JP2019040487A - ネットワークシステム、情報処理方法、およびサーバ - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザの在宅情報を当該ユーザが所望するように利用できるネットワークシステム、情報処理方法、およびサーバを提供する。【解決手段】第1の端末200と、第2の端末300と、ユーザが在宅であるか否かを判断し、第1の端末200を介してユーザ宅への来訪を制限するための第1の指示をユーザから受け付けて、ユーザが来訪を望まないことを示す情報を第2の端末300に出力させるためのサーバ100と、を備えるネットワークシステム1が提供される。【選択図】図1
Description
本発明は、ユーザの在宅情報を有効に利用するためのネットワークシステム、情報処理方法、およびサーバに関する。
従来から、ユーザの在宅情報を利用する技術が知られている。たとえば、特開2015−176571号公報(特許文献1)には、在宅推定装置、在宅推定方法、在宅推定プログラム、及び、宅配システムが開示されている。特許文献1によると、在宅推定装置は、推定対象に関して計測される第1入出力量と、推定対象を含む領域に関して計測される第2入出力量とに基づいて、推定対象に関して人が存在する可能性を表す指標を算出する算出部を有する。
また、特開2003−20120号公報(特許文献2)には、宅配サービス支援システム及びその方法が開示されている。特許文献2によると、各ユーザ宅内に設置されたホームサーバから各ユーザのスケジュール情報を、宅配業者側に設置された管理サーバにネットワークを介して提供し、これと該管理サーバにて管理する集荷・配達担当者のスケジュール情報、地図情報、交通情報等とを組み合わせることにより、最適な集荷・配達経路及び日時の決定を可能とし、該決定した日時を含む集荷・配達情報にIDを付与して通信端末及び宅配業者端末に送ることにより、日時や場所の変更を容易とする。
ユーザの在宅情報を当該ユーザが所望するように利用できるネットワークシステム、情報処理方法、およびサーバを提供することにある。
本発明のある態様に従うと、第1の端末と、第2の端末と、ユーザが在宅であるか否かを判断し、第1の端末を介してユーザ宅への来訪を制限するための第1の指示をユーザから受け付けて、ユーザが来訪を望まないことを示す情報を第2の端末に出力させるためのサーバと、を備えるネットワークシステムが提供される。
以上のように、本発明によれば、ユーザの在宅情報を当該ユーザが所望するように利用できるネットワークシステム、情報処理方法、およびサーバが提供される。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
<第1の実施の形態>
<ネットワークシステムの全体構成>
<第1の実施の形態>
<ネットワークシステムの全体構成>
まず、図1を参照して、本実施の形態にかかるネットワークシステム1の全体構成について説明する。ネットワークシステム1は、主に、ユーザ在宅情報提供サービス用のサーバ100と、機器としてのロボット200Aや電子レンジ200Bやテレビ200Cやエアコン200Dや冷蔵庫200Eと、通信端末としてのカーナビゲーションシステム300Aやスマートフォン300Bなどを含む。
なお、機器は、ロボット200Aや電子レンジ200Bやテレビ200Cやエアコン200Dや冷蔵庫200Eに限らず、洗濯機、自走式掃除機などの家電、ハードディスクレコーダ、音楽プレーヤー、ゲーム機などのAV(オーディオ・ビジュアル)機器、太陽光発電機、インターホン、給湯器などの住宅設備、などであってもよい。以下ではこれらを総称して機器200ともいう。また、通信端末も、カーナビゲーションシステム300Aやスマートフォン300Bに限らず、タブレットや、ウェアラブル端末などであってもよい。以下ではこれらを総称して通信端末300ともいう。
<ネットワークシステムの動作概要>
<ネットワークシステムの動作概要>
次に、図1と図2とを参照して、本実施の形態にかかるネットワークシステム1の動作概要について説明する。ユーザ在宅情報サービス用のサーバ100は、各家庭の機器200から各種のデータを取得して、ユーザが在宅しているか否かを判断する。本実施の形態においては、サーバ100は、当該各種のデータを利用して、在宅している可能性に応じて複数段階の在宅レベルを判断する。サーバ100は、予め登録されている通信端末300に各家庭の在宅レベルを提供する。たとえば、通信端末300は、サーバ100からのデータに基づいて、地図上に、在宅レベルに応じてユーザアイコンを色分けしたり、ユーザアイコンの形状を変えたり、ユーザアイコンに数字を付したりする。
