JP6727241B2 - 車両のルーフ構造 - Google Patents

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Description

本発明は、ルーフサイドレールから補強部材に荷重を伝達する荷重伝達部材と、インフレータと、を備える車両のルーフ構造に関する。
例えば、特許文献1に記載の車両のルーフ構造は、図6に示すように、車両上部の車幅方向両側において車両前後方向に延設されたルーフサイドレール90を備える。また、車両のルーフ構造は、両側のルーフサイドレール90間において車幅方向に延設されたセンタフレーム91を備える。センタフレーム91は、車幅方向の両端部に荷重受け部92を備える。車両のルーフ構造は、荷重伝達部材93を備える。荷重伝達部材93は、ルーフサイドレール90とセンタフレーム91とを連結するように結合されている。
荷重伝達部材93の下方には、カーテンシールドエアバッグ(インフレータ)94がルーフサイドレール90の長手方向に沿って配設されている。荷重伝達部材93は、カーテンシールドエアバッグ94を避けるように、車両前後方向から見て湾曲した形状である。そして、側面衝突により車両側部に側突荷重が入力されると、該側突荷重が、ルーフサイドレール90からセンタフレーム91に、荷重伝達部材93を介して伝達されるようになっている。
特開2009−262662号公報
しかし、特許文献1のように、荷重伝達部材93を用いた車両のルーフ構造においては、側面衝突時、荷重伝達部材93の変形を抑制し、荷重伝達部材93からセンタフレーム91へ荷重を効率良く伝達することが望まれている。
本発明の目的は、側突荷重を補強部材に効率良く伝達できる車両のルーフ構造を提供することにある。
上記問題点を解決するための車両のルーフ構造は、車両上部の車幅方向両側において車両前後方向に延設されたルーフサイドレールと、車両ルーフに設けられ、車幅方向両側の前記ルーフサイドレール間において車幅方向に延設された補強部材と、前記ルーフサイドレールと前記補強部材とを連結するように該ルーフサイドレール及び該補強部材に結合され、側面衝突時に前記ルーフサイドレールから前記補強部材に荷重を伝達する荷重伝達部材と、前記ルーフサイドレールの車両内側に配置され、エアバッグに気体を供給するインフレータと、を備える車両のルーフ構造であって、前記荷重伝達部材は、当該荷重伝達部材を前記補強部材に結合するための第1結合部と、前記荷重伝達部材を前記ルーフサイドレールに結合するための第2結合部と、車両前後方向に見た側面視で前記第1結合部と前記第2結合部の間に位置し、かつ前記車幅方向に直線状に延びる部分を有する荷重伝達部と、前記荷重伝達部から延設され、前記インフレータを支持するインフレータ支持部と、を備えることを要旨とする。
これによれば、側面衝突により車両側部に側突荷重が入力されると、該側突荷重が、ルーフサイドレールから補強部材に、荷重伝達部材を介して伝達される。車両前後方向から見て湾曲した形状の荷重伝達部と比べて、側面視で直線状に延びる部分を有する荷重伝達部は側突荷重によって変形しにくく、側突荷重を補強部材に効率良く伝達できる。また、例えば、補強部材及びルーフサイドレールに荷重伝達部材が既に結合された状態でインフレータを配置する場合では、インフレータが荷重伝達部材に干渉しないようにするため、荷重伝達部材を湾曲させた形状とする場合がある。しかし、インフレータ支持部にインフレータを支持させることで、インフレータを配置しながら、荷重伝達部材を補強部材及びルーフサイドレールに結合でき、荷重伝達部を湾曲させた形状とする必要がなくなり、荷重伝達部を、車両前後方向から見て直線状にでき、側突荷重を補強部材に効率良く伝達できる。
また、車両のルーフ構造について、前記インフレータ支持部は前記荷重伝達部材における車両上下方向の上面側で前記インフレータを支持してもよい。
これによれば、車両ルーフと荷重伝達部の間にインフレータを配置でき、ルーフサイドレールより車内側下方において、荷重伝達部材より下方にインフレータの配置スペースを確保する必要がなくなる。
また、車両のルーフ構造について、前記荷重伝達部は、前記車幅方向に延びる凹部を有するように波板状に形成されていてもよい。
これによれば、側突荷重によって荷重伝達部が変形することを抑制できる。
また、車両のルーフ構造について、前記荷重伝達部材は、当該荷重伝達部材を前記補強部材及び前記ルーフサイドレールに仮止めするための仮止め部を備えていてもよい。
