JP6668679B2 - 搬送装置及び画像記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、搬送路に沿ってシートを搬送する搬送装置、及び当該搬送装置を備えておりシートに画像を記録する画像記録装置に関する。
内部に形成された搬送路に沿ってシートが搬送される搬送装置が知られている。このような搬送装置を備えた装置として、プリンタや複合機などの画像記録装置がある。また、搬送装置や画像記録装置には、内部に複数の搬送路が形成されたものがある。例えば、複数の給送トレイからそれぞれシートが異なる搬送路へ給送される画像記録装置や、シートの両面に画像記録するために表面に画像記録されたシートを反転させるための搬送路を有する画像記録装置がある。
搬送装置や画像記録装置の多くは、シートが搬送路で詰まった場合に、搬送路の一部を外部に露出させる構成を有する。これにより、搬送路に詰まったシートを取り出すことができる。特許文献1には、第1搬送路を画定するカバーが本体に回動可能に取り付けられており、カバーよりも本体の内方において第1搬送路を画定し且つ第2搬送路を画定するガイド部材が本体に回動可能に取り付けられた画像記録装置が開示されている。当該画像記録装置では、カバー及びガイド部材を回動させることで、第1搬送路や第2搬送路を外部に露出させることができる。
特開2009−179447号公報
しかしながら、特許文献1に開示された画像記録装置では、カバー及びガイド部材が本体に対して個別に回動する。そのため、ガイド部材のがたつきによって騒音が発生するおそれがある。また、ガイド部材が本体に対して回動可能に構成されていると、ガイド部材の位置、特にガイド部材の回動先端の位置が不定となるおそれがある。その結果、ガイド部材に案内されるシートが、第1搬送路または第2搬送路において詰まるおそれがある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、シートを案内するガイド部材のがたつきを低減し且つガイド部材の位置を安定させることができる手段を提供することにある。
(1) 本発明に係る搬送装置は、シートが第1搬送方向へ搬送される第1搬送路、及び当該第1搬送路よりも内方に位置してシートが第2搬送方向へ搬送される第2搬送路が形成された筐体と、上記第1搬送路を画定する第1ガイド面を有する第1樹脂部材、上記第1ガイド面と対向し、且つ、上記第1ガイド面よりも内方において上記第1搬送路を画定する第2ガイド面を有し、上記第1樹脂部材に取り付けられた第2樹脂部材、及び上記第2搬送路を画定する第3ガイド面を有し、上記第2樹脂部材に対して上記第1樹脂部材とは反対の位置において上記第2樹脂部材に取り付けられた第3樹脂部材、を有し、上記第1搬送路及び上記第2搬送路を上記筐体の外部に対して閉塞する第1位置、及び上記第1搬送路及び上記第2搬送路を上記筐体の外部に露出させる第2位置に移動可能なガイド部材と、上記第2樹脂部材及び上記第3樹脂部材の間の位置において上記第2樹脂部材に取り付けられている金属フレームと、を備える。上記第1搬送路は、上記第1樹脂部材及び上記第2樹脂部材よりも上記第1搬送方向の下流において、上記第2搬送路と接続されている。上記第3樹脂部材は、上記第2樹脂部材よりも摩擦係数が小さい部材である。上記第3樹脂部材の上記第2搬送方向の下流端部は、上記第1樹脂部材及び上記第2樹脂部材よりも上記第1搬送方向の下流まで延出されており、上記第1搬送路を画定する第4ガイド面を有する。
本構成によれば、第2樹脂部材が第1樹脂部材に取り付けられており、第3樹脂部材が第2樹脂部材に取り付けられている。そのため、第2樹脂部材及び第3樹脂部材のがたつきは、第2樹脂部材及び第3樹脂部材が筐体に回動可能に取り付けられる場合よりも低減される。これにより、第2樹脂部材及び第3樹脂部材のがたつきによる騒音の発生を低減することができる。また、これにより、第2樹脂部材及び第3樹脂部材の位置を安定させることができる。
また、本構成によれば、第3樹脂部材が第1樹脂部材及び第2樹脂部材よりも第1搬送方向の下流まで延出されているため、ガイド部材によって第1搬送路及び第2搬送路を案内されるシートは、最終的に第3樹脂部材によって第1搬送路及び第2搬送路を案内される。ここで、第3樹脂部材には摩擦係数が小さい部材が使用されている。そのため、シートをガイド部材から第1搬送路の下流へ円滑に送ることができる。ここで、第3樹脂部材の位置が安定していないと、ガイド部材から第1搬送路の下流へ送られるシートの位置が安定しなくなる。そこで、本構成では、金属フレームが第2樹脂部材に取り付けられている。これにより、第2樹脂部材の反りなどが低減されるため、第2樹脂部材の形状を安定させることができる。その結果、第2樹脂部材及び第2樹脂部材に取り付けられた第3樹脂部材の位置を安定させることができる。
(2) 上記第2樹脂部材は、上記第1搬送方向へ延出されており、湾曲された第1湾曲部を備える。上記第3樹脂部材は、上記第2搬送方向へ延出されており、上記第1湾曲部と対向する位置に上記第1湾曲部よりも曲率半径が小さい第2湾曲部を備える。
本構成によれば、第1搬送路及び第2搬送路を湾曲させることができる。また、第2湾曲部の曲率半径が第1湾曲部の曲率半径よりも小さいため、第2搬送路の曲率半径は第1搬送路の曲率半径よりも小さくなる。そして、本構成によれば、曲率半径が小さい第2搬送路を構成する第3樹脂部材には、摩擦係数が小さい部材が使用されている。これにより、第2搬送路の曲率半径が小さくても、シートを第2搬送路に沿って円滑に搬送させることができる。
(3) 上記金属フレームは、一枚の板で構成されており、屈曲部を有する。
本構成によれば、金属フレームの強度を強くすることができる。そのため、第2樹脂部材の形状を更に安定させることができる。
(4) 上記金属フレームは、一枚の板で構成されており、上記湾曲部に対応する位置に屈曲部を有しており、上記屈曲部において上記湾曲部が湾曲される方向へ向けて屈曲されている。
本構成によれば、金属フレームが第2樹脂部材の形状に合わせて屈曲されているため、金属フレームを取り付けることによる第2樹脂部材の大型化を抑制することができる。
(5) 本発明に係る搬送装置は、上記第3樹脂部材によって回転可能に支持されており、上記第2搬送路へ突出しているコロを更に備える。上記金属フレームに上記コロが挿入される開口が形成されている。
本構成によれば、シートに当接したコロが回転することによって、第2搬送路を搬送されるシートに対する抵抗を低くすることができる。これにより、シートが第2搬送路に沿って円滑に搬送可能である。
また、本構成によれば、金属フレームに形成された開口にコロが挿入されるため、第2樹脂部材、第3樹脂部材、及び金属フレームの全体としての厚みを小さくできる。
(6) 上記第2樹脂部材に上記コロが挿入される開口が形成されている。
本構成によれば、第2樹脂部材に形成された開口にコロが挿入されるため、第2樹脂部材、第3樹脂部材、及び金属フレームの全体としての厚みを小さくできる。
(7) 本発明に係る搬送装置は、上記筐体に支持されており、シートを支持するシートトレイを更に備え、上記筐体に、上記シートトレイから上記第1搬送路へ向けて延出されており、上記シートトレイに支持されたシートが搬送される第3搬送路が形成されていてもよい。この場合、上記第3搬送路は、上記第4ガイド面の上記第1搬送方向の下流端よりも上記第1搬送方向の上流において上記第1搬送路と接続されていてもよい。
