JP6760044B2 - 光軸調整用装置 - Google Patents

光軸調整用装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6760044B2
JP6760044B2 JP2016247891A JP2016247891A JP6760044B2 JP 6760044 B2 JP6760044 B2 JP 6760044B2 JP 2016247891 A JP2016247891 A JP 2016247891A JP 2016247891 A JP2016247891 A JP 2016247891A JP 6760044 B2 JP6760044 B2 JP 6760044B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical axis
guide light
conical
laser
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2016247891A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018101723A (ja
Inventor
雄哉 高橋
雄哉 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2016247891A priority Critical patent/JP6760044B2/ja
Publication of JP2018101723A publication Critical patent/JP2018101723A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6760044B2 publication Critical patent/JP6760044B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Lasers (AREA)

Description

本発明は、光軸調整用装置に関する。
下記の特許文献1には、フェルールにレーザ光を照射して、CCDカメラを介してモニタにてレーザ光の集光点を映し出し、レーザ光の光軸の位置ずれ量を計測して調整する技術が開示されている。
特開2014−123691号公報
しかしながら、上記先行技術では、レーザ光の光軸の位置ずれ量を計測するためCCDカメラ等の専用の計測装置が必要であり、また、レーザ光の光軸の位置ずれ量から補正量を算出して補正しなければならず、手間が掛かってしまう。
本発明は、上記事実を考慮し、レーザ装置のレーザ光の光軸を容易に調整することができる光軸調整用装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の光軸調整用装置は、レーザ装置が装着される装着部と、前記装着部に前記レーザ装置が装着された状態で当該レーザ装置から出射され、レーザ光の照射位置を示す可視可能なガイド光の光軸上に配置されると共に、円錐状に形成されかつ頂部に前記ガイド光のスポットが形成される円錐部と、を有している。
請求項1に記載の光軸調整用装置では、レーザ装置が装着部に装着された状態で、当該レーザ装置から出射され、レーザ光の照射位置を示す可視可能なガイド光の光軸上には、円錐状に形成された円錐部が配置されている。この円錐部の頂部にガイド光のスポットが形成されるようになっている。
ここで、「ガイド光」とは、レーザ光の照射位置を示し、レーザ光の光軸の調整を行うための可視可能な補助光のことである。一般に、レーザ装置では、光源から出射されたガイド光が集光されるようになっており、ガイド光の集光前と集光後とで光軸の位置を一致させる必要があるため、集光部材の位置を変えられるようになっている。
そして、本発明では、例えば、ガイド光の集光前と集光後とでガイド光の光軸の位置がずれている場合、ガイド光のスポットは、ガイド光の光軸上に配置された円錐部の頂部に対してずれた位置に形成されてしまう。これに対して、ガイド光の集光前と集光後とでガイド光の光軸が一致している場合、ガイド光のスポットは、円錐部の頂部に形成されることとなる。つまり、本発明では、スポットが形成された位置によって、ガイド光の光軸がずれているか否かの確認をすることができる。
