前方検知用ミリ波レーダの故障やESP/ABS異常などの理由によるACCSの機能失陥が発生した場合(61)、失陥発生と同時にACC機能を停止し、LKASが縮退制御モードに移行するとともに、運転者にLKA機能停止と操舵引継要求(テークオーバーリクエスト)を通知し(62)、数秒(例えば4秒)経過した後、LKA縮退制御を開始し(63)、操舵トルクが0(Nm)になった時点でLKA機能を停止して運転者に操舵を引継する(64)。
LKA縮退制御は、EPSコントローラ31に入力する操舵トルク指令値を所定の傾きをもって0(Nm)まで徐々に低下させることで、手動操舵に円滑に移行できるようにする目的で設定されている。
上記のように、車線内部分的自動走行機能作動中にACCSの機能失陥が発生した場合、ACC機能およびLKA機能が停止され、それらによる縦方向制御および横方向制御が運転者に引継されるが、その際に、機能停止・引継要求通知に慌てた運転者の過度の操舵(操舵オーバーライド)の虞があることは既に述べた通りである。
(ACCS機能失陥時の過操舵防止機能)
そこで、本発明に係る自動運転コントローラ10では、車線内部分的自動走行機能作動中にACCSの機能失陥が発生し、ACC機能およびLKA機能の停止と縦方向制御および横方向制御の運転者への引継を行う際、車線内部分的自動走行機能停止(ACC機能停止・LKA機能停止通知)からLKA機能停止までの間(例えば、通知後4秒経過~LKA縮退制御開始~LKA縮退制御終了)は、操舵オーバーライド閾値を正常動作時よりも大きな値に変更する過操舵防止機能を備えている。
ACCSの機能失陥時に操舵オーバーライド閾値を正常動作時よりも大きくすることにより、運転者の手動操舵34によって、過大な操舵トルクがEPSコントローラ31に入力された場合でもオーバーライド状態にならず、LKA制御が継続され、車線内を維持して走行することができる。
(正常動作時の操舵オーバーライド閾値)
ACCS正常動作時の操舵オーバーライド閾値は、車速Vと横加速度制限値(例えば1m/s)、t秒後に現在の位置から車線中央位置(1a)に到達するための横移動距離ytに基づいて、仮想横変位y′t(=yt+α)と車両の運動特性から算出される操舵角を操舵トルクに換算した値(車速-操舵角-操舵トルクマップから算出した操舵トルク)がオーバーライド閾値T1dとして設定される。
具体的には、t秒後に仮想横位置(1d)に到達するための仮想横変位y′tがyt+α(但し、αは車速に基づいて決定される定数)となるような操舵角に相当する操舵トルクを順操舵オーバーライド閾値T1dとする。
逆操舵の場合は、t秒後に目標位置(1a)に到達するための目標横移動距離ytと車両の運動特性から算出される操舵角を操舵トルクに換算した値(操舵トルク目標値)に対して、操舵トルクを減少させる方向に印加される、微小でないと判断(操舵角、操舵角速度などで判断)できる値T2dとする。逆操舵は、運転者のLKA制御を解除する意思表示と見做せるので、逆操舵として検知されることをもってオーバーライドする。
例えば、車線幅3.5mの高速道路を車幅1.7mの車両がLKAS走行している場合を想定する。図5に示されるように、車両1が車線51の右端寄りを走行している(理解を容易にするためやや極端な位置になっている)とすると、車両横方向の中心Gは右車線区分線5cから0.9m付近にあり、LKASは左自動操舵により車線中央51c付近、すなわち右車線区分線5cから1.75m付近に位置を設定するので、t秒後の横変位は1.75-0.9=0.85m、α=0.43mとして、t秒後の横変位が1.28m(0.85+0.43)となるような操舵角に相当する操舵トルクが正常動作時の順操舵オーバーライド閾値T1dとして設定される。
一方、逆操舵オーバーライド閾値T2dは、操舵トルクXNmを減少させる方向に印加されるセンシング可能な操舵トルクX′Nm(X′<X)が車速に応じて設定される。したがって、図5には順操舵の場合のような仮想横変位は現れない。
