JP6709327B6 - 鞍乗り型車両 - Google Patents

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Description

本発明は、車体の側部を覆うサイドカバーを備えた鞍乗り型車両に関する。
本願は、2017年3月27日に出願された日本国特願2017−061872号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
自動二輪車等の鞍乗り型車両として、走行抵抗を低減するために車体の側部を覆うサイドカバーを備えたものが知られている。サイドカバーを備えた鞍乗り型車両では、内燃機関の側方がサイドカバーによって覆われるため、サイドカバーの内側の内燃機関に冷却や吸気のために走行風を導入する必要がある。
この対策として、サイドカバーの内側に、車体前方から内燃機関方向に走行風を導入する吸気ダクトを設けた鞍乗り型車両(例えば、特許文献1参照)や、サイドカバー自体に走行風案内通路を設けた鞍乗り型車両(例えば、特許文献2参照)等が案出されている。
日本国特許第5944457号公報 日本国特開昭61−125921号公報
しかし、上記従来の鞍乗り型車両においては、いずれもサイドカバーの前部に設けられた走行風取入口だけから内燃機関に走行風を導入する構造とされているため、例えば、運転者がスロットルを急激に開いたとき等に、走行風取入口からの導入空気の流量が不足することが懸念される。そして、スロットルの開操作時に導入空気が不足すると、内燃機関の出力のスムーズな立ち上がりが阻害される。
また、この対策として、吸気ダクトや走行風案内通路の断面積を拡大することが考えられるが、吸気ダクトや走行風案内通路の断面積を単純に拡大すると、吸気ダクトや走行風案内通路の外側を覆うサイドカバーの本体部が大型化し、運転者の乗車感や見栄えに影響が及ぶことが懸念される。
本発明の態様は、サイドカバーの大型化を抑制しつつ、スロットルの開操作に応じた内燃機関の出力のスムーズな立ち上がりを実現することができる鞍乗り型車両を提供する。
本発明に係る鞍乗り型車両は、以下の構成を採用した。
(1)本発明の一態様に係る鞍乗り型車両は、内燃機関と、車両の側部を覆うサイドカバーを備え、前記サイドカバーは、車両前方から走行風を取り入れる走行風取入口と、前記走行風取入口から取り入れた走行風を前記内燃機関の吸気部に案内する走行風案内通路と、前記走行風案内通路内の前記吸気部側が負圧になったときに、前記走行風取入口とは別に前記走行風案内通路に外気を取り込む導入空気調整部と、を備えている。
上記(1)の構成により、スロットルの操作が緩やかな通常走行時には、サイドカバーの走行風取入口を通して内燃機関の吸気部に走行風が取り入れられる。また、運転者によってスロットルが急激に開操作されて走行風案内通路の吸気部側が負圧になると、導入空気調整部からも内燃機関の吸気部に外気が取り込まれるようになる。したがって、この構成を採用した場合には、サイドカバーを大型化することなく、吸気が不足したときには内燃機関の吸気部に充分な外気を取り込むことができる。
(2)上記(1)の態様において、前記導入空気調整部は、前記走行風取入口と比べて、前記内燃機関の吸気側に設けられている前記車両のエアクリーナの吸気口により近い位置に配置されるようにしても良い。
上記(2)の構成により、急激なスロットルの開操作等によってエアクリーナの吸気口が負圧になると、その吸気口に近い位置に設けられた導入空気調整部によって速やかな外気の補給が行われる。したがって、この構成を採用した場合、スロットルの開操作に応じた内燃機関の出力のより速やかな立ち上がりを得ることができる。
(3)上記(1)または(2)の態様において、前記走行風案内通路は、車幅方向外側に配置されるとともに、前記走行風が内面に沿って流れる案内壁を有し、前記案内壁の少なくとも一部に網目構造部が設けられ、前記導入空気調整部が前記網目構造部によって構成されるようにしても良い。
