JP6823823B2 - 荷電粒子ビーム描画装置、その制御方法および補正描画データ作成方法 - Google Patents

荷電粒子ビーム描画装置、その制御方法および補正描画データ作成方法 Download PDF

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Description

本発明は、露光段階において荷電粒子ビームを利用して被照射体の表面にパターンを形成するための荷電粒子描画装置、その制御方法および補正描画データ作成方法に関する。
マルチビームを利用するマルチビームリソグラフィは、従来から開発されてきた。マルチビームリソグラフィは、例えばシリコンウエハなどの被照射体上にパターンを形成するために利用される。
マルチビームリソグラフィを実現するため、マルチビームを用いた電子線描画装置が用いられている。この電子線描画装置は電子線を生成する電子線生成部と、電子線から複数の微小ビームを含むマルチビームを生成するアパーチャ装置と、マルチビームを偏向させて被照射体へ照射する偏向装置とを備え、アパーチャ装置と偏向装置との間にブランキング装置が設けられている。
このうちブランキング装置はアパーチャ装置で生成されたマルチビームのうち、所望の微小ビームを外方へ放出し、他の微小ビームを偏向装置へ導くものであり、このブランキング装置によってマルチビームのブランキング密度(微小ビームのオン/オフ密度)を0%〜100%へ変化させることができる。外方へ放出されたビームは、ブランキング装置の下方に設けられた吸収プレートにより吸収される。
ところで、本願発明者は、鋭意研究を重ねた結果、各微少ビーム間に生じるクーロン力や、吸収プレートにより吸収される微少ビームが起因となる電磁場の変動により吸収プレートを通過する微少ビームが歪んでしまうことを発見した。ここで、微少ビームの被照射物への照射量は、被照射物への描画パターンに応じて変動するため、微少ビーム間に生じるクーロン力や、吸収プレートが起因となる電磁場もその都度変動する。そのため、微少ビームの歪みは、荷電粒子ビームの照射処理中においてマルチビームのブランキング密度が変わる度に変動することとなり、これによっても被照射物に対して適正な位置に、適正なドーズ量のマルチビームを照射することができなくなる場合がある、ことが新たに分かった。
しかしながら従来より電子線描画装置の描画中にマルチビームのブランキング密度の変化してによりマルチビームの微小ビームが歪み、これによって被照射物への描画パターンが歪む問題を解決する技術は開発されていない。
特開2010−123966号公報
本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、描画中にマルチビームのブランキング密度の変化によって、描画パターンが歪む問題を解決することができる荷電粒子ビーム描画装置、その制御方法および補正描画データ作成方法を提供することを目的とする。
本発明は、荷電粒子ビームを生成する荷電粒子ビーム生成部と、前記荷電粒子ビームを通過させて複数の微小ビームを含むマルチビームを生成するとともに、複数の開口を有するアパーチャを含むアパーチャ装置と、前記マルチビームを偏向させて被照射体へ照射する電子レンズを含む偏向装置と、前記アパーチャ装置と前記偏向装置との間に介在され、所定の微小ビームを外方へ除去し、他の微小ビームを前記偏向装置へ導くブランキング装置と、これら電子ビーム生成部、前記アパーチャ装置、前記偏向装置および前記ブランキング装置を制御する制御装置とを備え、前記制御装置は複数の頂点をもつ多角形を含む描画データからパターン面積密度マップを求め、予め求められたパターン面積密度マップと各頂点の位置ずれとの関係に基づいて、前記描画データの各頂点に対して各頂点の移動量を計算し、描画データの各辺を頂点の移動量で移動して補正描画データを作成し、この補正描画データに基づいて描画することを特徴とする荷電粒子ビーム描画装置である。
本発明は、荷電粒子ビームを生成する荷電粒子ビーム生成部と、前記荷電粒子ビームを通過させて複数の微小ビームを含むマルチビームを生成するとともに、複数の開口を有するアパーチャを含むアパーチャ装置と、前記マルチビームを偏向させて被照射体へ照射する電子レンズを含む偏向装置と、前記アパーチャ装置と前記偏向装置との間に介在され、所定の微小ビームを外方へ除去し、他の微小ビームを前記偏向装置へ導くブランキング装置と、これら電子ビーム生成部、前記アパーチャ装置、前記偏向装置および前記ブランキング装置を制御する制御装置とを備え、前記制御装置は複数の頂点をもつ多角形を含む描画データからパターン面積密度マップを求め、予め求められたパターン面積密度マップと各辺の位置ずれとの関係に基づいて、前記描画データの各辺に対してその移動量を計算し、描画データの各辺を移動量で移動して補正描画データを作成し、この補正データに基づいて描画することを特徴とする荷電粒子ビーム描画装置である。
本発明は、荷電粒子ビームを生成する荷電粒子ビーム生成部と、前記荷電粒子ビームを通過させて複数の微小ビームを含むマルチビームを生成するとともに、複数の開口を有するアパーチャを含むアパーチャ装置と、前記マルチビームを偏向させて被照射体へ照射する電子レンズを含む偏向装置と、前記アパーチャ装置と前記偏向装置との間に介在され、所定の微小ビームを外方へ除去し、他の微小ビームを前記偏向装置へ導くブランキング装置と、これら電子ビーム生成部、前記アパーチャ装置、前記偏向装置および前記ブランキング装置を制御する制御装置とを備え、前記制御装置は複数の頂点をもつ多角形を含む描画データからパターン面積密度マップを求め、予め求められたパターン面積密度マップと多角形の位置ずれとの関係に基づいて、前記描画データの多角形の移動量を計算し、描画データの多角形を多角形の移動量で移動して補正描画データを作成し、この補正描画データに基づいて描画することを特徴とする荷電粒子ビーム描画装置である。
本発明は、荷電粒子ビームを生成する荷電粒子ビーム生成部と、前記荷電粒子ビームを通過させて複数の微小ビームを含むマルチビームを生成するとともに、複数の開口を有するアパーチャを含むアパーチャ装置と、前記マルチビームを偏向させて被照射体へ照射する電子レンズを含む偏向装置と、前記アパーチャ装置と前記偏向装置との間に介在され、所定の微小ビームを外方へ除去し、他の微小ビームを前記偏向装置へ導くブランキング装置と、これら電子ビーム生成部、前記アパーチャ装置、前記偏向装置および前記ブランキング装置を制御する制御装置とを備え、前記制御装置は複数の頂点をもつ多角形を含む描画データからパターン面積密度マップを求め、予め求められたパターン面積密度マップと各頂点の位置ずれとの関係に基づいて、補正係数を求め、前記描画データの各頂点にたいして前記補正係数を掛けて各頂点の移動量を計算し、描画データの各辺を頂点の移動量で移動して補正描画データを作成し、この補正描画データに基づいて描画することを特徴とする荷電粒子ビーム描画装置である。
