JP6922521B2 - 非磁性ガーネット単結晶の育成方法 - Google Patents

非磁性ガーネット単結晶の育成方法 Download PDF

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Description

本発明は、坩堝内に収容された単結晶用原料を融解し、得られた原料融液に種結晶を接触させて引き上げる「回転引上げ法」により組成式(Gd3-xCax)(Ga5-x-2yZrx+yMgy)O12(但し、0≦x<3、0≦y<2.5)で表される非磁性ガーネット(以下、SGGGと略称する)単結晶を育成する方法に係り、特に、1回の単結晶育成で消費された分の単結晶用原料を育成後の坩堝内にチャージ(補充)してSGGG単結晶の育成を繰り返す「繰り返しチャージ育成法」によるSGGG単結晶の育成方法に関するものである。
通信用光アイソレータに用いられるファラデー回転子の材料として、Bi置換型希土類鉄ガーネット単結晶膜(Bi-RIG:Rare-earth iron garnet)が広く用いられており、このBi-RIG単結晶膜は、非磁性ガーネット(SGGG)基板を種基板結晶にして液相エピタキシャル(Liquid Phase Epitaxy;LPE)成長法により育成されている。
また、SGGG基板はSGGG単結晶の直胴部を切断して作製され、Bi-RIG単結晶膜の育成を安定させるため、トップ基板(SGGG単結晶における直胴部の有効部上端を切断して得られたSGGG基板を意味する)の「面内平均格子定数(Å)」や「面内格子定数ばらつき(Å)」には厳しい規格が定められている。
そして、上記SGGG単結晶の育成は、界面反転操作を伴うチョクラルスキー(CZ:Czochralski)法等の「回転引上げ法」により行われ、予め混合したGd23、Ga23、MgO、ZrO2、CaCO3等の単結晶用原料を図1に示す育成炉1のイリジウム製坩堝8内に所定量仕込み、高周波コイル10への投入電力を制御して所定量の原料融液9を得た後、坩堝8内の原料融液9に種結晶6を接触させ、種結晶6を回転させながら該種結晶6を徐々に引き上げてSGGG単結晶7を育成している。
尚、SGGG単結晶の育成においては、イリジウム坩堝8内に仕込んだ単結晶用原料の37〜47%を結晶化させた時点(固化率:37〜47%)で育成を終了させるため、育成後の坩堝8内には初期に仕込んだ単結晶用原料の53〜63%程度が残っており(特許文献1参照)、坩堝8内に残った単結晶用原料を原料残渣と呼んでいる。そして、次の育成を行う場合、坩堝内の原料残渣を全て取り出して新たな単結晶用原料をチャージする方法は採られておらず、図2に示すように、直前に育成した結晶重量と同重量の単結晶用原料(1回の単結晶育成で消費された分の単結晶用原料)を坩堝8内に追加チャージして育成する「繰り返しチャージ育成法」と呼ばれる手法が採られている。
ところで、上記SGGG単結晶は、図3に示すように肩部と直胴部とで構成されている。上記肩部は、種付け時に種結晶により融液が急冷されることで発生した転位を結晶側面に伝播させるために界面形状を融液側に凸型として育成する。その後、結晶直径が所望の大きさとなったら、ファセット成長に伴う歪の発生を抑制するため界面反転操作を行って界面形状を凸型から平坦にしている。具体的には、種結晶の引上を停止しかつ結晶回転を増速させることで界面を平坦化させている。そして、界面反転終了後に種結晶の引上を再開して直胴部を育成し、所望とする直径および長さのSGGG単結晶7が育成される。
上記「肩部」は、図3に示すように原料融液9に種結晶6を接触させて引上げを開始した時から界面反転終了までとし、界面反転が実施された後、結晶の引上げを再開し、引上げが終了し融液面より結晶を切り離した結晶最下端から10mm上側までが一般に「直胴部」である。
また、直胴部における「有効部」は、直胴部の内、SGGG基板に用いられる部分であり、図3に示す「トップ基板」は、上述したように有効部の上端を切断して得られたSGGG基板を意味し、図3に示す「ボトム基板」は、有効部の下端を切断して得られたSGGG基板を意味する。
尚、界面反転位置から有効部上端までの結晶部位は、界面反転による内部歪が残留しており、結晶育成後や結晶加工時のクラックや割れの原因になる。このため、界面反転位置から45mm以上成長した位置が「有効部の上端」であり、「有効部の下端」(直胴部の下端も同様)は育成終了時における結晶最下端より10mm上側の位置が一般的である。