上記(3)の構成により、車両の通常走行時には、走行風案内通路の案内壁の内面に沿って走行風が内燃機関の吸気部方向に流れる。このとき、案内壁の内面に沿う走行風の流れにより、網目構造部を通した案内壁の外側への走行風の漏れが抑制される。一方、急激なスロットルの開操作によって内燃機関の吸気部側が負圧になると、網目構造部を通して案内壁の外面側からも外気が補給されるようになる。したがって、この構成を採用した場合には、簡単な構造によって導入空気調整部を形成することができる。
(4)上記(3)の態様において、前記網目構造部は、前記走行風案内通路の後部領域に車幅方向外側に膨出して設けられるようにしても良い。
上記(4)の構成により、走行風取入口を前方から覗き込んだときに、網目構造部が走行風取入口から見え難くなる。これにより、車両の意匠性が高まる。また、車幅方向外側に膨出した膨出部に網目構造部が設けられているため、走行風取入口から取り入れた走行風が網目構造部を通して漏れるのをより一層抑制できる。
(5)上記(4)の態様において、前記網目構造部は、前記案内壁のうちの、前記走行風取入口から車両後方側に向かって延出する前記走行風案内通路の上流部に対して、車幅方向内側に傾斜する傾斜部に設けられるようにしても良い。
上記(5)の構成により、網目構造部が、案内壁の車幅方向内側に傾斜する傾斜部に設けられているため、車両の通常走行時には、走行風が案内壁の網目構造部から外部に排出されずに傾斜部の内面に沿って内燃機関の吸気部側にスムーズに流れるようになる。また、洗車時等に水流が車両後方側から案内壁の傾斜部の外面に当たると、その水流が案内壁の傾斜部の外面に沿って車幅方向外側へ向かって流れる。このため、洗車時等に網目構造部を通して水流が車両内側の吸気部方向に進入し難くなる。
(6)上記(1)から(5)のいずれか一項の態様において、前記導入空気調整部は、車両の一側方に設けられ、前記内燃機関の吸気側に設けられている前記車両のエアクリーナ(27)の吸気口(31)は、車両の他側方を向いて設けられるようにしても良い。
上記(6)の構成により、導入空気調整部を通して走行風案内通路内に水滴が進入することがあっても、エアクリーナの吸気口が導入空気調整部と逆側を向いているため、水滴がエアクリーナの吸気口から直接吸い込まれ難くなる。
本発明の態様によれば、走行風案内通路の吸気部側が負圧になったときに、走行風取入口とは別に走行風案内通路に外気を取り込む導入空気調整部を備えているため、運転者によってスロットルが急激に開操作されたときに、走行風取入口と導入空気調整部を通して迅速に外気を内燃機関の吸気部に取り込むことができる。
また、本発明の態様の場合、走行風案内通路自体の断面積を拡大するのではなく、走行風案内通路の吸気部側が負圧になったときにだけ、導入空気調整部からも外気を取り込む構造であるため、サイドカバーの大型化も回避することができる。
したがって、本発明を採用した場合には、サイドカバーの大型化を抑制しつつ、スロットルの開操作に応じた内燃機関の出力のスムーズな立ち上がりを実現することができる。
本発明の一実施形態の鞍乗り型車両の側面図である。 本発明の一実施形態の鞍乗り型車両のサイドカバーを取り去った側面図である。 本発明の一実施形態の鞍乗り型車両のサイドカバーの一部を取り去り、一部を拡大して示した側面図である。 本発明の一実施形態の鞍乗り型車両の一部を拡大して示した側面図である。 本発明の一実施形態の鞍乗り型車両の図4のV−V線に沿う断面図である。 本発明の一実施形態の鞍乗り型車両のサイドカバーの一部の斜視図である。 本発明の一実施形態の鞍乗り型車両のサイドカバーの一部を別の角度から見た斜視図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明における前後左右等の向きは、特別に断らない限り車両における向きと同一とする。また、図中の矢印FRは車両の前方を指し、矢印UPは車両の上方を指し、矢印LHは車両の左側方を指すものとする。
