JP7031279B2 - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7031279B2
JP7031279B2 JP2017242026A JP2017242026A JP7031279B2 JP 7031279 B2 JP7031279 B2 JP 7031279B2 JP 2017242026 A JP2017242026 A JP 2017242026A JP 2017242026 A JP2017242026 A JP 2017242026A JP 7031279 B2 JP7031279 B2 JP 7031279B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
vehicle
occupant
range
seat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017242026A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019107991A (ja
Inventor
和徳 武邑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2017242026A priority Critical patent/JP7031279B2/ja
Publication of JP2019107991A publication Critical patent/JP2019107991A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7031279B2 publication Critical patent/JP7031279B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Description

車両用空調装置に関し、特に、座席別の空調が可能な車両用空調装置に関する。
特許文献1に開示されているように、座席別に空調が可能な車両用空調装置が知られている。座席別に空調が可能な車両用空調装置は、車室全体を空調する場合と異なり、座席に着座する乗員別に、各乗員の好みに応じた空調を行うことができる。
特開2006-131106号公報
座席別に空調を行う場合、空調対象となっている座席の周辺の空間が、主として空調される空間となる。従来、この空間は、座席に対する相対位置や大きさの制御は行われていない。
一方、乗員は姿勢変化がある。乗員の姿勢変化によっては、乗員の体の一部が、空調されている空間の外に出てしまう恐れがある。乗員の体の一部が空調されている空間の外に出てしまうと快適性が損なわれる。
本開示は、この事情に基づいて成されたものであり、その目的とするところは、座席別の空調が可能で、かつ、乗員の快適性が損なわれにくい車両用空調装置を提供することにある。
上記目的は独立請求項に記載の特徴の組み合わせにより達成され、また、下位請求項は更なる有利な具体例を規定する。特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、開示した技術的範囲を限定するものではない。
上記目的を達成するための1つの開示は、
車両(2)で用いられ、座席別に空調空気の吹き出し口(38)を備え、かつ、吹き出し口から吹き出す空調空気の吹き出し範囲が変更可能な車両用空調装置であって、
座席に着座している乗員の位置を検出する乗員検出部(5)と、
吹き出し範囲を、乗員検出部が検出した乗員の位置を含む範囲に設定して空調する空調制御部(150)と、を備え
空調制御部は、乗員の一定時間の位置の変化に基づいて乗員の位置の揺れ範囲を決定し、吹き出し範囲のサイズを、乗員の位置の揺れ範囲よりも大きくする車両用空調装置である。
この車両用空調装置は、座席別に空調空気の吹き出し口を備えているため、座席別の空調が可能である。また、その吹き出し口から吹き出す空調空気の吹き出し範囲が変更可能であり、かつ、乗員の位置を逐次検出している。そして、空調制御部は、空調空気の吹き出し範囲を、乗員の位置を含む範囲に設定して空調する。したがって、乗員の姿勢が変化しても、吹き出し範囲が乗員の姿勢変化に合わせて変化することになるので、乗員の位置が空調されている領域から外れにくい。よって、乗員の快適性が損なわれにくい。
車両空調システム1の構成図である。 車両空調システム1が備える各装置の詳細構成を示す図である。 図2の座席空調装置100が備える空調ユニット110の詳細構成図である。 座席3の斜視図である。 座席3の背部32に収容された調整機構を示す図である。 座席空調装置100への空気導入経路を説明する図である。 座席空調装置100の空調制御部150が実行する処理を示すフローチャートである。 図7に続いて空調制御部150が実行する処理を示すフローチャートである。 図8に続いて空調制御部150が実行する処理を示すフローチャートである。 追従制御条件を示す表である。
<全体構成>
以下、実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、車両空調システム1の構成図である。車両空調システム1は、車両2に搭載されている。車両空調システム1は、車室空調装置4と、カメラ5と、携帯端末6と、座席空調装置100とを備えている。また、この車両2には、ナビゲーション装置7も搭載されている。なお、座席空調装置100とカメラ5とにより、車両用空調装置10が構成される。
車両2は、複数の座席3を備える。図1に示す車両2は、座席3として前席と後席とを備える2列席の車両である。ただし、車両2は、複数の座席3を備えていればよく、2列席の車両に限られない。たとえば、車両2はバスでもよい。
座席3は、内部にダクトを備えており、このダクトに座席空調装置100から空調空気が供給される。この空調空気は、座席3の表面から吹き出され、座席3の周辺の空間を空調する。
