JP2008304764A - クリーニング装置もしくは画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 感光体や帯電ローラに対して所定侵入量にて接触回転する回転部材を有するクリーニング装置において、回転部材の個体差のばらつき、回転部材の位置精度によって清掃能力が低下してしまう。
【解決手段】 回転部材の回転に伴って前記回転部材の前記表面に対する侵入量を変動させる変動手段を有する。
【選択図】 図10
【解決手段】 回転部材の回転に伴って前記回転部材の前記表面に対する侵入量を変動させる変動手段を有する。
【選択図】 図10
Description
本発明は、電子写真方式や静電記録方式を用いた複写機,レーザービームプリンタ及びプロセスカートリッジなどの画像形成装置に関し、像担持体に接触して像担持体表面を均一帯電処理する接触帯電方式を用いた画像形成装置に関する。
従来、電子写真装置,静電記録装置などの画像形成装置において、画像形成を実行する場合の帯電処理手段としては、例えば引用文献1記載のスコロトロン帯電器のようなコロナ放電現象を利用した非接触式の帯電方式が多く用いられてきた。
しかしながら、コロナ放電装置は像担持体などの被帯電体表面を所定の電位に均一に帯電処理する手段として有効であるが、比較的大きな高圧電源を必要とすることやコロナ放電によるオゾンの発生などの問題点を有している。
この様なコロナ放電装置に対して、最近では例えば引用文献2あるいは引用文献3記載の導電性の帯電部材(ローラ型,ブレード型)を感光体などの像担持体に直接接触あるいは近接させて、その帯電部材に帯電電圧を印加する接触帯電方式が広く利用されている。
例えば、導電性ゴムのローラを像担持体である感光ドラムに接触させ、感光ドラムの回転とともに従動回転させる構成において、ゴムローラの軸となる芯金に電圧を供給することにより感光ドラムを一様に帯電する。
接触帯電方式は、非接触帯電方式であるコロナ放電装置に比べて、被帯電体表面に所望の電位を得るのに必要とされる印加電圧の低電圧化が図れる。また、帯電過程で発生するオゾン量がごく微量であり、オゾン除去フィルターの必要性がなくなるため装置の排気系の構成が簡略化されることなどの長所を有している。
図1に接触式の帯電装置(帯電ローラ)を用いた画像形成装置の一例の概略構成を示した。
1は被帯電体,像担持体としての感光ドラムである。この感光ドラムは矢印の方向に所定の速度(プロセススピード)で回転駆動される。
2はこの感光ドラム1に接触させた帯電装置(帯電ローラ2a)である。帯電ローラ2aは芯金とこの芯金の外周に同心一体にローラ上に形成した導伝ゴム層を基本構成とし、芯金の両端を軸受け部材2bで回転自由に保持させると供に、感光ドラム1に所定の加圧力で押圧させている。本実施例の場合はこの帯電ローラ2aを感光ドラム1の回転駆動に従動して回転する。また、帯電ローラ2aの芯金には不図示の電源より所定のバイアスが印加され、感光ドラム1表面が帯電ローラ2aにより所定の極性,電位に均一に帯電処理される。
帯電ローラ2aで帯電処理された感光ドラム1面は露光手段3によって目的の画像情報に応じて露光を受け、感光ドラム1表面に目的の画像情報に対応した静電潜像が形成される。その静電潜像が現像装置4によりトナー画像として現像される。
現像装置4で感光ドラム1上に形成されたトナー画像は、転写手段5aにより中間転写体5bあるいは転写材に転写されていく。一方、中間転写体5bあるいは転写材に転写されずに感光ドラム1上に残留した転写残トナーは、クリーニングブレード6aを有するクリーニング装置6により感光ドラム1上から除去回収され、次の帯電工程から始まる作像工程を繰り返す。
ところで、上記帯電ローラ2aのような接触帯電方式を用いた画像形成装置では、画像形成を繰り返し行なうに伴って、帯電ローラ2a表面がクリーニングブレード6aをすり抜けたトナー,外添剤などにより汚染される虞がある。これら汚染物の抵抗率(1013Ω・cm以上)は一般に帯電ローラ2aの抵抗率(105〜107Ω・cm)よりも高いため、汚染物が付着した帯電ローラ2a表面の抵抗が局所的に上昇して抵抗ムラとなる。抵抗ムラを有する帯電ローラ2aは、汚染物が付着していない部分では感光ドラム1上を所望の電位に帯電処理が可能な反面、汚染物が付着して抵抗が上昇した部分では所望の電位に十分帯電処理することができず、感光ドラム上に帯電ムラを引き起こす原因となる。その結果、帯電ローラ2aの抵抗ムラ(汚染ムラ)に従って濃度ムラが発生するなどの画像不良を引き起こす。
この汚染物を除去する方法としては、引用文献4記載のように帯電ローラ2a表面に対して清掃部材2cを必要に応じて当接させる方法が提案されている。清掃部材2cとしてはスポンジや微細繊維からなる不織布などの柔らかくて捕集性の高い板状のパット部材を用いている。この清掃部材2cを所定の加圧力をもって帯電ローラ2a表面に当接させることで、帯電ローラ2a表面に付着した汚染物を除去・回収することが可能となる。しかしながら、清掃部材2cを常時当接させる方式では、当接位置で清掃部材が変形を進ませてしまい、清掃能力の低下を招く。また、構成が簡易である一方、清掃部材2cによる帯電ローラ2a表面への損傷や、清掃部材2c表面に汚染物が蓄積することによる清掃能力の低下する虞がある。また、一度清掃部材2c表面に蓄積された汚染物が再度帯電ローラ2a表面に押し付けられて再度帯電ローラ2c表面を汚染する虞がある。
