JP6699648B2 - 運転支援装置 - Google Patents

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Description

本発明は、運転支援装置に関する。
特許文献1に開示されるように、自車両において乗員の運転を支援する運転支援装置は、一部の車両に搭載されるようになってきている。
特開2015−83430号公報
さて近年、運転支援装置をうまく機能させるための制約条件は比較的多くなっていることから、その機能を乗員は上手に活用し切れていない。また例えば、日常運転をする乗員の中には、以下のシーンにて、自車両の運転に対する苦手意識や、恐怖の体験又は経験を持つ乗員が存在している。
具体的に、縦列駐車や並列駐車といった駐車シーンでは、周辺空間に存在する物体と自車両との相対位置関係が自車両を座標原点として把握される場合、自車両状態の検知誤差が周辺空間における物体状態の検知誤差に上乗せされる。この場合、駐車スペースを形成する駐停車車両又は構造物に対しては、そうした検知誤差の上乗せ分を安全側に考慮して、自車両を平行に且つ一定間隔を保って移動若しくは停止させる必要がある等、種々の制約条件が生じてしまう。その結果として乗員は、制約条件を満たすことは難しいと感じることとなる。
これに対して特許文献1の開示技術では、駐車シーンにおける自車両の運転支援に、マップ情報に設定されたマーカーが、利用されている。これによれば、周辺空間に存在する物体のうち、マーカーとなる特定の静止物を座標原点として、自車両の位置が把握可能となるので、上述の如き制約条件からは解放され得る。
しかし、特許文献1の開示技術におけるマーカーは、マップ情報に予め設定されていることが前提となっている。そのために例えば駐車場等、マーカーを予設定可能な特定環境での駐車シーンに、適用シーンは制限されてしまう。また、自車両が駐車スペースへと向かう前に、マーカーとなる静止物の実際位置がマップ情報での予設定位置からずれていると、誤った運転支援を提供する事態が懸念される。さらには、自車両が駐車スペースへと向かう移動途中に、予設定マーカーの検出率が低くなり過ぎると、運転支援自体の継続が困難となる。
本開示は、以上説明した問題に鑑みてなされたものであって、その課題の一つは、駐車シーンにおいて乗員の安心及び安全を確保する運転支援装置を、提供することにある。また、本開示の課題の一つは、駐車シーンの種類にかかわらず乗員の安心及び安全を確保する運転支援装置を、提供することにある。
以下、課題を解決するための発明の技術的手段について、説明する。
上述の課題を解決するための本開示の第一態様は、
自車両(2)において乗員の運転を支援する運転支援装置(1)であって、
自車両の周辺空間(4)における物体状態を表して物体同士の位置関係を定義する周辺空間マップ(6)を、駐車シーンにおいて取得するマップ取得ユニット(S102)と、
駐車シーンにおける自車両の進行可否を、マップ取得ユニットにより取得された周辺空間マップに基づき判定する進行判定ユニット(S103)と、
周辺空間に存在する物体のうち静止物(4c,4cs)を、マップ取得ユニットにより取得された周辺空間マップにおいて判別する静止物判別ユニットS2104)と、
マップ取得ユニットにより取得された周辺空間マップにおける仮想座標原点(Cv)を、静止物判別ユニットにより判別された静止物に設定する原点設定ユニット(S105,S2110,S3116)と、
原点設定ユニットにより周辺空間マップに設定された仮想座標原点を基準として自車両を案内するガイド(7)を、駐車シーンにおいて当該周辺空間マップに基づき生成するガイド生成ユニット(S106,S2111,S3117)と、
進行判定ユニットにより自車両は進行可と判定された場合に、自車両の駐車シーンにおける操舵を、ガイド生成ユニットにより生成されたガイドに従って支援する操舵支援ユニット(S107,S3114)とを、備え
駐車シーンにおける自車両の移動状態に合わせて原点設定ユニットが仮想座標原点を更新するのに応じて、ガイド生成ユニットがガイドを更新し、
仮想座標原点の更新処理において原点設定ユニットは、静止物判別ユニットにより判別された複数の静止物のうち、自車両の移動状態に合わせた静止物に、仮想座標原点を設定する
また、上述の課題を解決するための本開示の第二態様は、
自車両(2)において乗員の運転を支援する運転支援装置(1)であって、
自車両の周辺空間(4)における物体状態を表して物体同士の位置関係を定義する周辺空間マップ(6)を、駐車シーンにおいて取得するマップ取得ユニット(S102)と、
駐車シーンにおける自車両の進行可否を、マップ取得ユニットにより取得された周辺空間マップに基づき判定する進行判定ユニット(S103)と、
周辺空間に存在する物体のうち静止物(4c,4cs)を、マップ取得ユニットにより取得された周辺空間マップにおいて判別する静止物判別ユニット(S2104)と、
マップ取得ユニットにより取得された周辺空間マップにおける仮想座標原点(Cv)を、静止物判別ユニットにより判別された静止物に設定する原点設定ユニット(S105,S2110,S3116)と、
原点設定ユニットにより周辺空間マップに設定された仮想座標原点を基準として自車両を案内するガイド(7)を、駐車シーンにおいて当該周辺空間マップに基づき生成するガイド生成ユニット(S106,S2111,S3117)と、
進行判定ユニットにより自車両は進行可と判定された場合に、自車両の駐車シーンにおける操舵を、ガイド生成ユニットにより生成されたガイドに従って支援する操舵支援ユニット(S107,S3114)とを、備え、
駐車シーンにおける自車両の切り返しを含む操舵状態に合わせて原点設定ユニットが仮想座標原点を更新するのに応じて、ガイド生成ユニットがガイドを更新し、
仮想座標原点の更新処理において原点設定ユニットは、静止物判別ユニットにより判別された複数の静止物のうち、自車両の切り返しを含む操舵状態に合わせた静止物に、仮想座標原点を設定する。
このような第一及び第二態様によると、駐車シーンにおける自車両の進行及び操舵を、乗員に対して支援することができる。具体的には、自車両の周辺空間における物体状態を表して物体同士の位置関係を定義する周辺空間マップの駐車シーンにおける取得によれば、同空間のうち自車両の走行可能な領域が高精度に認識され得る。故に、駐車シーンにおける自車両の進行可否は、周辺空間マップに基づくことで、精確に判定され得る。しかも、進行可と判定された場合に自車両の駐車シーンでの操舵は、自車両を案内するガイドとして周辺空間マップに基づき生成されるガイドに従うことで、精確に支援され得る。
