JP6990527B2 - アルミニウム合金材 - Google Patents

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Description

この発明は、例えば自動車用エンジン部品に代表されるピストンおよびクランク間の連結棒であるコネクティングロッド(以下「コンロッド」とも称す)として好適に用いられるアルミニウム合金材およびその関連技術に関するものである。
近年の自動車業界においては燃費の向上が強く求められており、それに伴って自動車に使用される各種部材例えば、内燃機関のピストンや、コンロッド等の軽量化および高機能化の要求が益々高まってきている。
このような自動車用の各種部材については、従来の鉄鋼材料や鋳鉄材料に代えて、重量に対する強度の比である比強度が高いアルミニウム合金材を使用する傾向が高くなり、中でも特に上記自動車用の各種部材に代表されるような、高温雰囲気下等の過酷な環境でも耐え得る部材として、高温高強度を有するAl-Si系合金等のアルミニウム合金によって構成される鍛造材が注目されるようになっている。
この種のアルミニウム合金製鍛造材を製造するにあたっては、例えば特許文献1に記載されるように、所定の成分組成のアルミニウム合金溶湯をアトマイズ法等により急冷凝固した粉末に対し、熱間押出加工を行い、得られた押出材を型鍛造して所定の製品形状とすることが一般に行われている。
特開平2-277751号
ところで、上記特許文献1に示す従来のアルミニウム合金製鍛造材の製造方法にように、アルミニウム合金製のアトマイズ粉末の押出材を鍛造素材として熱間鍛造した場合、変形抵抗が高いため、金型寿命が低下するおそれがある。
そこで金型寿命の低下を避けるために、アルミニウム合金製のアトマイズ粉末の押出材を用いずに、従来の一般的な鋳造材を鍛造素材として型鍛造によりコンロッドを成形する方法を選択する場合がある。しかしながらこの方法を選択した場合、コンロッドの使用環境下である150℃の高温下における特性、特に疲労強度等の強度や低熱膨張率化がアトマイズ粉末の押出材を用いる場合よりも低いという課題があった。
この発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、アトマイズ粉末の押出材を用いることなく、高温環境等の過酷な使用環境下であっても、高い強度および低い熱膨張率等の所望の特性を備えたアルミニウム合金材およびその関連技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、以下の手段を備えるものである。
[1]Si:13質量%~15質量%、Cu:2.0質量%~6.0質量%、Mg:0.2質量%~1.5質量%、Fe:0.4質量%~0.8質量%、Ni:0.2質量%~0.8質量%、P:0.005質量%~0.015質量%含み、残部がAlと不可避不純物からなる組成を有することを特徴とするアルミニウム合金材。
[2]Cu:4.2質量%~4.8質量%、Mg:0.4質量%~0.6質量%、Fe:0.4質量%~0.6質量%含む前項1に記載のアルミニウム合金材。
[3]Mn:0.01質量%~0.50質量%、Ti:0.01質量%~0.30質量%、およびZr:0.01質量%~0.30質量%のうちいずれか1種以上の成分を含む前項1または2に記載のアルミニウム合金材。
[4]前項1~3のいずれか1項に記載のアルミニウム合金材によって構成されていることを特徴とする車両用コネクティングロッド。
[5]Si:13質量%~15質量%、Cu:2.0質量%~6.0質量%、Mg:0.2質量%~1.5質量%、Fe:0.4質量%~0.8質量%、Ni:0.2質量%~0.8質量%、P:0.005質量%~0.015質量%含み、残部がAlと不可避不純物からなる組成を有するアルミニウム合金溶湯を鋳造して鋳造材を作製し、
その鋳造材を基にアルミニウム合金材を製造するようにしたことを特徴とするアルミニウム合金材の製造方法。
[6]前記アルミニウム合金溶湯は、Cu:4.2質量%~4.8質量%、Mg:0.4質量%~0.6質量%、Fe:0.4質量%~0.6質量%含む前項5に記載のアルミニウム合金材の製造方法。
[7]前記アルミニウム合金溶湯は、Mn:0.01質量%~0.50質量%、Ti:0.01質量%~0.30質量%、およびZr:0.01質量%~0.30質量%のうちいずれか1種以上の成分を含む前項5または6に記載のアルミニウム合金材の製造方法。
