JP5895811B2 - シートフレーム構造 - Google Patents

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Description

本発明は、シートフレーム構造に関する。詳しくは、シートフレームに対して2つの機構部品が両挟み状に組み付けられるシートフレーム構造に関する。
従来、車両用シートにおいて、各種の機構部品が、シートフレームを間に挟み込むようにその両サイドに組み付けられた構成が知られている(特許文献1)。具体的には、上述した各機構部品は、一方側の機構部品に組み付けられたボルト軸を、シートフレームに形成された孔と他方側の機構部品に形成された孔とにそれぞれ通して、他方側の機構部品にナットにより締結することでシートフレームの両サイドに組み付けられた状態とされている。
特開2012−86609号公報
しかし、上記従来技術では、ボルト軸を、一方側の機構部品への組み付けの他、シートフレームと他方側の機構部品にもそれぞれ通さなければならないため、これらへのボルト軸の組み付け性を担保するために、それぞれの孔径が広く形成されているため、組み付け精度が悪い構成となっている。本発明は、上記問題を解決するものとして創案されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、シートフレームに対して両挟み状に組み付けられる各機構部品の組み付け精度を向上させることにある。
上記課題を解決するために、本発明のシートフレームは次の手段をとる。
第1の発明は、シートフレームに対して2つの機構部品が両挟み状に組み付けられるシートフレーム構造である。2つの機構部品は、これらとシートフレームに形成された孔とに跨って通されるボルト軸の締結により、互いに一体的な状態となってシートフレームに組み付けられる構成とされている。2つの機構部品の一方とシートフレームとの間には、互いに組み付けられる方向に嵌合する凹凸の嵌合部が形成されている。2つの機構部品の他方は、上述した凹凸の嵌合部の嵌合によりシートフレームに位置決めされた状態に組み付けられた状態とされる一方の機構部品に対して、ボルト軸の締結により一体的に組み付けられた状態とされる。
この第1の発明によれば、一方の機構部品とシートフレームとは、これらの間に形成された凹凸の嵌合部の嵌合構造により、互いに組み付け誤差の少ない状態に組み付けられるようになっている。したがって、シートフレームに対して位置決め精度良く組み付けられる一方の機構部品に対して、他方の機構部品をボルト軸の締結により組み付けるようにすることで、これらをシートフレームに対して位置決め精度良く組み付けることができる。
第2の発明は、上述した第1の発明において、次の構成とされているものである。一方の機構部品は、シートバックの前倒れ回転に伴い押し回されて車両用シートのフロアに対するスライドロック状態を解除する動作機構の部品として構成されている。他方の機構部品は、シートバックの前倒れ回転を、上記一方の機構部品を動作させた後の前傾姿勢となる位置にて係止させることができ、かつ、この係止させた状態を解除することができる可動式のストッパ機構の部品として構成されている。
この第2の発明によれば、シートバックの前倒れ回転する動きを拾って車両用シートのスライドロック状態を解除するという、シートフレームに対する高い位置決め精度が要求される一方の機構部品を、シートフレームに対して位置決め精度良く組み付けることができる。また、シートバックの前倒れ回転を、上記一方の機構部品を動作させた後の前傾姿勢となる位置に係止させるという、一方の機構部品に対する高い位置決め精度が要求される他方の機構部品を、一方の機構部品に対して位置決め精度良く組み付けることができる。
実施例1の車両用シートの全体構成を示す斜視図である。 車両用シートのウォークイン動作を示す側面図である。 車両用シートのウォークイン動作を示す側面図である。 車両用シートのフォールドダウン動作を示す側面図である。 車両用シートのリクライニング動作を示す側面図である。 車両用シート内部の骨格構造を示す斜視図である。 要部構造の分解斜視図である。 シートバックが初期位置の状態を示す要部拡大図である。 シートバックのウォークイン動作の途中状態を示す要部拡大図である。 シートバックを前傾位置まで倒し込んだ状態を示す要部拡大図である。 シートバックを大倒し位置まで倒し込んだ状態を示す要部拡大図である。 シートバックを大倒し位置から起こし上げる途中状態を示す要部拡大図である。 シートバックを前傾位置から起こし上げる途中状態を示す要部拡大図である。 ストッパ機構の分解斜視図である。 ストッパ機構の底面図である。 シートバックが初期位置の時のストッパ機構の状態を示す側面図である。 シートバックが前傾位置まで倒し込まれた時のストッパ機構の状態を示す側面図である。 シートバックが前傾位置まで倒し込まれた時のストッパ機構の状態を示す底面図である。 シートバックが前傾位置まで倒し込まれた状態からストッパ機構が解除操作された状態を示す側面図である。 ストッパ機構と動作機構のシートクッションフレームに対する組み付け構造を示す分解斜視図である。 ストッパ機構と動作機構とをシートクッションフレームに組み付けた状態を示す斜視図である。
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。
始めに、本発明の「シートフレーム構造」が適用された実施例1の車両用シート1の構成について、図1〜図21を用いて説明する。図1に示すように、本実施例の車両用シート1は、3列シートを備えた車両(自動車)の運転席シート後側の2列目の座席用シートとして構成されている。この車両用シート1は、そのシート本体が、着座乗員の背凭れとなるシートバック2と、着座部となるシートクッション3と、頭凭れとなるヘッドレスト4と、を有して構成されている。シートバック2は、その左右両サイドの下端部が、シートクッション3の左右両サイドの後端部に対して、それぞれ、回転止め可能な回転軸装置として機能する円盤状のリクライニング装置5を間に介して連結された状態とされている。これにより、シートバック2は、シートクッション3に対して、シート前後方向に背凭れ角度の調節が行えるように連結された状態とされている。
上述した各リクライニング装置5は、常時は、シートバック2の背凭れ角度を固定したロック状態に保持された状態とされている。各リクライニング装置5は、図2に示すように、使用者が、シートバック2の車両外側(図示とは反対側)の側部に設けられたW/Iレバー1Aを引き上げる操作を行うことにより、それらのロック状態が一斉に解除されて、シートバック2の背凭れ角度をシート前後方向に自由に回転させて調節することができる状態に切り換えられるようになっている。また、各リクライニング装置5は、図3に示すように、使用者が、シートクッション3の車両外側の側部に設けられたクッションレバー1Bを引き上げる操作を行うことによっても、それらのロック状態が一斉に解除されて、シートバック2の背凭れ角度をシート前後方向に自由に回転させて調節することができる状態に切り換えられるようになっている。
そして、上記の操作によってシートバック2の背凭れ角度を所望の角度位置に調節した後、上述したW/Iレバー1A、或いはクッションレバー1Bの引き上げ操作をやめることにより、各リクライニング装置5が再びロックされた状態に戻されて、シートバック2がその調節された背凭れ角度位置にて固定された状態となる。なお、各リクライニング装置5の基本構造は、特開2011−116303号公報等の文献に開示されたものと同じ公知の構成となっているため、これらについての具体的な説明は省略することとする。
シートクッション3は、車両のフロア上に、左右一対のスライド装置6を間に介して連結された状態とされている。これにより、シートクッション3は、フロアに対して、シート前後方向に設置位置の調節が行えるように設けられた状態とされている。上述した各スライド装置6は、常時は、それらの内部に設けられた図示しないばね部材の附勢構造によって、シートクッション3の設置位置を固定したロック状態に保持された状態とされている。各スライド装置6は、使用者が、各スライド装置6と連結されてシートクッション3の前下部に延設された解除レバー6Aの引き上げ操作を行うことにより、それらのロック状態が一斉に解除されるようになっている。この解除操作により、シートクッション3は、その設置位置をシート前後方向に自由にスライドさせて調節することのできる状態へと切り換えられる。
