JP6714114B1 - 温度推定装置及び温度推定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】モータ及びインバータの一方又は双方に冷媒路が設けられる場合でも、冷媒温度が変化しても、温度センサが取り付けられていない電流経路の箇所の温度を精度よく推定できる温度推定装置及び温度推定方法を提供する。【解決手段】冷媒温度センサ511により冷媒温度Twを検出し、電流経路の少なくとも一箇所に取り付けられた電流経路温度センサ512により測定経路温度を検出し、冷媒温度の検出値、及び測定経路温度の検出値に基づいて、温度センサが取り付けられていない電流経路の箇所の温度を推定する温度推定装置50及び温度推定方法。【選択図】図3

Description

本願は、温度推定装置及び温度推定方法に関するものである。
モータのトルクは、インバータからモータに投入される電流に応じて変化する。大きなトルクを得るために大電流を投入する場合、電流経路の発熱による損傷を防止する必要がある。そのため,モータ及びインバータに温度センサを設置し、温度が上昇し過ぎないように、電流の供給を制限する方法がとられる。しかし、スペースの制約等により、温度上昇が問題になる発熱箇所に温度センサを配置できない場合がある。特許文献1には、投入している電流値から温度を推定する方式が開示されており、特許文献2には、電流値に対する温度上昇のプロファイルを予め用意し、温度を推定する方式が開示されている。
特開昭58−95960号公報 特許第6231523号公報
しかし、モータ及びインバータに冷媒路が設けられている場合は、電流値が同じでも、冷媒温度に応じて、発熱箇所の温度が変化する。よって、特許文献1及び特許文献2のように、電流値に基づいて温度を推定する方法では、推定誤差が大きくなる問題があった。
そこで、モータ及びインバータの一方又は双方に冷媒路が設けられる場合でも、冷媒温度が変化しても、温度センサが取り付けられていない電流経路の箇所の温度を精度よく推定できる温度推定装置及び温度推定方法が望まれる。
本願に係る温度推定装置は、モータ及びインバータの一方又は双方に設けられた冷媒路に取り付けられた冷媒温度センサの出力信号に基づいて、冷媒温度を検出する冷媒温度検出部と、
前記モータ及び前記インバータを流れる電流の電流経路の少なくとも一箇所に取り付けられた電流経路温度センサの出力信号に基づいて、前記電流経路温度センサが取り付けられた箇所の温度である測定経路温度を検出する電流経路温度検出部と、
前記冷媒温度の検出値、及び前記測定経路温度の検出値に基づいて、前記電流経路温度センサが取り付けられていない前記電流経路の箇所の温度である非測定経路温度を推定する電流経路温度推定部と、を備え
前記モータは、ステータコアに周方向に分散して巻装された複数のコイルと、前記インバータから供給された電流を前記複数のコイルに分配する、周方向に延びた板状の結線板と、を有し、
前記冷媒路は、前記モータ及び前記インバータの双方に設けられ、前記モータ側の冷媒路及び前記インバータ側の冷媒路を共通の冷媒が循環し、
前記電流経路温度センサは、前記コイルに取り付けられ、
前記冷媒温度センサは、前記モータ側の冷媒路又は前記インバータ側の冷媒路に取り付けられ、
前記冷媒温度検出部は、前記冷媒温度センサの出力信号に基づいて、冷媒路の冷媒温度を検出し、
前記電流経路温度検出部は、前記電流経路温度センサの出力信号に基づいて、前記測定経路温度としてのコイル温度を検出し、
前記電流経路温度推定部は、前記冷媒温度の検出値、及び前記コイル温度の検出値に基づいて、前記非測定経路温度としての前記結線板の温度を推定し、
前記モータ側の冷媒路は、少なくとも前記ステータコアを冷却するモータ冷媒路であり、
前記結線板は、前記コイルを介さずに、前記ステータコアに伝熱可能に接続され、前記コイルは、前記ステータコアに伝熱可能に接続され、前記ステータコアは、前記モータ冷媒路に伝熱可能に接続されているものである。
本願に係る温度推定方法は、モータ及びインバータの一方又は双方に設けられた冷媒路に取り付けられた冷媒温度センサの出力信号に基づいて、冷媒温度を検出する冷媒温度検出ステップと、
前記モータ及び前記インバータを流れる電流の電流経路の少なくとも一箇所に取り付けられた電流経路温度センサの出力信号に基づいて、前記電流経路温度センサが取り付けられた箇所の温度である測定経路温度を検出する電流経路温度検出ステップと、
前記冷媒温度の検出値、及び前記測定経路温度の検出値に基づいて、前記電流経路温度センサが取り付けられていない前記電流経路の箇所の温度である非測定経路温度を推定する電流経路温度推定ステップと、を備え
前記モータは、ステータコアに周方向に分散して巻装された複数のコイルと、前記インバータから供給された電流を前記複数のコイルに分配する、周方向に延びた板状の結線板と、を有し、
前記冷媒路は、前記モータ及び前記インバータの双方に設けられ、前記モータ側の冷媒路及び前記インバータ側の冷媒路を共通の冷媒が循環し、
前記電流経路温度センサは、前記コイルに取り付けられ、
前記冷媒温度センサは、前記モータ側の冷媒路又は前記インバータ側の冷媒路に取り付けられ、
前記冷媒温度検出ステップでは、前記冷媒温度センサの出力信号に基づいて、冷媒路の冷媒温度を検出し、
前記電流経路温度検出ステップでは、前記電流経路温度センサの出力信号に基づいて、前記測定経路温度としてのコイル温度を検出し、
前記電流経路温度推定ステップでは、前記冷媒温度の検出値、及び前記コイル温度の検出値に基づいて、前記非測定経路温度としての前記結線板の温度を推定し、
前記モータ側の冷媒路は、少なくとも前記ステータコアを冷却するモータ冷媒路であり、
前記結線板は、前記コイルを介さずに、前記ステータコアに伝熱可能に接続され、前記コイルは、前記ステータコアに伝熱可能に接続され、前記ステータコアは、前記モータ冷媒路に伝熱可能に接続されているものである。
