JP6957631B2 - 回転電機 - Google Patents

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Description

この発明は、径方向について固定子が回転子よりも外側に配置された回転電機に関する。
従来、回転子と、回転子の径方向について回転子よりも外側に設けられた固定子と、回転子の径方向について固定子よりも外側に設けられる筒部を有し、固定子が固定されたモータフレームとを備えた回転電機が知られている。この回転電機は、固定子の外周面に設けられモータフレームの筒部の内周面に圧入される中間部材をさらに備えている。中間部材がモータフレームの筒部の内周面に圧入されることによって、固定子コアに対する径方向についての締付力が向上する。これにより、回転電機の駆動時に、回転電機に発生する振動を抑制することができる(例えば、特許文献1参照)。
特許第4602329号公報
しかしながら、固定子の外周面とモータフレームの筒部の内周面との間に中間部材が設けられることによって、電動パワーステアリング用モータ装置が大型化してしまうという課題があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、駆動時に発生する振動を抑制することができるとともに、小型化を図ることができる回転電機を提供するものである。
の発明に係る回転電機は、回転子と、回転子の径方向について回転子よりも外側に設けられた固定子コアを有する固定子と、径方向について固定子コアよりも外側に設けられた筒部を有し、固定子が固定されたモータフレームとを備えた回転電機であって、径方向についての固定子コアの外周面に設けられ、径方向についての筒部の内周面に圧入された状態の中間部材をさらに備え、中間部材の単位長さ当たりの剛性は、筒部の単位長さ当たりの剛性よりも高く、中間部材は、円環形状に切欠き部が形成された形状であるC字形状に形成されており、固定子コアの外周面には、凹部が形成されており、凹部は、切欠き部に対向して配置されている。
この発明に係る回転電機は、回転子と、回転子の径方向について回転子よりも外側に設けられた固定子コアを有する固定子と、径方向について固定子コアよりも外側に設けられた筒部を有し、固定子が固定されたモータフレームとを備えた回転電機であって、径方向についての固定子コアの外周面に設けられ、径方向についての筒部の内周面に圧入された状態の中間部材をさらに備え、中間部材の単位長さ当たりの剛性は、筒部の単位長さ当たりの剛性よりも高く、中間部材は、回転子の周方向について並べられた複数の瓦型形状部材を有し、固定子コアの外周面には、周方向について並べられた複数の凹部が形成されており、周方向についてのそれぞれの瓦型形状部材の端部は、径方向について凹部に対して隣り合うように配置されている。
この発明に係る回転電機によれば、径方向についての固定子の外周面には、筒部の内周面に圧入された状態の中間部材が設けられている。これにより、固定子コアに対する径方向についての締付力が向上する。その結果、回転電機の駆動時に回転電機に発生される振動を抑制することができる。また、この回転電機によれば、中間部材の単位長さ当たりの剛性は、筒部の単位長さ当たりの剛性よりも高い。これにより、モータフレームの筒部の板厚を小さくすることができる。その結果、回転電機の小型化を図ることができる。
この発明の実施の形態1に係る電動パワーステアリング用モータ装置を示す縦断面図である。 この発明の実施の形態2に係る電動パワーステアリング用モータ装置を示す断面図である。 この発明の実施の形態3に係る電動パワーステアリング用モータ装置の固定子コア、中間部材およびモータフレームを示す側面図である。 この発明の実施の形態4に係る電動パワーステアリング用モータ装置を示す断面図である。 図4の中間部材を示す斜視図である。 この発明の実施の形態5に係る電動パワーステアリング用モータ装置を示す断面図である。 図6の中間部材を示す斜視図である。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る電動パワーステアリング用モータ装置を示す縦断面図である。回転電機として、電動パワーステアリング用モータ装置を例に説明する。電動パワーステアリング用モータ装置は、大きく分けると、モータ部分と、このモータ部分を制御するための図示しない電子制御ユニットとを備えている。モータ部分は、車両のステアリング部分の操舵力をアシストする。電子制御ユニットは、以下、ECU(Electronic Control Unit)と記載する。図1では、ECUについての図示を省略している。
