JP6895821B2 - 画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置および画像処理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6895821B2
JP6895821B2 JP2017126513A JP2017126513A JP6895821B2 JP 6895821 B2 JP6895821 B2 JP 6895821B2 JP 2017126513 A JP2017126513 A JP 2017126513A JP 2017126513 A JP2017126513 A JP 2017126513A JP 6895821 B2 JP6895821 B2 JP 6895821B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
recovery
processing
halftone
input image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017126513A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019009730A (ja
JP2019009730A5 (ja
Inventor
将英 森部
将英 森部
雄介 山本
雄介 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2017126513A priority Critical patent/JP6895821B2/ja
Priority to EP18176316.0A priority patent/EP3422692B1/en
Priority to KR1020180073057A priority patent/KR102318488B1/ko
Priority to US16/019,879 priority patent/US10523844B2/en
Publication of JP2019009730A publication Critical patent/JP2019009730A/ja
Publication of JP2019009730A5 publication Critical patent/JP2019009730A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6895821B2 publication Critical patent/JP6895821B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/409Edge or detail enhancement; Noise or error suppression
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/21Ink jet for multi-colour printing
    • B41J2/2132Print quality control characterised by dot disposition, e.g. for reducing white stripes or banding
    • B41J2/2146Print quality control characterised by dot disposition, e.g. for reducing white stripes or banding for line print heads
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T5/00Image enhancement or restoration
    • G06T5/73Deblurring; Sharpening
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/405Halftoning, i.e. converting the picture signal of a continuous-tone original into a corresponding signal showing only two levels
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/409Edge or detail enhancement; Noise or error suppression
    • H04N1/4092Edge or detail enhancement
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/56Processing of colour picture signals
    • H04N1/60Colour correction or control
    • H04N1/603Colour correction or control controlled by characteristics of the picture signal generator or the picture reproducer
    • H04N1/6033Colour correction or control controlled by characteristics of the picture signal generator or the picture reproducer using test pattern analysis
    • H04N1/605Colour correction or control controlled by characteristics of the picture signal generator or the picture reproducer using test pattern analysis for controlling ink amount, strike-through, bleeding soakage or the like

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Color, Gradation (AREA)