特に本実施の形態においては、各家庭のユーザは、在宅中であっても、訪問してほしくないときは、ロボット200Aなどにその旨を入力することができる。この場合は、サーバ100は、ロボット200Aからのデータに基づいて、対象となる家庭の在宅レベルを修正し、修正後のデータを通信端末300に送信する。これによって、通信端末300は、配達先のユーザが現在の来訪を望んでいないことを示す情報を出力することができる。
逆に、各家庭のユーザは、早く訪問してほしいときは、ロボット200Aなどにその旨を入力することができる。この場合は、サーバ100は、ロボット200Aからのデータに基づいて、対象となる家庭の在宅レベルを修正し、修正後のデータを通信端末300に送信する。これによって、通信端末300は、配達先のユーザが早目の配達を望んでいることを示す情報を出力することができる。
以下では、このような機能を実現するためのネットワークシステム1について詳細に説明する。
<サーバ100のハードウェア構成>
<サーバ100のハードウェア構成>
まず図3を参照して、ネットワークシステム1を構成するサーバ100のハードウェア構成の一態様について説明する。本実施の形態にかかるサーバ100は、主たる構成要素として、CPU(Central Processing Unit)110と、メモリ120と、操作部140と、通信インターフェイス160とを含む。
CPU110は、メモリ120に記憶されているプログラムを実行することによって、サーバ100の各部を制御する。たとえば、CPU110は、メモリ120に格納されているプログラムを実行し、各種のデータを参照することによって、後述する各種の処理を実行する。
メモリ120は、各種のRAM(Random Access Memory)、各種のROM(Read-Only Memory)などによって実現され、サーバ100に内包されているものであってもよいし、サーバ100の各種インターフェイスに着脱可能なものであってもよいし、サーバ100からアクセス可能な他の装置の記録媒体であってもよい。メモリ120は、CPU110によって実行されるプログラムや、CPU110によるプログラムの実行により生成されたデータ、ユーザデータ121と、機器データ122と、在宅レベルデータ123と、家族データ124と、配達データ125と、その他の本実施の形態にかかるサービスに利用されるデータベースなどを記憶する。
ここで、図4を参照して、本実施の形態にかかるユーザデータ121は、在宅情報提供サービスに加入しているユーザ毎に、ユーザIDと、ユーザ名と、住所と、メールアドレスと、電話番号と、家族IDなどの対応関係を格納する。
図5を参照して、本実施の形態にかかる機器データ122は、機器200毎に、機器IDと、ユーザIDと、各種のセンサによる測定データと、ユーザから受け付けたコマンドなどの対応関係を格納する。
図6を参照して、本実施の形態にかかる在宅レベルデータ123は、ユーザが在宅している可能性としての在宅レベル毎に、当該在宅レベルの説明と、当該在宅レベルに設定されるための条件などとの対応関係を格納する。本実施の形態においては、在宅の可能性が低い状態に関して、複数の種類の在宅レベルが設定されている。また、在宅の可能性が高い状態に関しても、複数の種類の在宅レベルが設定されている。
そして、特に本実施の形態においては、在宅の可能性が高い状態にもかかわらず、ユーザが来訪を望まない旨の情報を入力すると、CPU110はユーザが来訪を望まないというレベル0に設定する。たとえば、ユーザがロボット200Aに「お風呂に入るから今は訪問しないでほしい。」というメッセージを入力することによって、在宅中であるが訪問を望まないというレベル0に設定することができる。逆に、ユーザがロボット200Aなどに「できれば今すぐ訪問しないほしい。」というメッセージを入力することによって、サーバ100のCPU110は、ユーザが来訪を望んでいるというレベル10に設定することができる。
図7を参照して、本実施の形態にかかる家族データ124は、家族と現在の在宅レベルとの対応関係を格納する。
図8を参照して、本実施の形態にかかる配達データ125は、配達毎に、配達IDと、配達先を特定するための情報と、配達希望日時と、現在の在宅レベルとの対応関係を格納する。
