JP2021129802A - 加熱調理器 - Google Patents

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慶太 小林
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【課題】面形状が異なる2種類の載置面を使用できるようにしながらも、使用勝手の向上を図ることができる加熱調理器を提供する。【解決手段】加熱室6の前部に突出する突出状態と加熱室6の内部の設定収納位置に収納した収納状態とに出退自在で、且つ、被調理物を載置する板状の調理体Kを装着自在な調理体支持部Lと、加熱室6に収納された調理体Kを上方から加熱する上部バーナ7Uと、加熱室6に収納された調理体Kを下方から加熱する下部バーナ7Sと、が備えられ、調理体Kが、面形状が異なる載置面Sを表裏両側に備える形態に構成され、表裏両側のいずれを上側にした状態においても調理体Kが調理体支持部Lに装着自在に構成されている。【選択図】図3

Description

本発明は、加熱室の前部に突出する突出状態と前記加熱室の内部の設定収納位置に収納した収納状態とに出退自在に前記加熱室に設けられ、且つ、被調理物を載置する板状の調理体を装着自在な調理体支持部と、
前記加熱室に収納された前記調理体を上方から加熱する上部バーナと、
前記加熱室に収納された前記調理体を下方から加熱する下部バーナと、が備えられた加熱調理器に関する。
かかる加熱調理器は、主としてガスコンロに装備されるものであり、魚類、鶏肉、トースト等を被調理物として調理体に載置し、上部バーナ及び下部バーナの燃焼により、被調理物を加熱調理することになる。
加熱調理器の従来例として、被調理物を載置する載置面の面形状が異なる2種類の板状の調理体を予め用意して、2種類の調理体を調理体支持部に付替え装着するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
ちなみに、2種類の調理体としては、一般に、被調理物の載置面が平坦状に形成された平坦式プレートパンや、被調理物の載置面が波型の凹凸状に形成された波型式プレートパンがある。
つまり、被調理物を加熱調理する際に、使用者の好み等により、平坦式プレートパンと波型式プレートパンとのいずれかを選択して、調理体支持部に装着することにより、同じ種類の被調理物においても、使用者の好み等に応じた状態で加熱調理を行える。
特開2019−208686号公報
従来の加熱調理器においては、2種類の調理体を調理体支持部に付替え装着するものであるから、2種類の調理体を予め用意しなければならず、しかも、2種類の調理体のうちの使用しない調理体を別途保管することになるため、調理体の保管スペースが必要になる等、使用勝手が悪いものであった。
本発明は、上記実状に鑑みて為されたものであって、その目的は、面形状が異なる2種類の載置面を使用できるようにしながらも、使用勝手の向上を図ることができる加熱調理器を提供する点にある。
本発明の加熱調理器は、加熱室の前部に突出する突出状態と前記加熱室の内部の設定収納位置に収納した収納状態とに出退自在に前記加熱室に設けられ、且つ、被調理物を載置する板状の調理体を装着自在な調理体支持部と、
前記加熱室に収納された前記調理体を上方から加熱する上部バーナと、
前記加熱室に収納された前記調理体を下方から加熱する下部バーナと、が備えられたものであって、その特徴構成は、
前記調理体が、面形状が異なる載置面を表裏両側に備える形態に構成され、
表裏両側のいずれを上側にした状態においても前記調理体が前記調理体支持部に装着自在に構成されている点にある。
すなわち、単一の調理体でありながらも、表裏両側に面形状が異なる載置面を備えるものであるから、被調理物を加熱調理する際に、使用者の好み等により、表裏両側のいずれを上側(上向き)にして調理体支持部に装着するかを選択することにより、面形状が異なる表裏両側の載置面の一方を、被調理物を載置する載置面として用いるようにしながら、被調理物を加熱調理することができる。
そして、調理体を用いて加熱調理を行う際には、面形状が異なる表裏両側の載置面のいずれかを選択して加熱調理を行うとしても、当該調理体を調理体支持部に装着し続けることができるため、調理体を別途保管する手間が軽減され、使用勝手の向上を図ることができる。
要するに、本発明の加熱調理器の特徴構成によれば、面形状が異なる2種類の載置面を使用できるようにしながらも、使用勝手の向上を図ることができる。
本発明の加熱調理器の更なる特徴構成は、前記表裏両側の一方の載置面が、平坦状に形成された平坦状載置面に形成され、他方の載置面が、凹凸状に形成された凹凸状載置面に形成され、
前記凹凸状載置面を上側にして前記調理体を前記調理体支持部に装着した凹凸状載置面使用状態における当該凹凸状載置面と前記上部バーナとの間隔が、前記平坦状載置面を上側にして前記調理体を前記調理体支持部に装着した平坦状載置面使用状態における当該平坦状載置面と前記上部バーナとの間隔よりも大きくなる形態で、前記調理体が前記調理体支持部に装着されるように構成されている点にある。
