JP6955698B2 - 帯電装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置 - Google Patents

帯電装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置 Download PDF

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Description

この発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の電子写真方式を用いた画像形成装置と、そこに設置された帯電装置と、プロセスカートリッジと、に関するものである。
従来から、複写機、プリンタ等の画像形成装置において、感光体ドラム(像担持体)を帯電する帯電ローラを清掃する清掃部材を設置する技術が知られている(例えば、特許文献1等参照。)。
詳しくは、特許文献1において、帯電ローラは感光体ドラムに当接するように配置されていて、所定の帯電バイアスが印加されることで、感光体ドラムの表面を帯電する。その後、帯電ローラによって帯電された感光体ドラムの表面は、露光工程、現像工程を経て、所望のトナー像が形成されることになる。
また、帯電ローラには、清掃ローラ部材(清掃部材)が当接している。そして、帯電ローラの表面が清掃ローラ部材によって清掃される。
一方、特許文献1には、帯電ローラに対する清掃ローラ部材の侵入量を変動する変動手段を設けて、変動手段によって清掃ローラ部材の清掃能力を調整する技術が開示されている。
従来の帯電装置は、帯電ローラの汚れがひどくなる状態を想定して、画像形成装置に装着された状態で、清掃部材を帯電ローラに高い圧接力で当接させて、清掃部材によって帯電ローラを一様に高い清掃能力で清掃していた。そのため、帯電ローラや清掃部材の摩耗が早くなり、それらの寿命が短くなってしまっていた。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、帯電ローラや清掃部材の摩耗が進みにくく、清掃部材によって帯電ローラを効率的に清掃することができる、帯電装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置を提供することにある。
この発明における帯電装置は、画像形成装置本体に対して着脱可能に設置される帯電装置であって、像担持体を帯電する帯電ローラと、前記帯電ローラを清掃する清掃部材と、を備え、前記清掃部材による前記帯電ローラの清掃能力が、当該帯電装置が前記画像形成装置本体に装着されている装着時に比べて、当該帯電装置が前記画像形成装置本体から取り外されている離脱時に、高くなるものである。
本発明によれば、帯電ローラや清掃部材の摩耗が進みにくく、清掃部材によって帯電ローラを効率的に清掃することができる、帯電装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置を提供することができる。
この発明の実施の形態における画像形成装置を示す全体構成図である。 作像部を示す構成図である。 (A)帯電装置が画像形成装置本体に装着された状態を示す概略図と、(B)帯電装置が画像形成装置本体から取り出されて床面に静置された状態を示す概略図と、である。 (A)帯電装置が画像形成装置本体に装着された状態を幅方向に示す概略図と、(B)帯電装置が画像形成装置本体から取り出されて床面に静置された状態を幅方向に示す概略図と、である。 変形例1としての帯電装置が、(A)画像形成装置本体に装着された状態を示す概略図と、(B)画像形成装置本体から取り出されて床面に静置された状態を示す概略図と、である。 変形例2としての帯電装置が画像形成装置本体に装着された状態において、(A)非作像時の状態を示す概略図と、(B)作像時の状態を示す概略図と、である。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
まず、図1及び図2にて、画像形成装置1における全体の構成・動作について説明する。
図1は、実施の形態における画像形成装置を示す全体構成図である。図2は、図1の画像形成装置1に設置されたイエロー用のプロセスカートリッジ10Y(作像部)の構成を示す断面図である。
なお、4つのプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BK(作像部)は、作像プロセスに用いられるトナーTの色が異なる以外はほぼ同一構造であるので、図2ではイエロー用のプロセスカートリッジ10Yのみを代表的に図示する。
図1において、1は画像形成装置としてのタンデム型カラー複写機、2は入力画像情報に基づいたレーザ光を発する書込み部、3は原稿Dを原稿読込部4に搬送する原稿搬送部、4は原稿Dの画像情報を読み込む原稿読込部、7は用紙等のシートが収容される給紙部、9はシートの搬送タイミングを調整するレジストローラ、を示す。
また、10Y、10M、10C、10BKは各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)のトナー像が形成されるプロセスカートリッジ、16は各プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKの感光体ドラム上に形成されたトナー像を中間転写ベルト17上に重ねて転写する1次転写ローラ、を示す。