さらに第一及び第二態様によると、周辺空間に存在する物体のうち、駐車シーンの周辺空間マップにおいて判別された静止物に、同マップにおける仮想座標原点が設定される。これによれば、ガイドの基準となる仮想座標原点を、実際の駐車シーンに適した静止物に設定することができるので、当該原点基準のガイドに従う操舵支援では精確性が担保され得る。以上によれば、駐車シーンにおいて乗員の安心及び安全を確保することが、可能となる。
また、上述の課題を解決するための本開示の第態様は、第一態様において、駐車シーンにおける自車両の切り返しを含んだ操舵状態に合わせて原点設定ユニットが仮想座標原点を更新するのに応じて、ガイド生成ユニットがガイドを更新する。
このような第三態様及び上述の第二態様によると、駐車シーンでは時々刻々と変化する自車両の移動状態に適した仮想座標原点を基準として、ガイドを生成することができるので、当該原点基準のガイドに従う操舵支援にて継続性が担保され得る。故に、駐車シーンの種類にかかわらず乗員の安心及び安全を確保することが、可能となる。
第一実施形態による運転支援装置を示すブロック図である。 第一実施形態による運転支援装置の周辺環境認識センサについて説明するための模式図である。 第一実施形態による周辺空間(a)及び周辺空間マップ(b)について説明するための模式図である。 第一実施形態による周辺空間(a)及び周辺空間マップ(b)について説明するための模式図である。 第一実施形態による運転支援装置の作動を説明するための模式図である。 第一実施形態による運転支援装置の作動を説明するための模式図である。 第一実施形態による運転支援装置の運転支援フローを示すフローチャートである。 第一実施形態による運転支援装置の作動を説明するための模式図である。 第一実施形態による運転支援装置の作動を説明するための模式図である。 第一実施形態による運転支援装置の作動を説明するための模式図である。 第一実施形態による運転支援装置の作動を説明するための模式図である。 第一実施形態による運転支援装置の作動を説明するための模式図である。 第一実施形態による運転支援装置の作動を説明するための模式図である。 第一実施形態による運転支援装置の作動を説明するための模式図である。 第二実施形態による運転支援装置の作動を説明するための模式図である。 第二実施形態による運転支援装置の運転支援フローを示すフローチャートである。 第三実施形態による運転支援装置の作動を説明するための模式図である。 第三実施形態による運転支援装置の運転支援フローを示すフローチャートである。 第三実施形態による運転支援装置の運転支援フローを示すフローチャートである。 変形例の周辺環境認識センサについて説明するための模式図である。 変形例の周辺環境認識センサについて説明するための模式図である。 変形例の周辺環境認識センサについて説明するための模式図である。
以下、本開示の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、各実施形態において対応する構成要素について、重複する説明を省略する場合がある。各実施形態において構成の一部分のみを説明している場合、当該構成の他の部分については、先行して説明した他の実施形態の構成を適用することができる。また、各実施形態の説明において明示している構成の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても複数の実施形態の構成同士を部分的に組み合わせることができる。そして、複数の実施形態及び変形例に記述された構成同士の明示されていない組み合わせも、以下の説明によって開示されているものとする。
(第一実施形態)
本発明の第一実施形態において図1に示す運転支援装置1は、車両2に適用されることで、乗員の運転を支援する。尚、以下では、運転支援装置1の適用される車両2を、自車両2という。
自車両2には、周辺環境を認識可能とするために、周辺環境認識センサ3が搭載されている。周辺環境認識センサ3は、図2,3(a),4(a)に示す如き自車両2の周辺空間4に存在する物体の状態を、検知する。ここで、周辺環境認識センサ3により検知される物体状態とは、例えば周辺空間4における物体の距離、方位、それら距離及び方位を含む位置、並びにサイズのうち、少なくとも一種類である。そこで周辺環境認識センサ3としては、LIDAR(レーザレーダともいう)、カメラ(例えばステレオカメラ)、及び電波レーダ(例えばミリ波レーダ)等のうち、少なくとも一種類が自車両2に搭載されているとよい。また、周辺環境認識センサ3により物体状態が検知される範囲は、同センサ3の視野角θによって決まる所定の検知範囲に、自車両2に対して予め設定されている。
図1に示すように自車両2に搭載される運転支援装置1は、マイクロコンピュータを主体としたECUの少なくとも一つから、構成されている。運転支援装置1は、上述した周辺環境認識センサ3の検知情報と、例えばCAN(登録商標)等の車内ネットワーク5上にて処理される車速及び操舵角等といった車両関連情報とを組み合わせることで、周辺空間4での物体状態を図3(b),4(b)に示す如く表すように、周辺空間マップ6を取得する。即ち周辺空間マップ6は、周辺空間4に存在する物体の距離、方位、それら距離及び方位を含む位置、並びにサイズのうち、少なくとも一種類を表す二次元又は三次元のマッピングデータとして取得される。
こうして取得した周辺空間マップ6は、自車両2を中心とした座標系にて、種々の物体同士の位置関係を定義したものとなる。具体的に、周辺空間マップ6を規定する座標系は、自車両2における車長方向及び車幅方向の直交二軸に沿ったXY座標系(即ち、二次元座標系)、又は自車両2における当該直交二軸と車高方向の一軸とに沿って規定されるXYZ座標系(即ち、三次元座標系)である。あるいは、周辺空間マップ6を規定する座標系は、重力に対する水平方向のうち前後及び左右の直交二軸に沿ったXY座標系(即ち、二次元座標系)、又は重力に対する当該直交二軸と鉛直方向の一軸とに沿って規定されるXYZ座標系(即ち、三次元座標系)である。
このような座標系には、周辺空間マップ6の取得が開始される取得開始時点において、初期座標原点C0(図3(b),4(b)では、0m且つ0°の点)が初期設定される。この初期座標原点C0は、自車両2の任意箇所に設定可能であるが、本実施形態では自車両2における前端部の左右中心点に設定される。以上より図3(b),4(b)は、初期座標原点C0の設定されたXY座標系、又は初期座標原点C0の設定されたXYZ座標系のうちXY座標面を、示している。
