JP6694550B2 - 鞍乗り型車両の車体構造 - Google Patents

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Description

本発明は、鞍乗り型車両の車体構造に関する。
本願は、2017年3月27日に出願された日本国特願2017−060983号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
従来、鞍乗り型車両の車体構造において、複数の部材が溶接されているメインフレームに対し、シートフレームを直接溶接した構造が知られている。例えば、特許文献1には、フロント側フレームにヘッドパイプ等を溶接により結合した後、フロント側フレームとリアフレームとをレーザー溶接する技術が開示されている。
日本国特開2015−189426号公報
しかしながら、メインフレームに接合されている各部材の溶接具合などに起因した残存応力は車両ごとに異なるため、溶接時の入熱に伴うスプリングバック量も車両ごとに異なる。その結果、車体フレーム全体の寸法精度を確保するために多くの工数を要し、残存応力に伴うスプリングバック量の予測または調整が困難となることがあった。
本発明の態様は、鞍乗り型車両の車体構造において、車体フレーム全体の寸法精度を確保するための工数を削減し、残存応力に伴うスプリングバック量の予測または調整を容易に行うことを目的とする。
本発明に係る鞍乗り型車両の車体構造は、以下の構成を採用した。
(1)本発明の一態様に係る鞍乗り型車両(1)の車体構造は、第一フレームと、第二フレームと、前記第一フレーム及び前記第二フレームに結合されるパッチと、を備え、前記パッチは、前記第一フレームの屈曲部に結合されており、前記パッチと前記第二フレームが結合される第二フレームの溶接部が、前記パッチに設けられており、前記パッチにおける前記第二フレームの溶接部とは異なる部位に、前記パッチと前記第一フレームが結合される結合部が設けられている。
(2)上記(1)の態様において、前記第一フレームは、複数の部材が溶接されているメインフレームであってもよい。
(3)上記(1)または(2)の態様において、前記結合部の全周に、前記パッチと前記第一フレームが結合される前記第一フレームの溶接部が設けられてもよい。
(4)上記(1)から(3)のいずれか一項の態様において、前記第二フレームの溶接部は、第一溶接部と第二溶接部を含んでもよく、前記パッチに、前記第一溶接部および前記第二溶接部が互いに異なる面上に位置するように折返し部が設けられてもよい。
(5)上記(1)から(4)のいずれか一項の態様において、前記パッチに、前記第二フレームに対する連続面が設けられてもよい。
(6)上記(5)の態様において、前記パッチに、前記連続面を設けるための切欠き部が形成されてもよい。
上記(1)の態様によれば、第一フレームの屈曲部に結合されたパッチに第二フレームの溶接部を設けたことで、第一フレームに第二フレームを直接溶接した場合と比較して、第二フレームの溶接時に第一フレームへの入熱を抑制することができる。そのため、パッチを介した第一フレームと第二フレームとの結合状態でスプリングバックが生じることを抑制することができる。
したがって、車体フレーム全体の寸法精度を確保するための工数を削減し、残存応力に伴うスプリングバック量の予測または調整を容易に行うことができる。
加えて、パッチにおける第二フレームとの溶接部とは異なる部位に、パッチと第一フレームが結合される結合部を設けたことで、特に応力がかかりやすいパッチの外周縁を非溶接部とし、第一フレームに対し変形可能とすることができるため、第一フレームにかかる応力を逃がすことができる。
上記(2)の態様によれば、第一フレームは複数の部材が溶接されているメインフレームであることで、複数の部材の個体差(溶接差など)により生じる内部応力(スプリングバック量)に特にバラツキが生じやすいメインフレームにおいても、第二フレームの溶接時の入熱を抑制することができる。そのため、車体フレーム全体の寸法精度を確保するための工数を削減し、残存応力に伴うスプリングバック量の予測または調整を容易に行うことができるため好適である。
上記(3)の態様によれば、結合部の全周にパッチと第一フレームが結合される第一フレームの溶接部を設けたことで、結合部の局所に溶接部を設けた場合と比較して、結合部の局所に応力がかかることを抑制することができる。
