JP6839069B2 - 回転電機 - Google Patents

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Description

本発明は、回転電機に関するものである。
従来、ハイブリッド自動車や電気自動車の動力源として回転電機が使用されている。回転電機は、スロットを有するステータコアと、一部がスロット内に配置されてステータコアに装着されるコイルと、を有する。コイルは、芯線が絶縁性の皮膜により覆われた複数の導体により形成される。
ところで、近年は回転電機の高出力化等により、コイルの発熱が大きくなる場合がある。したがって、回転電機を効果的に冷却する方法が種々検討されている。
例えば特許文献1には、コイルエンド部を含むステータと、コイルエンド部から引き出された動力線と、動力線を一体に覆うモールド部とを備え、モールド部には、複数の動力線間を通るように貫通孔が形成される回転電機の冷却構造が記載されている。特許文献1に記載の技術によれば、動力線からモールド部に伝わった熱をモールド部から効率良く放熱させることができ、ステータの冷却性能を向上させることができるとされている。
特開2008−312324号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載の技術にあっては、モールド部を形成し、さらに貫通孔を形成する必要があるため、金型が高コストなうえ部品構成が複雑となるおそれがある。したがって、従来技術にあっては、低コストかつ簡単な構成で冷却を行うことができる回転電機の提供という点で課題があった。
そこで、本発明は、上記事情に鑑みたものであって、従来技術と比較して低コストかつ簡単な構成で冷却を行うことができる回転電機を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、請求項1に記載の発明に係る回転電機(例えば後述の実施形態の回転電機1)は、環状のステータコア(例えば後述の実施形態のステータコア11)と、前記ステータコアに装着され前記ステータコアの軸方向に突出するコイルエンド(例えば後述の実施形態のコイルエンド15A,15B)を備える巻線(例えば後述の実施形態の巻線12)と、を有するステータ(例えば後述の実施形態のステータ3)と、前記コイルエンドを鉛直方向における上方から覆う上方体(例えば後述の実施形態の第二カバー7B)と、所定方向に向かって冷媒を供給する冷媒供給手段(例えば後述の実施形態の冷媒供給手段6)と、を備え、前記冷媒供給手段は、少なくとも前記上方体に向かって前記冷媒を供給し、前記上方体は、前記ステータの前記巻線と電気的に接続された導電部材(例えば後述の実施形態の三相バスバー8)を覆う絶縁カバーであり、前記導電部材は、前記コイルエンドよりも上方に配置された三相バスバー(例えば後述の実施形態の三相バスバー8)であり、前記上方体は、前記三相バスバーを下方から覆うとともに、前記コイルエンドを上方から覆い、径方向に面する板状に形成された本体部(例えば後述の実施形態の本体部70)と、前記本体部から下方に向かって立設され、前記ステータコアの周方向に面し、前記コイルエンドに対応して前記軸方向に張り出す第一壁部(例えば後述の実施形態の第一壁部71)と、前記本体部から下方に向かって立設され、前記軸方向に面し、前記コイルエンドの前記軸方向の端部よりも前記軸方向の内側であって、前記ステータコアよりも前記軸方向の外側に配置され、前記周方向における一方側の縁部が前記第一壁部と接続された第二壁部(例えば後述の実施形態の第二壁部72)と、前記本体部から下方に向かって立設され、前記軸方向に面し、前記コイルエンドの前記軸方向の端部に対応した位置に配置され、前記周方向における一方側の縁部が前記第一壁部と接続された第三壁部(例えば後述の実施形態の第三壁部73)と、を有し、前記冷媒供給手段は、少なくとも前記上方体の前記第一壁部に向かって前記冷媒を吐出することを特徴としている。
また、請求項に記載の発明に係る回転電機は、前記巻線は、互いに接続されて使用される複数のセグメントコイル(例えば後述の実施形態のセグメントコイル14)により形成され、前記コイルエンドは、複数の前記セグメントコイルが接続された接続部(例えば後述の実施形態の接続部14c)を含み、前記上方体は、前記接続部を含む前記コイルエンドを鉛直方向における上方から覆っていることを特徴としている。