本願に係る温度推定装置及び温度推定方法によれば、冷媒温度センサにより冷媒温度を検出し、電流経路に取り付けられた電流経路温度センサにより測定経路温度を検出し、冷媒温度の検出値、及び測定経路温度の検出値に基づいて、電流経路温度センサが取り付けられていない電流経路の箇所の非測定経路温度を推定することができる。冷媒温度の検出値を用いているので、冷媒温度の変化による、推定箇所の温度変化を考慮することができる。インバータからモータに投入される電流値の増減に応じて、電流経路の各箇所の発熱量が比例的に増減する。電流経路の温度の検出値を用いているので、測定経路の温度変化による、推定箇所の温度変化を考慮することができる。よって、冷媒温度の変化、温度センサが取り付けられた電流経路の温度変化を考慮して、温度センサが取り付けられていない電流経路の箇所の温度を精度よく推定できる。
実施の形態1に係るインバータ及びモータの概略構成図である。 実施の形態1に係る軸方向に見たステータの模式図である。 実施の形態1に係るインバータ、モータ、及び温度推定装置の概略構成図である。 実施の形態1に係る温度推定装置の概略ブロック図である。 実施の形態1に係る温度推定装置のハードウェア構成図である。 実施の形態1に係る電流経路を説明する模式図である。 実施の形態1に係るモータの片断面模式図である。 実施の形態1に係るモータの熱回路モデルである。 実施の形態1に係る温度差比率の設定に係る実験結果を示す図である。 実施の形態1に係る温度推定値の挙動を示すタイムチャートである。 実施の形態1に係る温度推定装置の処理(温度推定方法)を説明するフローチャートである。 実施の形態2に係るインバータ、モータ、及び温度推定装置の概略構成図である。 実施の形態3に係る冷媒路の模式図である。 実施の形態3に係る冷媒路の模式図である。 実施の形態3に係るインバータ、モータ、及び温度推定装置の概略構成図である。 実施の形態4に係るインバータの模式図である。 実施の形態4に係るインバータの熱回路モデルである。 実施の形態4に係るインバータ、モータ、及び温度推定装置の概略構成図である。
1.実施の形態1
実施の形態1に係る温度推定装置50及び温度推定方法について図面を参照して説明する。図1は、本実施の形態に係るインバータ200及びモータ300の概略構成図である。図1に示すモータ300は、ロータ400の回転軸心Cを通る平面で切断した概略断面図である。
1−1.モータ300
モータ300は、円筒状のステータ320と、円筒状のステータ320の径方向内側に配置されたロータ400とを有している。モータ300は、電動機及び発電機の一方又は双方の機能を有している。図2に、軸方向に見たステータ320の模式図を示す。なお、図2では、絶縁材324等の図示を省略している。ステータ320は、円筒状のステータコア323と、ステータコア323に周方向に分散して巻装された複数のコイル321と、インバータ200から供給された電流を複数のコイル321に分配する、周方向に延びた板状の結線板322と、を有している。
なお、本願において、軸方向、周方向、及び径方向は、ロータ400の回転軸心Cを基準にした方向である。
本実施の形態では、モータ300は、3相の交流モータとされており、複数のU相コイル321u、複数のV相コイル321v、複数のW相コイル321wが、周方向に分散してステータ320に巻装されている。
3相のコイル321のそれぞれに各相の電流を分配するために、U相の結線板322u、V相の結線板322v、及びW相の結線板322wが設けられている。すなわち、周方向に分散した複数のU相コイル321uに、U相電流を分配するために、周方向に延びた板状のU相の結線板322uが設けられ、周方向に分散した複数のV相コイル321vに、V相電流を分配するために、周方向に延びた板状のV相の結線板322vが設けられ、周方向に分散した複数のW相コイル321wに、W相電流を分配するために、周方向に延びた板状のW相の結線板322wが設けられている。
結線板322は、ステータコア323の軸方向の一方側に配置されている(図1参照)。各コイル321は、各コイル321が巻装された周方向の位置で、対応する相の結線板322に接続されている。3相の結線板322は、径方向に並んで配置されている。3相の結線板322は、それぞれ、周方向の1箇所で、インバータ200側に接続される接続導体205に接続される。
本実施の形態では、ステータ320は、集中巻きとされており、ステータコア323の複数のティースのそれぞれに、各相のコイル321が巻装されている。そして、各ティースに巻装されたコイル321が、それぞれ、対応する相の結線板322に接続されている。なお、図2の構成は一例であり、コイル数、ティース数、結線板322の形状等は、変更されてもよい。
ステータコア323は、円環板状の電磁鋼板が軸方向に積層されて形成されている。ステータコア323には、周方向に分散して設けられた複数のティースを有している。各コイルは、樹脂等の絶縁材324(ボビン)を介して各ティースに巻装されており、絶縁材324を介してステータコア323に伝熱可能に接続されている(図1参照)。また、結線板322は、絶縁材324(ホルダ)に保持されており、絶縁材324を介してステータコア323に伝熱可能に接続されている。
ロータ400は、ロータコア402と回転軸401とを有している。本実施の形態では、ロータコア402に永久磁石403が設けられており、モータ300は、永久磁石型の同期モータとされている。なお、モータ300は、ロータコア402にかご型の導体が設けられた誘導モータとされてもよく、ロータコア402に界磁巻線が設けられた巻線界磁型の同期モータとされてもよい。ロータの回転軸401は、軸方向の両側で、非回転部材(本例では、モータケース310)に対して軸受2を介して回転可能に支持されている。
モータ300は、ステータ320及びロータ400を収容するモータケース310を備えている。本実施の形態では、モータケース310は、軸方向の一方側に開口する有底筒状のケース本体部311と、ケース本体部311の軸方向の一方側の開口を覆う円板状の蓋部312と、を有している。ケース本体部311の周壁の内側には、ステータ320(ステータコア323)が固定されている。ケース本体部311の底壁及び蓋部312の回転軸心C付近には、回転軸401が貫通する貫通孔が設けられており、各貫通孔の内側に軸受2が固定されている。