また、本発明では、ガイド光の光軸のずれ量を検出するため、光軸調整用装置に円錐部が設けられている。例えば、ガイド光の光軸がずれた場合、ガイド光の少なくとも一部は円錐部の円錐面を照射することとなる。円錐面は、円錐部の軸線に対して傾斜して形成されているため、ガイド光により円錐面が照射されると、ガイド光のスポット径は円錐面に沿って増幅されることとなる。すなわち、ガイド光の光軸のずれ量が増幅され、光軸のずれ量を目視で容易に確認することができる。このため、光軸のずれ量に応じて、ガイド光の光軸のずれを調整することができる。ガイド光は、レーザ光の照射位置を示すため、ガイド光の光軸のずれを調整することで、結果的に、レーザ装置のレーザ光の光軸のずれを抑制することができる。
なお、円錐部において、ここでの「頂部」は、「点」以外に「面」を含む意であり、円錐台も含まれる。また、ここでの「円錐状」は、円錐部の上部が下部よりも外径寸法が小さく形成された形状をいい、円錐部の母線が、直線状に形成されたもの以外に階段状に形成されたもの、また、曲線状に形成されたものを含む意である。さらには、これらが複合的に繋がって円錐部の母線が形成されてもよい。
以上説明したように、請求項1に記載の光軸調整用装置は、レーザ装置の光軸の位置を容易に調整することができる、という優れた効果を有する。
本実施の形態に係る光軸調整用装置を示す斜視図である。 本実施の形態に係る光軸調整用装置を示す平面図である。 図2に示す3−3線に沿って切断したときの光軸調整用装置に対応して示す、当該光軸調整用装置がレーザ装置に装着される直前の状態を示す断面図である 本実施の形態に係る光軸調整用装置がレーザ装置に装着された状態を示す、図3に対応する断面図である レーザ装置で切断ワークを切断する状態を示す説明図である。 (A)はレーザ装置の光軸の位置がずれていない状態を示す説明図であり、(B)はレーザ装置の光軸の位置がずれた状態を示す説明図である。 本実施の形態に係る光軸調整用装置の円錐部の頂部とレーザ装置のスポットの関係を示す説明図である。 本実施の形態に係る光軸調整用装置の円錐部の作用を説明するための円錐部の側面図である。 本実施の形態に係る光軸調整用装置の円錐部の変形例1を示す円錐部の側面図である。 本実施の形態に係る光軸調整用装置の円錐部の変形例2を示す円錐部の側面図である。 本実施の形態に係る光軸調整用装置の円錐部の変形例3を示す円錐部の側面図である。 (A)、(B)は、本実施の形態に係る光軸調整用装置がロボットに取付けられたレーザ装置にそれぞれ装着された状態を示す斜視図である。
以下、図面を用いて、本実施の形態に係る光軸調整用装置について説明する。
(光軸調整用装置の構成)
まず、本実施の形態に係る光軸調整用装置の構成について説明する。
図1には、本実施の形態に係る光軸調整用装置10の斜視図が示されており、図2には、光軸調整用装置10の平面図が示され、図3には、図2に示す3−3線に沿って切断したときの断面図が示されている。なお、図3には、光軸調整用装置10の上方に、後述するレーザ装置28が図示されている。
図1及び図3に示されるように、光軸調整用装置10は、下部10Aを構成する台座12と、上部10Bを構成する装着部14と、台座12と装着部14を連結させる柱部16と、を含んで構成されており、台座12及び装着部14は、平面視で円形に形成されている。なお、光軸調整用装置10の形状は、平面視で角状に形成されてもよい。
台座12は樹脂や金属等で形成されており、台座12の上面12Aには、その中央部に、先端が尖るように形成された円錐状の円錐部18が立設されている。また、台座12の下面12B側には、台座12の外縁側に、周方向に沿って円柱状の凹部20が等間隔に4つ形成されている。
当該凹部20には、ボルト22の頭部22Aが収容されるようになっており、凹部20の中央部には、当該ボルト22のネジ部22Bが螺合されるネジ孔24が貫通している。そして、ボルト22のネジ部22Bがネジ孔24に螺合された状態で、当該ネジ部22Bは台座12の上面12Aから露出するように設定されている。