車室空調装置4は、車両に一般的に備えられている空調装置であり、車両2の車室2a全体を空調する。車室2a全体を空調するために、ダッシュボードなど、特定の座席3に限定されない位置に空気の吹き出し口を備える。また、車室空調装置4は、特定の座席3に向けた吹き出し口を複数備えることで、車室2a全体を空調するものでもよい。車室空調装置4は、エンジンルーム2b内または車室2a内に配置される。
カメラ5は、座席空調装置100が配置されている座席3別に設けられる。カメラ5の撮像範囲は、その座席3に着座する乗員が撮像できる範囲に設定されている。カメラ5は、乗員検出部であり、乗員の位置を検出するために用いる。そのため、カメラ5は、可視光を撮像できるカメラでもよいが、赤外線カメラでもよい。
ナビゲーション装置7は、目的地までの経路を設定し、目的地までの経路に沿って車両2が走行できるように経路案内を行う。このナビゲーション装置7は、車内LAN20に接続されており、車内LAN20を介して、座席空調装置100の空調制御部150と通信可能である。ナビゲーション装置7が空調制御部150に送信する情報には、案内中の経路および現在位置を示す情報がある。
携帯端末6は、座席空調装置100を制御する端末である。携帯端末6は、たとえば、スマートフォンであり、スマートフォンにアプリケーションをインストールすることで、スマートフォンは座席空調装置100を制御できる。
<各装置の詳細構成>
図2に各装置の詳細構成を示している。座席空調装置100は、空調ユニット110と、通信部120と、加速度センサ130と、温度センサ140と、空調制御部150とを備えている。これらは、一つの筐体101(図4参照)に収容されて、空調する座席3の下に配置される。
空調ユニット110は、空気を冷却および加温する機械的構成である。空調ユニット110の構成を図3に示す。空調ユニット110は、冷凍サイクル装置110aと、加熱装置115と、第1送風機112aと、第2送風機114aと、を備える。
冷凍サイクル装置110aは、圧縮機111と、凝縮器112と、減圧部113と、蒸発器114と、を備える。
圧縮機111は、車載バッテリから供給された直流電圧で駆動される電動圧縮機であり、冷媒を圧縮して冷媒温度を上昇させる。圧縮機111により圧縮された冷媒は、凝縮器112に供給される。
凝縮器112には、空気が第1送風機112aにより送風される。凝縮器112は、この送風された空気に冷媒の熱を放熱させる。凝縮器112で放熱された冷媒は、減圧部113に供給される。減圧部113において冷媒は、固定絞りで減圧される。減圧部113で減圧された冷媒は、蒸発器114に提供される。
蒸発器114において冷媒は、第2送風機114aにより送風された空気を冷却する。これにより空気が冷風となって、座席3の内部に配置されたダクトに供給される。蒸発器114で冷却された冷媒は、圧縮機111に提供される。
このように、冷媒が冷凍サイクル装置110aを循環しつつ、第2送風機114aにより送風された空気が冷却されて冷風が座席3の内部に配置されたダクトに供給される。なお、第2送風機114aは、筐体101においてシート前端面に設けられた吸い込み口102(図4参照)を通じて座席3の前方の空気を吸い込み、この空気を蒸発器114及び後述の加熱装置115に向けて送風する。蒸発器114及び後述の加熱装置115を通過した空気は座席3の内部に形成されたダクトに供給される。
加熱装置115は、PTCヒータ、熱線式ヒータ等からなる電気ヒータであり、第2送風機114aにより送風された空気を加熱する。これにより、空気が温風となって、座席3の内部のダクトに向けて供給される。
なお、冷房も暖房をしない送風時には、空調ユニット110は、冷凍サイクル装置110a及び加熱装置115をオフにしつつ、空気を座席3内のダクトに送風することで、その空気を座席3の表面から吹き出させる。冷房時、暖房時、及び冷房も暖房をしない送風時を含めて、空調ユニット110から送風される空気を、空調空気を呼ぶ。
説明を図2に戻す。通信部120は、近距離無線通信を行う通信部であり、携帯端末6との間で近距離無線通信を行う。近距離無線通信は、たとえば、Bluetooth(登録商標)規格に従う通信である。
加速度センサ130は、この座席空調装置100に生じる加速度を検出する。検出できる加速度は、たとえば、3軸方向全部である。ただし、車両2の幅方向に生じる加速度のみを検出する1軸の加速度センサや、車両2の幅方向および前後方向に生じる加速度を検出する2軸の加速度センサを用いることもできる。加速度センサ130は、車両2に固定されていることになるので、加速度センサ130が検出する加速度は、車両2に生じている加速度である。
温度センサ140は、空調ユニット110で生成された空調空気の吹き出し口に配置されており、空調ユニット110で生成された空調空気の吹き出し時の温度を検出する。
空調制御部150は、CPU、ROM、RAM等を備えたマイクロコンピュータを主体として構成される。空調制御部150は、ROM等のメモリに記憶された各種プログラムをCPU等のプロセッサが実行することで、空調ユニット110、通信部120を制御する。空調制御部150が実行する制御は、図7、図8、図9を用いて後に説明する。なお、空調制御部150が実行する機能の一部または全部が専用のIC等により、ハードウェア構成として提供されてもよい。
車室空調装置4は、空調ユニット41と空調制御部42を備える。空調ユニット41は、座席空調装置100が備える空調ユニット110と同じく、冷凍サイクル装置、加熱装置などを備え、車室2a内へ空調空気を吹き出す。
空調制御部42は、座席空調装置100の空調制御部150と車内LAN20により相互に接続されている。この車内LAN20を介して、座席空調装置100から、車室2a内を全体空調することを指示する信号が送信される。空調制御部42は、この信号を受信すると、車室2a全体を空調するために、空調ユニット41を作動させる。空調制御部42は、空調ユニット41を制御して、車室2aを冷房および暖房することができる。