モータ300は、モータ300を冷却するモータ冷媒路313を備えている。モータ冷媒路313には冷媒4が供給される。本実施の形態では、モータ冷媒路313は、少なくともステータコア323を冷却する。モータ冷媒路313は、ステータコア323の径方向外側に設けられている。モータ冷媒路313は、モータケース310(ケース本体部311)の周壁の径方向外側を覆う筒状に形成されたウォータージャケットとされている。なお、モータ冷媒路313は、周壁と一体形成されてもよい。モータ冷媒路313には、冷媒4として水が流れる。冷媒の循環路には、冷媒4を冷却するラジエータが設けられており、冷媒4は、ポンプによりモータ冷媒路313とラジエータとの間を循環する。なお、後述する実施の形態3のように、冷媒路が、インバータ200にも設けられてもよく、モータ冷媒路313とインバータ側の冷媒路とを共通の冷媒4が循環するように構成されてもよい。
1−2.インバータ200
インバータ200は、電源100から供給された直流電力を交流電力に変換してモータ300に供給する電力変換回路を備えている。インバータ200は、複数のスイッチング素子を備えている。スイッチング素子には、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)等が用いられる。各スイッチング素子のゲート端子は、インバータ制御装置(本例では、温度推定装置50)に接続され、インバータ制御装置から出力される駆動信号によりオン又はオフされる。
本実施の形態では、インバータ200は、直流電源の正極側に接続される正極側のスイッチング素子と、直流電源の負極側に接続される負極側のスイッチング素子と、が直列接続された直列回路を、3相各相の巻線に対応して3セット設けたフルブリッジ回路とされている。各直列回路における2つのスイッチング素子の接続点が、対応する相の巻線に接続される。
インバータ200は、各直列回路における2つのスイッチング素子の接続点をインバータ200の外部に接続するための、3つの外部接続端子201を備えている。3つの外部接続端子201のそれぞれは、接続導体205を介して、対応する相の結線板322に接続されている。接続導体205は、リード線、バスバー等とされる。或いは、各直列回路の接続点が、接続導体により、結線板322に直接接続されてもよい。
電源100は、直流電源でなく、交流電源であってもよい。この場合は、インバータ200は、交流電力を直流電力に一旦変換するコンバータを有してもよい。また、モータ300とインバータ200とは、別体でなくてもよく、一体的に構成されてもよい。
1−3.温度センサ
図3に示すように、冷媒温度センサ511が、モータ冷媒路313に取り付けられている。冷媒温度センサ511の出力信号は、温度推定装置50に入力される。
電流経路温度センサ512は、モータ300及びインバータ200を流れる電流の電流経路900の少なくとも一箇所に取り付けられる。本実施の形態では、電流経路温度センサ512は、コイル321に取り付けられている。電流経路温度センサ512の出力信号は、温度推定装置50に入力される。図3の例では、電流経路温度センサ512は、コイル321の軸方向の他方側の端部に取り付けられているが、コイル321に接していれば、任意の位置に設置されてもよい。
1−4.温度推定装置50
本実施の形態では、温度推定装置50は、インバータ200を制御するインバータ制御装置と一体化されている。温度推定装置50は、図4に示すように、冷媒温度検出部51、電流経路温度検出部52、電流経路温度推定部53、温度保護制御部54、及びインバータ制御部55等の処理部を備えている。温度推定装置50の各機能は、温度推定装置50が備えた処理回路により実現される。具体的には、温度推定装置50は、図5に示すように、処理回路として、CPU(Central Processing Unit)等の演算処理装置90(コンピュータ)、演算処理装置90とデータのやり取りする記憶装置91、演算処理装置90に外部の信号を入力する入力回路92、及び演算処理装置90から外部に信号を出力する出力回路93等を備えている。
演算処理装置90として、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、IC(Integrated Circuit)、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、各種の論理回路、及び各種の信号処理回路等が備えられてもよい。また、演算処理装置90として、同じ種類のもの又は異なる種類のものが複数備えられ、各処理が分担して実行されてもよい。記憶装置91として、演算処理装置90からデータを読み出し及び書き込みが可能に構成されたRAM(Random Access Memory)、及び演算処理装置90からデータを読み出し可能に構成されたROM(Read Only Memory)等が備えられている。
入力回路92は、冷媒温度センサ511、電流経路温度センサ512等の各種のセンサ及びスイッチが接続され、これらセンサ及びスイッチの出力信号を演算処理装置90に入力するA/D変換器等を備えている。出力回路93は、インバータ200のスイッチング素子をオンオフ駆動するゲート駆動回路等の電気負荷が接続され、これら電気負荷に演算処理装置90から制御信号を出力する駆動回路等を備えている。
そして、温度推定装置50が備える各処理部51〜55等の各機能は、演算処理装置90が、ROM等の記憶装置91に記憶されたソフトウェア(プログラム)を実行し、記憶装置91、入力回路92、及び出力回路93等の温度推定装置50の他のハードウェアと協働することにより実現される。なお、各処理部51〜55等が用いる設定データは、ソフトウェア(プログラム)の一部として、ROM等の記憶装置91に記憶されている。以下、温度推定装置50の各機能について詳細に説明する。
1−4−1.温度推定の原理
図6に、モータ300及びインバータ200を流れる電流の電流経路900を示す。モータ300が電動機として機能する場合は、電源100の電力が、インバータ200を介してモータ300に供給される。モータ300が発電機として機能する場合は、モータ300が発電した電力が、インバータ200を介して電源100に供給される。