そして、育成されたSGGG単結晶を育成炉1から取出し、熱歪を除去するアニール処理を行なってから、規格に合わせた厚さのSGGG基板に加工される。
特開2016−166118号公報 特願2016−164414号明細書 特開2017−007873号公報
ところで、本発明者は、生産コストの削減を目的として、SGGG単結晶インゴットから多くのSGGG基板を得るため、図3に示す有効部(SGGG基板として使用できる部分)の長さを従来の55mmから70mmに伸長させるSGGG単結晶の育成方法を既に提案している(特許文献2参照)。
すなわち、特許文献2に記載の方法は、界面反転操作を伴う回転引上げ法によりSGGG単結晶の肩部を育成する際、転位等の結晶欠陥やクラック等の発生を抑制しながら肩部長を短縮(80mmから75mmに短縮)させて、SGGG基板として使用可能な「有効部」の長さを相対的に伸長させる方法で、肩部の最大直径が15mm以上35mm以下の範囲において、結晶引上距離1mm当たりの肩部の直径増加量が小さくなる(1.75mm以下)ように調整する方法であった。そして、この方法により、SGGG基板として使用可能な「有効部」の長さが従来の55mmから70mmに伸長されたSGGG単結晶を育成することは可能となった。
しかし、上述の「繰り返しチャージ育成法」により「有効部」の長が70mmに伸長されたSGGG単結晶を繰り返し育成した場合、「有効部」の長さを従来の55mmにした場合と比較して育成回数が著しく低下する新たな問題が確認された。
すなわち、「有効部」の長さを従来の55mmとした場合、繰り返し育成回数が10回まで冷却時におけるクラックの発生は確認されなかった(11回以降の単結晶の育成は実施していない)のに対し、「有効部」の長さを70mmとした場合には、育成回数7回目と8回目で連続して冷却時におけるクラックの発生が確認された。
このときの各トップ基板における「面内平均格子定数(Å)」を図4に示す。
「有効部」の長さ(有効部長)が55mm(図4中の符号□参照)の場合に較べ、有効部長が70mm(図4中の符号◇参照)の場合は、単結晶の繰り返し育成回数が増えるに従いトップ基板の格子定数が上昇する傾きが大きく、冷却時クラックの発生が確認された育成回数7回目には上記「面内平均格子定数(Å)」が規格を超えていたと推定される。このため、冷却時クラック発生の原因は原料融液の組成ずれと考えて、育成回数8回目後に坩堝内の単結晶用原料を全交換せざるを得なかった。
本発明はこのような問題に着目してなされたもので、その課題とするところは、「繰り返しチャージ育成法」で有効部長が伸長されたSGGG単結晶を育成する場合においても繰り返し育成回数が低下しないSGGG単結晶の育成方法を提供することにある。
本発明者は、「繰り返しチャージ育成法」で有効部長が伸長されたSGGG単結晶を育成した場合に繰り返し育成回数が低下する原因と、繰り返し育成回数が低下しない手法を見出すため、以下に示す技術的検討を行った。
(1)「繰り返しチャージ育成法」で有効部長が伸長されたSGGG単結晶を育成した場合に繰り返し育成回数が低下する原因
「繰り返しチャージ育成法」で有効部長が伸長されたSGGG単結晶を育成した場合に育成回数が低下する原因(すなわち、育成回数を増やした場合に基板の格子定数が上昇して冷却時クラックを発生させる原因)は上述した原料融液の組成ずれと考えられる。
ところで、原料融液の組成と育成されるSGGG基板の格子定数との関係については、特許文献3において、単結晶用原料の融解時におけるガリウム(Ga)蒸発量がSGGG基板の格子定数と関係があると記載されている。従って、SGGGの構成元素中で格子定数と相関があるのはガリウム(Ga)と想定される。
そこで、「繰り返しチャージ育成法」で育成されたSGGG単結晶について、ICP分析して「育成回数」と「育成されたSGGG単結晶中のガリウム組成」との関係を調べたところ、図5に示すような結果が得られた。図5のグラフ図に示されているように、育成されたSGGG単結晶中のガリウム組成が単結晶の育成回数毎に減少し、ガリウム組成の減少傾きは、有効部長が55mmの場合(図5中の符号◇参照)に較べて有効部長が70mmの場合(図5中の符号□参照)は約20倍と非常に大きいことが確認される。