ここで、自車両2における周辺環境認識センサ3の設置位置が予め把握されている場合、周辺空間マップ6内での移動に伴う自車両2の最外縁部に予定される予定走行軌道は、予測的に算出可能となる。故にこの場合に、自車両2を中心とした物体との相対位置関係は、周辺空間マップ6の座標系において精確に定義され得る。そこで周辺空間マップ6に基づくことによれば、周辺空間4のうち自車両2が走行可能な領域と、同空間4のうち自車両2が走行不可の領域とを、図3(b),4(b)の如く高精度に識別することが可能となる。尚、図3(b)では、障害物となる物体の存在確率が低いことで自車両2の走行が可能となる領域は白色にて図示されているのに対し、同確率が高いことで自車両2の走行が不可となる領域は灰色から黒色にて図示されている。但し、図4(b)では、図3(b)と同様に図示されている走行可能領域に対して、走行不可領域の図示が障害物の存在箇所を除いて省略されている。
さて、図4(a),5,6に示すように乗員が自車両2を駐車させようとする駐車シーンでは、周辺空間4において駐車若しくは停車された他車両である駐停車車両4aの複数間、又は周辺空間4における駐停車車両4a及び構造物4bの間等に、駐車スペース40が予定される。こうした駐車シーンでは、どのような軌道を描くことで、予定の駐車スペース40への縦列駐車(図5参照)が可能か、又は予定の駐車スペース40への並列駐車(図6参照)が可能か等、乗員判断に迷いの生じる懸念がある。このような懸念から、周辺空間4において予定の駐車スペース40を形成するスペース形成物41としては、運動速度が実質0の静止物4cのうち、駐停車車両4a及び構造物4bを含む各種物体が想定されている。尚、ここで特に構造物4bとは、例えば構造壁、構造柱、車輪止め及びガードレール等のうち、少なくとも一種類である。
そこで上記懸念に対して運転支援装置1は、周辺空間マップ6において周辺空間4での存在が確認される物体のうち、図4(a),5,6に示す如き静止物4cを活用した運転支援フローにより、安全な進行可否及び駐車経路の判断、並びに駐車停止の判断を実行する。ここで運転支援フローでは、周辺空間マップ6における自車両2とスペース形成物41との相対位置関係を座標演算によって認識するために、同マップ6における静止物4cの座標位置が利用される。これにより、静止物4cの座標位置を基準とした自車両2及びスペース形成物41の相対位置関係に基づき、自車両2が駐車シーンにおいて案内されることで、例えばスペース形成物41に対して自車両2が平行に且つ一定間隔を保って走行又は停止する等の制約から、解放可能となる。
図1に示す運転支援装置1は詳細には、メモリ1aに記憶のコンピュータプログラムをプロセッサ1bにより実行することで、図7に示す運転支援フローを機能的に実現する。尚、運転支援フローは、自車両2に設けられたパワースイッチのオン操作に応じて開始され、同スイッチのオフ操作に応じて終了する。また、運転支援フロー中の「S」とは、各ステップを意味する。
S101では、自車両2の運転シーンが運転支援を必要とする支援対象シーンであるか否かを、判定する。ここで支援対象シーンは、先述の如き自車両2の縦列駐車及び並列駐車を含む各種の駐車シーンに、予設定されている。即ち、支援対象シーンとして予設定される駐車シーンは、縦列駐車及び並列駐車を含んでいれば、例えば車庫駐車等の他の駐車形態を含んでいても含んでいなくてもよい。
こうしたS101では具体的には、自車両2の車速が低速(例えば10km/h以下)の状況下、駐車スペース40への駐車が予定される運転シーンを、支援対象シーンであると判定する。このとき駐車の予定は、例えば乗員によるハザードランプの点灯操作、乗員による駐車意思若しくは希望駐車スペース40の音声入力又は手動入力、駐車スペース40の検知情報、スペース形成物41の検知情報、及びナビゲーション装置といった地図情報提供装置からの駐車予定情報の入力等のうち、少なくとも一種類から認識可能である。こうしたS101にて否定判定が下される間は、S101が繰り返し実行される一方、S101にて肯定判定が下されると、S102へ移行する。
S102では、駐車スペース40への駐車シーンにおける周辺空間マップ6を、周辺環境認識センサ3の検知情報と車内ネットワーク5上の車両関連情報とに基づき取得して、メモリ1aに記憶する。このとき周辺空間マップ6は、処理タイミング毎に独立した瞬時情報に基づき取得されてもよいが、当該瞬時情報が時系列的に蓄積されてなる時系列データに基づき取得されるとさらによい。ここで、周辺空間4には静止物4cに限らず移動体も含まれることとなるので、そうした移動体に対する検知確度等の認識確度は瞬時情報の場合よりも時系列データの場合に高くなる。また時系列データの場合には、処理タイミング毎に周辺環境認識センサ3の検知情報が車両関連情報により補正されてから蓄積されていくことで、静止物4cでも移動体でも同一物体の同定が可能となる。故に周辺空間マップ6は、時系列データを用いた場合には同一物体の同定結果を反映するように逐次更新されることで、時間連続性又は空間連続性を担保し得るのである。
S102による周辺空間マップ6の駐車シーンでの取得は、周辺空間マップ6においてスペース形成物41を含む静止物4cと、自車両2との相対位置関係の記録により、駐車スペース40までの予定走行軌道を精確に演算可能となるまで、継続される。特に本実施形態では、周辺空間マップ6の取得開始時点(即ち、S102の実行開始時点)における自車両2の図4(b),5,6に示す初期座標原点C0に対して、静止物4cの座標位置が予定走行軌道の演算精度を満たすレベルで周辺空間マップ6に記録されるまで、S102は継続される。
そこで、例えば図5,6に示す縦列駐車又は並列駐車では、位置αから位置βへの移動により自車両2が駐車スペース40の側方を通過するまで、S102が継続されることで、座標位置の記録が繰り返されることになる。即ち図5,6は、周辺空間マップ6の取得開始時点として初期座標原点C0の設定される位置αから、同マップ6の取得終了時点として座標位置記録の完了する位置βまで、自車両2が移動する例を示している。また図5,6は、駐車スペース40の側方通過後に自車両2が一旦停止された位置にて方向転換される場合に、当該一旦停止位置を位置βとして例示している。尚、図4(b)と共に図5,6では、初期座標原点C0を中心としたXY座標系又はXY座標面の各軸が、位置αの自車両2に対応して示されている。
こうしたS102に続くS103では、図7に示すように、駐車スペース40への駐車シーンにおける自車両2の進行可否、即ち駐車可否を判定する。このとき、自車両2がスペース形成物41との接触若しくは衝突を避けて駐車するのに必要又は十分なサイズは、予定の駐車スペース40にて確保されると予測される場合には、自車両2は当該駐車スペース40へ進行可、即ち駐車可との判定が下される。一方、駐車スペース40のサイズ不足が予測される場合には、自車両2は当該駐車スペース40へは進行不可、即ち駐車不可との判定が下される。これらのことから進行可否の判定は、S102により取得の周辺空間マップ6と、周辺環境認識センサ3による検知情報と、車内ネットワーク5上の車両関連情報とのうち、少なくとも一つに基づき実行される。
