JP2584919Y2 - レーザー光吸収装置 - Google Patents

レーザー光吸収装置

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JP2584919Y2
JP2584919Y2 JP1991108942U JP10894291U JP2584919Y2 JP 2584919 Y2 JP2584919 Y2 JP 2584919Y2 JP 1991108942 U JP1991108942 U JP 1991108942U JP 10894291 U JP10894291 U JP 10894291U JP 2584919 Y2 JP2584919 Y2 JP 2584919Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、とくに高エネルギーの
レーザー光を加工光路の途中で吸収させるためのレーザ
ー光吸収装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、レーザー加工装置においては、
レーザー光の発振状態や加工状態の確認などのために、
レーザー光を所望の間加工光路に入れたくないことがあ
り、これに対処するためにレーザー発信器から加工位置
までの光路の途中でレーザー光を吸収させるためのレー
ザー光吸収装置が用いられている。従来、この種のレー
ザー光吸収装置としては、例えば実公昭60−3072
1号公報に記載された吸収装置がある。
【0003】すなわち、図4に示されるごとく、内周面
がレーザー光を吸収する吸収面、例えば黒色アルマイト
処理されてレーザー光Lを吸収する吸収面2aに仕上げ
られた円筒体2と、この円筒体2の周壁に軸方向に沿っ
て形成された冷却水の通路6a〜6fと、円筒体2の一
方の開口端にこの開口を閉塞するように設けられた板状
体3と、この板状体3の一方の板面に円筒体2内に突出
するよう設けられ、表面がレーザー光を反射する反射面
9aに形成された円錐体9,例えば、銅などで形成され
表面が鏡面9aに仕上げられた円錐体9とによりレーザ
ー光吸収装置1が構成されている。
【0004】このレーザー光吸収装置において、レーザ
ー光Lを吸収装置1に入射させると、レーザー光Lは円
錐体9の反射面9aで反射して円筒体2の内周面に形成
された吸収面2aで吸収される。そして、この吸収面2
aで吸収されきれずに反射したレーザー光Lの一部が再
度反射面9aで反射して吸収面2aで吸収される。この
状態が繰返されてレーザー光Lの殆んど全てが吸収され
る。また、円筒体2は冷却水で冷却されているため、レ
ーザー光Lを吸収面2aで吸収しても、円筒体2が赤熱
溶融することがない旨開示されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、実公昭60
−30721号公報のレーザー光吸収装置は、図4に示
されるごとく、銅などで形成され表面が鏡面9aに仕上
げられた円錐体9を用いている。この円錐体9の鏡面9
aが新しい間はレーザー光Lの反射率が99%以上と高
く、円錐体9への熱吸収が少ないため殆んど問題となる
ことはない。しかし、レーザー光吸収作業を繰返して実
施するに従って、レーザー光Lを反射する鏡面9aが徐
々に酸化されて、レーザー光Lの反射率が低下する。す
なわち、円錐体9へのレーザー光の吸収率が増加し、こ
れにより円錐体9の温度が上昇するため、銅の酸化が更
に助長されて、円錐体9に対するレーザー光の吸収率が
増々増加する。
【0006】ところで、円錐体9の頂部近傍は熱伝導に
よる放熱が不充分であるため、円錐体9に対するレーザ
ー光の吸収率が増加するに伴ない、円錐体9の頂部近傍
が高温となって劣化される。このため、レーザー光の吸
収作業を所望の状態とするためには、円錐体9を比較的
短い周期で新規なものと交換する必要があった。
【0007】さらに、一般に切断や溶接に利用される高
エネルギーのレーザー光Lは、中心部が高レベルである
エネルギー密度分布をしているため、このレーザー光L
の光軸が円錐体9と同軸となるようレーザー光Lを入射
させると、円錐体9の頂部近傍にエネルギー密度の高い
レーザー光Lが照射されることになる。すなわち、円錐
体9の頂部近傍の高温による劣化が更に顕著となるた
め、高エネルギーのレーザー光を吸収させる場合には円
錐体9の交換周期を更に短くする必要があった。
【0008】さらにまた、入射したレーザー光Lは円錐
体9の反射面9aでの反射と、円筒体2の内周の吸収面
2aでの吸収とを繰返して、レーザー光のエネルギーが
吸収されることになる。すなわち、レーザー光が円筒体
2の吸収面2aに到達する毎にエネルギーが吸収される
が、一般的にレーザー光が高エネルギーとなる程、レー
