JP6717155B2 - 電動車 - Google Patents

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Description

本発明は、電動車に関するものである。
従来、電動車としては、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。この電動車は、走行方向に間隔をあけて配置された駆動輪及び従動輪と、荷物置き部を有して駆動輪及び従動輪間に配置されそれら駆動輪及び従動輪を回転可能に支持するデッキ(フレーム)と、デッキに連結されて該デッキから上方に延びるステイと、ステイに支持されたシート(座席)及びハンドルとを備える。そして、電動車は、利用者がシートに着座してハンドルを握る座り乗り状態と、利用者がシートから地面に降りてハンドルを握る荷台状態との間で切替可能に構成されている。
例えばシートは、ステイに回動自在に連結されており、座り乗り状態ではシートが逆走行方向に向かって延びるように展開され、荷台状態ではシートが下方に向かって延びるように格納される。
なお、ステイは、デッキに回動自在に連結されており、電動車の運搬時にはステイ及びデッキが重なるように閉じられる(折り畳み状態)。これにより、電動車の円滑な運搬が可能となる。
特開2016−159778号公報
ところで、特許文献1では、例えば電動車を座り乗り状態等の使用状態から折り畳み状態に切り替える際に、予めシートを格納しておく必要がある。これは、シートが展開されたままだと、ステイ及びデッキを閉じる際にシートと干渉してしまうためである。
本発明の目的は、シートが展開されたまま折り畳まれることを抑制できる電動車を提供することにある。
上記課題を解決する電動車は、デッキ及び該デッキに回動自在に連結されたステイを有し、駆動輪、従動輪及びハンドルを支持する本体部と、前記ステイに回動自在に連結され、格納位置及び展開位置で保持可能なシートと、前記デッキ及び前記ステイの相対回動を規制するロック部材と、使用状態と折り畳み状態との間で切り替え可能になるように前記ロック部材による前記相対回動の規制を解除するロック解除部材と、前記相対回動の規制を解除する意思を表す操作信号を出力するロック解除操作部と、前記使用状態にあることを検出可能な第1検出部材と、前記シートが前記展開位置にあることを検出可能な第2検出部材と、前記使用状態にあることが検出される状態で前記操作信号が出力されたとき、前記シートが前記展開位置にあることが検出されていなければ前記折り畳み状態に切り替え可能になるように前記相対回動の規制を解除させる駆動信号を前記ロック解除部材に出力し、前記シートが前記展開位置にあることが検出されていれば前記駆動信号を前記ロック解除部材に出力しない制御部と、を備える。
この構成によれば、前記電動車の前記使用状態で、前記ロック解除操作部の操作に伴い前記操作信号が出力されたとき、前記シートが前記展開位置にあることが検出されていなければ、前記制御部により前記駆動信号が前記ロック解除部材に出力される。これにより、前記デッキ及び前記ステイを相対回動させつつ前記電動車を前記折り畳み状態に切り替えることができる。一方、前記電動車の前記使用状態で、前記ロック解除操作部の操作に伴い前記操作信号が出力されたとき、前記シートが前記展開位置にあることが検出されていれば、前記制御部により前記駆動信号が前記ロック解除部材に出力されない。これにより、前記デッキ及び前記ステイの前記相対回動が規制されたままとなり、前記シートが展開されたまま前記電動車が前記折り畳み状態に切り替わることを抑制できる。
上記電動車について、前記ステイの姿勢を検出する姿勢検出部を備え、前記制御部は、前記使用状態にあることが検出される状態で前記操作信号が出力されたとき、前記姿勢検出部により前記ステイの起立状態が検出されていれば前記駆動信号を前記ロック解除部材に出力し、前記ステイの起立状態が検出されていなければ前記駆動信号を前記ロック解除部材に出力しないことが好ましい。
この構成によれば、前記電動車の前記使用状態で、前記ロック解除操作部の操作に伴い前記操作信号が出力されたとき、前記姿勢検出部により前記ステイの起立状態が検出されていれば、前記制御部により前記駆動信号が前記ロック解除部材に出力される。これにより、前記デッキ及び前記ステイを相対回動させつつ前記電動車を前記折り畳み状態に切り替えることができる。一方、前記電動車の前記使用状態で、前記ロック解除操作部の操作に伴い前記操作信号が出力されたとき、前記姿勢検出部により前記ステイの起立状態が検出されていなければ、前記制御部により前記駆動信号が前記ロック解除部材に出力されない。これにより、前記ステイが起立状態でない状態、例えば前記ステイが寝ていて前記デッキが起立しているような状態で前記相対回動が規制が解除されることを抑制でき、該解除に伴う前記ステイに対する前記デッキの落下を抑制できる。
上記電動車について、前記制御部は、前記駆動信号を前記ロック解除部材に出力する状態で前記操作信号の出力が停止されたとき、前記駆動信号の出力を停止することが好ましい。
この構成によれば、前記制御部は、前記駆動信号を前記ロック解除部材に出力する状態で前記操作信号の出力が停止されたとき、即ち何らかの事情で前記ロック解除操作部の操作が中止されたとき、前記駆動信号の出力を停止する。従って、前記相対回動の規制を解除する意思の取り消しに合わせて速やかに前記ロック部材により前記相対回動を規制できる。
本発明は、シートが展開されたまま折り畳まれることを抑制できる効果がある。
電動車の一実施形態についてその構造を後方斜め上方から見た斜視図。 同実施形態の電動車についてその構造を右斜め上方から見た斜視図。 同実施形態の電動車についてシート乗車モードにおけるその構造及び利用者の姿勢を示す側面図。 同実施形態の電動車についてカートモードにおけるその構造及び利用者の姿勢を示す側面図。 同実施形態の電動車についてキャリーモードにおけるその構造を示す側面図。 同実施形態の電動車についてその電気的構成を示すブロック図。 同実施形態の電動車についてその使用状態から折り畳み状態に切り替える際の制御態様を示すフローチャート。 同実施形態の電動車についてその折り畳み状態から使用状態に切り替える際の制御態様を示すフローチャート。