本発明は、荷電粒子ビームを生成する荷電粒子ビーム生成部と、前記荷電粒子ビームを通過させて複数の微小ビームを含むマルチビームを生成するとともに、複数の開口を有するアパーチャを含むアパーチャ装置と、前記マルチビームを偏向させて被照射体へ照射する電子レンズを含む偏向装置と、前記アパーチャ装置と前記偏向装置との間に介在され、所定の微小ビームを外方へ除去し、他の微小ビームを前記偏向装置へ導くブランキング装置と、これら電子ビーム生成部、前記アパーチャ装置、前記偏向装置および前記ブランキング装置を制御する制御装置とを備え、前記制御装置は複数の頂点をもつ多角形を含む描画データからパターン面積密度マップを求め、予め求められたパターン面積密度マップと位置ずれマップとの関係に基づいて、前記描画データの各頂点に対して前記位置ずれマップを用いて各頂点の移動量を計算し、描画データの各辺を頂点の移動量で移動して補正描画データを作成し、この補正描画データに基づいて描画することを特徴とする荷電粒子ビーム描画装置である。
本発明は、前記パターン面積密度マップは、描画フィールドを複数領域に区画し、各領域が割り当てられたパターン面積密度をもつことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか記載の荷電粒子ビーム描画装置である。本発明は、前記電子レンズは多極をもった静電偏向器を含むことを特徴とする荷電粒子ビーム描画装置である。
本発明は、前記描画データの多角形と前記補正描画データの多角形の頂点数は同一であることを特徴とする荷電粒子ビーム描画装置である。
本発明は、前記補正描画データの各辺は、前記描画データの対応する辺に対してX−Y方向に関して傾斜していることを特徴とする荷電粒子ビーム描画装置である。
本発明は、荷電粒子ビームを生成する荷電粒子ビーム生成部と、荷電粒子ビームを通過させて複数の微小ビームを含むマルチビームを生成するとともに、複数の開口を有するアパーチャを含むアパーチャ装置と、前記マルチビームを偏向させて被照射体へ照射する電子レンズを含む偏向装置と、前記アパーチャ装置と前記偏向装置との間に介在され、所定の微小ビームを外方へ除去し、他の微小ビームを前記偏向装置へ導くブランキング装置と、これら電子ビーム生成部、前記アパーチャ装置、前記偏向装置および前記ブランキング装置を制御する制御装置とを備えた荷電粒子ビーム描画装置の制御方法において、複数の頂点をもつ多角形を含む基準描画データを取得する工程と、描画データからパターン面積密度マップを求める工程と、予め求められたパターン面積密度マップと各頂点の位置ずれとの関係に基づいて、前記描画データの各頂点に対して、各頂点の移動量を計算し、描画データの各辺を頂点の移動量で移動して補正描画データを作成する工程と、この補正描画データに基づいて描画する工程と、を備えたことを特徴とする荷電粒子ビーム描画装置の制御方法である。
本発明は、荷電粒子ビームを生成する荷電粒子ビーム生成部と、荷電粒子ビームを通過させて複数の微小ビームを含むマルチビームを生成するとともに、複数の開口を有するアパーチャを含むアパーチャ装置と、前記マルチビームを偏向させて被照射体へ照射する電子レンズを含む偏向装置と、前記アパーチャ装置と前記偏向装置との間に介在され、所定の微小ビームを外方へ除去し、他の微小ビームを前記偏向装置へ導くブランキング装置と、これら電子ビーム生成部、前記アパーチャ装置、前記偏向装置および前記ブランキング装置を制御する制御装置とを備えた荷電粒子ビーム描画装置の制御方法において、複数の頂点をもつ多角形を含む基準描画データを取得する工程と、描画データからパターン面積密度マップを求める工程と、予め求められたパターン面積密度マップと各辺の位置ずれとの関係に基づいて、前記描画データの各辺に対して、その移動量を計算し、描画データの各辺を移動量で移動して補正描画データを作成する工程と、この補正描画データに基づいて描画する工程と、を備えたことを特徴とする荷電粒子ビーム描画装置の制御方法である。
本発明は、荷電粒子ビームを生成する荷電粒子ビーム生成部と、荷電粒子ビームを通過させて複数の微小ビームを含むマルチビームを生成するとともに、複数の開口を有するアパーチャを含むアパーチャ装置と、前記マルチビームを偏向させて被照射体へ照射する電子レンズを含む偏向装置と、前記アパーチャ装置と前記偏向装置との間に介在され、所定の微小ビームを外方へ除去し、他の微小ビームを前記偏向装置へ導くブランキング装置と、これら電子ビーム生成部、前記アパーチャ装置、前記偏向装置および前記ブランキング装置を制御する制御装置とを備えた荷電粒子ビーム描画装置の制御方法において、複数の頂点をもつ多角形を含む基準描画データを取得する工程と、描画データからパターン面積密度マップを求める工程と、予め求められたパターン面積密度マップと多角形の位置ずれとの関係に基づいて、前記描画データの多角形の移動量を計算し、描画データの多角形を移動量で移動して補正描画データを作成する工程と、この補正描画データに基づいて描画する工程と、を備えたことを特徴とする荷電粒子ビーム描画装置の制御方法である。
本発明は、荷電粒子ビームを生成する荷電粒子ビーム生成部と、荷電粒子ビームを通過させて複数の微小ビームを含むマルチビームを生成するとともに、複数の開口を有するアパーチャを含むアパーチャ装置と、前記マルチビームを偏向させて被照射体へ照射する電子レンズを含む偏向装置と、前記アパーチャ装置と前記偏向装置との間に介在され、所定の微小ビームを外方へ除去し、他の微小ビームを前記偏向装置へ導くブランキング装置と、これら電子ビーム生成部、前記アパーチャ装置、前記偏向装置および前記ブランキング装置を制御する制御装置とを備えた荷電粒子ビーム描画装置の制御方法において、複数の頂点をもつ多角形を含む基準描画データを取得する工程と、描画データからパターン面積密度マップを求める工程と、予め求められたパターン面積密度マップと多角形の位置ずれとの関係に基づいて、補正係数を求める工程と、前記描画データの各頂点に対して、前記補正係数を掛けて頂点の運動量を計算し、描画データの各辺を頂点の移動量で移動して補正描画データを作成する工程と、この補正描画データに基づいて前記ブランキング装置と、前記電子レンズを制御する工程と、を備えたことを特徴とする荷電粒子ビーム描画装置の制御方法である。