また、17は複数色のトナー像が重ねて転写される中間転写ベルト、18は中間転写ベルト17上のトナー像をシート上に転写するための2次転写ローラ、19は中間転写ベルト17を清掃する中間転写ベルトクリーニング部、20はシート上のトナー像(未定着画像)を定着する定着装置、を示す。
以下、画像形成装置における、通常のカラー画像形成時の動作について説明する。
まず、原稿Dは、原稿搬送部3の搬送ローラによって、原稿台から搬送されて、原稿読込部4のコンタクトガラス5上に載置される。そして、原稿読込部4で、コンタクトガラス5上に載置された原稿Dの画像情報が光学的に読み取られる。
詳しくは、原稿読込部4は、コンタクトガラス5上の原稿Dの画像に対して、照明ランプから発した光を照射しながら走査させる。そして、原稿Dにて反射した光を、ミラー群及びレンズを介して、カラーセンサに結像する。原稿Dのカラー画像情報は、カラーセンサにてRGB(レッド、グリーン、ブルー)の色分解光ごとに読み取られた後に、電気的な画像信号に変換される。さらに、RGBの色分解画像信号をもとにして画像処理部で色変換処理、色補正処理、空間周波数補正処理等の処理をおこない、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのカラー画像情報を得る。
そして、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の画像情報は、書込み部2に送信される。そして、書込み部2からは、各色の画像情報に基づいたレーザ光L(露光光)が、それぞれ、対応するプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKの感光体ドラム11(像担持体)上に向けて発せられる。
一方、4つのプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKの感光体ドラム11(図2参照)は、それぞれ、所定方向(反時計方向)に回転している。そして、まず、感光体ドラム11の表面は、帯電装置12(帯電ローラ12a)との対向部で、一様に帯電される(帯電工程である。)。こうして、感光体ドラム11上には、帯電電位(−900V程度である。)が形成される。その後、帯電された感光体ドラム11の表面は、それぞれのレーザ光Lの照射位置に達する。
書込み部2において、4つの光源から画像信号に対応したレーザ光Lが各色に対応してそれぞれ射出される。各レーザ光Lは、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色成分ごとに別の光路を通過することになる(露光工程である。)。
イエロー成分に対応したレーザ光Lは、紙面左側から1番目の感光体ドラム11(像担持体)の表面に照射される。このとき、イエロー成分のレーザ光は、高速回転するポリゴンミラーにより、感光体ドラム11の回転軸方向(主走査方向)に走査される。こうして、帯電装置12にて帯電された後の感光体ドラム11上には、イエロー成分に対応した静電潜像(−50〜100V程度の露光電位が形成される。)が形成される。
同様に、マゼンタ成分に対応したレーザ光は、紙面左から2番目の感光体ドラム11の表面に照射されて、マゼンタ成分に対応した静電潜像が形成される。シアン成分のレーザ光は、紙面左から3番目の感光体ドラム11の表面に照射されて、シアン成分の静電潜像が形成される。ブラック成分のレーザ光は、紙面左から4番目の感光体ドラム11の表面に照射されて、ブラック成分の静電潜像が形成される。
その後、各色の静電潜像が形成された感光体ドラム11の表面は、それぞれ、現像装置13との対向位置に達する。そして、各現像装置13から感光体ドラム11上に各色のトナーが供給されて、感光体ドラム11上の潜像が現像されてトナー像が形成される(現像工程である。)。
その後、現像工程後の感光体ドラム11の表面は、それぞれ、中間転写ベルト17との対向部(1次転写ニップ)に達する。ここで、それぞれの対向部には、中間転写ベルト17の内周面に当接するように1次転写ローラ16が設置されている。そして、1次転写ローラ16の位置で、中間転写ベルト17上に、感光体ドラム11上に形成された各色のトナー像が、順次重ねて転写される(1次転写工程である。)。
そして、1次転写工程後の感光体ドラム11の表面は、それぞれ、除電装置の位置を通過した後に、クリーニング装置14(クリーニング部)との対向位置に達する。そして、この位置で、クリーニングブレード14aとクリーニングブラシローラ14bとによって感光体ドラム11上に残存する未転写トナーが機械的に除去されて、除去された未転写トナーがクリーニング装置14内に回収される(クリーニング工程である。)。クリーニング装置14内に回収された未転写トナーは、搬送スクリュによってクリーニング装置14の外部に搬送されて、廃トナー回収容器の内部に廃トナーとして回収される。
その後、感光体ドラム11の表面は、潤滑剤供給装置15の位置を通過して、感光体ドラム11における一連の作像プロセスが終了する。
他方、感光体ドラム11上の各色のトナーが重ねて転写(担持)された中間転写ベルト17は、図1の時計方向に走行して、2次転写ローラ18との対向位置(2次転写ニップ)に達する。そして、2次転写ローラ18との対向位置で、シート上に中間転写ベルト17上に担持されたカラーのトナー像が転写される(2次転写工程である。)。
その後、中間転写ベルト17の表面は、中間転写ベルトクリーニング部19の位置に達する。そして、中間転写ベルト17上に付着した未転写トナーが中間転写ベルトクリーニング部19に回収されて、中間転写ベルト17における一連の転写プロセスが終了する。
