JP6867841B2 - シートリクライニング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用シートのシートリクライニング装置に関する。
車両用シートでシートバックを傾動(角度調整)可能に支持するシートリクライニング装置において、シートの幅方向の両側にリクライニングロック機構を設けたタイプがある。この種のシートリクライニング装置は、シートの幅方向に延設したロッドや可撓性を有するケーブル等を介して、両側のリクライニングロック機構を連動させる。
特開2015−226565号公報
従来のシートリクライニング装置では、両側のリクライニングロック機構が適正に連動しない場合があった。例えば、片側のリクライニングロック機構に対してレリーズハンドル等の操作手段を介してロック解除動作を行ったときに、操作手段に直結されていない他方のリクライニングロック機構でロック解除動作が正しく行わない(ロック解除動作が大幅に遅れる、操作手段の操作量の範囲内でロック解除が生じない、等)という動作不良が起こるおそれがある。特に、ケーブルのように可撓性を有する接続部材を用いて両側のリクライニングロック機構を連動させる場合、接続部材の撓み量等の条件にばらつきが生じやすく、従動側のリクライニングロック機構を確実に連動させにくいという問題があった。
本発明は以上の問題点に鑑みてなされたものであり、シートに設けた複数のリクライニングロック機構を適切に連動させることが可能なシートリクライニング装置を提供することを目的とする。
本発明のシートリクライニング装置は、シートクッションに対してシートバックの傾動を規制するロック状態と傾動を許すアンロック状態とに動作する、第1のリクライニングロック機構と第2のリクライニングロック機構と、軸体を介して第1のリクライニングロック機構に接続し、軸体と共にロック位置からアンロック方向へ回転して、第1のリクライニングロック機構をロック状態からアンロック状態にさせる第1の回転部材と、操作部材によって回転操作され、ロック位置からアンロック方向への回転により、ケーブルを介して第2のリクライニングロック機構をロック状態からアンロック状態にさせる第2の回転部材と、を有し、第2の回転部材は、操作部材を操作したときに、ロック位置からアンロック方向へ所定量回転してから第1の回転部材に回転力を伝達して、第1の回転部材をアンロック方向へ回転させる連動部を有することを特徴とする。
第1の回転部材と一体に回転する軸体に対して、第2の回転部材を相対回転可能に支持することが好ましい。このように第1の回転部材と第2の回転部材を同軸上に支持することにより、スペース効率や回転伝達の作動効率を向上させることができる。
第1の回転部材に、連動部からアンロック方向への回転力が伝えられる被伝達部を備え、第1の回転部材と第2の回転部材がそれぞれロック位置にあるときに、被伝達部は連動部に対して離間することが好ましい。
以上のように本発明のシートリクライニング装置では、操作部材によって回転操作される第2の回転部材がロック位置からアンロック方向へ所定量回転してから第1の回転部材に回転力を伝達する。これにより、異なる条件(接続用の部材や力の伝達経路)でアンロック方向の操作力が伝えられる第1のリクライニングロック機構と第2のリクライニングロック機構を、適正なタイミングで連動させて確実なロック解除を行わせることができる。
車両用シートの側面図である。 車両用シートのアウタ側に設けたシートリクライニング装置の分解斜視図である。 シートバックがリクライニング範囲にある状態のアウタ側のシートリクライニング装置をアウタ側から見た側面図である。 シートバックがリクライニング範囲にある状態のアウタ側のシートリクライニング装置をインナ側から見た側面図である。 シートバックがリクライニング範囲にある状態のインナの側シートリクライニング装置をインナ側から見た側面図である。 レリーズハンドルの操作によるロック解除動作を開始した状態のアウタ側のシートリクライニング装置をインナ側から見た側面図である。 図6の状態のインナ側のシートリクライニング装置をインナ側から見た側面図である。 ロック解除された状態のアウタ側のシートリクライニング装置をインナ側から見た側面図である。 図8の状態のインナ側のシートリクライニング装置をインナ側から見た側面図である。 シートバックが中間停止位置にある状態のアウタ側のシートリクライニング装置をインナ側から見た側面図である。 図10の状態のインナ側のシートリクライニング装置をインナ側から見た側面図である。 シートバックが中間停止位置にありレリーズハンドルの操作を解除した状態のアウタ側のシートリクライニング装置をインナ側から見た側面図である。 シートバックがフォールダウン位置にある状態のアウタ側のシートリクライニング装置をインナ側から見た側面図である。 アウタ側のシートリクライニング装置を構成するオープンプレートをインナ側から見た平面図である。 アウタ側のシートリクライニング装置を構成する連係レバーをインナ側から見た平面図である。
図1に示す車両用シート1は、シートトラック2を介して車両の前後方向に移動可能に支持されている。シートトラック2は、床面に固定されるロアレール2aと、ロアレール2aに対して前後方向にスライド可能なアッパレール2bとを有する。アッパレール2bは、図1に概念的に示すスライドロック機構3によって、ロアレール2aに対するスライドが規制されるスライドロック状態と、ロアレール2aに対してスライド可能なスライド許容状態にさせることができる。スライドロック機構3は周知のものを適用可能であり、詳細な説明を省略する。車両用シート1は、図示しないスライド用ばねによって前方に向けて移動付勢されている。
車両用シート1は、座面部分であるシートクッション4と背もたれ部分であるシートバック5を有している。シートクッション4を構成するシートクッションフレーム4a(図1に部分的に示す)がアッパレール2b上に固定的に支持されている。シートクッション4の後端付近には、後述するシートリクライニング装置10とシートリクライニング装置70を介して前後方向へ傾動可能にシートバック5が支持されている。図1ではシートバック5の傾動の中心である回転中心5xを模式的に示している。シートリクライニング装置10,70は、図1に示すリクライニング範囲(ロック範囲)Rでは、後述するリクライニングロック機構(第1のリクライニングロック機構)14とリクライニングロック機構(第2のリクライニングロック機構)74が作動してシートバック5を任意の角度位置に保持(リクライニングロック)することが可能である。リクライニング範囲Rのうちシートバック5のリクライニング角が最も小さい(起立した)位置が初段ロック位置5Aである。シートリクライニング装置10,70はシートバック5を前倒れ方向(図1の時計方向)に付勢しており、リクライニングロックを解除すると、シートバック5が初段ロック位置5Aよりも前方に倒れる。初段ロック位置5Aよりも前方のシートバック5の傾動範囲は、リクライニングロック機構14,74の非作動状態が維持される(リクライニングロックが行われない)アンロック範囲Uとなる。
図1に示すように、シートクッション4の側面には、シートバック5の回転中心5xの下方に位置する回転中心6xを中心として回転操作可能なレリーズハンドル(操作部材)6が設けられている。シートバック5にはウォークイン操作レバー(操作部材)7が設けられている。また、シートクッション4の側面には、レリーズハンドル6と異なる位置にフォールダウン操作レバー8が設けられている。レリーズハンドル6とウォークイン操作レバー7の操作により、リクライニングロックを解除してアンロック範囲Uの中間停止位置5Bまでシートバック5を前方に倒すことができる。さらにフォールダウン操作レバー8の操作により、背面が略水平になるフォールダウン位置5Cまでシートバック5を前方に倒すことができる。これらの各位置へのシートバック5の動作については後述する。
図2以降を参照してシートリクライニング装置について説明する。シートリクライニング装置は車両用シート1の幅方向の両側に1つずつ設けられている。図2から図4、図6、図8、図10、図12、図13に示すシートリクライニング装置10は、図1の車両用シート1における進行方向に向かって右側のものであり、レリーズハンドル6を備えている。また、ウォークイン操作レバー7とフォールダウン操作レバー8の操作もシートリクライニング装置10に入力される。図5、図7、図9、図11に示すシートリクライニング装置70は、図1の車両用シート1における進行方向に向かって左側のものであり、レリーズハンドル6のような外部からの操作入力を受ける操作部材を備えておらず、シートリクライニング装置10に連動して動作する。以下の説明における「アウタ側」は、シートリクライニング装置10が設けられている車両用シート1の右側(車外側)を意味し、「インナ側」は、シートリクライニング装置70が設けられている車両用シート1の左側(車内側)を意味する。
図3はアウタ側のシートリクライニング装置10をアウタ側から見たものである。図4、図6、図8、図10、図12、図13は、アウタ側のシートリクライニング装置10をインナ側から見たものである。図5、図7、図9、図11は、インナ側のシートリクライニング装置70をインナ側から見たものである。なお、図4、図6、図8、図10、図12、図13では、ロアブラケット11やアッパブラケット12の背後(アウタ側)に位置してインナ側から直接に視認できない連係レバー18とオープンプレート(第2の回転部材)20を、破線ではなく実線で示している。
図2に示すように、アウタ側のシートリクライニング装置10は、シートクッション4側に固定的に支持されるロアブラケット11と、シートバック5側に固定的に支持されるアッパブラケット12を有する。ロアブラケット11は支持プレート13を介してシートクッションフレーム4a(図1)の後端付近に固定されている。ロアブラケット11とアッパブラケット12の間にリクライニングロック機構14が設けられている。
リクライニングロック機構14はラウンドタイプのリクライニングロック機構であり、その構成は周知のものであるため簡略に説明する。それぞれが円盤状をなすベースプレート14aとラチェットプレート14bが相対回転可能に組み合わされており、ベースプレート14aはロアブラケット11の上端近くに位置する締結部11aに溶接で固定され、ラチェットプレート14bはアッパブラケット12の下端近くに位置する締結部12aに溶接で固定される。ベースプレート14aとラチェットプレート14bの相対回転の中心が、図1に示すシートバック5の回転中心5xである。ベースプレート14aとラチェットプレート14bの間に、回転中心5xを中心とする半径方向に移動可能な複数のロック部材(図示略)と、回転中心5xを中心として回転するカム部材(図示略)とが配置される。各ロック部材はベースプレート14aに対して回転方向の移動が規制されており、カム部材はベースプレート14aとラチェットプレート14bの中心(回転中心5x上)に挿入したヒンジピン(軸体)15と一体的に回転する。カム部材の回転方向の位置変化によって各ロック部材の半径方向位置が変化する。各ロック部材が外径方向に移動すると、各ロック部材に形成した外歯がラチェットプレート14bに形成した内歯と噛み合い、ベースプレート14aとラチェットプレート14bの相対回転が規制される。リクライニングロック機構14に内蔵したロック付勢ばね(図示略)によって、カム部材はロック部材の外歯をラチェットプレート14bの内歯に噛合させるロック方向へ付勢されている。そのためリクライニングロック機構14は、外部から操作しない状態では、ロアブラケット11に対するアッパブラケット12の傾動を規制するロック状態を維持する。
アッパブラケット12は、図2に示す前倒れ付勢ばね16によって前倒れ方向(中間停止位置5Bやフォールダウン位置5C)に付勢されている。前倒れ付勢ばね16は、一端がアッパブラケット12に係合し、他端が支持ブラケット13に係合する渦巻きばねである。
図2に示すように、ヒンジピン15はインナ側から順に、非円形断面部15a、フランジ部15b、円形断面部15c、非円形断面部15d、頭部15eを有している。非円形断面部15aは、先に述べたリクライニングロック機構14のロック部材(図示略)に嵌合しており、回転中心5xを中心としてロック部材とヒンジピン15が一体的に回転する。フランジ部15bは、ベースプレート14aのアウタ側の面に当接して、ヒンジピン15の軸方向の位置を定める。
ロアブラケット11のアウタ側には、ヒンジピン15によって回転可能に支持されるオープンプレート20が設けられる。図2と図14に示すように、オープンプレート20は、円形穴20aを長手方向の中央付近に有し、長手方向の一端付近にケーブル接続穴20bと円弧穴20cを有し、長手方向の他端付近にケーブル接続穴20dを有している。オープンプレート20のインナ側の面が、ロアブラケット11に固定される支持座17(図2)に接する。支持座17に設けた貫通穴を通して突出するヒンジピン15の円形断面部15cが円形穴20aに挿入されることによって、オープンプレート20はヒンジピン15に対して相対回転可能に支持される。円弧穴20cは、円形穴20aに挿入したヒンジピン15の中心軸(回転中心5x)を中心とする円周方向に延びる長穴である。
図2と図14に示すように、オープンプレート20はさらに、円形穴20aの近傍から外径方向に突出する回転伝達部(連動部)20eと戻り規制部20fを備えている。回転伝達部20eと戻り規制部20fはそれぞれ、回転中心5x(円形穴20aの中心)を中心とするオープンプレート20の回転方向に所定の間隔を空けて設けられており、回転中心5xから半径方向に延びる仮想線L1(図14)に関して略対称な対向面を有している。
オープンプレート20のアウタ側に隣接する位置に連係レバー(第1の回転部材)18が設けられる。図2と図15に示すように、連係レバー18は、矩形の非円形穴18aが形成される中央部18bと、中央部18bから半径方向に突出する伝達アーム(被伝達部)18cを有している。非円形穴18aに対してヒンジピン15の非円形断面部15dが挿入され、ヒンジピン15と連係レバー18が共に回転中心5xを中心として一体的に回転するように結合される。ヒンジピン15の頭部15eが中央部18bのアウタ側の面に当接して、ヒンジピン15の軸方向への連係レバー18の移動(アウタ側への離脱)が規制される。
連係レバー18は、リクライニングロック機構14に内蔵したロック付勢ばね(図示略)の付勢力によってロック位置(図3、図4、図6)に保持され、ロック付勢ばねの付勢力に抗してロック位置からロック解除位置(図8、図10、図12、図13)へ回転することができる。ロック位置からロック解除位置への連係レバー18の回転を、アンロック方向の回転とする。
連係レバー18の伝達アーム18cの先端はインナ側に向けて屈曲しており(図2参照)、この伝達アーム18cの屈曲部分が、オープンプレート20の回転伝達部20eと戻り規制部20fの間に位置する(図3、図4、図6、図8、図10、図12、図13参照)。回転中心5xを中心とする回転方向において、回転伝達部20eと戻り規制部20fの間隔は伝達アーム18cの幅よりも大きく設定されている。より詳しくは、伝達アーム18cは、回転伝達部20eと戻り規制部20fの両方に対して同時に回転方向のクリアランスを空けた状態で位置することができる(図3、図4参照)。また、伝達アーム18cが回転伝達部20eと戻り規制部20fの一方に当接する状態では、回転伝達部20eと戻り規制部20fの他方と伝達アーム18cとの間には、必ず回転方向のクリアランスが生じる(図6、図8、図10、図12、図13参照)。
ロアブラケット11とオープンプレート20の間に付勢ばね19が設けられている。付勢ばね19は、支持座17の凹部内に収容されるコイル部を有するトーションバネであり、コイル部から径方向に延出する一対のアームの一方をロアブラケット11に係合させ、他方をオープンプレート20に係合させている。オープンプレート20は、付勢ばね19によって、図3における時計方向、図4、図6、図8、図10、図12、図13における反時計方向に向けて回転付勢される。オープンプレート20は、付勢ばね19の付勢力によってロック位置(図3、図4)に保持され、付勢ばね19の付勢力に抗してロック位置からロック解除位置(図8、図10)へ回転することができる。ロック位置からロック解除位置へのオープンプレート20の回転を、アンロック方向の回転とする。
ロアブラケット11のアウタ側には、オープンプレート20の下方の位置に、軸部材22(図2)を介して中間停止レバー21が回転可能に支持される。中間停止レバー21には、軸部材22から偏心した位置にストッパピン24が設けられている。ストッパピン24は、ロアブラケット11に形成した円弧穴11bを通してロアブラケット11のインナ側に突出する(図4、図6、図8、図10、図12、図13参照)。
アッパブラケット12の下端付近には制御突起25が形成されている。制御突起25はシートバック5の回転中心5xから偏心した位置にある。ストッパピン24は、軸部材22を中心とする中間停止レバー21の揺動(回転)によって、アッパブラケット12の制御突起25の移動軌跡(回転中心5xを中心とする制御突起25の回転軌跡)上に進出する前倒れ制限位置(図10、図12)と、ストッパピン24が制御突起25の移動軌跡から下方に退避する制限解除位置(図4、図6、図8、図13)とに移動する。
ロアブラケット11のアウタ側の面の下端付近には、第1ブラケット40が固定されている。第1ブラケット40は、アウタ側に向けて突出する脚部と、脚部の先端に位置する平板部を有しており、平板部に軸支持穴(図示略)が形成されている。第1ブラケット40の側部にはケーブル支持溝40aが形成されている(図2参照)。
第1ブラケット40のアウタ側に支持ガイド板41が固定される。図2に示すように、支持ガイド板41は、アウタ側に突出するばね掛け片41aと、軸支持穴41bと、円弧穴41cを有する。円弧穴41cは軸支持穴41bを中心とする円周方向に延びる長穴である。
支持ガイド板41のアウタ側にハンドル締結部材42が支持される。図2に示すように、ハンドル締結部材42には、軸穴42aとガイドピン取付穴42bとロッド取付穴42cが形成されている。
第1ブラケット40の軸支持穴(図示略)と、支持ガイド板41の軸支持穴41cと、ハンドル締結部材42の軸穴42aに対して軸部材43が挿入される。軸部材43は、第1ブラケット40と支持ガイド板41に対して固定的に支持され、ハンドル締結部材42の軸穴42aの内周面が軸部材43の外周面に対して回転可能に接する。また、支持ガイド板41の円弧穴41cとハンドル締結部材42のガイドピン取付穴42bに対してガイドピン44が挿入される。
第1ブラケット40と支持ガイド板41は、かしめピン45(図2)によって互いに締結固定される。また、第1ブラケット40は、かしめピン46(図2)によってロアブラケット11と締結固定される。
つまり、互いに固定された関係の第1ブラケット40と支持ガイド板41が、ロアブラケット11に対して固定的に支持される。ハンドル締結部材42は、軸部材43を中心として回転可能に支持される。ハンドル締結部材42の回転に伴ってガイドピン44が円弧穴41c内で移動し、ガイドピン44が円弧穴41cの端部に当接することでハンドル締結部材42の回転が規制される。
ハンドル締結部材42に対して、かしめピン47(図2)を用いてレリーズハンドル6が締結固定される。従って、レリーズハンドル6とハンドル締結部材42の結合体が、ロアブラケット11に固定的に支持される第1ブラケット40と支持ガイド板41に対して軸部材43を介して揺動(回転)可能に支持される。軸部材43の中心軸が図1に示すレリーズハンドル6の回転中心6xとなる。
軸部材43の外側にトーションばね48のコイル部が支持される。トーションばね48はコイル部から突出する一対のばね端部を有し、一方のばね端部がレリーズハンドル6のばね掛け片6aに係合し、他方のばね端部が支持ガイド板41のばね掛け片41aに係合する。トーションばね48によってレリーズハンドル6を回転付勢する力が付与され、この付勢力はガイドピン44が円弧穴41cの一方の端部41dに当接する方向(図3の時計方向、図4、図6、図8、図10、図12、図13の反時計方向)に作用する。ガイドピン44が円弧穴41cの端部41dに当接する位置を、レリーズハンドル6の初期位置とする。
ロアブラケット11のアウタ側の面には、オープンプレート20や中間停止レバー21を支持する位置よりも下方に、第1ブラケット40と位置を異ならせて第2ブラケット49が固定されている。第2ブラケット49は、かしめピン50(図2、図3)によってロアブラケット11と締結固定される。第2ブラケット49にはケーブル支持溝49aが形成されている(図3参照)。
レリーズハンドル6を操作すると、接続ロッド55を介してオープンプレート20に操作力が伝達される。レリーズハンドル6と固定関係にあるハンドル締結部材42に形成されたロッド取付穴42cに対して、接続ロッド55の一方の端部に設けたブッシュ55aが接続し、オープンプレート20の円弧穴20cに対して、接続ロッド55の他方の端部に設けたブッシュ55bが接続している。ブッシュ55bは円弧穴20c内を移動可能であり、レリーズハンドル6の初期位置ではブッシュ55bが円弧穴20cの下方の端部付近に位置する。そして、トーションばね48の付勢力に抗してレリーズハンドル6を初期位置から引き上げ方向(図3の反時計方向、図4の時計方向)に回転させると、ブッシュ55bが円弧穴20cの下方の端部に当接して力を伝え、オープンプレート20をロック位置からロック解除位置へ向けてアンロック方向(図3の反時計方向、図4の時計方向)に回転させる。
ウォークイン操作レバー7を操作すると、操作ケーブル56を介してオープンプレート20に操作力が伝達される。オープンプレート20のケーブル接続穴20bに操作ケーブル56の端部56aが接続している。操作ケーブル56はケーブル接続穴20bから下方に向けて延設され、管状のケーブルガイド(図示略)内に進退可能に挿通される。操作ケーブル56を案内するケーブルガイドの端部は、第2ブラケット49に設けたケーブル支持溝49a(図3)に嵌って操作ケーブル56の延設方向への移動が規制される。図示を省略しているが、操作ケーブル56は第2ブラケット49の下方で向きを変えて上方に延び、ウォークイン操作レバー7に接続している。ウォークイン操作レバー7を操作すると、操作ケーブル56を介してケーブル接続穴20b付近を下方に引く力が加わり、オープンプレート20をロック位置からロック解除位置へ向けてアンロック方向(図3の反時計方向、図4の時計方向)に回転させる。操作ケーブル56の牽引によってオープンプレート20をアンロック方向に回転させたときには、円弧穴20c内での接続ロッド55のブッシュ55bの位置が相対的に変化してオープンプレート20から接続ロッド55に対して回転方向の力が伝わらず、レリーズハンドル6は初期位置を維持する。
インナ側のシートリクライニング装置70をアウタ側のシートリクライニング装置10と連動させる操作力伝達体として、連係ケーブル58を備えている。アウタ側のシートリクライニング装置10では、オープンプレート20のケーブル接続穴20dに対して、連係ケーブル58のアウタ側端部58aが接続している。連係ケーブル58は、ケーブル接続穴20d(アウタ側端部58a)から下方に向けて延設され、管状のケーブルガイド59(図4から図13に一部を示す)内に進退可能に挿通される。ケーブルガイド59のアウタ側端部59a(図3)は、第1ブラケット40に設けたケーブル支持溝40a(図2)に嵌って連係ケーブル58の延設方向への移動が規制される。
図5、図7、図9、図11に示すように、インナ側のリクライニング装置70は、アウタ側のロアブラケット11に対応するロアブラケット71と、アウタ側のアッパブラケット12に対応するアッパブラケット72を有し、ロアブラケット71がシートクッション4側(図1に示すシートクッションフレーム4aの後端付近)に固定的に支持され、アッパブラケット72がシートバック5側に固定的に支持される。リクライニング装置70は、アウタ側の前倒れ付勢ばね16と同様の前倒れ付勢ばね(図示略)を備えており、アッパブラケット72がロアブラケット71に対して前倒れ方向へ付勢されている。
ロアブラケット71とアッパブラケット72の間にリクライニングロック機構74が設けられている。リクライニングロック機構74は、アウタ側のリクライニングロック機構14と同様の構造を有しており、連係ケーブル58を介した操作を行わない状態では、リクライニングロック機構74に内蔵したロック付勢ばね(図示略)の付勢力によって、ロアブラケット71に対するアッパブラケット72の傾動を規制するロック状態を維持する。
リクライニング装置70は、ヒンジピン75を軸として回転可能なオープンプレート73を有する。オープンプレート73は、ヒンジピン75の非円形断面部と嵌合する非円形断面穴が形成された基部73aと、基部73aから半径方向に延設されたアーム73bを有し、ヒンジピン75と一体的に回転する。
オープンプレート73はヒンジピン75と共に回転して、リクライニングロック機構74をロック状態とロック解除状態にさせる。図5と図7に示すオープンプレート73の位置が、リクライニングロック機構74をロック状態にさせるロック位置であり、図9と図11に示すオープンプレート73の位置が、リクライニングロック機構74をロック解除状態にさせるロック解除位置である。ロック位置からロック解除位置へのオープンプレート73の回転を、アンロック方向の回転とする。オープンプレート73は、リクライニングロック機構74に内蔵したロック付勢ばね(図示略)の付勢力によってロック位置に向けて付勢される。
オープンプレート73のアーム73bの先端に設けたケーブル接続部73cに対して、連係ケーブル58のインナ側端部58bが接続している。より詳しくは、ケーブル接続部73cは、連係ケーブル58を通すスリット部と、その両側に位置する一対の立壁部とを備えている。連係ケーブル58のインナ側端部58bは、ケーブル接続部73cのスリット部を通過しない幅を有し、ケーブル接続部73cの立壁部の上方に位置している(図5、図7、図9、図11参照)。連係ケーブル58は、ケーブル接続部73cから下方に向けて延びて、インナ側端部59bからケーブルガイド59内に導かれる。ケーブルガイド59のインナ側端部59bは、ロアブラケット71に固定したブラケット77に設けたケーブル支持溝77aに嵌って、連係ケーブル58の延設方向への移動が規制される。
アウタ側のリクライニング装置10でオープンプレート20がロック位置からロック解除位置に回転すると、連係ケーブル58を介して力が伝わり、インナ側のリクライニング装置70でオープンプレート73がロック位置からロック解除位置に回転する。これにより、リクライニングロック機構74がロック状態からロック解除状態に切り替わる。
連係ケーブル58は、アウタ側のリクライニング装置10のオープンプレート20によって牽引されない状態では、図5に示すように、ケーブル延設方向に余裕をもってインナ側端部58bをケーブル接続部73cに接続させている。つまり、オープンプレート73がロック位置にある状態で、インナ側端部58bがケーブル接続部73cに当接してオープンプレート73をアンロック方向に牽引するまでに所定の引きしろがある。アウタ側のオープンプレート20によって連係ケーブル58が牽引されたとき(図6)に、インナ側端部58bは、この引きしろ分の移動を行ってからケーブル接続部73cに当接して(図7)、オープンプレート73をアンロック方向(図5、図7、図9、図11の時計方向)に回転させる力を伝達する。このように余裕を持った長さに連係ケーブル58を設定することにより、各部品の形状誤差や組み付け精度の誤差を吸収することができる。特に、アウタ側のリクライニング装置10とインナ側のリクライニング装置70は、車両用シート1の両側に大きく離れて位置しており、互いの厳密な精度管理が難しいため、連係ケーブル58で誤差吸収できる構成を用いることが有効である。
フォールダウン操作レバー8を操作すると、アウタ側のシートリクライニング装置10において、操作ケーブル60(図3)を介して第1レバー21に操作力(ストッパピン24を前倒れ制限位置から制限解除位置に移動させる方向の力)が伝達される。
以上のように構成したシートリクライニング装置10の動作を説明する。図3から図5は、シートバック5がリクライニング範囲R(図1の初段ロック位置5Aに近い角度)にある着座状態のシートリクライニング装置10,70を示している。このとき、レリーズハンドル6はトーションばね48の付勢力によって初期位置に保持され、アウタ側のリクライニングロック機構14とインナ側のリクライニングロック機構74がそれぞれ、アッパブラケット12(シートバック5)の角度を固定する(傾動を規制する)ロック状態になっている。リクライニングロック機構14,74のロック状態に応じて、オープンプレート20,73と連係レバー18はそれぞれロック位置にある。また、ストッパピン24は制限解除位置に保持されている。
図3と図4に示すように、着座状態におけるアウタ側のシートリクライニング装置10では、オープンプレート20が付勢ばね19の付勢力によってロック位置に保持されており、ロック位置にあるオープンプレート20の回転伝達部20eと戻り規制部20fのいずれも、連係レバー18の伝達アーム18cから離れた状態にある。別言すれば、伝達アーム18cが回転伝達部20eと戻り規制部20fの中間に位置しており、伝達アーム18cと回転伝達部20eの間、伝達アーム18cと戻り規制部20fの間には、それぞれ回転方向の隙間がある。連係レバー18は、リクライニングロック機構14に内蔵したロック付勢ばねの付勢力によって、自身のロック位置に保持されている。
先に述べたように、連係ケーブル58は、着座状態で所定量の引きしろを有するように長さが設定されている。そのため、図5に示すように、着座状態におけるインナ側のシートリクライニング装置70では、連係ケーブル58のインナ側端部58bとオープンプレート73のケーブル接続部73cとの間にクリアランスがある。
着座状態で、レリーズハンドル6を初期位置からトーションばね48の付勢力に抗して引き上げ方向(図3の反時計方向、図4の時計方向)に回転操作すると、アウタ側のシートリクライニング装置10で、ハンドル締結部材42(ロッド取付穴42c)からブッシュ55aに力が伝わり、接続ロッド55が下方に向けて牽引される。すると、接続ロッド55のブッシュ55bからオープンプレート20の円弧穴20cの下端に力が加わり、付勢ばね19の付勢力に抗して、オープンプレート20がロック位置からアンロック方向(図3の反時計方向、図4の時計方向)の回転を開始する。
オープンプレート20のロック位置からのアンロック方向の回転の初期段階では、回転伝達部20eと戻り規制部20fが伝達アーム18cから離間しているため、オープンプレート20から連係レバー18に対して回転力が伝達されない。オープンプレート20は、ヒンジピン15の円形断面部15cの外周面に対して円形穴20aの内周面を摺接させながら回転中心5xを中心とする回転を単独で行い、連係レバー18とヒンジピン15は回転を行わない。
図6は、オープンプレート20がロック位置からアンロック方向へ単独で回転を行い、回転伝達部20eが連係レバー18の伝達アーム18cに当接する位置に達した状態を示している。図4に示すロック位置から図6の位置までのオープンプレート20の回転によって、連係ケーブル58のアウタ側端部58aが少量牽引される。この牽引量は、上述した連係ケーブル58の引きしろの大きさに相当しており、図7に示すように、インナ側のシートリクライニング装置70で、連係ケーブル58のインナ側端部58bがケーブル接続部73cの立壁部に当接する。
図6と図7の状態では、アウタ側のシートリクライニング装置10とインナ側のシートリクライニング装置70のいずれも、リクライニングロック機構14,74がロック状態を維持している。この状態からさらにレリーズハンドル6をトーションばね48の付勢力に抗して引き上げ方向に操作すると、アウタ側のシートリクライニング装置10では、接続ロッド55を介してオープンプレート20がアンロック方向(図6の時計方向)に向けてさらに回転し、図8に示す状態になる。このオープンプレート20の回転により、回転伝達部20eが伝達アーム18cを押圧して、オープンプレート20から連係レバー18へ回転力が伝達される。連係レバー18はヒンジピン15と一体的にアンロック方向に回転して、リクライニングロック機構14のロック解除動作を行わせる。
このとき、回転伝達部20eは、回転中心5xから半径方向に延びる仮想線L1(図14)と概ね平行な面(戻り規制部20fと対抗する面)を伝達アーム18cに当接させる。そのため、回転伝達部20eと伝達アーム18cが、オープンプレート20の回転方向に対して正対する位置関係で当接し、オープンプレート20から連係レバー18への回転力の伝達を、力のロスが少なく効率的に行うことができる。
また、オープンプレート20のアンロック方向の回転によって連係ケーブル58が牽引される。すると、インナ側のシートリクライニング装置70で、連係ケーブル58のインナ側端部58bがケーブル接続部73cを下方に牽引して、オープンプレート73がアンロック方向(図7の時計方向)に向けて回転を行い、図9に示す状態になる。このときオープンプレート73とヒンジピン75が一体的に回転して、リクライニングロック機構74のロック解除動作を行わせる。
つまり、アウタ側のシートリクライニング装置10とインナ側のシートリクライニング装置70の両方で、リクライニングロック機構14,74のロック解除が行われる。図8と図9は、それぞれのリクライニングロック機構14,74のロック解除が完了した状態を示している。
アウタ側のシートリクライニング装置10でロック解除動作が開始されるタイミング(図6)と、インナ側のシートリクライニング装置70でロック解除動作が開始されるタイミング(図7)は、初期状態(図3、図4、図5)でのオープンプレート20の回転伝達部20eと連係レバー18の伝達アーム18cの間隔と、連係ケーブル58の引きしろとの関係によって決まる。本実施形態では、シートリクライニング装置10,70の両方で略同時にロック解除動作が開始されるように、これらの条件が設定されている。
図8と図9に示すロック解除状態では、リクライニング範囲R(図1)内でシートバック5の角度を変化させることができる。リクライニング範囲R内でシートバック5の角度を決めてレリーズハンドル6の引き上げ操作を解除すると、オープンプレート20が、付勢ばね19の付勢力によってロック解除位置からロック位置に戻り、連係レバー18が、リクライニングロック機構14に内蔵のロック付勢ばねの付勢力によってロック解除位置からロック位置に戻る。そして、アウタ側のリクライニングロック機構14とインナ側のリクライニングロック機構74がそれぞれロック状態に戻って、シートバック5の変更後の角度を維持させることができる。
オープンプレート20とオープンプレート73がロック位置からロック解除位置に回転してリクライニングロック機構14,74がロック解除状態になったときに、人力など外部の力によってシートバック5を保持していなければ、シートバック5が前倒れ付勢ばね16の付勢力によりリクライニング範囲Rよりも前方のアンロック範囲U(図1)の中間位置付近で停止しつつ、スライドロック機構3によるスライドロックが解除される、いわゆるウォークイン状態(図10から図12)になる。
ウォークイン状態にするときのオープンプレート20のロック解除位置への回転は、レリーズハンドル6とウォークイン操作レバー7のいずれの操作で行わせることも可能である。レリーズハンドル6を操作した場合は、上述のように接続ロッド55を介してオープンプレート20に力が伝わる。ウォークイン操作レバー7を操作した場合は、操作ケーブル56を介してオープンプレート20に力が伝わる。いずれの場合も、オープンプレート20のロック解除位置への回転によって、連係レバー18とオープンプレート73がそれぞれロック位置からロック解除位置へ回転して、リクライニングロック機構14とリクライニングロック機構74がロック解除状態になる。そして、前倒れ付勢ばね16の付勢力によってアッパブラケット12がロアブラケット11に対して前方へ向けて傾動する(図10参照)。インナ側でも、アッパブラケット72がロアブラケット11に対して前方へ向けて傾動する(図11参照)。
アッパブラケット72が前方へ向けて傾動する途中で、中間停止レバー21が回転してストッパピン24が前倒れ制限位置(図10)に移動する。そして、ストッパピン24に対して制御突起25が当接することで、アッパブラケット12の前方への傾動が規制されてアンロック範囲Uの中間位置で停止する。このときのシートバック5の角度位置が図1に示す中間停止位置5Bである。また、アッパブラケット72が中間停止位置5Bまで傾動するときの力が伝達されて、スライドロック機構3のスライドロックが解除される。すなわち、車両用シート1の後方スペース(後部座席)への乗降が容易なウォークイン状態となる。
レリーズハンドル6やウォークイン操作レバー7の操作を解除してもウォークイン状態は維持される。アウタ側のリクライニングロック機構14には、シートバック5がアンロック範囲Uにあるときにロック部材の外歯とラチェットプレート14bの内歯の噛合を規制する噛合規制部(図示略)が設けられている。そのため、図12に示すように、連係レバー18は、ロック解除位置に保持され続けてロック位置への回転が規制される。インナ側のリクライニングロック機構74も同様の噛合規制部を備えており、図11に示すように、オープンプレート73はロック解除位置に保持され続けてロック位置への回転が規制される。
図12に示すように、ウォークイン状態でレリーズハンドル6の引き上げ操作を解除すると、トーションばね48の付勢力によってレリーズハンドル6が初期位置に戻る。また、ウォークイン操作レバー7の操作を解除すると操作ケーブル56が弛緩した状態になる。これらの操作解除に応じて、アウタ側のシートリクライニング装置10では、付勢ばね19の付勢力によって、オープンプレート20がロック解除位置(図10)からロック位置(図4)に向けて回転しようとする。しかし、オープンプレート20が所定量(図10の状態での戻り規制部20fと伝達アーム18cの間隔分)回転すると、図12に示すように、戻り規制部20fが連係レバー18の伝達アーム18cに当接して、それ以上の回転が規制される。このときのオープンプレート20の位置を戻り規制位置とする。オープンプレート20の戻り規制位置は、ロック位置(図4)よりもロック解除位置(図8、図10)に近い。このときインナ側のオープンプレート73はロック解除位置(図11)に保持されているため、アウタ側のオープンプレート20をロック解除位置(図10)に近い戻り規制位置(図12)で回転規制することによって、オープンプレート20がロック位置(図4)まで回転する場合に比して連係ケーブル58の弛みを抑制させることができる。
ウォークイン状態をキャンセルして着座状態に戻すときには、シートバック5を中間保持位置5Bから引き起こす。そして、シートバック5が初段ロック位置5Aまで引き起こされると、アウタ側とインナ側のそれぞれのリクライニングロック機構14,74で、噛合規制部による噛合規制が解除されてロック状態に戻ってシートバック5の角度が固定される。リクライニングロック機構14がロック状態に戻るときに、連係レバー18がロック解除位置からロック位置(図3、図4)に回転する。これにより、伝達アーム18cが戻り規制部20fから離れてオープンプレート20に対する回転規制(図12の状態)が解除され、オープンプレート20が付勢ばね19の付勢力によってロック位置(図3、図4)まで回転する。また、リクライニングロック機構74がロック状態に戻るときに、オープンプレート73がロック解除位置からロック位置(図5)に回転する。このようにしてシートリクライニング装置10,70がそれぞれ図3から図5に示す着座状態に戻る。
図12に示すウォークイン状態でフォールダウン操作レバー8を操作すると、操作ケーブル60が牽引されて中間停止レバー21が回転し、ストッパピン24が前倒れ制限位置(図12)から制限解除位置(図13)へ移動する。これにより、シートバック5を中間停止位置5Bよりも前倒れさせることが可能になり、前倒れ付勢ばね16の付勢力によってシートバック5が図1のフォールダウン位置5Cまで倒れる。このときアウタ側のシートリクライニング装置10は図13に示すフォールダウン状態になる。フォールダウン状態では、連係レバー18とオープンプレート20は、ウォークイン状態(図12)と同じ位置を維持する。
図示を省略するが、シートバック5が図1のフォールダウン位置5Cにあるとき、インナ側でのシートリクライニング装置70では、アッパブラケット72が、図13のアッパブラケット12と同様の位置まで前方に傾動する。オープンプレート73は、ウォークイン状態(図11)と同じ位置を維持する。
フォールダウン状態から着座状態への移行(フォールダウン位置5Cからリクライニング範囲Rまでのシートバック5の引き起こし)時には、アウタ側のオープンプレート20と連係レバー18、インナ側のオープンプレート73はそれぞれ、先に説明したウォークイン状態から着座状態への移行時と同様に動作する。すなわち、着座状態(初段ロック位置5A)になる直前で、連係レバー18とオープンプレート73は、それぞれのロック解除位置からロック位置に回転する。また、オープンプレート20は、連係レバー18がロック位置へ回転したことに伴い、戻り規制位置(図12)からロック位置に回転する。
以上のように、本実施形態の車両用シート1では、リクライニングロック機構14,74のロック解除に際して、操作部材(レリーズハンドル6やウォークイン操作レバー7)の操作がアウタ側のシートリクライニング装置10に設けたオープンプレート20に入力され、オープンプレート20から連係ケーブル58を介してインナ側のシートリクライニング装置70(リクライニングロック機構74)にアンロック方向の操作力が伝えられる。
オープンプレート20とリクライニングロック機構74(オープンプレート73)は、車両用シート1の幅方向の両側(アウタ側とインナ側)に分けて配置されていて互いの距離が大きく、かつ可撓性のある索状体である連係ケーブル58を介して接続されている。そのため、連係ケーブル58自体が持つ撓みや、連係ケーブル58とオープンプレート73の間に設定された引きしろ(図4に示されているインナ側端部58bとケーブル接続部73cとの間隔)などによって、オープンプレート20のアンロック方向の回転開始からリクライニングロック機構74のロック解除動作が生じるまでに所定の時間差がある。
ここで、アウタ側のシートリクライニング装置10で、オープンプレート20から連係レバー18を介してリクライニングロック機構14にアンロック方向の操作力を伝える構成とし、オープンプレート20と連係レバー18の間に、オープンプレート20が所定量アンロック方向に回転してから連係レバー18に回転力を伝達する回転伝達部20eと伝達アーム18cを備えるものとした。連係レバー18は、ヒンジピン15を介してリクライニングロック機構14と直結されているため、連係レバー18の回転が遊び無くリクライニングロック機構14に伝えられる。
以上の構成により、互いに異なる条件(力を伝達する部材や力の伝達経路)でアンロック方向の操作力が伝えられるアウタ側とインナ側のリクライニングロック機構14,74を、適正なタイミングで連動させて確実なロック解除を行わせることができる。特に、アウタ側に設けたレリーズハンドル6やウォークイン操作レバー7を操作したときに、インナ側のリクライニングロック機構74において、ロック解除動作の大幅な遅れやロック解除動作の未完了といった不具合が生じるおそれがなく、優れた操作レスポンスや高い安全性を得ることができる。
構成としては、回転方向に所定の間隔を持つ回転伝達部20eと伝達アーム18cをアウタ側に備えるだけであるため、部品点数の大幅な増加を伴わず、既存の構造に対する変更が少なくて済み、低コストかつ容易に上記の効果を実現できる。
なお、アウタ側とインナ側のリクライニングロック機構14,74のスペック(アンロック時の操作量等)が共通である場合は、アウタ側で連係レバー18がアンロック方向に回転を開始するタイミングと、インナ側でオープンプレート73がアンロック方向に回転を開始するタイミングを一致させることで、両側のリクライニングロック機構14,74の動作をほぼ完全に同期させることが可能になる。このタイミングの調整は、ロック状態での回転伝達部20eと伝達アーム18cの間隔に応じて設定可能である。本実施形態では、リクライニングロック機構14,74が共通のスペックを有しており、アウタ側の連係レバー18とインナ側のオープンプレート73のアンロック方向の回転開始のタイミングをほぼ一致させるように設定している。
オープンプレート20と連係レバー18は、ヒンジピン15によって同軸上で回転可能に支持されているため、スペース効率の良い配置が可能であり、かつ回転方向の力の伝達を行いやすい。特に、回転伝達部20eと伝達アーム18cは、オープンプレート20と連係レバー18の回転方向に正対する面で互いに当接する構成であるため、回転方向の力を無駄なく伝達することができ、作動効率に優れる。
