以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
<第1の実施の形態>
<ネットワークシステムの全体構成>
まず、本実施の形態にかかるネットワークシステム1の全体構成について説明する。図1は、本実施の形態にかかるネットワークシステム1の全体構成を示すイメージ図である。
図1を参照して、本実施の形態にかかるネットワークシステム1は、ユーザが在宅しているか否かの情報を提供するための在宅情報管理サイトを運営する在宅情報管理サーバ100と、インターネットを介して商品を販売するためのECサイトを運営するECサーバ200と、購入された商品を配達する配達業者のための配達業者サーバ300と、配達業者サーバ300からユーザの在宅情報を取得して配達業者のスタッフに当該在宅業者を出力するための配達者端末400と、ユーザがECサイトで購入するためのユーザ端末500と、在宅情報管理サーバ100に家電からの情報を提供するための家電管理サーバ600と、を含む。
なお、ここで家電とは、たとえば宅内で使用される機器をいう。そして、宅内で使用される機器とは、空気清浄機・エアコン・冷蔵庫に限らず、電子レンジ、洗濯機、自走式掃除機、照明機器などの家電、テレビ、ハードディスクレコーダ、音楽プレーヤーなどのAV(オーディオ・ビジュアル)機器、太陽光発電気、インターホン、給湯器、カメラ、照明器具などの住宅設備、などであってもよい。なお、説明のために、これらの装置を総称して、家電という。
<ネットワークシステムの動作概要>
次に、図1を参照しながら、本実施の形態にかかるネットワークシステム1の動作概要について説明する。
(1)まず、ユーザがユーザ端末500からECサイトにアクセスし、商品を閲覧したり選択したり購入したりする。このときユーザは、在宅情報を配達業者に提供するか否かの指定を入力する。
(2)ECサーバ200は、ユーザの商品購入命令を受け付ける。ECサーバ200は、ユーザが在宅情報を提供することを許可している場合に、在宅情報を取得するための認証情報を在宅情報管理サーバ100に要求する。
(3)在宅情報管理サーバ100は、第1の認証情報として、第1のアクセストークンをECサーバ200に提供する。
(4)ECサーバ200は、購入商品の配達依頼とともに、在宅情報取得のための第1のアクセストークンを配達業者サーバ300に送信する。
(5)配達業者サーバ300は、在宅情報管理サーバ100に、第1のアクセストークンを送信することによって、在宅情報の取得権限を要求する。
(6)在宅情報管理サーバ100は、商品を購入したユーザに在宅情報を配達業者に提供してもよいか否かを問い合わせる。
(7)ユーザは、ユーザ端末500を利用して、在宅情報を配達業者に提供してもよいか否かを回答する。
なお、予め、ユーザが、在宅情報を配達業者に提供するか否かの指定をECサイトなどに入力している場合には、(6)(7)の処理を行わない形態であってもよい。
(8)在宅情報管理サーバ100は、在宅情報を配達業者に提供してもよいとの回答を得た場合、第2の認証情報として、第2のアクセストークンを配達業者サーバ300に提供する。
(9)その後、商品が最寄りの集荷場に到着したとき、あるいは商品がトラックに積まれたとき、あるいは商品の配達先の近くに配達業者のスタッフが到着したとき、などに配達者端末400は商品の配達先の在宅情報を配達業者サーバ300に要求する。
(10)配達業者サーバ300は、第2のアクセストークンを用いて、在宅情報管理サーバ100に商品の配達先のユーザが在宅中か否かを示す情報を要求する。
(11)在宅情報管理サーバ100は、第2のアクセストークンを受け付けると、家電管理サーバ600に、商品の配達先に設置されている家電に各種の情報を要求する。
(12)在宅情報管理サーバ100は、家電管理サーバ600からの各種の情報から商品の配達先にユーザが在宅しているか否かを判断する。なお、在宅情報管理サーバ100は、家電管理サーバ600から商品の配達先にユーザが在宅しているか否かを示す情報を取得してもよい。
(13)在宅情報管理サーバ100は、商品の配達先にユーザが在宅しているか否かを示す在宅情報を配達業者サーバ300に提供する。
(14)配達業者サーバ300は、在宅情報を受信して、商品を配達するスタッフの配達者端末400に送信する。これによって、商品を配達するスタッフの配達者端末400は、商品の配達先にユーザが在宅しているか否かを示す在宅情報を表示したり音声出力したりすることができる。
以上のように、本実施の形態にかかるネットワークシステム1は、配達者端末400を介して配達業者のスタッフが配達物の宛先のユーザが在宅しているかを確認して商品を配達できる。これによって、配達物の宛先のユーザが、再配達のための手数を減らすことが可能になる。また、第1の認証情報をECサイトに提供し、第2の認証情報を配達業者に提供するため、従来よりも安全かつ配達をスムーズに行うことができる。
以下、このような機能を実現するためのネットワークシステム1の具体的な構成について詳述する。
<在宅情報管理サーバ100のハードウェア構成>
まず、ネットワークシステム1を構成する在宅情報管理サーバ100のハードウェア構成の一態様について説明する。なお、図2は、本実施の形態にかかるネットワークシステム1を構成する在宅情報管理サーバ100のハードウェア構成を表わすブロック図である。
図2を参照して、在宅情報管理サーバ100は、主たる構成要素として、CPU(Central Processing Unit)110と、メモリ120と、通信インターフェイス160とを含む。
CPU110は、メモリ120に記憶されているプログラムを実行することによって、在宅情報管理サーバ100の各部を制御する。たとえば、CPU110は、メモリ120に格納されているプログラムを実行し、メモリ120に格納されている各種のデータを参照することによって、後述する各種の処理を実行する。
メモリ120は、各種のRAM(Random Access Memory)、各種のROM(Read-Only Memory)、フラッシュメモリーなどによって実現される。なお、メモリ120は、インターフェイスを介して利用される、USB(Universal Serial Bus)(登録商標)メモリ、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disk)、メモリカード、ハードディスク、IC(Integrated Circuit)カード、光カード、マスクROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electronically Erasable Programmable Read-Only Memory)などの記憶媒体などによっても実現される。
メモリ120は、CPU110によって実行されるプログラムや、CPU110によるプログラムの実行により生成されたデータ、入力されたデータ、その他の本実施の形態にかかる在宅情報提供サービスに利用されるデータベースなどを記憶する。たとえば、メモリ120は、ECサイトデータ121と、配達業者データ122と、ユーザデータ123と、注文データ124と、を記憶する。
図3は、本実施の形態にかかるECサイトデータ121を示すイメージ図である。図3を参照して、ECサイトデータ121は、ECサイト毎に、ECサイトIDと、ECサイト名と、ECサイトの連絡先との対応関係を格納する。
図4は、本実施の形態にかかる配達業者データ122を示すイメージ図である。図4を参照して、配達業者データ122は、配達業者毎に、配達業者IDと、配達業者名と、配達業者の連絡先との対応関係を格納する。
図5は、本実施の形態にかかるユーザデータ123を示すイメージ図である。図5を参照して、ユーザデータ123は、ECサイトを利用するユーザ毎に、ユーザIDと、ユーザ名と、ユーザの連絡先と、ユーザの住所との対応関係を格納する。