電動機又は発電機として機能する場合でも、3相の交流電流が、インバータ200(ブリッジ回路)、外部接続端子201、接続導体205、結線板322、及びコイル321等から構成される電流経路900を流れる。外部接続端子201、接続導体205、結線板322、及びコイル321を流れる交流電流は、相互に比例関係で増減する。よって、外部接続端子201の発熱量Q1、結線板322の発熱量Q2、コイル321の発熱量Q3は、相互に比例関係で増減する。
図7に、モータ300の片断面模式図を示し、図8に、その熱回路モデルを示す。ここで、Trは結線板322の温度であり、Tiはステータコア323の温度であり、Tcはコイル321の温度であり、Twはモータ冷媒路313の冷媒温度である。R2は、結線板322からステータコア323までの熱抵抗であり、R3は、コイル321からステータコア323までの熱抵抗であり、R4は、ステータコア323からモータ冷媒路313までの熱抵抗である。
図8の熱回路モデルでは、結線板322とステータコア323とは、熱抵抗R2を介して接続され、コイル321とステータコア323とは、熱抵抗R3を介して接続され、ステータコア323とモータ冷媒路313とは熱抵抗R4とを介して接続されている。結線板322の発熱量Q2は、熱抵抗R2を介してステータコア323に伝達され、コイル321の発熱量Q3は、熱抵抗R3を介してステータコア323に伝達され、ステータコア323に伝達された発熱量Q2+Q3は、熱抵抗R4を介してモータ冷媒路313に伝達される。図8の熱回路モデルから次の2式が導かれる。
Tr−Tw=R2×Q2+R4×(Q2+Q3) ・・・(1)
Tc−Tw=R3×Q3+R4×(Q2+Q3) ・・・(2)
結線板322の発熱量Q2とコイル321の発熱量Q3とは、比例関係になるため、発熱量の比例定数αを用いて、次式で表せる。
Q3=α×Q2 ・・・(3)
式(1)〜式(3)から、次の2式が導出される。
Tr−Tw=β×(Tc−Tw) ・・・(4)
β={R2+R4×(1+α)}/{α×R3+R4×(1+α)} ・・・(5)
ここで、βは、結線板温度Trと冷媒温度Twとの温度差(Tr−Tw)と、コイル温度Tcと冷媒温度Twとの温度差(Tc−Tw)との比率(以下、温度差比率βと称す)である。温度差比率βは、式(5)から、各熱抵抗R2、R3、R4及び発熱量の比例定数αにより定まる定数になることがわかる。よって、温度差比率βが同定されていれば、結線板温度Tr、冷媒温度Tw、及びコイル温度Tcのいずれか2つの温度を計測することにより、残りの1つの温度を推定することができる。
温度差比率βは、実験により予め決定することができる。図9に、複数の条件下で測定した実験値の例を示す。図9の横軸に、コイル温度Tcと冷媒温度Twとの温度差(Tc−Tw)を示し、図9の縦軸に、結線板温度Trと冷媒温度Twとの温度差(Tr−Tw)を示す。実測値から、温度差(Tc−Tw)と温度差(Tr−Tw)との間は、比例関係で近似できることがわかり、その傾きが、温度差比率βになり、予め設定することができる。
本実施の形態では、モータ冷媒路313の体積が大きいため、温度センサを取り付け易い。よって、モータ冷媒路313に温度センサを取り付けると共に、コイル321及び結線板322の一方に温度センサを取り付け、他方の温度を推定することが考えられる。本実施形態では、図3に示したように、モータ冷媒路313及びコイル321に温度センサ511、512が取り付けられており、結線板温度Trが推定される。
式(4)を、結線板温度Trについて整理すると次式を得る。
Tr=β×Tc+(1−β)×Tw ・・・(6)
1−4−2.温度推定
そこで、温度推定装置50の各処理部51〜53は、以下のように構成されている。冷媒温度検出部51は、冷媒温度センサ511の出力信号に基づいて、冷媒温度Twを検出する。電流経路温度検出部52は、電流経路温度センサ512の出力信号に基づいて、電流経路温度センサ512が取り付けられた箇所であるコイル321のコイル温度Tcを検出する。なお、コイル温度Tcが、本実施の形態において測定経路温度に相当する。
そして、電流経路温度推定部53は、冷媒温度Twの検出値、及びコイル温度Tcの検出値に基づいて、電流経路温度センサ512が取り付けられていない電流経路900の箇所である結線板322の結線板温度Trを推定する。なお、結線板温度Trが、本実施の形態において非測定経路温度に相当する。
本実施の形態では、電流経路温度推定部53は、式(4)に示した、結線板温度Trと冷媒温度Twとの間の温度差(Tr−Tw)と、コイル温度Tcと冷媒温度Twとの温度差(Tc−Tw)との予め設定された温度差比率βを用いて、結線板温度Trを推定する。温度差比率βは、上述したように実験により予め設定されてもよく、式(5)のような理論式を用いて予め設定されてもよい。
本実施の形態では、電流経路温度推定部53は、式(6)を用いて、結線板温度Trを推定する。なお、結線板温度Trの推定値は、本願における非測定経路温度の推定値Teに相当し、コイル温度Tcの検出値は、本願における測定経路温度の検出値Tdに相当し、βは、本願における比率Aに相当する。
なお、電流経路温度推定部53は、冷媒温度Twの検出値、コイル温度Tcの検出値、及び結線板温度Trの間の関係が予め設定された式(6)以外の関数を用いて、結線板温度Trを推定するように構成されてもよい。
図10に、結線板温度Trの推定値の挙動を示す。横軸が時間であり、縦軸が温度である。電流経路900を流れる電流が増加した後、コイル温度Tcの検出値及び結線板温度Trの検出値(実値)が増加している。結線板温度Trの推定値も増加しており、結線板温度Trの推定値は、定常状態で結線板温度Trの検出値に一致しており、良好な推定精度が得られている。
1−4−3.温度保護制御
温度保護制御部54は、結線板温度Trの推定値が、予め設定された判定値を超えた場合に、モータ300及びインバータ200を流れる電流を低下させる。本実施の形態では、温度保護制御部54は、結線板温度Trの推定値が判定値を超えた場合に、インバータ制御部55に電流低下の指令信号を出力する。