図3に戻って、操作部140は、サービスの管理者などからの操作を受け付けて、各種の命令をCPU110に入力する。
通信インターフェイス160は、CPU110からのデータを、インターネット、キャリア網、ルータなどを介して機器200および通信端末300などの他の装置に送信する。逆に、通信インターフェイス160は、インターネット、キャリア網、ルータなどを介して他の装置からのデータを受信して、CPU110に受け渡す。
<機器200のハードウェア構成>
<機器200のハードウェア構成>
次に、図9を参照して、ネットワークシステム1を構成するロボット200Aなどのユーザの機器200の構成の一態様について説明する。機器200は、主たる構成要素として、CPU210と、メモリ220と、ディスプレイ230と、操作部240と、カメラ250、通信インターフェイス260と、スピーカ270と、マイク280とを含む。なお、機器200は、そのほかにモータやアクチュエータやヒータなど、機器200特有の機能も有する。
CPU210は、メモリ220あるいは外部の記憶媒体に記憶されているプログラムを実行することによって、機器200の各部を制御する。
メモリ220は、各種のRAMや、各種のROMなどによって実現され、機器200に内包されているものであってもよいし、機器200の各種インターフェイスに着脱可能なものであってもよいし、機器200からアクセス可能な他の装置の記録媒体であってもよい。メモリ220は、CPU210によって実行される機器駆動プログラムや対話プログラムやその他のプログラムや、CPU210によるプログラムの実行により生成されたデータ、サーバ100や他のサーバから受信したデータ、操作部240を介して入力されたデータなどを記憶する。
ディスプレイ230は、CPU210からの信号に基づいて、文字や画像などを出力する。ディスプレイ230は、複数のLEDライトなどであってもよい。
操作部240は、ボタン、タッチパネルなどによって実現され、ユーザからの命令を受け付けて、当該命令をCPU210に入力する。なお、ディスプレイ230と操作部240とは、タッチパネルを構成してもよい。
また、操作部240は、近接センサや温度センサなどであってもよい。たとえば、ロボット200Aに関しては、ユーザが頭部に手をかざしたことや、ユーザがなでたり・たたいたりすることを検知してもよい。
カメラ250は、画像を撮影して、画像データをCPU210に受け渡す。
通信インターフェイス260は、無線LAN通信あるいは有線LANなどの通信モジュールによって実現される。通信インターフェイス260は、有線通信あるいは無線通信によってサーバ100などの他の装置との間でデータをやり取りする。
スピーカ270は、CPU210からの信号に基づいて、音声を出力する。マイク280は、外部からの音声に基づいて音声信号を作成し、CPU210に入力する。たとえば、CPU210は、マイク280を介して受け付けた音声を、通信インターフェイス260を介してサーバ100に送信し、サーバ100から受信した音声データをスピーカ270から出力する。
<通信端末300のハードウェア構成>
<通信端末300のハードウェア構成>
次に宅配業者のドライバーなどに利用される通信端末300のハードウェア構成の一態様について説明する。図10を参照して、通信端末300は、主たる構成要素として、CPU310と、メモリ320と、ディスプレイ330と、操作部340と、GPS(Global Positioning System)アンテナ350と、通信インターフェイス360と、スピーカ370と、マイク380とを含む。
CPU310は、メモリ320に記憶されているプログラムを実行することによって、通信端末300の各部を制御する。
メモリ320は、各種のRAM、各種のROMなどによって実現され、通信端末300に内包されているものであってもよいし、通信端末300の各種インターフェイスに着脱可能なものであってもよいし、通信端末300からアクセス可能な他の装置の記録媒体であってもよい。メモリ320は、CPU310によって実行されるプログラムや、CPU310によるプログラムの実行により生成されたデータ、入力されたデータや、サーバ100から取得したデータなどを記憶する。