モータ部分は、回転子1と、回転子1の径方向について回転子1よりも外側に設けられた固定子2とを備えている。また、モータ部分は、回転子1の径方向について固定子2よりも外側に設けられたモータフレーム3と、固定子2とモータフレーム3との間に設けられた中間部材4とを備えている。この例では、径方向とは、回転子1についての径方向とする。
回転子1は、回転中心となるシャフト11と、径方向についてのシャフト11の外周面に固定された回転子コア12と、回転子コア12に接合された複数の磁石13とを有している。
固定子2は、固定子コア21と、固定子コア21に設けられたインシュレータ22と、インシュレータ22を介して固定子コア21に支持された複数のコイル23とを備えている。固定子コア21は、径方向について回転子1よりも外側に設けられている。固定子コア21は、複数の電磁鋼板が積層されることによって形成されている。
また、固定子2は、ECUから電流が供給されるターミナル24と、モータフレーム3に対して固定され、ターミナル24が固定されたホルダ25とを備えている。ターミナル24は、それぞれのコイル23に電気的に接続されている。
モータフレーム3は、固定子2を保護する。モータフレーム3は、径方向について固定子コア21よりも外側に設けられた筒部31と、回転子1の軸方向についての筒部31の一端部に設けられた底板部32とを備えている。筒部31および底板部32は、互いに一体に形成されている。モータフレーム3は、アルミニウム系材料から構成されている。この例では、軸方向とは、回転子1についての軸方向とする。
中間部材4は、円環形状であって軸方向に延びた円筒形状に形成されている。中間部材4は、径方向についての固定子コア21の外周面に設けられている。また、中間部材4は、径方向についての筒部31の内周面に圧入されている。つまり、中間部材4は、筒部31の内周面に圧入された状態で固定子コア21の外周面に設けられている。固定子コア21は、径方向についての中間部材4の内周面に圧入されている。
軸方向についての中間部材4の寸法および軸方向についての固定子コア21の寸法は、互いに一致している。中間部材4は、径方向についての固定子コア21の外周面に対して軸方向の全領域に渡って設けられている。
固定子コア21と筒部31との間に中間部材4を配置する方法としては、径方向についての筒部31の内周面に中間部材4を圧入し、その後、径方向についての中間部材4の内周面に固定子コア21を圧入する方法が挙げられる。また、固定子コア21と筒部31との間に中間部材4を配置する方法としては、径方向についての中間部材4の内周面に固定子コア21を圧入し、その後、径方向についての筒部31の内周面に中間部材4を圧入する方法が挙げられる。
また、モータ部分は、底板部32に設けられたベアリング5と、筒部31に設けられたベアリングホルダ6と、ベアリングホルダ6に設けられたベアリング7とをさらに備えている。回転子コア12および固定子コア21は、軸方向についての底板部32とベアリングホルダ6との間に配置されている。ベアリング5およびベアリング7は、シャフト11を回転可能に支持している。
シャフト11には、図示しない回転角度センサが設けられている。この回転角度センサは、シャフト11の回転角度を検出する。この回転角度センサとしては、レゾルバ、ホールIC(Integrated Circuit)、MR(Magneto Resistive)センサ等が用いられる。
また、モータ部分は、シャフト11の先端部に設けられたボス8をさらに備えている。ボス8には、車両側部分が組み合わされる。
固定子コア21は、通常、円環形状に形成される。そのため、コイル23に電流が供給されることによって、固定子コア21には、原理的に、円環形状を楕円形状に変形させる電磁加振力が発生する。したがって、電動パワーステアリング用モータ装置では、固定子コア21に発生する振動およびこの振動によって発生する騒音を低減させることが課題となる。しかしながら、実施の形態1に係る電動パワーステアリング用モータ装置では、固定子コア21が中間部材4の内周面に圧入される。これにより、固定子コア21は、中間部材4によって、径方向について外側から内側に向かって締め付けられる。したがって、電磁加振力による固定子コア21の変形が抑制される。その結果、電動パワーステアリング用モータ装置に発生する振動およびこの振動によって発生する騒音が低減する。
