JP6881342B2 - 画像読取装置、画像形成装置、画像読取方法 - Google Patents

画像読取装置、画像形成装置、画像読取方法 Download PDF

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Description

本発明は、原稿載置面に載置された原稿の画像データを読み取る画像読取装置、当該画像読取装置を備える画像形成装置、及び当該画像読取装置で実行される画像読取方法に関する。
原稿載置面に載置された原稿の画像データを読み取る画像読取装置が知られている。この種の画像読取装置は、副走査方向に移動可能であって、前記原稿載置面に載置された原稿に主走査方向に沿って照射される光を射出する光射出ユニットを備える。前記光射出ユニットは、原稿の画像データが読み取られる場合に、予め定められたホーム位置から所定の読取方向へ移動されるとともに前記光が射出される。これにより、前記原稿載置面に載置された原稿に照射される前記光が走査されて、当該原稿で反射した光に基づく画像データが取得される。
この種の画像読取装置では、前記原稿載置面に載置された原稿のサイズが検出されることがある(例えば、特許文献1参照)。例えば、当該画像読取装置では、前記原稿載置面に対して開閉可能なカバー部材が開かれた場合に、前記光射出ユニットが前記ホーム位置から原稿の画像データを読み取り可能な所定のサイズ検出位置に移動される。そして、前記カバー部材が閉じられるタイミングで、前記原稿載置面に載置された原稿の1又は複数ライン分の画像データが読み取られて、当該画像データに基づくサイズ検出処理が実行される。
特開2012−49678号公報
ところで、画像読取装置では、前記原稿載置面に載置された原稿の画像データの読み取り後に実行される前記光射出ユニットを前記ホーム位置に戻す移動処理の実行中に、前記カバー部材が開かれることがある。この場合において、前記移動処理の終了後に前記光射出ユニットが前記サイズ検出位置に移動される場合には、前記カバー部材が閉じられるまでの間に前記光射出ユニットを前記サイズ検出位置に到達させることができず、原稿のサイズを検出できないことがある。
本発明の目的は、カバー部材が開かれてから光射出ユニットがサイズ検出位置に到達するまでの時間を短縮可能な画像読取装置、画像形成装置、及び画像読取方法を提供することにある。
本発明の一の局面に係る画像読取装置は、カバー部材と、光射出ユニットと、第1読取処理部と、第1移動処理部と、第2移動処理部と、を備える。前記カバー部材は、原稿が載置される原稿載置面に対して開閉可能に設けられる。前記光射出ユニットは、前記原稿載置面に平行な第1方向に沿って移動可能に設けられ、前記第1方向に直交する第2方向に沿って前記原稿載置面に照射される光を射出する。前記第1読取処理部は、前記光射出ユニットを前記第1方向へ移動させて前記原稿載置面に載置された原稿の画像データを読み取る第1読取処理を実行する。前記第1移動処理部は、前記第1読取処理の終了後に、前記光射出ユニットを前記原稿載置面に前記光を照射可能な読取範囲よりも前記第1方向上流側のホーム位置に移動させる第1移動処理を実行する。前記第2移動処理部は、前記第1移動処理の実行中に前記カバー部材が開かれる場合に、前記第1移動処理を中断させて前記光射出ユニットを前記読取範囲における前記原稿載置面に載置された原稿のサイズ検出に用いられる検出用データが取得されるサイズ検出位置に前記ホーム位置を経由することなく移動させる第2移動処理を実行可能である。
本発明の一の局面に係る画像形成装置は、前記画像読取装置と、画像形成部とを備える。前記画像形成部は、画像データに基づく画像を形成する。
本発明の他の局面に係る画像読取方法は、原稿が載置される原稿載置面に対して開閉可能に設けられるカバー部材と、前記原稿載置面に平行な第1方向に沿って移動可能に設けられ、前記第1方向に直交する第2方向に沿って前記原稿載置面に照射される光を射出する光射出ユニットと、を備える画像読取装置で実行され、前記光射出ユニットを前記第1方向へ移動させて前記原稿載置面に載置された原稿の画像データを読み取る第1読取処理を実行することと、前記第1読取処理の終了後に、前記光射出ユニットを前記原稿載置面に前記光を照射可能な読取範囲よりも前記第1方向上流側のホーム位置に移動させる第1移動処理を実行することと、前記第1移動処理の実行中に前記カバー部材が開かれる場合に、前記第1移動処理を中断させて前記光射出ユニットを前記読取範囲における前記原稿載置面に載置された原稿のサイズ検出に用いられる検出用データが取得されるサイズ検出位置に前記ホーム位置を経由することなく移動させる第2移動処理を実行可能なことと、を含む。
本発明によれば、カバー部材が開かれてから光射出ユニットがサイズ検出位置に到達するまでの時間を短縮可能な画像読取装置、画像形成装置、及び画像読取方法が実現される。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成を示す図である。 図2は、本発明の実施形態に係る画像形成装置のシステム構成を示すブロック図である。 図3は、本発明の実施形態に係る画像形成装置におけるADF及び画像読取部の構成を示す図である。 図4は、本発明の実施形態に係る画像形成装置におけるADF及び画像読取部の構成を示す図である。 図5は、本発明の実施形態に係る画像形成装置における読取ユニットの移動範囲を示す図である。 図6は、本発明の実施形態に係る画像形成装置で実行される読取制御処理の一例を示すフローチャートである。 図7は、本発明の実施形態に係る画像形成装置で実行されるサイズ検出処理の一例を示すフローチャートである。 図8は、本発明の実施形態に係る画像形成装置で実行される載置読取処理の一例を示すフローチャートである。 図9は、本発明の実施形態に係る画像形成装置で実行される搬送読取処理の一例を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
[画像形成装置10の概略構成]
まず、図1及び図2を参照しつつ、本発明の実施形態に係る画像形成装置10の概略構成について説明する。ここで、図1は画像形成装置10の構成を示す断面図である。
画像形成装置10は、原稿から画像データを読み取るスキャン機能、及び画像データに基づいて画像を形成するプリント機能と共に、ファクシミリ機能、及びコピー機能などの複数の機能を有する複合機である。また、本発明は、スキャナー装置、ファクシミリ装置、及びコピー機などの画像読取装置又は画像形成装置に適用可能である。
図1及び図2に示されるように、画像形成装置10は、ADF1、画像読取部2、画像形成部3、給紙部4、制御部5、操作表示部7、及び記憶部8を備える。
画像形成部3は、画像読取部2で読み取られた画像データに基づいて、電子写真方式で画像を形成することが可能である。また、画像形成部3は、外部のパーソナルコンピューター等の情報処理装置から入力された画像データに基づいて、画像を形成することも可能である。具体的に、画像形成部3は、感光体ドラム、帯電装置、光走査装置(LSU)、現像装置、転写ローラー、クリーニング装置、定着ローラー、加圧ローラー、及び排紙トレイを備える。そして、画像形成部3では、給紙部4から供給されるシートに画像が形成されて、画像形成後のシートが前記排紙トレイに排出される。なお、給紙部4から供給されるシートは、紙、コート紙、ハガキ、封筒、及びOHPシートなどのシート材料である。
制御部5は、不図示のCPU、ROM、及びRAMなどの制御機器を備える。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるための制御プログラムなどの情報が予め記憶される不揮発性の記憶装置である。前記RAMは、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される揮発性の記憶装置である。制御部5では、前記CPUにより前記ROMに予め記憶された各種の制御プログラムが実行される。これにより、画像形成装置10が制御部5により統括的に制御される。なお、制御部5は、集積回路(ASIC)などの電子回路で構成されたものであってもよく、画像形成装置10を統括的に制御するメイン制御部とは別に設けられた制御部であってもよい。
操作表示部7は、制御部5からの制御指示に応じて各種の情報を表示する液晶ディスプレーなどの表示部、及びユーザーの操作に応じて制御部5に各種の情報を入力する操作キー又はタッチパネルなどの操作部を有する。
記憶部8は、不揮発性の記憶装置である。例えば、記憶部8は、フラッシュメモリー及びEEPROM(登録商標)などの不揮発性メモリ、SSD(ソリッドステートドライブ)、又はHDD(ハードディスクドライブ)などの記憶装置である。
[ADF1及び画像読取部2の構成]
次に、図1〜図5を参照しつつ、ADF1及び画像読取部2について説明する。ここで、図3はADF1が開かれた状態の画像読取部2を示す斜視図である。また、図4はADF1及び画像読取部2の構成を示す断面図である。また、図5は画像読取部2の構成を示す断面図である。
ADF1は、画像読取部2の読取ユニット22から射出される光の照射位置P3(図4参照)を経由して原稿を搬送する。
図1、図2、及び図4に示されるように、ADF1は、原稿搬送路1A、原稿載置部11、複数の搬送ローラー12、原稿ガイド13、排紙部14、及び原稿センサー15を備える。
原稿載置部11には、搬送される原稿が載置される。原稿センサー15は、原稿載置部11における原稿の有無を検出する。例えば、原稿センサー15は、原稿載置部11に設けられた反射型の光センサーである。原稿搬送路1Aは、原稿載置部11と排紙部14との間に形成された原稿の移動通路である。原稿搬送路1Aには、複数の搬送ローラー12及び原稿ガイド13が設けられている。搬送ローラー12各々は、不図示のモーターから供給される回転駆動力によって回転することで、原稿載置部11に載置された原稿を排紙部14へ搬送する。原稿ガイド13は、搬送ローラー12によって搬送される原稿を照射位置P3へ案内する。
画像読取部2は、原稿から画像データを読み取ることが可能である。
図1及び図2に示されるように、画像読取部2は、筐体21、読取ユニット22、ミラー23、ミラー24、光学レンズ25、CCD26、AFE回路27、画像処理部28、及び駆動部29を備える。
筐体21は、画像読取部2の構成要素を収容する。また、筐体21の上面は、原稿が載置される原稿台として用いられる。具体的に、図3に示されるように、筐体21の上面には、矩形状の開口を形成する第1開口部21Aが設けられている。また、第1開口部21Aの下側には、第1コンタクトガラス211が取り付けられている。第1コンタクトガラス211によって、第1開口部21Aの開口は閉塞されている。第1開口部21Aからは、第1コンタクトガラス211の上面の一部が露出している。この第1コンタクトガラス211の上面における露出領域が、原稿が載置される原稿載置面211A(図3参照)である。画像形成装置10では、原稿載置面211Aにおける予め定められた基準位置P1(図3参照)に合わせて原稿が載置される。
ADF1は、原稿載置面211Aに載置される原稿に対する原稿カバーを兼ねている。具体的に、ADF1は、筐体21によって原稿載置面211Aに対して開閉可能に支持されている。ここに、ADF1が、本発明におけるカバー部材の一例であるとともに、本発明における原稿搬送部の一例である。
図3に示されるように、筐体21の上面には、矩形状の開口を形成する第2開口部21Bが第1開口部21Aとは別に設けられている。第2開口部21Bは、筐体21の上面において、原稿載置面211Aに対して閉じられた状態のADF1の原稿ガイド13と対向する位置に設けられている。また、第2開口部21Bの下側には、第2コンタクトガラス212が取り付けられている。第2コンタクトガラス212によって、第2開口部21Bの開口は閉塞されている。第2開口部21Bからは、第2コンタクトガラス212の上面の一部が露出している。照射位置P3(図4参照)は、この第2コンタクトガラス212の上面における露出領域上の位置である。
図3に示されるように、筐体21の上面には開閉センサー213が設けられている。開閉センサー213は、原稿載置面211Aに対するADF1の閉状態から開状態への状態遷移、及び開状態から閉状態への状態遷移の検出に用いられる。例えば、開閉センサー213は、反射型の光センサーである。
図2に示されるように、画像読取部2には原稿センサー214が設けられている。原稿センサー214は、原稿載置面211Aにおける予め定められた検出位置P2(図3参照)における原稿の有無を検出する。例えば、検出位置P2は、原稿載置面211Aにおいて基準位置P1に合わせて載置されたA3横サイズの原稿の内側の位置であって、且つ原稿載置面211Aにおいて基準位置P1に合わせて載置されたA4縦サイズの原稿の外側の位置である。例えば、原稿センサー214は、原稿載置面211Aの下側に設けられた反射型の光センサーである。
図5に示されるように、第1開口部21A及び第2開口部21Bの間には、色基準板215が設けられている。図4及び図5に示されるように、色基準板215は、第1コンタクトガラス211の上面に設けられる。色基準板215は、第1コンタクトガラス211との対向面に予め定められた基準画像を有する。例えば、前記基準画像は、白色に対応する予め定められた基準濃度を有するベタ画像である。色基準板215からは、後述するシェーディング補正に用いられる色基準データが読み取られる。
読取ユニット22は、図1に示されるように、光源221及びミラー222を備える。光源221は、原稿載置面211Aに平行な主走査方向D1(図3参照)に沿って配列された複数の白色LEDである。光源221は、原稿載置面211A又は第2コンタクトガラス212の上面に主走査方向D1に沿って照射される光を射出する。光源221から射出された光は、第1コンタクトガラス211又は第2コンタクトガラス212を透過して、第1コンタクトガラス211に載置された原稿又はADF1によって搬送される原稿に照射される。ミラー222は、光源221から射出されて原稿で反射された光をミラー23へ反射させる。ここに、読取ユニット22が、本発明における光射出ユニットの一例である。また、主走査方向D1が、本発明における第2方向の一例である。
読取ユニット22は、筐体21によって筐体21の内部を原稿載置面211Aに平行であって主走査方向D1と直交する副走査方向D2(図3参照)に沿って移動可能に支持されている。具体的に、読取ユニット22は、筐体21の内部における副走査方向D2の一方の端部位置と他方の端部位置との間を移動することが可能である。ここで、図5には、筐体21の内部における読取ユニット22の移動可能範囲R10が示されている。なお、図5では、光源221の位置を筐体21内における読取ユニット22の位置とみなした場合の読取ユニット22の移動可能範囲が、符号R10によって示されている。
画像形成装置10では、原稿載置面211Aに載置された原稿の画像データを読み取る第1読取処理及びADF1によって搬送される原稿の画像データを読み取る第2読取処理のいずれかの処理が実行されて、原稿の画像データが読み取られる。読取ユニット22は、画像形成装置10において前記第1読取処理及び前記第2読取処理のいずれかの処理の実行指示の入力を待ち受けている間、ホーム位置P4(図5参照)に配置される。ここで、ホーム位置P4は、光源221から射出される光を原稿載置面211Aに照射可能な読取範囲R11(図5参照)よりも、前記第1読取処理の実行時における読取ユニット22の移動方向である読取方向D21(図5参照)の上流側の位置である。また、ホーム位置P4は、図5に示されるように、光源221から射出される光を色基準板215に照射可能な位置である。
駆動部29は、読取ユニット22が筐体21内を移動するための駆動力を生成する。具体的に、駆動部29はステッピングモーターである。
読取ユニット22は、駆動部29から不図示の動力伝達機構を介して供給される駆動力を受けて、筐体21内を副走査方向D2に沿って移動する。具体的に、読取ユニット22は、前記第1読取処理が実行される場合に、ホーム位置P4(図5参照)から副走査方向D2に沿った読取方向D21(図5参照)へ移動される。これにより、画像読取部2は、光源221から射出されて原稿載置面211Aに載置された原稿に照射される光を読取方向D21に走査して、当該原稿によって反射された光に基づいて当該原稿の画像データを読み取ることが可能である。また、読取ユニット22は、前記第2読取処理が実行される場合に、ホーム位置P4から読取位置P5(図5参照)に移動される。ここで、読取位置P5は、ホーム位置P4よりも読取方向D21の上流側の位置であって、光源221から射出される光を第2コンタクトガラス212上の照射位置P3(図4参照)に照射可能な位置である。これにより、画像読取部2は、照射位置P3でADF1によって搬送される原稿で反射された光に基づいて、当該原稿の画像データを読み取ることが可能である。ここに、読取方向D21が、本発明における第1方向の一例である。
ミラー23は、読取ユニット22のミラー222から入射される光をミラー24に向けて反射させる。ミラー24は、ミラー23から入射される光を光学レンズ25に向けて反射させる。光学レンズ25は、ミラー24から入射される光を集光してCCD26に入射させる。
CCD26は、主走査方向D1に沿って配列された複数の光電変換素子を有するイメージセンサーである。CCD26は、受光した光の光量に応じた電気信号を出力する。画像読取部2では、光源221から射出されて原稿で反射された光がミラー222、ミラー23、ミラー24、及び光学レンズ25を経由してCCD26に入射される。これにより、CCD26から原稿の画像に対応するアナログの電気信号が出力される。CCD26から出力されるアナログの電気信号は、AFE(アナログフロントエンド)回路27に入力される。
AFE回路27は、CCD26から入力されるアナログ信号に基づく処理を実行する電子回路である。例えば、AFE回路27では、CCD26から入力されるアナログ信号がライン周期でクランプされて、その後増幅される。そして、増幅されたアナログ信号は、アナログデジタルコンバーターによってデジタル信号の画像データに変換される。AFE回路27から出力された画像データは、画像処理部28に入力される。
画像処理部28は、色基準板215から取得される前記色基準データに基づいてAFE回路27から入力される画像データを補正するシェーディング補正を実行する。画像処理部28はASICなどの電子回路によって構成される。なお、制御部5が、前記CPUを用いて前記ROMに記憶されているプログラムを実行することで、画像処理部28として機能してもよい。
画像読取部2では、主走査方向D1における光源221の発光特性のバラつき又はCCD26の受光感度のバラつきなどが生じていることがある。この場合には、画像読取部2により同一濃度の画像(例えば白色画像)が読み取られた場合に、主走査方向D1における画素の画像データに読取誤差が生じるおそれがある。前記シェーディング補正は、このような画像読取部2における読取誤差を補正して濃度のバラつきを抑制するための画像処理である。
例えば、画像処理部28は、以下に示す式(1)に基づいて、読み取られた画像データの画素ごとに前記シェーディング補正を行う。ここで、式(1)における黒レベルの濃度値とは、黒色を示す画素の濃度値である。前記黒レベルの濃度値は、予め定められた固定の値を用いるものであってもよいし、ADF1が閉じられ且つ光源221が消灯された状態でのCCD26及びAFE回路27からの出力に基づいて設定されるものであってもよい。また、画像形成装置10では、画素の濃度が薄いほど当該画素の濃度値が高くなるように、画素の濃度と当該画素の濃度値との関係が規定されている。
補正後の画像データの濃度値=階調数×(補正前の画像データの濃度値−黒レベルの濃度値)/(色基準データの濃度値−黒レベルの濃度値)・・・(1)
画像処理部28によって前記シェーディング補正が行われた画像データは、記憶部8に格納される。
ここで、画像形成装置10では、前記第1読取処理が実行される場合に、前記第1読取処理の実行前に原稿載置面211Aに載置された原稿のサイズが検出される。
具体的に、画像形成装置10では、開閉センサー213によってADF1の閉状態から開状態への状態遷移が検出された場合に、読取ユニット22がホーム位置P4から予め定められたサイズ検出位置P6(図5参照)に移動される。ここで、サイズ検出位置P6は、基準位置P1に合わせて原稿載置面211Aに載置された予め定められたサイズの特定原稿X1(図3参照)に光源221の光を照射可能な特定範囲R12(図5参照)内の位置である。具体的に、特定原稿X1は、画像形成装置10でサイズ検出可能な最小サイズの原稿である。なお、図3では、基準位置P1に合わせて原稿載置面211Aに載置された特定原稿X1が二点鎖線によって示されている。また、サイズ検出位置P6の決定方法は、以上に述べたものと異なるものであってもよい。
読取ユニット22がサイズ検出位置P6に移動された後、開閉センサー213によってADF1の開状態から閉状態への状態遷移が検出されると、制御部5は、原稿のサイズ検出に用いられる検出用データを取得する。具体的に、制御部5は、読取ユニット22の光源221に光を射出させて、画像読取部2に原稿載置面211Aに載置された原稿の主走査方向D1の1又は複数ライン分の画像データ(前記検出用データ)を読み取らせる。制御部5は、取得された前記検出用データに基づいて特定される原稿の主走査方向D1における長さと、原稿センサー214による検出位置P2における原稿の有無の検出結果に基づいて、原稿のサイズを検出する。検出された原稿のサイズは、前記第1読取処理の実行時における読取ユニット22の移動距離の決定などに用いられる。
ところで、画像形成装置10では、前記第1読取処理の後に実行される読取ユニット22をホーム位置P4に戻す第1移動処理の実行中に、ADF1が開かれることがある。この場合において、前記第1移動処理の終了後に読取ユニット22がサイズ検出位置P6に移動される場合には、ADF1が閉じられるまでの間に読取ユニット22をサイズ検出位置P6に到達させることができず、原稿のサイズを検出できないことがある。
これに対し、本発明の実施形態に係る画像形成装置10では、以下に説明するように、ADF1が開かれてから読取ユニット22がサイズ検出位置P6に到達するまでの時間を短縮させることが可能である。
具体的に、制御部5の前記ROMには、前記CPUに後述の読取制御処理(図6のフローチャート参照)を実行させるための読取制御プログラムが予め記憶されている。なお、前記読取制御プログラムは、CD、DVD、フラッシュメモリーなどのコンピューター読み取り可能な記録媒体に記録されており、前記記録媒体から読み取られて記憶部8にインストールされるものであってもよい。
そして、制御部5は、図2に示されるように、第1読取処理部51、第1移動処理部52、第1取得処理部53、第2移動処理部54、第3移動処理部55、データ取得部56、設定処理部57、第2読取処理部58、第2取得処理部59、及び第4移動処理部60を含む。具体的に、制御部5は、前記CPUを用いて前記ROMに記憶されている前記読取制御プログラムを実行する。これにより、制御部5は、第1読取処理部51、第1移動処理部52、第1取得処理部53、第2移動処理部54、第3移動処理部55、データ取得部56、設定処理部57、第2読取処理部58、第2取得処理部59、及び第4移動処理部60として機能する。ここに、画像読取部2及び制御部5を備える装置が、本発明における画像読取装置の一例である。
第1読取処理部51は、読取ユニット22をホーム位置P4から読取方向D21へ移動させて、原稿載置面211Aに載置された原稿の画像データを読み取る前記第1読取処理を実行する。
具体的に、第1読取処理部51は、操作表示部7におけるユーザーの操作によって原稿の画像データの読み取りが指示された場合において、ADF1の原稿センサー15によって原稿載置部11における原稿の存在が検出されない場合に、前記第1読取処理を実行する。
ここで、前記第1読取処理の手順について説明する。前記第1読取処理では、まず、色基準板215から前記色基準データが取得される。例えば、第1読取処理部51は、ホーム位置P4に配置された読取ユニット22の光源221に光を射出させて、AFE回路27に色基準板215の1ライン分の画像データを出力させる。そして、第1読取処理部51は、画像処理部28に、AFE回路27から出力される色基準板215の1ライン分の画像データを前記色基準データとして設定させる。例えば、画像処理部28には、前記色基準データの設定に用いられる不図示のレジスタが設けられている。画像処理部28は、取得された前記色基準データを前記レジスタに格納することで、前記色基準データを設定する。