図6は、本実施の形態にかかる注文データ124を示すイメージ図である。図6を参照して、注文データ124は、注文毎に、注文IDと、注文者のユーザIDと、在宅情報の提供の可否を示す情報と、在宅情報を取得するための第1のアクセストークンおよび第2のアクセストークンと、商品の配達先の住所と、の対応関係を格納する。
図2に戻って、通信インターフェイス160は、CPU110からのデータを、インターネット、ルータなどを介して、他のサーバ200,300,600や端末400,500,700に送信する。逆に、通信インターフェイス160は、インターネット、ルータなどを介して他のサーバ200,300,600や端末400,500,700からのデータを受信して、CPU110に受け渡す。
<ECサイトのサーバ200のハードウェア構成>
図7は、本実施の形態にかかるネットワークシステム1を構成するECサイトを運営するECサーバ200のハードウェア構成を表わすブロック図である。ECサーバ200のハードウェア構成の一態様については、CPU210の処理やメモリ220のデータなどを除き、在宅情報管理サーバ100のハードウェア構成の一態様と同様であるため、ここでは説明を繰り返さない。
<配達業者サーバ300のハードウェア構成>
図8は、本実施の形態にかかるネットワークシステム1を構成する配達管理装置としての配達業者サーバ300のハードウェア構成を表わすブロック図である。配達業者サーバ300のハードウェア構成の一態様については、CPU310の処理やメモリ320のデータなどを除き、在宅情報管理サーバ100のハードウェア構成の一態様と同様であるため、ここでは説明を繰り返さない。なお、配達管理装置は、サーバに限らない。
<配達者端末400のハードウェア構成>
次に、ネットワークシステム1を構成する配達者端末400のハードウェア構成の一態様について説明する。なお、図9は、本実施の形態にかかる配達者端末400のハードウェア構成を表わすブロック図である。
図9を参照して、配達者端末400は、主たる構成要素として、CPU410と、メモリ420と、ディスプレイ430と、操作部440と、通信インターフェイス460とを含む。
CPU410は、メモリ420に記憶されているプログラムを実行することによって、配達者端末400の各部を制御する。より詳細には、CPU410は、プログラムを実行することによって、後述する各種の処理を実行する。
メモリ420は、CPU410によって実行されるプログラムや、CPU410によるプログラムの実行により生成されたデータ、テキストや画像などの入力されたデータ、その他の本実施の形態にかかる配達サービスに利用されるデータベースなどを記憶する。
ディスプレイ430は、CPU410からのデータに基づいて、画像やテキストを表示する。操作部440は、ユーザからの各種の命令をCPU410に入力する。なお、配達者端末400は、ディスプレイ430と操作部440として、タッチパネルを有してもよい。
通信インターフェイス460は、CPU410からのデータを、インターネット、ルータなどを介して、配達業者サーバ300に送信する。逆に、通信インターフェイス460は、インターネット、ルータなどを介して配達業者サーバ300からのデータを受信して、CPU410に受け渡す。
<ユーザ端末500のハードウェア構成>
次に、ネットワークシステム1を構成するユーザ端末500のハードウェア構成の一態様について説明する。なお、図10は、本実施の形態にかかるユーザ端末500のハードウェア構成を表わすブロック図である。
図10を参照して、ユーザ端末500は、たとえば、ユーザがECサイトを利用する際に使用するパーソナルコンピュータやスマートホンやタブレットなどである。ユーザ端末500は、主たる構成要素として、CPU510と、メモリ520と、ディスプレイ530と、操作部540と、通信インターフェイス560とを含む。
CPU510は、メモリ520に記憶されているプログラムを実行することによって、ユーザ端末500の各部を制御する。より詳細には、CPU510は、プログラムを実行することによって、後述する各種の処理を実行する。
メモリ520は、CPU510によって実行されるプログラムや、CPU510によるプログラムの実行により生成されたデータ、テキストや画像などの入力されたデータ、その他のサービスに利用されるデータベースなどを記憶する。
ディスプレイ530は、CPU510からのデータに基づいて、画像やテキストを表示する。操作部540は、ユーザからの各種の命令をCPU510に入力する。なお、ユーザ端末500は、ディスプレイ530と操作部540として、タッチパネルを有してもよい。
通信インターフェイス560は、CPU510からのデータを、インターネット、ルータなどを介して、在宅情報管理サーバ100やECサーバ200に送信する。逆に、通信インターフェイス560は、インターネット、ルータなどを介して在宅情報管理サーバ100やECサーバ200からのデータを受信して、CPU510に受け渡す。
<家電管理サーバ600のハードウェア構成>
図11は、本実施の形態にかかるネットワークシステム1を構成する家電管理サーバ600のハードウェア構成を表わすブロック図である。家電管理サーバ600のハードウェア構成の一態様については、CPU610の処理やメモリ620のデータなどを除いて、在宅情報管理サーバ100のハードウェア構成の一態様と同様であるため、ここでは説明を繰り返さない。
本実施の形態においては、家電管理サーバ600は、複数のユーザと複数の家電との対応関係を記憶している。家電管理サーバ600は、複数の家電から各種の情報を取得する。たとえば、各家電は自身のスイッチON・OFFの情報や動作状況を家電管理サーバ600に送信する。家電管理サーバ600は、複数の家電から取得した各種の情報を在宅情報管理サーバ100に送信する。在宅情報管理サーバ100の在宅判断の処理については後述する。
<ネットワークシステム1における情報処理>
本実施の形態においては、ユーザが在宅情報提供サービスを受ける場合に、以下のような処理を実行する。まず、ユーザ端末500のCPU510は、ユーザからの操作に基づいて、通信インターフェイス560を介して、在宅情報提供サービスにユーザ登録をする。あるいは、ユーザ端末500のCPU510は、ユーザからの操作に基づいて、通信インターフェイス560を介して、在宅情報提供サービスのアプリケーションをダウンロードする。ただし、ユーザ端末500は、アプリケーションをダウンロードせずに、Webブラウザを介して、在宅情報提供サービスを利用するものであってもよい。
次に、CPU510は、図12に示すように、ディスプレイ530に在宅情報の提供を許可する配達業者の指定を受け付けるための画面を表示させて、操作部540を介してユーザの指定を受け付ける。同様に、CPU510は、ディスプレイ530に、商品を購入した際に配達業者に在宅情報の提供を許可するECサイトの指定を受け付けるための画面を表示させて、操作部540を介してユーザの指定を受け付ける。なお、CPU510は、タッチパネルや操作部530を介して、ECサイトや配達業者に対する在宅情報の提供の許可を取り消す命令を受け付けてもよい。
以下、図13を参照しながら、ネットワークシステム1の情報処理について説明する。なお、図13は、本実施の形態にかかるネットワークシステム1の情報処理を示すシーケンス図である。
ユーザ操作に基づいてユーザ端末500は、通信インターフェイス160を介して、ECサイトにて商品を購入する(ステップS102)。ECサイトを運営するECサーバ200は、ユーザ端末からのデータに基づいて、商品の在庫を確認する(ステップS104)。商品の在庫がある場合は、ユーザは、配達に関する情報の入力を行う。
ここで、図14を参照しながら、配達に関する情報の入力について説明する。図14は、本実施の形態にかかるユーザ端末500の商品購入時の配達に関する画面の推移を示すイメージ図である。ユーザ端末500のCPU510は、ディスプレイ530に、在宅情報を配達業者に提供するか否かの指定を受け付けるための画面を表示させる(画面531)。