携帯端末6は、操作部61と、通信部62と、表示部63と、制御部64を備える。操作部61は、座席空調装置100を遠隔操作するためにユーザが操作する。この操作部61を操作することで、座席空調装置100を個別に作動させることができる。座席空調装置100を個別に作動させるために、携帯端末6は、複数の座席空調装置100がそれぞれ備える通信部120から、通信を行う通信部120を選択できる。
通信部62は、近距離無線通信が可能な通信部であり、座席空調装置100が備える通信部120と通信できる。通信部62からは、操作部61が操作されることにより定まる設定温度など、座席空調装置100の空調設定を指示する信号が、座席空調装置100の通信部120へ送信される。また、座席空調装置100の通信部120から、携帯端末6の通信部62へ、座席空調装置100が検出した現在の温度、現在の風量など、座席空調装置100の現在の作動状態、および、設定温度を表す情報が送信される。
表示部63には、座席空調装置100を遠隔操作するための操作画面、座席空調装置100の作動状態を示す画面などが表示される。
制御部64は、操作部61から供給される信号を取得し、その信号に基づいて通信部62、表示部63を制御する。制御部64は、通信部62に、座席空調装置100の通信部120との間で信号の送受信を行わせ、表示部63に、種々の操作画面、座席空調装置100の作動状態を示す画面を表示させる。
<座席3の構成>
図4に座席3の斜視図を示す。座席3の下に座席空調装置100が配置される。座席空調装置100から供給される空調空気は、座面31および背部32から、その座席3の周囲に吹き出される。
座面31および背部32には、表面シートの裏側に複数の吹き出し口38が形成された裏側シート37が配置され、その吹き出し口38から空調空気が吹き出される。図4において、実線は座席3から吹き出される空調空気の方向の一例である。図4に示されるように、座席3の背部32は、乗員の背中を支持する面である支持面32aおよび車両幅方向の面である側面32bから、空調空気が吹き出される。空調空気の風量は空調ユニット110の内部あるいは空調ユニット110と吹き出し口38とを連結するダクト内に設けられたファンにより調整可能である。
座席空調装置100の筐体101内に取り入れられる空気は、吸い込み口102から取り入れられる。この吸い込み口102の背面には、吸い込み口102を開状態および閉状態に切り替えるダンパ103が配置されている。ダンパ103は、空調制御部150により開状態とするか閉状態とするかが切り替え可能である。
図4において、背部32の支持面32aから吹き出される空調空気は、3本の矢印で、広い角度範囲に渡り吹き出されている状態を示している。しかし、背部32の支持面32aから吹き出される空調空気は、吹き出し範囲の向きとサイズが調整可能である。吹き出し範囲の向きおよびサイズを調整する調整機構を、図5を用いて説明する。
図5は、座席3の背部32に収容された調整機構を示す図である。調整機構は、縦方向に延びる複数本の縦ルーバ33と、横方向に延びる複数本の横ルーバ34とを備えた構成である。これら縦ルーバ33、横ルーバ34にはそれぞれアクチュエータ35、36が接続されている。
アクチュエータ35は3つ備えられており、それぞれ2つの縦ルーバ33と連結されている。アクチュエータ35は、縦ルーバ33の短辺の端部に接続されており、その接続部を図に示す両矢印方向に移動させる。これにより、アクチュエータ35は、縦ルーバ33を長手方向軸周りに回転させる。3つのアクチュエータ35は、それぞれ独立して駆動可能である。したがって、縦ルーバ33の背面から供給される空調空気は、縦ルーバ33により、車両幅方向の吹き出し範囲の向きとサイズが調整される。
アクチュエータ36は3つ備えられており、それぞれ2つあるいは3つの横ルーバ34と連結されている。アクチュエータ36は、横ルーバ34の短辺の端部に接続されており、その接続部を図に示す両矢印方向に移動させる。これにより、アクチュエータ36は、横ルーバ34を長手方向軸周りに回転させる。3つのアクチュエータ36は、それぞれ独立して駆動可能である。したがって、横ルーバ34の背面から供給される空調空気は、横ルーバ34により、上下方向の吹き出し範囲の向きとサイズが調整される。
なお、縦ルーバ33と横ルーバ34の数は一例であり、図5に示す数よりも多い数あるいは少ない数の縦ルーバ33と横ルーバ34が備えられていてもよい。また、各縦ルーバ33および各横ルーバ34に対して1つのアクチュエータ35、36が接続されていてもよい。
座面31から吹き出される空調空気も、背部32の支持面32aから吹き出される空調空気と同じ機構により、吹き出し範囲のサイズと向きが車両前後方向および車両幅方向に調整可能である。
座席3がこのような構成を備えるので、座席空調装置100から座席3に供給される空調空気により、座席3別に、座席3に着座する乗員を包み込むような空調空間を形成することができる。以下では、座席空調装置100が実行する空調を、包み込み空調と記載する。
図6は、座席空調装置100への空気導入経路を説明する図である。座席空調装置100へは外気導入が可能である。車両2には、座席空調装置100へ外気を導入するための外気導入口8と、外気導入ダクト9と、外気導入ダンパ11が形成されている。外気導入口8および外気導入ダクト9は、座席空調装置100ごとに設けられている。
たとえば、後席に配置された座席空調装置100に対しては、後席よりも車両後方において外気に触れる部分に2箇所の外気導入口8が設けられている。これら2箇所の外気導入口8は、外気導入ダクト9で相互に連結されており、さらに、別の外気導入ダクト9により、外気導入口8と、後席に配置されて座席空調装置100は連結されている。なお、外気導入口8は2つである必要はなく、1つのみでもよい。座席空調装置100には、外気導入ダクト9が接続された部分に外気導入ダンパ11が配置されている。