以下、電動車の一実施形態について説明する。
図1及び図2に示すように、電動車10は、走行方向に間隔をあけて配置された駆動輪11及び従動輪12を備える。駆動輪11は、車幅方向に間隔をあけて一対で設けられている。また、電動車10は、デッキ16及びステイ17を有する本体部15を備える。デッキ16は、乗車する利用者の足載せ部、若しくは荷物載せ部を構成するもので、先端部においてステイ17の下端部に車幅方向に延びる軸線O1の周りに回動自在に連結されている。なお、ステイ17の下端部は、車幅方向両側に拡幅されて一対のホルダ部17aを形成する。
両駆動輪11は、ステイ17(両ホルダ部17a)の車幅方向両外側で該ステイ17の下端部に車幅方向に延びる軸線O2の周りに回転可能に支持されている。従動輪12は、デッキ16の下方で該デッキ16のステイ17から離間する先端部に設けられた軸受部材18を介して回転可能に支持されている。デッキ16は、軸受部材18が上下方向に延びる軸線の周りに回転することで走行方向に対し旋回可能である。
ステイ17の上端には、上方及び車幅方向両側に広がるループ状のハンドル20が上下方向に延びる軸線の周りに回動自在に支持されている。すなわち、ハンドル20は、回動自在な状態でステイ17の上端が嵌挿される連結部21を有するとともに、該連結部21の車幅方向両端に接続される一対の把手部22,23を有する。両把手部22,23は、互いに対向する車幅方向に開口する略V字形状を呈する。そして、両把手部22,23の先端同士は、車幅方向に延在する略I字形状の搬送時把手部24を介して接続されている。
また、ステイ17の上下方向中間部には、車幅方向に延びる軸線O3の周りに略サドル状のシート40が回動自在に連結されている。
片側(図1において左側)のホルダ部17aには、デッキ16に隣接して軸線O1と同軸に略円盤状の機械式の第1ロック機構31が配置されている。この第1ロック機構31は、ロック状態で軸線O1の周りのデッキ16及びステイ17の相対回動を規制するとともに、ロック解除状態で軸線O1の周りのデッキ16及びステイ17の相対回動を許容する。なお、第1ロック機構31は、デッキ16及びステイ17の傾斜角度に関わらず、基本的にロック状態を保持するように構成されている。
第1ロック機構31には、例えば電動モータを主体に構成されたロック解除部材としてのロック解除アクチュエータ32が設置されている。このロック解除アクチュエータ32は、駆動信号が出力されることで第1ロック機構31をロック解除状態に切り替える(第1ロック機構31による前記相対回動の規制を解除する)とともに、駆動信号の出力が停止されることで第1ロック機構31のロック状態への切り替わりを許容する。
また、両ホルダ部17aには、軸線O2の周りに両駆動輪11を回転駆動する一対の電動モータ33が収容されている。さらに、両ホルダ部17aには、両電動モータ33の回転を減速又は停止させる一対の電気式又は電磁式のブレーキング機構34が収容されている。従って、電動車10は、両電動モータ33が両駆動輪11と共に互いに同一の回転速度で回転駆動されることで走行方向に沿って直進可能である。例えば電動車10は、両電動モータ33が互いに同一の回転速度で正転することで、駆動輪11が従動輪12に対して先行する走行方向(以下、「順走行方向」ともいう)に直進する。反対に、電動車10は、両電動モータ33が互いに同一の回転速度で逆転することで、駆動輪11が従動輪12に対して追従する走行方向(以下、「逆走行方向」ともいう)に直進する。また、電動車10は、両電動モータ33が両駆動輪11と共に互いに異なる回転速度で回転駆動されることで走行方向に対し旋回可能である。さらに、電動車10は、両ブレーキング機構34が駆動されることで減速又は停止可能である。
ステイ17の上下方向中間部には、シート40に隣接して軸線O3と略同軸に略円盤状の機械式の第2ロック機構41が配置されている。この第2ロック機構41は、ロック状態で軸線O3の周りのステイ17及びシート40の相対回動を規制するとともに、ロック解除状態で軸線O3の周りのステイ17及びシート40の相対回動を許容する。なお、第2ロック機構41は、シート40及びステイ17の傾斜角度に関わらず、基本的にロック状態を保持するように構成されている。
また、ステイ17の上下方向中間部には、軸線O3の周りにロック解除レバー49が回動自在に連結されている。このロック解除レバー49は、第2ロック機構41を含むシート40を車幅方向に挟む略門型に成形されており、通常はステイ17に略沿って上方に延びる初期位置に保持されている。ロック解除レバー49は、第2ロック機構41に連係されており、ステイ17から離れるように初期位置から回動操作されることで第2ロック機構41をロック解除状態に切り替えるとともに、回動操作の解放に伴い初期位置に復帰回動することで第2ロック機構41のロック状態への切り替わりを許容する。
ここで、電動車10は、ステイ17に対して、デッキ16及びシート40の少なくとも一つの角度を変更することで、その用途に合わせた姿勢となる各種モードへの切替えが可能である。
すなわち、図3に示すように、電動車10の使用状態としてのシート乗車モード(座り乗り状態)では、ステイ17が上方に向かうに従い逆走行方向に向かうように傾斜しており、シート40が逆走行方向に向かって延びている。このときのシート40の回動位置を展開位置(又は全開位置)という。このシート乗車モードでは、利用者Uは、順走行方向に向いてシート40に着座しハンドル20を握るとともに、ステイ17を車幅方向に挟んだ両足の足裏をデッキ16においた姿勢を取る。これにより、利用者Uは、電動車10に座り乗りする状態で電動での移動が可能となる。ステイ17がシート乗車モードにおける走行方向(順走行方向)においてデッキ16に対し先行する側に位置していることはいうまでもない。