[8]前記鋳造材に対し、均質化処理を施した後、鍛造を行ってアルミニウム合金材を製造するようにした前項5~7のいずれか1項に記載のアルミニウム合金材の製造方法。
[9]前記鋳造材に対し、押出加工を行って押出材を作製し、
その押出材に対し、均質化処理を施した後、鍛造を行ってアルミニウム合金材を製造するようにした前項5~7のいずれか1項に記載のアルミニウム合金材の製造方法。
[10]前記鋳造材に対し、均質化処理を施した後、鍛造を行って鍛造材を作製し、
その鍛造材に対し、溶体化処理、水焼き入れ処理および人工時効処理を施して、アルミニウム合金材を製造するようにした前項5~7のいずれか1項に記載のアルミニウム合金材の製造方法。
[11]前記鋳造材に対し、均質化処理を施した後、鍛造を行って鍛造材を作製し、
その鍛造材に対し、溶体化処理、水焼き入れ処理および人工時効処理を施した後、ショットピーニング処理を施して、アルミニウム合金材を製造するようにした前項5~7のいずれか1項に記載のアルミニウム合金材の製造方法。
[12]前項5~11のいずれか1項に記載の製造方法によって製造されたアルミニウム合金材を用いて車両用コネクティングロッドを製造するようにしたことを特徴とする車両用コネクティングロッドの製造方法。
発明[1]~[3]のアルミニウム合金材によれば、特定の合金組成を有しているため、高温環境下であっても、十分な強度および低い熱膨張率を備えている。
発明[4]の車両用コネクティングロッドによれば、特定の合金組成を有しているため、高温環境下であっても、十分な強度および低い熱膨張率を備えている。
発明[5]~[11]のアルミニウム合金材の製造方法によれば、高温環境下であっても、十分な強度および低い熱膨張率を備えたアルミニウム合金材を製造することができる。
発明[12]の車両用コネクティングロッドの製造方法によれば、高温環境下であっても、十分な強度および低い熱膨張率を備えた車両用コネクティングロッドを製造することができる。
図1はこの発明の実施形態である自動車用コネクティングロットの製造プロセスの一例を示すフローチャートである。 図2は実施例のアルミニウム合金材の製造方法に基づく鋳造材を示す斜視図である。 図3は実施例のアルミニウム合金材の製造方法に基づく鍛造材を示す斜視図である。
この発明の実施形態である自動車用コンロッドは、所定のアルミニウム合金材によって構成されている。なお本実施形態において、添加量(含有量)としての「%」は、「質量%」の意味で用いられている。
本実施形態におけるコンロッドとしてのアルミニウム合金材は、Si:13%~15%、Cu:4.2%~4.8%、Mg:0.4%~0.6%、Fe:0.4%~0.6%、Ni:0.2%~0.8%、P:0.005%~0.015%含み、残部がAlと不可避不純物からなる組成を備えている。
本実施形態においてアルミニウム合金材の各組成成分(添加元素)の添加量(含有量)とその効果は以下の通りである。
Siの添加量は13%~15%である。Siは高温強度を向上させる効果および熱膨張を低下させる効果を有している。この効果はSiが13%未満では表れ難く、13%以上で特に顕著に表れる。Siが15%を超えると鍛造加工性が低下し、さらに初晶Siの晶出が多く室温での伸びが低下して、またアルミよりも固い初晶Siの存在によって切削加工の切削刃が欠けるおそれがある。よってSiは13%~15%とする必要があり、好ましくは13.5%~14.5%とするのが望ましい。
Cuの添加量は4.2%~4.8%である。Cuは高温強度、とりわけコンロッドの実用温度域である150℃における強度を向上させる効果を有している。この効果はCuの析出によるもので、人工時効を施すことで上記効果を得ることができる。またNiと同時添加することで、Al-Ni-Cu系化合物として晶出し分散強化を得て高温強度が一層向上する効果がある。この双方の効果は、Cuが4.2%未満では表れ難く、4.2%以上で顕著に表れる。また4.8%を超えると、上記効果が顕著に表れ難くなり、また比重が増すことによって比強度が向上しなくなるおそれがある。よってCuは4.2%~4.8%とする必要があり、より好ましくは4.4%~4.6%とするのが望ましい。