S103にて進行可との判定が下された場合には、S104,S105を順次実行する。まずS104では、周辺空間4に存在する物体のうち静止物4cを、S102により取得の周辺空間マップ6において判別する。
具体的にS104では、駐車スペース40へ向かう駐車シーンでの周辺空間マップ6に記録された状態のうち運動速度が実質0の物体を、静止物4cとして判別する。それ故に周辺空間4のうち、自車両2が予定の駐車スペース40へと到達するまでに時々刻々と移動する周辺環境認識センサ3の検知範囲を、図8の如く全て包含すると予測される領域に、静止物4cの判別領域42が設定される。そこで、この判別領域42に存在する物体の中から、少なくとも一つ(即ち、唯一つ又は複数)の静止物4cが選定される。
このとき静止物4cとしては、任意形状又は任意サイズの各種物体を選定可能であるが、本実施形態では後述の如き仮想座標原点Cv(図4(b),9,10参照)の設定に好適となる、特徴箇所Pfの明確な物体が選定される。ここで特徴箇所Pfとは、図5,6,8に太線を付して模式的に示すように、静止物4cにおいて最外縁部により形成される例えば輪郭部又はエッジ部等のうち、少なくとも一種類である。また、明確な特徴箇所Pfを有した静止物4cとは、例えば街路樹若しくはその周囲の枠又は柵、縁石、構造壁、構造柱、縁石、ガードレール、車止め、標識、看板、授受施設、他車両、バイク及び自転車等のうち、少なくとも一種類である。
こうして選定される判別対象の静止物4cは、スペース形成物41であってもよいが、本実施形態ではスペース形成物41以外の物体であるとよい。これは、後述の如く静止物4cに設定される仮想座標原点Cvを基準として、自車両2とスペース形成物41との相対位置関係を高精度に認識するには、静止物4cは当該認識対象以外であるとよいことに、依拠する。
図7に示すように続くS105では、S102にて取得の周辺空間マップ6における仮想座標原点Cvを、S104にて判別の静止物4cに設定する。このとき仮想座標原点Cvは、静止物4cの任意箇所に設定可能であるが、図9,10に示す本実施形態では静止物4cの特徴箇所Pfにおける一点、例えば自車両2に対する最近接部又は角部等に設定される。これにより周辺空間マップ6に対しては、初期座標原点C0から仮想座標原点Cvへの座標変換処理が実行される。ここでS105での座標変換処理は、少なくとも初期座標原点C0から仮想座標原点Cvへの変換まで実現可能であれば、周辺空間マップ6の全域に対して実行されてもよいし、初期座標原点C0に対してのみ実行されてもよい。なぜなら、後述するS106での各座標位置Cc,Cs(図9,10参照)の推定時に、初期座標原点C0を基準とした座標変換処理がそれら各座標位置Cc,Cs毎に実行されれば、S105での全域に対する処理までは必須でないことに依拠する。
このようなS105において、S104により選定の静止物4cが図4,9の如く唯一つ(本実施形態ではスペース形成物41を除く)の場合には、当該唯一つの静止物4cに仮想座標原点Cvが設定される。一方、S104により選定の静止物4cが図10の如く複数(本実施形態ではスペース形成物41を除く)の場合には、当該複数静止物4cのうち、例えば周辺環境認識センサ3での検知不良確率が低いと予測される等の特定静止物4csに、仮想座標原点Cvが設定される。さらにいずれの場合でも、仮想座標原点Cvの設定される唯一つの静止物4c又は特定静止物4csは、周辺空間4のうち判別領域42内にて自車両2から可及的に離間した物体であるとよい。尚、図4,9,10は、周辺空間マップ6の取得時における自車両2の移動方向にて奥行側へと可及的に離間した物体に、仮想座標原点Cvの設定された例を示している。また、図4(b)と共に図9,10では、仮想座標原点Cを設定しながらの自車両2の走行位置に対応して、当該設定原点Cvを中心としたXY座標系又はXY座標面の各軸が、示されている。
こうしたS105の実行後には図7に示すように、S106,S107を順次実行する。まずS106では、図4(b),9,10に示すように、仮想座標原点Cvを基準として自車両2を案内するためのガイド7を、駐車スペース40への駐車シーンにて周辺空間マップ6に基づき生成する。
具体的にS106では、S102により取得の周辺空間マップ6のうち操舵支援の必要範囲において、駐車スペース40への到達までに予定される予定走行軌道を表すように、ガイド7を生成する。このとき図9,10に示すように、周辺空間マップ6における自車両2の座標位置Ccと、同マップ6におけるスペース形成物41の座標位置Csとは、S105にて静止物4cに設定の仮想座標原点Cvを基準としてそれぞれ推定される。ここで座標位置Ccは、自車両2の任意箇所に想定可能であるが、本実施形態では初期座標原点C0に準じて、自車両2における前端部の左右中心点に想定される。これに対して座標位置Csは、スペース形成物41の任意箇所に想定可能であるが、本実施形態ではスペース形成物41の特徴箇所Pfにおける少なくとも一点、例えば自車両2に対する最近接部又は角部等に想定される。
ここで自車両2が移動中にあっても、上述したS102でのマップ取得時に準じて、静止物4cの同定は可能となる。故に、静止物4cの仮想座標原点Cvを基準とした推定によれば、自車両2における例えば車速及び操舵角等の車両関連情報の精度誤差が座標位置Ccに与える悪影響は、自車両2と共に移動する初期座標原点C0を基準とした場合に比べて、低減され得る。また、スペース形成物41の座標位置Csに対する相対位置関係が実質変化しない静止物4cの仮想座標原点Cvを基準とした推定によれば、自車両2における車両関連情報の精度誤差が当該座標位置Csの精度誤差には上乗せされ難くなる。
これらのことから、自車両2及びスペース形成物41の各座標位置Cc,Csは、仮想座標原点Cvを基準とすることで、精確に推定され得る。故に、自車両2とスペース形成物41との相対位置関係も、精確に認識され得る。そこでガイド7は、仮想座標原点Cvを基準に推定された自車両2の座標位置Ccを起点とする範囲であって、同原点Cvを基準に座標位置Csの推定されたスペース形成物41を避ける範囲に位置合わせして、生成される。
また続くS107では図7に示すように、S106にて生成のガイド7に従って自車両2の操舵を、駐車スペース40への駐車シーンにおいて支援する。このとき乗員へのガイド7の提示方法(換言すれば出力方法)としては、次の三つの態様のうちいずれかが採用される。
