JP6944716B2 - チューブラー・ピンタンブラー錠及びそれを備えた情報機器盗難防止用ロック - Google Patents

チューブラー・ピンタンブラー錠及びそれを備えた情報機器盗難防止用ロック Download PDF

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Description

本発明は、チューブラー・ピンタンブラー錠及びそれを備えた情報機器盗難防止用ロックに関する。
チューブラー・ピンタンブラー錠(八万ロックともいう。)は、円筒状の鍵を用いて施錠又は解錠する錠である。
チューブラー・ピンタンブラー錠の一般的な構造は、下記特許文献1の「従来の技術」欄に示されている。これは、図15に示すように、円柱形状のコードピン121、キー操作により回転する円盤体122、基台123、キー124を備えている。コードピン121は円盤体122に保持されてリング状に複数配列されている。また、基台123にも施錠状態で円盤体122のコードピン配列と同一位置にコードピン121が配列され、更に下部にコイルバネ125が配置されてコードピン121を上方に付勢している。そして、キー124を挿入することで、それぞれのコードピン121を所定量押込み、円盤体122と基台123の双方に渡り保持されるコードピンを無くすことで、円盤体122が回動可能となり、円盤体122に連結されている係止片126を回動させて開錠操作及び施錠操作を可能とするものである。
チューブラー・ピンタンブラー錠は、コンピュータ、エレベータ、自動販売機のコイン入れなどによく使われており、ノート型パソコンやタブレット型パソコンなどの情報機器の盗難防止用ロック(セキュリティロックともいう。)に使われることもある。
盗難防止用ロックは、例えば、ワイヤーなどから作製され、ワイヤーの一端側を、チューブラー・ピンタンブラー錠などからなる連結部として情報機器に設けてある長孔状のセキュリティスロットに取付固定できるようにし、他端側を机など固定物に縛り付けるなどして結合し、その場所から持ち去られないようにすることができるものである。
盗難防止用ロックの従来例として、下記特許文献2には、パソコン等の器具の盗難を防止するために器具の筐体等に形成された矩形スリットに取り付けられる連結具と、連結具に連繋されたケーブルを備えたセキュリティロックが開示されている。
特開2002−266534号公報 特許第4791893号公報
従来のチューブラー・ピンタンブラー錠は、コードピンを長手方向に少なくとも2本配する必要がある。そのため、部品点数が多くなり、組み立て作業が煩雑であるという問題があった。
また、部品点数が多くなるため、外形サイズを小さくしにくいという問題があった。最近ではノート・タブレットパソコンの小型化・薄型化が進み、セキュリティロックの錠前部分も小さくすることが要求されるものである。
そこで、本発明の目的は、部品点数を少なくでき、小型化させた、従来とは異なる構造のチューブラー・ピンタンブラー錠を提供することにあり、さらには、このチューブラー・ピンタンブラー錠は、マスターキーも設定しやすいものとする。
本発明の一形態のチューブラー・ピンタンブラー錠は、円筒状のキーを挿し込み回転操作することにより施錠又は解錠するチューブラー・ピンタンブラー錠であって、前側端面に複数のピン孔を周方向に設けた円盤体と、ピン孔に配列され、外周面に周方向に渡る凹溝を少なくとも一つ備えたコードピンと、内周縁側に内側に突出する突歯部を備え、常時は突歯部がコードピンの外周面に当たり円盤体の回転を規制し、キーの挿し込み時にコードピンが押し込まれて凹溝が突歯部の位置に揃い、円盤体を回転可能とするロックリングと、を備えたことを特徴とする。
本発明は、コードピンの凹溝をロックリングの突歯部の位置に合わせれば解錠することができ、従来とは異なる構造で施錠又は解錠することができる。また、従来ではコードピンを長手方向に少なくとも2本配していたが、本発明では、長手方向に1本配すればよく、部品点数を少なくすることができる。