上記(4)の態様によれば、パッチに、第二フレームの溶接部の第一溶接部および第二溶接部が互いに異なる面上に位置するように折返し部を設けたことで、パッチに対する第二フレームの溶接部を同一面上からずらすことができるため、取付け剛性を高めることができる。
上記(5)の態様によれば、パッチに、第二フレームに対する連続面が設けられていることで、パッチと第二フレームとの乖離(パッチと第二フレームとの間に隙間が生じること)を抑制することができるため、溶接強度を向上することができる。
上記(6)の態様によれば、パッチに、連続面を設けるための切欠き部が形成されていることで、パッチの一部を利用して前記連続面を構成することができる。そのため、前記連続面を構成するために新たな部材を別途設けた場合と比較して、部品点数を削減することができる。
本発明の実施形態における自動二輪車の左側面図である。 上記自動二輪車の車体フレームの左側面図である。 上記自動二輪車の車体構造の要部の左側面図である。 上記自動二輪車の車体構造の要部の上面図である。 図3のV−V断面を含む図である。 上記自動二輪車の車体構造のパッチの斜視図である。 上記自動二輪車の車体構造の変形例の斜視図である。 上記自動二輪車の車体構造の変形例の図5に相当する断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明における前後左右等の向きは、特に記載が無ければ以下に説明する車両における向きと同一とする。また以下の説明に用いる図中適所には、車両前方を示す矢印FR、車両左方を示す矢印LH、及び車両上方を示す矢印UPが示されている。
<車両全体>
図1は、鞍乗り型車両の一例としての自動二輪車1を示す。図1を参照し、自動二輪車1は、ハンドル5によって操向される前輪3と、エンジンを含むパワーユニット10によって駆動される後輪4とを備えている。実施形態に係る自動二輪車1は、車体左右中心上に一本のメインフレーム(バックボーンフレーム)を有するバックボーンフレーム形式の自動二輪車である。
以下、自動二輪車を単に「車両」ということがある。
ハンドル5及び前輪3を含むステアリング系部品は、車体フレーム2前端部に形成されたヘッドパイプ20に操向可能に枢支されている。例えば、ハンドル5は、円筒状の一本の金属製ハンドルパイプを曲げて製作したバーハンドルである。ヘッドパイプ20には、ハンドル5に接続されたハンドル操向軸が挿通されている。車体フレーム2の前後中央部にはパワーユニット10が配置されている。パワーユニット10の後側には、スイングアーム6が配置されている。スイングアーム6は、車体フレーム2の後下部において、ピボット軸6aを中心に上下に揺動可能に枢支されている。
例えば、車体フレーム2は、複数種の鋼材を溶接等により一体に結合して形成されている。側面視で、車体フレーム2は、前側ほど下方に位置するように傾斜して上下に延びる円筒状のヘッドパイプ20と、ヘッドパイプ20の上部後方から車体左右中心に沿って後下方に延びた後に屈曲部21c(具体的には、後上方に凸をなして湾曲する部分)で向きを変えて下方に延びる(具体的には、ヘッドパイプ20の上部後方から車体左右中心に沿って後下方に傾斜し屈曲部21cに至る前側傾斜部21aと、屈曲部21cから車体左右中心に沿って前側傾斜部21aよりも急傾斜で後下方へ延びる後側傾斜部21bと、を含む)一本のメインフレーム21(第一フレーム)と、ヘッドパイプ20の下部後方から車体左右中心に沿ってメインフレーム21よりも急傾斜で後下方へ延びる一本のダウンフレーム22と、メインフレーム21の屈曲部21cに結合されたパッチ30から後方に延びる(具体的には、側面視で前下方に凸をなして湾曲した後に後方へ延びる)左右一対のシートフレーム23(第二フレーム)と、メインフレーム21の後側傾斜部21bから左右シートフレーム23の後方へ向けて斜め上後方に延びる左右一対のシートサブフレーム24と、メインフレーム21の前端部とロアフレーム22の前端部とに連結されたフロントガセット25と、左右シートフレーム23の後端部と左右シートサブフレーム24の後上端部とに連結されたリアフレーム26と、メインフレーム21の後側傾斜部21bと左右シートサブフレーム24の前下端部とに連結されたロアガセット27と、を備えている。
なお、メインフレーム21の後側傾斜部21bは、ピボット軸6aを回動可能に支持するピボットフレームを構成している。
