JP6988490B2 - シート空調装置およびシート空調システム - Google Patents
シート空調装置およびシート空調システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP6988490B2 JP6988490B2 JP2018002128A JP2018002128A JP6988490B2 JP 6988490 B2 JP6988490 B2 JP 6988490B2 JP 2018002128 A JP2018002128 A JP 2018002128A JP 2018002128 A JP2018002128 A JP 2018002128A JP 6988490 B2 JP6988490 B2 JP 6988490B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- air
- temperature
- body temperature
- evaporator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
Description
シート(2)の下に配置され、シートの付近を空調するシート空調装置(3)であって、
冷媒を圧縮するコンプレッサ(363)と、
コンプレッサにより圧縮された冷媒を気化させることで周囲の空気を冷却するエバポレータ(366)と、
エバポレータで冷却された空気の温度を検出するエバポレータ後センサ(367)と、
シート付近の空気をエバポレータへ送るブロア(361)と、
コンプレッサが停止している状態でブロアを作動させ、この状態でエバポレータ後センサが検出する温度に基づいて、シートに着座しているシート着座者の体温を推定する体温推定部(43)と、
体温推定部が推定したシート着座者の体温と設定温度とを少なくとも用いて、コンプレッサを作動させる空調制御を行う空調制御部(42)とを備える。
シート空調装置と、シートとを備えたシート空調システム(1)であって、
シートは、
シート着座者の背部を支えるシート背部(21)と、
シート背部の上端に接続され、シート着座者の頭部を支えるシート頭部(22)と、
シート着座者の臀部および大腿部を支えるシート座部(23)と、
シート背部の上端部およびシート頭部の一方または両方に形成され、冷房時に空気を吹き出す上方吹き出し口(26)と、を備え、
シート空調装置は、筐体(31)を備え、
筐体は、シート座部側の面に形成され、筐体内に空気を取り込む空気取り入れ口(32)を備え、
体温推定部は、シート空調装置に対して冷房開始指示が行われたことによりシート着座者の体温の推定を行う際に、ブロアを作動させる前にエバポレータ後センサが検出した温度が、シート着座者の首付近に吹き付けられると不快に感じる温度か否かを判断する不快温度閾値以上であれば、ブロアを冷房時とは反対回転させ、この状態でエバポレータ後センサが検出する温度に基づいて、シート着座者の体温を推定する。
シート空調装置と、シートとを備えたシート空調システム(1)であって、
シートは、
シート着座者の背部を支えるシート背部(21)と、
シート背部の上端に接続され、シート着座者の頭部を支えるシート頭部(22)と、
シート着座者の臀部および大腿部を支えるシート座部(23)と、
シート背部の上端部およびシート頭部の一方または両方に形成され、冷房時に空気を吹き出す上方吹き出し口(26)と、
シート背部の中央部またはそれよりも下方に形成され、暖房時に空気を吹き出す下方吹き出し口(27)と、
シート座部に形成され、暖房時に空気を吹き出す座部吹き出し口(28)と、を備え、
シート空調装置は、
筐体(31)と、
冷房時の空気の吹き出し口となる冷風吹き出し口(33)と、
暖房時の空気の吹き出し口となる温風吹き出し口(34)と、
筐体から空気を吹き出す吹き出し口を、冷風吹き出し口とするか温風吹き出し口とするかを切り替えるダンパ(381、382)と、を備え、
体温推定部は、シート空調装置に対して冷房開始指示が行われたことによりシート着座者の体温の推定を行う際に、ブロアを作動させる前にエバポレータ後センサが検出した温度が、シート着座者の首付近に吹き付けられると不快に感じる温度か否かを判断する不快温度閾値以上であれば、ダンパを、吹き出し口を温風吹き出し口とする側に切り替えてブロアを冷房時と同じ方向に回転させ、この状態でエバポレータ後センサが検出する温度に基づいて、シート着座者の体温を推定する。
以下、実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、シート空調システム1の全体構成図である。シート空調システム1は、シート2と、シート空調装置3とを備えている。本実施形態のシート空調システム1は、車両に搭載される。したがって、シート2に着座するシート着座者は、車両の乗員である。そこで、以下、シート着座者を乗員と記載する。
シート2は、シート背部21と、シート頭部22と、シート座部23とを備えている。シート背部21は、乗員の背部を支える部分である。シート頭部22は、シート背部21の上端に接続され、乗員の頭部を支える。シート座部23は、乗員の臀部および大腿部を支える。
シート空調装置3は、シート2の下に配置されている。図2にシート空調装置3の外観図を示している。シート空調装置3は、筐体31を備えている。本実施形態の筐体31は、直方体形状である。筐体31の上面31aに空気取り入れ口32が形成されている。この上面31aはシート座部23の表面側に向いている面である。空気取り入れ口32は、円形に開口している貫通穴である。なお、筐体31の側面にも、空気取り入れ口が形成されていてもよい。
また、空調ECU40は、CPUが上記プログラムを実行することで、図4に示す予約時刻取得部41、空調制御部42、体温推定部43としての機能を実行する。なお、空調ECU40が実行する機能の一部または全部が専用のIC等により、ハードウェア構成として提供されてもよい。