また、前席に配置された座席空調装置100に対しては、前席よりも車両前方において外気に触れる部分に外気導入口8が設けられている。車両前方に設けられた外気導入口8は、外気導入ダクト9により、前席に配置されて座席空調装置100と連結されている。前席に設けられた座席空調装置100にも、外気導入ダクト9が接続された部分に外気導入ダンパ11が配置されている。
また、車室2a内には、外気排気ダクト12が各座席3の付近に形成されている。外気排気ダクト12は、車室2aの空気を車両2の外部へ排気するためのダクトである。外気排気ダクト12はダンパ機能を備えており、開閉が可能である。外気排気ダクト12の開閉も、空調制御部150により制御される。
座席空調装置100ごとに設けられた外気導入ダンパ11および外気排気ダクト12が開状態になる外気導入モードでは、座席空調装置100ごとに外気導入状態となる。一方、これら外気導入ダンパ11および外気排気ダクト12がともに閉状態になると、座席空調装置100ごとに内気循環モードになる。
<空調制御部150の処理>
次に、空調制御部150が実行する処理を説明する。図7に示す処理は、携帯端末6から空調開始が指示された場合に開始する。ステップ(以下、ステップを省略)S1では、車室2aの温度を検出する。車室2aの温度は、温度センサ140の検出値としてもよいが、車室空調装置4から通信により車室2aの温度を取得してもよい。
S2では、車室2a全体の空調が必要か否かを判断する。この判断は、S1で取得した車室2aの温度が、予め設定されている通常温度範囲内であるか否かにより判断する。通常温度範囲の上限温度は、その温度を超えると、熱すぎてユーザが触れることが困難になる、あるいは、触れたくないと感じる温度に設定される。通常温度範囲の下限温度は、その温度を下回ると、冷たすぎてユーザが触れることが困難になる、あるいは、ユーザが触れたくないと感じる温度に設定される。
S2の判断がYESである場合はS3に進む。S3では、車室空調装置4へ空調開始を指示信号を送信する。車室空調装置4は、この指示信号を受信すると、車室2a全体の空調を開始する。車室空調装置4は、車室2aの温度が上記通常温度範囲内になるまで作動し、車室2aの温度が通常温度範囲になると停止する。
携帯端末6により操作されている装置は座席空調装置100であるが、上記S2、S3の処理により、車室2aの温度が通常温度範囲に入っていない場合には、車室空調装置4を作動させることになる。この理由は、車両2の乗員が、座席空調装置100が空調する空間以外の部分も触れることがあることを考慮しているからである。炎天下に放置されていた場合、あるいは、寒冷地に放置されていた場合、座席空調装置100が空調する以外の部分が、非常に熱い、あるいは、非常に冷たい状態になっていることもある。
本実施形態の座席空調装置100は、乗員の姿勢の変化にも追従して空調範囲を変化させる。したがって、座席空調装置100が空調する空調範囲が快適な空調空気になっていれば、乗員の快適性は、ほぼ満たされる。しかし、乗員は、その空調範囲を外れた箇所に触れる可能性がある。その箇所が、極端に熱かったり冷たかったりすると、乗員が感じる快適さに悪影響が生じるおそれがある。そこで、車室2aの温度が通常温度範囲に入っていない場合には、車室空調装置4を作動させるのである。
S2の判断がNOであった場合あるいはS3を実行した場合にはS4に進む。S4では、追従制御条件が成立しているか否かを判断する。追従制御条件は、追従制御は、乗員の姿勢の変化、換言すれば、乗員の体の位置の変化に追従して空調空気の吹き出し範囲を変更する制御である。
追従制御条件は、この追従制御を実行した場合に、効果的に空調範囲が変更される状況になっていることを判断する条件である。本実施形態における追従制御条件を図10に示している。
本実施形態における追従制御条件は、走行状態と、窓あるいはドアの開閉状態で区別される。走行状態が走行中のときであって、どこかの窓が開いている場合には、追従制御条件が成立する座席3はなく、全席が追従制御不成立となる。しがたって、走行中であって窓が開いている場合、図7の処理を実行している座席3がどこであっても、S4の判断はNOになる。
走行状態が停車中であって窓が開いている場合、隣接席、すなわち、その窓に隣接する座席3は追従制御条件不成立とし、その他の座席3は追従制御条件成立とする。なお、停車中には駐車中も含まれる。窓に隣接する座席3とは、それらの座席3に乗り込む際に開閉するサイドドアに取り付けられている窓を考えたとき、その座席3が、窓に隣接する座席3である。
走行状態が停車中であって、サイドドアが開いている場合、隣接席は追従制御条件不成立とし、その他の座席3は、追従制御条件成立とする。走行状態が停車中であって、バックドアすなわちハッチバックが開いている場合、後席は追従制御条件不成立とし、前席は、追従制御条件成立とする。なお、空調制御部150は、窓が開いているか否か、および、ドアが開いているか否かを、車内LAN20を介してボデーECUなどから取得する。
S5では、追従なしの包み込み空調を実行する。追従なしとは、吹き出し範囲を、乗員の位置によらない窓開時あるいはドア開時の吹き出し範囲に固定することである。窓開時あるいはドア開時の吹き出し範囲は、乗員の姿勢が標準的な姿勢である状態で設定した標準的な吹き出し範囲に設定されている。なお、窓開時の吹き出し範囲と、ドア開時の吹き出し範囲は、同じに設定されていてもよいし、異なる範囲に設定されていてもよい。また、開いている窓別、開いているドア別に、窓開時およびドア開時の吹き出し範囲が設定されていてもよい。
追従なしにする理由は、窓あるいはドアが開いている場合、開いている窓あるいはドアから車室2a内に空気が入ることで空気の流れが乱れてしまい、追従制御をしても乗員を包み込む空調空間が形成できない可能性が高くなるからである。この場合、標準的な吹き出し範囲に設定したほうが、結果として、乗員を包み込む空調空間になることが多い。そこで、追従制御条件が成立しない場合には、追従なしとするのである。
S5を実行した場合にはS4に戻る。なお、S4とS5を繰り返し実行しているときは、このとき設定されている温度などの空調設定にて、包み込み空調を継続的に実行する。