ここで、中間転写ベルト17と2次転写ローラ18との間(2次転写ニップである。)に搬送されるシートは、給紙部7からレジストローラ9等を経由して搬送されるものである。
詳しくは、用紙などのシートを収納する給紙部7から、給紙ローラ8により給送されたシートが、搬送経路を経由して、レジストローラ9(タイミングローラ)に導かれる。レジストローラ9に達したシートは、タイミングを合わせて、2次転写ニップに向けて搬送される。
そして、フルカラー画像が転写されたシートは、搬送ベルトによって定着装置20に導かれる。定着装置20では、定着ベルトと加圧ローラとのニップにて、カラー画像(トナー)がシート上に定着される。
そして、定着工程後のシートは、排紙ローラによって、装置本体1外に出力画像として排出されて、一連の画像形成プロセスが完了する。
次に、図2にて、プロセスカートリッジ10Yについて詳述する。
図2に示すように、プロセスカートリッジ10Yは、像担持体としての感光体ドラム11と、帯電装置12(帯電ユニット)と、現像装置13と、クリーニング装置14と、潤滑剤供給装置15と、が一体的にユニットとして構成されている。プロセスカートリッジ10Yは、画像形成装置本体1に対して着脱可能(交換可能)に設置されていて、適宜に画像形成装置本体1から取り出されて新品のものに交換されたり修理がされたりすることになる。
ここで、像担持体としての感光体ドラム11は、負帯電性の有機感光体であって、ドラム状導電性支持体上に感光層等を設けたものである。
感光体ドラム11は、基層としての導電性支持体上に、絶縁層である下引き層、感光層としての電荷発生層及び電荷輸送層、表面層(保護層)が順次積層されている。
感光体ドラム11は、メインモータによって図2の反時計方向に回転駆動される。
図2〜図4を参照して、帯電装置12は、帯電ローラ12a、清掃ローラ12b、清掃パッド12c、操作部材12d、ギア12h、ケーシング12e、可動板12f、等で構成されている。
帯電ローラ12aは、導電性芯金の外周に中抵抗の樹脂層を被覆してなるローラ部材であって、潤滑剤供給装置15に対して感光体ドラム11の回転方向下流側に配設されている。また、帯電ローラ12aは、そのローラ部が、感光体ドラム11(像担持体)に対して長手方向にわたって接触するように配置されている。そして、帯電ローラ12aに電源部(高圧電源)から所定の電圧(帯電バイアス)が印加されて、これにより対向する感光体ドラム11の表面を一様に帯電する。
清掃ローラ12bと清掃パッド12cとは、帯電ローラ12aの表面の汚れを除去(清掃)する清掃部材として機能するものであるが、これについては、その他の部材とともに後で詳しく説明する。
図2を参照して、現像装置13は、主として、感光体ドラム11に対向する現像ローラ13aと、現像ローラ13aに対向する第1搬送スクリュ13bと、仕切部材を介して第1搬送スクリュ13bに対向する第2搬送スクリュ13cと、現像ローラ13aに対向するドクターブレード13dと、で構成される。現像ローラ13aは、内部に固設されてローラ周面に磁極を形成するマグネットと、マグネットの周囲を回転するスリーブと、で構成される。マグネットによって現像ローラ13a(スリーブ)上に複数の磁極が形成されて、現像ローラ13a上に現像剤Gが担持されることになる。現像装置13内には、キャリアCとトナーTとからなる2成分現像剤Gが収容されている。
クリーニング装置14には、感光体ドラム11の表面に当接して感光体ドラム11の表面をクリーニングするクリーニングブレード14aと、感光体ドラム11の表面に当接しながら所定方向に回転して感光体ドラム11の表面をクリーニングするクリーニングブラシローラ14bと、が設置されている。
クリーニングブレード14aやクリーニングブラシローラ14bによって、感光体ドラム11上に付着する未転写トナー(シートから生じる紙粉、帯電装置12による放電時に感光体ドラム11上に生じる放電生成物、トナーに添加されている添加剤、潤滑剤供給装置15から供給される潤滑剤、等の付着物も含むものとする。)が機械的に掻き取られてクリーニング装置14の内部に回収されることになる。
潤滑剤供給装置15は、感光体ドラム11に摺接する発泡弾性層(又は、シート基材に繊維を織り込んだブラシ)が周設されて感光体ドラム11上に潤滑剤を供給する潤滑剤供給ローラ15a、潤滑剤供給ローラ15aに摺接する固形潤滑剤15b、固形潤滑剤15bを潤滑剤供給ローラ15aに向けて付勢する圧縮スプリング15c、感光体ドラム11に当接して感光体ドラム11上に供給された潤滑剤を薄層化(均一化)する薄層化ブレード15f、等で構成される。
潤滑剤供給装置15は、クリーニング装置14(クリーニングブレード14a)に対して感光体ドラム11の回転方向下流側であって、帯電装置12に対して感光体ドラム11の回転方向上流側に配設されている。また、薄層化ブレード15fは、潤滑剤供給ローラ15aに対して感光体ドラム11の回転方向下流側に配設されている。
このように構成さえた潤滑剤供給装置15によって、感光体ドラム11の表面に潤滑剤が供給される。詳しくは、潤滑剤供給ローラ15aが回転することによって固形潤滑剤15bから潤滑剤が掻き取られて、その潤滑剤が潤滑剤供給ローラ15aによって感光体ドラム11上に塗布される。これにより、感光体ドラム11に摺接するクリーニングブレード14aなどの部材の摩耗劣化が低減されることになる。
図2にて、先に述べた作像プロセスをさらに詳しく説明する。
現像ローラ13aは、図2中の矢印方向に回転している。現像装置13内の現像剤Gは、間に仕切部材を介在するように配設された第1搬送スクリュ13b及び第2搬送スクリュ13cの矢印方向の回転によって、トナー補給部30からトナー補給口を介して補給されたトナーTとともに撹拌混合されながら長手方向(図2の紙面垂直方向である。)に循環する。
