JP6779598B2 - 包装装置 - Google Patents

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Description

本発明は、トレイに食品等の内容物を載せた商品をフィルムにより包装する包装装置に関する。
トレイに食品等の内容物を載せた商品を搬入し、搬入した商品をストレッチフィルムにより包装する包装装置は、知られている(特許文献1)。
特許第3916752号公報
上記特許文献1の包装装置は、オペレータが商品の情報を入力した後、トレイに内容物を載せた商品を計量コンベア上に載置すると、CCDカメラ等のセンサによりトレイに内容物を載せた商品を検出し、センサにより検出した情報とオペレータが入力した情報等を比較して、計量コンベア上に載置されたものがフィルムにより包装できるものであると判断した場合には、トレイに内容物を載せた商品をコンベアによりリフタに搬入し、所定のフィルム長さに切断された張設状態のフィルムによって包装するとともに、商品の情報が印字されたラベルを商品の所定の位置に貼付している。
しかしながら、センサにより商品を検出し、フィルムにより包装できるものであると判断した後に、オペレータによって商品が取り出されてしまうことがあり、そのような場合には、リフタに商品が搬入されない。
リフタに商品が搬入されないことが検出されると包装装置はエラーとして認識し包装処理を中断してしまうが、フィルムは既に所定の長さに繰り出されており、また、ラベルについても既に商品の情報等が印刷されており、エラーを解除するなどして包装処理を再開する場合には、既に繰り出されたフィルムやラベルは包装装置から取り除く必要があり、フィルムやラベルが無駄になっていた。
本発明は、これらの問題に鑑みてなされたものであって、包装装置における包装処理の途中で被包装物が取り出されるなど何らかのエラーが生じた場合であっても、フィルムやラベル等の消耗物をできるだけ無駄にすることのない包装装置を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成する為に請求項1に係る発明の包装装置は、被包装物が所定の載置部に置かれたことの検知、又は、操作者による所定の操作に基づいて、載置部に置かれた被包装物に対して包装処理を行う包装装置において、前記包装処理は、被包装物を包装する際に使用するフィルムを載置部に置かれた被包装物の寸法及び重量値の計測値に基づいて所定の長さ繰り出して張架し、かつ商品に貼付するラベルを操作者により入力された商品の情報及び前記計測値に基づいて印刷して消耗物を準備する消耗物準備処理を含む包装準備動作を行い、その後、被包装物を包装する包装動作を行う一連の処理であって、前記消耗物準備処理の終了後、前記包装準備動作又は前記包装動作に異状が検知された場合に、前記消耗物準備処理の際に準備された消耗物が当該異状が解消された後に包装処理を行う次の被包装物に対して使用できるか否かを判断する判断手段を備え、前記判断手段により次の被包装物に対して使用できると判断された場合には、前記消耗物準備処理の際に準備された消耗物を除去することなく使用して次の被包装物の包装処理を再開する
ことを特徴とする包装装置。
請求項2に係る発明の包装装置は、前記包装準備動作は、前記載置部に置かれた被包装物を包装動作を行う包装部まで搬入する処理を含むことを特徴とする。
求項に係る発明の包装装置は、前記判断手段は、異状が検知された場合に、搬入中の被包装物と異状が解消された後に包装を行う次の被包装物との寸法を比較し、次の被包装物の寸法が、異状が検知されたときの被包装物の寸法と同じか、もしくは異状が検知されたときの被包装物の寸法より小さい場合に、包装手段に張架されたフィルムにより包装可能であると判断することを特徴とする。
請求項に係る発明の包装装置は、前記判断手段は、前記包装手段に張架されたフィルムにより次の包装物が包装不可能であると判断された場合には、操作者に対して前記フィルムの除去を報知することを特徴とする。
請求項に係る発明の包装装置は、前記載置部から包装部に至る箇所に、被包装物の寸法を検出する検出手段を備えることを特徴とする
本発明の請求項1に係る包装装置によれば、被包装物を包装するための包装準備動作中に異状が生じて消耗物を準備した状態で包装処理が中断しても、準備した消耗物を次の被包装物の包装処理の際に使うことができるので、消耗物を無駄にすることがなく、また、消耗物を取り除く等の処理が必要無く、包装処理の再開を速やかに行うことができる。
請求項2に係る包装装置によれば、被包装物の搬入動作中に異状が生じた場合に、消耗物を無駄にすることを防止することができる。