図1は、本実施形態に係る鞍乗り型車両を右側方から見た図である。
本実施形態に係る鞍乗り型車両は、エンジン2(内燃機関)によって後輪Wrが駆動されるオフロードタイプの自動二輪車である。以下、本実施形態の鞍乗り型車両については、「自動二輪車1」と呼ぶものとする。
自動二輪車1の車体フレームFは、前端部に配置されるヘッドパイプ11と、ヘッドパイプ11から後斜め下方へ延出するメインフレームパイプ12と、ヘッドパイプ11上のメインフレームパイプ12との連結部の下方位置から下方に延出するダウンパイプ13と、メインフレームパイプ12の後部領域から下方に湾曲して延出する左右一対のセンターパイプ14L,14Rと、左右の各センターパイプ14L,14Rの下端部とダウンパイプ13の下端部を連結する左右一対のロアパイプ15L,15Rと、を備えている。
車体フレームFは、さらにメインフレームパイプ12の後部から車体後方側に向かって延出する左右一対のシートレール16L,16Rと、センターパイプ14L,14Rとシートレール16L,16Rの後部領域とを連結する左右一対のサポートパイプ17L,17Rと、を備えている。
なお、上記の部材のうち紙面前後で重なって隠れている部材(例えば、センターパイプ14L)は、図示都合上括弧書きで符号を付している。以下の説明では、紙面前後で重なって隠れている部材については同様に扱っている。
ヘッドパイプ11には、図示しないステアリングステムが回動自在に軸支されている。
ステアリングステムの上下の各端部には、トップブリッジ9とボトムブリッジ10が固定されている。トップブリッジ9とボトムブリッジ10には、サスペンション部材である左右のフロントフォーク22L,22Rが支持されている。フロントフォーク22L,22Rの下端部には、前輪Wfが回転自在に軸支されている。トップブリッジ9の上部には操向ハンドル4が取り付けられている。また、ボトムブリッジ10には、前輪Wfの上方を覆うフロントフェンダ18が取り付けられている。
メインフレームパイプ12の上部には燃料タンク50が取り付けられている。燃料タンク50の後部側のシートレール16L,16R上には乗員が着座するためのシート51が取り付けられている。また、シートレール16L,16Rの後部には、シート51の後部側で後輪Wrの上方を覆うリヤフェンダ19が取り付けられている。
メインフレームパイプ12の下方で、ダウンパイプ13、センターパイプ14L,14R、及び、ロアパイプ15L,15Rによって囲まれた領域には、エンジン2及び変速機3を主要素とするパワーユニットPUが設置されている。パワーユニットPUのエンジン2は、シリンダ部2aがダウンパイプ13に沿うように前部上方側に起立している。シリンダ部2aの車体後方側には吸気管8が接続され、シリンダ部2aの車体前方側には排気管7が接続されている。
吸気管8には内部に図示しないスロットルバルブを内蔵するスロットルボディ6が接続されている。
また、排気管7は、シリンダ部2aの前方から車体の右側方に引き回された後に車体の後部斜め上方に延出している。排気管7の後部にはマフラー5が接続されている。
左右のセンターパイプ14L,14Rの下縁部にはピボット軸35が取り付けられている。ピボット軸35には、スイングアーム34の前端部が上下揺動可能に軸支されている。スイングアーム34の後端部には、後輪Wrが回転可能に軸支されている。後輪Wrの車軸は、パワーユニットPUの出力軸(図示せず)に、ドライブチェーン38を介して電力伝達可能に接続されている。
なお、スイングアーム34は、図示しないクッションユニットを介しても車体フレームFに支持されている。