ディスプレイ330は、CPU310からの信号に基づいて画像やテキストを表示する。操作部340は、キーボードやスイッチなどから構成され、オペレータからの命令を受け付けて、当該命令をCPU310に入力する。なお、ディスプレイ330と操作部340とがタッチパネルによって構成されてもよい。
GPSアンテナ350は、GPS衛星からの電波を受信する。CPU310は、GPSアンテナ350を利用して、通信端末300の現在位置を測定する。
通信インターフェイス360は、無線LAN通信あるいは有線LANなどの通信モジュールによって実現される。通信インターフェイス360は、有線通信あるいは無線通信によってサーバ100などの他の装置との間でデータをやり取りする。
スピーカ370は、CPU310からの信号に基づいて、音声を出力する。マイク380は、外部からの音声に基づいて音声信号を作成し、CPU310に入力する。たとえば、CPU310は、マイク380を介して受け付けた音声を、通信インターフェイス360を介してサーバ100に送信し、サーバ100から受信した音声データをスピーカ370から出力する。
<ネットワークシステム1のユースケース>
<ネットワークシステム1のユースケース>
次に、図11を参照しながら、本実施の形態にかかるネットワークシステム1のユースケースとして、たとえばユーザAがネット通販にてシャンプーを購入する場合について説明する。ユーザは、購入時に配達希望日時として7月20日20時〜21時を設定したとする。
7月20日の13時頃にユーザAの最寄りの集荷場に商品すなわち配達物が届く。宅配業者の担当ドライバーは、荷物をトラックに積み込み、自身の配達担当エリアに移動する。このとき、ユーザAの自宅の機器200からの各種データに基づいて、たとえば人感センサが人を検知していないことに基づいて、サーバ100はユーザAが不在であると判断する。サーバ100は、ユーザAの在宅レベルを4に設定する。
17時にユーザAが帰宅して、ユーザAの自宅の機器200からの各種データに基づいて、たとえばリモコンによるエアコン200Dの運転ON命令に基づいて、サーバ100はユーザAが在宅中であると判断する。サーバ100は、ユーザAの在宅レベルを5に設定する。ドライバーが配達担当エリア外にいる場合には、通信端末300にはユーザAの在宅レベルが表示されない。なお、本実施の形態においては、ドライバーの通信端末300は、ドライバーからの表示すべき配達希望時間帯の指定を受け付けて、当該配達希望時間帯に合致する配達先の在宅レベルだけを表示することができる。
ユーザAが近所のスーパーに外出する。このとき、ユーザAの自宅の機器200からの各種データに基づいて、たとえばテレビ200Cの人感センサが人を検知していないことに基づいて、サーバ100はユーザAが不在であると判断する。サーバ100は、ユーザAの在宅レベルを4に設定する。ドライバーが自身の配達担当エリアに到達すると、通信端末300には地図上のユーザ宅の位置にユーザAの在宅レベル4を示す色のアイコンが表示される。
ユーザAが帰宅する。このとき、ユーザAの自宅の機器200からの各種データに基づいて、たとえばテレビ200Cの人感センサが人を検知したことに基づいて、サーバ100はユーザAが在宅中である判断する。サーバ100は、ユーザAの在宅レベルを6に設定する。
しかしすぐに、ユーザAが、ロボット200Aに「シャワーを浴びてくる。」と音声入力する。すると、サーバ100は、ロボット200Aが受けたメッセージに基づいて、在宅レベルを0に上書きする。これによって、配達エリアにいるドライバーの通信端末300は、ユーザAの在宅レベルが0である旨を表示する。
ユーザAが夕食の準備を始めると、ユーザAの自宅の機器200からの各種データに基づいて、たとえば電子レンジ200Bへの直接操作を検知したことに基づいて、サーバ100はユーザAが在宅中であると判断する。サーバ100は、ユーザAの在宅レベルを8に設定する。ドライバーはユーザの在宅レベルが8であるが、配達日時に達していないので先に他の配達先を訪問することができる。
ユーザAが、ロボット200Aに「トイレ10分。」と音声入力する。すると、サーバ100は、ロボット200Aが受けたメッセージに基づいて、在宅レベルを10分間だけ0に上書きする。これによって、配達エリアにいるドライバーの通信端末300は、ユーザAの在宅レベルが0である旨を表示する。
ユーザAが夕食を食べ始めると、ユーザAの自宅の機器200からの各種データに基づいて、たとえばダイニングの照明への直接操作を検知したことに基づいて、サーバ100はユーザAが在宅中であると判断する。サーバ100は、ユーザAの在宅レベルを9に設定する。
