JP5037256B2 - ブラシレスモータ - Google Patents

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Description

本発明は電動パワーステアリング装置等に用いて好適なブラシレスモータに関する。
電動パワーステアリング装置用のブラシレスモータは、永久磁石を有する回転子と、複数のコイルを巻装したコアを備える固定子とを有し、コイルへの通電を切り替えることで回転子を回転させるものであり、車両の電動パワーステアリング装置のモータ部に適用されている。例えば、ラックタイプの電動パワーステアリング装置においては、同軸タイプのブラシレスモータが用いられ、回転子の回転軸内にラック軸が挿入され、車体側に固定されるハウジング側に固定子が形成される。そして、ブラシレスモータでは、コイルへの通電を切り替えるタイミングを決定するために、固定子に対する回転子の回転位置を検出する位置検出用センサとしてレゾルバが設けられている。
従来の電動パワーステアリング装置では、特許文献1に記載の如く、1つのハウジングに固定子を固定しており、固定子を構成するように積層したコアを周方向に配置し、このコアを上記ハウジングに焼き嵌めして固定している。尚、レゾルバは、ハウジングの側に取付けられるレゾルバステータと、回転子の側に取付けられるレゾルバロータとからなる。
特開2007-1364
特許文献1に記載のブラシレスモータには以下の問題点がある。
(1)1つのハウジングに固定子のコアを焼き嵌めしているため、焼き嵌め設備と組付工数が多大になる。
(2)焼き嵌め時に上記ハウジングが加熱されるため、レゾルバステータやそのプラグ(カプラ)が熱損しないように、レゾルバステータやそのプラグが設けられるハウジングを上記ハウジングと別物にする必要がある。固定子が固定されるハウジングと、レゾルバステータが設けられるハウジングを水密に組立てるため、両ハウジング間のOリング、締結ボルトが必要になる。部品点数と組付工数が多大になる。
(3)固定子が固定されるハウジングと、レゾルバステータが設けられるハウジングが別物であるから、レゾルバステータの固定子に対する組付位置を角度調整する必要がある。
本発明の課題は、ブラシレスモータにおいて、固定子のコアをハウジングに簡易に組付けることにある。
本発明の他の課題は、ブラシレスモータにおいて、レゾルバステータの固定子に対する角度位置の調整を簡易にすることにある。
請求項1の発明は、ハウジングに固定子を固定し、固定子の内周側に回転可能に配置される回転軸に回転子を設けてなるブラシレスモータにおいて、固定子を構成するように積層したコアを周方向に配置し、コアの外周であって、該コアの積層方向の少なくとも一端側の外周に筒状カバーの筒状部を被せ、カバーの筒状部に続く外端部であって、コアの積層方向の一端部から外方に突き出た部分を内径側につぼめた縮径端部とし、コアの外周に被せたカバーを縮径端部の側からハウジングの内周に圧入してなるようにしたものである。
請求項2の発明は、請求項1の発明において更に、前記固定子に対する回転子の回転位置を検出するレゾルバを有し、レゾルバが、固定子が固定されるハウジングに組付けられるレゾルバステータと、回転子が設けられる回転軸に組付けられるレゾルバロータとからなるようにしたものである。
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において更に、前記カバーの筒状部が、ハウジングへの圧入前段階では、コアの外周との間に隙間を介し、ハウジングへの圧入段階で、ハウジングの内周とコアの外周との間に挟圧され、該カバーの筒状部がコアの外周との間に介していた前記隙間分に相当して生ずる該筒状部の周方向たるみ部をコアの外周の一部に設けた凹溝に受容してなるようにしたものである。
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれかの発明において更に、前記カバーが、ハウジングへの圧入前段階では、コアの外周と該カバーの筒状部との間に隙間を介し、コアに取付けた樹脂製ボビンの該コアの積層方向の一端部から外方に突き出た部分の外周に該カバーの縮径端部の内周を嵌合してなるようにしたものである。