上記一形態のチューブラー・ピンタンブラー錠において、コードピンは、少なくとも2つの凹溝を備え、前側の凹溝を突歯部の位置に合わせる個別キーと、後側の凹溝を突歯部の位置に合わせるマスターキーと、を備えることができる。
このように、凹溝の数を増やすことにより、マスターキーも設定することができる。また、マスターキーを設定しても、部品点数が増えないので外形サイズを大きくせずに済む。
上記一形態のチューブラー・ピンタンブラー錠において、対象物に連結可能とする連結爪を有するスライド部を備え、スライド部は、細長状凹部を備え、円盤体は、後側端面に、該細長状凹部に移動可能に挿し込まれ、円盤体の回転によりスライド部をスライドさせる凸軸部を備えることができる。或いは、対象物に連結可能とする連結爪を有するスライド部を備え、スライド部は、ロックボタンの押し込みによりスライドし、ケーシングに備えた係止受部に係止してスライド部の位置を固定させる係止部を備え、円盤体は、後側端面に、円盤体の回転により係止部の係止受部への係止を解除させる凸軸部を備えることができる。
このようにすることにより、キーを回転操作することにより連結爪がスライド部とともにスライドし、対象物に着脱させることができる。また、ロックボタンを設けた構成にすれば、ロックボタンを押して対象物に取り付けられ、また、キーの回転操作により対象物から取り外すことができ、取付作業を簡便にすることができる。
上記形態のチューブラー・ピンタンブラー錠において、外形の長さ及び高さを20mm以内と外形サイズをコンパクトにすることができる。そのため、上記形態のチューブラー・ピンタンブラー錠は、情報機器盗難防止用ロックに用いることが好適である。
本発明の第一の実施形態のチューブラー・ピンタンブラー錠の斜視図である。 図1のチューブラー・ピンタンブラー錠を分解して示した斜視図である。 図1のチューブラー・ピンタンブラー錠を施錠した状態を示した断面図である。 図1のチューブラー・ピンタンブラー錠の構成部品である円盤体及びコードピンを示した斜視図である。 図1のチューブラー・ピンタンブラー錠のキーを示した斜視図である。 図1のチューブラー・ピンタンブラー錠において、キーを挿入する前の円盤体、コードピン及びロックリングの状態を示した斜視図である。 図1のチューブラー・ピンタンブラー錠において、キーを挿入して押込みした後の円盤体、コードピン及びロックリングの状態を示した斜視図である。 図1のチューブラー・ピンタンブラー錠において、解錠する場合のキー、コードピン及びロックリングの位置関係を示し、(a)は施錠時、(b)は個別のキーによる解錠時、(c)はマスターキーによる解錠時を示す。 図1のチューブラー・ピンタンブラー錠の一変形例を示し、その構成部品である円盤体、コードピン及びロックリングを示した斜視図である。 本発明の第二の実施形態のチューブラー・ピンタンブラー錠の斜視図である。 図10のチューブラー・ピンタンブラー錠を分解して示した斜視図である。 図10のチューブラー・ピンタンブラー錠を解錠した状態を示した断面図である。 図10のチューブラー・ピンタンブラー錠において、係止部及び係止受部の作用を説明するための図である。 図10のチューブラー・ピンタンブラー錠を施錠した状態を示した断面図である。 従来例のチューブラー・ピンタンブラー錠を示し、(a)は側面図、(b)は主用部の断面図、(c)はキー挿入部平面図である。
以下、本発明の第一の実施形態のチューブラー・ピンタンブラー錠を説明する。但し、本発明は、この実施形態に限定されるものではない。
本発明の第一の実施形態のチューブラー・ピンタンブラー錠1(以下、単に錠1と略す。)は、図1〜図3に示すように、円盤体2と、コードピン3と、ロックリング4と、キー5と、連結爪61を有するスライド部6と、ケーシング7とを主に備える。
以下、錠1を説明するにあたり、キー5の挿入方向を前後方向として、キー5を挿入する挿入口75側を前側とし、スライド部6のスライド方向を上下方向とし、連結爪61側を上側とする。
円盤体2は、図2又は図4に示すように、円柱形状としてあり、ケーシング7内に回転可能に配してある。
