JP6877258B2 - 加熱調理器 - Google Patents
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Description
前記調理メニューとして、初期調理時間が経過するまで、被調理物の初期調理面を加熱調理する初期調理運転を行い、その後、継続調理時間が経過するまで、前記被調理物の継続調理面を加熱調理する継続調理運転を、終了条件が満たされるまで複数回繰り返し行う多面調理モードが設けられ、
前記運転制御部が、前記調理メニュー指令部にて指令された前記多面調理モードの調理運転の開始が指令されると、前記初期調理運転を実行し、続いて、前記継続調理運転を前記終了条件が満たされるまで複数回繰り返し実行すべく、前記加熱部の作動を制御するように構成され、且つ、前記継続調理運転の実行中においては、当該継続調理運転を開始してからの経過時間を前記継続調理時間から減算した継続調理運転用残時間を調理時間表示部に表示するように構成されている点にある。
前記運転制御部が、前記時間設定部を用いて設定された前記初期調理時間、及び、前記初期調理時間と前記継続調理時間との長さの関係を定めた時間設定条件に基づいて、前記継続調理時間を定めるように構成されている点にある。
尚、調理者の好み等により、初期調理面を継続調理面として再度加熱調理した後、さらに裏返して、裏返した面を継続調理面として加熱調理することもあり、その後、再び裏返して、継続調理運転を繰り返す場合もある。
そして、最初の継続調理面を加熱調理する初回用継続調理時間に較べて、以降の継続調理面を加熱調理する継続調理時間は、短い時間にすることが好ましいが、このような平板状の卵焼きの継続調理時間を良好に定めることができる。
尚、一端側に巻き取った状態の卵焼きの一回目の加熱調理が終了した段階で、表裏反転させ、表裏反転させた状態での被調理面を、継続調理面として加熱調理することが行われることもある。
そして、最初の継続調理面を加熱調理する初回用継続調理時間に較べて、以降の継続調理面を加熱調理する継続調理時間は、短い時間にすることが好ましいが、このような巻状の卵焼きの継続調理時間を良好に定めることができる。
前記運転制御部が、前記終了入力部にて前記終了情報が入力されると、前記初期調理時間が経過したとして、前記初期調理運転を終了して前記継続調理運転を開始し、且つ、前記初期調理運転を開始してから前記終了情報が入力されるまでの経過時間を前記初期調理時間に設定するように構成されている点にある。
前記運転制御部が、前記時間入力部にて入力された時間を前記初期調理時間に設定するように構成されている点にある。
つまり、例えば、お好み焼きにおいては、被調理物の量に応じて多少の変動があるものの、初期調理時間を推測し易いものであるから、その初期調理時間に相当する時間を時間入力部にて入力することにより、初期調理時間が設定されることになる。
前記運転制御部が、前記継続調理運転を前記運転回数入力部にて入力された運転回数分実行すると、前記終了条件が満たされたと判別するように構成されている点にある。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(ガスコンロの全体構成)
図1に示すように、ビルトイン式のガスコンロGCが、コンロ本体Hの上面部に、加熱調理用の加熱部としてコンロバーナ1を備え、コンロ本体Hの横幅方向中央部に、グリルGを備える形態に構成されている。
本実施形態においては、コンロバーナ1として、標準火力バーナ1A、小火力バーナ1B及び大火力バーナ1Cを備えている。
本実施形態においては、コンロ用調理容器CK(調理容器の一例)として、取手を備えた調理容器(フライパン)を例示する。
コンロバーナ1の中央部には、コンロ用調理容器CKの底部に接触して、その底部温度を検出するコンロ用容器温度検出センサ1S(温度検出部の一例)が設けられている。
グリル庫には、図2に示すように、グリルバーナ7として、上部バーナ7Uと下部バーナ7Sとが設けられている。
尚、上部バーナ7Uが、グリル庫の内部に収納されるグリル用調理容器の上部を加熱し、且つ、下部バーナ7Sが、グリル用調理容器の底部を加熱するように構成されている。