Description

本発明は、画像の鮮鋭性回復処理に関するものである。
インクジェットプリンタなどの画像形成装置より出力される画像は、インクの着弾位置ずれやインクの滲み(メカニカルドットゲイン)、光学的暈け(オプティカルドットゲイン)等により、入力画像に比べ鮮鋭性が低下することが知られている。このとき、出力画像の周波数特性をあらかじめ取得できれば、入力画像をその逆特性を持つフィルタで畳み込み処理(鮮鋭性回復処理)することで、鮮鋭性低下を補償することができる。ただし、インクジェットプリンタなどの画像形成装置では、入力画像に対して逆特性を持つフィルタで鮮鋭性回復処理を行うと、高周波領域で明るさの低下が発生することが知られている。
特許文献1には、処理前後における明るさ変化量をあらかじめ計測し、入力画像の各画素に対して計測された変化量で輝度値を補正する技術が開示されている。また、特許文献2には、入力画像から検出したエッジ強度とエッジ方向に基づいてディザマトリクスの閾値を小さくすることにより、細線の途切れやエッジの欠損を抑制する技術が記載されている。
特開2011−24049号公報 特開2006−33225号公報
しかしながら、鮮鋭性回復処理の前後における明るさ変化量は、例えば平均濃度等の画像の特徴量毎に異なる。そのため、特許文献1に記載の技術では画像の特徴量毎に変化量の測定が必要となる。また、特許文献2に記載の技術は、エッジ部のみに着目した処理であり、エッジ部以外での周波数特性劣化を補償することは出来ない。また、エッジ部における適切な補正量が不明であり、過補正や補正不足の恐れがある。
本発明はこのような問題を鑑みてなされたものであり、画像に対する好適な鮮鋭性回復処理を実現する技術を提供することを目的とする。
上述の問題点を解決するため、本発明に係る画像処理装置は以下の構成を備える。すなわち、入力画像に基づいて、記録媒体上に画像を形成する画像形成部に提供するハーフトーン画像を生成する画像処理装置は、
前記入力画像に対して、前記画像形成部による形成画像における鮮鋭性低下を補償するための回復処理を行う回復処理手段と、
前記回復処理後の入力画像を用いて各画素の回復量を生成する生成手段と、
前記回復量に基づいて、前記回復処理後の入力画像に対するハーフトーン処理を行い前記ハーフトーン画像を生成するハーフトーン処理手段と、
を有し、
前記ハーフトーン処理手段は、前記回復処理後の入力画像における所定の領域ごとに各画素に対してドットを配置するか否かを決定し、
前記ハーフトーン処理手段は、前記所定の領域における少なくとも1つの画素について、前記回復量が前記少なくとも1つの画素をより明るくすべきことを示す場合は、前記回復量が前記少なくとも1つの画素をより暗くすべきことを示す場合に比べて、ドットが打たれにくくなるように前記ハーフトーン処理を制御する。
また、入力画像に基づいて、記録媒体上に画像を形成する画像形成部に提供するハーフトーン画像を生成する画像処理装置は、
前記入力画像に対して、前記画像形成部による形成画像における鮮鋭性低下を補償するための回復処理を行う回復処理手段と、
前記回復処理後の入力画像を用いて各画素の回復量を生成する生成手段と、
前記回復量に基づいて、前記回復処理後の入力画像に対するハーフトーン処理を行い前記ハーフトーン画像を生成するハーフトーン処理手段と、
を有し、
前記回復処理手段は、前記入力画像に対して、前記画像形成部による形成画像における所定の周波数より低い低周波成分の鮮鋭性低下を補償するための第1の回復処理を行い、
前記画像処理装置は、前記入力画像に対して、前記画像形成部による形成画像における全周波成分の鮮鋭性低下を補償するための第2の回復処理を行う第2の回復処理手段を更に有し、
前記生成手段は、前記第1の回復処理後の入力画像と前記第2の回復処理後の入力画像との差分画像を、前記回復量を示す回復量画像として生成する。
本発明によれば、画像に対する好適な鮮鋭性回復処理を実現可能とする技術を提供することができる。
第1実施形態に係る画像形成システムの構成を示すブロック図である。 第1実施形態における画像処理の全体フローチャートである。 計測チャートの例を示す図である。 フィルタの周波数特性を説明する図である。 出力ガンマ補正による平均出力濃度値の上昇を説明する図である。 第1実施形態におけるハーフトーン処理のフローチャートである。 第1実施形態におけるハーフトーン処理を説明する模式図である。 回復量を用いない場合におけるハーフトーン処理を説明する模式図である。 第2実施形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。 第2実施形態におけるハーフトーン処理のフローチャートである。 回復量画像の類似性を説明する図である。 第4実施形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。
以下に、図面を参照して、この発明の実施の形態の一例を詳しく説明する。なお、以下の実施の形態はあくまで例示であり、本発明の範囲を限定する趣旨のものではない。
(第1実施形態)
本発明に係る画像処理装置の第1実施形態として、インクジェット方式のプリンタで利用されるデータ(インク値画像)を生成する画像処理装置を例に挙げて以下に説明する。特に、鮮鋭性回復に関して、視覚上重要な低周波をフィルタ処理により補償し、高周波をドット配置制御により補償する例について説明する。
<装置構成>
図1は、第1実施形態に係る画像形成システムの構成を示すブロック図である。画像形成システムは、画像処理装置1とプリンタ2を含む。なお、画像処理装置1は、例えば一般的なパーソナルコンピュータにおいて実行されるプリンタドライバによって実現され得る。その場合、画像処理装置1の各部は、コンピュータが所定のプログラムを実行することにより実現される。
画像処理装置1とプリンタ2は、プリンタインタフェースを介して無線又は有線で通信可能に接続されている。なお、図1においては、画像処理装置1とプリンタ2を別体として示しているが、一体の構成としてもより。例えば、プリンタ2が画像処理装置1を含む構成としてもよい。入力端子101は、印刷対象の画像データを取得するインタフェースである。ここでは、画像データは各色8ビットのRGBカラー画像であることを想定する。
低周波回復処理部102は、入力されたRGB画像データに対する低周波回復処理を行う。ここで、低周波回復処理とは、主に所定周波数より低い低周波の成分を対象とした鮮鋭性回復処理である。具体的には、低周波回復フィルタ格納部103に格納された低周波回復フィルタを取得し、入力画像の輝度値に畳み込むことで低周波成分を補償する。ここでは低周波回復フィルタとして縦横11×11サイズのフィルタを用いることを想定する。低周波回復フィルタの作成方法については後述する。
色分解処理部104は、低周波回復処理部102で補正された画像データから、プリンタ2が利用する1以上の色プレーンのインク値画像を生成する。本実施形態では、プリンタ2の記録ヘッド201は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4色のインクを用いている。そのため、色分解処理部104は、4色のインクに対応した4プレーンの8ビットインク値画像を生成する。具体的には、色分解LUT格納部105に格納された3次元の色分解ルックアップテーブル(LUT)を参照して、4プレーンの8ビットインク値画像を生成する。例えば、色分解LUTは、17×17×17点に間引いた格子点上に4色のインク値が記述されたテーブルである。格子点間の値は線形補間などにより算出する。