(8) 本発明に係る搬送装置は、上記筐体に配置されておりシートを支持する第1給送トレイと、上記筐体に配置されており、上記第1給送トレイの上方に位置し、シートを支持する第2給送トレイと、を更に備えていてもよい。この場合、上記第1搬送路は、上記第1給送トレイから給送されたシートが搬送される搬送路であり、上記第2搬送路は、上記第2給送トレイから給送されたシートが搬送される搬送路であってもよい。
(9) 本発明に係る搬送装置は、上記筐体に配置されており、上記第2給送トレイにおけるシートの支持面に対して傾斜し且つ上記第2給送トレイから給送されるシートに当接して当該シートを上記第2搬送路へ案内する傾斜面を有する案内部材を更に備える。上記ガイド部材が上記第1位置のときに、上記第3樹脂部材は、上記傾斜面に対して上記第2給送トレイの反対から上記案内部材に当接する。
第2給送トレイに剛性が大きいシートが支持されている場合、傾斜面が第2給送トレイから給送される当該剛性が大きいシートに押されることによって、案内部材が撓むおそれがある。本構成によれば、第3樹脂部材が案内部材に当接することによって、案内部材の撓みを低減することができる。
(10) 本発明に係る搬送装置は、上記第1搬送路における上記第2搬送路との接続位置よりも上記第1搬送方向の下流に配置されており、シートを挟持して搬送するローラ対を更に備える。上記第3樹脂部材の上記第2搬送方向の下流端部は、上記ローラ対によるシートの挟持位置の近傍まで延出されている。
本構成によれば、第3樹脂部材の第2搬送方向の下流端部がローラ対によるシートの挟持位置の近傍まで延出されているため、第1搬送路を第1搬送方向へ搬送されているシート、及び第2搬送路を第2搬送方向へ搬送されているシートを、上記挟持位置へ容易に案内することができる。
(11) 上記ガイド部材は、上記第1樹脂部材の下端部を軸として回動可能に上記筐体によって支持されていてもよい。
(12) 本発明に係る画像記録装置は、上記搬送装置と、上記第1搬送路を搬送されるシートに画像を記録する記録部と、備える画像記録装置として捉えられてもよい。
(13) 上記筐体に、上記記録部によって画像を記録されたシートの表裏を反転させるための第4搬送路が形成されていてもよい。この場合、上記第4搬送路は、上記第2搬送路と接続されていてもよい。また、上記第2搬送路は、上記記録部によって画像を記録されて上記第4搬送路を通過したシートが搬送される搬送路であってもよい。
本発明によれば、第2樹脂部材及び第3樹脂部材のがたつきを低減し且つ第2樹脂部材及び第3樹脂部材の位置を安定させることができる。
図1は、複合機10の斜視図である。 図2は、複合機10の内部を模式的に示した縦断面図である。 図3は、カバー部材80及び第2案内部材72の縦断面図である。 図4は、カバー部材80の斜視図である。 図5は、第3樹脂部材83を除いたカバー部材80の斜視図である。 図6は、第2樹脂部材82及び第3樹脂部材83の斜視図である。 図7は、第2樹脂部材82及び金属フレーム84の斜視図である。 図8は、第2樹脂部材82及び第3樹脂部材83の斜視図である。 図9は、カバー部材80及び第2案内部材72の斜視図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。また、以下の説明では、複合機10が使用可能に設置された状態(図1の状態)を基準として上方向4及び下方向5が定義され、開口13が設けられている面を前面11として前方向6及び後方向7が定義され、複合機10を後方向7に視て右方向8及び左方向9が定義される。上方向4及び下方向5は互いに反対方向である。前方向6及び後方向7は互いに反対方向である。右方向8及び左方向9は互いに反対方向である。上方向4、前方向6、及び右方向8は互いに直交している。
[複合機10の全体構造]
図1に示されるように、複合機10(画像記録装置の一例)は、概ね直方体に形成されている。複合機10は、ファクシミリ機能及びプリント機能などの各種の機能を有している。複合機10は、プリント機能として、用紙12(シートの一例、図2参照)の片面及び両面に画像を記録する機能を有している。
図2に示されるように、複合機10は、搬送装置と、記録部24と、プラテン42とを備えている。搬送装置は、筐体14、搬送ローラ対57(ローラ対の一例)、排出ローラ対58、第1給送トレイ20、第2給送トレイ22、背面トレイ70(シートトレイの一例)、排出トレイ21、第1給送部28、第2給送部29、第1案内部材71、第2案内部材72(案内部材の一例)、カバー部材80(ガイド部材の一例)、及び金属フレーム84(図3参照)を備えている。
図1に示されるように、筐体14は、複合機10の外観を構成するものである。筐体14の前面11に開口13が形成されている。図2に示されるように、搬送ローラ対57、排出ローラ対58、第1給送部28、第2給送部29、第1案内部材71、及び第2案内部材72は、筐体14の内部に配置されている。筐体14の内部には、用紙12が搬送される第1搬送路65、第2搬送路66、第3搬送路64、及び第4搬送路69が形成されている。第1給送トレイ20及び第2給送トレイ22は、筐体14に対して開口13を通じて後方向7へ挿入されることで筐体14に装着され、筐体14に対して開口13を通じて前方向6へ脱抜される。排出トレイ21は、第2給送トレイ22に支持されており、第2給送トレイ22と一体に移動する。なお、排出トレイ21は、第2給送トレイ22とは独立して筐体14に配置されていてもよい。背面トレイ70及びカバー部材80は、筐体14に支持されている。金属フレーム84は、カバー部材80に取り付けられている。
図1及び図2に示されるように、第2給送トレイ22は、筐体14に装着された状態において、記録部24の下方に配置されている。第1給送トレイ20は、筐体14に装着された状態において、筐体14に装着された第2給送トレイ22の下方に配置されている。図2に示されるように、第1給送トレイ20が筐体14に装着された状態において、第1給送トレイ20に支持された用紙12が第1搬送路65へ給送可能となる。第2給送トレイ22が筐体14に装着された状態において、第2給送トレイ22に支持された用紙12が第2搬送路66へ給送可能となる。
各給送トレイ20、22は、上方が開放された概ね直方体の箱状に形成されている。第1給送トレイ20は、複数の用紙12が積層した状態で支持される底板75を備えている。第2給送トレイ22は、複数の用紙12が積層した状態で支持される底板76を備えている。第1給送トレイ20における上部の前部には、排出トレイ21が支持されている。
底板75に支持された用紙12は、第1給送部28によって後方向7へ送られることで第1搬送路65へ給送され、第1搬送路65を図2に一点鎖線で示される搬送方向16(第1搬送方向の一例)へ搬送される。第1搬送路65を搬送される用紙12の搬送方向16の下流端が搬送ローラ対57に到達すると、当該用紙12は搬送ローラ対57によって第1搬送路65を記録部24へ向けて搬送方向16へ搬送される。記録部24の直下へ到達した用紙12は、記録部24によって画像記録される。
底板76に載置された用紙12は、第2給送部29によって後方向7へ送られることで第2搬送路66へ給送される。当該用紙12は、第2搬送路66を図2に二点鎖線で示される搬送方向17(第2搬送方向の一例)へ搬送される。第2搬送路66の搬送方向17の下流端は、合流位置36(接続位置の一例)において第1搬送路65と合流している。ここで、合流位置36は、搬送ローラ対57よりも搬送方向16の上流であり、カバー部材80よりも搬送方向16の下流である位置である。合流位置36を介して第1搬送路65へ搬送された用紙12は、底板75に支持された用紙12と同様に、第1搬送路65を記録部24へ向けて搬送される。
[第1給送部28及び第2給送部29]
図2に示されるように、筐体14に装着された状態の第1給送トレイ20の上方に、第1給送部28が設けられている。第1給送部28は、第1給送ローラ25、第1アーム26、及び第1軸部27を備えている。
第1給送ローラ25は、第1アーム26の先端部に回転可能に支持されている。第1アーム26は、筐体14に支持された第1軸部27によって回動可能に支持されている。第1アーム26は、第1軸部27に支持されている部分から後方へ延出されている。第1アーム26は、自重或いはバネ等による弾性力によって下方へ回動付勢されている。これにより、第1給送ローラ25は、底板75に用紙12が支持されていない場合、底板75に当接する。また、第1給送ローラ25は、底板75に用紙12が支持されている場合、支持された用紙12のうち最上の用紙12に当接する。
第1給送ローラ25は、モータ(不図示)から駆動力が付与されて回転する。当該モータは、後述する搬送ローラ60及び排出ローラ62に駆動力を付与するモータと同一であってもよいし異なっていてもよい。回転した第1給送ローラ25は、底板75に支持された用紙12をピックアップして後方向7へ送る。
筐体14に装着された状態の第2給送トレイ22の上方に、第2給送部29が設けられている。第2給送部29は、第2給送ローラ30、第2アーム31、及び第2軸部32を備えている。第2給送ローラ30は、モータ(不図示)から駆動力が付与されて回転することによって、底板76に支持された用紙12を第2搬送路66へ給送する。なお、第2給送ローラ30、第2アーム31、及び第2軸部32は、それぞれ上述した第1給送ローラ25、第1アーム26、及び第1軸部27と同様の構成である。そのため、それらの詳細な説明は省略される。
[第1案内部材71及び第2案内部材72]
図2に示されるように、筐体14の内部に、第1案内部材71及び第2案内部材72が配置されている。
第1案内部材71は、筐体14に装着された状態の第1給送トレイ20の後端部よりも後方に配置されている。第1案内部材71は、前方向6を向いた傾斜面73を備えている。傾斜面73は、底板75の上面75Aに対して傾斜している。詳細には、傾斜面73は、後方向7へ向かって上方向4へ向けて傾斜している。傾斜面73の下端部は、筐体14に装着された状態の第1給送トレイ20の後端部と近接している。傾斜面73の上端部は、カバー部材80の後述する第1樹脂部材81と近接している。傾斜面73は、第1給送ローラ25によって後方向7へ送られた用紙12に当接される。これにより、用紙12は、傾斜面73に沿って案内されて、第1搬送路65の湾曲路65Aへ送られる。
第2案内部材72は、筐体14に装着された状態の第2給送トレイ22の後端部よりも後方に配置されている。第2案内部材72は、前方向6を向いた傾斜面74を備えている。傾斜面74は、底板76の上面76A(シートの支持面の一例)に対して傾斜している。詳細には、傾斜面74は、後方向7へ向かって上方向4へ向けて傾斜している。傾斜面74の下端部は、筐体14に装着された状態の第2給送トレイ22の後端部と近接している。傾斜面74の上端部は、カバー部材80の後述する第3樹脂部材83と近接している。傾斜面74は、第2給送ローラ30によって後方向7へ送られた用紙12に当接される。これにより、用紙12は、傾斜面74に沿って案内されて、第2搬送路66へ送られる。
[第1搬送路65]
第1搬送路65は、用紙12を案内する経路である。図2に示されるように、第1搬送路65は、第1案内部材71の上端部から搬送ローラ対57及び記録部24を経て排出トレイ21の上方まで延びている。第1搬送路65は、湾曲路65Aと直線路65Bとで構成されている。
湾曲路65Aは、搬送方向16に沿って上方へ延びつつ前方へ向けて湾曲している。第1給送トレイ20に支持された状態から第1給送部28によって後方向7へ給送された用紙12は、第1案内部材71の傾斜面73に沿って案内され、湾曲路65Aを搬送方向16へ搬送される。これにより、当該用紙12は、下方から上方へUターンするように案内される。湾曲路65Aを通過した用紙12は、搬送ローラ対57によって挟持される。湾曲路65Aは、カバー部材80の第1樹脂部材81と、カバー部材80の後述する第2樹脂部材82及び第3樹脂部材83とによって画定されている。
直線路65Bは、用紙12を案内する経路である。直線路65Bは、搬送ローラ対57において湾曲路65Aの搬送方向16の下流端と連続しており、排出トレイ21の上方まで延びている。直線路65Bは、概ね前方向6へ直線状に延びている。搬送ローラ対57に到達した用紙12は、搬送ローラ対57によって直線路65Bを前方向6へ搬送される。
直線路65Bは、記録部24が配置されている以外の部分において、第1上ガイド部材54と第1下ガイド部材55とによって画定されている。また、直線路65Bは、記録部24が配置されている部分において、記録部24とプラテン42とによって画定されている。
[第2搬送路66]
第2搬送路66は、用紙12を案内する経路である。図2に示されるように、第2搬送路66は、第1搬送路65の湾曲路65Aの前方に位置している。換言すると、第2搬送路66は、第1搬送路65の湾曲路65Aよりも筐体14の内方に位置している。第2搬送路66は、第2案内部材72の上端部から合流位置36まで延びている。第2搬送路66は、搬送方向17に沿って上方へ延びつつ前方へ向けて湾曲している。
第2給送トレイ22に支持された状態から第2給送部29によって後方向7へ給送された用紙12は、第2案内部材72の傾斜面74に沿って案内され、第2搬送路66を搬送方向17へ搬送される。これにより、当該用紙12は、下方から上方へUターンするように案内される。第2搬送路66を通過した用紙12は、合流位置36から第1搬送路65へ進入して、搬送ローラ対57によって挟持される。第2搬送路66は、カバー部材80の第3樹脂部材83と、第2上ガイド部材33の後部とによって画定されている。なお、第2上ガイド部材33の後部は、第3樹脂部材83と略同方向に湾曲されている。
[背面トレイ70]
図2に示されるように、背面トレイ70は、筐体14の後面15(図1参照)におけるカバー部材80の上方において、筐体14に支持されている。背面トレイ70は、用紙12を支持するものである。用紙12は、背面トレイ70に支持される際、後述する第3搬送路64に沿って筐体14の内部へ挿入される。この際、用紙12の挿入先端は、搬送ローラ対57に当接した状態とされる。つまり、用紙12は、その先端部が筐体14の内部へ挿入され、当該先端部以外の部分が背面トレイ70に支持される。この状態で搬送ローラ対57の搬送ローラ60が回転すると、背面トレイ70に支持された用紙12は、搬送ローラ対57によって第1搬送路65を搬送される。当該用紙12は、記録部24によって画像記録が行われて、排出トレイ21へ排出される。
なお、背面トレイ70と対向して配置されており、背面トレイ70に支持された用紙12と当接するローラが設けられていてもよい。この場合、背面トレイ70に支持された用紙12は、当該ローラが回転することによって、第3搬送路64及び第1搬送路65を搬送される。よって、この場合、用紙12が背面トレイ70に支持される際に、当該用紙12は筐体14の内部へ挿入される必要はない。
[第3搬送路64]
第3搬送路64は、背面トレイ70に支持された用紙12が搬送される経路である。図2に示されるように、第3搬送路64は、湾曲路65Aの後方且つ上方に位置する背面トレイ70から湾曲路65Aへ向けて延出された搬送路である。第3搬送路64は、合流位置36よりも搬送方向16の上流の合流位置35において湾曲路65Aと接続されている。合流位置35は、カバー部材80の第3樹脂部材83の搬送方向16の下流端よりも搬送方向16の上流に位置する。第3搬送路64は、第3上ガイド部材67と、カバー部材80の第1樹脂部材81とによって画定されている。
[第4搬送路69]
第4搬送路69は、記録部24によって画像が記録された用紙12を、表裏を反転させて再び記録部24に到達させるための経路である。本実施形態における第4搬送路69は、分岐位置69Aにおいて第1搬送路65から分岐し、合流位置69Bにおいて第2搬送路66と合流する。分岐位置69Aは、記録部24よりも搬送方向16の下流に位置する。詳細には、分岐位置69Aは、第1搬送路65における排出ローラ対58と反転ローラ対56との間に位置する。第4搬送路69内における用紙12の搬送方向18は、図2に破線の矢印で示されている。第4搬送路69は、筐体14の内部において所定間隔を隔てて対向する第2上ガイド部材33(詳細には第2上ガイド部材33の後部以外の部分)及び第2下ガイド部材34によって画定されている。
[搬送ローラ対57、排出ローラ対58、反転ローラ対56、再搬送ローラ対59]
図2に示されるように、搬送ローラ対57は、第1搬送路65における合流位置69Bよりも搬送方向16の下流に配置されている。搬送ローラ対57は、互いに対向する搬送ローラ60及びピンチローラ61を備える。搬送ローラ60は、モータ(不図示)から駆動伝達されて回転する。ピンチローラ61は、搬送ローラ60の回転に伴って連れ回る。搬送ローラ対57は、用紙12を挟持して搬送方向16へ搬送する。
排出ローラ対58は、第1搬送路65における搬送ローラ対57よりも搬送方向16の下流に配置されている。排出ローラ対58は、互いに対向する排出ローラ62及び拍車63を備える。排出ローラ62は、モータ(不図示)から駆動伝達されて回転する。拍車63は、排出ローラ62の回転に伴って連れ回る。排出ローラ対58は、用紙12を挟持して搬送方向16へ搬送する。
反転ローラ対56は、第1搬送路65における排出ローラ対58よりも搬送方向16の下流に配置されている。反転ローラ対56は、互いに対向する反転ローラ45及び拍車46を備える。反転ローラ45は、モータ(不図示)から駆動伝達されて回転する。拍車46は、反転ローラ45の回転に伴って連れ回る。反転ローラ対56は、用紙12を挟持して搬送方向16及び当該搬送方向16と逆方向へ搬送する。
再搬送ローラ対59は、第4搬送路69に配置されている。再搬送ローラ対59は、互いに対向する再搬送ローラ51及び従動ローラ52を備える。再搬送ローラ51は、モータ(不図示)から駆動伝達されて回転する。従動ローラ52は、再搬送ローラ51の回転に伴って連れ回る。再搬送ローラ対59は、用紙12を挟持して搬送方向18へ搬送する。
なお、各ローラ60、62、45、52は、同一のモータから駆動伝達されてもよいし、異なるモータから駆動伝達されてもよい。
[記録部24]
図2に示されるように、記録部24は、第1搬送路65における搬送ローラ対57及び排出ローラ対58の間に配置されている。本実施形態において、記録部24は、インクジェット方式によって、第1搬送路65を搬送される用紙12に画像を記録する。なお、記録部24が用紙12に画像を記録する方式は、インクジェット方式に限らず、電子写真方式などの他の方式であってもよい。
[経路切替部材41]
図2に示されるように、経路切替部材41は、第1搬送路65における排出ローラ対58と反転ローラ対56との間に配置されている。経路切替部材41は、フラップ49と、軸50とを備えている。フラップ49は、第1上ガイド部材54に支持された軸50から第1搬送路65に延出されている。フラップ49は、軸50に回動可能に軸支されている。フラップ49は、第1搬送路65を閉塞させる反転位置(図2に実線で示される位置)と、第1搬送路65に沿った用紙12の通過を許容する排出位置(図2に破線で示される位置)との間を、軸50を中心として回動する。なお、フラップ49は、回動以外によって、例えば上方向4及び下方向5に沿った移動によって、反転位置と排出位置とに移動してもよい。
通常状態におけるフラップ49は、自重によって反転位置となっている。なお、フラップ49は、バネなどによって反転位置に付勢されていてもよい。フラップ49は、記録部24によって表面に画像記録されて搬送方向16へ搬送される用紙12に持ち上げられることによって、反転位置から排出位置へ向けて軸50周りに回動する。以後、フラップ49は、搬送方向16に搬送される用紙12を案内する。また、フラップ49は、搬送方向16へ搬送される用紙12の後端(搬送方向16の上流端)が分岐位置69Aに到達したことに応じて、自重によって排出位置から反転位置へ回動する。
この状態において反転ローラ対56の反転ローラ45がそれまでと同方向の回転を継続すると、用紙12は、搬送方向16へ搬送されて排出トレイ21に排出される。一方、反転ローラ45の回転方向が逆方向に切り替えられると、用紙12は、搬送方向16の上流端を先端として、第4搬送路69へ進入する。第4搬送路69へ進入した用紙12は、再搬送ローラ対59によって第4搬送路69を搬送方向18へ搬送される。
その後、用紙12は、合流位置69Bを経て第2搬送路66を搬送方向17へ搬送される。つまり、第2搬送路66は、記録部24によって画像を記録されて第4搬送路69を通過した用紙12が搬送される経路である。第2搬送路66を通過した用紙12は、搬送ローラ対57によって搬送方向16へ搬送されて再び記録部24に到達する。このとき、用紙12の裏面が記録部24に対向している。記録部24は、用紙12の裏面に画像記録を実行する。記録部24によって裏面に画像記録された用紙12は、排出ローラ対58及び反転ローラ対56によって搬送方向16へ搬送されて、排出トレイ21に排出される。
[カバー部材80]
図2に示されるように、カバー部材80は、筐体14の後面15(図1参照)における背面トレイ70の下方において、筐体14に支持されている。図3に示されるように、カバー部材80は、第1樹脂部材81と、第2樹脂部材82と、第3樹脂部材83とを備えている。
第1樹脂部材81、第2樹脂部材82、及び第3樹脂部材83はそれぞれ、樹脂によって一体成型されている。
第3樹脂部材83は、第1樹脂部材81及び第2樹脂部材82よりも摩擦係数が小さい部材である。本実施形態において、第3樹脂部材83は、ポリアセタール(POM)で構成されており、第1樹脂部材81及び第2樹脂部材82は、ポリスチレン(PS)で構成されている。もちろん、上記の摩擦係数の大小関係が満足されているならば、第1樹脂部材81、第2樹脂部材82、及び第3樹脂部材83は、上記以外の樹脂で構成されていてもよい。
なお、以下のカバー部材80の各構成(第1樹脂部材81、第2樹脂部材82、及び第3樹脂部材83)の説明では、特に記載がない限り、カバー部材80が後述する第1位置(図2に実線で示される位置)であるとして、各方向(上方向4、下方向5、前方向6、後方向7、右方向8、及び左方向9)が定義される。
[第1樹脂部材81]
図4に示されるように、第1樹脂部材81は、概ね板形状の基部101と、基部101の左右両端部に設けられた一対の側部102と、基部101における一対の側部102の間から前方へ突出された複数のリブ103と、一対の側部102の上端部の前端部同士を繋ぐ連結部104と、基部101の上端部と連結部104とを繋ぐ複数のリブ105と、を備えている。
一対の側部102の下端部に、開口106が形成されている。筐体14の後面15(図1参照)に設けられた突起78(図2参照)が開口106に挿通されている。これにより、カバー部材80は、第1樹脂部材81の下端部の軸を中心として回動可能に筐体14によって支持されている。なお、当該軸は、突起78の中心を通る仮想線である。
カバー部材80は、図2に実線で示される第1位置と、図2に破線で示される第2位置とに回動可能である。第1樹脂部材81は、第1位置のときに起立した状態である。第1樹脂部材81は、カバー部材80が第2位置のときに筐体14の後面15(図1参照)に対して傾斜した状態である。カバー部材80が第1位置のとき、湾曲路65A及び第2搬送路66は筐体14の外部に対して閉塞されている。また、カバー部材80が第1位置のとき、後述するように第1樹脂部材81は湾曲路65Aを画定している。一方、カバー部材80が第2位置のとき、湾曲路65A及び第2搬送路66は筐体14の外部に露出されている。
一対の側部102の上端部且つ前端部に、開口107が形成されている。開口107は、各側部102に2つずつ形成されている。2つの開口107は、上方向4及び下方向5に間隔を空けて形成されている。開口107には、後述する第2樹脂部材82の突起108が挿入される。なお、図4、図5、及び図9は、突起108が開口107に挿入された状態である。
複数のリブ103は、右方向8及び左方向9に間隔を空けて設けられている。また、各リブ103は、搬送方向16に沿って延びている。カバー部材80が第1位置のとき、各リブ103の突出先端面は、湾曲路65Aを搬送される用紙12に当接して、用紙12を湾曲路65Aに沿って案内する。つまり、各リブ103の突出先端面を含む仮想面(第1ガイド面の一例)は、湾曲路65Aを画定している。
図3に示されるように、側面視において、各リブ103の突出先端面は、搬送方向16の上流部において上方向4へ延びており、複数のリブ103の搬送方向16の下流部において上方向4へ向かって前方向6へ湾曲している。
図4に示されるように、複数のリブ105は、右方向8及び左方向9に間隔を空けて設けられている。また、各リブ103は、前方向6及び後方向7に沿って延びている。カバー部材80が第1位置のとき、各リブ105の突出先端面は、第3搬送路64を搬送される用紙12に当接して、用紙12を第3搬送路64に沿って案内する。つまり、各リブ105の突出先端面を含む仮想面は、第3搬送路64を画定している。
[第2樹脂部材82]
図7及び図8に示されるように、第2樹脂部材82は、概ね板形状の部材である。図5に示されるように、第2樹脂部材82は、第1樹脂部材81に取り付けられている。第2樹脂部材82は、第1樹脂部材81に取り付けられた状態において、上方向4及び下方向5並びに右方向8及び左方向9の長さが前方向6及び後方向7の長さよりも長く、右方向8及び左方向9の長さが上方向4及び下方向5の長さよりも長い。
第2樹脂部材82の左右両端に突起108が形成されている。2つの突起108が、第2樹脂部材82の右端から右方向8へ突出されており、2つの突起108が、第2樹脂部材82の左端から左方向9へ突出されている。突起108は、第1樹脂部材81の開口107に挿入される(図5参照)。これにより、第2樹脂部材82は、第1樹脂部材81に取り付けられる。その結果、図2に示されるように、第2樹脂部材82は、第1樹脂部材81と一体に回動可能である。
図3及び図7に示されるように、第2樹脂部材82は、延出部82Aと湾曲部82B(第1湾曲部の一例)とで構成されている。延出部82Aは、第2樹脂部材82の下部を構成しており、側面視において上方向4へ延びている。湾曲部82Bは、延出部82Aの上端と連続している。湾曲部82Bは、第2樹脂部材82の上部を構成しており、側面視において上方向4へ向かって前方向6へ湾曲している。
図3に示されるように、第2樹脂部材82が第1樹脂部材81に取り付けられた状態において、第2樹脂部材82は、第1樹脂部材81の上部と間隔を空けて対向している。そして、図3及び図8に示されるように、第2樹脂部材82における第1樹脂部材81と対向する面109に、複数のリブ110が形成されている。複数のリブ110は、右方向8及び左方向9に間隔を空けて設けられている。また、各リブ110は、搬送方向16に沿って延びている。
カバー部材80が第1位置のとき、各リブ110の突出先端面は、湾曲路65Aを搬送される用紙12に当接して、用紙12を湾曲路65Aに沿って案内する。つまり、各リブ110の突出先端面を含む仮想面(第2ガイド面の一例)は、リブ103と対向し、且つ、リブ103の突出先端面を含む仮想面よりも内方において湾曲路65Aを画定している。
各リブ110は、搬送方向16の上流部に位置する延出部82Aにおいて上方向4(第1方向の一例)へ延びており、搬送方向16の下流部に位置する湾曲部82Bにおいて上方向4へ向かって前方向6(第2方向の一例)へ湾曲している。また、上述したように、第1樹脂部材81のリブ103も、リブ110と同様に延出及び湾曲している。これにより、湾曲路65Aは、搬送方向16の上流部において上方向4へ延びており、複数のリブ103の搬送方向16の下流部において上方向4へ向かって前方向6へ湾曲している。
図8に示されるように、第2樹脂部材82に開口111、112、113が形成されている。開口111、112、113は、それぞれ複数形成されている。
開口111は、延出部82Aに形成されている。開口111には、後述するコロ120が挿入される。開口112は、延出部82Aにおける開口111よりも下方に形成されている。開口112には、後述する第3樹脂部材83の突起115が挿通される。開口113は、湾曲部82Bに形成されている。開口113には、後述する第3樹脂部材83の係合部116が挿通される。
図7に示されるように、第2樹脂部材82の面109の裏の面124に、前方へ突出する突部114が形成されている。突部114は、後述する金属フレーム84の貫通孔126に挿通される。また、図8に示されるように、面109に、貫通孔125が形成されている。貫通孔125には、金属フレーム84を第2樹脂部材82に固定させるためのネジ128が螺合される。
[第3樹脂部材83]
図3に示されるように、第3樹脂部材83は、第2樹脂部材82に対して第1樹脂部材81とは反対の位置において第2樹脂部材82に取り付けられている。つまり、第3樹脂部材83が第2樹脂部材82に取り付けられた状態において、第2樹脂部材82は、第1樹脂部材81及び第3樹脂部材83に挟まれた状態である。第3樹脂部材83は、第2樹脂部材82に取り付けられることによって、第1樹脂部材81及び第2樹脂部材82と一体に回動可能である。
図6に示されるように、右方向8及び左方向9に沿って、7つの第3樹脂部材83(831〜837)が並んで配置されている。なお、第3樹脂部材83の数は7つ以外であってもよい。
図3及び図6に示されるように、各第3樹脂部材83は、概ね板形状の部材である。各第3樹脂部材83は、第2樹脂部材82に取り付けられた状態において、上方向4及び下方向5並びに右方向8及び左方向9の長さが前方向6及び後方向7の長さよりも長い。
図8に示されるように、各第3樹脂部材83には、突起115及び係合部116が形成されている。突起115は、各第3樹脂部材83の下端部の左右両端部から下方へ突出されている。係合部116は、各第3樹脂部材83において第2樹脂部材82と対向する面117の、突起115よりも上方の左右両端部から後方へ突出されている。各第3樹脂部材83の面117の右端部から突出された係合部116の突出先端部は、右方向8へ屈曲されている。面117の左端部から突出された係合部116の突出先端部は、左方向9へ屈曲されている。
突起115は、第2樹脂部材82の開口112に挿通される。突起115が開口112に挿通された状態において、係合部116が第2樹脂部材82の開口113に挿通されて係合される。これにより、各第3樹脂部材83が第2樹脂部材82に取り付けられた状態となる。
図3及び図6に示されるように、各第3樹脂部材83は、延出部83Aと湾曲部83B(第2湾曲部の一例)とで構成されている。延出部83Aは、各第3樹脂部材83の下部を構成しており、側面視において上方向4へ延びている。延出部83Aは、第2樹脂部材82の延出部82Aと対向している。湾曲部83Bは、延出部83Aの上端と連続している。湾曲部83Bは、各第3樹脂部材83の上部を構成しており、側面視において上方向4へ向かって前方向6へ湾曲している。湾曲部83Bは、第2樹脂部材82の湾曲部82Bと対向している。
図3及び図6に示されるように、各第3樹脂部材83が第2樹脂部材82に取り付けられた状態において、各第3樹脂部材83における第2樹脂部材82と対向する面117の裏の面118に、複数のリブ119が形成されている。複数のリブ119は、右方向8及び左方向9に間隔を空けて設けられている。また、各リブ119は、搬送方向17に沿って延びている。
カバー部材80が第1位置のとき、各リブ119の突出先端面は、第2搬送路66を搬送される用紙12に当接して、用紙12を第2搬送路66に沿って案内する。つまり、各リブ119の突出先端面を含む仮想面(第3ガイド面の一例)は、第2搬送路66を画定している。なお、各第3樹脂部材83と共に第2搬送路66を画定している第2上ガイド部材33の後部は、第2搬送路66を搬送される用紙12に当接して、用紙12を第2搬送路66に沿って案内する。つまり、第2上ガイド部材33の後部は、各リブ119の突出先端面を含む仮想面よりも内方において第2搬送路66を画定している。
各リブ119は、搬送方向17の上流部に位置する延出部83Aにおいて上方向4へ延びており、搬送方向17の下流部に位置する湾曲部83Bにおいて上方向4へ向かって前方向6へ湾曲している。また、上述したように、第2上ガイド部材33は、各第3樹脂部材83と略同方向に湾曲している。つまり、第2上ガイド部材33は、各リブ119と略同方向に湾曲している。
湾曲部83Bの曲率半径は、湾曲部82Bの曲率半径よりも小さい。これにより、第2搬送路66における湾曲部83Bによって区画されている湾曲部分の曲率半径は、第1搬送路65における湾曲部82Bによって区画されている湾曲部分の曲率半径よりも小さくなっている。
図3に示されるように、各第3樹脂部材83は、第1樹脂部材81及び第2樹脂部材82よりも搬送方向16の下流まで延出されている。また、図2に示されるように、各第3樹脂部材83の延出先端部、つまり上述した湾曲部83Bの搬送方向17の下流端部は、搬送ローラ対57による用紙12の挟持位置の近傍に位置している。
図3に示されるように、各第3樹脂部材83の湾曲部83Bの面117のうち、第1樹脂部材81及び第2樹脂部材82よりも搬送方向16の下流まで延出された部分の面117A(第4ガイド面の一例)は、第1搬送路65の湾曲路65Aを搬送される用紙12に下方から当接して、用紙12を湾曲路65Aに沿って案内する。つまり、面117Aは、第1樹脂部材81及び第2樹脂部材82よりも搬送方向16の下流において、湾曲路65Aを画定している。
図3及び図6に示されるように、第3樹脂部材83は、4つのコロ120を回転可能に支持している。詳細には、図6に示されるように、第3樹脂部材832が1つのコロ120を回転可能支持しており、第3樹脂部材834が2つのコロ120を回転可能に支持しており、第3樹脂部材836が1つのコロ120を回転可能に支持している。なお、コロ120を支持するのは、第3樹脂部材832、834、836に限らない。また、コロ120の数は4つに限らない。第3樹脂部材832、834、836は、面117から後方へ突出し且つ右方向8及び左方向9に間隔を空けて形成された一対の突部121を備えている。一対の突部121の間隔は、コロ120の右方向8及び左方向9の厚みよりも長い。一対の突部121には切り欠き(不図示)が形成されており、コロ120の軸122が当該切り欠きに嵌め込まれる。これにより、コロ120は、第3樹脂部材832、834、836によって回転可能に支持される。なお、コロ120が回転可能に支持される構成は、上述した構成に限らない。
第3樹脂部材832、834、836における一対の突部121の間には、開口123が形成されている。コロ120は、後方から開口123を通じて第2搬送路66へ突出している。また、上述した第2樹脂部材82に形成された開口111は、前方向6及び後方向7において開口123と対向している。コロ120は、前方から開口111へ挿入されている。なお、本実施形態において、コロ120は、第1搬送路65へ突出されていないが、突出されていてもよい。
図3及び図9に示されるように、カバー部材80が第1位置のときに、各第3樹脂部材83の面118の下端部は、後方から第2案内部材72に当接する。換言すると、カバー部材80が第1位置のときに、各第3樹脂部材83の面118の下端部は、傾斜面74に対して第2給送トレイ22の反対から第2案内部材72に当接する。また、第2案内部材72の突部77が、各第3樹脂部材83の面118の下端部に当接する。ここで、突部77は、第2案内部材72の上端から上方へ突出しており、且つ右方向8及び左方向9に間隔を空けて複数設けられている。
[金属フレーム84]
図3に示されるように、金属フレーム84は、第2樹脂部材82及び各第3樹脂部材83の間の位置において第2樹脂部材82に取り付けられている。金属フレーム84は、第2樹脂部材82に取り付けられることによって、第1樹脂部材81、第2樹脂部材82、及び各第3樹脂部材83と一体に回動可能である。金属フレーム84は、ステンレスなどの金属によって一枚の板として構成されている。
なお、以下の金属フレーム84の説明では、特に記載がない限り、カバー部材80が第1位置(図2に実線で示される位置)であるとして、各方向(上方向4、下方向5、前方向6、後方向7、右方向8、及び左方向9)が定義される。
図7に示されるように、金属フレーム84は、板形状の部材である。金属フレーム84は、第2樹脂部材82に取り付けられた状態において、上方向4及び下方向5並びに右方向8及び左方向9に拡がっている。
金属フレーム84には、貫通孔126が形成されている。貫通孔126は、金属フレーム84の左右両端部に形成されている。第2樹脂部材82の突部114が貫通孔126に挿通されることによって、金属フレーム84は第2樹脂部材82に取り付けられる。また、金属フレーム84には、不図示の貫通孔が形成されている。当該貫通孔には、貫通孔125に螺合されるネジ128が貫通される。ネジ128が貫通孔125に螺合されることによって、金属フレーム84は第2樹脂部材82に固定される。
図3及び図7に示されるように、金属フレーム84は、延出部84Aと2つの屈曲部84B、84Cとで構成されている。
延出部84Aは、第2樹脂部材82の延出部82Aと各第3樹脂部材83の延出部83Aとによって挟まれている。つまり、延出部84Aは、延出部82A、83Aに対応する位置に設けられている。側面視において、延出部84Aは、上方向4及び下方向5に沿って延びている。
屈曲部84Bは、延出部84Aの上端と連続している。屈曲部84Bは、第2樹脂部材82の湾曲部82Bと各第3樹脂部材83の湾曲部83Bとによって挟まれている。つまり、屈曲部84Bは、湾曲部82B、83Bに対応する位置に設けられている。側面視において、金属フレーム84は、屈曲部84Bで上方向4から前方向6へ屈曲している。
屈曲部84Cは、延出部84Aの下端と連続している。屈曲部84Cは、第2樹脂部材82の延出部82Aと各第3樹脂部材83の延出部83Aとによって挟まれている。つまり、屈曲部84Cは、延出部82A、83Aに対応する位置に設けられている。側面視において、金属フレーム84は、屈曲部84Cで下方向5から後方向7へ屈曲している。
なお、金属フレーム84の屈曲部84B、84Cにおける屈曲の方向は、上述した方向に限らない。
図7に示されるように、金属フレーム84には、開口129が形成されている。開口129は、前方向6及び後方向7において、第3樹脂部材832、834、836の開口123と対向している。第3樹脂部材832、834、836に支持されたコロ120が、開口129へ挿入されている。
[実施形態の効果]
本実施形態によれば、第2樹脂部材82が第1樹脂部材81に取り付けられており、各第3樹脂部材83が第2樹脂部材82に取り付けられている。そのため、第2樹脂部材82及び各第3樹脂部材83のがたつきは、第2樹脂部材82及び各第3樹脂部材83が筐体14に回動可能に取り付けられる場合よりも低減される。これにより、第2樹脂部材82及び各第3樹脂部材83のがたつきによる騒音の発生を低減することができる。また、これにより、第2樹脂部材82及び各第3樹脂部材83の位置を安定させることができる。
また、本実施形態によれば、第3樹脂部材83が第1樹脂部材81及び第2樹脂部材82よりも搬送方向16の下流まで延出されているため、カバー部材80によって第1搬送路65及び第2搬送路66を案内される用紙12は、最終的に第3樹脂部材83によって第1搬送路65及び第2搬送路66を案内される。ここで、第3樹脂部材83には摩擦係数が小さい部材が使用されている。そのため、用紙12をカバー部材80よりも第1搬送路65の下流へ円滑に送ることができる。ここで、第3樹脂部材83の位置が安定していないと、カバー部材80よりも第1搬送路65の下流へ送られる用紙12の位置が安定しなくなる。そこで、本実施形態では、金属フレーム84が第2樹脂部材82に取り付けられている。これにより、第2樹脂部材82の反りなどが低減されるため、第2樹脂部材82の形状を安定させることができる。その結果、第2樹脂部材82及び第2樹脂部材82に取り付けられた各第3樹脂部材83の位置を安定させることができる。
また、本実施形態によれば、第2樹脂部材82及び各第3樹脂部材83がそれぞれ湾曲しているため、第1搬送路65及び第2搬送路66を湾曲させることができる。また、湾曲部83Bの曲率半径が湾曲部82Bの曲率半径よりも小さいため、第2搬送路66の曲率半径は第1搬送路65の曲率半径よりも小さくなる。そして、本実施形態によれば、曲率半径が小さい第2搬送路66を構成する各第3樹脂部材83には、摩擦係数が小さい部材が使用されている。これにより、第2搬送路66の曲率半径が小さくても、用紙12を第2搬送路66に沿って円滑に搬送させることができる。
また、本実施形態によれば、金属フレーム84が屈曲されているため、金属フレーム84の強度を強くすることができる。そのため、第2樹脂部材82の形状を更に安定させることができる。
また、本実施形態によれば、金属フレーム84が第2樹脂部材82の形状に合わせて曲げ加工されているため、金属フレーム84を取り付けることによる第2樹脂部材82の大型化を抑制することができる。
また、本実施形態によれば、用紙12に当接したコロ120が回転することによって、第2搬送路66を搬送される用紙12に対する抵抗を低くすることができる。これにより、用紙12が第2搬送路66に沿って円滑に搬送可能である。
また、本実施形態によれば、金属フレーム84に形成された開口129にコロ120が挿入されるため、第2樹脂部材82、各第3樹脂部材83、及び金属フレーム84の全体としての厚みを小さくできる。
また、本実施形態によれば、第2樹脂部材82に形成された開口111にコロ120が挿入されるため、第2樹脂部材82、各第3樹脂部材83、及び金属フレーム84の全体としての厚みを小さくできる。
また、本実施形態によれば、第2給送トレイ22に剛性が大きい用紙12が支持されている場合、傾斜面74が第2給送トレイ22から給送される当該剛性が大きい用紙12に押されることによって、第2案内部材72が撓むおそれがある。本実施形態によれば、各第3樹脂部材83が第2案内部材72に当接することによって、第2案内部材72の撓みを低減することができる。
また、本実施形態によれば、各第3樹脂部材83の搬送方向17の下流端部が搬送ローラ対57による用紙12の挟持位置の近傍まで延出されているため、第1搬送路65を搬送方向16へ搬送されている用紙12、及び第2搬送路66を搬送方向17へ搬送されている用紙12を、上記挟持位置へ容易に案内することができる。
[変形例]
上記実施形態では、カバー部材80は、回動することによって第1位置と第2位置との間を移動したが、回動以外によって第1位置と第2位置との間を移動してもよい。例えば、第1樹脂部材81は、前方向6へ移動することによって後方から筐体14に装着され、装着された状態から後方向7へ移動することによって筐体14から脱抜されてもよい。
また、上記実施形態では、第1樹脂部材81、第2樹脂部材82、及び各第3樹脂部材83には、リブが形成されており、当該リブの突出先端面が用紙12を案内していたが、リブが形成されていなくてもよい。この場合、例えば、各樹脂部材81、82、83における各搬送路を向く面が用紙12を案内する。
また、上記実施形態では、第3樹脂部材83にコロ120が支持されているが、コロ120は設けられていなくてもよい。この場合、コロ120が挿入される開口(第3樹脂部材832、834、836の開口123、第2樹脂部材82の開口111、及び金属フレーム84の開口129)も設けられなくてもよい。
また、上記実施形態では、金属フレーム84が2つの屈曲部84B、84Cを有していたが、金属フレーム84は屈曲部84Bまたは屈曲部84Cのいずれかのみを有していてもよいし、屈曲部84B、84Cを有していなくてもよい。
また、上記実施形態では、第1搬送路65及び第2搬送路66は湾曲していたが、湾曲していなくてもよい。この場合、第2樹脂部材82は湾曲部82Bを備えておらず、第3樹脂部材83は湾曲部83Bを備えていない。
また、第4搬送路69は、記録部24によって画像が記録された用紙12を、表裏を反転させて再び記録部24に到達させることが可能であることを条件として、図2に示されたものとは異なる構成であってもよい。例えば、分岐位置69Aが、記録部24よりも搬送方向16の上流に位置しており、合流位置69Bが、分岐位置69Aよりも搬送方向16の上流に位置していてもよい。
また、上記実施形態では、複合機10は、その下部に2つの給送トレイ(第1給送トレイ20及び第2給送トレイ22)を備えていたが、複合機10は、その下部に第1給送トレイ20のみを備えていてもよい。この場合、第2搬送路66は、両面に画像記録される用紙12の搬送にのみ使用される。つまり、両面の画像記録時に第4搬送路69を通過した用紙12が、第2搬送路66を搬送される。
また、上記実施形態では、複合機10は、用紙12の両面に画像を記録する機能を有していたが、複合機10は、用紙12の片面にのみ画像を記録するものであってもよい。この場合、複合機10は、両面に画像を記録するための部材(第2下ガイド部材36、経路切替部材41、反転ローラ対45など)を備えていなくてもよい。
また、上記実施形態では、複合機10は、背面トレイ70を備えていたが、背面トレイ70を備えていなくてもよい。
また、上記実施形態では、搬送装置は、画像記録装置の一例である複合機10においてプリント機能によって画像を記録する用紙12を搬送するための装置であった。しかし、搬送装置は、上記のような装置に限らない。例えば、搬送装置は、スキャナに設けられていてもよい。この場合、搬送装置は、スキャナによって画像を読み取られる原稿用紙を搬送する装置である。
10・・・複合機(画像記録装置)
12・・・用紙(シート)
14・・・筐体
16・・・搬送方向(第1搬送方向)
17・・・搬送方向(第2搬送方向)
65・・・第1搬送路
66・・・第2搬送路
81・・・第1樹脂部材
82・・・第2樹脂部材
83・・・第3樹脂部材
84・・・金属フレーム
117A・・・面(第4ガイド面)

Claims (13)

  1. シートが第1搬送方向へ搬送される第1搬送路、及び当該第1搬送路よりも内方に位置してシートが第2搬送方向へ搬送される第2搬送路が形成された筐体と、
    上記第1搬送路を画定する第1ガイド面を有する第1樹脂部材、上記第1ガイド面と対向し、且つ、上記第1ガイド面よりも内方において上記第1搬送路を画定する第2ガイド面を有し、上記第1樹脂部材に取り付けられた第2樹脂部材、及び上記第2搬送路を画定する第3ガイド面を有し、上記第2樹脂部材に対して上記第1樹脂部材とは反対の位置において上記第2樹脂部材に取り付けられた第3樹脂部材、を有し、上記第1搬送路及び上記第2搬送路を上記筐体の外部に対して閉塞する第1位置、及び上記第1搬送路及び上記第2搬送路を上記筐体の外部に露出させる第2位置に移動可能なガイド部材と、
    上記第2樹脂部材及び上記第3樹脂部材の間の位置において上記第2樹脂部材に取り付けられている金属フレームと、を備え、
    上記第1搬送路は、上記第1樹脂部材及び上記第2樹脂部材よりも上記第1搬送方向の下流において、上記第2搬送路と接続されており、
    上記第3樹脂部材は、上記第2樹脂部材よりも摩擦係数が小さい部材であり、
    上記第3樹脂部材の上記第2搬送方向の下流端部は、上記第1樹脂部材及び上記第2樹脂部材よりも上記第1搬送方向の下流まで延出されており、上記第1搬送路を画定する第4ガイド面を有する搬送装置。
  2. 上記第2樹脂部材は、上記第1搬送方向へ延出されており、湾曲された第1湾曲部を備え、
    上記第3樹脂部材は、上記第2搬送方向へ延出されており、上記第1湾曲部と対向する位置に上記第1湾曲部よりも曲率半径が小さい第2湾曲部を備える請求項1に記載の搬送装置。
  3. 上記金属フレームは、一枚の板で構成されており、屈曲部を有する請求項1または2に記載の搬送装置。
  4. 上記金属フレームは、一枚の板で構成されており、上記第1湾曲部及び上記第2湾曲部に対応する位置に屈曲部を有しており、上記屈曲部において上記第1湾曲部及び上記第2湾曲部が湾曲される方向へ向けて屈曲されている請求項2に記載の搬送装置。
  5. 上記第3樹脂部材によって回転可能に支持されており、上記第2搬送路へ突出しているコロを更に備え、
    上記金属フレームに上記コロが挿入される開口が形成されている請求項1から4のいずれかに記載の搬送装置。
  6. 上記第2樹脂部材に上記コロが挿入される開口が形成されている請求項5に記載の搬送装置。
  7. 上記筐体に支持されており、シートを支持するシートトレイを更に備え、
    上記筐体に、上記シートトレイから上記第1搬送路へ向けて延出されており、上記シートトレイに支持されたシートが搬送される第3搬送路が形成されており、
    上記第3搬送路は、上記第4ガイド面の上記第1搬送方向の下流端よりも上記第1搬送方向の上流において上記第1搬送路と接続されている請求項1から6のいずれかに記載の搬送装置。
  8. 上記筐体に配置されておりシートを支持する第1給送トレイと、
    上記筐体に配置されており、上記第1給送トレイの上方に位置し、シートを支持する第2給送トレイと、を更に備え、
    上記第1搬送路は、上記第1給送トレイから給送されたシートが搬送される搬送路であり、
    上記第2搬送路は、上記第2給送トレイから給送されたシートが搬送される搬送路である請求項1から7のいずれかに記載の搬送装置。
  9. 上記筐体に配置されており、上記第2給送トレイにおけるシートの支持面に対して傾斜し且つ上記第2給送トレイから給送されるシートに当接して当該シートを上記第2搬送路へ案内する傾斜面を有する案内部材を更に備え、
    上記ガイド部材が上記第1位置のときに、上記第3樹脂部材は、上記傾斜面に対して上記第2給送トレイの反対から上記案内部材に当接する請求項8に記載の搬送装置。
  10. 上記第1搬送路における上記第2搬送路との接続位置よりも上記第1搬送方向の下流に配置されており、シートを挟持して搬送するローラ対を更に備え、
    上記第3樹脂部材の上記第2搬送方向の下流端部は、上記ローラ対によるシートの挟持位置の近傍まで延出されている請求項1から9のいずれかに記載の搬送装置。
  11. 上記ガイド部材は、上記第1樹脂部材の下端部を軸として回動可能に上記筐体によって支持されている請求項1から10のいずれかに記載の搬送装置。
  12. 請求項1から11のいずれかに記載の搬送装置と、
    上記第1搬送路を搬送されるシートに画像を記録する記録部と、備える画像記録装置。
  13. 上記筐体に、上記記録部によって画像を記録されたシートの表裏を反転させるための第4搬送路が形成されており、
    上記第4搬送路は、上記第2搬送路と接続されており、
    上記第2搬送路は、上記記録部によって画像を記録されて上記第4搬送路を通過したシートが搬送される搬送路である請求項12に記載の画像記録装置。
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