本発明の請求項1に記載の回転電機によれば、巻線のコイルエンドを鉛直方向における上方から覆う上方体と、所定方向に向かって冷媒を供給する冷媒供給手段と、を備え、冷媒供給手段は、少なくとも上方体に向かって冷媒を供給するので、冷媒供給手段から供給された冷媒は、上方体に付着した後、重力により落下して下方のコイルエンドに供給される。これにより、冷媒はコイルエンドから浸透して巻線およびステータコアを冷却することができる。このように、本発明の回転電機によれば、上方体に向かって冷媒を供給するだけで巻線を含むステータの冷却ができるので、従来技術と比較して低コストかつ簡単な構成で冷却を行うことができる。
また、本発明の回転電機を例えばハイブリッド自動車や電気自動車等の車両に適用した場合にあっては、例えば登坂時等の車両が傾斜した状態であっても、冷媒供給手段から供給された冷媒は、上方体に付着した後、上方体によりガイドされてコイルエンドへ確実に供給される。したがって、本発明によれば、回転電機の姿勢による冷却への影響が抑制された、高性能な回転電機とすることができる。
また、上方体は、ステータの巻線と電気的に接続された導電部材を覆う絶縁カバーであるので、導電部材を覆う既存の絶縁カバーを上方体とすることができる。したがって、本発明の回転電機によれば、冷却のために新たに部品を設ける必要がないので、従来技術と比較して低コストかつ簡単な構成で冷却を行うことができる。
また、上方体は、周方向に面し、コイルエンドに対応して軸方向に張り出す第一壁部を有しているので、冷媒供給手段から供給された冷媒は、上方体の第一壁部に付着した後、重力により第一壁部に沿って落下して下方のコイルエンドに供給される。したがって、上方体に供給された冷媒を確実にコイルエンドに供給することができる。
また、上方体は、軸方向に面し、コイルエンドよりも軸方向の内側であって、ステータコアよりも軸方向の外側に配置される第二壁部を有しているので、冷媒供給手段から供給された冷媒は、上方体の第二壁部に付着した後、重力により第二壁部に沿って落下して下方のコイルエンドに供給される。したがって、上方体に供給された冷媒を確実にコイルエンドに供給することができる。
また、上方体は、軸方向に面し、コイルエンドの軸方向の端部に対応した位置に配置される第三壁部を有しているので、冷媒供給手段から上方体に供給された冷媒は、コイルエンドよりも軸方向の外側への飛沫が抑制されるとともに、重力により第三壁部に沿って落下して下方のコイルエンドに供給される。したがって、上方体に供給された冷媒を確実にコイルエンドに供給することができる。
本発明の請求項に記載の回転電機によれば、コイルエンドは、複数のセグメントコイルが接続された接続部を含み、上方体は、接続部を含むコイルエンドを鉛直方向における上方から覆っているので、コイルエンドのうち渡り部よりも発熱しやすい接続部に冷媒を供給することができる。したがって、本発明によれば、巻線を効率よく冷却することができる。
実施形態に係る回転電機の概略構成を示す断面図である。 ステータの一部を示す断面図である。 セグメントコイルを示す斜視図である。 ケース内における軸方向からみたバスバーカバー周辺の平面図である。 ケース内におけるバスバーカバー周辺の斜視図である。
以下、本発明の各実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、実施形態に係る回転電機の概略構成を示す断面図である。
図1に示すように、実施形態に係る回転電機1は、ケース2と、ステータ3と、ロータ4と、出力シャフト5と、冷媒供給手段6と、バスバーカバー7とを備える。
本実施形態の回転電機1は、例えばハイブリッド自動車や電気自動車のような車両に搭載される走行用モータである。ただし、本実施形態の構成は、上記例に限られず、車両に搭載される発電用モータ等のその他の用途のモータにも適用可能である。また、本実施形態の構成は、車両に搭載される以外の回転電機であって、発電機を含むいわゆる回転電機全般に適用可能である。
なお、以下の説明では、ロータ4の回転中心の軸線Cに沿う方向を軸方向といい、軸線Cに直交する方向を径方向といい、軸線C周りの方向を周方向という場合がある。また、以下の説明では、上下方向は、鉛直方向の上下方向と一致している。