これによれば、車両のルーフ構造を製造する方法の一例として、インフレータ支持部にインフレータを支持させた荷重伝達部材を、補強部材及びルーフサイドレールの下側から結合する方法がある。このとき、仮止め部を用いることで荷重伝達部材を補強部材及びルーフサイドレールに仮止めでき、荷重伝達部材を補強部材及びルーフサイドレールに支持させることができる。荷重伝達部材は、第1結合部、第2結合部、及び荷重伝達部を一体に備え、しかもインフレータを支持しているため重量が増加しているが、仮止めすることで荷重伝達部材を支持する労力を軽減でき、結合作業が行いやすくなる。
本発明によれば、側突荷重を補強部材に効率良く伝達できる。
車両のルーフ構造を模式的に示す部分斜視図。 車両のルーフ構造を示す図1の2−2線拡大断面図。 荷重伝達部材、インフレータ及びセンタフレームを示す分解斜視図。 荷重伝達部材を示す斜視図。 荷重伝達部材の結合状態を示す斜視図。 背景技術を示す図。
以下、車両のルーフ構造を具体化した一実施形態を図1〜図5にしたがって説明する。
図1又は図2に示すように、車両のルーフ構造10は、車両ルーフ11の車室内側に配設されたサンルーフユニット12と、ルーフサイドレール13と、補強部材としてのセンタフレーム20と、荷重伝達部材30と、を有する。サンルーフユニット12は、四角枠状である。ルーフサイドレール13は、車両上部の車幅方向両側において車両前後方向にそれぞれ延設されている。
図2に示すように、ルーフサイドレール13は、ルーフサイドレールアウタ14とルーフサイドレールインナ15とを接合して構成されている。ルーフサイドレールアウタ14とルーフサイドレールインナ15とは、例えば車両上側の第1接合部16及び車両下側の第2接合部17において接合されて、閉断面に構成されている。
ルーフサイドレール13は、センタピラー18に連なるアウタパネル19により外側から覆われている。センタピラー18は、車幅方向の両側の車両前後方向のほぼ中央に配置されるとともに、車両上下方向に延在する。センタピラー18は、センタピラーアウタ18aと、センタピラーインナ18bとを接合して構成されている。アウタパネル19は、接合部19aにおいて車両ルーフ11及びルーフサイドレール13に接合されている。センタフレーム20は、車両ルーフ11に形成されたルーフ開口部11aを跨ぐようにサンルーフユニット12に接合されている。
図3に示すように、センタフレーム20は、アッパーフレーム21と、ロアフレーム22を車両上下方向に重ね合わせて接合することで構成されている。アッパーフレーム21は車幅方向に長手が延びる長尺な平板状である。ロアフレーム22は、断面逆ハット状である。ロアフレーム22は、上端から車両前後方向に延設されたフランジ23を備え、フランジ23には貫通孔23aが設けられている。また、ロアフレーム22の車幅方向両端部において、凹んだ部分の上面には一対の取付ナット25が接合されている。一対の取付ナット25は、車幅方向に並設されている。
ロアフレーム22において、車幅方向の両端部には、取付プレート24が接合されている。取付プレート24は、ロアフレーム22の一対のフランジ23それぞれに重合する重合部24aと、一対の重合部24aを連結する連結部24bとを備える。取付プレート24の上面には、フランジ23の貫通孔23aに対向する位置に取付ナット25が接合されている。また、取付プレート24は、各重合部24aに取付孔26aを備える。
上記構成のセンタフレーム20において、車幅方向の両端部それぞれには荷重伝達部材30が結合されている。図3、図4又は図5に示すように、荷重伝達部材30は、車幅方向に長手が延びる形状であり、車両前後方向に短手が延びる形状である。荷重伝達部材30は、矩形平板状の板材を成形して形成されている。荷重伝達部材30は、車両前後方向に沿った中央部に荷重伝達部32を備える。車両上側から荷重伝達部材30を見た平面視では、荷重伝達部32は、車幅方向に沿って荷重伝達部材30全体に亘って設けられている。そして、荷重伝達部32は、車両前後方向に見た側面視において、直線状に延びる部分32bを有する。本実施形態では、荷重伝達部32は、その長手方向におけるセンタフレーム20側に側面視で直線状に延びる部分32bを有する。
荷重伝達部32は、車両前後方向に沿った両側に第1補強部31aを備える。第1補強部31aは、荷重伝達部材30を形成する板材を曲げて形成されており、補強リブとしての機能を有する。第1補強部31aは、車幅方向に沿って荷重伝達部32の全体に亘って設けられている。そして、荷重伝達部32には、車両前後方向に沿った両側に、車幅方向に延びる凹部32aが設けられている。