そして、摩擦帯電してキャリアCに吸着したトナーTは、キャリアCとともに現像ローラ13a上に担持される。現像ローラ13a上に担持された現像剤Gは、その後にドクターブレード13dの位置に達する。そして、現像ローラ13a上の現像剤Gは、ドクターブレード13dの位置で適量に調整された後に、感光体ドラム11との対向位置(現像領域である。)に達する。
その後、現像領域において、現像剤G中のトナーTが、感光体ドラム11表面に形成された静電潜像に付着する。詳しくは、レーザ光Lが照射された画像部の潜像電位(露光電位)と、現像ローラ13aに印加された現像バイアス(−500V程度である。)と、の電位差(現像ポテンシャル)によって形成される電界によって、トナーTが潜像に付着する。
その後、現像工程にて感光体ドラム11に付着したトナーTは、そのほとんどが中間転写ベルト17上に転写される。そして、転写後の感光体ドラム11の表面は除電装置により除電されて、感光体ドラム11の表面に付着(残留)した未転写のトナーTが、クリーニングブレード14aやクリーニングブラシローラ14bによってクリーニング装置14内に回収される。その後、クリーニング工程後の感光体ドラム11の表面は、潤滑剤供給装置15を通過して、一連の作像プロセスが終了する。
ここで、装置本体1に設けられたトナー補給部30は、交換可能に構成されたトナーボトル31と、トナーボトル31を保持・回転駆動するとともに現像装置13に新品トナーTを補給するトナーホッパ部32と、で構成されている。また、トナーボトル31内には、新品のトナーT(図2では、イエローのトナーである。)が収容されている。また、トナーボトル31の内周面には、螺旋状の突起が形成されている。
なお、トナーボトル31内の新品トナーTは、現像装置13内のトナーT(既設のトナーである。)の消費にともない、トナー補給口から現像装置13内に適宜に補給されるものである。現像装置13内のトナーTの消費は、現像装置13の第2搬送スクリュ13cの下方に設置された磁気センサによって間接的又は直接的に検知される。
以下、図2〜図4等を用いて、本実施の形態において特徴的な、帯電装置12について詳述する。
本実施の形態において、帯電装置12(帯電ユニット)は、画像形成装置本体1に対して着脱可能に設置される。
詳しくは、先に説明したように、帯電装置12は、画像形成装置本体1に対して着脱可能(又は、メンテナンスをおこなうことができる位置に移動可能)に設置されるプロセスカートリッジ10Yを構成する部材の1つとなっている。そして、プロセスカートリッジ10Yに対して着脱可能に設置されている。したがって、帯電装置12のメンテナンスや交換をおこなう場合には、まず、画像形成装置本体1からプロセスカートリッジ10Yが外部(又は、メンテナンス可能な位置)に移動されて、その移動されたプロセスカートリッジ10Yから帯電装置12が取り外されることになる。そして、メンテナンス後又は交換後の帯電装置12がプロセスカートリッジ10Yに装着されて、そのプロセスカートリッジ10Yが画像形成装置本体1に装着されることになる。このように、本実施の形態では、帯電装置12が画像形成装置本体1に対して間接的に着脱されるように構成されている。
そして、図3(A)、図4(A)等を参照して、本実施の形態における帯電装置12には、帯電ローラ12a、第1清掃部材としての清掃ローラ12b、第2清掃部材としての清掃パッド12c、操作部材12d、ギア12h、ケーシング12e、可動板12f、などが設置されている。
帯電ローラ12aは、感光体ドラム11(像担持体)に当接して感光体ドラム11を帯電するものであって、可動板12fを介して帯電装置12のケーシング12e(筐体)に回転可能に保持されている。帯電ローラ12aには、回転軸方向の端部の軸部に、帯電ローラ12aとともに回転するギア12h(離脱時に使用される。)が設置されている。帯電ローラ12aは、感光体ドラム11が図3(A)の矢印方向(反時計方向)に回転することにより、図3(A)の時計方向に連れ回りすることになる。すなわち、帯電ローラ12aは、プロセスカートリッジ10Y(画像形成装置本体1)に設置された感光体ドラム11の回転にともない連れ回りするように帯電装置12に回転可能に保持されている。
清掃ローラ12bと清掃パッド12cとは、帯電ローラ12aを清掃する清掃部材として機能するものである。帯電ローラ12aは、トナーや潤滑剤などの異物が付着して汚れやすく、そのような汚れによって帯電不良などの異常画像が生じてしまうことになる。清掃部材は、そのような異常画像の発生を軽減するためのものである。
ここで、本実施の形態における帯電装置12は、清掃部材12b、12cによる帯電ローラ12aの清掃能力が、図2、図3(A)、図4(A)に示すように帯電装置12が画像形成装置本体1に装着されている装着時に比べて、図3(B)、図4(B)に示すように帯電装置12が画像形成装置本体1から取り外されている離脱時に、高くなるように構成されている。
すなわち、図2、図3(A)、図4(A)に示す装着時において清掃部材12b、12cによって帯電ローラ12aが清掃される程度は、図3(B)、図4(B)に示す離脱時において掃部材12b、12cによって帯電ローラ12aが清掃される程度に比べて、小さくなる。したがって、帯電ローラ12aにひどい汚れが生じてしまった場合には、離脱時の方が装着時に比べて、帯電ローラ12aが充分に清掃されることになる。