1−4−4.インバータ制御
インバータ制御部55は、インバータ200のスイッチング素子をオンオフ制御して、モータ300に流れる電流を制御する。インバータ200は、公知の電流ベクトル制御を用いて、3相各相の巻線に流れる電流検出値が電流指令に近づくように、モータ300の3相巻線に印加する3相各相の交流電圧指令を算出し、3相各相の交流電圧指令に基づいて各相のスイッチング素子をオンオフ制御する。インバータ制御部55は、温度保護制御部54から電流低下の指令信号が伝達された場合は、電流指令を通常制御時の電流指令から低下させる。
1−4−5.フローチャート
温度推定装置50の概略的な処理の手順(温度推定方法)について、図11に示すフローチャートに基づいて説明する。図11のフローチャートの処理は、演算処理装置90が記憶装置91に記憶されたソフトウェア(プログラム)を実行することにより、例えば所定の演算周期毎に繰り返し実行される。
ステップS01で、冷媒温度検出部51は、上述したように、冷媒温度センサ511の出力信号に基づいて、冷媒温度Twを検出する冷媒温度検出処理(冷媒温度検出ステップ)を実行する。ステップS02で、電流経路温度検出部52は、上述したように、電流経路温度センサ512の出力信号に基づいて、電流経路温度センサ512が取り付けられた箇所であるコイル321のコイル温度Tcを検出する電流経路温度検出処理(電流経路温度検出ステップ)を実行する。
ステップS03で、電流経路温度推定部53は、上述したように、冷媒温度Twの検出値、及びコイル温度Tcの検出値に基づいて、電流経路温度センサ512が取り付けられていない電流経路900の箇所である結線板322の結線板温度Trを推定する電流経路温度推定処理(電流経路温度推定ステップ)を実行する。
本実施の形態では、電流経路温度推定部53は、式(4)に示した温度差比率βを用いて、結線板温度Trを推定する。また、電流経路温度推定部53は、式(6)を用いて、結線板温度Trを推定する。
ステップS04で、温度保護制御部54は、上述したように、結線板温度Trの推定値が、予め設定された判定値を超えた場合に、モータ300及びインバータ200を流れる電流を低下させる温度保護制御処理(温度保護制御ステップ)を実行する。
ステップS05で、インバータ制御部55は、上述したように、インバータ200のスイッチング素子をオンオフ制御して、モータ300に流れる電流を制御するインバータ制御処理(インバータ制御ステップ)を実行する。インバータ制御部55は、温度保護制御部54から電流低下の指令信号が伝達された場合は、電流を通常制御時の電流から低下させる。
2.実施の形態2
次に、実施の形態2に係る温度推定装置50及び温度推定方法について図面を参照して説明する。上記の実施の形態1と同様の構成部分は説明を省略する。本実施の形態では、図12に示すように、電流経路温度センサ512は、コイル321に取り付けられておらず、結線板322に取り付けられており、コイル温度Tcが推定される点が実施の形態1と異なる。実施の形態1と同様に、冷媒温度センサ511は、モータ冷媒路313に取り付けられている。
冷媒温度検出部51は、冷媒温度センサ511の出力信号に基づいて、冷媒温度Twを検出する。電流経路温度検出部52は、電流経路温度センサ512の出力信号に基づいて、電流経路温度センサ512が取り付けられた箇所である結線板322の結線板温度Trを検出する。
そして、電流経路温度推定部53は、冷媒温度Twの検出値、及び結線板温度Trの検出値に基づいて、電流経路温度センサ512が取り付けられていない電流経路900の箇所であるコイル321のコイル温度Tcを推定する。
実施の形態1と同様に、電流経路温度推定部53は、式(4)に示した、結線板温度Trと冷媒温度Twとの間の温度差(Tr−Tw)と、コイル温度Tcと冷媒温度Twとの温度差(Tc−Tw)との予め設定された温度差比率βを用いて、コイル温度Tcを推定する。
本実施の形態では、電流経路温度推定部53は、式(7)を用いて、コイル温度Tcを推定するように構成されている。式(7)は、式(4)を、コイル温度Tcについて整理すると得られる。なお、コイル温度Tcの推定値は、本願における非測定経路温度の推定値Teに相当し、結線板温度Trの検出値は、本願における測定経路温度の検出値Tdに相当し、1/βは、本願における比率Aに相当する。
Tc=1/β×Tr+(1−1/β)×Tw ・・・(7)
3.実施の形態3
次に、実施の形態3に係る温度推定装置50及び温度推定方法について図面を参照して説明する。上記の実施の形態1と同様の構成部分は説明を省略する。
実施の形態1と異なり、本実施の形態では、図13及び図14の例に示すように、冷媒路は、モータ300及びインバータ200の双方に設けられ、モータ側の冷媒路(以下、モータ冷媒路313と称す)及びインバータ側の冷媒路(以下、インバータ冷媒路213と称す)を共通の冷媒4が循環する。
図13の例では、モータ冷媒路313とインバータ冷媒路213とが直列接続され、ポンプ700により冷媒4が循環される。冷媒の循環路にラジエータ800が設けられ、冷媒4が冷却される。図14の例では、モータ冷媒路313とインバータ冷媒路213とが並列接続され、ポンプ700により冷媒4が循環される。冷媒の循環路にラジエータ800が設けられ、冷媒4が冷却される。
モータ冷媒路313内の冷媒4と、インバータ冷媒路213内の冷媒4とは、ほぼ同じ温度となるため、実施の形態1とは異なり、図15に示すように、冷媒温度センサ511は、インバータ冷媒路213に取り付けられている。実施の形態1と同様に、電流経路温度センサ512は、コイル321に取り付けられている。
冷媒温度検出部51は、冷媒温度センサ511の出力信号に基づいて、インバータ冷媒路213の冷媒温度Twを検出する。電流経路温度検出部52は、電流経路温度センサ512の出力信号に基づいて、コイル温度Tcを検出する。
インバータ冷媒路213の冷媒温度とモータ冷媒路313の冷媒温度とは同等になるので、電流経路温度推定部53は、実施の形態1と同様の方法で、結線板温度Trを推定する。すなわち、電流経路温度推定部53は、インバータ冷媒路213の冷媒温度Twの検出値、及びコイル温度Tcの検出値に基づいて、結線板温度Trを推定する。
