JP4478619B2 - サムターンユニット - Google Patents

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Description

本発明は、錠前などに用いられるサムターンユニットに関するものであり、特に、いわゆるサムターン回しと呼ばれる不正解錠の防止が可能なものに関するものである。
従来より、扉などに取り付けられ、ロックボルトを出入りさせて施錠あるいは開錠を行う錠前が用いられている。このロックボルトの出入りは、摘み部材(サムターン)やシリンダー錠を回動させて行われる。通常、屋内側にはサムターンが設けられ、屋外側にはシリンダー錠が設けられ、屋外からの施解錠は鍵を用いて行われる。
扉が固定されている扉枠には、扉の側面から突出したロックボルトを収納可能な収納部が設けられている。そして、ロックボルトを収納部に出入りさせることにより施解錠が行われる。ロックボルトが収納部に入っている場合には施錠状態となり、収納部から出ている場合には開錠状態となる。
近年ドリル等で扉に穴を空けたり、扉と扉の取り付け枠との隙間から工具等を差し込み、摘み部材を回して不正開錠する、いわゆるサムターン回しという手口で家屋に侵入する犯罪が横行しており、社会的問題となっている。かかる問題を解決すべく、例えば下記特許文献1に示すように扉の摘み部材を囲む位置にサムターンカバーを設けることにより、いわゆるサムターン回しによる不正開錠を防止する方策が提案されている。
また、上記したサムターン回しによる不正開錠を防止すべく、下記特許文献2に示すような摘み部材を具備した錠前がある。特許文献2に開示されている摘み部材は、摘み部分が着脱可能であり、摘み部分を抜いておくことで不正開錠を防止するものである。
特開2003−056218号公報 特開平11−200678号公報
上記した特許文献1に開示されているように、摘み部材の周囲にサムターンカバーを設ければ、扉に穴を空けたりして工具等を差し込んでも、その工具が摘み部材に到達し難い。そのため、摘み部材を特許文献1に開示されているようなサムターンカバーで保護すれば、扉の不正開錠を防止することができる。
しかし、上記したようにサムターンカバーを設ける場合、摘み部材の回動操作を行う度にサムターンカバーの蓋体を開ける必要がある。また、サムターンカバーで摘み部材を囲む場合、サムターンカバーで囲まれた領域内に指を入れて摘み部材の操作を行わねばならず、サムターンの操作が少なからず不自由になってしまう。さらに、サムターンカバーを設ける場合は、蓋体を閉じ忘れてしまうとサムターン回しに対する防犯効果が半減してしまうという問題点を有する。また、上記特許文献2のように摘み部材の摘み部分が着脱可能な構成とした場合も、摘み部分を抜き忘れてしまうとサムターン回しによる不正開錠に対する効果が全く発揮できないという問題がある。
かかる問題に鑑み、本発明は、通常時の施錠、開錠操作の操作性を維持しつつ、いわゆるサムターン回しに対処可能な防犯特性の高いサムターンの提供を目的とする。
上記した目的を達成すべく提供される請求項1に記載の発明は、扉に取り付けられる固定部材と、前記固定部材と相対回転が可能であって外部に露出した回転部材とを有し、回転部材を回転させて施錠・解錠を行うことができ、また、所定の鍵を用いても施錠・解錠を行うことができるサムターンユニットにおいて、前記回転部材は回転制御機構を有し、前記回転制御機構には、揺動可能な2個のロックアームと、外部に露出し、押動操作によってロックアームを揺動させることができるボタンと、ロックアーム同士の間に配置されて所定の鍵を用いることにより回転を行うことが可能なスピンドルとが設けられ、前記ロックアームには、回転部材と固定部材との間の相対回転を阻止する回転阻止部が設けられており、各ロックアームは、スピンドルの回転軸に対して近接・離反する方向に揺動するものであると共に、スピンドルは、回転によりロックアーム同士が離れるように揺動させるもので、ボタンの押動操作、及び、スピンドルの回転操作のいずれかが行われた場合には、ロックアームが揺動し、前記相対回転の阻止を解除することができることを特徴とするサムターンユニットである。
請求項1に記載の発明によれば、揺動可能なロックアームと、外部に露出し、押動操作によってロックアームを揺動させることができるボタンと、所定の鍵を用いることにより回転を行うことが可能なスピンドルとが設けられた回転制御機構を有しており、前記ロックアームには、回転部材と固定部材との間の相対回転を阻止する回転阻止部が設けられており、ボタンの押動操作、及び、スピンドルの回転操作のいずれかが行われた場合には、ロックアームが揺動し、前記相対回転の阻止を解除することができるものであるので、ロックアームの揺動によって、回転部材と固定部材との間の相対回転を阻止、及び、この阻止の解除を確実に行うことができる。
また、ロックアームは2個設けられて、ロックアームの揺動方向は、スピンドルの回転軸に対して近接・離反する方向であり、スピンドルはロックアーム同士の間に配置しており、スピンドルの回転によって、ロックアーム同士が離れるように揺動させるものであるので、スピンドルの回転による回転阻止の解除の構造を複雑にすることがない。
請求項2に記載の発明は、扉に取り付けられる固定部材と、前記固定部材と相対回転が可能であって外部に露出した回転部材とを有し、回転部材を回転させて施錠・解錠を行うことができ、また、所定の鍵を用いても施錠・解錠を行うことができるサムターンユニットにおいて、前記回転部材は回転制御機構を有し、前記回転制御機構には、揺動可能な2個のロックアームと、外部に露出し、押動操作によってロックアームを揺動させることができるボタンと、所定の鍵を用いることにより回転を行うことが可能なスピンドルとが設けられ、前記ロックアームは、回転部材と固定部材との間の相対回転を阻止する回転阻止部が設けられ、ピンを支点として揺動するものであり、ボタンは、ロックアームのボタン側端部に配置されると共に、スピンドルは、ロックアームのスピンドル側端部に配置されており、前記回転阻止部とピンとの位置関係は、ロックアームのスピンドル側端部同士が離れるように揺動すると、回転阻止部がサムターンユニットの軸心側に移動し、ロックアームのボタン側端部がサムターンユニットの内側に移動すると、回転阻止部が当該内側に移動するものであることを特徴とするサムターンユニットである。
また請求項3に記載の発明は、ロックアームの回転阻止部は突起状であり、回転阻止部が固定部材のスリットに挿入して回転阻止が行われ、回転阻止部が内側に移動することによりスリットから脱出して回転阻止が解除されるものであることを特徴とする請求項1又は2に記載のサムターンユニットである。
請求項に記載の発明によれば、ロックアームの回転阻止部は突起状であり、回転阻止部が固定部材のスリットに挿入して回転阻止が行われ、回転阻止部が内側に移動することによりスリットから脱出して回転阻止が解除されるものであるので、回転部材と固定部材との間の相対回転を阻止、及び、この阻止の解除をより確実に行うことができる。
請求項に記載の発明は、回転部材には軸部が設けられ、前記軸部は軸方向に貫通している内部空間が設けられた部材であり、ロックアームは前記内部空間に配置されて、軸部に対して揺動可能となっていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のサムターンユニットである。