ユーザが在宅情報を配達業者に提供するためのチェックを入れると、ユーザ端末500のCPU510は、ディスプレイ530に、在宅情報提供サービスのユーザIDとパスワードを入力するための画面を表示させる(画面532)。ユーザがユーザIDとパスワードを入力すると、ユーザ端末500のCPU510は、通信インターフェイス160を介して、ECサーバ200を介して在宅情報管理サーバ100に在宅情報提供サービスのユーザ認証を要求する(図13のステップS106)。在宅情報管理サーバ100は、ユーザ認証に成功すると、第1のアクセストークンをECサーバ200に送信する(図13のステップS108)。
ユーザ端末500のCPU510は、ディスプレイ530に、在宅情報の取得のために利用してもよい家電の選択を受け付けるための画面を表示させる(画面533)。ユーザが家電の選択命令を入力すると、ユーザ端末500のCPU510は、ディスプレイ530に、在宅情報の取得のために利用してもよい家電の選択を受け付けるための画面を表示させる(画面533)。家電の選択命令を受け付けると、CPU510は、通信インターフェイス560を介して、家電の選択結果を在宅情報管理サーバ100に送信し、ディスプレイ530に購入確定ページを表示させる(画面534)。
一方、ユーザが在宅情報を配達業者に提供するためのチェックを入れない場合は、ユーザ端末500のCPU510は、ディスプレイ530に購入確定ページを表示させる(画面535)。
なお、ECサイトと在宅情報管理サイトとがいずれかのユーザIDを介して連携されている場合には、画面531において、ユーザが在宅情報を配達業者に提供するためのチェックを入れた場合、画面531から画面533へ推移したり、あるいは画面531から画面534に推移したりしてもよい。
その後、ユーザ端末500のCPU510は、ユーザからの指示に応じて、通信インターフェイス560を介して在宅情報管理サーバ100に在宅情報の利用の履歴に関する情報を要求することができる。たとえば、図15に示すように、CPU510は、在宅情報管理サーバ100から取得したデータに基づいて、ディスプレイ530に、商品毎に、または購入毎に、配達業者が在宅情報を取得した履歴を表示させる。
図13に戻って、ECサーバ200のCPU210は、通信インターフェイス260を介して、商品の配達依頼とともに第1のアクセストークンを配達業者サーバ300に送信する(ステップS110)。
その後、配達業者の配達スタッフが、工場または大規模集荷場からユーザの住居に向けて、購入商品を運び始める。配達スタッフは、ユーザの住居の近傍に到着したとき、あるいはユーザの住居の最寄りの小規模集荷場から出発するときなどに、配達者端末400を操作することによって当該ユーザに関する在宅情報の取得権限を配達業者サーバ300に要求する(ステップS112)。
配達業者サーバ300のCPU310は、通信インターフェイス360を介して、配達者端末400からの要求に応じて、在宅情報管理サーバ100に在宅情報の取得権限を要求する(ステップS114)。在宅情報管理サーバ100のCPU110は、予めユーザが在宅情報の提供を許可している配達業者からの取得権限の要求であるか、予めユーザが在宅情報の提供を許可していない配達業者からの取得権限の要求であるかを判断する。
予めユーザが在宅情報の提供を許可している配達業者からの取得権限の要求である場合、在宅情報管理サーバ100のCPU110は、ステップS120からの処理を実行する。
一方、予めユーザが在宅情報の提供を許可していない配達業者からの取得権限の要求である場合、在宅情報管理サーバ100のCPU110は、通信インターフェイス160を介して、ユーザに配達業者に在宅情報の取得権限を与えてもよいか否かを問い合わせる(ステップS116)。配達業者への在宅情報の取得権限の付与をユーザから許可された場合(ステップS118)、在宅情報管理サーバ100のCPU110は、通信インターフェイス160を介して、配達業者サーバ300に第2のアクセストークンを提供する(ステップS120)。
本実施の形態においては、これ以降、ユーザは、ユーザ端末500を介して、図15のような、在宅情報の利用履歴を閲覧することができる。より詳細には、これ以降、在宅情報管理サーバ100は、配達業者サーバ300からの在宅情報を要求された履歴や配達業者サーバ300に在宅情報を提供した履歴を蓄積する。そして、ユーザ端末500からの要求に応じて、在宅情報管理サーバ100は、在宅情報の利用履歴を送り返す。
なお、配達業者への在宅情報の取得権限の付与をユーザから許可されなかった場合は、在宅情報管理サーバ100のCPU110は、通信インターフェイス160を介して、配達業者サーバ300にエラー情報を送信する。
配達業者サーバ300のCPU310は、通信インターフェイス360を介して、配達者端末400に在宅情報の取得権限を取得した旨を通知する(ステップS122)。
配達者端末400のCPU410は、配達スタッフからの指示に基づいて、通信インターフェイス460を介して、在宅情報を配達業者サーバ300に要求する(ステップS124)。配達業者サーバ300のCPU310は、通信インターフェイス360を介して、第2のアクセストークンと在宅情報の要求とを在宅情報管理サーバ100に送信する(ステップS126)。在宅情報管理サーバ100のCPU110は、第2のアクセストークンを確認し、配達先の在宅情報を確認する(ステップS127)。CPU110は、通信インターフェイス160を介して、在宅情報を配達業者サーバ300に送信する(ステップS128)。
なお、より詳細には、在宅情報管理サーバ100のCPU110は、商品の購入者に対応する家電の動作状況を分析し、購入者の住居の在宅確率を求める。たとえば、CPU110は、購入者に対応する空気清浄機1台の電源がONだと在宅確率はプラスマイナス0、空気清浄器機2台の電源がONだと在宅確率を10%アップする。たとえば、CPU110は、テレビの電源が1台ONだと在宅確率を10%アップする。たとえば、CPU110は、特定の部屋のテレビがONだと在宅確率を20%アップする。たとえば、CPU110は、電気錠が強制ロック状態だと、在宅確率を20%ダウンさせる。
たとえば、CPU110は、家電からの過去のデータに基づいて、曜日や時間帯に対応する在宅確率を計算してもよい。たとえば、CPU110は、事前に、ユーザから在宅時間の入力を受け付けてもよい。
たとえば、CPU110は、配達業者サーバ300からの在宅情報の要求がある前に、予め、定期的に、通信インターフェイス160を介して対応する家電の情報を取得して、ユーザの在宅情報を更新する。あるいは、CPU110は、配達業者サーバ300からの在宅情報の要求があった際に、通信インターフェイス160を利用することによって、対応する家電の情報を家電管理サーバ600を介して取得するものであってもよい。
なお、在宅情報管理サーバ100における配達先の在宅確率の取得方法または計算方法は、上記のような方法に限られない。
配達業者サーバ300のCPU310は、通信インターフェイス360を介して、在宅情報を配達者端末400に送信する(ステップS130)。配達者端末400のCPU410は、受信した在宅情報をディスプレイ430に表示させる。
配達が終わると、配達スタッフは配達者端末400に配達が完了した旨を入力する。配達者端末400のCPU410は、操作部440を介して配達スタッフからの完了操作を受け付けて、通信インターフェイス460を介して配達が完了した旨を配達業者サーバ300に送信する(ステップS132)。配達業者サーバ300のCPU310は、通信インターフェイス360を介して、配達が完了した旨を在宅情報管理サーバ100に送信する(ステップS134)。在宅情報管理サーバ100のCPU110は、当該商品に対応する在宅情報の第1のアクセストークンと第2のアクセストークンとを無効にする(ステップS136)。
<第2の実施の形態>
第1の実施の形態においては、配達スタッフが、配達者端末400に配達が終了した旨を入力することによって、第1および第2のアクセストークンを無効にするものであった。しかしながら、このような形態には限られない。たとえば、ネットワークシステム1は、購入された商品の集荷場などに配置される配達者端末をさらに含んでもよい。以下では、第1の実施の形態から大きく異なる構成について説明するものとし、他の構成についての説明は繰り返さない。