また、図4に示すように、電動車10の使用状態としてのカートモード(荷台状態)では、シート乗車モードに準じてステイ17が上方に向かうに従い逆走行方向に向かうように傾斜しており、シート40がステイ17に略沿って下方に向かって延びている。このときのシート40の回動位置を格納位置(又は全閉位置)という。このカートモードでは、利用者Uは、電動車10よりも順走行方向側の位置で逆走行方向に向いて立ってハンドル20を握る姿勢を取る。これにより、利用者Uは、デッキ16に荷物Bを載せた状態で人力での移動が可能となる。カートモードにおける走行方向(逆走行方向)が、シート乗車モードにおける走行方向(順走行方向)とは逆向きに設定されていることはいうまでもない。また、カートモードにおいて、電動モータ33を通電させて両駆動輪11を駆動させてもよい。これにより、重い荷物等を運ぶときには、利用者Uの負担を軽減することができる。
さらに、図5に示すように、電動車10の折り畳み状態としてのキャリーモードでは、デッキ16及びステイ17が重なるように電動車10が折り畳まれており、カートモードに準じてシート40がステイ17に略沿って延びている。これにより、利用者Uは、搬送時把手部24を掴んで駆動輪11を転動させつつ電動車10を運搬することが可能となる。
なお、デッキ16の駆動輪11側の先端部には、例えばアーム状のスタンド19が車幅方向に延びる軸線の周りに回動自在に連結されている。このスタンド19は、デッキ16に対して開いてその先端が地面に接触可能な回動位置にあるときに、両駆動輪11と協働してキャリーモードにある電動車10を起立姿勢で支える。使用状態(シート乗車モード又はカートモード)では、先端が地面に接触しないようにスタンド19を閉じておくことはいうまでもない。
図1に示すように、ハンドル20の把手部22の上端部は、これと略同心の筒状のアクセルレバー26に挿通されている。このアクセルレバー26は、その中心線に略沿う軸線周りに回動自在であるとともに、所定の初期回動位置に保持されている。アクセルレバー26は、アクセレーション感知機能を有する電子センサを搭載しており、利用者Uにより初期回動位置から回動操作されることでその回動角度に応じて移動速度(速度調整)についての操作信号を出力するように構成されている。一方、ハンドル20の把手部23の上端部には、押下式のブレーキボタン27が設置されている。このブレーキボタン27は、ブレーキング感知機能を有する電子スイッチを搭載しており、利用者Uにより押下操作されることで、減速若しくは停止についての操作信号を出力するように構成されている。
ハンドル20の搬送時把手部24には、押下式の選択スイッチ28及びロック解除操作部としてのトリガースイッチ29が設置されている。選択スイッチ28は、搬送時把手部24の把手部22側寄りの前部に配置されている。これは、カートモードに準じて電動車10よりも順走行方向側の位置で逆走行方向に向いて立つ利用者Uが、右手Hの親指Tを無理なく当てられるようにするためである。トリガースイッチ29は、搬送時把手部24の車幅方向中央部の下部に配置されている。これは、同じく電動車10よりも順走行方向側の位置で逆走行方向に向いて立つ利用者Uが、右手Hの親指T以外の指Fで搬送時把手部24を握る際に指Fを無理なく当てられるようにするためである。あるいは、シート乗車モードに準じて順走行方向に向いてシート40に着座してハンドル20を握る利用者Uが、指F等を容易に当てられないようにするためである。
選択スイッチ28は、利用者Uにより押下操作されることで、使用形態の種類(シート乗車モード等)の選択についての操作信号を出力する。具体的には、選択スイッチ28は、操作信号の出力回数(即ち利用者Uによる押下操作の回数)に応じて使用形態の種類を順送りする。従って、選択スイッチ28の操作信号は、利用者Uが乗車状態及び非乗車状態のいずれかであることを表すものでもある。
一方、トリガースイッチ29は、利用者Uにより押下操作されることで、第1ロック機構31をロック解除状態に切り替えるべくロック解除アクチュエータ32を作動させる意思を表す操作信号を出力する。より厳密には、選択スイッチ28及びトリガースイッチ29の両操作信号の同時出力が、第1ロック機構31をロック解除状態に切り替えるべくロック解除アクチュエータ32を作動させる意思を表すようになっている。
次に、本実施形態の電気的構成について説明する。
図6に示すように、電動車10は、その適宜箇所に設置された制御部としてのECU(電子制御装置)50を備える。このECU50は、アクセルレバー26に電気的に接続されており、該アクセルレバー26の前述の操作信号Maを入力する。また、ECU50は、ブレーキボタン27に電気的に接続されており、該ブレーキボタン27の前述の操作信号Mbを入力する。さらに、ECU50は、選択スイッチ28に電気的に接続されており、該選択スイッチ28の前述の操作信号Msを入力する。また、ECU50は、トリガースイッチ29に電気的に接続されており、該トリガースイッチ29の前述の操作信号Mtを入力する。
また、ECU50は、電動車10の適宜箇所(例えば軸線O1の周縁部)に設置されたデッキ展開スイッチ51及びデッキ格納スイッチ52に電気的に接続されている。デッキ展開スイッチ51は、デッキ16がステイ17との間になす角度が略最大となる状態(以下、「全開状態」ともいう)にあって電動車10が使用状態(シート乗車モード又はカートモード)に切り替わった状態にあるときにオンする検知信号SdoをECU50に出力する。デッキ格納スイッチ52は、デッキ16がステイ17との間になす角度が略最小となる状態(以下、「全閉状態」ともいう)にあって電動車10がキャリーモードに切り替わった状態にあるときにオンする検知信号SdcをECU50に出力する。デッキ展開スイッチ51及びデッキ格納スイッチ52は第1検出部材を構成する。
さらに、ECU50は、電動車10の適宜箇所(例えば軸線O3の周縁部)に設置されたシート展開スイッチ53及びシート格納スイッチ54に電気的に接続されている。シート展開スイッチ53は、シート40が展開位置(全開位置)にあるときにオンする検知信号SsoをECU50に出力する。シート格納スイッチ54は、シート40が格納位置(全閉位置)にあるときにオンする検知信号SscをECU50に出力する。シート展開スイッチ53及びシート格納スイッチ54は第2検出部材を構成する。