S6では、内気導入とするか外気導入をするかを設定する。いずれにするかは、携帯端末6からの設定に基づいて決定する。内気導入とする場合、座席空調装置100に対応した外気導入ダンパ11および外気排気ダクト12を閉じ、座席空調装置100の吸い込み口102に配置されたダンパ103を開く。外気導入とする場合は、反対に、座席空調装置100に対応した外気導入ダンパ11および外気排気ダクト12を開く。
S7では、追従ありの包み込み空調を開始する。S7へ進んだ場合には、次に図8へ進む。図8のS10では、吹き出し範囲のサイズが調整済みであるか否かを判断する。吹き出し範囲は、サイズと向きにより定まる。このうち、S10では、吹き出し範囲のサイズが調整済みであるか否かを判断する。S10の判断がNOであればS11に進む。S11では、吹き出し範囲のサイズとして初期サイズを使用することに決定する。
S12では、初期サイズを使用してから一定時間が経過したか否かを判断する。一定時間は、乗員の姿勢の揺れがどの程度かを判断するための時間であり、具体的な時間は実験等に基づいて決定されて、予め設定されている。S12の判断がNOであれば後述するS16に進み、S12の判断がYESであればS13に進む。
S13では、乗員の一定時間の揺れ範囲を決定する。揺れ範囲は、乗員の一定時間の位置の変化範囲である。なお、乗員の位置は、後述するS23で検出している。S14では、吹き出し範囲のサイズ調整をする。具体的には、S13で決定した範囲に一定サイズを加えたサイズを吹き出し範囲のサイズとする。S14を実行後はS16へ進む。
S10の判断がYESであればS15に進む。S15では、調整済みサイズを使用することに決定し、S16に進む。S16では、乗員状態を判定する。乗員状態は、具体的には、乗員が運転者であるか同乗者であるかにより異なる。座席空調装置100は、どの座席3に設置されているかが設置時に記憶されているので、その記憶内容から、乗員が運転者であるか同乗者であるかが決定できる。
乗員が運転者であれば、乗員状態は、運転中であるか休憩中であるかを判断することになる。いずれであるかは、車両2が駐車中であるか否かにより判断する。駐車中であれば運転者は休憩中であるとする。車両2が駐車中でない場合には運転者は運転中であるとする。
乗員が同乗者であれば、乗員状態は、起きているか寝ているかである。起きているか寝ているかは、カメラ5で撮像した乗員の画像を解析して判断する。
S16の判断の結果、乗員が運転中あるいは起きているという判断であればS17へ進み、S16の判断の結果、乗員が休憩中あるいは寝ているという判断であればS18へ進む。S17では、空調に使用する吹き出し範囲のサイズとして広い側のサイズを設定し、S18では、空調に使用する吹き出し範囲のサイズとして狭い側のサイズを設定する。S17とS18で設定するサイズは、調整済みサイズあるいは初期サイズを基準サイズとしつつ、相対的に異なっていればよい。
たとえば、S17では基準サイズに一定サイズを加えたサイズを空調に使用するサイズとする一方、S18では基準サイズをそのまま空調に使用するサイズとする。あるいは、S17では基準サイズに第1サイズを加えたサイズを空調に使用するサイズとする一方、S18では基準サイズに、第1サイズよりも小さい第2サイズを加えたサイズを空調に使用するサイズとすることもできる。また、S17では基準サイズをそのまま空調に使用するサイズとする一方、S18では基準サイズを一定サイズ小さくしたサイズを空調に使用するサイズとすることもできる。
運転者が運転中である場合に空調に使用するサイズを、運転者が休憩中である場合に空調に使用するサイズよりも大きくする理由は、運転中の方が左右の確認時、ハンドルの操作時など、運転者の姿勢の変化が大きいと考えられるからである。
同乗者が起きている場合に空調に使用するサイズを、同乗者が寝ている場合に空調に使用するサイズよりも大きくする理由は、乗員が起きている場合のほうが、同乗者の姿勢の変化が大きいと考えられるからである。
S17あるいはS18を実行した後は図9へ進む。図9のS20では、走行予定経路を推定する。走行予定経路は、車両2がこれから走行する予定の経路である。走行予定経路は、ナビゲーション装置7から取得する。ナビゲーション装置7は、経路案内を実行中であれば、現在位置以降の案内経路を走行予定経路として空調制御部150に通知する。また、経路案内を実行中でない場合には、空調制御部150は、現在走行中の道路および車両2の現在位置をナビゲーション装置7から取得する。そして、空調制御部150は、現在走行中の道路を今後も走行するとして、現在走行中の道路において現在位置よりも車両2の進行方向側の道路を走行予定経路とする。なお、この走行予定経路は、道路の形状についても判定可能な情報で取得する。
S21では、S20で取得した走行予定経路をもとに、一定時間内に、乗員の姿勢変化が生じると予測される横加速度が生じると推定できるか否かを判断する。一定時間は、たとえば、数分程度に設定される。なお、S20で取得する走行予定経路の長さは、この一定時間分の車両2の走行を判断できる長さであればよい。横加速度は、車両幅方向の加速度である。
乗員の姿勢変化が生じると予測される横加速度が生じるか否かは、走行予定経路から判断できる車両2の軌道の変化から判断する。乗員の姿勢変化が生じるか否かは、走行予定経路の曲がり具合のみではなく、車速も関係する。車速には、その地点を走行する車両の平均速度あるいは法定速度を用いることができる。
S21の判断がYESであればS22へ進む。S22では、吹き出し範囲を、横方向加速度が生じることで乗員の位置が変化する方向に、現在の吹き出し範囲を拡張する。拡張する広さは、横方向加速度により変化すると推定される乗員の位置を含む広さとする。このS22を実行することで、車両2に横方向加速度が生じて乗員の姿勢が変化する前に、乗員の姿勢が変化したときの乗員が位置する空間を事前に空調しておくことができる。よって、乗員の姿勢変化が生じても、乗員の周囲の空調空気に変化が生じることが抑制される。