そこで、この問題を解決する方法としては、引用文献5記載のように帯電ローラ2aと弾性ローラ2cとの距離が一定になるように当接及び回転駆動する方法(図2、図3参照)が開示されている。
しかしながら、特許文献5のように帯電ローラ2aと弾性ローラ2cとの距離を一定にする構成では、適正な清掃能力を維持するために帯電ローラ2a表面に対する清掃ローラ部材2cの侵入量を高精度で調整する必要がある。そのため、装置が複雑化してしまう。つまり、清掃ローラ部材2cの帯電ローラ2aに対する侵入量が小さすぎる場合には、帯電ローラ2a表面の汚染物を十分に除去することができない。一方清掃ローラ部材2cの帯電ローラ2aに対する侵入量が大きすぎる場合には、帯電ローラ2aと清掃ローラ部材2cの摩擦力が大きくなりすぎるために、帯電ローラ2a表面上を損傷してしまう虞がある。
そこで、この問題を解決する方法としては、引用文献6記載のように帯電ローラ2aに対して鉛直方向から清掃ローラ部材2cを自重で当接させ、帯電ローラ2aの回転駆動に対して清掃ローラ部材2cを従動回転させる方法が提案されている。
特開昭61−4082
特開平3−015864
特開昭61−173270
特開平6−250504
特開平8−227208
特開2002−221883
しかしながら、清掃ローラ部材2cを帯電ローラ2a表面に鉛直方向から自重で当接させる方法では、帯電ローラ2a表面の汚染物を除去するために必要な侵入量を清掃ローラ部材2cの重量で調整する必要がある。このため、清掃ローラ部材2cの重量が個体差によりばらつきが発生する虞がある。その結果、清掃ローラ部材2cの帯電ローラ2aに対する侵入量に個体差が発生してしまい、前述したように侵入量が小さいものでは清掃ローラ部材2cの清掃能力が低下してしまう。一方、侵入量が大きいものでは清掃ローラ部材2cによる帯電ローラ2a表面の損傷が発生してしまう。また、清掃ローラ部材2cの長手方向における真直度のばらつきにより、清掃ローラ部材2cの帯電ローラ2a表面に対する侵入量が局所的に小さくなることによる清掃能力の低下が発生する。そして、低下した部分で帯電ローラ2a表面の汚染物が十分除去することができずに、スジ状の帯電不良を起因とした濃度ムラといった画像不良を引き起こす虞がある。また、例えば縦ライン画像などの主操作方向での濃度のばらつきの大きな画像を大量部数印字した場合にも、縦ライン画像部で帯電ローラ2a表面の汚染が他の部分に比べて大きくなる。このため、清掃ローラ部材2cで十分に清掃できずにスジ状の帯電不良を起因とした濃度ムラといった画像不良を引き起こす虞がある。
そこで、本発明では、像担持体や帯電部材に対して所定侵入量にて接触回転する回転部材を有するクリーニング装置において、回転部材の個体差や回転部材の位置精度の低下に伴う清掃能力の低下を抑制可能なクリーニング装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明によれば、トナー像を担持する像担持体の表面、もしくは前記像担持体を帯電する帯電部材の表面をクリーニングする回転可能な回転部材と、クリーニング動作時における前記表面に対する前記回転部材の回転中心との距離を規制する規制手段と、前記回転部材の回転に伴って前記回転部材の前記表面に対する侵入量を変動させる変動手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、像担持体や帯電部材に対して所定侵入量にて接触回転する回転部材を有するクリーニング装置において、回転部材の個体差や回転部材の位置精度の低下に伴う清掃能力の低下を抑制可能なクリーニング装置を提供することができる。
以下、本発明に係る実施例を図面に則して更に詳しく説明する。
図11は、本発明に係る画像形成装置の実施例の概略構成である。本実施例の画像形成装置は、無端状のベルトを用いた中間転写方式を採用した電子写真方式のフルカラーレーザビームプリンタ(プリンタ)である。また図11はユーザーが簡単に装着・脱着することが可能なカートリッジタイプである画像形成ユニットの概略構成である。
(プリンタの全体構成)
本実施例のプリンタの全体構成について説明する。
本実施例のプリンタの全体構成について説明する。
この画像形成装置本体内には、矢印X方向に走行する無端状の中間転写ベルト5bが配設されている。中間転写ベルト5bの上方には、ユーザーが簡単に装着・脱着することが可能なカートリッジタイプの4つの画像形成ユニットであるY‐st、M‐st、C‐st、Bk‐stが直列上に配置されている。これらの画像形成ユニットY‐st、M‐st、C‐st、Bk‐stは、ほぼ同様の構成をしており、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像を形成する点が異なる。
まず本実施例で特徴を有する画像形成ユニットの構成について説明する。
(a)像担持体
1は像担持体としての回転ドラム型の電子写真感光体(以下、感光ドラムと記す)である。この感光ドラム1は負帯電性の有機光導電体(OPC)で、外形30mmであり、中心支軸を中心に100mm/secのプロセススピード(周速度)をもって矢示の反時計方向に回転駆動される。