本発明は、荷電粒子ビームを生成する荷電粒子ビーム生成部と、荷電粒子ビームを通過させて複数の微小ビームを含むマルチビームを生成するとともに、複数の開口を有するアパーチャを含むアパーチャ装置と、前記マルチビームを偏向させて被照射体へ照射する電子レンズを含む偏向装置と、前記アパーチャ装置と前記偏向装置との間に介在され、所定の微小ビームを外方へ除去し、他の微小ビームを前記偏向装置へ導くブランキング装置と、これら電子ビーム生成部、前記アパーチャ装置、前記偏向装置および前記ブランキング装置を制御する制御装置とを備えた荷電粒子ビーム描画装置の制御方法において、複数の頂点をもつ多角形を含む基準描画データを取得する工程と、描画データからパターン面積密度マップを求める工程と、予め求められたパターン面積密度マップと位置ずれマップとの関係に基づいて、前記描画データの各頂点に対して、前記位置ずれマップを用いて各頂点の移動量を計算し、描画データの各辺を頂点の移動量で移動して補正描画データを作成する工程と、この補正描画データに基づいて描画する工程と、を備えたことを特徴とする荷電粒子ビーム描画装置の制御方法である。
本発明は、前記パターン面積密度マップは、前記描画データを複数の描画フィールド毎に分割し、さらに各描画フィールドを複数領域に区画し、各領域が割り当てられたパターン面積密度をもつことを特徴とする荷電粒子ビーム描画装置の制御方法である。
本発明は、前記電子レンズは多極をもった静電偏向器を含むことを特徴とする荷電粒子ビーム描画装置の制御方法である。
本発明は、前記描画データの多角形と前記補正描画データの多角形の頂点数は同一であることを特徴とする荷電粒子ビーム描画装置の制御方法である。
本発明は、前記補正描画データの各辺は、前記描画データの対応する辺に対してX−Y方向に関して傾斜していることを特徴とする荷電粒子ビーム描画装置の制御方法である。
本発明は、荷電粒子ビーム描画装置における補正データ作成方法において、複数の頂点をもつ多角形を含む描画データを取得する工程と、前記描画データからパターン面積密度マップを求める工程と、予め求められたパターン面積密度マップと各頂点の位置ずれとの関係に基づいて、前記描画データの各頂点に対して、頂点の移動量を計算し、描画データの各辺を頂点の移動量で移動して補正描画データを作成する工程と、を備えたことを特徴とする補正描画データ作成方法である。
本発明は、荷電粒子ビーム描画装置における補正データ作成方法において、複数の頂点をもつ多角形を含む描画データを取得する工程と、前記描画データからパターン面積密度マップを求める工程と、予め求められたパターン面積密度マップと各辺の位置ずれとの関係に基づいて、前記描画データの各辺に対して、その移動量を計算し、描画データの各辺を移動量で移動して補正描画データを作成する工程と、を備えたことを特徴とする補正描画データ作成方法である。
本発明は、荷電粒子ビーム描画装置における補正データ作成方法において、複数の頂点をもつ多角形を含む描画データを取得する工程と、前記描画データからパターン面積密度マップを求める工程と、予め求められたパターン面積密度マップと多角形の位置ずれとの関係に基づいて、前記描画データの多角形の移動量を計算し、描画データの多角形を移動量で移動して補正描画データを作成する工程と、を備えたことを特徴とする補正描画データ作成方法である。
本発明は、荷電粒子ビーム描画装置における補正データ作成方法において、複数の頂点をもつ多角形を含む描画データを取得する工程と、前記描画データからパターン面積密度マップを求める工程と、予め求められたパターン面積密度マップと各頂点の位置ずれとの関係に基づいて、補正係数を求める工程と、前記描画データの各頂点に対して、前記補正係数を掛けて頂点の移動量を計算し、描画データの各辺を頂点の移動量で移動して補正描画データを作成する工程と、を備えたことを特徴とする補正描画データ作成方法である。
本発明は、荷電粒子ビーム描画装置における補正データ作成方法において、複数の頂点をもつ多角形を含む描画データを取得する工程と、前記描画データからパターン面積密度マップを求める工程と、予め求められたパターン面積密度マップと各頂点の位置ずれとの関係に基づいて、補正係数を求める工程と、前記描画データの各頂点に対して、前記補正係数を掛けて頂点の移動量を計算し、描画データの各辺を頂点の移動量で移動して補正描画データを作成する工程と、を備えたことを特徴とする補正描画データ作成方法である。
本発明は、荷電粒子ビーム描画装置における補正データ作成方法において、複数の頂点をもつ多角形を含む描画データを取得する工程と、前記描画データからパターン面積密度マップを求める工程と、予め求められたパターン面積密度マップと位置ずれマップとの関係に基づいて、前記描画データの各頂点に対して、前記位置ずれマップを用いて各頂点の移動量を計算し、描画データの各辺を頂点の移動量で移動して、補正描画データを作成する工程と、を備えたことを特徴とする補正描画データ作成方法である。
本発明は、前記パターン面積密度マップは、前記描画データを複数の描画フィールド毎に分割し、さらに各描画フィールドを複数領域に区画し、各領域が割り当てられたパターン面積密度をもつことを特徴とする補正描画データ作成方法である。
本発明は、前記パターン面積密度マップは、描画フィールドを複数領域に区画し、各領域が割り当てられたパターン面積密度をもつことを特徴とする補正描画データ作成方法である。
以上のように本発明によれば、複数の頂点をもつ多角形を含む描画データからパターン面積密度マップを求め、このパターン面積密度マップに基づいて描画データを補正するので、これによりマルチビームを用いて所望の荷電粒子ビーム描画を実現することができる。
図1は本発明による荷電粒子ビーム描画装置を示す概略図。 図2はアパーチャ装置とブランキング装置を示す断面図。 図3はアパーチャ装置を示す平面図。 図4は荷電粒子ビーム描画装置の制御方法を示すフローチャート。 図5(a)は描画データのパターン面積密度マップを示す図、図5(b)はブランキング密度を示す図。 図6(a)(b)はマルチビームの位置ずれ量を示す図。 図7は基準描画データの位置ずれマップを示す図。 図8は線形補正関数を示す図。 図9(a)(b)(c)(d)(e)(f)は補正描画データの作成方法を示す図。 図10はパターン面積密度マップと、これに対応した補正係数をもつパターン面積密度マップのリストを示す図。 図11(a)は補正前の描画データを示す図であり、図11(b)は描画データを複数の描画フィールドに分割した状態を示す図。 図12は基準となる描画データを示す図。 図13は本発明の変形例を示す図。 図14は本発明の変形例を示す図。 図15は本発明の変形例を示す図。 図16(a)(b)(c)(d)(e)(f)は本発明の更なる変形例を示す図。 図17(a)(b)は本発明の更なる変形例を示す図。
<本発明の実施の形態>
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1に示すように、本発明による荷電粒子ビーム描画装置1は、シリコンウエハ等の被照射体を露光してパターンを形成するために用いられるものであり、照明系2と、PD(Pattern Definition、パターン決定)系3と、投影系4と、基板(被照射体)13を保持する基板ステージ14を含む基板ステーション5とを備えている。そして荷電粒子ビーム描画装置1の全体は、ビーム1a、1b、1cが、装置の光学軸cxに沿って妨げられずに確実に伝播するように、高真空に保持された真空筐体(図示せず)の中に収容される。