請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載のブラシレスモータを用いた電動パワーステアリング装置である。
(請求項1)
(a)ブラシレスモータにおいて、固定子を構成するコアの外周に被せたカバーを縮径端部の側からハウジングの内周に圧入した。コアをそのままハウジングの内周に圧入するものでなく、カバーの先細テーパ状等の縮径端部がガイドになってスムースに圧入でき、コアの角でハウジングの内周をかじったり、削って切粉を発生させることがない。焼き嵌め設備と組付工数を削減できる。
(b)固定子が固定されるハウジングを焼き嵌めによって加熱するところがないから、レゾルバステータやそのプラグが設けられるハウジングを上記ハウジングと単一物にすることができ、部分点数と組付工数を削減できる。
(請求項2)
(c)固定子が固定されるハウジングと、レゾルバステータが組付けられるハウジングが単一物であるから、レゾルバステータの固定子に対する組付位置の角度調整が簡易又は不要になる。
(請求項3)
(d)カバーの筒状部がハウジングへ圧入される前段階では、コアの外周との間に隙間を介しているから、カバーの筒状部をコアの外周に円滑に被せることができる。
そして、カバーの筒状部がハウジングへ圧入される段階では、カバーの筒状部がコアの外周との間に介していた上記隙間分に相当する筒状部の周方向たるみ部が、コアの外周の凹溝に受容される。従って、カバーの筒状部をハウジングへ円滑に圧入できる。
(請求項4)
(e)カバーが、ハウジングへの圧入前段階では、コアの外周と該カバーの筒状部との間に隙間を介し、コアに取付けた樹脂製ボビンの該コアの積層方向の一端部から外方に突き出た部分の外周に該カバーの縮径端部の内周を嵌合してなるようにした。従って、カバーの筒状部をコアの外周に円滑に被せながら、カバーの縮径端部の内周を樹脂ボビンの外周に嵌合させることによって、コア及びボビンに対するカバーの組付位置を同軸状に位置決めできる。これにより、カバーの筒状部をハウジングへ圧入する段階で、カバーの筒状部を周方向において均等に絞り、ハウジングへ円滑に圧入できる。
(請求項5)
(f)電動パワーステアリング装置において、上述(a)〜(e)を実現できる。
図1は電動パワーステアリング装置を示す全体図、図2は図1の要部断面図、図3はブラシレスモータを示す断面図、図4はコア組立体とカバーを示す模式図、図5はコアとカバーを示す模式図、図6はコア組立体とカバーの変形例を示す模式図である。
電動パワーステアリング装置10は、図1、図2に示す如く、ステアリングホイールが結合される入力軸11を支持するギヤボックス12を有し、ギヤボックス12をギヤハウジング13に取付けている。ギヤハウジング13は車体への取付部13Aを有し、ギヤハウジング13にはモータ部15のヨークを構成するモータハウジング14が取付けられている。ギヤハウジング13とモータハウジング14は直にインロー結合されてボルト18により固定化される。ギヤボックス12内では、入力軸11にトーションバーを介して出力軸(不図示)が連結され、入力軸11と出力軸の間に操舵トルク検出装置(不図示)を組付けている。ギヤハウジング13、モータハウジング14にはラック軸16が挿入されて支持され、ラック軸16のラック歯はギヤボックス12内で出力軸のピニオン歯と噛み合いしてラック・アンド・ピニオン機構を形成し、ステアリングホイールの操作に応じて軸方向に直線移動する。尚、ラック軸16の両端部にはタイロッド17A、17Bが連結され、ラック軸16の直線移動によりタイロッド17A、17Bを介して左右の車輪を操舵可能にする。
電動パワーステアリング装置10のモータ部15はブラシレスモータ20を構成する。モータ部15のヨークを構成するモータハウジング14はアルミニウム等からなる。ブラシレスモータ20は、固定子30と、固定子30の内周側に回転自在に配置される回転子40と、固定子30に対する回転子40の回転位置を検出するレゾルバ60を有する。
固定子30は、図2〜図4に示す如く、モータハウジング14の内周に後述する如くに組込まれて固定される、複数、本実施例では例えばU相、V相、W相の各相毎に4個(全12個)のコア小組体30Bを円周上に隣接配置して構成されるコア組立体30Aを有する。コア小組体30Bは、複数の珪素鋼板からなるコア31を積層し、この積層コア31に樹脂製ボビン32を取付け、ボビン32のコイル巻回部にU相、V相、W相の3相をなす各モータコイル33を巻装して構成される。各コイル33には、本実施例ではボビン32に取付けられるターミナル34を介して通電され、ターミナル34に給電する接続端子35がプラグ(カプラ)36を介してモータハウジング14の外側に引き出される。即ち、プラグ36のU相、V相、W相の各接続端子35がモータハウジング14の内部に挿入され、ターミナル34の各コイル33への接続部に接続される。