Mgの添加量は0.4%~0.6%である。Mgは高温強度を向上させる効果がある。Mgは連続鋳造時に固溶し、人工時効時にSiやCuと化合物を形成し析出することで、コンロッドの実用温度域である150℃での強度を向上させる効果がある。この効果はMgが0.4%未満では表れ難く、0.4%以上で顕著に表れる。また0.6%を超えると上記効果が顕著に表れなくなる。よってMgは0.4%~0.6%とする必要があり、より好ましくは0.45%~0.55%にするのが望ましい。
Feの添加量は0.4%~0.6%である。FeはSiと同時添加することでAl-Fe-Si系化合物を晶出して分散強化に寄与し、コンロッドの実用温度域での強度を向上させる効果がある。この効果はFeが0.4%未満では表れ難く、0.4%以上で顕著に表れる。また0.6%を超えると粗大化した化合物が晶出し、延性の低下をもたらすおそれがある。よってFeは0.4%~0.6%とする必要があり、より好ましくは0.45%~0.55%とするのが望ましい。
Niの添加量は0.2%~0.8%である。Niは高温強度を向上させる効果および熱伝導率を低下させる効果を有している。NiはCuと同時添加することで、Al-Cu-Ni系化合物を晶出させ、分散強化にて目的温度域での強度を向上させる効果がある。この効果はNiが0.2%未満では表れ難く、0.2%以上で顕著に表れる。また0.8%を超えると粗大晶出物が晶出し、延性が低下するおそれがある。よってNiは0.2~0.8%とする必要があり、より好ましくは0.3~0.7%とするのが望ましい。
Pの添加量は0.005%~0.015%である。PはAlP化合物を形成して初晶Siの核となり、初晶Siの微細化および均一分散に寄与する効果がある。この効果はPが0.005%未満では表れ難く、0.005%以上で顕著に表れる。また0.015%を超えると湯流れ性が低下し鋳造が難しくなるおそれがある。よってPは0.005%~0.015%とする必要があり、より好ましくは、0.007%~0.013%とするのが望ましい。
Mnは0.01~0.5%の範囲で添加するのが好ましい。すなわちMnはSiと同時添加することでAl-Mn-Si系化合物を晶出して分散強化に寄与し、また溶体化処理時に一部がAl母相に固溶し人工時効処理時に微細析出物として析出し、コンロッドの実用温度域での疲労強度向上に寄与する。この効果はMnが0.01%未満では表れ難く、0.01%以上で顕著に表れる。また0.5%を超えるとAl母相より先に晶出され粗大晶出物がとなり、延性低下をもたらすおそれがある。よってMnを添加する場合、0.01%~0.5%とするのが良く、より好ましくは0.1~0.3%とするのが望ましい。
Tiは0.01%~0.3%の範囲で添加するのが好ましい。すなわちTiは微細添加することで鋳造時にAl母相中に固溶し、人工時効処理時に濃化してマトリクス強化につながり、コンロッドの実用温度域での疲労強度向上に寄与する。この効果はTiが0.01%未満では表れ難く、0.01以上で顕著に表れる。また0.3%を超えると、Tiを含む化合物が粗大に晶出し、延性低下をもたらすおそれがある。よってTiを添加する場合、0.01%~0.3%とするのが良く、より好ましくは0.05%~0.10%とするのが望ましい。
Zrは0.01%~0.3%の範囲で添加するのが好ましい。すなわちZrは微細添加することで鋳造時にAl母相中に固溶し、人工時効処理時に濃化してマトリクス強化につながる。また、Tiと同時添加することで、Al-(Ti、Zr)系として人工時効処理時にL12構造を持つナノスケール析出物を生成し、コンロッドの実用温度域での疲労強度向上に寄与する。この効果はZrが0.01%未満では表れ難く、0.01%以上で顕著に表れる。また0.3%を超えると、Zrを含む化合物が粗大に晶出し、延性低下をもたらすおそれがある。よってZrは0.01%~0.3%とするのが良く、より好ましくは0.05~0.10%とするのが望ましい。
本実施形態においては例えば、周知の方法で溶製することによって、上記の合金組成を有するアルミニウム合金溶湯を作製し、その溶湯を用いて連続鋳造して連続鋳造材(ビレット)を作製する。さらにその連続鋳造材に対し、熱処理を行った後、鍛造加工等の塑性加工を行うことによって、本実施形態のコンロッド用の低熱膨張アルミニウム合金材が得られるものである。
次に本実施形態におけるコンロッド用アルミニウム合金材を製造するプロセスの一例について、図1を参照しながら詳細に説明する。