<ネットワークシステムの全体構成>
まず、本実施の形態にかかるネットワークシステム1の全体構成について説明する。図16は、本実施の形態にかかるネットワークシステム1の全体構成を示すイメージ図である。
図16を参照して、本実施の形態にかかるネットワークシステム1は、配達業者サーバ300にアクセス可能であって、購入された商品の集荷場などに設置される配達者端末700を含む。
<ネットワークシステムの動作概要>
本実施の形態にかかるネットワークシステム1の動作概要については、第1の実施の形態のそれと同様であるため、ここでは説明を繰り返さない。
<各装置のハードウェア構成>
まず、ネットワークシステム1を構成する在宅情報管理サーバ100、ECサーバ200、配達業者サーバ300、配達者端末400、ユーザ端末500、家電管理サーバ600のハードウェア構成に関しては、第1の実施の形態のそれと同様であるため、ここでは説明を繰り返さない。
<配達者端末700のハードウェア構成>
図17は、本実施の形態にかかるネットワークシステム1を構成する配達者端末700のハードウェア構成を表わすブロック図である。配達者端末700のハードウェア構成の一態様については、CPU710の処理やメモリ720のデータなどを除き、配達者端末400のハードウェア構成の一態様と同様であるため、ここでは説明を繰り返さない。
<ネットワークシステム1における情報処理>
次に、図18を参照しながら、ネットワークシステム1の情報処理について、第1の実施の形態と異なる処理について説明する。図18は、本実施の形態にかかるネットワークシステム1の情報処理を示すシーケンス図である。
本実施の形態においては、第1の実施の形態のステップS112において、配達業者の集荷場からユーザの住居に向けて購入商品を運び始める際などに、ドライバーの配達者端末400ではなく、集荷場などに設置されているパーソナルコンピュータなどによって実現される配達者端末700を操作することによって当該ユーザに関する在宅情報の取得権限を配達業者サーバ300に要求する(ステップS212)。
また、配達が終わると、集荷場などに待機する配達スタッフが配達者端末700に配達が完了した旨を入力する。配達者端末700のCPU710は、操作部740を介して配達スタッフからの完了操作を受け付けて、通信インターフェイス760を介して配達が完了した旨を配達業者サーバ300に送信する(ステップS232)。
なお、ステップS212かステップS232のいずれかをドライバーが配達者端末400を利用して行ってもよい。
<第3の実施の形態>
第3の実施の形態においては、ECサーバ200から商品の配達の依頼をした場合に、ECサーバ200がその旨を在宅情報管理サーバ100に通知するものである。そして、在宅情報管理サーバ100は、配達業者サーバ300から第2のアクセストークンの要求があった場合、当該通知を受けているか否かを判断する。在宅情報管理サーバ100は、通知を受けている場合に在宅情報の取得権限を配達業者サーバ300に付与する。以下では、第1の実施の形態から大きく異なる構成について説明するものし、他の構成についての説明は繰り返さない。
<ネットワークシステムの全体構成>
まず、本実施の形態にかかるネットワークシステム1の全体構成と動作概要とネットワークシステム1を構成する各装置のハードウェア構成については、第1の実施の形態のそれと同様であるため、ここでは説明を繰り返さない。
<ネットワークシステム1における情報処理>
次に、図19を参照しながら、ネットワークシステム1の情報処理について、第1の実施の形態と異なる処理について説明する。図19は、本実施の形態にかかるネットワークシステム1の情報処理を示すシーケンス図である。
本実施の形態においては、第1の実施の形態のステップS102において、ECサーバ200のCPU210が、ユーザ端末500から配達日時を受け付ける。
そして、ECサーバ200のCPU210は、通信インターフェイス260を介して、配達の予定日時や荷物の先渡しのための連絡情報とともに第1のアクセストークンを配達業者サーバ300に送信する(ステップS309)。また、ECサーバ200のCPU210は、通信インターフェイス260を介して、配達の予定日時や荷物の先渡しのための連絡情報などを在宅情報管理サーバ100に送信する(ステップS310)。なお、当該情報は、ステップS106で在宅情報管理サーバ100に送られてもよい。
ECサーバ200のCPU210は、配達予定日時に近づくと、すなわち配達予定日時の所定時間前、たとえば配達予定日時の24時間前になると、通信インターフェイス260を介して、配達依頼を配達業者サーバ300に送信する(ステップS311)。CPU210は、通信インターフェイス260を介して、配達業者に配達依頼済みであることを通知する(ステップS312)。
その後、配達業者の配達スタッフが、工場または大規模集荷場からユーザの住居に向けて、購入商品を運び始める。配達スタッフは、ユーザの住居の近傍に到着したとき、あるいはユーザの住居の最寄りの小規模集荷場から出発するときなどに、配達者端末400を操作することによって当該ユーザに関する在宅情報の取得権限を配達業者サーバ300に要求する(ステップS112)。
配達業者サーバ300のCPU310は、通信インターフェイス360を介して、配達者端末400からの要求に応じて、在宅情報管理サーバ100に在宅情報の取得権限を要求する(ステップS114)。
在宅情報管理サーバ100のCPU110は、対象となる商品に関して配達予定日時から所定期間内であるか否かを判断する(ステップS315)。および/または、CPU110は、対象となる商品に関して配達依頼済みであるか否かを判断する。対象となる商品に関して配達予定日時から所定期間内である場合、または、対象となる商品に関して配達依頼済みである場合、在宅情報管理サーバ100のCPU110は、予めユーザが在宅情報の提供を許可している配達業者からの取得権限の要求であるか、予めユーザが在宅情報の提供を許可していない配達業者からの取得権限の要求であるかを判断する。
予めユーザが在宅情報の提供を許可している配達業者からの取得権限の要求である場合、在宅情報管理サーバ100のCPU110は、ステップS120からの処理を実行する。
一方、予めユーザが在宅情報の提供を許可していない配達業者からの取得権限の要求である場合、在宅情報管理サーバ100のCPU110は、通信インターフェイス160を介して、ユーザに配達業者に在宅情報の取得権限を与えてもよいか否かを問い合わせる(ステップS116)。配達業者への在宅情報の取得権限の付与をユーザから許可された場合(ステップS118)、在宅情報管理サーバ100のCPU110は、通信インターフェイス160を介して、配達業者サーバ300に第2のアクセストークンを提供する(ステップS120)。
なお、対象となる商品に関して配達予定日時から所定期間内でない場合かつ対象となる商品に関して配達依頼済みでない場合、および配達業者への在宅情報の取得権限の付与をユーザから許可されなかった場合は、在宅情報管理サーバ100のCPU110は、通信インターフェイス160を介して、配達業者サーバ300にエラー情報を送信する。
本実施の形態においては、ECサーバ200が、在宅情報管理サーバ100と配達業者サーバ300とに、配達日時を送信し(ステップS309)と、配達依頼の完了通知の送信する(ステップS312)。ただし、ECサーバ200が、在宅情報管理サーバ100と配達業者サーバ300とに、配達日時を送信しない形態であってもよいし、配達依頼の完了通知を送信しない形態であってもよい。