パワーユニット10は、クランクケース11と、図1の側面視でクランクケース11の前部から前上方に突出する(具体的には、上側ほど前方に位置するように鉛直上方に対し緩やかに傾斜する)シリンダ部12と、を備えている。クランクケース11の前部は、ロアフレーム22の下端部に取り付けられている。クランクケース11の後部は、メインフレーム21の後側傾斜部21bに取り付けられている。すなわち、ロアフレーム22の下端部とメインフレーム21の後側傾斜部21bとは、エンジンハンガを構成している。
シリンダ部12には、吸気装置13及び排気装置14が接続されている。吸気装置13は、シリンダ部12の後壁に接続され且つ吸気ポートに連通して吸気量を調整するスロットルボディと、スロットルボディへの吸気を清浄化してパワーユニット10へ吸気を行う不図示のエアクリーナと、を備えている。
排気装置14は、シリンダ部12の前壁に接続され且つ排気ポートに連通してパワーユニット10の前方を後下方に延びた後に屈曲してパワーユニット10の下方を前後に延びる排気管と、排気管の後端に接続されるとともに後輪4の右側方において斜め後上方に延びる不図示のマフラと、を備えている。
後輪4の左右側方には、リアクッション7が設けられている。図1の側面視で、リアクッション7は、上側ほど前方に位置するように鉛直上方に対し緩やかに傾斜している。リアフレーム26の左右側部には、リアクッション7の上端部が取り付けられるリアクッション上取付部26aが設けられている。一方、スイングアーム6の後端部には、リアクッション7の下端部が取り付けられるリアクッション下取付部6bが設けられている。
メインフレーム21には、燃料タンク8が取り付けられている。燃料タンク8の後方であって左右シートフレーム23及びリアフレーム26の上方には、左右シートフレーム23及びリアフレーム26に沿うように前後に延びるシート9が設けられている。
なお、図1において、符号15は車体フレーム2を車幅方向外方から覆うカウル、符号16は前輪3の左右に配置される左右一対のフロントフォーク、符号17は左右フロントフォーク16の上部をヘッドパイプ20に支持するステアリングステム、符号17aはステアリングステム17のボトムブリッジ、符号17bはステアリングステム17のトップブリッジ、符号18はドレスガードをそれぞれ示す。
<車両の車体構造>
図2に示すように、車体フレーム2におけるメインフレーム21には、複数の部材20,22,25,27,30が溶接されている。具体的に、メインフレーム21の前側傾斜部21aの前部には、ヘッドパイプ20、ロアフレーム22及びフロントガセット25が溶接されている。メインフレーム21の後側傾斜部21bの下部には、ロアガセット27が溶接されている。メインフレーム21の屈曲部21cには、パッチ30が溶接されている。実施形態において、メインフレーム21に溶接されている複数の部材20,22,25,27,30には、ヘッドパイプ20、ロアフレーム22、フロントガセット25、ロアガセット27及びパッチ30が含まれる。
図3に示すように、メインフレーム21の屈曲部21cには、パッチ30が溶接部21w(以下「メインフレーム溶接部21w」ともいう。)において結合されている。メインフレーム21の屈曲部21cに結合されたパッチ30には、左右シートフレーム23の溶接部23w(以下「シートフレーム溶接部23w」ともいう。)が設けられている。図3において、ハッチング箇所(ドットハッチ箇所)は溶接部を示す。
図2に示すように、メインフレーム21には、ブラケット等の車両部品を取り付けるための複数の貫通孔21hが複数形成されている。図2において、符号22hはクランクケース11(図1参照)の前部を固定する不図示の締結部材(例えば、ボルトの軸部)が挿通される貫通孔、符号27hはクランクケース11(図1参照)の後部を固定する不図示の締結部材(例えば、ボルトの軸部)が挿通される貫通孔をそれぞれ示す。
実施形態において、メインフレーム21は、ハイテンション材(高張力鋼)からなる角パイプをプレス成形したものである。ダウンフレーム22及びリアフレーム26は、ハイテンション材(高張力鋼)からなるプレス成形品である。一方、シートフレーム23及びシートサブフレーム24は、普通鋼からなる丸パイプをプレス成形したものである。ロアガセット27は、普通鋼からなるプレス成形品である。