ユーザAは、夕食の片付けが終わったので、ロボット200Aに「うちにいる。」または「荷物を配達してください。」と音声入力する。すると、サーバ100は、ロボット200Aが受けたメッセージに基づいて、在宅レベルを10に上書きする。これによって、ドライバーの通信端末300にはユーザAの在宅レベルが10である旨が表示される。ドライバーは、配達希望時間帯の前ではあるが、ユーザAの自宅の近くにいたので、予定よりも早めにユーザAへの配達を済ませることができる。
<サーバ100における情報処理>
<サーバ100における情報処理>
次に、図12を参照しながら、本実施の形態にかかるサーバ100の情報処理について説明する。より詳細には、たとえば、サーバ100のCPU110が、通信インターフェイス160を介して、ドライバーなどの通信端末300から配達希望時間帯と最新の在宅レベルの取得要請とを受信した際に以下の処理を実行する。なお、通信端末300のCPU310は、操作部340を介して指定された配達希望時間帯と最新の在宅レベルの取得要請とを通信インターフェイス360を介してサーバ100に送信するものである。
まず、CPU110は、通信端末300からの受信データから通信端末300の現在位置を取得する(ステップS102)。CPU110は、通信端末300からの受信データから表示したい配達希望時間帯を取得する(ステップS104)。CPU110は、ドライバーの位置から所定の範囲内で、かつ配達希望時間帯が合致するユーザの自宅を抽出する(ステップS106)。
CPU110は、抽出したユーザの自宅に関する各種の機器200からの各種測定データや操作命令や来訪に関する音声メッセージなどを取得する(ステップS108)。CPU110は、それらのデータに基づいて、ユーザ宅の在宅レベルを決定する(ステップS110)。CPU110は、通信インターフェイス160を介して、抽出されたユーザ宅毎の、住所と在宅レベルなどを通信端末300に送信する(ステップS112)。
これによって、通信端末300のCPU310は、通信インターフェイス360を介してサーバ100から取得したデータに基づいて、図2に示すように、ディスプレイ330に地図を表示しつつ、当該地図上に自身の現在位置を表示させたり、指定された配達希望時間帯に合致する配達先の在宅レベルを当該地図上に表示させたりする。本実施の形態においては、CPU310は、通信インターフェイス360を介してサーバ100から取得したユーザ宅毎の在宅レベルに基づいて、地図上のユーザ宅の位置を示すユーザアイコンを、在宅レベル0〜10に応じて色分けしたり、ユーザアイコンの形状を変えたり、ユーザアイコンに在宅レベルの数字を付したり、して表示することが好ましい。
なお、通信端末300のCPU310は、通信インターフェイス360を介して、サーバ100から地図データを取得してもよいし、他の地図アプリケーションなどを利用して他のサーバから地図データを取得してもよい。
<第2の実施の形態>
<第2の実施の形態>
図12のステップS106において、サーバ100のCPU110は、通信端末300からの指定に基づいて、ドライバーの位置から所定の範囲内で、かつ配達希望時間帯が合致するユーザのうちの、在宅の可能性が高いユーザの自宅を抽出したりや来訪を希望しているユーザの自宅を抽出したりしてもよい。
あるいは、通信端末300のCPU310が、通信インターフェイス360を介してサーバ100から取得したデータに基づいて、在宅の可能性が高いユーザの自宅を抽出したり来訪を希望しているユーザの自宅を抽出したりして、当該抽出された配達先だけの在宅レベルを地図上に表示させてもよい。
<第3の実施の形態>
<第3の実施の形態>
第1および第2の実施の形態においては、ユーザの希望によって、サーバ100が現在の在宅レベルを変更するものであった。しかしながら、ユーザの希望によって、将来の在宅レベルを変更する予約ができることも好ましい。
たとえば、本実施の形態においては、各家庭のユーザは、将来のある期間に訪問してほしくないときは、ロボット200Aなどにその旨を入力することができる。この場合は、サーバ100は、ロボット200Aからのデータに基づいて、対象となる家庭の、指定の期間における在宅レベルを修正し、修正後のデータを通信端末300に送信する。これによって、通信端末300は、配達先が将来の配達を望んでいないことを示す情報を出力することができる。