図2に示すように、都市ガス供給管等のガス供給源に接続される元ガス供給路12に、電磁操作式の元ガス弁13が設けられ、元ガス供給路12からは、標準火力バーナ用分岐路14a、小火力バーナ用分岐路14b、大火力バーナ用分岐路14c及びグリルバーナ用分岐路15の4系統のガス流路が分岐されている。
また、下部バーナ用供給路17S及び上部バーナ用供給路17Uの夫々には、ステッピングモータの駆動によって燃料ガスの流量を調整して加熱量(火力)を調整するためのグリル用ガス量調整弁19が備えられている。
図1に示すように、コンロ本体Hの前側面におけるグリルGの右側の上方箇所には、標準火力バーナ1A、小火力バーナ1B及び大火力バーナ1Cの夫々に対して各別に点火及び消火や火力調節を指令するための3つのコンロ操作具20が設けられている。
また、コンロ本体Hの前側面におけるグリルGの左側の上方箇所には、グリルバーナ7に対して点火及び消火や火力調節を指令するためのグリル操作具21が設けられている。
また、グリル操作具21は、押し操作されるごとに点火指令と消火指令を交互に指令するグリル用点消火スイッチ21A(図5参照)を押し操作し、また、回転操作することにより、火力調節指令を指令するロータリエンコーダ(図示は省略)を操作するように構成されている。
尚、コンロ本体Hの前側面におけるグリルGの右側の下方箇所には、コンロバーナ1やグリルバーナ7を用いた種々の自動調理を設定するコンロ用操作部22Aが設けられているが、本実施形態においては、コンロ用操作部22Aの詳細やコンロバーナ1及びグリルバーナ7を用いた種々の自動調理の詳細についての記載は省略する。
すなわち、ガスコンロGCの運転を制御する運転制御部B(図5参照)が、多面調理モードの調理運転の開始が指令されると、初期調理運転を実行し、続いて、継続調理運転を終了条件が満たされるまで繰り返し実行すべく、標準火力バーナ1A(コンロバーナ1)の作動を制御するように構成され、且つ、継続調理運転の実行中においては、当該継続調理運転を開始してからの経過時間を継続調理時間から減算した継続調理運転用残時間を調理時間表示部28(図4参照)に表示するように構成されている。
図4に示すように、設定操作部22の上面には、調理メニュー指令部Wとして、「多面調理モード」の1つである「ローストビーフ」を指令するローストビーフスイッチ23、「多面調理モード」の1つである「卵焼き(平板)」を指令する第1卵焼きスイッチ24、「多面調理モード」の1つである「卵焼き(巻状)」を指令する第2卵焼きスイッチ25、及び、「多面調理モード」の1つである「お好み焼き」を指令するお好み焼きスイッチ26が設けられている。
図5に示すように、ガスコンロGCの運転制御部Bが、コンロ用点消火スイッチ20Aによる点火指令や消火指令によって、コンロバーナ1に対する点火処理や消火処理及び火力調節処理を行い、また、グリル用点消火スイッチ21Aによる点火指令や消火指令によって、グリルバーナ7に対する点火処理や消火処理及び火力調節処理を行うように構成されている。
尚、図示は省略するが、各種情報を音声で報知する音声報知部や注意音を報知する音報知部が設けられ、運転制御部Bが、音声報知部や音報知部を作動させて、各種情報を報知する報知処理を行うように構成されている。
又、調理メニューの加熱調理を中断する等の目的により、コンロ用点消火スイッチ20Aにより消火指令が指令されると、元ガス弁13、コンロ用ガス量調整弁18を閉状態に操作して、標準火力バーナ1A(コンロバーナ1)を消火する消火処理を実行することになる。
つまり、運転制御部Bが、初期調理運転のときには、標準火力バーナ1A(コンロバーナ1)を初期加熱条件で加熱作動させ、また、継続調理運転のときには、標準火力バーナ1A(コンロバーナ1)を継続加熱条件で加熱作動させるように構成されている。
つまり、「多面調理モード」における「ローストビーフ」「お好み焼き」については、初期加熱条件及び継続加熱条件として、標準火力バーナ1A(コンロバーナ1)を高火力で燃焼させる状態と低火力で燃焼させる状態とを交互に切換えながら、コンロ用容器温度検出センサ1Sにて検出されるコンロ用調理容器CKの底部温度を、目標温度(例えば、150℃)に加熱する条件に設定されている。
