JP6677919B2 - 転写シート - Google Patents
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Description
基材と、基材上に熱溶融着色層とを備えてなる転写シートであって、
熱溶融着色層が、着色剤ならびにバインダー樹脂として(メタ)アクリル系樹脂および塩化ビニル−酢酸ビニル系樹脂を含んでなり、
(メタ)アクリル系樹脂のガラス転移温度が80℃以上であることを特徴とする転写シートが提供される。
本発明による転写シートは、基材と、熱溶融着色層を備えてなり、基材と熱溶融着色層との間に離型層をさらに備えてもよく、基材の熱溶融着色層を形成させた面とは反対側の面に背面層をさらに備えてもよい。以下、本発明による転写シートの層構成を、図面を参照しながら説明する。
本発明において基材は、熱溶融着色層を保持するという役割を有するとともに、熱転写時には熱が加えられるため、加熱された状態でも取り扱い上支障のない程度の機械的強度を有する材料であることが好ましい。このような基材の材料としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム、1,4−ポリシクロヘキシレンジメチレンテレフタレートフィルム、ポリエチレンナフタレートフィルム、ポリフェニレンサルフィドフィルム、ポリスチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリサルホンフィルム、アラミドフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリビニルアルコールフィルム、セロハン、酢酸セルロース等のセルロース誘導体、ポリエチレンフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、ナイロンフィルム、ポリイミドフィルム、アイオノマーフィルム等が挙げられる。また、基材の厚さは、2μm以上、20μm以下であることが好ましく、4μm以上、10μm以下であることがより好ましい。
本発明において熱溶融着色層は、転写シートと被転写体または中間転写記録媒体とを重ね合わせ、基材の裏面側(基材の熱溶融着色層が設けられていない側)を熱転写用のサーマルヘッドを備えたプリンタ等、従来公知の加熱手段を用いて加熱することにより、被転写体または中間転写記録媒体が備える受容層上に転写されるヒートシール性を有する層である。このように、熱溶融着色層を、被転写体上または中間転写記録媒体が備える受容層上に転写することにより、文字や数字等の画像を形成することができる。
熱溶融着色層が(メタ)アクリル系樹脂および塩化ビニル‐酢酸ビニル系樹脂を含んでなることにより、転写シートの印画安定性を向上、すなわち、基材からの剥離性能の確保とともに、被転写体への密着性(ヒートシール性)の両立をより確保することができ、印画によるカスレおよびツブレの発生を防止することができる。
他のモノマーとしては、例えば、芳香族炭化水素、アリール基含有化合物、アミド基含有化合物および塩化ビニルなど、より具体的には、スチレン、ベンジルスチレン、フェノキシエチルメタクリレート、アクリルアミド、メタクリルアミドなどが挙げられる。
本発明において離型層は、熱転写時に熱溶融着色層が基材から容易に剥離することが可能となるように、所望により設けられる層であり、熱転写時に基材側に留まる層である。離型層は、基材と、熱溶融着色層との間に設けることができる。
本発明において背面層は、熱転写する際の基材の裏面側(基材の熱溶融着色層が設けられていない側)からの加熱によるスティキングやシワ等の悪影響を防止するために、所望により設けられる層である。背面層を設けることによって、耐熱性に劣るプラスチックフィルムを基材とした熱転写シートにおいてもスティッキングが起こることなく熱印字が可能であって、プラスチックフィルムの持つ切れにくさ、加工のし易さ等のメリットが生かせる。