逆に、各家庭のユーザは、将来のある期間に訪問してほしいときは、ロボット200Aなどにその旨を入力することができる。この場合は、サーバ100は、ロボット200Aからのデータに基づいて、対象となる家庭の在宅レベルを修正し、修正後のデータを通信端末300に送信する。これによって、通信端末300は、配達先が配達を望んでいることを示す情報を出力することができる。
より詳細には、図13に示すように、本実施の形態にかかる家族データ124Bは、家族と、現在の在宅レベルと、将来の在宅レベルと、指定の将来の機関との対応関係を格納する。そして、たとえば、ユーザが、ロボット200Aに「18時から20時には訪問しないで。」と入力すると、サーバ100のCPU110が当該指示を受信して、家族データ124Bに当該ユーザに関連付けて18時から20時の在宅レベルとして0を登録する。逆に、ユーザが、ロボット200Aに「19時から20時にきて欲しい。」と入力すると、サーバ100のCPU110が当該指示を受信して、家族データ124Bに当該ユーザに関連付けて19時から20時の在宅レベルとして10を登録する。
これによって、図14に示すように、本実施の形態にかかるサーバ100のCPU110は、ステップS108に加えて、抽出されたユーザの自宅に関する、ドライバーから指定された将来の配達希望時間帯における在宅レベルも取得する(ステップS109)。CPU110は、必要があれば将来の在宅レベルを参照しながら、抽出したユーザの自宅に関する機器200からの各種データや操作命令や音声メッセージなどに基づいて、現在または指定された将来の配達希望時間帯のユーザ宅の在宅レベルを決定する(ステップS110)。CPU110は、通信インターフェイス160を介して、抽出されたユーザ宅毎の、住所と在宅レベルなどを通信端末300に送信する(ステップS112)。
これによって、通信端末300のCPU310は、ユーザの将来の来訪の有無の希望を考慮した在宅レベルをディスプレイ330に表示させることができる。
<第4の実施の形態>
<第4の実施の形態>
第1から第3の実施の形態のネットワークシステム1においては、宅配サービスを利用するユーザ宅の在宅情報を宅配業者に伝えるものであったが、そのような利用方法には限られない。たとえば、介護サービスを利用するユーザ宅の在宅情報を介護サービス業者に伝える形態や、住宅や機械の点検サービスを利用するユーザ宅の在宅情報を点検サービス業者に伝える形態などに適用することもできる。
<第5の実施の形態>
<第5の実施の形態>
また、第1から第4の実施の形態のネットワークシステム1の各装置の役割の一部または全部を他の装置が実行してもよい。たとえば、サーバ100や機器200や通信端末300の各々の役割の一部または全部を別の装置が担ったり、サーバ100や機器200や通信端末300の各々の役割の一部または全部を複数の装置で担ったり、サーバ100や機器200や通信端末300のいずれかがサーバ100や機器200や通信端末300のいずれかの役割の一部または全部を担ったりしてもよい。
たとえば、図15に示すように、配達サービスや介護サービスの機能、すなわち通信端末300側に提供するサービスに関する機能を別のサーバ100Bが担ってもよい。あるいは、機器200からのデータに基づいて在宅の可能性を判断する機能を別のサーバが担って、ユーザの希望を考慮する処理からサーバ100が担ってもよい。あるいは、図16に示すように、ロボット200Aなどを利用した対話サービスに関する機能を別のサーバ100Cが担ってもよい。
<まとめ>
<まとめ>
上記の実施の形態においては、第1の端末200と、第2の端末300と、ユーザが在宅であるか否かを判断し、第1の端末200を介してユーザ宅への来訪を制限するための第1の指示をユーザから受け付けて、ユーザが来訪を望まないことを示す情報を第2の端末300に出力させるためのサーバ100と、を備えるネットワークシステム1が提供される。
好ましくは、サーバ100は、第1の端末200を介して、来訪を望まない期間の入力を受け付ける。
好ましくは、第2の端末300は、サーバ100からのデータに基づいて、ユーザ宅毎に在宅の有無を示す情報および来訪を望まないことを示す情報を色分けによって表示する。
好ましくは、第2の端末300は、サーバ100からのデータに基づいて、ユーザ宅毎に在宅の可能性の度合を色分けによって表示する。