回転子40は、図2、図3に示す如く、モータハウジング14の長手方向に渡ってラック軸16の周囲に配置される中空回転軸41を有し、回転軸41の一端部には後述するボールナット52が固定され、このボールナット52はギヤハウジング13のベアリング42Aに圧入されて軸支され、回転軸41の他端部はモータハウジング14のベアリング42Bに圧入されて軸支される。回転軸41の外周で固定子30に臨む位置には回転子マグネット43がマグネットホルダ44を介して周方向に位置決めされ固定されている。
電動パワーステアリング装置10は、図2に示す如く、ラック軸16にボールねじ51を設けてあり、ボールねじ51に噛み合うボールナット52を前述の回転軸41の一端部に固定している。ボールねじ51のねじ溝とボールナット52のねじ溝の間にスチールボール53を保持し、ボールナット52の回転をボールねじ51によりラック軸16の直線移動に変換する。
レゾルバ60は、図2、図3に示す如く、固定子30に対して一定の周方向位置に組付けられるレゾルバステータ61と、回転子40に対して一定の周方向位置に組付けられるレゾルバロータ71とからなる。レゾルバロータ71は、複数の突極を周方向に配置した環状コアから構成されている。レゾルバステータ61は、樹脂製の環状ブラケット62に保持される積層鉄芯63に巻線を巻き回したコイル64を有し、コイル64を形成する巻線はプラグ65からモータハウジング14側の外側に引き出される。レゾルバステータ61は、回転子40の回転軸41とともに回転するレゾルバロータ71を囲むように配置され、この回転によってレゾルバロータ71との間で生ずるリラクタンスの変化により、回転軸41の回転位置を検出する。検出した回転軸41の回転位置に応じて、外部の制御回路により、固定子30のU相、V相、W相の各コイル33に所定の電流を供給し、モータ20を駆動制御する。
しかるに、本実施例では、レゾルバ60が、固定子30が固定されるモータハウジング14に組付けられるレゾルバステータ61と、回転子40が設けられる回転軸41に組付けられるレゾルバロータ71とからなる。
また、本実施例では、固定子30のコア組立体30Aのコア31をモータハウジング14に簡易に組付けるために以下の構成を具備する。即ち、固定子30を構成するコア組立体30Aにあっては、図4に示す如く、コア小組体30Bの積層コア31を周方向に配置し、各コア小組体30Bのコア31の外周であって、それらコア31の積層方向の少なくとも一端側(ターミナル34と反対側)、本実施例ではコア31の積層方向の一端側〜他端側の全域に渡る外周に、筒状カバー80の筒状部81を被せる。そして、カバー80の筒状部81に続く外端部であって、各コア小組体30Bのコア31の積層方向の一端部(ターミナル34と反対側の端部)から外方に突き出た部分を内径側につぼめたテーパ状の縮径端82とする。このようにしてコア組立体30Aの各コア31の外周に被せたカバー80を、縮径端部82の側からモータハウジング14の内周に圧入する。カバー80の縮径端部82がモータハウジング14のギヤハウジング13が取付けられる側の開口部からモータハウジング14の内周に圧入される。
ここで、カバー80はステンレス鋼、アルミニウム、鉄等の金属薄板体からなる。
また、カバー80の筒状部81は、モータハウジング14への圧入前段階では、図5(A)に示す如く、コア組立体30Aの各コア31の外周との間に隙間を介し、各コア31の外周に円滑に被せることができる。
また、カバー80の筒状部81は、モータハウジング14への圧入段階で、図5(B)に示す如く、モータハウジング14の内周と各コア31の外周との間に挟圧され、カバー80の筒状部81が各コア31の外周との間に介していた上記隙間分に相当する周方向たるみ部81Aを生じ、この筒状部81の周方向たるみ部81Aが各コア31の外周の一部(周方向の中央部)に設けた凹溝31A(凹溝31Aはコア31の中心線に関して線対称をなす)のそれぞれに分配されて受容される。