尚、終了条件についての詳細は後述する。
「多面調理モード」における「卵焼き(平板)」「お好み焼き」については、初期調理時間を時間スイッチ27にて予め入力することにより、運転制御部Bが、入力された初期調理時間が経過すると、初期調理運転を終了して継続調理運転を開始するように構成されている。
これに対して、「多面調理モード」における「ローストビーフ」「卵焼き(巻状)」については、被調理物の加熱具合を見て、初期調理運転が終了したタイミングで初期終了スイッチ33を操作して終了情報を入力することにより、運転制御部Bが、初期調理時間が経過したとして、初期調理運転を終了して継続調理運転を開始し、且つ、初期調理運転を開始してから終了情報が入力されるまでの経過時間を初期調理時間に設定するように構成されている。
そして、時間スイッチ27にて初期調理時間を設定した際には、運転制御部Bが、初期調理運転中において、当該初期調理運転を開始してからの経過時間を初期調理時間から減算した初期調理運転用残時間を調理時間表示部28に表示するように構成されている。
本実施形態においては、「ローストビーフ」についての時間設定条件が、繰り返し実行する継続調理運転の夫々の継続調理時間を全て同じ時間に設定する条件に定められ、これに対して、「卵焼き(平板)」「卵焼き(巻状)」「お好み焼き」についての時間設定条件が、最初の継続調理運転のときの初回用継続調理時間を、その後の継続調理運転の後続用継続調理時間よりも長くする条件に定められており、その詳細は後述する。
本実施形態においては、継続調理運転の実行中において、コンロ用容器温度検出センサ1S(温度検出部の一例)の検出温度が目標温度(例えば、140℃)よりも設定値以上(例えば、6℃)以上低い温度に下降すると、運転制御部Bが、運転更新指令が指令されたと判別するように構成され、且つ、運転更新指令が指令されたと判別すると、現在実行中の継続調理運転を中断して、次の継続調理運転を開始するように構成されている。
すなわち、本実施形態では、コンロ用点消火スイッチ20Aを調理運転の停止指令を指令する人為操作式の停止指令部として用いて、コンロ用点消火スイッチ20Aからの消火指令を、調理運転の停止指令として用いるように構成されている。
つまり、「多面調理モード」における「卵焼き(平板)」「お好み焼き」については、調理運転を開始する前に、継続調理運転を繰り返し行う回数を運転回数入力スイッチ29にて入力することになり、そして、継続調理運転が運転回数入力スイッチ29にて入力された運転回数分実行されると、加熱調理運転(継続調理運転)が停止されるように構成されている。
本実施形態においては、「ローストビーフ」についての時間設定条件が、繰り返し実行する継続調理運転の夫々における継続調理時間を全て同じ時間に設定する条件に定められている。
具体的には、「ローストビーフ」の時間設定条件が、全ての継続調理時間を、初期調理時間の2倍にする条件に定められている。
従って、例えば、初期調理時間が15秒の場合には、全ての継続調理時間が30秒に設定されることになる(図9参照)。
「卵焼き(平板)」の時間設定条件が、初回用継続調理時間を、初期調理時間の0.5倍にし、2回目の継続調理時間を、初期調理時間の0.4倍にし、3回目以降の継続調理時間を0.3倍に設定するように構成されている。
従って、例えば、初期調理時間が20秒の場合には、初回用継続調理時間が10秒、2回目の継続調理時間が8秒、3回目以降の継続調理時間が6秒に設定されることになる。
「卵焼き(巻状)」の時間設定条件が、初回用継続調理時間を、初期調理時間の0.5倍にし、2回目の継続調理時間を、初期調理時間の0.4倍にし、3回目以降の継続調理時間を0.3倍に設定するように構成されている。
従って、例えば、初期調理時間が20秒の場合には、初回用継続調理時間が10秒、後続用継続時間としての、2回目の継続調理時間が8秒、3回目以降の継続調理時間が6秒に設定されることになる(図10参照)。