一方、柱部16はそれぞれ円筒状の金属で形成されており、柱部16の長手方向の両端部には、それぞれ雌ネジ部16A、16Bが形成されている。このため、台座12の上面12Aから露出するボルト22のネジ部22Bに、柱部16の雌ネジ部16Bを螺合させることにより、柱部16は台座12に固定される。
さらに、装着部14は金属で形成されており、装着部14の外縁側に、周方向に沿ってネジ孔23が等間隔に4つ貫通している。そして、ボルト25のネジ部25Bがネジ孔23に螺合された状態で、当該ネジ部25Bは装着部14の下面14Aから露出するように設定されており、ネジ部25Bの先端部を柱部16の雌ネジ部16Aに螺合させることにより、装着部14が柱部16を介して台座12に固定される。
また、装着部14の上面14Bには、その中央部に雄ネジ部26が突設されており、雄ネジ部26を介して、当該装着部14にはレーザ装置28が装着可能とされる。具体的に説明すると、図5に示されるように、レーザ装置28の先端部28Aには、ノズル部30が装着されている。当該レーザ装置28の先端部28A側には、口部32が設けられており、口部32内には雌ネジ部(図示省略)が形成されている。一方、ノズル部30の基部34は円筒状に形成されており、当該基部34には雄ネジ部(図示省略)が形成されている。つまり、レーザ装置28の口部32に対してノズル部30は着脱可能とされている。
このため、ノズル部30の基部34をレーザ装置28の口部32から取り外すことにより、図3に示されるように、口部32が露出する。この状態で、図4に示されるように、レーザ装置28の口部32に形成された雌ネジ部(図示省略)に光軸調整用装置10の装着部14に設けられたネジ部22Bを螺合させると、レーザ装置28の口部32に光軸調整用装置10が装着される。
なお、図2及び図3に示されるように、装着部14には、径方向で雄ネジ部26とボルト25の間に穴部27が形成されている。この穴部27は、図2に示されるように、周方向で隣り合うボルト25とボルト25の間に位置するように配置されており、雄ネジ部26とボルト25を結ぶ直線上に配置されないように設定されている。
ところで、図5に示されるように、例えば、レーザ装置28は、内部に集光レンズ(集光部材)36が設けられており、図示しない光源から出射されたレーザ光は、光ファイバにより伝送されてコリメータレンズ(図示省略)により収差補正され(レーザ光R1)、当該集光レンズ36によって集光される(レーザ光R2)。
このように、集光レンズ36によって集光されたレーザ光R2によって、被切断部材となる切断ワーク40が照射され、被加工部42が溶融する。このとき、レーザ装置28からはアシストガスが噴出され、被加工部42では溶融された被加工材料が除去される。これにより、被加工部42において、切断ワーク40は切断される。
一方、前述のアシストガスは、レーザ光R2と同軸で噴出される。このため、レーザ装置28において、図示しない光ファイバにより伝送されたレーザ光R1の光軸P1の位置と集光レンズ36によって集光されたレーザ光R2の光軸P2の位置がずれている場合、被加工部42に対して、アシストガスの噴出位置がずれることになり、アシストガスの圧力が低下することとなる。この場合、切断ワーク40では、加工精度が低下するだけでなく、アシストガスの圧力の低下により、溶融した被加工材料が十分に除去されず、そのまま凝固し切断不良が生じてしまう。
したがって、レーザ装置28において、集光レンズ36によって集光される前のレーザ光R1の光軸P1と集光レンズ36によって集光されたレーザ光R2の光軸P2とが一致するように設定する必要がある。
ここで、レーザ装置28の集光レンズ36は、レーザ装置28に設けられた環状のホルダー44に装着されている。ホルダー44には、周方向に沿って調整ネジ46が等間隔に4つ設けられている。この調整ネジ46をねじ込むことによって、集光される前のレーザ光R1の光軸P1に対して略直交する方向に沿って集光レンズ36の位置が調整されることになる。つまり、この集光レンズ36によって、レーザ光R1の光軸P1の位置に対してレーザ光R2の光軸P2の位置が調整される。