車体の左右の側部には、ダウンパイプ13の上部側方領域から燃料タンク50の側方とシート51の前部寄りの側部下方領域にかけてを覆う樹脂製の前部サイドカバー24が脱着可能に取り付けられている。
前部サイドカバー24は、下方側に配置される前部カバーインナ24Aと、前部カバーインナ24Aと上下方向で一部重なった状態で上方側に配置される前部カバーアウタ24Bと、を備えている。
前部カバーアウタ24Bは、前部カバーインナ24Aの一部に車幅方向外側から重ね合せられている。前部カバーインナ24Aと前部カバーアウタ24Bは、燃料タンク50の側部に締結固定されるともに、車体フレームFの適所に図示しないステー等を介して取り付けられている。
また、車体の左右の側部の前部サイドカバー24の後方側位置には、前部サイドカバー24と前後方向で一部重なるように、樹脂製の後部サイドカバー25が脱着可能に取り付けられている。後部サイドカバー25は、前部カバーインナ24Aの後縁部に一部が重なるように配置される後部カバーインナ25Aと、後部カバーインナ25Aの後部側下縁を車幅方向外側から覆う後部カバーアウタ25Bと、を備えている。
本実施形態においては、前部サイドカバー24と後部サイドカバー25が自動二輪車1のサイドカバーを構成している。
図2は、前部サイドカバー24の前部カバーアウタ24Bと後部サイドカバー25を取り去った自動二輪車1を右側方から見た図である。図3は、後部サイドカバー25の後部カバーアウタ25Bを取り去って自動二輪車1の一部を右側方から見た図である。また、図4は、図1の図3に対応する部分を拡大して示した図である。
図2に示すように、メインフレームパイプ12の後方側において、センターパイプ14L,14Rと、シートレール16L,16Rと、サポートパイプ17L,17Rに囲まれた空間部には、エンジン2に導入する外気を浄化するためのエアクリーナ27が配置されている。エアクリーナ27は吸気ダクト26を介してスロットルボディ6に接続されている。エアクリーナ27は、車体フレームFにステー等を介して取り付けられている。後部サイドカバー25は、エアクリーナ27の左右の側方を覆うように車体に取り付けられている。
図5は、自動二輪車1の図4のV−V線に沿う断面を示す図である。図5にも示すように、エアクリーナ27は、クリーンルーム側の前側ボックス部28と、ダーティールーム側の後側ボックス部29を有し、前側ボックス部28と後側ボックス部29の間にフィルター30が介装されている。吸気ダクト26は前側ボックス部28に接続されている。また、後側ボックス部29の上面には、車体の左側方に向かって屈曲して先端部が車体の左側方に指向する吸気口31が突設されている。
図2に示すように、前部カバーインナ24Aは、ダウンパイプ13の上部側方領域から燃料タンク50の下部寄りの側方領域を覆う本体部24Aaと、その本体部24Aaの後部下端から車体の後部下方に向かって略三角形状に突出する延長片24Abと、を有している。延長片24Abは、左右のセンターパイプ14L,14Rの後部側の下方に向かって突出している。延長片24Abの後半部領域の車幅方向外側には、図3,図4に示すように、後部カバーインナ25Aの前縁部が車幅方向の外側から重ね合わせられている。
図6は、後部カバーインナ25Aを車幅方向外側の後部斜め下方から見た図であり、図7は、後部カバーインナ25Aを車幅方向内側の前部斜め上方から見た図である。
図6、7にも示すように、後部カバーインナ25Aは、車両側面視が下向きの歪な略三角形状の本体部25Aaと、その本体部25Aaの後上がりの後部斜辺の下端から車体の後部下方に向かって突出する延長片25Abと、を有している。
後部カバーインナ25Aの本体部25Aaは、車体に取り付けられた状態において、その外面の大半の部分が車体の側方に露出する。これに対し、延長片25Abは、本体部25Aaに対して大半の部分が車幅方向内側に段差状に窪んで形成され、その外面側が後部カバーアウタ25Bによって覆われるようになっている。