中間部材4の線膨張係数および固定子コア21の線膨張係数は、互いに同じとなっている。これにより、電動パワーステアリング用モータ装置が駆動している場合であって、電動パワーステアリング用モータ装置に温度変化が発生した場合に、中間部材4と固定子コア21との間の締め代の変化が抑制される。その結果、中間部材4による固定子コア21の締付力が維持される。したがって、固定子コア21の変形の抑制が維持される。その結果、電動パワーステアリング用モータ装置が駆動している場合であって、電動パワーステアリング用モータ装置に温度変化が発生した場合に、電動パワーステアリング用モータ装置に発生する振動およびこの振動によって発生する騒音の低減が維持される。
中間部材4がモータフレーム3の筒部31の内周面に圧入されている。これにより、固定子コア21に対する径方向についての外側から内側に向かう締付力がより強固となる。
固定子コア21に対する径方向についての外側から内側に向かう締付力を増大させる方法として、モータフレーム3の筒部31の板厚を大きくすることが考えられる。筒部31の板厚を大きくすることによって、筒部31の剛性が高くなる。しかしながら、筒部31の板厚を大きくすることによって、電動パワーステアリング用モータ装置の径方向の寸法が大きくなるという問題がある。電動パワーステアリング用モータ装置は、車載機器である。したがって、電動パワーステアリング用モータ装置には、搭載性についての制約がある。つまり、電動パワーステアリング用モータ装置は、小型化が重視されている。その結果、電動パワーステアリング用モータ装置の径方向の寸法が大きくなることは、大きなデメリットとなる。
径方向について固定子コア21の外側に配置される構造体の剛性を単純化して考えた場合に、その構造体の剛性は、E×Iとして得られる。ここで、Eは、ヤング率であり、Iは、断面2次モーメントである。
実施の形態1に係る電動パワーステアリング用モータ装置では、径方向について固定子コア21の外側に、中間部材4および筒部31が設けられている。径方向について固定子コア21の外側に配置される構造体の剛性の値は、中間部材4の剛性および筒部31の剛性の合算値となる。中間部材4および筒部31の何れか一方のヤング率Eを高くすると、その分だけ、中間部材4および筒部31の断面2次モーメントを小さくすることができる。
実施の形態1に係る電動パワーステアリング用モータ装置では、中間部材4の単位長さ当たりの剛性が、筒部31の単位長さ当たりの剛性よりも高くなっている。これにより、筒部31の断面2次モーメントを小さくすることができる。その結果、筒部31の板厚を小さくすることができる。したがって、電動パワーステアリング用モータ装置の小型化を図ることができる。単位長さ当たりの剛性が高い材料としては、鉄系材料、SUS材などが挙げられる。
固定子コア21が、周方向に複数の部分に分割された分割コアである場合には、固定子コア21が、周方向に複数の部分に分割されていない一体コアである場合と比較して、固定子コア21自体の剛性が低くなる。しかしながら、中間部材4は、径方向について外側から内側に向かって固定子コア21を締め付ける。これにより、固定子2の剛性が高められる。その結果、電動パワーステアリング用モータ装置に発生する振動およびこの振動によって発生する騒音が低減する。
固定子コア21は、複数の電磁鋼板が積層されることによって形成されている。そのため、固定子コア21をモータフレーム3の筒部31の内周面に圧入する場合であって、固定子コア21の外周面に段差がある場合には、モータフレーム3には、削りなどの損傷が発生する可能性がある。特に、モータフレーム3の硬度よりも固定子コア21の硬度の方が高い場合には、モータフレーム3に損傷が発生する可能性が高くなる。そのため、従来、固定子コア21をモータフレーム3の筒部31の内周面に圧入する場合には、焼嵌めが用いられていた。しかしながら、この焼嵌めは、設備費が増大する。その結果、電動パワーステアリング用モータ装置の製造コストが増加するという課題があった。