詳しくは、第1清掃部材としての清掃ローラ12bは、装着時にも離脱時にも常に帯電ローラ12aに当接するように構成されている。そして、帯電ローラ12aと清掃ローラ12b(第1清掃部材)とは、帯電装置12において互いに当接した状態で上下方向に移動可能に構成されている。
具体的に、帯電ローラ12aと清掃ローラ12bとは、それぞれ、両端の軸部が軸受を介して可動板12fに回転可能に保持されている。可動板12fは、帯電装置12のケーシング12eに、ガイド部12k(ケーシング12eに形成されている。)に沿って上下方向に移動可能に保持されている。清掃ローラ12bは、軸部(芯金)に、フェルト、発泡ポリウレタン、発泡メラニンなどからなる弾性層が形成されたものであって、帯電ローラ12aに接触することによって帯電ローラ12aの表面を清掃するものである。清掃ローラ12bは、帯電ローラ12aが図3(A)の時計方向に回転することにより、図3(A)の反時計方向に連れ回りすることになる。
一方、第2清掃部材としての清掃パッド12cは、図2、図3(A)、図4(A)に示すように装着時には帯電ローラ12aから離間して、図3(B)、図4(B)に示すように離脱時には前記帯電ローラ12aに当接するように構成されている。清掃パッド12c(第2清掃部材)は、帯電装置12の所定位置に固定されている。清掃パッド12cは、フェルト、発泡ポリウレタン、発泡メラニンなどの弾性材料で形成されたものであって、帯電ローラ12aに摺接することによって帯電ローラ12aの表面を清掃するものである。
具体的に、装着時には、帯電ローラ12aが、清掃パッド12c(第2清掃部材)に対して離間する下方の位置へ、清掃ローラ12b(第1清掃部材)とともに移動することになる。これに対して、離脱時であって、帯電装置12が装着時の姿勢に対して天地逆転された姿勢(上下方向が逆転した姿勢である。)になったときには、帯電ローラ12aが清掃パッド12c(第2清掃部材)に対して当接する下方の位置へ、清掃ローラ12b(第1清掃部材)とともに移動することになる。
すなわち、装着時には、帯電ローラ12aが清掃ローラ12bによってのみ清掃されて、離脱時には、帯電ローラ12aが清掃ローラ12bに加えて清掃パッド12cによっても清掃されることになる。そのため、離脱時における帯電ローラ12aに対する清掃能力を、装着時における清掃能力よりも高めることができる。
なお、離脱時には、操作者によって後述する操作部材12dが操作されることにより、帯電ローラ12aが手動で回転されて、清掃ローラ12bが連れ回りしながら帯電ローラ12aを清掃して、清掃パッド12cが摺接しながら帯電ローラ12aを清掃することになる。
このように構成することにより、帯電ローラ12aや清掃部材(清掃ローラ12b、清掃パッド12c)の摩耗が進みにくく、清掃部材によって帯電ローラ12aを効率的に清掃することができる。
詳しくは、作像時において、主走査方向(幅方向)に部分的に画像面積率の高い画像が大量にプリントされる場合などには、帯電ローラ12aの表面の汚れが局所的にひどくなる場合がある。このように帯電ローラ12aの表面の汚れがひどくなる状態(通常の使用状態に比べてイレギュラーな状態である。)を想定して、それを基準にして、画像形成装置1に装着された状態で清掃部材を帯電ローラ12aに高い圧接力で当接させて、清掃部材によって帯電ローラ12aを一様に高い清掃能力で清掃するように設定してしまうと、帯電ローラ12aや清掃部材の摩耗が早くなり、それらの寿命が短くなってしまうことになる。
これに対して、本実施の形態では、帯電ローラ12aの表面の汚れが通常の進行状態であることを想定して、それを基準にして、装着時における清掃部材の清掃能力を比較的低く設定している。具体的に、本実施の形態では、清掃パッド12cを用いずに清掃ローラ12bのみで帯電ローラ12aを清掃している。
そして、帯電ローラ12aの表面の汚れがひどい進行状態であって、装着時における清掃ローラ12bによる清掃能力では清掃が充分でないときに、画像形成装置本体1から帯電装置12を取り出して、装着時よりも高い清掃能力で帯電ローラ12aを清掃(メンテナンス)できるように構成している。具体的に、本実施の形態では、清掃ローラ12bによる帯電ローラ12aの清掃に加えて、清掃パッド12cによる帯電ローラ12aの清掃がおこなわれることになる。したがって、帯電ローラ12aや清掃部材(清掃ローラ12b、清掃パッド12c)の摩耗が無駄に進むことなく、清掃部材によって帯電ローラ12aを効率的に清掃することができる。
なお、帯電ローラ12aの表面の汚れがひどくなった状態は、シート上に形成される画像を見て判断することもできるし、感光体ドラム11の帯電電位を検知する電位センサを設置して、その検知結果からユーザーに異常(想定を超えた汚れの発生である。)を報知することもできる。
ここで、本実施の形態における帯電装置12は、図3(B)、図4(B)に示すように、離脱時であって帯電装置12が装着時の姿勢に対して天地逆転された姿勢で、略水平な面100(床面)に静置できるように構成されている。
そして、帯電装置12には、離脱時に帯電ローラ12aを手動回転可能に構成された操作部材12dが設けられている。