また、本体部25Aaは、厳密には、下向きの略三角形状の上面側が車体側面視で略V字状に窪んで形成され、車体に取り付けられた状態で、シート51の側部下面に沿うようになっている。本体部25Aaの上部前端側は前部斜め下方に傾斜し、その傾斜部分が前部カバーアウタ24Bの後端部に突き合わされるようになっている。また、本体部25Aaの上部後端側は、上下幅をテーパー状に狭めつつ車体後方側に向かって長く延出している。
図5に示すように、後部カバーインナ25Aの本体部25Aaは、その前縁部が前部カバーインナ24Aの延長片24Abの後縁部の車幅方向外側を覆うように、延長片24Abと車体側面視で一部が重なった状態で車体に取り付けられている。車体右側の前部サイドカバー24と後部サイドカバー25は、この状態において、本体部25Aaの前端部と延長片24Abの外面との間に所定の離間幅が確保されている。この離間部分は、車両前方から走行風を取り入れるため走行風取入口32とされている。
なお、後部カバーインナ25Aの本体部25Aaの下端は、前部カバーインナ24Aの延長片24Abの下端に重ねられ、その状態でエアクリーナ27に突設されたステー20(図2参照)に締結固定される。
ここで、後部カバーアウタ25Bは、図1,図4に示すように、車両側面視が略菱形状に形成されている。後部カバーアウタ25Bの前部傾斜辺25Bfは、後部カバーインナ25Aの本体部25Aaの後側の急傾斜部の後縁に付き合われ、後部カバーアウタ25Bの上辺25Buは、後部カバーインナ25Aの本体部25Aaの後部側の緩傾斜部の下縁に突き合わされるようになっている。後部カバーアウタ25Bは、後部カバーインナ25Aの延長片25Abに前部領域の任意の箇所で凹凸係合されるとともに、後部領域が、車体に取り付けられたマフラーカバー33(図1参照)に図示しないボルトによって締結固定される。
後部カバーインナ25Aの延長片25Abは、図3に示すように、車体側面視で前端部36が車体の後部下方側に向かって傾斜し、その前端部36と本体部25Aaの間が略三角形状に開口している。この開口部分は、後部カバーアウタ25Bによって閉塞される。
車体右側の後部カバーインナ25Aと後部カバーアウタ25Bとは、図5に示すように、これらの内側面(車幅方向内側の面)が、走行風取入口32から取り入れた走行風をエンジン2の吸気部に案内する走行風案内通路39を構成している。走行風案内通路39に導入された走行風の一部はエアクリーナ27の吸気口31に流入する。
車体右側の後部カバーインナ25Aの延長片25Abには、走行風案内通路39の後部領域において、車幅方向外側に膨出する膨出部40が形成されている。膨出部40は、図6,図7に示すように、延長片25Abの前端部36から車体後方側に向かって車幅方向外側に傾斜する前傾斜部40Fと、前傾斜部40Fの頂部から車体後方側に向かって車幅方向内側に傾斜する後傾斜部40R(傾斜部)と、を有している。膨出部40は、走行風案内通路39の車幅方向外側に配置されて、エアクリーナ27に案内される走行風が内面に沿って流れる案内壁の一部を構成している。
車体右側の後部カバーインナ25Aの膨出部40は、図5に示すように、エアクリーナ27の吸気口31の設置部の車体右側部分に配置されている。また、図5に示すように、左右のサポートパイプ17L,17Rには、後輪Wrの前方を覆う後部遮蔽壁37Rが取り付けられており、その後部遮蔽壁37Rとエアクリーナ27の左側部の間は側部遮蔽壁37Sによって閉塞されている。エアクリーナ27の吸気口31は、後部遮蔽壁37Rと側部遮蔽壁37Sとエアクリーナ27に囲まれた空間部Sに車体左側方を向いて配置されている。車体右側の後部カバーインナ25Aの膨出部40は、走行風案内通路39の後部領域をこの空間部Sに接続している。