次に、前記第1読取処理では、読取ユニット22のホーム位置P4からの移動距離が決定される。具体的に、第1読取処理部51は、前記第1読取処理の実行前に検出された原稿のサイズに基づいて、読取ユニット22のホーム位置P4からの移動距離を決定する。なお、画像形成装置10では、前述のように前記第1読取処理の実行前に原稿のサイズを検出できないことがある。この場合、第1読取処理部51は、最後に検出された原稿のサイズに基づいて、読取ユニット22のホーム位置P4からの移動距離を決定する。
そして、前記第1読取処理では、決定された移動距離に基づいて読取ユニット22の移動が制御されるとともに、原稿載置面211Aに載置された原稿から画像データが読み取られる。例えば、第1読取処理部51は、決定された移動距離に対応する数の駆動パルスを駆動部29に入力することで、読取ユニット22をホーム位置P4から決定された移動距離だけ移動させる。また、第1読取処理部51は、読取ユニット22の移動中に光源221に光を射出させるとともに、原稿からの反射光に基づく画像データをCCD26、AFE回路27、及び画像処理部28に出力させる。ここで、画像処理部28からは、直前に設定された前記色基準データに基づく前記シェーディング補正後の画像データが出力される。
なお、第1読取処理部51は、前記色基準データを取得する場合に、光源221に光を射出させるとともに色基準板215に照射される光源221の光を副走査方向D2に走査させて、AFE回路27に色基準板215の複数ライン分の画像データを出力させてもよい。そして、第1読取処理部51は、画像処理部28に、AFE回路27から出力される色基準板215の複数ライン分の画像データの平均値を前記色基準データとして設定させてもよい。
第1移動処理部52は、前記第1読取処理の終了後に、読取ユニット22をホーム位置P4に移動させる前記第1移動処理を実行する。
例えば、前記第1移動処理では、前記第1読取処理の終了時から当該第1読取処理で画像データが読み取られた原稿における読取方向D21のサイズに応じた待機時間の経過後に、ホーム位置P4への読取ユニット22の移動が開始される。
例えば、画像形成装置10では、原稿載置面211Aに載置される原稿の読取方向D21におけるサイズと前記待機時間との対応関係を示すテーブルデータが予め記憶部8に格納されている。前記テーブルデータでは、原稿の読取方向D21におけるサイズが小さいほど前記待機時間が長くなるように、当該サイズと前記待機時間との対応関係が定められている。
第1移動処理部52は、前記第1読取処理の実行前において原稿のサイズが検出されている場合は、検出された原稿のサイズ及び前記テーブルデータに基づいて、当該サイズに対応する前記待機時間を取得する。また、第1移動処理部52は、前記第1読取処理の実行前において原稿のサイズが検出されていない場合は、最後に検出された原稿のサイズ及び前記テーブルデータに基づいて、当該サイズに対応する前記待機時間を取得する。
そして、第1移動処理部52は、前記第1読取処理の終了時から、取得された前記待機時間が経過した後に、ホーム位置P4への読取ユニット22の移動を開始させる。例えば、第1移動処理部52は、前記第1読取処理で駆動部29に入力された駆動パルスの数と同数の駆動パルスを駆動部29に入力して、読取ユニット22をホーム位置P4に移動させる。
なお、第1移動処理部52は、前記第1読取処理の終了後直ちに、読取ユニット22の移動を開始させてもよい。
第1取得処理部53は、前記第1移動処理の終了後に、読取ユニット22を用いて前記色基準データを取得する第1取得処理を実行する。なお、前記第1取得処理における前記色基準データの取得方法は前記第1読取処理と同じであるため、その説明を省略する。
第2移動処理部54は、前記第1移動処理の実行中にADF1が開かれる場合に、前記第1移動処理を中断させて、読取ユニット22をサイズ検出位置P6にホーム位置P4を経由することなく移動させる第2移動処理を実行可能である。
具体的に、第2移動処理部54は、設定処理部57によって後述する両面読取モードが設定されている場合であって、原稿の両面の画像データが読取済である場合に、前記第1移動処理を中断させて前記第2移動処理を実行する。また、第2移動処理部54は、前記両面読取モードが設定されていない場合に、前記第1移動処理を中断させて前記第2移動処理を実行する。一方、第2移動処理部54は、設定処理部57によって後述する両面読取モードが設定されている場合であって、原稿の両面の画像データが読取済でない場合には、前記第1移動処理を中断させず、前記第2移動処理を実行しない。
例えば、第2移動処理部54は、前記第1移動処理の実行中に開閉センサー213によってADF1の閉状態から開状態への状態遷移が検出された場合に、ホーム位置P4から読取方向D21の下流側で読取ユニット22を停止可能であるか否かを判断する。例えば、第2移動処理部54は、前記第1移動処理における駆動部29への駆動パルスの入力数に基づいて、ホーム位置P4から読取方向D21の下流側で読取ユニット22を停止可能であるか否かを判断する。
そして、第2移動処理部54は、ホーム位置P4から読取方向D21の下流側で読取ユニット22を停止可能であると判断すると、ホーム位置P4で停止するように読取ユニット22の移動を制御する。一方、第2移動処理部54は、ホーム位置P4から読取方向D21の下流側で読取ユニット22を停止可能でないと判断すると、一旦読取ユニット22を停止させて、読取ユニット22をその停止位置からホーム位置P4へ移動させる。
第3移動処理部55は、前記第1取得処理の実行中にADF1が開かれる場合に、前記第1取得処理を中断させて、読取ユニット22をサイズ検出位置P6に移動させる第3移動処理を実行する。
例えば、第3移動処理部55は、ホーム位置P4からサイズ検出位置P6までの距離に対応する数の駆動パルスを駆動部29に入力することで、読取ユニット22をホーム位置P4からサイズ検出位置P6に移動させる。
なお、制御部5は、第1取得処理部53及び第3移動処理部55を含んでいなくてもよい。
データ取得部56は、ADF1が閉じられる場合において、読取ユニット22が特定範囲R12(図5参照)内に存在する場合に、読取ユニット22を用いて前記検出用データを取得する。
具体的に、データ取得部56は、前記第2移動処理の実行開始後にADF1が閉じられる場合において、読取ユニット22が特定範囲R12内に存在する場合に、読取ユニット22を用いて前記検出用データを取得する。また、データ取得部56は、前記第3移動処理又は後述する第4移動処理の実行開始後にADF1が閉じられる場合において、読取ユニット22が特定範囲R12内に存在する場合に、読取ユニット22を用いて前記検出用データを取得する。また、データ取得部56は、前記第1読取処理の実行前における読取ユニット22のホーム位置P4からサイズ検出位置P6への移動の開始後にADF1が閉じられる場合において、読取ユニット22が特定範囲R12内に存在する場合に、読取ユニット22を用いて前記検出用データを取得する。
例えば、データ取得部56は、読取ユニット22のサイズ検出位置P6への移動中に開閉センサー213によってADF1の開状態から閉状態への状態遷移が検出された場合に、読取ユニット22が特定範囲R12内に存在するか否かを判断する。例えば、データ取得部56は、駆動部29への駆動パルスの入力数に基づいて、読取ユニット22が特定範囲R12内に存在するか否かを判断する。
そして、データ取得部56は、読取ユニット22が特定範囲R12内に存在すると判断した場合に、光源221に光を射出させて画像読取部2に前記検出用データを取得させる。一方、データ取得部56は、読取ユニット22が特定範囲R12内に存在しないと判断した場合には、画像読取部2に前記検出用データを取得させない。
また、データ取得部56は、読取ユニット22のサイズ検出位置P6への移動後に開閉センサー213によってADF1の開状態から閉状態への状態遷移が検出された場合には、光源221に光を射出させて画像読取部2に前記検出用データを取得させる。
なお、データ取得部56は、ADF1が閉じられる場合において、読取ユニット22がサイズ検出位置P6に配置されている場合にのみ、読取ユニット22を用いて前記検出用データを取得してもよい。また、データ取得部56は、ADF1が閉じられる場合に、読取ユニット22の現在の位置に関わらず、読取ユニット22を用いて前記検出用データを取得してもよい。