ガイド7の一態様による提示方法では、図9〜11に示すように、あたかも雪道を走るときの轍(わだち)の如く機能する電子轍70により、自車両2における乗員の操舵が直接的に支援される。この提示方法では、自車両2の今から通るべき経路となるガイド7に沿って電子轍70が設定されることで、ステアリングハンドルには図11の如き反力Fが与えられる。ここで特に本実施形態の反力Fは、スペース形成物41へと近づくほど増大するように、与えられる。こうしたことから乗員は、ガイド7を外れるような操舵を行うと、ステアリングハンドルを通じて反力Fを受けることになるので、危険な状況には陥らないように支援され得る。
別態様による提示方法では、図12に示すように、ガイド7と自車両2の位置とが例えばメータ等の表示装置71に画像表示されることで、当該ガイド7に自車両2がならうように乗員の操舵が間接的に支援される。この提示方法では、自車両2の今から通るべき経路となるガイド7を模した画像7aが表示されるのに対し、自車両2を模した画像2aの相対位置と、スペース形成物41を模した画像41aの相対位置とが、表示されることになる。これにより乗員は、ガイド7上をなぞるように自車両2を操舵することで、危険な状況には陥らないように支援され得る。
さらに別態様による提示方法は、図13に示すようにメータ72に配置されて実像表示されるランプ73、又は図14に示すようにヘッドアップディスプレイ(HUD)の表示領域74に虚像表示されるランプ73を、ガイド7として機能させる。具体的には、ランプ73の点灯又は点滅するパターンにより、操作すべきステアリングハンドルの操舵方向が指示されることで、当該パターンに自車両2がならうように乗員の操舵が間接的に支援される。この提示方法では、乗員はランプ73の点灯又は点滅するパターンに合わせてステアリングハンドルを操舵することで、自車両2の今から通るべき経路となるガイド7に沿って自車両2を進行させることになるので、危険な状況には陥らないように支援され得る。
尚、S107により駐車シーンでの操舵をガイド7に従って支援する提示方法としては、上述した三つ態様に限られるものではなく、それら態様のうち少なくとも二つずつを組み合わせることの他、例えば音声出力等によって、実現されてもよい。またS107での操舵支援は、本実施形態では自車両2に対する乗員の手動による操舵であるが、それに代えて又は加えて自車両2の自動制御による操舵であってもよい。さらにS107は、ガイド7の生成範囲(即ち、操舵支援の必要範囲)のうち一部にて操舵支援が完了するまで、継続して実行される。
こうした操舵支援を実現するS107の実行後には、図7に示すようにS108をさらに実行する。S108では、支援対象シーンとしての駐車シーンが終了したか否かを、判定する。このときには、自車両2が駐車スペース40内へと収まった状態にまで到達することで、肯定判定が下されると、駐車シーンは終了したとしてS101に戻る。これに対して、自車両2の少なくとも一部が駐車スペース40外に位置することで、否定判定が下されると、駐車シーンは継続されているとしてS106に戻る。その結果、次回のS106では、先のS107による操舵支援を受けて移動した自車両2の実際の座標位置Ccに応じて、ガイド7が更新されることとなる。
以上、S103にて進行可との判定が下されることで当該進行可の状況を乗員に提示する場合のS104〜S108について、説明した。これに対して以下では、S103にて進行不可との判定が下された場合に実行されるS109について、説明する。
S109では、自車両2の停止を指示する自車両停止指示と、ガイド7の生成を停止するガイド生成停止とのうち、少なくとも一方を実行することで、これ以上は駐車スペース40側へと自車両2が進行しないように、進行不可の状況を乗員へと提示する。これによっても乗員は、危険な状況には陥らないように支援され得る。尚、S109の実行後には、S101に戻る。
このように第一実施形態では、S102を実行する運転支援装置1の機能部分が「マップ取得ユニット」に相当し、S103を実行する運転支援装置1の機能部分が「進行判定ユニット」に相当する。また第一実施形態では、S104を実行する運転支援装置1の機能部分が「静止物判別ユニット」に相当し、S105を実行する運転支援装置1の機能部分が「原点設定ユニット」に相当する。さらに第一実施形態では、S106を実行する運転支援装置1の機能部分が「ガイド生成ユニット」に相当し、S107を実行する運転支援装置1の機能部分が「操舵支援ユニット」に相当し、S109を実行する運転支援装置1の機能部分が「停止ユニット」に相当する。
ここまで説明した第一実施形態によると、駐車シーンにおける自車両2の進行及び操舵を、乗員に対して支援することができる。具体的には、自車両2の周辺空間4における物体状態を表して物体同士の位置関係を定義する周辺空間マップ6の駐車シーンにおける取得によれば、同空間4のうち自車両2の走行可能な領域が高精度に認識され得る。故に、駐車シーンにおける自車両2の進行可否は、周辺空間マップ6に基づくことで、精確に判定され得る。しかも、進行可と判定された場合に自車両2の駐車シーンにおける操舵は、自車両2を案内するガイド7として周辺空間マップ6に基づき生成されるガイド7に従うことで、精確に支援され得る。
このとき特に、運転に対する苦手意識や、恐怖の体験又は経験を持つ乗員に対しては、自車両2がこれから通る経路のガイド7を提示することで、乗員の判断及び操作を支援し得る。故に、苦手意識を解消して事故を未然に防止したり、恐怖の体験又は経験に対して安心感を与えることができる。
さらに第一実施形態によると、周辺空間4に存在する物体のうち、駐車シーンの周辺空間マップ6において判別された静止物4cに、同マップ6における仮想座標原点Cvが設定される。これによれば、ガイド7の基準となる仮想座標原点Cvを、実際の駐車シーンに適した静止物4cに設定することができるので、当該原点基準のガイド7に従う操舵支援では精確性が担保され得る。以上によれば、駐車シーンにおいて乗員の安心及び安全を確保することが、可能となる。
加えて第一実施形態によると、周辺空間マップ6における座標位置Ccが仮想座標原点Cvを基準として精確に推定され得る自車両2の当該推定座標位置Ccを起点とする範囲に、ガイド7は生成される。これにより、駐車シーンにおいて操舵支援が従うことになるガイド7は、精確な推定座標位置Ccから自車両2を案内することができる。故に、駐車シーンにおける乗員の安心及び安全を確保する上で有効な操舵支援を提供することが、可能となる。