この実施形態では、体温推定部43は、空調制御部42がコンプレッサ363を作動させる前、すなわちコンプレッサ363が停止している状態でブロア361を作動させる。ブロア361を正回転させると、シート座部23に対向して開口する空気取り入れ口32から空気が筐体31内に取り入れられる。ブロア361を逆回転させると、上方吹き出し口26が空気取り入れ口となり、上方吹き出し口26から筐体31内に空気が取り入れられる。いずれの場合にもシート2の表面付近の空気が筐体31内に取り入れられる。
次に、第2実施形態を説明する。この第2実施形態以下の説明において、それまでに使用した符号と同一番号の符号を有する要素は、特に言及する場合を除き、それ以前の実施形態における同一符号の要素と同一である。また、構成の一部のみを説明している場合、構成の他の部分については先に説明した実施形態を適用できる。
シート空調装置3に、ブロア361とは別に、エバポレータ366で冷やされた空気を冷風吹き出し口33の方向に送るファンが設けられていてもよい。また、コンデンサ364とPTCヒータ37により暖められた空気を温風吹き出し口34の方向に送るファンが設けられていてもよい。
実施形態のシート空調システム1は車両に搭載されていた。しかし、シート空調システム1は車両に搭載される必要はなく、車両以外の乗り物に設定されたシートに代えて設置することができる。また、建物内に設置されたシートに代えて設置することもできる。
実施形態では、上方吹き出し口26は、シート背部21の上端とシート頭部22の下端との間に開口していた。しかし、上方吹き出し口26は、乗員の首付近に風を吹き出すようになっていれば、実施形態の上方吹き出し口26の開口の位置よりも上方あるいは下方に位置していてもよい。
Claims (8)
- シート(2)の下に配置され、前記シートの付近を空調するシート空調装置(3)であって、
冷媒を圧縮するコンプレッサ(363)と、
前記コンプレッサにより圧縮された前記冷媒を気化させることで周囲の空気を冷却するエバポレータ(366)と、
前記エバポレータで冷却された空気の温度を検出するエバポレータ後センサ(367)と、
前記シート付近の空気をエバポレータへ送るブロア(361)と、
前記コンプレッサが停止している状態で前記ブロアを作動させ、この状態で前記エバポレータ後センサが検出する温度に基づいて、前記シートに着座しているシート着座者の体温を推定する体温推定部(43)と、
前記体温推定部が推定した前記シート着座者の体温と設定温度とを少なくとも用いて、前記コンプレッサを作動させる空調制御を行う空調制御部(42)とを備えるシート空調装置。 - 前記体温推定部は、前記コンプレッサが停止してからの経過時間が、前記エバポレータが雰囲気温度に近い温度まで戻っていないと推定できる復帰時間内であれば、前記シート着座者の体温の推定を行わない、請求項1に記載のシート空調装置。
- 請求項1または2に記載のシート空調装置と、前記シートとを備えたシート空調システム(1)であって、
前記シートは、
前記シート着座者の背部を支えるシート背部(21)と、
前記シート背部の上端に接続され、前記シート着座者の頭部を支えるシート頭部(22)と、
前記シート着座者の臀部および大腿部を支えるシート座部(23)と、
前記シート背部の上端部および前記シート頭部の一方または両方に形成され、冷房時に空気を吹き出す上方吹き出し口(26)と、を備え、
前記シート空調装置は、筐体(31)を備え、
前記筐体は、前記シート座部側の面に形成され、前記筐体内に空気を取り込む空気取り入れ口(32)を備え、
前記体温推定部は、前記シート空調装置に対して冷房開始指示が行われたことにより前記シート着座者の体温の推定を行う際に、前記ブロアを作動させる前に前記エバポレータ後センサが検出した温度が、前記シート着座者の首付近に吹き付けられると不快に感じる温度か否かを判断する不快温度閾値以上であれば、前記ブロアを冷房時とは反対回転させ、この状態で前記エバポレータ後センサが検出する温度に基づいて、前記シート着座者の体温を推定するシート空調システム。 - 請求項1または2に記載のシート空調装置と、前記シートとを備えたシート空調システム(1)であって、
前記シートは、
前記シート着座者の背部を支えるシート背部(21)と、
前記シート背部の上端に接続され、前記シート着座者の頭部を支えるシート頭部(22)と、
前記シート着座者の臀部および大腿部を支えるシート座部(23)と、
前記シート背部の上端部および前記シート頭部の一方または両方に形成され、冷房時に空気を吹き出す上方吹き出し口(26)と、
前記シート背部の中央部またはそれよりも下方に形成され、暖房時に空気を吹き出す下方吹き出し口(27)と、
前記シート座部に形成され、暖房時に空気を吹き出す座部吹き出し口(28)と、を備え、
前記シート空調装置は、
筐体(31)と、
冷房時の空気の吹き出し口となる冷風吹き出し口(33)と、
暖房時の空気の吹き出し口となる温風吹き出し口(34)と、
前記筐体から空気を吹き出す吹き出し口を、前記冷風吹き出し口とするか前記温風吹き出し口とするかを切り替えるダンパ(381、382)と、を備え、
前記体温推定部は、前記シート空調装置に対して冷房開始指示が行われたことにより前記シート着座者の体温の推定を行う際に、前記ブロアを作動させる前に前記エバポレータ後センサが検出した温度が、前記シート着座者の首付近に吹き付けられると不快に感じる温度か否かを判断する不快温度閾値以上であれば、前記ダンパを、前記吹き出し口を前記温風吹き出し口とする側に切り替えて前記ブロアを冷房時と同じ方向に回転させ、この状態で前記エバポレータ後センサが検出する温度に基づいて、前記シート着座者の体温を推定するシート空調システム。 - 前記空調制御部を作動させて空調制御を開始させる予約時刻である作動開始予約時刻を取得する予約時刻取得部(41)を備え、
前記体温推定部は、前記予約時刻取得部が取得した前記作動開始予約時刻よりも前に前記ブロアを回転させる請求項1または2に記載のシート空調装置。 - 前記シート空調装置は車両に搭載され、
前記体温推定部は、前記車両に搭載された日射センサが検出した日射量が、前記車両内の温度が暑くなっていると推定できる高日射閾値以上であれば、前記シート着座者の体温を推定せず、