なお、本実施の形態においては、ステップS315において、在宅情報管理サーバ100のCPU110は、対象となる商品に関して配達予定日時から所定期間内であるか否かを判断する。より詳細には、CPU110は、配達予定日時の所定時間前から配達予定日時までの間であるか否かを判断するものであってもよいし、配達予定日時から配達予定日時の所定時間後までの間であるか否かを判断するものであってもよいし、配達予定日時の所定時間前から配達予定日時の所定時間後までの間であるか否かを判断するものであってもよいし、配達予定日時に基づく他の期間内であるか否かを判断するものであってもよい。
<第4の実施の形態>
第4の実施の形態においては、在宅情報管理サーバ100は、配達物が配達先の最寄りの集荷場に到着している場合に在宅情報の取得権限を配達業者サーバ300に付与する。以下では、第1の実施の形態から大きく異なる構成について説明するものし、他の構成についての説明は繰り返さない。
<ネットワークシステムの全体構成>
まず、本実施の形態にかかるネットワークシステム1の全体構成と動作概要とネットワークシステム1を構成する各装置のハードウェア構成については、第1の実施の形態のそれと同様であるため、ここでは説明を繰り返さない。
<ネットワークシステム1における情報処理>
次に、図20を参照しながら、ネットワークシステム1の情報処理について、第1の実施の形態と異なる処理について説明する。図20は、本実施の形態にかかるネットワークシステム1の情報処理を示すシーケンス図である。
本実施の形態においては、第1の実施の形態のステップS110において、ECサーバ200のCPU210は、商品の配達依頼とともに第1のアクセストークンを配達業者サーバ300に送信する(ステップS110)。その後、集荷場の配達業者のスタッフが、配達者端末700から配達物が最寄りの集荷場に到着した旨の通知を配達業者サーバ300に送信する(ステップS412)。配達業者サーバ300のCPU310は、通信インターフェイス360を介して、配達物の配達状態を在宅情報管理サーバ100に送信する(ステップS414)。
その後、配達業者の配達スタッフが、工場または大規模集荷場からユーザの住居に向けて、購入商品を運び始める。配達スタッフは、ユーザの住居の近傍に到着したとき、あるいはユーザの住居の最寄りの小規模集荷場から出発するときなどに、配達者端末400を操作することによって当該ユーザに関する在宅情報の取得権限を配達業者サーバ300に要求する(ステップS112)。
配達業者サーバ300のCPU310は、通信インターフェイス360を介して、配達者端末400からの要求に応じて、在宅情報管理サーバ100に在宅情報の取得権限を要求する(ステップS114)。在宅情報管理サーバ100のCPU110は、対象となる商品が配達先の最寄りの集荷場に到着済みであるか否かを判断する(ステップS414)。対象となる商品が配達先の最寄りの集荷場に到着済みである場合、在宅情報管理サーバ100のCPU110は、予めユーザが在宅情報の提供を許可している配達業者からの取得権限の要求であるか、予めユーザが在宅情報の提供を許可していない配達業者からの取得権限の要求であるかを判断する。
予めユーザが在宅情報の提供を許可している配達業者からの取得権限の要求である場合、在宅情報管理サーバ100のCPU110は、ステップS120からの処理を実行する。
一方、予めユーザが在宅情報の提供を許可していない配達業者からの取得権限の要求である場合、在宅情報管理サーバ100のCPU110は、通信インターフェイス160を介して、ユーザに配達業者に在宅情報の取得権限を与えてもよいか否かを問い合わせる(ステップS116)。配達業者への在宅情報の取得権限の付与をユーザから許可された場合(ステップS118)、在宅情報管理サーバ100のCPU110は、通信インターフェイス160を介して、配達業者サーバ300に第2のアクセストークンを提供する(ステップS120)。
なお、対象となる商品が配達先の最寄りの集荷場に到着済みでない場合、および配達業者への在宅情報の取得権限の付与をユーザから許可されなかった場合は、在宅情報管理サーバ100のCPU110は、通信インターフェイス160を介して、配達業者サーバ300にエラー情報を送信する。
<第5の実施の形態>
第1〜第4の実施の形態においては、ネットワークシステム1は、第1のアクセストークンと第2のアクセストークンとを利用するものであった。しかしながら、2つのアクセストークンの利用に限定されない。たとえば、3つ以上のアクセストークンを利用するものであってもよいし、逆に、1つのアクセストークンを利用するものであってもよい。第5の実施の形態として、1つのアクセストークンを利用する場合について説明する。以下では、第1の実施の形態から大きく異なる構成について説明するものし、他の構成についての説明は繰り返さない。
<ネットワークシステムの全体構成>
まず、本実施の形態にかかるネットワークシステム1の全体構成については、第1の実施の形態のそれと同様であるため、ここでは説明を繰り返さない。
<ネットワークシステムの動作概要>
次に、図21を参照しながら、本実施の形態にかかるネットワークシステム1の動作概要について説明する。なお、図21は、本実施の形態にかかるネットワークシステム1の動作概要を示すイメージ図である。
(1)まず、ユーザがユーザ端末500からECサイトにアクセスし、商品を閲覧したり選択したり購入したりする。このときユーザは、在宅情報を配達業者に提供するか否かの指定を入力する。
(2)ECサーバ200は、ユーザの商品購入命令を受け付ける。ECサーバ200は、ユーザが在宅情報を提供することを許可している場合に、在宅情報を取得するための認証情報を在宅情報管理サーバ100に要求する。
(3)在宅情報管理サーバ100は、第1の認証情報として、第1のアクセストークンをECサーバ200に提供する。
(4)ECサーバ200は、購入商品の配達依頼とともに、在宅情報取得のための第1のアクセストークンを配達業者サーバ300に送信する。
(5)その後、商品が最寄りの集荷場に到着したとき、あるいは商品がトラックに積まれたとき、あるいは商品の配達先の近くに配達業者のスタッフが到着したとき、などに配達者端末400は商品の配達先の在宅情報を配達業者サーバ300に要求する。
(6)配達業者サーバ300は、在宅情報管理サーバ100に、第1のアクセストークンを送信することによって、在宅情報を要求する。
(7)在宅情報管理サーバ100は、商品を購入したユーザに在宅情報を配達業者に提供してもよいか否かを問い合わせる。
(8)ユーザは、ユーザ端末500を利用して、在宅情報を配達業者に提供してもよいか否かを回答する。
なお、予め、ユーザが、在宅情報を配達業者に提供するか否かの指定をECサイトなどに入力している場合には、(6)(7)の処理を行わない形態であってもよい。
(9)在宅情報管理サーバ100は、家電管理サーバ600に、商品の配達先に設置されている家電に各種の情報を要求する。
(10)在宅情報管理サーバ100は、家電管理サーバ600からの各種の情報から商品の配達先にユーザが在宅しているか否かを判断する。なお、在宅情報管理サーバ100は、家電管理サーバ600から商品の配達先にユーザが在宅しているか否かを示す情報を取得してもよい。
(11)在宅情報管理サーバ100は、商品の配達先にユーザが在宅しているか否かを示す在宅情報を配達業者サーバ300に提供する。
(12)配達業者サーバ300は、在宅情報を受信して、商品を配達するスタッフの配達者端末400に送信する。これによって、商品を配達するスタッフの配達者端末400は、商品の配達先にユーザが在宅しているか否かを示す在宅情報を表示したり音声出力したりすることができる。
以上のように、本実施の形態にかかるネットワークシステム1は、配達者端末400を介して配達業者のスタッフが配達物の宛先のユーザが在宅しているかを確認して商品を配達できる。これによって、配達物の宛先のユーザが、再配達のための手数を減らすことが可能になる。また、商品の購入の度に第1の認証情報を配達業者に提供するため、従来よりも安全かつ配達をスムーズに行うことができる。