本発明による転写シートは、所望により、熱昇華着色層を備えていてもよい。
熱昇華着色層は、昇華性染料を含んでなることが好ましく、十分な着色濃度を有し、光、熱、温度などにより変退色しないものが好ましい。
昇華性染料は、例えば、ジアリールメタン系染料、トリアリールメタン系染料、チアゾール系染料、メロシアニン染料、ピラゾロン染料、メチン系染料、インドアニリン系染料、アセトフェノンアゾメチン、ピラゾロアゾメチン、イミダゾルアゾメチン、イミダゾアゾメチン、ピリドンアゾメチンなどのアゾメチン系染料、キサンテン系染料、オキサジン系染料、ジシアノスチレン、トリシアノスチレンなどのシアノスチレン系染料、チアジン系染料、アジン系染料、アクリジン系染料、ベンゼンアゾ系染料、ピリドンアゾ、チオフェンアゾ、イソチアゾールアゾ、ピロールアゾ、ピラゾールアゾ、イミダゾールアゾ、チアジアゾールアゾ、トリアゾールアゾ、ジスアゾなどのアゾ系染料、スピロピラン系染料、インドリノスピロピラン系染料、フルオラン系染料、ローダミンラクタム系染料、ナフトキノン系染料、アントラキノン系染料、キノフタロン系染料などを使用することができる。より具体的には、MSRedG(三井東圧化学社製)、Macrolex Red Violet R(バイエル社製)、CeresRed 7B(バイエル社製)、Samaron Red F3BS(三菱化学社製)などの赤色染料、ホロンブリリアントイエロー6GL(クラリアント社製)、PTY−52(三菱化成社製)、マクロレックスイエロー6G(バイエル社製)などの黄色染料、カヤセットブルー714(日本化薬社製)、ワクソリンブルーAP−FW(ICI社製)、ホロンブリリアントブルーS−R(サンド社製)、MSブルー100(三井東圧化学社製)、C.I.ソルベントブルー22などの青色染料を使用することができる。
本発明による転写シートの転写に使用可能な被転写体としては、特に限定されず、普通紙、上質紙、トレーシングペーパー、プラスチックフィルム、ガラス、金属、セラミックス、木材、布などいずれのものであってもよい。
熱溶融着色層の被転写体への転写は、従来公知の熱転写プリンタを用いて、被転写体に直接行うことができる。
また、被転写体が直接転写を行うことが困難なものである場合、中間転写記録媒体が備える受容層上へ、熱溶融着色層を転写後(一次転写)、この中間転写記録媒体の受容層を被転写体へ転写する(再転写)ことによっても行うことができる。
熱転写プリンタは、例えば、昇華転写用、熱溶融転写用、保護層転写用というように別々に転写条件を設定してもよいし、また、共通のプリンタでそれぞれ印字エネルギーを適切に調整して行ってもよい。また、加熱手段として特に限定されず、熱板、ホットスタンパー、熱ロール、ラインヒーター、アイロンなどを用いて転写を行うこととしてもよい。
基材として、厚さ4.5μmのPETフィルムを用意した。
<離型層用塗布液>
・ウレタン系樹脂 25質量部
・アセタール系樹脂 75質量部
(積水化学株式会社製、商品名:エスレックK KS−5)
・トルエン/イソプロピルアルコール(1/1) 1900質量部
<熱溶融着色層用塗布液>
・カーボンブラック分散体 100質量部
(固形分46%、カーボンブラック40%、分散剤6%、メチルエチルケトン/トルエン=50/50)
・(メタ)アクリル系樹脂A 40質量部
(Tg:105℃、Mw:40000、三菱レイヨン株式会社製、商品名:ダイヤナ−ルBR−83)
・塩酸ビニル−酢酸ビニル系樹脂 10質量部
(Tg:76℃、重合度:200、日信化学工業株式会社製、商品名:ソルバインCNL)
・メチルエチルケトン/トルエン(1/1) 50質量部
<背面層用塗布液>
・ポリビニルブチラール樹脂 2.0質量部
(積水化学工業株式会社、商品名:エスレックBX−1)
・ポリイソシアネート 9.2質量部
(大日本インキ化学工業株式会社、商品名:バーノックD750)
・リン酸エステル系界面活性剤 1.3質量部
(第一工業製薬株式会社、商品名:プライサーフA208N)
・タルク 0.3質量部
(日本タルク工業株式会社、商品名:ミクロエースP−3)
・トルエン 43.6質量部
・メチルエチルケトン 43.6質量部
熱溶融着色層用塗布液の組成を、熱溶融着色層における、(メタ)アクリル系樹脂の含有量と、前記塩化ビニル−酢酸ビニル系樹脂の含有量との比が、質量基準で、9:1となるように変更した以外は、実施例1と同様にして、転写シートを得た。
熱溶融着色層用塗布液の組成を、熱溶融着色層における、(メタ)アクリル系樹脂の含有量と、前記塩化ビニル−酢酸ビニル系樹脂の含有量との比が、質量基準で、1:1となるように変更した以外は、実施例1と同様にして、転写シートを得た。
熱溶融着色層用塗布液の組成を、熱溶融着色層における、(メタ)アクリル系樹脂の含有量と、前記塩化ビニル−酢酸ビニル系樹脂の含有量との比が、質量基準で、19:1となるように変更した以外は、実施例1と同様にして、転写シートを得た。
熱溶融着色層用塗布液の組成を、熱溶融着色層における、(メタ)アクリル系樹脂の含有量と、前記塩化ビニル−酢酸ビニル系樹脂の含有量との比が、質量基準で、1:4となるように変更した以外は、実施例1と同様にして、転写シートを得た。
熱溶融着色層用塗布液に含まれるアクリル系樹脂Aを、アクリル系樹脂B(Tg:105℃、Mw:85000、三菱レイヨン株式会社製、商品名:ダイヤナ−ルBR−52)に変更した以外は、実施例1と同様にして、転写シートを得た。
熱溶融着色層用塗布液に含まれるアクリル系樹脂Aを、アクリル系樹脂C(Tg:90℃、Mw:85000、三菱レイヨン株式会社製、商品名:ダイヤナ−ルBR−75)に変更した以外は、実施例1と同様にして、転写シートを得た。
熱溶融着色層用塗布液に含まれるアクリル系樹脂Aを、アクリル系樹脂D(Tg:80℃、Mw:65000、三菱レイヨン株式会社製、商品名:ダイヤナ−ルBR−77)に変更した以外は、実施例1と同様にして、転写シートを得た。
離型層を設けなかった以外は、実施例1と同様にして、転写シートを得た。
熱溶融着色層用塗布液を以下に示す組成のものへ変更した以外は、実施例1と同様にして、転写シートを得た。熱溶融着色層における、(メタ)アクリル系樹脂の含有量と、前記塩化ビニル‐酢酸ビニル系樹脂の含有量との比は、質量基準で、4:1であった。
<熱溶融着色層用塗布液>
・酸化チタン分散体 100質量部
(固形分46%、酸化チタン40%、分散剤6%、メチルエチルケトン/トルエン=50/50)
・アクリル系樹脂D 40質量部
(Tg:80℃、Mw:65000、三菱レイヨン株式会社製、商品名:ダイヤナ−ルBR−77)
・塩酸ビニル−酢酸ビニル樹脂 10質量部
(日信化学工業株式会社製、商品名:ソルバインCNL)
・メチルエチルケトン/トルエン(1/1) 50質量部
熱溶融着色層用塗布液を以下に示す組成のものへ変更した以外は、実施例1と同様にして、転写シートを得た。熱溶融着色層における、(メタ)アクリル系樹脂の含有量と、前記塩化ビニル‐酢酸ビニル系樹脂の含有量との比は、質量基準で、4:1であった。
<熱溶融着色層用塗布液>
・イエロー顔料分散体 100質量部
(固形分46%、ディスパーイエロー54 40%、分散剤6%、メチルエチルケトン/トルエン=50/50)
・アクリル系樹脂D 40質量部
(Tg:80℃、Mw:65000、三菱レイヨン株式会社製、商品名:ダイヤナ−ルBR−77)
・塩酸ビニル−酢酸ビニル樹脂 10質量部
(日信化学工業株式会社製、商品名:ソルバインCNL)
・メチルエチルケトン/トルエン(1/1) 50質量部
熱溶融着色層用塗布液を以下に示す組成のものへ変更した以外は、実施例1と同様にして、転写シートを得た。
<熱溶融着色層用塗布液>
・カーボンブラック分散体 100質量部