そして、シートクッション3の設置位置を所望のスライド位置に調節した後、上述した解除レバー6Aの操作をやめることにより、各スライド装置6が再びスライドロックした状態に戻されて、シートクッション3がその調節されたスライド位置に固定された状態となる。なお、各スライド装置6の基本構造は、特開2010−221935号公報等の文献に開示されたものと同じ構成となっているため、これらについての具体的な説明は省略することとする。
ヘッドレスト4は、シートバック2の上部に上方側から装着されて設けられている。具体的には、ヘッドレスト4は、図示は省略されているが、その下部から突き出る2本の棒状のステーが、シートバック2の骨格を成すシートバックフレーム2Fのアッパフレーム2FA(図6参照)上に固定された2本の筒状のサポート部材内にそれぞれ上方側から差し込まれて装着されることにより、シートバック2の上部に固定された状態として設けられている。なお、上記ヘッドレスト4の装着構造は、特開2008−239075号公報等の文献に開示されたものと同じ構成となっているため、これについての具体的な説明は省略することとする。
ここで、上述したシートバック2とシートクッション3との間には、その車両外側の側部に、シートバック2に対して常時、シート前方側への回転附勢力をかける渦巻きばね7(図6参照)が掛着されている。これにより、シートバック2は、その背凭れ角度の固定状態が解かれることにより、上記渦巻きばね7の附勢力によって、着座乗員の背部に当たる位置まで起こし上げられて、着座乗員の背部が前後に傾動される動きに追従してその背凭れ角度位置が調節される構成とされている。上述したシートバック2の可動領域は、図6〜図7に示すように、その骨格を成すシートバックフレーム2Fの車両内側のサイドフレーム2FSに結合されたブラケット12が、シートクッションフレーム3Fの同側のサイドフレーム3FSの後側の上縁部に前後方向にそれぞれ角状に突出して形成された前倒れストッパ3FSdや後倒れストッパ3FSeと当たって係止される位置間の領域として設定されている。
ところで、図2に示すように、上述したシートバック2は、車両用シート1に人が座っていない状態で、その後列側のシートに着座する者(使用者)が、上記W/Iレバー1Aを後側から引き上げる操作を行うことにより、その背凭れ角度の固定状態が解かれて、上述した渦巻きばね7(図6参照)の附勢力によってシート前方側に倒し込まれるように操作されて、図示された前傾姿勢となる位置まで倒し込まれた状態となって係止されるようになっている。そして、このシートバック2の倒れ込み回転に併せて、前述した各スライド装置6のスライドロック状態も解除されて、シートクッション3がシート前後方向にスライドすることのできる状態に切り換えられるようになっている。
また、図3に示すように、上述したシートバック2は、同じく車両用シート1に人が座っていない状態で、使用者が車両用シート1の横の乗降ドアを開けた車両外側に立った位置から上記クッションレバー1Bを引き上げる操作を行うことにより、その背凭れ角度の固定状態が解かれて、上述した渦巻きばね7(図6参照)の附勢力によってシート前方側に倒し込まれるように操作されて、図示された前傾姿勢となる位置まで倒し込まれた状態となって係止されるようになっている。そして、このシートバック2の倒れ込み回転に併せて、前述した各スライド装置6のスライドロック状態も解除されて、シートクッション3がシート前後方向にスライドすることのできる状態へと切り換えられるようになっている。
このように、本実施例の車両用シート1は、シートバック2の前傾動作に併せて、各スライド装置6が解除操作されるようになっていることにより、図2〜図3に示すように、シートバック2を前傾姿勢に切り換えたコンパクトな姿勢状態で、シート全体を前方側へスライドさせて退避させることのできるウォークイン(W/I)動作が行えるようになっている。このウォークイン動作により、車両用シート1は、その後列側の3列目シートに座る乗員が、車両用シート1の横にある乗降ドアから乗り降りするためのスペースを広く空けられるようになっている。
また、車両用シート1は、上記図3に示したように、使用者が車両の乗降ドアを開けた車両外側に立った位置から、上述したクッションレバー1Bを引き上げ操作して、シートバック2を前傾位置まで倒し込んだ状態とした後に、更に、使用者が、シートクッション3の車両外側(図1の右側)の前方側部に設けられたF/Dレバー1Cの引き上げ操作を行うことにより、図4に示すように、シートバック2が上記前傾位置を越えてシートクッション3の上面部に畳み込まれる大倒し位置まで大きく前に倒し込まれるようになっている(フォールドダウン(F/D)動作)。具体的には、図11に示すように、上記シートバック2は、後述するブラケット12が前倒れストッパ3FSdと当たって係止される位置(大倒し位置)まで大きく前に倒し込まれるようになっている。そして、このシートバック2のフォールドダウン動作に併せて、図4で前述した各スライド装置6のスライドロックの解除状態が再びスライドロックした状態に戻されて、シートクッション3のスライド位置が固定された状態に戻されるようになっている。
このように、上記F/Dレバー1Cの引き上げ操作によってシートバック2がフォールドダウン動作するのに併せて、各スライド装置6が再びスライドロックした状態に戻されるようになっていることにより、車両用シート1全体を下方側に小さく畳み込んだ状態にしてスライドロックした状態とすることができ、畳み込まれたシートバック2の背面を物置き用のテーブル面として便利に使用することができる状態となる。なお、上述したシートバック2のフォールドダウン動作は、シートバック2が通常、背凭れとして使用される起立した角度位置にある状態からF/Dレバー1Cの操作を行っても、行わないようになっている。
具体的には、シートバック2のフォールドダウン動作は、先ず、上述したクッションレバー1Bを操作して、シートバック2を前傾位置まで倒し込んだ状態にしてから、更にF/Dレバー1Cを操作することで、シートバック2がその前傾位置での係止状態が解かれて、上述した大倒し位置まで倒し込まれるという態様で段階的に行われるようになっているからである。このように、シートバック2のフォールドダウン動作が2段階の操作を経て行われるようになっていることにより、シートバック2が一度の操作で一気に大倒し位置まで倒し込まれるような構成と比べて、より安全にシートバック2の大倒し操作が行えるようになっている。
以下、上述した車両用シート1の各部の構成について、更に詳しく説明していく。なお、以下の説明では、シートバック2をW/Iレバー1Aやクッションレバー1Bの操作によって前傾位置まで倒し込む動作を「ウォークイン(W/I)動作」と称し、そこから更にF/Dレバー1Cの操作を行ってシートバック2を大倒し位置まで倒し込む動作を「フォールドダウン(F/D)動作」と称して説明することとする。先ず、シートバック2の構成について説明する。シートバック2は、図6に示すように、その内部骨格を成すシートバックフレーム2Fが、左右一対の縦長板状のサイドフレーム2FSと、各サイドフレーム2FSの上端部間に架け渡された逆U字形状のパイプ材から成るアッパフレーム2FAと、各サイドフレーム2FS間に架け渡された高さ方向に並ぶ2本の横長状のパイプ材から成る補強パイプ2FBと、が一体の枠形状を成すように組み付けられた構成とされている。
各サイドフレーム2FSは、それぞれ、板厚の薄い鋼板材から成る薄板パーツ2FSaと、これよりも板厚の厚い鋼板材から成る厚板パーツ2FSbと、が上下に一体的に繋げられて構成されている。詳しくは、各薄板パーツ2FSaは、それぞれ、一枚の薄い鋼板材が縦長板状の形にカットされた後、その前側と後側の各縁部が、それぞれ、シート内側にフランジ状に折り曲げられることにより形成されている。これにより、各薄板パーツ2FSaは、それらのプレス曲げされた各縁部により、それらの曲げや捩りに対する構造強度が高められていると共に、外部(シート前後側やシート外側)に対して角張らない形とされた構成とされている。
