JP6848914B2 - 画像読取装置及び該画像読取装置を備えた画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像読取装置及び該画像読取装置を備えた画像形成装置に関する。
従来より、原稿を自動給紙する原稿給紙装置を備えた画像読取装置は知られている。原稿給紙装置は、給紙口から自動読取用ガラスの上面側を通過して排紙口に至る原稿搬送路を有している。原稿搬送路における自動読取用ガラスの直上には画像読取位置が設定されている。自動読取時には、自動読取用ガラスの下面側にて静止した画像読取部が、画像読取位置を通過する原稿画像を光学的に読み取る。画像読取部が読み取った原稿画像は光電変換されて画像データとしてデータ記憶部に記憶される。
特開2011−205273号公報
上述した原稿給紙装置を備えた画像読取装置では、原稿載置部にセットされた原稿を連続的に給紙しながら原稿画像を読み取ることが可能である。原稿の連続給紙中にジャム(原稿詰まり)が生じた場合、ユーザーは原稿搬送装置の外側カバーを開いて原稿を取り除いた後、原稿載置部に原稿を再度セットし直す必要がある。このとき、既に排紙口から排出し終わった原稿までセットすると原稿の再読み取りに要する時間が長くなる。したがって、多くの場合、ユーザーは、原稿給紙装置から完全に排出された原稿は画像読み取りが完了していると判断してその他の原稿だけを原稿載置部に再度セットする。
しかし、排紙口を通過中に停止した原稿については画像の読取りが完了しているか否か(つまり、当該原稿の後端が画像読取位置を通過し終えているか否か)を判断することができない。このような原稿を再セット用の原稿から除外したとする当該原稿に対応する画像データが欠落してしまう虞があるし、逆にこのような原稿を再セット用の原稿に含めると当該原稿に対応する画像データが重複保存される虞がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、原稿を自動給紙する原稿給紙装置を備えた画像読取装置において、ジャムが発生した後の原稿の再読み取り時において、原稿画像データが欠落したり重複保存されたりするのを防止することにある。
本発明に係る画像読取装置は、給紙口から自動読取用ガラスの上面側を通過して排紙口に至る原稿搬送路を有していて、原稿載置部にセットされた原稿を当該原稿搬送路に沿って搬送する原稿給紙装置と、原稿搬送路における自動読取用ガラスの上面側に設定された第1読取位置を通過する原稿の一方の面の原稿画像を、該自動読取用ガラスの下面側から読取る第1読取部と、該第1読取部が読み取った原稿画像を画像データ化して保存する画像データ処理部とを備えている。
そして、上記原稿搬送路における上記第1読取位置よりも原稿搬送方向の下流側に設けられ、当該原稿の一方の面における画像形成領域よりも原稿搬送方向の上流側の余白に第1所定マークを付与する第1マーク付与部と、上記原稿給紙装置の上記排紙口の近傍に設けられ、上記原稿の上記余白に付された上記第1所定マークが該排紙口を通過する際に当該マークを消去する第1マーク消去部とをさらに備え、上記画像データ処理部は、上記第1読取部が読取った上記一方の面の原稿画像の画像データ中に上記第1所定マークが存在するか否かを判定して、存在すると判定した場合には当該画像データを消去するように構成されている。
本発明によれば、原稿を自動給紙する原稿給紙装置を備えた画像読取装置において、ジャムが発生した後の原稿画像の再読み取り時において、原稿画像データが欠落したり重複保存されたりするのを防止することができる。
図1は、本実施形態における画像読取装置を備えた画像形成装置を示す概略構成図である。 図2は、画像読取装置の制御系の構成を示すブロック図である。 図3は、画像読取装置に搭載された原稿給紙装置を拡大して示す拡大側面図である。 図4は、原稿の表面における画像形成領域の後端側の余白に所定マーク(第1所定マーク)が付与された様子を示す図である。 図5、マーク付与部を拡大して示す拡大側面図である。 図6Aは、制御部により実行されるマーク付与制御の詳細を示すフローチャートである。 図6B、制御部により実行されるジャム検知処理を含む原稿給紙制御の詳細を示すフローチャートである。 図7は、原稿が排紙口を通過中に原稿搬送が停止した場合において、当該原稿の画像読取りが完了している状態を示す図である。 図8は、原稿が排紙口を通過中に原稿搬送が停止した場合において、当該原稿の画像読取りが完了していない状態を示す図である。 図9は、実施形態2を示す図3相当図である。 図10は、実施形態2を示す図2相当図である。 図11は、原稿の裏面における画像形成領域の後端側の余白に所定マーク(第2所定マーク)が付与された様子を示す図である。 図12Aは、実施形態2を示す図6A相当図である。 図12Bは、実施形態2を示す図6B相当図である。 図13は、実施形態2において、原稿の裏面及び表面の原稿画像の読取りが共に未完了の状態を示す図である。 図14は、実施形態2において、原稿の裏面の読取りが完了し且つ表面の読取りが未完了の状態を示す図である。 図15は、実施形態2において、原稿の表面及び裏面の読取りが共に完了した状態を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではない。