また加えて第一実施形態によると、周辺空間マップ6における座標位置Csが仮想座標原点Cvを基準として精確に推定され得るスペース形成物41を避けた範囲に、ガイド7は生成される。これにより、駐車シーンにおいて操舵支援が従うことになるガイド7は、精確な推定座標位置Csのスペース形成物41に対しては接触又は衝突させることなく、自車両2を案内することができる。故に、駐車シーンにおける乗員の安心及び安全を確保する上で有効な操舵支援を提供することが、可能となる。
さらに加えて第一実施形態の周辺空間4では、予定の駐車スペース40へ自車両2が到達するまでの、周辺環境認識センサ3による検知範囲を包含した判別領域42において、静止物4cは判別される。このような判別領域42では検知不良が生じ難い静止物4cの仮想座標原点Cvを基準として、ガイド7を生成することができるので、当該原点基準のガイド7に従う操舵支援にて継続性が担保され易くなる。故に、駐車シーンにおいて乗員の安心及び安全を確保する効果の信頼性を向上させることが、可能となる。
(第二実施形態)
第二実施形態は、第一実施形態の変形例である。
図15に示すように駐車シーンでは、予定の駐車スペース40へと向かう移動途中の自車両2において、例えば仮想座標原点Cvの静止物4cとの間に他車両4dが進入する等の外乱に起因して、当該静止物4cは同定不可となるおそれがある。そこで図16に示すように、第二実施形態による運転支援フローでは、S108にて否定判定が下されると、S2110を実行する。S2110では、直近のS107による操舵支援を受けつつ駐車スペース40へと向かう駐車シーンでの自車両2の移動状態に合わせて、仮想座標原点Cvを更新する。ここで自車両2の移動状態としては、例えば車速、操舵角、実軌跡、及び静止物4c若しくは移動体との相対位置関係又は相対速度等のうち、少なくとも一種類が認識される。
具体的に、第二実施形態による運転支援フローのS104に代わるS2104にて複数選定される静止物4cの中から、S2110ではその実行時における自車両2の移動状態に適した特定静止物4csに、仮想座標原点Cvを設定する。このとき仮想座標原点Cvは、特定静止物4csの任意箇所に設定可能であるが、S2110でも図15に示すように特定静止物4csの特徴箇所Pfにおける一点、例えば自車両2に対する最近接部又は角部等に設定される。これにより、S2110の実行前と同一の特定静止物4csが同定可能な状況での更新処理では、当該実行前と同一の特定静止物4csに仮想座標原点Cvが再度設定される。一方、S2110の実行前と同一の特定静止物4csが同定不可となる状況での更新処理では、図15の如く当該実行前とは異なる特定静止物4csに仮想座標原点Cvが変更設定される。
こうしたS2110の実行後に第二実施形態の運転支援フローでは、図16に示すように次回のS107へと戻るに先立って、S2111を実行する。S2111では、S2110による更新後の仮想座標原点Cvを基準として、S106に準じたガイド7の生成を再度実行する。これによりガイド7は、更新後の仮想座標原点Cvを基準に推定された自車両2の座標位置Ccを起点とする範囲であって、当該更新後原点Cvを基準に座標位置Csの推定されたスペース形成物41を避ける範囲に位置合わせし直して、更新される。このとき、先のS107による操舵支援を受けて移動した自車両2の実際の座標位置Ccに応じても、ガイド7は更新されることになる。尚、以上説明した以外の点で第二実施形態による運転支援フローは、第一実施形態による運転支援フローと実質同一である。
このように第二実施形態では、S2104を実行する運転支援装置1の機能部分が「静止物判別ユニット」に相当し、S105,S2110を実行する運転支援装置1の機能部分が「原点設定ユニット」に相当し、S106,S2111を実行する運転支援装置1の機能部分が「ガイド生成ユニット」に相当する。
ここまで説明した第二実施形態によると、駐車シーンにおける自車両2の移動状態に合わせて仮想座標原点Cvが更新されるのに応じて、ガイド7も更新される。これによれば、駐車シーンでは時々刻々と変化する自車両2の移動状態に適した仮想座標原点Cvを基準として、ガイド7を生成することができるので、当該原点基準のガイド7に従う操舵支援にて継続性が担保され得る。故に、駐車シーンにおいて乗員の安心及び安全を確保する効果の信頼性を向上させることが、可能となる。
(第三実施形態)
第三実施形態は、第二実施形態の変形例である。
図17に示すように駐車シーンの中には、自車両2が予定の駐車スペース40へ向かう途中に操舵の切り返しを実行すれば、駐車が可能となるシーンもある。ここで切り返しとは、駐車スペース40側へ向かう移動と、同スペース40とは反対側へ向かう移動とを、自車両2が繰り返して駐車される際に、それら移動の方向転換位置γ,δにてステアリングハンドルが切り直しされることで操舵角が変更される車両操舵を、意味する。
こうした切り返しを乗員へと要求するようにガイド7が生成される場合、当該ガイド7に従う切り返しにより自車両2の操舵状態が急激に変化するのに起因して、静止物4cの同定は困難となるおそれがある。そこで図18に示すように、第三実施形態による運転支援フローのS106に続くS3112では、S106にて生成のガイド7が操舵の切り返しを必要としているか否かを、判定する。このとき、自車両2がスペース形成物41への接触若しくは衝突を避けながら、一回も切り返しなく前進移動又は後退移動だけで駐車スペース40へと駐車可能であれば、否定判定が下される。一方、一回の前進移動又は後退移動だけではスペース形成物41への接触若しくは衝突を避けた駐車は困難なため、自車両2とスペース形成物41との間に進行可能なマージンを確保しながら、切り返し及び移動の繰り返しにより駐車スペース40へと駐車可能であれば、肯定判定が下される。
以上より、S3112にて否定判定が下された場合には、切り返しは不要としてS107に移行することで、第一実施形態と同様に通常の駐車シーンでの操舵支援が実現される。一方、S3112にて肯定判定が下された場合には、図18,19に示すように切り返しは必要として、第三実施形態による運転支援フローのS3113に移行することで、切り返しを伴う駐車シーンでの操舵支援が実現される。そこで以下では、切り返しを伴う駐車シーンでの操舵支援について、詳細に説明する。
まず、図19に示すようにS3113では、駐車スペース40へと向かう途中にて操舵の切り返しが予定されることを、乗員へ報知する。このときの報知は、例えば表示装置71における表示、HUDの表示領域74における表示、スピーカーからの音声出力、及びステアリングハンドル又は乗員シートからの振動出力等のうち、少なくも一種類により実現される。