まず溶製することによって前述のように成分調整されたアルミニウム合金溶湯を作製する。この溶湯を用いて図1に示すように連続鋳造を行って連続鋳造材を製作する(ステップS1)。本実施形態において、この連続鋳造材は、鍛造素材用のビレットとして構成されるものであり、例えば直径φ30mm~40mmの寸法で丸棒状に形成される。
なお本発明においては、連続鋳造によって押出用のビレットを作製し、その押出用ビレットを押出加工して押出材を成形し、その押出材を鍛造素材として用いることも可能である。しかしながら、その場合には押出加工を行う分、製造コストが高くなるため、連続鋳造(鋳造工程)で鍛造素材用のビレットを製作する方が有利である。
得られた連続鋳造材は、鋳造時に晶出物の偏析等が起きる場合が有るため、その不均一な組織を除去するために、ステップS2に示すように均質化処理を施す。均質化処理においては加熱温度を480~505℃とし、処理時間を0.5時間(hr)~6hrとするのが良い。
均質化処理した後、ステップS3に示すように連続鋳造材を所定の長さに切断し、鍛造素材とする。
こうして得られた鍛造素材に対しステップS4に示すように鍛造加工を行って、鍛造材を成形する。この鍛造工程においては、金型温度を100℃~250℃とし、素材温度を370℃~450℃とするのが良い。
次にこの鍛造材に対しステップS5に示すように溶体化処理を行う。この溶体化処理においては加熱温度を485℃~510℃とし、処理時間を1.0hr~5.0hrとするのが良い。
溶体化処理を行った鍛造材に対しステップS6に示すように水焼き入れ処理を行って急冷する。この水焼き入れ処理において水温は10℃~80℃に設定するのが良い。
水焼き入れ処理を行った鍛造材に対しステップS7に示すように人工時効処理を行う。この人工時効処理においては加熱処理温度を160℃~220℃とし、処理時間を1hr~18hrとするのが良い。
人工時効処理を行った後、人工時効処理済みの鍛造材(鍛造T6処理品)に対し機械加工により表面を切削する。その切削後にステップS8に示すように鍛造材に対しショットブラスト処理(ショットピーニング処理)を行う。このショットブラスト処理は、ショットをピーニングすることによって鍛造材の表面近傍に塑性変形を加えて表面に圧縮応力を与えることで疲労強度を向上させるものである。このショットブラスト処理において、ショットメディアのサイズ(砥粒サイズ)は直径1mm以下程度とし、砥粒種はSUS304、アルミナ等、ピーニングガスの圧力は1MPa以下とするのが良い。
こうして本実施形態のコンロッド用アルミニウム合金材(鍛造材)が製造される。こうして得られたアルミニウム合金材を用いて製作されたコンロッドにおいては、常温強度、高温強度に優れ、とりわけ鉄部品との接合による低熱膨張性および繰返し荷重が負荷されることに対しての高温下での高い疲労強度を備えており、コンロッドとして高い性能を得ることができる。
以下、本発明に関連した実施例および実施例と対比する比較例について詳細に説明する。
Figure 0006990527000001
表1は実施例1~7および比較例8~20のアルミニウム合金材(供試材)の組成成分を示す表である。実施例7以外においては、表1に示す組成を有するアルミニウム合金溶湯をそれぞれ溶製し、各アルミニウム合金溶湯を用いて、鋳造径38mmで連続鋳造を行ってφ38mmの実施例7以外の実施例および比較例の連続鋳造材を得た。得られた連続鋳造材を470℃×7hrにて均質化処理を施し、空冷した。
また実施例7においては、表1の実施例7に示す組成を有するアルミニウム合金溶湯を溶製し、そのアルミニウム合金溶湯を用いて、鋳造径210mmで連続鋳造を行ってφ210mmの実施例7の押出用ビレットを得た。そのビレットを350℃に加熱して押出加工して、φ38mmの実施例7の押出材を得た。得られた押出材を470℃×7hrにて均質化処理を施し、空冷した。
空冷した上記連続鋳造材および押出材を長さ(L)=80mmに切断して、図2に示すように実施例および比較例の鍛造素材W1を得た。続いてその鍛造素材W1に対し素材温度420℃、金型温度180℃で熱間鍛造を行った。この鍛造においては、連続鋳造材の軸方向と垂直な方向(LT方向)に50%の据込を行い、図3に示すように実施例および比較例の材料特性調査用の鍛造材(据込材)W2とした。