ザー光が円筒体2の吸収面2aに到達する回数、換言す
れば円錐体9の反射面9aによる反射回数を増加させる
必要がある。このため、高エネルギーとなる程、反射回
数を増加させるために、円錐体9および円筒体2を長軸
方向に長く形成しなければならなかった。
【0009】本考案は、上述の問題に鑑みなされたもの
で、その目的は、高エネルギーのレーザー光に対しても
円錐体の反射面の劣化が少なく、所望の性能で長時間に
亘って使用することができること、および小形化するこ
とができることを実現するレーザー光吸収装置を提供す
ることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本考案は、レーザー光を
吸収する部材を施して、内周面を吸収面に形成した円筒
体と、前記円筒体の一方の開口を閉塞し、前記円筒体内
に同軸的に突出されて、表面にレーザー光の反射面を有
する円錐体とからなるレーザー光吸収装置に適用され
る。その特徴とするところは、図1を参照して、円錐体
の頂部近傍に難酸化性の反射被覆層を施して反射面を形
成し、該反射面の所望域から円錐体の底部側に亘ってレ
ーザー光を吸収する部材を施して截頭円錐状の吸収面を
形成すると共に、前記円錐体の円錐面および前記円筒体
の内周面を冷却するための冷却用通路を配設したことで
ある。なお、円筒体および円錐体の吸収面を、円錐体の
底部側に向って吸収面の吸収率が漸次増加するよう形成
することができる。
【0011】
【実施例】以下、本考案を図示の実施例により詳細に説
明する。図1において、21は、たとえばアルミニウム
や銅などから形成されていて、その内周面にはレーザー
光を吸収する部材、例えば黒色アルマイト処理を施し
て、内周面を吸収面21aに形成された円筒体で、この
円筒体21には内周面の周壁に沿った冷却用通路24が
配設されている。例えば、この円筒体21は、内側の筒
状部材22と、内面に螺旋状の冷却用通路24bの施さ
れた外側の筒状部材23とが、同軸的に嵌合されて、内
側および外側の筒状部材22,23のX1 方向の端部
で、シール剤を介して固定したりロー付けあるいは溶接
などにより一体的に形成されている。なお、円筒体21
の冷却用通路24は、X2 方向に開口する通路24a
と、螺旋状の通路24bと、流体用の接続口24cと
が、夫々連通して形成されている。
【0012】31は、円筒体21内にX2方向からX1
方向に向って同軸的に突出された円錐体で、この円錐体
31の頂部からX2方向に間隔hの円錐面に難酸化性の
反射被覆層、例えば金のコーティング層を施して反射面
31aを形成し、円錐体31の頂部よりも距離hの位置
から円錐体31の底部側に亘ってレーザー光を吸収する
部材を施して截頭円錐状の吸収面31bを形成してい
る。なお円錐体31には円錐面に沿った冷却用通路34
が配設されている。例えば、この円錐体31は、円錐面
に螺旋状の冷却用通路34dの施された内側の円錐体3
2と、内側の円錐体32の外部に嵌合されて内側の円錐
体32と同様の円錐面が形成された、例えばアルミニウ
ムや銅などから形成された帽状の円錐体33とにより形
成されていて、この円錐体31が、例えば締着具35,
35…により円筒体21に一体的に支持されている。
【0013】なお、円錐体31の冷却用通路34は、流
体用の接続口34a,通路34b,頂部通路34cおよ
び螺旋状の通路34dが夫々連通して形成されている。
また、円錐体31と円筒体21とは適宜の密封部材,例
えば0リングを介して冷却用流体,例えば冷却水に対し
て液密に支持されていて、円錐体31の冷却用通路34
と円筒体21の冷却用通路24とが液密に連通されてい
る。上記円筒体21と、円錐体31と、円筒体21およ
び円錐体31を夫々冷却する冷却用通路24,34とに
よりレーザー光吸収装置40が構成されている。なお、
41は、例えば透明の樹脂材あるいは耐熱性のある石英
ガラス等の材料よりなるガード部材である。
【0014】上記レーザー光吸収装置40において、例
えば接続口34a,24cに冷却水ホースを接続して、
冷却用通路34,24に流水しつつレーザー光を吸収さ
せる。 すなわち、断面が直径Dよりも小さな高エネル
ギーのレーザー光Lを吸収装置40に入射させると、こ
のレーザー光Lは円錐体31の頂部近傍の反射面31a
で反射して円筒体21の内周面に形成された吸収面21
aで吸収される。この吸収面21aで吸収されきれなか
ったレーザー光は円錐体31側に反射される。ところで
円錐体31には截頭円錐状の吸収面31bが形成されて
いるため、上記円錐体31側に反射されたレーザー光は
吸収面31bで吸収される。この吸収面31bで吸収さ
れきらなかったレーザー光は再度円筒体21の内周面側