この場合、一端側に向けて巻きながら加熱調理される板状の卵焼き(被調理物)の被加熱面や一端側に巻き取った状態の卵焼きの被加熱面が、継続調理面となる。
この場合、他端側に向けて巻きながら加熱調理される板状の卵焼き(被調理物)の被加熱面や他端側に巻き取った状態の卵焼きの被加熱面が、継続調理面となる。
「お好み焼き」の時間設定条件が、初回用継続調理時間を、初期調理時間の0.9倍にし、2回目以降の継続調理時間を、初期調理時間の0.2倍に設定するように構成されている。
従って、例えば、初期調理時間が180秒の場合には、初回用継続調理時間が162秒なり、2回目以降の継続調理時間が36秒に設定されることになる
尚、調理者の好み等により、初期調理面を継続調理面として再度加熱調理した後、さらに裏返して、裏返した面を継続調理面として加熱調理することもあり、その後、再び裏返して、継続調理運転を繰り返す場合もある。
次に、図6のフローチャートに基づいて、運転制御部Bの「ローストビーフ」における制御作動を説明する。
尚、「ローストビーフ」の加熱調理運転を行うときには、コンロ用調理容器CKを標準火力バーナ1A(コンロバーナ1)の上部に載置し、かつ、「ローストビーフ」をローストビーフスイッチ23にて選択した状態で、コンロ操作具20を操作することになる。
ちなみに、初期調理運転用加熱処理とは、コンロ用容器温度検出センサ1Sにて検出されるコンロ用調理容器CKの底部温度が目標温度(例えば、150℃)になるまで、標準火力バーナ1A(コンロバーナ1)を高火力にて加熱作動させる予熱を行い、予熱が終了した後は、上述の如く、標準火力バーナ1A(コンロバーナ1)を高火力で燃焼させる状態と低火力で燃焼させる状態とを交互に切換えながら、コンロ用容器温度検出センサ1Sにて検出されるコンロ用調理容器CKの底部温度を、目標温度(例えば、150℃)に維持する処理である。
この継続調理時間の設定処理とは、予熱が完了した時点を初期調理運転の開始時点として、初期調理運転を開始してから初期終了が入力されるまでの経過時間を初期調理時間に設定し、そして、設定した初期調理時間と「ローストビーフ」の時間設定条件とに基づいて、全ての継続調理時間を、初期調理時間の2倍に設定することになる。
ちなみに、継続調理運転用加熱処理とは、上述の如く、標準火力バーナ1A(コンロバーナ1)を高火力で燃焼させる状態と低火力で燃焼させる状態とを交互に切換えながら、コンロ用容器温度検出センサ1Sにて検出されるコンロ用調理容器CKの底部温度を、目標温度(例えば、150℃)に維持する処理である。
ちなみに、継続調理運転用残時間が零になったタイミングにて、次の継続調理運転に移行させるための合図として、音声の報知や警報音の報知を行うように構成してもよい。
そして、停止指令が指令されていない場合には、継続調理運転用加熱処理(#8)及び継続調理運転用残時間の表示処理(#9)を順次繰り返し、停止指令が指令されている場合には、標準火力バーナ1A(コンロバーナ1)を消火する加熱停止処理を実行する(#10)。
次に、図7のフローチャートに基づいて、運転制御部Bの「卵焼き(巻状)」における制御作動を説明する。
尚、「卵焼き(巻状)」の加熱調理運転を行うときには、コンロ用調理容器CKを標準火力バーナ1A(コンロバーナ1)の上部に載置し、かつ、「卵焼き(巻状)」を第2卵焼きスイッチ25にて選択した状態で、コンロ操作具20を操作することになる。
ちなみに、初期調理運転用加熱処理とは、コンロ用容器温度検出センサ1Sにて検出されるコンロ用調理容器CKの底部温度が目標温度(例えば、140℃)になるまで、標準火力バーナ1A(コンロバーナ1)を高火力にて加熱作動させる予熱を行い、予熱が終了した後は、上述の如く、標準火力バーナ1A(コンロバーナ1)を高火力で燃焼させる状態と低火力で燃焼させる状態とを交互に切換えながら、コンロ用容器温度検出センサ1Sにて検出されるコンロ用調理容器CKの底部温度を、目標温度(例えば、140℃)に維持する処理である。
尚、図7のフローチャートでは記載を省略するが、予熱が完了すると、予熱完了ランプ34が点灯されることになり、この予熱完了ランプ34の点灯にて予熱の完了を理解した調理者が、卵焼き(巻状)を作成するための原料(生卵をかき混ぜた液状の被調理物)をコンロ用調理容器CKに載置(投入)することにより、初期調理運転が開始されることになる。
この継続調理時間の設定処理とは、予熱が完了した時点を初期調理運転の開始時点として、初期調理運転を開始してから初期終了が入力されるまでの経過時間を初期調理時間に設定し、そして、設定した初期調理時間と「卵焼き(巻状)」の時間設定条件とに基づいて、繰り返し実行する継続調理運転の継続時間を設定することになる。
つまり、初回用継続調理時間を、初期調理時間の0.5倍にし、2回目の継続調理時間を、初期調理時間の0.4倍にし、3回目以降の継続調理時間を0.3倍に設定する。
ちなみに、継続調理運転用加熱処理とは、上述の如く、標準火力バーナ1A(コンロバーナ1)を高火力で燃焼させる状態と低火力で燃焼させる状態とを交互に切換えながら、コンロ用容器温度検出センサ1Sにて検出されるコンロ用調理容器CKの底部温度を、目標温度(例えば、140℃)に維持する処理である。
ちなみに、継続調理運転用残時間が零になったタイミングにて、次の継続調理運転に移行させるための合図として、音声の報知や警報音の報知を行うように構成してもよい。
そして、停止指令が指令されている場合には、標準火力バーナ1A(コンロバーナ1)を消火する加熱停止処理を実行する(#33)。
次に、図8のフローチャートに基づいて、運転制御部Bの「お好み焼き」における制御作動を説明する。
尚、「お好み焼き」の加熱調理運転を行うときには、コンロ用調理容器CKを標準火力バーナ1A(コンロバーナ1)の上部に載置し、かつ、「お好み焼き」をお好み焼きスイッチ26にて選択した状態で、時間スイッチ27にて初期調理時間を設定し、かつ、運転回数入力スイッチ29にて継続調理運転を実行する運転回数を入力する。その後、コンロ用操作具20を操作して、コンロ用点消火スイッチ20Aにより点火指令を指令することになる。
継続調理時間の設定処理においては、時間スイッチ27により設定した初期調理時間と「お好み焼き」の時間設定条件とに基づき、初回用継続調理時間を初期調理時間の0.9倍に設定し、2回目以降の継続調理時間を初期調理時間の0.2倍に設定する。
ちなみに、初期調理運転用加熱処理とは、コンロ用容器温度検出センサ1Sにて検出されるコンロ用調理容器CKの底部温度が目標温度(例えば、150℃)になるまで、標準火力バーナ1A(コンロバーナ1)を高火力にて加熱作動させる予熱を行い、予熱が終了した後は、上述の如く、標準火力バーナ1A(コンロバーナ1)を高火力で燃焼させる状態と低火力で燃焼させる状態とを交互に切換えながら、コンロ用容器温度検出センサ1Sにて検出されるコンロ用調理容器CKの底部温度を、目標温度(例えば、150℃)に維持する処理である。
尚、図8のフローチャートでは記載を省略するが、予熱が完了すると、予熱完了ランプ34が点灯されることになり、この予熱完了ランプ34の点灯にて予熱の完了を理解した調理者が、お好み焼きを作成するための原料(お好み焼き粉やキャベツ等を粘土状にかき混ぜた被調理物)をコンロ用調理容器CKに板状に載置(投入)することにより、初期調理運転が開始されることになる。
#48の処理にて、初期調理時間が経過していないと判別した場合には、#43の初期調理運転用加熱処理に移行することになる。
ちなみに、継続調理運転用加熱処理とは、上述の如く、標準火力バーナ1A(コンロバーナ1)を高火力で燃焼させる状態と低火力で燃焼させる状態とを交互に切換えながら、コンロ用容器温度検出センサ1Sにて検出されるコンロ用調理容器CKの底部温度を、目標温度(例えば、150℃)に維持する処理である。
ちなみに、継続調理運転用残時間が零になったタイミングにて、次の継続調理運転に移行させるための合図として、音声の報知や警報音の報知を行うように構成してもよい。
次に、別実施形態を列記する。
(1)上記実施形態では、初期調理運転の初期加熱条件と継続調理運転の継続加熱条件とを同じ条件に設定する場合を例示したが、初期加熱条件と継続加熱条件とを異なる条件に設定する形態で実施してもよい。
1S 温度検出部
27 時間設定部
28 調理時間表示部
29 運転回数入力部
33 終了入力部
B 運転制御部
CK 調理容器
W 調理メニュー指令部
Claims (11)
- 加熱調理用の加熱部と、調理メニューを指令する調理メニュー指令部と、前記加熱部の作動を制御する運転制御部とが設けられた加熱調理器であって、
前記調理メニューとして、初期調理時間が経過するまで、被調理物の初期調理面を加熱調理する初期調理運転を行い、その後、継続調理時間が経過するまで、前記被調理物の継続調理面を加熱調理する継続調理運転を、終了条件が満たされるまで複数回繰り返し行う多面調理モードが設けられ、
前記運転制御部が、前記調理メニュー指令部にて指令された前記多面調理モードの調理運転の開始が指令されると、前記初期調理運転を実行し、続いて、前記継続調理運転を前記終了条件が満たされるまで複数回繰り返し実行すべく、前記加熱部の作動を制御するように構成され、且つ、前記継続調理運転の実行中においては、当該継続調理運転を開始してからの経過時間を前記継続調理時間から減算した継続調理運転用残時間を調理時間表示部に表示するように構成されている加熱調理器。 - 前記初期調理時間を設定するための時間設定部が設けられ、
前記運転制御部が、前記時間設定部を用いて設定された前記初期調理時間、及び、前記初期調理時間と前記継続調理時間との長さの関係を定めた時間設定条件に基づいて、前記継続調理時間を定めるように構成されている請求項1記載の加熱調理器。 - 前記時間設定条件が、繰り返し実行する前記継続調理運転の夫々における前記継続調理時間を全て同じ時間に設定する条件に定められている請求項2記載の加熱調理器。
- 前記時間設定条件が、最初の前記継続調理運転のときの初回用継続調理時間を、その後の前記継続調理運転の後続用継続調理時間よりも長くする条件に定められている請求項2記載の加熱調理器。
- 前記運転制御部が、前記継続調理運転の実行中に、運転更新指令が指令されると、次に実行する前記継続調理運転の前記継続調理時間を、前記初回用継続調理時間に定め、かつ、その後の前記継続調理運転の前記継続調理時間を、前記後続用継続調理時間に定めるように構成されている請求項4記載の加熱調理器。
- 前記時間設定部が、前記初期調理運転が終了したタイミングで終了情報を入力する終了入力部であり、
前記運転制御部が、前記終了入力部にて前記終了情報が入力されると、前記初期調理時間が経過したとして、前記初期調理運転を終了して前記継続調理運転を開始し、且つ、前記初期調理運転を開始してから前記終了情報が入力されるまでの経過時間を前記初期調理時間に設定するように構成されている請求項2〜5のいずれかに1項に記載の加熱調理器。 - 前記時間設定部が、前記初期調理時間に相当する時間を入力するように構成され、
前記運転制御部が、前記時間設定部にて入力させた時間を前記初期調理時間に設定するように構成されている請求項2〜5のいずれか1項に記載の加熱調理器。 - 前記運転制御部が、前記初期調理運転中においては、当該初期調理運転を開始してからの経過時間を前記初期調理時間から減算した初期調理運転用残時間を前記調理時間表示部に表示するように構成されている請求項7記載の加熱調理器。
- 前記運転制御部が、調理運転の停止指令を指令する人為操作式の停止指令部から停止指令されると、前記終了条件が満たされたと判別するように構成されている請求項1〜8のいずれか1項に記載の加熱調理器。
- 前記継続調理運転を実行する運転回数を入力する運転回数入力部が設けられ、
前記運転制御部が、前記継続調理運転を前記運転回数入力部にて入力された運転回数分実行すると、前記終了条件が満たされたと判別するように構成されている請求項1〜8のいずれか1項に記載の加熱調理器。 - 前記運転制御部が、前記初期調理運転のときには、前記加熱部を初期加熱条件で加熱作動させ、前記継続調理運転のときには、前記加熱部を継続加熱条件で加熱作動させるように構成されている請求項1〜10のいずれか1項に記載の加熱調理器。
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