このため、有効部長が55mmの場合に較べ、有効部長が70mmの場合にガリウム組成の減少傾きが20倍と大きくなる原因について更なる分析を行った。
まず、SGGG単結晶の有効部長を55mmから15mm伸ばして70mmにする場合、単結晶育成時における直胴部の引上げ距離を単純に15mm長くすることで達成することは可能である。しかし、特許文献2によると、直胴部の引上げ距離を単純に15mm長くした場合、単結晶育成後の冷却時において、育成炉内における引き上げ方向の温度分布により、育成されたSGGG単結晶が位置する結晶上端と下端の温度差が有効部長55mmの場合に較べて大きくなるため、クラックが発生し易い。このクラック発生を防止するため、特許文献2においては、肩部長を短縮(80mmから75mmに短縮)させて有効部長を相対的に伸長させる方法を提案している。
しかし、特許文献2に記載の方法により肩部長を5mm短縮して育成された有効部長70mmの上記SGGG単結晶の重量は5300gで、有効部長が55mmである従前のSGGG単結晶の重量(4800g)に較べ500gも多い。このため、1回のSGGG単結晶育成で消費された分の単結晶用原料(5300g)を単結晶育成後の坩堝内にチャージ(補充)して次の単結晶育成を実施する場合、原料残渣が存在する坩堝空間内に固体の単結晶用原料(5300g)全量を1回でチャージすることは困難で、2回に分けてチャージせざるを得なかった。すなわち、原料残渣が存在する坩堝空間内に単結晶用原料(5300g)の一部をチャージし、原料残渣とチャージされた単結晶用原料を加熱融解させて坩堝内空間を確保した後、残りの原料をチャージし、加熱融解させて所定量の原料融液を調製している。
このため、特許文献2に記載の方法により肩部長が5mm短縮された有効部長70mmのSGGG単結晶を「繰り返しチャージ育成法」で育成する場合、2回の加熱融解操作が必要となる分、育成毎のガリウム蒸発量が増加し、この結果、単結晶育成毎に減少するガリウム組成の傾きが大きくなったと推測され、これが原因となって繰り返し育成回数が著しく低下したと考えられる。
(2)繰り返し育成回数が低下しない手法
そこで、原料残渣が存在する坩堝内への1回の原料補充操作と加熱融解操作で所定量の原料融液を調製できる方法(すなわち、1回の単結晶育成で消費される分の単結晶用原料を減少させる方法)を見出すため、有効部長70mmのSGGG単結晶について上記有効部以外の部位を短縮させる手法を検討した。
まず、図3に示す直胴部の「界面反転位置」から「有効部上端」までの距離を短縮させて有効部長が70mmであるSGGG単結晶の重量を減少させる手法を検討した。
しかし、上記トップ基板(有効部上端を切断して得られるSGGG基板)の位置を「界面反転位置」に近づけた(すなわち、界面反転位置から45mm未満)場合、トップ基板における「面内平均格子定数(Å)」の仕様を超えてしまうことが懸念される。
ところで、SGGG基板における格子定数の測定位置は図6に示すように3点で、基板中心を含む3点の格子定数を測定し、測定された格子定数の最大値から最小値を差し引いた値が「面内格子定数ばらつき(Å)」である。
先に述べたように単結晶育成時における肩部の界面形状は融液側に凸型であるため、面内中心のファセット部が出現してその部分の格子定数は大きくなる。肩部の育成後、界面反転操作により上記ファセット部を消滅させて界面形状が平坦化され「面内格子定数ばらつき(Å)」は減少するが、回転軸である結晶中心近傍の原料融液は撹拌され難く、界面反転後、面内中心における格子定数が高い状態はすぐには解消されない。このため、トップ基板の位置(すなわち、有効部上端)は、上述したように界面反転下(界面反転位置から)45mmとしている。
しかし、「界面反転下からの距離(mm)」と「面内格子定数ばらつき(Å)」との関係を示す図7のグラフ図から、界面反転下(界面反転位置から)45mmの位置における「面内格子定数ばらつき(Å)」は、有効部長が55mmと70mmの各SGGG単結晶において、両方共、規格の半分であり、有効部長が70mmのSGGG単結晶はトップ基板の位置を界面反転下40mmとしても十分規格内に収まると考えられる。
そこで、直胴部の「界面反転位置」から「有効部上端」までの距離を5mm短縮した分、直胴部長も5mm短くなるように特許文献2の方法によりSGGG単結晶を育成したところ、肩部長が5mm短縮された有効部長70mmのSGGG単結晶重量を200g減少させること(5300g−200g=5100g)が可能となり、この結果、原料残渣が存在する坩堝内への1回の原料補充操作と加熱融解操作により所定量の原料融液を調製できることが確認された。
このときの「育成回数」と育成された「単結晶中のガリウム組成」との関係は、加熱融解操作が2回のSGGG単結晶(肩部長を5mm短縮しかつ有効部上端位置が界面反転下45mmである有効部長70mmのSGGG単結晶:図8中の符号□参照)に較べ、加熱融解操作が1回のSGGG単結晶(肩部長を5mm短縮しかつ有効部上端位置が界面反転下40mmである有効部長70mmのSGGG単結晶:図8中の符号△参照)のガリウム組成の減少傾きは約半分となった。この結果、図9の符号△で示すように、育成毎に「面内平均格子定数(Å)」が上昇する傾きは小さくなり、育成回数9回まで規格内のクラックフリー単結晶(冷却時クラック発生のない単結晶)を得ることが可能となった。
また、図10に示すようにトップ基板の「面内格子定数ばらつき(Å)」も育成回数が9回までの全てで規格内となり、トップ基板の位置(すなわち、有効部上端)を界面反転下(界面反転位置から)40mmに設定しても支障がないことが確認された。
本発明はこのような技術的分析を経て完成されている。
すなわち、本発明に係る第1の発明は、
育成炉内に配置された坩堝に単結晶用原料を収容し、該原料を加熱して融解させた後、得られた所定量の原料融液に種結晶を接触させかつ種結晶を回転させながら上方へ引き上げる回転引上げ法により組成式(Gd3-xCax)(Ga5-x-2yZrx+yMgy)O12(但し、0≦x<3、0≦y<2.5)で表される非磁性ガーネット単結晶を育成する方法であって、
1回の単結晶育成で消費された分の単結晶用原料を単結晶育成後の坩堝内に補充し、単結晶育成後に消費されずに坩堝内に残った原料残渣と補充した単結晶用原料を加熱融解させて上記所定量の原料融液を調製し、非磁性ガーネット単結晶の育成を繰り返す非磁性ガーネット単結晶の育成方法であると共に
上記原料残渣を含む坩堝内への1回の原料補充操作と加熱融解操作で上記所定量の原料融液が調製される非磁性ガーネット単結晶の育成方法において
直径150mm、高さ150mmの坩堝を用い、界面反転操作を伴う肩部の育成工程と直胴部の育成工程を含む回転引上げ法により、肩部下端の直径が70mmで肩部の長さが75mm、直胴部の長さが110mm、直胴部の界面反転位置から有効部上端までの距離が40mm、および、有効部の直径が80mmで長さが70mmである非磁性ガーネット単結晶を育成することを特徴とする。
また、第2の発明は、
第1の発明に記載の非磁性ガーネット単結晶の育成方法において、
育成する単結晶の固化率[(結晶重量÷原料重量)×100]が40.5%以下であることを特徴とする
本発明の「繰り返しチャージ育成法」による非磁性ガーネット単結晶の育成方法によれば、原料残渣を含む坩堝内への1回の原料補充操作と加熱融解操作で所定量の原料融液が調製されるため、上記加熱融解操作が複数回の場合と比較して非磁性ガーネット単結晶の構成元素であるガリウム(Ga)成分の蒸発量を抑制することが可能となる。
従って、「繰り返しチャージ育成法」による単結晶の育成回数を増やしても原料融液の組成変動が少ないため、非磁性ガーネット単結晶を効率的に育成することが可能となる。
本実施の形態に係る非磁性ガーネット(SGGG)単結晶の育成方法に用いられる育成炉の概略構成を示す説明図。 1回の単結晶育成で消費された分の単結晶用原料を育成後の坩堝内にチャージしてSGGG単結晶の育成を繰り返す「繰り返しチャージ育成法」の工程説明図。 本実施の形態に係るSGGG単結晶の肩部と直胴部の一例を示す説明図。 「繰り返しチャージ育成法」によるSGGG単結晶の「育成回数」と育成されたSGGG単結晶の「トップ基板の面内平均格子定数(Å)」との関係を示すグラフ図で、符号□は育成されるSGGG単結晶の有効部長が55mmの場合、符号◇は育成されるSGGG単結晶の有効部長が70mmの場合を示す。 「繰り返しチャージ育成法」によるSGGG単結晶の「育成回数」と育成されたSGGG単結晶の「単結晶中のガリウム組成」との関係を示すグラフ図で、符号□は育成されるSGGG単結晶の有効部長が70mmの場合、符号◇は育成されるSGGG単結晶の有効部長が55mmの場合を示す。 「面内平均格子定数(Å)」および「面内格子定数ばらつき(Å)」を求める場合のSGGG基板における格子定数の測定位置を示す説明図。 育成されたSGGG単結晶におけるトップ基板の「界面反転下からの距離(mm)」と上記トップ基板の「面内格子定数ばらつき(Å)」との関係を示すグラフ図で、試料1はSGGG単結晶の有効部長が55mmの場合、試料2はSGGG単結晶の有効部長が70mmの場合を示す。 「繰り返しチャージ育成法」によるSGGG単結晶の「育成回数」と育成された「単結晶中のガリウム組成」との関係を示すグラフ図で、符号□は原料補充操作と加熱融解操作が2回のSGGG単結晶(肩部長を5mm短縮しかつ有効部上端位置が界面反転下45mmである有効部長70mmのSGGG単結晶)の場合、符号△は原料補充操作と加熱融解操作が1回のSGGG単結晶(肩部長を5mm短縮しかつ有効部上端位置が界面反転下40mmである有効部長70mmのSGGG単結晶)の場合、および、符号◇は原料補充操作と加熱融解操作が1回のSGGG単結晶(有効部長が55mmの従来例に係るSGGG単結晶)の場合を示す。 「繰り返しチャージ育成法」によるSGGG単結晶の「育成回数」と育成されたSGGG単結晶の「トップ基板の面内平均格子定数(Å)」との関係を示すグラフ図で、符号◇は原料補充操作と加熱融解操作が2回のSGGG単結晶(肩部長を5mm短縮しかつ有効部上端位置が界面反転下45mmである有効部長70mmのSGGG単結晶)の場合、符号△は原料補充操作と加熱融解操作が1回のSGGG単結晶(肩部長を5mm短縮しかつ有効部上端位置が界面反転下40mmである有効部長70mmのSGGG単結晶)の場合、および、符号□は原料補充操作と加熱融解操作が1回のSGGG単結晶(有効部長が55mmの従来例に係るSGGG単結晶)の場合を示す。 原料補充操作と加熱融解操作が1回であるSGGG単結晶(肩部長を5mm短縮しかつ有効部上端位置が界面反転下40mmである有効部長70mmのSGGG単結晶)の「育成回数」と育成されたSGGG単結晶から得られたトップ基板の「面内格子定数ばらつき(Å)」との関係を示すグラフ図。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて具体的に説明する。
(1)非磁性ガーネット(SGGG)単結晶の育成方法
図1は、本実施の形態に係る非磁性ガーネット(SGGG)単結晶の育成方法に用いられる育成炉の概略構成を示す説明図である。
育成炉1の構造を簡単に説明すると、育成炉1は、筒状のチャンバー2と、このチャンバー2の内側に設置された高周波コイル10と、この高周波コイル10の内側に配置された断熱材3 およびイリジウム製坩堝8を有している。坩堝8底部の下側に図示外の熱電対が取り付けられ、その温度(以下、坩堝底温度と称する)を常時モニターすることで融液表面の温度変化を知るための参考としている。また、育成炉1の外に配置している図示外の制御部を通じ高周波コイル10の投入電力(以下、高周波出力)が制御されて坩堝8が高周波加熱されると共に温度調節がなされる。また、上記チャンバー2内で高周波コイル10の内側には高融点の耐火物で構成された断熱材3が配置されており、複数の断熱材3により囲まれた雰囲気によりホットゾーン5が形成されている。上記ホットゾーン5の温度勾配は断熱材3の形状と構成(材質)によって広範囲に変化させることができ、育成する単結晶の種類に合わせ断熱材3の形状と構成を設計して適正なホットゾーン5の温度勾配を形成する。更に、高周波コイル10と坩堝8との相対位置を調整することによりホットゾーン5の温度勾配を微調整することができる。
また、図1に示すように坩堝8の上方側には、種結晶6と育成したSGGG単結晶7を保持しかつ引き上げるための引き上げ軸4が設けられており、引き上げ軸4は軸線を中心に回転させることができる。
そして、以下のようにして非磁性ガーネット(SGGG)単結晶を育成する。
まず、坩堝8内に原料を充填する。SGGG単結晶の原料には、例えば、酸化ガドリニウム(Gd23)、炭酸カルシウム(CaCO3)、酸化ガリウム(Ga23)、酸化マグネシウム(MgO)および酸化ジルコニウム(ZrO2)を適用するが、これ等原料の配合比は育成する単結晶の組成と育成条件によって決定される。