各厚板パーツ2FSbは、上記各薄板パーツ2FSaよりも板厚の厚い鋼板材が縦長な平板形状にカットされて形成されている。各厚板パーツ2FSbは、それぞれ、上述した各薄板パーツ2FSaの下部のシート内側の面部に上部の板面が重ね合わされるようにあてがえられた状態として、溶接により強固に一体的に結合された状態とされている。これら厚板パーツ2FSbは、シートバックフレーム2Fがシートクッションフレーム3Fと連結される際のリクライニング装置5との結合部となっており、使用時に受ける負荷が高い部分となっていることから、各薄板パーツ2FSaよりも板厚が厚く形成されて、構造強度が高められた構成とされている。上述した各薄板パーツ2FSaと各厚板パーツ2FSbとから成る各サイドフレーム2FSは、それぞれ、シートバック2の左右両サイドの骨格を成すものとして、シートバック2の各サイド位置に、互いの板面がシート幅方向に対向するように配置された状態とされている。
アッパフレーム2FAは、プレス加工により、一本の円鋼管材を所定の長さにカットした後、これを上下逆さ向きのU字形状に折り曲げることにより形成されている。上記アッパフレーム2FAは、その逆U字の両脚部が、上述した各サイドフレーム2FSの薄板パーツ2FSaの上端部にあてがわれて溶接されることにより、これら薄板パーツ2FSaの上端部に強固に一体的に結合された状態とされている。ここで、各サイドフレーム2FSの薄板パーツ2FSaの上端部は、上記アッパフレーム2FAの各脚部の外周面と形状が合致するように半円筒状の形に曲げられて形成されている。これにより、アッパフレーム2FAの各脚部が、上記各薄板パーツ2FSaの半円筒状に曲げられた各上端部に広く面当接した状態にあてがわれて、広い範囲に亘って強固に一体的に溶着されて結合された状態とされている。
各補強パイプ2FBは、一本の円鋼管材を所定の長さにカットした後、各サイドフレーム2FS間にシート幅方向に貫通するように差し込まれて、その差し込まれた各端部が各サイドフレーム2FSに溶着されて強固に一体的に結合された状態として設けられている。詳しくは、上側の補強パイプ2FBは、各サイドフレーム2FSにおける薄板パーツ2FSaの間にシート幅方向に貫通するように差し込まれて、差し込まれた各端部が各薄板パーツ2FSaに溶着されることにより強固に一体的に結合された状態とされている。また、下側の補強パイプ2FBは、各サイドフレーム2FSにおける薄板パーツ2FSaと厚板パーツ2FSbとがシート幅方向に重ねられた重合部間に貫通するようにシート幅方向に差し込まれており、差し込まれた各端部が、上記重合する各薄板パーツ2FSaと厚板パーツ2FSbとにそれぞれ溶着されて強固に一体的に結合された状態とされている。これにより、上記重合部間に跨って挿通された下側の補強パイプ2FBを介して、各サイドフレーム2FSの薄板パーツ2FSaと厚板パーツ2FSbとが強固に一体的に結合された状態とされている。
シートクッション3は、その内部骨格を成すシートクッションフレーム3Fが、左右一対の前後方向に長い板状のサイドフレーム3FSと、各サイドフレーム3FSの前端部間に架け渡された横長パイプ形状のフロントフレーム3FFと、両サイドフレーム3FSの後端部間に架け渡された横長パイプ形状のリヤフレーム3FRと、が一体の枠形状を成すように組み付けられた構成とされている。
各サイドフレーム3FSは、それぞれ、板厚の薄い鋼板材から成る薄板パーツ3FSaと、これよりも板厚の厚い鋼板材から成る厚板パーツ3FSbと、が一体的に繋げられて構成されている。詳しくは、各薄板パーツ3FSaは、それぞれ、一枚の薄い鋼板材が前後方向に長い形にカットされた後、その上側と下側の各縁部がそれぞれシート内側にフランジ状に折り曲げられて形成されている。更に、各薄板パーツ3FSaには、そのシート内側に折り曲げられた各部の上側と下側の縁部間に跨って、これらの「コ」字状に開いた断面形状を「ロ」字状に閉じる補強板3FScが一体的に溶着されて結合された状態とされている。これにより、各薄板パーツ3FSaは、それらの曲げや捩りに対する構造強度が高められていると共に、外部(シート上下側やシート外側)に対して角張らない形とされた構成とされている。
各厚板パーツ3FSbは、上記各薄板パーツ3FSaよりも板厚の厚い鋼板材が縦長板状の形にカットされて形成されている。各厚板パーツ3FSbは、それぞれ、上述した各薄板パーツ3FSaの後端側の上部のシート外側の面部に下部の板面が重ねられた状態にあてがえられて、溶接により強固に一体的に結合された状態とされている。これら厚板パーツ3FSbは、シートクッション3がシートバックフレーム2Fと連結される際のリクライニング装置5との結合部となっており、使用時に受ける負荷が高い部分となっていることから、各薄板パーツ3FSaよりも板厚が厚く形成されて、構造強度が高められた構成とされている。
上述した各薄板パーツ3FSaと各厚板パーツ3FSbとから成る各サイドフレーム3FSは、それぞれ、シートクッション3の左右両サイドの骨格を成すものとして、シートクッション3の各サイド位置に、互いの板面がシート幅方向に対向するように配置された状態とされている。詳しくは、各サイドフレーム3FSは、上述したシート前後方向に長尺な各薄板パーツ3FSaが、前述したフロア上に設けられる左右一対の各スライド装置6の上面部上に設置されて固定された状態とされている。
ここで、図6〜図7に示すように、上述したシートクッション3の車両内側のサイドフレーム3FSの厚板パーツ3FSbには、その上縁部の前部と後部とに、前述した角状に突出する前倒れストッパ3FSdと後倒れストッパ3FSeとがそれぞれ形成されている。また、同側のシートバック2のサイドフレーム2FSの厚板パーツ2FSbの外側面上には、上述した前倒れストッパ3FSdや後倒れストッパ3FSeと当たって係止される厚板鋼板から成るブラケット12が結合されて設けられている。このように、シートバック2を前後方向に倒し込んだ際の係止構造を成す前倒れストッパ3FSd、後倒れストッパ3FSe、及びブラケット12が、それぞれ、構造強度の高いシートバック2の厚板パーツ2FSbやシートクッション3の厚板パーツ3FSbに設けられていることにより、シートバック2のような重量物の倒れ込み回転を高い係止力で係止させられるようになっている。
また、図6に示すように、上述したシートバック2にシート前方側への回転附勢力をかける渦巻きばね7は、シートバック2の車両外側(紙面向かって左側)のサイドフレーム2FSとシートクッション3の車両外側のサイドフレーム3FSとの間に掛着されている。詳しくは、渦巻きばね7は、その内側の端部が、シートクッション3のサイドフレーム3FSの厚板パーツ3FSbの内側面上に結合されたばね掛板7Aのシート上方側へ延びた掛部7A1に掛着されており、外側の端部が、シートバック2のサイドフレーム2FSの厚板パーツ2FSbの内側面上に結合されたばね掛板7Bの後縁部に凹状に形成されたばね掛凹部7B1に掛着されて固定されている。なお、上記ばね掛板7Bは、後述するブラケット12と同一部品の構成とされている。このように、渦巻きばね7が、構造強度の高いシートバック2の厚板パーツ2FSbとシートクッション3の厚板パーツ3FSbとの間に掛着されていることにより、シートバック2のような重量物を起こし上げられる強い回転附勢力に設定された渦巻きばね7を、シートバック2とシートクッション3との間に強固に掛着させた状態に設けられるようになっている。
また、シートクッション3の車両外側のサイドフレーム3FSの厚板パーツ3FSbは、その中間部が、オフセット部3FSfとして、下側部分が上側部分に対してシート内側にクランク状に折れ曲がって入り込んだ段差状の形に形成されている。このように厚板パーツ3FSbがシート内側に入り込んだ段差状の形に形成されていることにより、上述した3列目シートに座る乗員が2列目の車両用シート1の横の乗降ドア(図示省略)から乗り降りする際の足入れスペースが広く空けられた状態とされている。
フロントフレーム3FFは、一本の円鋼管材を所定の長さにカットした後、各サイドフレーム3FSの薄板パーツ3FSaの前端側の上部間にシート幅方向に架け渡されて一体的に溶着されて固定された状態として設けられている。リヤフレーム3FRは、一本の円鋼管材を所定の長さにカットした後、各サイドフレーム3FSの厚板パーツ3FSb間にシート幅方向に貫通するように差し込まれて、差し込まれた各端部が各サイドフレーム3FSに溶着されることにより、これらサイドフレーム3FSの厚板パーツ3FSbに対して強固に一体的に結合された状態として設けられている。