すなわち、表裏両側の一方の載置面が、平坦状に形成された平坦状載置面に形成され、他方の載置面が、凹凸状に形成された凹凸状載置面に形成されているから、被調理物を加熱調理する際に、使用者の好み等により、平坦状載置面と凹凸状載置面とのいずれかを選択しながら、被調理物を良好に加熱調理することができる。
そして、凹凸状載置面を上側にして調理体を調理体支持部に装着した凹凸状載置面使用状態における当該凹凸状載置面と上部バーナとの間隔が、平坦状載置面を上側にして調理体を調理体支持部に装着した平坦状載置面使用状態における当該平坦状載置面と上部バーナとの間隔よりも大きくなる形態で、調理体が調理体支持部に装着されるものであるから、凹凸状載置面使用状態及び平坦状載置面使用状態のいずれにおいても、被調理物の表裏両側を良好に加熱することができる。
つまり、凹凸状載置面使用状態においては、被調理物が凹凸状載置面の凸部に対して接触する部分的接触状態となるから、主として下部バーナにて加熱されることになる調理体からの熱が被調理物に伝わり難い傾向となる。これに対して、平坦状載置面使用状態においては、被調理物が平坦状載置面に全体的に接触する全体的接触状態となるから、主として下部バーナにて加熱されることになる調理体からの熱が被調理物に伝わり易い傾向となる。
従って、凹凸状載置面使用状態において、被調理物の凹凸状載置面に接触する部分(裏側部分)を十分に加熱するための加熱時間は、平坦状載置面使用状態において、被調理物の平坦状載置面に接触する部分(裏側部分)を十分に加熱するための加熱時間よりも長くなる傾向となる。
このような実状に鑑みて、凹凸状載置面使用状態における当該凹凸状載置面と上部バーナとの間隔を大きくして、被調理物の凹凸状載置面に接触する部分(裏側部分)を十分に加熱するために加熱調理時間が長くなっても、凹凸状載置面に載置された被調理物の上側部分(表側部分)が、上部バーナにて必要以上に加熱され過ぎないようにするから、凹凸状載置面使用状態において被調理物の表裏両側を良好に加熱することができる。
これに対して、平坦状載置面状態における当該平坦状載置面と上部バーナとの間隔を必要以上に大きくしないようにして、被調理物の平坦状載置面に接触する部分(裏側部分)を十分に加熱するために加熱調理時間が短くなっても、平坦状載置面に載置された被調理物の上側部分(表側部分)が、上部バーナにて十分に加熱できるようにするから、平坦状載置面使用状態において被調理物の表裏両側を良好に加熱することができる。
要するに、本発明の加熱調理器の更なる特徴構成によれば、凹凸状載置面と平坦状載置面とを選択しながら被調理物を加熱調理することができ、しかも、凹凸状載置面使用状態及び平坦状載置面使用状態のいずれにおいても、被調理物の表裏両側を良好に加熱することができる。
本発明の加熱調理器の更なる特徴構成は、前記調理体が前記表裏両側の載置面のいずれを上側にして前記調理体支持部に装着されているかを検出する装着形態検出部、及び、調理メニュー設定部が設けられ、
前記上部バーナ及び前記下部バーナの燃焼制御を実行する運転制御部が、前記装着形態検出部の検出情報に基づいて、前記調理メニュー設定部にて設定された調理メニューに対する加熱形態を定めて、前記燃焼制御を実行するように構成されている点にある。
すなわち、装着形態検出部が、調理体が表裏両側の載置面のいずれを上側にして調理体支持部に装着されているかを検出する。
そして、上部バーナ及び下部バーナの燃焼制御を実行する運転制御部が、装着形態検出部の検出情報に基づいて、記調理メニュー設定部にて設定された調理メニューに対する加熱形態を定めて、上部バーナ及び下部バーナの燃焼制御を実行することになる。
例えば、運転制御部が、調理メニューとして「魚の姿焼き」を実行する際において、装着形態検出部の検出情報に基づいて、加熱調理時間や加熱力を、載置面の面形状に応じて設定する等、調理メニューに対する加熱形態を定めて、上部バーナ及び下部バーナの燃焼制御を実行することになる。
つまり、調理体が表裏両側の載置面のいずれを上側にして調理体支持部に装着されているかを、手作業にて入力するように構成することができるが、この場合、入力が面倒であるばかりでなく、入力ミスにより、装着形態に応じた燃焼制御を行えなくなる虞があるが、運転制御部が、装着形態検出部の検出情報に基づいて、調理メニューに対する加熱形態を装着形態に応じて適切に定めて上部バーナ及び下部バーナの燃焼制御を適切に実行することができる。
要するに、本発明の加熱調理器の更なる特徴構成によれば、調理メニューに対する加熱形態を装着形態に応じて適切に定めて上部バーナ及び下部バーナの燃焼制御を適切に実行することができる。
本発明の加熱調理器の更なる特徴構成は、前記調理体が、被検出用の一対の突起部を当該調理体の前縁側と後縁側とに分散させ、且つ、前記調理体の横幅方向の中央位置からの設置間隔を同じにしかつ前記中央位置に対して両側に分散させた形態で備え、
前記装着形態検出部として、前記調理体支持部が設定収納位置に収納された状態において、前記一対の突起部のうちの前記加熱室の内方側に位置する突起部を検出する左右一対の検出体が、前記調理体の横幅方向の中央位置からの間隔を前記一対の突起部の前記設置間隔と同じ間隔にする状態で設けられている点にある。