前記空調制御部は、前記日射センサが検出した前記日射量が前記高日射閾値以上であれば、前記シート着座者の体温推定結果によらない高温時の空調制御を実行する請求項1または2に記載のシート空調装置。 - 前記シート空調装置は車両に搭載され、
前記体温推定部は、前記車両に搭載された外気温センサが検出した外気温度が、前記車両内の温度が暑くなっていると推定できる高温閾値以上であれば、前記シート着座者の体温を推定せず、
前記空調制御部は、前記外気温センサが検出した前記外気温度が前記高温閾値以上であれば、前記シート着座者の体温推定結果によらない高温時の空調制御を実行する請求項1または2に記載のシート空調装置。 - 筐体(31)を備え、
前記筐体は、シート座部側の面に形成され、前記筐体内に空気を取り込む空気取り入れ口(32)を備える請求項1、2、5〜7のいずれか1項に記載のシート空調装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018002128A JP6988490B2 (ja) | 2018-01-10 | 2018-01-10 | シート空調装置およびシート空調システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018002128A JP6988490B2 (ja) | 2018-01-10 | 2018-01-10 | シート空調装置およびシート空調システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019119400A JP2019119400A (ja) | 2019-07-22 |
JP6988490B2 true JP6988490B2 (ja) | 2022-01-05 |
Family
ID=67305887
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018002128A Active JP6988490B2 (ja) | 2018-01-10 | 2018-01-10 | シート空調装置およびシート空調システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6988490B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4318054B2 (ja) * | 2007-01-11 | 2009-08-19 | 株式会社デンソー | 自動車用局所冷房システム |
JP6643167B2 (ja) * | 2016-03-31 | 2020-02-12 | 株式会社Subaru | 車両用空調装置 |
US10391900B2 (en) * | 2016-12-28 | 2019-08-27 | Faurecia Automotive Seating, Llc | Ventilated vehicle seat |
-
2018
- 2018-01-10 JP JP2018002128A patent/JP6988490B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019119400A (ja) | 2019-07-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6332558B2 (ja) | 車両用空調装置 | |
JP2007308133A (ja) | 車両用空調装置 | |
JP2008265490A (ja) | 車両用空調装置 | |
JP2004148949A (ja) | 車両用空調装置 | |
JP2004338673A (ja) | 車両用空調装置 | |
JP6988490B2 (ja) | シート空調装置およびシート空調システム | |
JP5910285B2 (ja) | 車両用空調装置 | |
JP2006076503A (ja) | 車両用空調装置 | |
JP2006082641A (ja) | 車両の温度制御装置 | |
JP7031279B2 (ja) | 車両用空調装置 | |
JP2017177832A (ja) | 車両用空調装置 | |
JP4443294B2 (ja) | 車両用空調装置 | |
JP2021059234A (ja) | コンバーチブル車両の温調デバイス制御装置 | |
JP4010282B2 (ja) | 車両用空調装置 | |
CN112440655A (zh) | 车辆空调***的控制方法 | |
JP4458908B2 (ja) | 車両用空調装置 | |
KR20140052648A (ko) | 열전소자를 이용한 차량용 공기조화장치 및 그 제어방법 | |
KR20130070945A (ko) | 차량용 공조장치 및 그 제어방법 | |
WO2023021939A1 (ja) | 温熱感調整システム | |
JP2018162006A (ja) | 制御装置 | |
JP2002012020A (ja) | オープンカー用空調装置 | |
JP4164949B2 (ja) | 車両用空調装置 | |
JPH0435207Y2 (ja) | ||
JP6361510B2 (ja) | 車両用空調装置 | |
JPH10138732A (ja) | 車両用空調制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20201209 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20211012 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20211102 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20211115 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6988490 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |