JP5251326B2 - 車両用シート操作装置及び車両用シートリクライニング装置 - Google Patents

車両用シート操作装置及び車両用シートリクライニング装置 Download PDF

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Description

本発明は、車両用シート操作装置及び車両用シートリクライニング装置に関するものである。
従来、車両シートの姿勢(シートバックの角度位置、シート前後位置等のポジション)を調整可能な車両用シート操作装置として、例えば特許文献1に記載された車両用シートリクライニング装置が知られている。この装置は、シートクッションに対しシートバックが最前方(所定限界位置)に前倒しされる直前の該シートバックの角度位置に復帰可能なメモリ機構を備えている。そして、メモリ操作レバーの操作に伴いケーブル(60)が引かれ、ロック機構(21)と同軸のレバー部材(54)の回動に伴い該レバー部材に連結された別のケーブル(52)が引かれることで、シートバックフレーム(42)に取り付けられたメモリギヤ(16)がロック機構と同軸のセクタギヤ(12)に噛合する。また、セクタギヤは、シートクッションフレーム側に固着された板ばね(14)の摩擦力のもとで脱着可能に保持されており、該板ばねによりセクタギヤの初期位置からの一側方向(シートバックフレームの後倒し方向に相当)への回動が規制されている。
そして、メモリギヤ及びセクタギヤの噛合後、ロック機構のロック状態が解除されると、これらメモリギヤ及びセクタギヤが一体で回動する。
セクタギヤが回動することで、該セクタギヤと係合していたピン(72)が外れ、該ピンを一体に有する保持リンク(66)がメモリギヤ及びセクタギヤの噛合並びにロック機構のアンロック状態を継続する。
一方、シートバックフレームを後倒しして元に戻すと、メモリギヤとともにセクタギヤが初期位置に戻ってこれらメモリギヤ及びセクタギヤの噛合が外れ、前倒しされる直前のシートバックの角度位置が復帰(再生)される。
特開2006−271581号公報(第1−5図)
ところで、特許文献1では、メモリ機構の作動に係るロック機構のロック状態をより確実に解除し維持するため、該ロック機構の噛合歯(内歯車及びポールの外歯)の両歯先が外れてその解除が完了した後も、一定の距離だけ両歯先が離隔するようにメモリ操作レバーに余剰の操作量(ストローク)が設定されることが一般的である。従って、この余剰の操作量分だけメモリ操作レバーの操作力が増大され、操作性が悪くなる可能性がある。
本発明の目的は、操作レバーの余剰の操作力を低減して、操作性を向上することができる車両用シート操作装置及び車両用シートリクライニング装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、操作レバーの操作に伴い、車両シートの姿勢を保持するロック機構をロック状態からアンロック状態に切り替えて、前記車両シートの背もたれ部をなすシートバックの回転力により前記車両シートの姿勢が所定限界位置に変位する際に前記アンロック状態を保持する車両用シート操作装置であって、ガイド部材と、前記ガイド部材に連係され、該ガイド部材により相対的に移動する移動部材とを備え、前記ガイド部材及び前記移動部材は、前記操作レバーの操作に伴い、前記ロック機構のロック状態におけるシートクッションフレームに対するシートバックフレームの角度位置を記憶するとともに、前記ロック機構をアンロック状態に切り替えて所定傾斜位置への前記シートバックフレームの傾動を可能とするメモリ機構を構成し、前記ガイド部材は、前記回転力により前記ロック機構をアンロック状態に切り替える方向の分力を発生する当接面を有するアンロック保持ガイドを備え、前記移動部材は、前記アンロック保持ガイドに対する相対的な移動に伴い回動する回動部材であり、前記ロック機構の前記アンロック状態を維持すべく前記アンロック保持ガイドに位置する前記移動部材は、前記シートバックの回転力により回動付勢されて、該移動部材の当接する前記当接面において前記ロック機構をアンロック状態に切り替える方向の分力を発生し、前記ロック機構はその分力によってアンロック状態に切り替わる方向に更に動作することを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両用シートの操作装置において、前記ガイド部材は、前記操作レバーの操作に伴い前記移動部材が相対的に移動する方向に延びるロック解除ガイドを備え、前記移動部材が前記ロック解除ガイドを相対的に移動することで前記ロック機構をロック状態からアンロック状態に切り替えることを要旨とする。
上記各構成によれば、前記ロック機構のアンロック状態を維持すべく前記アンロック保持ガイドに位置する前記移動部材は、前記回転力により前記当接面において前記ロック機構をアンロック状態に切り替える方向の分力を発生する。従って、前記操作レバーの操作量を前記ロック機構をアンロック状態に切り替え得る最小限の操作量に設定したとしても、この分力によって前記ロック機構をアンロック状態に切り替える余剰の操作量を発生することで、前記ロック機構のアンロック状態をより確実に維持することができる。このため、前記操作レバーの余剰の操作力を低減して、操作性を向上することができる。
また、請求項1に記載の発明の構成によれば、前記移動部材は、前記回転力により回動付勢されることで、前記当接面において前記ロック機構をアンロック状態に切り替える方向の分力を発生することができる。また、前記メモリ機構の動作に際し、前記操作レバーの余剰の操作力を低減して、操作性を向上することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の車両用シートの操作装置において、前記ガイド部材は、前記操作レバーの操作に伴い回動するレバー部材であり、前記ロック機構をアンロック状態に切り替える制御軸と同軸で該制御軸を連動させて回動する請求項1に記載の車両用シートの操作装置において、前記ガイド部材は、前記操作レバーの操作に伴い回動するレバー部材であり、前記ロック機構をアンロック状態に切り替える制御軸と同軸で該制御軸を連動させて回動することを要旨とする。
同構成によれば、前記ガイド部材は、前記制御軸と同軸での回動によって、これに連動する該制御軸の回動により前記ロック機構をアンロック状態に切り替えることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両用シートの操作装置において、前記メモリ機構を構成する前記ガイド部材及び前記移動部材は、前記ロック機構の外部に設けられることを要旨とする。
請求項5に記載の車両用シートリクライニング装置は、請求項1〜のいずれか一項に記載の車両用シートの操作装置を備えたことを要旨とする。
同構成によれば、車両用シートリクライニング装置の備える前記メモリ機構の動作に際し、前記操作レバーの余剰の操作力を低減して、操作性を向上することができる。
本発明では、操作レバーの余剰の操作力を低減して、操作性を向上することができる車両用シート操作装置及び車両用シートリクライニング装置を提供することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図10は、本発明が適用される車両シート1を示す側面図である。同図に示すように、車両フロア2には、シート幅方向に並設されてシート前後方向に延在する一対のシートスライド機構3が設置されている。これらシートスライド機構3には、前記シート1の座面を形成するシートクッション4が支持されるとともに、該シートクッション4の後端部には、周知のロック機構20(図1参照)を介して前記シート1の背もたれ部を形成するシートバック5が前後方向に傾動可能に支持されている。
なお、シートクッション4に対するシートバック5の角度位置には、小さい角度範囲で多段階に調整可能な着座利用範囲Aと、該着座利用範囲Aの前方位置から更に段階無しで最も前方(所定限界位置)まで前倒し可能な前倒れ作動範囲Bとが設定されている。そして、シートクッション4に対するシートバック5の回動軸O1周りには、前倒れ作動範囲Bでのシートバック5の前倒しを助勢する付勢手段(渦巻きばね等)6が設けられている。つまり、付勢手段6により、シートバック5の回転力が発生する。
また、各シートスライド機構3には、その作動(スライド作動)を選択的に禁止及び許容する周知のスライドロック機構が設けられている。このスライドロック機構は、シートバック5の前倒しに連動して車両シート1を前方移動させるべく、シートスライド機構3の作動を許容する(いわゆるウォークイン機構)。
図1及び図2は、本実施形態に係る車両用シートリクライニング装置を示す分解斜視図である。同図に示すように、この装置は、シートクッション4の骨格をなす金属板からなるシートクッションフレーム11をシート幅方向で一対で備えるとともに、各シートクッションフレーム11には、シートバック5の骨格をなす金属板からなるシートバックフレーム12が、前記ロック機構20を介して回動軸O1を中心に回動自在に連結されている。なお、シートクッションフレーム11及びシートバックフレーム12の間に介在される各ロック機構20は、シートクッションフレーム11に対するシートバックフレーム12の回動(傾動)を規制するロック状態と、許容するアンロック状態とを切り替えるためのもので、基本的にロック状態を保持する。
すなわち、図3の断面図で示したように、前記ロック機構20は、前記シートクッションフレーム11の内側面に溶接にて固着される円環状のロアプレート21を備えるとともに、前記シートバックフレーム12の外側面に溶接にて固着されて前記ロアプレート21に対し回動軸O1を中心に回動自在に支持された円環状のアッパプレート22を備える。なお、アッパプレート22の内側面(シートバックフレーム12の対向面)は、段差凹凸部22cを有して段付き形状に成形されて環状の取付面22aを形成する。また、アッパプレート22の内周面は、内歯車22bを形成する。