育成炉1のチャンバー2内に原料が充填された坩堝8を配置し、かつ高周波コイル10により加熱して原料を融解させる。その後、原料融液9に種結晶6を接触させて徐々に温度を降下させ、同時に引き上げ軸4を徐々に引き上げることにより種結晶6の下部側において原料融液9を順次結晶化させる。そして、育成条件に従い高周波出力を調整し、所望とする直径のSGGG単結晶7を育成することが可能となる。
(2)非磁性ガーネット(SGGG)単結晶とその重量
(2-1)SGGG単結晶の構成
図3に示したようにSGGG単結晶は肩部と直胴部とで構成され、「肩部」は原料融液に種結晶を接触させて引上げを開始した時から界面反転終了までとし、界面反転が実施された後、結晶の引上げを再開し、引上げが終了し融液面より結晶を切り離した結晶最下端から10mm上側までが一般に「直胴部」である。また、直胴部の「有効部」はSGGG基板に用いられる部分であり、「トップ基板」は有効部上端を切断して得られたSGGG基板、「ボトム基板」は有効部下端を切断して得られたSGGG基板を意味する。
(2-2)「有効部」を伸長させるSGGG単結晶の育成方法
SGGG基板の生産コスト削減を目的として、図3に示す有効部の長さを従来の55mmから70mmに伸長させるSGGG単結晶の育成方法(特許文献2)が本発明者により提案されている。
すなわち、この育成方法は、界面反転操作を伴う回転引上げ法によりSGGG単結晶の肩部を育成する際、転位等の結晶欠陥やクラック等の発生を抑制しながら肩部長を短縮(80mmから75mmに短縮)させて、SGGG基板として使用可能な「有効部」の長さを相対的に伸長させる方法で、SGGG基板として使用可能な「有効部」の長さが従来の55mmから70mmに伸長されたSGGG単結晶の育成を可能としている。
そして、直径150mm、高さ150mmの坩堝を用い、有効部の直径を80mmに設定して育成されたSGGG単結晶の長さ寸法について、図3を用い具体的に説明すると、上記肩部長は5mm短縮されて「75mm」、界面反転による内部歪が残留する界面反転位置から有効部上端までの距離は従前と同様「45mm」、有効部長は15mm伸長されて「70mm」、有効部下端から結晶最下端までの距離は「10mm」で、SGGG単結晶の長さ寸法は「75mm+45mm+70mm+10mm=200mm」となり、かつ、伸長化されたSGGG単結晶の重量は上述したように「5300g」となる。
(2-3)伸長化されたSGGG単結晶の課題
SGGG単結晶は、通常、「繰り返しチャージ育成法」で育成されるため、1回の単結晶育成で消費された分の単結晶用原料(育成されたSGGG単結晶の総重量)を単結晶育成後の坩堝内に補充する必要があり、その際、原料残渣(単結晶育成後に消費されずに坩堝内に残った原料)が存在する坩堝内へ単結晶用原料を1回でチャージできるか否かが課題となる。すなわち、単結晶用原料の成分中に蒸発し易い成分が存在する場合、チャージ回数が複数になると、蒸発により原料融液の組成変動を引き起こす問題がある。
このため、1回の単結晶育成で消費された分の単結晶用固形(あるいは粉末状)原料が1回のチャージ操作で坩堝内に収容できるようにSGGG単結晶の重量を減少させる必要がある。
(3)1回の原料補充と加熱融解操作で所定量の原料融液を調製する方法
(3-1)1回の原料補充と加熱融解操作で所定量の原料融液が調製できるようにするため、伸長化されたSGGG単結晶の重量を減少させる検討が本発明者によりなされた。
すなわち、1回の単結晶育成で消費された分の単結晶用固形(あるいは粉末状)原料が1回のチャージ操作で坩堝内に収容可能となるようにSGGG単結晶重量の軽量化が検討された。
(3-2)界面反転位置から有効部上端までの距離
伸長化された上記SGGG単結晶を特許文献2に記載の方法で育成する場合、界面反転による内部歪が残留する界面反転位置から有効部上端までの距離は上述したように従前の「45mm」に設定されている。
しかし、「界面反転下からの距離(mm)」と「面内格子定数ばらつき(Å)」との関係を示す図7のグラフ図から、界面反転下(界面反転位置から)45mmの位置における「面内格子定数ばらつき(Å)」は、有効部長が55mmと70mmの各SGGG単結晶において規格の半分で、有効部長70mmのSGGG単結晶についてそのトップ基板の位置を界面反転下40mmとしても十分規格内に収まることが確認されている。