また、オープンプレート20は、回転伝達部20eとは反対方向から伝達アーム18cに当接可能な戻り規制部20fを備えている。図12に示すように、シートバック5が前傾してリクライニングロック機構14,74のロックが解除された状態で、オープンプレート20に対するアンロック方向の操作を解除したときに、戻り規制部20fが伝達アーム18cに当接して、ロック位置へのオープンプレート20の回転を規制する(オープンプレート20が戻り規制位置に保持される)。これにより、連係ケーブル58に余計な弛みが生じず、他の部材に対する連係ケーブル58の干渉などを防ぐことができる。
以上、図示実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は図示した実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない限りにおいて改良や改変が可能である。
例えば、オープンプレート20と連係レバー18を同軸上に支持させた構成には先に述べた利点があるが、オープンプレート20と連係レバー18に相当する2つの回転部材を、互いの回転中心の位置が異なる配置にすることも可能である。具体的には、オープンプレート20の回転中心を、ヒンジピン15から偏心する位置に設けることが可能である。
オープンプレート20と連係レバー18に相当する2つの回転部材に設ける回転伝達部分として、実施形態の回転伝達部20eと伝達アーム18c以外の構成を選択することも可能である。一例として、回転方向へ延びる長穴を2つの回転部材の一方に形成し、該長穴に挿入される突出部を2つの回転部材の他方に形成し、長穴と突出部によって回転伝達部分を構成することができる。この場合、長穴と突出部の一方が第2の回転部材における連動部になる。ロック状態では長穴の端部から離れて突出部が位置し、ロック状態からアンロック状態に移行するときに、長穴の端部が突出部に当接してアンロック方向の力を伝達する。
図示実施形態では、シートバック5をアンロック範囲Uへ前倒しさせた状態でレリーズハンドル6やウォークイン操作レバー7の操作を解除すると、オープンプレート20に設けた戻り規制部20fが連係レバー18の伝達アーム18cに当接して、ロック解除位置(図4)へのオープンプレート20の回転を規制する(図12参照)。これと異なる手段によってロック解除位置へのオープンプレート20の回転規制を行い、オープンプレート20に戻り規制部20fを設けない構成にすることも可能である。
本発明は、シートバックを前傾させながらシートトラックのスライドロックを解除する、いわゆるウォークイン動作を行わないタイプのシートにも適用が可能である。ウォークイン動作を行わない場合、上記実施形態のスライドロック操作ケーブル62による操作が不要となる。
また、上記実施形態では、シートバック5の前傾位置として、中間停止位置5Bとフォールダウン位置5Cを選択可能であるが、シートバックのアンロック範囲U(図1)が、このような複数段の前傾位置を有さないタイプのシートにも適用が可能である。例えば、フォールダウン位置5Cまで前傾させずに中間停止位置5Bを最も前傾した状態とするタイプのシートでは、ストッパピン24を可動部ではなく固定部分とすることが可能である。
また、上記実施形態のウォークイン動作とフォールダウン動作のいずれも行わず、シート両側のリクライニングロック機構14,74を連動させる最小限の構成のみを備えた形態にすることもできる。具体的には、アウタ側のシートリクライニング装置は、ウォークイン操作レバー7、フォールダウン操作レバー8、中間停止レバー21(ストッパピン24)を備えず、レリーズレバー6と連係レバー18とオープンプレート20を備える構成になる。
1 車両用シート
2 シートトラック
3 スライドロック機構
4 シートクッション
5 シートバック
5A シートバックの初段ロック位置
5B シートバックの中間保持位置
5C シートバックのフォールダウン位置
6 レリーズハンドル(操作部材)
7 ウォークイン操作レバー(操作部材)
8 フォールダウン操作レバー
10 シートリクライニング装置
11 ロアブラケット
12 アッパブラケット
13 支持プレート
14 リクライニングロック機構(第1のリクライニングロック機構)
15 ヒンジピン(軸体)
16 前倒れ付勢ばね
17 支持座
18 連係レバー(第1の回転部材)
18c 伝達アーム(被伝達部)
20 オープンプレート(第2の回転部材)
20e 回転伝達部(連動部)
20f 戻り規制部
21 中間停止レバー
22 軸部材
24 ストッパピン
25 制御突起
40 第1ブラケット
41 支持ガイド板
42 ハンドル締結部材
43 軸部材
44 ガイドピン
48 トーションばね
49 第2ブラケット
55 接続ロッド
56 操作ケーブル
58 連係ケーブル(操作力伝達体)
59 ケーブルガイド
60 操作ケーブル
62 スライドロック操作ケーブル
70 シートリクライニング装置
71 ロアブラケット
72 アッパブラケット
73 オープンプレート
74 リクライニングロック機構(第2のリクライニングロック機構)
R シートバックのリクライニング範囲(ロック範囲)
U シートバックのアンロック範囲

Claims (3)

  1. シートクッションに対してシートバックの傾動を規制するロック状態と傾動を許すアンロック状態とに動作する、第1のリクライニングロック機構と第2のリクライニングロック機構と、
    軸体を介して前記第1のリクライニングロック機構に接続し、前記軸体と共にロック位置からアンロック方向へ回転して、前記第1のリクライニングロック機構を前記ロック状態から前記アンロック状態にさせる第1の回転部材と、
    操作部材によって回転操作され、ロック位置からアンロック方向への回転により、ケーブルを介して前記第2のリクライニングロック機構を前記ロック状態から前記アンロック状態にさせる第2の回転部材と、を有し、
    前記第2の回転部材は、前記操作部材を操作したときに、前記ロック位置から前記アンロック方向へ所定量回転してから前記第1の回転部材に回転力を伝達して、前記第1の回転部材を前記アンロック方向へ回転させる連動部を有することを特徴とするシートリクライニング装置。
  2. 前記第2の回転部材は前記軸体に対して相対回転可能に支持されている、請求項1記載のシートリクライニング装置。
  3. 前記第1の回転部材に設けられて、前記連動部から前記アンロック方向への回転力が伝えられる被伝達部を備え、
    前記第1の回転部材と前記第2の回転部材がそれぞれ前記ロック位置にあるときに、前記被伝達部は前記連動部に対して離間している、請求項1または2記載のシートリクライニング装置。
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