次に、シートバック2をウォークイン動作させた際に、この動きを拾う検知機構10、及び検知機構10によって検知された動作移動量により各スライド装置6のスライドロック状態を解除操作する動作機構20の構成について説明する。これら検知機構10や動作機構20は、図6〜図7に示すように、シートクッション3の車両内側のサイドフレーム3FSの外側の側面部上に設けられている。上述した検知機構10は、シートクッション3のサイドフレーム3FSに回転可能に枢着された操作リンク11と、シートバック2のサイドフレーム2FSに固定されたブラケット12と、ブラケット12と操作リンク11との間に掛着された引張ばね13と、から構成されている。
操作リンク11は、図7に示すように、前述したリクライニング装置5の中心部に挿通される操作軸5Aに対して回転可能に枢着された状態として組み付けられている。具体的には、操作リンク11は、その中心部に操作軸5Aが挿通されて、操作軸5Aの挿通された先の端部がEリング5Dにより軸方向に抜け止めされることにより、操作軸5Aに対して回転可能に枢支された状態に組み付けられた状態とされている。操作リンク11は、上記Eリング5Dと、シートクッション3のサイドフレーム3FSに一体的に結合されて設けられた、中央部が山状に膨らんだ形の板ブラケット5Cと、によって、軸方向に大きく面接触しないように両挟みされた状態に設けられることにより、操作軸5Aに対する軸方向の位置決めがなされた状態として、スムーズに回転することができるように設けられた状態とされている。
上述した操作軸5Aは、詳しくは、シートバック2のサイドフレーム2FSにシート内側から挿通されて、リクライニング装置5の中心部、シートクッション3のサイドフレーム3FS、同サイドフレーム3FSに一体的に結合された板ブラケット5C、及び操作リンク11の順に軸方向に順に挿通されており、その挿通された先の端部にEリング5Dが装着されることにより、軸方向に抜け止めされた状態に組み付けられた状態とされている。上記操作軸5Aは、常時は、リクライニング装置5が図示しないばねの附勢力によってロックされた状態に保持される保持力により、定位置に保持された状態とされている。
上記操作軸5Aは、その頭側(シート内側)の端部に一体的に結合された操作アーム5Bが、前述したW/Iレバー1Aやクッションレバー1Bの操作によって図示しない解除ケーブルを介して回転操作されることにより、上記のばね附勢力に抗して回転操作されて、リクライニング装置5のロックを解除するようになっている。なお、図16に示すように、車両外側のリクライニング装置5にも、上記W/Iレバー1Aやクッションレバー1Bの操作によって回転操作される操作軸5Aと操作アーム5Bとから成る操作構造が配設されている。上記操作アーム5Bには、上述したW/Iレバー1Aやクッションレバー1Bの操作によって牽引操作される解除ケーブル5Eが繋がれており、これらのレバー1A,1Bの操作によって解除ケーブル5Eを介して回転操作されることにより、上記のばね附勢力に抗して回転操作されて、リクライニング装置5のロックを解除するようになっている。上記構成により、上述したW/Iレバー1Aやクッションレバー1Bが操作されることによって、両側のリクライニング装置5のロック状態が左右で同期して一斉に解除操作されるようになっている。
図8に示すように、上述した操作リンク11は、その操作軸5Aによって枢支された中心部からシート上方側へ延びる蹴られ部11Aが、後述するブラケット12の凹部12A内に通されて設けられており、ブラケット12によって前後側から挟み込まれた状態に設けられている。これにより、操作リンク11は、図9〜図10に示すように、シートバック2が前側に倒し込まれる動作によって、後述する蹴られ部11Aがブラケット12の後部12Cによって後方側から押し蹴られる形で図示反時計回り方向に強制的に回転操作されるようになっている。また、操作リンク11は、図13に示すように、シートバック2が前に倒し込まれた状態から後側に起こし上げられる時には、この動作によって、後述する蹴られ部11Aがブラケット12の前部12Bによって前方側から押し蹴られる形で図示時計回り方向に強制的に回転操作されるようになっている。
上記ブラケット12は、図7に示すように、L字板状に折り曲げられて形成されており、高さ方向に面を延ばすように曲げられた板部が、シートバック2のサイドフレーム2FSの厚板パーツ2FSbの外側面上に一体的に締結されて固定された状態として設けられている。上記ブラケット12は、そのシートバック2のサイドフレーム2FSとの結合部からシート外側に折れ曲がって延びた先の縁部に、寸胴な形に切り込まれた凹部12Aが形成されており、この凹部12A内に、上述した操作リンク11の蹴られ部11Aがシート外側から差し込まれるようにセットされた状態とされている。これにより、ブラケット12は、その凹部12A内にセットされた操作リンク11の蹴られ部11Aを、凹部12Aを間に挟む前部12Bと後部12Cとによって前後側から挟み込んだ状態とするようになっている。
引張ばね13は、上記操作リンク11の中心部からシート前下方向に扇状に広がって延びる押し部11Bと、ブラケット12の前部12Bと、の間に掛着されており、操作リンク11に図示時計回り方向の回転附勢力をかける構成となっている。この引張ばね13のばね附勢力により、操作リンク11は、常時、その蹴られ部11Aが、ブラケット12の後部12Cに押し当てられた状態に保持された状態とされており、ブラケット12との間に生じる回転方向のガタ付きが抑えられた状態とされている。
ここで、上記ブラケット12は、そのシート外側に延出する板部の前側と後側の各縁部に、寸胴な形に切り込まれたばね掛凹部12Dが形成されており、更に、これらばね掛凹部12Dのシート外側の角部には、これら角部の空所形状を更に丸孔状に拡張させる形で拡張凹部12Eが形成されている。各拡張凹部12Eは、その前側の一部が、上述した引張ばね13の上端部をブラケット12の前部12Bに掛着させるための掛部として機能するものとなっており、後側の一部は、本実施例では使用されず、ブラケット12が前後反対向きに使われるような場合に、同一部品を汎用的に使えるように予め形成されたものとなっている。また、各ばね掛凹部12Dも、本実施例では使用されない。これらばね掛凹部12Dは、図6に示されるように、ブラケット12と同一部品で構成された前述したばね掛板7Bにおいて、その後側の一部が、渦巻きばね7の外側の端部を掛着させるための部位(ばね掛凹部7B1)として機能するものとなっている。
次に、図7〜図8を参照して、動作機構20について説明する。動作機構20は、出力リンク21と、中間リンク22と、保持ばね23と、押圧ばね24と、固定板25と、ケーブル26と、から構成されている。出力リンク21は、図8に示すように、支軸21Aによりシートクッション3のサイドフレーム3FSの厚板パーツ3FSbの外側面上に回転可能に枢支された状態として設けられている。詳しくは、出力リンク21は、上記厚板パーツ3FSb上に一体的に結合される固定板25に対して、支軸21Aにより回転可能に枢着された状態として設けられている。固定板25は、上記厚板パーツ3FSbの外側面に対して、後述するボルト締結構造によって強固に一体的に結合された状態として設けられている。
出力リンク21は、上記固定板25の一部から切り起こされた係止片25Aとの間に保持ばね23(トーションばね)が掛着されており、常時はこの保持ばね23の附勢力によって、図示反時計回り方向に回転附勢された状態として、その中心部から図示右方側に延出する係止アーム21Bが、上記固定板25の係止片25Aに押し当てられて係止された状態として保持されている。上記保持ばね23は、その中心部の巻回された部分が支軸21Aのまわりに巻装された状態として、その図示右側の一端が上記係止片25Aに掛着され、左側の他端が出力リンク21の中心部から図示左方側に延出する操作アーム21Cに掛着されて固定された状態とされている。
中間リンク22は、C字状に湾曲した形に形成されており、その図示下側の端部が、連結軸22Aにより、上記出力リンク21に回転可能に枢着されて設けられている。詳しくは、上記連結軸22Aは、中間リンク22に一体的に結合されており、出力リンク21の係止アーム21Bに回転可能に枢着された状態とされている。上記中間リンク22は、上記出力リンク21との間に押圧ばね24(トーションばね)が掛着されており、常時はこの押圧ばね24の附勢力によって、図示時計回り方向に回転附勢された状態として、そのC字状に湾曲したアーム形状が、出力リンク21の支軸21Aに押し当てられて係止された回転位置状態に保持された状態とされている。上記押圧ばね24は、その内側の端部が、上記中間リンク22と一体的な連結軸22Aの頭部に掛着されて固定されており、外側の端部が、出力リンク21の係止アーム21Bの先端部に折り曲げられた係止片21B1に掛着されて固定された状態とされている。