上記鍛造材を、500℃×3hrで加熱して溶体化処理を行った後、25℃の水にて水焼き入れを行い、170℃×8hrにて人工時効処理を施して、実施例および比較例の溶体化処理済みの鍛造材(鍛造T6処理品)を得た。
次に常温引張試験を行うために、実施例および比較例の上記鍛造T6処理品の一部を切り出して、実施例および比較例の常温引張試験片(供試材)を得た。この試験片の形状はJIS4号試験片を採用し、各試験片に対し、JISZ2241の規定に準拠し引張試験を行い、引張強度を測定した。
また高温引張試験を行うために、実施例および比較例の上記鍛造T6処理品を150℃×100hrで予備加熱した後、切削加工により一部を切り出して実施例および比較例の高温引張試験片(供試材)を得た。この試験片形状はJIS4号試験片を採用し、各試験片に対しJISZ2241の規定に準拠し引張試験を行い、引張強度を測定した。
また高温疲労試験を行うために、実施例および比較例の上記鍛造T6処理品を150℃×100hrで予備加熱した後、切削加工により一部を切り出して実施例および比較例の所定の形状の試験片(供試材)を得た。そして各試験片に対し疲労試験を行った。疲労試験は小野式回転曲げ試験機を用いて、各試験片(合金)毎に8回ずつ測定しS-N曲線を得た。得られたS-N曲線より繰返し数10回における強度を求め、疲労強度とした。
また熱膨張試験を行うために、実施例および比較例の上記鍛造T6処理品から切削加工により一部を切り出して実施例および比較例の所定の形状の試験片(供試材)を得た。そして各試験片に対し熱膨張測定を行った。熱膨張測定は、各試験片に対しリガク製線膨張測定装置(Thermo plus EVO)を用いて、30℃~150℃の範囲で測定した。
以上のように測定された常温引張強度、150℃引張強度、150℃疲労強度および熱膨張率の結果を表2に示す。また表2においては、各試験による測定結果を基に、常温引張強度、150℃引張強度、150℃疲労強度および熱膨張率を「◎(優)」「○(良)」「×(不可)」の3段階で評価した。この評価にあたって、常温引張強度においては431MPa以上を「◎」、400MPa~430MPaを「○」、399MPa以下を「×」とし、150℃引張強度においては381MPa以上を「◎」、350MPa~380MPaを「○」、349MPa以下を「×」とし、150℃疲労強度においては156MPa以上を「◎」、150MPa~155MPaを「○」、149MPa以下を「×」とし、熱膨張率においては19.4×10-6/K以下を「◎」、19.4×10-6/K超から19.9×10-6/K以下を「○」、20×10-6/K以上を「×」とした。
Figure 0006990527000002
表2に示す結果から明らかなように、Si、Cu、Mg、Fe、Ni、Mn、Ti、Znの添加量が本発明の特定範囲や好適範囲内に適切に調整した実施例1~7の供試材(試験片)では、常温引張強度、150℃引張強度、150℃疲労強度、低熱膨張率の全てにおいて優れた評価を得ることができた。
これに対し比較例8、14、16に示すように、低熱膨張化に寄与するSi、Fe、Niの添加量が本発明の特定範囲内よりも少ない供試材では、熱膨張率が高くなっているのが分かる。
また比較例13のように、高熱膨張化に寄与するMgの添加量が本発明の特定範囲内よりも多い供試材では、熱膨張率が高くなっているのが分かる。
また比較例9の供試材では、Siの添加量が本発明の特定範囲内よりも多いため、初晶Siが多量に晶出し、延性が低く疲労強度が低いことが分かる。
さらに比較例10、12のように、150℃域での強度向上に寄与するCu、Mgの添加量が本発明の特定範囲内よりも少ない供試材では、時効析出による強度向上が少なく、疲労強度が低いことが分かる。
さらに比較例11の供試材では、Cuの添加量が本発明の特定範囲内よりも多いため、Al-Cu系化合物の晶出により延性が低く疲労強度が低いことが分かる。
また比較例15の供試材では、Feの添加量が本発明の特定範囲内よりも多いため、粗大なAl-Fe-Si系化合物が晶出し、機械的特性が低いことが分かる。
また比較例16の供試材では、Niの添加量が本発明の特定範囲内よりも少ないため、Al-Ni-Cu系化合物の晶出による分散強化が弱く、疲労強度が低いことが分かる。
さらに比較例17の供試材では、Niの添加量が本発明の特定範囲内よりも多いため、粗大なAl-Ni-Cu系化合物が晶出し、機械的特性が低いことが分かる。