円盤体2には、コードピン3を挿し込めるピン孔21が複数設けてある。ピン孔21は、円盤体2の周方向に適宜間隔で設けてあり、前後方向に貫通するようにしてある。本実施形態では、ピン孔21を8ヶ所設けてあるが、これに限定されるものではない。
円盤体2の前側端面2aは、中心付近を円柱状に二段に突出させてあり、先端側の凸部22と基端側の凸部23とを備える。
先端側凸部22は、キー5の内部に挿し込まれるようにしてある。
基端側凸部23には、前側に突出する一条の係合凸部24が上下方向に沿い設けてある。
基端側凸部23の周面は、円弧状の凹部25を複数設けた凹凸状に形成してあり、各凹部25は各ピン孔21と連なり、各コードピン3が納まるようにしてある。
後側端面2bには、図3に示すように、中心付近に円柱状の回転軸部26が設けてあり、円盤体2の回転軸になるようにしてある。また、円柱状の凸軸部27が外縁部付近に設けてあり、円盤体2の回転とともに移動するようにしてある。また、後側端面2bは、図2に示すように、円形板状の閉塞板28で覆われており、ピン孔21の開口部が塞がれるようにしてある。
コードピン3は、図2又は図4に示すように、細長円柱形状としてあり、円盤体2のピン孔21にコイルバネ32と共に挿入して前後方向に移動できるようにしてある。コードピン3の周面3aには凹溝31が周方向に刻まれている。本実施形態では、各コードピン3に凹溝31を適宜間隔で2つ形成してあるが、これに限定されるものではなく、少なくとも1つ形成してあればよい。
ロックリング4は、図2に示すように、円盤体2と略同じ径のリング状としてあり、内周縁側に適宜間隔で円弧状の凹部41を複数設け、各凹部41に各コードピン3が納まるようにしてある。また、各凹部41間の突出部分を突歯部42としてある。
ロックリング4の外周縁側には、上側に向け角形状に突出した嵌合部43が設けてあり、ケーシング7内に嵌合させて、ケーシング7内で位置決めをするとともにロックリング4が回転しないようにしてある。
キー5は、図5に示すように、円筒状としてあり、四角形板状の頭部51の一辺から突出するように配してある。頭部51は、指先などで摘み持つことができ、キー5を回転操作させることができる。
キー5の先端側の周面には、適宜間隔で円溝状に凹ませたピン溝52が形成してあり、キー5を挿入口75に挿入した際、各ピン溝52に各コードピン3が納まり、各コードピン3を前側から後側に押し込めるようにしてある。各ピン溝52は適宜深さで形成し、各コードピン3を適宜長さ押し込めるようにしてある。また、キー5の先端側上部には、角形状に切り欠いたキー溝53が形成してあり、円盤体2の係合突部24に係合できるようにしてある。
キー溝53の奥側には、上側に向かい四角柱状に突出した位置合わせ突部54が設けてある。
スライド部6は、図2又は図3に示すように、上辺を山形状に膨らませた変形四角板形状としてあり、後側面部6aから突出する突片63に連結爪61を備え、ケーシング7内を上下方向にスライド可能としてある。
突片63は、後側面部6aの幅中間付近に設けてあり、上下方向に沿う角板状としてある。突片63の先端部には、上方に角状に突出した連結爪61が備えてある。
スライド部6の前側面部6bの下側寄りには、横向きに延びる長円形状の細長状凹部62が形成してあり、円盤体2の凸軸部27を移動可能に挿し込めるようにしてある。細長状凹部62は貫通させた孔部でもよい。
円盤体2とスライド部6との間には、図2に示すように、縦長長円形板状の軸受板部8が設けてある。軸受板部8には、円形状の回転孔部81が設けてあり、円盤体2の回転軸部26が挿し込めるようにしてある。回転孔部81の周囲には、上方から左側にかけて略1/4周に亘る円弧状孔部82が設けてあり、円盤体2の凸軸部27が移動可能に挿し込めるようにしてある。
ケーシング7は、図1〜図3に示すように、本体部71と奥蓋部72とを備え、本体部71は、円筒状のシリンダ部73と、シリンダ部73の後側の略半分を一段上方に膨らませた膨出部74とを有する側面視倒L字形状としてあり、内部に各部品を配せるようにしてある。