(機能失陥時の操舵オーバーライド閾値)
ACCS正常動作時の順操舵オーバーライド閾値T1dに対し、運転者の追操舵による横移動距離が所定値以上になるような操舵トルクを上乗せした値(車速-操舵角-操舵トルクマップと車両運動特性を考慮して設定)として設定される。運転者の追操舵による横移動距離が所定値以下になるような操舵トルクであればオーバーライドしない。
具体的には、車速Vと横加速度制限値(例えば1m/s)、現在の位置から車線中央位置(1a)に到達するための横移動距離ytに基づいて、t秒後に仮想横位置(1e)に到達するための仮想横変位y″t(=yt+β、但しβ>α、図示例ではβ=2α)と車両の運動特性から算出される操舵角を操舵トルクに換算した値が順操舵オーバーライド閾値T1eとして設定される。
例えば、前記同様、車線幅3.5mの高速道路を車幅1.7mの車両がLKAS走行している場合を想定する。図5に示されるように、車両1が車線の右端寄りを走行しているとすると、t秒後に現在位置から車線51の中央位置(1a)に到達するための横移動距離ytは1.75-0.9=0.85mとなるが、機能失陥時には、β=0.85mとして、t秒後の仮想横変位が1.75m(=0.9+0.85)となるような操舵角に相当する操舵トルクが順操舵オーバーライド閾値T1eとして設定される。実際の横変位が1.75mに設定されても、車線内走行を維持することができる。
一方、逆操舵オーバーライド閾値T2eは、正常動作時の逆操舵オーバーライド閾値T2dに相当する仮想横変位を、現在の位置から車線中央位置(1a)に到達するための横移動距離ytと近似して、それに基づいて、t秒後に仮想横位置(1e)に到達するための仮想横変位がy″t(=yt-γ、但しγは操舵トルクX′Nmに相当する横変位より大きい、図示例ではγ=α)と車両の運動特性から算出される操舵角を操舵トルクに換算した値が逆操舵オーバーライド閾値T2eとして設定される。
この場合、図5に示されるように、γ=0.43mとなり、t秒後の横変位が0.42m(=0.85-0.43)となるような操舵角に相当する操舵トルクが逆操舵オーバーライド閾値T2eとして設定される。図5からも明らかなように、仮想横位置(1e)においても車線内走行を維持することができる。
(機能失陥時の操舵オーバーライド閾値の他の設定例)
図6は、ACCS機能失陥時の操舵オーバーライド閾値の他の設定例を示しており、この例では、車線幅3.5mの高速道路の中央付近を車幅1.7mの車両1がLKAS走行している場合を想定している。
先ず、車両1が車線中央51cから進行方向右寄り0.5mを走行している場合に、t秒後に現在の位置から車線中央51cに到達するための横移動距離yt(=0.5m)、t秒後に現在の位置から左側の車線区分線5sを逸脱しない許容横位置1eに到達すると仮定した場合の仮想横変位y″t=yt+βとすると、β=3.5/2-1.7/2=0.9mであるから、y″t=1.4mとなる。
この場合、例えば、ACCS正常動作時における操舵オーバーライド閾値Td1が、t秒後に許容横位置1eに到達する仮想横変位の1/2、すなわち、y′t=(yt+β)/2=0.7mとなるような操舵トルクに設定され、ACCS機能失陥時における操舵オーバーライド閾値Te1が、t秒後に前記許容横位置1eに対応する仮想横変位y″t=yt+β=1.4mとなるような操舵トルクに設定される。
逆操舵の場合も同様であって、t秒後に現在の位置から右側の車線区分線5cを逸脱しない許容横位置1eに到達すると仮定した場合の仮想横変位y″t=yt-βとすると、β=3.5/2-1.7/2=0.9mであるから、y″t=-0.4mとなり、この場合、ACCS正常動作時における操舵オーバーライド閾値Td2が、t秒後に許容横位置1eに到達する仮想横変位の1/2、すなわち、y′t=(yt-β)/2=-0.2mとなるような操舵トルクに設定され、ACCS機能失陥時における操舵オーバーライド閾値Te2が、t秒後に前記許容横位置1eに対応する仮想横変位y″t=yt-β=-0.4mとなるような操舵トルクに設定される。