実施の形態1に係る電動パワーステアリング用モータ装置では、中間部材4が固定子コア21とモータフレーム3の筒部31との間に設けられている。これにより、モータフレーム3の材質として、固定子コア21に用いられる電磁鋼板に対して硬度の低いアルミニウム系材料が用いられる。その結果、電動パワーステアリング用モータ装置の全体の軽量化を図ることができる。
以上説明したように、この発明の実施の形態1に係る電動パワーステアリング用モータ装置によれば、径方向についての固定子2の外周面には、筒部31の内周面に圧入された状態の中間部材4が設けられている。これにより、固定子コア21に対する径方向についての締付力が向上する。その結果、電動パワーステアリング用モータ装置の駆動時に電動パワーステアリング用モータ装置に発生される振動およびこの振動によって発生する騒音を抑制することができる。また、この電動パワーステアリング用モータ装置によれば、中間部材4の単位長さ当たりの剛性は、筒部31の単位長さ当たりの剛性よりも高い。これにより、モータフレーム3の筒部31の板厚を小さくしても、全体として適切な剛性を得ることができる。その結果、電動パワーステアリング用モータ装置の小型化を図ることができる。
また、中間部材4の線膨張係数は、固定子コア21の線膨張係数と同じである。これにより、電動パワーステアリング用モータ装置に温度変化が発生した場合であっても、固定子コア21の変形の抑制を維持することができる。
また、モータフレーム3は、アルミニウム系材料から構成されている。これにより、電動パワーステアリング用モータ装置の全体の軽量化を図ることができる。
実施の形態2.
図2は、この発明の実施の形態2に係る電動パワーステアリング用モータ装置を示す断面図である。固定子コア21は、12個のティース211を有している。12個のティース211は、周方向に等間隔に並べて配置されている。回転子1は、10個の磁石13を有している。10個の磁石13は、N極およびS極が周方向に交互に並ぶように着磁されている。この電動パワーステアリング用モータ装置では、極数は、10であり、スロット数は、12である。12個のティース211のそれぞれには、コイル23が設けられている。12個のコイル23は、機械角で180度だけ互いにずれた位置にある一対のコイル23が互いに同じ相となるように、配置されている。言い換えれば、12個のコイル23は、互いに対向した位置にある一対のコイル23が互いに同じ相となるように、配置されている。この例では、スロット数が12であるので、6スロットだけ周方向に互いに離れた一対のコイル23が、互いに同じ相となっている。
実施の形態2に係る電動パワーステアリング用モータ装置では、極数が10、スロット数が12である。これにより、基本波に対する巻線係数が大きくなり、かつ高調波に対する巻線係数が小さくなる。したがって、少ない磁石量で大きなトルクを発生させつつ、発生するトルクリップルを少なくすることができる。その結果、高性能の電動パワーステアリング用モータ装置を安価に供給することができる。ただし、極数が10、スロット数が12である組み合わせ、および前述したようなコイル23の配置を有する電動パワーステアリング用モータ装置では、原理的に、固定子コア21の形状を円環形状から楕円形状に変形させる電磁力が発生する。したがって、固定子コア21が楕円形状に変形しやすく、固定子コア21の変形量が大きくなりやすい。
実施の形態2に係る電動パワーステアリング用モータ装置では、モータフレーム3の筒部31の剛性値と中間部材4の剛性値との合算値が、固定子コア21を径方向について外側から内側に締め付ける部材の剛性値となる。これにより、モータフレーム3のみで固定子コア21を径方向について外側から内側に締め付ける場合と比較して、固定子コア21の剛性が高くなる。その結果、固定子コア21が楕円形状に変形することが抑制される。したがって、極数が10、スロット数が12の場合の電動パワーステアリング用モータ装置のメリットを生かしつつ、デメリットとなる電動パワーステアリング用モータ装置の振動を抑制することができる。その他の構成は、実施の形態1と同様である。
以上説明したように、この発明の実施の形態2に係る電動パワーステアリング用モータ装置によれば、固定子2のスロット数が12、回転子1の極数が10である。これにより、高性能の電動パワーステアリング用モータ装置を安価に供給するとともに、電動パワーステアリング用モータ装置の振動を抑制することができる。
実施の形態3.
図3は、この発明の実施の形態3に係る電動パワーステアリング用モータ装置の固定子コア、中間部材およびモータフレームを示す側面図である。図3では、モータフレーム3については、断面を示している。軸方向についての固定子コア21の長さをL1とし、軸方向についての中間部材4の長さをL2とした場合に、L1およびL2の互いの関係は、L1/2<L2<L1を満たす。
固定子コア21の振動を抑制する主要因は、固定子コア21を径方向について外側から内側に向かって締め付けることである。したがって、軸方向についての中間部材4の寸法を短くすることが可能である。実験的にも、固定子コア21の振動を抑制する効果が確認されている。そのため、中間部材4の使用量を減らすことができる。その結果、電動パワーステアリング用モータ装置の軽量化を図ることができる。その他の構成は、実施の形態1または実施の形態2と同様である。
以上説明したように、この発明の実施の形態3に係る電動パワーステアリング用モータ装置によれば、軸方向についての固定子コア21の長さをL1とし、軸方向についての中間部材4の長さをL2とした場合に、L1/2<L2<L1を満たす。これにより、電動パワーステアリング用モータ装置の軽量化を図ることができる。
実施の形態4.
図4は、この発明の実施の形態4に係る電動パワーステアリング用モータ装置を示す断面図、図5は、図4の中間部材を示す斜視図である。中間部材4は、C字形状であって軸方向に延びた形状に形成されている。言い換えれば、中間部材4は、円環形状に切欠き部41が形成された形状であるC字形状に形成されている。
中間部材4は、モータフレーム3の筒部31の内周面に圧入されている。また、中間部材4の内周面には、固定子コア21が圧入されている。中間部材4は、円環形状ではなくC字形状に形成されている場合であっても、固定子コア21を径方向について外側から内側に向かって締め付ける。これにより、電磁加振力による固定子コア21の変形が抑制される。その結果、電動パワーステアリング用モータ装置に発生する振動およびこの振動によって発生する騒音が低減する。
中間部材4は、C字形状に形成されている。これにより、中間部材4をモータフレーム3の筒部31の内周面に圧入する場合に、径方向についての中間部材4の寸法が縮小する方向に中間部材4に荷重を加えることができる。したがって、中間部材4を筒部31の内周面に圧入する場合に必要な力である圧入力を小さくすることができる。その結果、電動パワーステアリング用モータ装置の組立を容易にすることができる。
固定子コア21の外周面には、周方向について並べられた複数の凹部212が形成されている。凹部212は、径方向についてティース211と隣り合うように配置されている。中間部材4の切欠き部41は、径方向について凹部212に対して隣り合うように配置されている。これにより、中間部材4をモータフレーム3の筒部31に圧入する場合に、切欠き部41を構成する中間部材4の周方向両端部は、径方向について内側に逃げることができる。その結果、モータフレーム3の筒部31および固定子コア21のそれぞれに発生する損傷を抑制することができる。その他の構成は、実施の形態1から実施の形態3までの何れかと同様である。
以上説明したように、この発明の実施の形態4に係る電動パワーステアリング用モータ装置によれば、中間部材4は、C字形状に形成されている。これにより、電動パワーステアリング用モータ装置の組立を容易にすることができる。
また、中間部材4の切欠き部41は、径方向について凹部212に対して隣り合うように配置されている。これにより、中間部材4をモータフレーム3の筒部31に圧入する場合に、モータフレーム3の筒部31および固定子コア21のそれぞれに発生する損傷を抑制することができる。
実施の形態5.