ロアプレート21及びアッパプレート22の形成する内部空間には、回動軸O1を中心とする径方向に移動可能に装着されて前記内歯車22bに噛合可能な複数のポール23が収容されるとともに、これらポール23に係合されて回動軸O1を中心とする回動に伴い該ポール23を径方向に移動させるカム24が収容されている。つまり、各ロック機構20は、カム24の一側方向への回動に伴いポール23が径方向外側に移動して前記内歯車22bに噛合することでロック状態に切り替わる。あるいは、各ロック機構20は、カム24の他側方向への回動に伴いポール23が径方向内側に移動して前記内歯車22bとの噛合が解除されることでアンロック状態に切り替わる。なお、各ロック機構20は、ポール23を径方向外側(即ちロック側)に移動させる方向にカム24を回動付勢する渦巻きばねからなるスプリング25を備えており、該スプリング25に付勢されることで通常はロック状態を保持する。
図1に示すように、回動軸O1に沿ってシート幅方向に延在する制御軸26は、パイプ状の本体部26aを有するとともに、該本体部26aの一側(図示右下側)の端部に溶接にて固着されて前記シートクッションフレーム11及び前記シートバックフレーム12ともども一方のロック機構20を貫通するヒンジ部位26bを有し、更に前記本体部26aの他側(図示左上側)の端部に溶接にて固着されて前記シートクッションフレーム11及び前記シートバックフレーム12ともども他方のロック機構20を貫通するヒンジ部位26cを有する。そして、各ヒンジ部位26b,26cは、対応するロック機構20のカム24と、例えば嵌合する態様で一体回動するように連結される。
前記ヒンジ部位26bのシートクッションフレーム11から突出する先端には、金属板からなるロック解除操作レバー27の基端部が嵌合され溶接にて固着されている。従って、ロック解除操作レバー27の操作に伴い、一方のヒンジ部位26b(制御軸26)が回動軸O1を中心に回動すると、該ヒンジ部位26bと一体で対応するカム24が回動することでロック機構20がアンロック状態に切り替わる。同時に、本体部26aを介して一体化された他方のヒンジ部位26cが回動軸O1を中心に回動すると、該ヒンジ部位26cと一体で対応するカム24が回動することでロック機構20がアンロック状態に切り替わる。また、ロック解除操作レバー27の操作が解放されると、前記スプリング25に付勢されて両側のカム24が制御軸26(及びロック解除操作レバー27)ともども戻り回動し、ロック機構20がロック状態に切り替わる(復帰する)。
一方、前記ヒンジ部位26cのシートクッションフレーム11から突出する先端には、金属板からなるガイド部材としてのレバー部材31の基端部(嵌合孔46)が遊嵌されている。このレバー部材31は、操作レバーとしてのメモリ操作レバー(図示略)とワイヤを介して連結されており、該メモリ操作レバーの操作に伴い回動軸O1を中心に回動する。従って、メモリ操作レバーの操作に伴い前記レバー部材31を介して他方のヒンジ部位26c(制御軸26)が回動軸O1を中心に回動すると、該ヒンジ部位26cと一体で対応するカム24が回動することでロック機構20がアンロック状態に切り替わる。同時に、本体部26aを介して一体化された一方のヒンジ部位26bが回動軸O1を中心に回動すると、該ヒンジ部位26bと一体で対応するカム24が回動することでロック機構20がアンロック状態に切り替わる。
次に、前記レバー部材31等の構成するメモリ機構30について、図4の側面図を併せ参照して説明する。同図に示すように、前記シートクッションフレーム11には、前記ロック機構20の右下側で回動軸O1に平行な回動軸O2を中心に支持ピン32が軸支されるとともに、該支持ピン32のシートクッションフレーム11側の先端部は、扁平円状の嵌合部32a及び該嵌合部32aよりも縮径された扁平円状の嵌合部32bを順次形成する。そして、一方の嵌合部32aには、シートクッションフレーム11の外側(レバー部材31側)で、金属板からなるL字状のアーム部材33の基端部が嵌合するとともに、他方の嵌合部32bには、シートクッションフレーム11の内側(ロック機構20側)で、金属板からなる滴状のカム部材34の基端部が嵌合する。従って、アーム部材33及びカム部材34は、支持ピン32によりシートクッションフレーム11を挟んで一体回動するように連結されている。
また、前記シートクッションフレーム11には、回動軸O1を中心とする周方向に円弧状に延在するとともに、図示時計回転方向に向かう側で前記カム部材34の先端部に臨む金属板からなる断面L字状の噛合保持部材35が溶接にて固着されている。噛合保持部材35の回動軸O1を中心とする円弧状の内周面は、ガイド面35aを形成する。なお、噛合保持部材35には、前記カム部材34に臨んで切り欠き35bが形成され、前記カム部材34の先端部の回動軸O1側への進入を許容している。