荷重伝達部32は、ルーフサイドレール13側に第2補強部31bを備える。第2補強部31bは、荷重伝達部材30を形成する板材を曲げて形成されており、補強リブとしての機能を有する。そして、荷重伝達部32の凹部32aは、ルーフサイドレール13側では、第1補強部31aと第2補強部31bとの間に形成されている。したがって、荷重伝達部32は、第1補強部31a及び第2補強部31bを備えることにより、車幅方向全体に延びる凹部32aを有するように波板状に形成されている。
荷重伝達部材30のセンタフレーム20側では、第1補強部31aは、車両前後方向に沿って荷重伝達部32の平板状の部分から離れるに従い下方に延出した後、荷重伝達部32の平板状の部分より上方にまで延出した形状である。一方、荷重伝達部材30のルーフサイドレール13側では、第1補強部31aは、車両前後方向に沿って上方に延出した形状である。また、第2補強部31bは、荷重伝達部32の車両前後方向の中央部から上方へ膨出した形状である。
荷重伝達部材30は、センタフレーム20側において、荷重伝達部32の各第1補強部31aから車両前後方向に沿って第1補強部31aよりも外方へ延設された第1結合片33を備える。荷重伝達部材30は、車幅方向に沿ったセンタフレーム20側に、四つの第1結合部34を備え、各第1結合部34は、荷重伝達部材30を板厚方向に貫通した貫通孔である。四つのうちの二つの第1結合部34は、荷重伝達部32におけるセンタフレーム20側に並設されている。また、残りの二つの第1結合部34は、各第1結合片33に形成されている。よって、荷重伝達部材30は、車両上下方向において高さの異なる位置に第1結合部34を備える。そして、荷重伝達部32の二つの第1結合部34に挿通されたボルト40が、ロアフレーム22の取付ナット25に螺合されるとともに、各第1結合片33の第1結合部34に挿通されたボルト40が、取付プレート24の取付ナット25に螺合されることで荷重伝達部材30がセンタフレーム20に結合されている。よって、荷重伝達部材30のセンタフレーム20側は、高さの異なる位置でセンタフレーム20に結合されている。
また、荷重伝達部材30は、各第1結合片33からセンタフレーム20に向けて延設された第1仮止め部35を備える。第1仮止め部35は例えば、弾性変形可能な係止爪である。そして、第1仮止め部35を、フランジ23を貫通させて、取付プレート24に設けた取付孔26aに挿入し、第1仮止め部35を取付プレート24に掛止させることにより、荷重伝達部材30をセンタフレーム20に仮止めできる。
荷重伝達部材30は、ルーフサイドレール13側において、荷重伝達部32の各第1補強部31aから延設された第2結合片36を備える。すなわち、荷重伝達部材30は、荷重伝達部32のルーフサイドレール13側の端縁から延設された第2結合片36を備える。各第2結合片36は、車両前後方向に沿って各第1補強部31aよりも外方へ延設されている。荷重伝達部材30は、各第2結合片36に第2結合部37を備え、第2結合部37は、第2結合片36を板厚方向に貫通する貫通孔である。各第2結合部37に挿通されたボルト40が、ルーフサイドレール13のルーフサイドレールインナ15に設けた図示しない取付ナットに螺合されることで、荷重伝達部材30がルーフサイドレール13に結合されている。
また、荷重伝達部材30は、各第2結合片36からルーフサイドレール13に向けて延設された第2仮止め部39を備える。第2仮止め部39は例えば、弾性変形可能な掛止爪である。そして、第2仮止め部39を、ルーフサイドレール13に設けた取付孔(図示せず)に挿入し、第2仮止め部39をルーフサイドレール13に掛止させることにより、荷重伝達部材30をルーフサイドレール13に仮止めできる。
図2に示すように、荷重伝達部材30において、第1結合部34は、荷重伝達部32における車幅方向に沿ったセンタフレーム20側に設けられ、第2結合部37は、荷重伝達部32における車幅方向に沿ったルーフサイドレール13側に設けられている。そして、車両前後方向に見た側面視では、第1結合部34と第2結合部37の間に荷重伝達部32が位置している。
図4又は図5に示すように、荷重伝達部材30は、車幅方向に沿った荷重伝達部32の中央部付近に、各第1補強部31aの上端から上方へ延設されたインフレータ支持部38を備える。各インフレータ支持部38は、車両前後方向に見て円弧状の支持面38aを上面に備え、支持面38aの曲率は、カーテンシールドエアバッグ42のインフレータ43の曲率と同じ又はほぼ同じである。そして、一対のインフレータ支持部38に、インフレータ43の長手方向両側が支持されている。インフレータ43は、バンド44によって各インフレータ支持部38に取り付けられている。したがって、インフレータ支持部38は、荷重伝達部材30における車両上下方向の上面側でインフレータ43を支持しており、インフレータ43は、荷重伝達部32の上方に支持されている。