また、実施の形態1と同様に、電流経路温度推定部53は、式(4)に示した、結線板温度Trと冷媒温度Twとの間の温度差(Tr−Tw)と、コイル温度Tcと冷媒温度Twとの温度差(Tc−Tw)との予め設定された温度差比率βを用いて、結線板温度Trを推定する。また、電流経路温度推定部53は、式(6)を用いて、結線板温度Trを推定する。
或いは、実施の形態2と同様に、電流経路温度センサ512は、結線板322に取り付けられてもよく。この場合は、実施の形態2と同様に、電流経路温度推定部53は、インバータ冷媒路213の冷媒温度Twの検出値、及び結線板温度Trの検出値に基づいて、コイル温度Tcを推定すればよい。また、電流経路温度推定部53は、式(4)に示した温度差比率βを用いて、コイル温度Tcを推定する。また、電流経路温度推定部53は、式(7)を用いて、コイル温度Tcを推定する。

4.実施の形態4
次に、実施の形態4に係る温度推定装置50及び温度推定方法について図面を参照して説明する。上記の実施の形態1と同様の構成部分は説明を省略する。本実施の形態でも、実施の形態3と同様に、モータ冷媒路313とインバータ冷媒路213とが設けられ、モータ冷媒路313とインバータ冷媒路213とを共通の冷媒4が循環する。
実施の形態1と異なり、電流経路温度推定部53は、電流経路温度センサが取り付けられていない電流経路の箇所として、インバータ側の電流経路の箇所の温度であるインバータ側の非測定経路温度を推定する。以下で説明する例では、電流経路温度推定部53は、インバータ側の非測定経路温度として、インバータの外部接続端子201の温度Taを推定する。
図16にインバータ200の模式図を示し、図17にその熱回路モデルを示す。モータ側の熱回路モデルは、実施の形態1で図8を用いて説明したものと同様になるので、説明を省略する。
図16及び図17において、Taは、インバータの外部接続端子201の温度であり、Twは、インバータ冷媒路213の冷媒温度であり、R1は、外部接続端子201からインバータ冷媒路213までの熱抵抗である。
図17の熱回路モデルでは、インバータの外部接続端子201とインバータ冷媒路213とは、熱抵抗R1を介して接続されている。外部接続端子201の発熱量Q1は、熱抵抗R1を介してインバータ冷媒路213に伝達される。図16の熱回路モデルから次式が導かれる。ここで、インバータ冷媒路213の冷媒温度と、モータ冷媒路313の冷媒温度とは、同じ温度になると仮定して、同じTwで表している。
Ta−Tw=R1×Q1 ・・・(8)
外部接続端子201の発熱量Q1と結線板322の発熱量Q2とは、比例関係になるため、発熱量の比例定数γを用いて、次式で表せる。
Q2=γ×Q1 ・・・(9)
インバータ側の式(8)及び式(9)と、モータ側の式(1)及び式(3)とから、次の2式が導出される。
Ta−Tw=ω×(Tr−Tw) ・・・(10)
ω=(γ×R1)/{R2+R4×(1+α)} ・・・(11)
ここで、ωは、外部接続端子温度Taと冷媒温度Twとの温度差(Ta−Tw)と、結線板温度Trと冷媒温度Twとの温度差(Tr−Tw)との比率(以下、温度差比率ωと称す)である。温度差比率ωは、式(11)から、各熱抵抗R1、R2、R4及び発熱量の比例定数α、γにより定まる定数になることがわかる。よって、温度差比率ωが同定されていれば、外部接続端子温度Ta、結線板温度Tr、及び冷媒温度Twのいずれか2つの温度を計測することにより、残りの1つの温度を推定することができる。実施の形態1の温度差比率βと同様に、温度差比率ωは、実験により予め決定することができる。
インバータ冷媒路213及びモータ冷媒路313の体積が大きいため、温度センサを取り付け易い。よって、インバータ冷媒路213又はモータ冷媒路313に温度センサを取り付けると共に、外部接続端子201及び結線板322の一方に温度センサを取り付け、他方の温度を推定することが考えられる。本実施形態では、図18に示すように、インバータ冷媒路213に冷媒温度センサ511が取り付けられており、結線板322に電流経路温度センサ512が取り付けられており、外部接続端子温度Taが推定される。
式(10)を、外部接続端子温度Taについて整理すると次式を得る。
Ta=ω×Tr+(1−ω)×Tw ・・・(12)
冷媒温度検出部51は、冷媒温度センサ511の出力信号に基づいて、冷媒温度Twを検出する。電流経路温度検出部52は、電流経路温度センサ512の出力信号に基づいて、電流経路温度センサ512が取り付けられた箇所である結線板322の結線板温度Trを検出する。なお、結線板温度Trが、本実施の形態において測定経路温度に相当する。
そして、電流経路温度推定部53は、冷媒温度Twの検出値、及び結線板温度Trの検出値に基づいて、電流経路温度センサ512が取り付けられていない電流経路900の箇所であるインバータの外部接続端子201の外部接続端子温度Taを推定する。なお、外部接続端子温度Taが、本実施の形態において非測定経路温度に相当する。
本実施の形態では、電流経路温度推定部53は、式(10)に示した、外部接続端子温度Taと冷媒温度Twとの温度差(Ta−Tw)と、結線板温度Trと冷媒温度Twとの温度差(Tr−Tw)との予め設定された温度差比率ωを用いて、外部接続端子温度Taを推定する。温度差比率ωは、上述したように実験により予め設定されてもよく、式(11)のような理論式を用いて予め設定されてもよい。
本実施の形態では、電流経路温度推定部53は、式(12)を用いて、外部接続端子温度Taを推定するように構成されている。なお、外部接続端子温度Taの推定値は、本願における非測定経路温度の推定値Teに相当し、結線板温度Trの検出値は、本願における測定経路温度の検出値Tdに相当し、ωは、本願における比率Aに相当する。
温度保護制御部54は、外部接続端子温度Taの推定値が、予め設定された判定値を超えた場合に、モータ300及びインバータ200を流れる電流を低下させる。