1は像担持体としての回転ドラム型の電子写真感光体(以下、感光ドラムと記す)である。この感光ドラム1は負帯電性の有機光導電体(OPC)で、外形30mmであり、中心支軸を中心に100mm/secのプロセススピード(周速度)をもって矢示の反時計方向に回転駆動される。
この感光ドラム1は、アルミニウム製シリンダ(導電性ドラム基体)の表面に、光の干渉を抑え、上層の接着性を向上させる下引き層と、光電荷発生層と、電荷輸送層の3層を下から順に塗り重ねた構成をしている。
(b)帯電手段
2は感光ドラム1の周面を一様に帯電処理する帯電手段としての接触帯電装置(接触帯電器)であり、本実施例は帯電部材としての帯電ローラ(ローラ帯電器)である。
2は感光ドラム1の周面を一様に帯電処理する帯電手段としての接触帯電装置(接触帯電器)であり、本実施例は帯電部材としての帯電ローラ(ローラ帯電器)である。
この帯電ローラ2aの外形は16.0mmであり、芯金の両端部をそれぞれ軸受け部材2bにより回転自在に保持されると共に、押し圧ばねによって感光ドラム方向に付勢して感光ドラム1の表面に対して所定の押圧力をもって圧接させている。(本実施例の場合それぞれ500gf(=4.9N))帯電ローラ2aは、感光ドラム1の回転に従動して回転する。感光ドラム1と帯電ローラ2aとの圧接部が帯電部(帯電ニップ部)である。
この帯電ローラ2aの芯金には電源より所定の条件の帯電バイアス電圧が印加されることにより回転感光ドラム1の周面が所定の極性・電位に接触帯電処理される。本実施例において、帯電ローラ2aに対する帯電バイアス電圧は直流電圧(Vdc)と交流電圧(Vac)とを重畳した振動電圧である。より具体的には、直流電圧;−500V,交流電圧;周波数f1kHz、ピーク間電圧Vpp1.5kV、正弦波とを重畳した振動電圧であり、感光ドラム1の周面は−500(暗電位Vd)に一様に接触帯電処理される。
この帯電ローラ2aには、鉛直方向上方から清掃ローラ部材2cが当接している。清掃ローラ部材2cはクリーニングブレード6aをすり抜けて帯電ニップ部に到達した転写残トナーやトナーの外添剤の一部が、帯電ローラ2a表面に付着して汚染することを防止する。また、清掃ローラ部材2cの長手両端部には、清掃ローラ部材2cの芯金23に楕円型のコロ部材22が取り付けられている。コロ部材22は帯電ローラ2aを収納するハウジングに取り付けられたガイド部材24及び付勢部材25からなる部材により、帯電ローラ2a表面に対して所定の押圧力をもって圧接させている。(本実施例の場合それぞれ200gf(=1.96N))コロ部材22は、帯電ローラ2aの回転に従動して回転する。清掃ローラ部材2cについては、本実施例で最も特徴的な部分であり、詳細については後述する。
(c)情報書き込み手段(潜像形成手段)
3は帯電処理された感光ドラム1の面に静電潜像を形成する情報書き込み手段としての露光装置であり、本実施例は半導体レーザを用いたレーザビームスキャナである。不図示の画像読み取り装置等のホスト処理からプリンタ側に送られた画像信号に対応して変調されたレーザ光を出力して回転感光ドラム1の一様帯電処理面を露光位置においてレーザ走査露光L(イメージ露光)する。このレーザ走査露光Lにより感光ドラム1面のレーザ光で照射されたところの電位が低下することで回転感光ドラム1面には走査露光した画像情報に対応した静電潜像が順次に形成されていく。
3は帯電処理された感光ドラム1の面に静電潜像を形成する情報書き込み手段としての露光装置であり、本実施例は半導体レーザを用いたレーザビームスキャナである。不図示の画像読み取り装置等のホスト処理からプリンタ側に送られた画像信号に対応して変調されたレーザ光を出力して回転感光ドラム1の一様帯電処理面を露光位置においてレーザ走査露光L(イメージ露光)する。このレーザ走査露光Lにより感光ドラム1面のレーザ光で照射されたところの電位が低下することで回転感光ドラム1面には走査露光した画像情報に対応した静電潜像が順次に形成されていく。
(d)現像手段
4は感光ドラム1上の静電潜像に現像剤(トナー)を供給し静電潜像を可視化する現像手段としての現像装置(現像器)であり、本実施例は二成分磁気ブラシ現像方式の反転現像装置である。
4は感光ドラム1上の静電潜像に現像剤(トナー)を供給し静電潜像を可視化する現像手段としての現像装置(現像器)であり、本実施例は二成分磁気ブラシ現像方式の反転現像装置である。
4aは現像容器。4bは非磁性の現像スリーブであり、この現像スリーブ4bはその外周面の一部を外部に露呈させて現像容器4a内に回転可能に配置してある。4cは非回転に固定して現像スリーブ4b内に挿設したマグネットローラ、4dは現像剤コーティングブレード、4eは現像容器4a内の底部側に配設した現像剤攪拌部材である。
現像容器4a内の二成分現像剤はトナーと磁性キャリアの混合物であり、現像剤攪拌部材4fにより攪拌される。本実施例において磁性キャリアの抵抗は約1013Ωcm、粒径は40μmである。トナーは磁性キャリアとの摺擦により負極性に摩擦帯電される。