前側端面7aには、中心付近に円形状孔の挿入口75が設けてあり、キー5を挿入できるようにしてある。挿入口75の縁部には、上方に向かい角形状に切り欠いた位置合わせ溝部75aが設けてあり、キー5をケーシング7に挿入する際、キー5の位置合わせ突部54を合わせて挿入し、キー5の向きを決定することができるようにしてある。
膨出部74は、その前部から頂部にかけての曲面に細長状の孔74aが形成してあり、その内側に球ジョイント91を配して、ワイヤー92などを傾動自在に連結できるようにしてある。本体部71の頂部及び底部の後側には、上下方向に貫通した留め孔74bが設けてあり、奥蓋部72を留めるための留め具93が挿入できるようにしてある。留め具93には長さ方向の略半分にねじ山が形成してあり、留め孔74bにはねじ溝が形成してあり締結できるようにしてある。
奥蓋部72は、図2又は図3に示すように、ケーシング7の後側の端面を塞ぐものであり、縦長長円板状の蓋面部72aの周囲に、前側に向けて突出した側面部72bが設けてある。側面部72bの内側に、スライド部6を上下方向に移動可能なように納めることができる。また、側面部72bの頂部及び底部には、上下方向に貫通する留め孔72cが設けてあり、留め具93が挿入できるようにしてある。
蓋面部72aの上方寄りには、縦長スリット状の挿入孔76が設けてあり、スライド部6の突片63を挿し通すことができるようにしてある。
蓋面部72aには、挿入孔76の対向する縁部から後側に突出する連結片77が設けてあり、連結片77は、上下方向に沿い並行状に形成され、この間隙に突片63を上下方向にスライド可能に入り込ませ、突片63が上下動することにより連結爪61が連結片77間に出入りするようにしてある。
突片62と連結片77で対象物に連結できる連結部78を形成する。連結片77の先端側には、下側に向けて突出する固定連結爪77aが設けてあり、対象物に着脱可能に連結できるようにしてある。対象物としては、ノートパソコンやタブレットなどの情報機器を挙げることができる。
図2中の符号79は、クッション材であり、蓋面部72aにクッション材79を設けることにより対象物に連結した際、対象物を傷付けにくくすることができる。
以下に、錠1の組み立て方法の一例を説明する。
例えば、まず、円盤体2の後側端面2bに閉塞板28を取り付け、ピン孔21の開口部を閉塞する。そして、円盤体2の各ピン孔21に、コイルバネ32を挿入した後、コードピン3を挿入する。ロックリング4を、嵌合部43を上側に向かせつつ、各凹部41に各コードピン3が納まるようにして円盤体2の前側端面2aに接面させる。
この状態で、円盤体2を、係合凸部24が上向きになるようにしてケーシング7内に配し、先端側凸部22の端面がケーシング7の前側端面7aと面一になるようにする。錠1にワイヤー92を取り付ける場合は、球ジョイント91を、先端連結部が孔74aから外側に露出するようにケーシング7内に配する。
次に、軸受板部8を、回転孔部81に回転軸部26を挿入し、円弧状孔部82に凸軸部27を挿入するようにして、ケーシング7内に取り付ける。
スライド部6を、連結爪61を上側に向けて細長状凹部62に凸軸部27が挿入するようにケーシング7内に配する。
最後に、奥蓋部72を、スライド部6の突片63を挿入孔76に挿入させ、連結片77の間隙内に入るようにして、ケーシング7の後側端面を閉塞する。留め具93を留め孔74b及び留め孔72cに挿入して締結し、錠1を組み立てることができる。
錠1にキー5を挿入して、約1/4回転させることにより、施錠又は解錠することができる。
より詳しく説明すると、挿入口75にキー5を挿入する。この際、位置合わせ溝部75aに位置合わせ突部54を合わせることにより、キー5を挿入口75に挿入できる。また、キー5をこの向きにすることにより、係合突部24がキー溝53に合うとともに、各コードピン3が各ピン溝52に納まるように挿入できる。