上記中間リンク22は、図8に示すように、シートバック2が背凭れとして使用される角度位置にある状態では、その上端部に結合された蹴ピン22Bが、前述した操作リンク11の押し部11Bから後方側に離間した、初期位置の状態に保持された状態とされている。しかし、図9に示すように、シートバック2がウォークイン動作し始めて、操作リンク11の蹴られ部11Aがブラケット12の後部12Cによって前方側に押し回されると、操作リンク11の押し部11Bが中間リンク22の蹴ピン22Bに押し当てられる。これにより、図10に示すように、中間リンク22が、上記支軸21Aに押し付けられる方向に押し回されて、上述した連結軸22Aを介して連結された出力リンク21と一体的となって支軸21Aのまわりに図示時計回り方向に回転操作される。この出力リンク21の回転により、出力リンク21の操作アーム21Cの先に繋がれたケーブル26が牽引操作されて、各スライド装置6のスライドロック状態が解除される。
上記ケーブル26は、可撓性を有する管状部材の内部に線状のワイヤー部材が挿通された二重のケーブル構造となっている。上記ケーブル26は、その図示された管状部材の上端部が、固定板25に切り起こされたケーブル掛片25Bに掛着されて固定されており、この管状部材の上端部から繰り出されたワイヤー部材の上端部が、上記出力リンク21の図示左方側へ延びる操作アーム21Cの先端部に掛着されて固定されている。また、図示省略されたケーブル26の他端部は、図6において前述した各スライド装置6のスライドロック状態を解除する解除レバー6Aに繋がれている。これにより、ケーブル26は、図10に示すように、シートバック2のウォークイン動作によって中間リンク22と出力リンク21とが一緒になって図示時計回り方向に回転操作されることにより、出力リンク21により図示上方側に引張られる格好で牽引操作されて、他端部に繋がれた解除レバー6A(図6参照)を操作して各スライド装置6のスライドロック状態を解除するようになっている。
上記ケーブル26は、図10に示すように、シートバック2が前傾位置まで倒し込まれて係止された状態では、上述した中間リンク22の蹴ピン22Bが、操作リンク11の押し部11Bの外周面11B1上に乗り上がった状態に保持されることにより、牽引操作された状態に保持されるようになっている。これにより、各スライド装置6(図6参照)が、スライドロックを解除された状態に保持されるようになっている。
上記シートバック2が前傾位置まで倒し込まれて係止された状態では、上述した保持ばね23や押圧ばね24のばね力作用、それに各スライド装置6(図6)内に備えられた、これらをスライドロック方向に附勢する図示しないばね部材のばね力作用によって、中間リンク22の蹴ピン22Bから操作リンク11の押し部11Bの外周面11B1に向けて、操作リンク11の中心部へと向かう半径方向内方側への押圧力がかけられる。したがって、シートバック2のウォークイン動作時には、操作リンク11がシートバック2のサイドフレーム2FSに一体的に結合されたブラケット12の後部12Cによって強制的に前側に押し回されるため、操作リンク11が蹴ピン22Bをスムーズに押し回すことができるから良いが、蹴ピン22Bが操作リンク11の押し部11Bの外周面11B1上に乗り上がった状態から、シートバック2の倒れ込みを戻そうとする時には、操作リンク11が蹴ピン22Bから受ける半径方向内方側への押圧力による抵抗作用によって、元の位置に戻されにくくなるおそれがある。
しかし、図13に示すように、シートバック2を上記の前傾位置から後方側へ起こし上げる時にも、操作リンク11は、ブラケット12の前部12Bによってシートバック2の起こし上げ動作に伴って強制的に押し戻されるようになっている。これにより、操作リンク11は、上述した蹴ピン22Bの押圧力による抵抗作用を受けても、シートバック2と一体的となってスムーズに元の回転位置まで戻されるようになっている。
上記中間リンク22の蹴ピン22Bは、図11に示すように、シートバック2を上記ウォークイン動作させた前傾位置(図10の位置)から更にフォールドダウン動作させて大倒し位置まで倒し込むことにより、この動きに追従する操作リンク11の押し部11Bの外周面11B1上を前方側に乗り越えて、押し部11Bとの係合状態から外れるようになっている。これにより、中間リンク22及びこれと一体的となって押し回されていた出力リンク21が、回転操作される前の初期位置の状態に戻されて、ケーブル26の牽引操作状態が解かれた状態となる。これにより、各スライド装置6(図6参照)が再びスライドロックされた状態に戻されるようになっている。
ところが、上記のように中間リンク22の蹴ピン22Bが操作リンク11の押し部11Bを前方側に乗り越えてしまうと、両者の前後位置の関係が逆転してしまい、シートバック2を起こし上げる際に、操作リンク11の押し部11Bが中間リンク22の蹴ピン22Bを上記とは逆方向(後ろ側)から押圧する関係となってしまう。しかし、この場合には、図12に示すように、中間リンク22が上記の押圧ばね24の附勢力に抗して連結軸22Aを支点に出力リンク21に対して単独で図示反時計回り方向に押し回されることにより、上記の動きを空回りによって逃がせるようになっている。この逃げ動作により、シートバック2を大倒し位置から後方側へ起こし上げる動作が阻害されないようになっている。上記中間リンク22の蹴ピン22Bは、シートバック2が上記大倒し位置から起こし上げられて、操作リンク11の押し部11Bの外周面11B1上を後側に乗り越えることにより、押し部11Bとの係合状態から外される。これにより、図8に示すように、中間リンク22が空回りする前の初期位置に戻された状態となる。
なお、上記のようにシートバック2を大倒し位置から起立した角度位置へ戻す動作時においても、操作リンク11はブラケット12の前部12Bにより、シートバック2の起こし上げの動作に伴って強制的に押し回される構成となっているため、中間リンク22の蹴ピン22Bを後方側から押圧する際に抵抗作用を受けても、シートバック2との一体的な回転によりスムーズに所定の起立した回転位置まで押し戻されるようになっている。
続いて、図10において前述した、シートバック2をウォークイン動作させた際に、シートバック2の前倒れ回転を前傾位置に係止させるストッパ機構30の構成について説明する。ストッパ機構30は、図6に示すように、シートクッション3の車両内側のサイドフレーム3FSの内側の側面部上に設けられている。上記ストッパ機構30は、図10に示すように、前述したW/Iレバー1A又はクッションレバー1Bの操作によってシートバック2を前倒れ回転させた際に、シートバック2のサイドフレーム2FSの厚板パーツ2FSbの前下側の縁部に角状に突出して形成された係止部2FScを、後述する受止ピン32Aに押し当てさせることで、シートバック2の倒れ込み回転を前傾位置に係止させる構成となっている。また、ストッパ機構30は、図11に示すように、使用者が前述したF/Dレバー1Cの操作を行うことで、受止ピン32Aを下方側に退避移動させて、上述したシートバック2の前傾位置での係止状態を解除して、シートバック2を大倒し位置まで大きく前に倒し込めるようにすることができる構成となっている。
以下、上述したストッパ機構30の具体的な構成について詳しく説明する。図14に示すように、ストッパ機構30は、ベース板31と、受止リンク32と、操作リンク33と、ストッパリンク34と、押さえ板35と、第1回転軸36Aと、第2回転軸37Aと、第1附勢ばね36Bと、第2附勢ばね37Bと、解除ケーブル38と、から構成されている。上述したベース板31は、後述する2本のボルト軸31Aによって、シートクッション3の車両内側のサイドフレーム3FSの内側の側面部に対して一体的に締結されて固定された状態として設けられている。このベース板31のサイドフレーム3FSへの固定構造については、後に詳しく説明することとする。上記ベース板31には、その図示上側や下側の縁部に、板厚方向に折り曲げられて形成されたばね掛部31B、係止片31D、ケーブル掛部31Eがそれぞれ形成されている。