また、ECU50は、電動車10の適宜箇所(例えばスタンド19の周縁部)に設置されたスタンド開スイッチ55に電気的に接続されている。スタンド開スイッチ55は、スタンド19が開いているときにオンする検知信号SsをECU50に出力する。
さらに、ECU50は、電動車10の適宜箇所(例えばステイ17の上端部)に設置された回動操作量センサ56に電気的に接続されている。この回動操作量センサ56は、ステアリング感知機能を有する電子センサであって、左右対称な姿勢である所定の初期回動位置からのハンドル20の回動操作量を表す検出信号MhをECU50に出力する。
さらにまた、ECU50は、ステイ17の適宜箇所(例えば下端部)に設置された姿勢検出部としてのジャイロセンサ57に電気的に接続されている。このジャイロセンサ57は、ステイ17の姿勢(起立状態、寝ている状態など)を検出するためのもので、該姿勢を表す検出信号SpをECU50に出力する。なお、ECU50は、検出信号Spに基づいて、例えば水平面(地面)に対するステイ17の傾斜角度を取得する。そして、ECU50は、当該傾斜角度が所定範囲に収まることでステイ17が寝ていることを検知し、あるいは当該傾斜角度が所定範囲に収まることでステイ17が立っていることを検知する。
さらに、ECU50は、電動車10の適宜箇所(例えば軸線O2の周縁部)に設置された車速センサ58に電気的に接続されている。この車速センサ58は、電動車10の走行速度を検出するためのもので、該走行速度を表す検出信号SvをECU50に出力する。
また、ECU50は、両電動モータ33に電気的に接続されており、それら電動モータ33の回転方向及び回転速度を個別に制御する。
すなわち、ECU50は、選択スイッチ28からの操作信号Msを入力することで、使用形態の種類に応じて前進及び後進に対応する直進方向を決定する。具体的には、ECU50は、例えばシート乗車モードにおける前進及び後進をそれぞれ順直進方向及び逆直進方向に一致させる。あるいは、ECU50は、カートモードにおける前進及び後進をそれぞれ逆直進方向及び順直進方向に一致させる。
さらに、ECU50は、回動操作量センサ56からの検出信号Mhを入力することで、両電動モータ33の回転比率を決定する。具体的には、ECU50は、ハンドル20が直進方向を向いている場合には、両電動モータ33の回転比率を50:50と決定する。あるいは、ECU50は、ハンドル20が左右のいずれかの方向に回動操作されている場合には、その回動操作方向及び回動操作量に応じた半径で旋回させるべく、旋回中心からの半径に比例するように両電動モータ33の回転比率を求める。
また、ECU50は、アクセルレバー26からの操作信号Maを入力することで、両電動モータ33の回転速度の比率が前述の回転比率となるとともに両者の平均がアクセルレバー26からの操作信号Maに応じた回転速度となるように両電動モータ33の回転速度をそれぞれ決定する。そして、ECU50は、その決定した回転速度で両電動モータ33を駆動輪11と共に回転させる。両電動モータ33等の回転方向が選択スイッチ28で選択した使用形態において前進又は後進に応じた電動車10の移動方向に合致することはいうまでもない。
特に、ECU50は、選択スイッチ28からの操作信号Ms及びトリガースイッチ29からの操作信号Mtを同時に入力することで、基本的に第1ロック機構31をロック解除状態に切り替えるべく、ロック解除アクチュエータ32に前述の駆動信号を出力する。このとき、ロック解除アクチュエータ32が作動して第1ロック機構31がロック解除状態に切り替わることで、電動車10を使用状態(シート乗車モード又はカートモード)及びキャリーモードの間で切り替えることが可能となる。あるいは、ECU50は、選択スイッチ28からの操作信号Ms及びトリガースイッチ29からの操作信号Mtの少なくとも一つの入力がなくなることで、ロック解除アクチュエータ32への駆動信号の出力を停止する。これにより、デッキ16がステイ17との間になす角度に関わらず、それらの相対回動が規制される。
次に、使用状態(シート乗車モード又はカートモード)にある電動車10をキャリーモードに切り替える際のECU50による制御態様について説明する。この処理は、例えば選択スイッチ28の押下操作に伴う操作信号Msの入力によって起動される。
図7に示すように、処理がこのルーチンに移行すると、ECU50は、デッキ格納スイッチ52がオフであり、且つ、デッキ展開スイッチ51がオンであるか否かを判断する(ステップS11)。つまり、ECU50は、電動車10が使用状態にあるか否かを判断する。ここで、デッキ格納スイッチ52がオンであること、及び、デッキ展開スイッチ51がオフであることの少なくとも一方であると判断されると、ECU50はそのまま処理を終了する。これは、電動車10が既にキャリーモードに切り替わっている可能性が高いためである。
ステップS11でデッキ格納スイッチ52がオフであり、且つ、デッキ展開スイッチ51がオンであると判断されると、ECU50は、シート格納スイッチ54がオンであり、且つ、シート展開スイッチ53がオフであるか否かを判断する(ステップS12)。つまり、ECU50は、シート40が格納位置にあるか否かを判断する。ここで、シート格納スイッチ54がオフであること、及び、シート展開スイッチ53がオンであることの少なくとも一方であると判断されると、ECU50はそのまま処理を終了する。これは、シート40が展開位置にある可能性が高く、その状態のまま電動車10が折り畳まれることを回避するためである。
ステップS12でシート格納スイッチ54がオンであり、且つ、シート展開スイッチ53がオフであると判断されると、ECU50は、ジャイロセンサ57の検出信号Spに基づいてステイ17が立っているか否かを判断する(ステップS13)。ここで、ステイ17が立っていないと判断されると、ECU50はそのまま処理を終了する。これは、ステイ17が立っていない、即ち寝ている状態で電動車10を折り畳もうとすると、デッキ16が落下する可能性があるためである。