S22を実行した場合にはS23に進む。また、S21の判断がNOであればS22を実行することなくS23へ進む。よって、S21の判断がNOであれば吹き出し範囲の拡張はしないことになる。
S23では、乗員の位置を検出する。乗員の位置検出には、カメラ5の画像を用いる。カメラ5が撮像した画像を取得して、画像解析により乗員の位置を検出する。
S24では、乗員の位置に変化があったか否かを判断する。乗員の位置変化は、S23で逐次検出する乗員の位置に基づいて検出する。S24の判断がNOであれば、図9の処理を終了する。この場合、図8に戻る。S24の判断がYESであればS25に進む。
S25では、車両2に現在生じている加速度を加速度センサ130から検出する。S26では、乗員の位置の変化は車両加速度に起因する位置変化であるか否かを判断する。S25で検出した加速度が、乗員の姿勢変化を生じる大きさの加速度であり、かつ、加速度の方向が乗員の位置の変化方向と同じであれば、乗員の位置変化は車両2に生じた加速度によるものであると判断する。S26の判断がYESであればS27に進む。
S27では、吹き出し範囲を拡張する。具体的には、現在の吹き出し範囲、すなわち加速度が検出される前の吹き出し範囲と、S23で検出した乗員の位置を含む範囲とを合わせた範囲を新たな吹き出し範囲とする。吹き出し範囲を移動させず、拡張する理由は、乗員の位置変化すなわち姿勢変化が車両2に生じた加速度に起因するものである場合、その加速度がなくなれば、乗員の姿勢がもとに戻ると想定される。よって、現在の吹き出し範囲も、空調する範囲として維持するのである。
S26の判断がNO、すなわち、乗員の位置変化が車両2に生じた加速度によるものではないと判断した場合にはS28に進む。S28では、現在、吹き出し範囲を拡張中であるか否かを判断する。吹き出し範囲を拡張中とは、S27を実行して吹き出し範囲を拡張した後、吹き出し範囲を元のサイズに戻していない状態である。
現在吹き出し範囲を拡張中であればS29に進む。S29では、吹き出し範囲を元のサイズに戻し、かつ、その吹き出し範囲の位置を、乗員の位置に基づいて定まる位置とする。このS29を実行することにより、車両2に生じた大きな加速度に起因して拡張した吹き出し範囲を、加速度が小さくなった後に、元のサイズに戻すことができる。
S28の判断がNOであればS30に進む。S30では、吹き出し範囲をサイズは変更せずに、S23で検出した乗員の位置を含む位置に移動させる。S29またはS30を実行した場合には、S27を実行した場合と同様、図8に戻る。
[実施形態のまとめ]
以上、説明した実施形態では、座席3別に空調空気の吹き出し口38を備えているため、座席3別の空調が可能である。また、その吹き出し口38から吹き出す空調空気の吹き出し範囲が変更可能であり、かつ、乗員の位置を逐次検出している。そして、空調制御部150は、空調空気の吹き出し範囲を、乗員の位置を含む範囲として空調する。したがって、乗員の姿勢が変化しても、吹き出し範囲が乗員の姿勢変化に合わせて変化することになるので、乗員の位置が空調されている領域から外れにくい。よって、乗員の快適性が損なわれにくい。
以上、実施形態を説明したが、開示した技術は上述の実施形態に限定されるものではなく、次の変形例も開示した範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できる。なお、以下の説明において、それまでに使用した符号と同一番号の符号を有する要素は、特に言及する場合を除き、それ以前の実施形態における同一符号の要素と同一である。また、構成の一部のみを説明している場合、構成の他の部分については先に説明した実施形態を適用できる。
<変形例1>
実施形態では、座席3に吹き出し口38を設けていた。しかし、吹き出し口38は座席3の周囲に設けられていてもよい。たとえば、吹き出し口38が車両天井において座席の上部に設けられていてもよい。また、車室の側面において座席の付近に設けられていてもよい。吹き出し口が車両天井および車室の側面の一方または両方に設けられている場合、乗員の前方にも空調空気を吹き出すことができる。したがって、乗員の前方に形成する空調空間の範囲も調整可能である。
乗員の前方にも空調空気を吹き出すことができる場合、乗員の位置の車両前後方向の変化にも追従する追従制御を行うことが好ましい。
<変形例2>
変形例1のように、乗員の前方にも空調空気を吹き出すことができる場合、車両前後方向への乗員の位置の変化を予測して、事前に、車両前後方向に吹き出し範囲を拡張してもよい。
前進走行時であれば、右左折および合流時に車両前後方向への乗員の位置の変化が生じると予測することができる。右左折時および合流時は、座席から上体を起こす動作をする運転者が多いからである。右左折は、方向指示灯の作動状態を検出することで予測する。また、走行予定経路から推定してもよい。合流は、走行予定経路から推定する。
後進走行も、乗員の位置の変化が生じると予測することができる。後進走行時も、座席から上体を起こす動作をする運転者が多いからである。後進走行をすることは、シフトポジションから予測する。
1:車両空調システム 2:車両 2a:車室 2b:エンジンルーム 3:座席 4:車室空調装置 5:カメラ(乗員検出部) 6:携帯端末 7:ナビゲーション装置 8:外気導入口 9:外気導入ダクト 10:車両用空調装置 11:外気導入ダンパ 12:外気排気ダクト 20:車内LAN 31:座面 32:背部 32a:支持面 32b:側面 33:縦ルーバ 34:横ルーバ 35:アクチュエータ 36:アクチュエータ 37:裏側シート 38:吹き出し口 41:空調ユニット 42:空調制御部 61:操作部 62:通信部 63:表示部 64:制御部 100:座席空調装置 101:筐体 102:吸い込み口 103:ダンパ 110:空調ユニット 110a:冷凍サイクル装置 111:圧縮機 112:凝縮器 112a:第1送風機 113:減圧部 114:蒸発器 114a:第2送風機 115:加熱装置 120:通信部 130:加速度センサ 140:温度センサ 150:空調制御部