ここで、後部カバーインナ25Aの膨出部40のうちの後傾斜部40Rには、複数の貫通孔41aが形成された網目構造部41が設けられている。この網目構造部41の貫通孔41aは、図5に示すように、車体取付状態で、車幅方向に沿う方向を指向するように形成されている。網目構造部41は、走行風案内通路39の吸気部側(エアクリーナ27側)が負圧になったときに、走行風案内通路39の前端側の走行風取入口32とは別に車外側から外気を取り込む導入空気調整部を構成している。
導入空気調整部を成す網目構造部41は、前部側の走行風取入口32よりもエアクリーナ27の吸気口31(内燃機関の吸気部)に近い位置に配置されている。
また、後部カバーインナ25Aの膨出部40のうちの前傾斜部40Fには、走行風案内通路39に臨む車幅方向内側の面が凹状に窪み、車幅方向外側の面が凸状に膨出する複数(二つ)の凹形状部42が形成されている。これらの凹形状部42は、走行風案内通路39に臨む内面側の後壁42rが車体後方側に向かって車幅方向内側に傾斜している。このため、走行風案内通路39に沿って前方から流れ込んだ走行風が凹形状部42の後壁42rに当たると、その進行方向が車幅方向内側に向かうように変更される。本実施形態では、凹形状部42が網目構造部41の前方位置に配置されているため、走行風取入口32から流入した走行風が凹形状部42の後壁42rに当たって車幅方向内側に向きを変えて流れるときには、その走行風は網目構造部41を通って外部に抜け難くなる。
なお、車体右側の後部カバーインナ25Aに係止される後部カバーアウタ25Bは、後部カバーインナ25Aの膨出部40の外側を覆うように重ね合わせられている。このため、車体前部側の走行風取入口32から流入した走行風は、後部カバーインナ25Aの膨出部40の外側部分からは後方側に抜け難くなっている。ただし、後部カバーアウタ25Bの車体後部側は車体後方側に開口している。このため、膨出部40の後傾斜部40Rに設けられた網目構造部41は、後部カバーアウタ25Bの後部側の開口を通して外部と導通している。
つづいて、本実施形態の自動二輪車1における走行風の流れについて説明する。
スロットル操作の比較的緩やかな車両の通常走行時には、図5中の実線矢印で示すように、車体右側の前部サイドカバー24と後部サイドカバー25の間に形成された走行風取入口32に走行風が流入し、その走行風が後部サイドカバー25の内側に設けられた走行風案内通路39を通ってエアクリーナ27に流入する。このとき、走行風は、走行風案内通路39の後部領域の膨出部40で車幅方向内側に向かって向きを変え、エアクリーナ27の吸気口31の臨む空間部Sに導入される。そして、吸気口31に導入された走行風は、エアクリーナ27で浄化されてエンジン2の吸入部に流入する。
一方、スロットルが運転者によって急激に開操作されたときには、走行風取入口32から流入する走行風だけでは吸気が不足し、エアクリーナ27の吸気口31部分が負圧になる。これにより、膨出部40の後傾斜部40Rに設けられた網目構造部41に膨出部40の内側方向から負圧が作用する。その結果、図5中の点線矢印で示すように、膨出部40の外側の外気が、網目構造部41の貫通孔41aを通して膨出部40の内側に入り、その外気がエアクリーナ27の吸気口に吸い入れられる。この結果、エンジン2の吸入部には、走行風取入口32と網目構造部41とから充分な外部が迅速に流入する。
以上のように、本実施形態に係る自動二輪車1においては、走行風案内通路39内の吸気部側が負圧になったときに、走行風取入口32とは別に外気を取り込む網目構造部41(導入空気調整部)が設けられているため、運転者によってスロットルが急激に開操作されたときに、走行風取入口32と網目構造部41を通してエンジン2に迅速に外気を取り込むことができる。そして、本実施形態の自動二輪車1で採用する構造は、走行風案内通路39の断面積を単純に拡大するのではなく、走行風案内通路39の吸気部側が負圧になったときにだけ、網目構造部41からも外気を取り込むものであるため、後部サイドカバー25が必要以上に大型化する不具合も回避することができる。