現像スリーブ4bは、感光ドラム1との最近接距離(S−Dgapと称する)を350μmに保持して感光ドラム1に近接対向配設してある。この感光ドラム1と現像スリーブ4aとの対向部が現像部である。この現像スリーブ4bの外周面に該スリーブ内のマグネットローラ4cの磁力により現像容器4a内の二成分現像剤の一部が磁気ブラシ層として吸着保持され、該スリーブの回転に伴い回転搬送される。そして、現像剤コーティングブレード4bにより所定の薄層に整層され、現像部において感光ドラム1の面に対して接触して感光ドラム面を適度に摺擦する。現像スリーブ4bには電源から所定の現像バイアスが印加される。本実施例において、現像スリーブ4bに対する現像バイアス電圧は直流電圧(Vdc)と交流電圧(Vac)とを重畳した振動電圧である。より具体的には、直流電圧;−350V,交流電圧;周波数f8.0kHz、ピーク間電圧1.8kV、矩形波とを重畳した振動電圧である。
而して、回転する現像スリーブ4bの面に薄層としてコーティングされ、現像部に搬送された現像剤中のトナー分が現像バイアスによる電界によって感光ドラム1面に静電潜像に対応して選択的に付着することで静電潜像がトナー画像として現像される。本実施例の場合は感光ドラム1面の露光明部にトナーが付着して静電潜像が反転現像される。
現像部を通過した現像スリーブ4b上の現像剤薄層は引き続く現像スリーブの回転に伴い現像容器4a内の現像剤溜り部に戻される。
(e)感光ドラムクリーニング手段
6は、感光ドラム1面上に形成されたトナー画像が1次転写ローラ5aで中間転写ベルト5b上に転写された後、感光ドラム1面上に残留する転写残トナーをクリーニングするための感光ドラムクリーニング装置である。
6は、感光ドラム1面上に形成されたトナー画像が1次転写ローラ5aで中間転写ベルト5b上に転写された後、感光ドラム1面上に残留する転写残トナーをクリーニングするための感光ドラムクリーニング装置である。
感光ドラムクリーニング装置6は、ウレタンゴムなどからなる板状部材であるクリーニングブレード6aを支持部材によって取り付けている。クリーニングブレード6aは、そのエッジ部を感光ドラム1表面に進行方向に対してカウンターになるように当接しており、感光ドラム1上の転写残トナーがエッジ部に達すると掻き落とされる。
ここで、クリーニングブレード6aを感光ドラム1表面に当接する設定条件としては、自由長10mm,板厚2mmのクリーニングブレード6aを、不図示のばねを用いて当接圧500gf(=4.9N),当接角30°となるように設定している。
(f)転写手段・定着手段
次に、画像形成装置の構成について説明する。
次に、画像形成装置の構成について説明する。
5は転写装置であり、本実施例は中間転写体方式を採用している。5bは中間転写ベルトであり、ポリエチレンテレフタレート,ポリイミドなどの樹脂にカーボンを分散して抵抗を調整したものである。中間転写ベルト5bの長手方向の長さは340mmである。5cは駆動ローラであり、中間転写ベルト5bを駆動回転させる。駆動ローラ5cの回転方向は、感光ドラム1の進行方向に対して転写ベルト5bが同じ方向に進行するように回転駆動している。5dはテンションローラであり、駆動ローラ5c,対抗ローラ5eの間で中間転写ベルト5bを一定のテンションで維持するように調整されている。5aは1次転写ローラであり、転写ベルト5bを介してそれぞれの像形成手段の感光ドラム1に対抗して配置されている。5fは2次転写ローラであり、中間転写ベルト5bに形成されたトナー像を、2次転写ローラ5fまで給紙された転写材Pに一括転写する。
1次転写ローラ5aは、中間転写ベルト5bを挟んで感光ドラム1に所定の押圧力をもって圧接させてあり、その圧接ニップ部が1次転写部である。本実施例の1次転写ローラ5aの押圧力は、500gf(=4.9N)である。感光ドラム1上のトナー画像が1次転写部に到達している間、1次転写ローラ5aに電源からトナーの正規帯電極性である負極性とは逆極性である正極性の1次転写バイアスが印加されることで、中間転写ベルト5b上に感光ドラム1上のトナー画像が静電転写される。本実施例では、1次転写バイアスを+500Vとした。
2次転写ローラ5fは、中間転写ベルト5bを挟んで対抗ローラ5eに所定の押圧力をもって圧接させてあり、その圧接ニップ部が2次転写部である。本実施例の2次転写ローラ5fの押圧力は、1000gf(=9.8N)である。
2次転写部に搬送された転写材Pは、トナー画像を担持・搬送する中間転写ベルト5bと2次転写ローラ5fの間に挟持されて搬送される。その間、2次転写ローラ5fに電源からトナーの正規帯電極性である負極性とは逆極性である正極性の2次転写バイアスが印加されることで、記録材P上に中間転写ベルト5b上の4色重なったトナー画像が静電転写される。本実施例では、2次転写バイアスを+1.5kVとした。
2次転写部を通ってトナー画像の転写を受けた転写材Pは中間転写ベルト5bから分離されて定着装置8(例えば熱ローラ定着装置)へ搬送されてトナー画像の定着処理を受けて画像形成物(プリント、コピー)として出力される。
一方、中間転写ベルト5b面上に形成されたトナー画像が2次転写ローラ5fで記録材P上に転写された後、中間転写ベルト5b面上に残留する転写残トナーは、中間転写ベルトクリーニング装置7でクリーニングされる。
(g)清掃ローラ部材
次に本実施例で最も特徴的な部分について説明する。
次に本実施例で最も特徴的な部分について説明する。