Claims (9)

  1. 車両(2)で用いられ、座席別に空調空気の吹き出し口(38)を備え、かつ、前記吹き出し口から吹き出す空調空気の吹き出し範囲が変更可能な車両用空調装置であって、
    前記座席に着座している乗員の位置を検出する乗員検出部(5)と、
    前記吹き出し範囲を、前記乗員検出部が検出した前記乗員の位置を含む範囲に設定して空調する空調制御部(150)と、を備え
    前記空調制御部は、前記乗員の一定時間の位置の変化に基づいて前記乗員の位置の揺れ範囲を決定し、前記吹き出し範囲のサイズを、前記乗員の位置の揺れ範囲よりも大きくする車両用空調装置。
  2. 前記車両に生じる加速度を検出する加速度センサ(130)を備え、
    前記空調制御部は、前記乗員検出部が検出した前記乗員の位置の変化方向が前記車両に生じる加速度に起因すると判断できる場合には、前記吹き出し範囲を、前記車両に生じる加速度が検出される前の前記吹き出し範囲、および、現在の前記乗員の位置により定まる前記吹き出し範囲の両方を含む範囲とする、請求項1に記載の車両用空調装置。
  3. 前記空調制御部は、前記車両に生じる加速度を予測し、かつ、予測した加速度に基づいて前記乗員の位置が変化することが予測できる場合、前記吹き出し範囲を、現在の前記乗員の位置により定まる前記吹き出し範囲、および、加速度により変化した後の前記乗員の位置により定まる前記吹き出し範囲の両方を含む範囲とする、請求項1または2に記載の車両用空調装置。
  4. 前記空調制御部は、前記乗員が運転者である場合、前記運転者が運転中である場合の前記吹き出し範囲を、前記運転者が休憩中である場合の前記吹き出し範囲よりも広くする請求項1~3のいずれか1項に記載の車両用空調装置。
  5. 前記空調制御部は、前記乗員が同乗者である場合、前記同乗者が起きている場合の前記吹き出し範囲を、前記同乗者が寝ている場合の前記吹き出し範囲よりも広くする請求項1~3のいずれか1項に記載の車両用空調装置。
  6. 前記空調制御部は、前記車両が走行中であって、前記車両の窓が開いている場合には、前記吹き出し範囲を、前記乗員の位置によらない、窓開時の前記吹き出し範囲とする請求項1~のいずれか1項に記載の車両用空調装置。
  7. 前記空調制御部は、前記車両が停車中であって、空調対象とする前記座席に隣接している窓が開いている場合には、前記吹き出し範囲を、前記乗員の位置によらない、窓開時の前記吹き出し範囲とする請求項1~のいずれか1項に記載の車両用空調装置。
  8. 前記空調制御部は、前記車両が停車中であって、空調対象とする前記座席に隣接しているドアが開いている場合には、前記吹き出し範囲を、前記乗員の位置によらない、ドア開時の前記吹き出し範囲とする請求項1~のいずれか1項に記載の車両用空調装置。
  9. 前記空調制御部は、前記車両の車室の温度が通常温度範囲外の温度である場合には、前記車室を空調する車室空調装置(4)に前記車室を空調させる請求項1~のいずれか1項に記載の車両用空調装置。
JP2017242026A 2017-12-18 2017-12-18 車両用空調装置 Active JP7031279B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017242026A JP7031279B2 (ja) 2017-12-18 2017-12-18 車両用空調装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017242026A JP7031279B2 (ja) 2017-12-18 2017-12-18 車両用空調装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019107991A JP2019107991A (ja) 2019-07-04
JP7031279B2 true JP7031279B2 (ja) 2022-03-08