以下、このような機能を実現するためのネットワークシステム1の具体的な構成について詳述する。なお、ネットワークシステム1を構成する在宅情報管理サーバ100、ECサーバ200、配達業者サーバ300、配達者端末400、ユーザ端末500、家電管理サーバ600のハードウェア構成については、第1の実施の形態のそれと同様であるため、ここでは説明を繰り返さない。
<ネットワークシステム1における情報処理>
次に、図22を参照しながら、ネットワークシステム1の情報処理について、第1の実施の形態と異なる処理について説明する。図22は、本実施の形態にかかるネットワークシステム1の情報処理を示すシーケンス図である。
本実施の形態においては、ECサーバ200のCPU210は、商品の配達依頼とともに第1のアクセストークンを配達業者サーバ300に送信する(ステップS110)。
その後、配達業者の配達スタッフが、工場または大規模集荷場からユーザの住居に向けて、購入商品を運び始める。配達スタッフは、ユーザの住居の近傍に到着したとき、あるいはユーザの住居の最寄りの小規模集荷場から出発するときなどに、配達者端末400を操作することによって当該ユーザに関する在宅情報の取得権限を配達業者サーバ300に要求する(ステップS512)。
配達業者サーバ300のCPU310は、通信インターフェイス360を介して、配達者端末400からの要求に応じて、在宅情報管理サーバ100に在宅情報を要求する(ステップS514)。在宅情報管理サーバ100のCPU110は、予めユーザが在宅情報の提供を許可している配達業者からの在宅情報の要求であるか、予めユーザが在宅情報の提供を許可していない配達業者からの在宅情報の要求であるかを判断する。
予めユーザが在宅情報の提供を許可している配達業者からの在宅情報の要求である場合、在宅情報管理サーバ100のCPU110は、ステップS528からの処理を実行する。
一方、予めユーザが在宅情報の提供を許可していない配達業者からの在宅情報の要求である場合、在宅情報管理サーバ100のCPU110は、通信インターフェイス160を介して、ユーザに配達業者に在宅情報を与えてもよいか否かを問い合わせる(ステップS116)。配達業者への在宅情報の提供をユーザから許可された場合(ステップS118)、配達先の在宅情報を確認する(ステップS127)。CPU110は、在宅情報管理サーバ100のCPU110は、通信インターフェイス160を介して、配達業者サーバ300に在宅情報を提供する(ステップS528)。
なお、配達業者への在宅情報の提供をユーザから許可されなかった場合は、在宅情報管理サーバ100のCPU110は、通信インターフェイス160を介して、配達業者サーバ300にエラー情報を送信する。
なお、在宅情報管理サーバ100における配達先の在宅確率の取得方法または計算方法は、上記のような方法に限られない。
配達業者サーバ300のCPU310は、通信インターフェイス360を介して、在宅情報を配達者端末400に送信する(ステップS530)。配達者端末400のCPU410は、受信した在宅情報をディスプレイ430に表示させる。
配達が終わった際の処理は、第1の実施の形態のそれと同様であるため、ここでは説明を繰り返さない。
<第6の実施の形態>
第1〜第5の実施の形態においては、在宅情報管理サーバ100からの在宅情報が配達業者サーバ300を介して配達者端末400に提供されるものであった。しかしながら、第6の実施の形態においては、配達者端末700が、配達業者サーバ300を介さずに、在宅情報管理サーバ100に在宅情報を要求するものである。以下では、第1〜5の実施の形態から大きく異なる構成について説明するものし、他の構成についての説明は繰り返さない。
<ネットワークシステムの全体構成>
まず、本実施の形態にかかるネットワークシステム1の全体構成については、第1の実施の形態のそれと同様であるため、ここでは説明を繰り返さない。
<ネットワークシステムの動作概要>
本実施の形態にかかるネットワークシステム1の動作概要については、在宅情報管理サーバ100が、第2の認証情報として、第2のアクセストークンを配達業者サーバ300に提供した場合に、当該配達業者サーバ300が第2のアクセストークンを配達者端末400に提供する点において、第1の実施の形態と異なる。また、配達者端末400が、配達業者サーバ300を介さずに、第2のアクセストークンを用いて、在宅情報管理サーバ100に商品の配達先のユーザが在宅中か否かを示す情報を要求する点において、第1の実施の形態と異なる。
<ネットワークシステム1のハードウェア構成>
なお、ネットワークシステム1を構成する在宅情報管理サーバ100、ECサーバ200、配達業者サーバ300、配達者端末400、ユーザ端末500、家電管理サーバ600のハードウェア構成については、第1の実施の形態のそれと同様であるため、ここでは説明を繰り返さない。
<ネットワークシステム1における情報処理>
次に、図23を参照しながら、ネットワークシステム1の情報処理について、第1の実施の形態と異なる処理について説明する。図23は、本実施の形態にかかるネットワークシステム1の情報処理を示すシーケンス図である。
本実施の形態においては、配達業者サーバ300が第2のアクセストークンを取得したときに(ステップS120)、CPU310は、通信インターフェイス360を介して、配達者端末400に在宅情報の取得権限を取得した旨と第2のアクセストークンとを送信する(ステップS622)。
配達者端末400のCPU410は、配達スタッフからの指示に基づいて、通信インターフェイス460を介して、第2のアクセストークンと在宅情報の要求とを在宅情報管理サーバ100に送信する(ステップS624)。
なお、在宅情報管理サーバ100における配達先の在宅確率の取得方法または計算方法は、特に限定しない。
在宅情報管理サーバ100のCPU110は、第2のアクセストークンを確認し、通信インターフェイス160を介して、在宅情報を配達者端末400に送信する(ステップS628)。配達者端末400のCPU410は、受信した在宅情報をディスプレイ430に表示させる。
配達が終わると、配達スタッフは配達者端末400に配達が完了した旨を入力する。配達者端末400のCPU410は、操作部440を介して配達スタッフからの完了操作を受け付けて、通信インターフェイス460を介して配達が完了した旨を在宅情報管理サーバ100に送信する(ステップS632)。在宅情報管理サーバ100のCPU110は、当該商品に対応する在宅情報の第1のアクセストークンと第2のアクセストークンとを無効にする(ステップS136)。
なお、図24に示すように、配達者端末400が在宅情報の取得権限を配達業者サーバ300に要求した際に(ステップS112)、配達業者サーバ300のCPU310は、通信インターフェイス360を介して、第1のアクセストークンを配達者端末400に提供してもよい(ステップS613)。そして、配達者端末400が、配達業者サーバ300を介さずに、在宅情報管理サーバ100に在宅情報の取得権限を要求してもよい(ステップS614)。
在宅情報管理サーバ100のCPU110は、予めユーザが在宅情報の提供を許可している配達業者からの取得権限の要求であるか、予めユーザが在宅情報の提供を許可していない配達業者からの取得権限の要求であるかを判断する。
予めユーザが在宅情報の提供を許可している配達業者からの取得権限の要求である場合、在宅情報管理サーバ100のCPU110は、ステップS620からの処理を実行する。
一方、予めユーザが在宅情報の提供を許可していない配達業者からの取得権限の要求である場合、在宅情報管理サーバ100のCPU110は、通信インターフェイス160を介して、ユーザに配達業者に在宅情報の取得権限を与えてもよいか否かを問い合わせる(ステップS116)。配達業者への在宅情報の取得権限の付与をユーザから許可された場合(ステップS118)、在宅情報管理サーバ100のCPU110は、通信インターフェイス160を介して、配達者端末400に第2のアクセストークンを提供する(ステップS620)。
その後の処理は、図23の処理と同様であるため、ここでは説明を繰り返さない。
<第7の実施の形態>
第1〜第6の実施の形態においては、配達者端末400を保持する配達スタッフや配達者端末700を保持する配達スタッフが、配達が完了した旨を入力していたが、そのような形態には限られない。たとえば、図25に示すように、配達した際に、配達者端末400のCPU410が、ディスプレイ430に、配達が終わったため、在宅情報を得るための第1および第2のアクセストークンを無効にする旨を出力したり、無効にするためのソフトウェアボタン431を表示させ、ユーザに命令を入力させたりしてもよい。
<第8の実施の形態>
また、第1〜第6の実施の形態においては、図15に示すように、商品を購入したユーザは、ユーザ端末500で在宅情報の利用履歴を確認することができる。しかしながら、本実施の形態においては、図26に示すように、ユーザ端末500のCPU510は、商品毎または注文毎の、在宅情報の利用履歴と、在宅情報の提供を中止するためのソフトウェアボタン536a,536bとをディスプレイ530に表示させる。
より詳細には、図13のステップS120以降、在宅情報管理サーバ100は、配達業者サーバ300からの在宅情報を要求された履歴や配達業者サーバ300に在宅情報を提供した履歴を蓄積する。そして、ユーザ端末500からの要求に応じて、在宅情報管理サーバ100は、在宅情報の利用履歴を送り返す。また、ユーザ端末500からの要求に応じて、在宅情報管理サーバ100は、第1のアクセストークンと第2のアクセストークンを無効にする。
<第9の実施の形態>
また、第6の実施の形態においては、図25に示すように、配達者端末400が配達の完了した旨の入力を受け付けるが、本実施の形態においては、図27に示すように、ユーザ端末500が、配達が完了した旨の入力を受け付けてもよい。
より詳細には、図13のステップS120以降、在宅情報管理サーバ100は、配達業者サーバ300からの在宅情報を要求された履歴や配達業者サーバ300に在宅情報を提供した履歴を蓄積する。そして、ユーザ端末500からの要求に応じて、在宅情報管理サーバ100は、在宅情報の利用履歴を送り返す。ユーザ端末500のCPU510は、図27に示すように、商品毎または注文毎の、在宅情報の利用履歴と、在宅情報の提供を中止するためのソフトウェアボタン537a,537bと、配達終了ボタン537c,537dと、をディスプレイ530に表示させる。
在宅情報の提供を中止するためのソフトウェアボタン537a,537bが押されると、ユーザ端末500は停止命令を在宅情報管理サーバ100に送信し、在宅情報管理サーバ100は、第1のアクセストークンと第2のアクセストークンを無効にする。また、配達終了ボタン537c,537dが押されると、ユーザ端末500は停止命令を在宅情報管理サーバ100に送信し、在宅情報管理サーバ100は、第1のアクセストークンと第2のアクセストークンを無効にする。
<第10の実施の形態>
第1〜第9の実施の形態においては、図12の画面にて予めユーザが在宅情報の提供を許可している配達業者からの取得権限の要求である場合、図13のステップS116およびステップS118の処理を実行せずに、ステップS120の処理を実行するものであった。しかしながら、在宅情報管理サーバ100のCPU110は、図12の画面にて予めユーザが在宅情報の提供を許可している配達業者からの取得権限の要求である場合にだけ、図13のステップS116およびステップS118の処理を実行してもよい。そして、予めユーザが在宅情報の提供を許可している配達業者からの取得権限の要求でない場合には、CPU110は、ステップS116およびステップS118の処理を実行せずに、配達業者サーバ300にエラー情報を通知してもよい。
<第11の実施の形態>
あるいは、在宅情報管理サーバ100は、ユーザ端末500から予め図12に示すような在宅情報の提供を許可する配達業者の指定を受けつけない形態であってもよい。たとえば、本実施の形態においては、図14の代わりに、図28に示すように、ユーザ端末500のCPU510は、ディスプレイ530に、在宅情報を配達業者に提供するか否かの指定を受け付けるための画面を表示させる(画面531)。
ユーザが在宅情報を配達業者に提供するためのチェックを入れると、ユーザ端末500のCPU510は、ディスプレイ530に、在宅情報提供サービスのユーザIDとパスワードを入力するための画面を表示させる(画面532)。ユーザがユーザIDとパスワードを入力すると、ユーザ端末500のCPU510は、通信インターフェイス160を介して、ECサーバ200を介して在宅情報管理サーバ100に在宅情報提供サービスのユーザ認証を要求する(図13のステップS106)。在宅情報管理サーバ100は、ユーザ認証に成功すると、第1のアクセストークンをECサーバ200に送信する(図13のステップS108)。
ユーザ端末500のCPU510は、ディスプレイ530に、在宅情報の取得のために利用してもよい家電の選択を受け付けるための画面を表示させる(画面533)。ユーザが家電の選択命令を入力すると、ユーザ端末500のCPU510は、ディスプレイ530に、在宅情報の取得のために利用してもよい家電の選択を受け付けるための画面を表示させる(画面533)。家電の選択命令を受け付けると、CPU510は、ディスプレイに配達業者の選択を受け付けるための画面を表示させる(画面538)。CPU510は、配達業者の選択を受け付けると、通信インターフェイス560を介して、家電の選択結果を在宅情報管理サーバ100に送信し、ディスプレイ530に購入確定ページを表示させる(図14の画面534)。
一方、ユーザが在宅情報を配達業者に提供するためのチェックを入れない場合は、CPU510は、ディスプレイに配達業者の選択を受け付けるための画面を表示させる(画面539)。CPU510は、配達業者の選択を受け付けると、通信インターフェイス560を介してECサーバ200に配達業者の指定命令を送信し、ディスプレイ530に購入確定ページを表示させる(図14の画面535)。
なお、在宅情報管理サーバ100は、ユーザ端末500から予め図12に示すような在宅情報の提供を許可する配達業者の指定を受けつけつつ、図28に示すように、ユーザ端末500が配達業者の選択を受け付けるための画面を表示させる(画面538)ものであってもよい。この場合は、画面538の選択した配達業者が図12で指定された配達業者ある場合に、在宅情報管理サーバ100のCPU110が第1および第2のアクセストークンを発行してもよいし、画面538の選択された配達業者によって、図5のユーザデータ123の在宅情報提供許可配達業者が更新されてもよい。
<第12の実施の形態>
第1〜第11の実施の形態においては、ネットワークシステム1は、ユーザが在宅しているか否かの情報を提供するための在宅情報管理サイトを運営する在宅情報管理サーバ100と、インターネットを介して商品を販売するためのECサイトを運営するECサーバ200と、購入された商品を配達する配達業者のための配達業者サーバ300と、配達業者サーバ300からユーザの在宅情報を取得して配達業者のスタッフに当該在宅業者を出力するための配達者端末400と、ユーザがECサイトで購入するためのユーザ端末500と、在宅情報管理サーバ100に家電からの情報を提供するための家電管理サーバ600と、を含むものであった。
しかしながら、上記のサーバ100,200,300,600や端末400,500,700のいずれかが、他のサーバの役割の一部または全部や他の端末の役割の一部または全部を担ってもよい。あるいは、上記のサーバ100,200,300,600や端末400,500,700のいずれかの役割を複数のサーバが担ってもよい。
たとえば、以下のように、配達業者サーバ300の役割を配達者端末400が担ってもよい。図29を参照して説明する。なお、図29は、本実施の形態にかかるネットワークシステム1の全体構成と動作概要を示すイメージ図である。なお、第1の実施の形態と同様の構成および動作概要については、ここでは説明を繰り返さない。
(1)まず、ユーザがユーザ端末500からECサイトにアクセスし、商品を閲覧したり選択したり購入したりする。このときユーザは、在宅情報を配達業者に提供するか否かの指定を入力する。