すなわち、被検出用の一対の突起部が、調理体の前縁側と後縁側とに分散させ、且つ、調理体の横幅方向の中央位置からの設置間隔を同じにしかつ中央位置に対して両側に分散させた形態で備えられ、装着形態検出部として、調理体支持部が設定収納位置に収納された状態において、一対の突起部のうちの加熱室の内方側に位置する突起部を検出する左右一対の検出体が、調理体の横幅方向の中央位置からの間隔を一対の突起部の設置間隔と同じ間隔にする状態で設けられているから、左右一対の検出体のいずれが、調理体の前縁側と後縁側とに分散させた一対の突起部のうちの加熱室の内方側に位置する突起部を検出するかによって、調理体の装着形態を検出することができる。
そして、被検出用の一対の突起部が当該調理体の前縁側と後縁側とに分散させ、且つ、調理体の横幅方向の中央位置からの設置間隔を同じにしかつ中央位置に対して両側に分散させた形態で設けられているから、調理体を表裏両側のいずれかの載置面を上側(上向き)にした状態において前後に反転させても、左右一対の検出体のうちの同じ検出体が、突起部を検出することになるから、調理体の表裏両側のいずれかの載置面を使用する際に、調理体の前後の向きをいずれの向きに向けて調理体支持部に装着してもよく、使用勝手の一層の向上を図ることができる。
要するに、本発明の加熱調理器の更なる特徴構成によれば、使用勝手の一層の向上を図ることができる。
ガスコンロの斜視図である。 燃料ガス供給構成及び点火用構成を示す回路図である。 グリドルの縦断側面図である。 調理体支持部をグリドル庫から引き出した状態の斜視図である。 調理体の斜視図である。 平坦状載置面使用状態を説明する概略正面図である。 凹凸状載置面使用状態を説明する概略正面図である。 平坦状載置面使用状態を説明する概略平面図である。 凹凸状載置面使用状態を説明する概略平面図である。 グリドル用操作パネルの平面図である。 被調理物の加熱調理形態を示す図である。 魚の姿焼きの加熱形態を示す表である。 平坦状載置面使用状態におけるハイカット温度を示す表である。 凹凸状載置面使用状態におけるハイカット温度を示す表である。
〔実施形態〕
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(ガスコンロの全体構成)
図1に示すように、ビルトイン式のガスコンロGCが、コンロ本体Hの上面部に、コンロバーナ1として、標準火力バーナ1A、小火力バーナ1B及び大火力バーナ1Cを有するコンロ部CRを備え、且つ、コンロ本体Hの横幅方向中央部に、加熱調理器としてのグリドルG(図3、図4参照)を備える形態に構成されている。
コンロ本体Hは、上部が開口された箱状の金属製のケーシング2を主要部として構成され、コンロ本体Hの上部には、ガラス製の天板3が配置され、コンロ本体Hの上面部の後部側には、グリドルGの調理排気を排気するためのグリドル排気口4が形成されている。
天板3の上部には、コンロバーナ1にて加熱される鍋等の被調理物を載置するための五徳5が、3つのコンロバーナ1の夫々に対応して設けられている。
コンロバーナ1の中央部には、鍋等の調理体(図示せず)の底部に接触して温度を検出する容器温度検知部としてのコンロ側温度検知部1Sが設けられている。
ケーシング2の内部には、図3に示すように、グリドルGを構成するグリドル庫6(加熱室の一例)が設けられ、グリドル庫6には、グリドルバーナ7として、グリドル庫6の天井部に設けられる上部バーナ7Uと、グリドル庫6の底部に設けられる下部バーナ7Sとが設けられている。
(グリドルの詳細)
図3に示すように、グリドルGには、上述の如くグリドル庫6が設けられている。このグリドル庫6は、前部及び後部が開口する筒状に形成され、グリドル庫6の後方側には、グリドルバーナ7の燃焼排ガスや被調理物からでる水蒸気等の調理排気を排気する排気路Eを形成する排気筒6Aが上方側に延びる状態で連設され、その排気路Eにて調理排気を上述のグリドル排気口4に導くように構成されている。
図3及び図4に示すように、板状の調理体Kを支持する調理体支持部Lが、グリドル庫6に対して出退自在に設けられている。つまり、調理体支持部Lが、グリドル庫6の内部の設定収納位置に収納される収納状態(図3参照)とグリドル庫6の前部に突出する突出状態(図4参照)に引き出された引出位置とにわたってスライド移動形態で出入移動される状態で設けられている。
図4に示すように、調理体支持部Lは、グリドル庫6に対して出退自在に案内される左右の可動レールLaと、調理体Kの両側部から横側方に突出する被支持部Uaを載置支持する載置部Ubを備える形態に棒状部材を曲げ加工して形成される支持枠Lbとを備える形態に構成されている。
そして、調理体Kが、調理体支持部Lにおける支持枠Lbに対して、着脱自在に装着されるように構成されている。
ちなみに、図3に示すように、調理体Kの支持枠Lbに対する前後移動を規制する前後一対の受止部Ucが、支持枠Lbを構成する棒状部材の曲げ加工により形成されている。
つまり、調理体Kが、載置部Ubに載置され、かつ、一対の受止部Ucにて前後移動が規制された状態で支持枠Lbに対して装着されている。