図6は、この発明の実施の形態5に係る電動パワーステアリング用モータ装置を示す断面図、図7は図6の中間部材を示す斜視図である。固定子コア21は、周方向に複数に分割されている。この例では、固定子コア21は、3分割されている。
中間部材4は、周方向について並べられた複数の瓦型形状部材42を有している。瓦型形状部材42の数は、固定子コア21の分割の数と同一となっている。したがって、この例では、瓦型形状部材42の数は、3個となっている。
中間部材4が複数の瓦型形状部材42から構成されることによって、中間部材4の重量を低減させることができる。これにより、電動パワーステアリング用モータ装置の軽量化を図ることができる。
瓦型形状部材42がモータフレーム3の筒部31の内周面に圧入されることによって、固定子コア21は、径方向について外側から内側に向かって締め付けられる。これにより、固定子コア21の変形が抑制される。
周方向についてのそれぞれの瓦型形状部材42の端部は、径方向について凹部212に対して隣り合うように配置されている。これにより、中間部材4を筒部31に圧入する場合に、周方向についてのそれぞれの瓦型形状部材42の端部は、凹部212に逃げる。その結果、モータフレーム3の筒部31および固定子コア21に発生する損傷が抑制される。その他の構成は、実施の形態1から実施の形態3までの何れかと同様である。
以上説明したように、この発明の実施の形態5に係る電動パワーステアリング用モータ装置によれば、周方向についてのそれぞれの瓦型形状部材42の端部は、径方向について凹部212に対して隣り合うように配置されている。これにより、中間部材4を筒部31の内周面に圧入する場合に、筒部31および固定子コア21のそれぞれに発生する損傷を抑制することができる。
なお、上記各実施の形態では、回転電機として電動パワーステアリング用モータ装置を例に説明したが、その他の回転電機であってもよい。
1 回転子、2 固定子、3 モータフレーム、4 中間部材、5 ベアリング、6 ベアリングホルダ、7 ベアリング、8 ボス、11 シャフト、12 回転子コア、13 磁石、21 固定子コア、22 インシュレータ、23 コイル、24 ターミナル、25 ホルダ、31 筒部、32 底板部、41 切欠き部、42 瓦型形状部材、211 ティース、212 凹部。

Claims (6)

  1. 回転子と、前記回転子の径方向について前記回転子よりも外側に設けられた固定子コアを有する固定子と、前記径方向について前記固定子コアよりも外側に設けられた筒部を有し、前記固定子が固定されたモータフレームとを備えた回転電機であって、
    前記径方向についての前記固定子コアの外周面に設けられ、前記径方向についての前記筒部の内周面に圧入された状態の中間部材をさらに備え、
    前記中間部材の単位長さ当たりの剛性は、前記筒部の単位長さ当たりの剛性よりも高く、
    前記中間部材は、円環形状に切欠き部が形成された形状であるC字形状に形成されており、
    前記固定子コアの外周面には、凹部が形成されており、
    前記凹部は、前記切欠き部に対向して配置されている回転電機。
  2. 回転子と、前記回転子の径方向について前記回転子よりも外側に設けられた固定子コアを有する固定子と、前記径方向について前記固定子コアよりも外側に設けられた筒部を有し、前記固定子が固定されたモータフレームとを備えた回転電機であって、
    前記径方向についての前記固定子コアの外周面に設けられ、前記径方向についての前記筒部の内周面に圧入された状態の中間部材をさらに備え、
    前記中間部材の単位長さ当たりの剛性は、前記筒部の単位長さ当たりの剛性よりも高く、
    前記中間部材は、前記回転子の周方向について並べられた複数の瓦型形状部材を有し、
    前記固定子コアの外周面には、前記周方向について並べられた複数の凹部が形成されており、
    前記周方向についてのそれぞれの前記瓦型形状部材の端部は、前記径方向について前記凹部に対して隣り合うように配置されている回転電機。
  3. 前記中間部材の線膨張係数は、前記固定子コアの線膨張係数と同じである請求項1または請求項2に記載の回転電機。
  4. 前記モータフレームは、アルミニウム系材料から構成されている請求項1から請求項3までの何れか一項に記載の回転電機。
  5. 前記固定子のスロット数が12、前記回転子の極数が10である請求項1から請求項4までの何れか一項に記載の回転電機。
  6. 前記回転子の軸方向についての前記固定子コアの長さをLとし、前記軸方向についての前記中間部材の長さをLとした場合に、L/2<L<Lを満たす請求項1から請求項までの何れか一項に記載の回転電機。
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