JP6667281B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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本発明は、空気入りタイヤに関する。
トレッド部にタイヤ周方向に延びる複数の主溝が設けられ、2本の主溝に挟まれた陸部を有する空気入りタイヤが知られている。この空気入りタイヤにおいて、特許文献1〜3に記載されているように、陸部を従来のものよりもタイヤ径方向外側へ突出させることが提案されている。その突出の頂点の位置は、特許文献1ではタイヤ幅方向の中心側にあり、特許文献2では車両装着時の内側にあり、特許文献3では陸部のエッジ部にある。
特開2013−189121号公報 特開2005−263180号公報 特開2010−12978号公報
ところで、2本の主溝に挟まれた陸部の一方側の側壁面と他方側の側壁面とで、陸部の基準プロファイル線の法線方向に対する傾斜角が異なる空気入りタイヤが存在する。この空気入りタイヤが接地すると、陸部のうち前記傾斜角が大きい方のエッジ部付近の接地圧が他方のエッジ部付近の接地圧よりも高くなり、陸部の接地圧分布が不均一になることが知られている。陸部の接地圧分布が不均一になると、操縦安定性や転がり抵抗に悪影響が出る。
そこで本発明は、陸部の一方側の側壁面と他方側の側壁面とで、陸部の基準プロファイル線の法線方向に対する傾斜角が異なる空気入りタイヤであって、陸部の接地圧分布の不均一性が解消されたものを提供することを課題とする。
本実施形態の空気入りタイヤは、トレッド部にタイヤ周方向に延びる2本の主溝に挟まれた陸部を少なくとも2つ有し、それぞれの前記陸部において、前記陸部の一方側の側壁面と他方側の側壁面とで、前記陸部の基準プロファイル線の法線方向に対する傾斜角が異なる空気入りタイヤにおいて、それぞれの前記陸部において、前記陸部全体が前記陸部の基準プロファイル線よりタイヤ径方向外側へ突出し、その突出の頂点が、前記陸部の幅方向の中心位置よりも、前記傾斜角が小さい方の側壁面側にあり、前記陸部ごとに、一方側の側壁面の前記傾斜角と他方側の側壁面の前記傾斜角との差が異なり、一方側の側壁面の前記傾斜角と他方側の側壁面の前記傾斜角との差が大きい陸部ほど、突出の頂点から陸部の幅方向中心位置までの距離が大きく、突出の高さも大きいことを特徴とする。
本実施形態の空気入りタイヤでは、一方側の側壁面と他方側の側壁面とで傾斜角が異なる陸部が基準プロファイル線よりタイヤ径方向外側へ突出し、その突出の頂点が傾斜角の小さい方の側壁面側にあることにより、接地圧分布の不均一性が解消されている。
本実施形態の空気入りタイヤ10の幅方向断面図。 メディエイト陸部32の幅方向断面図。 (a)比較例1のメディエイト陸部132の幅方向断面図。(b)比較例2のメディエイト陸部232の幅方向断面図。
本実施形態の空気入りタイヤ10について図面に基づき説明する。なお図面は説明のために誇張されて描かれる場合がある。
図1に示す本実施形態の空気入りタイヤ10はトレッド部20を除き従来と同様の断面構造を有するものである。空気入りタイヤ10はタイヤ幅方向両側に一対のビード部を有する。ビード部は、束ねられた鋼線にゴムが被覆されたビードコアと、ビードコアのタイヤ径方向外側に設けられたゴム部材であるビードフィラーとを有する。また、空気入りタイヤ10は、一対のビード部の間でタイヤの骨格を形成するカーカスプライを備える。カーカスプライは平行に並べられた複数のプライコードがゴムで被覆されてシート状に形成されたものである。カーカスプライよりタイヤ径方向外側には複数のベルトが積層されている。ベルトは平行に並べられた複数のコードがゴムで被覆されてシート状に形成されたものである。さらに、ベルトよりタイヤ径方向外側にはベルト補強層が設けられ、ベルト補強層よりタイヤ径方向外側にはゴム製のトレッド部20が設けられている。トレッド部20の表面は接地面14である。カーカスプライのタイヤ内側にはインナーライナーが設けられている。また、カーカスプライのタイヤ幅方向両側にはサイドウォール12が設けられている。カーカスプライのタイヤ幅方向両側であって、ビード部よりタイヤ幅方向外側にあたる位置には、ゴムチェーファーが設けられている。ゴムチェーファーの上部はサイドウォール12の下部と接している。ゴムチェーファーの表面にはリムが接する。