図5に示すように、メインフレーム21の横断面形状(メインフレーム21の延在方向と直交する断面形状)は、矩形枠状を有する。具体的に、メインフレーム21の屈曲部21cの横断面形状は、車幅方向に長手を有する矩形枠状をなし、その左右下端部がやや下方に突出している。以下、車体フレーム2の構成要素において、左側に配置された構成要素には「L」、右側に配置された構成要素には「R」を付すことがある。図において、符号CLは、車体左右中心線を示す。
左右シートフレーム23L,23Rの横断面形状(左右シートフレーム23L,23Rの延在方向と直交する断面形状)は、環状を有する。具体的に、図5の断面視で、左右シートフレーム23L,23Rの横断面形状は、車幅方向外方に凸をなす湾曲形状を有し、その車幅方向内側端部23eがメインフレーム21の屈曲部21cの左右側部に沿うよう直線状をなして上下に延在している。
図4の上面視で、左右シートフレーム23L,23Rの前端23aは、メインフレーム21の左右側面に対して傾斜している。具体的に、図4の上面視で、左右シートフレーム23L,23Rの前端23aは、メインフレーム21の車幅方向外側面から後側ほど車幅方向外方に位置するように傾斜している。これにより、左右シートフレーム23L,23Rの前端23aにかかる応力を分散することができる。
図4に示すように、パッチ30は、メインフレーム21の屈曲部21cに結合されるパッチ本体31と、パッチ本体31の左右側端から左右シートフレーム23L,23Rに沿うように延出する左右一対の側壁部32L,32Rと、を備えている。図5に示すように、パッチ本体31と左右側壁部32L,32Rとの連続部31aは、湾曲形状(角丸形状)を有している。
図3の側面視で、パッチ本体31は、後上方に凸をなして緩やかに湾曲して前後に延びている。図4に示すように、パッチ本体31には、メインフレーム21の屈曲部21cと結合される結合部31hが設けられている。結合部31hは、車体左右中心に沿って前後に長手を有する長孔形状をなす開口部の外周縁である。結合部31hは、パッチ30における左右シートフレーム23L,23Rの溶接部23wとは異なる部位に位置している。
パッチ本体31の前端部には、後方に向けて窪む切欠き31iが形成されている。これにより、左右シートフレーム23L,23Rとの溶接長を確保しつつ、パッチ30を軽量化することができる。
結合部31hの全周には、メインフレーム21の屈曲部21cの上部(上面)の溶接部21w1(以下「メインフレーム上溶接部21w1」ともいう。)が設けられている。図4の上面視で、メインフレーム上溶接部21w1は、結合部31hの外形に沿うよう前後に長手を有する環状をなしている。すなわち、メインフレーム上溶接部21w1は、結合部31hの外形に沿って連続している。
図5の断面視で、左右側壁部32L,32Rは、パッチ本体31の左右側端(左右の湾曲部)からメインフレーム21の屈曲部21cの左右側部に沿うよう直線状をなして上下に延在する上下延在部32aと、上下延在部32aの下端から左右シートフレーム23L,23Rの下部中央まで車幅方向外方に延出する左右延在部32bと、を備えている。上下延在部32aと左右延在部32bとの連続部(折返し部32c)は、湾曲形状(角丸形状)を有している。折返し部32cは、左右シートフレーム23L,23Rの溶接部23w1,23w2を車幅方向において異なる面上に位置させる部分(折り目)である。
具体的に、図5の断面視で、溶接部23w1は、パッチ30の上下延在部32aと左右シートフレーム23L,23Rの車幅方向内側端部23eとの接合面S1上に設けられている。図5の断面視で、溶接部23w2は、上下延在部32aの下端から車幅方向外方に延出する左右延在部32bの車幅方向外端部であって、左右シートフレーム23L,23Rの断面中央に位置する面S2上に設けられている。
図3の側面視で、左右側壁部32(図3では左側壁部32Lのみ図示)における上下延在部32aの下端縁及び左右延在部32bは、左右シートフレーム23(図3では左シートフレーム23Lのみ図示)の下面に沿うよう前下方に凸をなして緩やかに湾曲している。
図4の上面視で、左右側壁部32L,32Rにおける上下延在部32aの上部には、左右シートフレーム23L,23R上部の車幅方向内側部23uの溶接部23w1(以下「シートフレーム上溶接部23w1」ともいう。)が設けられている。図4の上面視で、シートフレーム上溶接部23w1は、左右側壁部32L,32Rにおける上下延在部32aの上部と左右シートフレーム23L,23R上部の車幅方向内側部23uとの境界に沿うよう直線状をなして前後に延在している。