好ましくは、サーバ100は、第1の端末200を介してユーザ宅への来訪を促すための第2の指示を受け付けて、ユーザが来訪を望んでいることを示す情報を第2の端末300に出力させる。
好ましくは、サーバ100は、第1の端末200を介して、来訪を望んでいる期間の入力を受け付ける。
好ましくは、第2の端末300は、サーバ100からのデータに基づいて、在宅の可能性が高いユーザ宅および/または在宅を望んでいるユーザ宅を抽出して出力する。
好ましくは、第2の端末300は、サーバ100からのデータに基づいて、情報を地図上のユーザ宅に対応付けて表示する。
好ましくは、第2の端末300は、サーバ100からのデータに基づいて、指定された配達時間帯に対応するユーザ宅に対応付けて情報を表示する。
上記の実施の形態においては、サーバ100が、対象となるユーザ宅に関して在宅中であるか否かを判断するステップと、第1の端末200が、ユーザ宅への来訪を制限するための第1の指示をユーザから受け付けるステップと、第2の端末300が、ユーザが来訪を望まないことを示す情報を出力するステップと、を備える情報処理方法が提供される。
上記の実施の形態においては、通信インターフェイス160と、対象となるユーザ宅に関して在宅中であるか否かを判断し、通信インターフェイス160を介して第1の端末200からユーザ宅への来訪を制限するための第1の指示を受信して、通信インターフェイス160を介して第2の端末300にユーザが来訪を望まないことを示す情報を送信するためのプロセッサ110と、を備えるサーバ100が提供される。
上記の実施の形態においては、プロセッサ110が、対象となるユーザ宅に関して在宅中であるか否かを判断するステップと、プロセッサ110が、通信インターフェイス160を介して第1の端末200から、ユーザ宅への来訪を制限するための第1の指示を受信するステップと、プロセッサ110が、第1の指示に基づいて、通信インターフェイス160を介して第2の端末300に、ユーザが来訪を望まないことを示す情報を送信するステップと、を備える情報処理方法が提供される。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 :ネットワークシステム
100 :サーバ
100B :サーバ
100C :サーバ
110 :CPU
120 :メモリ
121 :ユーザデータ
122 :機器データ
123 :在宅レベルデータ
124 :家族データ
124B :家族データ
125 :配達データ
140 :操作部
160 :通信インターフェイス
200 :第1の端末(機器)
200A :ロボット
200B :電子レンジ
200C :テレビ
200D :エアコン
200E :冷蔵庫
210 :CPU
220 :メモリ
230 :ディスプレイ
240 :操作部
250 :カメラ
260 :通信インターフェイス
270 :スピーカ
280 :マイク
300 :第2の端末(通信端末)
300A :カーナビゲーションシステム
300B :スマートフォン
310 :CPU
320 :メモリ
330 :ディスプレイ
340 :操作部
350 :GPSアンテナ
360 :通信インターフェイス
370 :スピーカ
380 :マイク
100 :サーバ
100B :サーバ
100C :サーバ
110 :CPU
120 :メモリ
121 :ユーザデータ
122 :機器データ
123 :在宅レベルデータ
124 :家族データ
124B :家族データ
125 :配達データ
140 :操作部
160 :通信インターフェイス
200 :第1の端末(機器)
200A :ロボット
200B :電子レンジ
200C :テレビ
200D :エアコン
200E :冷蔵庫
210 :CPU
220 :メモリ
230 :ディスプレイ
240 :操作部
250 :カメラ
260 :通信インターフェイス
270 :スピーカ
280 :マイク
300 :第2の端末(通信端末)
300A :カーナビゲーションシステム
300B :スマートフォン
310 :CPU
320 :メモリ
330 :ディスプレイ
340 :操作部
350 :GPSアンテナ
360 :通信インターフェイス
370 :スピーカ
380 :マイク
Claims (12)
- 第1の端末と、
第2の端末と、