アウトプットガンマ(OPG)処理部106は、色分解処理部104で生成されたインク値画像に対し、ガンマ補正処理を施す。具体的には、OPGLUT格納部107に格納された1次元のOPGLUTを参照して、ガンマ補正を行う。OPGLUTは、CMYKそれぞれのインクのみを用いて記録した場合に、インク値画像の信号値に対して印刷物の明度が線形に変化するように、インク種類毎に予め値が設定されている。なお、明度の評価値としてはCIELABで規定されたL*を用いるとよい。
ハーフトーン処理部108は、OPG処理部106によって得られた各色のインク値画像をハーフトーン画像に変換する。具体的には、2値画像データ(または2値以上で入力階調数より少ない階調数の画像)に変換する。ハーフトーン処理の方法としては、公知のディザマトリクス法を用いる。ハーフトーン処理においては、ディザマトリクス格納部109に格納されたディザマトリクスおよび、後述する回復量画像生成部112より取得した回復量画像を参照する。ハーフトーン処理の詳細については後述する。生成された2値画像データは、出力端子113を介してプリンタ2の入力端子209へ送信される。
全周波回復処理部110は、入力されたRGB画像データに対する全周波回復処理を行う。ここで、全周波回復処理とは、全ての画像周波数成分(全周波成分)を対象とした鮮鋭性回復処理である。具体的には、全周波回復フィルタ格納部111に格納された全周波回復フィルタを取得し、入力画像の輝度値に畳み込むことで全周波成分を補償する。ここでは全周波回復フィルタとして縦横11×11サイズのフィルタを用いることを想定する。全周波回復フィルタの作成方法については後述する。
回復量画像生成部112は、ハーフトーン処理で利用される高周波成分の回復量画像を生成する。具体的には、低周波回復処理部102で補正された画像データと、全周波回復処理部112で補正された画像データとの差分を計算することで、高周波成分の回復量画像を生成する。生成された回復量画像は、前述のハーフトーン処理部108へ送出される。
プリンタ2は、記録ヘッド201を記録媒体202に対して相対的に縦横に移動することにより、画像処理装置1から提供された2値画像データ(ハーフトーン画像)を記録媒体202上に形成する。上述の通り、ここでは、インクジェット方式による画像形成を行うことを想定する。
記録ヘッド201は、複数の記録素子(ノズル)からインクを吐出する。ここでは、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4色のインクを記録ヘッド201から吐出することにより記録媒体上にカラー画像の形成を行う。移動部203は、ヘッド制御部204の制御下で、記録ヘッド201を移動する。搬送部205は、ヘッド制御部204の制御下で、用紙などの記録媒体202を搬送する。なお、ここでは、記録ヘッド201による複数回の記録走査を行うことにより記録媒体202上に画像を形成するマルチパス記録方式を用いている。
パス分解処理部206は、各色の2値画像データおよび、パスマスク格納部207から取得したパスマスクに基づき、各色の走査データを生成する。走査データとは、複数に分割されたノズル群が各記録走査において記録するパターンである。走査データにおける記録位置は互いに補完関係にあり、全ノズル群のパターンを重ね合わせると全領域の記録が完成される。各パスの記録走査が終了するたびに、記録媒体は複数に分割されたノズル群の幅分ずつ搬送される。インク色選択部208は、走査データに基づき、記録ヘッド201に搭載されるインク色の中から、対応するインク色を選択する。
<装置の全体動作>
図2は、第1実施形態における画像処理の全体フローチャートである。以下のフローチャートにおいて、各ステップを符号Sとして表記することとする。入力端子101を介して画像処理装置1にRGB画像が入力されることにより画像処理が開始される(S201)。
S202では、低周波回復処理部102は、入力画像に対する低周波回復処理を行う。低周波回復処理に際しては、低周波回復フィルタ格納部103に格納された2次元のフィルタを用いる。S203では、色分解処理部104は、低周波回復処理部102で補正された画像データから、CMYKそれぞれのインク値画像を生成する。色分解処理に際しては、色分解LUT格納部105に格納された3次元の色分解LUTを参照する。S204では、OPG処理部106は、色分解処理部104で生成されたインク値画像に対し、ガンマ補正処理を施す。
S205では、全周波回復処理部110は、入力画像に対する全周波回復処理を行う。全周波回復処理に際しては、全周波回復フィルタ格納部111に格納された2次元のフィルタを用いる。S206では、回復量画像生成部112は、回復量画像生成処理を行う。回復量画像生成処理では、全周波回復処理部110で補正された画像データと低周波回復処理部102で補正された画像データとの差分により高周波成分の回復量画像を生成する。
S207では、ハーフトーン処理部108は、OPG処理後データを2値データに変換するハーフトーン処理を行う。ハーフトーン処理においては、ディザマトリクス格納部109に格納されたディザマトリクスおよび、回復量画像生成部112から取得した回復量画像を参照する。動作の詳細については図6を参照して後述する。ハーフトーン処理により生成された2値画像データは、画像全体或いは単位記録領域毎のバンド幅分といった任意のサイズで、出力端子113より出力される。
S208では、パス分解処理部206は、入力端子209を介して入力された2値画像データを走査データに変換するパス分解処理を行う。S209では、プリンタ2は、走査データ基づいて画像形成を行う。具体的には、インク色選択部208は、走査データに適合するインク色を選択し、ヘッド制御部204は、記録ヘッド201を記録媒体202に対して移動しながら、一定の駆動間隔で各ノズルを駆動して記録媒体上に画像を記録する。また、ヘッド制御部204は、走査毎に所定の搬送量だけ記録媒体202を搬送する。
<逆フィルタ処理で明度が低下する原理とその対策>
まず、画像の全周波数に関して逆フィルタ処理を行うことによる鮮鋭性回復処理の問題点について説明し、その対策としての第1実施形態における動作を説明する。プリンタなどの画像形成装置においては、ドット位置のゆらぎや滲みによって、出力画像の鮮鋭性が低下する。空間周波数uにおける出力画像の周波数特性P(u)を取得できれば、P(u)の逆特性(すなわち、1/P(u))を持つ全周波数回復フィルタRa(u)により、鮮鋭性低下を抑制した画像を得ることが期待される。図4は、P(u)およびRa(u)を例示的に示している。出力画像の周波数特性P(u)の詳細については後述する。
ところが、実際には、全周波数回復フィルタRa(u)を用いると、高周波領域において平均の明るさが低下する。この明るさの低下は、鮮鋭性回復処理後に行われる出力ガンマ補正処理によって、平均出力濃度値が上昇することが要因である。
以下では、図5を参照して、出力ガンマ補正処理による明るさ低下の発生要因について説明する。ここでは、説明を単純化するため、2種類の画素値からなる矩形波画像を例に説明する。図5は、出力ガンマ補正による平均出力濃度値の上昇(明るさ低下)を説明する図である。図5(a)下部の画像501は、回復処理前の画像を示している。この画像の各画素値x1、x2に対し出力ガンマ補正処理が施されると、出力ガンマ補正後の出力濃度値はy1、y2となり、その平均値はy_aveとなる。