荷電粒子ビーム描画装置1のうち、照明系2は、例えば電子線等の荷電粒子ビーム1aを生成する電子銃(荷電粒子ビーム生成部)7と、抽出系8と、集光レンズ系9とを含む。荷電粒子ビーム描画装置1は一般的なブランキング偏光器9aを含んでいてもよい。しかしながら、荷電粒子ビームとして、電子線の代わりに、一般に、他の電荷を帯びた粒子を同様に使用することができる。例えば電子線以外に、これらは、例えば水素イオンまたは重イオン、荷電原子クラスタ、または荷電分子を用いてもよく、「重イオン」とは、O、NなどCより重いイオン要素、またはNe、Ar、Kr、Xeなどの希ガスを称する。
集光レンズ系9により照明系2から放出された荷電粒子ビーム1bは、幅広の、実質的にテレセントリックな粒子ビームとなっている。この荷電粒子ビーム1bは、次いで、PD系3内に入る。
図2は、PD系3の断面の詳細をより詳細に記載する。これは、パターン形成ビームに構造化されるビーム1bを示すが、簡素化のために、複数のビームの代わりに、2つのビーム20のみが記載される。ビームがその経路から外れて偏向される可能な場合に関して、偏向されたビーム21は、点線で示される。
図2のPD系3は、連続して配置されたアパーチャプレート16を含むアパーチャ装置30と、ブランキングプレート17を含むブランキング装置17Aとを備える。
アパーチャプレート16は、衝突するエネルギー粒子からプレートを保護する任意選択の保護層15と、複数の開口22、23とを有する(図3参照)。
ブランキングプレート17も同様に、アパーチャプレート16の開口22,23に対応するいくつかの開口部17aを有する。各開口部17aは、領域を超えるビームレットに作用する1セットのブランキング手段を備える。図2において、これらのブランキング手段は、一組の電極、すなわち接地電極18および偏向電極19を含む。これらの電極18,19を通電させることによって、開口部17aを「スイッチオフさせる」ことができ、これにより、ビームが偏向され(点線の矢印21によって示される経路)、その結果、基板13に達することはない。電極が通電されないとき、開口部17aは「スイッチオンされ」、ビームは、その経路から偏向されない(矢印20)。通電は、非通電状態におけるデフォルト電圧と十分に異なる電圧を電極18、19の間に付加することによって行われ、通常、デフォルト電圧は、ゼロであり、すなわち電極は、同一の電位にある(通電電圧と比較して小さい公差内)。通電電圧は典型的には、数ボルトの範囲内となっている。
そしてPD系3を通過した荷電粒子ビーム1bは、このPD系3のアパーチャ装置30により複数の微小ビームを含むマルチビーム1cとなり、かつブランキング装置17Aにより所定の微小ビームが外方へ除去され、他の微小ビームのみを含むマルチビーム1cが投影系4へ照射される。ここでブランキング装置17Aによりオン/オフ(ON/OFF)されることにより、マルチビーム1cは所望のブランキング密度を有することになる。このマルチビームのブランキング密度については、後述する。
図1に示される実施の形態において、投影系4は、静電気または電子レンズ、あるいは他の偏向手段から成る複数の連続する粒体−光学投影装置の段で構成される。これらのレンズおよび手段は、その用途が従来技術からよく知られているため象徴的な形態でのみ示される。投影系4は、クロスオーバc1、c2による縮小結像を形成する。両段に関する縮小率は、全体の縮小が数百、例えば200xとなるように選択される(図1は、縮尺されていない)。
投影系4全体において、レンズおよび/または偏向手段を色および幾何学的収差に対して広範に補償するための措置が施される。像を全体的に横方向に、すなわち光学軸cxに対して直角の方向に沿ってシフトさせるための手段として、投影系4はいずれも電子レンズからなる第1偏向手段11および第2偏向手段12を含む。第1偏向手段11および第2偏向手段12は、例えば第1の偏向手段11で図1に示されるようにクロスオーバ付近に、または図1に示す第2段偏向手段12の場合のように、投影装置の最終レンズの後のいずれかに配置される多極電極系として実現することができる。この装置において、多極電極は、段の動きに関連して像をシフトさせる。さらにアライメント系と共に結像系を補正する2つの目的の偏向手段として使用される。また投影系4は第1の偏向手段11と第2の偏向手段12との間に設けられた吸収プレート10とを有する。
また投影系4は、PD系3と偏向手段11との間、第1の偏向手段11と吸収プレート10との間、および吸収プレート10と第2の偏光手段12との間に各々設けられた集光レンズ6を含む。さらに基板13を保持する基板ステージ14は図1において、左右方向(水平方向)へ移動可能となっている。
なお、上記の荷電粒子ビーム描画装置1を構成する各構成要素、例えば電子銃7、ブランキング装置17A、第1の偏向手段11、第2の偏向手段12および基板ステージ14はいずれも制御装置35により駆動制御される。
ところで、制御装置35に対して基板13上に描画すべき描画データ40Aが入力されるが、この描画データ40Aは基板13上に照射されるマルチビーム1cの領域毎のパターン面積密度を含むパターン面積密度マップ情報を含む。
ここでマルチビームのブランキング密度とパターン面積密度との関係について以下、簡単に説明する。ブランキング密度とは、例えば図5(b)に示すように、マルチビーム1cのうちアパーチャプレート16に対応する領域を左上部、右上部、左下部および右下部の4つの領域A1,A2,A3,A4に区画した場合に、各領域A1,A2,A3,A4毎に存在する微細ビームの密度を言う。このようなマルチビーム1cのブランキング密度は、アパーチャ装置30によって生成された複数の微小ビームを含むマルチビーム1cのうち、所定の微小ビームを外方へ除去し、他の微小ビームを照明系4へ導くブランキング装置17Aにより生成することができる。一方、パターン面積密度とは、例えば図5(a)に示すようにマルチビーム1cのうちアパーチャプレート16に対応する領域を左上部、右上部、左下部および右下部の4つの領域A1,A2,A3,A4に区画した場合に、各領域A1,A2,A3,A4毎に存在するパターンの密度を言う。パターン面積密度は、電子線を照射させる領域の密度であり、パターン面積密度が変化すると、それに応じてブランキング密度が変化する。この際、パターン面積密度が変わると、描画パターンが歪むことがある。
図5(a)において、マルチビーム1cの左上の領域A1、右上の領域A2はそのパターン面積密度が100%となっており、ほとんどの微小ビームが照明系4へ導かれる。
一方、マルチビーム1cの左下の領域A3はそのパターン面積密度が20%となっており、多数の微小ビームが外方へ除去され、右下の領域A4はそのパターン面積密度が60%となっている。