上述したばね掛部31Bは、第2附勢ばね37B(トーションばね)の一端を掛着させられるように形成された部位となっている。また、ケーブル掛部31Eは、F/Dレバー1Cに繋がれた二重のケーブル構造を持つ解除ケーブル38の外側の管状部材の端部を掛着させられるように形成された部位となっている。係止片31Dは、後述するストッパリンク34の脚部34Bを回転方向に当接させることでストッパリンク34の回転を止める係止面31D1と、ストッパリンク34の脚部34Bが係止面31D1と当接した際に同脚部34Bに軸方向(シート幅方向)にあてがわれた状態となってストッパリンク34の軸方向の変形移動を阻止する変形阻止面31D2と、上記係止面31D1と変形阻止面31D2との角部に窪んで形成された溝部31D3と、を有する形に形成されている。上記溝部31D3は、後述するストッパリンク34の脚部34Bを、係止面31D1と変形阻止面31D2とにそれぞれ同時に面当接させた状態とすることができるように、これらの境界の角部を凹ませたものとして形成されている。
また、上述した係止片31Dには、ストッパリンク34の脚部34Bを上記係止面31D1と当接させる位置まで回転させるにあたり、ストッパリンク34の脚部34Bが係止面31D1以外のところで回転方向に突き当たることがないように、ストッパリンク34の脚部34Bとの干渉を軸方向に逃がせるように機能する傾斜面状のガイド面31D2aが形成されている。このガイド面31D2aは、図14〜図15に示すように、ストッパリンク34の脚部34Bが係止面31D1に向かって回転していく際に最初に横を通る係止片31Dの先端側(シート前側)の縁部(角部)を斜めに面取りするように形成されており、係止片31Dの先端側の縁部面と変形阻止面31D2との間を斜めに繋ぐ傾斜面となって形成されている。
上記ガイド面31D2aの設定により、上述したストッパリンク34の脚部34Bが係止面31D1と当接する方向に向かって回転していく際に、これらストッパリンク34と係止片31Dとの間の軸方向(シート幅方向)の組み付け位置のバラつきにより、ストッパリンク34の脚部34Bが係止片31Dの先端側の縁部と回転方向に突き当たる位置を移動していくことがあっても、ストッパリンク34の脚部34Bがガイド面31D2aと当たって、変形阻止面31D2が形成された側へと軸方向に移動案内されて、変形阻止面31D2上に乗り上がった状態として係止面31D1と回転方向に突き当たった状態となれるように構成されている。したがって、上記ガイド面31D2aにより、ストッパリンク34と係止片31Dとを互いに軸方向に近づけた状態に設けても、ストッパリンク34の脚部34Bを適切に係止面31D1に当接させつつ、ストッパリンク34の脚部34Bに変形阻止面31D2を横側からあてがえた状態とすることができるようになっている。
図14に示すように、受止リンク32は、軸方向に並ぶ一対のリンク部材によって構成されており、各リンク部材の先端部間に丸棒状の受止ピン32Aが架け渡されて一体的に結合されていると共に、各リンク部材の根本側の端部が第1回転軸36Aによってベース板31に回転可能に軸連結されて設けられた状態とされている。これにより、受止リンク32は、上記ベース板31に対する回転により、その先端部に取り付けられた受止ピン32Aを、上方側に移動させたり下方側に退避させたりすることができるように設けられた状態とされている。上記受止リンク32の一方側のリンク部材の側部には、後述する第1附勢ばね36B(トーションばね)の一端を掛着させられる凹状のばね掛溝32Bが形成されている。
操作リンク33は、平板状の部材によって形成されており、その板部上に、横長状の凹部33Aと縦長状の長孔33Bとが形成されていると共に、その図示右側の縁部に、板厚方向に折り曲げられたばね掛部33Cが形成された構成となっている。上記操作リンク33は、上述した第1回転軸36Aにより、受止リンク32と共にベース板31に対して互いに同軸回りに回転することができる状態に軸連結された状態とされている。この連結により、操作リンク33と受止リンク32とは、ベース板31に対して互いに別個に相対回転することができるように設けられた状態とされている。ばね掛部33Cは、上述した第1附勢ばね36B(トーションばね)の他端を掛着させられるように形成された部位となっている。
ストッパリンク34は、上述した受止リンク32の各リンク部材よりも板厚の厚い鋼板材により形成されている。上記ストッパリンク34は、上述した受止リンク32の回転を受止ピン32Aとの当接によって受け止める受止面34Aと、上述したベース板31に形成された係止面31D1との当接によりその退避方向(下方)への回転移動が規制される脚部34Bと、を有するL字型のリンク形状に形成されている。上記ストッパリンク34は、そのL字の中間部分が、第2回転軸37Aによってベース板31に回転可能に軸連結された状態として設けられている。これにより、ストッパリンク34は、上記ベース板31に対する回転移動によって、その脚部34Bをベース板31の係止面31D1と当接させて受止面34Aを受止リンク32の受止ピン32Aに当てられる上方側に向けた状態としたり、受止面34Aを受止ピン32Aと当たらない下方側に退避させた状態としたりすることができるように設けられた状態とされている。
上記ストッパリンク34の脚部34Bの側部には、後述する第2附勢ばね37B(トーションばね)の一端を掛着させられる凹状のばね掛溝34Cが形成されている。また、上記ストッパリンク34の板部上には、前述した操作リンク33に形成された横長状の凹部33A内に組み付けられる丸ピン状に突出した凸部34Dが半抜き加工により板厚方向に押し出されて形成されている。上記ストッパリンク34は、上述した凸部34Dが操作リンク33に形成された横長状の凹部33A内に係合した状態に組み付けられており、これにより、図19において後述するように、操作リンク33が解除ケーブル38の牽引操作によって回転操作される動きに連動して、受止面34Aを下方側に退避させる方向へと回転操作されるようになっている。
押さえ板35は、第1回転軸36Aと第2回転軸37Aとの間に跨って、これらに一体的に結合された状態となって設けられている。上記押さえ板35により、ストッパ機構30にシートバック2の荷重がかけられた際に、第1回転軸36Aと第2回転軸37Aとの間にかけられる強い軸間反発力が抑えられるようになっている。また、上記押さえ板35により、ベース板31との間に組み付けられた各部品が軸方向に脱落することが防止されている。
図14〜図15に示すように、第1回転軸36Aは、段付き形状に形成されており、その図示左側の一端がベース板31に一体的に結合され、図示右側の他端が押さえ板35に一体的に結合された状態として設けられている。これにより、第1回転軸36Aは、その軸方向の中央の膨らんだ形状部とベース板31との間に、受止リンク32の一方側のリンク部材と操作リンク33とを回転可能な状態に挟み込み、中央の膨らんだ形状部と押さえ板35との間に、受止リンク32の他方側のリンク部材を回転可能な状態に挟み込んだ状態として、これらを軸方向に位置決めした状態に組み付けられた状態となっている。
第2回転軸37Aも、段付き形状に形成されており、その図示左側の一端がベース板31に一体的に結合され、図示右側の他端が押さえ板35に一体的に結合された状態として設けられている。これにより、第2回転軸37Aは、その軸方向の中央の膨らんだ形状部と押さえ板35との間に、ストッパリンク34を回転可能な状態に挟み込んだ状態として、ストッパリンク34を軸方向に位置決めした状態に組み付けられた状態となっている。
図14に示すように、第1附勢ばね36B(トーションばね)は、その中央の巻かれた部分が上述した第1回転軸36Aのまわりに巻装される格好で配設されており、その一端が前述した受止リンク32に形成されたばね掛溝32Bに掛着され、他端が操作リンク33に形成されたばね掛部33Cに掛着された状態とされている。これにより、図16に示すように、第1附勢ばね36Bは、受止リンク32を、操作リンク33に対して、常時、図示反時計回り方向、すなわち受止ピン32Aを下方側に退避移動させる方向(ストッパリンク34の受止面34Aに押し当てる方向)に回転附勢するように設けられた状態とされている。
第2附勢ばね37B(トーションばね)は、図14に示すように、その中央の巻かれた部分が上述した第2回転軸37Aのまわりに巻装される格好で配設されており、その一端が前述したベース板31に形成されたばね掛部31Bに掛着され、他端がストッパリンク34に形成されたばね掛溝34Cに掛着された状態とされている。これにより、図16に示すように、第2附勢ばね37Bは、ストッパリンク34を、ベース板31に対して、常時、図示反時計回り方向に回転附勢した状態として、ストッパリンク34の脚部34Bを前述したベース板31に形成された係止面31D1に押し付けて係止させた状態とするように設けられた状態とされている。上述した第2附勢ばね37Bは、第1附勢ばね36Bよりも線形が太く大型で、強いばね力を発揮することができるように形成されている。