請求項3に係る包装装置によれば、消耗物としてのフィルムを無駄にすることを防ぐことができる。
請求項4に係る包装装置によれば、次の被包装物が異状が検知された時に準備されたフィルムにより包装可能であるか否かの判断を、包装装置に備えられている商品の大きさを検出する検出手段を利用して行うことができるので、特別な手段を備えることなく、フィルムの無駄を省く制御を達成することができる。
請求項5に係る包装装置によれば、次の被包装物に対して小さすぎるフィルムにより不可能な包装をすることを防止でき、包装不良を起こすことがない。
請求項6に係る包装装置によれば、被包装物の寸法を搬送経路中で自動的に計測することができるので、被包装物の寸法等を事前に入力することなく、包装処理を行うことができる。
請求項7に係る包装装置によれば、消耗物としてのラベルを無駄にすることを防ぐことができる。
本発明の実施形態に係る包装装置の動作を説明するための包装装置の側面図である。 本発明の実施形態に係る包装装置の制御系を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る包装装置の被包装物を包装する動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る包装装置の入力表示手段に表示される表示例であり、(a)は被包装物の情報の入力を促す表示例であり、(b)はエラーが発生したときにエラー解除を促す表示例である。 本発明の実施形態に係る包装装置の入力表示手段に表示される表示例であり、(a)は包装処理の継続の確認を促す表示例であり、(b)は、フィルムの取り除きを促す表示例である。
本発明の実施形態に係る包装装置について、図面を参考にして説明する。
−包装装置の構成−
本発明の実施形態に係る包装装置は、図1に示すように、機体11と、機体11の前方に配置されて操作者が被包装物Tを載置する商品載置部12と、商品載置部12に載置された被包装物Tをフィルム包装手段15の下位に配置したリフト手段14まで搬送する搬送コンベア13と、被包装物Tを上方のフィルム包装手段15にまで上昇させるリフト手段14と、フィルム包装手段15により包装された被包装物Tを商品排出部17にまで排出する排出手段16と、商品排出部17に排出された被包装物Tの上面に内容物等の情報が印字されたラベルLを貼付する貼付手段18と、操作者により包装装置を制御するための情報を入力したり、包装装置の状態を監視するためのタッチパネル等の入力表示手段20(図2)を備えている。
そして、フィルム包装手段15に張架されたフィルムFに対してリフト手段14により下方から被包装物Tを突き上げて該被包装物Tの上面をフィルムFで覆い、そのフィルムFの周縁を被包装物Tの底面側に折り込んで包装する周知のストレッチフィルム包装装置であり、被包装物Tの流れ方向が手前搬入/手前排出の包装装置である。
なお、包装装置に向かって手前側を「前」、奥側を「後」、向かって右側を「右」、向かって左側を「左」とする。
包装装置の商品載置部12近傍には、被包装物T等の物品が載置されたことを検出する第1センサs1と、被包装物Tの重量を計量する計量手段(第2センサ)s2と、被包装物Tの長さ寸法及び幅寸法を計測する計測手段(第3センサ)s3が配置されており、商品載置部12に被包装物Tが載置されることによって、もしくは、搬送コンベア13により搬送されることによって、被包装物Tの重量及び長さ寸法及び幅寸法が計測できるように構成されている。
なお、包装装置は、商品載置部12がリフト手段を兼用するもの、すなわち、リフト手段に直接被包装物が載置されるものであってもよく、その場合には、搬送コンベア13等による搬送処理は省略することができる。
搬送コンベア13の搬送経路上のリフト手段14の近傍には、搬送経路上を搬送される被包装物Tがリフト手段14の配置位置に到達したことを検知する第4センサs4が配置されており、第4センサs4が被包装物Tがリフト手段14の配置位置に到達したことを検知することでリフト手段14が上昇駆動してフィルム包装手段15に張架されたフィルムFに対して突き上げ、被包装物Tの上面がフィルムで覆われるように構成されている。
前記リフト手段14の上方に配置されたフィルム包装手段15は,搬送コンベア13の搬送方向と直交する方向にフィルムロール配置部151を有し、そのフィルムロール配置部151にセットされたフィルムロール152から繰り出されるフィルムFの先端を保持するフィルム保持部(図示省略)を有している。そして、フィルム保持部でフィルムFの先端を挟持して引き出し、フィルムFを張架する位置まで移送するフィルムフィード機構153がフィルム保持部の先端に近接して配置されている。
フィルムフィード機構153の上方にはリフト手段14の上昇で被包装物Tの上面を覆うフィルムFの周縁を被包装物Tの底面側に折り込む左右折り込み部材154,154、後折り込み部材155、前折り込みローラ156、及び、排出手段16が配置されている。
前折り込みローラ156より前方の搬出部にはヒートシール装置(図示しない。)が配置され、被包装物Tの底面側に折り込まれたフィルムFの周縁部分をヒートシールし得るようになっている。
以上のように構成された本発明の実施形態に係る包装装置は、被包装物が商品載置部12に載置されることを検知すると被包装物を包装するための包装処理を開始する。なお、包装処理は、操作者の操作ボタンの操作等所定の操作により開始するようにしてもよい。
包装処理の開始によって、まず、包装準備動作が行われる。包装準備動作とは、被包装物をフィルムにより包装する動作、すなわち包装動作に先だって行われる準備動作全般を意味し、例えば、包装に使用するフィルムや被包装物に貼付するラベル等の消耗物を準備する消耗物準備処理、被包装物を包装位置まで搬入する搬入処理等がある。
そして、本発明の包装装置は、包装準備動作又は包装動作中に何らかの異状が検出された場合には、包装処理を中断して包装装置を停止させる。
このとき、本発明の包装装置は、包装準備動作中に準備された消耗物が異状が解消された後に包装を行う次の被包装物に対して使用できるか否かを判断する判断手段を備えており、判断手段により消耗物が次の被包装物に対して使用できると判断された場合には、消耗物を除去することなく使用することで、消耗物の無駄をなくすことができるものである。
なお、次の被包装物とは、異状が検出されたときに包装が行われている被包装物を、再度包装する場合の被包装物も含まれる。
以下、本発明の包装装置について、さらに詳細に説明する。
包装装置の制御系のブロック図を図2に示す。
(包装装置制御部)
包装装置を制御する制御手段(CPU)31にはバス31aを介してROM32、RAM33、タッチパネル等よりなる入力表示手段20、包装装置の各駆動系を制御する包装制御部21、商品載置部に被包装物が載置されたことを検知する第1乃至第4センサs1〜s4、及び通信用インターフェース(INF)40が接続されている。
ROM32には、制御手段(CPU)31が実行するプログラム、及び包装装置の各駆動系を制御する際に用いる包装制御データが記憶されており、RAM33には、制御手段(CPU)31がROM32に記憶されるプログラムを実行する際に用いる各種レジスタ及びフラグと、被包装物(商品)毎の各種データが記憶されたプリセットデータエリア等の記憶領域を備え、例えば、包装すべき数や被包装物のサイズデータ(幅データ、高さデータ、奥行きデータ)を記憶する被包装物記憶領域33aを有している。
入力表示手段20はタッチパネル等により形成され、操作者により包装装置の設定や被包装物の情報が入力され、また、包装装置の状態を表示する表示領域を有している。
包装制御部21は、包装動作を実行する場合にストレッチ包装機の各機構部を駆動する為の回路で、例えば、搬送コンベア駆動部22、リフト手段駆動部23、フィルムフィード駆動部24、左右、後折り込み部材駆動部25、排出手段駆動部26等を備えている。
通信用インターフェース(INF)40は、包装装置と外部装置との通信を行うためのインターフェースであり、例えばマスター等に接続して各店舗における包装処理の状態を集中管理することができる。
次に、上述した包装装置によって被包装物を包装する動作について、図3のフローチャートを参考に説明する。
(包装装置の動作フロー)
操作者により包装装置の電源が投入されると、制御手段(CPU)31は、図4(a)に示す、被包装物Tの情報を求める画面(被包装物情報入力画面)を入力表示手段20に表示して、操作者による情報の入力を待つ。なお、情報の入力画面は、規格された種々のトレイより選択する画面とすることもでき、それにより入力が簡潔となる。
操作者により被包装物Tの包装すべき数や被包装物のサイズデータ(幅データ、高さデータ、奥行きデータ)等の情報が情報入力画面に入力され、「完了」ボタン51が押されると、制御手段(CPU)31は、入力された被包装物Tの情報をRAM33の被包装物記憶領域33aに記憶し、第1センサs1により被包装物Tが検出されるまで、即ち、商品載置部12に被包装物Tが載置されるまで待機する(step1)。