図5の断面視で、左右側壁部32L,32Rにおける折返し部32cの車幅方向内側には、メインフレーム21の屈曲部21c下部の左右側部の溶接部21w2(以下「メインフレーム下溶接部21w2」ともいう。)が設けられている。図3の側面視で、メインフレーム下溶接部21w2は、左右側壁部32(図3では左側壁部32Lのみ図示)における折返し部32cとメインフレーム21の屈曲部21c下部の左右側部(図3では左側部のみ図示)との境界に沿うよう前下方に凸をなして前後に延在している。なお、メインフレーム溶接部21wには、メインフレーム上溶接部21w1及びメインフレーム下溶接部21w2が含まれる。
図5の断面視で、左右側壁部32L,32Rにおける左右延在部32bの車幅方向外端部には、左右シートフレーム23L,23Rの下部の溶接部23w2(以下「シートフレーム下溶接部23w2」ともいう。)が設けられている。図3の側面視で、シートフレーム下溶接部23w2は、左右シートフレーム23(図3では左シートフレーム23Lのみ図示)の下面に沿うよう前下方に凸をなして前後に延在している。なお、シートフレーム溶接部23wには、シートフレーム上溶接部23w1(第一溶接部)及びシートフレーム下溶接部23w2(第二溶接部)が含まれる。
図4に示すように、パッチ30の前後端部(具体的には、パッチ本体31の前後端部、左右側壁部32L,32Rにおける上下延在部32aの前後端部)には、溶接部が設けられていない。以下、パッチ30の前後端部を非溶接部ともいう。図4において、符号30Nは、パッチ30の非溶接部を示す。
<車体フレームの組立方法>
実施形態において、車体フレーム2(図2参照)の組立方法は、フロント側フレームを作製する第一工程と、リア側フレームを作製する第二工程と、フロント側フレームとリア側フレームとを結合する第三工程と、を含む。
図2を参照し、第一工程においては、ヘッドパイプ20にパッチ30が結合されたメインフレーム21の前側傾斜部21aの前端部及びロアフレーム22の上端部を溶接により結合し、メインフレーム21の前側傾斜部21aの前部及びロアフレーム22の上部にフロントガセット25を溶接により結合する。さらに、メインフレーム21の後側傾斜部21bの下部にロアガセット27を溶接により結合する。
第二工程においては、リアフレーム26に左右シートフレーム23の後端部及び左右シートサブフレーム24の後端部を溶接により結合する。
第三工程においては、パッチ30の左右側壁部32L,32R(図5参照)に左右シートフレーム23の前端部を溶接により結合し、ロアガセット27に左右シートサブフレーム24の前端部を締結により結合する。
以上の工程により、車体フレーム2が完成する。
よって、第一工程において製造されたフロント側フレームと、第二工程において製造されたリア側フレームとを、第三工程においてフロント側フレームとリア側フレームを溶接により結合する際に、パッチ30を介してメインフレーム21の屈曲部21cに左右シートフレーム23の前端部が溶接されるため、複数の部材が溶接されたフレーム組み立て体(具体的には、パッチ30を介したメインフレーム21と左右シートフレーム23との結合体)への溶接に伴う熱の入力が抑制される。そのため、残存応力が開放されず、スプリングバックが生じることを抑制することができる。
以上説明したように、上記実施形態の自動二輪車1の車体構造は、メインフレーム21と、左右シートフレーム23と、メインフレーム21及び左右シートフレーム23に結合されるパッチ30と、を備え、パッチ30は、メインフレーム21の屈曲部21cに結合されており、パッチ30と左右シートフレーム23が結合される左右シートフレーム23の溶接部23wが、パッチ30に設けられており、パッチ30における左右シートフレーム23の溶接部23wとは異なる部位に、パッチ30とメインフレーム21が結合される結合部31hが設けられている。
この構成によれば、メインフレーム21に左右シートフレーム23を直接溶接した場合と比較して、左右シートフレーム23の溶接時にメインフレーム21への入熱を抑制することができる。そのため、パッチ30を介したメインフレーム21と左右シートフレーム23との結合状態でスプリングバックが生じることを抑制することができる。すなわち、ハイテンション材(高張力鋼)からなる角パイプをプレス成形により湾曲させたメインフレーム21の屈曲部21cが元に戻ることを抑制することができる。したがって、車体フレーム全体の寸法精度を確保するための工数を削減し、残存応力に伴うスプリングバック量の予測または調整を容易に行うことができる。