設定処理部57は、予め定められたユーザー操作に応じて、原稿載置面211Aに載置された原稿の両面の画像データを読み取る両面読取モードを設定する。
例えば、設定処理部57は、操作表示部7におけるユーザーの操作に応じて、前記両面読取モードの設定に用いられる読取モード設定画面を操作表示部7に表示させる。そして、設定処理部57は、前記読取モード設定画面におけるユーザーの操作に応じて、前記両面読取モードの有効又は無効を設定する。
なお、画像形成装置10では、前記両面読取モードが有効に設定されている場合に、連続して実行される前記第1読取処理各々で読み取られる二つの画像データが、原稿の第1面及び第2面それぞれに対応する一組の画像データとして記憶部8に格納される。例えば、画像形成装置10では、前記両面読取モードが有効に設定されている場合に、前記第1読取処理で読み取られた原稿の画像データが記憶部8の予め定められた片面記憶領域に格納される。また、画像形成装置10では、前記片面記憶領域に画像データが格納されている場合に、次に実行される前記第1読取処理で読み取られた画像データと前記片面記憶領域に格納されている画像データとが前記一組の画像データとして、記憶部8の前記片面記憶領域とは異なる記憶領域に格納される。
なお、制御部5は、設定処理部57を含んでいなくてもよい。この場合、第2移動処理部54は、前記第1移動処理の実行中にADF1が開かれる場合に、常に前記第1移動処理を中断させて、前記第2移動処理を実行してよい。
第2読取処理部58は、読取ユニット22を読取位置P5に移動させて、ADF1によって搬送される原稿の画像データを読み取る第2読取処理を実行する。
具体的に、第2読取処理部58は、操作表示部7におけるユーザーの操作によって原稿の画像データの読み取りが指示された場合において、ADF1の原稿センサー15によって原稿載置部11における原稿の存在が検出された場合に、前記第2読取処理を実行する。
ここで、前記第2読取処理の手順について説明する。まず、前記第2読取処理では、前記第1読取処理と同様に、色基準板215から前記色基準データが取得される。画像処理部28は、取得された前記色基準データを前記レジスタに格納することで、前記色基準データを設定する。
次に、前記第2読取処理では、読取ユニット22がホーム位置P4から読取位置P5へ移動される。例えば、第2読取処理部58は、ホーム位置P4から読取位置P5までの距離に対応する数の駆動パルスを駆動部29に入力することで、読取ユニット22をホーム位置P4から読取位置P5へ移動させる。
そして、前記第2読取処理では、ADF1によって原稿が搬送されるとともに、ADF1によって搬送される原稿から画像データが読み取られる。具体的に、第2読取処理部58は、光源221に光を射出させるとともに、原稿からの反射光に基づく画像データをCCD26、AFE回路27、及び画像処理部28に出力させる。ここで、画像処理部28からは、直前に設定された前記色基準データに基づく前記シェーディング補正後の画像データが出力される。
第2取得処理部59は、前記第2読取処理の終了後に読取ユニット22をホーム位置P4に移動させて、読取ユニット22を用いて前記色基準データを取得する第2取得処理を実行する。なお、前記第2取得処理における前記色基準データの取得方法は前記第1読取処理と同じであるため、その説明を省略する。
第4移動処理部60は、前記第2取得処理の実行中にADF1が開かれる場合に、前記第2取得処理を中断させて、読取ユニット22をサイズ検出位置P6に移動させる第4移動処理を実行する。
例えば、第4移動処理部60は、ホーム位置P4からサイズ検出位置P6までの距離に対応する数の駆動パルスを駆動部29に入力することで、読取ユニット22をホーム位置P4からサイズ検出位置P6に移動させる。
なお、制御部5は、第2取得処理部59及び第4移動処理部60を含んでいなくてもよい。
[読取制御処理]
以下、図6を参照しつつ、画像形成装置10において制御部5により実行される読取制御処理の手順と共に、本発明に係る画像読取方法の手順の一例について説明する。ここで、ステップS11、S12・・・は、制御部5により実行される処理手順(ステップ)の番号を表している。
<ステップS11>
まず、ステップS11において、制御部5は、操作表示部7におけるユーザーの操作によって原稿の画像データの読み取りが指示されたか否かを判断する。
ここで、制御部5は、原稿の画像データの読み取りが指示されたと判断すると(S11のYes側)、処理をステップS111に移行させる。また、原稿の画像データの読み取りが指示されていなければ(S11のNo側)、制御部5は、処理をステップS12に移行させる。
<ステップS12>
ステップS12において、制御部5は、原稿載置面211Aに対してADF1が開かれたか否かを判断する。
ここで、制御部5は、ADF1が開かれたと判断すると(S12のYes側)、処理をステップS13に移行させる。また、ADF1が開かれていなければ(S12のNo側)、制御部5は、処理をステップS11に移行させて、原稿の画像データの読み取りの指示又はADF1が開かれるのを待ち受ける。
<ステップS13>
ステップS13において、制御部5は、前記両面読取モードが有効に設定されており、且つ原稿の第1面の画像データの読み取り後であって当該原稿の第2面の画像データの読み取り前であるか否かを判断する。
例えば、制御部5は、記憶部8の前記片面記憶領域に画像データが格納されている場合に、原稿の第1面の画像データの読み取り後であって当該原稿の第2面の画像データの読み取り前であると判断する。
ここで、制御部5は、前記両面読取モードが有効に設定されており、且つ原稿の第2面の画像データの読み取り前であると判断すると(S13のYes側)、処理をステップS11に移行させる。また、前記両面読取モードが無効に設定されている、又は前記両面読取モードが有効に設定されており、且つ原稿の第2面の画像データの読み取り前でなければ(S13のNo側)、制御部5は、処理をステップS14に移行させる。
原稿の第2面の画像データの読み取り前である場合には、次に前記第1読取処理で読み取られる原稿のサイズは直前に読み取られた原稿のサイズと同一である。そこで、前記読取制御処理では、前記両面読取モードが有効に設定されており、且つ原稿の第2面の画像データの読み取り前である場合には、次に前記第1読取処理で読み取られる原稿のサイズを検出するためのステップS14及びステップS15の処理が回避されている。
<ステップS14>
ステップS14において、制御部5は、読取ユニット22をホーム位置P4からサイズ検出位置P6に移動させる。なお、以下のステップS15の処理は、読取ユニット22の移動と並行して実行される。
<ステップS15>
ステップS15において、制御部5は、後述するサイズ検出処理を実行する。
<ステップS111>
ステップS111において、制御部5は、ADF1の原稿載置部11に原稿が載置されているか否かを判断する。
ここで、制御部5は、原稿載置部11に原稿が載置されていると判断すると(S111のYes側)、処理をステップS113に移行させる。また、原稿載置部11に原稿が載置されていなければ(S111のNo側)、制御部5は、処理をステップS112に移行させる。
<ステップS112>
ステップS112において、制御部5は、後述する載置読取処理を実行する。
<ステップS113>
ステップS113において、制御部5は、後述する搬送読取処理を実行する。
[サイズ検出処理]
次に、図7を参照しつつ、前記読取制御処理のステップS15で実行されるサイズ検出処理の手順の一例について説明する。なお、後述するように、前記サイズ検出処理は、前記載置読取処理のステップS333及びステップS372、並びに前記搬送読取処理のステップS432でも実行される。
<ステップS21>
まず、ステップS21において、制御部5は、原稿載置面211Aに対してADF1が閉じられたか否かを判断する。
ここで、制御部5は、ADF1が閉じられたと判断すると(S21のYes側)、処理をステップS22に移行させる。また、ADF1が閉じられていなければ(S21のNo側)、制御部5は、ステップS21でADF1が閉じられるのを待ち受ける。