ステップS13でステイ17が立っていると判断されると、ECU50は、車速センサ58の検出信号Svに基づいて電動車10の走行速度がゼロか否かを判断する(ステップS14)。ここで、電動車10の走行速度がゼロでないと判断されると、ECU50はそのまま処理を終了する。これは、電動車10が走行状態のまま折り畳まれることを回避するためである。
ステップS14で電動車10の走行速度がゼロであると判断されると、ECU50は、トリガースイッチ29及び選択スイッチ28が共にオンであるか否かを判断する(ステップS15)。ここで、トリガースイッチ29及び選択スイッチ28の少なくとも一方がオフであると判断されると、ECU50はそのまま処理を終了する。これは、利用者Uの意図的な操作でない可能性があるためである。
ステップS15でトリガースイッチ29及び選択スイッチ28が共にオンであると判断されると、ECU50は、両ブレーキング機構34を駆動して両駆動輪11をロックする(ステップS16)。続いて、ECU50は、ロック解除アクチュエータ32を作動させるべく駆動信号を出力する(ステップS17)。これにより、第1ロック機構31がロック解除状態に切り替わってデッキ16及びステイ17の相対回動が許容される。そして、利用者Uは、ハンドル20(搬送時把手部24)を握りながらデッキ16をステイ17に近付けつつ電動車10を折り畳むことが可能である。あるいは、利用者Uは、デッキ16にステイ17を近付けつつ電動車10を折り畳むことが可能である。つまり、折り畳みが完了した段階で電動車10は立っていてもよいし、寝ていてもよい。
次いで、ECU50は、トリガースイッチ29及び選択スイッチ28が共にオンであるか否かを判断する(ステップS18)。ここで、トリガースイッチ29及び選択スイッチ28が共にオンであると判断されると、ECU50は、デッキ格納スイッチ52がオンであるか否かを判断する(ステップS19)。そして、デッキ格納スイッチ52がオフであると判断されると、ECU50はステップS18に戻って同様の処理を繰り返す。また、ステップS19でデッキ格納スイッチ52がオンであると判断されると、ECU50は、ロック解除アクチュエータ32の作動を停止させるべく駆動信号の出力を停止し(ステップS20)、処理を終了する。あるいは、ステップS18でトリガースイッチ29及び選択スイッチ28の少なくとも一方がオフであると判断されると、ECU50は、同じく駆動信号の出力を停止し(ステップS20)、処理を終了する。従って、ステップS17〜ステップS20の処理により、例えば利用者Uの右手Hが何らかの事情でハンドル20(搬送時把手部24)から離れたり握りが緩んだりしない限り、電動車10の折り畳みが完了するまでデッキ16及びステイ17の相対回動が許容される。一方、例えば利用者Uの右手Hが何らかの事情でハンドル20(搬送時把手部24)から離れたり握りが緩んだりすると、電動車10の折り畳みが未完了であってもデッキ16及びステイ17の相対回動が速やかに規制される。
次に、キャリーモードにある電動車10を使用状態(シート乗車モード又はカートモード)に切り替える際のECU50による制御態様について説明する。この処理は、例えば選択スイッチ28の押下操作に伴う操作信号Msの入力によって起動される。
図8に示すように、処理がこのルーチンに移行すると、ECU50は、デッキ格納スイッチ52がオンであり、且つ、デッキ展開スイッチ51がオフであるか否かを判断する(ステップS31)。つまり、ECU50は、電動車10がキャリーモードにあるか否かを判断する。ここで、デッキ格納スイッチ52がオフであること、及び、デッキ展開スイッチ51がオンであることの少なくとも一方であると判断されると、ECU50はそのまま処理を終了する。これは、電動車10が既に使用状態に切り替わっている可能性が高いためである。
ステップS31でデッキ格納スイッチ52がオンであり、且つ、デッキ展開スイッチ51がオフであると判断されると、ECU50は、ジャイロセンサ57の検出信号Spに基づいてステイ17が寝ているか否かを判断する(ステップS33)。ここで、ステイ17が寝ていないと判断されると、ECU50はそのまま処理を終了する。これは、ステイ17が寝ていない、即ち立っている状態で電動車10を展開しようとすると、デッキ16が落下する可能性があるためである。
ステップS33でステイ17が寝ていると判断されると、ECU50は、車速センサ58の検出信号Svに基づいて電動車10の走行速度がゼロか否かを判断する(ステップS34)。ここで、電動車10の走行速度がゼロでないと判断されると、ECU50はそのまま処理を終了する。これは、電動車10が走行状態のまま展開されることを回避するためである。
ステップS34で電動車10の走行速度がゼロであると判断されると、ECU50は、トリガースイッチ29及び選択スイッチ28が共にオンであるか否かを判断する(ステップS35)。ここで、トリガースイッチ29及び選択スイッチ28の少なくとも一方がオフであると判断されると、ECU50はそのまま処理を終了する。これは、利用者Uの意図的な操作でない可能性があるためである。
ステップS35でトリガースイッチ29及び選択スイッチ28が共にオンであると判断されると、ECU50は、両ブレーキング機構34を駆動して両駆動輪11をロックする(ステップS36)。続いて、ECU50は、ロック解除アクチュエータ32を作動させるべく駆動信号を出力する(ステップS37)。これにより、第1ロック機構31がロック解除状態に切り替わってデッキ16及びステイ17の相対回動が許容される。そして、利用者Uは、ハンドル20(搬送時把手部24)を握りながらデッキ16からステイ17を離しつつ電動車10を展開することが可能である。