よって、本実施形態に係る自動二輪車1を採用した場合には、後部サイドカバー25の大型化を抑制しつつ、スロットルの開操作に応じたエンジン2の出力のスムーズな立ち上がりを実現することができる。
また、本実施形態に係る自動二輪車1は、導入空気調整部である網目構造部41が、走行風取入口32よりもエアクリーナ27の吸気口31に近い位置に配置されている。このため、運転者によってスロットルが急激に開操作されてエアクリーナ27の吸気口31付近が負圧になったときに、吸気口31に近い網目構造部41を通して迅速な外気の補給を行うことができる。したがって、この構造を採用した場合には、スロットルの開操作に対してエンジン2の出力をより速やかに立ち上がらせることができる。
また、本実施形態に係る自動二輪車1は、車幅方向外側に配置されて、エアクリーナ27の吸気口31方向に走行風を案内する案内壁である膨出部40が走行風案内通路39の一部に設けられ、その膨出部40に導入空気調整部である網目構造部41が形成されている。このため、車両の通常走行時には、膨出部40の内面に案内されて走行風がエアクリーナ27の吸気口31方向に流れ易くなり、網目構造部41を通して膨出部40の外側に走行風が漏れるのを抑制することが可能になる。一方、運転者による急激なスロットルの開操作によってエアクリーナ27の吸気口31が負圧になったときには、網目構造部41を通して膨出部40の外側からも外気を補給することができる。したがって、この構成を採用した場合には、簡単な構造によって導入空気調整部を形成することができる。
特に、本実施形態に係る自動二輪車1の場合、膨出部40の前傾斜部40Fに凹形状部42が設けられ、その凹形状部42の後壁42rで網目構造部41の前方側で走行風の向きを車幅方向内側に変更することができる、このため、網目構造部41を通して膨出部40の外側に走行風が漏れるのをより有利に抑制することができる。
また、本実施形態に係る自動二輪車1では、走行風案内通路39の後部領域に車幅方向外側に膨出して形成された膨出部40に網目構造部41が設けられているため、前方側の走行風取入口32を前方から覗き込んだときに、その走行風取入口32を通して網目構造部41が視認されることがない。この結果、自動二輪車1の外観の意匠性が高まる。また、本実施形態の場合、車幅方向外側に膨出した膨出部40に網目構造部41が設けられているため、走行風取入口32から後部領域に向かって直進した走行風が網目構造部41に直接当たりにくくなり、走行風取入口32から取り入れた走行風が網目構造部41を通して漏れるのを一層抑制することができる。
さらに、本実施形態に係る自動二輪車1においては、案内壁である膨出部40の後傾斜部40Rに網目構造部41が設けられている。このため、車両の通常走行時には、走行風案内通路39を通過する走行風が後傾斜部40Rの内面に沿ってエアクリーナ27方向にスムーズに流れ、網目構造部41を通って走行風が膨出部40の外側に漏れるのを有効に抑制することができる。また、洗車時等に後部カバーアウタ25Bの後部の開口に水流が入り込むことがあっても、後傾斜部40Rの外面に当たった水流は、その後傾斜部40Rの外面に沿って車幅方向外側へ向かって流れる。このため、洗車時等に網目構造部41を通して水流がエアクリーナ27の吸気口31方向に進入し難くなる。
特に、本実施形態の場合、後傾斜部40Rに形成される網目構造部41の貫通孔41aは車幅方向に沿うように形成されているため、車体の後方側から網目構造部41に水流が直接当たっても、その水流が貫通孔41aを通して膨出部40の内側方向に進入するのを有利に抑制することができる。