円盤体2は、常時は、図6に示すように、コードピン3の周面3aが突歯部42に引っ掛かるため回転させることはできないように設定されている。キー5を押し込むと、各コードピン3は、各ピン溝52の深さ分だけ後側に押し込まれる。このときに、図7に示すように、各コードピン3の凹溝31がロックリング4の位置に揃う。このように、キー5を押し込むことにより、各コードピン3の凹溝31がロックリング4の位置に揃うようになり、突歯部42は凹溝31の位置に揃うことになるため、コードピン3の周面3aへの引っ掛かりが解除されて、円盤体2は回転することができる。この際、円盤体2の係合突部24は、キー溝53と係合しているため、キー5を回転操作することにより回転させることができる。
円盤体2を回転させると、円盤体2の後側端面2bの凸軸部27は、細長状凹部62に挿入されているため、この凹部62内を移動し、スライド部6が上下に移動することになる。スライド部6が上下に移動することにより、連結爪61も上下に移動するため、連結片77の間隙を上下に移動し、連結爪61が連結片77から出入りして、対象物に着脱することができる。
なお、凸軸部27は、円弧状孔部82にも挿入されているため、円盤体2は、この範囲で回転することができ、つまり、約1/4回転するように規制されている。
このような、錠1は、例えば、情報機器盗難防止用ロックに用いることができ、ノートパソコンやタブレットパソコンのセキュリティスロットに連結部78を連結して使用することができる。
この場合、常時は、連結爪61は連結片77の間隙内に納まり、外側に露出させないようにする。この状態で、連結部78をセキュリティスロット内に入れ、キー5を挿入口75に挿入して押し込み、右に約1/4回転させると連結爪61が上方に移動し、連結片77の間隙から出て来て外側に露出する。この際、連結部78は倒T字状になり、連結爪61と固定連結爪77aとで情報機器のセキュリティスロットに係止して連結される。錠1に備えたワイヤー92の他端部を机などの固定物に固定しておけば情報機器を盗難から防ぐことができる。
錠1の情報機器への連結を解除するには、キー5を逆方向、つまり左に約1/4回転させることにより、連結爪61が下方に移動し、連結片77の間隙に入り込み内側に没入させることができる。連結爪61の情報機器への係止が解除されるため、取り外すことができる。
また、錠1は、マスターキーを設定することもできる。詳しく説明するため、図8に、4本のコードピン3を用いた場合を例示する。
図8(a)に示すように、各コードピン3に1ヶ所又は2ヶ所の凹溝31を設け、キー5を挿入する前は、各コードピン3の前側端面が揃い、周面3aはロックリング4の突歯部42に掛り、円盤体2を回転させることはできないようにしてある。
図8(b)に示すように、個別のキー5aは、コードピン3の前側の凹溝31がロックリング4の位置に揃うようにピン溝52の深さを設定しておき、解錠できるようにすることができる。
図8(c)に示すように、マスターキー5bは、コードピン3の後側の凹溝31がロックリング4の位置に揃うようにピン溝52の深さを設定しておき、解錠できるようにすることができる。
このように、前側の凹溝31を個別のキー用にし、後側の凹溝31をマスターキー用とすることもできる。後側の凹溝31の位置を他の錠でも同じ位置に刻むようにしておけば、どの錠もマスターキーで解錠することができるようになり、複数の錠を1本のマスターキーで解錠することができる。
上記のように、錠1は、コードピン3を分割しなくて済み、部品点数を少なくできるため、小型化しやすくなる。例えば、錠1全体或いはケーシング7の外形を、前後方向の長さ20mm以内、好ましくは18mm以内及び上下方向の高さ20mm以内、好ましくは18mm以内にすることができる。
また、例えば、コードピン3を8本とし、各コードピン3に4つの凹溝31を刻めば、4の8乗、つまり、65,536通りのキー5を設定することができる。
さらに、錠1は、上記したとおり、コードピン3に複数の凹溝31を刻むことによりマスターキーを設定することもできるものである。