ロータ4は、例えば、ロータコアと、ロータコアに取り付けられた磁石とを有し、ステータ3の内側で回転駆動される。
出力シャフト5は、ロータ4に接続されて、ロータ4の回転を駆動力として出力する。
ステータ3は、環状に形成されて、例えばケース2の内周面に取り付けられている。ステータ3は、ステータコア11と、ステータコア11に取り付けられた巻線12とを有し、ロータ4に対して回転磁界を作用させる。
図2は、ステータの一部を示す断面図である。なお、図2においては、ステータ3を分かりやすくするためにロータ4を二点鎖線で図示している。
図2に示すように、ステータ3は、ステータコア11と、巻線12とを備える。なお、ステータ3には、スロット23内において例えばワニス等の充填固着物がさらに備えられる場合があるが、本願においては説明の便宜上、図示および説明を省略する。
ステータコア11は、ロータ4を囲む環状に形成されている。ステータコア11は、複数枚の電磁鋼板が軸方向に積層されることで形成される。なお、ステータコア11は、例えば周方向に分割された複数のピースが互いに連結されることで形成される分割型ステータコアであってもよい。
ステータコア11は、環状のヨーク部21と、複数のティース部22と、複数のスロット23とを有する。複数のティース部22は、ヨーク部21からステータコア11の径方向の内側に向けて突出している。各スロット23は、ステータコア11の周方向において互いに隣り合う2つのティース部22の間に形成されている。このため、複数のスロット23は、ステータコア11の周方向に並んで配置されている。各スロット23は、ステータコア11の軸方向にステータコア11を貫通している。本実施形態のスロット23は、径方向の内側が開放されたオープンスロットである。なお、本実施形態の構成は、これに限られず、径方向の内側が閉じられたクローズドスロットにも適用可能である。
巻線12は、ステータコア11のスロット23に収容されて、ステータコア11に装着されている。巻線12は、U相、V相およびW相からなる三相コイルである。本実施形態の巻線12は、互いに接続されて使用される複数のセグメントコイル14によって形成されている。
図3は、セグメントコイルを示す斜視図である。なお、図3では、1つのセグメントコイル14を図示しており、同一のスロット23に収容されるもう1つのセグメントコイルは図示を省略している。また、図3においては、ステータコア11を透過して図示している。
図3に示すように、セグメントコイル14は、複数(例えば4つ)のセグメント導体14Aにより形成される。セグメント導体14Aの芯線は、例えば平角線である。
セグメント導体14Aは、直線状に形成された一対の挿入部14aと、渡り部14bと、一対の接続部14cとを有する。一対の挿入部14aは、例えば不図示の絶縁紙に覆われた状態で互いに異なるスロット23に分けて収容される。複数のセグメントコイル14は、ステータコア11の周方向において、U相、U相、V相、V相、W相、W相、U相、U相・・・の順に配列されている。
渡り部14bは、一対の挿入部14aの一端を接続している。渡り部14bは、スロット23の外部であって、軸方向の一方(本実施形態では後述のバスバーカバー7が配置される側とは反対側)に配置される。
接続部14cは、一対の挿入部14aの他端であって、挿入部14aに対して渡り部14bとは反対側に位置する。接続部14cは、スロット23の外部であって、軸方向の他方(本実施形態では後述のバスバーカバー7が配置される側)に配置される。接続部14cは、他のセグメントコイル14の接続部14cとTIG溶接やレーザ溶接等で接合される。これにより、複数のセグメントコイル14は、順次連結されている。なお、接合された接続部14cには、紛体絶縁による塗装が施される。これにより、接続部14cは、電気的絶縁が確保される。
渡り部14bおよび接続部14cは、それぞれステータコア11の軸方向に突出するコイルエンド15A,15Bとなっている。
図1に示すように、上述のように構成されたステータ3およびロータ4は、ケース2に収容されている。ケース2は、例えばステータ3およびロータ4を収容可能な筒状に形成されている。ケース2には、後述の冷媒供給手段6から吐出される冷媒が通流する不図示の冷媒通路が形成されている。