詳しくは、操作部材12dは、主として手動操作部12d2(把持部)と操作ギア12d1とからなり、図4(B)に示すように帯電装置12が画像形成装置本体1(プロセスカートリッジ10Y)から取り外されているときに帯電ローラ12aを回転操作できるように構成されたものである。操作部材12dは、ケーシング12eの片側(帯電ローラ12aのギア12hが設置された側である。)の側面に回転可能に保持されている。手動操作部12d2と操作ギア12d1とは、同軸上に設置されている。手動操作部12d2は帯電装置12(ケーシング12e)の側方に露呈するように設置されていて、操作ギア12d1は帯電装置12(ケーシング12e)から露呈しないように設置されている。プロセスカートリッジ10Yは、そのケースの形状によって、図2に示す姿勢でのみ、略水平な面に静置できるように構成されている。また、操作部材12d(手動操作部12d2)は、帯電装置12がプロセスカートリッジ10Yに装着された状態では、プロセスカートリッジ10Yの外部に露呈しないように設置されている。
そして、本実施の形態では、帯電装置12が画像形成装置本体1(プロセスカートリッジ10Y)に装着されているときには、操作部材12dを操作しても帯電ローラ12aが回転されないように構成されている。すなわち、操作部材12dは、帯電装置12が画像形成装置本体1(プロセスカートリッジ10Y)に装着されているときには帯電ローラ12aを回転操作できずに、帯電装置12が画像形成装置本体1(プロセスカートリッジ10Y)から取り外されているときには帯電ローラ12aを回転操作できるように構成されている。
そして、操作部材12dは、図4(B)に示すように帯電装置12が画像形成装置本体1(プロセスカートリッジ10Y)から取り外されて天地逆転されると帯電ローラ12a(ギア12h)に連結されて、図4(A)に示すように帯電装置12が画像形成装置本体1(プロセスカートリッジ10Y)に装着されているときには帯電ローラ12a(ギア12h)との連結が解除されることになる。したがって、ユーザーなどの操作者は、帯電装置12が装着された状態では操作部材12dを手動操作しても帯電ローラ12aを回転操作することができずに、帯電装置12が取り外された状態のときのみ操作部材12dを手動操作して帯電ローラ12aを回転操作することができる。
さらに具体的に、帯電装置12は、画像形成装置本体1(プロセスカートリッジ10Y)に装着されているときに、帯電ローラ12aが感光体ドラム11(像担持体)の上方で当接するように構成されている。すなわち、帯電装置12が装着状態であるときに、帯電ローラ12aは、そのローラ部の一部が回転軸方向にわたってケーシング12eの下方に露呈して、下方に位置する感光体ドラム11に当接することになる。
このように構成することで、帯電装置12が装着された状態で操作者が誤って操作部材12d(手動操作部12d2)を手動回転して帯電ローラ12aを回転させてしまい、感光体ドラム11を傷つける不具合を防止することができる。また、離脱時における操作者による帯電ローラ12aの清掃作業の作業性を向上させることができる。
ここで、本実施の形態における帯電装置12は、図3(B)、図4(B)に示すように、離脱時であって天地逆転された姿勢になったときに、帯電ローラ12aが清掃ローラ12b(第1清掃部材)とともに下方に移動する移動量を制限するストッパ部12gが設けられている。
詳しくは、ケーシング12eの天井部(装着時の姿勢における天井部である。)にはストッパ部12gが設けられている。そして、帯電装置12が図3(A)、図4(A)に示す姿勢から図3(B)、図4(B)に示す姿勢に変化すると、帯電ローラ12aと清掃ローラ12bとを保持する可動板12fがストッパ部12gに突き当たる位置まで下方に移動して、その位置が定まることになる。この突き当たる位置は、清掃パッド12cが帯電ローラ12aに狙いの当接圧で当接するように設定された位置である。
このように構成することにより、清掃パッド12cの清掃能力を最適化することが可能になる。
<変形例1>
図5(A)は、変形例1としての帯電装置12が画像形成装置本体1に装着された状態を示す概略図であり、図5(B)は、その帯電装置12が画像形成装置本体1から取り出されて床面100に静置された状態を示す概略図であって、それぞれ、本実施の形態における図3(A)、(B)に対応する図である。
変形例1における帯電装置12は、清掃部材として清掃ローラ12bのみが用いられている点が、清掃部材として清掃ローラ12bと清掃パッド12cとが用いられている本実施の形態のものと相違する。
清掃ローラ12bは、帯電ローラ12aに当接する回転可能なローラ部材である。そして、変形例1において清掃ローラ12b(清掃部材)は、図5(A)に示すように装着時には帯電ローラ12aの回転にともない連れ回りして、図5(B)に示すように離脱時には帯電ローラ12aが回転しても回転しないことになる。
詳しくは、変形例1において、帯電ローラ12aと清掃ローラ12bとは、本実施の形態のものと同様に可動板12fに回転可能に保持されていて、帯電装置12において互いに当接した状態で上下方向に移動可能に構成されている。
ここで、変形例1における帯電装置12には、所定位置(図5(A)に示すケーシング12eの天井部である。)にブレーキ部材12mが設置されている。ブレーキ部材12mは、摩擦係数が大きな材料(例えば、ゴム材料である。)で形成されている。
そして、図5(A)に示すように、装着時には、清掃ローラ12bが、ブレーキ部材12mに対して離間する下方の位置へ、帯電ローラ12aとともに移動する。このとき、清掃ローラ12bは、帯電ローラ12aの回転にともない連れ回りすることになり、比較的低い清掃能力(接触圧)で帯電ローラ12aを清掃することになる。