上記第一の実施形態の錠1では、コードピン3を細長円柱形状であるが、これに限定されるものではなく、例えば、図9に示す変形例のように、細長長方板状のコードピン3xにすることもできる。この場合、円盤体2xは、周面にスリット状の細溝21xを形成し、コードピン3xを前後方向にスライド可能に挿し込めるようにしてある。コードピン3xには、凹溝31の代わりに角状の切欠部31xを設けてある。ロックリング4xには、角状の凹部41xを設け、コードピン3xが納まるようにしてある。
このような形態にしても、各コードピン3xをキー5により押し込み、各コードピン3xの切欠部31xをロックリング4xの突歯部42xの位置に揃えることにより、円盤体2xを回転させることができ、錠1と同様の作用効果が得られる。
以下、本発明の第二の実施形態のチューブラー・ピンタンブラー錠を説明する。但し、本発明は、この実施形態に限定されるものではない。
本発明の第二の実施形態のチューブラー・ピンタンブラー錠11(以下、単に錠11と略す。)は、図10〜図12に示すように、円盤体2と、コードピン3と、ロックリング4と、キー5と、連結爪161を有するスライド部16と、ケーシング17とを主に備える。
以下、錠11を説明するにあたり、キー5の挿入方向を前後方向として、キー5を挿入する挿入口75側を前側とし、スライド部16のスライド方向を上下方向とし、連結爪161側を下側とする。
円盤体2、コードピン3、ロックリング4及びキー5は、上記第一の実施形態で用いたものと同様のものを使用することができるため、上記と同一の名称及び符号を用いて説明し、詳しい説明は省略する。
スライド部16は、図11又は図12に示すように、縦長長方板形状としてあり、後側面部16aから突出する突片163に連結爪161を備え、ケーシング17内を上下方向にスライド可能としてある。
突片163は、後側面部16aの幅中間付近から突出するように設けてあり、上下方向に沿う角板状としてある。突片163の先端部には、下側に角状に突出した連結爪161が備えてある。
前側面部16bには、上辺から前側に向かい突出する係合片164が設けてあり、後述するロックボタン94に係合できるようにしてある。また、前側面部16bには、面上に四角板状の係止部165を備える。係止部165は、左辺側に縦長長方形状に突出する係止爪166を有する。係止部165は、金属などの弾性力のある材質で形成されており、左側約半分を前側に折り曲げて傾斜状とした傾斜面部165aとし、傾斜面部165aにより係止爪166を前側に付勢させてある。
円盤体2とスライド部16との間には、図11又は図12に示すように、縦長長円形板状の係止受部18が設けてある。係止受部18には、円形状に凹ませた軸凹部181が設けてあり、円盤体2の回転軸部26が挿し込めるようにしてある。軸凹部181の左上側には、切り抜き部184が設けてある。切り抜き部184は、円盤体2の凸軸部27を挿し込み、凸軸部27の移動範囲を規制する孔部182と、係止爪166を係止できるスリット部183と、を兼ねるものである。孔部182は、軸凹部181を中心として凸軸部27が移動する円弧状の範囲としてあり、スリット部183は、切り抜き部184の左上角部から上側に延びるU字状切欠き183aを含み、上下方向に延びる細長筋状の範囲としてある。
係止受部18の上辺側は、四角状に切り欠いてあり、この切り欠き内をスライド部16の係合片164が上下方向に移動可能なように配してある。
ケーシング17は、第一の実施形態で示したケーシング7と略同じ形状であるが、ロックボタン94を挿し通すボタン用孔17aを有する点で異なる。それ以外の部分は、ケーシング7と同一の名称及び符号を用いて説明し、詳しい説明は省略する。なお、奥蓋部72は、第一の実施形態とは上下反転させて固定してある。
膨出部74の頂部には、ロックボタン94を挿し通すための長方形状のボタン用孔17aが設けてあり、ロックボタン94がボタン用孔17a内を上下方向に移動できるようにしてある。
ロックボタン94は、図11又は図12に示すように、下側を開口部とした縦長直方体箱状に形成してあり、内部にコイルバネ95が納められ、ケーシング17内で上側に付勢されるようにしてある。
ロックボタン94の後側面部94aには、長方形状の孔部94bが設けてあり、スライド部16の係合片164の先端部が嵌まり、ロックボタン94の上下動とともにスライド部16が連動して上下動するようにしてある。