本実施例では清掃ローラ部材2c(回転部材)として、ブラシローラを採用している。クリーニングブレード6aをすり抜けた感光ドラム上の転写残トナーや外添剤などが帯電ニップに到達し、その一部が感光ドラム1表面から帯電ローラ2c表面へ移着する。こうした場合に、清掃ローラ部材2cは、帯電ローラ2c表面に付着した転写残トナーや外添剤等を除去する役割を担っている。
ブラシローラタイプの清掃ローラ2c部材としては、その製法から大きく分けて2種類のブラシローラが存在する。1つめとしては、平板上の基布に対してブラシを形成する繊維(糸)を織り込み、その後適当な大きさにカットし、スパイラル状に芯金に巻きつけてローラ形状に仕上げる織物型のブラシローラである。2つめとしては、芯金に予め接着剤を塗布しておき、最終的にブラシローラを形成する繊維長とほぼ同じ程度の大きさにカッティングした繊維(糸)を静電気力により芯金に突き刺してローラ形状に仕上げる静電植毛型のブラシローラである。それぞれに長所・短所はあるものの、帯電ローラ2c表面への清掃能力としては大差が無いためどちらを選択しても構わないが、本実施例では前者の織物型のブラシローラを選択した。
ブラシローラのブラシを形成する繊維(糸)の材質としては、ナイロン,ポリエチレンテレフタレート,ポリイミド,レーヨン,トリアセテート,キュプラなど様々な種類がある。帯電ローラ2a表面への清掃能力としては、ブラシを形成する繊維(糸)の種類に関わらず大差が無いためどれを選択しても構わないが、本実施例ではコストなどの面からナイロンを選択した。
ブラシを形成する繊維(糸)の長さとしては特に規定されるものではないが、1.0mmから5.0mmの範囲が好ましく、本実施例では3.0mmのものを選択した。ここで、ブラシを取り付ける芯金23の外形は5.0mmであるため、芯金とブラシを形成する繊維(糸)の長さを併せると清掃ローラ部材2cの外形は11.0mmとなる。
ブラシローラのブラシを形成する繊維(糸)の太さとしては、1.0デニールから5.0デニールの範囲が清掃能力の点から好ましく、本実施例では3.0デニールのものを選択した。
ブラシローラのブラシを形成する繊維(糸)の植毛密度としては、本実施例で用いた繊維(糸)の太さが3.0デニールのものの場合、22500本/cm^2から37500本/cm^2の範囲が清掃能力の点から好ましい。本実施例では30000本/cm^2のものを選択した。
図4は、清掃ローラ部材2cの両端部に取り付けられたコロ部材22の取り付け方を示す横断面図及び長手断面図である。本実施例では、コロ部材22は、清掃ローラ部材2cへの侵入量を規制する規制手段となっている。
図4(a)は清掃ローラ部材2cとしてスポンジローラを用いたものであり、図4(b)は清掃ローラ部材2cとしてブラシローラを用いたものである。本実施例ではブラシローラを用いているため図4(b)について説明する。
図4(b)中の記号21はブラシローラ部を示している。このブラシローラは芯金23に取り付けられており、外形形状は真円である。また芯金には本実施例の特徴部分であるコロ部材22が芯金23の長手方向に対して一定の角度(本実施例では60°)を持つように斜めに取り付けられている。コロ部材22は楕円形状をしており、長軸半径が4.5mm,短軸半径が3.5mmである。また、コロ部材22の厚みは3.0mmである。即ち、本実施例では、コロ部材22は、周方向で回転半径が異なっていることにより回転時に帯電ローラ2aに対する清掃ローラ部材2cへの侵入量を変動させる変動手段を兼ねている。また、前述したように、コロ部材22は帯電ローラ2aを有するハウジングに取り付けられたガイド部材24及び付勢部材25からなる部材により、帯電ローラ2a表面に対して所定の押圧力をもって圧接させている。(本実施例の場合それぞれ200gf(=1.96N))コロ部材22は、帯電ローラ2aの回転に従動して回転する(図5(d)参照)。このようにコロ部材により帯電ローラ2aとブラシローラの位置を規制することで、ブラシローラの帯電ローラへの侵入量を決めている。
次に、コロ部材22の効果について説明する。図6(a)は比較例として楕円形状のコロ部材22を有さない清掃ローラ部材2cの回転に伴う侵入量の変化を示したものである。この場合、清掃ローラ部材2cは、例えば清掃ローラ部材2cの自重により帯電ローラ2a表面に一定の荷重で当接しており、清掃ローラ部材2cの回転による荷重の変化はほとんどないことから侵入量は常にほぼ一定である。ここで、清掃ローラ部材2cの侵入量とは、清掃ローラの半径と帯電ローラの半径の和から互いの回転中心間距離を引いた値とする。図6(b)は本実施例の構成で、楕円形状のコロ部材22を両端部に有する清掃ローラ部材2cの回転に伴う侵入量の変化を示したものである。図中0°の場合には、コロ部材22の長軸方向にコロ部材22が帯電ローラ2a表面に当接しており、清掃ローラ部材2cの帯電ローラ2a表面への侵入量は、清掃ローラ部材2cの半径とコロ部材22の長軸半径の差分である1.0mmとなる。その後図中90°の位置までコロ部材22が回転した場合には、コロ部材22の短軸方向にコロ部材22が帯電ローラ2a表面に当接する。このとき、清掃ローラ部材2cの帯電ローラ2a表面への侵入量は、清掃ローラ部材2cの半径とコロ部材22の短軸半径の差分である2.0mmとなる。更に中180°の位置までコロ部材22が回転した場合には、先に述べた図中0°の場合と同じであり、コロ部材22の長軸方向にコロ部材22が帯電ローラ2a表面に当接し、侵入量は1.0mmとなる。