ここで、上記荷重伝達部材30を備えたルーフ構造10の製造方法を簡単に説明する。
まず、荷重伝達部材30の一対のインフレータ支持部38にインフレータ43をバンド44によって取り付け、インフレータ43をインフレータ支持部38に支持させ、カーテンシールドエアバッグ42を荷重伝達部材30に取り付ける。次に、ルーフサイドレール13、及びセンタフレーム20が設置された状態において、インフレータ43を含むカーテンシールドエアバッグ42と一体の荷重伝達部材30を、ルーフサイドレール13及びセンタフレーム20の下側から持ち上げる。
そして、荷重伝達部材30の第1仮止め部35を、センタフレーム20に仮止めする。また、荷重伝達部材30の第2仮止め部39を、ルーフサイドレール13に仮止めする。荷重伝達部材30をルーフサイドレール13及びセンタフレーム20に仮止めし、吊下げた状態で、各第1結合部34に挿通したボルト40を、センタフレーム20の取付ナット25に螺合し、荷重伝達部材30をセンタフレーム20に結合する。また、各第2結合部37に挿通したボルト40を、ルーフサイドレール13の取付ナット(図示せず)に螺合し、荷重伝達部材30をルーフサイドレール13に結合する。
その結果、カーテンシールドエアバッグ42を支持した荷重伝達部材30が、ルーフサイドレール13とセンタフレーム20とを連結するように該ルーフサイドレール13及びセンタフレーム20に結合される。
次に、車両のルーフ構造10の作用について説明する。
本実施形態に係る車両のルーフ構造10では、側面衝突により車両側部に側突荷重F(図2参照)が入力されると、該側突荷重Fが、ルーフサイドレール13からセンタフレーム20に、荷重伝達部材30を介して伝達される。この際、荷重伝達部材30の荷重伝達部32によって、側突荷重Fがセンタフレーム20に効率良く伝達される。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)荷重伝達部材30は、車両前後方向に見た側面視で第1結合部34と第2結合部37の間に位置する荷重伝達部32を備え、この荷重伝達部32は、側面視で直線状に延びる部分32bを有する。このため、車両前後方向から見た側面視で湾曲した形状の荷重伝達部と比べると、荷重伝達部32は側突荷重Fによって変形しにくく、側面衝突時の側突荷重Fをセンタフレーム20へ効率良く伝達できる。
(2)荷重伝達部材30は、荷重伝達部32から延設されたインフレータ支持部38を備え、インフレータ支持部38によって荷重伝達部材30の上面側にインフレータ43を支持することができる。このため、ルーフ構造10の製造時、インフレータ43をルーフサイドレール13の車室内側に配置しながら、荷重伝達部材30をルーフサイドレール13及びセンタフレーム20に結合できる。その結果として、インフレータ43と荷重伝達部32との干渉をなくすために荷重伝達部32を湾曲させた形状とする必要がなくなり、荷重伝達部32に側面視で直線状に延びる部分32bを設けることができ、側突荷重Fをセンタフレーム20へ効率良く伝達できる。
(3)荷重伝達部32は、第1結合部34及び第2結合部37と一体であるため、荷重伝達部32と各結合部34,37とが別体である場合と比べても、側突荷重Fをセンタフレーム20に効率良く伝達できる。
(4)荷重伝達部32を、側面視で直線状に延びる部分32bを有する形状にした。このため、側面視で湾曲した形状の荷重伝達部と比べて荷重伝達部32の剛性を高めることができる。よって、荷重伝達部32に必要な剛性を持たせるために、荷重伝達部材30の板厚を厚くしたり、荷重伝達部材30を高強度材料製としたりする必要がなく、ルーフ構造10の重量増加なく、荷重伝達部32の剛性を高めることができる。
(5)荷重伝達部材30は、荷重伝達部32から上方に延設されたインフレータ支持部38を備え、インフレータ支持部38は、荷重伝達部材30における車両上下方向の上面側にインフレータ43を支持できる。よって、インフレータ43を、荷重伝達部材30より上側に配置でき、インフレータ43が荷重伝達部材30より車室内側に位置することがなく、荷重伝達部材30より下方にインフレータ43の配置スペースを確保する必要がなくなる。
(6)荷重伝達部32は、第1及び第2補強部31a,31bにより、車幅方向に延びる凹部32aを有するように波板状に形成されている。よって、第1及び第2補強部31a,31bにより荷重伝達部32を補強して側突荷重Fによって荷重伝達部32が変形することを抑制できる。