さらに、前記シートクッションフレーム11には、回動軸O2(カム部材34)の左側で回動軸O1中心とする周方向に円弧状に延在する長孔状のガイド孔11aが形成されるとともに、該ガイド孔11aには、前記レバー部材31に突設されたガイドピン36が貫通する。従って、レバー部材31が回動軸O1を中心に回動すると、これに連動してガイドピン36がガイド孔11aに沿って移動する。
前記アーム部材33の先端部には、回動軸O1と平行に前記レバー部材31側に突出する略円柱状のガイド部37が固着されている。このガイド部37は、前記アーム部材33及び前記カム部材34とともに、移動部材としての回動部材を構成する。一方、前記レバー部材31には、ガイド部37が挿入されるL字状の長穴38が形成されている。この長穴38は、回動軸O1(制御軸26)を中心とする周方向に延在するロック解除ガイドとしての第1長穴38aと、該第1長穴38aに連続して回動軸O1側に延びるアンロック保持ガイドとしての第2長穴38bとを有する。従って、アーム部材33は、ガイド部37が第1長穴38aにあるときに、ガイド部37を第1長穴38aに沿って相対移動(空走)させてレバー部材31の回動を許容するとともに、ガイド部37を第1長穴38aから第2長穴38bに進入させてレバー部材31の回動を規制する。あるいは、アーム部材33は、ガイド部37が第1長穴38aにあるときに、該第1長穴38aの内周面にガイド部37が挟まれることで、回動軸O2を中心とする回動が規制されるとともに、ガイド部37が第2長穴38bに進入することで該回動が許容される。
本実施形態では、レバー部材31の図示時計回転方向の回動に際し、ガイド部37が第1長穴38aに沿って相対移動する間に、該レバー部材31に連動する制御軸26の回動により内歯車22b及びポール23(外歯)の両歯先が外れて前記ロック機構20の解除が辛うじて完了するように設定されている。これは、レバー部材31の回動に係るメモリ操作レバーの操作量(ストローク)を最小限に抑えて操作負荷を軽減するためである。このとき、アーム部材33は、前記カム部材34とともに回動軸O2を中心とする回動が規制されている。
また、ガイド部37の進入した直後の第2長穴38bは、第1長穴38a側の回動軸O2までの距離よりも終端側の回動軸O2までの距離の方が短く設定されている。従って、レバー部材31は、前記ロック機構20の解除の完了後(アンロック状態への切り替え完了後)、ガイド部37が第2長穴38bの終端側に移動することで、ガイド部37に押圧されて図示時計回転方向、即ち前記ロック機構20をアンロック状態に切り替える方向に更に回動する。つまり、第2長穴38bは、アーム部材33の回動に伴いレバー部材31に連動する制御軸26がロック機構20をアンロック状態に切り替える方向に回動するようにガイド部37に押圧される当接面としての押圧部38cを有する。ガイド部37が第2長穴38bを移動する間、レバー部材31が回動軸O1を中心に若干揺動するものの、ロック機構20をロック状態に切り替える方向に相当する回動は規制されている。なお、レバー部材31には、前記支持ピン32に一端の係止されたコイルスプリング39の他端が係止されており、該コイルスプリング39によりガイド部37が第1長穴38aの終端側に相対移動する方向、即ち前記ロック機構20をロック状態に切り替える方向に回動付勢されている。
前記アッパプレート22には、前記取付面22aに接合される態様で、金属板からなるリング状のプレート部材40が固着されている。このプレート部材40の外周部には、鋸波状の噛合部40aが形成されている。
また、前記ロック機構20を内周側に包囲する態様で、金属板からなる円環状のポール保持ブラケット41が前記制御軸26(回動軸O1)と同軸で回動自在に設けられている。すなわち、ポール保持ブラケット41は、前記段差凹凸部22cに軸支されており、シートバックフレーム12及びアッパプレート22の連結面C(図3参照)よりもシート幅方向でシートクッションフレーム11側に配置されている。このポール保持ブラケット41は、基本的に前記噛合保持部材35(ガイド面35a)の内径よりも小さい外径を有するとともに、その周壁は、図示右下側の角度位置で内周側に凹設されて係止凹部41aを形成する。ポール保持ブラケット41は、前記切り欠き35bから回動軸O1側に進入した前記カム部材34の先端部が嵌入可能になっており、前述の態様でカム部材34が回動規制されるときに該カム部材34の先端部が前記係止凹部41aに嵌入することで回動規制される。このときのポール保持ブラケット41の角度位置を初期位置という。