<ステップS22>
ステップS22において、制御部5は、読取ユニット22が特定範囲R12(図5参照)内に存在するか否かを判断する。
ここで、制御部5は、読取ユニット22が特定範囲R12内に存在すると判断すると(S22のYes側)、処理をステップS23に移行させる。また、読取ユニット22が特定範囲R12内に存在していなければ(S22のNo側)、制御部5は、前記サイズ検出処理を終了させる。
<ステップS23>
ステップS23において、制御部5は、読取ユニット22を用いて前記検出用データを取得する。ここで、ステップS22及びステップS23の処理は、制御部5のデータ取得部56により実行される。
<ステップS24>
ステップS24において、制御部5は、ステップS23で取得された前記検出用データに基づいて、原稿載置面211Aに載置されている原稿のサイズを検出する。
ここで、前記サイズ検出処理では、ADF1が閉じられる際に読取ユニット22が特定範囲R12内に存在する場合には、当該読取ユニット22がサイズ検出位置P6まで到達していなくても原稿のサイズが検出される。これにより、読取ユニット22がサイズ検出位置P6まで到達している場合に限って原稿のサイズを検出する構成と比較して、原稿のサイズが検出されていない状態で前記第1読取処理が実行される事態の発生を抑制可能である。
また、画像形成装置10では、特定範囲R12が、基準位置P1に合わせて載置された画像形成装置10でサイズ検出可能な最小サイズの特定原稿X1に基づいて規定されている。そのため、画像形成装置10では、サイズ検出可能な原稿が基準位置P1に合わせて載置されており、且つ読取ユニット22が特定範囲R12内に存在している限りにおいて、原稿のサイズが誤検知されることがない。
<ステップS25>
ステップS25において、制御部5は、読取ユニット22をサイズ検出位置P6からホーム位置P4に移動させる。
[載置読取処理]
次に、図8を参照しつつ、前記読取制御処理のステップS112で実行される載置読取処理の手順の一例について説明する。
<ステップS31>
まず、ステップS31において、制御部5は、前記第1読取処理を実行する。ここで、ステップS31の処理は、制御部5の第1読取処理部51により実行される。
前記第1読取処理では、まず、色基準板215から前記色基準データが取得される。画像処理部28は、取得された前記色基準データを前記レジスタに格納することで、前記色基準データを設定する。
次に、前記第1読取処理では、読取ユニット22のホーム位置P4からの移動距離が決定される。具体的に、制御部5は、前記第1読取処理の実行前に実行された前記サイズ検出処理で原稿のサイズが検出されている場合は、検出された原稿のサイズに基づいて読取ユニット22のホーム位置P4からの移動距離を決定する。また、制御部5は、前記第1読取処理の実行前に実行された前記サイズ検出処理で原稿のサイズが検出されていない場合は、最後に検出された原稿のサイズに基づいて、読取ユニット22のホーム位置P4からの移動距離を決定する。
そして、前記第1読取処理では、決定された移動距離に基づいて読取ユニット22の移動が制御されるとともに、原稿載置面211Aに載置された原稿から画像データが読み取られる。ここで、画像処理部28からは、直前に設定された前記色基準データに基づく前記シェーディング補正後の画像データが出力される。
ここで、制御部5は、前記両面読取モードが有効に設定されており、且つ記憶部8の前記片面記憶領域に画像データが格納されていない場合に、読み取られた画像データを前記片面記憶領域に格納する。また、制御部5は、前記両面読取モードが有効に設定されており、且つ記憶部8の前記片面記憶領域に画像データが格納されている場合に、読み取られた画像データと前記片面記憶領域に格納されている画像データとを前記一組の画像データとして、記憶部8の前記片面記憶領域とは異なる記憶領域に格納する。
<ステップS32>
ステップS32において、制御部5は、前記第1移動処理を実行する。ここで、ステップS32の処理は、制御部5の第1移動処理部52により実行される。なお、以下のステップS33及びステップS34の処理は、前記第1移動処理の実行中に実行される。
例えば、制御部5は、前記第1読取処理の実行前に実行された前記サイズ検出処理で原稿のサイズが検出されている場合は、検出された原稿のサイズ及び前記テーブルデータに基づいて、当該サイズに対応する前記待機時間を取得する。また、制御部5は、前記第1読取処理の実行前に実行された前記サイズ検出処理で原稿のサイズが検出されていない場合は、最後に検出された原稿のサイズ及び前記テーブルデータに基づいて、当該サイズに対応する前記待機時間を取得する。
そして、制御部5は、ステップS31で実行された前記第1読取処理の終了時から、取得された前記待機時間が経過した後に、ホーム位置P4への読取ユニット22の移動を開始させる。
読取ユニット22がホーム位置P4を経由してサイズ検出位置P6に移動される場合には、前記第1移動処理の中断によって読取ユニット22がホーム位置P4を経由することなくサイズ検出位置P6に移動される場合と比較して、読取ユニット22の移動距離が無駄に長くなる。また、前記第1読取処理で読み取られる原稿のサイズが小さいほど、前記第1読取処理の終了時における読取ユニット22の位置とホーム位置P4との間の距離が短いため、読取ユニット22がホーム位置P4を経由する場合が多くなる。そこで、画像形成装置10では、原稿の読取方向D21におけるサイズが小さいほど前記待機時間が長くなるように、当該サイズと前記待機時間との対応関係が定められている。これにより、読取ユニット22の無駄な移動を抑制可能である。
<ステップS33>
ステップS33において、制御部5は、前記読取制御処理のステップS12と同様に、原稿載置面211Aに対してADF1が開かれたか否かを判断する。
ここで、制御部5は、ADF1が開かれたと判断すると(S33のYes側)、処理をステップS331に移行させる。また、ADF1が開かれていなければ(S33のNo側)、制御部5は、処理をステップS34に移行させる。
<ステップS34>
ステップS34において、制御部5は、前記第1移動処理が終了したか否かを判断する。
ここで、制御部5は、前記第1移動処理が終了したと判断すると(S34のYes側)、処理をステップS35に移行させる。また、前記第1移動処理が終了していなければ(S34のNo側)、制御部5は、処理をステップS33に移行させて、前記第1移動処理の終了又はADF1が開かれるのを待ち受ける。
<ステップS331>
ステップS331において、制御部5は、前記読取制御処理のステップS13と同様に、前記両面読取モードが有効に設定されており、且つ原稿の第1面の画像データの読み取り後であって当該原稿の第2面の画像データの読み取り前であるか否かを判断する。
ここで、制御部5は、前記両面読取モードが有効に設定されており、且つ原稿の第2面の画像データの読み取り前であると判断すると(S331のYes側)、前記載置読取処理を終了させる。また、前記両面読取モードが無効に設定されている、又は前記両面読取モードが有効に設定されており、且つ原稿の第2面の画像データの読み取り前でなければ(S331のNo側)、制御部5は、処理をステップS332に移行させる。
原稿の第2面の画像データの読み取り前である場合には、次に前記第1読取処理で読み取られる原稿のサイズは直前に読み取られた原稿のサイズと同一である。そこで、前記載置読取処理では、前記両面読取モードが有効に設定されており、且つ原稿の第2面の画像データの読み取り前である場合には、次に前記第1読取処理で読み取られる原稿のサイズを検出するためのステップS332及びステップS333の処理が回避されている。
<ステップS332>
ステップS332において、制御部5は、前記第1移動処理を中断させて、前記第2移動処理を実行する。ここで、ステップS332の処理は、制御部5の第2移動処理部54により実行される。
これにより、前記第1移動処理の終了を待って、その後読取ユニット22をサイズ検出位置P6へ移動させる構成と比較して、ADF1が開かれてから読取ユニット22がサイズ検出位置P6に到達するまでの時間を短縮させることが可能である。
<ステップS333>
ステップS333において、制御部5は、前記サイズ検出処理を実行する。