これに対して、図5(B)に示すように、離脱時であって、帯電装置12が装着時の姿勢に対して天地逆転された姿勢になったときには、清掃ローラ12bがブレーキ部材12mに対して当接する下方の位置へ、帯電ローラ12aとともに移動する。このとき、清掃ローラ12bは、その軸部12b1がブレーキ部材12mに接触して、ブレーキ部材12mとの摩擦抵抗によって、帯電ローラ12aが回転しても回転せずに、比較的高い清掃能力(接触圧)で帯電ローラ12aを清掃することになる。
このように構成した場合にも、帯電ローラ12aや清掃部材12b、12cの摩耗が進みにくく、清掃部材12b、12cによって帯電ローラ12aを効率的に清掃することができる。
なお、変形例1では、図5(B)に示すように、離脱時であって天地逆転された姿勢になったときに、清掃ローラ12bが帯電ローラ12aとともに下方に移動する移動量を制限するストッパ部12gが設けられている。
詳しくは、ケーシング12eの天井部(装着時の姿勢における天井部である。)にはストッパ部12gが設けられている。そして、帯電装置12が図5(A)に示す姿勢から図5(B)に示す姿勢に変化すると、帯電ローラ12aと清掃ローラ12bとを保持する可動板12fがストッパ部12gに突き当たる位置まで下方に移動して、その位置が定まることになる。この突き当たる位置は、清掃ローラ12bがブレーキ部材12mに狙いの当接圧で当接するように設定された位置である。
このように構成することにより、離脱時における清掃ローラ12bの清掃能力を最適化することが可能になる。
<変形例2>
図6(A)は、変形例2としての帯電装置12が画像形成装置本体1に装着された状態において非作像時の状態を示す概略図であって、図6(B)は、装着時における作像時の状態を示す概略図であり、いずれも本実施の形態における図3(A)に対応する図である。
図6に示すように、変形例2では、装着時における清掃ローラ12b(清掃部材)による帯電ローラ12aの清掃能力が、作像時に比べて非作像時が高くなるように設定されている。
詳しくは、画像形成装置本体1には、帯電装置12が装着された状態で、帯電ローラ12aに対して清掃ローラ12bを接離する(又は、接触圧を増減する)接離機構71〜73が設置されている。接離機構は、レバー71、ソレノイド72、引張スプリング73、などで構成されている。レバー71は、支軸を中心に回動可能に天板70に保持されている。レバー71は、一端側の腕部にソレノイド72(天板70に保持されている。)のフランジャーが接続されていて、その腕部をソレノイド72の吸引方向に対して逆方向に付勢する引張スプリング73が接続されている。
そして、帯電装置12が装置本体1(接離機構71〜73)に装着された状態で、非作像時(ウォーミングアップ時や、作像プロセス終了直後など、帯電工程がおこなわれないときである。)には、ソレノイド72がオフ(非通電)されて、図6(A)に示すように、レバー71の他端側の腕部が清掃ローラ12bから離れた位置に移動する。これにより、清掃ローラ12bが帯電ローラ12aに当接した状態になり、帯電ローラ12aとともに回転する清掃ローラ12bによって帯電ローラ12aの清掃がおこなわれることになる。
これに対して、作像時(帯電工程がおこなわれているときである。)には、ソレノイド72がオン(通電)されて、図6(B)に示すように、レバー71が支軸を中心に時計方向に回動して、レバー71の他端側の腕部が清掃ローラ12bを押し上げる。これにより、清掃ローラ12bが帯電ローラ12aから離間した状態になり、清掃ローラ12bによる清掃がおこなわれないことになる。
このように、帯電装置12が装置本体1に装着された状態で、作像時には帯電ローラ12aに対して清掃ローラ12bを離間させて(又は、接触圧を減少させて)、非作像時にのみ清掃ローラ12bによって積極的に清掃をおこなうようにすることで、帯電ローラ12aや清掃部材12b、12cの摩耗がさらに進みにくくなる。そして、このように構成した場合であっても、帯電ローラ12aを離脱したときには、清掃部材12b、12cによって帯電ローラ12aに対する清掃能力を高めることができるため、本実施のものと同様の効果を得ることができる。
以上説明したように、本実施の形態における帯電装置12は、清掃部材(清掃ローラ12b、清掃パッド12c)による帯電ローラ12aの清掃能力が、帯電装置12が画像形成装置本体1に装着されている装着時に比べて、帯電装置12が画像形成装置本体1から取り外されている離脱時に、高くなるように構成されている。
これにより、帯電ローラ12aや清掃部材12b、12cの摩耗が進みにくく、清掃部材12b、12cによって帯電ローラ12aを効率的に清掃することができる。
なお、本実施の形態では、作像部における各構成部材(感光体ドラム11、帯電装置12、現像装置13、クリーニング装置14、潤滑剤供給装置15である。)を一体化してプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKを構成して、作像部のコンパクト化とメンテナンス作業性の向上とを図っている。これに対して、帯電装置12をプロセスカートリッジの構成部材とせずに、画像形成装置本体1に対して単独で直接的に着脱可能に設置されるユニットとすることもできる。
本願において、「プロセスカートリッジ」とは、像担持体を帯電する帯電装置(帯電部)と、像担持体上に形成された潜像を現像する現像装置と、像担持体上をクリーニングするクリーニング装置とのうち、少なくとも1つと、像担持体とが、一体化されて、画像形成装置本体に対して着脱可能に設置されるユニットであるものと定義する。
また、本実施の形態では、帯電装置12が画像形成装置本体1に装着されているときに、帯電ローラ12aが感光体ドラム11の上方で当接するように構成された帯電装置12に対して、本発明を適用した。これに対して、帯電装置が画像形成装置本体に装着されているときに、帯電ローラが感光体ドラムの上方で隙間をあけて対向するように構成された帯電装置に対しても、本発明を適用することができる。