この設定例では、車両1が左右の車線区分線5s,5cを逸脱しない許容横位置1e,1eにt秒後に到達する仮想横変位y″t,y″tとなるような操舵トルクに基づいて、ACCS機能失陥時における操舵オーバーライド閾値T1e,T2eが設定されるので、車線内走行を維持しながら、過操舵を防止することができる。
(ACCSの機能失陥時のフロー)
次に、ACCSの機能失陥時のフローについて図7を参照しながら説明する。
(1)車線内部分的自動走行システムによる走行(PADS走行)
運転者の操作によりPADS走行が選択されると、ACCSおよびLKASがシステムチェックを経て起動され、PADS走行中であることがメーターパネル内などに表示される(ステップ100)。PADS走行では、ACCSおよびLKASが連動して、目標速度(クルーズセット速度)にて単一車線内を維持して定速走行、または、所定車間距離を維持して追従走行する。この場合、車線内目標経路は、車線(走行レーン)中央または左右何れかの車線区分線から所定のオフセット距離などによって設定される。
(2)ACCS機能失陥判定
PADS(ACCS・LKAS)走行中は、外界センサ21、内界センサ22、アクチュエータ群を含む構成部品の故障や異常の有無が常時監視され、ACC機能失陥の判定が行われる(ステップ101)。
(3)ACC機能停止
PADS(ACCS・LKAS)走行中に、外界センサ21を構成する前方検知用ミリ波レーダ211の断線やESP/ABSコントローラ33の油圧系統の故障など、ACCSを構成する部品の機能失陥が検出された場合は、即時ACC機能が停止され(ステップ102)、ACC機能失陥フラグが立てられる(ステップ103)。
(4)操舵オーバーライド閾値の変更
同時に、操舵オーバーライド閾値が、正常動作時の操舵オーバーライド閾値(順方向T1d、逆方向T2d)から機能失陥時の操舵オーバーライド閾値(順方向T1e、逆方向T2e)に変更される(ステップ113)。すなわち、この時点における横移動距離ytと車両の運動特性から算出される操舵角を操舵トルクに換算した値が計算され、機能失陥時の操舵オーバーライド閾値(順方向T1e、逆方向T2e)がセットされる。
(5)ACC機能失陥・操舵引継の通知
同時に、ヘッドアップディスプレイやメーターパネル内の表示や音声によって、ACC機能失陥の発生と操舵引継(LKASが縮退制御を経て停止される)が運転者に通知される(ステップ104)。これと同時に、LKA縮退制御に移行するまでの所定時間(例えば4秒)のカウントが開始される。
(6)手動操舵有無判定
同時に、EPSコントローラ31付帯のトルクセンサにより、手動操舵34の有無が判定される(ステップ105)。
(7)操舵方向判定
EPSコントローラ31付帯のトルクセンサの検出値から、手動操舵ありと判断された場合、手動操舵34の操舵方向が判定される(ステップ106)。
操舵方向の判定は、上記ステップ113で計算された操舵トルク値に対して、操舵トルクを増加させる方向に印加された場合は順操舵と判定され、操舵トルクを減少させる方向に印加された場合は逆操舵と判定される。
(8)オーバーライド判定
手動操舵34の操舵トルクがオーバーライド閾値を超えているか否か判定される。
(8-1)順操舵オーバーライド判定
操舵方向判定で順操舵と判定された場合は、操舵トルクが順操舵オーバーライド閾値T1eと比較される(ステップ107)。
i)操舵トルク>順操舵オーバーライド閾値T1eであれば、オーバーライドと判定され、即時オーバーライドして手動走行となる。
ii)操舵トルク<順操舵オーバーライド閾値T1eであれば、オーバーライドせず、LKA走行が継続される。
(8-2)逆操舵オーバーライド判定