(固形分46%、カーボンブラック40%、分散剤6%、メチルエチルケトン/トルエン=50/50)
・塩酸ビニル−酢酸ビニル系樹脂 40質量部
(Tg:70℃、重合度:300、日信化学工業株式会社製、商品名:ソルバインCL)
・メチルエチルケトン/トルエン(1/1) 50質量部
熱溶融着色層用塗布液を以下に示す組成のものへ変更した以外は、実施例1と同様にして、転写シートを得た。
<熱溶融着色層用塗布液>
・カーボンブラック分散体 100質量部
(固形分46%、カーボンブラック40%、分散剤6%、メチルエチルケトン/トルエン=50/50)
・塩酸ビニル−酢酸ビニル系樹脂 40質量部
(Tg:76℃、重合度:200、日信化学工業株式会社製、商品名:ソルバインCNL)
・メチルエチルケトン/トルエン(1/1) 50質量部
熱溶融着色層用塗布液を以下に示す組成のものへ変更した以外は、実施例1と同様にして、転写シートを得た。
<熱溶融着色層用塗布液>
・カーボンブラック分散体 100質量部
(固形分46%、カーボンブラック40%、分散剤6%、メチルエチルケトン/トルエン=50/50)
・(メタ)アクリル系樹脂A 40質量部
(Tg:105℃、Mw:40000、三菱レイヨン株式会社製、商品名:ダイヤナ−ルBR−83)
・メチルエチルケトン/トルエン(1/1) 50質量部
熱溶融着色層用塗布液を以下に示す組成のものへ変更した以外は、実施例1と同様にして、転写シートを得た。熱溶融着色層における、(メタ)アクリル系樹脂の含有量と、前記塩化ビニル‐酢酸ビニル系樹脂の含有量との比は、質量基準で、4:1であった。
<熱溶融着色層用塗布液>
・カーボンブラック分散体 100質量部
(固形分46%、カーボンブラック40%、分散剤6%、メチルエチルケトン/トルエン=50/50)
・(メタ)アクリル系樹脂E 40質量部
(Tg:55℃、Mw:65000、三菱レイヨン株式会社製、商品名:ダイヤナ−ルBR−64)
・塩酸ビニル−酢酸ビニル系樹脂 10質量部
(Tg:76℃、重合度:200、日信化学工業株式会社製、商品名:ソルバインCNL)
・メチルエチルケトン/トルエン(1/1) 50質量部
熱溶融着色層用塗布液を以下に示す組成のものへ変更した以外は、実施例1と同様にして、転写シートを得た。熱溶融着色層における、(メタ)アクリル系樹脂の含有量と、前記塩化ビニル‐酢酸ビニル系樹脂の含有量との比は、質量基準で、4:1であった。
<熱溶融着色層用塗布液>
・カーボンブラック分散体 100質量部
(固形分46%、カーボンブラック40%、分散剤6%、メチルエチルケトン/トルエン=50/50)
・(メタ)アクリル系樹脂F 40質量部
(Tg:50℃、Mw:45000、三菱レイヨン株式会社製、商品名:ダイヤナ−ルBR−116)
・塩酸ビニル−酢酸ビニル系樹脂 10質量部
(Tg:76℃、重合度:200、日信化学工業株式会社製、商品名:ソルバインCNL)
・メチルエチルケトン/トルエン(1/1) 50質量部
上記の実施例および比較例で製造した転写シートについて、印画安定性の評価を行った。
上記の実施例および比較例で製造した転写シートと、下記テストプリンターとを用いて、1ライン周期3msec/lineとし、印画電圧を16.5V、18.0Vおよび19.5Vのそれぞれの場合について、下記のようにして作製した中間転写記録媒体の受容層上へ、印画パターン(図3に示す印画パターン)を転写した。画像のカスレおよびツブレが発生しているか(白色細線部の再現性が良いほど画像のツブレが少なく、黒色細線部の再現性が良いほど画像のカスレが少ない。)を目視により確認し、以下の評価基準に従い、評価した。評価結果を表1にまとめた。
(テストプリンター)
サーマルヘッド:KEE−57−12GAN2−STA(京セラ株式会社製)
発熱体平均抵抗値:3303(Ω)
主走査方向印字密度:300dpi
副走査方向印字密度:300dpi
1ライン周期:3.0(msec.)