(2)ECサーバ200は、ユーザの商品購入命令を受け付ける。ECサーバ200は、ユーザが在宅情報を提供することを許可している場合に、在宅情報を取得するための認証情報を在宅情報管理サーバ100に要求する。
(3)在宅情報管理サーバ100は、第1の認証情報として、第1のアクセストークンをECサーバ200に提供する。
(4)ECサーバ200は、購入商品の配達依頼とともに、在宅情報取得のための第1のアクセストークンを配達者端末400に送信する。
(5)配達者端末400は、在宅情報管理サーバ100に、第1のアクセストークンを送信することによって、在宅情報の取得権限を要求する。
(6)在宅情報管理サーバ100は、商品を購入したユーザに在宅情報を配達業者に提供してもよいか否かを問い合わせる。
(7)ユーザは、ユーザ端末500を利用して、在宅情報を配達業者に提供してもよいか否かを回答する。
なお、予め、ユーザが、在宅情報を配達業者に提供するか否かの指定をECサイトなどに入力している場合には、(6)(7)の処理を行わない形態であってもよい。
(8)在宅情報管理サーバ100は、在宅情報を配達業者に提供してもよいとの回答を得た場合、第2の認証情報として、第2のアクセストークンを配達者端末400に提供する。
(9)その後、商品が最寄りの集荷場に到着したとき、あるいは商品がトラックに積まれたとき、あるいは商品の配達先の近くに配達業者のスタッフが到着したとき、などに配達者端末400は、第2のアクセストークンを用いて、在宅情報管理サーバ100に商品の配達先のユーザが在宅中か否かを示す情報を要求する。
(10)在宅情報管理サーバ100は、第2のアクセストークンを受け付けると、家電管理サーバ600に、商品の配達先に設置されている家電に各種の情報を要求する。
(11)在宅情報管理サーバ100は、家電管理サーバ600からの各種の情報から商品の配達先にユーザが在宅しているか否かを判断する。なお、在宅情報管理サーバ100は、家電管理サーバ600から商品の配達先にユーザが在宅しているか否かを示す情報を取得してもよい。
(12)在宅情報管理サーバ100は、商品の配達先にユーザが在宅しているか否かを示す在宅情報を配達者端末400に提供する。
あるいは、家電管理サーバ600の役割を在宅情報管理サーバ100が担ってもよい。図30を参照して説明する。なお、図30は、本実施の形態にかかるネットワークシステム1の全体構成と動作概要を示すイメージ図である。なお、第1の実施の形態と同様の構成および動作概要については、ここでは説明を繰り返さない。
(10)配達業者サーバ300は、第2のアクセストークンを用いて、在宅情報管理サーバ100に商品の配達先のユーザが在宅中か否かを示す情報を要求する。
(11)在宅情報管理サーバ100は、第2のアクセストークンを受け付けると、配達先のユーザの対応する1または複数の家電から情報を取得し、当該情報から商品の配達先にユーザが在宅しているか否かを判断する。
(12)そして、在宅情報管理サーバ100は、商品の配達先にユーザが在宅しているか否かを示す在宅情報を配達業者サーバ300に提供する。
<まとめ>
上記の第1〜12の実施の形態においては、商品の購入の命令と在宅情報提供の可否とを受け付けるECサーバ200と、ECサーバ200からの在宅情報提供の許可に基づいて、配達管理装置300からの要求に応じて配達先の在宅情報を提供する在宅情報管理サーバ100と、を備える、ネットワークシステム1が提供される。
好ましくは、在宅情報管理サーバ100は、ECサーバ200を介して配達管理装置300に第1の認証情報を提供し、配達管理装置300からの少なくとも第1の認証情報に基づいて配達先の在宅情報を提供する。
好ましくは、配達管理装置300からの第1の認証情報に基づいて配達管理装置300に第2の認証情報を提供し、配達管理装置300からの第2の認証情報に基づいて配達先の在宅情報を提供する。
好ましくは、在宅情報管理サーバ100は、ECサーバ200を介して、在宅情報を得るために利用する家電の選択命令を受け付け、選択された家電からの情報に基づいて配達先に在宅者がいるか否かを判断する。
好ましくは、在宅情報管理サーバ100は、ECサーバ200から配達日時を受け付けて、配達日時から所定の期間内に在宅情報を配達管理装置300に提供する。
好ましくは、ネットワークシステム1は、配達管理装置300と通信可能な配達者端末400,700をさらに備える。配達者端末400、700は、配達管理装置300から在宅情報を受信して表示し、在宅情報の提供を終了するための指示を受け付けるための画面を表示する。
好ましくは、配達管理装置300は、在宅情報管理サーバ100から在宅情報を受信して表示し、在宅情報の提供を終了するための指示を受け付けるための画面を表示する。
好ましくは、在宅情報管理サーバ100は、配達管理装置300から配達物の配送状況を取得し、配達物が配達先の最寄りの集荷場に届いた後に、在宅情報を配達管理装置300に提供する。
この発明の別の局面に従うと、ECサーバ200と在宅情報管理サーバ100とを含むネットワークシステム1の処理方法が提供される。処理方法は、ECサーバ200が、商品の購入の命令と在宅情報提供の可否とを受け付けるステップと、在宅情報管理サーバ100が、ECサーバ200からの在宅情報提供の許可に基づいて、配達管理装置300からの要求に応じて配達先の在宅情報を配達管理装置300に提供するステップと、を備える。
この発明の別の局面に従うと、ECサーバ200と配達管理装置300と通信するための通信インターフェイス160と、プロセッサ110とを備えるサーバ100が提供される。プロセッサ110は、通信インターフェイス160を介して、ECサーバ200からの在宅情報提供の許可を受け付け、配達管理装置300からの要求に応じて配達先の在宅情報を配達管理装置300に提供する。
この発明の別の局面に従うと、通信インターフェイス160とプロセッサ110とを含むサーバ100の処理方法が提供される。処理方法は、プロセッサ110が、通信インターフェイス160を介して、ECサーバ200からの在宅情報提供の許可を受け付けるステップと、プロセッサ110が、通信インターフェイス160を介して、配達管理装置300からの要求に応じて配達先の在宅情報を配達管理装置300に提供するステップと、を備える。
この発明の別の局面に従うと、複数の端末500と在宅情報管理サーバ100と通信するための通信インターフェイス260と、プロセッサ210と、を備えるサーバ200が提供される。プロセッサ210は、通信インターフェイス260を介して、端末500から商品の購入の命令と在宅情報提供の可否とを受け付け、在宅情報管理サーバ100に在宅情報提供の許可を送信する。
この発明の別の局面に従うと、通信インターフェイス260とプロセッサ210とを備えるサーバ200の処理方法が提供される。処理方法は、プロセッサ210が、通信インターフェイス260を介して、端末500から商品の購入の命令と在宅情報提供の可否とを受け付けるステップと、プロセッサ210が、通信インターフェイス260を介して、在宅情報管理サーバ100に在宅情報提供の許可を送信するステップとを備える。
この発明の別の局面に従うと、ECサーバ200と在宅情報管理サーバ100と通信するための通信インターフェイス360と、プロセッサ310と、を備える配達管理装置300が提供される。プロセッサ310は、通信インターフェイス360を介して、ECサーバ200からの第1の認証情報を受け付け、少なくとも第1の認証情報に基づいて在宅情報管理サーバ100から配達先の在宅情報を取得する。
この発明の別の局面に従うと、配達管理装置300と通信するための通信インターフェイス460と、プロセッサ410と、を備える端末400が提供される。プロセッサ410が、通信インターフェイス460を介して、配達管理装置300に在宅情報を要求し、配達管理装置300から配達先の在宅情報を取得する。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。