図4は、ケース内における軸方向からみたバスバーカバー周辺の平面図である。
図5は、ケース内におけるバスバーカバー周辺の斜視図である。
なお、図4および図5は、ケース2の一部の図示を省略しており、ケース2の内部であって巻線12の接続部14c側から見た状態を図示している。
図4および図5に示すように、ケース2内には、冷媒供給手段6と、バスバーカバー7と、が設けられている。
冷媒供給手段6は、ケース2に形成された不図示の冷媒通路と連通するパイプ状の部材である。冷媒供給手段6は、接続部14c側のコイルエンド15Bおよびステータコア11よりも上方において、軸方向に沿って延びるように設けられている。また、図示および詳細な説明は省略するが、冷媒供給手段6は、渡り部14b側においても同様に設けられている。すなわち、冷媒供給手段6は、渡り部14b側において、渡り部14b側のコイルエンド15Aおよびステータコア11よりも上方において、軸方向に沿って延びるように設けられている。
冷媒供給手段6の先端61は、コイルエンド15Bの軸方向の端部よりも軸方向の内側であって、ステータコア11よりも軸方向の外側に配置される。冷媒供給手段6の先端61には、例えばメカポンプや電動ポンプ等により冷媒通路を循環する冷媒を吐出可能な吐出孔が形成されている。吐出孔は、冷媒供給手段6の先端61において、冷媒供給手段6の径方向に開口して設けられている。これにより、冷媒は、冷媒供給手段6の先端61から、複数方向(請求項の「所定方向」に相当)に放射状に吐出される。冷媒は、例えばATF(Automatic Transmission Fluid:自動変速機油)等の潤滑油である。
バスバーカバー7は、U相、V相およびW相の三相の巻線12と接続される三相バスバー8を覆う絶縁カバーである。バスバーカバー7は、例えば絶縁性を有する樹脂材料により形成されている。バスバーカバー7は、軸方向から見て、冷媒供給手段6よりも周方向における反時計回り方向側(以下「CCW側」という。)にわずかにずれた位置に配置されている。
本実施形態においては、バスバーカバー7は、三相バスバー8を上方から覆う板状の第一カバー7Aと、三相バスバー8を下方から覆う第二カバー7B(請求項の「上方体」に相当)と、を有している。第一カバー7Aと第二カバー7Bとは、例えばスナップフィットにより係合されて互いに固定されている。
バスバーカバー7の第二カバー7Bは、コイルエンド15Bを重力方向における上方から覆うように配置されている。第二カバー7Bは、本体部70と、第一壁部71と、第二壁部72と第三壁部73と、を有する。
本体部70は、径方向に面する板状に形成されている。本体部70は、三相バスバー8を下方から覆うとともに、コイルエンド15Bを重力方向における上方から覆っている。
第一壁部71は、平面視で略矩形の板状に形成されている。第一壁部71は、第二カバー7Bの本体部70から下方に向かって立設されている。第一壁部71は、周方向に面しており、コイルエンド15Bに対応して軸方向に沿って張り出している。第一壁部71の軸方向における外側の縁部は、コイルエンド15Bの軸方向の端部に対応した位置に配置されている。
第二壁部72は、平面視でCCW側に長辺を有し周方向における時計回り方向側(以下「CW側」という。)に短辺を有する略台形の板状に形成されている。第二壁部72は、第二カバー7Bの本体部70から下方に向かって立設されている。第二壁部72は、軸方向に面しており、周方向に沿って張り出している。第二壁部72は、周方向におけるCCW側の縁部が第一壁部71と接続されている。第二壁部72は、コイルエンド15Bの軸方向の端部よりも軸方向の内側であって、ステータコア11よりも軸方向の外側に配置される。本実施形態においては、第二壁部72は、ステータコア11に対してわずかに隙間をあけた状態で、ステータコア11よりも軸方向の外側に配置されている。
第三壁部73は、平面視で略矩形の板状に形成されている。第三壁部73は、第二カバー7Bの本体部70から下方に向かって立設されている。第三壁部73は、軸方向に面しており、第二壁部72と略平行となるように周方向に沿って張り出している。第三壁部73は、周方向におけるCCW側の縁部が第一壁部71と接続されている。