<ステップS35>
ステップS35において、制御部5は、ステップS331と同様に、前記両面読取モードが有効に設定されており、且つ原稿の第1面の画像データの読み取り後であって当該原稿の第2面の画像データの読み取り前であるか否かを判断する。
ここで、制御部5は、前記両面読取モードが有効に設定されており、且つ原稿の第2面の画像データの読み取り前であると判断すると(S35のYes側)、前記載置読取処理を終了させる。また、前記両面読取モードが無効に設定されている、又は前記両面読取モードが有効に設定されており、且つ原稿の第2面の画像データの読み取り前でなければ(S35のNo側)、制御部5は、処理をステップS36に移行させる。
原稿の第2面の画像データの読み取り前である場合には、次に前記第1読取処理で読み取られる原稿のサイズは直前に読み取られた原稿のサイズと同一である。そこで、前記載置読取処理では、前記両面読取モードが有効に設定されており、且つ原稿の第2面の画像データの読み取り前である場合には、次に前記第1読取処理で読み取られる原稿のサイズを検出するためのステップS36、ステップS37、ステップS38、ステップS371、及びステップS372の処理が回避されている。
<ステップS36>
ステップS36において、制御部5は、前記第1取得処理を実行する。ここで、ステップS36の処理は、制御部5の第1取得処理部53により実行される。なお、以下のステップS37及びステップS38の処理は、前記第1取得処理の実行中に実行される。
前記第1取得処理によって取得される前記色基準データは、次の前記第1読取処理の実行前に取得される前記検出用データに対して実行される前記シェーディング補正に用いられる。
なお、ステップS33でADF1が開かれたと判断された場合(S33のYes側)は、前記第1取得処理によって取得される前記色基準データに替えて、ステップS31で取得された前記色基準データが、前記検出用データに対して実行される前記シェーディング補正に用いられる。また、後述するステップS371の処理が実行されて前記第1取得処理が中断される場合も、前記第1取得処理によって取得される前記色基準データに替えて、ステップS31で取得された前記色基準データが、前記検出用データに対して実行される前記シェーディング補正に用いられる。これらの場合、前記検出用データに対して実行される前記シェーディング補正の精度が低下する。しかしながら、その低下の度合いは、前記検出用データを用いた原稿のサイズ検出における検出精度を低下させる程に大きなものではない。
<ステップS37>
ステップS37において、制御部5は、前記読取制御処理のステップS12と同様に、原稿載置面211Aに対してADF1が開かれたか否かを判断する。
ここで、制御部5は、ADF1が開かれたと判断すると(S37のYes側)、処理をステップS371に移行させる。また、ADF1が開かれていなければ(S37のNo側)、制御部5は、処理をステップS38に移行させる。
<ステップS38>
ステップS38において、制御部5は、前記第1取得処理が終了したか否かを判断する。
ここで、制御部5は、前記第1取得処理が終了したと判断すると(S38のYes側)、前記載置読取処理を終了させる。また、前記第1取得処理が終了していなければ(S38のNo側)、制御部5は、処理をステップS37に移行させて、前記第1取得処理の終了又はADF1が開かれるのを待ち受ける。
<ステップS371>
ステップS371において、制御部5は、前記第1取得処理を中断させて、前記第3移動処理を実行する。ここで、ステップS371の処理は、制御部5の第3移動処理部55により実行される。
これにより、前記第1取得処理の終了を待って、その後読取ユニット22をサイズ検出位置P6へ移動させる構成と比較して、ADF1が開かれてから読取ユニット22がサイズ検出位置P6に到達するまでの時間を短縮させることが可能である。
<ステップS372>
ステップS372において、制御部5は、前記サイズ検出処理を実行する。
[搬送読取処理]
次に、図9を参照しつつ、前記読取制御処理のステップS113で実行される搬送読取処理の手順の一例について説明する。
<ステップS41>
まず、ステップS41において、制御部5は、前記第2読取処理を実行する。ここで、ステップS41の処理は、制御部5の第2読取処理部58により実行される。
前記第2読取処理では、前記第1読取処理と同様に、まず、色基準板215から前記色基準データが取得される。画像処理部28は、取得された前記色基準データを前記レジスタに格納することで、前記色基準データを設定する。
次に、前記第2読取処理では、読取ユニット22がホーム位置P4から読取位置P5に移動される。
そして、前記第2読取処理では、ADF1によって原稿が搬送されるとともに、ADF1によって搬送される原稿から画像データが読み取られる。ここで、画像処理部28からは、直前に設定された前記色基準データに基づく前記シェーディング補正後の画像データが出力される。
<ステップS42>
ステップS42において、制御部5は、前記第2取得処理を実行する。ここで、ステップS42の処理は、制御部5の第2取得処理部59により実行される。なお、以下のステップS43及びステップS44の処理は、前記第2移動処理の実行中に実行される。
前記第2取得処理によって取得される前記色基準データは、次の前記第1読取処理の実行前に取得される前記検出用データに対して実行される前記シェーディング補正に用いられる。
なお、後述するステップS431の処理が実行されて前記第2取得処理が中断される場合は、前記第2取得処理によって取得される前記色基準データに替えて、ステップS41で取得された前記色基準データが、前記検出用データに対して実行される前記シェーディング補正に用いられる。この場合、前記検出用データに対して実行される前記シェーディング補正の精度が低下する。しかしながら、その低下の度合いは、前記検出用データを用いた原稿のサイズ検出における検出精度を低下させる程に大きなものではない。
<ステップS43>
ステップS43において、制御部5は、前記読取制御処理のステップS12と同様に、原稿載置面211Aに対してADF1が開かれたか否かを判断する。
ここで、制御部5は、ADF1が開かれたと判断すると(S43のYes側)、処理をステップS431に移行させる。また、ADF1が開かれていなければ(S43のNo側)、制御部5は、処理をステップS44に移行させる。
<ステップS44>
ステップS44において、制御部5は、前記第2取得処理が終了したか否かを判断する。
ここで、制御部5は、前記第2取得処理が終了したと判断すると(S44のYes側)、前記搬送読取処理を終了させる。また、前記第2取得処理が終了していなければ(S44のNo側)、制御部5は、処理をステップS43に移行させて、前記第2取得処理の終了又はADF1が開かれるのを待ち受ける。
<ステップS431>
ステップS431において、制御部5は、前記第2取得処理を中断させて、前記第4移動処理を実行する。ここで、ステップS431の処理は、制御部5の第4移動処理部60により実行される。
これにより、前記第2取得処理の終了を待って、その後読取ユニット22をサイズ検出位置P6へ移動させる構成と比較して、ADF1が開かれてから読取ユニット22がサイズ検出位置P6に到達するまでの時間を短縮させることが可能である。
<ステップS432>
ステップS432において、制御部5は、前記サイズ検出処理を実行する。
このように、画像形成装置10では、前記第1移動処理の実行中にADF1が開かれる場合に、前記第1移動処理を中断させて、読取ユニット22をサイズ検出位置P6にホーム位置P4を経由することなく移動させる前記第2移動処理が実行される。これにより、ADF1が開かれてから読取ユニット22がサイズ検出位置P6に到達するまでの時間を短縮させることが可能である。
なお、本発明は、ADF1に替えて、原稿搬送機能を有していない原稿カバーを備える画像形成装置10に適用されてもよい。この場合、制御部5は、第2読取処理部58、第2取得処理部59、及び第4移動処理部60を含んでいなくてよい。
また、本発明において、ホーム位置P4は、読取範囲R11(図5参照)よりも読取方向D21の上流側の位置であれば、光源221から射出される光を色基準板215に照射可能な位置でなくてもよい。