次いで、ECU50は、トリガースイッチ29及び選択スイッチ28が共にオンであるか否かを判断する(ステップS38)。ここで、トリガースイッチ29及び選択スイッチ28が共にオンであると判断されると、ECU50は、デッキ展開スイッチ51がオンであるか否かを判断する(ステップS39)。そして、デッキ展開スイッチ51がオフであると判断されると、ECU50はステップS38に戻って同様の処理を繰り返す。また、ステップS39でデッキ格納スイッチ52がオンであると判断されると、ECU50は、ロック解除アクチュエータ32の作動を停止させるべく駆動信号の出力を停止し(ステップS40)、処理を終了する。あるいは、ステップS38でトリガースイッチ29及び選択スイッチ28の少なくとも一方がオフであると判断されると、ECU50は、同じく駆動信号の出力を停止し(ステップS40)、処理を終了する。従って、ステップS37〜ステップS40の処理により、例えば利用者Uの右手Hが何らかの事情でハンドル20(搬送時把手部24)から離れたり握りが緩んだりしない限り、電動車10の展開が完了するまでデッキ16及びステイ17の相対回動が許容される。一方、例えば利用者Uの右手Hが何らかの事情でハンドル20(搬送時把手部24)から離れたり握りが緩んだりすると、電動車10の展開が未完了であってもデッキ16及びステイ17の相対回動が速やかに規制される。
なお、ECU50は、使用状態(シート乗車モード又はカートモード)への切り替わりが完了しても、電動車10の走行を一定の条件で制限するようになっている。具体的には、ECU50は、スタンド開スイッチ55がオンか否かを判断し、スタンド開スイッチ55がオンでないと判断された場合に電動車10の走行を許容する。これは、スタンド19が開いたまま電動車10が走行することでスタンド19が引きずられることを回避するためである。電動車10の走行制限は、例えば両ブレーキング機構34による両駆動輪11のロックなどであればよい。
次に、本実施形態の作用とともに、その効果について説明する。
(1)本実施形態では、電動車10の使用状態で、トリガースイッチ29等の操作に伴い操作信号Mt等が出力されたとき、シート40が展開位置にあることが検出されていなければ、ECU50により駆動信号がロック解除アクチュエータ32に出力される。これにより、デッキ16及びステイ17を相対回動させつつ電動車10をキャリーモードに切り替えることができる。一方、電動車10の使用状態で、トリガースイッチ29等の操作に伴い操作信号Mt等が出力されたとき、シート40が展開位置にあることが検出されていれば、ECU50により駆動信号がロック解除アクチュエータ32に出力されない。これにより、デッキ16及びステイ17の相対回動が規制されたままとなり、シート40が展開されたまま電動車10がキャリーモードに切り替わることを抑制できる。
(2)本実施形態では、電動車10の使用状態で、トリガースイッチ29等の操作に伴い操作信号Mt等が出力されたとき、ジャイロセンサ57によりステイ17の起立状態(立っている状態)が検出されていれば、ECU50により駆動信号がロック解除アクチュエータ32に出力される。これにより、デッキ16及びステイ17を相対回動させつつ電動車10をキャリーモードに切り替えることができる。一方、電動車10の使用状態で、トリガースイッチ29等の操作に伴い操作信号Mt等が出力されたとき、ジャイロセンサ57によりステイ17の起立状態が検出されていなければ、ECU50により駆動信号がロック解除アクチュエータ32に出力されない。これにより、ステイ17が起立状態でない状態、例えばステイ17が寝ていてデッキ16が起立しているような状態で前記相対回動の規制が解除されることを抑制でき、該解除に伴うステイ17に対するデッキ16の落下を抑制できる。特に、選択スイッチ28及びトリガースイッチ29の同時操作をロック解除アクチュエータ32の作動条件にしているものの、右手Hのみで操作可能な1モーションでの円滑な操作性を実現していることで、誤操作によって前記相対回動の規制が解除されることを好適に抑制できる。
(3)本実施形態では、ECU50は、駆動信号をロック解除アクチュエータ32に出力する状態で操作信号Mt等の出力が停止されたとき、即ち何らかの事情でトリガースイッチ29等の操作が中止されたとき、駆動信号の出力を停止する。従って、前記相対回動の規制を解除する意思の取り消しに合わせて速やかに第1ロック機構31により前記相対回動を規制できる。例えば、利用者Uの右手Hが何らかの事情でハンドル20(搬送時把手部24)から離れたり握りが緩んだりした場合に、速やかに第1ロック機構31により前記相対回動を規制でき、ひいては電動車10をキャリーモードに切替中のステイ17等の落下を防止できる。
(4)本実施形態では、キャリーモードの電動車10を搬送する際に利用者Uが握る搬送時把手部24は、例えばシート乗車モードの電動車10に搭乗する利用者Uが握る両把手部23に連続一体化したハンドル20の車幅方向中央部に配置されている。そして、搬送時把手部24に設けられた選択スイッチ28及びトリガースイッチ29は、電動車10を正面に見る(電動車10よりも順走行方向側の位置で逆走行方向に向いて立つ)利用者Uの右手Hの親指T及びそれ以外の指Fがそれぞれ押下可能な部位に配置されている。従って、利用者Uは、基本的にハンドル20の握り方を変えることなく選択スイッチ28及びトリガースイッチ29の同時操作が可能である。このため、例えば電動車10をキャリーモードに切り替える際、選択スイッチ28及びトリガースイッチ29の同時操作(第1ロック機構31のロック解除指示)→ロック解除アクチュエータ32の作動(第1ロック機構31のロック解除)→電動車10の折り畳み→選択スイッチ28等の操作解放(第1ロック機構31のロック指示)→ロック解除アクチュエータ32の作動停止(第1ロック機構31のロック)→キャリーモードへの切替完了→電動車10の搬送へと繋がる一連の動きにおいて、ハンドル20から手を離すことなく1モーションで操作できる。
また、電動車10の折り畳み時におけるステイ17の引き下げ又はデッキ16の引き上げの操作をより安定化でき、ステイ17の支えが常に上方からになることで、軽微に電動車10を保持できる。特に、回動自在なハンドル20に対して偏心した荷重が入力されると該ハンドル20が容易に揺動することになるが、基本的に利用者Uは搬送時把手部24、即ちハンドル20の車幅方向中央部を握ることになり、電動車10の折り畳み時やその後の搬送時の保持をより安定化できる。