ところで、本願発明者は、鋭意研究を重ねた結果、複数の微小ビームを含むマルチビーム1cは、各微少ビーム間に生じるクーロン力や、吸収プレートにより吸収される微少ビームが起因となる電磁場の変動によりストッパープレートを通過する微少ビームが歪んでしまうことを発見した。各微少ビーム間に生じるクーロン力や、吸収プレートにより吸収される微少ビームの量は、荷電粒子ビームの照射処理中においてマルチビームのブランキング密度が変わる度に変化するため、パターン面積密度に対応して各微小ビームの歪み量が変化することがある。
例えば図6(a)に示すように、マルチビーム1cの全域において微小ビーム1dが略格子状に欠けることなく配置される場合、すなわちパターン面積密度が100%でマルチビーム1cがその全域において配置される場合、第1の偏向手段11内において、各微小ビーム1dは各々格子状に沿って配置される。
図6(a)において、第1の偏向手段11は8つの極11aをもつ電子レンズ11Aからなっている。
一方、図6(b)に示すように、マルチビーム1cの左上の領域において微小ビーム1dが欠けている場合、左上の領域においてパターン面積密度0%となり、他の領域ではパターン面積密度は100%となる。
この場合、8つの極11aをもつ電子レンズ11A内において微小ビーム1d相互間に働くクーロン力等の力にアンバランスが生じ、このため、例えば中央の上方から下方へ向って配置された微小ビーム1dを結ぶ線L1は直線状とならず、歪んだ線となる。
このような場合、後述のように描画データ40Aを補正して補正描画データ40Cを求め、この補正描画データ40Cを描画データ40Aの代わりに用いる。このことによりマルチビーム1cの歪みを補間することができ、適正な位置に、適正なドーズ量のマルチビームを照射して、歪みのない描画パターンを生成することが出来る。
次にこのような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
図4に示すように、制御装置35に補正前の描画パターンを含む描画データ40Aが入力される(図9(a)参照)。
次に制御装置35は図11(a)(b)に示すように、入力された描画データ40Aをアパーチャプレート16に対応する描画フィールド毎の描画データに分割する。ここで、図11(a)は制御部35に入力された描画データ40Aを示し、図11(b)はアパーチャプレート16に対応する描画フィールド毎に分割された描画データを示す。次に各々の描画フィールド毎に分割された描画データ40Aを、例えば4領域に区画し、各々の領域のパターン面積密度を求め、領域毎のパターン面積密度を含むパターン面積密度マップを求める。
他方、制御装置35には、図12に示すように予め求められた基準となるパターン面積密度マップを用いて描画した場合における、描画パターンの位置ずれの値が求められて入力されている。そして制御装置35は、予め入力されたパターン面積密度マップと、描画パターンの位置ずれとの関係に基づいて、各頂点の位置ずれを修正する補正係数を求める。このような基準となるパターン面積密度マップと、補正係数との関係はリストの形で制御装置35内に保存させている(図10参照)。
図12には、アパーチャプレート16に対応する描画フィールド上で示された基準となる描画パターンを含む描画データ50が示されている。
図12に示す基準となる描画データ50は、予め描画フィールド毎に分割されたものであり、この基準となる描画データは更に4つの業域に区画され、左上の領域および右下の領域は調整パターン50bにより60%のパターン面積密度をもつ。また左下の領域は調整パターン50bにより100%のパターン面積密度をもち、右上の領域は調整パターンを有しておらず、0%のパターン面積密度をもつ。
また左上の領域、左下の領域、右上の領域および右下の領域には、いずれも位置測定用のクロスパターン50aが設けられ、このクロスパターン50aにより、描画パターンの位置ずれの値を求めることができる。そして上述のように基準となるパターン面積密度マップと描画パターンの位置ずれとの関係に基づいて、各頂点の位置ずれを修正する補正係数を求めることができる。
このような基準となるパターン面積密度マップと、描画データの各頂点の位置ずれを修正するための補正係数としては、例えば図8に示すような線形補正係数が考えられる。図8では補正係数a,b,c,d,tx,tyを用いており、a,b,c,dは拡大縮小、せん断、回転の成分を、tx,tyは平行移動の成分を表す。
次に図8により具体的に線形補正係数を求める手法について説明する。アパーチャプレート16の領域と一致するフィールドサイズに図12のようなクロスパターン50aと面積密度を調整する調整パターン50bを含む基準となる描画パターン50を含む描画データを用いて描画パターンを描画する。ここでは左上部、左下部、右上部および右下部の4つの領域に分けられており、それぞれのパターン面積密度は60%、0%、100%、60%となる。その後、クロスパターン50aの位置を位置計測装置により測定することで、図7のような位置ずれマップを得る。この位置ずれ量を最小二乗法で理想格子に近づけるように計算することで、補正係数a,b,c,d,tx,tyを求める。
次に制御装置35は、補正前の描画データ40Aに対応するパターン面積密度と、補正係数を選択する。次に制御部35は、入力された補正前の描画データ40Aの多角形の各頂点を求める。その後制御装置35は、このようにして求めた多角形の各頂点に対して上述した補正係数を掛けて、各頂点の移動量δ(デルタ)を求める。上記線形補正係数を用いた場合の移動量δは、δx=x−x‘、 δy=y−y’と計算される。ここでx、yは各頂点の座標を示し、x’,y’は図8に示すようにx,y座標に補正係数を掛けた値を示す。
次に多角形の各頂点を移動量δだけ移動させるとともに、描画データの各辺を頂点とともに移動させる。このようにして補正描画データを得る。
次に図9(a)〜(f)により、描画データ40Aの各頂点を移動量δだけ移動させ、これにともなって各辺を移動させることにより得られる補正描画データの作成方法について詳述する。まず図9(a)に8個の頂点をもつ多角形を含む補正前の描画データ40Aを示す。
図9(a)の矢印は、上記方法により求めた補正係数を用いて計算された描画データ40Aの各頂点の位置ずれ量とその方向を示す。この位置ずれを補正するため、描画データ40Aの各頂点を上記方法により求めた移動量δで移動する。すなわち、描画データの頂点1について予め左上方へ移動させて、中間描画データ40Bを得る(図9(b))。次に中間描画データ40Bの頂点2を移動させて(図9(c))、同様に中間描画データ40Bの頂点3を移動させる。このようにして中間描画データ40Bの頂点4、5、6、7、8を順次移動させることにより、補正描画データ40Cを得る(図9(d)(e)(f)参照)。ここで補正前の描画データ40Aの多角形の頂点の数は、補正後の補正描画データ40Cの多角形の頂点の数と同一となっている。また、補正描画データ40cの多角形の各辺は、補正前の描画データ40Aの対応する辺に対してX−Y方向に対して傾斜している。図9(a)〜(f)において、垂直方向はX方向となっており、水平方向はY方向となっている。