また、本実施形態に係る自動二輪車1においては、導入空気調整部である網目構造部41が車幅方向の一側方(右側)に設けられ、エアクリーナ27の吸気口31が車幅方向の他側方(左側)に向いて設けられている。このため、洗車時等に万が一網目構造部41を通して膨出部40の内側に水滴が進入することがあっても、エアクリーナ27の吸気口31が網目構造部41の配置される側と逆側に向くことになり、水滴がエアクリーナ27の吸気口31から直接吸い込まれ難くなる。したがって、エンジン2の吸気部に水滴が進入することによる不都合をより確実に回避することができる。
なお、この発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。例えば、上記の実施形態においては、車体の右側方に配置されるサイドカバーに走行風取入口32、走行風案内通路39、膨出部40、網目構造部41等が設けられているが、これらは車体の左側に配置されるサイドカバーに設けるようにしても良い。また、これらは車体の左右両側のサイドカバーに設けるようにしても良い。
また、本発明に係る鞍乗り型車両は、自動二輪車(原動機付自転車及びスクータ型車両を含む)に限らず、三輪(前一輪かつ後二輪の他に、前二輪かつ後一輪の車両も含む)又は四輪の小型車両も含まれる。
1…自動二輪車(鞍乗り型車両)
2…エンジン(内燃機関)
24…前部サイドカバー(サイドカバー)
25…後部サイドカバー(サイドカバー)
27…エアクリーナ
31…吸気口
32…走行風取入口
39…走行風案内通路
40…膨出部
40R…後傾斜部(傾斜部)
41…網目構造部(導入空気調整部)

Claims (5)

  1. 内燃機関(2)と、車両の側部を覆うサイドカバー(24,25)を備え、
    前記サイドカバー(24,25)は、
    車両前方から走行風を取り入れる走行風取入口(32)と、
    前記走行風取入口(32)から取り入れた走行風を前記内燃機関(2)の吸気部に案内する走行風案内通路(39)と、
    前記走行風案内通路(39)内の前記吸気部側が負圧になったときに、前記走行風取入口(32)とは別に前記走行風案内通路(39)に外気を取り込む導入空気調整部(41)と、を備え、
    前記導入空気調整部(41)の車体前方位置において、前記走行風案内通路(39)の一部が、車幅方向内側の面が凹状に窪み、車幅方向外側の面が凸状に膨出する凹形状部(42)として形成されており、
    前記凹形状部(42)の内面側の後壁(42r)は、車体後方側に向かって車幅方向内側に傾斜してしており、
    前記導入空気調整部(41)は、車両の一側方に設けられ、前記内燃機関(2)の吸気側に設けられる前記車両のエアクリーナ(27)の吸気口(31)は、車両の他側方を向いて設けられている、
    鞍乗り型車両。
  2. 前記導入空気調整部(41)は、前記走行風取入口(32)と比べて、前記内燃機関(2)の吸気側に設けられている前記車両のエアクリーナ(27)の吸気口(31)により近い位置に配置されている
    請求項1に記載の鞍乗り型車両。
  3. 前記走行風案内通路(39)は、車幅方向外側に配置されるとともに、前記走行風が内面に沿って流れる案内壁(40)を有し、
    前記案内壁(40)の少なくとも一部に網目構造部(41)が設けられ、
    前記導入空気調整部が前記網目構造部(41)によって構成されている
    請求項1または2に記載の鞍乗り型車両。
  4. 前記網目構造部(41)は、前記走行風案内通路(39)の後部領域に車幅方向外側に膨出して設けられている
    請求項3に記載の鞍乗り型車両。
  5. 前記網目構造部(41)は、前記案内壁(40)のうちの、前記走行風取入口(32)から車両後方側に向かって延出する前記走行風案内通路(39)の上流部に対して、車幅方向内側に傾斜する傾斜部(40R)に設けられている
    請求項4に記載の鞍乗り型車両。
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