図5(b)下部の画像502は回復処理後の画像を示している。回復処理が施されると、入力画像の平均値を保ったまま、コントラストが強調される。この画像の各画素値x’1、x’2に対し出力ガンマ補正処理が施されると、出力ガンマ補正後の出力濃度値はy’1、y’2となり、その平均値はy’_aveとなる。プリンタの出力ガンマ補正特性は、一般に下に凸の非線形な形状となる。そのため、x_ave=x’_aveであっても、y’_ave>y_aveとなってしまう。この平均出力濃度値の上昇は、回復処理の回復量に応じて大きくなる。プリンタの鮮鋭性回復フィルタの特性は、図4のRa(u)に示したような特性となるため、大きな回復量が必要な高周波領域ほど形成画像における明るさ低下が発生することになる。
そのため、第1実施形態では、まず、図4のRl(u)に示すように高周波の回復を抑制した低周波回復フィルタによる低周波領域の補償を行う。その後、高周波領域の補償についてはハーフトーン処理におけるドット配置の制御により実現する。ドット配置による補償であればドットの総数は変わらないため、明るさ低下を抑制することができる。
<フィルタ作成方法>
以下では、全周波回復フィルタおよび低周波回復フィルタの作成方法について説明する。まず、フィルタ設計対象の画像形成装置を用いて、鮮鋭性の計測チャートを出力する。なお、計測チャートの出力時は鮮鋭性回復処理を行わない。図3は、計測チャートの例を示す図である。計測チャートは、互いに周波数や方向が異なる複数の正弦波パターン画像と、均一パターン画像(例えば、白ベタ画像と黒ベタ画像)とを含む画像チャートである。
取得した情報に基づき、画像形成装置の周波数応答値P(u)を算出する。周波数応答値P(u)は、例えば下式を用いて算出される光学伝達関数(MTF)を用いることができる。
P(u) = C(u)/C’ …(1)
ここで、
uは正弦波パターン画像の周波数、
C(u)={Max(u)−Min(u)}/{Max(u)+Min(u)}
C’=(White−Black)/(White+Black)
である。なお、
Max(u)は周波数uで変化する正弦波パターン画像の最大明度
Min(u)は周波数uで変化する正弦波パターン画像の最小明度
White,Blackはそれぞれ均一パターン画像の明度
である。勿論、光学伝達関数の算出は上述の式(1)に限定されず、例えば式(1’)を用いてもよい。
P(u)={Max(u)−Min(u)}/(White−Black) …(1’)
なお、ここでは、Max(u),Min(u),White,Blackを明度として周波数応答値P(u)を算出しているが、例えば輝度や濃度、測定装置のデバイスRGB値等を用いて算出してもよい。
また、計測チャートとして、図3に示すような正弦波パターン画像ではなく、矩形波パターン画像を用いて周波数特性P(u)を取得してもよい。その場合、矩形波パターン画像に対して式(1)を適用することにより算出されるコントラスト伝達関数(CTF)の値を周波数特性P(u)として用いる。もしくは、CTF値を公知のコルトマン補正式を用いて変換したMTF値を周波数特性P(u)に用いてもよい。
次に、空間周波数特性P(u)に基づき、全周波回復フィルタの周波数特性Ra(u)=1/P(u)を算出する。図4は、フィルタの周波数特性を説明する図である。具体的には、P(u)およびRa(u)の例を示している。Ra(u)は、uの値が大きい高周波領域で強い応答となる。一方、低周波回復フィルタの周波数特性Rl(u)は、Ra(u)に対して所定の周波数ub以上の応答を略平坦に補正することで生成する。所定の周波数ubは、任意に設定することが可能である。最後に、周波数特性Ra(u)およびRl(u)を逆フーリエ変換することで、全周波回復フィルタおよび低周波回復フィルタの係数が算出される。
<ハーフトーン処理(S207)の詳細>
図6は、第1実施形態におけるハーフトーン処理のフローチャートである。また、図7は、第1実施形態におけるハーフトーン処理を説明する模式図である。S601では、ハーフトーン処理部108は、OPG処理部106から低周波回復後のインク値画像を取得する。S602では、インク値画像を処理ブロックに分割する。ここでは、4画素×4画素の矩形領域のブロック単位でハーフトーン処理を行う。以降のS603〜S609は、ブロック単位で行われる。画像701は、ブロック単位に分割されたインク値画像の例を示している。画像701内の各画素のインク値から理解されるように、画像701のブロックにおいては、最上部と最下部に横方向のエッジが存在している。
S603では、ハーフトーン処理部108は、2値画像生成のための閾値の取得を行う。ここでは、ディザマトリクス格納部109に格納された256画素×256画素サイズの閾値マトリクスから、4画素×4画素のブロック単位で閾値を取得する。閾値マトリクスは、いわゆるブルーノイズと呼ばれる特性を持ち、各閾値は入力画像に合わせて8ビットの値で表現されている。画像702は、ブロック単位で取得された閾値の例を示している。
S604では、ハーフトーン処理部108は、回復量画像生成部112より、4画素×4画素のブロック単位で回復量画像を取得する。画像703は、ブロック単位で取得された回復量画像の例を示している。
S605では、ハーフトーン処理部108は、ブロック内のインク値画像の平均値を算出する。画像701の例では、平均値は”97”である。S606では、ハーフトーン処理部108は、平均値に対するディザ処理を行う。ここでのディザ処理では、1つの平均値に対して、閾値群の各々の画素の閾値を比較することで量子化を行う。ここでは、画素値が閾値よりも大きい場合はドットをON(有効ドット)とし、それ以外の場合はドットをOFFとする。平均値”97”に対し、画像702における閾値”0”、”16”、”32”、”48”、”64”、”80”、”96”の7画素でドットがONとなる。S607では、ハーフトーン処理部108は、ブロック内でONとなったドット数(nDot)をカウントする。図7の例では前述の通り7画素でドットがONになるため、nDot=7である。
S608では、ハーフトーン処理部108は、画素毎の配置優先度を変更する。具体的には、重みパラメータ”w”を用いて「インク値−閾値−w×回復量」により変更後の配置優先度を算出する。ここではw=1を用いる。画像704は、算出された配置優先度の例を示している。
S609では、ハーフトーン処理部108は、配置優先度が大きい画素から順に、”nDot”個の画素をONにすることで2値画像を生成する。画像705は、当該処理により生成された2値画像の例を示している。すなわち、図7の例ではnDot=7であるため、画像704における優先度”226”から”34”までの7画素がONになる。
S610では、ハーフトーン処理部108は、全ブロックについて2値化処理が終了したかを判定する。終了していれば、ハーフトーン処理を終了し、画像形成処理を開始する。終了していなければ、次のブロックを処理対象とし、S603へ戻る。
<効果>
ハーフトーン処理において上述の”回復量”を用いる効果について説明する。図8は、回復量を用いない場合におけるハーフトーン処理を説明する模式図である。画像801及び画像802は、画像701及び画像702と同様であり、インク値画像の平均は”97”、ドット数(nDot)は7ドットとなる。
しかし、画像803及び画像804から理解されるように、回復量を用いないため優先度の高い上位7画素の位置は異なる。具体的には、優先度”16”の画素でドットがONになっている。この画素は、回復量が正となる画素である。回復量が正の画素は、高周波成分を補償するためにより明るく(輝度が高く)再現すべき画素であり、この画素にドットが生成される(暗く再現される)ことは鮮鋭性の低下を招くことを意味する。