したがって、上述した第2附勢ばね37Bの附勢力により、ストッパリンク34は、常時は、その脚部34Bをベース板31の係止面31D1に押し付けた状態として、その前斜め上方側に向けられた受止面34Aにより、上述した受止リンク32の受止ピン32Aを受け止められる状態に保持されるようになっている。また、上記ストッパリンク34は、図19に示すように、後述する解除ケーブル38が操作されることで、上述した第2附勢ばね37Bの附勢力に抗して受止面34Aを下方側に押し下げる方向に回転操作されて、その上面に第1附勢ばね36Bの附勢力を受けた受止リンク32の受止ピン32Aが押し付けられた状態となってからであっても、第1附勢ばね36Bよりも強いばね附勢力を発揮する第2附勢ばね37Bの附勢力によって、受止ピン32Aを上方側に押し返す態様で回転して、図16に示すようにその受止面34Aを前斜め上方側に向けた初期位置(脚部34Bがベース板31の係止面31D1に当接する位置)の状態へと戻されて保持されるようになっている。
また、上記ストッパリンク34は、上記第2附勢ばね37Bの附勢力によって初期位置に保持された状態では、その受止面34A上に、第1附勢ばね36Bの附勢力を受けた受止リンク32の受止ピン32Aが押し当てられるようになっている。このとき、上記受止面34Aは、ストッパリンク34の回転中心である第2回転軸37Aを中心に描かれる円弧状に湾曲した形に形成されており、上述した初期位置に保持された状態では、受止リンク32の受止ピン32Aから受ける押圧力を、第2回転軸37Aに向けて真っ直ぐに伝達して、回転方向に動かされる負荷を受けることなく、定位置で受止ピン32Aから受ける負荷を強く受け止められるようになっている。
図14に示すように、解除ケーブル38は、可撓性を有する管状部材の内部に線状のワイヤー部材が挿通された二重のケーブル構造となっている。上記解除ケーブル38は、その図示された管状部材の上端部が、前述したベース板31に形成されたケーブル掛部31Eに掛着されて固定されており、この管状部材の上端部から繰り出されたワイヤー部材の上端部が、上述した操作リンク33の長孔33B内にスライド可能な状態に掛着された状態とされている。また、上記解除ケーブル38の図示省略された側の他端部は、図1において前述したF/Dレバー1Cに繋がれている。これにより、解除ケーブル38は、図19に示すように、F/Dレバー1Cが操作されることにより、図示されているワイヤー部材の上端部が管状部材内に引き込まれる態様で牽引操作されて、操作リンク33を第1回転軸36Aの回りに図示反時計回り方向に回転操作するようになっている。そして、操作リンク33が回転操作されることにより、同操作リンク33の凹部33A内に凸部34Dが係合しているストッパリンク34が第2回転軸37Aを中心に図示時計回り方向に回転操作されて退避移動するようになっている。
上記構成のストッパ機構30は、図16に示すように、シートバック2が通常、背凭れとして使用される起立した角度位置にある時には、上述したストッパリンク34が第2附勢ばね37Bの附勢力によって、その脚部34Bがベース板31の係止面31D1に押し付けられて係止された状態とされており、上記受止リンク32が第1附勢ばね36Bの附勢力によって、その受止ピン32Aがストッパリンク34の受止面34Aに押し当てられて係止された状態に保持された状態とされている。
そして、ストッパ機構30は、図17に示すように、上記の状態からW/Iレバー1A又はクッションレバー1Bが操作されて、シートバック2が前傾位置まで倒し込まれることにより、シートバック2のサイドフレーム2FSに形成された係止部2FScが、受止ピン32Aに当てられて、受止ピン32Aを支えるストッパリンク34によって受け止められた状態となる。これにより、シートバック2の前倒れ回転が、上記前傾位置にて受け止められて係止された状態となる。このとき、図18に示すように、上述した受止ピン32Aを受け止めるストッパリンク34には、シートバック2のような重量物を受け止めることにより、大きな荷重がかけられる。具体的には、ストッパリンク34には、これをベース板31に対して片持ち状に支持する第2回転軸37Aを支点に、軸方向(シート幅方向)に押し曲げようとする高い負荷がかけられる。詳しくは、ストッパリンク34は、上記第2回転軸37Aを支点に、それより上側の受止面34Aが形成されている領域部が、シート内方側(図示右側)に傾けられるように押し曲げられ、第2回転軸37Aより下側の脚部34Bが形成されている領域部が、ベース板31に近づけられるシート外方側(図示左側)に傾けられるように押し曲げられる負荷を受ける。
しかし、ストッパリンク34は、図15に示すように、その脚部34Bが、前述したベース板31に形成された係止片31Dの変形阻止面31D2によりシート外方側からあてがえられて支えられた状態とされているために、上記の荷重を受けてもシート幅方向には変形しないようになっている。これにより、上記変形が阻止されたストッパリンク34によって、シートバック2の前倒れ回転が、定位置で強く受け止められるようになっている。
そして、上記シートバック2の前倒れ回転が図18に示した前傾位置に係止された状態となった後、使用者によって更にF/Dレバー1C(図1参照)の操作が行われることにより、図19に示すように、解除ケーブル38が牽引操作されて、操作リンク33が下方側に引き込み操作される。これにより、ストッパリンク34も操作リンク33に連れられる格好で一緒に回転操作されて、上述した受止面34Aが受止ピン32Aを支えていた状態から外される。これにより、受止リンク32がストッパリンク34によって回転止めされていた状態が解除されて、受止リンク32も第1附勢ばね36Bの附勢力によって、受止ピン32Aを下方側に退避させるように回転操作される。これにより、シートバック2の前傾位置での係止状態が解かれて、シートバック2が前述した大倒し位置まで倒し込まれるようになっている。
続いて、図20〜図21を参照しながら、前述した動作機構20やストッパ機構30を、シートクッション3のサイドフレーム3FS(厚板パーツ3FSb)の内外の各側面上に組み付けるための組付構造について説明する。上述した動作機構20やストッパ機構30は、シートクッション3のサイドフレーム3FSに対して、これを両側から挟み込むように互いに一体化された状態に組み付けられた状態とされている。具体的には、図20に示すように、上記動作機構20とストッパ機構30とは、ストッパ機構30のベース板31に予め一体的に結合された状態として設けられたボルト軸31A1が、シートクッション3のサイドフレーム3FSに空けられた貫通孔3FSg2と動作機構20の固定板25に空けられた貫通孔25Fとに跨って通されてその先がナット31C1により締結されることにより、シートクッション3のサイドフレーム3FSを両側から挟み込むように、サイドフレーム3FSに一体的に組み付けられた状態とされている。ここで、上述したシートクッション3のサイドフレーム3FSを構成する厚板パーツ3FSbが本発明の「シートフレーム」に相当し、固定板25が本発明の「第1の機構部品」に相当し、ベース板31が本発明の「第2の機構部品」に相当する。
また、上記動作機構20は、その固定板25に予め一体的に結合された状態として設けられたボルト軸25Cが、シートクッション3のサイドフレーム3FSに空けられた別の貫通孔3FSg1に通されてその先がナット25Dにより締結されることにより、同部位も、シートクッション3のサイドフレーム3FSに一体的に結合された状態とされている。また、ストッパ機構30も、そのベース板31に予め一体的に結合された状態として設けられた別のボルト軸31A2が、シートクッション3のサイドフレーム3FSに空けられた別の貫通孔3FSg3に通されてその先がナット31C2により締結されることにより、同部位が、シートクッション3のサイドフレーム3FSに一体的に結合された状態とされている。