その後、制御装置35は、基準描画データの各頂点に対して補正することで得られた補正描画データを用いて実際の描画作用を実行する。具体的には電子銃7から荷電粒子ビーム1aが生成され、この荷電粒子ビーム1aは照明系2を通ってビーム1bとなってPD系3に入る。次にビーム1bは、PD系3のアパーチャ装置30により複数の微小ビーム1dを含むマルチビーム1cとなり、ブランキング装置17Aによりマルチビーム1cは所望のブランキング密度をもつ。
その後、マルチビーム1cはPD系3から投影系4に入り、その後基板ステーション5の基板ステージ14に保持された基板13上に照射される。
この間、制御装置35は上述のように荷電粒子ビーム描画装置1を上記の補正描画データ40Cを用いて制御する。このため、基板13上において、適正な位置に、適正なドーズ量のマルチビーム1cを照射することが出来る。
以上のように本実施の形態によれば、制御装置35は入力された多角形の基準描画データに対し、その各頂点に対して補正係数を掛けて補正描画データを得る。次にこの補正描画データを用いてブランキング装置17A、第1の偏向手段11および第2の偏向手段12を制御することができる。このため基板13上において適正な位置に、適正なドーズ量のマルチビーム1cを照射することが出来る。また補正前の描画データの多角形の頂点の数と、補正後の描画データの多角形の頂点の数は同一となっている。例えば図9(a)〜(f)において、補正前の描画データ40Aの多角形は、8個の頂点をもち、補正後の描画データ40Cの多角形は8個の頂点をもつ。このため、補正後の描画データについてデータ量を過度に大きくする必要はなく、適切な制御を実施できる。
<本発明の変形例>
次に本発明の変形例について図13乃至図15について説明する。図14に示すように、制御装置35に補正前の描画パターンを含む描画データ40Aが入力される(図9(a)参照)。
次に制御装置35は図11(a)(b)に示すように、入力された描画データ40Aをアパーチャプレート16に対応する描画フィールド毎の描画データ40Aに分割する。ここで、図11(a)は制御部35に入力された描画データ40Aを示し、図11(b)はアパーチャプレート16に対応する描画フィールド毎に分割された描画データ40Aを示す。
次に各々の描画フィールド毎に分割された描画データ40Aを、例えば4領域に区画し、各々の領域のパターン面積密度を求め、領域毎のパターン面積密度を含むパターン面積密度のマップを求める。
他方、制御装置35には、図12に示すように予め求められた基準となるパターン面積密度マップを用いて描画した場合における、描画パターンの位置ずれの値が求められて入力されている。そして制御装置35は、予め入力されたパターン面積密度マップと、描画パターンの位置ずれとの関係に基づいて、各頂点の位置ずれを修正する位置ずれマップを求める。このような基準となるパターン面積密度マップと、位置ずれマップとの関係はリストの形で制御装置35内に保存させている(図13参照)。
次に具体的に位置ずれマップを求める手法について説明する。アパーチャプレート16の領域と一致するフィールドサイズに図12のようなクロスパターン50aと面積密度を調整する調整パターン50bを含む基準となる描画パターン50を含む描画データを用いて描画パターンを描画する。ここでは左上部、左下部、右上部および右下部の4つの領域に分けられており、それぞれのパターン面積密度は60%、0%、100%、60%となる。その後、クロスパターン50aの位置を位置計測装置により測定することで図7のような位置ずれマップを得る。
次に制御装置35は、補正前の描画データ40Aに対応するパターン面積密度と、位置ずれマップを選択する。次に制御部35は入力された補正前の描画データ40Aの多角形の各頂点を求める。その後制御装置35は、このようにして求めた多角形の各頂点の座標を計算し、その座標における位置ずれ量を上記で得られた位置ずれマップから図15に示すようなバイリニア補間により求める。各頂点の移動量δ(デルタ)は上記で得られた位置ずれ量の反対ベクトルで求められる。
次に多角形の各頂点を移動量δだけ移動させるとともに、描画データの各辺を頂点とともに移動させる。このようにして補正描画データを得る。
次に図9(a)〜(f)により、基準描画データ40Aの各頂点を移動量δだけ移動させ、これにともなって各辺を移動させることにより得られる補正描画データの作成方法について詳述する。
まず図9(a)に8個の頂点をもつ多角形を含む補正前の描画データ40Aを示す。
図9(a)の矢印は、上記方法により求めた描画データ40Aの各頂点の位置ずれ量とその方向を示す。この位置ずれを補正するため、描画データ40Aの各頂点を上記方法により求めた移動量δで移動する。すなわち、描画データの頂点1について予め左上方へ移動させて、中間描画データ40Bを得る(図9(b))。次に中間描画データ40Bの頂点2を移動させて(図9(c))、同様に中間描画データ40Bの頂点3を移動させる。このようにして中間描画データ40Bの頂点4、5、6、7、8を順次移動させることにより、補正描画データ40Cを得る(図9(d)(e)(f)参照)。ここで補正前の描画データ40Aの多角形の頂点の数は、補正後の補正描画データ40Cの多角形の頂点の数と同一となっている。また補正描画データ40Cの多角形の各辺は補正前の描画データ40Aの対応する辺に対してX−Y方向に対して傾斜している。
次に本発明の他の変形例について述べる。上述した実施の形態および変形例において、描画データの多角形の頂点を移動させることにより補正描画データを得る例を示したが、これに限らず描画データの多角形の各辺毎に上述した移動量を求め、各辺をこの移動量だけ移動させて補正描画データ40Cを求めてもよい(図16(a)(b)(c)(d)(e)(f)参照)。また描画データの多角形の移動量を求め、多角形をこの移動量だけ移動させて補正描画データ40Cを求めてもよい(図17(a)(b)参照)。
1 荷電粒子ビーム描画装置
1a ビーム
1b ビーム
1c マルチビーム
1d 微小ビーム
2 照明系
3 PD系
4 投影系
5 基板ステーション
6 集光レンズ
7 電子銃
9 集光レンズ系
10 吸収プレート
11 第1の偏向手段
12 第2の偏向手段
13 基板
14 基板ステージ
16 アパーチャプレート
17 ブランキングプレート
17A ブランキング装置
17a 開口部
22、23 開口
30 アパーチャ装置
35 制御装置
40A 描画データ
40B 中間描画データ
40C 補正描画データ
50 基準描画データ
50a クロスパターン
50b 調整パターン

Claims (22)