請求項に記載の発明によれば、ロックアームは、回転部材の軸部の内部空間に配置されており、前記軸部に対して揺動可能となっているものであるので、ロックアームを配置を行いやすい。
請求項5に記載の発明は、スピンドルには凸部を有しており、前記凸部をロックアームの端部同士の間に配置して、スピンドルの相対回転によりロックアームの端部の間を押し広げ、ロックアームを揺動させることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のサムターンユニットである。
請求項5に記載の発明によれば、スピンドルには凸部を有しており、前記凸部をロックアームの端部同士の間に配置して、スピンドルの相対回転によりロックアームの端部の間を押し広げ、ロックアームを揺動させるものであるので、より簡単な構造で回転阻止の解除を行うことができる。
請求項6に記載の発明は、スピンドルの凸部はマイナス型であることを特徴とする請求項5に記載のサムターンユニットである。
請求項6に記載の発明によれば、スピンドルの凸部はマイナス型であるので、相対回転によるロックアームの揺動を大きくすることができる。
本発明のサムターンによれば、不正解錠を確実に防止することができる。
以下さらに本発明の具体的実施例について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態のサムターンユニットを示した斜視図である。図2は、図1のサムターンユニットの分解斜視図である。図3は、回転部材の分解斜視図である。図4は、回転部材の本体部の斜視図であり、(a)は手前側から見た図であり、(b)は扉側から見た図である。図5は、回転部材の軸部及びスピンドルを示した斜視図である。図6は、軸部の断面図である。図7は、スピンドルの正面図である。図8は、ボタン、ロックアーム及びスピンドルの動きを示した模式図であり、(a)は、ボタンを押さない状態を示した図、(b)はボタンを押した状態を示した図である。図9は、蓋部を示した斜視図である。図10は、蓋部を示したB−B断面での断面図である。図11は、固定部材を示したE−E断面での断面図である。図12は、カバーを示した一部断面斜視図である。図13は、ボタンを示した斜視図であり、(a)は隣り合う一対のボタンを押さない状態を示す図、(b)は隣り合う一対のボタンの一方のみを押した状態を示す図である。図14〜図17は、隣り合う一対のボタンの断面図であり、(a)はC−C断面を示す図、(b)はD−D断面を示す図である。図18は、回転部材の変形例を示す斜視図である。
本発明の第1の実施形態におけるサムターンユニット1は、図1に示されており、シリンダー91と共に扉90に取り付けられて使用される。そして、サムターンユニット1の回転部材10を回転させて、図示しないロックボルトを進退させることができる。なお、通常の場合と同様に、鍵92により、シリンダー91の機構部分を回転させることにより、図示しないロックボルトを進退させることもできる。
サムターンユニット1は、図2に示されるように、回転部材10、固定部材11、ばね12、カラー13が設けられている。そして、固定部材11には、ネジ穴19が設けられており、ネジ穴19に図示しないネジを螺合することにより扉90側に連結することができる。
回転部材10は、図3に示されるように、キャップ20、蓋部21、本体部22、回転制御機構23、軸部24、スピンドル25を有している。
本体部22は、図1に示されるように、使用状態で外部に露出する部分であり、使用者が回転させることができる部分である。また、図4(a)、(b)に示されるように、本体部22は円筒状の部材であり、内部空間28を有し、両側に開口31、32が設けられている。そして、一方の開口31側(図4(a)における左側、図4(b)における右側)には、4ヵ所の切り欠き部27と4ヵ所の突起部33が設けられている。
切り欠き部27は、開口31から円筒の軸方向に延びるように形成されており、切り欠き部27によって、内部空間28と外部との間を貫通する。また、図4(a)に示されるように、切り欠き部27は2ヵ所ずつが接近して、一対の切り欠き部27を形成し、この一対の切り欠き部27同士が180°回転対称となるような位置に設けられている。そして、この切り欠き部27に、後述するボタン40、41が配置されている。
突起部33は内部空間28側に突出する突起である。そして、この突起部33は内部空間28内に配置される軸部24の凹部42に嵌るものである。
一方の開口31側(図4(a)における左側)の端面には、軸方向にのびる角孔45と丸孔47が2ヵ所ずつ設けられている。
また、他方の開口32側(図4(a)における右側)の端面には、周状に延びる4ヵ所の溝部30が設けられている。各溝部30は、周方向の中央付近の谷部30aが深く、周方向の端部が端面とほぼ等しい高さであり、場所によって深さが異なっている。そして、谷部30aに向かって傾斜してV字状となっている。そして、後述するように、固定部材11と、本体部22とが相対回転し、固定部材11の節度ピン挿入孔72内に配置された節度ピン46が溝部30を相対移動する場合に、ほぼ段差無く移動させることができる。また、溝部30の谷部30aでは節度ピン46が1番突出した状態となる。
軸部24は、図5、図6に示されており、軸方向に貫通している内部空間37が設けられた円筒状の部材である。そして、後述するように、軸部24は本体部22と連結されて一体化する。また、軸部24には、大径部35、小径部36が設けられており、大径部35の外径は小径部36より大きい。
大径部35は軸方向に垂直な方向の両側が開放しており、大径部35の内側には、平面状の内側面35aが設けられている。内側面35aは2カ所設けられ、互いに平行な位置関係である。また、大径部35の内側には、回転制御機構23のボタン40、41が配置され、ボタン40、41は内側面35aによって、ガイドされる。
内側面35aには、軸方向に延びる凹部35bが設けられている。凹部35bは、それぞれの内側面35aに2カ所設けられ、合計4カ所設けられている。そして、ボタン40、41の貫通孔40a、41aに挿入されるピン40b、41bの先端が、凹部35bに進入して、ボタン40、41の押動操作を阻止することができる。
また、軸部24の大径部35の端部には、ネジ穴38が設けられている。また、ネジ穴38付近には凹部42が配置している。
小径部36は筒状であり、胴部には周状溝48が設けられている。また、小径部36の内側の内部空間37は、断面形状が円形のスピンドル挿入部37aと、断面形状が長方形状のロックアーム挿入部37bが設けられている。
そして、スピンドル挿入部37aにスピンドル25を挿入し、スピンドル挿入部37aを貫通する貫通孔36aにピン49を挿入して、スピンドル25を揺動可能に固定することができる。また、貫通孔36aは周方向に長い長孔状であるので、スピンドル25と軸部24との間で、少しだけ相対回転が可能である。
ロックアーム挿入部37bにロックアーム43を挿入し、ロックアーム挿入部37bを貫通する貫通孔36bにピン52を挿入して、ロックアーム43を揺動可能に固定することができる。
また、貫通孔36a付近の位置には、貫通孔50が設けられている。貫通孔50は、貫通孔36a及び軸方向にほぼ垂直に貫通する角状の孔である。
スピンドル25は、軸方向の両端に、マイナス型凸部25aとプラス型凹部25bが設けられたものであり、さらに、上記したピン49が挿入される貫通孔25cを有している。マイナス型凸部25aは、直線状に突出する部分である。そして、スピンドル25を軸部24に固定すると、軸部24の回転力はスピンドル25に伝達される。