(7)荷重伝達部材30は、第1仮止め部35及び第2仮止め部39を備える。第1仮止め部35及び第2仮止め部39によって、荷重伝達部材30をセンタフレーム20及びルーフサイドレール13に仮止めできる。よって、ルーフ構造10の製造時、センタフレーム20及びルーフサイドレール13に荷重伝達部材30を仮止めした状態で、荷重伝達部材30をルーフサイドレール13及びセンタフレーム20に結合する作業を行うことができる。荷重伝達部材30は、インフレータ43を支持するため、荷重伝達部材30だけの場合と比べて重量が増加しているが、仮止めすることで荷重伝達部材30を支持する労力を軽減でき、結合作業が行いやすくなる。したがって、荷重伝達部材30に第1仮止め部35を設けることは、インフレータ支持部38を備える荷重伝達部材30にとって特に有効である。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 荷重伝達部材30は、第1仮止め部35及び第2仮止め部39を備えず、センタフレーム20及びルーフサイドレール13への仮止めができない構成であってもよい。
○ 荷重伝達部材30は、荷重伝達部32に必要な剛性を持たせることができれば、車幅方向に延びる凹部32aを有するような波形状以外であってもよい。
○ インフレータ支持部38は、荷重伝達部32より下方へ延設されていてもよい。そして、インフレータ支持部38は、荷重伝達部材30における車両上下方向の下面側でインフレータ43を支持してもよく、この場合、インフレータ支持部38はインフレータ43を吊下げ支持する構成であってもよい。
○ 実施形態では、補強部材としてセンタフレーム20に具体化したが、補強部材はこれに限らない。例えば、補強部材は、ルーフ開口部11aを有しない車両ルーフ11に設けられるリインフォースメントであってもよい。
○ 第1結合部34の数は適宜変更してもよいし、第2結合部37の数も適宜変更してもよい。
○ 荷重伝達部32は、第1補強部31a及び第2補強部31bを備えていなくてもよい。
○ 荷重伝達部32は、車幅方向全体に亘って側面視で直線状に延びる形状であってもよい。
○ インフレータ43は、バンド44以外の固定方法、例えば、クリップや溶接や接着剤などによって各インフレータ支持部38に取り付けられていてもよい。
10…ルーフ構造、11…車両ルーフ、13…ルーフサイドレール、20…補強部材としてのセンタフレーム、30…荷重伝達部材、32…荷重伝達部、32a…凹部、32b…直線状に延びる部分、34…第1結合部、35…第1仮止め部、37…第2結合部、38…インフレータ支持部、39…第2仮止め部、42…カーテンシールドエアバッグ、43…インフレータ。

Claims (4)

  1. 車両上部の車幅方向両側において車両前後方向に延設されたルーフサイドレールと、
    車両ルーフに設けられ、車幅方向両側の前記ルーフサイドレール間において車幅方向に延設された補強部材と、
    前記ルーフサイドレールと前記補強部材との間を連結するように該ルーフサイドレール及び該補強部材に結合され、側面衝突時に前記ルーフサイドレールから前記補強部材に荷重を伝達する荷重伝達部材と、
    前記ルーフサイドレールの車両内側に配置され、エアバッグに気体を供給するインフレータと、を備える車両のルーフ構造であって、
    前記荷重伝達部材は、前記ルーフサイドレールと前記補強部材の車幅方向の端部との間を連結しており、
    当該荷重伝達部材を前記補強部材に結合するための第1結合部と、
    前記荷重伝達部材を前記ルーフサイドレールに結合するための第2結合部と、
    車両前後方向に見た側面視で前記第1結合部と前記第2結合部の間に位置し、かつ前記車幅方向に直線状に延びる部分を有する荷重伝達部と、
    前記荷重伝達部から延設され、前記インフレータを支持するインフレータ支持部と、を備えることを特徴とする車両のルーフ構造。
  2. 前記インフレータ支持部は前記荷重伝達部材における車両上下方向の上面側で前記インフレータを支持する請求項1に記載の車両のルーフ構造。
  3. 前記荷重伝達部は、前記車幅方向に延びる凹部を有するように波板状に形成される請求項1又は請求項2に記載の車両のルーフ構造。
  4. 前記荷重伝達部材は、当該荷重伝達部材を前記補強部材及び前記ルーフサイドレールに仮止めするための仮止め部を備える請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の車両のルーフ構造。
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