そこで、界面反転位置から有効部上端までの距離を、従前の45mmから5mm短縮して「40mm」とし、その分、SGGG単結晶の長さ寸法を5mm短くして195mmとしたところ、SGGG単結晶の重量は上述したように「5100g」に軽量化され、この結果、1回の単結晶育成で消費された分の単結晶用固形(あるいは粉末状)原料が1回のチャージ操作で坩堝内に収容可能になった。
すなわち、SGGG単結晶の長さ寸法は「75mm+40mm+70mm+10mm=195mm」となり、SGGG単結晶の重量は「5100g」となった。
ところで、以下に示す実施例1から、育成するSGGG単結晶の固化率[(結晶重量÷原料重量)×100]を40.5%以下にすることで、1回の単結晶育成で消費された分の単結晶用固形(あるいは粉末状)原料を1回のチャージ操作で坩堝内に収容することが可能となる。尚、上記固化率の下限値については、育成するSGGG単結晶の長さ寸法とSGGG基板の生産コスト等を考慮して適宜数値に設定される。
以下、本発明の実施例について比較例も挙げて具体的に説明する。
[実施例1]
直径150mm、高さ150mmのイリジウム製坩堝に、予め混合したGd23、Ga23、MgO、ZrO2、CaCOを所定量(原料重量:12,593g)仕込み、高周波加熱炉で加熱溶融して所定量の原料融液を得た後、ガドリニウム・ガリウム・ガーネット(SGGG)の単結晶の育成を試みた。
(育成1回目)
まず、種結晶を1分間に5回転(回転速度:5rpm)させながら1時間に3mmの速度(引上速度:3mm/時間)で引き上げて、長さ75mmで直径70mmである結晶肩部を育成した後、種結晶の回転数を1分間に20回に増やして界面反転操作を行い、その後、結晶直胴部の有効部直径が80mmでかつ有効部長が70mmとなるようにSGGG単結晶を育成し、SGGG単結晶の直胴部長が110mmとなった時点で結晶を融液から切り離した。
尚、育成されたSGGG単結晶の寸法は、肩部長が「75mm」、界面反転位置から有効部上端までの距離は「40mm」、有効部長は「70mm」、有効部下端から結晶最下端までの距離は「10mm」となり、育成されたSGGG単結晶の全長は「75mm+40mm+70mm+10mm=195mm」であった。
また、全長が195mmであるSGGG単結晶の重量は5100g(1回のSGGG単結晶育成で消費された分の原料重量)で、(結晶重量/原料重量)×100(%)から固化率は40.5%であった。
また、肩部育成中における直径の制御は、直径が15mmから35mmまでは手動で行い、結晶引上距離1mm当たりの肩部の直径増加量が小さくなる(直径増加は1.05mmから1.75mmの間であった)ように調整し、肩部直径が35mmを超えた以降は、自動制御(ADC)にて行った。
(育成2回目)
原料残渣を含む上記イリジウム製坩堝内へ、1回の単結晶育成で消費された分の単結晶用原料(5100g)を一度にチャージし、かつ、高周波加熱炉で加熱溶融して所定量の原料融液を得た後、1回目の育成条件と同様にして、全長が195mm、重量5100gのSGGG単結晶を育成した。
(育成3回目から9回目)
育成2回目と同様の条件にて、全長が195mm、重量が5100gであるSGGG単結晶の育成を9回目まで行った。
[評 価]
育成1回目から9回目まで繰り返してSGGG単結晶を育成したが、冷却時におけるクラックの発生は皆無であった。
また、育成1回目から9回目までの各SGGG単結晶について、界面反転下40mmの位置(界面反転位置から40mm下方の位置)を切り出してトップ基板を求め、かつ、各トップ基板の「面内格子定数ばらつき(Å)」を測定したところ、図10のグラフ図に示すように全てが規格内となった。
[比較例1]
直径150mm、高さ150mmのイリジウム製坩堝に、予め混合したGd23、Ga23、MgO、ZrO2、CaCOを所定量(原料重量:12,593g)仕込み、高周波加熱炉で加熱溶融して所定量の原料融液を得た後、ガドリニウム・ガリウム・ガーネット(SGGG)の単結晶の育成を試みた。
(育成1回目)
まず、種結晶を1分間に5回転(回転速度:5rpm)させながら1時間に3mmの速度(引上速度:3mm/時間)で引き上げて、長さ75mmで直径70mmである結晶肩部を育成した後、種結晶の回転数を1分間に20回に増やして界面反転操作を行い、その後、結晶直胴部の有効部直径が80mmでかつ有効部長が70mmとなるようにSGGG単結晶を育成し、SGGG単結晶の直胴部長が115mmとなった時点で結晶を融液から切り離した。