へと反射される。以下、吸収面21a,31bでレーザ
ー光の吸収と反射とが複数回繰返されて、レーザー光が
次第に吸収される。
【0015】この場合、反射面31aには難酸化性の反
射被覆層が施されているため、反射面31aの酸化によ
る劣化現象が殆んど発生しない。さらに円錐体31は頂
部を含めて冷却されているため、頂部近傍が高温化する
ことはない。すなわち、反射面31aの酸化と、円錐体
31の頂部近傍の高温化とに伴なう反射面31aの劣化
現象が殆んど発生しないため、高エネルギーのレーザー
光が長時間に亘って入射されても、反射面31aは、初
期状態と殆んど変わることなく使用される。
【0016】また、レーザー光Lは円筒体21および円
錐体31の夫々の吸収面21a,31bに当接する度に
吸収されるため、例えば円筒体21の内側のみを吸収面
とする場合に比べて、レーザー光を所望のエネルギー状
態にするための吸収回数,すなわちレーザー光の反射回
数を半減することができる。このため、円錐体31の長
軸方向の寸法を短くすることができる。
【0017】ところで、レーザー光の反射の状態は円錐
体31の頂角2αに左右されるが、この状態を以下に説
明する。図2において、円錐体31の頂角を2α,頂点
をA0 ,円錐体31の円錐面と円筒体21の内面との交
点をC,円筒体21の吸収面(=水平面)をB0 C,レ
ーザー光の入射線(=水平線)をX1 2 ,円錐体31
の円錐面における反射点をA1 ,A2 ,A3 …,円筒体
21の内面における反射点をB1 ,B2 ,B3 …とする
と、レーザー光の反射により下記の関係が成り立つ。
【0018】 角X1 1 0 =角B1 1 C=α 角B0 1 1 =角B1 C+角B0 CA0 =2α 角CB1 2 =角B0 1 1 =2α 角B1 2 0 =角B0 CA0 +角CB1 2 =3α 角B2 2 C=角B1 2 0 =3α 角B0 2 2 =角B2 2 C+角B0 CA0 =4α 以下同様にして、直線A0 Cおよび直線B0 Cにおける
夫々j回目の反射点をAj ,Bj とすると下記式がなり
たつ。
【0019】ところで、上記(1)式および(2)式で
示される夫々の角度が90度未満の場合にはレーザー光
がX2 方向側に反射される。しかし、例えば円錐体31
の頂角2αを40度とした場合、上記(2)式で表わさ
れる(2j−1)αの値がj=3で(2j−1)α=1
00°となる。
【0020】このため、図3に示されるごとく、直線A
0 Cにおける3回目の反射点A3 以降では、レーザー光
は、円錐体31の頂点A0 側,即ちX1 方向側に反射さ
れる。そこで、仮に円筒体21にのみ吸収面21aを設
け、円錐体31の円錐面を反射面とした場合には、B1
〜B4 の計4ケ所でレーザー光を吸収することになる。
この場合、吸収面の吸収率にもよるが、高エネルギーの
レーザー光であれば、計4回の吸収では吸収しきれなか
ったレーザー光が吸収装置の外部に漏洩することがあ
り、この漏洩したレーザー光が吸収装置の外部の機器に
対して悪影響を及ぼす虞れがある。
【0021】しかし、本考案においては、円錐体31と
円筒体21との両方に吸収面31b,21aが形成され
ているため、A2 〜A4 ,B1 〜B4 の計7ケ所でレー
ザー光が吸収される。勿論、レーザー光は吸収装置40
により充分吸収されるため、万一吸収装置40の外部に
レーザー光が漏洩したとしても、このレーザー光の有す
るエネルギーは極めて小さいため、外部の機器に何ら悪
影響を及ぼすことはない。
【0022】なお、円錐体31の反射面31aとして金
のコーティング層を施せば、高反射率でかつレーザー光
の照射による酸化をほぼ完全に防止することができる。
この難酸化性の反射被覆層として、ThF4 (=フッ化
トリウム)やZnSe(=セレン化亜鉛)などの誘電体
材を多層に重ねた反射膜を、銅,銀または金とのコーテ
ィング層の上に重ねることにより、反射率を高めたもの
として使用することができる。コーティングの方法とし
て、いわゆる真空蒸着,スパッタリングあるいは化学処
理など一般的に用いられている適宜の方法を採用するこ
とができる。
【0023】さらに、円筒体21および円錐体31の夫
々のレーザー吸収面21a,31bとして、グラファイ
ト,リン酸マンガン,リン酸亜鉛,酸化チタニウムなど
のレーザー吸収剤を吹付けあるいは塗布などにより施す
ことができる。
【0024】なお、円筒体および円錐体の吸収面は、円
錐体の底部側、すなわちX2 方向に向って吸収面の吸収
率が漸次増加するよう、例えば吸収剤の被膜をX2 方向
に向かって厚くするよう形成されていれば有利である。
即ち、上記のごとく吸収面21a,31bの吸収率がX
2 方向に向って増加するよう形成されていれば、吸収エ
ネルギーが最初の吸収面側に片寄らず、第2回目以降の