  1. 荷電粒子ビームを生成する荷電粒子ビーム生成部と、
    前記荷電粒子ビームを通過させて複数の微小ビームを含むマルチビームを生成するとともに、複数の開口を有するアパーチャを含むアパーチャ装置と、
    前記マルチビームを偏向させて被照射体へ照射する電子レンズを含む偏向装置と、
    前記アパーチャ装置と前記偏向装置との間に介在され、所定の微小ビームを外方へ除去し、他の微小ビームを前記偏向装置へ導くブランキング装置と、
    これら電子ビーム生成部、前記アパーチャ装置、前記偏向装置および前記ブランキング装置を制御する制御装置とを備え、
    前記制御装置は複数の頂点をもつ多角形を含む描画データからパターン面積密度マップを求め、予め求められたパターン面積密度マップと各頂点の位置ずれとの関係に基づいて、前記描画データの各頂点に対して各頂点の移動量を計算し、描画データの各辺を頂点の移動量で移動して補正描画データを作成し、この補正描画データに基づいて描画することを特徴とする荷電粒子ビーム描画装置。
  2. 荷電粒子ビームを生成する荷電粒子ビーム生成部と、
    前記荷電粒子ビームを通過させて複数の微小ビームを含むマルチビームを生成するとともに、複数の開口を有するアパーチャを含むアパーチャ装置と、
    前記マルチビームを偏向させて被照射体へ照射する電子レンズを含む偏向装置と、前記アパーチャ装置と前記偏向装置との間に介在され、所定の微小ビームを外方へ除去し、他の微小ビームを前記偏向装置へ導くブランキング装置と、
    これら電子ビーム生成部、前記アパーチャ装置、前記偏向装置および前記ブランキング装置を制御する制御装置とを備え、
    前記制御装置は複数の頂点をもつ多角形を含む描画データからパターン面積密度マップを求め、予め求められたパターン面積密度マップと各辺の位置ずれとの関係に基づいて、前記描画データの各辺に対してその移動量を計算し、描画データの各辺を移動量で移動して補正描画データを作成し、この補正データに基づいて描画することを特徴とする荷電粒子ビーム描画装置。
  3. 荷電粒子ビームを生成する荷電粒子ビーム生成部と、
    前記荷電粒子ビームを通過させて複数の微小ビームを含むマルチビームを生成するとともに、複数の開口を有するアパーチャを含むアパーチャ装置と、
    前記マルチビームを偏向させて被照射体へ照射する電子レンズを含む偏向装置と、前記アパーチャ装置と前記偏向装置との間に介在され、所定の微小ビームを外方へ除去し、他の微小ビームを前記偏向装置へ導くブランキング装置と、
    これら電子ビーム生成部、前記アパーチャ装置、前記偏向装置および前記ブランキング装置を制御する制御装置とを備え、
    前記制御装置は複数の頂点をもつ多角形を含む描画データからパターン面積密度マップを求め、予め求められたパターン面積密度マップと各頂点の位置ずれとの関係に基づいて、補正係数を求め、前記描画データの各頂点に対して前記補正係数を掛けて各頂点の移動量を計算し、描画データの各辺を頂点の移動量で移動して補正描画データを作成し、この補正描画データに基づいて描画することを特徴とする荷電粒子ビーム描画装置。
  4. 荷電粒子ビームを生成する荷電粒子ビーム生成部と、
    前記荷電粒子ビームを通過させて複数の微小ビームを含むマルチビームを生成するとともに、複数の開口を有するアパーチャを含むアパーチャ装置と、
    前記マルチビームを偏向させて被照射体へ照射する電子レンズを含む偏向装置と、前記アパーチャ装置と前記偏向装置との間に介在され、所定の微小ビームを外方へ除去し、他の微小ビームを前記偏向装置へ導くブランキング装置と、
    これら電子ビーム生成部、前記アパーチャ装置、前記偏向装置および前記ブランキング装置を制御する制御装置とを備え、
    前記制御装置は複数の頂点をもつ多角形を含む描画データからパターン面積密度マップを求め、予め求められたパターン面積密度マップと位置ずれマップとの関係に基づいて、前記描画データの各頂点に対して前記位置ずれマップを用いて各頂点の移動量を計算し、描画データの各辺を頂点の移動量で移動して補正描画データを作成し、この補正描画データに基づいて描画することを特徴とする荷電粒子ビーム描画装置。
  5. 前記パターン面積密度マップは、描画フィールドを複数領域に区画し、各領域が割り当てられたパターン面積密度をもつことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか記載の荷電粒子ビーム描画装置。
  6. 前記電子レンズは多極をもった静電偏向器を含むことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか記載の荷電粒子ビーム描画装置。
  7. 前記描画データの多角形と前記補正描画データの多角形の頂点数は同一であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか記載の荷電粒子ビーム描画装置。
  8. 前記補正描画データの各辺は、前記描画データの対応する辺に対してX−Y方向に関して傾斜していることを特徴とする請求項1、2、3乃至7のいずれか記載の荷電粒子ビーム描画装置。
  9. 荷電粒子ビームを生成する荷電粒子ビーム生成部と、
    荷電粒子ビームを通過させて複数の微小ビームを含むマルチビームを生成するとともに、複数の開口を有するアパーチャを含むアパーチャ装置と、
    前記マルチビームを偏向させて被照射体へ照射する電子レンズを含む偏向装置と、
    前記アパーチャ装置と前記偏向装置との間に介在され、所定の微小ビームを外方へ除去し、他の微小ビームを前記偏向装置へ導くブランキング装置と、
    これら電子ビーム生成部、前記アパーチャ装置、前記偏向装置および前記ブランキング装置を制御する制御装置とを備えた荷電粒子ビーム描画装置の制御方法において、
    複数の頂点をもつ多角形を含む基準描画データを取得する工程と、
    描画データからパターン面積密度マップを求める工程と、
    予め求められたパターン面積密度マップと各頂点の位置ずれとの関係に基づいて、前記描画データの各頂点に対して、各頂点の移動量を計算し、描画データの各辺を頂点の移動量で移動して補正描画データを作成する工程と、
    この補正描画データに基づいて描画する工程と、を備えたことを特徴とする荷電粒子ビーム描画装置の制御方法。
  10. 荷電粒子ビームを生成する荷電粒子ビーム生成部と、
    荷電粒子ビームを通過させて複数の微小ビームを含むマルチビームを生成するとともに、複数の開口を有するアパーチャを含むアパーチャ装置と、
    前記マルチビームを偏向させて被照射体へ照射する電子レンズを含む偏向装置と、
    前記アパーチャ装置と前記偏向装置との間に介在され、所定の微小ビームを外方へ除去し、他の微小ビームを前記偏向装置へ導くブランキング装置と、