尚、育成されたSGGG単結晶の寸法は、肩部長が「75mm」、界面反転位置から有効部上端までの距離は「45mm」、有効部長は「70mm」、有効部下端から結晶最下端までの距離は「10mm」となり、育成されたSGGG単結晶の全長は「75mm+45mm+70mm+10mm=200mm」であった。
また、全長が200mmであるSGGG単結晶の重量は5300g(1回のSGGG単結晶育成で消費された分の原料重量)で、(結晶重量/原料重量)×100(%)から固化率は42.1%であった。
また、実施例1と同様、肩部育成中における直径の制御は、直径が15mmから35mmまでは手動で行い、結晶引上距離1mm当たりの肩部の直径増加量が小さくなる(直径増加は1.05mmから1.75mmの間であった)ように調整し、肩部直径が35mmを超えた以降は、自動制御(ADC)にて行った。
(育成2回目)
原料残渣を含む上記イリジウム製坩堝内へ、1回の単結晶育成で消費された分の単結晶用原料(5300g)を2回に分けてチャージした。すなわち、原料残渣を含む上記イリジウム製坩堝内へ単結晶用原料(4000g)をチャージしかつ高周波加熱炉で加熱溶融して1回目のチャージを終了し、次いで、上記イリジウム製坩堝内へ残りの単結晶用原料(1300g)をチャージしかつ高周波加熱炉で加熱溶融して所定量の原料融液を得た後、1回目の育成条件と同様にして、全長が200mm、重量5300gのSGGG単結晶を育成した。
(育成3回目から8回目)
育成2回目と同様の条件にて、全長が200mm、重量が5300gであるSGGG単結晶の育成を8回目まで試みた。
[評 価]
育成1回目から8回目まで繰り返してSGGG単結晶を育成したところ、育成1回目から6回目までは冷却時におけるクラックの発生はなかったが、育成7回目と育成8回目においてSGGG単結晶に冷却時クラックが発生した。
また、育成1回目から6回目までの各SGGG単結晶について、界面反転下45mmの位置(界面反転位置から45mm下方の位置)を切り出してトップ基板を求め、かつ、各トップ基板の「面内格子定数ばらつき(Å)」を測定したところ規格内であった。
面内平均格子定数(Å)や面内格子定数ばらつき(Å)が規格内となる本発明に係る非磁性ガーネット(SGGG)単結晶から得られたSGGG基板を用いた場合、該基板上に育成されるBi-RIG単結晶膜は結晶欠陥等の無い良質な膜になるため、通信用光アイソレータに用いられるファラデー回転子の材料として利用される産業上の利用可能性を有している。
1 育成炉
2 チャンバー
3 断熱材
4 引き上げ軸
5 ホットゾーン
6 種結晶
7 SGGG単結晶
8 坩堝
9 原料融液
10 高周波コイル

Claims (2)

  1. 育成炉内に配置された坩堝に単結晶用原料を収容し、該原料を加熱して融解させた後、得られた所定量の原料融液に種結晶を接触させかつ種結晶を回転させながら上方へ引き上げる回転引上げ法により組成式(Gd3-xCax)(Ga5-x-2yZrx+yMgy)O12(但し、0≦x<3、0≦y<2.5)で表される非磁性ガーネット単結晶を育成する方法であって、
    1回の単結晶育成で消費された分の単結晶用原料を単結晶育成後の坩堝内に補充し、単結晶育成後に消費されずに坩堝内に残った原料残渣と補充した単結晶用原料を加熱融解させて上記所定量の原料融液を調製し、非磁性ガーネット単結晶の育成を繰り返す非磁性ガーネット単結晶の育成方法であると共に
    上記原料残渣を含む坩堝内への1回の原料補充操作と加熱融解操作で上記所定量の原料融液が調製される非磁性ガーネット単結晶の育成方法において
    直径150mm、高さ150mmの坩堝を用い、界面反転操作を伴う肩部の育成工程と直胴部の育成工程を含む回転引上げ法により、肩部下端の直径が70mmで肩部の長さが75mm、直胴部の長さが110mm、直胴部の界面反転位置から有効部上端までの距離が40mm、および、有効部の直径が80mmで長さが70mmである非磁性ガーネット単結晶を育成することを特徴とする非磁性ガーネット単結晶の育成方法。
  2. 育成する単結晶の固化率[(結晶重量÷原料重量)×100]が40.5%以下であることを特徴とする請求項1に記載の非磁性ガーネット単結晶の育成方法。
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