操舵方向判定で逆操舵と判定された場合は、操舵トルクが逆操舵オーバーライド閾値T2eと比較される(ステップ108)。
i)操舵トルク>逆操舵オーバーライド閾値T2eであれば、オーバーライドと判定され、即時オーバーライドして手動走行となる。
ii)操舵トルク<逆操舵オーバーライド閾値T2eであれば、オーバーライドせず、LKA走行が継続される。
(9)引継経過時間の判定
LKA走行が継続されている場合、上記ステップ104で操舵引継通知を出してからの所定時間(4秒)のカウントが継続され(ステップ109)、所定時間(4秒)が経過した時点でLKAS縮退制御が開始される(ステップ110)。
(10)LKAS縮退制御終了・機能停止・操舵引継
EPSコントローラ31に入力する操舵トルク指令値を所定の傾きでて0(Nm)まで徐々に低下させるLKAS縮退制御が終了すると、LKA機能が停止され、運転者への操舵引継が行われ(ステップ111)、手動操舵に完全移行する(ステップ112)。
以上のようなオーバーライド閾値の変更によって、ACC機能失陥時の過操舵によるオーバーライドは基本的に防止できるが、上述したオーバーライド判定(ステップ107,108)において、手動操舵がオーバーライド閾値以上であれば、LKA機能が手動操舵でオーバーライドされることになる。
そこで、ACC機能失陥時におけるオーバーライド閾値の変更(ステップ103)の際に、EPSコントローラ31において車速に応じて設定される(車速に逆比例する/車速上昇に伴い降下する)操舵トルクまたは操舵角の上限値を正常動作時よりも低い値にすることで、手動操舵によってオーバーライドされた場合にも車線内走行を維持できる。
また、ACC機能失陥時におけるオーバーライド閾値の変更(ステップ103)の際に、EPSコントローラ31において手動操舵の操舵ゲインを小さい値に変更することで、手動操舵によってオーバーライドされた場合にも、その操舵量が操舵トルクに部分的に反映されるようにすることもできる。
(作用と効果)
以上詳述したように、本発明に係る車両の走行制御装置は、ACCSの機能失陥時に、ACC機能およびLKA機能の停止と縦方向制御および横方向制御の引継が運転者に通知されてLKA機能の縮退制御が行われる間、操舵オーバーライド閾値が正常動作時よりも大きい値に変更されるように構成されているので、運転者のハンドル操作によって、車線逸脱につながるような過大な操舵トルクが与えられた場合にはオーバーライド状態にならず、LKA制御が継続されるため、車線内走行が維持され、過操舵によるオーバーライドと、それに起因する車線逸脱を防止できる。
例えば、車線内部分的自動走行機能作動中、ACCSに機能失陥が発生し、LKA縮退制御中に運転者がハンドルの切り増しなど修正操舵を加えた場合でも、操舵オーバーライド閾値が大きく設定されているため、オーバーライドせず、車線逸脱を防止することができる。さらに、操舵オーバーライドしないので、操舵に対する修正操舵の繰り返しを防止することができる。
また、ACCSの9機能失陥時に適用される操舵オーバーライド閾値は、機能停止および操舵引継の通知からLKA縮退制御の終了まで維持されることにより、LKA機能による操舵アシストが部分的に作用している状態で徐々に操舵引継できるので、円滑な操舵引継を行う上で有利である。
また、ACC機能正常時の操舵オーバーライド閾値は、操舵介入時の操舵方向に対して順操舵である場合と逆操舵である場合とで異なるが、上述したACC機能失陥時における操舵オーバーライド閾値の変更においても、操舵介入時の操舵方向に対して順操舵である場合と逆操舵である場合とで異なるので、ACC機能失陥時の車両の走行状態に合わせて効果的な過操舵防止が行える利点がある。
LKASでは車両は走行レーンの中央を走行するように操舵制御されるので、操舵介入時の操舵方向に対して順操舵の場合は、車両の横移動方向に余剰スペースが多いのに対して、逆操舵の場合は、相対的に余剰スペースが少ないため、車線内走行を優先したオーバーライド閾値が適用されることで、効果的な過操舵防止が行える。