《実施形態》
図1は、実施形態における画像読取装置Xを備えた複合機Yを示している。この複合機Yは、画像読取部1、原稿給紙装置2、画像形成部3、制御部4、及び操作部5(図2にのみ示す)などを備えている。尚、画像読取部1及び原稿給紙装置2によって画像読取装置Xが構成されている。
複合機Yは、画像読取部1で読み取られた画像データ、又は外部のパーソナルコンピュータ等の情報処理装置から入力された画像データに基づいて用紙に画像を形成する電子写真方式の画像形成装置としても機能する。
上記画像形成部3は、給紙カセット30、感光体ドラム31、帯電装置32、現像装置33、トナーコンテナ34、転写ローラー35、除電装置36、定着ローラー37、加圧ローラー38、及び排紙トレイ39などを備えている。
そして、画像形成部3では、上記給紙カセット30から供給される用紙に以下の手順で画像が形成される。具体的には、先ず帯電装置32によって上記感光体ドラム31が所定の電位に一様に帯電される。次に、不図示のレーザースキャニングユニット(LSU)により上記感光体ドラム31の表面に画像データに基づく光が照射される。これにより、感光体ドラム31の表面に静電潜像が形成される。そして、上記感光体ドラム31上の静電潜像は上記現像装置33によってトナー像として現像される。尚、現像装置33には、上記トナーコンテナ34からトナーが補給される。
上記感光体ドラム31に形成されたトナー像は上記転写ローラー35によって用紙に転写される。その後、用紙に転写されたトナー像は、その用紙が上記定着ローラー37及び上記加圧ローラー38の間を通過する際に上記定着ローラー37で加熱されて溶融定着する。尚、上記感光体ドラム31の電位は上記除電装置36で除電される。
上記画像読取部1は、コンタクトガラス11、読取ユニット12、ミラー13,14、光学レンズ15、及びCCDセンサー16を備えている。
上記コンタクトガラス11は、画像読取部1の外壁を構成する矩形箱状のケース体の上面に設けられている。コンタクトガラス11は、この上面の大半を占める固定読取用ガラス11aと、固定読取用ガラス11aの左側に位置して前後方向に延びる矩形板状の自動読取用ガラス11bとで構成されている。
読取ユニット12は、該ケース体内に収容されていて、LED光源121及びミラー122を有している。読取ユニット12は、ステッピングモーター等の駆動モーターを用いた不図示の駆動機構によって図1における左右方向(副走査方向)へ移動可能に構成されている。そして、上記駆動モーターにより読取ユニット12が副走査方向に移動されると、LED光源121からコンタクトガラス11に照射される光が副走査方向に走査される。
上記ミラー122は、LED光源121から読取位置12Aを通過する原稿Pに光を照射したときの反射光をミラー13に向けて反射させる。そして、ミラー122で反射した光は、ミラー13,14によって光学レンズ15に導かれる。尚、ミラー13,14は、図示しないキャリッジに搭載されて後述するシート固定方式による読取り動作時には上記読取ユニット12の半分の速度で副走査方向に移動する。
光学レンズ15は、入射した光を集光してCCDセンサー16に入射させる。CCDセンサー16は、原稿画像からの反射光を光電変換することによりアナログ画像データに変換して制御部(画像データ処理部)4に出力する。制御部4は、CCDセンサー16より受信したアナログ画像データを基に原稿画像をデジタルデータ化(画像データ化)して画像データ記憶部6(図2参照)に記憶させる。
上記原稿給紙装置2は、原稿給紙トレイ(原稿載置部)21、複数の搬送ローラー22、原稿押さえ23、排紙トレイ24を備えた自動原稿送り装置である。また、原稿給紙装置2は、コンタクトガラス11に対して開閉可能になっている。
上記原稿給紙装置2は、各搬送ローラー22をそれぞれ不図示のモーターで駆動させることにより、上記原稿給紙トレイ21にセットされた原稿Pを所定の原稿搬送路Tに沿って搬送する。原稿搬送路Tは、原稿給紙装置2の給紙口2aから自動読取用ガラス11bを通過して排紙口2bに至る略U字状の搬送路である。原稿給紙トレイ21は、給紙口2aの搬送上流側に設けられ、排紙トレイ24は排紙口2bの搬送下流側に設けられている。排紙口2bから排出された原稿Pは排紙トレイ24上に順次積載される。原稿搬送路Tにおける自動読取用ガラス11bの上側には読取位置12Aが設定されている。
画像読取装置Xによる原稿画像の読取り方式としては、シートスルー方式と固定方式との二種類の方式がある。シートスルー方式では、読取ユニット12を自動読取用ガラス11b(読取位置12A)の下面側に静止させた状態で、原稿給紙装置2により原稿Pを読取位置12Aに対して副走査方向の一側から他側に移動搬送することで各原稿Pの画像を読取る。一方、シート固定方式による画像読取り動作では、固定読取用ガラス11a上に原稿Pを固定した状態で読取ユニット12を副走査方向の一側から他側に移動させることで当該原稿Pの画像読み取る。尚、シート固定方式では、原稿給紙装置2は単に原稿押さえ部材として機能する。
図3に示すように、原稿搬送路Tにおける上記読取位置12Aよりも搬送下流側には、読取位置12Aを通過し終えた原稿Pに所定マークMを付与するマーク付与部25が設けられている。また、原稿給紙装置2の排紙口2bの近傍には、原稿Pに付与された所定マークを消去するマーク消去部としてのヒーター部26が設けられている。
マーク付与部25は、熱を与えると透明化して視認不能になるインク(例えば、市販のフリクションインク等)を使用して原稿Pの後端部に所定マークMを付与する。図4は、マーク付与部25により原稿Pに付与された所定マークMの一例を示している。同図に示すように、マーク付与部25は、原稿Pにおける画像形成領域R1(画像を形成可能な領域)よりも原稿後端側の余白R2に形成される。この例では、所定マークMは、余白R2の原稿幅方向の中央部に形成されているが、これに限ったものではなく、例えば原稿幅方向の一端部に形成するようにしてもよい。また、所定マークMは、一例としてベタ塗りの三角形状とされているが、これ限ったものではなく、読取ユニット12により読取り可能な大きさ及び濃度を有するマークであれば如何なるマークであってもよい。
図5は、マーク付与部25を拡大して示す拡大側面図である。マーク付与部25は、原稿幅方向(図5の紙面垂直方向)に延びる台形柱状の本体ケース部25aと、インクを噴射するインク孔25bとを有している。本体ケース部25aの上面25cは、原稿搬送方向の上流側から下流側に向かうほど高くなる傾斜面であって原稿Pをガイドするガイド面としても機能する。インク孔25bは、本体ケース部25aの上面25cにおける搬送上流側の端部に形成されている。インク孔25bの位置は読取位置12A近ければ近いほど良い。マーク付与部25(インク孔25b)が読取位置12Aに近付き過ぎると読取画像に陰が生じたりする虞があるので読取位置12Aにおける照度が所定以下に低下しないことが条件となる。本体ケース部25a内には、インク孔25bからインクを吐出するための機構(例えばピエゾ素子)等が内蔵されている。
上記ヒーター部26は、本実施形態では排紙口2bの直下近傍に設けられている。ヒーター部26は、原稿幅方向から見て台形柱状をなしている。ヒーター部26の内部には例えば電気ヒーターが内蔵されている。ヒーター部26の上面は、原稿搬送方向の上流側から下流側に向かって高くなる傾斜面とされている。ヒーター部26の上面は、原稿Pをガイドするガイド面としても機能する。ヒーター部26は、その上面を通過する原稿Pに付された上記所定マークMを透明化できるだけの熱量を発熱可能に構成されている。
ヒーター部26の原稿幅方向の寸法は所定マークMの幅と同じかそれよりもやや大きく設定されている。ヒーター部26は、原稿幅方向において第1位置と第2位置との間でスライド可能になっている。第1位置とは、原稿Pの用紙幅方向の中央部(所定マークMが設けられる部分)がヒーター部26を通過するような位置であって、所定マークMをヒーター部26の熱で透明化可能な位置である。第2位置は、例えばヒーター部26が原稿Pの幅方向の両端位置よりも外側に位置にするような位置であって、所定マークMをヒーター部26の熱で透明化不能な位置である。ヒーター部26は、原稿給紙装置2による原稿搬送中(画像読取り中)は上記第1位置にて使用される。
マーク付与部25及びヒーター部26は制御部4により作動制御される。制御部4は、CPU、ROM及びRAMを有するマイクロコンピューターかなる。制御部4は、原稿Pの自動読取制御(後述するシートスルー方式による読取り制御)を実行する際にマーク付与部25を作動させて原稿Pに所定マークMを付与する。制御部4は、原稿Pのジャム発生後における自動読取り動作の再開時に、この所定マークMの有無を判定して画像データの消去又は保存を実行する。
図6Aを参照して、制御部4により原稿自動給紙時に実行されるマーク付与制御の詳細について説明する。
ステップSA1では、画像読取装置Xの電源がオンされた後にヒーター部26を作動させる。
ステップSA2では、操作部5からの操作信号を基に、ユーザーより原稿Pの自動読取り指示(つまりシートスルー方式による読取り指示)があったか否かを判定し、この判定がNOである場合にはリターンする一方、YESである場合にはステップSA3に進む。
ステップSA3では、原稿給紙装置2を作動させて原稿給紙トレイ21上にセットされた原稿Pを一枚ずつ原稿搬送路Tに沿って搬送する。
ステップSA4では、原稿搬送路Tに設けられた原稿検知センサー(図示省略)からの信号と搬送速度とを基に原稿Pの位置を算出する。そして、原稿Pの後端部の余白R2(図4参照)がマーク付与部25のインク孔25bに到達したと判断したときに、マーク付与部25を作動させてインク孔25bよりインクを吐出させる。そうして、当該余白に所定マークMを付与する(図4参照)。
次に図6Bを参照して、制御部4におけるジャム検知処理を含む原稿自動給紙制御の詳細について説明する。
ステップSA101では、原稿給紙装置2内に設けられた不図示のジャムセンサーからの信号を基にジャム(原稿詰まり)が発生しているか否かを判定して、この判定がNOである場合にはステップSA107に進む一方、YESである場合にはステップSA102に進む。
ステップSA102では、原稿給紙装置2による原稿の自動給紙動作(つまり自動読取り動作)を中断する。
ステップSA103では、操作部5からの操作信号を基に、原稿Pの自動読取りの再開指示があったか否かを判定し、この判定がNOである場合には本ステップSA103の処理を再度実行し、YESである場合にはステップSA104に進む。
ステップSA104では、自動読取りの再開後、最初に読み込んだ原稿Pの原稿画像データ中に所定マークMが存在するか否かを判定し、この判定がNOである場合にはステップSA106に進む一方、YESである場合にはステップSA105に進む。
ステップSA105では、所定マークMが存在する当該原稿画像データを画像データ記憶部6に記憶させずにメモリから消去し、しかる後にリターンする。
ステップSA106では、当該原稿画像データをそのページ情報と共に画像データ記憶部6に記憶させて、しかる後にリターンする。
ステップSA101の判定がNOである場合に進むステップSA107では、最初に原稿給紙トレイ21にセットされた全ての原稿Pについて画像読取りが完了したか否かを判定する。この判定がNOである場合には、ステップSA109に進んで原稿Pの自動給紙動作を続行するとともに画像読取部1のCCDセンサー16による原稿画像の読取りを実行し、しかる後にリターンする。一方、この判定がYESである場合にはステップSA108に進んで原稿Pの自動給紙動作を停止し、エンドに進む。
以上のように構成された画像読取部1において、原稿Pの自動読取中(原稿給紙装置2
による給紙動作中)に紙詰まり(ジャム)が生じた場合、ユーザーは原稿給紙装置2の外側カバーを開いて紙詰まりの原因を取り除いた後、原稿給紙トレイ21に原稿Pを再度セットし直す必要がある。このとき、既に排紙口2bから排出し終わった原稿Pまでセットすると原稿Pの再読み取りに要する時間が長くなる。したがって、多くのユーザーは、原稿給紙装置2から完全に排出された原稿Pの画像読み取りは完了しているものとしてその他の原稿Pだけを原稿給紙トレイ21に再度セットする。
しかし、図7及び図8の太線で示すように、排紙口2bを通過中に停止した原稿Pについては画像の読取りが完了しているか否か(つまり、当該原稿Pの後端が読取位置12Aを通過し終えているか否か)を判断することができない。このような原稿Pを再セット用の原稿から除外したとすると当該原稿Pの画像データが欠落してしまう虞があり、逆にこのような原稿Pを再セット用の原稿に含めると当該原稿Pの画像データが重複保存される虞がある。
これに対して本実施形態では、原稿搬送路Tにおける読取位置12Aよりも原稿搬送方向の下流側にマーク付与部25を設けて、読取位置12Aを通過した原稿Pについてはその後端部の余白R2(図4参照)に所定マークMを付与するようにした。そして、ジャムが発生して原稿Pの読取り動作を再開した後は、制御部4において原稿画像データ中に所定マークMが存在するか否かを判定し、存在すると判定した場合(ステップSA104でYESの場合)には、当該原稿画像データを消去するようにした。したがって、図7の太線で示すように、原稿画像の読取りが完了した状態で停止した原稿Pの画像データが重複して画像データ記憶部6に保存されるのを防止することができる。一方、制御部4において原稿画像中に所定マークが存在しないと判定した場合(ステップSA104でNOの場合)には、当該原稿Pの画像データが画像データ記憶部6に記憶される。したがって、図8の太線で示すように、原稿画像の読取りが完了しない状態で停止した原稿Pの画像データが保存されずに欠落することもない。
尚、原稿Pが排紙口2bから排出される際には、原稿Pに付与された所定マークMはヒーター部26の熱により透明化されるので、排紙トレイ24に排出された原稿Pに所定マークが不必要に残って原稿Pが汚されることもない。
また、本実施形態では、ヒーター部26は、排紙口2bから排出される原稿Pに付された所定マークMを消去可能な第1位置と該所定マークMを消去不能な第2位置との間でスライド移動可能に構成されている。
この構成によれば、ジャムの発生により排紙口2bを通過中に停止した原稿P(図7及び図8の太線参照)を取り出す際に、ヒーター部26を第1位置から第2位置に移動させることで、所定マークMがヒーター部26の熱で意図せずに消えるのを防止できる。
また、本実施形態では、マーク付与部25は、熱により透明化するインク(熱により消去可能なインク)を用いて所定マークMを付与し、付与した所定マークMは、ヒーター部26の熱で消去される。
この構成によれば、原稿Pに所定マークMが付されていた痕跡を極力残さずに所定マークMを容易に消去することができる。
《実施形態2》
図9は、実施形態2を示す図3相当図である。本実施形態の画像読取装置Xは、原稿給紙装置2により給紙される原稿Pの両面(表面及び裏面)の画像を読取り可能である点で実施形態1とは異なる。以下の説明では、原稿給紙トレイ21にセットされた原稿Pの上面を表面(一方の面)と定義し、当該原稿Pの下面を裏面(他方の面)として定義する。また、以下の実施形態において、実施形態1と同じ構成要素には同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。
本実施形態の画像読取装置Xでは、原稿給紙装置2内の原稿搬送路Tの側方に、原稿Pの裏面の原稿画像を読取るコンタクトイメージセンサー27が設けられている。コンタクトイメージセンサー27は、U字状の原稿搬送路Tの湾曲部よりも上流側の二つの搬送ローラー22間に設定された読取位置12Bに対向して配置されている。コンタクトイメージセンサー27は、U字状の原稿搬送路Tの内側に隣接して設けられている。本実施形態において、CCDセンサー16が第1読取部に相当し、コンタクトイメージセンサー27が第2読取部に相当する。また、読取位置12Aが第1読取位置に相当し、読取位置12Bが第2読取位置に相当する。
コンタクトイメージセンサー27は、原稿幅方向(主走査方向)に延びる箱状のセンサー筐体を備えている。センサー筐体内には、ラインセンサーや光源等の光学系素子(いずれも図示せず)が収容されている。コンタクトイメージセンサー27は、図10に示すように、制御部4に信号線を介して接続されている。
制御部4は、コンタクトイメージセンサー27より原稿Pの裏面画像の画像信号を受信し、CCDセンサー16より原稿Pの表面画像の画像信号を受信する。制御部4は、これらの信号を基に、原稿Pの原稿画像をそのページ情報及び表裏情報と共に保存する。ページ情報は、原稿画像が何枚目の原稿Pの画像であるかを示す情報であり、表裏情報とは、原稿画像が原稿Pの表面と裏面とのいずれの画像であるかを示す情報である。制御部4は、保存した原稿画像を、必要に応じてページ順及び表裏順に並べて表示画面(図示省略)に表示する。
上記コンタクトイメージセンサー27の搬送下流側には、マーク付与部28が設けられている。以下の説明では、読取位置12Aの下流側に設けられたマーク付与部25を第1マーク付与部と称し、コンタクトイメージセンサー27の下流側のマーク付与部28を第2マーク付与部と称する。
第1マーク付与部25は、原稿Pの表面の後端部の余白R2に所定マークM(以下、第1所定という)を付与する。第2マーク付与部28は、図11に示すように、原稿Pの裏面の画像形成領域r1よりも原稿後端側の余白r2に所定マークm(以下、第2所定マークという)を付与する。本実施形態では、第2マーク付与部28が付与する第2所定マークmは、第1マーク付与部25が付与する第1所定マークMとは異なっていて、例えばベタ塗りの円形状とされている。尚、第1所定マークMと第2所定マークmとは同じマークであってもよい。
第2マーク付与部28は、第1マーク付与部25と同様にインク孔からインクを吐出する方式で作動する。第2マーク付与部28のインク吐出側の面は原稿搬送路Tに沿う平坦面であって原稿Pをガイドするガイド面として機能する。第2マーク付与部28のインク孔は、コンタクトイメージセンサー27に近いほど良い。
原稿給紙装置2の排紙口2bの近傍には、第1ヒーター部26(第1マーク消去部)と第2ヒーター部29(第2マーク消去部)とが設けられている。第1ヒーター部26は、原稿Pの表面に付与された第1所定マークMを熱により消去する。第1ヒーター部26の構成は実施形態1で説明しているので詳細な説明は省略する。第2ヒーター部29は、原稿搬送路Tを挟んで第1ヒーター部26に対向して配置されている。第2ヒーター部29は、原稿Pの裏面に付与された第2所定マークmを熱により消去する。第2ヒーター部29には、第1ヒーター部26と同様に電気ヒーターが内蔵されている。
第1ヒーター部26及び第2ヒーター部29は、不図示の連結部材を介して連結されている。そして、第1ヒーター部26及び第2ヒーター部29は、原稿幅方向において第1位置と第2位置との間でスライド可能になっている。第1位置とは、原稿Pの用紙幅方向の中央部(第1及び第2所定マークM,mが設けられる部分)が第1及び第2ヒーター部26,29を通過するような位置であって、第1及び第2所定マークM,mを第1及び第2ヒーター部26,29の熱で透明化可能な位置である。第2位置は、例えば第1及び第2ヒーター部26,29が原稿Pの幅方向の両端位置よりも外側に位置にするような位置であって、第1及び第2所定マークMを各ヒーター部26,29の熱で透明化不能な位置である。各ヒーター部26,29は、原稿給紙装置2による原稿搬送中(画像読取り中)は上記第1位置にて使用される。
次に、図12Aを参照して、本実施形態の制御部4により原稿自動給紙時に実行されるマーク付与制御の詳細について説明する。
ステップSB1では、画像読取装置Xの電源がオンされた後に第1ヒータ部26及び第2ヒータ部29を作動させる。
ステップSB2及びSB3では、実施形態1のステップSA2及びSB3と同様の処理を実行する。
ステップSB4では、原稿搬送路Tに設けられた原稿検知センサー(図示省略)からの信号と搬送速度とを基に原稿Pの位置を算出する。そして、原稿Pの裏面の後端部の余白r2(図11参照)が第2マーク付与部28のインク孔に到達したと判断したときに、マーク付与部28を作動させてインク孔よりインクを吐出させる。そうして、当該余白r2に第2所定マークm付与する。
ステップSB5では、原稿Pの表面の後端部の余白R2(図4参照)が第1マーク付与部25のインク孔25bに到達したと判断したときに、第1マーク付与部25を作動させてインク孔25bよりインクを吐出させる。そうして、当該余白R2に第1所定マークM付与し、しかる後にリターンする。
次に図12Bを参照して、本実施形態の制御部4におけるジャム検知処理を含む原稿自動給紙制御の詳細について説明する。
ステップSB101〜SB103では、実施形態1のステップSA101〜SA103と同様の処理を実行する。
ステップSB104では、自動読取り再開後、最初に読取った原稿画像データ中に第1所定マークM又は第2所定マークmが存在するか否か否かを判定する。この判定がNOである場合にはステップSB106に進む一方、YESである場合にはステップSB105に進む。
ステップSB105では、当該マークM,mが存在する面(表面又は裏面)の原稿画像データを消去する。
ステップSB106では、原稿画像データをそのページ情報及び表裏情報と共に画像データ記憶部6に保存して、しかる後にリターンする。
ステップSB107〜SB108では、実施形態1のSA107〜SA108と同様の処理を実行する。
ステップSB109では、原稿Pの自動給紙動作を続行するとともに、コンタクトイメージセンサー17及びCCDセンサー16よる原稿画像の読取り動作実行し、しかる後にリターンする。
以上説明したように本実施形態では、制御部4は、ジャム発生後、画像読取装置Xにより最初に読取った原稿画像の画像データ中に、第1所定マークMが存在するか否かを判定して、存在しないと判定した場合には当該画像データを画像データ記憶部6に記憶させる一方、存在すると判定した場合には当該画像データを消去するように構成されている。また、制御部4は、ジャム発生後、画像読取装置Xにより最初に読取った原稿画像の画像データ中に上記第2所定マークmが存在するか否かを判定して、存在しないと判定した場合には当該画像データを画像データ記憶部6に保存する一方、存在すると判定した場合には当該画像データを消去するように構成されている。
これによれば、排紙口2bを通過中に停止した原稿Pの状態が、(I)裏面及び表面の読取りが共に未完了の第1状態(図13の状態)と、(II)裏面の読取りが完了し且つ表面の読取りが未完了の第2状態(図14の状態)と、(III)表面及び裏面の読取りが共に完了した第3状態(図15の状態)とのいずれに該当するかに応じて、原稿画像データの保存及び消去を適切に行って、原稿Pの再セット後における読取り画像の欠落又は重複保存を防止することができる。
すなわち、上記第1状態(図13の状態)では、原稿Pの後端部が第1マーク付与部25及び第2マーク付与部28を通過し終えていないので、原稿Pの後端部には第1所定マークM及び第2所定マークmのいずれも付与されない。したがって、原稿Pの読取り再開後、当該原稿Pの原稿画像データは制御部4によって画像データ記憶部6に保存される(ステップSB106)。よって、原稿画像データの欠落を防止することができる。
上記第2状態(図14の状態)では、原稿Pの後端部が第2マーク付与部28を通過し終えているものの第1マーク付与部25には到達していない。このため、原稿Pの裏面には第2所定マークmが付与されているが原稿Pの表面には第1所定マークMが付与されていない。したがって、原稿Pの読取り再開後、制御部4によって原稿Pの裏面の画像データは消去される一方(SB105)、該原稿Pの表面の画像データは画像データ記憶部6に保存される(ステップSB106)。よって、原稿Pの裏面の画像データの重複保存を防止することができる。
上記第3状態(図15の状態)では、原稿Pの後端部が第1マーク付与部25及び第2マーク付与部28を通過し終えているので、原稿Pの表面には第1所定マークMが付与され、原稿Pの裏面には第2所定マークmが付与される。したがって、原稿Pの読取り再開後、制御部4によって当該原稿Pの表面及び裏面の画像データが共に消去されて(ステップSB105)、画像データの重複保存を防止することができる。
また、本実施形態では、原稿Pの裏面に付与される第2所定マークmは、表面に付与される所定マークMとは異なっている。したがって、原稿画像の再読取り時に、作業者が原稿Pの表裏を誤って逆にセットした場合でも、制御部4にて読み取った所定マークの形状を基にこの誤りを認識することができる。制御部4において、原稿再セット時の表裏の誤りを認識した場合には、エラー表示を行ったり、原稿画像に付随する表裏情報を正しい情報に補正したりしてもよい。
《他の実施形態》
上記実施形態では、所定マークM(実施形態2では第1及び第2所定マークM,m)を熱により消去するようにしているが、これに限ったものではなく、所定マークM(第1及び第2所定マークM,m)を光の照射により消去可能な物質で形成してもよい。この場合、マーク消去部は、所定マークM(第1及び第2所定マークM,m)に向けて光を照射する光照射部により構成される。
尚、上記実施形態では、所定マークM(実施形態2では第1及び第2所定マークM,m)を透明化することにより消去するようにしているが、所定マークM(第1及び第2所定マークM,m)を消しゴム等により直接擦り落とすことで消去するようにしてもよい。すなわち、所定マークM(第1及び第2所定マークM,m)の透明化は、所定マークM(第1及び第2所定マークM,m)を消去する手段の一例に過ぎず、他の如何なる方法を採用してもよい。
また上記実施形態1及び2では、自動読取りの再開後、最初に読み込んだ原稿Pの原稿画像データ中に所定マークM(実施形態2では第1及び第2所定マークM,m)が存在するか否かを判定してその画像データの消去/保存処理を実行するようにしているが、これに限ったものでなく、自動読取りの再開後に読み込んだ全ての原稿Pについて当該処理を実行するようにしてもよい。
上記実施形態でが、画像形成装置一例として複合機Yを挙げて説明したが、これに限ったものではない。すなわち、画像形成装置は、例えば、プリンター、ファクシミリー又は複写機等であってもよい。
以上説明したように、本発明は、画像読取装置及び該画像読取装置を備えた画像形成装置について有用である。
M :所定マーク
P :原稿
R1 :画像形成領域
R2 :余白
r1 :画像形成領域
r2 :余白
T :原稿搬送路
X :画像読取装置
Y :複合機(画像形成装置)
2 :原稿給紙装置
2a :給紙口
2b :排紙口
4 :制御部(画像データ処理部)
6 :画像データ記憶部
11b :自動読取用ガラス
12 :読取ユニット
12A :読取位置(第1読取位置)
12B :読取位置(第2読取位置)
16 :CCDセンサー(第1読取部)
21 :原稿給紙トレイ(原稿載置部)
25 :マーク付与部
26 :第1ヒーター部(第1マーク消去部)
27 :コンタクトイメージセンサー(第2読取部)
29 :第2ヒーター部(第2マーク消去部)

Claims (5)

  1. 給紙口から自動読取用透光部材の上面側を通過して排紙口に至る原稿搬送路を有していて、原稿載置部にセットされた原稿を当該原稿搬送路に沿って搬送する原稿給紙装置と、該原稿搬送路における自動読取用透光部材の上面側に設定された第1読取位置を通過する原稿の一方の面の原稿画像を、該自動読取用透光部材の下面側から読取る第1読取部と、該第1読取部が読み取った原稿画像を画像データ化して保存する画像データ処理部とを備えた画像読取装置であって、