一方、選択スイッチ28及びトリガースイッチ29は、例えばシート搭乗時の利用者Uが操作しようとしても非常に押下しにくい配置になっていることで、誤操作によって第1ロック機構31が解除される可能性を低減できる。
(5)本実施形態では、ECU50によりロック解除アクチュエータ32を駆動制御したことで、利用者Uや電動車10の状態の適正な判断に基づく操作性と操作安全性との両立を実現できる。あるいは、仮に電動車10の状態によって第1ロック機構31のロック解除に要する操作力が過大になったとしても、電動によるロック解除アクチュエータ32の駆動によって円滑にロック解除できる。
(6)本実施形態では、電動車10を使用状態及びキャリーモードの間で切り替える際のデッキ16及びステイ17の相対回動が利用者Uによる手動操作に任されていることで、例えばその切替速度を利用者Uによって主体的に決めることができる。従って、電動車10の使用状態及びキャリーモードの間の切り替えを利用者Uの感覚に適した速度で行うことができ、利便性を高めることができる。
(7)本実施形態では、電動車10を搬送する際にキャリーモードに切り替えることでコンパクト化できる。
(8)本実施形態では、利用者Uは、ハンドル20の搬送時把手部24を握りながらトリガースイッチ29等を操作することで、操作信号Mt等を出力させることができる。このとき、ECU50により駆動信号がロック解除アクチュエータ32に出力されることで、第1ロック機構31による前記相対回動の規制が解除される。これにより、利用者Uは、搬送時把手部24を握った状態でステイ17を支えながらデッキ16及びステイ17を相対回動させつつ電動車10を使用状態と折り畳み状態との間で切り替えることができる。このように、利用者Uは、搬送時把手部24を握ったまま、トリガースイッチ29等の操作、使用状態と折り畳み状態との間での電動車10の切り替えを一連の動きで1モーションで操作でき、操作性をより向上できる。
(9)本実施形態では、ECU50による駆動信号の出力は、両操作信号Mt,Msが同時に出力されたときに実行される。従って、利用者Uが非乗車状態にあることを前提に、第1ロック機構31による前記相対回動の規制が解除されることで、利用者Uが乗車状態のまま第1ロック機構31による前記相対回動の規制が解除されるといったロック解除アクチュエータ32の誤作動を抑制できる。
(10)本実施形態では、選択スイッチ28及びトリガースイッチ29が共に搬送時把手部24に設置されることで、利用者Uは、搬送時把手部24を握った状態で選択スイッチ28及びトリガースイッチ29を容易に1モーションで同時操作でき、ロック解除アクチュエータ32の誤作動を抑制しながらも操作性をより向上できる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・前記実施形態において、カートモードと同様にステイ17を上方に向かうに従い逆走行方向に向かうように傾斜させるとともに、シート40をステイ17に略沿って下方に向かって延びさせて、電動車10を使用状態としての立ち乗りモードに切り替えてもよい。この立ち乗りモードでは、利用者Uは、順走行方向に向いてハンドル20を握るとともに、片側の足を地面に置き、且つ逆側の足をデッキ16に置く姿勢を取る。これにより、利用者Uは、片側の足で地面を蹴りながら人力での移動が可能となる。なお、立ち乗りモードでは、従動輪12の軸線が車幅方向で固定されるように軸受部材18の上下方向に延びる軸線周りの回転を手動又は電動で固定可能な適宜のロック機構を設けることが好ましい。
・前記実施形態において、駆動輪11は、デッキ16に回転自在に支持されていてもよい。
・前記実施形態において、従動輪12は、車幅方向に間隔をあけて一対で設けられていてもよい。
・前記実施形態において、ブレーキング機構34は、電動モータ33に内蔵されていてもよい。
・前記実施形態において、ハンドル20におけるアクセルレバー26及びブレーキボタン27の各々の配置は任意である。例えばアクセルレバー26及びブレーキボタン27は、共にハンドル20の車幅方向片側に集約配置されていてもよい。
・前記実施形態において、アクセルレバー26及びブレーキボタン27の少なくとも一方は、ハンドル20以外の電動車10の適宜箇所に配置されていてもよい。
・前記実施形態において、アクセルレバー26に代えて、移動速度(速度調整)の指示を、例えばハンドル20の適宜箇所に設置されたジョイスティックなどの速度入力装置で行ってもよい。同様に、ブレーキボタン27に代えて、減速又は停止の指示を、例えばハンドル20の適宜箇所に設置されたジョイスティックなどの速度入力装置で行ってもよい。
・前記実施形態において、ハンドル20は、ステイ17に回動不能に固定されていてもよい。この場合、操舵角度の指示は、例えばハンドル20の適宜箇所に設置されたジョイスティックなどの方向入力装置で行えばよい。
・前記実施形態において、選択スイッチ28は、ハンドル20の搬送時把手部24以外に配置されていてもよいし、ハンドル20以外の電動車10の適宜箇所に配置されていてもよい。同様に、トリガースイッチ29は、ハンドル20の搬送時把手部24以外に配置されていてもよいし、ハンドル20以外の電動車10の適宜箇所に配置されていてもよい。
・前記実施形態において、トリガースイッチ29の操作のみでロック解除アクチュエータ32を作動させるようにしてもよい。
・前記実施形態において、デッキ16がステイ17との間になす角度が全開状態及び全閉状態に相当する角度に一致する場合にのみ、デッキ16及びステイ17の相対回動を規制する第1ロック機構31であってもよい。この場合、デッキ展開スイッチ51及びデッキ格納スイッチ52のいずれか一方を省略してもよい。デッキ展開スイッチ51を省略した場合には、デッキ格納スイッチ52により全閉状態に相当する角度(即ちキャリーモード)であることが検出されないことで、全開状態に相当する角度(即ち使用状態)であることが検出可能である。反対に、デッキ格納スイッチ52を省略した場合には、デッキ展開スイッチ51により全開状態に相当する角度(即ち使用状態)であることが検出されないことで、全閉状態に相当する角度(即ちキャリーモード)であることが検出可能である。