吸収面にも分散されるため、冷却手段24,34による
吸収面の均一な冷却効果が得られるとともに、吸収面の
損傷や剥離が生じ難く、吸収面を高寿命に使用すること
ができる。
【0025】さらにまた、円筒体21および円錐体31
の冷却通路24,34を夫々螺旋状とすれば、極めて効
率よく冷却することができる。これにも拘わらず、冷却
通路34は円錐面に沿った放射状通路としたり、内側の
円錐体32と帽状の円錐体33との間に円錐環状の通路
としたりすることができる。勿論、冷却通路24も内面
に沿った複数の長軸方向の通路としたり、内面に沿った
環状通路とすることができる。
【0026】なお、ガード部材41は透明材であるた
め、円錐体31に対するレーザー光の入射状態を確認す
ることができる。このガード部材41を設ければ、吸収
装置40の内部をガードすることができるため、反射面
31aや吸収面21a,31bを誤まって損傷させるこ
とがなく、かつ吸収装置40の外部に、即ちX1 方向に
漏洩しようとする微細なエネルギーのレーザー光が存在
していても、このレーザー光の大半がガード部材41で
2 方向へと反射されるため、実質的に外部に漏洩する
レーザー光は激減される。これにも拘わらず、円筒体2
1の端部が円錐体31の頂部よりも充分にX1 方向に突
出している場合には、ガード部材41を割愛することが
できる。
【0027】
【考案の効果】以上の説明で明らかなように、本考案に
係るレーザー光吸収装置は、特に、円錐体の頂部近傍に
難酸化性の反射被覆層を施して反射面を形成し、該反射
面の所望域から円錐体の底部側に亘ってレーザー光を吸
収する部材を施して截頭円錐状の吸収面を形成すると共
に、前記円錐体の円錐面および前記円筒体の内周面を冷
却するための冷却用通路を配設したため、反射面の酸化
と円錐体の頂部近傍の高温化とが抑制されて、酸化と高
温化とに伴なう反射面の劣化現象が殆んど発生せず、従
って、高エネルギーのレーザー光が長時間に亘って入射
されても、反射面は初期状態と殆んど変わることなく使
用される。さらに円筒体と円錐体との夫々に吸収面が設
けられ、この両方の吸収面でレーザー光が吸収されるた
め、従来に比べて円錐体の長軸方向の寸法を短くでき、
吸収装置を小形化することができる。
【0028】さらに、円筒体および円錐体の吸収面の吸
収率が、円錐体の底部側に向って増加するよう形成され
ていれば、吸収エネルギーが最初の吸収面側に片寄ら
ず、第2回目以降の吸収面にも分散されるため、冷却手
段24,34による吸収面の均一な冷却効果が得られる
とともに、吸収面の損傷や剥離が生じ難く、吸収面を高
寿命に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す縦断面正面図
【図2】図1における状態説明図
【図3】図1における頂角を2α=40°と特定したと
きの状態説明図
【図4】従来例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
21 円筒体 21a 吸収面 24 冷却用通路 31 円錐体 31a 反射面 31b 吸収面 34 冷却用通路 40 レーザー光吸収装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01S 3/10 B23K 26/06 G02B 5/00

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザー光を吸収する部材を施して、内
    周面を吸収面に形成した円筒体と、前記円筒体の一方の
    開口を閉塞し、前記円筒体内に同軸的に突出されて、表
    面にレーザー光の反射面を有する円錐体とからなるレー
    ザー光吸収装置において、前記円錐体の頂部近傍に難酸
    化性の反射被覆層を施して反射面を形成し、該反射面の
    所望域から円錐体の底部側に亘ってレーザー光を吸収す
    る部材を施して截頭円錐状の吸収面を形成すると共に、
    前記円錐体の円錐面および前記円筒体の内周面を冷却す
    るための冷却用通路を配設したことを特徴とするレーザ
    ー光吸収装置。
  2. 【請求項2】 前記円筒体および円錐体の吸収面は、円
    錐体の底部側に向って吸収面の吸収率が漸次増加するよ
    う形成されてなる請求項1に記載のレーザー光吸収装
    置。
  3. 【請求項3】 前記円筒体のレーザー光入射側の開口部
    に、レーザー光の漏洩を防止するためのガード部材を配
    設してなる請求項1または2に記載のレーザー光吸収装
    置。
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