図3及び図4に示すように、左右の可動レールLaの先端部に、グリドル庫6の前部に形成された前開口部6fを開閉するグリドル扉8(図3参照)を取付ける扉支持体8Aが設けられ、支持枠Lbの先端部が扉支持体8Aに係止連結されている。
尚、詳細は省略するが、支持枠Lbの後端部が、グリドル庫6の内部に設けた載置案内体にて、摺動自在に載置支持されている。
(調理体の詳細)
図3に示すように、調理体Kが、面形状が異なる載置面Sを表裏両側に備える形態に構成され、表裏両側のいずれを上側にした状態においても調理体Kが調理体支持部Lに装着自在に構成されている。
また、調理体Kが、表裏両側のいずれか上側にした状態の夫々において、前後向きをいずれの向きにしても(前後向きを前後反転させても)調理体支持部Lに装着自在に構成されている。
つまり、調理体Kは、図3〜図5に示すように、板状の本体9Aと当該本体9Aの外周を囲みかつ本体9Aの上下両側に突出する周壁9Bとを備える形態に構成され、且つ、周壁9Bにおける調理体Kの両側部に相当する箇所に、被支持部Uaが横側方に突出する形態で設けられている。
したがって、調理体Kが、表裏両側のいずれを上側にした状態においても調理体支持部Lに装着自在に構成され、且つ、表裏両側のいずれかを上側にした状態の夫々において、前後向きをいずれの向きにしても(前後向きを前後反転させても)調理体支持部Lに装着自在に構成されている。
調理体Kの表裏両側の一方の載置面Sが、平坦状に形成された平坦状載置面Shに形成され(図4参照)、他方の載置面Sが、凹凸状に形成された凹凸状載置面Snに形成されている(図5参照)。
尚、本実施形態においては、凹凸状載置面Snは、凹凸状として波型状に形成されている。
また、図6及び図7に示すように、被支持部Uaが、周壁9Bの上下幅方向における凹凸状載置面Snの存在側に偏った位置に設けられている。
従って、凹凸状載置面Snを上側にして調理体Kを調理体支持部Lに装着した凹凸状載置面使用状態における当該凹凸状載置面Snと上部バーナ7Uとの間隔Xnが、平坦状載置面Shを上側にして調理体Kを調理体支持部Lに装着した平坦状載置面使用状態における当該平坦状載置面Shとの上部バーナ7Uとの間隔Xhよりも大きくなる形態で、調理体Kが調理体支持部Lに装着されるように構成されている。
(装着形態検出構成について)
図8及び図9に示すように、調理体Kが表裏両側の載置面Sのいずれを上側にして調理体支持部Lに装着されているかを検出する装着形態検出部Mが設けられている。
すなわち、調理体Kが、被検出用の一対の突起部Wを当該調理体Kの前縁側と後縁側とに分散させ、且つ、調理体Kの横幅方向の中央位置Yからの設置間隔を同じにしかつ中央位置Yに対して両側に分散させた形態で備えている。
そして、装着形態検出部Mとして、調理体支持部Lが設定収納位置に収納された状態において、一対の突起部Wのうちのグリドル庫6の内方側に位置する突起部Wを検出する左右一対の検出体Ma、Mbが、調理体Kの横幅方向の中央位置Yからの間隔を一対の突起部Wの設置間隔と同じ間隔にする状態で、グリドル庫6の後壁部6Rに設けられている。
ちなみに、左右一対の検出体Ma、Mbは、リミットスイッチ等を用いて構成されている。
したがって、図8に示すように、平坦状載置面使用状態においては、左右一対の検出体Ma、Mbのうちの左方側の検出体Maが突起部Wを検出し、凹凸状載置面使用状態においては、左右一対の検出体Ma、Mbのうちの右方側の検出体Mbが突起部Wを検出することにより、平坦状載置面使用状態であるか、凹凸状載置面使用状態であるかを検出できるように構成されている。
そして、平坦状載置面使用状態及び凹凸状載置面使用状態の夫々において、調理体Kの前後向きをいずれの向きにしても(前後向きを前後反転させても)、平坦状載置面使用状態においては、左方側の検出体Maが突起部Wを検出し、凹凸状載置面使用状態においては、右方側の検出体Mbが突起部Wを検出する形態を維持できるように構成されている。
(グリドルバーナの詳細)
図3に示すように、グリドルバーナ7が、グリドル庫6の内部に収納された調理体Kの上部を上部バーナ7Uにて加熱し、グリドル庫6の内部に収納された調理体Kの底部を下部バーナ7Sにて加熱するように構成されている。
つまり、下部バーナ7Sが、グリドル庫6内に収納された調理体Kを下方から加熱し、グリドル庫6の天井部に設けた上部バーナ7Uが、グリドル庫6内に収納された調理体Kを上方から加熱するように構成されている。
下部バーナ7Sは、図3に示すように、円筒状のバーナ本体部10Aと、そのバーナ本体部10Aに接続されるバーナ混合管部10Bとを備え、バーナ本体部10Aには、周方向に沿って炎孔Fが形成されている。
このような構成の下部バーナ7Sは、コンロバーナ1の構成と同様であり、コンロバーナ1を転用して構成されている。
調理体Kの底部に接触して温度を検出するグリドル側温度検知部11Aが、下部バーナ7Sにおける中央箇所を貫通する状態で装備されている。
グリドル側温度検知部11Aが検出する底部検出温度Tsは、後述の如く、運転制御部Bが調理メニューに対する自動加熱調理運転(自動加熱処理)を実行する際の温度情報として用いられることになる。
ちなみに、凹凸状載置面Snには、平坦状載置面使用状態において、グリドル側温度検知部11Aが接当する平坦部Vが形成されている。
尚、詳細な構成は省略するが、調理体支持部Lが設定収納位置から前方側に設定量移動された設定基準位置よりも前方側に移動されると、グリドル側温度検知部11Aが調理体Kの下方側箇所に下降操作され、かつ、調理体支持部Lが設定基準位置よりも設定収納位置に向けて後方側に移動されると、グリドル側温度検知部11Aが調理体Kに接当する位置に上昇操作されるように構成されている。
上部バーナ7Uは、下向きの平板状の火炎を形成する輻射式バーナであり、詳細な説明は省略するが、平板状の上バーナ本体部やその上バーナ本体部に接続される上バーナ混合管部を備え、上バーナ本体部の下面部に燃焼炎形成部が形成されている。
図2に示すように、下部バーナ7S及び上部バーナ7Uの夫々に対して、点火装置としてのグリドルバーナ用点火プラグPg、及び、着火状態検出装置としてのグリドルバーナ用着火センサRgが装備されている。
また、コンロバーナ1についても、同様に、コンロバーナ用点火プラグPc及びコンロバーナ用着火センサRcが装備されている。
(ガス燃料の供給構成)
図2に示すように、都市ガス供給管等のガス供給源に接続される元ガス供給路12に、電磁操作式の元ガス弁13が設けられ、元ガス供給路12からは、標準火力バーナ用分岐路14a、小火力バーナ用分岐路14b、大火力バーナ用分岐路14c及びグリドルバーナ用分岐路15の4系統のガス流路が分岐されている。
グリドルバーナ用分岐路15に、下部バーナ7S及び上部バーナ7Uに対するガス燃料の供給圧力を設定圧に調整するガバナ16が設けられ、ガバナ16にて設定圧に調整されたガス燃料を下部バーナ7Sに導く下部バーナ用供給路17S、及び、ガバナ16にて設定圧に調整されたガス燃料を上部バーナ7Uに導く上部バーナ用供給路17Uが、グリドルバーナ用分岐路15から分岐されている。
標準火力バーナ用分岐路14a、小火力バーナ用分岐路14b及び大火力バーナ用分岐路14cの夫々には、ステッピングモータの駆動によって燃料ガスの流量を調整して加熱量(火力)を調整するためのコンロ用ガス量調整弁18が備えられている。
また、下部バーナ用供給路17S及び上部バーナ用供給路17Uの夫々には、ステッピングモータの駆動によって燃料ガスの流量を調整して加熱量(火力)を調整するためのグリドル用ガス量調整弁19が備えられている。
ちなみに、下部バーナ7S及び上部バーナ7Uの火力は、グリドル用ガス量調整弁19により無段階に調整されるものであるが、本実施形態においては、強火力と弱火力との2段階に調整されるものとして説明する。
図2に示すように、第1イグナイタNCと、第2イグナイタNGが設けられている。
そして、下部バーナ7S及び上部バーナ7Uの夫々に対して配設されたグリドルバーナ用点火プラグPgが、第2イグナイタNGに接続されている。
また、標準火力バーナ1A及び大火力バーナ1Cの夫々に対して配設されたコンロバーナ用点火プラグPcが、第1イグナイタNCに接続され、且つ、小火力バーナ1Bに対して配設されたコンロバーナ用点火プラグPcが、第2イグナイタNGに接続されている。
(ガスコンロの操作構成)
図1に示すように、コンロ本体Hの前側面におけるグリドルGの右側の上方箇所には、標準火力バーナ1A、小火力バーナ1B及び大火力バーナ1Cの夫々に対して各別に点火及び消火や火力調節を指令するための3つのコンロ操作具20が設けられている。つまり、標準火力バーナ用操作具20a、小火力バーナ用操作具20b、及び、大火力バーナ用操作具20cが設けられている。
コンロ操作具20は、押し操作されるごとに、点火指令と消火指令を交互に指令し、また、回転操作することにより、火力調節指令を指令するように構成されている。
コンロ本体Hの前側面におけるグリドルGの右側の下方箇所には、コンロバーナ1による自動調理の設定を行うコンロバーナ用設定操作部21が、下端側を支点にした前後揺動により開閉自在に設けられ、当該コンロバーナ用設定操作部21の上面部には、標準火力バーナ1A、小火力バーナ1B及び大火力バーナ1Cの夫々に対する設定操作を行うコンロ用操作パネル21Pが設けられている。
コンロバーナ用設定操作部21は、湯沸し処理や設定時間が経過すると自動消火するタイマー運転処理等の各種の自動加熱調理運転を設定することになるが、本実施形態においては、コンロバーナ用設定操作部21にて設定するコンロバーナ用自動加熱調理運転の説明は省略する。
コンロ本体Hの前側面におけるグリドルGの左側の下方箇所には、グリドルバーナ7に対する設定を行うグリドル用設定操作部22が、下端側を支点にした前後揺動により開閉自在に設けられ、当該グリドル用設定操作部22の上面部には、点火指令、消火指令、火力調節指令、加熱調理時間調節指令、複数の調理メニューの選択指令等の種々の情報を指令するグリドル用操作パネル22Pが設けられている。
グリドル用操作パネル22Pの操作により、複数の調理メニューのうちの被調理物に応じた調理メニューが指令(選択)され、加えて、グリドル用操作パネル22Pの操作により、点火指令、火力調節指令、加熱時間調節指令等の種々の情報が指令されるように構成されている。
(グリドル用操作パネルの詳細)
図10に示すように、グリドル用操作パネル22Pには、押し操作式のスイッチにて構成されて、押し操作する毎にグリドルバーナ7に対して点火指令を指令するオン状態と消火指令を指令するオフ状態とに切り換わる点消火スイッチ23、グリドルバーナ7が燃焼すると点灯しかつグリドルバーナ7が消火すると消灯する燃焼ランプ24、加熱用のタイマー時間を増減設定するためのタイマー設定スイッチ25、設定されたタイマー時間を表示するためのタイマー表示部26が設けられている。
また、グリドル用操作パネル22Pには、上部バーナ7Uと下部バーナ7Sとによる加熱状態を変更する火力切替スイッチ27、及び、火力切替スイッチ27にて変更された加熱状態を示すために、上部バーナ7Uと下部バーナ7Sとの夫々について火力の状態が弱火力であることを示す弱表示部28aと強火力であることを示す強表示部28bとからなる火力表示部28が設けられている。
さらに、グリドル用操作パネル22Pには、複数の調理メニューのうちの被調理物に応じた調理メニューに切り替えるメニュー切替スイッチ29、後述する自動加熱調理運転を取り消すためのとりけしスイッチ31等が設けられている。
メニュー切替スイッチ29により切り替えられる調理メニューは、被調理物としてのトーストを加熱調理する「トースト」、被調理物として、塩焼きチキン、塩ダレチキン、照り焼きチキンを加熱調理する「鶏もも焼き」、被調理物として、太刀魚切り身、さば切り身、鮭切り身、ぶりの照り焼き、さわらのみそ漬けを加熱調理する「魚:切り身」、被調理物として、あじ、鯛、さんまを加熱調理する「魚:姿焼き」があり、そのうちの選択されたものをLEDランプにて示すメニュー表示部29aが設けられている。
そして、調理者が参照するメニュー表(図示せず)が別途用意されており、調理者はこのメニュー表を参照しながら、調理メニューを設定することになる。
ちなみに、本実施形態においては、燃焼ランプ24、タイマー表示部26、火力表示部28、及び、メニュー表示部29aが、グリドルGの動作状態を表示する動作状態表示部Dとして機能するように構成されている。
また、点消火スイッチ23が、グリドルバーナ7による加熱を開始する加熱開始指令を指令する加熱開始指令部Aとして機能するように構成されている。
また、メニュー切替スイッチ29が、複数の調理メニューのうち被調理物に応じた調理メニューを指令する調理メニュー指令部MSとして機能するように構成され、この調理メニュー指令部MSによって、調理メニューを指令するように構成されている。
(ガスコンロの制御構成)
図2に示すように、ガスコンロGCの運転を制御する運転制御部Bが設けられ、当該運転制御部Bが、グリドルバーナ7やコンロバーナ1の運転制御(燃焼制御)を実行するように構成されている。
すなわち、運転制御部Bが、グリドル用設定操作部22にて点火指令が指令されると、元ガス弁13、グリドル用ガス量調整弁19を操作して、下部バーナ7S及び上部バーナ7Uに燃料ガスを供給する状態とし、加えて、下部バーナ7S及び上部バーナ7Uに対するグリドルバーナ用点火プラグPgを作動させかつグリドルバーナ用着火センサRgにて着火を検出する点火処理を実行するように構成されている。
ちなみに、本実施形態においては、点火処理においては、下部バーナ7S及び上部バーナ7Uの火力が、強火力に調整されることになる。
また、運転制御部Bが、調理メニューが指令されないマニュアル調理運転において、グリドル用設定操作部22により火力調節指令が指令された場合や、設定された調理メニューを行う自動加熱調理運転中において火力の調節を行う場合には、グリドル用ガス量調整弁19を操作して、下部バーナ7Sや上部バーナ7Uの火力を調節する火力調節処理を実行するように構成されている。
さらに、運転制御部Bが、自動加熱調理運転が終了した場合や、マニュアル調理運転を終了する、あるいは、調理メニューの加熱調理を中断する等の目的により、グリドル用設定操作部22により消火指令が指令された場合には、元ガス弁13、グリドル用ガス量調整弁19を閉状態に操作して、下部バーナ7S及び上部バーナ7Uを消火する消火処理を実行するように構成されている。
つまり、運転制御部Bが、グリドル用設定操作部22の設定情報に基づいて、グリドルバーナ7に対する点火処理や消火処理及び火力調節処理を行ないながら、複数の調理メニューのうちの指令(選択)された調理メニューについての自動加熱調理運転を実行し、また、調理メニューが指令されていない場合には、グリドル用設定操作部22の設定情報に基づいて、グリドルバーナ7に対する点火処理や消火処理及び火力調節処理を行ないながら、マニュアル調理運転を実行するように構成されている。
また、運転制御部Bが、コンロ操作具20による点火指令や消火指令及び火力調節指令によって、コンロバーナ1に対する点火処理や消火処理及び火力調節処理を行い、また、コンロバーナ用設定操作部21の設定情報に基づいて、コンロバーナ1に対する自動加熱調理運転を実行するように構成されている。
コンロバーナ1に対する点火処理や消火処理及び火力調節処理は、グリドルバーナ7に対する点火処理や消火処理及び火力調節処理と同様であるので、本実施形態では、詳細な説明を省略する。
(グリドルの自動加熱調理運転の詳細)