    これら電子ビーム生成部、前記アパーチャ装置、前記偏向装置および前記ブランキング装置を制御する制御装置とを備えた荷電粒子ビーム描画装置の制御方法において、
    複数の頂点をもつ多角形を含む基準描画データを取得する工程と、
    描画データからパターン面積密度マップを求める工程と、
    予め求められたパターン面積密度マップと各辺の位置ずれとの関係に基づいて、前記描画データの各辺に対して、その移動量を計算し、描画データの各辺を移動量で移動して補正描画データを作成する工程と、
    この補正描画データに基づいて描画する工程と、を備えたことを特徴とする荷電粒子ビーム描画装置の制御方法。
  11. 荷電粒子ビームを生成する荷電粒子ビーム生成部と、
    荷電粒子ビームを通過させて複数の微小ビームを含むマルチビームを生成するとともに、複数の開口を有するアパーチャを含むアパーチャ装置と、
    前記マルチビームを偏向させて被照射体へ照射する電子レンズを含む偏向装置と、
    前記アパーチャ装置と前記偏向装置との間に介在され、所定の微小ビームを外方へ除去し、他の微小ビームを前記偏向装置へ導くブランキング装置と、
    これら電子ビーム生成部、前記アパーチャ装置、前記偏向装置および前記ブランキング装置を制御する制御装置とを備えた荷電粒子ビーム描画装置の制御方法において、
    複数の頂点をもつ多角形を含む基準描画データを取得する工程と、
    描画データからパターン面積密度マップを求める工程と、
    予め求められたパターン面積密度マップと多角形の位置ずれとの関係に基づいて、補正係数を求める工程と、
    前記描画データの各頂点に対して、前記補正係数を掛けて頂点の移動量を計算し、描画データの各辺を頂点の移動量で移動して補正描画データを作成する工程と、
    この補正描画データに基づいて前記ブランキング装置と、前記電子レンズを制御する工程と、を備えたことを特徴とする荷電粒子ビーム描画装置の制御方法。
  12. 荷電粒子ビームを生成する荷電粒子ビーム生成部と、
    荷電粒子ビームを通過させて複数の微小ビームを含むマルチビームを生成するとともに、複数の開口を有するアパーチャを含むアパーチャ装置と、
    前記マルチビームを偏向させて被照射体へ照射する電子レンズを含む偏向装置と、
    前記アパーチャ装置と前記偏向装置との間に介在され、所定の微小ビームを外方へ除去し、他の微小ビームを前記偏向装置へ導くブランキング装置と、
    これら電子ビーム生成部、前記アパーチャ装置、前記偏向装置および前記ブランキング装置を制御する制御装置とを備えた荷電粒子ビーム描画装置の制御方法において、
    複数の頂点をもつ多角形を含む基準描画データを取得する工程と、
    描画データからパターン面積密度マップを求める工程と、
    予め求められたパターン面積密度マップと位置ずれマップとの関係に基づいて、前記描画データの各頂点に対して、前記位置ずれマップを用いて各頂点の移動量を計算し、描画データの各辺を頂点の移動量で移動して補正描画データを作成する工程と、
    この補正描画データに基づいて描画する工程と、を備えたことを特徴とする荷電粒子ビーム描画装置の制御方法。
  13. 前記パターン面積密度マップは、前記描画データを複数の描画フィールド毎に分割し、さらに各描画フィールドを複数領域に区画し、各領域が割り当てられたパターン面積密度をもつことを特徴とする請求項9乃至12のいずれか記載の荷電粒子ビーム描画装置の制御方法。
  14. 前記電子レンズは多極をもった静電偏向器を含むことを特徴とする請求項9乃至13のいずれか記載の荷電粒子ビーム描画装置の制御方法。
  15. 前記描画データの多角形と前記補正描画データの多角形の頂点数は同一であることを特徴とする請求項9乃至14のいずれか記載の荷電粒子ビーム描画装置の制御方法。
  16. 前記補正描画データの各辺は、前記描画データの対応する辺に対してX−Y方向に関して傾斜していることを特徴とする請求項9、10、11乃至15のいずれか記載の荷電粒子ビーム描画装置の制御方法。
  17. 荷電粒子ビーム描画装置における補正データ作成方法において、
    複数の頂点をもつ多角形を含む描画データを取得する工程と、
    前記描画データからパターン面積密度マップを求める工程と、
    予め求められたパターン面積密度マップと各頂点の位置ずれとの関係に基づいて、前記描画データの各頂点に対して、頂点の移動量を計算し、描画データの各辺を頂点の移動量で移動して補正描画データを作成する工程と、を備えたことを特徴とする補正描画データ作成方法。
  18. 荷電粒子ビーム描画装置における補正データ作成方法において、
    複数の頂点をもつ多角形を含む描画データを取得する工程と、
    前記描画データからパターン面積密度マップを求める工程と、
    予め求められたパターン面積密度マップと各辺の位置ずれとの関係に基づいて、前記描画データの各辺に対して、その移動量を計算し、描画データの各辺を移動量で移動して補正描画データを作成する工程と、を備えたことを特徴とする補正描画データ作成方法。
  19. 荷電粒子ビーム描画装置における補正データ作成方法において、
    複数の頂点をもつ多角形を含む描画データを取得する工程と、
    前記描画データからパターン面積密度マップを求める工程と、
    予め求められたパターン面積密度マップと各頂点の位置ずれとの関係に基づいて、補正係数を求める工程と、
    前記描画データの各頂点に対して、前記補正係数を掛けて頂点の移動量を計算し、描画データの各辺を頂点の移動量で移動して補正描画データを作成する工程と、を備えたことを特徴とする補正描画データ作成方法。
  20. 荷電粒子ビーム描画装置における補正データ作成方法において、
    複数の頂点をもつ多角形を含む描画データを取得する工程と、
    前記描画データからパターン面積密度マップを求める工程と、
    予め求められたパターン面積密度マップと位置ずれマップとの関係に基づいて、
    前記描画データの各頂点に対して、前記位置ずれマップを用いて各頂点の移動量を計算し、描画データの各辺を頂点の移動量で移動して、補正描画データを作成する工程と、を備えたことを特徴とする補正描画データ作成方法。
  21. 前記パターン面積密度マップは、前記描画データを複数の描画フィールド毎に分割し、さらに各描画フィールドを複数領域に区画し、各領域が割り当てられたパターン面積密度をもつことを特徴とする請求項17乃至20のいずれか記載の補正描画データ作成方法。
  22. 前記パターン面積密度マップは、描画フィールドを複数領域に区画し、各領域が割り当てられたパターン面積密度をもつことを特徴とする請求項17乃至21のいずれか記載の補正描画データ作成方法。
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