印字開始温度:35(℃)
パルスDuty比:85%
<中間転写記録媒体の作製>
厚さ16μmのPETフィルム上に、下記組成の剥離層用塗布液、保護層用塗布液および受容層兼ヒートシール層用塗工液をグラビアリバースコート方式で、順次塗工、乾燥して、剥離層、保護層および受容層兼ヒートシール層を形成させて被転写体を得た。上記の各々の乾燥塗工量は、剥離層は1.0g/m2、保護層は2.0g/m2、受容層兼ヒートシール層は1.5g/m2であった。
(剥離層用塗布液)
・アクリル系樹脂 29質量部
(Tg:105℃、Mw:25000、三菱レイヨン株式会社製、商品名:ダイヤナ−ルBR−87)
・ポリエステル系樹脂 1質量部
(東洋紡績株式会社製、商品名:バイロン200)
・メチルエチルケトン/トルエン(1/1) 70質量部
(保護層用塗布液組成)
・ポリエステル系樹脂 30質量部
(東洋紡績株式会社製、商品名:バイロン200)
・メチルエチルケトン/トルエン(1/1) 70質量部
(受容層兼ヒートシール層用塗布液)
・塩酸ビニル−酢酸ビニル樹脂 20質量部
(日信化学工業株式会社製、商品名:ソルバインCNL)
・シリコーンオイル 1質量部
(信越化学工業株式会社製、商品名:X−22−3000T)
・メチルエチルケトン/トルエン(1/1) 79質量部
<カスレ評価基準>
A:カスレがなく、良好である。
B:部分的にカスレがあるが、判読できる。
C:カスレがあり判読が困難であるが、実使用上の問題はない。
D:全体的にカスレがあり、不良である。
<ツブレ評価基準>
A:ツブレがなく、良好である。
B:部分的にツブレがあるが、判読できる。
C:ツブレがあり判読が困難であるが、実使用上の問題はない。
D:全体的にツブレがあり、不良である。
上記実施例および比較例の転写シートを用いて受容層上へ印画パターンを転写した中間転写記録媒体から、塩化ビニル製のカード(被転写体)に、上記受容層に印画パターンを転写した中間転写媒体の転写箔(剥離層、保護層および受容層兼ヒートシール層)を再転写(二次転写)した。この再転写には、カード用ラミネータ(SIP社製)を用いた。再転写性を以下の評価項目に従い、目視により評価した。評価結果を表1にまとめた。
<再転写性評価基準>
A:転写条件160℃ 2sec/inchであっても、被転写体上に転写箔を問題無く転写できた。
B:転写条件160℃ 2sec/inchでは、転写箔と被転写体との密着性が低く、転写できなかったが、転写条件170℃ 2sec/inchでは問題無く転写できた。
C:転写条件170℃ 2sec/inchでは、転写箔と被転写体との密着性が低く、転写できなかったが、180℃ 2sec/inchでは問題無く転写できた。
D:180℃ 2sec/inchであっても、被転写体上へ転写箔を転写できなかった。
11 基材
12 離型層
13 熱溶融着色層
14 背面層
15 熱昇華着色層
Claims (4)
- 基材と、前記基材上に熱溶融着色層とを備えた転写シートと、基材と、前記基材上に受容層を備えた中間転写記録媒体との組合せであって、
前記熱溶融着色層が、着色剤ならびにバインダー樹脂として(メタ)アクリル系樹脂および塩化ビニル−酢酸ビニル系樹脂を含んでなり、
前記(メタ)アクリル系樹脂のガラス転移温度が95℃以上であり、
前記熱溶融着色層に含まれる前記(メタ)アクリル系樹脂と、前記塩化ビニル‐酢酸ビニル系樹脂との質量比が、19:1〜7:3であり、
前記受容層は、被転写体上に転写する層であることを特徴とする、転写シートと中間転写記録媒体との組合せ。 - 前記(メタ)アクリル系樹脂の重量平均分子量が、20000以上、100000以下である、請求項1に記載の転写シートと中間転写記録媒体との組合せ。
- 前記基材と、前記熱溶融着色層との間に離型層をさらに備えてなる、請求項1または2に記載の転写シートと中間転写記録媒体との組合せ。
- 前記熱溶融着色層と面順次となるように熱昇華着色層をさらに備えてなる、請求項1〜3のいずれか一項に記載の転写シートと中間転写記録媒体との組合せ。
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