運転制御部Bが、調理メニューが指令された後に点火指令が指令された場合や、点火指令が指令されて点火処理を実行した後に設定時間(例えば、20秒)が経過するまでに調理メニューが指令された場合には、調理メニューについての自動加熱調理運転を実行するように構成されている。
自動加熱調理運転は、グリドルバーナ7の加熱作動(燃焼)を開始してから調理メニューに応じて定められる加熱調理時間が経過すると加熱作動(燃焼)を停止する処理を実行することになる。
本実施形態においては、図11に示すように、加熱調理時間が、初期工程、第1加熱工程、第2加熱工程、余熱工程を含むように構成されている。
但し、第2加熱工程及び余熱工程は、調理体Kの凹凸状載置面Snが使用される凹凸状載置面使用状態においては行われない。つまり、第2加熱工程及び余熱工程は、調理体Kの平坦状載置面Shが使用される平坦状載置面使用状態でのみ行われる。
つまり、本実施形態においては、装着形態検出部Mの検出情報に基づいて、下部バーナ7S及び上部バーナ7Uによる加熱形態を定めて、自動加熱調理運転が実行されるように構成されている。
初期工程においては、平坦状載置面使用状態及び凹凸状載置面使用状態のいずれにおいても、グリドルバーナ7の点火処理を実行した後において、設定保持時間(例えば、20秒)の間、下部バーナ7S及び上部バーナ7Uの火力を強火力に保持する時間が含まれている。
初期工程において、設定保持時間(例えば、20秒)が経過すると、下部バーナ7S及び上部バーナ7Uの火力を、調理メニューに対応して定めた温度勾配計測用火力に調整することになり、その状態において、グリドル側温度検知部11Aの底部検出温度Tsに基づいて、被調理物の熱負荷を測定するように構成されている。
具体的には、底部検出温度Tsが開始温度T1から終了温度T2になるまでの経過時間Dtを求め、この経過時間Dtに基づいて被調理物の熱負荷を推定するように構成されている。
ちなみに、温度勾配計測用火力としては、例えば、下部バーナ7Sの火力を弱火力、上部バーナ7Uの火力を強火力にする火力が設定されることになるが、下部バーナ7S及び上部バーナ7Uの火力を強火力に維持してもよい。
尚、被調理物の熱負荷を推定するにあたり、グリドルバーナ7の点火処理を実行した後において、設定時間(例えば、200秒)に亘って、下部バーナ7S及び上部バーナ7Uの火力を強火力に保持し、グリドルバーナ7の点火処理を実行したときのグリドル側温度検知部11Aの底部検出温度Tsと、設定時間(例えば、200秒)が経過したときのグリドル側温度検知部11Aの底部検出温度Tsとの差に基づいて、熱負荷を推定する等、熱負荷の推定は種々の形態で行うことができる。
図12に示す如く、被調理物の熱負荷が推定されると、平坦状載置面使用状態においては、第1加熱工程を行う第1工程時間、第2加熱工程を行う第2工程時間、及び、余熱工程を行う余熱時間が定められ、かつ、第1加熱工程を行うときの第1工程火力及び第2加熱工程を行うときの第2工程火力が定められ、第1加熱工程及び第2加熱工程が順次行われることになる。
図12に示す如く、被調理物の熱負荷が推定されると、凹凸状載置面使用状態においては、第1加熱工程を行う第1工程時間及び第1加熱工程を行うときの第1工程火力が定められ、第1加熱工程が行われることになる。
以下、調理メニューとして、被調理物としの「あじ」を加熱調理するために「魚:姿焼き」が設定されているとして、図12に基づいて説明する。
平坦状載置面使用状態においては、第1工程火力として、下部バーナ7Sの火力を弱火力、上部バーナ7Uの火力を強火力にする火力が設定され、第2工程火力として、下部バーナ7Sの火力を弱火力、上部バーナ7Uを消火する火力(切)が設定される。
第1工程時間が、熱負荷に基づいて、800〜1000秒の間で設定され、第2工程時間が、熱負荷に基づいて、20〜60秒の間で設定され、余熱時間が、熱負荷に基づいて、20〜60秒の間で設定される。
凹凸状載置面使用状態においては、第1工程火力として、上部バーナ7Uの火力を強火力にし、下部バーナ7Sの火力を、グリドル側温度検知部11Aの底部検出温度Tsを設定温度(例えば、180℃)に維持すべく、弱火力と強火力とに切り替える火力が設定される。
そして、平坦状載置面使用状態においては、被調理物の熱負荷が推定されたときに、第1工程時間、第2工程時間、余熱時間を加えた残り焼き時間が求められ、その残り焼き時間がタイマー表示部26に表示されるように構成されている。ちなみに、タイマー表示部26に表示される残り焼き時間は、時間経過とともに減少された時間として表示されることになる。
また、凹凸状載置面使用状態においては、第1工程時間に相当する残り焼き時間が求められ、その残り焼き時間がタイマー表示部26に表示されるように構成されている。ちなみに、タイマー表示部26に表示される残り焼き時間は、時間経過とともに減少された時間として表示されることになる。
(ハイカット温度について)
グリドルバーナ7の点火処理を実行したときのグリドル側温度検知部11Aの底部検出温度Tsを初期温度として、当該初期温度に基づいて、下部バーナ7S及び上部バーナ7Uを強制的に消火するハイカット温度が設定され、加熱調理中に、グリドル側温度検知部11Aの底部検出温度Tsがハイカット温度以上になると、下部バーナ7S及び上部バーナ7Uが強制的に消火されるように構成されている。