以下に、錠11の組み立て方法の一例を説明する。
例えば、まず、円盤体2、コードピン3及びロックリング4は、上記第一の実施形態と同様にしてケーシング17内に配する。
次に、係止受部18を、軸凹部181に回転軸部26を挿入し、孔部182に凸軸部27を挿入するようにして、ケーシング17内に取り付ける。
ロックボタン94内にコイルバネ95を納め、ボタン用孔17aからロックボタン94を挿入した状態で、スライド部16をケーシング17の後端部側から挿し入れて係合片164の先端部が孔部94aに嵌るようにする。
最後に、奥蓋部72を、スライド部16の突片163を挿入孔76に挿入し、連結片77の間隙内に入るようにして、ケーシング17の後側端面を閉塞する。留め具93を留め孔74b及び留め孔72cに挿入して締結し、錠11を組み立てることができる。
錠11は、ロックボタン94を押し込むことにより連結片77間から連結爪161が出てきて施錠することができる。また、挿入口75にキー5を挿入して、約1/4回転させることにより連結爪161が連結片77間に入り込み解錠することができる。
より詳しく説明すると、図12に示すように、ロックボタン94を下側に押し込むと、スライド部16は、係合片164でロックボタン94と連結されているため、連動して下側にスライドする。この際、図13(a)に示すように、係止爪166の先端部は係止受部18の面上を当接しながら下側にスライドする。係止爪166が係止受部18のスリット部183に到達すると、図13(b)に示すように、係止爪166は傾斜面部165aにより前側に付勢されているので、係止爪166がスリット部183内に入り込む。この状態で、ロックボタン94の押し込みを止めて開放すると、スライド部16はコイルバネ95により上側に付勢されているため、上側に戻ろうとするが、係止爪166がスリット部183に係止されているため、上側に移動することは規制され、図14に示すように、下側に位置する状態が維持される。そして、連結爪161は、連結片77間から突出した状態を維持するため対象物に連結することができる。
解錠する場合は、挿入口75にキー5を挿入する。これにより、上記第一の実施形態で説明したとおり、各コードピン3の凹溝31がロックリング4の位置に揃うようになり、突歯部42は凹溝31の位置に合い、コードピン3の周面3aへの引っ掛かりが解除されるため、円盤体2を回転させることができる。
円盤体2を回転させると、図13(c)に示すように、円盤体2の後側端面2bの凸軸部27は、円盤体2とともに回転し、先端部が傾斜面部165aに当たり、傾斜面部165aを後側(矢印A方向)に押し込む。これにより、係止爪166はスリット部183から外れ、スリット部183への係止が解除される。スライド部16は、コイルバネ95により上側に付勢されているため、上側に向かいスライドする。この際、連結爪161も上側に移動するため、連結片77の間隙に連結爪161が入り込み、対象物から解放することができる。
このような錠11は、例えば、情報機器盗難防止用ロックに用いることができ、ノートパソコンやタブレットパソコンのセキュリティスロットに連結部78を連結して使用することができる。
この場合、常時は、連結爪161は連結片77の間隙内に納まり、外側に露出させないようにする。この状態で、連結部78をセキュリティスロット内に入れ、ロックボタン94を押し込むと、連結爪161が下方に移動し、連結片77の間隙から出て来て外側に露出する。この際、連結部78は倒T字状になり、連結爪161と固定連結爪77aとで情報機器のセキュリティスロットに係止して連結される。錠11に備えたワイヤー92の他端部を机などの固定物に固定しておけば情報機器を盗難から防ぐことができる。
錠11の情報機器への連結を解除するには、キー5を左に約1/4回転させることにより、連結爪161が上方に移動し、連結片77の間隙に入り込み内側に没入させることができる。そのため、連結爪161の情報機器への係止が解除されるため、取り外すことができる。