或いは、電流経路温度センサ512は、コイル321に取り付けられてもよい。式(10)は、モータ側の式(1)を用いることで導出されたが、式(1)の代わりに式(2)を用いると、次の3式が導出される。
Ta−Tw=ε×(Tc−Tw) ・・・(13)
ε=(γ×R1)/{R3+R4×(1+α)} ・・・(14)
Ta=ε×Tc+(1−ε)×Tw ・・・(15)
そして、この場合は、電流経路温度推定部53は、冷媒温度Twの検出値、及びコイル温度Tcの検出値に基づいて、電流経路温度センサ512が取り付けられていない電流経路900の箇所であるインバータの外部接続端子201の外部接続端子温度Taを推定してもよい。また、電流経路温度推定部53は、式(13)に示した、外部接続端子温度Taと冷媒温度Twとの温度差(Ta−Tw)と、コイル温度Tcと冷媒温度Twとの温度差(Tc−Tw)との予め設定された温度差比率εを用いて、外部接続端子温度Taを推定してもよい。また、電流経路温度推定部53は、式(15)を用いて、外部接続端子温度Taを推定してもよい。
或いは、電流経路温度センサ512は、インバータの外部接続端子201に取り付けられてもよい。この場合は、式(12)及び式(15)を変形した、次の2式のいずれか一方を用いて、外部接続端子温度Taの検出値及び冷媒温度Twの検出値に基づいて、結線板温度Tr及びコイル温度Tcの一方又は双方を推定してもよい。
Tr=1/ω×Ta+(1−1/ω)×Tw ・・・(16)
Tc=1/ε×Ta+(1−1/ε)×Tw ・・・(17)
〔その他の実施の形態〕
(1)上記の各実施の形態においては、冷媒4が、水である場合を例に説明した。しかし、冷媒4は、流体であればよく、例えば、油、空気でもよい。また、モータ冷媒路313は、モータケース310の周壁の径方向外側を覆う筒状に形成されたウォータージャケットとされている場合を例に説明した。しかし、モータ冷媒路313は、モータケース310内を冷媒4としての油が流れ、ステータ320に直接、油がかかる構成とされてもよい。
(2)上記の各実施の形態においては、温度推定装置50が、インバータ制御部55を備える場合を例に説明した。しかし、インバータ制御部55は、温度推定装置50とは別の制御装置に備えられてもよい。
本願は、様々な例示的な実施の形態及び実施例が記載されているが、1つ、または複数の実施の形態に記載された様々な特徴、態様、及び機能は特定の実施の形態の適用に限られるのではなく、単独で、または様々な組み合わせで実施の形態に適用可能である。従って、例示されていない無数の変形例が、本願明細書に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらには、少なくとも1つの構成要素を抽出し、他の実施の形態の構成要素と組み合わせる場合が含まれるものとする。
4 冷媒、50 温度推定装置、51 冷媒温度検出部、52 電流経路温度検出部、53 電流経路温度推定部、54 温度保護制御部、55 インバータ制御部、200 インバータ、201 インバータの外部接続端子、213 インバータ冷媒路、300 モータ、313 モータ冷媒路、320 ステータ、321 コイル、322 結線板、323 ステータコア、324 絶縁材、511 冷媒温度センサ、512 電流経路温度センサ、900 電流経路、Ta 外部接続端子温度、Tc コイル温度、Tr 結線板温度、Tw 冷媒温度

Claims (7)

  1. モータ及びインバータの一方又は双方に設けられた冷媒路に取り付けられた冷媒温度センサの出力信号に基づいて、冷媒温度を検出する冷媒温度検出部と、
    前記モータ及び前記インバータを流れる電流の電流経路の少なくとも一箇所に取り付けられた電流経路温度センサの出力信号に基づいて、前記電流経路温度センサが取り付けられた箇所の温度である測定経路温度を検出する電流経路温度検出部と、
    前記冷媒温度の検出値、及び前記測定経路温度の検出値に基づいて、前記電流経路温度センサが取り付けられていない前記電流経路の箇所の温度である非測定経路温度を推定する電流経路温度推定部と、を備え
    前記モータは、ステータコアに周方向に分散して巻装された複数のコイルと、前記インバータから供給された電流を前記複数のコイルに分配する、周方向に延びた板状の結線板と、を有し、
    前記冷媒路は、前記モータ及び前記インバータの双方に設けられ、前記モータ側の冷媒路及び前記インバータ側の冷媒路を共通の冷媒が循環し、
    前記電流経路温度センサは、前記コイルに取り付けられ、
    前記冷媒温度センサは、前記モータ側の冷媒路又は前記インバータ側の冷媒路に取り付けられ、
    前記冷媒温度検出部は、前記冷媒温度センサの出力信号に基づいて、冷媒路の冷媒温度を検出し、
    前記電流経路温度検出部は、前記電流経路温度センサの出力信号に基づいて、前記測定経路温度としてのコイル温度を検出し、
    前記電流経路温度推定部は、前記冷媒温度の検出値、及び前記コイル温度の検出値に基づいて、前記非測定経路温度としての前記結線板の温度を推定し、
    前記モータ側の冷媒路は、少なくとも前記ステータコアを冷却するモータ冷媒路であり、
    前記結線板は、前記コイルを介さずに、前記ステータコアに伝熱可能に接続され、前記コイルは、前記ステータコアに伝熱可能に接続され、前記ステータコアは、前記モータ冷媒路に伝熱可能に接続されている温度推定装置。
  2. モータ及びインバータの一方又は双方に設けられた冷媒路に取り付けられた冷媒温度センサの出力信号に基づいて、冷媒温度を検出する冷媒温度検出部と、
    前記モータ及び前記インバータを流れる電流の電流経路の少なくとも一箇所に取り付けられた電流経路温度センサの出力信号に基づいて、前記電流経路温度センサが取り付けられた箇所の温度である測定経路温度を検出する電流経路温度検出部と、
    前記冷媒温度の検出値、及び前記測定経路温度の検出値に基づいて、前記電流経路温度センサが取り付けられていない前記電流経路の箇所の温度である非測定経路温度を推定する電流経路温度推定部と、を備え、
    前記モータは、ステータコアに周方向に分散して巻装された複数のコイルと、前記インバータから供給された電流を前記複数のコイルに分配する、周方向に延びた板状の結線板と、を有し、