そして、そのような場合であっても、本実施の形態のものと同様の効果を得ることができる。
なお、本発明が本実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、本実施の形態の中で示唆した以外にも、本実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、前記構成部材の数、位置、形状、材質等は本実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状、材質等にすることができる。
1 画像形成装置(画像形成装置本体)、
10Y、10M、10C、10BK プロセスカートリッジ、
11 感光体ドラム(像担持体)、
12 帯電装置(帯電ユニット)、
12a 帯電ローラ(帯電部材)、
12b 清掃ローラ(第1清掃部材)、
12c 清掃パッド(第2清掃部材)、
12d 操作部材、
12e ケーシンング、
12f 可動板、
12g ストッパ部、
12k ガイド部、
12m ブレーキ部材、
70 天板、
71 レバー、
72 ソレノイド、
73 引張スプリング。
特開2008−304764公報

Claims (12)

  1. 画像形成装置本体に対して着脱可能に設置される帯電装置であって、
    像担持体を帯電する帯電ローラと、
    前記帯電ローラを清掃する清掃部材と、
    を備え、
    前記清掃部材による前記帯電ローラの清掃能力が、当該帯電装置が前記画像形成装置本体に装着されている装着時に比べて、当該帯電装置が前記画像形成装置本体から取り外されている離脱時に、高くなることを特徴とする帯電装置。
  2. 前記清掃部材は、
    前記装着時にも前記離脱時にも前記帯電ローラに当接する第1清掃部材と、
    前記装着時には前記帯電ローラから離間して、前記離脱時には前記帯電ローラに当接する第2清掃部材と、
    を具備したことを特徴とする請求項1に記載の帯電装置。
  3. 前記帯電ローラと前記第1清掃部材とは、当該帯電装置において互いに当接した状態で上下方向に移動可能に構成され、
    前記第2清掃部材は、当該帯電装置の所定位置に固定され、
    前記装着時には、前記帯電ローラが、前記第2清掃部材に対して離間する下方の位置へ、前記第1清掃部材とともに移動して、
    前記離脱時であって、当該帯電装置が前記装着時の姿勢に対して天地逆転された姿勢になったときには、前記帯電ローラが前記第2清掃部材に対して当接する下方の位置へ、前記第1清掃部材とともに移動することを特徴とする請求項2に記載の帯電装置。
  4. 前記離脱時であって前記天地逆転された姿勢になったときに、前記帯電ローラが前記第1清掃部材とともに下方に移動する移動量を制限するストッパ部を備えたことを特徴とする請求項3に記載の帯電装置。
  5. 前記清掃部材は、
    前記帯電ローラに当接する回転可能な清掃ローラであって、
    前記装着時には前記帯電ローラの回転にともない連れ回り、前記離脱時には前記帯電ローラが回転しても回転しないことを特徴とする請求項1に記載の帯電装置。
  6. 前記帯電ローラと前記清掃ローラとは、当該帯電装置において互いに当接した状態で上下方向に移動可能に構成され、
    当該帯電装置の所定位置に固定されたブレーキ部材を備え、
    前記装着時には、前記清掃ローラが、前記ブレーキ部材に対して離間する下方の位置へ、前記帯電ローラとともに移動して、
    前記離脱時であって、当該帯電装置が前記装着時の姿勢に対して天地逆転された姿勢になったときには、前記清掃ローラが前記ブレーキ部材に対して当接する下方の位置へ、前記帯電ローラとともに移動することを特徴とする請求項5に記載の帯電装置。
  7. 前記離脱時であって前記天地逆転された姿勢になったときに、前記清掃ローラが前記帯電ローラとともに下方に移動する移動量を制限するストッパ部を備えたことを特徴とする請求項6に記載の帯電装置。
  8. 前記装着時における前記清掃部材による前記帯電ローラの清掃能力が、作像時に比べて非作像時が高くなることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載の帯電装置。
  9. 前記離脱時であって当該帯電装置が前記装着時の姿勢に対して天地逆転された姿勢で、略水平な面に静置できるように構成されたことを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載の帯電装置。
  10. 前記離脱時に前記帯電ローラを手動回転可能に構成された操作部材を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれかに記載の帯電装置。
  11. 前記画像形成装置本体に対して着脱可能に設置されるプロセスカートリッジであって、
    請求項1〜請求項10のいずれかに記載の帯電装置と前記像担持体とを備えたことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  12. 請求項1〜請求項10のいずれかに記載の帯電装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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