ユーザが在宅であるか否かを判断し、前記第1の端末を介してユーザ宅への来訪を制限するための第1の指示を前記ユーザから受け付けて、前記ユーザが来訪を望まないことを示す情報を前記第2の端末に出力させるためのサーバと、を備えるネットワークシステム。 - 前記サーバは、前記第1の端末を介して、前記来訪を望まない期間の入力を受け付ける、請求項1に記載のネットワークシステム。
- 前記第2の端末は、前記サーバからのデータに基づいて、前記ユーザ宅毎に在宅の有無を示す情報および来訪を望まないことを示す情報を色分けによって表示する、請求項1または2に記載のネットワークシステム。
- 前記第2の端末は、前記サーバからのデータに基づいて、前記ユーザ宅毎に在宅の可能性の度合を色分けによって表示する、請求項1から3のいずれか1項に記載のネットワークシステム。
- 前記サーバは、前記第1の端末を介してユーザ宅への来訪を促すための第2の指示を受け付けて、前記ユーザが来訪を望んでいることを示す情報を前記第2の端末に出力させる、請求項1から4のいずれか1項に記載のネットワークシステム。
- 前記サーバは、前記第1の端末を介して、前記来訪を望んでいる期間の入力を受け付ける、請求項5に記載のネットワークシステム。
- 前記第2の端末は、前記サーバからのデータに基づいて、在宅の可能性が高いユーザ宅および/または在宅を望んでいるユーザ宅を抽出して出力する、請求項5または6に記載のネットワークシステム。
- 前記第2の端末は、前記サーバからのデータに基づいて、前記情報を地図上のユーザ宅に対応付けて表示する、請求項1から7のいずれか1項に記載のネットワークシステム。
- 前記第2の端末は、前記サーバからのデータに基づいて、指定された配達時間帯に対応するユーザ宅に対応付けて前記情報を表示する、請求項1から8のいずれか1項に記載のネットワークシステム。
- サーバが、対象となるユーザ宅に関して在宅中であるか否かを判断するステップと、
第1の端末が、前記ユーザ宅への来訪を制限するための第1の指示をユーザから受け付けるステップと、
第2の端末が、前記ユーザが来訪を望まないことを示す情報を出力するステップと、を備える情報処理方法。 - 通信インターフェイスと、
対象となるユーザ宅に関して在宅中であるか否かを判断し、前記通信インターフェイスを介して第1の端末から前記ユーザ宅への来訪を制限するための第1の指示を受信して、前記通信インターフェイスを介して第2の端末にユーザが来訪を望まないことを示す情報を送信するためのプロセッサと、を備えるサーバ。 - プロセッサが、対象となるユーザ宅に関して在宅中であるか否かを判断するステップと、
前記プロセッサが、通信インターフェイスを介して第1の端末から、前記ユーザ宅への来訪を制限するための第1の指示を受信するステップと、
前記プロセッサが、前記第1の指示に基づいて、前記通信インターフェイスを介して第2の端末に、ユーザが来訪を望まないことを示す情報を送信するステップと、を備える情報処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017163012A JP2019040487A (ja) | 2017-08-28 | 2017-08-28 | ネットワークシステム、情報処理方法、およびサーバ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017163012A JP2019040487A (ja) | 2017-08-28 | 2017-08-28 | ネットワークシステム、情報処理方法、およびサーバ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019040487A true JP2019040487A (ja) | 2019-03-14 |
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ID=65725772
Family Applications (1)
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JP2017163012A Pending JP2019040487A (ja) | 2017-08-28 | 2017-08-28 | ネットワークシステム、情報処理方法、およびサーバ |
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-
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