以上まとめると、図6(c)に示すように、清掃ローラ部材2cが回転するに伴って、楕円形状のコロ部材22を有さない場合には、帯電ローラ2a表面に対する清掃ローラ部材2cの侵入量が一定である。一方、楕円形状のコロ部材22を有する場合には、帯電ローラ2a表面に対する清掃ローラ部材2cの侵入量が1.0mmから2.0mmの間で変化することがわかる。
楕円形状のコロ部材22を有することにより、清掃ローラ部材2cの侵入量が変化することの効果について以下に述べる。図7(a)は清掃ローラ部材2cの侵入量と、清掃ローラ部材2cの長手方向における圧分布のばらつきの関係について示したものである。ここで、帯電ローラ2aと清掃ローラ部材2c間の長手方向の圧分布測定方法としては、感圧導電性インクを用いた圧力センサを長手方向30個配列した感圧センサ(ローラ間圧測定システム ニッタ株式会社製)を用いて測定した。図7(a)の縦軸には、この測定結果から全体の平均値に対する標準偏差の割合を計算し、圧分布のばらつきを規格化して表示している。この結果から、清掃ローラ部材2cの侵入量が小さい時には圧分布のばらつきが大きく、侵入量を大きくしていくに従って圧分布のばらつきが小さくなっていくことがわかる。
図7(b)中の○印は、清掃ローラ部材2cの侵入量と、清掃ローラ部材2cを有する画像形成装置において10000枚印字動作を行なった後の帯電ローラ2c上の長手方向汚れムラの関係について示したものである。ここで、帯電ローラ2cの長手方向汚れムラの測定方法としては、X線分析顕微鏡(XGT−5000 堀場製作所製)を用いて帯電ローラ2a上を長手方向に30点測定を実施した。本実施例で使用しているトナーの中に最も多く含まれる外添剤であるシリカからのケイ素(Si)元素の単位時間あたりの強度信号(cps)を測定した。図7(b)の左側縦軸には、この測定結果から、強度信号の最も高いものと最も低いものの差分(汚れムラ指数)を表示している。この値が大きいときには、帯電ローラ2c表面に付着したシリカが長手方向でムラになって付着していることを意味し、帯電不良および帯電不良を原因とした濃度ムラが起こりやすいことを示している。この結果も図7(a)の圧分布ばらつきの傾向と同様に、侵入量が小さい時には汚れムラ指数が大きく、侵入量を大きくしていくに従って汚れムラ指数が小さくなっていくことがわかる。
以上の結果を合わせると、清掃ローラ部材2cの侵入量を大きくするに伴って、清掃ローラ部材2cの圧分布のばらつきが小さくなるとともに、清掃ローラ部材2cによる帯電ローラ2a表面の汚染物の清掃能力が向上し、汚れムラが小さくなることがわかる。これは、侵入量を大きくすることで清掃ローラ部材2cと帯電ローラ2aの接触面積も侵入量の2乗に比例して大きくなり、局所的な圧分布のばらつきが緩和されるためである。この結果から、清掃ローラ部材2cの侵入量を1.5mm以上にすることで、清掃ローラ部材による帯電ローラ2aの良好な清掃状態を維持できると考えられるが、実際には前述したように清掃ローラ部材2cの重量の個体ばらつきなどもある。このため、侵入量を2.0mm以上にする必要がある。
一方、侵入量を大きくした場合には、前述したように清掃ローラ部材2cによる帯電ローラ2a表面への破損といった問題が生じる虞がある。具体的には清掃ローラ部材2cと帯電ローラ2a間の摩擦力が大きくなりすぎるため、帯電ローラ2a表面が摩耗したり傷が入ったりする虞がある。そして、摩耗した部分や傷が入った部分では感光ドラム1への帯電処理能力が低下するため、帯電ムラによる濃度ムラが発生する原因となる。
図7(b)の●印は、清掃ローラ部材2cの侵入量と、清掃ローラ部材2cを有する画像形成装置において10000枚印字動作を行なった後の帯電ローラ2a上の長手方向表面粗さ(10点平均粗さRz)について示したものである。この結果から、侵入量が小さい時には表面粗さRzは小さが、侵入量が1.75mm以上になった場合、侵入量の増加に伴って表面粗さRzの大きさも大きくなることがわかる。
つまり図7(b)の結果から、清掃ローラ部材2cの侵入量は1.5mm前後が清掃能力及び破損の上で最も好ましいことがわかるが、清掃ローラ部材2cの個体差を含めて考えると、精度を高くして個体差をできる限り小さくする必要がある。ただしこの場合には、清掃ローラ部材2cのコストおよび画像形成装置のコストが高くなってしまう。
そこで本実施例は、楕円形状のコロ部材22を有する清掃ローラ部材2cを用いることで、クリーニング動作時に清掃ローラ部材2cの進入量は1.0mmから2.0mmの間を準じ繰り返す。(図10参照)このため、清掃ローラ部材2cの個体差を考えなくても、清掃ローラ部材2cの清掃能力を安定的に維持するとともに、清掃ローラ部材2cによる帯電ローラ2a表面の破損を防止することが可能である。ここで、コロ部材22の周長と帯電ローラ2aの周長が整数比でないことが重要である。この理由としては、コロ部材22と帯電ローラ2aの周長の比が整数倍の場合には、帯電ローラ2aの各周面における清掃ローラ部材2cの侵入量がいつも同じ(位相が同期)になってしまい、帯電ローラ2aの周方向で汚れムラが発生する虞があるためである。