また比較例18の供試材では、Mnの添加量が本発明の所定範囲内よりも多いため、粗大なAl-Mn-Si系化合物が晶出し、機械的特性を低下させていることが分かる。
さらに比較例19の供試材では、Tiを添加量が本発明の所定範囲内よりも多いため、粗大なTi系化合物が晶出し、機械的特性を低下させていることが分かる。
さらに比較例20の供試材では、Zrの添加量が本発明の所定範囲内よりも多いため、粗大なZr系化合物が晶出し、機械的特性を低下させていることが分かる。
以上のように、本発明の要旨を含む実施例1~7の供試材(アルミニウム合金材)においては、常温引張強度、150℃引張強度、150℃疲労強度および熱膨張率に優れており、高温環境等の過酷な使用環境下であっても、十分な疲労強度および低熱膨張率を備えているため、特に車両用コンロッドとして好適に用いることができる。
これに対し比較例8~20の供試材のように本発明の要旨を逸脱するアルミニウム合金材は、150℃引張強度、150℃疲労強度および熱膨張率のいずれかの結果が本発明よりも劣り、本発明のアルミニウム合金材は高温環境下での使用に好適であると考えられる。
この発明のアルミニウム合金材は、例えば自動車の内燃機関におけるピストンおよびクランク間の連結棒であるコネクティングロッドとして好適に用いることができる。
W1:鋳造材(鍛造素材)
W2:鍛造材(据込材)

Claims (10)

  1. Si:13質量%~15質量%、Cu:4.2質量%~4.8質量%、Mg:0.4質量%~0.6質量%、Fe:0.4質量%~0.6質量%、Ni:0.2質量%~0.8質量%、P:0.005質量%~0.015質量%含み、残部がAlと不可避不純物からなる組成を有することを特徴とするアルミニウム合金材。
  2. Mn:0.01質量%~0.50質量%、Ti:0.01質量%~0.30質量%、およびZr:0.01質量%~0.30質量%のうちいずれか1種以上の成分を含む請求項1に記載のアルミニウム合金材。
  3. 請求項1または2に記載のアルミニウム合金材によって構成されていることを特徴とする車両用コネクティングロッド。
  4. Si:13質量%~15質量%、Cu:4.2質量%~4.8質量%、Mg:0.4質量%~0.6質量%、Fe:0.4質量%~0.6質量%、Ni:0.2質量%~0.8質量%、P:0.005質量%~0.015質量%含み、残部がAlと不可避不純物からなる組成を有するアルミニウム合金溶湯を鋳造して鋳造材を作製し、
    その鋳造材を基にアルミニウム合金材を製造するようにしたことを特徴とするアルミニウム合金材の製造方法。
  5. 前記アルミニウム合金溶湯は、Mn:0.01質量%~0.50質量%、Ti:0.01質量%~0.30質量%、およびZr:0.01質量%~0.30質量%のうちいずれか1種以上の成分を含む請求項4に記載のアルミニウム合金材の製造方法。
  6. 前記鋳造材に対し、均質化処理を施した後、鍛造を行ってアルミニウム合金材を製造するようにした請求項4または5に記載のアルミニウム合金材の製造方法。
  7. 前記鋳造材に対し、押出加工を行って押出材を作製し、
    その押出材に対し、均質化処理を施した後、鍛造を行ってアルミニウム合金材を製造するようにした請求項4または5に記載のアルミニウム合金材の製造方法。
  8. 前記鋳造材に対し、均質化処理を施した後、鍛造を行って鍛造材を作製し、
    その鍛造材に対し、溶体化処理、水焼き入れ処理および人工時効処理を施して、アルミニウム合金材を製造するようにした請求項4または5に記載のアルミニウム合金材の製造方法。
  9. 前記鋳造材に対し、均質化処理を施した後、鍛造を行って鍛造材を作製し、
    その鍛造材に対し、溶体化処理、水焼き入れ処理および人工時効処理を施した後、ショットピーニング処理を施して、アルミニウム合金材を製造するようにした請求項4または5に記載のアルミニウム合金材の製造方法。
  10. 請求項4~9のいずれか1項に記載の製造方法によって製造されたアルミニウム合金材を用いて車両用コネクティングロッドを製造するようにしたことを特徴とする車両用コネクティングロッドの製造方法。
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