そこで、第1実施形態では、回復量に応じてドットの生成順序を制御することにより、高周波成分の鮮鋭性低下を抑制する好適なドット配置を実現している。また、回復の強度を重みパラメータwを用いて制御することにより、プリンタの周波数劣化特性に応じた調整が可能な構成となっている。
なお、インク値画像がOPG処理後の画像であれば、前述の出力ガンマ補正処理に起因する明度低下は回避できるため、インク値画像に回復量を加算する構成としても同様の効果が期待される。ただし、この場合にはブロック単位の処理を行う際に、画像のパターンに対するブロックの当たり方次第で回復量の合計が0にならないことがある。その結果、インク値画像の平均値が変動し、ドット数が増減することがある。特に重みパラメータwの値を大きくした場合にその影響が顕著となり、ドット数の増減が大きくなるため、濃度ムラ等の弊害を招く恐れがある。そのため、第1実施形態では、インク量(画像701)自体に対して回復量を適用するのではなく、優先度(画像704)の算出に回復量を用いる構成としている。
<回復量画像の特徴>
なお、回復量画像(画像703)の各画素の画素値である”回復量”は、任意の周波数回復処理を行った後の「補償の過不足分布」であり、いわゆるエッジ検出によって得られるエッジ量とは異なる概念の量である。そのため、公知のラプラシアンフィルタ等とは異なり、エッジ部以外の任意の周波数劣化を補償することができる。
回復量に最も近い概念は、DoG(Difference Of Gaussian)と呼ばれる手法である。DoGでは、入力画像を任意のガウシアンフィルタでぼかし、入力画像との差分を取ることでエッジ位置を検出することができる。しかしながら、回復量として単純にDoGを適用した場合、回復量はガウシアンフィルタの形状に依存するため、適切な回復量が得られる保障はない。一方、上述の構成では「低周波成分を回復した後の鮮鋭性劣化特性」を用いた処理になっている。そのため、鮮鋭性劣化特性に合わせたより適切な回復量を得ることができる。
以上説明したとおり第1実施形態によれば、低周波回復フィルタにより低周波領域のみを補償し、高周波領域についてはドット配置により補償する。これにより、高周波領域における明るさ低下を抑制しつつ好適に鮮鋭性を回復することが可能となる。特に、上述の回復量画像を用いることで、演算負荷の増大を抑制しつつ好適に高周波成分の鮮鋭性を回復することが可能となる。
(変形例)
なお、上述の説明においては、回復量画像として、低周波を補償された画像データと全周波を補償された画像データとの差分画像を直接的に用いる例について説明したが、回復量画像を加工して間接的に用いる構成としてもよい。例えば、任意の上限値を用いて、上限値以上の回復量を一定値にクリップしてもよい。この場合、低コントラストな領域ほど相対的に強い補正がかかる。
また、低周波および全周波における周波数回復を、入力画像の輝度値にフィルタを畳み込むことにより実現する例について説明したが、輝度値以外の値にかけてもよく、例えば明度を用いてもよい。また、鮮鋭性回復の方法はフィルタを利用するものに限定されず、フーリエ変換等の任意の回復方法を用いてよい。
また、記録ヘッド201の構成として、CMYKの4色のインクを備える例を示したが、インクの種類は限定されない。濃度の薄い淡インク、レッドやグリーン等の特色インク、白色インクを用いてもよい。また、無色透明のクリアインクや、金属調のメタリックインクを用いても良い。また、記録ヘッド201が吐出するインクの吐出量が制御可能な構成にも適用できる。
また、入力画像はRGBのカラー画像としたが、画像種類は限定されず、モノクロ画像やCMYK画像であってもよい。また色以外の情報を含んでもよく、例えば光沢情報を含む画像であってもよい。また、各種LUTのビット数、グリッド数、および、グリッド間の補間方法は任意である。同様に、各種フィルタやディザマトリクスのビット数、サイズは任意である。
また、パス分解処理部206におけるパス分解処理では、パスマスクを用いる例を示したが、パス分解処理の方法は限定されない。例えば、色分解処理部104においてパス数分の多値画像を生成し、ハーフトーン処理部108で2値化する形態にも適用可能である。また、パス数は任意であり、マルチパス方式を用いずに1パス記録であってもよい。
(第2実施形態)
第2実施形態では、原稿読み取り部(スキャナ)を備えたプリンタ(いわゆる複合機)を例に説明する。特に、原稿のコピー処理において、原稿読み取り部の周波数劣化特性から回復量画像を生成し、当該回復量画像を用いてハーフトーン処理におけるドット配置の制御する形態について説明する。
すなわち、上述の第1実施形態ではプリンタの周波数劣化特性が既知であることを想定したが、プリンタの周波数劣化特性は記録媒体によって異なり、常に既知とは限らない。そこで、第2実施形態では、原稿読み取り部の周波数劣化特性を利用する。なお、第1実施形態と同様の部分については説明を簡易化または省略する。
<装置構成>
図9は、第2実施形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。上述のように、プリンタ2は、原稿読み取り部114を有しており、また、図1における画像処理装置1を内蔵した構成となっている。原稿読み取り部114は、コピー対象の原稿を読み取り画像データを生成する。ここでは、生成される画像データは各色8ビットのRGBカラー画像である。
全周波回復処理部110は、入力されたRGB画像データに対する全周波回復処理を行う。ここで、全周波回復フィルタは、原稿読み取り部の周波数劣化特性に基づいて設計されている。処理後の画像は、色分解処理部104および回復量画像生成部115へ送出される。
回復量画像生成部115は、ハーフトーン処理で利用される回復量画像を生成する。具体的には、全周波回復処理部110で処理された画像データと、入力されたRGB画像データとの差分を計算することで、回復量画像を生成する。生成された回復量画像は、ハーフトーン処理部108へ送出される。
<ハーフトーン処理の詳細>
図10は、第2実施形態におけるハーフトーン処理のフローチャートである。第1実施形態のハーフトーン処理との違いは、S1005におけるインク値画像補正処理と、S1109における優先度算出方法である。具体的には、S1005において、重みパラメータwを用いて、w倍した回復量画像をインク値画像から減算し減算画像を生成する。ここではw=1を用いる。一方、優先度算出時(S1109)には回復量を用いず、「インク値−閾値」により算出する。
上述のように、第2実施形態では、優先度算出時には回復量を用いず、w倍した回復量画像をインク値画像から減算する構成を採用している。ブロックのサイズが4×4のように小さい場合、ブロック内のドット配置制御だけでは低周波成分まで回復することは難しく、より広い範囲でのドット制御が求められる。そこで、w倍した回復量をインク値画像から減算することで、ブロック間でのドット数を調整し、低周波成分まで補償する構成としている。
<効果>
第2実施形態では、画像形成部の周波数劣化特性の代わりに、原稿読み取り部の周波数劣化特性に基づいて得られた回復量画像を用いてドット配置制御を行っている。これは、原稿読み取り部の特性から生成した回復量画像が、画像形成部の特性から生成した回復量画像と類似した性質を有するためである。