1 ADF
2 画像読取部
3 画像形成部
4 給紙部
5 制御部
7 操作表示部
8 記憶部
10 画像形成装置
21 筐体
22 読取ユニット
23 ミラー
24 ミラー
25 光学レンズ
26 CCD
27 AFE回路
28 画像処理部
29 駆動部
51 第1読取処理部
52 第1移動処理部
53 第1取得処理部
54 第2移動処理部
55 第3移動処理部
56 データ取得部
57 設定処理部
58 第2読取処理部
59 第2取得処理部
60 第4移動処理部

Claims (9)

  1. 原稿が載置される原稿載置面に対して開閉可能に設けられるカバー部材と、
    前記原稿載置面に平行な第1方向に沿って移動可能に設けられ、前記第1方向に直交する第2方向に沿って前記原稿載置面に照射される光を射出する光射出ユニットと、
    前記光射出ユニットを前記第1方向へ移動させて前記原稿載置面に載置された原稿の画像データを読み取る第1読取処理を実行する第1読取処理部と、
    前記第1読取処理の終了後に、前記光射出ユニットを前記原稿載置面に前記光を照射可能な読取範囲よりも前記第1方向上流側のホーム位置に移動させる第1移動処理を実行する第1移動処理部と、
    前記第1移動処理の実行中に前記カバー部材が開かれる場合に、前記第1移動処理を中断させて前記光射出ユニットを前記読取範囲における前記原稿載置面に載置された原稿のサイズ検出に用いられる検出用データが取得されるサイズ検出位置に前記ホーム位置を経由することなく移動させる第2移動処理を実行可能な第2移動処理部と、
    予め定められたユーザー操作に応じて前記原稿載置面に載置される原稿の両面の画像データを読み取る両面読取モードを設定する設定処理部と、
    を備え
    前記第2移動処理部は、前記両面読取モードが設定されている場合であって原稿の両面の画像データが読取済である場合、及び前記両面読取モードが設定されていない場合に、前記第1移動処理を中断して前記第2移動処理を実行する画像読取装置。
  2. 原稿が載置される原稿載置面に対して開閉可能に設けられるカバー部材と、
    前記原稿載置面に平行な第1方向に沿って移動可能に設けられ、前記第1方向に直交する第2方向に沿って前記原稿載置面に照射される光を射出する光射出ユニットと、
    前記光射出ユニットを前記第1方向へ移動させて前記原稿載置面に載置された原稿の画像データを読み取る第1読取処理を実行する第1読取処理部と、
    前記第1読取処理の終了後に、前記光射出ユニットを前記原稿載置面に前記光を照射可能な読取範囲よりも前記第1方向上流側のホーム位置に移動させる第1移動処理を実行する第1移動処理部と、
    前記第1移動処理の実行中に前記カバー部材が開かれる場合に、前記第1移動処理を中断させて前記光射出ユニットを前記読取範囲における前記原稿載置面に載置された原稿のサイズ検出に用いられる検出用データが取得されるサイズ検出位置に前記ホーム位置を経由することなく移動させる第2移動処理を実行可能な第2移動処理部と、
    を備え、
    前記第1移動処理部は、前記第1読取処理の終了時から当該第1読取処理で画像データが読み取られた原稿における前記第1方向のサイズに応じた待機時間の経過後に前記光射出ユニットの移動を開始させる画像読取装置。
  3. 前記サイズ検出位置は、予め定められた基準位置に合わせて前記原稿載置面に載置された自装置でサイズ検出可能な最小サイズの原稿に前記光を照射可能な特定範囲内の位置である、
    請求項1又は2に記載の画像読取装置。
  4. 前記カバー部材が閉じられる場合において前記光射出ユニットが前記特定範囲内に存在する場合に、前記光射出ユニットを用いて前記検出用データを取得するデータ取得部を備える、
    請求項に記載の画像読取装置。
  5. 前記ホーム位置は、前記光射出ユニットを用いて読み取られる画像データに対して実行されるシェーディング補正に用いられる色基準データを取得可能な位置であって、
    前記画像読取装置は、
    前記第1移動処理の終了後に、前記光射出ユニットを用いて前記色基準データを取得する第1取得処理を実行する第1取得処理部と、
    前記第1取得処理の実行中に前記カバー部材が開かれる場合に、前記第1取得処理を中断させて前記光射出ユニットを前記サイズ検出位置に移動させる第3移動処理を実行する第3移動処理部と、
    を備える請求項1〜のいずれかに記載の画像読取装置。
  6. 前記ホーム位置よりも前記第1方向上流側の予め定められた読取位置に配置された前記光射出ユニットから射出される前記光の照射位置を経由して原稿を搬送する原稿搬送部と、
    前記光射出ユニットを前記読取位置に移動させて前記原稿搬送部によって搬送される原稿の画像データを読み取る第2読取処理を実行する第2読取処理部と、
    前記第2読取処理の終了後に、前記光射出ユニットを前記ホーム位置に移動させて前記光射出ユニットを用いて前記色基準データを取得する第2取得処理を実行する第2取得処理部と、
    前記第2取得処理の実行中に前記カバー部材が開かれる場合に、前記第2取得処理を中断させて前記光射出ユニットを前記サイズ検出位置に移動させる第4移動処理を実行する第4移動処理部と、
    を備える請求項に記載の画像読取装置。
  7. 請求項1〜のいずれかに記載の画像読取装置と、
    画像データに基づく画像を形成する画像形成部と、
    を備える画像形成装置。
  8. 原稿が載置される原稿載置面に対して開閉可能に設けられるカバー部材と、前記原稿載置面に平行な第1方向に沿って移動可能に設けられ、前記第1方向に直交する第2方向に沿って前記原稿載置面に照射される光を射出する光射出ユニットと、を備える画像読取装置で実行される画像読取方法であって、
    前記光射出ユニットを前記第1方向へ移動させて前記原稿載置面に載置された原稿の画像データを読み取る第1読取処理を実行することと、
    前記第1読取処理の終了後に、前記光射出ユニットを前記原稿載置面に前記光を照射可能な読取範囲よりも前記第1方向上流側のホーム位置に移動させる第1移動処理を実行することと、
    前記第1移動処理の実行中に前記カバー部材が開かれる場合に、前記第1移動処理を中断させて前記光射出ユニットを前記読取範囲における前記原稿載置面に載置された原稿のサイズ検出に用いられる検出用データが取得されるサイズ検出位置に前記ホーム位置を経由することなく移動させる第2移動処理を実行可能なことと、
    予め定められたユーザー操作に応じて前記原稿載置面に載置される原稿の両面の画像データを読み取る両面読取モードを設定することと、
    を含み、
    前記両面読取モードが設定されている場合であって原稿の両面の画像データが読取済である場合、及び前記両面読取モードが設定されていない場合に、前記第1移動処理が中断されて前記第2移動処理が実行される画像読取方法。
  9. 原稿が載置される原稿載置面に対して開閉可能に設けられるカバー部材と、前記原稿載置面に平行な第1方向に沿って移動可能に設けられ、前記第1方向に直交する第2方向に沿って前記原稿載置面に照射される光を射出する光射出ユニットと、を備える画像読取装置で実行される画像読取方法であって、
    前記光射出ユニットを前記第1方向へ移動させて前記原稿載置面に載置された原稿の画像データを読み取る第1読取処理を実行することと、
    前記第1読取処理の終了後に、前記光射出ユニットを前記原稿載置面に前記光を照射可能な読取範囲よりも前記第1方向上流側のホーム位置に移動させる第1移動処理を実行することと、
    前記第1移動処理の実行中に前記カバー部材が開かれる場合に、前記第1移動処理を中断させて前記光射出ユニットを前記読取範囲における前記原稿載置面に載置された原稿のサイズ検出に用いられる検出用データが取得されるサイズ検出位置に前記ホーム位置を経由することなく移動させる第2移動処理を実行可能なことと、
    を含み、
    前記第1読取処理の終了時から当該第1読取処理で画像データが読み取られた原稿における前記第1方向のサイズに応じた待機時間の経過後に前記光射出ユニットの移動が開始される画像読取方法。
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