    上記原稿搬送路における上記第1読取位置よりも原稿搬送方向の下流側に設けられ、当
    該原稿の一方の面における画像形成領域よりも原稿搬送方向の上流側の余白に第1所定マ
    ークを付与する第1マーク付与部と、
    上記原稿給紙装置の上記排紙口の近傍に設けられ、上記原稿の上記余白に付された上記
    第1所定マークが該排紙口を通過する際に当該第1所定マークを消去する第1マーク消去
    部とをさらに備え、
    上記画像データ処理部は、上記第1読取部が読取った上記一方の面の原稿画像の画像デ
    ータ中に上記第1所定マークが存在するか否かを判定して、存在すると判定した場合には
    当該画像データを消去するように構成され
    上記第1マーク消去部は、上記原稿の一方の面の上記余白に付された上記第1所定マー
    クが該排紙口を通過する際に、当該第1所定マークを消去可能な第1位置と、当該第1所
    定マークを消去不能な第2位置との間でスライド移動可能に構成されていて、上記原稿給
    紙装置による原稿搬送中は上記第1位置にて使用される、画像読取装置。
  2. 請求項記載の画像読取装置において、
    上記第1マーク付与部は、熱により透明化するインクを用いて上記第1所定マークを付
    与し、
    上記第1マーク消去部は、上記第1所定マークを透明化できるだけの熱を発熱するヒー
    ター部からなる、画像読取装置。
  3. 給紙口から自動読取用透光部材の上面側を通過して排紙口に至る原稿搬送路を有していて、原稿載置部にセットされた原稿を当該原稿搬送路に沿って搬送する原稿給紙装置と、該原稿搬送路における自動読取用透光部材の上面側に設定された第1読取位置を通過する原稿の一方の面の原稿画像を、該自動読取用透光部材の下面側から読取る第1読取部と、該第1読取部が読み取った原稿画像を画像データ化して保存する画像データ処理部とを備えた画像読取装置であって、
    上記原稿搬送路における上記第1読取位置よりも原稿搬送方向の下流側に設けられ、当
    該原稿の一方の面における画像形成領域よりも原稿搬送方向の上流側の余白に第1所定マ
    ークを付与する第1マーク付与部と、
    上記原稿給紙装置の上記排紙口の近傍に設けられ、上記原稿の上記余白に付された上記
    第1所定マークが該排紙口を通過する際に当該第1所定マークを消去する第1マーク消去
    部とをさらに備え、
    上記画像データ処理部は、上記第1読取部が読取った上記一方の面の原稿画像の画像デ
    ータ中に上記第1所定マークが存在するか否かを判定して、存在すると判定した場合には
    当該画像データを消去するように構成され、
    上記原稿搬送路における上記第1読取位置とは異なる第2読取位置において上記原稿の
    他方の面の原稿画像を読取る第2読取部と、
    上記原稿搬送路における上記第2読取位置よりも原稿搬送方向の下流側に設けられ、当
    該原稿の他方の面における画像形成領域よりも原稿搬送方向の上流側の余白に第2所定マ
    ークを付与する第2マーク付与部と、
    上記原稿給紙装置の上記排紙口の近傍に設けられ、上記原稿の他方の面の余白に付され
    た上記第2所定マークが該排紙口を通過する際に当該第2所定マークを消去する第2マー
    ク消去部とをさらに備え、
    上記画像データ処理部は、上記第2読取部が読取った上記他方の面の原稿画像の画像デ
    ータ中に上記第2所定マークが存在するか否かを判定して、存在すると判定した場合には
    当該画像データを消去するように構成され、
    上記第2マーク消去部は、上記原稿の他方の面の上記余白に付された上記第2所定マー
    クが該排紙口を通過する際に、当該第2所定マークを消去可能な第1位置と、当該第2所
    定マークを消去不能な第2位置との間でスライド移動可能に構成されていて、上記原稿給
    紙装置による原稿搬送中は上記第1位置にて使用される、画像読取装置。
  4. 請求項記載の画像読取装置において、
    上記第2マーク付与部は、熱により透明化するインクを用いて上記第2所定マークを付
    与し、
    上記第2マーク消去部は、上記第2所定マークを透明化できるだけの熱を発熱するヒー
    ター部からなる、画像読取装置。
  5. 請求項1乃至のいずれか一項に記載の画像読取装置を備えた画像形成装置。

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