上記について具体的に説明すると、図4に示されるように、レーザ装置28の口部32に光軸調整用装置10を装着させた状態で、レーザ装置28において、図示しない光源からガイド光G1を出射させる。光軸調整用装置10の下部10Aには、円錐部18が設けられているため、レーザ装置28の光源(図示省略)から出射され集光されたガイド光G2は、円錐部18の頂部(頂点)18Aを照射することとなる。なお、ここでは、円錐部18の頂部18Aを見やすくするため、「点」ではなく「面」として形成している。
ここで、「ガイド光」とは、レーザ光の照射位置を示しレーザ光の光軸の調整を行うための可視可能な補助光のことである。したがって、後述するガイド光G1、G2とレーザ光R1、R2とは実質的には異なるものであるが、本実施形態では、説明の便宜上、図4において、ガイド光G1、G2とレーザ光R1、R2は、それぞれ同じ符号を付している。
本実施形態では、図6(A)に示されるように、光軸調整用装置10(図1参照)に設けられた円錐部18は、円錐部18の底面18Cと母線L1との間で成す角度θ1が、約80度となるように設定されている。なお、円錐部18は、例えば、黒色の艶消しの樹脂で形成され、ガイド光G2により円錐部18が照射された状態でガイド光G2が反射しないようにしている。これにより、円錐部18の頂部18Aでは、ガイド光G2のスポットS1(ドットで示す領域)の外縁が目視可能とされる。なお、円錐部18が金属で形成された場合は、円錐部18の表面を染色やエッチング等により、反射防止の処理を施す必要がある。
また、図7に示されるように、円錐部18の頂部18Aの外径φ1は、ガイド光G2のスポットS1の外径(いわゆるスポット径)φ2よりも僅かに大きくなるように設定される。例えば、ガイド光G2のスポット径φ2が0.2mmの場合、円錐部18の頂部18Aの外径φ1は、0.3mmとされる。
そして、図4及び図6(A)に示されるように、ガイド光G2のスポットS1が円錐部18の頂部18Aに形成されると、レーザ装置28における、集光レンズ36による集光前のガイド光G1の光軸P1と集光後のガイド光G2の光軸P2は一致しているといえる。なお、図7における、円錐部18の頂部18Aの外径φ1とガイド光G2のスポット径φ2の差分δは、ガイド光G2の許容ずれ量とされる。
一方、図6(B)に示すガイド光G2のスポットS2のように、スポットS2の位置が円錐部18の頂部18Aに対してずれて形成された場合、ガイド光G2の光軸P2の位置は、集光前のガイド光G1の光軸P1の位置に対してずれていることが分かる。この場合、レーザ装置28に設けられている4つの調整ネジ46のうち調整に必要な調整ネジ46を回転させ、ガイド光G2のスポットS2の位置を調整する。
(光軸調整用装置の作用及び効果)
次に、本実施の形態に係る光軸調整用装置の作用及び効果について説明する。
図4に示されるように、本実施の形態に係る光軸調整用装置10は、レーザ装置28に装着可能とされる。そして、光軸調整用装置10がレーザ装置28に装着された状態で、当該レーザ装置28から出射され集光レンズ36により集光されたガイド光G2の光軸P2上には、光軸調整用装置10に設けられた円錐部18が配置されている。そして、この円錐部18の頂部18Aにガイド光G2のスポットS1(図6(A)参照)が形成されるようになっている。
レーザ装置28では、前述のように、図示しない光源から出射されたガイド光G1が集光されるようになっているが、集光レンズ36による集光前のガイド光G1の光軸P1の位置と集光レンズ36による集光後のガイド光G2の光軸P2の位置を一致させる必要がある。
例えば、集光前のガイド光G1の光軸P1の位置と集光後のガイド光G2の光軸P2の位置とがずれている場合、図6(B)に示されるように、ガイド光G2のスポットS2は、ガイド光G2の光軸P2上に配置された円錐部18の頂部18Aに対してずれた位置に形成されてしまう。これに対して、集光前のガイド光G1の光軸P1の位置と集光後のガイド光G2の光軸P2の位置とが一致している場合、図6(A)に示されるように、ガイド光G2のスポットS1は、円錐部18の頂部18Aに形成されることとなる。