商品載置部12に被包装物Tが載置されると、第1センサs1は被包装物Tの存在を検知し、制御手段(CPU)31に対して検出信号を送信する。制御手段(CPU)31は検出信号を受信すると、第2センサs2及び第3センサs3に対して、被包装物Tの寸法及び重量の計測を行うための信号を送信する。被包装物Tの寸法及び重量の計測を行うための信号を受信した第2センサs2及び第3センサs3は、被包装物Tの寸法及び重量を計測し、計測した寸法値及び重量値を制御手段(CPU)31に送信する(step2)。
制御手段(CPU)31は、受信した被包装物Tの寸法値及び重量値等に基づいて包装するフィルムの長さを決定し、フィルムフィード駆動部24に対してフィルムを所定長さ繰り出して張架するための信号を送信する。制御手段(CPU)31により送信された信号を受信したフィルムフィード駆動部24は、決定された長さ分フィルムを繰り出してカッタにより切断し、フィルムを張架・保持した状態で待機する(step3)。また、操作者により入力された情報及び計測された計測値に基づいて、商品に貼付するラベルLを印刷する。
一方、制御手段(CPU)31は、搬送コンベア駆動部22に対して駆動信号を送信して、搬送コンベア13を駆動して被包装物Tをリフト手段14に搬送する(step4)。
なお、第2センサs2及び第3センサs3による被包装物Tの寸法及び重量の計測は、搬送コンベア13による被包装物Tの搬送中に行うようにすることもできる。
この場合、被包装物Tの搬送中に検出した寸法等によってフィルムの準備をすることが時間的に不可能であれば、フィルムを準備するための情報として、操作者により入力された被包装物の情報を用いることもできる。
搬送コンベア13の搬送経路上に設けられた第4センサs4は、被包装物Tが搬送コンベア13により搬送されてリフト手段14の位置に搬送されたことを検知すると、制御手段(CPU)31に対してリフト手段14への搬送が正常に完了したことを示す信号(搬送完了信号)を送信する(step5)。
第4センサs4からの搬送完了信号を受信した制御手段(CPU)31は、リフト手段駆動部23に対して駆動信号を送信するとともに、フィルム包装手段15の左右、後折り込み部材駆動部25、及び、排出手段駆動部26に対して駆動信号を送信する。
制御手段(CPU)31より駆動信号を受信したリフト手段駆動部23、フィルム包装手段15の左右、後折り込み部材駆動部25、及び、排出手段駆動部26がそれぞれ所定のタイミングで駆動され、リフト手段14を上昇駆動させて被包装物Tをフィルム包装手段15に張設保持されている所定長さのフィルムFに対して下方より突き上げ、引き伸ばされた状態のフィルムの端部を、左右折り込み板と後折り込み板とにより被包装物Tの底部に折り込んだ後、排出手段16により被包装物Tを機体11前側の商品排出部17へ向けて水平に押動しながら、前記フィルムFの前側端部を前折り込みローラで被包装物の底部に折り込んでフィルムによる包装処理を行う(step6)。
次に、前記排出手段16による被包装物Tの押し出し移送中に貼付手段18により商品の情報が印字されたラベルLが商品上面に貼付され(step7)、被包装物Tに対する包装処理を終了する。そして、次の被包装物Tに対する包装処理を開始する。
一方、搬送コンベア13が駆動されてから所定時間内に第4センサs4からの搬送完了信号が受信されない場合には、制御手段(CPU)31はフィルム包装手段15による包装処理を中断する(step10)。
そして、制御手段(CPU)31は、例えば図4(b)に示すエラー発生画面を入力表示手段20に表示して、リフト手段14に被包装物Tが搬入されないなど何らかのエラーが発生したことを操作者に報知するとともに、エラーの解消を促して待機する。すなわち、入力表示手段20等により包装装置のエラーを確認した操作者が、エラーの原因を取り除き、エラーを解消して包装処理を継続する「継続」ボタン52が押されるまで待機する。
さらに、作業者によりエラーが解消され、「継続」ボタン52が押されると、制御手段(CPU)31は、入力表示手段20に包装処理の再開を促す図5(a)に示す再開画面を表示して、操作者によって被包装物Tが商品載置部12に載置され、操作者により「再開」ボタン54が押されるまで待機する(step11)。
操作者により「再開」ボタン54が押されると、制御手段(CPU)31は、第3センサs3に対して、商品載置部12に載置された被包装物(次の被包装物T2)の寸法を測定するための信号を送信する。制御手段(CPU)31から次の被包装物T2の寸法を測定するための信号を受信した第3センサs3は次の被包装物T2の寸法を計測して、計測値を制御手段(CPU)31に送信する。第3センサs3から次の被包装物T2の計測値を受信した制御手段(CPU)31は、次の被包装物T2の計測値が、エラーが生じた際に包装処理がなされていた被包装物(前の被包装物T1)の包装処理のときに張架されたフィルムF1により、包装処理が可能であるか否かを判断する(step12)。このとき、制御手段(CPU)31は、フィルムF1が使用可能であるか否かを判断する判断手段として機能している。
判断の具体的な基準について一例を説明すると、次の被包装物T2の長さ及び幅寸法と前の被包装物T1の長さ及び幅寸法とを比べて、前の被包装物T1の寸法と同じである場合にフィルムF1が次の被包装物T2の包装処理に使用可能であると判断する。なお、前の被包装物T1の長さ及び幅寸法に比べて小さい場合であってもフィルムF1が使用可能であると判断してもよいし、また、前の被包装物T1の長さ及び幅寸法に比べて若干大きくてもフィルムF1により次の被包装物T2が包装できれば使用可能であると判断してもよい。
被包装物Tの高さ寸法を考慮することにより、さらに正確な判断が可能である。
制御手段(CPU)31により、前の被包装物T1に対するフィルムF1が使用可能であると判断された場合には、フィルム包装手段15に張架されているフィルムF1を除去することなく、すなわち、次の被包装物に対しては、フィルムを準備する消耗物準備処理(step3)を省略して、step4に戻って搬送コンベア13を駆動するなど、次の被包装物T2に対して、消耗物準備処理後の包装準備動作やその後の包装動作等の包装処理等を再開する。
一方、フィルムF1が次の被包装物T2の包装処理に使用可能ではないと判断された場合には、例えば図5(b)に示す、フィルムを取り外す旨の指示を入力表示手段20に表示するなどして、操作者に対してフィルムF1を取り除くことを促し、操作者によりフィルムF1が取り除かれるのを待つ(step13)。
そして、操作者によりフィルム包装手段15のフィルムF1が取り除かれ、「再開」ボタン56が押されると、制御手段(CPU)31は、前の被包装物T1に対する包装処理を終了し、次の被包装物T2に対する包装処理を開始する。
なお、図3のフロー図には記載されていないが、エラー発生画面及び再開画面等には、包装処理を中止するための「中止」ボタン53,55,57が配置されており、操作者により「中止」ボタン53,55,57が押されることにより、制御手段(CPU)31は包装処理を中止して、初期状態に戻る。
以上の包装処理は、操作者により、包装装置の電源が切断されるまで続けられる。
以上の包装処理により、包装処理中に何らかのエラーが検出され包装処理が中断された場合であっても、フィルム包装手段に張設されたフィルムは常に取り除かく必要はなく、次の包装処理の再開時に、前の包装処理時に張設されたフィルムが使用できる否かを判断して、使用不可能であると判断されたときのみフィルムの取り除きを必要とするものであるから、包装処理の再開がスムーズで、また、資源的にも無駄がない。
特に、同一の寸法の被包装物を所定数まとめて包装する場合には、エラーが発生した場合であってもフィルムは使用可能である場合がほとんどであるので、有効である。
なお、本発明は、上記実施形態の包装装置に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲において、例えば下記に示すように変更が可能である。
(1)本発明においては、第3センサs3により、被包装物の寸法を計測してフィルムの繰り出し長さを決定していたが、操作者により入力された被包装物の情報に基づいてフォルムの繰り出し長さを決定しても良い。
その場合、step12におけるフィルムが再利用可能か否かの判断において、次の被包装物が前の被包装物と同一のものであるか否かを操作者に確認する画面を表示して、操作者により次の被包装物が同じものであると回答した場合、若しくは、次の被包装物の寸法が小さい場合にフィルムF1が使用可能であると判断するようにしてもよい。
反対に、操作者に対して被包装物に対する情報の入力を求めないようにして、センサにより検出される情報に基づいて、フィルムの長さ等を決定するように構成する。
(2)第1センサs1を設けることなく、第2センサs2もしくは第3センサs3を第1センサと兼用させて、被包装物Tの寸法や重量を計測できることをもって被包装物Tが載置されたことが検出されたと判断し、制御手段(CPU)に送信するように制御することも可能である。また、各センサは、それぞれの作用を達成することができれば、どのようなセンサであってもよい。