図1に示すようにトレッド部20にはタイヤ周方向に延びる4本の主溝21、22、23、24が設けられている。そして、タイヤ幅方向中央側の2本の主溝22、23に挟まれたセンター陸部30と、タイヤ幅方向中央左側の主溝22とタイヤ幅方向左側の主溝21とに挟まれた左側のメディエイト陸部31と、タイヤ幅方向中央右側の主溝23とタイヤ幅方向右側の主溝24とに挟まれた右側のメディエイト陸部32と、タイヤ幅方向両側の主溝21、24よりタイヤ幅方向外側のショルダー陸部33、34とが形成されている。センター陸部30及びメディエイト陸部31、32は、例えば、横溝で分断されることなくタイヤ周方向に連続するリブである。
図1の左側のメディエイト陸部31及び右側のメディエイト陸部32では、一方側の側壁面と他方側の側壁面とで、基準プロファイル線Lの法線方向に対する傾斜角(以下単に「傾斜角」と言う場合がある)が異なっている。そして、陸部全体が基準プロファイル線Lよりタイヤ径方向外側へ突出し、その突出の頂点が傾斜角が小さい方の側壁面側に寄っている。
まず図2に示す右側のメディエイト陸部32について説明する。メディエイト陸部32は左側の側壁面41と、右側の側壁面42と、接地面14とにより形成されている。左側の側壁面41はメディエイト陸部32の左側の主溝23を形成する面でもあり、右側の側壁面42はメディエイト陸部32の右側の主溝24を形成する面でもある。このメディエイト陸部32において、左側の側壁面41の傾斜角αが、右側の側壁面42の傾斜角βよりも大きくなっている。ここで傾斜角とは、メディエイト陸部32の基準プロファイル線Lの法線方向に対する傾斜角のことである。
なお陸部の基準プロファイル線Lはタイヤ幅方向断面上で次のように定義される(図1参照)。まず、タイヤ赤道を有する陸部であるセンター陸部30においては、センター陸部30の幅方向の両エッジc、dと、これらと対向するメディエイト陸部31、32のエッジb、eを求め、エッジb、c、dを通る円弧とエッジc、d、eを通る円弧のうち、曲率半径の大きい方の円弧を基準プロファイル線Lとする。
またタイヤ赤道よりもタイヤ幅方向外側にある陸部(当該陸部とする)においては、当該陸部の両エッジと、当該陸部から見てタイヤ赤道側にある陸部における当該陸部側のエッジとを通る円弧を基準プロファイル線Lとする。具体的には、左側のメディエイト陸部31においては、メディエイト陸部31の幅方向の両エッジa、bと、センター陸部30のメディエイト陸部31側のエッジcを求め、エッジa、b、cを通る円弧を基準プロファイル線Lとする。また右側のメディエイト陸部32においては、メディエイト陸部32の幅方向の両エッジe、fと、センター陸部30のメディエイト陸部32側のエッジdを求め、エッジd、e、fを通る円弧を基準プロファイル線Lとする。
そして、メディエイト陸部32全体(ただし両エッジe、fを除く)が基準プロファイル線Lよりタイヤ径方向外側へ突出している。基準プロファイル線Lより突出している部分は山型となっている。そのため、基準プロファイル線Lからその法線方向に最も高く突出した点である突出の頂点44が存在する。
突出の頂点44は、メディエイト陸部32の幅方向の中心位置46よりも、傾斜角が小さい方の側壁面である右側の側壁面42側に寄っている。なお、図2の形態とは異なるが左側の側壁面41の方が傾斜角が小さい場合は、突出の頂点44は左側の側壁面41側に寄ることになる。
図2の形態において、突出の頂点44とメディエイト陸部32の幅方向の中心位置46との基準プロファイル線Lに沿った距離をX(mm)、メディエイト陸部32の幅(エッジe、f間の基準プロファイル線Lに沿った長さ)をW(mm)、左側の側壁面41の傾斜角をα(度)、右側の側壁面42の傾斜角をβ(度)、係数をtとすると、
式1:X=t×(W/2)×(α−β)/(α+β) (ただし0.8≦t≦1.2)
の関係が成立することが望ましい。式1に従えば、左側の側壁面41の傾斜角αと右側の側壁面42の傾斜角βとの差が大きいほど距離Xが大きくなる。なお係数tは任意に設定される。
また、突出の頂点44の高さ(正確には突出の頂点44の基準プロファイル線Lからその法線方向への高さ)をY(mm)、係数をuとすると、
式2:Y=u×0.5mm×{1−(β/α)} (ただし0.8≦u≦1.2)
の関係が成立することが望ましい。式2に従えば、右側の側壁面42の傾斜角βが左側の側壁面41の傾斜角αに対して小さいほど、突出の頂点44の高さYが大きくなる。なお係数uは任意に設定される。例えば係数uが1.0の場合は、突出の頂点44の高さYは0.5mmを越えない。
ところで、左右の側壁面41、42の傾斜角α、βが僅かでも異なる場合に、メディエイト陸部32を突出させ突出の頂点44を傾斜角が小さい方の側壁面42側に寄らせても良い。また、左右の側壁面41、42の傾斜角α、βの差が一定以上の場合に限って、メディエイト陸部32を突出させ突出の頂点44を傾斜角が小さい方の側壁面42側に寄らせても良い。好ましくは、左右の側壁面41、42の傾斜角α、βの差が3度以上の場合に、メディエイト陸部32を突出させ突出の頂点44を傾斜角が小さい方の側壁面42側に寄らせる。
次に左側のメディエイト陸部31について簡単に説明する。左側のメディエイト陸部31も、左側の側壁面51と右側の側壁面52と接地面14とにより形成されている。右側の側壁面52の傾斜角は、左側の側壁面51の傾斜角よりも大きくなっている。傾斜角及び基準プロファイル線の定義は上記の通りである。そして、メディエイト陸部31全体が基準プロファイル線よりタイヤ径方向外側へ突出しており、その突出の頂点が、メディエイト陸部31の幅方向の中心位置よりも、傾斜角が小さい方の側壁面である左側の側壁面51側に寄っている。詳細については右側のメディエイト陸部32と同様である。
ここで、右側のメディエイト陸部32における左右の側壁面41、42の傾斜角の差と、左側のメディエイト陸部31における左右の側壁面51、52の傾斜角の差とが異なる場合は、左右の側壁面の傾斜角の差がより大きい方のメディエイト陸部において、他方のメディエイト陸部よりも、前記距離Xや前記高さYを大きくしても良い。そのためには、例えば、メディエイト陸部31及びメディエイト陸部32において前記距離Xや前記高さYを決定するにあたり、前記係数tや前記係数uを2つのメディエイト陸部31、32に関して同じ値として、式1や式2の計算を行う。
なお、センター陸部30では、左側の側壁面54と右側の側壁面55とで傾斜角が同じである。このように左右の側壁面の傾斜角に差が無い陸部は、基準プロファイル線よりタイヤ径方向外側へ突出していても良いし、突出していなくても良い。
以上のように、メディエイト陸部31、32において右側の側壁面と左側の側壁面とで傾斜角が異なるため、そのままでは、傾斜角が小さい側壁面側のエッジ部付近の接地圧が、傾斜角が大きい側壁面側のエッジ部付近の接地圧よりも低くなり、接地圧分布に不均一性が生じる。しかし本実施形態の空気入りタイヤ10では、メディエイト陸部31、32が基準プロファイル線よりタイヤ径方向外側へ突出し、突出の頂点が傾斜角が小さい方の側壁面側にあるため、それに起因して傾斜角が小さい側壁面側のエッジ部付近の接地圧が高くなっている。その結果、メディエイト陸部31、32において、これらの幅方向の両エッジ部付近の接地圧の均衡が取れ、接地圧分布の不均一性が解消されている。
ここで、左右の側壁面の傾斜角の差が大きいほど、基準プロファイル線Lよりタイヤ径方向外側への突出が無いメディエイト陸部では接地圧分布の不均一性が大きくなる。しかし、メディエイト陸部31、32が基準プロファイル線Lよりタイヤ径方向外側へ突出し、突出の頂点とメディエイト陸部31、32の幅方向の中心位置との距離Xが、上記の式1に従って左右の側壁面の傾斜角の差に応じて長くなっていれば、左右の側壁面の傾斜角の差から生じる接地圧分布の不均一性が上手く解消される。
また、突出の頂点の高さYが、上記の式2に従って左右の側壁面の傾斜角の差に応じて高くなっていれば、左右の側壁面の傾斜角の差から生じる接地圧分布の不均一性が上手く解消される。また、突出の頂点の高さYは上記の式2に従っていれば最大でも0.5mm前後となるため、突出の頂点の高さYが高すぎることにより却って接地圧分布の不均一性が生じることを防ぐことができる。
また、左右の側壁面の傾斜角の差が3度以上の場合は、そのままでは特にメディエイト陸部31、32の接地圧分布の不均一性が生じ易いため、メディエイト陸部31、32が基準プロファイル線Lよりタイヤ径方向外側へ突出し、突出の頂点が傾斜角の小さい方の側壁面側にあることの効果が大きい。
本実施形態に対して、発明の要旨を逸脱しない範囲で、様々な変更、置換、省略等を行うことができる。例えば主溝の本数は4本に限定されず複数本であれば良い。従って2本の主溝に挟まれた陸部の数は3つに限定されない。また、2本の主溝に挟まれたいずれの陸部においても、一方側の側壁面と他方側の側壁面とで傾斜角が異なる場合は、上記実施形態におけるメディエイト陸部31、32と同様に突出させることができる。複数の陸部を突出させる場合は、一方側の側壁面と他方側の側壁面との傾斜角の差が大きい陸部ほど、突出の頂点と陸部の幅方向中心位置との距離や突出の高さを大きくしても良い。