ここで、冷媒供給手段6の先端61から複数方向に放射状に吐出される冷媒の一部は、図4および図5における矢印Fのように、バスバーカバー7の第二カバー7Bにおける本体部70および第一壁部71に向かって吐出されるように設定されている。
冷媒供給手段6から本体部70および第一壁部71に向かって吐出された冷媒は、本体部70および第一壁部71に付着する。その後、本体部70および第一壁部71に付着した冷媒は、重力により落下して、第一壁部71、第二壁部72および第三壁部73の表面を沿って移動し、下方のコイルエンド15Bに供給される。
また、本体部70および第一壁部71に向かって吐出された冷媒が飛沫した場合であっても、軸方向に面して配置された第二壁部72および第三壁部73に付着し、冷媒の軸方向の飛沫が抑制される。その後、第二壁部72および第三壁部73に付着した冷媒は、重力により落下して、第二壁部72および第三壁部73の表面を沿って移動し、下方のコイルエンド15Bに供給される。コイルエンド15Bに供給された冷媒は、コイルエンド15Bから浸透して巻線12およびステータコア11を冷却する。
本実施形態の回転電機1によれば、巻線12のコイルエンド15Bを鉛直方向における上方から覆うバスバーカバー7の第二カバー7Bと、所定方向に向かって冷媒を供給する冷媒供給手段6と、を備え、冷媒供給手段6は、第二カバー7Bに向かって冷媒を供給するので、冷媒供給手段6から供給された冷媒は、第二カバー7Bに付着した後、重力により落下して下方のコイルエンド15Bに供給される。これにより、冷媒はコイルエンド15Bから浸透して巻線12およびステータコア11を冷却することができる。このように、本実施形態の回転電機1によれば、第二カバー7Bに向かって冷媒を供給するだけで巻線12を含むステータ3の冷却ができるので、従来技術と比較して低コストかつ簡単な構成で冷却を行うことができる。
また、本実施形態の回転電機1を例えばハイブリッド自動車や電気自動車等の車両に適用した場合にあっては、例えば登坂時等の車両が傾斜した状態であっても、冷媒供給手段6から供給された冷媒は、第二カバー7Bに付着した後、第二カバー7Bによりガイドされてコイルエンド15Bへ確実に供給される。したがって、本実施形態によれば、回転電機1の姿勢による冷却への影響が抑制された、高性能な回転電機1とすることができる。
本実施形態の回転電機1によれば、第二カバー7Bは、ステータ3の巻線12と電気的に接続された三相バスバー8を覆う絶縁カバーであるので、三相バスバー8を覆う既存の絶縁カバーを第二カバー7Bとすることができる。したがって、本実施形態の回転電機1によれば、冷却のために新たに部品を設ける必要がないので、従来技術と比較して低コストかつ簡単な構成で冷却を行うことができる。
本実施形態に記載の回転電機1によれば、バスバーカバー7の第二カバー7Bは、周方向に面し、コイルエンド15Bに対応して軸方向に張り出す第一壁部71を有しているので、冷媒供給手段6から供給された冷媒は、第二カバー7Bの第一壁部71に付着した後、重力により第一壁部71に沿って落下して下方のコイルエンド15Bに供給される。したがって、第二カバー7Bに供給された冷媒を確実にコイルエンド15Bに供給することができる。
本実施形態の回転電機1によれば、バスバーカバー7の第二カバー7Bは、軸方向に面し、コイルエンド15Bよりも軸方向の内側であって、ステータコア11よりも軸方向の外側に配置される第二壁部72を有しているので、冷媒供給手段6から供給された冷媒は、第二カバー7Bの第二壁部72に付着した後、重力により第二壁部72に沿って落下して下方のコイルエンド15Bに供給される。したがって、第二カバー7Bに供給された冷媒を確実にコイルエンド15Bに供給することができる。
本実施形態の回転電機1によれば、バスバーカバー7の第二カバー7Bは、軸方向に面し、コイルエンド15Bの軸方向の端部に対応した位置に配置される第三壁部73を有しているので、冷媒供給手段6から第二カバー7Bに供給された冷媒は、コイルエンド15Bよりも軸方向の外側への飛沫が抑制されるとともに、重力により第三壁部73に沿って落下して下方のコイルエンド15Bに供給される。したがって、第二カバー7Bに供給された冷媒を確実にコイルエンド15Bに供給することができる。