図11は、回復量画像の類似性を説明する図である。グラフ1101は、横軸が画素位置x、縦軸が輝度のグラフであり、1次元のステップエッジを示している。グラフ1102は、ステップエッジをある周波数劣化特性(例えば画像形成部の特性)によりぼかしたものを示している。このとき、回復量はグラフ1101とグラフ1102の差であり、グラフ1103のようにエッジ部で符号が反転するデータとなる。一方、グラフ1105は、グラフ1104に示すステップエッジを、先ほどとは異なる周波数劣化特性(例えば原稿読み取り部の特性)によりぼかしたものを示している。また、グラフ1106は、回復量を示している。
グラフ1103とグラフ1106を比較すると、値のスケールが異なるものの、ほぼ相似とみなせる形状であることがわかる。すなわち、原稿読み取り部の回復量に対して回復の強度を調整することにより、画像形成部の回復量として流用可能であることが理解される。特に、重みパラメータwを用いて回復の強度を制御できるため、上述の構成であっても好適な効果が得られる。
以上説明したとおり第2実施形態によれば、原稿読み取り部の周波数劣化特性から得られた回復量画像を用いてドット配置の制御を行う。これにより、高周波領域における明るさ低下を抑制しつつ好適に鮮鋭性を回復することが可能となる。
(変形例)
上述の実施形態では、ブロック内のドット数を算出した後に、優先度に基づいてドット配置を決定するハーフトーン処理の例を説明したが、ハーフトーン処理の具体的な実現方法は任意である。例えば、一般的なディザ処理や、公知の誤差拡散法などを用いることができる。
また、回復量画像をインク値画像から減算する例を説明したが、閾値に加算する構成としてもよい。その場合、S1007のディザ処理で用いる閾値とS1009の優先度算出処理で用いる閾値は異なってもよい。例えば、優先度算出時のみ閾値に加算する処理を有効にしてもよい。
(第3実施形態)
第3実施形態では、入力画像に低濃度細線(白細線)が含まれる場合に、より好適に処理を行う形態について説明する。すなわち、画像形成処理におけるドット滲みの影響で高濃度背景上の低濃度細線は潰れてしまうことがあり、第1実施形態における処理を行った場合においても同様に発生しうる。そこで第3実施形態では、回復量画像を加工することで、高濃度背景上の低濃度細線の潰れを抑制する例について説明する。なお、第3実施形態による画像形成システムの構成は図1に示す第1実施形態の構成とほぼ同様である。ただし、回復量画像生成部112の処理が異なる。第1実施形態と同様の部分については説明を簡易化または省略する。
回復量画像生成部112は、まず、低周波回復処理部102で補正された画像データと、全周波回復処理部112で補正された画像データとの差分を計算することで、高周波成分の回復量画像を生成する。
その後、回復量画像生成部112は、高周波回復量画像に対し、白細線部の検出処理を行う。白細線とは、所定幅未満かつ所定濃度未満の細線を意味する。ここでは、横方向または縦方向に連続する3画素の回復量が”負”、”正”、”負”と変化する画素を検出する。即ち、連続する3画素が”明るすぎる”、”暗すぎる”、”明るすぎる”の順に並んでいる画素を検出する。
次に、回復量画像生成部112は、検出された白細線部について、回復量が負の画素に対して回復量を”−w’”倍する。即ち、明るすぎる画素に対する回復量の符号を反転させる。補正された回復量画像は、ハーフトーン処理部108へ送出される。
<効果>
以上説明したとおり第3実施形態によれば、白細線部の回復量が負の画素に対して回復量を”−w’”倍する。その結果、白細線に隣接する高濃度背景部には、正の補正がかかり、ドットが配置されにくくなる。これにより、ドット滲みによる白細線の潰れを抑制することができる。
なお、細線以外の他の特徴部に対して回復量の補正を行ってもよい。例えば、連続する2画素において回復量の符号が反転する画素をエッジ画素と判定し、エッジ画素以外での回復量を”0”としてもよい。これにより、ドット滲みによる影響を抑制しつつより好適に鮮鋭性を回復することが可能となる。
(第4実施形態)
第4実施形態では、第2実施形態と同様に、原稿読み取り部における解像度を利用する形態について説明する。ただし、原稿読み取り部により取得される画像の解像度と、画像形成部における画像処理の解像度は、同一でない点が第2実施形態と異なる。第2実施形態と同様の部分については説明を簡易化または省略する。
<装置構成>
図12は、第4実施形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。第2実施形態と同様に、プリンタ2は、原稿読み取り部を備えている。プリンタ2は、原稿読み取り部114よりコピー対象の画像データを取得する。ここでは、原稿読み取り部により取得された画像データの解像度は縦横2400×2400dpiとし、色分解処理部104以降の画像形成部の処理解像度は縦横1200×1200dpiとする。
全周波回復処理部110は、入力された画像データに対する全周波回復処理を行う。処理後の画像は、回復量画像生成部115および画像縮小処理部116へ送出される。
回復量画像生成部115は、全周波回復処理部110で処理された画像データと、原稿読み取り部により取得された画像データとの差分を計算することで、回復量画像を生成する。生成された回復量画像は、画像縮小処理部116へ送出される。
画像縮小処理部116は、全周波回復処理後の画像および回復量画像に対して拡縮処理(ここでは縮小処理)を実行する。このとき、全周波回復処理後の画像に対する縮小方法と、回復量画像に対する縮小方法は異なる。縮小方法の詳細については後述する。縮小された画像は、それぞれ色分解処理部104、ハーフトーン処理部108へ送出される。
<画像縮小処理の詳細>
画像縮小処理部116は、全周波回復処理後の画像については、公知のバイリニア法を用いて画像を縮小する。ここでは2400×2400dpiの画像を1200×1200dpiへと変換するため、縮小後の画素値は縮小前の2×2画素の平均値となる。解像度がN倍であり、1/N倍に拡縮する場合はN×N画素の平均値となる。
一方、回復量画像については、まず2×2画素の合計値を計算する。合計値が0以上であれば当該2×2画素の最大値を縮小後の画素値とする。一方、合計値が0未満であれば当該2×2画素の最小値を縮小後の画素値とする。これは、エッジ部において回復量の平均値を用いると、正の回復量と負の回復量が相殺してしまうことを防ぐためである。
<効果>
以上説明したとおり第4実施形態によれば、画像処理(ハーフトーン処理)の解像度とは異なる解像度で読み取る原稿読み取り部を有する場合であっても、好適に鮮鋭性を回復することが可能となる。
(変形例)
なお、上述の説明では、全周波回復処理後の画像に対する縮小処理としてバイリニア法および最大値(最小値)を用いる例について説明したが、画像縮小の方法は限定されない。また、回復量画像に対する縮小処理に関しても、正の回復量と負の回復量が相殺しないような縮小方法であれば任意の方法が適用可能である。
また、原稿読み取り部により取得された画像データの解像度が2400×2400dpi、色分解処理部104以降の画像形成部の処理解像度が1200×1200dpiの例を用いて説明したが、それぞれの解像度は任意である。解像度の大小関係も任意であり、原稿読み取り部の解像度が相対的に低い場合には、画像縮小処理ではなく画像拡大処理となる。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
1 画像処理装置; 2 プリンタ; 102 低周波回復処理部; 104 色分解処理部; 106 OPG処理部; 108 ハーフトーン処理部; 110 全周波回復処理部; 112 回復量画像生成部