例えば、パッチ30を介してメインフレーム21と左右シートフレーム23とを溶接する際には、メインフレーム21及びパッチ30の結合体(前記フロント側フレーム)のスプリングバック量の予測または調整のみで足りる。加えて、パッチ30における左右シートフレーム23との溶接部23wとは異なる部位に、パッチ30とメインフレーム21が結合される結合部31hを設けたことで、特に応力がかかりやすいパッチ30の外周縁を非溶接部30N(図4に示すパッチ30の前後端部)とし、メインフレーム21に対し変形可能とすることができるため、メインフレーム21にかかる応力を逃がすことができる。
実施形態においては、パッチ本体31の前端部に、後方に向けて窪む切欠き31iを設けたことで、左右シートフレーム23L,23Rとの溶接長を確保しつつ、パッチ30を軽量化することができる。
また、上記実施形態では、第一フレーム21は複数の部材が溶接されているメインフレーム21であることで、複数の部材20,22,25,27,30(実施形態では、ヘッドパイプ20、ロアフレーム22、フロントガセット25、ロアガセット27及びパッチ30)の個体差(溶接差など)により生じる内部応力(スプリングバック量)に特にバラツキが生じやすいメインフレーム21においても、左右シートフレーム23の溶接時の入熱を抑制することができる。そのため、車体フレーム全体の寸法精度を確保するための工数を削減し、残存応力に伴うスプリングバック量の予測または調整を容易に行うことができるため好適である。
また、上記実施形態では、結合部31hの全周に、パッチ30とメインフレーム21が結合されるメインフレーム21の溶接部21w1が設けられていることで、結合部31hの局所に溶接部を設けた場合と比較して、結合部31hの局所に応力がかかることを抑制することができる。
また、上記実施形態では、パッチ30に、左右シートフレーム23の溶接部23wの溶接部23w1,23w2が互いに異なる面上に位置するように折返し部32cが設けられていることで、パッチ30に対する左右シートフレーム23の溶接部23w1,23w2を同一面上からずらすことができるため、取付け剛性を高めることができる。
なお、上記実施形態では、第一フレームは複数の部材が溶接されているメインフレーム21である例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、第一フレームは、ロアフレーム22及びリアフレーム26等の他のフレームであってもよい。すなわち、第一フレームは、パッチを含む複数の部材が溶接されていればよい。
また、上記実施形態では、第二フレームが左右シートフレーム23である例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、第二フレームは、左右シートフレーム23以外の他のフレームであってもよい。すなわち、第二フレームの溶接部が、第一フレームに結合されたパッチに設けられていればよい。
また、上記実施形態では、パッチ本体31の前端部に、後方に向けて窪む切欠き31iを設けた例を挙げて説明したが、これに限らない。パッチ本体31の後端部に、前方に向けて窪む切欠きを設けてもよい。すなわち、パッチ30の前後端の少なくとも一方に切欠きを設けてもよい。例えば、パッチ30の前後端の両方に切欠きを設けることで、パッチ30の前後端の一方のみに切欠きを設けた場合と比較して、左右シートフレーム23L,23Rとの溶接長を確保しつつ、パッチ30をより一層軽量化することができる。
また、上記実施形態では、左右側壁部32L,32Rにおける上下延在部32aの上部に、左右シートフレーム23L,23R上部の車幅方向内側部23uの溶接部23w1を設けた例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、図7に示すように、パッチ30に、左右シートフレーム23L,23Rに対する連続面33aを設けてもよい。パッチ30には、連続面33aを設けるための切欠き部34が形成されている。
図8に示すように、本変形例では、上下延在部32aの上端から左右シートフレーム23L,23Rの上部まで車幅方向外方に延出する第二の左右延在部33を更に備えている。連続面33aは、第二の左右延出部33の上面に相当する。本変形例では、左右側壁部32L,32Rにおける第二の左右延在部33の車幅方向外端部に、左右シートフレーム23L,23Rの上部の溶接部23w1を設けている。