平坦状載置面使用状態において、初期温度が20℃及び100℃の場合におけるハイカット温度の一例を、図13に示し、同様に、凹凸状載置面使用状態において、初期温度が20℃及び100℃の場合におけるハイカット温度の一例を、図14に示す。
例示する如く、燃焼開始からの経過時間(秒)が長くなるほど、ハイカット温度が低く設定され、また、凹凸状載置面使用状態におけるハイカット温度を、平坦状載置面使用状態におけるハイカット温度よりも高く設定される。
〔別実施形態〕
次に、その他の別実施形態を列記する。
(1)上記実施形態では、調理体Kの表裏の載置面Sとして、平坦状載置面Shと凹凸状載置面Snを例示したが、調理体Kの表裏の載置面Sの面形状は種々変更できる。例えば、凹凸状載置面Snの面形状として、円錐状の突起が縦横に並ぶ形状とする、渦巻き状の突起を備える形状にする等、各種の面形状を適用できる。
(2)上記実施形態では、グリドルG及びコンロ部CRを備えるガスコンロGCを例示したが、グリドルGのみを備える加熱調理器に対して、本発明は適用できるものである。
(3)上記実施形態では、調理メニューとして、「トースト」、「鶏もも焼き」、「魚:切り身」、「魚:姿焼き」を例示したが、本発明は、「ハンバーグ」等、各種の調理メニューに対する自動加熱調理運転(自動加熱処理)を実行する場合に適用できるものである。
(4)上記実施形態では、グリドルGを加熱調理器として例示したが、加熱調理器としては、加熱室としてのオーブン庫及び加熱バーナとしてのオーブンバーナを備えたオーブンを設ける形態で実施してもよい。
なお、上記実施形態(別実施形態を含む、以下同じ)で開示される構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示される構成と組み合わせて適用することが可能であり、また、本明細書において開示された実施形態は例示であって、本発明の実施形態はこれに限定されず、本発明の目的を逸脱しない範囲内で適宜改変することが可能である。
6 加熱室
7S 下部バーナ
7U 上部バーナ
B 運転制御部
K 調理体
M 装着形態検出部
Ma 検出体
Mb 検出体
MS 調理メニュー設定部
S 載置面
Sh 平坦状載置面
Sn 凹凸状載置面
W 突起部

Claims (4)

  1. 加熱室の前部に突出する突出状態と前記加熱室の内部の設定収納位置に収納した収納状態とに出退自在に前記加熱室に設けられ、且つ、被調理物を載置する板状の調理体を装着自在な調理体支持部と、
    前記加熱室に収納された前記調理体を上方から加熱する上部バーナと、
    前記加熱室に収納された前記調理体を下方から加熱する下部バーナと、が備えられた加熱調理器であって、
    前記調理体が、面形状が異なる載置面を表裏両側に備える形態に構成され、
    表裏両側のいずれを上側にした状態においても前記調理体が前記調理体支持部に装着自在に構成されている加熱調理器。
  2. 前記表裏両側の一方の載置面が、平坦状に形成された平坦状載置面に形成され、他方の載置面が、凹凸状に形成された凹凸状載置面に形成され、
    前記凹凸状載置面を上側にして前記調理体を前記調理体支持部に装着した凹凸状載置面使用状態における当該凹凸状載置面と前記上部バーナとの間隔が、前記平坦状載置面を上側にして前記調理体を前記調理体支持部に装着した平坦状載置面使用状態における当該平坦状載置面と前記上部バーナとの間隔よりも大きくなる形態で、前記調理体が前記調理体支持部に装着されるように構成されている請求項1に記載の加熱調理器。
  3. 前記調理体が前記表裏両側の載置面のいずれを上側にして前記調理体支持部に装着されているかを検出する装着形態検出部、及び、調理メニュー設定部が設けられ、
    前記上部バーナ及び前記下部バーナの燃焼制御を実行する運転制御部が、前記装着形態検出部の検出情報に基づいて、前記調理メニュー設定部にて設定された調理メニューに対する加熱形態を定めて、前記燃焼制御を実行するように構成されている請求項1又は2に記載の加熱調理器。
  4. 前記調理体が、被検出用の一対の突起部を当該調理体の前縁側と後縁側とに分散させ、且つ、前記調理体の横幅方向の中央位置からの設置間隔を同じにしかつ前記中央位置に対して両側に分散させた形態で備え、
    前記装着形態検出部として、前記調理体支持部が設定収納位置に収納された状態において、前記一対の突起部のうちの前記加熱室の内方側に位置する突起部を検出する左右一対の検出体が、前記調理体の横幅方向の中央位置からの間隔を前記一対の突起部の前記設置間隔と同じ間隔にする状態で設けられている請求項3に記載の加熱調理器。
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JP2021169046A (ja) * 2020-05-27 2021-10-28 株式会社三洋物産 遊技機
JP2021169044A (ja) * 2017-04-28 2021-10-28 株式会社三洋物産 遊技機

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