(3)実施形態において、制御手段(CPU)は、第2センサs2及び第3センサs3に対する計測を行うための信号の送信と、搬送コンベア駆動部に対する駆動信号をほぼ同時に送信しているが、被包装物Tの寸法値及び重量値を受信した制御手段(CPU)は、受信した寸法値及び重量値と操作者により入力された被包装物Tの情報とを比較して、商品載置部に載置されたものが操作者が包装しようとしている被包装物Tであるか否かを判断し、対象としている被包装物Tであると判断されたときのみ搬送コンベアを駆動するように制御してもよい。その場合、対象としている被包装物Tでないと判断されたときには、載置されたものが取り除かれるまでそのまま待機して、取り除かれたらstep1に戻るように制御することができ、例えばタオルなどが商品載置部に置かれたときの誤動作を防ぐことができる。
(4)実施形態においては、ひとつの消耗物であるフィルムについて、エラー時における使用可能性を判断して再利用を行っているが、再利用に関する技術はフィルムの再利用にのみ適用されものではなく、例えば被包装物Tに貼付されるラベルL等の他の消耗物についても適用することができる。
その際、次の被包装物T2に対して前の被包装物T1へのラベルが使用できるか否かの判断は、例えば定貫商品については使用できると判断し、不定貫商品については使用できないと判断してもよく、また、時間や重量等の所定の情報を比較して、情報が一致する場合などにラベルLが使用できると判断することもできる。
(5)本発明の実施形態においては、被包装物Tの流れ方向が手前搬入/手前排出の包装装置である周知のストレッチフィルム包装装置を採用しているが、包装装置の構成は何ら限定されるものではなく、例えば手前搬入/後方排出の包装装置など、いかなる形式の包装装置であってもよい。
11 :機体
12 :商品載置部
13 :搬送コンベア
14 :リフト手段
15 :フィルム包装手段
151 :フィルムロール配置部
152 :フィルムロール
153 :フィルムフィード機構
154 :左右折り込み部材
155 :後折り込み部材
156 :前折り込みローラ
16 :排出手段
17 :商品排出部
18 :貼付装置
20 :入力表示手段
21 :包装制御部
22 :搬送コンベア駆動部
23 :リフト手段駆動部
24 :フィルムフィード駆動部
25 :左右、後折り込み部材駆動部
26 :排出手段駆動部
31 :制御手段(CPU)
31a :バス
32 :ROM
33 :RAM
33a :被包装物記憶エリア

Claims (5)

  1. 被包装物が所定の載置部に置かれたことの検知、又は、操作者による所定の操作に基づいて、載置部に置かれた被包装物に対して包装処理を行う包装装置において、
    前記包装処理は、被包装物を包装する際に使用するフィルムを載置部に置かれた被包装物の寸法及び重量値の計測値に基づいて所定の長さ繰り出して張架し、かつ商品に貼付するラベルを操作者により入力された商品の情報及び前記計測値に基づいて印刷して消耗物を準備する消耗物準備処理を含む包装準備動作を行い、その後、被包装物を包装する包装動作を行う一連の処理であって、
    前記消耗物準備処理の終了後、前記包装準備動作又は前記包装動作に異状が検知された場合に、前記消耗物準備処理の際に準備された消耗物が当該異状が解消された後に包装処理を行う次の被包装物に対して使用できるか否かを判断する判断手段を備え、前記判断手段により次の被包装物に対して使用できると判断された場合には、前記消耗物準備処理の際に準備された消耗物を除去することなく使用して次の被包装物の包装処理を再開する
    ことを特徴とする包装装置。
  2. 前記包装準備動作は、前記載置部に置かれた被包装物を包装動作を行う包装部まで搬入する処理を含む
    ことを特徴とする請求項1記載の包装装置。
  3. 前記判断手段は、異状が検知された場合に、搬入中の被包装物と異状が解消された後に包装を行う次の被包装物との寸法を比較し、次の被包装物の寸法が、異状が検知されたときの被包装物の寸法と同じか、もしくは異状が検知されたときの被包装物の寸法より小さい場合に、包装手段に張架されたフィルムにより包装可能であると判断する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の包装装置。
  4. 前記判断手段は、前記包装手段に張架されたフィルムにより次の包装物が包装不可能であると判断された場合には、操作者に対して前記フィルムの除去を報知する
    ことを特徴とする請求項3に記載の包装装置。
  5. 前記載置部から包装部に至る箇所に、被包装物の寸法を検出する検出手段を備える
    ことを特徴とする請求項1乃至いずれか記載の包装装置。

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