・前記実施形態において、デッキ展開スイッチ51及びデッキ格納スイッチ52に代えて、デッキ16がステイ17との間になす角度を検出可能な適宜の回転センサを採用してもよい。
・前記実施形態において、ステイ17に対するシート40の回動位置が展開位置及び格納位置に相当する回動位置に一致する場合にのみ、シート40及びステイ17の相対回動を規制する第2ロック機構41であってもよい。この場合、シート展開スイッチ53及びシート格納スイッチ54のいずれか一方を省略してもよい。シート展開スイッチ53を省略した場合には、シート格納スイッチ54により格納位置に相当する回動位置であることが検出されないことで、展開位置に相当する回動位置であることが検出可能である。反対に、シート格納スイッチ54を省略した場合には、シート展開スイッチ53により展開位置に相当する回動位置であることが検出されないことで、格納位置に相当する回動位置であることが検出可能である。
・前記実施形態において、シート展開スイッチ53及びシート格納スイッチ54に代えて、ステイ17に対するシート40の回動位置を検出可能な適宜の回転センサを採用してもよい。
・前記実施形態においては、電動車10の使用形態の種類(シート乗車モード等)を押下操作の回数に応じて順送りするかたちで選択させる選択スイッチ28を採用した。この場合、選択中の電動車10の使用形態の種類を利用者Uに報知する適宜の報知部材(発光部材、発声部材等)を設けることが好ましい。また、選択スイッチ28は、電動車10のモードを個別に選択可能なスイッチであってもよい。
・前記実施形態においては、電動車10の全ての機能の制御をECU50で担うようにしたが、それらの機能の制御を複数の制御装置で分担するようにしてもよい。このとき、複数の制御装置の間で連係を要する場合には、それら制御装置の間でマスタースレーブの関係を規定しておけばよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
(イ)上記電動車において、
前記ハンドルは、前記ステイから離間する側の車幅方向中央部に搬送時把手部を有するループ状であり、
前記ロック解除操作部は、前記搬送時把手部に設置された、電動車。
この構成によれば、利用者は、前記ハンドルの前記搬送時把手部を握りながら前記ロック解除操作部を操作することで、前記操作信号を出力させることができる。このとき、前記制御部により前記駆動信号が前記ロック解除部材に出力されると、前記ロック部材による前記相対回動の規制が解除される。これにより、利用者は、前記搬送時把手部を握った状態で前記ステイを支えながら前記デッキ及び前記ステイを相対回動させつつ前記電動車を前記使用状態と前記折り畳み状態との間で切り替えることができる。このように、利用者は、前記搬送時把手部を握ったまま、前記ロック解除操作部の操作、前記使用状態と前記折り畳み状態との間での前記電動車の切り替えを一連の動きで操作でき、操作性をより向上できる。
(ロ)上記電動車において、
利用者が非乗車状態にあることを表す第2の操作信号を出力する選択操作部を備え、
前記制御部による前記駆動信号の出力は、前記操作信号及び前記第2の操作信号が同時に出力されたときに実行される、電動車。
この構成によれば、利用者が非乗車状態にあることを前提に、前記ロック部材による前記相対回動の規制が解除されることで、利用者が乗車状態のまま前記ロック部材による前記相対回動の規制が解除されるといった前記ロック解除部材の誤作動を抑制できる。
10…電動車、11…駆動輪、12…従動輪、15…本体部、16…デッキ、17…ステイ、20…ハンドル、28…選択スイッチ(ロック解除操作部)、29…トリガースイッチ(ロック解除操作部)、31…第1ロック機構(ロック部材)、32…ロック解除アクチュエータ(ロック解除部材)、40…シート、50…ECU(制御部)、51…デッキ展開スイッチ(第1検出部材)、52…デッキ格納スイッチ(第1検出部材)、53…シート展開スイッチ(第2検出部材)、54…シート格納スイッチ(第2検出部材)、57…ジャイロセンサ(姿勢検出部)。

Claims (3)

  1. デッキ及び該デッキに回動自在に連結されたステイを有し、駆動輪、従動輪及びハンドルを支持する本体部と、
    前記ステイに回動自在に連結され、格納位置及び展開位置で保持可能なシートと、
    前記デッキ及び前記ステイの相対回動を規制するロック部材と、
    使用状態と折り畳み状態との間で切り替え可能になるように前記ロック部材による前記相対回動の規制を解除するロック解除部材と、
    前記相対回動の規制を解除する意思を表す操作信号を出力するロック解除操作部と、
    前記使用状態にあることを検出可能な第1検出部材と、
    前記シートが前記展開位置にあることを検出可能な第2検出部材と、
    前記使用状態にあることが検出される状態で前記操作信号が出力されたとき、前記シートが前記展開位置にあることが検出されていなければ前記折り畳み状態に切り替え可能になるように前記相対回動の規制を解除させる駆動信号を前記ロック解除部材に出力し、前記シートが前記展開位置にあることが検出されていれば前記駆動信号を前記ロック解除部材に出力しない制御部と、を備えた、電動車。
  2. 請求項1に記載の電動車において、
    前記ステイの姿勢を検出する姿勢検出部を備え、
    前記制御部は、前記使用状態にあることが検出される状態で前記操作信号が出力されたとき、前記姿勢検出部により前記ステイの起立状態が検出されていれば前記駆動信号を前記ロック解除部材に出力し、前記ステイの起立状態が検出されていなければ前記駆動信号を前記ロック解除部材に出力しない、電動車。
  3. 請求項1又は2に記載の電動車において、
    前記制御部は、前記駆動信号を前記ロック解除部材に出力する状態で前記操作信号の出力が停止されたとき、前記駆動信号の出力を停止する、電動車。
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