表1に示す比較例及び実施例の空気入りタイヤの操縦安定性及び転がり抵抗を評価した。いずれの空気入りタイヤにおいても、メディエイト陸部の左右の側壁面の傾斜角に差があり、左側の側壁面の傾斜角が15度、右側の側壁面の傾斜角が8度であった。またいずれのメディエイト陸部も幅が22mmであった。またいずれのメディエイト陸部も全体が基準プロファイル線よりタイヤ径方向外側へ突出しており、突出の頂点が存在した。
図3(a)に示す比較例1の空気入りタイヤでは、突出の頂点144の位置がメディエイト陸部132の幅方向中心位置であり、突出の頂点144の高さが左右の側壁面の傾斜角の差と無関係の5mm以下の固定値であった。比較例2の空気入りタイヤでは、メディエイト陸部232における突出の頂点244の位置が傾斜角の小さい側壁面側のエッジであり、突出の頂点244の高さが左右の側壁面の傾斜角の差と無関係の5mm以下の固定値であった。実施例1の空気入りタイヤでは、突出の頂点の位置が上記の式1に従った位置であり、突出の頂点の高さが上記の式2に従った高さであった。
評価にあたっては空気入りタイヤを適正空気圧とし適正リムに装着した。ここで適正空気圧及び適正リムとは、JATMA、TRA、ETRTO等の規格に定められている内圧及び標準リムのことである。操縦安定性については、空気入りタイヤを車両に組み付け、ドライバーが運転してフィーリング評価した。そして評価結果を指数化した。指数が大きいほど操縦安定性が良いことを意味している。転がり抵抗については、転がり抵抗試験機を用いて転がり抵抗係数を測定した。そしてその結果を指数化した。指数が小さいほど転がり抵抗が良いことを意味している。
結果は表1の通りである。上記実施形態に含まれる実施例1では、操縦安定性、転がり抵抗共に比較例1より良かった。これは、比較例1の空気入りタイヤではメディエイト陸部132の接地圧分布に不均一性があるのに対し、実施例1の空気入りタイヤではこの接地圧分布の不均一性が解消されたためであると考えられる。一方比較例2では、操縦安定性、転がり抵抗共に比較例1より悪かった。この原因の1つは、メディエイト陸部232の左右のエッジでタイヤ周方向への接地長の差が大きくなったことだと考えられる。
Figure 0006667281
L…基準プロファイル線
10…空気入りタイヤ、12…サイドウォール、14…接地面、20…トレッド部、21、22、23、24…主溝、30…センター陸部、31、32…メディエイト陸部、33、34…ショルダー陸部、41、42…側壁面、44…頂点、46…中心位置、51、52、54、55…側壁面、132…メディエイト陸部、144…頂点、232…メディエイト陸部、244…頂点

Claims (3)

  1. トレッド部にタイヤ周方向に延びる2本の主溝に挟まれた陸部を少なくとも2つ有し、それぞれの前記陸部において、前記陸部の一方側の側壁面と他方側の側壁面とで、前記陸部の基準プロファイル線の法線方向に対する傾斜角が異なる空気入りタイヤにおいて、
    それぞれの前記陸部において、前記陸部全体が前記陸部の基準プロファイル線よりタイヤ径方向外側へ突出し、その突出の頂点が、前記陸部の幅方向の中心位置よりも、前記傾斜角が小さい方の側壁面側にあり、
    前記陸部ごとに、一方側の側壁面の前記傾斜角と他方側の側壁面の前記傾斜角との差が異なり、
    一方側の側壁面の前記傾斜角と他方側の側壁面の前記傾斜角との差が大きい陸部ほど、突出の頂点から陸部の幅方向中心位置までの距離が大きく、突出の高さも大きい、
    空気入りタイヤ。
  2. 前記突出の頂点と前記陸部の幅方向の中心位置との距離をX(mm)、前記陸部の幅をW(mm)、前記傾斜角が大きい方の側壁面の前記傾斜角をα(度)、前記傾斜角が小さい方の側壁面の前記傾斜角をβ(度)、係数をtとすると、
    X=t×(W/2)×(α−β)/(α+β) (ただし0.8≦t≦1.2)
    が成立する、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記突出の頂点の前記陸部の基準プロファイル線からの高さをY(mm)、前記傾斜角が大きい方の側壁面の前記傾斜角をα(度)、前記傾斜角が小さい方の側壁面の前記傾斜角をβ(度)、係数をuとすると、
    Y=u×0.5mm×{1−(β/α)} (ただし0.8≦u≦1.2)
    が成立する、請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
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