また、カバー80は、モータハウジング14への圧入前段階では、上述の如く、コア組立体30Aの各コア31の外周と該カバー80の筒状部81との間に隙間を介し、各コア31に取付けた樹脂製ボビン32の該コア31の積層方向の一端部(ターミナル34と反対側の端部)から外方に突き出た部分の外周に該カバー80の縮径端部82の内周を隙間なく嵌合する(図4(B))。コア組立体30Aの各コア31及び樹脂製ボビン32に対するカバー80の組付位置を該コア組立体30Aの中心軸と同軸上に位置決めできる。
尚、ブラシレスモータ20にあっては、カバー80の筒状部81をモータハウジング14へ圧入するとき、モータハウジング14を中心軸まわりの一定角度位置に保持するとともに、カバー80が被せられたコア組立体30Aをモータハウジング14の中心軸上にセットし、このコア組立体30Aの各コア31の凹溝31Aを、モータハウジング14に対し同軸かつ所定の角度位置関係をなして配置されているコア押込治具の押込部に係合させる。そして、コア押込治具をモータハウジング14の軸方向に押込動作することにより、コア組立体30Aがモータハウジング14に対して所定の角度位置関係を確保された状態で、このコア組立体30Aに被せられたカバー80の筒状部81が先細テーパ状の縮径端部82にガイドされてモータハウジング14の内周にスムースに圧入される。
以下、電動パワーステアリング装置10の動作について説明する。
(1)操舵トルク検出装置が検出した操舵トルクが所定値より低いとき、操舵アシスト力は不要であり、電動モータ20は駆動されない。
(2)操舵トルク検出装置が検出した操舵トルクが所定値を越えるとき、操舵アシスト力を必要とするから、電動モータ20が駆動される。電動モータ20では、必要な操舵アシスト力を発生するように固定子30のコイル33に通電し、固定子30に発生する磁界によって回転子40が回転するように駆動される。モータ20の発生トルクは回転子40から回転軸41を介してボールナット52に伝えられ、ボールナット52の回転をボールねじ51によりラック軸16の直線運動とし、ラック軸16に連動する車輪に操舵アシスト力として付与される。
本実施例によれば以下の作用効果を奏する。
(a)ブラシレスモータ20において、固定子30を構成するコア31の外周に被せたカバー80を縮径端部82の側からモータハウジング14の内周に圧入した。コア31をそのままモータハウジング14の内周に圧入するものでなく、カバー80の先細テーパ状等の縮径端部82がガイドになってスムースに圧入でき、コア31の角でモータハウジング14の内周をかじったり、削って切粉を発生させることがない。焼き嵌め設備と組付工数を削減できる。
(b)固定子30が固定されるモータハウジング14を焼き嵌めによって加熱するところがないから、レゾルバステータ61やそのプラグ65が設けられるモータハウジング14を上記モータハウジング14と単一物にすることができ、部分点数と組付工数を削減できる。
(c)固定子30が固定されるモータハウジング14と、レゾルバステータ61が組付けられるモータハウジング14が単一物であるから、レゾルバステータ61の固定子30に対する組付位置の角度調整が簡易又は不要になる。
(d)カバー80の筒状部81がモータハウジング14へ圧入される前段階では、コア31の外周との間に隙間を介しているから、カバー80の筒状部81をコア31の外周に円滑に被せることができる。
そして、カバー80の筒状部81がモータハウジング14へ圧入される段階では、カバー80の筒状部81がコア31の外周との間に介していた上記隙間分に相当する筒状部81の周方向たるみ部81Aが、コア31の外周の凹溝31Aに受容される。従って、カバー80の筒状部81をモータハウジング14へ円滑に圧入できる。
(e)カバー80が、モータハウジング14への圧入前段階では、コア31の外周と該カバー80の筒状部81との間に隙間を介し、コア31に取付けた樹脂製ボビン32の該コア31の積層方向の一端部から外方に突き出た部分の外周に該カバー80の縮径端部82の内周を嵌合してなるようにした。従って、カバー80の筒状部81をコア31の外周に円滑に被せながら、カバー80の縮径端部82の内周を樹脂ボビン32の外周に嵌合させることによって、コア31及びボビン32に対するカバー80の組付位置を同軸状に位置決めできる。これにより、カバー80の筒状部81をモータハウジング14へ圧入する段階で、カバー80の筒状部81を周方向において均等に絞り、モータハウジング14へ円滑に圧入できる。