Family

ID=67178823

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017242026A Active JP7031279B2 (ja) 2017-12-18 2017-12-18 車両用空調装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7031279B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102032137B1 (ko) * 2017-11-14 2019-10-15 한국원자력연구원 연구용 원자로의 감쇠탱크

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113942363A (zh) * 2021-09-24 2022-01-18 青岛海尔空调器有限总公司 用于车辆的空调***的控制方法及空调***

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005112231A (ja) 2003-10-09 2005-04-28 Denso Corp 車両用空調装置
JP2006027557A (ja) 2004-07-21 2006-02-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 送風装置
JP2006123874A (ja) 2004-09-28 2006-05-18 Denso Corp シート用加熱冷却装置
JP2006232007A (ja) 2005-02-23 2006-09-07 Fuji Heavy Ind Ltd 車両用空調装置
JP2008044468A (ja) 2006-08-11 2008-02-28 Denso Corp 車両用空調装置およびその制御方法
JP2012197985A (ja) 2011-03-22 2012-10-18 Mitsubishi Electric Corp 空気調和機
US20160137028A1 (en) 2014-11-19 2016-05-19 Ford Global Technologies, Llc Intelligent climate control system for a motor vehicle

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09315130A (ja) * 1996-05-30 1997-12-09 Hino Motors Ltd 車両の空調装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005112231A (ja) 2003-10-09 2005-04-28 Denso Corp 車両用空調装置
JP2006027557A (ja) 2004-07-21 2006-02-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 送風装置
JP2006123874A (ja) 2004-09-28 2006-05-18 Denso Corp シート用加熱冷却装置
JP2006232007A (ja) 2005-02-23 2006-09-07 Fuji Heavy Ind Ltd 車両用空調装置
JP2008044468A (ja) 2006-08-11 2008-02-28 Denso Corp 車両用空調装置およびその制御方法
JP2012197985A (ja) 2011-03-22 2012-10-18 Mitsubishi Electric Corp 空気調和機
US20160137028A1 (en) 2014-11-19 2016-05-19 Ford Global Technologies, Llc Intelligent climate control system for a motor vehicle

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102032137B1 (ko) * 2017-11-14 2019-10-15 한국원자력연구원 연구용 원자로의 감쇠탱크

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019107991A (ja) 2019-07-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004196111A (ja) 車両用空調装置
JP2009292293A (ja) 車両用空調装置
JP2008296717A (ja) 車両用空調装置
JP3933005B2 (ja) 車両用空調装置
WO2016047051A1 (ja) 車両用加湿装置
JPH0885333A (ja) 車両用空気調和装置
JP6844701B2 (ja) 車両用空調方法及び車両用空調装置
JP2006298014A (ja) 車両用空調装置
JP2008056078A (ja) 車両用空調装置
JP4886786B2 (ja) オープンカー用冷暖房システム
JP2008265675A (ja) 車両用空調装置
JP7031279B2 (ja) 車両用空調装置
JP2007230325A (ja) 車両用空調装置
JP6123557B2 (ja) 車両用空調装置
JP2004148949A (ja) 車両用空調装置
JP5191684B2 (ja) 車両用空調装置
JP2006298016A (ja) 車両用空調装置
US20210213801A1 (en) Air conditioning control system and control device for vehicle
JP2008307182A (ja) 自動車のシート冷却装置
JP7031337B2 (ja) 車両用空調装置
JP7115044B2 (ja) 車両用空調装置
JP6372110B2 (ja) 車両用空調装置
JP2021181276A (ja) 車両用空調装置
WO2019039148A1 (ja) 車両用空調システム
JP5084409B2 (ja) 車両用空調装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201112

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210825

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211005

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211122

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220125

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220207

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7031279

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151