ACC機能失陥時におけるオーバーライド閾値は、走行レーンを逸脱しない最大の横変位の50%~100%、好ましくは90%~100%の範囲で設定され、ACC機能正常時のオーバーライド閾値は、前記ACC機能失陥時における前記オーバーライド閾値よりも小さい範囲、例えば50%以下、好ましくは、40%~50%の範囲で設定される。特に、上述した相対的に余剰スペースが少ない逆操舵の場合のオーバーライド閾値は、走行レーンを逸脱しない最大の横変位を基準に設定されることが好ましい。
なお、上記実施形態では、操舵オーバーライド閾値が操舵トルクに基づいて設定される場合を示したが、操舵角(ステアリング角)に基づいて設定されるように構成することもできる。
以上、本発明のいくつかの実施形態について述べたが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいてさらに各種の変形および変更が可能であることを付言する。
1 車両(自車)
5,5c,5d,5s 区分線
10 自動運転コントローラ
11 環境状態推定部
12 経路生成部
13 車両制御部
14 ACCコントローラ
15 LKAコントローラ
21 外界センサ
22 内界センサ
31 EPSコントローラ
32 エンジンコントローラ
33 ESP/ABSコントローラ
34 手動操舵(ハンドル)
41 操舵機構
42 エンジン
43 ブレーキ
51,52 車線

Claims (5)

  1. 自車走行レーンおよび該走行レーンを走行する他車を認識する周囲認識機能と自車運動状態を取得する機能を含む環境状態推定部と、
    前記環境状態推定部に取得される情報に基づいて目標経路を生成する経路生成部と、
    前記目標経路に自車を追従させるべく速度制御および操舵制御を行う車両制御部と、
    を備えた車両の走行制御装置であって、
    自車走行レーンに先行他車がいない場合は目標車速に従って定速走行を行い、先行他車がいる場合は所定車間距離を維持して追従走行を行うACC機能と、
    前記目標経路への追従制御により自車走行レーン内の走行を維持するLKA機能と、
    運転者の操舵介入によって前記LKA機能を停止させる操舵オーバーライド機能と、
    前記ACC機能の失陥時に、前記LKA機能の停止と操舵引継を運転者に通知し、前記LKA機能の縮退制御を行う機能と、
    を有するものにおいて、
    前記ACC機能の失陥時に、前記LKA機能を停止させる前記操舵介入の判定基準となる操舵トルクまたは操舵角のオーバーライド閾値を、前記ACC機能の正常動作時よりも大きい値に変更する機能を有することを特徴とする車両の走行制御装置。
  2. 前記ACC機能の失陥時における前記オーバーライド閾値は、前記LKA機能の停止と操舵引継の通知から前記縮退制御の終了まで維持されることを特徴とする請求項1記載の車両の走行制御装置。
  3. 前記ACC機能正常時の前記オーバーライド閾値は、前記操舵介入時の操舵方向に対して順操舵である場合と逆操舵である場合とで異なり、かつ、前記ACC機能失陥時における前記オーバーライド閾値の変更も、前記操舵介入時の操舵方向に対して順操舵である場合と逆操舵である場合とで異なることを特徴とする請求項1または2記載の車両の走行制御装置。
  4. 前記ACC機能失陥時における前記オーバーライド閾値は、走行レーンを逸脱しない最大の横変位の50%~100%の範囲で設定されることを特徴とする請求項1~3の何れか一項記載の車両の走行制御装置。
  5. 前記ACC機能失陥時におけるオーバーライド閾値の変更時に、車速に応じて設定される操舵トルクまたは操舵角の上限値を下げる機能をさらに有することを特徴とする請求項1~4の何れか一項記載の車両の走行制御装置。
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