こうしたS3113の実行後における第三実施形態の運転支援フローでは、S3114,S3115を順次実行する。まずS3114では、駐車シーンにおける自車両2の操舵を、直近のS106にて生成されたガイド7に従って、S107と同様に支援する。このときには、次の方向転換位置γ,δ又は最終予定の駐車スペース40へと向かう方向に、操舵が支援される。
続いてS3115では、支援対象シーンとしての駐車シーンが終了したか否かを、S108と同様に判定する。その結果、肯定判定が下された場合には、駐車シーンは終了したとしてS101に戻る。一方、否定判定が下された場合には、駐車シーンは継続されているとして、第三実施形態による運転支援フローのS3116に移行する。
S3116では、直近のS3114による操舵支援を受けつつ駐車スペース40へと向かう駐車シーンでの、自車両2の切り返しを含んだ操舵状態に合わせて、仮想座標原点Cvを更新する。ここで自車両2の操舵状態は、例えばステアリングハンドルの操舵角、車輪の転舵角、及び重心点まわりのヨーレート等のうち、少なくとも一種類等に基づき認識される。
具体的に、S2104にて複数選定される静止物4cの中から、S3116ではその実行時における自車両2の操舵状態に適した特定静止物4csに、仮想座標原点Cvを設定する。このとき仮想座標原点Cvは、特定静止物4csの任意箇所に設定可能であるが、S3116でも図17に示すように特定静止物4csの特徴箇所Pfにおける一点、例えば自車両2に対する最近接部又は角部等に設定される。これにより、切り返しから移動状態へと移行した自車両2では、S3116の実行前と同一の特定静止物4csが同定可能な状況での更新処理となるので、当該実行前と同一の特定静止物4csに仮想座標原点Cvが再度設定される。また、切り返し時点又は切り返し直後での自車両2にあっても、S3116の実行前と同一の特定静止物4csが同定可能となる状況での更新処理では、当該実行前と同一の特定静止物4csに仮想座標原点Cvが再度設定される。これらに対して、自車両2が切り返し時点又は切り返し直後にあることで、S3116の実行前と同一の特定静止物4csが同定不可となる状況での更新処理では、図17の如く当該実行前とは異なる特定静止物4csに仮想座標原点Cvが変更設定される。
こうしたS3116の実行後に第三実施形態の運転支援フローでは、図19に示すように次回のS3114へと戻るに先立って、S3117を実行する。S3117では、S3116による更新後の仮想座標原点Cvを基準として、S106に準じたガイド7の生成を再度実行する。これによりガイド7は、更新後の仮想座標原点Cvを基準に推定された自車両2の座標位置Ccを起点とする範囲であって、当該更新後原点Cvを基準に座標位置Csの推定されたスペース形成物41を避ける範囲に位置合わせし直して、更新される。このとき、先のS3114による操舵支援を受けて移動した自車両2の実際の座標位置Ccに応じても、ガイド7は更新されることになる。尚、以上説明した以外の点で第三実施形態による運転支援フローは、第二実施形態による運転支援フローと実質同一である。
このように第三実施形態では、S105,S2110,S3116を実行する運転支援装置1の機能部分が「原点設定ユニット」に相当し、S106,S2111,S3117を実行する運転支援装置1の機能部分が「ガイド生成ユニット」に相当し、S107,S3114を実行する運転支援装置1の機能部分が「操舵支援ユニット」に相当する。
ここまで説明した第三実施形態によると、駐車シーンにおける自車両2の切り返しを含んだ操舵状態に合わせて仮想座標原点Cvが更新されるのに応じて、ガイド7も更新される。これによれば、切り返しに伴って自車両2の操舵状態が急激に変化したとしても、当該操舵状態に適した仮想座標原点Cvを基準として、ガイド7を生成することができるので、当該原点基準のガイド7に従う操舵支援にて継続性が担保され得る。故に、駐車シーンの種類にかかわらず乗員の安心及び安全を確保することが、可能となる。
(他の実施形態)
以上、複数の実施形態について説明したが、本開示はそれらの実施形態に限定して解釈されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態及び組み合わせに適用することができる。
変形例1では、S101〜S103,S2104,S105〜S109,S3112〜S3117は実行するが、S2110,S2111は実行しないように、図18,19の運転支援フローが変更されてもよい。この場合には、S105,S3116を実行する運転支援装置1の機能部分が「原点設定ユニット」に相当し、S106,S3117を実行する運転支援装置1の機能部分が「ガイド生成ユニット」に相当することになる。
変形例2では、S108での否定判定からS102へと戻るように、図7の運転支援フローが変更されてもよい。この場合、S108での否定判定からS102へ戻った後のS105とS106とにより、図16,18,19のS2110,S3116のうち少なくとも前者と、図16,18,19のS2111,S3117のうち少なくとも前者とが、それぞれ実現されてもよい。また特に図7において、S108からS102へ戻った後のS105とS106とにより、図19のS3116とS3117とが実現される場合には、図18,19と同様なS3112,S3113がS106とS107との間に実行されてもよい。
変形例3による運転支援フローでは、S101にて判定される支援対象シーンとしての駐車シーンから、縦列駐車及び並列駐車のうち一方が外されていてもよい。変形例4による運転支援フローでは、スペース形成物41として認識される静止物4cから、駐停車車両4a及び構造物4bの一方が外されていてもよい。
周辺環境認識センサ3としては、LIDAR、カメラ及びレーダが先の第一実施形態において例示されているが、変形例5の周辺環境認識センサ3には、例えばソナー等が追加されていてもよい。これは、自車両2が検知対象に近接した状況下、先に例示された周辺環境認識センサ3の単独によっては当該検知対象の自車両2に対する近接側端部が検知範囲外となった場合に、追加のソナー等を併用することで、自車両2を検知対象と接触又は衝突させないように乗員へと警告することが有効となるからである。
具体的には、図20に示すように周辺環境認識センサ3の検知範囲を規定する視野角θには、限界(同図は0°<θ<180°の場合)がある。そのため、周辺空間4において自車両2が検知対象の検知対象A,Bに距離L以内まで近接した場合、当該検知対象A,Bの全体まで検知することが不能となる懸念がある。ここで距離Lは、自車両2の車幅W及びその余裕幅Δと、周辺環境認識センサ3の視野角θとを用いた計算式 L=[(W+Δ)/2]/[tan(θ/2)] にて表される。故に、計算式から予め想定可能な距離L以内まで自車両2が検知対象A,Bに近接した場合には、変形例5によりソナー等で補うことが有効となるのである。