このように、錠11は、上記第一の実施形態と同様に、コードピン3を分割しなくて済むため、部品点数を少なくでき、小型化しやすくなる。例えば、錠11又はケーシング17の外形を、前後方向の長さ20mm以内、好ましくは18mm以内及び上下方向の高さ20mm以内、好ましくは18mm以内にすることができる。
さらに、錠11は、上記と同様に、コードピン3に複数の凹溝31を刻むことによりマスターキーを設定することもできるものである。
1…チューブラー・ピンタンブラー錠
2…円盤体
2a…前側端面
2b…後側端面
21…ピン孔
22…先端側凸部
23…基端側凸部
24…係合凸部
25…凹部
26…回転軸部
27…凸軸部
3…コードピン
3a…外周面
31…凹溝
32…コイルバネ
4…ロックリング
41…凹部
42…突歯部
43…嵌合部
5…キー
51…頭部
52…凹溝
53…キー溝
54…位置合わせ突部
6…スライド部
6a…後側面部
61…連結爪
62…細長状凹部
63…突片
7…ケーシング
7a…前側端面
71…本体部
72…奥蓋部
72a…蓋面部
72b…側面部
72c…留め孔
73…シリンダ部
74…膨出部
74a…孔
74b…留め孔
75…挿入口
75a…位置合わせ溝部
76…挿入孔
77…連結片
77a…固定連結爪
78…連結部
79クッション材
8…軸受板部
81…回転孔部
82…円弧状孔部
91…球ジョイント
92…ワイヤー
93…留め具

Claims (5)

  1. 円筒状のキーを挿し込み回転操作することにより施錠又は解錠するチューブラー・ピンタンブラー錠であって、
    前側端面に複数のピン孔を周方向に設けた円盤体と、
    前記ピン孔に配列され、外周面に周方向に渡る凹溝を少なくとも一つ備えたコードピンと、
    内周縁側に内側に突出する突歯部を備え、常時は前記突歯部が前記コードピンの外周面に当たり前記円盤体の回転を規制し、前記キーの挿し込み時に前記コードピンが押し込まれて前記凹溝が前記突歯部の位置に揃い、前記円盤体を回転可能とするロックリングと、
    対象物に連結可能とする連結爪を有するスライド部と、を備え、
    該スライド部は、細長状凹部を備え、
    前記円盤体は、後側端面に、該細長状凹部に移動可能に挿し込まれ、前記円盤体の回転により該スライド部をスライドさせる凸軸部を備えた、
    チューブラー・ピンタンブラー錠。
  2. 円筒状のキーを挿し込み回転操作することにより施錠又は解錠するチューブラー・ピンタンブラー錠であって、
    前側端面に複数のピン孔を周方向に設けた円盤体と、
    前記ピン孔に配列され、外周面に周方向に渡る凹溝を少なくとも一つ備えたコードピンと、
    内周縁側に内側に突出する突歯部を備え、常時は前記突歯部が前記コードピンの外周面に当たり前記円盤体の回転を規制し、前記キーの挿し込み時に前記コードピンが押し込まれて前記凹溝が前記突歯部の位置に揃い、前記円盤体を回転可能とするロックリングと、
    対象物に連結可能とする連結爪を有するスライド部と、を備え、
    該スライド部は、ロックボタンの押し込みによりスライドし、ケーシングに備えた係止受部に係止して該スライド部の位置を固定させる係止部を備え、
    前記円盤体は、後側端面に、前記円盤体の回転により該係止部の該係止受部への係止を解除させる凸軸部を備えた、
    チューブラー・ピンタンブラー錠。
  3. 前記コードピンは、少なくとも2つの前記凹溝を備え、前側の前記凹溝を前記突歯部の位置に合わせる個別キーと、後側の前記凹溝を前記突歯部の位置に合わせるマスターキーと、を備えた請求項1又は2に記載のチューブラー・ピンタンブラー錠。
  4. 前記チューブラー・ピンタンブラー錠は、外形の長さ及び高さが20mm以内である請求項1〜のいずれかに記載のチューブラー・ピンタンブラー錠。
  5. 請求項1〜のいずれかに記載のチューブラー・ピンタンブラー錠を備えた情報機器盗難防止用ロック。
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