本変形例では、パッチ30に左右シートフレーム23L,23Rに対する連続面33aを設けたことで、パッチ30と左右シートフレーム23L,23Rとの乖離(パッチ30と左右シートフレーム23L,23Rとの間に隙間が生じること)を抑制することができるため、溶接強度を向上することができる。特に、左右シートフレーム23L,23Rを丸パイプで成形した場合には、前記乖離が生じ易いため、溶接強度を向上する上で好適である。
また、本変形例では、パッチ30に連続面33aを設けるための切欠き部34を形成したことで、パッチ30の一部を利用して前記連続面33aを構成することができるため、前記連続面33aを構成するために新たな部材を別途設けた場合と比較して、部品点数を削減することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、例えば、前記鞍乗り型車両には、運転者が車体を跨いで乗車する車両全般が含まれ、自動二輪車(原動機付自転車及びスクータ型車両を含む)のみならず、三輪(前一輪且つ後二輪の他に、前二輪且つ後一輪の車両も含む)の車両も含まれる。また、本発明は、自動二輪車のみならず、自動車等の四輪の車両にも適用可能である。
実施形態のエンジンは、前上方に突出するシリンダ部12(前傾シリンダ)を備えるエンジンであるが、後上方に突出するシリンダ部(後傾シリンダ)を備えるエンジンであってもよい。また、クランク軸を車幅方向に沿わせたいわゆる横置きエンジンであることに限らず、クランク軸を車両前後方向に沿わせたいわゆる縦置きエンジンであってもよく、かつこの場合もシリンダ配置は種々である。さらに、パワーユニット10は、駆動源に電気モータを含むものであってもよい。
上記実施形態における構成は本発明の一例であり、実施形態の構成要素を周知の構成要素に置き換える等、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
1 自動二輪車(鞍乗り型車両)
20,22,25,27,30 複数の部材
21 メインフレーム(第一フレーム)
21c 屈曲部
21w,21w1,21w2 メインフレームの溶接部(第一フレームの溶接部)
23 シートフレーム(第二フレーム)
23w,23w1,23w2 シートフレームの溶接部(第二フレームの溶接部)
30 パッチ
31h 結合部
31i 切欠き
32c 折返し部
33a 連続面
34 切欠き部

Claims (4)

  1. 第一フレーム(21)と、
    第二フレーム(23)と、
    前記第一フレーム(21)及び前記第二フレーム(23)に結合されるパッチ(30)と、を備え、
    前記パッチ(30)は、前記第一フレーム(21)の屈曲部(21c)に結合されており、
    前記パッチ(30)と前記第二フレーム(23)が結合される第二フレーム(23)の溶接部(23w)が、前記パッチ(30)に設けられており、
    前記パッチ(30)における前記第二フレーム(23)の溶接部(23w)とは異なる部位に、前記パッチ(30)と前記第一フレーム(21)が結合される結合部(31h)が設けられており、
    前記パッチ(30)に、前記第二フレーム(23)に対する連続面(33a)が設けられており、
    前記パッチ(30)に、前記連続面(33a)を設けるための切欠き部(34)が形成されている
    鞍乗り型車両の車体構造。
  2. 前記第一フレーム(21)は、複数の部材(20,22,25,27,30)が溶接されているメインフレーム(21)である
    請求項1に記載の鞍乗り型車両の車体構造。
  3. 前記結合部(31h)の全周に、前記パッチ(30)と前記第一フレーム(21)が結合される前記第一フレーム(21)の溶接部(21w1)が設けられている
    請求項1又は2に記載の鞍乗り型車両の車体構造。
  4. 前記第二フレーム(23)の溶接部(23w)は、第一溶接部(23w1)と第二溶接部(23w2)を含み、
    前記パッチ(30)に、前記第一溶接部(23w1)および前記第二溶接部(23w2)が互いに異なる面上に位置するように折返し部(32c)が設けられている
    請求項1から3の何れか一項に記載の鞍乗り型車両の車体構造。
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