つまり、本実施形態では、図6(A)、(B)に示されるように、スポットS1、S2が形成された位置によって、ガイド光G1の光軸P1の位置に対してガイド光G2の光軸P2の位置がずれているか否かの確認をすることができる。
また、本実施形態では、図4に示されるように、(ガイド光G1の光軸P1の位置に対して)ガイド光G2の光軸P2の位置ずれ量を検出するため、光軸調整用装置10に円錐部18が設けられている。例えば、図6(B)に示されるように、ガイド光G2の光軸P2の位置がずれた場合、ガイド光G2の少なくとも一部は、円錐部18の円錐面18Bを照射することとなる。
円錐部18の円錐面18Bは、円錐部18の軸線Qに対して傾斜して形成されているため、ガイド光G2により円錐面18Bが照射されると、ガイド光G2のスポット径は円錐面18Bに沿って増幅されることとなる。つまり、ガイド光G2の光軸P2の位置ずれ量は増幅され、光軸P2の位置ずれ量を目視で容易に確認することができる。
このため、光軸P2の位置ずれ量に応じて、図4で示すガイド光G1の光軸P1の位置に対してガイド光G2の光軸P2の位置ずれを調整する。具体的には、光軸P2の位置ずれ量に応じて、4つのうち適切な調整ネジ46をねじ込むことによって、集光レンズ36が適切な位置に配置される。前述のように、ガイド光G2は、レーザ光R2の照射位置を示すため、ガイド光G2の光軸P2の位置ずれを調整することで、結果的に、レーザ装置28のレーザ光R2の光軸P2の位置ずれを抑制することができる。
ここで、図示はしないが、例えば、図6(A)に示す円錐部18の頂角θ2が、ガイド光G2の集光角度θ3よりも小さい場合、光軸P2の位置がずれた場合に円錐部18の円錐面18Bが全体に亘って照射され、光軸P2の位置ずれ量を目視で確認することが難しくなる。このため、本実施形態では、円錐部18の頂角θ2の方が、ガイド光G2の集光角度θ3よりも大きくなるように設定されている。
(その他の実施形態)
ところで、図4に示すレーザ装置28において、例えば、切断ワーク40の板厚や強度によってレーザ光R2のスポット径を変える場合、図示はしないが、集光レンズ36を光軸P1に沿って移動させることが可能である。
本実施形態における光軸調整用装置10では、レーザ装置28のガイド光G2の光軸P2の位置ずれ量を検出するために円錐状の円錐部18が設けられている。このため、前述のように、レーザ光R2のスポット径(図示省略)が変わったとしても、つまり、ガイド光G2のスポット径が変わったとしても、当該円錐部18によって、ガイド光G2の光軸P2の位置ずれ量を検出することができる。
例えば、図6(A)に示すガイド光G2のスポットS1の面積が、図8に示されるように、円錐部18の頂部18Aの面積よりも大きい場合(φ1+α1、φ1+α2、φ1+α3、φ1+α4)、ガイド光G2は、円錐部18の頂部18A以外に円錐面18Bも照射することとなる。そして、ガイド光G2の光軸P2の位置がずれていない場合、円錐部18の軸線Qに対して直交する方向に沿ってガイド光G2のスポットライン(H1、H2、H3、H4)が形成される。これにより、ガイド光G2の光軸P2の位置がずれているか否かの確認をすることができる。
なお、円錐部18の円錐面18Bにおいて、円錐部18の頂部18Aを基準とする複数の同心円、つまり、図8に示すスポットライン(H1、H2、H3、H4)と同じ位置に、予め目盛り(H1、H2、H3、H4)が形成されてもよい。この目盛り(H1、H2、H3、H4)は、円錐部18に対して直交する方向に沿って形成されるため、目盛り(H1、H2、H3、H4)に沿ってガイド光G2のスポットラインが形成されているか否かによって、ガイド光G2の光軸P2の位置がずれているか否かの確認をすることができる。ここで、スポットラインと目盛りとは意味が異なるものであるが、説明の便宜上、ここでは、同じ符号(H1、H2、H3、H4)で説明している。
また、以上の実施形態では、図6(A)に示されるように、円錐面18Bにおいて母線L1が直線で形成された円錐部18について説明したが、円錐部はこれに限るものではない。例えば、図9に示されるように、円錐部48において、当該円錐部48の軸線Qに沿って円錐面48Bに複数の段部50、52、54が形成されてもよい。この段部50、52、54は、平面視で頂部48Aの同心円上に配置される。