    前記冷媒路は、前記モータ及び前記インバータの双方に設けられ、前記モータ側の冷媒路及び前記インバータ側の冷媒路を共通の冷媒が循環し、
    前記電流経路温度センサは、前記結線板に取り付けられ、
    前記冷媒温度センサは、前記モータ側の冷媒路又は前記インバータ側の冷媒路に取り付けられ、
    前記冷媒温度検出部は、前記冷媒温度センサの出力信号に基づいて、冷媒路の冷媒温度を検出し、
    前記電流経路温度検出部は、前記電流経路温度センサの出力信号に基づいて、前記測定経路温度としての結線板温度を検出し、
    前記電流経路温度推定部は、前記冷媒温度の検出値、及び前記結線板温度の検出値に基づいて、前記非測定経路温度としてのコイル温度を推定し、
    前記モータ側の冷媒路は、少なくとも前記ステータコアを冷却するモータ冷媒路であり、
    前記結線板は、前記コイルを介さずに、前記ステータコアに伝熱可能に接続され、前記コイルは、前記ステータコアに伝熱可能に接続され、前記ステータコアは、前記モータ冷媒路に伝熱可能に接続されている温度推定装置。
  3. 前記電流経路温度推定部は、前記非測定経路温度と前記冷媒温度との間の温度差と、前記測定経路温度と前記冷媒温度との間の温度差との予め設定された比率を用いて、前記非測定経路温度を推定する請求項1又は2に記載の温度推定装置。
  4. 前記電流経路温度推定部は、前記非測定経路温度の推定値をTeとし、前記冷媒温度の検出値をTwとし、前記測定経路温度の検出値をTdとし、予め設定された比率をAとし、
    Te=A×Td+(1−A)×Tw
    の算出式を用いて、前記非測定経路温度を推定する請求項1から3のいずれか一項に記載の温度推定装置。
  5. 前記非測定経路温度の推定値が、予め設定された判定値を超えた場合に、前記モータ及び前記インバータを流れる電流を低下させる温度保護制御部を更に備えた請求項1からのいずれか一項に記載の温度推定装置。
  6. モータ及びインバータの一方又は双方に設けられた冷媒路に取り付けられた冷媒温度センサの出力信号に基づいて、冷媒温度を検出する冷媒温度検出ステップと、
    前記モータ及び前記インバータを流れる電流の電流経路の少なくとも一箇所に取り付けられた電流経路温度センサの出力信号に基づいて、前記電流経路温度センサが取り付けられた箇所の温度である測定経路温度を検出する電流経路温度検出ステップと、
    前記冷媒温度の検出値、及び前記測定経路温度の検出値に基づいて、前記電流経路温度センサが取り付けられていない前記電流経路の箇所の温度である非測定経路温度を推定する電流経路温度推定ステップと、を備え
    前記モータは、ステータコアに周方向に分散して巻装された複数のコイルと、前記インバータから供給された電流を前記複数のコイルに分配する、周方向に延びた板状の結線板と、を有し、
    前記冷媒路は、前記モータ及び前記インバータの双方に設けられ、前記モータ側の冷媒路及び前記インバータ側の冷媒路を共通の冷媒が循環し、
    前記電流経路温度センサは、前記コイルに取り付けられ、
    前記冷媒温度センサは、前記モータ側の冷媒路又は前記インバータ側の冷媒路に取り付けられ、
    前記冷媒温度検出ステップでは、前記冷媒温度センサの出力信号に基づいて、冷媒路の冷媒温度を検出し、
    前記電流経路温度検出ステップでは、前記電流経路温度センサの出力信号に基づいて、前記測定経路温度としてのコイル温度を検出し、
    前記電流経路温度推定ステップでは、前記冷媒温度の検出値、及び前記コイル温度の検出値に基づいて、前記非測定経路温度としての前記結線板の温度を推定し、
    前記モータ側の冷媒路は、少なくとも前記ステータコアを冷却するモータ冷媒路であり、
    前記結線板は、前記コイルを介さずに、前記ステータコアに伝熱可能に接続され、前記コイルは、前記ステータコアに伝熱可能に接続され、前記ステータコアは、前記モータ冷媒路に伝熱可能に接続されている温度推定方法。
  7. モータ及びインバータの一方又は双方に設けられた冷媒路に取り付けられた冷媒温度センサの出力信号に基づいて、冷媒温度を検出する冷媒温度検出ステップと、
    前記モータ及び前記インバータを流れる電流の電流経路の少なくとも一箇所に取り付けられた電流経路温度センサの出力信号に基づいて、前記電流経路温度センサが取り付けられた箇所の温度である測定経路温度を検出する電流経路温度検出ステップと、
    前記冷媒温度の検出値、及び前記測定経路温度の検出値に基づいて、前記電流経路温度センサが取り付けられていない前記電流経路の箇所の温度である非測定経路温度を推定する電流経路温度推定ステップと、を備え、
    前記モータは、ステータコアに周方向に分散して巻装された複数のコイルと、前記インバータから供給された電流を前記複数のコイルに分配する、周方向に延びた板状の結線板と、を有し、
    前記冷媒路は、前記モータ及び前記インバータの双方に設けられ、前記モータ側の冷媒路及び前記インバータ側の冷媒路を共通の冷媒が循環し、
    前記電流経路温度センサは、前記結線板に取り付けられ、
    前記冷媒温度センサは、前記モータ側の冷媒路又は前記インバータ側の冷媒路に取り付けられ、
    前記冷媒温度検出ステップでは、前記冷媒温度センサの出力信号に基づいて、冷媒路の冷媒温度を検出し、
    前記電流経路温度検出ステップでは、前記電流経路温度センサの出力信号に基づいて、前記測定経路温度としての結線板温度を検出し、
    前記電流経路温度推定ステップでは、前記冷媒温度の検出値、及び前記結線板温度の検出値に基づいて、前記非測定経路温度としてのコイル温度を推定し、
    前記モータ側の冷媒路は、少なくとも前記ステータコアを冷却するモータ冷媒路であり、
    前記結線板は、前記コイルを介さずに、前記ステータコアに伝熱可能に接続され、前記コイルは、前記ステータコアに伝熱可能に接続され、前記ステータコアは、前記モータ冷媒路に伝熱可能に接続されている温度推定方法。
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