また、マイナス型凸部25aは、2本のロックアーム43の端部75に挟まれている。そのため、スピンドル25と軸部24との間で相対回転すると、2本のロックアーム43の端部75同士が離れるように揺動し、回転阻止部51が軸心側に移動する。
プラス型凹部25bは、図7に示されるように、十文字状に凹部が形成された部分である。プラス型凹部25bは所定の部材に係合することができ、この係合がされている状態で、スピンドル25を回転させることにより、図示しないロックボルトが進入・退出して施錠・解錠を行うことができる。
また、上記した鍵92を操作することによっても、図示しないロックボルトが進入・退出して施錠・解錠を行うことができるが、鍵92による施錠・解錠の操作を行った場合には、この所定の部材を介してスピンドル25を回転させることができる。そして、スピンドル25を回転させることにより、軸部24とスピンドル25との間で相対回転して、2本のロックアーム43の端部75同士が離れるように揺動して回転阻止部51が軸心側に移動し、回転部材10の回転阻止が解除されて回転部材10が回転する。
回転制御機構23には、図3に示すように、第1のボタン40、第2のボタン41、ロックアーム43、ピン40b、41b、ばね53、54が設けられている。
第1のボタン40は、幅狭部58と幅狭部58よりも幅の広い幅広部59が設けられ、その境界には段部57を有している。そして、幅広部59には、断面円形の貫通孔40aと、円形の凹部40cが設けられている。また、本体部22の中心軸側には貫通孔56が設けれており、後述するばね53が挿入される。
第2のボタン41は、第1のボタン40と同じ形状に突起55を設けたものである。そして、第2のボタン41には、幅狭部58と幅広部59とを有し、幅広部59には断面円形の貫通孔41aと、円形の凹部41cが設けられている。また、突起55の突出方向は、貫通孔41aの貫通方向に対して垂直な方向である。
突起55は、ロックアーム43側に突出するように配置されるものであり、第2のボタン41が内側に移動すると、ロックアーム43を揺動させることができる。突起55は第2のボタン41にのみ設けられており、第1のボタン40には設けられていない。
第1のボタン40及び第2のボタン41は切り欠き部27に配置されており、幅狭部58が外側、幅広部59が内側となっている。そして、後述するように、第1のボタン40及び第2のボタン41は、外側に向かって付勢されているが、段部57が切り欠き部27の間の棒状部27bに引っ掛かるので、第1のボタン40や第2のボタン41は外れることはない。また、第1のボタン40及び第2のボタン41は別の部材であるので、一方のボタン40、41のみを押した場合には、他方のボタン41、40は移動しない。
また、第1のボタン40及び第2のボタン41は隣り合う状態で、回転部材10の軸部24に設けられた2つの内側面35aの間に配置されている。そして、ボタン40、41は内側面35aに沿って移動する。そのため、ボタン40、41の押動方向は、外側から内側に向かう方向である。
そして、隣り合う一対のボタン40、41は、押動操作しない状態では、図13や図14に示されるように、第1のボタン40の貫通孔40aが、第2のボタン41の凹部41cと、凹部35bとの間に位置し、また、第2のボタン41の貫通孔41aが、第1のボタン40の凹部40cと、凹部35bとの間に位置している。
ピン40b、41bは丸棒状であって同じ形状である。そして、ピン40b、41bの長さはボタン40、41の幅、すなわち、貫通孔40a、41aの長さよりも長いものである。そのため、ピン40b、41bは、貫通孔40a、41aのいずれかからはみ出しており、他方のボタン41、40の凹部41c、40cや内側面35aの凹部35bに入った状態となっている。
ロックアーム43は棒状の部材であり、突起状の回転阻止部51と貫通孔76が設けられている。そして、上記したように、軸部24のピン52を軸として揺動することができ、この揺動によって突起状の回転阻止部51が移動する方向は、回転阻止部51の突出方向である。このため、ロックアーム43の揺動によって、回転阻止部51の位置を変えることが可能である。
貫通孔76の位置は、端部75側に近い位置であり、回転阻止部51から遠い位置である。
上記したボタン40、41、ロックアーム43はそれぞれ2個ずつ設けられている。そして、本体部22の一対の切り欠き部27に、ボタン40、41とが隣り合う状態で配置され、全ての切り欠き部27に、第1のボタン40又は第2のボタン41が配置される。また、2個の第2のボタン41の突起55の内側にロックアーム43が配置しており、突起55が内側に移動することによって、対応するロックアーム43が揺動する。
隣り合う一対のボタン40、41は2組設けられるが、各組のボタン40、41の配置は、回転部材10の中心に対して180°回転対称となるような配置であり、各組のボタン40、41の押動方向は、互いに反対方向であって、他の一対のボタン40、41に向いている。
図8は、ボタン40、41と、ロックアーム43、固定部材11の一部の位置関係を示したものである。
通常は、回転阻止部51が固定部材11のスリット70に配置され、回転部材10と固定部材11との相対回転を阻止している。そして、隣り合う一対のボタン40、41を押して、第2のボタン41の突起55が内側に移動すると、貫通孔76を軸心として回転して、ロックアーム43の回転阻止部51がスリット70から脱出して内側に移動する。回転阻止部51が内側に移動すると、スリット70の内側へ移動し、回転部材10と固定部材11との相対回転を可能とすることができる。
ばね53は、ボタン40、41を外側に向かって付勢するものである。そして、具体的には、中心軸に垂直な方向に互いに対向する位置に設けられたボタン40、41(隣に配置されていないもの)同士の間にばね53が配置されている。また、ばね54は、2個のロックアーム43の間に設けられており、それぞれのロックアーム43を外側に向かって付勢する。
したがって、通常の状態では、ボタン40、41及びロックアーム43は外側に移動している。
蓋部21は、本体部22の突起部33側に配置されるものであり、凹部21aを有する円盤状である。そして、円錐凹状部分を有する2ヵ所の貫通孔21bと、2ヵ所の角孔21cを有しており、貫通孔21bは軸部24のネジ穴38に対応する位置に設けられ、角孔21cは、本体部22の角孔45に対応する位置に設けられている。
また、図9、図10に示されるように、蓋部21の裏側(本体部22側)には、突起60、61及び凹部63が2ヵ所ずつ設けられている。突起60は角状であり、角孔21cの外側に設けられており、突起61は、円状であり、本体部22の丸孔47に対応する位置に設けられている。凹部63は一対の切り欠き部27の間の棒状部27bの先端27aに対応する位置に設けられている。
そして、蓋部21が装着されると、突起60が本体部22の角孔45に挿入され、突起61が丸孔47に挿入され、凹部63が、本体部22の一対の切り欠き部の間の棒状部27bの先端27aが挿入される。
さらに、キャップ20が蓋部21の凹部21aに配置される。キャップ20には、係合部20aが設けられ、係合部20aが2ヵ所の角孔21cに挿入されて蓋部21に固定される。
蓋部21の貫通孔21bにはネジ62が挿通される。このネジ62は、本体部22の丸孔47を通って軸部24のネジ穴38と螺合することができる。そして、本体部22の突起部33は、軸部24の凹部42に嵌って、蓋部21と軸部24との間に挟まるので、ネジ62によって固定されると、蓋部21、本体部22、軸部24は一体化し、本体部22の回転が軸部24に伝達される。
なお、回転制御機構23のボタン40、41やロックアーム43についても、軸部24に連結されて、軸部24と共に回転するので、本体部22の回転と連動する。
固定部材11は、図2、図11に示されるように、小径部65、大径部67、偏心部68を有している。
小径部65は、円筒形状であり、軸方向に延びる4ヵ所のスリット70が設けられている。そして、スリット70の幅は、回転制御機構23のロックアーム43の回転阻止部51の幅よりも大きく、回転阻止部51がスリット70に移動することができる。そして、回転阻止部51がスリット70に配置されている状態では、本体部22の回転が阻止され、回転阻止部51がスリット70から内側に移動して、スリット70に配置されていない状態となると本体部22の回転が可能となる。スリット70は90°ごとに設けられている。
通常、ロックアーム43は外側に付勢されて、回転阻止部51がスリット70に配置されているので、固定部材11とロックアーム43との間では相対回転不可である。
また、小径部65の外径は、本体部22の内径とほぼ同じかやや小さく、また、小径部65の内径は、軸部24の小径部36と同じかやや大きい。そのため、小径部65を本体部22の内部空間28の内側であって、軸部24の外側に挿入することができる。
小径部65には、径方向に貫通する貫通孔71が設けられている。この貫通孔71の位置は、軸部24の周状溝48の位置に対応している。そして、ピン71aを貫通孔71に挿入して、ピン71aを周状溝48に入れることにより、軸部24と固定部材11との間で、回転を可能にしながら、軸部24や本体部22が外れることを阻止することができる。
大径部67には、フランジ部66が設けられ、さらに節度ピン挿入穴72が設けられている。
フランジ部66は、コイル状のばね12の付勢力を受ける部分であり、ばね12は大径部67の外側に配置して、固定部材11は手前側(扉90側とは反対側)に付勢される。
節度ピン挿入穴72は、本体部22側が開口して有底の丸穴であり、90°おきに4ヵ所設けられている。そして、各節度ピン挿入穴72には、節度ピン46とばね75が挿入されており、節度ピン46は本体部22側に向かって付勢されている。
ロックアーム43の回転阻止部51の回転位置がフランジ部66の位置となっている場合には、節度ピン46の回転位置が、図4(b)で示される溝部30の谷部30aの位置に合う状態である。
偏心部68は外形が円形であるが、偏心部68の中心軸は、小径部65や大径部67の中心軸に対してずれている。なお、固定部材11には、軸部24が挿入される部分である断面が円形状の内部空間77が設けられているが、この内部空間77の中心軸は小径部65や大径部67の中心軸と同じである。
また、固定部材11を扉90側に固定する際に用いられるネジ穴19は、偏心部68に設けられている。偏心部68の形状は、扉90の取付部分の形状に合わせられる。
カラー13は、図2、図12に示されるように、略円柱状の内部空間80が設けられた部材である。また、この内径はばね12の外径よりも大きく、ばね12を挿入することができる。また、内部空間80には、内側に突出する周状の突起81が設けられ、固定部材11のフランジ部66と突起81の間でばね12を圧縮することができる。
次に、サムターンユニット1の使用方法について説明する。
上記したように、スピンドル25のプラス型凹部25bを回転させることにより、図示しないロックボルトを進退させて、施錠・解錠をすることができるが、全てのボタン40、41を押していない状態では、ロックアーム43の回転阻止部51がスリット70に配置されているので、固定部材11とロックアーム43との間では相対回転不可となる。そして、図1に示すように外部に露出する回転部材10に回転力を与えてもスピンドル25は回転させることができず、施錠・解錠操作ができない。
そして、回転部材10を回転させるためには、2個のロックアーム43の回転阻止部51を内側に移動させることが必要である。2個のロックアーム43の回転阻止部51を内側に移動させるには、2組の隣り合う一対のボタン40、41を同じように押すようにして、全てのボタン40、41を押した状態としなければならない。
すなわち、図13(a)に示されるように、ボタン40、41に挿入されているピン40b、41bは貫通孔40a、41aからはみ出している。そのため、図14に示されるように、通常の状態では、第2のボタン41、第1のボタン40の凹部41c、40c、又は、軸部24の凹部35bに進入した状態となっている。
そして、この隣り合うボタン40、41の一方のみを移動させた場合、貫通孔40a、41aの位置は、ボタン41、40の凹部41c、40cの位置とずれるので、図13(b)に示されるように、外側に突出しようとする。しかし、移動したボタン40、41の貫通孔40a、41aの位置は、軸部24の凹部35bの位置とずれることとなり、外側への突出を許さない。そのため、ボタン40、41の下方への移動を不可能にする。
例えば、図16に示されるように、第1のボタン40のみを押すと、第2のボタン41のピン41bは、第1のボタン40によって軸部24の凹部35b方へと移動し、第2のボタン41は下方へ移動できなくなる(図16(a))。また、第1のボタン40のピン40bは、軸部24の凹部35b及び第2のボタン41の凹部41cに引っ掛かって(図16(b))、第1のボタン40のみを押すことができない。
図17に示されるように、第2のボタン41のみを押すと、第1のボタン40のピン40bは、第2のボタン41によって軸部24の凹部35b方へと移動し、第1のボタン40は下方へ移動できなくなる(図17(a))。また、第2のボタン41のピン41bは、軸部24の凹部35b及び第1のボタン40の凹部40cに引っ掛かって(図17(b))、第2のボタン40のみを押すことができない。
そして、いずれの場合にも、第2のボタン41は移動できないため、突起55の移動によって、ロックアーム43の回転阻止部51を内側に移動させることができない。
しかしながら、隣り合う一対のボタン40、41を同時に押した場合、図15に示されるように、ボタン40、41の貫通孔40a、41aに挿通されたピン40b、41bは、ボタン41、40の凹部41c、40cの位置が合った状態で移動する。そのため、上記した場合と異なり、ピン40b、41bの位置が軸部24の凹部35bの位置と異なる位置であっても、ボタン40、41の位置を変更することができる。そして、隣り合うボタン40、41を同時に押すことにより、突起55によってロックアーム43が揺動し、回転阻止部51が内側に移動する。
そして、2組の隣り合う一対のボタン40、41を押した状態、すなわち、全てのボタン40、41を押すと、固定部材11のスリット70に配置されていた2個のロックアーム43の回転阻止部51が内側に移動して、本体部22と固定部材11との間の相対回転が可能となる。
全てのボタン40、41を押した状態で、本体部22を回転させることにより、軸部24の先に設けられたスピンドル25が回転して、施錠又は解錠することができる。
また、節度ピン46が設けられており、節度ピン46の回転位置が、図4(b)で示される溝部30の谷部30aの位置に合う状態となる回転方向に移動方向に向かうように回転力が発生する。そのため、本体部22を回転させると、節度ピン46のあった溝部30から次の溝部30へと相対回転し、さらに、節度ピン46が図4(b)に示される谷部30aに向かって自動的に回転する。また、回転し始めで、回転を中止した場合、節度ピン46が最初にあった谷部30aへと戻る。
このように、本発明のサムターンユニット1では、全てのボタン40、41を押しながら本体部22を回転させなければ、施錠又は解錠することができない。したがって、扉90に貫通孔を開けて、その貫通孔に棒などを挿入し、その棒で本体部22を回転させて不正解錠を行うことが困難となる。
隣り合うボタン40、41を同時に押さなければ、ボタン40、41を押すことができず、両側に設けられた4つのボタン40、41の全てを押しながら回転させることは、上記貫通孔に挿入した棒によっては困難である。また、仮に、4つのボタン40、41の全てを押せたとしても、この押した状態で節度ピン46の相対位置が次の溝部30まで回転させなければ、本体部22の位置が元の状態に戻るため、上記した不正解錠の方法で、本発明のサムターンユニット1を解錠することは困難である。
また、外側から鍵92を用いて施錠・解錠する場合には、上記したように、ボタン40、41を押すことなく回転部材10を回転させることができる。すなわち、鍵92の操作によりスピンドル25を回転させると、回転し始めは軸部24とスピンドル25との間で相対回転するので、2本のロックアーム43の端部75同士が離れるように揺動して回転阻止部51が軸心側に移動し、回転部材10が回転可能となる。さらに、スピンドル25を回転させることにより回転部材10が回転する。
なお、上記したサムターンユニット1の節度ピン46の付勢方向は軸方向であったが、径方向(中心軸に対して垂直な方向)に設けることができる。例えば、図18に示されるような、回転部材10'のように、外周方向に溝部84を設けて、節度ピン46を外側から内側に向かうように付勢することもできる。
次に、本発明の第2の実施形態のサムターンユニット2について説明する。
図19は、本発明の第2の実施形態のサムターンユニットを示した斜視図である。図20は、図19のサムターンユニットの分解斜視図である。図21は、本発明の第2の実施形態の回転部材の分解斜視図である。図22は、図21に示す回転部材の本体部の斜視図であり、(a)は手前側から見た図であり、(b)は扉側から見た図である。図23は、図21に示す回転部材の軸部及びスピンドルを示した分解斜視図である。図24は、軸部の断面図である。図25は、スピンドルの正面図である。図26は、本発明の第2の実施形態のボタン、ロックアーム及びスピンドルの動きを示した模式図であり、(a)は、ボタンを押さない状態を示した図、(b)はボタンを押した状態を示した図、(c)は、スピンドルを回転させた状態を示した図である。図27は、本発明の第2の実施形態のカラーを示した一部断面斜視図である。
本発明の第2の実施形態におけるサムターンユニット2は、図19に示されており、シリンダー91と共に扉90に取り付けられて使用される。そして、サムターンユニット2の回転部材110を回転させて、図示しないロックボルトを進退させることができる。なお、通常の場合と同様に、鍵92により、シリンダー91の機構部分を回転させることにより、図示しないロックボルトを進退させることもできる。
サムターンユニット2は、図20に示されるように、回転部材110、固定部材111、ばね12、カラー113が設けられている。そして、固定部材111には、図示しないネジ穴が設けられており、当該ネジ穴に図示しないネジを螺合することにより扉90側に連結することができる。
回転部材110は、図21に示されるように、キャップ120、本体部122、回転制御機構123、軸部124、スピンドル125を有している。
本体部122は、図19に示されるように、使用状態で外部に露出する部分であり、使用者が回転させることができる部分である。また、図22(a)、(b)に示されるように、本体部122には、摘み部73とベース部74が設けられている。
摘み部73の外形は半円板状であり、ベース部74の外形は円板状である。そして、本体部122は、摘み部73の直線部分でベース部74と接続するような形状であって、ベース部74の接続部分は円板の中心を通過するものである。そして、摘み部73の面とベース部74の面とは垂直となるように接続されている。
また、本体部122には、内部空間128が設けられている。内部空間128には、摘み部73に内部に形成される摘み部側空間128aと、ベース部74の内部に形成されるベース部側空間128bとを有している。そして、ベース部側空間128bには、円形の開口132が形成されている。
摘み部側空間128aは、後述する軸部124の突出部135が挿入される空間であり、軸部124の突出部135を摘み部側空間128aに挿入することにより、本体部122の回転を軸部124に伝えることができる。また、図21に示されるように、本体部122には、貫通孔147が設けられ、ねじ62が挿入される。
半円板状の摘み部73には、摘み部側空間128aに貫通する貫通孔126が2ヵ所設けられている。2ヵ所の貫通孔126の位置は互いに対向する位置であって、板面の表裏に設けられており、貫通孔126の貫通方向は回転部材110の回転軸に向かう方向である。
そして、貫通孔126には後述するボタン44が挿入され、図19に示されるように、貫通孔126に挿入されるとボタン44の一部が露出して突出した状態となる。また、使用時に摘み部73を挟むようにして摘むことにより、2ヵ所のボタン44を内側に移動させることができる。
また、開口132(図22(a)における右側、図22(b)における左側)の端面には、周状に延びる4ヵ所の溝部130が設けられている。各溝部130は、周方向の中央付近の谷部130aが深く、周方向の端部が端面とほぼ等しい高さであり、場所によって深さが異なっている。そして、谷部130aに向かって傾斜してV字状となっている。そして、後述するように、固定部材111と、本体部122とが相対回転し、固定部材111の節度ピン挿入孔172内に配置された節度ピン46が溝部130を相対移動する場合に、ほぼ段差無く移動させることができる。また、溝部130の谷部130aでは節度ピン46が1番突出した状態となる。
軸部124は、図23、図24に示されており、軸方向に貫通している内部空間137が設けられた筒状の部材である。そして、後述するように、軸部124は本体部122と連結されて一体化する。また、軸部124には、突出部135、小径部136が設けられている。突出部135は、軸方向に対して2ヵ所が突出する形状であり、突出部135の外幅は小径部136の外径より大きい。また、突出部135は軸方向に垂直面の断面は突出部分の外幅が長い偏平状であり、この断面形状は本体部122の摘み部側空間128aの形状に合わせられている。そして、突出部135が摘み部側空間128aに挿入されて、本体部122と軸部124との間は回転力が伝達されて同じように回転する。
また、軸部124の突出部135には、ネジ穴138が設けられ、ねじ62が装着される。
小径部136は外形の断面形状が円形の筒状であり、胴部には周状溝148とCリング装着溝189が設けられている。また、小径部136の内側の内部空間137は、断面形状が円形のスピンドル挿入部137aと、断面形状が長方形状のロックアーム挿入部137bが設けられている。
スピンドル挿入部137aにはスピンドル125が挿入され、この状態でCリング149をCリング装着溝189に取り付けてスピンドル125が装着した状態で脱落を防止する。このとき、スピンドル125に設けられる2ヵ所の突起125dは、軸部124の切り欠き部64に配置し、2ヵ所の突起125dの間の溝125eに、Cリング149を配置する。そのため、切り欠き部64の分だけ、スピンドル125と軸部124との間で相対回転が可能である。
また、図24のように、軸部124の内部空間137のロックアーム挿入部137bにロックアーム143を挿入し、ロックアーム挿入部137bを貫通する貫通孔136bにピン52を挿入して、ロックアーム143を揺動可能に固定することができる。そして、軸部124にロックアーム143を装着すると、突起状の回転阻止部151が軸部124の小径部136から突出した状態となり、ロックアーム143のボタン側端部86が軸部124の突出部135側に位置する。
図21に示すように、ロックアーム143は2個設けられており、各ロックアーム143の揺動方向は、回転部材110やスピンドル125の回転軸に対して近接・離反する方向である。
また、軸部124には、貫通孔150が設けられている。貫通孔150は、貫通孔136bの軸方向にほぼ垂直に貫通する角状の孔である。
図23、図25に示されるように、スピンドル125は軸状の部材であり、軸方向の両端に、凸部であるマイナス型凸部125aと凹部であるプラス型凹部125bが設けられた部材である。また、スピンドル125の胴部には上記した突起125d及び溝125eをを有している。
マイナス型凸部125aは、直線状に突出する部分であり、回転部材110の回転軸に垂直な断面の形状が長方形状である。そして、スピンドル125を軸部124に固定すると、マイナス型凸部125aは2本のロックアーム143のスピンドル側端部75に挟まれる。そのため、スピンドル125と軸部124との間で相対回転すると、2本のロックアーム143の端部75同士が離れるように揺動し、回転阻止部151が軸心側に移動する。
なお、スピンドル125に設けられ、2本のロックアーム143のスピンドル側端部75の間に配置される部分は、回転部材110の回転軸に垂直な断面の形状が偏平する形状であって、回転によって幅が変化する形状であればよく、マイナス型凸部125aの形状以外でもよい。
プラス型凹部125bは、図25に示されるように、十文字状に凹部が形成された部分である。プラス型凹部125bは所定の部材に係合することができ、この係合がされている状態で、スピンドル125を回転させることにより、図示しないロックボルトが進入・退出して施錠・解錠を行うことができる。
回転制御機構123には、図21に示すように、ボタン44、ロックアーム143、ばね53、54が設けられている。
ボタン44は、露出部44a及びロックアーム操作片155を有し、露出部44aの裏側には穴部156が形成されている。
本実施形態のボタン44は2個設けられており、各ボタン44は貫通孔126に配置されて、露出部44aの一部が外部に露出する状態となっている。また、2個のボタン44の露出部44aの突出方向は外側であって互いに反対方向となっており、2個のボタン44を挟み付けるように押しつけるように押動操作することにより、2個のボタン44を同時に内側へ移動させることができる。このように、ボタン44の押動方向は、外側から内側に向かう方向である。
また、穴部156には、後述するばね53が挿入されて、2個のボタン44を外側に付勢する。なお、ボタン44はロックアーム操作片155が引っ掛かることにより、貫通孔126から外側に抜けて外れることはない。
ロックアーム操作片155は、ロックアーム143のボタン側端部86の外側に配置されているものであり、ボタン44の露出部44aを押して押動操作することにより、ロックアーム操作片155がロックアーム143のボタン側端部86を内側に押して、ロックアーム143を揺動させることができる。具体的には、露出部44aが内側に移動すると、ロックアーム143の回転阻止部151が内側に移動する。
ロックアーム143は棒状の部材であり、突起状の回転阻止部151と貫通孔176が設けられている。そして、上記したように、ロックアーム143は軸部124のピン52を軸(支点)として揺動することができ、この揺動によって回転阻止部151が移動するものである。そして、この揺動方向は、回転阻止部151の突出方向であり、ロックアーム143の揺動によって、回転阻止部151の位置を変えることが可能である。
ロックアーム143の揺動の支点となる貫通孔176の位置は、スピンドル125側の端部75に近い位置であり、回転阻止部151から遠い位置である。そのため、ロックアーム143を同じように揺動させる場合であっても、ボタン側端部86を内側に移動させる方が、スピンドル側端部75を外側に移動させるよりも距離が大きくなる。そして、回転阻止の解除を行う場合の、ボタン44の押動操作の距離を確保することができ、また、スピンドル125の相対回転を小さくすることができる。
上記したボタン44、ロックアーム143はそれぞれ2個ずつ設けられている。そして、本体部122の2ヵ所の貫通孔126に、2個のボタン44が対向するように配置される。また、2個のボタン44のロックアーム操作片155の内側にそれぞれのロックアーム143が配置しており、ロックアーム操作片155が内側に移動することによって、対応するロックアーム143が揺動する。
ボタン44は2個設けられるが、各ボタン44の配置は、回転部材110の中心に対して180°回転対称となるような配置であり、各ボタン44の押動方向は、互いに反対方向であって、他のボタン44側に向いている。
図26は、ボタン44と、ロックアーム143、固定部材111の一部の位置関係を示したものである。
ばね53は、ボタン44を外側に向かって付勢するものであり、ばね53はボタン44同士の間に配置されている。そして、2個のボタン44は、回転部材111の回転軸に垂直な方向に互いに対向する位置に設けられ、ボタン44を外側に付勢する。また、ばね54は、2個のロックアーム143の間に設けられており、それぞれのロックアーム143を外側に向かって付勢する。
したがって、通常の状態では、図26(a)に示されるように、ボタン44及びロックアーム143は外側に移動して位置している。
また、図26(a)に示されるように、回転阻止部151が固定部材111のスリット170に配置され、ボタン44を押動操作しない通常の状態では、回転部材110と固定部材111との相対回転を阻止している。そして、ボタン44を押して、ボタン44のロックアーム操作片155が内側に移動すると、貫通孔176を軸として回転して、ロックアーム143の回転阻止部151がスリット170から脱出して内側に移動する(図26(b))。回転阻止部151が内側に移動すると、スリット170の内側へ移動し、回転部材110と固定部材111との相対回転を可能とすることができる。
また、上記した鍵92を操作することによっても、図示しないロックボルトが進入・退出して施錠・解錠を行うことができるが、サムターンユニット2の回転阻止部151によって、回転部材110の回転が阻止されているので、これを解除する必要がある。このため、鍵92による施錠・解錠の操作を行った場合には、図26(c)に示されるように、スピンドル125が回転して、ロックアーム143との間で相対回転し、ロックアーム143のスピンドル側端部75の間を押し広げ、ロックアーム143を揺動させる。そして、2本のロックアーム143のスピンドル側端部75同士が離れるように揺動して回転阻止部151が軸心側に移動し、回転部材110の回転が阻止が解除されて回転部材110が回転する。
また、本体部122の貫通孔147にはネジ62が挿通される。このネジ62は、軸部124のネジ穴138と螺合することができる。そして、本体部122と軸部124とが固定される。
なお、回転制御機構123のボタン44やロックアーム143についても、軸部124と共に回転するので、本体部122の回転と連動する。
さらに、キャップ120が本体部122の摘み部73に装着されている。キャップ120は摘み部73の縁に合わせた半円の円弧状の部材であり、キャップ120には係合部120aが設けられている。そして、、係合部120aが摘み部73の表面側に設けられた凹部73aに挿入されて本体部122に固定される。
図20に示されるように、固定部材111は、軸受部材115とハウジング部材116とからなる。そして、軸受部材115をハウジング部材116の挿入部116aに挿入した状態で、ハウジング部材116の貫通孔116aにねじ83を挿入して、軸受部材115に設けられた図示しないねじ穴にねじ83を螺合して、軸受部材115とハウジング部材116とが一体化される。
そして、図20に示されるように、固定部材111には、小径部165、大径部167、偏心部168を有している。
小径部165は軸受部材115の一部であって円筒形状であり、軸方向に延びる4ヵ所のスリット170が設けられている。そして、スリット170の幅は、回転制御機構123のロックアーム143の回転阻止部151の幅よりも大きく、回転阻止部151がスリット170に移動することができる。そして、回転阻止部151がスリット170に配置されている状態では、本体部122の回転が阻止され、回転阻止部151がスリット170から内側に移動して、スリット170に配置されていない状態となると本体部122の回転が可能となる。スリット170は90°ごとに設けられている。
通常、ロックアーム143は外側に付勢されて、回転阻止部151がスリット170に配置されているので、固定部材111とロックアーム143との間では相対回転不可である。
また、小径部165の外径は、本体部122の内部空間128と比べてほぼ同じかやや小さく、また、小径部165の内径は、軸部124の小径部136と同じかやや大きい。そのため、小径部165を、本体部122の内部空間128の内側であって、軸部124の外側に挿入することができる。
小径部165には、径方向に貫通する貫通孔171が設けられている。この貫通孔171の位置は、図21、図23に示される軸部124の周状溝148の位置に対応している。そして、ピン71aを貫通孔171に挿入して、ピン71aを周状溝148に入れることにより、軸部124と固定部材111との間で、回転を可能にしながら、軸部124や本体部122が外れることを阻止することができる。なお、サムターンユニット2が組み立てられると、ピン71aは、本体部122のベース部74の内側に位置するので、ピン71aが外側に抜けて外れることがない。
大径部167には、フランジ部166、ねじ部166a及び節度ピン挿入穴172が設けられている。フランジ部166は軸受部材115の一部分であり、ねじ部166aはハウジング部材116の一部分であり、節度ピン挿入穴172は軸受部材115に形成されている。
フランジ部166は、外形が円形であるフランジ状の部分である。また、節度ピン挿入穴172は、開口がフランジ部166に形成されるものであって、回転部材110側が開口し、回転部材110の回転軸方向に延びる有底の丸穴である。そして、節度ピン挿入穴172には、節度ピン46とばね75が挿入されており、節度ピン46は本体部122側に向かって付勢されている。
ねじ部166aは、大径部167の外周に形成される雄ねじ状の部分であり、カラー113のねじ部113aと螺合される。
節度ピン挿入穴172及び節度ピン46の回転位置と、回転部材110に設けられる溝部130の谷部130aとの回転位置の位置関係は、次のような位置関係である。すなわち、ロックアーム143の回転阻止部151の回転位置がスリット170となる状態で、節度ピン46の回転位置が、溝部130の谷部130aの位置に合う状態である。
偏心部168は外形が円形であるが、偏心部168の中心は、小径部165や大径部167の中心軸に対してずれている。
また、偏心部168の形状は、扉90の取付部分の形状に合わせられる。
カラー113は、図27に示されるように、略円柱状の内部空間80が設けられ、内側にねじ部113aが形成されている。そして、固定部材111のねじ部166aとカラー113のねじ部113aが螺合して、内部空間80に固定部材111が配置する。
次に、サムターンユニット2の使用方法について説明する。
上記したように、サムターンユニット2のスピンドル125のプラス型凹部125bを回転させることにより、図示しないロックボルトを進退させて、施錠・解錠をすることができるが、2ヵ所のボタン44を押していない状態では、ロックアーム143の回転阻止部151がスリット170に配置されているので、固定部材111とロックアーム143との間では相対回転不可である。そして、回転部材110に回転力を与えてもスピンドル125を回転させることができず、施錠・解錠操作ができない。
そして、回転部材110を回転させるためには、2個のロックアーム143の回転阻止部151を内側に移動させることが必要である。2個のロックアーム143の回転阻止部151を内側に移動させるには、2個のボタン44を同時に押した状態とする。
すなわち、2個のボタン44を同時に押すことにより、ロックアーム操作片155によって2個のロックアーム143が揺動し、2ヵ所の回転阻止部151が内側に移動する。
したがって、2個のボタン44を押すと、固定部材111のスリット170に配置されていた2個のロックアーム143の回転阻止部151が内側に移動してスリット170から脱出して、本体部122と固定部材111との間の相対回転が可能となる。
したがって、2個のボタン44を押した状態で、本体部122を回転させることにより、軸部124の先に設けられたスピンドル125が回転して、施錠又は解錠することができる。
また、節度ピン46が設けられており、節度ピン46の回転位置が、図22(b)で示される溝部130の谷部130aの位置に合う状態となる回転方向に移動方向に向かうように回転力が発生する。そのため、本体部122を少し回転させると、節度ピン46のあった溝部130から次の溝部130へと相対回転し、さらに、節度ピン46が図22(b)に示される谷部130aに向かって自動的に回転する。また、回転し始めで、回転を中止した場合、節度ピン46が最初にあった谷部130aへと戻る。
このように、本発明のサムターンユニット2では、2個のボタン44を押しながら本体部122を回転させなければ、施錠又は解錠することができない。したがって、扉90に貫通孔を開けて、その貫通孔に棒などを挿入し、その棒で本体部122を回転させて不正解錠を行うことが困難となる。
すなわち、2個のボタン44を同時に押さなければ、回転部材110を回転させることができないので、上記貫通孔に挿入した棒によっては困難である。また、仮に、2個のボタン44を押せたとしても、この押した状態で節度ピン46の相対位置が次の溝部130まで回転させなければ、本体部122の位置が元の状態に戻るため、上記した不正解錠の方法で、本発明のサムターンユニット2を解錠することは困難である。
また、外側から鍵92を用いて施錠・解錠する場合には、上記したように、ボタン44を押すことなく回転部材110を回転させることができる。すなわち、鍵92の操作によりスピンドル125を回転させると、スピンドル125の回転し始めはロックアーム143が回転しないため、軸部124とスピンドル125との間で相対回転する。そして、スピンドル125のマイナス型凸部125aが回転することにより、2本のロックアーム43の端部75同士が離れるように揺動して回転阻止部51が軸心側(内側)に移動し、回転部材110が回転可能となる。さらに、スピンドル25を回転させることにより回転部材110が回転する。
本発明の第1の実施形態のサムターンユニットを示した斜視図である。 図1のサムターンユニットの分解斜視図である。 本発明の第1の実施形態の回転部材の分解斜視図である。 本発明の第1の実施形態の回転部材の本体部の斜視図であり、(a)は手前側から見た図であり、(b)は扉側から見た図である。 本発明の第1の実施形態の回転部材の軸部及びスピンドルを示した斜視図である。 本発明の第1の実施形態の軸部の断面図である。 本発明の第1の実施形態のスピンドルの正面図である。 本発明の第1の実施形態のボタン、ロックアーム及びスピンドルの動きを示した模式図であり、(a)は、ボタンを押さない状態を示した図、(b)はボタンを押した状態を示した図である。 本発明の第1の実施形態の蓋部を示した斜視図である。 本発明の第1の実施形態の蓋部を示したB−B断面での断面図である。 本発明の第1の実施形態の固定部材を示したE−E断面での断面図である。 本発明の第1の実施形態のカラーを示した一部断面斜視図である。 本発明の第1の実施形態のボタンを示した斜視図であり、(a)は隣り合う一対のボタンを押さない状態を示す図、(b)は隣り合う一対のボタンの一方のみを押した状態を示す図である。 隣り合う一対のボタンの断面図であり、(a)はC−C断面を示す図、(b)はD−D断面を示す図である。 隣り合う一対のボタンの断面図であり、(a)はC−C断面を示す図、(b)はD−D断面を示す図である。 隣り合う一対のボタンの断面図であり、(a)はC−C断面を示す図、(b)はD−D断面を示す図である。 隣り合う一対のボタンの断面図であり、(a)はC−C断面を示す図、(b)はD−D断面を示す図である。 回転部材の変形例を示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態のサムターンユニットを示した斜視図である。 図19のサムターンユニットの分解斜視図である。 本発明の第2の実施形態の回転部材の分解斜視図である。 図21に示す回転部材の本体部の斜視図であり、(a)は手前側から見た図であり、(b)は扉側から見た図である。 図21に示す回転部材の軸部及びスピンドルを示した分解斜視図である。 軸部の断面図である。 スピンドルの正面図である。 本発明の第2の実施形態のボタン、ロックアーム及びスピンドルの動きを示した模式図であり、(a)は、ボタンを押さない状態を示した図、(b)はボタンを押した状態を示した図、(c)は、スピンドルを回転させた状態を示した図である。 本発明の第2の実施形態のカラーを示した一部断面斜視図である。
1、2 サムターンユニット
10、10'、110 回転部材
11、111 固定部材
22、122 本体部
23、123 回転制御機構
24、124 軸部
25、125 スピンドル
25a、125a マイナス型凸部
37、137 内部空間
40、41、44 ボタン
43、143 ロックアーム
51、151 回転阻止部
53 ばね
70、170 スリット
75 端部
90 扉
92 鍵

Claims (6)

  1. 扉に取り付けられる固定部材と、前記固定部材と相対回転が可能であって外部に露出した回転部材とを有し、回転部材を回転させて施錠・解錠を行うことができ、また、所定の鍵を用いても施錠・解錠を行うことができるサムターンユニットにおいて、
    前記回転部材は回転制御機構を有し、前記回転制御機構には、揺動可能な2個のロックアームと、外部に露出し、押動操作によってロックアームを揺動させることができるボタンと、ロックアーム同士の間に配置されて所定の鍵を用いることにより回転を行うことが可能なスピンドルとが設けられ、前記ロックアームには、回転部材と固定部材との間の相対回転を阻止する回転阻止部が設けられており、
    各ロックアームは、スピンドルの回転軸に対して近接・離反する方向に揺動するものであると共に、スピンドルは、回転によりロックアーム同士が離れるように揺動させるもので、
    ボタンの押動操作、及び、スピンドルの回転操作のいずれかが行われた場合には、ロックアームが揺動し、前記相対回転の阻止を解除することができることを特徴とするサムターンユニット。
  2. 扉に取り付けられる固定部材と、前記固定部材と相対回転が可能であって外部に露出した回転部材とを有し、回転部材を回転させて施錠・解錠を行うことができ、また、所定の鍵を用いても施錠・解錠を行うことができるサムターンユニットにおいて、
    前記回転部材は回転制御機構を有し、前記回転制御機構には、揺動可能な2個のロックアームと、外部に露出し、押動操作によってロックアームを揺動させることができるボタンと、所定の鍵を用いることにより回転を行うことが可能なスピンドルとが設けられ、
    前記ロックアームは、回転部材と固定部材との間の相対回転を阻止する回転阻止部が設けられ、ピンを支点として揺動するものであり、
    ボタンは、ロックアームのボタン側端部に配置されると共に、スピンドルは、ロックアームのスピンドル側端部に配置されており、
    前記回転阻止部とピンとの位置関係は、ロックアームのスピンドル側端部同士が離れるように揺動すると、回転阻止部がサムターンユニットの軸心側に移動し、ロックアームのボタン側端部がサムターンユニットの内側に移動すると、回転阻止部が当該内側に移動するものであることを特徴とするサムターンユニット。
  3. ロックアームの回転阻止部は突起状であり、回転阻止部が固定部材のスリットに挿入して回転阻止が行われ、回転阻止部が内側に移動することによりスリットから脱出して回転阻止が解除されるものであることを特徴とする請求項1又は2に記載のサムターンユニット。
  4. 回転部材には軸部が設けられ、前記軸部は軸方向に貫通している内部空間が設けられた部材であり、ロックアームは前記内部空間に配置されて、軸部に対して揺動可能となっていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のサムターンユニット。
  5. スピンドルには凸部を有しており、前記凸部をロックアームの端部同士の間に配置して、スピンドルの相対回転によりロックアームの端部の間を押し広げ、ロックアームを揺動させることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のサムターンユニット。
  6. スピンドルの凸部はマイナス型であることを特徴とする請求項5に記載のサムターンユニット。
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