これにより、図6(A)に示すガイド光G2のスポットS1の大きさ(面積)に合わせて、ガイド光G2の光軸P2の位置ずれ量を検出する段部50、52、54(φ1+α5、φ1+α6、φ1+α7)を変えることができる。なお、この場合、段部50、52、54によって、目盛り(H5、H6、H7)が形成されてこととなる。
上記以外にも、図10に示されるように、円錐部56において、図8に示す円錐部56の軸線Qに対して直交する方向に沿って円錐面56Bに溝部58、60、62、64が形成されてもよい。そして、この溝部58、60、62、64は、断面形状が円弧状を成すように形成されており、平面視で頂部56Aの同心円上に配置される。なお、この場合、溝部58、60、62、64の上縁及び下縁に目盛りが形成されてこととなる。
つまり、溝部58、60、62、64を形成することによって、平面視で頂部56Aの同心円上に目盛り(H1、H2、H3、H4)が形成されると共に、この目盛り(H1、H2、H3、H4)の内側にはそれぞれ目盛り(H8、H9、H10、H11)が形成されることとなる。
さらに、図11に示されるように、円錐面66Bにおいて母線L2が曲線で形成された円錐部66でもよい。このように、母線L2が曲線で形成された場合、当該母線L2は、中央側が円錐部66の軸線Q側へ向かって膨らむように形成された方がよい。なお、本実施形態では、母線L2は円錐部66の高さ方向で異なる曲率を有する曲線が繋がって形成されている。具体的には、円錐部66の頂部66A側では母線L2の曲率は小さく、底面66C側へ向かうにつれて母線L2の曲率は大きくなっている。
これにより、円錐部66は頂部66A側では母線L2の斜度がきつく、底面66C側へ向かうにつれて母線L2の斜度が緩やかになっている。つまり、この円錐部66では、ガイド光G2の光軸P2の位置がずれた場合に、頂部66A側では光軸P2の位置ずれ量における増幅率が高くなり、底面66C側では光軸P2の位置ずれ量における増幅率は小さくなる(スポットS3>スポットS4>スポットS5)。
すなわち、この円錐部66では、頂部66A側では、光軸P2の位置ずれ量における増幅率が高い分、光軸P2に対する位置決め精度は高くなる。なお、図6(A)に示す円錐部18においても頂部18A側のみ曲率が小さくなるように形成されてもよい。
以上のように本実施形態では、図4に示されるように、レーザ装置28に光軸調整用装置10を装着させた状態で、ガイド光G1の光軸P1の位置に対するガイド光G2の光軸P2の位置ずれ量を検出し、集光レンズ36の位置を調整することによって、結果的に、レーザ光R2の光軸P2の位置ずれを調整することができる。
つまり、本実施形態では、図12(A)、(B)に示されるように、ロボット68にレーザ装置28が取付けられた状態で、当該レーザ装置28に光軸調整用装置10を装着させることができ、この状態でレーザ光R2の光軸P2の位置ずれを調整することができるため、レーザ光R2の光軸P2の位置ずれを調整するため、レーザ装置28をロボット68から取り外さなければ光軸P2の位置ずれ量が検出できないような場合と比較して、レーザ装置28のメンテナンス等においても大変便利である。
また、本実施形態では、レーザ装置28に光軸調整用装置10を装着させるため、レーザ装置28の向き(鉛直方向、水平方向)に関係なく、レーザ光R2の光軸P2の位置ずれを調整することができる。
さらに、本実施形態では、切断用のレーザ装置について説明したが、溶接用のレーザ装置において本実施形態は適用可能である。
以上、本発明の実施形態の一例について説明したが、本発明の実施形態は、上記に限定されるものでなく、一実施形態及び各種の変形例を適宜組み合わせて用いても良いし、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
10 光軸調整用装置
14 装着部
18 円錐部
18A 頂部
28 レーザ装置
48 円錐部
48A 頂部
56 円錐部
56A 頂部
66 円錐部
66A 頂部
G2 ガイド光
P2 光軸
R2 レーザ光
S1 スポット