なお、ポール保持ブラケット41は、係止凹部41aに対し図示反時計回転方向に向かう側でその周壁が径方向外側に湾出されており、係止凹部41aに臨むその先端は係止片41bを形成する。一方、前記シートクッションフレーム11には、係止片41bの図示時計回転方向の回動軌跡を遮るように突設された規制片11bが形成されている。従って、ポール保持ブラケット41は、係止片41bが規制片11bと係合することで図示時計回転方向の回動が規制される。このときのポール保持ブラケット41の角度位置は、前述の初期位置と一致する。つまり、初期位置におけるポール保持ブラケット41の図示時計回転方向の回動規制は、カム部材34及び規制片11bの協働で行われている。
前記ポール保持ブラケット41には、金属板からなるブラシ状のメモリポール42の基端部が、前記係止凹部41aの近傍に設けられた支持ピン43により回動軸O1に平行な回動軸O3を中心に回動自在に連結されている。このメモリポール42は、回動軸O3を中心とする図示時計回転方向の回動により前記プレート部材40(噛合部40a)と噛合可能な鋸波状のポール側噛合部42aを有している。なお、メモリポール42は、適宜の付勢手段(ばね等)により、プレート部材40に噛合する方向と逆方向(図示反時計回転方向)に付勢力が付与されている。
そして、メモリポール42は、その先端部からシートクッションフレーム11側に立設されたフランジが、その外側面側で前記ポール保持ブラケット41の角度位置に応じて前記ガイドピン36又は噛合保持部材35(ガイド面35a)に当接されることで図示反時計回転方向の回動が規制されている(図4〜図9参照)。また、ガイドピン36等に当接するメモリポール42のフランジは、回動軸O1(制御軸26)をからの径方向の距離が近い第1円弧部42bと、該回動軸O1からの径方向の距離が遠い第2円弧部42cとを備え、これら第1及び第2円弧部42b,42cの間は、段部42dを介して連続している。第1及び第2円弧部42b,42cのそれぞれは、ガイドピン36が当接しているときに回動軸O1(制御軸26)を中心とする円弧形状を呈する。そして、メモリポール42は、レバー部材31の図示時計回転方向の回動に伴いガイドピン36が第1円弧部42bから第2円弧部42cに移動することで、段部42d分だけ回動軸O1側に移動すべく回動軸O3を中心に図示時計回転方向に回動し、ポール側噛合部42a及び噛合部40aの間で前記プレート部材40に噛合する。つまり、メモリポール42は、レバー部材31のガイドピン36が段部42dに位置することで、プレート部材40との係合・非係合状態が切り替わる。
また、メモリポール42は、前記プレート部材40に噛合した状態で、前述のフランジが噛合保持部材35に進入することでその噛合状態を維持する(図8〜図9参照)。従って、例えばプレート部材40が図示反時計回転方向(シートバックフレーム12が前傾する方向)に回動すると、これに噛合するメモリポール42がポール保持ブラケット41と一体で回動する。このとき、前記カム部材34は、前述の態様でアーム部材33と一体で図示時計回転方向に回動することで、ポール保持ブラケット41(係止凹部41a)との係合が外れる。また、プレート部材40が図示時計回転方向(シートバックフレーム12が後傾する方向)に回動すると、これに噛合するメモリポール42がポール保持ブラケット41と一体で回動する。このとき、ポール保持ブラケット41は、係止凹部41aにカム部材34の先端部が嵌入するとともに、係止片41bが規制片11bに当接されることで回動規制され、前述の初期位置に復帰する。
ここで、メモリ機構30の動作について総括して説明する。メモリ操作レバーに対する操作力が解放されており、図4に示すように、レバー部材31の第1長穴38aに配置されたガイド部37によりアーム部材33がカム部材34とともに回動規制されているとする。このとき、カム部材34は、先端部が前記係止凹部41aに嵌入することでポール保持ブラケット41の回動を規制する。
この状態で、メモリ操作レバーの操作に伴い、レバー部材31が図示時計回転方向に回動すると、ロック機構20をアンロック状態に切り替えるべく、嵌合孔46に遊嵌されたヒンジ部位26c(制御軸26)が回動する。このとき、ガイド部37は、第1長穴38a内を相対的に移動するため、アーム部材33の回動規制がカム部材34とともに継続される。従って、カム部材34によるポール保持ブラケット41の回動規制も継続される。一方、レバー部材31に設けられたガイドピン36は、メモリポール42の第1円弧部42bから第2円弧部42cに移動することで、メモリポール42を図示時計回転方向に回動する側に押圧して、該メモリポール42を前記プレート部材40に噛合する。これにより、メモリポール42の連結されたポール保持ブラケット41は、プレート部材40(シートバックフレーム12)と一体回動するように連結される。そして、図5に示すように、ガイド部37が第1長穴38aの第2長穴38b側に達すると、ロック機構20のアンロック状態への切り替えが辛うじて完了する。ただし、ガイド部37は、未だ第2長穴38b内への進入が叶わず、アーム部材33の回動規制(ポール保持ブラケット41の回動規制)が依然として継続される。
そして、引き続き、レバー部材31が図示時計回転方向に回動して、図6に示すように、ガイド部37が第2長穴38bにまさに達すると、アーム部材33の回動規制がカム部材34とともに解除される。従って、レバー部材31が図示時計回転方向に更に回動すると、図7に示すように、カム部材34によるポール保持ブラケット41の回動規制を解除すべくアーム部材33が回動し始める。同時に、前記噛合保持部材35は、メモリポール42のフランジがまさに達してその噛合状態の維持を始める。
そして、この状態で、シートバック5(シートバックフレーム12)を最前方に傾動(前倒し)させるべく、アッパプレート22に接合されたプレート部材40を図示反時計回転方向に回動させると、図8に示すように、該プレート部材40に噛合されたメモリポール42とともにポール保持ブラケット41が一体回動する。シートバック5(シートバックフレーム12)の最前方への傾動に際し、前記付勢手段6の付勢力が付与されることは既述のとおりである。
このとき、噛合保持部材35によりメモリポール42の噛合状態が維持される。また、カム部材34は、ポール保持ブラケット41(係止凹部41a)との係合を外しつつ図示時計回転方向に回動するとともに、カム部材34と一体回動するアーム部材33は、これに伴いガイド部37を第2長穴38bの終端側に移動させる。つまり、ガイド部37を第2長穴38bの終端側に移動させるアーム部材33(及びカム部材34)の回動に際し、前記付勢手段6の付勢力が間接的に付与されている。そして、第2長穴38bは、この付勢手段6の付勢力(シートバック5の回転力)によりガイド部37が当接されて、押圧部38cにおいて図示時計回転方向、即ちロック機構20をアンロック状態に切り替える方向の分力を発生する。このとき、レバー部材31は、第2長穴38b(押圧部38c)がガイド部37に押圧されて図示時計回転方向、即ちロック機構20をアンロック状態に切り替える方向に更に回動することは既述のとおりである。従って、シートバック5(シートバックフレーム12)の最前方に傾動に合わせて、ロック機構20をより確実にアンロック状態に切り替えるためのレバー部材31の余剰の操作量が確保されている。なお、ポール保持ブラケット41(係止凹部41a)との係合の外れたカム部材34は、ポール保持ブラケット41の周壁によって図示反時計回転方向への回動が規制される。
一方、シートバック5(シートバックフレーム12)が最前方に傾動される直前の該シートバック5の角度位置に復帰させるべく、アッパプレート22に接合されたプレート部材40を図示時計回転方向に回動させると、図9に示すように、前述の態様で一体回動するポール保持ブラケット41(係止凹部41a)にカム部材34の先端部がまさに嵌入し始める。そして、前述の説明の逆順(図7、図6、図5)で図4に示す状態に復帰する。なお、前記レバー部材31は、ガイド部37が第1長穴38a内に進入することで、前記コイルスプリング39に付勢されてガイド部37が相対的に第1長穴38aの終端側に移動するように戻り回動する。
以上詳述したように、本実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)本実施形態では、ロック機構20のアンロック状態を維持すべく第2長穴38bにガイド部37の位置するアーム部材33及びカム部材34は、付勢手段6の付勢力により押圧部38cにおいてロック機構20をアンロック状態に切り替える方向の分力を発生する。従って、第1長穴38aにおけるガイド部37の相対的な移動量、即ちメモリ操作レバーの操作量をロック機構20をアンロック状態に切り替え得る最小限の操作量に設定したとしても、この分力によってロック機構20をアンロック状態に切り替える余剰の操作量を発生することで、ロック機構20のアンロック状態をより確実に維持することができる。このため、メモリ操作レバーの余剰の操作力を低減して、操作性を向上することができる。
(2)本実施形態では、レバー部材31は、制御軸26と同軸での回動によって、これに連動する該制御軸26の回動によりロック機構20をアンロック状態に切り替えることができる。
(3)本実施形態では、アーム部材33及びカム部材34は、付勢手段6の付勢力により回動付勢されることで、押圧部38cにおいてロック機構20をアンロック状態に切り替える方向の分力を発生することができる。
(4)本実施形態では、メモリ機構30の動作に際し、メモリ操作レバーの余剰の操作力を低減して、操作性を向上することができる。
(5)本実施形態では、メモリポール42がプレート部材40に噛合した後、ロック機構20によるアンロック状態への切り替えが完了する。また、メモリポール42がプレート部材40に噛合した後、カム部材34とポール保持ブラケット41(係止凹部41a)との係合が外れて該ポール保持ブラケット41の回動が許容される。従って、メモリ機構30の誤作動を抑制することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・前記実施形態において、ガイド部37と係合する長穴38(第1及び第2長穴38a,38b)に代えて、同様の長溝(若しくはリブ)を採用してもよい。
・前記実施形態においては、アーム部材33に設けられたガイド部37に、レバー部材31に設けられた第2長穴38bの延在方向に付勢手段6の付勢力を付与したが、これらの関係を逆であってもよい。具体的には、レバー部材31にガイド部を設けるとともに、アーム部材33等にこれと係合する第2長穴(若しくは長溝、リブ)を設けて該第2長穴の延在方向に付勢手段6の付勢力を付与してもよい。
・第1及び第2円弧部42b,42cに代えて、適宜の曲面や平面を採用してもよい。
・ロック解除ガイドとして、第1長穴38aに代えて、ガイド部37に対して相対移動する壁部を採用してもよい。
・アンロック保持ガイドとして、第2長穴38bに代えて、ガイド部37を案内する壁部を採用してもよい。
・前記実施形態において、メモリポール42は、プレート部材40に噛合する方向に付勢されていてもよい。この場合、例えばメモリ操作レバーに設けられたピン等のストッパ機能による阻止力の付与でメモリポール42及びプレート部材40の噛合を禁止するとともに、メモリ操作レバーの作動でストッパ機能を解除(阻止力を解消)することでメモリポール42及びプレート部材40を噛合させる。あるいは、メモリポール42にガイド孔を設け、レバー部材31にガイド孔にガイドされるピンを設けることで、メモリポール42に付勢力を付与することなく、レバー部材31の回動でメモリポール42の噛合・非噛合状態を変更してもよい。
・前記実施形態において、プレート部材40を割愛してその係合部(噛合部40a)をアッパプレート22に一体形成してもよい。
・前記実施形態において、プレート部材40及びメモリポール42は、例えば噛合部に代えて設けた摩擦材による摩擦係合によって係合状態にしてもよい。
・前記実施形態においては、シートバックフレーム12(シートバック)の前傾しによって最終傾斜位置となる場合について説明した。これに対し、シートバックフレーム12(シートバック)の後傾しによって最終傾斜位置となるようにしてもよい。
・前記実施形態において、ロック解除操作レバー27自体は、ヒンジ部位26bに固着されることなく遊びを持ってこれに嵌合され、他の部品で挟み込んでロック解除操作レバー27を固定してもよい。
・前記実施形態において、レバー部材31の回動中心は、制御軸26と同軸でなくてもよい。
・前記実施形態において、ポール保持ブラケット41は、ロアプレート21に設けた段差凹凸部に軸支してもよい。
・前記実施形態において、レバー部材31は、メモリ操作レバーと一体形成されていてもよい。
・前記実施形態では、メモリ機能に係るレバー部材31の第2長穴38bに押圧部38cを設定して、付勢手段6の付勢力を利用してメモリ操作レバーの操作性の向上等を図った。これに対し、車両シートの姿勢が所定限界位置に変位することを想定したウォークイン機能や車両シートの収納機能等に係る操作レバーを備える場合には、同様にして当該操作レバーの操作性の向上等を図ってもよい。あるいは、付勢手段を備えていない車両シート(例えばセカンドシート)の場合であっても、利用者の操作によるシートバックの回転力を利用してメモリ操作レバーの操作性の向上等を図ってもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
・シートクッションフレーム及びシートバックフレームの間に介在され、前記シートクッションフレームに固定されるベース体に対して前記シートバックフレームに固定される回動体を回動自在に支持するとともに、ロック解除操作レバーの操作に伴う制御軸の前記回動体と同軸の回動で前記シートクッションフレームに対する前記シートバックフレームの傾動を規制するロック状態と許容するアンロック状態とを切り替えるロック機構と、
メモリ操作レバーの操作に伴い、前記ロック機構のロック状態における前記シートクッションフレームに対する前記シートバックフレームの角度位置を記憶するとともに、前記ロック機構をアンロック状態に切り替えて所定傾斜位置への前記シートバックフレームの傾動を可能とするメモリ機構とを有する車両用シートリクライニング装置において、
前記メモリ機構は、
係合部を有して前記回動体に設けられたプレート部と、
前記シートバックフレーム及び前記回動体の連結面よりもシート幅方向で前記シートクッションフレーム側に配置され、前記制御軸と同軸で回動自在なポール保持ブラケットと、
前記ポール保持ブラケットに回動自在に連結され、前記係合部において前記プレート部に係合可能であるとともに、該プレート部との係合を阻止する阻止力の付与されたメモリポールと、
前記シートバックフレームの前記所定傾斜位置への傾動方向とは逆方向への前記ポール保持ブラケットの回動を規制して該ポール保持ブラケットを所定の初期位置に復帰させる規制手段と、
前記メモリ操作レバーの操作に伴う回動で、前記メモリポールに付与される阻止力に抗し又は該阻止力を解消して前記メモリポールを前記プレート部に係合するとともに、前記制御軸を連動させて前記ロック機構をアンロック状態に切り替え該アンロック状態を維持するレバー部材と、
前記シートバックフレームの前記所定傾斜位置への傾動方向への前記ポール保持ブラケットの回動において前記メモリポールと前記プレート部との係合を保持するとともに、前記ポール保持ブラケットの前記初期位置への復帰に伴い前記メモリポールと前記プレート部との係合を解除可能な係合保持部と、
前記レバー部材に形成され、前記制御軸を中心とする周方向に延在する第1延在部及び該第1延在部に連続して前記制御軸側に延びる第2延在部と、
前記第1及び第2延在部に挿入されるガイド部を有して前記シートクッションフレームに回動自在に連結され、前記ガイド部を前記第1延在部に沿って相対移動させて前記レバー部材の回動を許容するとともに、前記ガイド部を前記第1延在部から前記第2延在部に進入させて前記レバー部材の回動を規制するアーム部材とを備え、
前記第2延在部は、前記アーム部材の回動に伴い前記ガイド部に押圧されて前記レバー部材に連動する前記制御軸が前記ロック機構をアンロック状態に切り替える方向に回動するように押圧される押圧部を有することを特徴とする車両用シートリクライニング装置。
本発明の一実施形態を示す分解斜視図。 同実施形態を示す分解斜視図。 ロック機構を示す断面図。 メモリ機構を示す側面図。 メモリ機構を示す側面図。 メモリ機構を示す側面図。 メモリ機構を示す側面図。 メモリ機構を示す側面図。 メモリ機構を示す側面図。 車両用シートを示す側面図。
符号の説明
1…車両シート、6…付勢手段、11…シートクッションフレーム、12…シートバックフレーム、20…ロック機構、26…制御軸、30…メモリ機構、31…レバー部材(ガイド部材)、33…アーム部材(移動部材、回動部材)、34…カム部材(移動部材、回動部材)、37…ガイド部(移動部材、回動部材)、38…長穴、38a…第1長穴(ロック解除ガイド)、38b…第2長穴(アンロック保持ガイド)、38c…押圧部(当接面)。

Claims (5)

  1. 操作レバーの操作に伴い、車両シートの姿勢を保持するロック機構をロック状態からアンロック状態に切り替えて、前記車両シートの背もたれ部をなすシートバックの回転力により前記車両シートの姿勢が所定限界位置に変位する際に前記アンロック状態を保持する車両用シート操作装置であって、
    ガイド部材と、
    前記ガイド部材に連係され、該ガイド部材により相対的に移動する移動部材とを備え、
    前記ガイド部材及び前記移動部材は、前記操作レバーの操作に伴い、前記ロック機構のロック状態におけるシートクッションフレームに対するシートバックフレームの角度位置を記憶するとともに、前記ロック機構をアンロック状態に切り替えて所定傾斜位置への前記シートバックフレームの傾動を可能とするメモリ機構を構成し、
    前記ガイド部材は、前記回転力により前記ロック機構をアンロック状態に切り替える方向の分力を発生する当接面を有するアンロック保持ガイドを備え、
    前記移動部材は、前記アンロック保持ガイドに対する相対的な移動に伴い回動する回動部材であり、
    前記ロック機構の前記アンロック状態を維持すべく前記アンロック保持ガイドに位置する前記移動部材は、前記シートバックの回転力により回動付勢されて、該移動部材の当接する前記当接面において前記ロック機構をアンロック状態に切り替える方向の分力を発生し、前記ロック機構はその分力によってアンロック状態に切り替わる方向に更に動作することを特徴とする車両用シート操作装置。
  2. 請求項1に記載の車両用シートの操作装置において、
    前記ガイド部材は、前記操作レバーの操作に伴い前記移動部材が相対的に移動する方向に延びるロック解除ガイドを備え、前記移動部材が前記ロック解除ガイドを相対的に移動することで前記ロック機構をロック状態からアンロック状態に切り替えることを特徴とする車両用シート操作装置。
  3. 請求項1又は2に記載の車両用シートの操作装置において、
    前記ガイド部材は、前記操作レバーの操作に伴い回動するレバー部材であり、前記ロック機構をアンロック状態に切り替える制御軸と同軸で該制御軸を連動させて回動することを特徴とする車両用シート操作装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両用シートの操作装置において、
    前記メモリ機構を構成する前記ガイド部材及び前記移動部材は、前記ロック機構の外部に設けられることを特徴とする車両用シート操作装置。
  5. 求項1〜4のいずれか一項に記載の車両用シートの操作装置を備えた車両用シートリクライニング装置。
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