詳しくは、上述した動作機構20やストッパ機構30は、先ず、動作機構20の固定板25に貫通形成された2個の各ダボ孔25Eを、シートクッション3のサイドフレーム3FSに押し出し成形された2個の各ダボ3FSg5に押し込んでこれらを互いに一体的に嵌合させた状態にしてから、上述した各ボルト軸31A1,25C,31A2と各ナット31C1,25D,31C2との締結により、互いやシートクッション3のサイドフレーム3FSに対して一体的に本固定された状態に組み付けられるようになっている。このような組み付け構造となっていることにより、動作機構20の固定板25を、先ず、シートクッション3のサイドフレーム3FSに対して、上述した各ダボ孔25Eとダボ3FSg5との嵌合構造によって精度良く位置決めした状態に組み付けた状態としてから、この位置決めされた動作機構20の固定板25に対して、ストッパ機構30のベース板31を組み付けられるようになっている。ここで、上述した各ダボ孔25Eと各ダボ3FSg5との嵌合構造が、本発明の「凹凸の嵌合部」に相当する。
したがって、シートバック2の前倒れ回転する動きを拾って車両用シート1のスライドロック状態を解除するという、シートクッション3のサイドフレーム3FSに対する高い位置決め精度が要求される動作機構20の固定板25を、シートクッション3のサイドフレーム3FSに対して精度良く位置決めした状態に組み付けることができる。また、シートバック2の前倒れ回転を、上述した動作機構20を動作させた後の前傾姿勢となる位置に係止させるという、動作機構20に対する高い位置決め精度が要求されるストッパ機構30のベース板31を、動作機構20の固定板25に対して精度良く位置決めした状態に組み付けることができる。
また、上述したように、動作機構20の固定板25が、シートクッション3のサイドフレーム3FSに対して、各ダボ孔25Eと各ダボ3FSg5との嵌合構造によって精度良く位置決めされた状態に組み付けられる構成となっていることから、固定板25に結合されたボルト軸25Cを通すためのサイドフレーム3FSに空けられる貫通孔3FSg1を、バラつきを見込んだ公差範囲を小さく絞った形に形成することができ、固定板25をサイドフレーム3FSに対してより強固に結合することができる。また、ストッパ機構30のベース板31に結合されたボルト軸31A1を通すためのサイドフレーム3FSに空けられる貫通孔3FSg2や動作機構20の固定板25に空けられる貫通孔25Fについても、これらをバラつきを見込んだ公差範囲を小さく絞った形に形成することができ、固定板25をサイドフレーム3FSやストッパ機構30のベース板31に対してより強固に結合することができる。
また、上述した各ダボ孔25Eと各ダボ3FSg5との嵌合構造のうち、板厚方向に押し出されて形成されるダボ3FSg5を、板厚の厚いサイドフレーム3FSの厚板パーツ3FSbに対して形成する構成としたことにより、各ダボ3FSg5を適切に突出させた形に形成することができ、各ダボ孔25Eとの良好な嵌合状態を得ることができる。なお、図20に示すように、上述したシートクッション3のサイドフレーム3FSには、これにストッパ機構30のベース板31を組み付けた際に、第2回転軸37Aの頭部との干渉を回避するための逃がし孔3FSg5が貫通形成されている。
以上、本発明の実施形態を1つの実施例を用いて説明したが、本発明は上記実施例のほか各種の形態で実施することができるものである。例えば、本発明のシートフレームに両挟み状に組み付けられる2つの機構部品は、上記実施例で示したシートクッション3のサイドフレーム3FSに組み付けられる動作機構20やストッパ機構30の構成部品のほか、シートフレームに組み付けられる各種の機構部品をその適用対象とすることができるものである。なお、本発明のシートフレームは、シートクッションの構成フレームのほか、シートバックの構成フレームや、シートバックやシートクッションをフロアに対して支持するベースの構成フレームであってもよい。
また、上記実施例では、本発明の凹凸の嵌合部に相当するものとして、シートフレーム(サイドフレーム3FS)に形成された凸部(2個のダボ3FSg5)と、一方の機構部品(動作機構20の固定板25)に形成された凹部(2個のダボ孔25E)との嵌合構造を例示したが、シートフレームに凹部を形成し、一方の機構部品に凸部を形成する構成であってもよい。また、凹凸の嵌合部は、シートフレームと一方の機構部品との間に1箇所にのみ設けられる構成であってもよい。この場合には、凹凸の嵌合部の形状を、円形以外の形にすることで、1箇所のみの嵌合であっても、回転方向の位置決めも行えるようにすることができる。また、本発明のボルト軸(ボルト軸31A1)は、上記実施例で示したように、2つの機構部品のどちらか一方(ベース板31)に予め一体的に結合された状態として設けられるものであっても、2つの機構部品に貫通して差し込まれて組み付けられるものであっても、どちらでも構わない。
1 車両用シート
1A W/Iレバー
1B クッションレバー
1C F/Dレバー
2 シートバック
2F シートバックフレーム
2FS サイドフレーム
2FSa 薄板パーツ
2FSb 厚板パーツ
2FSc 係止部
2FA アッパフレーム
2FB 補強パイプ
3 シートクッション
3F シートクッションフレーム
3FS サイドフレーム(シートフレーム)
3FSa 薄板パーツ
3FSb 厚板パーツ
3FSc 補強板
3FSd 前倒れストッパ
3FSe 後倒れストッパ
3FSf オフセット部
3FSg1 貫通孔
3FSg2 貫通孔
3FSg3 貫通孔
3FSg4 逃がし孔
3FSg5 ダボ(凹凸の嵌合部)
3FF フロントフレーム
3FR リヤフレーム
4 ヘッドレスト
5 リクライニング装置
5A 操作軸
5B 操作アーム
5C 板ブラケット
5D Eリング
5E 解除ケーブル
6 スライド装置
6A 解除レバー
7 渦巻きばね
7A ばね掛板
7A1 掛部
7B ばね掛板
7B1 ばね掛凹部
10 検知機構
11 操作リンク
11A 蹴られ部
11A1 前部
11A2 後部
11B 押し部
11B1 外周面
12 ブラケット
12A 凹部
12B 前部
12C 後部
12D ばね掛凹部
12E 拡張凹部
12F 押され部
13 引張ばね
20 動作機構
21 出力リンク
21A 支軸
21B 係止アーム
21B1 係止片
21C 操作アーム
22 中間リンク
22A 連結軸
22B 蹴ピン
23 保持ばね
24 押圧ばね
25 固定板(第1の機構部品)
25A 係止片
25B ケーブル掛片
25C ボルト軸
25D ナット
25E ダボ孔(凹凸の嵌合部)
25F 貫通孔
26 ケーブル
30 ストッパ機構
31 ベース板(第2の機構部品)
31A1 ボルト軸
31A2 ボルト軸
31C1 ナット
31C2 ナット
31B ばね掛部
31D 係止片
31D1 係止面
31D2 変形阻止面
31D2a ガイド面
31D3 溝部
31E ケーブル掛部
32 受止リンク
32A 受止ピン
32B ばね掛溝
33 操作リンク
33A 凹部
33B 長孔
33C ばね掛部
34 ストッパリンク
34A 受止面
34B 脚部
34C ばね掛溝
34D 凸部
35 押さえ板
36A 第1回転軸
36B 第1附勢ばね
37A 第2回転軸
37B 第2附勢ばね
38 解除ケーブル

Claims (1)

  1. シートフレームに対して2つの機構部品が両挟み状に組み付けられるシートフレーム構造であって、
    前記2つの機構部品は、これらと前記シートフレームに形成された孔とに跨って通されるボルト軸の締結により互いに一体的な状態となって前記シートフレームに組み付けられる構成とされており、
    前記2つの機構部品の一方と前記シートフレームとの間には、互いに組み付けられる方向に嵌合する凹凸の嵌合部が形成されており、
    前記2つの機構部品の他方は、前記凹凸の嵌合部の嵌合により前記シートフレームに位置決めされた状態に組み付けられた状態とされる前記一方の機構部品に対して、前記ボルト軸の締結により一体的に組み付けられた状態とされており、
    前記一方の機構部品は、シートバックの前倒れ回転に伴い押し回されて車両用シートのフロアに対するスライドロック状態を解除する動作機構の部品として構成されており、
    前記他方の機構部品は、前記シートバックの前倒れ回転を、前記一方の機構部品を動作させた後の前傾姿勢となる位置にて係止させることができ、かつ、該係止させた状態を解除することができる可動式のストッパ機構の部品として構成されていることを特徴とするシートフレーム構造。
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