Claims (14)

  1. 入力画像に基づいて、記録媒体上に画像を形成する画像形成部に提供するハーフトーン画像を生成する画像処理装置であって、
    前記入力画像に対して、前記画像形成部による形成画像における鮮鋭性低下を補償するための回復処理を行う回復処理手段と、
    前記回復処理後の入力画像を用いて各画素の回復量を生成する生成手段と、
    前記回復量に基づいて、前記回復処理後の入力画像に対するハーフトーン処理を行い前記ハーフトーン画像を生成するハーフトーン処理手段と、
    を有し、
    前記ハーフトーン処理手段は、前記回復処理後の入力画像における所定の領域ごとに各画素に対してドットを配置するか否かを決定し、
    前記ハーフトーン処理手段は、前記所定の領域における少なくとも1つの画素について、前記回復量が前記少なくとも1つの画素をより明るくすべきことを示す場合は、前記回復量が前記少なくとも1つの画素をより暗くすべきことを示す場合に比べて、ドットが打たれにくくなるように前記ハーフトーン処理を制御する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記ハーフトーン処理手段は、前記回復量に応じてドットの打たれやすさを制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 入力画像に基づいて、記録媒体上に画像を形成する画像形成部に提供するハーフトーン画像を生成する画像処理装置であって、
    前記入力画像に対して、前記画像形成部による形成画像における鮮鋭性低下を補償するための回復処理を行う回復処理手段と、
    前記回復処理後の入力画像を用いて各画素の回復量を生成する生成手段と、
    前記回復量に基づいて、前記回復処理後の入力画像に対するハーフトーン処理を行い前記ハーフトーン画像を生成するハーフトーン処理手段と、
    を有し、
    前記回復処理手段は、前記入力画像に対して、前記画像形成部による形成画像における所定の周波数より低い低周波成分の鮮鋭性低下を補償するための第1の回復処理を行い、
    前記画像処理装置は、前記入力画像に対して、前記画像形成部による形成画像における全周波成分の鮮鋭性低下を補償するための第2の回復処理を行う第2の回復処理手段を更に有し、
    前記生成手段は、前記第1の回復処理後の入力画像と前記第2の回復処理後の入力画像との差分画像を、前記回復量を示す回復量画像として生成する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  4. 前記生成手段は、更に、前記差分画像における所定幅未満かつ所定濃度未満の細線を検出し、該検出された細線に対応する回復量の符号を反転し前記回復量画像とする
    ことを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  5. 前記ハーフトーン処理手段は、前記回復処理後の入力画像における所定の領域について、前記所定の領域に含まれる各画素に対応する回復量に基づいて、前記所定の領域に含まれる各画素のドットの配置優先度を算出し、前記配置優先度に応じて前記所定の領域に含まれる各画素に対してドットを配置するか否かを決定する
    ことを特徴とする請求項1から請求項の何れか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記ハーフトーン処理手段は、前記回復処理後の入力画像における所定の領域について、前記所定の領域に含まれる各画素の画素値に基づいて前記所定の領域に含まれる各画素のドットの配置優先度を算出し、前記所定の領域における各画素に対応する回復量に基づいて、前記配置優先度を変更して前記ハーフトーン処理を行う
    ことを特徴とする請求項1から請求項の何れか1項に記載の画像処理装置。
  7. 前記ハーフトーン処理手段は、前記第1の回復処理後の入力画像に対して、前記回復量に基づいて有効ドットの配置優先度を変更したハーフトーン処理を行う
    ことを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  8. 原稿を読み取り前記入力画像を生成する読み取り部の周波数劣化特性を取得する取得手段を更に有し、
    前記回復処理手段は、前記周波数劣化特性を利用して、前記入力画像に対して、前記画像形成部による形成画像における全周波数成分の鮮鋭性低下を補償するための回復処理を行い、
    前記生成手段は、前記入力画像と前記回復処理後の入力画像との差分画像を、前記回復量を示す回復量画像として生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  9. 画像の拡縮処理を行う拡縮手段を更に有し、
    前記読み取り部が第1の解像度で前記入力画像を生成し、前記ハーフトーン処理手段が前記第1の解像度とは異なる第2の解像度で画像処理を行う場合、前記拡縮手段は、前記入力画像と前記回復量画像とを前記第2の解像度となるよう拡縮し、前記ハーフトーン処理手段は、前記拡縮手段により拡縮された前記回復量画像に基づいて、前記拡縮手段により拡縮された入力画像に対するハーフトーン処理を行う
    ことを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  10. 前記第1の解像度が前記第2の解像度のN倍である場合、前記拡縮手段は、前記回復量画像に対して、N×N画素の領域の画素値の合計値を算出し、該合計値が0以上であれば該領域の画素値の最大値を前記拡縮された回復量画像の画素値として決定し、該合計値が0未満であれば該領域の画素値の最小値を前記拡縮された回復量画像の画素値として決定する
    ことを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  11. 前記ハーフトーン処理手段は、前記入力画像から前記回復量画像を減算して得られる減算画像に対して前記ハーフトーン処理を行う
    ことを特徴とする請求項から請求項10の何れか1項に記載の画像処理装置。
  12. 入力画像に基づいて、記録媒体上に画像を形成する画像形成部に提供するハーフトーン画像を生成する画像処理方法であって、
    前記入力画像に対して、前記画像形成部による形成画像における鮮鋭性低下を補償するための回復処理を行う回復処理工程と、
    前記回復処理後の入力画像を用いて各画素の回復量を生成する生成工程と、
    前記回復量に基づいて、前記回復処理後の入力画像に対するハーフトーン処理を行い前記ハーフトーン画像を生成するハーフトーン処理工程と、
    を含み、
    前記ハーフトーン処理工程では、前記回復処理後の入力画像における所定の領域ごとに各画素に対してドットを配置するか否かを決定し、
    前記ハーフトーン処理工程では、前記所定の領域における少なくとも1つの画素について、前記回復量が前記少なくとも1つの画素をより明るくすべきことを示す場合は、前記回復量が前記少なくとも1つの画素をより暗くすべきことを示す場合に比べて、ドットが打たれにくくなるように前記ハーフトーン処理を制御する
    ことを特徴とする画像処理方法。
  13. 入力画像に基づいて、記録媒体上に画像を形成する画像形成部に提供するハーフトーン画像を生成する画像処理方法であって、
    前記入力画像に対して、前記画像形成部による形成画像における鮮鋭性低下を補償するための回復処理を行う回復処理工程と、
    前記回復処理後の入力画像を用いて各画素の回復量を生成する生成工程と、
    前記回復量に基づいて、前記回復処理後の入力画像に対するハーフトーン処理を行い前記ハーフトーン画像を生成するハーフトーン処理工程と、
    を含み、
    前記回復処理工程では、前記入力画像に対して、前記画像形成部による形成画像における所定の周波数より低い低周波成分の鮮鋭性低下を補償するための第1の回復処理を行い、
    前記画像処理方法は、前記入力画像に対して、前記画像形成部による形成画像における全周波成分の鮮鋭性低下を補償するための第2の回復処理を行う第2の回復処理工程を更に含み、
    前記生成工程では、前記第1の回復処理後の入力画像と前記第2の回復処理後の入力画像との差分画像を、前記回復量を示す回復量画像として生成する
    ことを特徴とする画像処理方法。
  14. コンピュータを請求項1から請求項11の何れか1項に記載の画像処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
JP2017126513A 2017-06-28 2017-06-28 画像処理装置および画像処理方法 Active JP6895821B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017126513A JP6895821B2 (ja) 2017-06-28 2017-06-28 画像処理装置および画像処理方法
EP18176316.0A EP3422692B1 (en) 2017-06-28 2018-06-06 Image processing apparatus and image processing method
KR1020180073057A KR102318488B1 (ko) 2017-06-28 2018-06-26 화상 처리장치 및 화상 처리방법
US16/019,879 US10523844B2 (en) 2017-06-28 2018-06-27 Image processing apparatus and image processing method for image sharpness recovery