(f)電動パワーステアリング装置10において、上述(a)〜(e)を実現できる。
尚、電動パワーステアリング装置10にあっては、単一体をなすモータハウジング14に、固定子30とレゾルバステータ61の双方を組付けるとともに、互いに直にインロー結合されて固定化されるギヤハウジング13とモータハウジング14のそれぞれにベアリング42A、42Bを設け、これらのベアリング42A、42Bを同軸化したから、これらのベアリング42A、42Bのそれぞれに支持されるボールナット52と回転軸41に作用する回転フリクションを低フリクション化できる。
図6は、固定子30を構成するコア組立体30Aにおいて、各コア小組体30Bのコア31の外周であって、それらコア31の積層方向の一端側(ターミナル34と反対側)の一部の外周に、短尺のカバー80の筒状部81を被せたものである。カバー80は薄板であるから、筒状部81の外周面と、筒状部81が被着されない各コア31の外周面との段差は無視できる。但し、コア組立体30Aの各コア31の外周面であって、カバー80の筒状部81が被着される各コア31の外周面を、筒状部81が被着されない各コア31の外周面よりも筒状部81の肉厚相当分だけ小径化するものとすれば、圧入後には、筒状部81の外周面と、筒状部81が被着されない各コア31の外周面との段差はゼロになる。
以上、本発明の実施例を図面により詳述したが、本発明の具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
図1は電動パワーステアリング装置を示す全体図である。 図2は図1の要部断面図である。 図3はブラシレスモータを示す断面図である。 図4はコア組立体とカバーを示す模式図である。 図5はコアとカバーを示す模式図である。 図6はコア組立体とカバーの変形例を示す模式図である。
符号の説明
10 電動パワーステアリング装置
14 モータハウジング(ハウジング)
20 ブラシレスモータ
30 固定子
31 コア
31A 凹溝
32 ボビン
40 回転子
41 回転軸
60 レゾルバ
61 レゾルバステータ
71 レゾルバロータ
80 カバー
81 筒状部
81A たるみ部
82 縮径端部

Claims (5)

  1. ハウジングに固定子を固定し、固定子の内周側に回転可能に配置される回転軸に回転子を設けてなるブラシレスモータにおいて、
    固定子を構成するように積層したコアを周方向に配置し、コアの外周であって、該コアの積層方向の少なくとも一端側の外周に筒状カバーの筒状部を被せ、カバーの筒状部に続く外端部であって、コアの積層方向の一端部から外方に突き出た部分を内径側につぼめた縮径端部とし、
    コアの外周に被せたカバーを縮径端部の側からハウジングの内周に圧入してなることを特徴とするブラシレスモータ。
  2. 前記固定子に対する回転子の回転位置を検出するレゾルバを有し、
    レゾルバが、固定子が固定されるハウジングに組付けられるレゾルバステータと、回転子が設けられる回転軸に組付けられるレゾルバロータとからなる請求項1に記載のブラシレスモータ。
  3. 前記カバーの筒状部が、
    ハウジングへの圧入前段階では、コアの外周との間に隙間を介し、
    ハウジングへの圧入段階で、ハウジングの内周とコアの外周との間に挟圧され、該カバーの筒状部がコアの外周との間に介していた前記隙間分に相当して生ずる該筒状部の周方向たるみ部をコアの外周の一部に設けた凹溝に受容してなる請求項1又は2に記載のブラシレスモータ。
  4. 前記カバーが、ハウジングへの圧入前段階では、コアの外周と該カバーの筒状部との間に隙間を介し、コアに取付けた樹脂製ボビンの該コアの積層方向の一端部から外方に突き出た部分の外周に該カバーの縮径端部の内周を嵌合してなる請求項1〜3のいずれかに記載のブラシレスモータ。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載のブラシレスモータを用いた電動パワーステアリング装置。
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