本実施形態の回転電機によれば、コイルエンド15Bは、複数のセグメントコイル14が接続された接続部14cを含み、バスバーカバー7の第二カバー7Bは、接続部14cを含むコイルエンド15Bを鉛直方向における上方から覆っているので、コイルエンド15Bのうち渡り部14bよりも発熱しやすい接続部14cに冷媒を供給することができる。したがって、本実施形態によれば、巻線12を効率よく冷却することができる。
なお、本発明の技術範囲は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
上述の実施形態では、回転電機1の巻線12は、互いに連結されて使用される複数のセグメントコイル14によって形成されていたが、この形態には限定されない。したがって、回転電機のコイルは、銅線による集中巻や分布巻であってもよい。
上述の実施形態では、バスバーカバー7の第二カバー7Bは、接続部14cを含むコイルエンド15Bを鉛直方向における上方から覆っていたが、渡り部14bを含むコイルエンド15A側にも鉛直方向における上方から覆う上方体を設けてもよい。
また、上述の実施形態では、接続部14cを含むコイルエンド15Bを鉛直方向における上方から覆う上方体として、バスバーカバー7の第二カバー7Bを採用したが、上方体は第二カバー7Bに限定されることはなく、別部材として設けてもよい。ただし、本実施形態では、既存の部品であるバスバーカバー7の形状を変更するだけでよく、上方体として新たに部品を追加する必要がないという点で優位性がある。
また、上方体である第二カバー7Bは、三相バスバー8を覆う絶縁カバーであったが、例えば端子等の他の導電部材を覆う絶縁カバーを上方体としてもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上述した各実施形態および各変形例を適宜組み合わせてもよい。
1 回転電機
6 冷媒供給手段
7 バスバーカバー
7B 第二カバー(上方体)
8 三相バスバー(導電部材)
11 ステータコア
12 巻線
14 セグメントコイル
14c 接続部
15A コイルエンド
15B コイルエンド
71 第一壁部
72 第二壁部
73 第三壁部

Claims (2)

  1. 環状のステータコアと、前記ステータコアに装着され前記ステータコアの軸方向に突出するコイルエンドを備える巻線と、を有するステータと、
    前記コイルエンドを鉛直方向における上方から覆う上方体と、
    所定方向に向かって冷媒を供給する冷媒供給手段と、
    を備え、
    前記冷媒供給手段は、少なくとも前記上方体に向かって前記冷媒を供給し、
    前記上方体は、前記ステータの前記巻線と電気的に接続された導電部材を覆う絶縁カバーであり、
    前記導電部材は、前記コイルエンドよりも上方に配置された三相バスバーであり、
    前記上方体は、
    前記三相バスバーを下方から覆うとともに、前記コイルエンドを上方から覆い、径方向に面する板状に形成された本体部と、
    前記本体部から下方に向かって立設され、前記ステータコアの周方向に面し、前記コイルエンドに対応して前記軸方向に張り出す第一壁部と、
    前記本体部から下方に向かって立設され、前記軸方向に面し、前記コイルエンドの前記軸方向の端部よりも前記軸方向の内側であって、前記ステータコアよりも前記軸方向の外側に配置され、前記周方向における一方側の縁部が前記第一壁部と接続された第二壁部と、
    前記本体部から下方に向かって立設され、前記軸方向に面し、前記コイルエンドの前記軸方向の端部に対応した位置に配置され、前記周方向における一方側の縁部が前記第一壁部と接続された第三壁部と、
    を有し、
    前記冷媒供給手段は、少なくとも前記上方体の前記第一壁部に向かって前記冷媒を吐出することを特徴とする回転電機。
  2. 請求項1に記載の回転電機であって、
    前記巻線は、互いに接続されて使用される複数のセグメントコイルにより形成され、
    前記コイルエンドは、複数の前記セグメントコイルが接続された接続部を含み、
    前記上方体は、前記接続部を含む前記コイルエンドを鉛直方向における上方から覆っていることを特徴とする回転電機。
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