しかしながら、楕円形状のコロ部材22で清掃ローラ部材2cの侵入量を変化させるだけでは、前述の縦ライン画像などの主走査方向での濃度のばらつきの大きな画像を大量部数印字した場合には汚れムラを発生する虞がある。
そこで、本実施例では清掃ローラ部材2cの芯金23に対して一定の角度(本実施例では60°)を持つように斜めに取り付けられたコロ部材22と、帯電ローラ2aを有するハウジングの一部に固定して取り付けられたガイド部材24を有する。コロ部材22は、清掃ローラ部材2cと嵌合して固定されており、コロ部材22の形状がコロ部材22の回転方向にみて清掃ローラ部材2cの回転軸線方向に変位する形状となっている。また、ガイド部材24はコロ部材22の外周部と嵌合することでコロ部材22をガイドしている。この構成により、コロ部材22が回転することでガイド部材24により清掃ローラ部材2cが帯電ローラ2a上をレシプロするような機構になっている。即ち、清掃ローラ部材2cの位置が清掃ローラ部材2cの回転軸線方向に前後するように変位する。
図8は、コロ部材22とガイド部材24によるレシプロ動作を示す模式図である。図8(a)の状態からコロ部材22(あるいは清掃ローラ部材2c)が180°回転したものが図8(b)の状態である。コロ部材22は清掃ローラ部材2cの芯金23に固定して取り付けられており、ガイド部材24は帯電ローラ2aを有するハウジングに固定して取り付けられている。よって、コロ部材22が帯電ローラ2aに従動回転するに伴って、コロ部材22は(a)から(b)のように変化し、同時に清掃ローラ部材2cも(a)から(b)の状態に長手方向に移動する。このようにして、コロ部材22が回転するに伴い(a)から(b),(b)から(a)の運動を繰り返し、清掃ローラ部材は帯電ローラ2a上を往復運動(レシプロ運動)する。本実施例において、清掃ローラ部材2cが帯電ローラ2a上を実際に動く距離としては、コロの長軸径が9.0mm,軸芯23に対する角度が60°であることから約4.5mmである。
図9は、図7(b)と同様の測定をレシプロ運動の有無に対して比較したものである。この結果から、レシプロ運動を実施したほうがレシプロ運動なしの場合に比較して、どの侵入量においても汚れムラ指数が小さくなっていることがわかる。これは清掃ローラ部材2cの回転方向の清掃能力に加え、長手方向にも帯電ローラ2a表面の汚れを散らす清掃能力が発揮されるためと考えられる。
以上説明したように、本発明の実施例による画像形成装置によって、清掃ローラ部材の個体差や出力画像のパターンによらず、清掃ローラ部材2cの清掃能力を長期にわたり維持可能となった。更に、帯電ローラ2c表面に付着するトナーや外添剤などの汚染物に起因した帯電ムラ・濃度ムラなどの画像不良の発生を防止すると共に、省スペース・低コストな画像形成装置を提供することが可能となる。
なお、本実施例で示した楕円形状のコロ部材22を有する清掃部材2cは、帯電ローラ2aの清掃ローラ部材2cに対する効果に限定されるものではない。
図12は、感光ドラム1上の転写残トナーなどのクリーニングを行なうクリーニング装置6内に回転型のクリーニングブラシローラ6bを有する画像形成装置である。このようなクリーニングブラシローラ6bに対しても、本実施例で示した楕円形状のコロ部材22の侵入量変化およびレシプロ動作の効果は有効であり、安定した転写残トナーのクリーニング性を実現することが可能となる。
図13は、感光ドラム1周面にクリーニング部材を有さず、転写残トナーを現像器にて回収するクリーナーレスシステムを採用した画像形成装置である。クリーナーレスシステムを実施する場合、転写残トナーの帯電量の制御あるいは感光ドラム1の表面電位の制御を実施するため、帯電補助部材61aを有することが一般的である。帯電補助部材61aは、感光ドラム1の回転方向に関して転写手段より下流側で、かつ帯電手段よりも上流側に像担持体上に接触して回転可能に配置されている。そして、感光ドラム1上に残留するトナーの帯電量もしくは前記像担持体の表面電位を制御している。このとき、帯電補助部材61aとして回転ブラシを使用する場合がある。このような帯電補助部材61aに対しても、本実施例で示した楕円形状のコロ部材22の侵入量変化およびレシプロ動作の効果は有効であり、安定したクリーナーレスシステムを実現することが可能となる。
本実施例では、清掃部材の帯電ローラへの侵入量を変動する変動手段として楕円形のコロ部材を例に説明したが、これに限らず、例えば、清掃部材と帯電ローラとの距離を一定に保持させ、清掃部材の形状を楕円形状にしてもよい。即ち、侵入量が目標とする侵入量に対して増減するようにブラシの長さを周方向で変化させても良い。
また、コロ部材の形状として楕円形状を例に説明したが、これに限らず、回転することで清掃部材の位置を偏心させる形状であればよい。
1 感光ドラム
2 帯電装置
2a 帯電ローラ
2b 帯電ローラ保持加圧部材
2c 清掃ローラ部材
21 清掃ローラ部
22 コロ部材
23 清掃ローラ部材芯金
24 コロ部材のガイド部材
25 コロ部材の加圧部材
3 レーザユニット
4 現像装置
5a 1次転写ローラ
5b 中間転写ベルト
5f 2次転写ローラ