また変形例5に代わる変形例6では、複数の周辺環境認識センサ3を図21に示す隣接状態に並列配置して、それぞれの視野角θの合計が180°となるように設定することで、自車両2から距離L以内でも検知対象A,Bの全体を検知することが可能となる。あるいは変形例5に代わる変形例7では、複数の周辺環境認識センサ3を図22に示す離間状態に並列配置して、それぞれの視野角θの合計が180°を超えるように設定することで、自車両2から距離L以内でも検知対象A,Bの全体を検知することが可能となる。
1 運転支援装置、2 自車両、3 周辺環境認識センサ、4 周辺空間、4a 駐停車車両、4b 構造物、4c 静止物、4cs 特定静止物、4d 他車両、5 車内ネットワーク、6 周辺空間マップ、7 ガイド、40 駐車スペース、41 スペース形成物、42 判別領域、 70 電子轍、71 表示装置、72 メータ、73 ランプ、A,B 検知対象、C0 初期座標原点、Cv 仮想座標原点、Cc,Cs 座標位置、F 反力、L 距離、Pf 特徴箇所、W 車幅、α,β,γ,δ 位置、Δ 余裕幅、θ 視野角

Claims (7)

  1. 自車両(2)において乗員の運転を支援する運転支援装置(1)であって、
    前記自車両の周辺空間(4)における物体状態を表して物体同士の位置関係を定義する周辺空間マップ(6)を、駐車シーンにおいて取得するマップ取得ユニット(S102)と、
    前記駐車シーンにおける前記自車両の進行可否を、前記マップ取得ユニットにより取得された前記周辺空間マップに基づき判定する進行判定ユニット(S103)と、
    前記周辺空間に存在する物体のうち静止物(4c,4cs)を、前記マップ取得ユニットにより取得された前記周辺空間マップにおいて判別する静止物判別ユニット(S2104)と、
    前記マップ取得ユニットにより取得された前記周辺空間マップにおける仮想座標原点(Cv)を、前記静止物判別ユニットにより判別された前記静止物に設定する原点設定ユニット(S105,S2110,S3116)と、
    前記原点設定ユニットにより前記周辺空間マップに設定された前記仮想座標原点を基準として前記自車両を案内するガイド(7)を、前記駐車シーンにおいて当該周辺空間マップに基づき生成するガイド生成ユニット(S106,S2111,S3117)と、
    前記進行判定ユニットにより前記自車両は進行可と判定された場合に、前記自車両の前記駐車シーンにおける操舵を、前記ガイド生成ユニットにより生成された前記ガイドに従って支援する操舵支援ユニット(S107,S3114)とを、備え
    前記駐車シーンにおける前記自車両の移動状態に合わせて前記原点設定ユニットが前記仮想座標原点を更新するのに応じて、前記ガイド生成ユニットが前記ガイドを更新し、
    前記仮想座標原点の更新処理において前記原点設定ユニットは、前記静止物判別ユニットにより判別された複数の前記静止物のうち、前記自車両の移動状態に合わせた前記静止物に、前記仮想座標原点を設定する運転支援装置。
  2. 前記駐車シーンにおける前記自車両の切り返しを含んだ操舵状態に合わせて前記原点設定ユニットが前記仮想座標原点を更新するのに応じて、前記ガイド生成ユニットが前記ガイドを更新する請求項1に記載の運転支援装置。
  3. 自車両(2)において乗員の運転を支援する運転支援装置(1)であって、
    前記自車両の周辺空間(4)における物体状態を表して物体同士の位置関係を定義する周辺空間マップ(6)を、駐車シーンにおいて取得するマップ取得ユニット(S102)と、
    前記駐車シーンにおける前記自車両の進行可否を、前記マップ取得ユニットにより取得された前記周辺空間マップに基づき判定する進行判定ユニット(S103)と、
    前記周辺空間に存在する物体のうち静止物(4c,4cs)を、前記マップ取得ユニットにより取得された前記周辺空間マップにおいて判別する静止物判別ユニット(S2104)と、
    前記マップ取得ユニットにより取得された前記周辺空間マップにおける仮想座標原点(Cv)を、前記静止物判別ユニットにより判別された前記静止物に設定する原点設定ユニット(S105,S2110,S3116)と、
    前記原点設定ユニットにより前記周辺空間マップに設定された前記仮想座標原点を基準として前記自車両を案内するガイド(7)を、前記駐車シーンにおいて当該周辺空間マップに基づき生成するガイド生成ユニット(S106,S2111,S3117)と、
    前記進行判定ユニットにより前記自車両は進行可と判定された場合に、前記自車両の前記駐車シーンにおける操舵を、前記ガイド生成ユニットにより生成された前記ガイドに従って支援する操舵支援ユニット(S107,S3114)とを、備え、
    前記駐車シーンにおける前記自車両の切り返しを含む操舵状態に合わせて前記原点設定ユニットが前記仮想座標原点を更新するのに応じて、前記ガイド生成ユニットが前記ガイドを更新し、
    前記仮想座標原点の更新処理において前記原点設定ユニットは、前記静止物判別ユニットにより判別された複数の前記静止物のうち、前記自車両の切り返しを含む操舵状態に合わせた前記静止物に、前記仮想座標原点を設定する運転支援装置。
  4. 前記ガイド生成ユニットは、前記仮想座標原点を基準として前記周辺空間マップにおける座標位置(Cc)を推定した前記自車両の当該座標位置を起点とする範囲に、前記ガイドを生成する請求項1〜3のいずれか一項に記載の運転支援装置。
  5. 前記周辺空間において予定の駐車スペースを形成するスペース形成物(41)を、想定すると、
    前記ガイド生成ユニットは、前記仮想座標原点を基準として前記周辺空間マップにおける座標位置(Cs)を推定した前記スペース形成物を避ける範囲に、前記ガイドを生成する請求項1〜4のいずれか一項に記載の運転支援装置。
  6. 前記自車両に搭載された周辺環境認識センサ(3)により、前記周辺空間において前記物体状態の検知される検知範囲は、前記自車両に対して予め設定されており、
    前記静止物判別ユニットは、前記周辺空間のうち、予定の駐車スペースへ前記自車両が到達するまでの前記検知範囲を包含する判別領域(42)において、前記静止物を判別する請求項1〜5のいずれか一項に記載の運転支援装置。
  7. 前記進行判定ユニットが進行不可の判定を下した場合には、前記自車両の停止を指示する自車両停止指示と、前記ガイドの生成を停止するガイド生成停止とのうち、少なくとも一方を実行する停止ユニット(S109)を、さらに備える請求項1〜6のいずれか一項に記載の運転支援装置。
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