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017126513A JP6895821B2 (ja) 2017-06-28 2017-06-28 画像処理装置および画像処理方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2019009730A JP2019009730A (ja) 2019-01-17
JP2019009730A5 JP2019009730A5 (ja) 2020-08-06
JP6895821B2 true JP6895821B2 (ja) 2021-06-30

Family

ID=62563006

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017126513A Active JP6895821B2 (ja) 2017-06-28 2017-06-28 画像処理装置および画像処理方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US10523844B2 (ja)
EP (1) EP3422692B1 (ja)
JP (1) JP6895821B2 (ja)
KR (1) KR102318488B1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019187455A1 (ja) 2018-03-27 2019-10-03 キヤノン株式会社 画像処理装置、画像表示システム、画像処理方法、及び、プログラム
JP7204420B2 (ja) 2018-10-25 2023-01-16 キヤノン株式会社 画像処理装置、及び、画像処理方法
US10834288B2 (en) * 2018-12-21 2020-11-10 Canon Kabushiki Kaisha Generating image region dot data based on corrected number of dots and determined arrangement priority
JP7277231B2 (ja) 2019-04-15 2023-05-18 キヤノン株式会社 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム
JP7378221B2 (ja) * 2019-04-17 2023-11-13 シャープ株式会社 画像処理装置、画像形成装置、画像読取装置、制御方法、コンピュータプログラム、および記録媒体
CN111179158B (zh) * 2019-12-30 2023-07-18 深圳市商汤科技有限公司 图像处理方法、装置、电子设备及介质
JP7481935B2 (ja) 2020-07-21 2024-05-13 キヤノン株式会社 画像処理装置、画像処理方法
JP2022188467A (ja) * 2021-06-09 2022-12-21 キヤノン株式会社 画像記録装置、画像処理方法及びプログラム

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09247426A (ja) * 1996-03-08 1997-09-19 Canon Inc 画像処理装置及び画像処理方法
JPH09312766A (ja) * 1996-05-20 1997-12-02 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 階調画像の二値化方法及び装置
JP4259410B2 (ja) 2004-07-14 2009-04-30 パナソニック株式会社 画像処理装置
JP5512522B2 (ja) * 2007-09-28 2014-06-04 オセ−テクノロジーズ・ベー・ヴエー Mtfの適応可能な補正のための方法、装置、およびコンピュータプログラム
JP5426953B2 (ja) 2009-07-16 2014-02-26 キヤノン株式会社 画像処理装置およびその方法
JP6353271B2 (ja) 2013-06-04 2018-07-04 キヤノン株式会社 画像処理装置およびその方法
EP2963908B1 (en) 2014-07-01 2020-10-28 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus, image processing method and storage medium
JP6516446B2 (ja) 2014-11-14 2019-05-22 キヤノン株式会社 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
US10205854B2 (en) 2015-01-30 2019-02-12 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus, image processing method, and appearance reproduction apparatus
US9781289B2 (en) * 2015-05-29 2017-10-03 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus, method, and storage medium storing program
JP6632222B2 (ja) * 2015-05-29 2020-01-22 キヤノン株式会社 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム
JP6609141B2 (ja) 2015-08-27 2019-11-20 キヤノン株式会社 画像処理装置およびその方法、並びに、画像形成装置
JP6624881B2 (ja) 2015-10-19 2019-12-25 キヤノン株式会社 画像形成装置及びその制御方法
JP6650821B2 (ja) * 2016-04-25 2020-02-19 キヤノン株式会社 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム
JP6703788B2 (ja) * 2016-07-11 2020-06-03 キヤノン株式会社 画像処理装置および画像処理方法
JP6840604B2 (ja) 2017-04-11 2021-03-10 キヤノン株式会社 色変換テーブルの作成装置、色変換テーブルの作成方法、色変換処理装置、色変換処理方法およびプログラム
JP6862267B2 (ja) 2017-05-02 2021-04-21 キヤノン株式会社 色変換ルックアップテーブルの作成装置、色変換ルックアップテーブルの作成方法およびプログラム
JP6882083B2 (ja) * 2017-06-07 2021-06-02 キヤノン株式会社 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
EP3422692A1 (en) 2019-01-02
KR102318488B1 (ko) 2021-10-28
KR20190001933A (ko) 2019-01-07
JP2019009730A (ja) 2019-01-17
US10523844B2 (en) 2019-12-31
US20190007580A1 (en) 2019-01-03
EP3422692B1 (en) 2021-05-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6895821B2 (ja) 画像処理装置および画像処理方法
US8237991B2 (en) Image processing apparatus, image processing method, and program
US9361557B2 (en) Image processing apparatus and control method for performing screen processing
JP4890974B2 (ja) 画像処理装置、及び画像処理方法
US9349161B2 (en) Image processing apparatus and image processing method with edge enhancement
US20060152764A1 (en) Systems and methods for controlling a tone reproduction curve using error diffusion
JP5512522B2 (ja) Mtfの適応可能な補正のための方法、装置、およびコンピュータプログラム
CN106210435B (zh) 一种用于处理图像数据的装置及方法
US11090932B2 (en) Image processing apparatus, image processing method and storage medium
JP5539208B2 (ja) デジタルカラー画像を変換する方法、装置、コンピュータプログラム
JP4381360B2 (ja) 画像処理方法、画像処理装置、画像形成装置、コンピュータプログラム及び記録媒体
KR102067319B1 (ko) 화상 처리 장치, 그 제어 방법, 및 기억 매체
US9147140B2 (en) Image processing apparatus, method, and product for converting image data into fewer gradations based on total value of pixels in a group except for a detected pixel having a specific value
JP4861506B2 (ja) 画像処理装置およびその制御方法
JP2011023984A (ja) 画像処理装置
JP2005072635A (ja) 画像処理装置、画像形成装置、画像読取装置、画像処理方法、画像処理プログラム、及び画像処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP6994923B2 (ja) 制御装置及び制御方法
JP6971765B2 (ja) 制御装置、制御方法、およびプログラム
CN113002177B (zh) 生产喷墨打印机的方法、以及喷墨打印机
JP2006005907A (ja) 画像処理方法、画像処理装置、画像形成装置、コンピュータプログラム及び擬似中間調マトリクス作成方法
JP2023056117A (ja) 画像処理装置
JP2021053994A (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
EP1605684A1 (en) Method of processing a digital image in order to enhance the text portion of said image
JP2019186643A (ja) 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、画像処理プログラムおよび記録媒体
JP2010283416A (ja) 画像処理装置、印刷システム、画像処理方法およびコンピュータープログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200529

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200529

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20210103

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210113

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210215

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210414

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210510

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210608

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6895821

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151