6 感光ドラムクリーニング装置
7 中間転写ベルトクリーニング装置
8 定着装置
P 記録材
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2b 帯電ローラ保持加圧部材
2c 清掃ローラ部材
21 清掃ローラ部
22 コロ部材
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25 コロ部材の加圧部材
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5b 中間転写ベルト
5f 2次転写ローラ
6 感光ドラムクリーニング装置
7 中間転写ベルトクリーニング装置
8 定着装置
P 記録材
Claims (5)
- トナー像を担持する像担持体の表面、もしくは前記像担持体を帯電する帯電部材の表面をクリーニングする回転可能な回転部材と、クリーニング動作時における前記表面に対する前記回転部材の回転中心との距離を規制する規制手段と、前記回転部材の回転に伴って前記回転部材の前記表面に対する侵入量を変動させる変動手段と、を有することを特徴とするクリーニング装置。
- 前記規制手段は、前記回転部材の回転軸に嵌合され、前記表面に当接することで前記距離を規制するコロ部材であると共に、前記コロ部材は、回転半径が周方向で異なることで回転することで前記距離を変動させる前記変動手段を兼ねていることを特徴とする請求項1記載のクリーニング装置。
- 前記コロ部材の一部と嵌合して前記コロ部材をガイドするガイド部材を有し、前記コロ部材は前記回転部材と嵌合して固定されており、前記コロ部材の形状が前記コロ部材の回転方向にみて前記回転部材の回転軸線方向に変位する形状であって、前記コロ部材が回転することで前記ガイド部材を介して前記回転部材を前記回転部材の回転軸線方向に往復運動させることを特徴とする請求項1または2記載のクリーニング装置。
- 前記像担持体もしくは前記帯電部材の周長と、前記コロ部材の周長の比が整数倍でないことを特徴とする請求項1から請求項3記載のクリーニング装置。
- 像担持体と、前記像担持体を帯電する帯電手段と、前記帯電手段により帯電された前記像担持体の表面に静電潜像を形成する潜像形成手段と、該潜像をトナーにて現像すると共に、前記像担持体上の転写残トナーを回収する現像手段と、前記像担持体上に形成されたトナー像を記録材に転写する転写手段と、前記像担持体の回転方向に関して前記転写手段より下流側で、かつ前記帯電手段よりも上流側に前記像担持体の表面に接触して回転可能に配置され、前記像担持体上に残留するトナーの帯電量もしくは前記像担持体の表面電位を制御する帯電補助部材と、を有する画像形成装置において、
前記帯電補助部材の回転に伴って前記帯電補助部材の前記像担持体の表面への侵入量を変動させる変動手段を有することを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007152703A JP2008304764A (ja) | 2007-06-08 | 2007-06-08 | クリーニング装置もしくは画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007152703A JP2008304764A (ja) | 2007-06-08 | 2007-06-08 | クリーニング装置もしくは画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2008304764A true JP2008304764A (ja) | 2008-12-18 |
Family
ID=40233543
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2007152703A Pending JP2008304764A (ja) | 2007-06-08 | 2007-06-08 | クリーニング装置もしくは画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008304764A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10481515B2 (en) | 2018-02-16 | 2019-11-19 | Ricoh Company, Ltd. | Charging device, process cartridge, and image forming apparatus |
-
2007
- 2007-06-08 JP JP2007152703A patent/JP2008304764A/ja active Pending
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US10481515B2 (en) | 2018-02-16 | 2019-11-19 | Ricoh Company, Ltd. | Charging device, process cartridge, and image forming apparatus |
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