Claims (1)

  1. レーザ装置が装着される装着部と、
    前記装着部に前記レーザ装置が装着された状態で当該レーザ装置から出射され、レーザ光の照射位置を示す可視可能なガイド光の光軸上に配置されると共に、円錐状に形成されかつ頂部に前記ガイド光のスポットが形成される円錐部と、
    を有する光軸調整用装置。
JP2016247891A 2016-12-21 2016-12-21 光軸調整用装置 Expired - Fee Related JP6760044B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016247891A JP6760044B2 (ja) 2016-12-21 2016-12-21 光軸調整用装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016247891A JP6760044B2 (ja) 2016-12-21 2016-12-21 光軸調整用装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018101723A JP2018101723A (ja) 2018-06-28
JP6760044B2 true JP6760044B2 (ja) 2020-09-23

Family

ID=62714484

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016247891A Expired - Fee Related JP6760044B2 (ja) 2016-12-21 2016-12-21 光軸調整用装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6760044B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102525794B1 (ko) * 2020-11-18 2023-04-26 (주)파트론 차량용 승객 감지 시스템

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5261387A (en) * 1975-11-14 1977-05-20 Mochida Pharm Co Ltd Focus direct vision laser knife device
JPS5666395A (en) * 1979-10-30 1981-06-04 Sumitomo Electric Ind Ltd Adjusting method of optical axis of laser processing equipment
SE429803B (sv) * 1982-01-29 1983-09-26 Ericsson Telefon Ab L M Sett att uppretthalla en forutbestemd lobriktning vid en laserpulssendare jemte anordning for utforande av settet
JPS61255079A (ja) * 1985-05-07 1986-11-12 Nippon Steel Corp Co↓2レ−ザ発振器
JPS6339151U (ja) * 1986-08-27 1988-03-14
JPS63108986A (ja) * 1986-10-24 1988-05-13 Mitsubishi Electric Corp Co↓2レ−ザ加工機の加工ヘツド装置
JPH01102712U (ja) * 1987-12-24 1989-07-11
JPH05160013A (ja) * 1991-12-04 1993-06-25 Hitachi Ltd 高さ測定装置の光軸調整方法
JP2584919Y2 (ja) * 1991-12-06 1998-11-11 株式会社ダイヘン レーザー光吸収装置
JP2000349372A (ja) * 1999-06-04 2000-12-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd ガスレーザビーム吸収装置
JP2002203329A (ja) * 2000-12-28 2002-07-19 Sankyo Seiki Mfg Co Ltd レーザ光源装置、レーザ光源装置における光軸調整方法、および光ヘッド装置
JP4583955B2 (ja) * 2005-02-08 2010-11-17 三星ダイヤモンド工業株式会社 レーザ加工装置
JP2010164529A (ja) * 2009-01-19 2010-07-29 Hamamatsu Photonics Kk 照射スポット特定装置
JP2011230179A (ja) * 2010-04-30 2011-11-17 Mitsuboshi Diamond Industrial Co Ltd レーザ加工装置の光軸調整方法
DE102011089557A1 (de) * 2011-12-22 2013-06-27 Hilti Aktiengesellschaft Lasersystem zur Erzeugung einer linienförmigen Lasermarkierung
JP2014123691A (ja) * 2012-12-20 2014-07-03 Kazuo Noda レーザー装置の光軸モニター

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018101723A (ja) 2018-06-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8546725B2 (en) Laser beam machining device and method for adjusting the focal position
EP0929376B2 (en) A method of processing a material by means of a laser beam
US8404994B2 (en) Laser beam welding device and method
RU2750313C2 (ru) Способ лазерной обработки металлического материала с высоким уровнем динамического управления осями движения лазерного луча по заранее выбранной траектории обработки, а также станок и компьютерная программа для осуществления указанного способа
US9346126B2 (en) Laser processing head, laser processing apparatus, optical system of laser processing apparatus, laser processing method, and laser focusing method
EP3778100B1 (en) Laser welding method, and laser welding device
US20060114772A1 (en) Laser processing device
CN105562951A (zh) 一种用于激光熔覆的激光光内送丝装置
JP6760044B2 (ja) 光軸調整用装置
JP2006192461A (ja) レーザ加工装置、そのレーザビーム焦点位置調整方法およびレーザビーム位置調整方法
CN111107959B (zh) 激光焊接装置以及激光焊接方法
JP2019005775A (ja) レーザ加工品の製造方法,電池の製造方法,およびレーザ加工品
JPWO2019159660A1 (ja) レーザ溶接装置及びレーザ溶接方法
US20210316402A1 (en) Process control method for laser material processing
JP6592547B2 (ja) レーザ光の芯出し方法及びレーザ加工装置
JP6780544B2 (ja) レーザ溶接装置
JP7417411B2 (ja) 確認方法
US6297471B1 (en) Working head for processing a workpiece by means of a laser beam
JP2627205B2 (ja) 焦点距離自動補正装置付レーザ加工機
JP2021030295A (ja) レーザ加工装置および光学調整方法
JP4680871B2 (ja) ビームプロファイル測定装置及びレーザ加工装置
JP2010005668A (ja) レーザ溶接装置及びレーザ溶接システム
JP2004255410A (ja) スタッブ溶接用レーザ加工ヘッド及びこれを用いたボイラヘッダの製作方法
JP4116800B2 (ja) レーザ加工装置
EP2732905B1 (en) Laser cutting apparatus and method using an adjustable optical fibre

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190122

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191218

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200121

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200306

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200804

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200817

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6760044

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees